雑談<NO.443>
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| 総 合 | 目 録 | 趣意書 |
| 表題一覧表 |
| NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
| 3703 | <流行語大賞/高市首相>「働いて」を5連発/トップ10に古古古米 | シバケン | 25/12/02 |
| 3702 | <足を見れば一発でわかる>「動脈硬化・心不全・腎不全・糖尿病」リスクが高い人の特徴 | シバケン | 25/11/30 |
| 3701 | <歩き方を見れば一発でわかる>「脳梗塞・脳萎縮・認知症」リスクが高い人の決定的な特徴 | シバケン | 25/11/30 |
| 雑談NO.442 | |||
NO.3701 <歩き方を見れば一発でわかる>「脳梗塞・脳萎縮・認知症」リスクが高い人の決定的な特徴<起稿 シバケン>(25/11/30)
【シバケン】 2025/11/30 (Sun) 10:04
>前回は全身の不調がわかる「足の特徴」をお伝えした。足を見れば、心不全や腎不全、動脈硬化がわかるという菊池恭太医師(下北沢病院)の言葉に驚いた人も多かったのではないか。今回は「歩き方」に現れる“脳の異変”について取り上げる。国立環境研究所環境リスク・健康領域の谷口優主任研究員が自身の研究を含め、さまざまな報告を紹介してくれた。あなたの歩き方は大丈夫だろうか。(ジャーナリスト 笹井恵里子)
>歩き方には「脳の異変」が現れる
>歩くのが遅い人は脳卒中リスクが44%高い
>歩行速度が遅い人は、速い速度の群と比べて脳卒中リスクが44%高い(※1)――国立環境研究所環境リスク・健康領域の谷口優主任研究員がそんな衝撃的な論文を紹介する。
>「これは7件の研究データを統合し、約14万人の研究対象者と脳卒中を発症した約2000例から結論を導き出したメタ解析の報告ですが、歩行速度が最も遅い群(中央値1.6km/h)と比較して、最も速い群は(中央値5.6km/h)は、脳卒中リスクが44%低下しています。また歩行速度が1km/h増す=速くなることで脳卒中のリスクが約13%減少するとも報告されています」
>研究報告に掲載されている図を見ても、「歩行スピード」と「脳卒中の発症リスク」に直線的な相関関係があるのがわかる。
<図>
「歩行スピード」と「脳卒中の発症リスク」

>脳卒中とは脳が障害を受ける病気のことで、代表的なものに脳の血管に血栓が詰まる「脳梗塞」や、脳血管が破れる「脳出血」がある。
>なぜこのような現象が起きるのだろうか。
>「歩き方には脳の異変が現れるのです」と、谷口研究員が続ける。
(※1)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33308803/
>「脳には太い血管から細い血管まであり、例えば太い血管に血栓が詰まれば脳梗塞となって、深刻な事態につながりかねません。けれども裏を返すとそれは、“すぐわかるサイン”。一方で、細い血管に脳梗塞があっても、日常生活に影響しないことも少なくありません。実は歩幅が狭い人、小刻み歩行の人には、すでに脳梗塞が生じているリスクが高いことを示す報告もあるのです」
>歩くスピードは「歩幅」と「歩調(テンポ)」の掛け算で決まる。つまり脳梗塞があることによって歩幅が狭くなり、歩くスピードが遅くなる(歩き方に現れている)可能性が高いということだ。
>歩幅が狭い人は
>脳が萎縮している可能性
>歩幅の狭さは、「脳卒中発症のリスク」だけでなく「脳萎縮」が生じている可能性もあるという。
>「脳の表面をふち取るような神経細胞の層を『灰白質』と呼びます。白黒のX線写真で灰色に映る部分ですね。大脳の表面部分、『大脳皮質』にはいろいろな領野があるのですが、運動の司令塔である『大脳皮質運動野』に萎縮が生じると歩幅が狭くなることがわかっているのです。つまり歩幅が狭くなる、歩行速度が遅い人では、脳が萎縮している可能性があると考えられます」
>歩幅の狭い人は
>約3倍も認知機能が低下しやすい
>さらに認知症リスクにも関係する。谷口研究員は国内で65歳以上の高齢者、600人以上を対象に「歩幅」を調べ、最長4年にわたり認知機能の変化を追跡調査した。その結果、「歩幅の狭い人は広い人に比べて約3倍も認知機能が低下しやすい」という結果が得られたのだ(※2)。
>「歩くスピードは昔から研究され、特に高齢者の場合は『歩くスピードが速い人は転倒しにくく余命が長い』ことがすでに示されていました。ですがなぜ歩くスピードが健康状態と関係するのかはよくわかっていませんでした。歩くスピードは歩幅と歩調の掛け算で決まりますから、私たちは2つの要素を分けて調査を行ったのです。当時は、検査者が2人1組になり、対象者の足の動きを観察しながら距離と歩数を計測するという原始的な方法でした」
>8メートルを10歩で歩けば、1歩80センチの歩幅で歩いていることがわかる。谷口研究員らは同時に詳細な認知機能検査を実施した。その後も毎年同様に検査を行ったという。
>「そして歩幅や歩調のデータと認知機能の変化の関係を調べた結果、歩幅が広い人に比べ歩幅が狭い人の認知機能が低下するリスクがとても高かったのです。つまり脳の働きと関係するのは『歩幅』でした。その後の研究で、歩幅の狭さは認知症の発症にも深く関係していることがわかっています(※3)」
(※2)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22389458/
(※3)https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28049615/
>「歩幅が安定しない人」も要注意
>またしばらくして実験装置を購入し、一歩一歩の計測ができるようになった。
>「単純に歩幅が広いか狭いかということだけでなく、一歩一歩のばらつきが大きいことが認知機能との関係が強かったのです。例えば平均65センチの歩幅でも、突然55センチになったり、70センチになったりと、“歩幅が安定しない人”は脳内もしくは脳と足の間の神経回路のどこかで、情報のやりとりを阻害する問題が生じていると考えられます」
>さて自分の歩き方に問題があるかどうか、どのようにわかるのか。
>「横断歩道を歩くスピード」で自分の歩行速度を簡単チェック
>簡単なチェックは「歩くスピード」である。歩行スピードが遅いかどうかは、「1秒間で何メートル進めるか」で考えるとわかりやすい。前期高齢者(男性)の平均値は、1秒間に約1.1~1.5メートル進む。信号機の「青」は、点滅するまでの間に毎秒約1メートルの速度で横断歩道を渡りきれるような基準だ(実際には交通量などを加味して時間が設定されている)。そのため時間内に渡りきれなければ歩行スピードは遅いと考えられるだろう。
>「または同世代、同性の人と一緒に歩き、自分ではいつもと同じリズムで歩いているのに遅れてしまう、いつもの道を歩くのに時間がかかるようになったなどの場合、歩幅が狭くなっているかもしれません」
>歩幅の目標値は65センチ
>横断歩道の白線でチェックできる
>歩くスピードの決め手になる歩幅について、「目標値は65センチ」と谷口研究員。歩幅とは、一方の足のつま先から、もう一方の足のつま先までを指す。
>「横断歩道の白線がおよそ45センチなので、つま先を白線に合わせて次の一歩で超えられればOKです。足の大きさが25センチなら、白線の幅に足の大きさを加えた長さである歩幅は70センチとなります。また、たたんだ状態の新聞の横サイズが41センチなので、これも軽々超えられるなら、歩幅が65センチ以上はありますね」
>もちろん10メートル程度の距離を歩いて、「歩数」で割っても平均歩幅が出る。
>ここで「身長」は関係しないのか? と疑問に思う人がいるかもしれない。もちろん身長が高い、足が長ければ歩幅は広くなりやすい。けれども大事なことは「意識すれば歩幅が広げられるかどうか」「歩幅が安定しているかどうか」なのだという。
>「今の歩幅にプラス5センチ」が理想的な歩き方
>「歩幅には脳の異変が現れる。逆に言うと意識して歩幅を広くできるなら、それは“脳が正常に機能できている証し”です」
>理想的な歩き方として、「今の歩幅にプラス5センチ」を谷口研究員は提案する。
>「人にはたくさんの『予測因子』(疾患発生の危険を高める可能性がある要素のこと)があります。例えば男性・女性ということも、ある病気については予測因子になります。『年齢』も若い人に比べて高齢者のほうが病気を発症するリスクが高くなる。多くの予測因子がありますが、年齢や性別、教育年数、遺伝子などは変えられません」
>「変えられるものは『生活習慣全般』で、そのなかで『体の動き』はとても影響が大きいのです。体の動きには“その人の今後”を暗示するいろいろなメッセージがある。特に歩き方には脳の異変が現れて、歩幅が狭い人は認知症の発症リスクが高まります。そのメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、わずか5センチでも歩幅を変えることで認知症を予防する一歩になると期待しています」
>「広い歩幅で生活すること」を心がけただけで認知機能が維持・向上
>谷口研究員は2022年、NHKの番組協力によって、脳の働きに不安がある60~80代の方を12人集め、認知機能検査を行い、歩き方をアドバイスし、「広い歩幅で生活することを心がける」という緩やかな実験を行った。その1カ月後、なんと12人中8人の認知機能が維持・向上したという結果だったという。
>「残る4人の認知機能に目立った変化はなく、大きく悪化した人は1人もいませんでした。歩幅を広くすれば、認知機能を維持・向上できる可能性が高いということです」
>「歩くこと」そのものも、脳に刺激を与えている。歩く動作は、歩いた道を覚える「記憶力」、自動車が近づいていないかなど周辺に気を配る「注意力」、自分がどの方向に進んでいるかを把握する「視空間認知」など、複数の機能が必要になるからだ。だが、歩き慣れた道をトボトボ歩くのでは脳への刺激は少ないだろう。いつもより歩幅を広げ、これまで歩いたことのない道を楽しみたい。
>笹井恵里子: ノンフィクション作家・ジャーナリスト
<参考=「歩き方を見れば一発でわかる…「脳梗塞・脳萎縮・認知症」リスクが高い人の決定的な特徴」(DIAMOND)>
(25/11/28)
NO.3702 <足を見れば一発でわかる>「動脈硬化・心不全・腎不全・糖尿病」リスクが高い人の特徴<起稿 シバケン>(25/11/30)
【シバケン】 2025/11/30 (Sun) 11:09
>普段、「足」を観察することはあるだろうか。実は足の健康が全身の状態に影響を及ぼすこともあれば、全身の不調が足に現れることもあるという。足の病気に関する専門的な知識を兼ね備えた専門医が結集する「下北沢病院」院長の菊池恭太医師に、足に現れる危険な兆候を聞いた。(ジャーナリスト 笹井恵里子)
>足に現れる4つの「危ない異変」
>足がむくんだり、歩いていると足がだるかったり、またいつの間にか足に黒ずみがあったり……いずれもよくある症状だ。だがこういった症状の中に、危ないサインが隠れているという。
>「特に40代を超えてデスクワーク、もしくは立ちっぱなしの仕事をしている人、それから健康診断で脂質異常などを指摘される人は気をつけてほしい」と、下北沢病院院長の菊池恭太医師は強調する。
>下北沢病院は、整形外科や形成外科、血管外科、糖尿病内科、皮膚科など、足の病気に関する専門的な知識を兼ね備えた専門医が足のトラブルを治療する“足の総合病院”だ。
>「20代や30代はまだ若く、特別な注意は必要ない方がほとんどでしょう。また患者さんを見ていると、60代や70代も自分の年齢を自覚して、さまざまなことに気をつけている傾向にあります。ところが40代、50代は『自分は大丈夫』と思っている人が意外と多い」
>「例えば『足に静脈瘤(りゅう)(血液の逆流を防ぐ静脈弁が壊れ、血液がたまってコブのようになる状態)ができていますよ』と言うと、『えっ、私がですか』と大体みなさんびっくりした顔をするんですよね。ある程度進んでからでは治療も限られてきますし、病気認定される前の段階で気づいて予防やケアをしてほしいと思います」
>まさしく40代、デスクワークである私も「何となくまだ大丈夫」という意識があったので耳が痛い。そして菊池医師に取材しながら、そもそも私は自分の足をちゃんと見ていないことに気づいた。具体的な「危ない兆候」を言われても、自分の足の状態がわからずピンとこないのだから情けない。
>菊池医師が大きく4つの症状に分けて、病が隠れている可能性、またケアしたほうがいい足の状態を挙げてくれた。自分の足を見ながら確認してほしい。
>一つ目の異変は「足のむくみ」
かゆみ・黒ずみ・静脈瘤もむくみのサイン
>一つ目は「足のむくみ」だ。
>むくみがあるかどうかのチェックポイントは、すねの辺りを指で押して、「あと」が残るかどうか。「残る場合を圧痕性(あっこんせい)浮腫といいます」と菊池医師が説明する。
>「ほかには、かゆみがある、足からすねにかけて黒ずんでいる、茶色っぽいような色素沈着を起こしている場合は大体むくみがあります。静脈瘤(りゅう)によって血管がぼこぼこしているのもむくんでいるサインですね」
<写真1>
むくんでいる状態の足 写真提供:下北沢病院

<写真2>
静脈瘤(りゅう) 写真提供:下北沢病院

<写真3>
静脈瘤(りゅう) 写真提供:下北沢病院

<写真4>
静脈瘤(りゅう) 写真提供:下北沢病院

>両足がむくんでいたら「心不全・腎不全・肝臓や甲状腺の病」を疑う
>これらのむくみの症状は座りっぱなし、立ちっぱなしでも起こり得るが、内科的疾患によっても足がむくむという。
>「心不全や腎不全、また肝臓の疾患や甲状腺の病などの内科的な疾患がある場合に、足がむくみます。特に両方の足がむくむようなときは、内科的疾患を疑いますね。しかし正確なところは検査をしなければわかりません」
>またたとえ内科的疾患がなく、足が疲れてただむくんでいるような状態も放置しないほうがいいそうだ。
>「長時間立っている場合などの環境要因で足がむくむ。原因疾患がない、姿勢や環境によるむくみが実は非常に多く見られます。このような状態を放置していると、足にどんどん水分が溜(た)まりやすくなります」
>むくみを放置すると、足の静脈弁が壊れる可能性も……。
>「足の静脈弁は立っているときに血液が足のほうに戻ってしまうのを防ぐ働きがあるため、これが壊れると血液が逆流して静脈内に血液が溜(た)まり、静脈の壁が引き延ばされて静脈瘤(りゅう)ができてしまいます。静脈瘤(りゅう)を放っておくと、だるさや重さ、痛みなどの不快症状が出て日常生活に悪影響を及ぼしてしまうでしょう」
>むくみの解消には仰向けで足を心臓より高くする
>むくみは早めに解消すること。その手段として足をよくマッサージする、下肢を挙上するのがお勧めだ。「下肢を挙上する」とは、あおむけ寝になってクッションや台などを足の下に置き、足を心臓より少し高い位置に保つこと。こうすることで重力によって下肢の静脈血が心臓に戻る。
>また立ちっぱなし、座りっぱなしでふくらはぎの筋肉が全く働かないような環境でむくみやすくなるため、できれば30分に1回は足を動かそう。座りっぱなしの作業が続いたら時々立ち上がるか、座ったまま「かかとの上げ下げ」を行って血流を促したい。
>それでも症状が続く場合は、弾性ストッキングなどの圧迫療法が有効という。「サイズや圧の強さは、できれば医療機関で相談してほしい」と菊池医師。
>二つ目の異変は「足の色」
>動脈硬化で「ひび割れ・指の色が変化」
>さて足に現れる二つ目の危ない症状は「足の色」だ。全身の動脈硬化が進むと、“足に異変”が現れる。
>「動脈硬化とは、文字通り動脈と呼ばれる血管が硬くなったり内腔が狭くなる病気で、進行すると血流が悪くなり、虚血を引き起こす状態です。そのサインとして、足の指、基節骨の辺りに毛が全く生えていない、また足が非常にカサカサしたり、ひび割れたりしている、そして足の指の色が悪いなどが挙げられます。足の指の色が妙に赤い、白い、青いなどは健康な状態とはいえません」
<写真5>
踵(かかと)がひび割れている状態 写真提供:下北沢病院

<写真6>
踵(かかと)がカサカサしている状態 写真提供:下北沢病院

<写真7>
動脈硬化により虚血(血流が悪化)になった足 写真提供:下北沢病院

<写真8>
動脈硬化により虚血(血流が悪化)になった足 写真提供:下北沢病院

>ちなみに取材後、自分の足をまじまじと見てみたが、私は足の指に毛が全く生えていない(剃ったことは一度もない)。健康診断での数値はすべて問題ないので、加齢による老化以上に動脈硬化があるとは考えにくいが、ただ冬は足の指が冷たくなりやすいことに悩んでいた。
>最初は無症状だが傷み・しびれ、足の指が黒くなる
>菊池医師は「虚血の人は、足を保温したり、靴下を履(は)いたりして冷やさないことが大切」と話す。適度な運動習慣によって足の血流を促すような生活を心がけたい。
>足の動脈硬化が進むと、なんと最悪の状態では足の切断になりかねないという。動脈硬化が進むと血管内側が傷つき、血栓ができて血流が途絶え、上半身であれば脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞(こうそく)を起こす恐れがある。
>同じように足も、足に必要な栄養や酸素が送り届けられなくなる「閉塞(へいそく)性動脈硬化症」を発症することがあるからだ。通称、「足の心筋梗塞(こうそく)」といわれる。
>「最初は無症状ですが、だんだん歩行中に足が重だるくなったり、痛みやしびれが生じたりします。休息するとまた歩けるようになるのですが、しばらく歩くとまただるくなる。間欠性跛行(かんけつせいはこう)と言って、動脈硬化によって足の血流が低下している初期症状です」
>「やがて安静にしていても足が痛むようになり、さらに放置すると足の指が黒くなって壊疽(えそ)してしまいます。足が黒くなる状態まで進行すると元に戻りません。初期症状である長く歩くと足がだるくなる、間欠性跛行の症状が出た時点で足の動脈硬化を疑ってください」
>通常、足の動脈硬化はだんだんと進行するのだが、まれに初期症状から血栓が詰まって一気に足が壊疽することもあるというから恐ろしい。動脈硬化のリスクを持つ人(高血圧症、脂質異常症、高血糖がある人、喫煙者)は要注意だ。
>三つ目の異変は「知らないうちにできた足の傷」
>とりわけ「糖尿病」を患う人は、足に問題が起きる可能性が高いため、毎日足をチェックしたほうがいい。そこで足に現れる三つ目の危ない症状は「知らないうちにできた足の傷」だ。
>「糖尿病の人は足の感覚がなくなり、足の痛みなどを感じにくい神経障害を合併する可能性が高いのです」と、菊池医師が指摘する。
>「いつの間にか足に傷ができていて、しかもそれに気づかず、傷が大きく、深くなる恐れがあります。糖尿病の人は血行不良も合併していることがあるので、ほんの小さな切り傷でも感染が広がって重症化することがあり、深刻な事態になりかねません」
>糖尿病を抱えていた人が足の傷に気づかず左足切断
>私は以前、ゴミ屋敷の現場を取材していた際、切り傷から左足切断となった事例を見た。ゴミ屋敷を片付ける作業員のAさんが糖尿病を抱えていて、現場で釘(くぎ)を踏んで左足のかかと付近からわずかに出血したものの気づかず、数日後に発熱のため病院を受診すると切り傷からの「雑菌の混入」と診断された。
>抗生剤の点滴や患部の洗浄など懸命の治療が施されたが回復せず、Aさんの命に危険が及ぶ状態になったため、やむなく左足の大腿(だいたい)部から切断となったのだ。
>「本来、痛みは身体を守るための重要なサインです。けれども糖尿病の方は足の痛みを感じづらいので、それを自覚し、日々足を見ることが大切です」と菊池医師。
>ちょっとした靴ずれや魚の目、タコなどでも治らない創傷に発展することがよくあるという。
>四つ目の異変は「タコ」や「魚の目」
>そして持病がない人も自分の足の裏をよく確認したい。硬くなったり、赤くなったりしている部分はないだろうか。四つ目の足の症状として「タコ」や「魚の目」が挙げられる。
>角質が厚くなって盛り上がるタコも、芯が深く入り込む魚の目も、歩くと痛みを伴うことが多い。タコは広く圧がかかることでじんわりした痛みが出やすく、魚の目は円錐(すい)状の角質が深部を刺激するため鋭い痛みが出るという。深刻な病ではなくても、いずれも足に負担が集中しているアラームだ。
>「タコや魚の目があるところに、集中して負荷がかかっているということです。その原因は筋力や姿勢バランス、骨格変形、履物などさまざま。当院では足の症状に悩む方へのアドバイスはもちろん、足の変形がひどい場合には手術を提案することもあります」
>足のケアについての基本は、よく見る、十分な保湿をする、柔軟性を保つためのストレッチだ。詳しくは下北沢病院医師団がまとめた『“歩く力”を落とさない!新しい「足」のトリセツ』(日経BPマーケティング)が役に立つので参照してほしい。
>「歩くこと」は脳に刺激を与え、筋肉量を増やして、生活習慣病を予防する――全身の健康のために重要だ。
>しかしそのぶん足は私たちの体重を支え、休みなく働き、使うほどに負担も蓄積しやすい。日々足の状態を確かめ、いつまでも元気に歩ける足を保ちたい。
<参考=「「足」を見れば一発でわかる…「動脈硬化・心不全・腎不全・糖尿病」リスクが高い人の「見た目」の特徴とは?【写真あり】」(DIAMOND)>
(25/11/26)
NO.3703 <流行語大賞/高市首相>「働いて」を5連発/トップ10に古古古米<起稿 シバケン>(25/12/02)
【シバケン】 2025/12/02 (Tue) 15:24
何とまの、今年の流行語大賞、高市早苗首相が獲得<!>で、表彰式に、出席。
<表>
2025T&D保険グループ新語・流行語大賞(トップ10)

>今年の世相を映した言葉や話題になった言葉に贈る「現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」が1日発表された。大賞は高市早苗首相が自民党総裁選の直後に語った「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」と「女性首相」が選ばれた。
>ほかにトップテンに入ったのは「トランプ関税」「古古古米」「戦後80年/昭和100年」「オールドメディア」など。
>SNSのショート動画で話題になった「エッホエッホ」はフクロウのひなが懸命に走る写真と組み合わせた投稿をきっかけに、急いで何かをしなければならない様子を表す言葉として拡散した。
>国内興行収入が邦画実写作品として歴代首位になった映画「国宝」も口コミで徐々に劇場を訪れる人が増え、「国宝(観た)」がトップテン入り。クマの出没や被害の多発を受けて「緊急銃猟/クマ被害」も選出された。
<参考=「流行語大賞、高市首相「働いて働いて働いて」 トップ10に古古古米」(日本経済新聞)>
(25/12/01)