禁談奇談
−此処だけの話ー
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NO.140 選挙管理人の話(8) イヨイヨの解放間際
NO.139 閑話休題
NO.138 選挙管理人の話(7) 懇切丁寧なる市職員さん(2)
NO.137 選挙管理人の話(6) 懇切丁寧なる市職員さん(1)
NO.136 選挙管理人の話(5) バリア・フリーの話
NO.135 選挙管理人の話(4) 我が区の面々は如何に
NO.134 選挙管理人の話(3) 栄光の一番手
NO.133 選挙管理人の話(2) 歴史的総選挙に立ち会う
NO.132 選挙管理人の話(1) 輪番制での管理人
NO.131 閑話休題
NO.131 閑話休題
早くも、「夏祭り」からは三週間過ぎたです。
その間にも色々あったですが、省略してしもて。
イヨイヨ、話題の衆議院総選挙があるです。
私は投票所の管理人に指定されてます故、当日、朝の六時半には投票所に往かんならんし。一日缶詰やし。
投票日前日の十日は、夜の八時から、「敬老会」の打ち合わせやし。大抵なら、三時間。
投票日の明くる日には区長会で。矢っ張り相場が三時間で。
十四日は消防分団の訓練開始式。十五日には近在の八幡宮様の社例祭。何時間掛かるかは知らんです。
更に、十六日には、「敬老会」の打ち合わせを経て、十八日、日曜日は、「秋の環境衛生」でして。
「秋の環境衛生」行事の完了次第、我が町内会の役員会も簡単にやりまして。実は、二十五日には、「町民大運動会」がありますし。其の件が主で。
十八日の午後から、「敬老会」の準備。夜には、打ち合わせで。十九日が、「敬老会」の本番で、丸一日でと。
ホンマかいなの日程、無茶苦茶、詰まってまして。
幾ら何でも、相応に掲載端折るですが。
一番に掲載したいは、総選挙管理人の仕事。ヤロと思ても出来ませんし、どんな事になるのやらと、興味津々。
と思て、頑張るです。
(05/09/11)
NO.132 選挙管理人の話(1) 輪番制での管理人
9月11日は衆議院総選挙の日。
私は選挙の管理人として、ご当地投票所に詰めんならんです。早い話が缶詰でして。
しかるに、どんな具合になってるかとなれば。所定の投票所、近在区、町内会での輪番制です。
話簡単には、選挙毎に管理人が一名、立会人が三名、無役一名を順番に割り当てられるです。
今回の衆議院総選挙の管理人が我が区の当番に当たってまして。建前上は管理人が投票所で一番のエライさんです。
かと云うて、何にも知らん管理人さんやからにして、市職員さんのご指導の下にやるべき事をやるだけでして。
当たり前に事務的、実務的な業務、作業は市職員さんがやるですし。私等は投票所に来られたお方に挨拶してるダケ。
でも無いけれどや。
近在の区長さん四名が仲良く横並びで与えられた責務を果たしたですが。
朝の六時半から、夜の八時半までの缶詰は流石に草臥れるです。
投票所にて、市職員さんから投票率が高いとは聞いてたですが、投票所から帰宅しまして。
テレビを見てる限りでは自民党圧勝。
此れ又、事前予測で300議席に迫る勢いとか報道してたですし、一日二日で民意がコロリと変化はしません。
投票所に詰めてても、誰が誰に、どの党に投票したかは知らんし、分からんですが。内々には云うてたです。
総理大臣、首相を決める選挙であるを前提では、自民党小泉純チャンと、民主党の岡田代表を比較では民主党は負けるです。
其れもあるし、民主党は郵政民営化に寄る内紛、論議に巻き込まれてしもたです。民主党は年金問題一本で戦えばよかったのではなかろかと。
しかるに、諸般の事情によて、私の投票行動は複雑怪奇でありました。
選挙も終わった事ですし。
小選挙区では、義理と人情と、ご当地のためにも、無所属候補。イヤ、次第、次第に何としてでも、当選して戴きたいと、積極的にです。
比例区選挙は変化を求めて、民主党。
(05/09/12)
NO.133 選挙管理人の話(2) 歴史的総選挙に立ち会う
総選挙はトンでも無い結果になったです。
ホントにトンでも無いかどかは時間が経たんと分からんですし。全ては有権者の選択です。
自民党の歴史的圧勝で、296議席ですて。公明党の議席と合わせたら、絶対安定多数。三分の二以上となた故、如何なる法案でも押し通す事が出来る議席数です。
つまり、日本国の舵取りを全面的に自民党、小泉首相に委ねたです。
刺客が勝ち、郵政民営化に反対票を投じた代議士先生の多くは落選したです。野党第一党、民主党は政権交代の大きな機会を逸したです。
そして、野中広務、小泉純一郎の代理戦争と称された、京都府第四区も野中広務氏の後継者、田中英夫氏(61歳)が、自民党公認候補、中川泰宏氏(53歳)に敗退したです。其の差、156票。(75,192票、75,036票)
当選した中川氏は元八木町長で、JA京都支部会長さんですて。
しかるに、JA内では評判芳しくなかったですが。勝てば官軍、負ければ賊軍。京都右京区の大票田で稼いだですて。
田中英夫氏が勝ったとしても、自民党圧勝故、前途は厳しいけれど。選挙で負けると勝つでは大違い。
今後の地道な選挙活動をして戴くしか無いですが。応援された、亀岡市長、府会議員、市会議員さんも大変やろと。
さて、選挙結果は別として。やけど、歴史的選挙になるのは分かってたですが。
そんな選挙に立ち会えるのかと。そんな気もあったですが。
私等当番の区長さんは、朝の早くから、投票所に集合しまして。これからの長い長い時間、投票の締め切りまでの間をどするかやけれど。
予め定められたる指定の席、管理人は一人やし。迷うこと無く陣取りまして。他の皆様、立会人は三つやし。適当に席をお取りになて。
一番には、投票が終わっての、投票箱を指定の場所、開票所となる、ガレリア亀岡に持って往く人の選定です。
イヤ、基本原則、管理人である私が決める事になてるですが。そやから云うて、アンタ、往けと指示命令出来る立場でも無いです。
イヤイヤ、指示命令するのが管理人やけどです。建前上やんか。
実は、前日にも、「敬老会」の打ち合わせがあて。トアル区長さんに話をしてたですが。
一緒に往って欲しいと。
選挙管理委員会から送られて来た文書を読みまして。そんな風に読み取ったですが。投票所に来て居られる市役所の職員さんからの説明では、立会人から一人を選定。其の人が市職員さんと一緒に往くですて。
管理人である私は投票所に居てるのですて。
どちにしても、トアル区長さんに確認したら、前回も往ってるのですて。ホナラと、別の区長さんが挙手して戴きまして、往きましょかと。異議無く即決定。
(05/09/13)
NO.134 選挙管理人の話(3) 栄光の一番手
其れはソと、北海道の小熊、鈴木宗男氏も小選挙区では落選。
「新党大地」としての、比例区で当選やて。
イヤ、ご立派です。見事なまでの作戦勝ちです。内容は別として、少なくとも、私でも知ってる全国区候補です。
泡沫候補であれ、何であれ。同志を何人か擁立して。
其の親戚縁者、関係者。同窓生から、友人、知人。向かい三軒両隣は勿論の事、町内会の区長さんにも頼み込んでの、三役さん、役員さんの票、家族のまでを取り込んだら、何とかなるです。
泡沫候補にも、承知でなってくれる支援者が居たんやし。血税からくすねた資金力と共に人徳、バイタリティが無ければ出来ません。
こんな姿を見るに、国会議員さんになたら、相当なる佳い事があるのやナと。
にしても、田中英夫氏も136票差で敗退は悔しいを通り越してると、同情するです。
但し、難点は京都出身では無い事でして。産まれが広島やし。若干の抵抗感があったのでは、と思うです。
かと云うて、田中氏は自民党員で、中川氏は自民党員では無いです。
自民党員の田中氏が無所属で、自民党員でも無い中川氏は自民党公認候補として立候補。
私は自民党を応援してへんけれど。こんな無茶苦茶な手法で、郵政民営化反対者を蹴落とす自民党執行部、強いては、小泉の純チャンの考え方には異論有りです。
何を以て、自由で民主の党かと。単なる独裁唯我独尊政権やけど、勝てば官軍也。
さて、投票所で投票するに時間制限は無いです。投票を済ませたら、速やかに退出せよとはなてないです。
規定に無い故、何時間居てても佳いのやけれど。長居する人は居たはらへんです。投票さえ済ませたら、速やかに退出したはるです。
万が一にも、投票所内でウロウロしたはたら、出口はこちですと。案内されても、出てけの命令では無いです。
ウロウロは単に出口が分からんだけでして。頑として、出えへんと、主張する人は居て無かたですが。
そんな意味から、丸の一日、朝の六時半から選挙が終わるまで、居続けられるのは特権やないですか。
反対には駕籠の鳥状態で、無闇矢鱈に出られへんです。出ても、数分程度の気分転換。
特権階級では無いけど、特別待遇。
投票所には、庶務係と称するエライさん、市職員さんがお一人と、実務担当の職員さんが四名。ウチのお一人、女性職員さん、受付担当やけど。
着席するなり、ホット・コーヒーにお菓子。
暖かいお茶とか、冷茶とか。コマメに運んで戴きましての、恐縮至極。正直には其の程度は出るとは思てたですが。
必ず持参は、判子と選挙の投票整理券。
判子は日当が出るらしく、領収の際の認めのためと、その他諸々のため。整理券は当たり前に選挙権の行使のためです。
我が管轄の投票所は約1500名が該当で、大井町全体では、約5000名。
とは市職員さんとの雑談で知ったです。
さてさて、何やかやと無駄口叩いてる間にも、ボチボチ、七時近くになて来たです。
イヨイヨ、戦闘開始やけれど。
投票所の前も俄然賑やかなんです。早くも選挙人が来てるです。七時からやし、投票所の前で待ったはるですが。
丁度になった、其の瞬間にも入場、受付に並ばはりまして。
栄光の一番手の入場者には、投票箱に何も入って無い事、その他諸々の幾つもの書類に署名をさせられやはて。
イヤ、何処のお方かは知らんです。様子からして、古くからお住まいのお方です。
本来なら、管理人の責任の下に投票所を開き、投票開始やけれど。投票所の扉は最初っから開いてるし。
投票箱が空であるのを確認する。とは、戴いた書類に書いてあたですが。市職員さんが自動的にやたはるです。
戴いた書類に予め目を通してたから、何をしたはるかは分かったですが。
以降、滞り無く、投票が開始されたです。朝の早くからやし、中年、老年が殆どで、間断無くやし、投票率は高いと、実感してたです。
但し、間断も無くは午前中の事やけど。
(05/09/14)
NO.135 選挙管理人の話(4) 我が区の面々は如何に
今頃になって、自民党が勝ち過ぎなる反省、チラホラと。
かと云うて、民主党も支離滅裂で、何が云いたいのかサッパリでして。
所謂自民党の造反組と刺客、落下傘部隊と称されたる美女軍団の論戦での、送り込まれたほの弁舌は鮮やかで、迫力があて。
迎え撃つべき立候補者も受身に終始の印象を受けたです。
更には、漁夫の利であるべき民主党候補もマスコミの言葉通りに受け取ってしもて。論戦には加わってなかたです。
言語明瞭には刺客が好き勝手に相手の話を遮ってまでの必死さが伺えたですが。他の候補者は感情論であたよなで。
モと云うたら、京都府四区についても、民主党候補は誰やたかいなの名前すら出て来やへん、情けない情勢。
よ考えたら、田中、中川なる、有りふれたのではなくて、北神なる珍しい苗字。比例区で当選やけど。
一度だけ見たです。現物を洛西ニュータウンの一角で。
タマタマ、車で通りかかっただけですが。運動員多数で、聴衆皆無が印象的やたです。
どちでも佳いです。
投票所では、選挙そのものの情勢分析、予測は殆どしてなかたです。一応は第三者的立場なんやしと、避けてたのは事実やけど。最後のほでは、話題にしたです。
当たり前に話題の中心は投票状況でして。
モと正確には、何処の町内会の出足が佳いのか、悪いのか。
知らん人ばっかりやし。余所の町内会の人やなと。且つ投票を済ませて、出シナに挨拶されてる相手さんが余所の町内会の区長さん。
我が町内会はどなてるのかと。正直には、可成りの不満、不快。
タマに町内会のお方が投票に来られても、私の存在に気がついて無いのか、無視なんか。
イヤ、誰にも会釈一つセズに用事が済んだら、ササと退場が多てねえ。失礼な奴やナと。
殆どはご夫婦で来られてまして。先に突き進むご主人さんには私に気付いて戴けず。アトからの奥様に気付いて戴けて、ご挨拶戴いたりで。
私の座ってた場所が上座なんやろねえ。入り口から見たら、一番の奥ですし。
やけど、投票所の配置が悪うてねえ。全然目立たへんのですが。其れでも、一応です。選挙立会人、管理者にも会釈の一つくらいしてクレても損しやへんゾと。
私から会釈するにも、見つけてくれての事で。顔さえ向けてもくれへんかたら、何にも出来ひんやろな。
その点では、地の人はホボです。例外無くです。区長さんには挨拶したはりましたです。加えて、我々にも会釈をして戴いたりです。
そんな中、ワザワザ、探して、見つけて戴いて。ご挨拶戴いたら、ソラ、嬉しいです。
歴代区長さんはその手が多かったですし。
中には、これからの時間、長いですが、頑張って下さいネと、私にだけで無く、詰めてる区長全員にお声を掛けて戴けたりのお方もあったです。
ソラ、区長の一員として、嬉しいです。有り難いです。労を労おて戴けるのはです。区長経験者で、且つ立会人、管理人を経験してこそ出来るです。
私も従前は会釈だけです。嗚呼、区長さんが居たはるなあ。丸の一日、ご苦労様やな。大変やな。
とは思てたですが、お声は一つも掛けて無いです。
理由は簡単、掛けたらイカンみたいに思てたです。イカンとは、表現的に誤解を生じるです。
正確には、余程に親しくもなければ、区長さんにお声を掛けるのは失礼な事、不遜みたいに思てたです。
モ一つ理由があて。投票が済んでしもたら、ホとしてしもて。投票所からの出しなにハタと気がついて。
オットットの我が区の人は居たはるのかと。今年の区長さんは誰やたかいなと。見つけて、会釈一つが精一杯。
大抵なら、誰が居たはるのかも、分からんがままにお辞儀だけして、退散が関の山と思います。
ソラ、余所の区のお方が居たはるのやし。馴染みが無いのやし。投票所そのものも、投票以外に用事も無いのやし。
居たはる職員さんも初対面なんやし。一言云える状態でも無いけれど。
初対面となれば、この度の職員さんも初対面やけど。
十数時間も同じ場所に居る事になたら、話の一つもするし。親近感も出て来るし。
同志みたいなモンになりますが。
(05/09/15)
NO.136 選挙管理人の話(5) バリア・フリーの話
基本的には民主党に頑張ってもらわんとアキマセン。
頑張って戴いてもどれだけの成果、改善が成されるかは分からんですが。
其処が政治の怖い処やけれど。
一党独裁、小泉独裁政権では先が思いやられるです。
大体がです。超低金利をイツまでも継続して、庶民が戴くべき金利を金貸し屋、銀行屋に合法的に吸い上げさせて。
自分のお金を引き出すにも、手数料まで出させやがってからに。
金貸し屋は本業の貸すべき相手を選別しまして。選別は仕方が無いにしても、お商売屋さん、中小零細企業をどれだけ叩き壊したか。潰したら、気が済むのかと。
結果、金貸し屋は再生され、不良債権も消滅で、目出度し、目出度しの、ウハウハ、ワッハッハのハ。
純チャン、竹中平蔵さんに、足を向けては寝られへんです。
肝心の庶民様には感謝のお言葉一言も無しで。
さて、話のネタ、話題は一杯あるですが。とりあえずは、投票所の話です。
投票所で、物申すお方が結構居られまして。誠に以て、面白いです。イヤ、全くの仰る通りなんです。異議無しです。
投票所は和室の会議所を土足のままであがれるよにされてるですが。
バリア・フリーとするのか、スロープにされてまして。足の弱いお方に配慮が成されてますが。実際、投票者にお年寄りが多いんです。
少子高齢化が進む故、これから益々バリア・フリーの配慮が要るですが。
とあるお年寄りが投票所のスロープに差し掛かるなり、仰るには、折角のスロープやけど、手摺りが無いナと。
手摺りを使わんならん程のお方では無いですが。
イヤイヤ、お説ご尤もの、其の通りです。無理難題では無いです。午後からの話やけれど、ご家族に誘導され、抱えられ、体を支えられてまで、投票しに来られる高齢者が居たはたです。
何を隠そお、我が町内会の住人やけど。
「敬老会」行事のためもあて、お宅様には訪問してますし。状況把握してるです。
お一人様は足の具合が悪いですし、家では歩行器で以て、移動したはるです。マダマダお元気ではありますし、手摺りがあたら、便利であります。一人で歩行出来るです。云うても、順路全てには、無理やけど。
モお一人様は訪問して、正直難儀したです。(「不慣れな役員さん物語NO.10」NO.95聞き流しの単なる世間話(3)参照)
居たはるのは分かってまして。玄関の扉も開くですし、ガラガラと開けて、「ご免下さい。」
一度ならずの二度、三度の、何回もの、「ゴメンクダサイ」と、大声で。
余所のお宅様に勝手にです。敷居を跨ぐ訳にはなあ。ノコノコと、上がってしもても、出来ひんやろな。
とりあえずは怪しい者では無いですと。世間に、隣近所に、町内会にです。知らしめるべく、大声出して、正々堂々です。
イヤ、様子を見に来られるお方もあるです。誰かいなと。
チラリと覗かれるし、お辞儀をしまして。一応は区長さんやし。知ったはるやろと。しかるに、馴染みの無いお顔やたですが。
結局は別宅のご家族の処にお邪魔をしまして。斯くの然と。
イヤイヤ、ご面倒ですが、アッチのも、コッチに連絡してください。処理しますと。
所謂、新興住宅街の辛い処です。
産まれ育った処やたら、家の内部構造、熟知やし。勝手に上がり込んでしもての、世間話もしてるですが。
こんな時にしか訪問もしませんし。そもそも用事が無いです。
区長さんやから、訪問してるのでありまして。敬老の意を表してです。
前回、イツ訪問したかとなれば、十五年か二十年が経つです。早い話が体振のお役を仰せ仕りの、「町民大運動会」の選手集めで、奔走したです。何度も何度も出てクレと。一軒一軒、全戸訪問して、拝み倒したです。
実は、区長職の現在、当時の経験、知識が生きてるです。
十五年、二十年前の姿が蘇ってまして。云うたら何やけど、嗚呼、年月過ぎたナと。
斯く申す、自分自身が一番に年月過ぎたやに思うですが。歳喰たナと。
アト、十五年、二十年、生存してるのかと。生存してても、投票所に往けるのかと。
イヤ、同席の区長さんともお話し、してたです。
若いのが投票に来るのが少ないのに、お年寄りが自分の意志で来たはるのやで。頭が下がるナと。
少なくとも、其の若いの中に区長連中は含まれて無いのやナと。
(05/09/16)
NO.137 選挙管理人の話(6) 懇切丁寧なる市職員さん(1)
当たり前に投票日以前の事やけど。
お呼び出しが掛かりまして、田中英夫候補の後援会に二度出席したです。その他大勢の参加者としてです。
一度は、「ガレリア亀岡」、所謂「道の駅」です。二度目は、「生涯学習センター」なるマンションの一角の会議室。
二度共に後見人、後ろ楯の野中広務氏が応援演説されました。
私自身は野中広務氏を好きでは無いですが。其れは其れで、知名度なら充分やし。生の野中広務氏を間近で見せて戴き、生の声を聞かせて戴いたです。
そらまあ、ミー・ハーそのまんまの、テレビで何度も見てるし、馴染みがあればこそ。イツか何処かで会ったよな親近感があるです。
田中英夫候補に、左程の馴染みは無いけれど。一応は松本冨雄副議長さんの市政報告会で会おてますし。会いはしたけど、話はしてないですが。
単純明快、来て佳かったと。
野中氏の話の内容も大体は誰もが知ってる自民党の歴史的、政治的事件が中心であて。分かり易かったです。
或いは、地方、地域の声を、問題を中央に届ける役目が出来るのは田中英夫氏以外に無いですと。熱弁を振るてたです。
当事者である田中英夫候補は三人の候補者がホボ横一線で並んでる。但し京都市内、右京区での手応え、反応が今一歩。モ一歩。鼻先の差であると。
イヤ、もしかしたら、ヤヤ劣勢の苦しい状況故、右京区に親戚縁者、知人があれば、何卒電話の一本でも、して戴きまして。
田中英夫を宜しくとお願いして戴きたいですと。
居るには居てます。嵯峨嵐山に友人が居ます。右京区も探せば一杯居てるです。探さんでも居てるですが。
悪いけど、公職選挙法に基けば、選挙運動一切不可故、電話の一本、してへんですが。
田中英夫候補曰くに、小選挙区小選挙区では私を。
比例では公明党として戴きたいです。自民党とされると、自民党候補が復活当選して仕舞いますと。
私から云わせて戴ければ、小選挙区での自分に一票だけの話で充分やでと。公明党、創価学会に無縁の者からしたら、余計なお世話やないですか。
公明党票が欲しいとしても、原則、自民党公認候補に入れるに決まってるです。
田中英夫候補の熱意の籠もった演説ではあたけれど。此の辺り、大いなる不満やったです。
私は単なる無党派層です。自民党員でも、民主党員でも無いですし。公明党は問題外やし。ご参加の大多数がソと思うですが。
さて、投票所では暇でヒマで、暇でねえ。と云う程の暇でも無かったですが。
矢っ張り、投票する人が来やはたら、呆けっともしてられへんですやろな。
しかるに、私等区長さんは愛嬌振りまいてたら佳いだけやけど。シンドイのは、投票用紙交付係であて。小選挙区は投票用紙一枚やけど。
比例代表の政党名記載と、最高裁判所裁判官の国民審査の投票用紙を渡す市職員さんは二枚を一人でやたはって。
お一人、お一人様に用紙を手渡しまして。渡す都度、説明したはるです。
こちらは比例代表です。政党名を記載してください。
こちらは最高裁国民審査のです。辞めて欲しい人にバツをつけてください。
三人来たからと、三人まとめては出来ひんです。お一人、お一人様、投票者全員に手渡しの都度の説明です。
シンドイやろし、途中交代かと思たですが。昼食、夜食の時間以外はブッ通しで。
真面目、確実、ご丁寧にです。ソ云うたら、ご立派なる幕の内弁当を戴いたです。
聞き返えされたら、モ一度でも二度でも、三度でも。三度は無かったですが、根気よくです。邪魔くさいと、言葉を荒げる事も無く。終始一貫、同じ姿勢、態度で接し、言葉の繰り返しです。
少なくとも、市役所の職員さんは、昔も今も大した差は無いですが。所謂官公庁のお役人さんはチとだけやけど、偉ぶった処もあったですが。
現在でも、その他諸々のお役人は何を勘違いしてやがるのか。偉ぶってやがるけど。勿論ですが、部署でも、お人柄にも寄るけれどや。
昔となれば、下京区役所しか知らんですが。叔父も区役所の職員やたですが。
私も立場上、区の用事で亀岡市役所の色んな部署を訪問するですが。遠目でムツッとしたはるみたいやけれど、喋り出したら、見違えるです。懇切丁寧、口調柔らかです。
反対にです。遠目でニコヤカ、物腰柔らかソで。
口を開けば悪口雑言、罵詈雑言、無理難題、非常識は困るですが。
(05/09/17)
NO.138 選挙管理人の話(7) 懇切丁寧なる市職員さん(2)
選挙騒動が終わったら、民主党の立て直し論議が無くて、いきなりの代表選挙。
結果的に岡田克也氏は小泉純一郎氏に惨敗したのであて。将来的にはイザ知らず。次期首相となたら、現在の岡田克也氏では役不足とされたのであて。
民主党は世代交代か、経験かと、前原誠司氏(43歳)と菅直人氏(58歳)の一騎打ちと相成りました。
私としたら、小沢一郎氏(63歳)も加わって欲しかったです。総選挙となたら、矢っ張り、代表の知名度が要るです。
国会論戦では、小泉首相をヒッ捕まえて、離さんだけの説得力、タジタジにさせる力量が要るです。
自民党にとって、一番に厭な相手が小沢氏の筈です。
小泉さんが街頭演説に来たら、万単位での観衆、聴衆を集めたですて。対する岡田さんが百単位では、勝負に成らんがな。
最後の最後で田中真紀子氏に応援を求めたけれど。投票二三日前では手遅れやし。応援を求めてるよでは情けないし。
民主党の代表選挙で、前原氏となたですが。民主党議員も自分の事です。ハタがゴタゴタ云うても仕方が無いですが。
イヤ、岡田元代表も前原新代表も印象的には似てるです。生真面目で、真正直で、一直線は私も同類やけど、損するです。
小泉首相が如くに平然と嘘八百の云いたい放題で、スッ惚けが選挙で勝ったです。
まあ、前原新代表も何処まで大化けするのか、期待してな仕方が無いけど、タブンなら岡田氏同様、適当に誤魔化されるです。
しかるに、管理人として、投票状況を備に見てたですが。ソラ、大多数は熟慮に熟慮を重ねて清き一票を投じたはるですが。
こんな一票もあるのかと。イヤ、厳密、且つ公明正大、厳粛ですが。
投票に来られるお方に、耳が遠い。目が見難い。
自らの意志を示すに言葉が発し難い等々の諸般の事情もあるです。字を書くに不自由なお方もあるです。ご不自由が重複のお方もあるですし。
イヤ、投票所に来られたからには、須く対応せねばならぬです。
市職員さんは大変です。頭が下がるです。耳が遠い程度なら、大声で説明やけど。
目がご不自由で無い限りは投票所に掲示の候補者名簿、政党名簿を見て戴ければ分かるけどです。
自らの意志を示すに言葉を発し難く、字を書くに、ご不自由ともなれば、どされるのかと。
市職員さんが、一覧表を指し棒で示し乍ら、読み上げまして。この方とされるお方、候補者を指し棒で示して下さいと。
自らの意志を示されるまで、続行でして。失礼乍らの、一覧表も見ずに、適当に指し棒で示すお方もあるですし。
此の作業に選挙立会人が立ち会いまして。市職員さんが代筆された候補者の氏名を投票用紙に書きまして。
立会人に間違い無いですねと、確認されて。代筆された投票用紙こそはご自身で投票箱に投函となて、清き一票となるですが。
モとモとご不自由なれば、どなるかと。
イヤ、居られたです。指し棒での意思表示が難しいお方です。何度も何度も候補者名簿を読み上げて。意思表示されません故、指し棒では不可と判断。
デハと市職員さん、読み上げますから、此の方と思う処で私の腕をギュッと握って下さいと。読み上げられたですが、ギュッとが無かったのか。
再度、読み上げますと、何回繰り返されたか分からんですが。其の間にも他の投票者が来られるですし。先にお願いしますと、場所を空け。
再挑戦を何回も繰り返して。ハイ、分かりましたと。
立会人も大変です。当たり前に区長さんやけど。経験者と云うたら何やけど。市職員さんでもありますが。
ハイ、分かりましたが誰の処かを認知しんならんですし。此れで宜しいですか。宜しいです。デハ、投函してくださいと、ご本人様にです。
清き一票、最長時間が此のお方の、所要時間約二十分。別段、時計は見て無いです。決着はつくかと、様子を伺おてただけ。
(05/09/18)
NO.139 閑話休題
実は、ここ数日、スケジュールが一杯。
仕上げ、追い込みで、九月十八日は朝からバタバタのドタバタのクタクタ。
八時からは町内会の、「秋の環境衛生」で草刈りですし。立場上からも、七時半から会議所に馳せ参じまして。
会議所と倉庫を開けたり、しておいて。
十五分前の七時四十五分には役員集合。
本日の手順と役員会を開催の旨告げまして。八時には全員集合で、「秋の環境整備」の本番でして。
当たり前に、区長挨拶、アトは皆様宜しくと。
まあ、「春の環境衛生」を経験故、今回は手順も堂に入ってます。雨でも無いし、快晴やし。快晴に過ぎて、汗ダクダク。
チとだけ範囲を拡げたですが。戦力不足の場所には役員さん、組の皆様に動員を掛けるための、名実共に自転車操業。
町内中を自転車で走り廻ったです。
前回よりは長かったですが。イツもよりは三十分早く終わっての一時間半で、草刈りが終わり次第、来週日曜日に予定の、「町民大運動会」についての役員会開催ですし。
「敬老会」等々の準備の合間を縫っての作成資料をその場でコピーしまして。説明、検討、意思統一しまして。解散して。
昼一番からは、大井小学校講堂に集合、自治会役員さんと区長さんがです。集合して、明日の、「敬老会」のための会場準備。
まあ云うたら、シンドかた。早い話が荷物運び、机なんかの配置、雑用で。再度の汗ダクダクの小二時間。
夜の八時からは、区長さんが、「敬老会」にてご披露の余興の練習がありまして。
実は、過去三回、余興の打ち合わせ等々やてますが。イヨイヨの明日の本番に備えてのリハーサルなんです。
「敬老会」の準備で、折角やし、リハーサルは会場の講堂でやろとなたですが。先程、終了して帰宅です。
翌の、九月十九日は、「敬老会」の本番ですし。
全区長さんは朝の八時半に集合、設営会場にて受付をやらんならんですし。受付は自分の町内会からの出席者の受付やし。余興はしんならんですし。
招待者のお世話は当たり前ですし。
我が区、町内会は十人様が対象の、三人様が出席。ウチの一人が我が母でして。
誠に以て、憂鬱。
イヤ、区長さんの余興の内容が内容の、私は女装しんならんです。しかも、設定が二十五歳の愛人役としてです。
イヤイヤ、女装は生涯二度目です。
高校三年生の学芸会が一回目。(「単なる雑談NO.16」312.コンビニ・ダンス・ストア(22)喜劇と化した源氏物語参照)
源氏物語を演じたですが。其の役柄としての女装です。クレグレも変な趣味は無いです。
斯くなる次第で、草臥れてもて。まともな更新はチとナと。
どちにしても、お役目です。義務です。突っ走るノミです。私だけでは無いです。関係者一同、何処の区長さんも、役員さんも一緒です。
愚痴を零してる暇は無いです。
(05/09/19)
NO.140 選挙管理人の話(8) イヨイヨの解散間際
流石に、草臥れたです。
とりあえずは、「秋の環境衛生」、「敬老会」も無事に終了したですが。
総選挙からの二週間は何かとホボ連日やで。
区長会があて、「敬老会」の打ち合わせに、リハーサルは夜の遅くまでやし。諸般の行事に祭礼の、仕上げが、「敬老会」では、肉体労働もあって。打ち上げ会もありまして。
「秋の環境衛生」は二度目やし。気分的にも余裕があったですが。
「敬老会」は初めてやし。一応は参画やし。云う程大した参画でも無いですが。私なんか、所詮は一年限りの区長さんやし。新米、不慣れな役員さんやし。先輩区長さん、重鎮様のご指示、ご意向のままに、右向け右の、左向け左です。
「敬老会」は自治会の主催であるからにして、自治会の主要組織としての、区長会が全面的に協力するのであると。
反面では、お役所が主催するべきなんやけど。実務を自治会に委託してるよなモンです。流石に、「敬老会」当日には職員さんも出て来て、手伝おたはりましたが。
区長会としては、会場準備から、配膳等々の裏方さん。余興の出演、後始末をしたです。勿論やけど、主催は自治会やし、根回し等々、路線はシカリと引いてあるですし。
話簡単には作業者の一員、その他大勢。ハタマタ、区長としてのお役目、義務的問答無用の参加です。
まあ、話をするにしても、長くなる故、後回しにしまして。
衆議院総選挙の管理人の話です。云うても、管理人、立会人もヤル事に何の違いも無いですが。
違いは無いけど、お手当てに差があったです。日当が出まして。
立会人は時間給八百円やのに。有り難い事に、管理人は九百円やて。裏話をバラしても、ドオと云う事も無いです。
明細書に判子を付く際に金額明記してあて、全員ご承知です。私がタマタマの輪番制で以て、管理人になただけです。
そんな話はドでも佳いです。
色んな障害を持ったお方が選挙に来られたですが。実は近くに施設があるです。施設の職員さんが付き添いとして、車をピストン運転されて。
此の方は言葉は理解出来ます。判断出来ます。耳が遠いです等々、市職員さんには情報を伝えられてたです。
そんな中のお一人さんやけど。無事に投票を済ませまして。ニコリと喜色満面で、一言。
「これで、(当選した人が)バンザイしやはるのやなあ。」
「そおですよ。」とは、誰が返事をしたのか、忘れたですが。「そやねえ。そやねえ。バンザイしやはるのやねえ。」
シカリとテレビを見たはるです。
其れ以外の方がどかとなれば、負けず、劣らず、結構大変でして。
殊に比例区選挙と、最高裁国民審査の用紙は同じ箱に入れるですが。何処やろと、尋ねられたり。入れる場所を質問されたり。
立会人に渡そとされたり。
記帳場所に置き忘れたり。お持ち帰りされソになたりは、ご老人やけど。市職員さんが追い掛けまして。投票箱に入れて下さいと。
ホナラ、お若いのがマトモかとなれば、ソやないです。そもそもが、若いお方の出足は鈍くて、終盤間近の五時以降が多かったですが。
そんな夕方、薄暮状態になて来たら、選挙も概ね峠を越して、藪蚊との戦いとなるです。周辺暗く、投票所は明るい故で。職員さんが準備万端、蚊取り線香を方々に設置して戴いたですが。大きな蚊に相当喰われたです。襲われたです。
私なんか、一番奥まった場所、上座と云えば聞こえは佳いけど。窓際なんです。窓から蚊が一杯入って来まして。
蚊取り線香設置でチとだけマシになたですが。
イヨイヨ、終盤、周辺も真っ暗の、投票終了八時に十分前の駆け込み女性が結果的に一番の最後。
イヤ、お若い女性です。投票に来たからには、二十歳にはなたはりますが。
職員さんからのご説明に、「イヤ、どしたら佳いのやろ。」
一覧表がありますから、選んでお書きください。「嗚呼、これですか。イヤ、誰にしよ。」
次ぎは、比例区の政党名と最高裁国民審査です。
「イヤ、どしたら佳いのやろ。分からへん。」
一覧表に政党名が書いてありますので、選んで、書いてください。
「イヤ、分からへん。どしょ。何処が佳いのやろ。」
どしょ、何処がと、尋ねられて、間違おても、此処が佳いとは云えへんがな。
「イヤ、どしょ。分からへん。」
政党名は適当に。
とも、云えへんし。白紙でも佳いし。とも云えへんし。早よ決めてクレとも催促出来ひんし。
タタの一人、投票に来た女性に関係者一同注目、釘付けでして。
最高裁国民審査のは簡単でして。
「辞めさしたい方が居られませんでしたら、白紙で佳いです。」
とは、云えますし。
「ソですか。ソします。」で以て、一件落着。
斯くして、長い一日、八時には数分あったけど。
ボチボチ、余った投票用紙なんかの確認等々、市職員さんが集計をし出さはりまして。
時間丁度になたら、先程紹介の日当。関係書類に選挙管理人のサイン、押印を求められ。
或いは、選挙関係書類、一つで無いです。何種類も似たよなのを出されて、此処にサイン、此処に判子、捨て印、割り印と。
全ては庶務担当市職員さんのご指示のままです。何の書類かも見てへんです。メクラ判、全権委任のサインです。
管理人の次ぎが三名の立会人となり。順々にです。同様にして、メクラ判、全権委任のサインして。
押印の中に、二通の封筒がありまして。感触的には投票箱の鍵でして。四人が順々に封の処に押印したです。
以て、市職員さんと一緒に立会人のお一人が投票箱を開票所となてる、「ガレリア亀岡」にタクシーで向かわれるです。
タクシーは早くも、投票終了二十分前には待機してたです。
「ご苦労さんやな。何処かの投票所で用紙を間違おたらしいで。」
投票所からの出シナに、「嗚呼、タクシーも待ってるで。ボチボチやな。」
とは、最後から二番目。
今回の選挙立会人に非番の区長さんが、投票に来られての世間話で出たです。
(05/09/21)