−超個人的本音−
息子の嫁は
ハデでなく、ブスでもなく
NO.5
ハデブスNO.3 | ハデブスNO.4 | |
ハデブスNO.00 | ハデブスNO.1 | ハデブスNO.2 |
題目一覧表 |
目次
NO.50 結婚式本番(2) 親族紹介(2)
NO.49 結婚式本番(1) 親族紹介(1)
NO.48 結婚式当日(4) 家族紹介待ちの部屋
NO.47 結婚式当日(3) ホテル内をウロウロ(2)
NO.46 結婚式当日(2) ホテル内をウロウロ(1)
NO.45 結婚式当日(1) 感無量
NO.44 結婚式間近(8) 臨戦態勢突入
NO.43 結婚式間近(7) サテの、本番間近
NO.42 結婚式間近(6) 新郎新婦のご両親様
NO.41 結婚式間近(5) 総数八十一名様
NO.41 結婚式間近(5) 参加者様実に八十一名様
ここ数日、極めて寒いです。
朝一番には白いモノがチラと降ってたりしまして。
デデデの、結婚式関連のその他諸々、ありまして。サプライズでと、とあるお方に頼まれたり。
サプライズ故、現段階では何をの、掲載不可のもありまして。これが、結構時間喰たりして。
イヤイヤ、デデデの、四国の姪からです。メール、一発、あのなあと。
新郎父(しんろうちち)の挨拶、そんなに悩まんでもと。深く考えんでもと。兄貴の時も、簡単やったでと。気持ちが伝わったらええのやでと。式場の人も余り長くは好ましく無いと云うてたでと。
分かってるワイ。
とは、返事してへんですが。
原案作成、確かに、短くが宜しいですと。出来れば、五百字以内でと。Webで調べた範囲でも、ソ書いてあったです。お二人さんも、簡単でええでと、云うですし。
五百字となれば、原稿用紙で、一枚と一寸なんやと。推敲に推敲重ね。
とまではしてへんですが。ザっとの、文面化で、原稿用紙で、五枚になっててねえ。パソコン入力、今時便利やねえ。書式、様式、チャンとあるですし。一太郎でです。
読み直すとなあ。こんな事まで触れんでもと。省略、省略にての、二枚程度に納めたですが。五百字程度となれば、型通りの挨拶だけで終わって仕舞う。
と、までも云わへんけれど。個性を出してる暇も無いです。
確かに、余計な話は触れんでもと、思うです。
細々な話をしてても、第三者には分からんし。分からしめるに、説明のための、説明しててもナと。ドチミチ、其処まで平常心、保ってられへんです。
元々が平常心、保つがシンドイですのにと。イザ、出番也と、一気加勢で以て、言葉を出せるは一分程度。文字数、二百字程度。其処から、更に、三倍なるは、並大抵で無いです。
思い出すです。
一年前です。隣の町内会、小金岐の八幡宮様の新年祭に区長として、お招き与りまして。乾杯の音頭、頼まれたですが。ナカナカに大変です。
一寸した、冗談的、余談なるも、構想してたですが。とてもや無いけど、云うてられへんかったです。構想、端折り、ハショリの、殆ど省略、型通りのご挨拶。
でも、無いけれどや。干支の話もしたけれどや。戌年、私は年男です。且つは、シバケンですと。
では、「皆様のご健勝とご多幸を祈願で、乾杯。」の、決まり文句で終わったですが。
(「我輩は区長也NO.25」NO.241年末警戒(3)新年祭での乾杯の音頭参照)
聞いてたお方は、ご立派でした。お上手な挨拶でしたですと。ホンマかいな。嘘やろナと。
内実、何を喋るツモリであったかは、当人にしか、分からんです。且つは、誰もマトモに聞いてへんですと。
前段、喋り出して暫くしたら、乾杯の準備、こっちがマダやで。あっちがと。シンとしてたは最初だけ。再び、シンとした頃には、こっちが保ってられへんしで、乾杯に入ったですが。
イヤイヤ、正直云うて、相当なる反復、練習してたです。原稿用紙で何枚かまでは、分からんです。原稿用紙にしてへんしで。喋るべきの、全文、当然の暗記、暗唱出来てたです。我がホーム・ページの宣伝までしたろかと。余計な事まで、練ってたですが。アカンなあ。挨拶途中で変更、中止。辞めとこと。
しかるに、町内会を代表してての、我が恥なるは、町内会の恥なるゾと。コレが余計なんやけど。
分かっててもナ。実際、やるほは気楽になんか、なれへんのや。実際問題、トチってられへんですやんか。トチリは一度も無いけれどや。
只ナ、自分でシモタと思う箇所あらば、尾を引くです。気持ちを立て直すが難しいです。
この辺りが、慣れてるとするのか、度胸のある人との差かと。正直云うて、今期区長、挨拶お上手です。其の点だけは、大したモンと、認めてるです。
斯くなる次第で、平成17年度、区長としての、佳き経験積めたです。
これが無ければ、もっと、大変やけど。されどの、経験突入の、「期首総会」から、やってるけれどや。その際、原稿用紙にしまして。何度も音読。矢っ張り、全文、暗唱、イザの本番に備えてたですが。
総会での出席者、何名様かと。少なくとも、議決の出来るの過半数には軽くの、達してたですし。委任状も含めてやけど。
実質、ご参加、六十名と一寸かと。
イヤイヤ、此度の結婚披露宴の参加者数、何とまの、八十一名様やで。よお、やるナと。
大体は五十から、六十名なるが、普通でして。八十一名参加のなんか、知らんです。出席者の殆どが、学校、会社の友人やけどです。
イヤ、声掛けして、参加了承、沢山の方が来て戴けるは有り難い事です。其れだけのお付き合いがあったんやし。お付き合いがあっても、結婚式の披露宴に来て頂戴。ハイ、承知の関係なるは、ナカナカでして。
イヤイヤ、デデデの、余り細々、推敲しててもナと。実際、聞いたはるのは、前段と最後だけ。中身なんか、挨拶終わった瞬間にも忘れたはるです。
イヤ、そんな意味なら、義兄の新郎父の挨拶にしたって、結果、マイクにゴツンだけが記憶に残って、アトは全然やけど。マイクにゴツンも失態とは見てへんですし。ヒヤリとしただけでしてと。
結果、成る程の、後日の話題になっての、結構やナと。ゴツンが無ければ、話題にもならんです。
しかるに、何です。考えたらです。
披露宴にお越し戴いたる皆様には、ビール瓶片手、ご挨拶に回らんならんですやんか。其の際にでも、個別に余談、雑談、御礼申し上げるになるですしと。結果的には、最後の新郎父挨拶なんか、形式なんやでと。
思えば、チと気楽になるかなあと。イヤ、実際、そですしと。
さりとて、そんなにジクリと廻ってられへんですやんか。人数が人数やしと。
されどの、私等夫婦、お二人さんを除外で七十七名と相成るですがと。それでも、七十七名様やで。
(07/03/21)
NO.42 結婚式間近(6) 新郎新婦のご両親様
春分の日、お彼岸の日。
ホナラのオハギをばと。若菜屋にチと寄りまして。
イヤ、大入り満員。オハギで、大入り満員でも無いけれどや。入った限りはと。買い求めての、お仏壇にお供えさせて戴いたです。
しかるに、「ボタモチ」、「オハギ」は何が違うかとなればの、どっちも一緒の、「ボタモチ」なら、「牡丹」の花に似てるからと。「オハギ」は、「萩」から来てる。
との事やけど。ホナラの季節に関係やけど。お店でも、区別をしてへんですし。昔なら、家で造ったですが。今でも造るお宅もあるですが。
イヤイヤ、デデデの、結婚披露宴の進行予定表も、見せてクレと。お二人さんにです。
先日の日曜日の話やけれど。
ソラ、どんな具合に進行するのかと。さもなくば、突然にも、司会者にご指名されたら、動転するですしと。当たり前に、最後のホとは、知ってるけれどや。イツが最後か分からんですやんか。心準備も要るですしと。
且つは、イツご挨拶に廻るかと。
祝辞を戴いてる真っ最中、余興の真っ直中でやで。テーブル廻りの、ご挨拶方々も失礼千万。万死に値は大袈裟やけど。一寸ナと。
準備万端、一生懸命にやって戴いてるお方になあと。
ホナラの、そんな時間があるのかと。
イヤ、途中には、食事時間、約の三十分があるですて。其の間にもと。三十分で廻れるかどかがあるですが。ホナラのホナラで、折角の料理、喰う間がなあと。
やけど、立場上、仕方が無いのかなあと。
加えて、お色直しの時間があるですて。一応は、其の間も、参加者各位様に、ご挨拶出来るナと。多少は食べる間もと。
デデデの、どのテーブルには、どんな関係の人がと。何せの、十人用のが九つやで。本来ならば、或る程度は知り合い同士をまとめても、キッチリとは、出来ひんしで。
されどの、ブッチャケ(ブチ明け)たる話、一テーブル、ン万円やて。何でもお金に絡んで来るしで、バカにはならんですし。多少はナと。仕方が無いですと、結果テーブル、九つになったですが。十にするか、九つかで悩んだですて。
其れでも、テーブル、七十九人で九つやから、結構、空きもあるです。
イヤイヤ、式場も大きな部屋を確保出来てるです。してるですと。へえ、佳かったなあと。
或る意味、大きな部屋故、席を埋めるにお二人さん、頑張ったかと。イヤ、知らんですが。全てはご当人判断です。
ソラなあ、色んなのに参加させて戴いてるです。部屋の半分しか、テーブル無かったりの。されどの違和感無かったです。広くてええナ。ユッタリしてるナと。
私は単純思考、そのまま故。参加者数も特には、気にもしてへんかったです。色んな形態、諸般の事情もあるです。
そんな事より、ご招待されたら、光栄、参加するに意義有りでして。
イヤイヤ、ソ云うたら、私等は新郎、新婦のご両親様にご挨拶して貰たかいナと。イヤ、義兄には要らんけれどや。先方、花嫁さんのご両親にです。或いは、その他諸々の披露宴にてです。
変な話、記憶に無いです。されどの、私自身凝っともしてへんかったですが。カメラ・マンもチラとダケはしてたですしと。
イヤ、会社関係、友人、従兄弟のなら、大抵なら、カメラ・マンに徹してたですが。フィルム、二三本準備で、アトでの現像代で、ビクリしたりして。
トイレにも一回や二回は往ったかなあで、席も外したしと。まあ、その他大勢なら気楽ですしと。
もしかしたら、して戴いてても、記憶から飛んでしもたかと。
云うたら、ご両親がご挨拶に廻ったはる姿があったか、無かったのかも、気にさえしてへんかったナと。
大体が、皆様、ウロウロしたはるですやんか。主人公なるは、新郎、新婦。特には新婦さんで、他は添え物。他と変わった事でもあったら、覚えてるですが。そで無い限りはなあ。
ご両親が廻ったはっても、分からへんです。気もつかんです。ご両親にしたって、誰が誰と分かってへんし。席に居てへんからと、改めての廻ったはらへんですし。そんな事、して戴く必要も無いです。
まあ、云うたら、最低限の、主賓だけは忘れずにと、だけでして。
そもそもが、結婚式に呼ばれても、知ってる人は数人でして。大多数は知らん人やしナ。
此度の結婚式にしたって、我が親族なら承知やけれど。先方様のご両親知ってるけれどや。親族知らんし。息子の友達も一人か二人ならやけど。
確実に覚えてるは、一人だけ。何回か家に来てくれてるしで。其れ以外でも、二度会おてるし。話もしたし。
そで無い限りの一回だけなら、チラだけで。こんにちは。いらっしゃいの一言程度で、ジロジロとは顔も見てへんし。話されもしん限りは、敢えての、してへんですし。
変に気を使わせてもナと。
我が結婚披露宴の際には、始まる直前、我が両親、関係各位にお辞儀、挨拶してたですし。嗚呼、してくれてるナと。有り難うと、様子を見てたですが。本番披露宴ではどであったか、コレ又、記憶から飛んでるです。
云うたら、自分の事で、精一杯ですやんか。
もっと云うたら、私の時には、誰が親族代表で挨拶したかと。してもろてへんゾと。仲人さんを立てた故、もしかしての、仲人さんが御礼の挨拶してくれたかと。
イヤ、此度は仲人さん、立ててへんです。最近は立てへんのが普通みたいでねえ。昔は頼まれ仲人さんでも、立てたですが。
とか、思てる間にも、日はドンドン経ちの、切迫しまして。ホントに気忙しくなって来たです。
四国からは、当日着る衣装を送って来たし。イヤ、前日朝、何時かには、都ホテルに持ち込まんならんですて。着付けを頼んでるしで。
ホナラで、二十三日には、持ち込むよにの心づもり、予定にしてと。元々、してるけれどや。
デデデの諸事万端、三月、期末ともなれば、結婚式以外にも、色んな話が舞い込みまして。
イヤイヤ、此処で今、掲載するはしいひんですが。しかるべくの、場で掲載予定にしてるけれどや。
(07/03/22)
NO.43 結婚式間近(7) サテの、本番間近
ホントに日が経つのが早いです。
アっと云う間にスグ間近。
やのに、都合悪くも、チと風邪気味。朝から、ご本の、五本の、ゴホゴホ、ゴッホンと。
喉がチと痛いです。熱は無いです。葛根湯一発と思てましたら、早(はや)、無いですて。へえと、そんなに沢山と。嫁はんが、飲んでしもたですて。イヤ、一袋だけ余ってまして。戴いたですが。一箱、二箱や無いです。何箱かまでは知らんですが。数えてないし。
其れだけでは、不安、アトが困る故、一つ買い求めたですが。三日分、九袋で、千円で僅かなるお釣りやて。二男の特別販売でしか、買おてられへんナと。
マダマダ、本格的では無いですし。喉飴でも何とかなる段階でと。されどの、飴も甘くは見てられへんです。お腹も膨れるしと。
かと云うて、ホントに引いてしもたら、大変やし。
とか、思い乍らも、飴と葛根湯で押し通すツモリなれどです。晩には、ゴッホン程度に収まってるですが。
デデデの、結局の処、春分の日には、構想錬り直すも出来ず。練習出来ず。イヤ、諸般の事情、朝一番から色々あってと。別途に話をするですがと。
一日、空けての、一夜明けての、練習、してみたですが。まあ、反射的にも、文言出るよにはなってるですが。平常心故でしてと。喉飴みたいに、甘くは見てへんです。
デデデの、何です。私が主人公でも無いですのにと。
何でこんなに心落ち着かんのか。緊張しんならんのかと。
まあ、当事者は結婚式を控えて、嬉しいが先行ですし。待ちに待ったる当日やし。私等には、出番があっての、挨拶しんならんですし。彼奴等にも出番はあるですが。
親としての、挨拶にて、失言あったらアカンなと。失言するよな中身でないけれどや。その他諸々あるですしと。
私の場合、一番の危険は失語症。特には、人名なんか、咄嗟に出て来いひん事があるです。人名なんか、出すツモリは無いけれどや。似たよなので、社名があるです。安全見て、辞めとこかと思たりも。
イヤ、下手に敬称、省いてしもたりしたら、失礼やしで。最初にお断りの手もあるけれどや。お断りを忘れてしもたりでと。まあ、忘れても動じひん事やなあと。そのまま、葛根湯と喉飴で、押し通せの、元々、入れんとこと。違和感、感じさせんよにやれば佳いですと。
そんな具合に変更するから、仁王立ちになるのかナと。なった経験無いけれどや。小柄小心小身にての、仁王立ちも可笑しいけれどや。
イヤイヤ、デデデの、慣れてるとするのか、人前で喋るに動じて無いお方はむしろ、沢山喋りたい。喋らせてクレで。喋るを楽しんだはるです。
場合により、余計な話をドンドンしやはりましての。ツマらん駄洒落、聞きとも無い自慢話までもを披露されまして。イヤ、ツマらんでも、堂々の、出せるだけ大したモンやけど。
云うたら、自分の世界に浸ったはって。話の中身をご自身で判断、評価したはるです。其れが強味でもあるですが。
要は、話の筋道、道理、理屈に大間違い、全然気にもセズ。間違おたら、間違おたで、イヤ、失礼と、軽く、修正したはるです。
イヤイヤ、ご立派と、高く評価してるです。その余裕がなあと。且つは、一々、細々、批判されてもなあ。見解の相違であっての、聞いてる人も、スグにも霧散するですしと。
そんな大層なる話でもあらへんしで。
デデデの何です。原稿をばどしよかと。無くても出来るけれどや。平常心前提であっての、こんな場の、自信過剰は危険が一杯、頓挫したら、大変やしと。ええ恰好しんでも、安全見て、あったホがと、思たりも。
イヤ、準備しとかへんかったら、イザの時に役立たんですし。プリント・アウトしとくけれどや。
イヤ、振り返れば、一体全体、イツから上がり症、恐怖症になったかと。意識過剰に陥るよになったかと。
イヤイヤ、昔っから、上がり症は上がり症の、意識過剰は過剰やったけれどや。此処まででは無かったです。さりとて、出たがり、出しゃばりでも無かったけれどや。
人前で喋ったりは、左程に抵抗無かったです。発表会で発表もしたし、させられたし。会議、打ち合わせも仕切ってたり、仕切らせられたりで。イヤ、苦も無くやってたですが。
別段に発表等々で、大恥かいた事もあらへんし。会議は揉めても、喧嘩はしてへんしと。云うてもなあ。発表会なんかは資料を作成、示し乍らやし。会議も相応の資料が準備もしてあるしで。
大体が人前で云々、深くは考えてへんかったですが。若き日の勢いかと。年々、責任を感じる故かと。歳やナと。
云うたら、結婚披露宴なんかで、喋るの文言、資料なんか配らへんやんかと。
斯くなる次第、あれこれ、ガタガタ考えてても仕方が無いです。イザの本番間近。どにでもなるワイと。
失敗したら、スマンノオと。誰に謝るも出来ひんけれどや。さあ、殺せ。
とも、云えへんし。成るよに、成るです。成るよにしか、成らんです。
と、思といて、サア、寝るです。お休みやす。
(07/03/23)
NO.44 結婚式間近(8) 臨戦態勢突入
ホナラ、お休みやすと。
寝る体制、寝床には入ったけれどや。寝ても居てられへんで。マンジリとも出来ず。
イヤ、夜の十二時頃やで。息子が、これから帰ると。嫁はんにやけれど。連絡あって。
そんな時間からやったら、軽くの三時ですやんか。イヤイヤ、連絡のあった時刻には起きてたですが。且つは来る予定になってたですが。
諸般の事情、式前日の、二十三日は色んな用事もあるですし。臨戦態勢突入ですやんか。
イヤ、殆ど、戦争状態。見掛けは静かやけれどや。待った無しやし。
所定の時刻までには、都ホテルに衣装を運んだり。一番に肝心の、結婚式費用の一部とするのか、大部分の、分かってる範囲の見積りの、切りの佳い金額、払い込むとか。
四国からの面々との食事も計画やしと。
あの娘(こ)も、諸般の予定で実家に戻ってと。四国の面々との食事に、来る予定は無いですが。前日に余りにウロウロもしてられへんしで。
とりあえず、何時に着くのか分からんのに、起きてるのもナと、横になってただけで。物音にて、帰って来たのは分かったですが。起きるも邪魔くさいし。寝てたですが。風邪も心配やしで。
暫くしてから、部屋にトントンとノックで入って来まして。帰ったしナと。お帰りと、返事をしまして。ホッとして、寝付いたですが。
大体が息子はこんな調子で、時間的概念がなあ。
何かあっても困るし、大変やし。こっちも心配やし。イザの時には、出る心ヅモリも要るですやんか。グスリと、夢の世界に居てられへんですやんかと。
デデデの明くる日、二十三日やけど。
まあ、風邪もなあ。佳く分からんです。朝一番、ご本の、五本の、ゴホゴホ、ゴッホンは同じやし。喉がチと痛いも一緒やけれど。とりあえずは、重症にもなってへんし。昨日よりは、チとダケ、気分的感覚的に、マシかいナと。
されどの、葛根湯、喉飴はシッカリとと。
ホナラの嫁はんと二人で、ご本の、五本、ゴホゴホ、ゴッホンとはしてられへんし。今日の内にでも、モ一発、二発でも、調達しとこかと。
本番当日、都ホテルでやで。喉が痛い。風邪がと。
葛根湯、喉飴どこかと、探してられへんですやんか。
デデデの何です。最早の今日だけですし。挨拶の文言、錬るのがです。
ソラ、反復してても、すんなりの場合もあれば、多少の引っ掛かる部分もあるですし。引っ掛かるとは、細かな云い廻しがです。何故か、すんなり、文言、出て来いひん箇所もあるですし。間を置けば、出るですが。
チと修正加えたりの、表現変更したり、削除をしたりと。
云うても、本番にて、どんな具合にするか、なるかも、其の場にならんと分からんけれどや。分かる範囲で、云い易いよにと。しとかんとと。
云うたら、普段の文言とは違うしなあ。文学的でも無いけれどや。お目出度い場での、忌み嫌われるのは絶対にやし。入れてへんけれどや。原稿から脱線、余計な事喋ってしもてと。
イヤイヤ、ネタは山程あるけれどです。
結婚式なるは、息子、あの娘(こ)にとっての、人生最大の行事ですやんか。思い出深いモノですやんか。出来る事はしてやらんとと。
イヤ、本日、此処までにしとくです。気忙しいです。明日、二十四日、本番、朝も早いです。
一人、シコシコ、パソコン、ゴタゴタやってる場合で無いです。アノナアと、顰蹙買うです。
イヤイヤ、此の文面、二十三日、朝一番。
でも無くての、家を出る直前、作成しただけでして。
(07/03/24)
NO.45 結婚式当日(1) 感無量
結婚披露宴で新郎父(しんろうちち)が斯程に気疲れするとは思わなんだです。
ソラ、予測はしてるですが。こんなにはナと。小身小心、短足、小者故かと。されどの、世の新郎父、沢山居たはるですやんかと。我れ一人で無いですと。皆様、大したモンやと、ご尊敬申し上げるです。
イヤ、新婦父(しんぷちち)も、両母も同じと思うけれどや。
特には、新婦父は挨拶あるだけにナと。何の準備も無くは無いですしと。外見、分からんだけでしてと。
デデデの何です。ご来賓ご挨拶なんか聞いてましたら、流石になあと。場慣れしたはるなあ。お上手やなあと、聞き入ってたです。
加えて、乾杯の音頭、ご挨拶も流石で、定型的をズバリとです。矢っ張りなあと。ソであるべきと。
イヤ、私なんかの、新郎父挨拶なんか、最後のほやしなあ。イツ出番か。イツかと。大体は分かってるですが。案外に先なんや。
当たり前に、式次第進行、刻一刻と出番差し迫ってるは分かるです。料理の中身でも感じてるですが。余りジックリとは喰てへんですが。
オトトのトット、最後のデザート、コーヒーにケーキが出たゾ。イヨイヨの最後やなあと。出番超接近と。
イヤイヤ、その他、お友達のパフォーマンス、出し物にしたって、大したモンですし。云うたら、原稿無しでやったはるですし。
さりとて、我が挨拶にて、下手に失敗、失言も出来ひんしと。最後の最後まで、原稿朗読でやるのか、無しでかを迷いツツの、頭の中での反復、気はそっちで、手には持っても恥にはならんゾと。反対には、衆目の中での、原稿片手での朗読、挨拶なんか、した経験無いですしと。
イザの出番、結果的には持っての挨拶決断したです。
イヤ、持ってても、読むので無いです。クドイけど、原稿用紙、二枚やで。覚えてるですと。されどの、平常心がナと。一点の失敗無く、やれる自信は無いです。されどの、只、お守りみたいに、手には持ってと。
持ってても、結果、目にはしてへんかったですが。一部、矢っ張りの処で失語症にはなったですが。変な話、予測の場所やったですしと。
云うたら、当然乍らの、相当なる緊張したは紛れも無い事実であってと。
自分で分かってたです。イツもの事です。全身、ガタガタ震てたですが。言葉は震てへんです。
結果を先に云うてしもたら、意味合い理解の誰か分からんですが、会場から、アハハのハと。
親族代表の挨拶の時、或る意味、シンと音が聞こえるよな、衆目注視、ご拝聴するべきの場での、アハハのハは失礼千万のと。
なるよな場でやで。ヤッタと。変な話、思た瞬間、私に緊張走ったです。分かる人が居たかと。分かってくれたかと。通じたかと。嬉しいナと。
イヤ、笑いを取れるは思てなかったですしと。一人でも、笑って戴ければ万歳也と。お笑い芸人でも無いのやしと。笑わせるツモリで無くとも、冗談半分、本気半分の、正直なる文言の時です。
イヤイヤ、クドクド、考えず。全員に分かるは無理を承知の、一人でも結構。中身分かるお方が居たらと。其れで佳しと。押し通したです。
しかるに、内容全てを分からんでも、結構の、意味合いなら、聞いて戴いた中の数人でもが、ウンと、成る程と。我が意図、最終的に理解して戴ければ結構也と。
どおせ、マトモに聞いてくれてへんですと。
イヤイヤ、そんな難しい内容の挨拶では無いけれどや。クドクド、延々蕩々の、事細かなる、背景説明してられへんですやんか。原稿用紙二枚やで。ビッシリの字を詰めての二枚では無いです。決まり文句含めての、空きスキの、所要時間、推定、二分半。
最後の新郎新婦、両家両親に寄る処の、お見送りの際、「感動しました。」
との、お言葉頂戴したです。誰かは知らんです。息子の友人とは分かるです。同年配の男の子やしで。アハハのハが彼かどかも分からんです。イヤ、嬉しいです。
姪二人も佳かったでと。ホンマかいなと。嬉しい事をと。
妹の婿はんも、佳かったナと。云うべきを云わはったと。上がってたは分かってたと。
一時、一瞬、崩れそなと、ヒヤリとしたと。されど、完全に持ち直さはって、パフォーマンスまでと。イヤ、其の通りです。
パフォーマンスとまではナ。異図も計画もしてへんです。されど、単純明快、気持ちが行動に出ただけです。基本原則なら、原稿通り。
臆せず、省略セズの。前段延べの、中段省略での、後段で絞めでは、単なる通り一遍の眠たくなるよなの、挨拶ダケで終わって仕舞うです。中段、一旦突入してしもたら、変な場所での省略したら、サッパリの意味不明になるです。そのための、お二人さんのための、原稿作成なんやしと。
イヤ、原稿は手には持ってたですが。見てへんです。途中で見られる物でも無いですが。
デデデの、当日、朝一番、車二台。二男は私の車で、嫁はんと、母を載せて。女性陣は、頭をやって貰わんならんし。着付けも要るしで。私は長男と一緒に、長男の新車Noahにてと。
二台の理由は、私等は当日、帰宅やけれど。お二人さんは、都ホテルで一泊故と。明日、お墓参りをしてから、我が家に来る故と。
案外に早く着いたです。予定は遅くともの、六時半には出発と考えてたですが。ヤヤ遅くになって、六時四十五分。まあ、朝も早いのやしと。されどの、一時間十五分で着くのかと。安全を見ての、京都縦貫道を利用したですが。最初っから、京都縦貫道路の利用は計算してたですが。
途中、私等はコンビニに寄っての、タバコ、ソルマックなんかを買い求めたですが。急ぐの組では無い故でと。
タバコはなあ。ホテルに自動販売機が一切見当たらんからであって。ビジネス・ホテルと違うは此の点かと。
イヤ、ホテル内は式前日見聞したです。迷路みたいな、ホテル内をです。ホテルでは、義兄夫婦、義姉一家の四国組にも会えましたし。
イヤイヤ、携帯電話なるは、ホントに便利です。今、何処。ホテル。今、駐車場。へえ、ホナラのロビーにてと。云うてる間に、こっちが、駐車場に出てしもての、其処で会えたですが。
結果、そのまま、ホテルにチェック・インで。四国組ご一同様とご一緒にての、予定、予約の、「がんこ三条本店」へと。
イヤイヤ、話戻しての、コンビニでの、ソルマックはなあ。
長男が欲しいと。悪酔い対策ですて。披露宴、二次会にて、呑まされたら、大変と。呑まされるは、覚悟やしと。強くも無いですしと。
風邪はなあ。当日、朝一番から、忘れてたです。忘れても無いですが。葛根湯一発、小物入れに入れたですが。飲み忘れたです。
喉飴は家を出しなに一発。アトはスッカリ忘れたです。喉飴そのものは、一応、嫁はんが保管してたですが。
家を出発にて、イヨイヨやなあと思いましての、都ホテルに着いたら、別世界に突入。気分的にです。
イヤ、女性陣は八時から、相応の場所での準備やけれど。男はなあ。九時からなんですて。控え室とするのか。一時、待合い場所が分かるのが。
着替える場所も分かってへんのです。新郎様も、父もです。此処で云う控え室、待合い場所、加えての、着替え室とは、所謂の、新郎一家の、「控え室」では無いです。其れまでの待機場所とするべきかの部屋なんです。云うても、ホテルの一室やけど。
云うたら、サッパリ、分からんです。
四国組は前日から来てるですし。一泊してるですし。着いた段階より、行動共にしたですが。
イヤ、先発組、二男は、七時半に都ホテルに着いたですて。携帯電話で連絡あったです。へえ、早いナと。
云うてる私等も七時五十分には着いたですが。マズは、着付け組の場所、「ビューティ・サロン・ピュア」に顔出しの、着いたでと連絡。
男が居ててもなあやしと。九時までは、四国組の部屋は承知故。お早う御座いますと。時刻まで居座って。
イヤイヤ、チャペルでの式は十一時なんです。披露宴は十二時からなんです。
(07/03/25)
NO.46 結婚式当日(2) ホテル内をウロウロ(1)
天気予報では、当日、昼からは確率高いの、傘マーク。
午前中でも降水確率60%。
イヤ、あの娘(こ)は、雨女ですて。何かある。何処かへ往くとなれば、雨なんですて。
云うたら、其の年産まれの子が雨につきまとわれるのか。
とも、思うけれど。そんな雨女が友人として、式に沢山の出席なんやで。まあ、降るなあと。まあ、降っても、一つの思い出ですと。降らへんかったら、まあ、佳かったナと。
思てたですが。案の定降ったです。本格的には、チャペルでの式のアトやけど。矢っ張りなあと。
デデデの、何です。
出だしの挨拶文言、コレはなあ。終始一貫、一緒です。でも無くての、基本は一緒でも、何カ所かを悩んでたです。
「本日、お忙しい処、某と某の結婚披露宴にご出席戴き、有り難う御座いました。
某、某、両家を代表しまして、一言、ご挨拶申し上げます。
私、某の父、健雄と申します。宜しくお願い致します。」
最初の二つの某なるは、当然乍らのお二人さんの名であって。
次なる某なるは、当家と先方の姓でして。姓の順番どしよかと。細かな事で、悩んでたです。悩むとする程でも無いけれどや。婿側最初で、嫁側アトで佳いですが。分かってるけれどや。婿側父が述べるからには、先方様への敬意を表すべきと。原稿原文、定型なれどです。
どちみちの、聞いてるお方は、どっちが先でも、気にしたはらへんけれど。イザの本番、飛んでしもての、ええ、ンの、何家やったかと。失語症にでも陥ったら、大問題、大失態やけど。
矢っ張り、馴染みがマダマダ薄い故でと。旧知の知り合いにも無いですと。さりとて、聞いた事の無い、珍しい苗字でも無いですがと。
もっと、正直告白するです。
我が子の名を出す際の慣例、通則、長男が出たら、二男の名が反射的です。
音読、頭の中での反復練習の際も、ツイツイと。長男、二男の名が出てしもてと。又かと、修正してたです。
其れこそ、花嫁さんの名を取り違えるになればの、失礼なる話です。出だし、一発目からの、名を間違いの、要注意箇所は此処ですと。
そもそもが、其の娘(こ)、当人、面前にても、何とか子、さん、チャンとの、名を呼んで無いです。云うたら、一切、名を出さずに、誤魔化してるです。
言語明瞭の、初対面以来、呼び名をどするべきかで、悩んでるです。
我が息子の嫁故、呼び捨てにするが、基本原則、当たり前と思てるです。されど、呼び捨てにする程にはなあと。マダ、名に慣れてへんです。
ソラ、甥、姪なんか、全員、呼び捨てですやんか。時々ならば、君、チャンとしてるけれどや。四国義姉の長男なるは、我が息子共よりも、年配、兄貴格故での、君付けする事、あるけれどや。要は呼び捨てが通例やしで、且つは名で呼んで、違和感全然あらへんけれどや。
それこその、我が子みたいな感覚でもあるですしと。ホナラの、此の娘(こ)こそは、名実共に我が娘になるですがと。
云うたら、当人がソバに居ての、公然としての、名を呼び。且つは、呼び捨てにするは、此の、親族代表の挨拶なるが、最初になるです。
イヤ、なったですが。
もっと、もと、云うたら、従来からしての、女の子を名で呼ぶは姪以外、無かったです。娘が居てへんからであっての、同級生、会社の子なんかやったら、姓やろな。名で呼ぶの習性無かったですし。
ホナラの嫁はんはとなれば、お互いにです。名で呼んでへんです。
斯くなる次第の、不安材料だけを並べ上げたらばの、際限なしになるですが。
マズは、出だし。声が出る事なるゾと。反対には、上ずってしもたら、アカンぞと。どもってしもたら、如何すると。失語症なんかの問題以前なるゾと。
イヤ、実際には困ったです。予想外の演出あった故で。進行表にもあったですが。見てへんです。記憶してへんです。自分の出番が最大の関心事、故の、他は適当の、コレがあったら、次やでと。其の程度の認識ですがな。
ソラ、結婚披露宴です。盛り上げ、盛り上げの、精一杯の、コレでもか、コレでもかの、感涙誘うを目的としやがっての、演出効果満点。
こっちは、当事者なんやしナと。只でさえ、感情露わの、修行不足の生身の人間でと。
イヤイヤ、デデデの話を戻しての、当日朝ですやんか。
九時まで何にもあらへんしと、ホテルの一室、四国組の部屋に居座ってましたら、姪がなあ。現れまして。イヤ、隣の部屋に居てたですが。
一応はなあ。女性なんやしで。男が無遠慮に入室も出来ひんしで。男ばっかりの三人の居てる部屋にはノックもセズに入ったですが。
イヤイヤ、ドアは閉めてへんかったです。半開きで、まあ云うたら、イツでもドゾ。ご遠慮無くの体制故で。
同じくの、半開き故の、姪が音も無くの、スと入って来たですが。
まあ、云うたら、可愛らしい恰好してまして。可愛らしいとするのか、こんな場、結婚式でこその、恰好でして。今時、常平生(つねへいぜい)でもの、肌も露わのが居てるけれどや。
何処のお嬢様かと、見まごうばかりの出で立ちでと。化粧もなあ。ナカナカの出来映え、感心したですが。
イヤ、男性諸氏、家族、親戚やけれど。冷やかされっぱなしでありましてと。可愛いナと。ホントに可愛い故でと。
デデデの何です。ボチボチと。
九時接近故の十分前やしと。待つ6階の部屋から、1階ロビーに降りましてと。案内係のお方にお会いしまして。新郎、及び父の着替えの場所へと。
大体が貸衣装やし。男なんかは自分で着替えをしんならんですし。貸衣装も何処にあるのか知らんのやしで。
私はお初のモーニング姿に変身ですしと。
全員にての、荷物諸々手に手に、持ち出し、降りまして。ソラ、部屋は宿泊用やし。引き払らわんならんですしで。
されどの案内役、マダでして。十分程度待ったかの、ラシキのご婦人現れましての、ホナラのご案内申し上げますと。
往った先なるは、11階。
6階から、1階に。今度は、11階と、上がったり、下がったり。又、上がったりと、相成ったですが。
(07/03/26)
NO.47 結婚式当日(3) ホテル内をウロウロ(2)
昨日、日曜日、ユラリと来たです。
イヤ、瞬時は目眩(めまい)かと。頭、クラのクラ。体、フワリ、フワと感じた故で。何にもしてへんのに、困ったナと。何か悪い兆候かと。単純明快には、脳溢血とか、脳梗塞の、要は脳味噌周辺、関係の異常かと。ホンマやで。そんなに若くも無いのやしと。
問題は、家族に迷惑掛かるなと。私の理想、寿命なんか、どでも佳いです。一気、あの世へ送り届けてクレと。案内人付きです。閻魔大王でも何でも結構。大体が、方向音痴故で。迷子にでもなって、現世に出没したら、ハタ迷惑と。
イヤイヤ、次なる瞬間には、地震やでと。気がついたですが。気がついて、云うたら何です。ホとしたですが。更なる次の瞬間、どの程度かと。又、来るのかと。
思たですが、其れ一回やったです。
早速にも、テレビをつけたなら、震源地、能登半島と。次第に情報あって、震度6ですて。死者まで出てと。大変なる地震やないですか。
云うたら、遠く離れた、我が家もユラリとしたんやし。モっと云うたら、何ですが。
結婚式当日、雨程度で佳かったです。雪でも、嵐でも結構です。何でも結構でも、制限付きの、槍に鉄砲、地震、台風、天変地異は困るですが。とりあえずは、無事終了したです。
其の夜には、町内会の、「期末総会」ありまして。前期区長として、会計監査報告させて戴き、お役ご免と相成ったです。まあ、その話は別途にしまして。
デデデの、何です。結婚式が終わり、二男は一泊してまして。
日曜日の昼の12時頃には出たいと。京都で用事がある故でと。
されどの兄は帰って来るのやろかと。帰って来る予定やけれど。まあ、イツになるのか、分からんでと。都ホテルのチェック・アウトは11時やけれど。疲れて寝てる可能性大やしなあと。
其れでもなあ。限度一杯の、11時まで居てると、思わんですが。弟が家に居るは知ってる筈やしと。
とりあえずは、披露宴が終わってから、二次会があったのやしと。加えて、明くるの、日曜日には、お墓参りも往っとけよと。お彼岸でもあるし。ご先祖様には結婚式、目出度くと、ご報告申し上げときなさいと。
其れでもなあ。お墓は円山公園のソバやしナ。都ホテルからなら、十分程度なんやで。行動、一々監視も干渉もしてへんですが。ホンマになあと。
一応は、お二人さん、一旦は、我が家に戻る事にはなってるけれどや。一旦やしナ。時間も何も知らんのやと。モ一発、ホンマになあと。何処へ往く用事があるのかと。
云うたら、当日のご祝儀、祝い袋は預かってるですしと。金額、幾らあるのか知らんけれどや。確認もお二人さん、立ち会いとするのか、居てる場が佳いに決まってるですしと。要らんなら、ソ云うてくれたら、有り難く戴いたるですが。
イヤイヤ、デデデの、二男は富山高岡やし。震源地に近いです。北陸自動車道路が封鎖とか。そっち方面の鉄道運行見合わせとかで。
同僚からは、携帯電話で安否確認あったりで。イヤ、今実家。亀岡やしと。ええ、同僚やなあと。
兄とは、電話でチラと話をしまして。ホナラ、往くしと。マダ、ホテルで、これから、駐車場を出る処でと。そんなモン、待ってられへんしで。
結果、二男、夜の十一時頃に着いたとかで。イヤイヤ、クドイけれどの、途中京都で用事を済ませてるですが。部屋の中、特に異常無しと。佳かったなあ。とは、嫁はんとの会話であってと。私はハタで聞いてるだけでと。常の男親とはこんな程度の処遇であってと。
まあ、次回、五月の連休、今度は四国の姪の結婚式に来るですが。
四日故です。
云うたら、お目出度続きなんです。
デデデの、何です。
此処からは、順々、順番にです。出来る限りやけれど。親族代表挨拶文言アトにしてと。
余りに先行したら、面白く無いですしと。あくまでも、其のツモリでと。フイと気が変わるは得意技故。
イヤイヤ、デデデの、話を戻しましての、結婚式当日、式直前の、九時頃の話です。式は十一時で。披露宴なるは、十二時からでして。
いやもお、話簡単、大変、要領サッパリ分からんで。何分のこんな立場での結婚式、初体験故で。そんな事、無関係に、一歩先が分からんです。
入った部屋も、案外に狭いです。まあ云うたら、都ホテルの、ダブルの客室を着替えのための場所として提供して戴いてと。或いは、待機場所なんかいナと。そやけど、或る意味、ベッドは不要の邪魔でして。
云うても、着替えも出来る場なんやしと。そやけど、親族一同にしたって、其処しか居場所が無いですやんか。
変にホテル内を探索、お散歩も出来ひんやろな。イツ、お呼び出しが掛かるかも分からんのやし。往くに何処かも知らんのやしで。下手にウロウロされたら、連絡も大変。迷子になられたら、尚大変。時間に間に合わんです。何の時間か。当面、親族紹介、並びに、記念の写真撮影。
結局は、宿泊客が居て無い客室が判明、整理、準備してからしか、場所が決められへんのかと。
或いは、当日、大安吉日、結婚式が多いのかと。イヤ、実際、多かったです。方々にて、往く処、往く処にラシキ恰好、礼服、着物のご婦人が居たはって。
先方、花嫁側の親族ならば、知らん顔、無視も出来ひんやろなと、一々、ご尊顔、チラと見たですが。全然知らん人ばっかりでと。
もしかして、敢えての場所を替えてるのかと。異常接近せぬよにと。イヤ、話としたら、両家、衝立一枚と聞いてるですが。新郎、息子からやけど。ホナラの、入った段階ででも、ご挨拶にと。心ヅモリはしてるですが。ソラなあ、全然知らんでも無いのやし。衝立の向こう側の、声だけ聞いてての、知らん振りも出来ません。どっちが先に挨拶するかなんかの下らん事は考えてへんです。知ったら即です。問答無用。
デデデの何です。
そんな場所でも無いですし。客室ですし。着替えがなあと。部屋には誰が居たかの、親族一同では無くての、一部、六人居たですが。荷物も一旦入れましてと。イヤ、本日一日、ご自由に、お使い下さい。
との事ですし、一安心。
コレが一時間とか、二時間とされたら、四国組の荷物をどするかで、困るですが。式が終わってからの、着替えもあるですやんかと。
まあ、此の部屋で、結構みたいでと。そやけど、新郎除外で、15人やで。云うても、成るよにしか成らんですが。
イヤイヤ、部屋がなあ。暑うてねえ。季節柄の、時期的にです。気温が中途半端でねえ。暖房はトンでも無いし。冷房はなあ。利かへんしで。冷房も、一寸だけでええのやけれどと。
暑うて、暑うてと。されどの、真夏でも無いのやけれど。人数居てるし、暑いのもあるですがと。
デデデの何です。
私、新郎父の着替えはと。貸衣装は何処にあるのかと。部屋に一式、二式と、準備してあるですと。クローゼットに入ってますと。私のがです。私のなら、一着だけで結構ですが。
新郎のは、チャンとしてあってと。
案内のお方が云うに、九時半には着替えをお願い致しますと。九時半ねえ。十五分しかあらへんやんか。云うとくけれどの、モーニングなんか、初体験なんやで。高島屋の貸衣装の処で一度着たけれど。覚えてますかいなと。
其処に滋賀の妹の長男、現在東京在住の甥が携帯電話に電話して来て。何処に往ったらと。何処へて、此処にと。11階の何号室にと。
「1102」で、「柴田家」と書いてあるしと。来てクレと。
迎えに行ってられへんわと。
までは、云うてへんです。
イヤ、ネクタイなるは縞模様ので。されど、準備不要の、貸衣装として、付いてますしで。手袋は消耗品故と、実費でのご提供となります。五百円ですが、どされますか。持ってませんので、宜しくと。ハイ、承知の、お付けしときますと。話成立の筈が見つからんでねえ。
困ったなあ。持って来てへんしで。どないすると。
案内のご婦人も、クローゼットに有りますので。
ダケで一切の説明あらへんのやで。そして、九時半にはと云い残して、サと消えてもて。取り残された私は泣けて来るです。時間があらへんやんかと。まさかのスーツでと、云う訳にはナ。単なる友人、知人、その他大勢では無いのやしと。
息子、新郎殿は、チャンとあるしで、着替えてしもて。ホナラとお先にと、部屋を出て往ったですが。何処には知らんけれどや。
丁度の其処に着付け、ヘア・スタイルの終わった女性陣と、滋賀組が一緒に入って来まして。モと大変。部屋の中がです。暑うてねえ。
イヤイヤ、そんな筈はと、貸衣装のカバーのポケットを調べたならば、あったなあ。或る意味、其処にしか、探す場所が無い故でして。されどの、カバーにポケットがあるなんか、知りませんがな。一言、云うてクレと。まあ、見つかったら、ええのやけれど。
イヤ、絶対に有るゾと。有る筈と。カバーを触りまくったら、分厚い箇所を発見しただけでして。まあ云うたら、その他大勢、辛いです。右も左も、自分の事も分からへんです。
ネクタイ、ズボン吊りに、手袋発見、佳かったナと。
されどの、どんな具合に着るのかと。嫁はんに手伝おてもろての、何とか着られたですが。九時半までに何とかなったですが。
着られたら、着られたで、ロビーか、部屋かで待機しててクレと。誰が聞いたか、伝わって来たです。
ホナラのロビーに往きましょかと。1階に降りて。親族一同、全員です。往ったら往ったで、何処其処へと。ご案内致しますと。担当のお方がです。担当も、一々違うのやで。
要は、家族紹介のための部屋に入る前の部屋なんですて。此処で待機してて下さいと。ヤヤコシイなと。
クドイけれど。順番待ちです。多分です。
先の事は一切、知らんのです。此の部屋には衝立もあらへんしと。話が違うしナと。ホナラのイツ、衝立の部屋になるのかと。イヤ、衝立のある部屋なんか、最後の最後まで無かったゾと。
親族紹介なら、無事でも無く、衝立の無い一室にて、やったですが。
(07/03/27)
NO.48 結婚式当日(4) 家族紹介待ちの部屋
イヤマア、参ったです。
一日遅れ、二日遅れならマダしもの、三日遅れで来たです。ドカっと、疲れが出て来たです。
しかるに、三日遅れかいナと。我れ乍らの、歳やナと。
イヤイヤ、眠いだけです。肩が凝ったよな感じの、体が気(け)だるいだけです。喉の痛いは忘れてるです。咳も出てへんです。葛根湯も結婚式に持参の一服、そのまま残ってるです。云うたら、飲めるよな気分的余裕も無かったですが。持ってたのさえを忘れたもあるですが。
肩もなあ。凝ってても、感じひんほなんですが。如何にも凝ってましてと。
気持ちの張り、緊張感が無くなってしもて。嗚呼、終わったかと。目前の大きな目標過ぎてしもてと。
オトトのトットのトの、忘れてならじの、精算がなあと。怖いナと。お返しも考えんならんしと。
イヤ、ご祝儀だけのお方のです。コレがなあ。結構多いんです。特には、四国組の預かって来たのがです。ビックリするよな数で、金額でと。流石は地元、産まれ育った地です。周辺全てが親戚みたいなモンですしと。有り難いナと。
私等、現在唯今、新興住宅街でしてと。既に、二十六、七年経ってるけれどや。
イヤイヤ、先の通りで、ご丁寧にも戴いたですが。柴田の親戚筋にも、叔父以外には伝えてへんです。叔父からは、ご祝儀書留にて、送ってクレたですが。
余りに気を使わせるのもナと。他は遠慮したです。近くならばやけれど。皆様、遠いですしと。我が柴田の血の繋がりの濃いのが、生きてタラやけど。末の叔父しか残ってへんですしと。従兄弟まではナと。加えて、諸般の事情もあるですしと。
親戚廻りもなあ。実は五月にも、我が親父の十七年があるですしと。その際にでもと。お披露目をと。ご挨拶をばと。其れもなあ。諸般の事情も絡んで、どなるかと。
ソラ、当たり前にです。同居なら当然。
別居であっても、親戚筋、実家のご近所様は廻るべきなれどです。現に廻ったはるお宅様も居たはるです。日本古来、美風、習慣、習わし故でと。挨拶されてて、次回会おて、何処の人。知らんゾ。
とはナと。
云うたら、私も厳父になり切れへんです。別居であっても、近くならやけれど。何分の神戸は遠いのもあるしと。
されどの、少なくとも、知っとくべきと思うです。更なる、自分の子に対し、伝えるべきは伝えて当然。親が知らんなら、伝えるに伝えられへんし。余所様がされて、そんな事、何でしやはるのかと。
では、困るです。人間社会、義理と人情、慣習、近所付き合い大切でしてと。
しかるに、何です。日曜日の話です。お昼前、二男は、ホナラと家を出まして。
何時やな。三時か、四時頃です。お二人さん到着。
到着したけど、お疲れでして。新郎殿、長男、横になって寝てしもて。新婦様もチとご気分がと。昨日の今日ので、さもありなんの、疲れたんやナと。遠慮セズに横になれと。
云うたら、何やけど。私等も起きてても仕方が無いしで、寝たですが。櫓炬燵でです。まともには寝てへんけれどや。横にはなったですが。
デデデの、全員、起きたら、五時頃でしての、ホナラ、どする。チと見に往くとするのか、先週からの懸案事項、オアツラエの枕をばと。
イヤイヤ、快眠、爆睡出来るの、耳鳴りに効果、イビキにもの、枕です。大袈裟には、体型、寝てるの姿勢に合わせた人間工学的々の枕です。チと処か、相当に高いですが。此の際と。どちみち、散財してるですしと。清水の舞台から飛び降りるの決心、何度もしてるですしと。
しかるに、我が耳鳴りには効果無し。
イヤ、往くになったですが。我が推定所要時間、往復時間を含めての、三時間。八木やし、遠くでは無いけど、出来合のと違うしなあ。計測しんならんしで。説明もあるですしと。
云うたら、夜の八時から、私は町内会の、「期末総会」があるですし。只の出席なら始末書で無くての、委任状でも佳いけれどや。
会計監査報告しんならんです。下手にご一行様と一緒に出たなら、遅刻の可能性あっての、ども成らんです。
とかの、心配したですが。ご同伴の一員には入ってへんみたいで。嫁はん一人、道案内兼務の仲立ち役でと。
どするの確認、お声を掛けて戴いても、五時からの出発では時間的に無理故での、斯くなる次第で御座候でと、ご辞退申し上げの。
我が予定なら、突然に降って湧(わ)いたで無くの、チャンと、先週から云うてるですしで。
イヤイヤ、実際問題、しかるべくの、夕食も喰て仕舞わんならんですし。簡単ではあっても、無言では済まされへんしで。一応の準備、報告文言、決まり文句の台詞も要るですしで。
案の定です。ご一行様三名様、戻って来たは七時半過ぎ。当たり前に、モ、ボチボチの時間やしと。帰って来たと、入れ違いにて、会議所に向かいましてと。
総会も無事に終了の、一時間後、戻って来ましたならばの、キッチリ、丁度の、ご祝儀一覧、集計出来てましての。
よって、中身知らんのですが。最大の関心事、当然乍らの、結論的々の、差額は幾らと。イヤ、大差があるみたいな感じやけれど。マダマダ、要り用あるですしと。
計算、集計完了での、嫁はん、ホナラの、早めにお風呂にでもと。お二人様にです。嗚呼、ソかいナと。矢っ張りナと。様子からしての、一泊するツモリやったかと、思いきやの、しいひんですて。
あのなあと。
本番、昨日の今日ですやんか。主人公様、新郎新婦様、全世界共通、人生最大の行事、結婚式の話題に華が咲き乱れての、喜色満面、時間忘れてしもてと。そんなに盛り上がってる最中。
オトトのトットで、会議所に中座で悪いナと。
なるよに、思てたですが。アトで、ホンのチラと結婚式の話もしたですが。全く出えへんかったら、異星人、宇宙人かと。
しかるに、何です。私は持ち越し、三日目での疲労感が、流石にお二人さんはお若いです。明くる日には疲れが出ての、一、二時間も寝たらの回復かと。
デデデの、何です。式当日、九時半頃の話です。
椅子とテーブルだけの、比較的広い部屋。照明、明るくは無く、極めて、落ち着いたるお部屋に通されて。但しの、衝立は無かったですし。親族紹介、此処とも違うみたいやナと。
しかるに、入れ替わりの立ち替わりの、最初は昆布茶を、女性スタッフが。持って来てくれて。美味かったです。人心地が付いたです。部屋の暑いのを我慢してたしで。自動販売機はあらへんしで。
「親族紹介まで暫くお待ち下さい。」と。
へえ、此処でやるのか。何処でかと。されどの、そんな雰囲気の部屋でも無いのやけれどと。
今度は、男性スタッフが来まして。私が担当致しますと、何を担当かは知らんですが。アトで、披露宴と分かったですが。名刺を差し出しまして。両手で押し戴きの、チラと見ての、ン。
もしかしてと、老眼の目で再確認の、オトトのトットの、「息子と同じ名前ですわ。」
「ハイ、新郎様とは、同じ歳産まれです。宜しく、お願い致します。」
まあ、云うたら、同じ歳でも、余所様はシッカリとするのか、年上に見えたですが。同じ故に、一発で顔も名前も覚えたですが。
云うたら、何ですが。此度の、都ホテルでの、ブライダル・コンサルタントの女性が妹と同姓同名。年齢違うけれどや。
妹なる表現したら、如何にも、若ソに聞こえるですが。私がン歳、還暦やしナ。イヤイヤ、結構離れてるけれどや。十歳も離れてへんしで、五十代やしナと。
コンサルタントの女性はお若いですがと。
実は、偶然にも、式前日、嫁はんと息子と三人、都ホテル内にて、バタリと遭遇したです。当たり前に私は知らんですが。ササと先頭、歩いてましたら、息子から、「お父さん。」と呼び止められて。此のお方が、コンサルタントと。
予め聞いてたです。担当のお方は、「叔母ちゃんと、同姓同名やで。」と。
よて、ご挨拶したです。イヤ、「私の妹と同姓同名なんですと。」
イヤ、ナカナカに利発、美形です。背が高(たか)あてねえ。私が低いだけやけど。宜しくお願い致しますとダケでして。
事程左様に希しきご縁と。
(07/03/28)
NO.49 結婚式本番(1) 親族紹介(1)
三月も末。
桜が咲くには、チとだけ早いですが。観光地、京都は人で一杯。
そやけどなあ。イツも思うです。躾がなあ。なってへんなあ。悪化の一途やなあと。
妙齢の餓鬼メス共、ドのつくブス共。カップルなんかが、アイスクリームなんかを頬張り乍らの天下の大道、闊歩はなあ。お里が知れるです。情けないです。
親も何の教育もしてへんのやと。見せる見本が無い処か、もっと酷かったり。爺さん婆さん、輪を掛けてと。
大体が、日本人の美徳なるは、恥じらいの心が基本であって。綺麗なオベベで着飾っても。お化粧しても、美形であっても、ええ恰好しててもアカンです。頭の中は、ドブスです。
顔にドブスと書いて、首にバカのプラカード、ぶら下げて。チンドン屋宜しく、歩いてるよなモンでと。チンドン屋は商売やけど。
実際、バカ丸出しでと。其れが分からんのは、周囲が一緒のバカ、ドブス故でと。
まさかの、ペット・ボトル片手、ラッパ呑み。モ片ほの手には、アイスクリームで、恰好佳い筈無いですやんか。
女性らしくの、シャナリ、シャナリは、出来て一分、保たんです。ガニ股、外股、お店の看板、蹴飛ばしましてと。目立って、目立って、腹が立つノリと。
こんな、バカでドブスの餓鬼メス共が将来母になるかと思たらゾとするです。自分の餓鬼だけに、止めといてクレと。
勇気あらば、高島屋でやってみいナ。誰も咎(とが)めもしませんが。不親切故で。ホットケ、ホットケと。
イヤ、一升瓶のラッパ呑みは豪傑、酒豪の代名詞。言葉を替えたら、常識知らず、無教養、キチガイ、アルコール中毒の代名詞。
ペット・ボトルは一升瓶とは違うけれど。似たよなモンです。どっちにしたって、恰好佳くは無いですしと。
云うたら、常識あるカップルならば、邪魔になるよな場所ではお手々繋(つな)いでへんです。繋いでても、対向者が来たら、配慮しての、道を譲りの、避けてくれるです。まあ、数は少ないですがと。アホ・カップル、多い故でと。
ペット・ボトルも手にはしてへんし。アイスクリームは論外でして。喰たりの、飲むなら、しかるべき場所で、ユックリ、落ち着いてと。
そんな、カップル目立たんですが。発見したら、ホと安堵するです。希少価値で、親の躾がええのやナと。
イヤイヤ、デデデの、親族紹介待ちの部屋にてです。
誰かから、親族紹介、私等にもしてクレと。
ソやなあと。予行演習兼ねての、しとかんとと。其れこそ、一覧表、何度か確認、見てるですが。暗唱、音読、精読してへんです。全員、承知故でして。
ホナラの自信有りかと、問われたならば、平常心なら問題無し。されどの、矢っ張りなあ、当日、相当なる緊張感、気持ち、高ぶってるです。
都ホテルのスタッフも何かと、新郎様のお父様ですかと、ご丁寧に挨拶に来てくれやはるですしで。ボケっともしてられへんしで。無愛想なる対応もナと。相手様が一人や二人で無くの、何の担当かも分からんし。
今までにも親族としての結婚式にも参加をさせて戴いてるですが。要領全然違うのや。親族紹介待ちの部屋にしたって、どなってるのかと。
今まで、どであったかとなれば、言語明瞭の、「何とか家、何とか家の控え室」としてあるですやんか。衝立があったかどかまで覚えてへんですが。其処にさえ入ったらと。
此度、「柴田家」としてあったは、最初の着替えをした室だけなんやで。先方のは見当たらんナと。探しても居てへんけれどや。自分の事で、精一杯で。
都ホテルのレストランに試食しに来た時には、見たです。
通路を歩いてましたら、ズラリと横一列、何組もの両家控え室の明示をです。こんな具合にしたはるかと。思てたですが。違うなあと。
デデデの何です。脱線してたらアカンです。親族紹介、こっちもと。
ソやねえと。ホナラの一発。名実共にの、予行演習に丁度宜しいと。嫁はん、二男、母と、紹介するべき順々にです。妹一家を四国組に紹介。更に、妹一家に四国組を紹介したですが。
イヤ、淀みなくも、正確に出来たと。
思てましたら、しかるに、四国の姪、「オッチャンなあ。」と。
「ダ」と違うよ。「タ」やでと。間違おたら、アカンよと。ズバリとご指摘受けまして。
何の事かとなれば、婚約者、籍は入ってるけれどや。先方様の姓なる、何とか田を、「ダ」と発音したですて。佳い加減な話やけれど。間違いには気付いて無いです。花丸までは要求しいひんでも、合格ですと。
イヤイヤ、紹介前にも云うてたです。ご丁寧にも、ご当人様お二人さんにです。「タ」を、「ダ」と云うてしもたら、失礼やナと。そっちは、何とか、「タ」やナと。チャンと、知ってるでと。自慢たらしいしてまして。
云うたら、我が祖母の旧姓と一緒なんです。加えて、車屋と一緒なんです。充分承知やのに、間違おたですて。
イヤイヤ、間違おたら、アカンと意識してる故に間違おて。
とも、云えるですが。
実は、姓より、名のほが難しいです。皆さん、よっちゃん、よっちゃんと呼んでるですが。まさかの、親族紹介で、ツイツイの、「よっちゃん」です。
とは云えへんしと。其の程度やったですが。
ソやったか。本番、間違わんよに気をつけると、返答しまして。まあ、内々やしナ。ご免ナと。
イヤイヤ、婚約者であっての、此の五月にご結婚と、紹介したですが。事実やしで。
イヤ、籍は入ってるしで、夫婦として、紹介して頂戴と。父である義兄の言、了解と。法律上の夫婦で、其れも事実やしと。実際問題、先方様への正式なる親族紹介にて、婚約者云々では可笑しい故に、実は、前日にも、打ち合わせはしてたです。何と紹介しよかいナと。
この場は内々故に、正確なる紹介したですが。
サテの、デハと、またもやの別の女性スタッフ訪れましての、親族紹介になります。ご紹介して戴きます処の順番を申します故、其の順番にて、お願い致しますと。
先の順番にて、順々に部屋を出まして。通路に一列に並ばせられての、女性スタッフ先導にての、しかるべくの、部屋に案内されたです。其処が、「千種」なる名称の部屋やったです。
イヤ、案内書に、親族紹介、「千種」としてあったです。
イヤイヤ、真ん中、中央には長机があって。挟んでの、両側には座席がありましての。ナカナカにご立派なる部屋、机、座席だけの簡素ではあるけど、矢っ張り、豪華で、落ち着いた雰囲気の部屋でして。
只ナ、最前列、先方様が座るべき座席との距離、余りに短くてと。妹の婿はん、思わず、「こんなに近いのかいな。」と。
ホンマやねえと。さりとて、遠いのもなあ。
とは、云うてないです。
しかるに、衝立無かったです。最後の最後まで、衝立無かったですが。息子のあの話は何やったと。衝立、無かって、どと云う事もないですが。
事程左様に、先の事、サッパリ分からんがままの、結婚式に着実に接近の。
マズは、本番の入り口、親族紹介なるに突入かと。
(07/03/29)
NO.50 結婚式本番(2) 親族紹介(2)
そらまあ、何です。
日にちが経つに従いまして。夢幻の世界であったよなで。お二人さんの結婚式がです。
イヤ、一週間も経ってへんのやし。全容、事細かに覚えてるけれどや。明くる日は余韻、そのままの、マダ、都ホテルに居てるよな感覚でして。
二三日経っても、余韻、そのままにあったですが。或る意味、結婚式なるは、現世(うつしよ)からは、かけ離れた夢物語。イヤイヤ、現実に挙行されたですが。
次第に、遠く離れて往きの、ホンマにあったんかと。
までは、思てへんですが。現実の世界、実社会に戻ってるです。ソラ、戻らんと大変ですしと。
或いは、嗚呼、こしといたら佳かったのに。ああしといたらと。反省もしてるです。反省しても、過ぎたる話は戻らんですが。云う程大した事でも無いですが。
結婚式は、大盛況、成功したと、大満足。流石は都ホテルです。スタッフも佳くやって戴いたです。
ご参加の皆様は云うまでも無いです。私も嫁はんも精一杯の参加をしたし。協力出来た。したと安堵してるです。
云うたら、結婚式なるは、新郎新婦は表の主役。裏方、裏の主役は御両家、両親でしてと。
モと云うたら、何であれ、両親揃てるは有り難い事です。当世、ヤヤもしたら、簡単にくっつき、簡単に離婚してるですが。あのなあと。苦言を呈したいです。
離婚したほが佳い場合もあるですが。イヤイヤ、こんな話は別途にしまして。
イヤイヤ、デデデの、何です。親族紹介の話です。
先導の女性がサッサと、歩いて往くですし。こっちはなあ。母が居るしで、早くに歩けへんです。ここらがなあ、年寄りと一緒に暮らしてるかどかの差が出るです。
云うても、移動距離、一直線に二十メートル程かと。母の速度に合わせて、ユックリと。案内女性の立ち止まった処に、「千種」としてあるですし、嗚呼、此処かと。はぐれたら、どしょかと思てたですが。同じくの、四階やったです。イヤ、そんなモンです。現在地も分かってへんのや。
担当の女性、此方側にお座り下さい。
との、ご指示に従い、着席したです。イヤ、厳(おごそ)かとするのか。木製の机に座席ですし。ホントに落ち着いた部屋です。
しかるに、着席したら、したで、先方様も間も無く、入室されての、担当女性が、親族紹介をお願い致しますと。
多分なら、ソ云うたと。
イヤ、新郎の親父が、座して御入室、傍観もナと。敬意を表しの、起立しての、先方様の着席見守ったですが。
イヤイヤ、ご両親以外は初対面です。されどの、親族紹介の一覧表を見てるですしで、誰が誰かの推測つくです。嗚呼、お姉さんやなあ。其のご主人で、息子さん達かと。そして、お父さんの親族、母上様、姉さん、兄さん達かいナと。
デデデの、何です。開口一番、何を云うたか、多分なら、お父さんには、「お世話になります。とおとお、結婚式になりましたねえ。」かと。
返事がどんな具合か記憶に無いですが。引き続いての、「親族紹介ですが。」と。
「ややこしくならんよに、私との関係で紹介致しますので。」と。
多分ならやけど。お父さん並びに、両家親族全員に、ソ伝えたかと。
本来ならばの、新郎、新婦が主人公故の、関係やけど。混乱するがなと。
では、私、新郎の父、健雄と申します。次が、嫁で、二男で、母ですと。さっきの順番で並んでますしで、至って順調。問題無くと。
デデデの何です。四国の甥の前に、嗚呼、よっちゃんをと。二度も間違おたら、アカンぞと。頭を過(よ)ぎったが運の尽きの、その前の、甥の名前が飛んでもて。
オトトのトットの何やったかと。出て来いひんのや。漢字二文字の、一文字は出たですが。アトの一文字、どやったかと。見事なまでに、何処に消えたか。
目の前で、顔を見合わせ、目と目を合わせてるのにと。男同士で気色が悪い。
とも、冗談云うてられへんし。顔に名前は書いてへんしと。
甥のほは、オッチャン、何してると云わんばかりにです。怪訝な顔つきしてましての、イヤ、可笑しいモノで、矢っ張り、上がってるのかと。緊張してるのかと。
モタモタともしてられへんしで。さりとて、慌てる事もないけれどや。
遂にお手上げ、「ご免、名前、何やったかなあ。」と、当人に助太刀求めて。
云うたら、失礼なる話やけれど。完全に消えてしもての、どもならんですしと。こんな事があるのかと。我れ乍らにビックリしたです。
大体が、甥も姪も名前でなんか殆ど呼んでへんけれどや。其れにしてもなあと。こんな事でどするかと。あっちで失敗、こっちでもと。親族代表の挨拶なんか、出来るのか。
と、までは、思てへんけれどや。
相当に上がってるナと。イヤ、予行演習での失敗、よっちゃんは正確に出来たですが。まさかのなあと。
斯くなる次第の、無事でも無く、兎に角、親族紹介終わったですが。
アトから、甥にも云われたです。忘れられてと。そんなに陰が薄かったかと。忘れられんよにと、オッチャンのソバに居たのにナと。ニコっとしてで、救われたですが。
「ご免、ご免。スマンなあ。」と。
平身低頭、穴が有ったら、入りたい気分。
やけど、切り替えてと。話のネタ程度にと。
(07/03/30)