シバケンの天国・禁談奇談
−明日は我が身の話−
要介護[2]NO.1
要介護1NO.2 | 要介護1NO.3 | |
母入院NO.3 | 母入院NO.4 | 要介護1NO.1 |
爺さん・婆さんの話 | 母入院NO.1 | 母入院NO.2 |
題目一覧表 |
NO.6 再びの転倒、入院(6) 日にち薬の話
NO.5 再びの転倒、入院(5) 手術、無事終了の話
NO.4 再びの転倒、入院(4) 入院公称、1ヶ月の話
NO.3 再びの転倒、入院(3) 矢っ張り、骨折の話
NO.2 再びの転倒、入院(2) イザ、救急病院への話
NO.1 再びの転倒、入院(1) 小さく、ドスンの話
NO.1 再びの転倒、入院(1) 小さく、ドスンの話
実は、日付的、12月30日の事でして。
二男は、28日には富山、高岡から帰省してまして。息子一家も30日にと。
久しぶりに、一家揃いまして。賑やかな、年末にての、年始を迎えられるナと。
思てた矢先の、夜も、夜の、11時半頃ですやんかと。
ドスン。
とは、私には聞こえたよな、聞こえてえへんよなと。何分の、耳鳴り症状もありましてと。良くは分からんかったです。大して広くも無い家やけどです。よって、小さな、ドスンかと。
人数居てるし。テレビも点けてるしで、別段に、お通夜の如くに静かでもあらへんし、してへんしと。
誰かと、何か、話してたよな、してへんよなと。
もしかしての、全員がお風呂にも入ったしと。孫娘も寝たしと。ボチボチ、ケーキでも喰うかと。長男の嫁と話をしてたよな、してへんよなと。
イヤ、長男夫婦、手土産にての、皆と喰うべく、持って来てくれてたしと。二男は外出にての、イツ帰るか分からんしと。終電車には、間に合わせる筈なれどです。ソレまで、待ってたら、遅くなるしと。零時を回る可能性大でしてと。
デデデの、ドスンで、台所に居てた、嫁はんが、察知の、母の部屋へと。どしたんえと。
結果、大慌ての、一寸、お父さん。お母さんがと。
呼ばれましての、ソレだけで、さっきの音はと。私も概略察知の、空耳では無くの、矢っ張りかと。ベッドから、落ちたか、何かあったんかと。正直には、母の部屋からの、ドスンだけなら、何回もあるけれどや。モノを落としたりのと。動かしたりと。
その度、どしたかと、様子を見てるですがと。
要は、私等夫婦に見守られての、母の日常がありましてと。当人は、自分一人で何でもをやってるかの如くに抜かしてるですがと。
嫁はんの声で、母の部屋にスっ飛んだら、母、自分の部屋で、畳の上にベタリと座りの、背はベッドにもたれててと。
曰くに、トイレに起きて、歩いたら、鏡台の辺りで、頭がフラフラとしてなあと。転けた拍子に、ストーブ(ガス・ファン・ヒーター)に頭を打ってなあと。
話そのままの、ダケなら、結構なれどの、様子がと。
イヤ、正直には、ベッドからの降りしな、ドスンと、落ちたと、推測してるですが。
様子とは、別段に、打ったと云うの、頭は心配しやへんけれどや。打って、傷とか、出血してるで無しの、気絶もしてへんしで、何よりも、チャンと喋れてるし、呂律も回ってましてと。
イヤ、私は医者でも無いけれどや。
転けたとならば、一番の問題、チャンと、立てるのかと。かと、云うて、スグに立つ必要無いけれどの、座ったままで構わへんしで、一寸、足を動かしてみいなと。
促せば、左足は動いてるけれどの、明らかに、右足がと。
当人曰くに、ホレ、大丈夫と。動いてるでと。
イヤ、右足が動いてえへんがなと。事実、全然、動いてえへんです。されどの、大丈夫、大丈夫、ども無い、ども無いと。
とは、当人の言(げん)にて、私は、冷酷、冷静、右足、もしかしての、骨折、腰の辺りかと、見たです。相当なる確率にてと。
イヤイヤ、そのままで、動く必要は無いしと。マズは、落ち着いてと。母がでと。要は、何かの加減で、動かへん可能性もありましての。ならばの結構なれどです。
しかるに、折れたにしたって、痛がってえへんしと。されどの、スグにはと。緊張もしてるしと。
どっちにしたって、畳にベタリと座ったままでの、様子を見るのもナと。一旦、ベッドに上がって、座るとか、横になって、安静にと。
動かそとしたら、痛がって、痛がって。
嫁はんと二人では、大変やしで、長男にも手伝わさせましてと。
イヤイヤ、強引には、動かしてえへんけれどや。単純には、ベッドに座らせ、アトは、自分で、好きなよに、ユックリとでも、横になったらと。
こっちが、動かしたら、イタイ、イタイと、訴えるしと。
イヤイヤ、次第、次第、時間の経過と共に、痛がってねえ。
されどの、骨折の可能性大とは云うものの、単なるの、打撲だけもありましてと。正直には、当然乍らの、ソ願うの気もあってと。されどの、されどで、冷静、冷酷には、折れたかと。
思う反面の、無事を、何事も無いを、切望しての、当たり前ですやんかと。
骨折してたら、当人一番に大変は大変も、諸般諸々、こっちもやでと。怪我人、病人出たら、同居家族は大変ゾと。水臭くの、ほっとけへんしと。
少なくともの、その場ダケと違うんやと。
云うたら、平成18年の夏に圧迫骨折にて、入院したの再来でと。
当時は骨折は骨折でも、圧迫骨折にての、安静第一なれどです。マトモの骨折とならばの、手術がと。
マアナア、同じの入院は入院なれどの、母も年々、歳喰うしと。回復がと。同様にしての、こっちも、その分、歳喰てるしと。ホンマやでと。一々、辛いんやと。若くは無いんやでと。
兎に角、一杯、脳裏に去来の、サテ、当面、どしたモンかと。思案もしたりと。
ソラ、ベッドで、落ち着かせるもええけれどや。其処から先でと。痛さが軽減なら結構なれどの、先の通りの、望み薄でと。
思てる間にも、長男曰くに、救急車でも、呼んで、病院で見てもらう方が早いでと。
そやなあと、母に伝えたならばの、返答するに、車で、連れてくれたらと。
何を云うてるかと。自分の姿勢、体勢をば、横たえるだけでも、痛い、イタイと云うてるのにと。行くなら、救急車を呼ぶなりしいひんかったら、乗せるだけでも、大変ゾと。
そもそもが、動いたら、痛いのに、車までも、どして、行けるやと。
確かに、様子を見てるもええけれどや。客観的、冷静、冷酷には、折れてるなあと。さりとての、年末やでと。病院も休業での、手術をと。
なっても、出来るは、年越し、最初の月曜日の、1月の、5日かと。
とも、思たりの、長男が云うの通りの、家に居てても、埒空かんしと。兎に角、病院で、レントゲンでも撮って戴ければ、ハッキリするです。骨折で無いなら、単なるの打撲故に、多少の痛い、イタイは、知った事かの、痛み止め、膏薬にての、何とかなっての、帰れるしと。
骨折してたら、下手に動かせへんしと。
ホナラの、ソしょかと。「119」番。
イヤイヤ、してからも、大変の、母の部屋への、通路確保でと。担架で運び出すの場所をと。テーブルを移動させたり、何したりの、母の部屋も整理整頓のと。散らかっててねえ。そやから、足元、引っ掛けたりで、ふらつくゾと。
云うてるけれどの、私等の云う事なんか、一切、聞くモンかと。
兎に角、電話してからの方が大変でと。
一寸、落ち着いての、居間に座れば、長男の嫁、ポツリと、曰くに、前回も、帰って来るに、玄関先で、転けやはっての、頭を裂傷だけで、済んだは、済んだの、三針でと。
此度も、来た日に、転けやはってと。
私等に何かあるのですかねえと。
オッとの、ソ云うたら、ソやなあと。されどの、心配すなと。無関係ゾと。ソラ、全くの無関係では無いけれどや。確かに、嫁の立場からは、ソやし。その通りで、御座候のと。
正確、正直には、母も、一寸、興奮、気分高揚の、High、ハイの状態になってましてと。ソラナア、孫が、嫁が、曾孫がと。私等みたいに、一々、小言を云われるよな、鬱なる顔見てるよりは、遙かに、気分宜しいかと。
大切にも、優しくも、してくれてと。
と、までは、云うてえへんけれどや。
孫が、嫁が、曾孫の顔見て、興奮状態になって当然でと。
ダケの事やでと。嫁の心配するの、何かしらの、悪いの因縁等々には、無関係の、話は簡単の、当人、母の問題でと。私等、夫婦には、其の差、落差、良く分かってるしと。
大体が、町内会であれ、老人仲間であれ、余所様の話は全面的に信じましての、私等の言には、右なら、左で、左なら右の、白を黒で、裏は表にしてしもてと。
ソやなあとは、一度たりとも、聞いた事があらへんですがと。
孫の言なら、一応は反論してても、口調、数段のマシでしてと。段違いの、桁違いでと。大体が、表情からして、違うですと。そんな事なんか、息子共、嫁も知らんですと。
云うたって、分かるモンですかと。常平生の実態を知らんしと。
よって、嫁が心配して、当然のと。
そんな意味なら、シモタなあとも、思てるです。モ一寸、気を付けるよに、母にと。
そやけれどの、注意したって、聞くモンかと。当人、意識なんかしてへんしと。してても、スっ惚けるですと。
イヤイヤ、次には、長男曰くに、お父さんも、モ一寸、優しく云うたげんとと。
要は、私の母への言葉がキツイらしくと。心配するの気持ちからとは、分かってるけれどと。
云われたってなあと。
こっちから、云わせて戴ければの、積年、日頃の積み重ねが一杯あっての、そんな実態、裏事情、息子共が知らんだけの、そもそもが、綺麗事ではあらへんでと。
斯くなる次第の、斯くなるでと。
大体が、そもそもが、横着したら、アカンでと。こんな調子で、やっててみいと。又、骨折したら、再度の入院、大変ゾと。云うたって、気ぃ付けてるわと。ほっといてと。
ほっといてと、云われて、ソかと、分かったと、ほっとけますかと。ソラ、骨折目的にて、意図的、転けるアホウは居てへんは承知のと。
病院で、見て戴くまでは、骨折、確定してへんけれどと。
(09/01/06)
NO.2 再びの転倒、入院(2) イザ、救急病院への話
とか、やってる内に、着くやろしと。
救急車がと。
こんな夜の遅くにと。近所迷惑なれどです。
ソとなれば、云うてられへんですしで、変な話、明くるの、大晦日の、31日の夜、除夜の鐘の頃よりは、可成りのマシかと。
とか、思てたらの、ピポ、ピポの音が聞こえて来ての、ホナラと、外に出まして。救急車に分かり易くと。我が身を目印にと。
出たら、ドンのピシャの、ソバの道から、我が家の道へ、曲がる処でありましてと。家の前に立って、手を振りの、お辞儀をしての、何をしてと。
格好なんか、構てられへんわと。気持ちや、気持ちの世界で、真夜中やでと。真っ昼間なら、やってられへんよな、両手を上げたり、手招きしたり、お辞儀をと。
我が家の前に止まりの、隊員出て来やはったら、「スミマセンねえ。」の連発のと。こんなに夜も遅くにと。事件、事故、怪我に、遅いも、早いも無いけれどや。
兎に角、気持ちや、気持ちの世界でと。
こっちですと、隊員を先導しての、母の部屋へと、誘いまして。
担架も運ばれて来まして。さて、どするやと。隊員がです。担架に乗せるの方法がと。触れば、痛がって、痛がってと。ン、矢っ張り、骨折かなあ。
とは、我が思いの、要は、簡単には、担架に乗せられずの、今時の担架も、プラスチックなんやねえ。
右左の半分に分割出来るんやと。その状態にて、右から、左側からと。半分ずつ乗せたら、痛さも軽減出来るナと。変な話、感心して、見てたです。
見てな仕方が無いしの、ソレ以外になら、隊員の作業に邪魔になりそなのを除けたりと。やり易いよに、気をつけましてと。
イヤ、反対側では、嫁はんがと。同じよな作業してましてと。
しかるにの、予め、決めてまして。
私等、夫婦が救急車に乗って、現地、救急病院にと。長男には、ケータイで、連絡するしと。迎え宜しくと。実際、こんな具合に、息子共が居たら、便利でと。楽でしてと。
マア云うたら、前回、玄関先で、転倒、頭裂傷の際と、同じ手筈、手順でと。
イヤイヤ、母を担架に乗せてる間にも、別途の隊員、年配のが、何時頃、どんな具合にと。お母さんの生年月日はと。
等々、質問されましてと。私と、嫁はんにて、交互に返答のと。
云うたら、変な話の、頭を打っての、出血等々、意識不明のと。
では、無い分、安心感もありましてと。そんな意味なら、前回救急車の、裂傷の際は、ビックリしたです。頭だけに、出血酷く。頭蓋骨の骨折でもしてたら、大変ゾと。
生命の危険性もありましてと。
そんな意味なら、此度、複雑怪奇でと。
生命には、無関係なれどの、其のアトがと。年齢が年齢だけに、どなるのかと。
話簡単の、どこまで、回復するかであってと。モっと、云うたら、歳取ればの、歩けんよになったら、オシマイでと。歩ける云々もあるけれどの、結果的、呆けられたら、周辺、大変ゾと。周辺とは、原則、我が夫婦。
正直云うたら、むしろの、入院してる間は、大変は大変でも、質が異なりましての、退院のアトが、モっと、大変。前回の再来かと。
云うたら、病院から、退院、帰って来られても、常に、家族なるは、其処までの、心配してるです。云うたら、ホットケへんやんかと。目を離せへんやんかと。
正しくの、家族にとっては、綺麗事と違うですと。
トカトカ、色々、考えたり、当面のと。
担架も無事に、家から出られましての、隊員曰くに、家の人は一人だけ一緒に来てくださいと。オッとの、計画若干狂たなと。ホナラと、私が一緒にと。
嫁はんは、長男と、迎えに来てくれと。
イヤイヤ、嫁はんも、オーナー・ドライバーなれどです。夜道はナと。若手にと。居てるしと。
そんな次第の、救急車に乗って、罹病歴等々、問われましての。私が返答してるのに、其の都度、当人、変な回答とするのか、呆けての話では無くての、一言、余計の追加のと。
或いは、寒いの、痛いのと。
確かに、プラスチックの担架で、下に何もで、冷たいかと。上には、母の毛布を掛けたですがと。
兎に角の、諸々問われるがままに返答のと。
しかるにの、向かう先がと。決まるまでは、待機で、出発をば、待たんならんです。こんな間に、ご近所の誰ソレに見つかるかと。
何処さんやろ。柴田はんかと。コレが厄介とするのか、仕方が無いなあと。
イヤ、触れて回らんでも、察知されましてと。
よって、確かに、救急車も、余程で無いとと。ソレをタクシー替わりに呼び付けるの、輩(やから)の、気が知れんナと。異常やでと。其の異常人格なるが、増えてるですて。
要は、隣り近所との、お付き合いが希薄でと。希薄になれば、恥も、外聞もあらへんです。
では、困るんやと。結果、犯罪も増えましてと。被害者にもなるんやでと。
そんな事、どでも結構のと。
とりあえずは、亀岡市内のが受け入れ不可で、「洛西シミズ病院」でも宜しいですかと。
宜しいですかと、問われて、ど返答するやと。こっちは、どする事もの、先様の、思し召しのままでと。ええも、悪いもあらへんですがと。
とは、返事はしてへんけれどや。
隊員曰くに、整形外科の当直が居てる病院にと。よって、近くとなれば、其処でしてと。
正直、「南丹病院」と、「亀岡シミズ病院」の診察券なら、嫁はん準備で、手渡されの、持参してるですがと。後期高齢者の、保険証もと。
云うたら、洛西では遠いけれどの、アカンかったら、指定も出来ひんしで、ハイ、承知と。ホナラの家族の方、奥さんには、云うときますと。
目的地が決まりの、出発したですがの、其の道中、動き出して、スグに止まりましての、一寸、待ってくださいねえと。隊員がです。
「洛西シミズ病院」から、連絡あっての、「亀岡シミズ病院」にて、どしてもダメとするならと。こっちでも、構わへんですがと。「亀岡シミズ病院」を、再度の確認されたしと。
要は、亀岡のは、外科の先生しか居たはらへんですが。宜しいですかと。
問われて、イヤ、結構ですと。私からしたらの、ドチミチの、整形外科でも、外科でも、応急的、診断だけなら、一緒やしと。されどの、隊員の頭の中、情報、思考回路までは、読めへんしと。
要は、良いも、悪いも、私等にとっては何も無しの、思し召しのママの、ソラ、出来たら、亀岡のシミズ病院の方が近いし、便利やしと。診察券も、持参やしと。
結果の、結果、「亀岡シミズ病院」へと。
ホナラの、ケータイにての、嫁はんには、こっちになったしナと。しかるべくの、到着してから、又、電話するしと。
(09/01/07)
NO.3 再びの転倒、入院(3) 矢っ張り、骨折の話
救急車は、上道(うえみち)、京都縦貫道路から行くのかと、思てたら、下道(したみち)国道でと。
イヤ、前回は、上道から、行ったしと。
にしても、脳出血の疑いのある、妊婦さんの盥回しは、産婦人科医と、脳神経外科医が要るですが。母のなんか、外科でも、整形外科でも、どっちでもええのにと。
生命の危険性、乏しくの、骨折にて、手術するにしたって、腰、足、腕のなんか、何日かは、大丈夫でと。
イヤ、私も足首骨折の時、一週間程、ほっとかれたです。
痛い、イタイの、イタかったのにと。痛め止めも打って戴けずやでと。
痛み止めも、特段の、請求もしてへんけれどや。病院でも、イタイ、イタイのアタタのタとは、余り口にはしてへんけれどや。なるべく、動かんよに致しましてと。動けば、痛いしと。仮止めのギブスはして戴いてたですがと。ソレまでが、痛いしと。何されても、痛いしと。
ソラナア、その際、家から、「南丹病院」には、救急車は呼ばず、嫁はんの運転の車で来たしで、激痛でと。痛いはイタイし、アタタのタと、ズっと、唸ってたですがと。云うたら、足首、ブラン、ブランの状態でと。
とは云え、正直、母程では無いですがと。
母は、痛いは当然の、寒いと。ソラ、プラスチックの担架やしでと。上には、毛布を被せてるですがと。
私の時、救急車を呼ばずは、私にも、嫁はんの発想の中には、救急車が無かったのと、嫁はんが救急車で、一緒に来たら、帰りの足がと。息子共は、マダ、中学生やったかと。
ソラ、其の気なら、タクシーでも、何でもあるけれどや。生命の危機はあらへんしと。
と、するよりも、救急車云々で、待ってるよりも、一刻も早くの気持ちが優先してたです。
デデデの、この救急隊員の隊長さんやろか。
考え方、判断によっても、方向性が異なるかと。
イヤイヤ、原則、患者にとって、最高、最適、適切なる病院をと。一生懸命、探し、連れてくを目的とされてるは承知の、波長が合わん場合もありましてと。
例えばの、亀岡の、シミズ病院では、当直が、外科医でと。整形外科なら、洛西のと。
其の上で、どされますかと、問われたならばの、家族としたら、ソラ、近いが一番での、亀岡にと、お願いするですがと。
イキナリの、亀岡では、整形外科の当直医が居てませんし、洛西のと、云われて、宜しいですかと、問われても、こっちに、選択の余地あらへんですと。
マアナア、洛西に行っても、同じの、「シミズ病院」故、術後でも、しかるべくの、亀岡に移動をお願いするですがと。にしても、洛西の場合、当面、こっちが大変でと。
云うても、マダマダ、距離的、知れてるけれどや。
とか、思てる内には到着の、アトはご指示に従いのと。
イヤ、事務方、当直担当医、看護師さんが居たはってと。事務方からは、保険証を請求されての、診察券も一緒に手渡しましてと。ソラ、二つあれば、話は早いです。
で、アトは、何もする事が無いです。主人公は母でと。私なんか、単なる付添故。ここで待っててください。ハイ、承知と。
要は、レントゲン室にて、問題箇所の撮影でと。其の準備中に、先生から、再びの、罹病歴等々、尋ねられて。質問等々、終わって、時計を見たら、軽くの、明くる日になってたです。
イヤ、到着時点にて、既に、明くる日になってたかと。
変な話、入院するにしたって、12月30日入院と、31日では、一日違うです。どっちが、ええのか、分からんですがと。正直、費用的には、一日でも、短い方がと。
当然にして、保険にも入ってるけれどや。全部は賄えへんです。
イヤイヤ、ディー・サービスに欠席とするのか、入院期間中は行けへんしで、其の分、回せるナと。ソラ、正直、費用等々、諸々も考えるですと。
オッとの、そっちにも、連絡しとかんとと。年末年始は、ディー・サービスお休みでしてと。されどの、施設は稼働されてるしと。
そんな事は、結構の、レントゲン室から、処置室にと。看護師さん、先生と一緒に移動で、処置室にと。誘(いざな)われ、入れば、先生から、レントゲン写真を見せられまして。
説明聞くまでも無くの、見たら、分かるです。嗚呼、残念と。帰れへんなあと。母が、正月迎えるは病院かと。
とまあ、先生、レントゲン写真を元に、説明して戴きの、右の大腿骨がと。左にも同じく入ってますねえと。金具がと。
オッとの、罹病歴で、云うを忘れてたです。正直、諸般の入院、罹病歴、多過ぎてと。
先生、仰るに、多分なら、右もこんな具合にされるかと。イヤ、全ては担当医、R先生になるですがと。
オッとの、オッとで、前回の圧迫骨折の際は、その先生でしたと。イヤイヤ、良かったです。ソラ、同じの先生の方がと。前歴、承知されてるしと。
デデデの、当直医曰くに、こんな時間ですしと。私は、明日、31日の、9時までですので、ソレまでに、R先生には、連絡をと。
取れ無くとも、1月1日が、先生、来られる日でしてと。先生、仕事熱心でと。ソですかと。
ソラ、こっちにしたら、明日、31日にでも、お会い出来る方がと思うですが。正月元旦も病院に来るにしても、時間的制約掛かるしと。墓参、初詣を予定してるしと。
されどの、万事、この事態とならば、先様のご都合に合わせるより、仕方が無いんやわと。
そんな事は結構の、以上で以て、私からは何もありませんですと。看護師が脳波等々、取ってまして。
終われば、看護師が、病室に案内しますのでと。それまでは、外の待合室で、待機して下さいと。ハイ、承知と。
待機に出たら、先ほどの、事務方、来まして、保険証を返却のと。同時に、入院手続きの書類一式、渡されてと。要は、良く読んで、しかるべくの、署名捺印の上、しかるべくの、受付に出してくださいと。私からは、ソレだけですのでと、退散されて。
ホナラと、看護師さんが処置室から、出て来られるまでに、ケータイでもしとこかと。
要は、矢っ張り、骨折でと。腰の付け根でと。入院やと。
病室には、マダ行ってえへんしで、決まれば、又、ケータイででもと。とりあえず、今は、待合室やしナと。
斯くしての、看護師さん、二名様が、処置室から、母のベッドと共に、出て来られましての、へえと。
イヤ、イツの間に、二名がと。最初は、一人だけやったです。
何でも、結構の、指示に従いの、同行でと。エレベーターにて、上がりましての、病室にと。八人部屋でと。賑やかで、結構かと。母の性格からでと。
デデデの、病室に入って、即の私は邪魔ですと。
イヤ、諸般の処置を致しますのでと。其の間、別途の看護師さんから、呼ばれましての、ナース・センターにて、再びの、罹病歴、家族構成、アレルギー問題、食事の好き嫌い等々、連絡先をと。出来れば、ケータイの番号もと。
ハイ、承知の、病室も決まりの、嫁はんには、ケータイにて、ン階の、ン号室ゾと。されどの、マダ、家を出てえへんみたいで、ホナラの、ここか、待合室か、どっちかに、居てるしと。
斯くなる次第の、斯くなるでと。
まあ云うたら、年末になっての、突如の、大忙しとするのか、エライ事にと。
アトは、主治医に面談、お会いするまでは、手術諸々の、日程がと。結果、年末年始、バタバタのと。されどの、何です。或る意味、病院やし、安心は安心でと。
ソラナア、家族が不在の間にでも、こんな事になっててみい。当人、大変ゾと。救いを求めるに、ダアレも居てへんですと。
そんな意味なら、家族全員揃てて、良かったなあと。
よって、私等が、宿泊を伴うの外出の用事あらば、安全のため、ショート・スティにと、母には、頼んでたですが。頑として、ナカナカに聞き入れんでねえ。断固の、拒否、嫌々しましてと。説得するに、往生してたですがと。変な話、コレで、多少のお灸になるかいなあと。
されどの、お灸なら、過去何回もあったですがと。全然、懲りずにと。年寄りとは、こんなモンかなあと。
話簡単の、何でもが、自分中心。
(09/01/08)
NO.4 再びの転倒、入院(4) 入院公称、1ヶ月の話
そんな事で、母の病室も決まりの、要は、入院に際しての、要るモノがと。
お箸、ストロー付きコップ、ティッシュ・ペーパー、タオル等々の入院生活の必需品ですやんかと。他にも、要るモノはあるけれどや。この時間でと。
云うたら、コンビニで調達出来る範囲、家にあるモノでしか、持って来られへんですと。
ソラ、当面、寝た切り故に、寝た切りで無くともや。オシメが要るですと。看護師さんから、三種類準備をと。指示されてるです。前回と同様でと。
マアナア、一年半前にも入院してたですが。例えばの、ゴミ箱なんかは、ありましてと。ケータイにて、あるモノは連絡してるしと。無いモノは、無いしと。
母も落ち着き出した故に、待合室にでも、移動しよかと。時計を見たらの、オッとの、1時過ぎやでと。
マア、そんなモンかと。着いたのが、日付が変わってからやのにと。看護師さんも大変やなあと。こんなに遅くに、入院やで。交替勤務ではあるけれどや。本来ならばの、静かなる時間帯でと。申し訳無いですと。
とは、口にはしてへんけれどや。頭が下がるです。私等には、何にも出来ひんしと。云うたら、居てるだけでも邪魔かと。実際にも、男なんか、居ててもナと。病院等々では、役立たずでと。単に、家族として、居てると云うだけでしてと。
さりとての、顔も出さんでは、あの家族は冷たいなあと、思われるしと。厄介なんやと。本音で云えばの話でと。
デデデの、原則、人だけの場合、エレベーターは遠慮しましてと。階段から降りたですが。変な話、もしかしての、入れ違いになるの可能性もあるなあと、思いツツのと。
ソラ、二度の連絡の間には、相応の時間喰てるですと。ボチボチ、来てもええ時間かと。交通渋滞も無い筈故、15分もあったらと。
待合室に着いた途端に、ケータイがと。嫁はんから、今、病室に来たけれどと。矢っ張りかと。実は、エレベーターが動いてたよな気がしてたです。
早速にも、戻れば、息子と、三人で、来てましてと。二男も帰って来て、早速にも、一緒に来てくれたかと。
イヤイヤ、嫁は来てへんけれどや。ソラナア、こんな真夜中に、一歳半の、孫娘を病院にはナと。真夜中で無くとも、幼子は病院を避けるが常識かと。
来てもなあ。真夜中故に、大きな声も、アカンしと。小声で話をするも、憚(はばか)られ。
コレが、相部屋の難しい処なれどの、仕方が無いです。嫁はんが準備の諸々をば、しかるべくの、配置等々、納めましてと。
どっちにしたって、長居は無用のと。明日、明後日と、正月何日間かは、息子共も居てるし、毎日でも、様子を見に来てやらんとと。其の都度、要るモノも出て来るやろしと。
この日、結局の処、帰って、一寸間を取っての、寝たは、2時半頃かと。正直、こっちも、興奮状態でと。
斯くしての、12月31日には、「亀岡シミズ病院」から、電話がと。
思てたですが。あらへんでねえ。あらへんでも、12月31日、大晦日、外出の予定が無くの、ホナラの全員でと。
では、行ってえへんですが。誰かは行ってるです。多分なら、息子共が行ったかと。私等も行ったけれどの、要はバラバラで行ってたかと。
息子共は、病室の、テレビの、イヤホーンの件でして。丁度、年末、廃棄処分してしもてたです。こんな事態、予測はしてへんしと。一年半前に、病院の売店にて、600円やったかで、買おたですがと。勿体ない事したなあと。
此度も、買うツモリはあったですが。病院の売店も、行った日の、あんな時間には、やったはらへんしと。そもそもが、年末年始は怪しいしと。
イヤ、息子共は、電気屋はんで買い求めの、テレビ・カードは、千円で、1200度数(1200分)のを、病院の自動販売機でと。二人で、二枚ずつ買おてくれたです。
結構な事でと。
コレがイツまで、保つかもありましてと。前回入院時での、実績ならばの、概略の、一枚で、三日は保たんかったかなあと。正直、バカにならんですと。今後の補充がと。話簡単の、四枚で、12日間やでと。
そんな意味では、四枚置いといてくれたら、助かるですと。
ホンマやでと。
テレビの電源をば、小マメに切ってなあと、頼んでても、アカンですと。寝てる間も、点けっ放しの事がありましてと。こっちの、身にもなってくれと。日に、煙草代、一個と同等でと。
しかるにの、31日、私等夫婦は、「ダックス」にて、オシメ三種類等々、買い求め。無い間は、病院より、実費で、やって戴けるですと。やって戴いた分は、現物にて、返却のと。
云うたら、コレも、バカにはならんのやと。消費枚数がと。
しかるにの、昔はなあと。テレビの話なれどのと。
長期ならばの、自分等、独自で、テレビを準備してたです。レンタルもあったですがと。大体は、小型ならばの、数千円で、あったかと。高くとも、1万円見当かと。
ソレを、テレビ・カードでやられてみい。出費も大変ゾと。母のペースならばの、1ヶ月で1万円のと。病院も、変な処で、儲けるなあと。
イヤイヤ、デデデの、正月元旦には、R先生、病院に出勤とするのか、来られるしで、必ずや、連絡がと。
よって、電話があるまでは、家から、出るに出られずでと。変に出て、例えばの、墓参の先、東大谷さんに居てる時に掛かって来てみいな。時間によったら、飯も喰わずに、大急ぎでと。
まあなあ、先生には事情を説明の、時間の調整も可能なれどと。どっちにしたって、手術の日程、時間等、聞かん事にはナと。予定が立たへんしと。
大した予定も立てへんけれどや。墓参と、初詣程度でと。アトは、妹一家が来るだけでと。手術の日によったら、調整でもと。
兎に角、家で待機してたですが。
年賀状も届いての、11時頃やろか。リンリンと。もしかしてと、電話を取ったら、病院からでして。女性故、看護師さんかと。
R先生が、12時頃にはと。よって、12時前には、こっちに、来て戴きたくと。来られたら、ナース・センターに声掛けてくださいと。ハイ、承知と、返答のと。
以て、出るべき時間が決定の、息子の車に全員です。
「亀岡シミズ病院」経由で、墓参でと。時間があれば、「出雲大神宮」さんにと、相成ってと。
当然にして、先生のお話を聞くは、私等夫婦でと。嫁と、孫娘は、車で待機の、息子共は、お婆ちゃんのお相手をと。しててくれと。
斯くしての、先生と面談の、手術の日は、5日と決定の、5日は平日故の、新年早々での、外来も多くと。診察の終わるが、2時になるかと。
結果、2時半頃からになるかと。麻酔は局部で、利くまで、30分程度を見てましてと。3時から約の1時間で手術は終了のと。但しの、暫くはそのままで、30分程度、安静にで、病室に戻って来られるのは、4時半頃かと。概略の予定を教えて戴きましてと。
手術は、骨折の状況より、金具を取り付けるの方法でと。年齢が年齢故に、取り外しは致しませんと。まあ云うたら、今回の右足のは、前の左足、大腿骨のと一緒ですと。
その他、諸々の、手術に際しての、考えられるの問題点等々、説明をば、して戴きましての、同意書に署名捺印をと。して戴ければ、ナース・センターに提出をと。
イヤ、準備万端の、判子なら、嫁はん、持参でと。即刻、署名捺印の上、提出したですがと。
更には、術後、3日間程度で、ベッドの上でなら、座れるよにはなりましてと。一週間後には、リハビリ開始で、2週間後からは、歩行訓練をして戴きますと。
但しの、患者さんの、やる気にも影響の、意欲が無ければ、やっても仕方がありませんのでと。ご家族さんには、回復促進のため、励まして、上げてくださいねと。
にしても、3日で、座れるよになるとは、凄いナと。
ホンマやでと。
我が祖母の時代でなら、不可能でと。医学とするよりも、そもそもが、其の当時には、リハビリの考え方が無かったかと。骨折ならば、或る程度、骨がくっつくまでは、絶対安静のと。動かしたりしたら、アカンぞと。
とまでは、別としての、骨が或る程度くっつくまではの、思想が支配的でと。
そんなモン、年寄りが、或る程度の、骨がくっつくまでの、1ヶ月も、2ヶ月も、足を動かさへんかってみい。二度とは、動かせへんです。
足の筋肉、骨の関節部が堅くなってしもてと。一番に顕著なるは、足の太さなんか、見るも無惨に、痩せこけてしもて、若い人でも、一週間もしたら、細くになってしもての、歩く感覚さえが、怪しくなるのにと。
歩くのが、難しいのに、走るのなんか、出来るモンかと。退院しても、暫くは、走るはどんな具合にと。
イヤ、我が経験の、40代で、そんなモンやでと。
リハビリなら、抜糸するまでの、術後一週間から、開始してるですがと。イヤイヤ、聞いて、ビックリしたですがと。そんなに早くから、動かしてもええのかと。
にも関わらずの、70代、80代で、安静にと。
されててみい。結果、筋肉堅く、関節がと。固定してしもたら、再起不能でと。足なんか、動かんですと。その点、腕は何とでもなるですがと。体重を支えるで無しと。
大体は、抜糸で、2週間で、退院されるかと。
イヤイヤ、主治医、R先生の談ならばの、母の入院一ヶ月ですて。されどの、大体は、入院期間なるは、公称値に、掛ける事の、「2」となるですが、仰るには、家に戻って、或る程度の事が出来る段階にて、退院望ましいですがと。
そんな意味なら、前回、母は2ヶ月で、病院は厭であると。退院を決めたです。ソレが2ヶ月後でと。
圧迫骨折の方が時間が掛かるかと。原則、安静故でと。
斯くなる次第の、斯くなるでと。兎に角、手術の日は、1月5日に決まったです。
決まれば、そのよにで、宜しくお願い致しますと、お暇したです。
(09/01/09)
NO.5 再びの転倒、入院(5) 手術、無事終了の話
マア云うたら、年末年始、特には、元旦早々にも、病院にと。
用事が出来るとは、夢だにもと。
昼の、12時に、R医師との面談にて、自動的、墓参も、食事、「かごの屋」も、大幅にズレましてと。
イヤ、墓参と、「出雲大神宮」さん以外は、予定も何もで、アトは、その場、その場で、臨機応変、適当でと。
更には、息子のおごりにて、「小川珈琲」にと。この段階にて、日没の、結果、「出雲大神宮」さんへは、夜になったですがと。母入院にての、仕方が無いなあと。
氏神さん、「大井神社」は、明くるの2日の、諸般の事情、長男夫婦が買い物に出掛けての、マタモヤの、夜にと。異例尽くしの、年末年始になりに蹴りのと。
なっても、仕方が無いなあと。生命に影響、別状、危惧あらばの、墓参も、初詣も、行ってられへんですしで、マダマダ、マシかと。
斯くしての、手術当日、1月5日の朝、再びの、病院から、電話がリンリンと。看護師さんから、R先生のご指示を伝えられたです。
要は、2時から、手術故、1時頃にはと。来て戴きたしと。来られたら、ナース・センターに声掛けてくださいと。ハイ、承知と。
嫁はんと、二人して、「亀岡シミズ病院」にと。
ソラ、息子共、長男一家は、3日には、嫁の実家に行きの、そのまま、神戸にと。その前に、病院には、見舞いに行ってるですがと。
4日には、妹夫婦が年始の挨拶に、来ましてと。矢っ張り、こっちに来る前、病院に寄りの、見舞いにと。其の4日、妹夫婦が帰ってから、二男は、病院に見舞いにで。
家に戻ってから、富山、高岡に出発でと。
以降、嫁はんと二人だけになりに蹴りのと。
ソラナア、12月に入って、柴田の叔母が他界で、葬式でと。母方の叔母のご主人他界で、同日の葬式でと。葬式のハシゴも初体験の、加えての、年末、母、骨折にて入院でと。
年末年始に何もしてへんでも、気分的バタバタでと。
息子共、嫁、孫娘が居てたにしても、家から、出てへんでも、別途の事をしてても、気分的、落ち着いてえへんです。
そして、日が来たら、予定通りに、行ってしまうしと。
ハタと、気が付けば、家は、嫁はんと二人になりましてと。二人だけになるは、珍しくと。されどの、新婚さんでもあらへんしと。云うたら、新婚時代なんか、あらへんわと。どこへ行くも、母一緒やしと。それこそ、ここ、数年でと。母が一緒に出んよになったのはと。
出んよになったら、こっちも、歳喰ての、出無精病、重症に陥ってましてと。
イヤ、若き頃は、方々に出てたですがと。
しかるにの、何で、一時間も前にと、疑念抱きツツの、仕方が無いなあと。
一々、文句云うたってと。看護師さんも伝令宜しく、伝えたはるだけでしてと。なるべく、余裕を持って、来てくださいねの意で、一時間早めにと、したはるかと。
加えての、家族が何で、立ち会いとするのか、待機かとなればの、手術に際しての、様態急変があったり、想定外の事態勃発あらばの、相応の処置するに、家族の理解、了解求めるがためでと。
云うたら、クレーマー、文句云いが多いしと。
当然にして、家族として、家族の手術状況、心配で無い筈はあらへんしと。どんな簡単な手術でも、手術は手術で、危険は伴うですと。
ホンマやでと。
我が概念ならばの、一旦、入院したらの、担当医に全面的、任せてな仕方が無いです。
一々、文句を云うに、基本が分かってえへんのにと。専門知識もあらへんしと。云うたら、医者との相性、運任せかと。
ソラナア、運悪くの、奇人、変人、異端児、悪趣味、未熟、経験不足、責任感乏しくの、ええ加減なる医者に引っ掛かったら、目も当てられへんけれどや。そんな事、第三者に分かるですかと。
そもそもが、医療事故の発生なるは、別途の問題が多いかと。点滴の液を間違おたり、血液型を間違いの輸血したり、右と左の臓器を取り違えたりとなんかは、次元が違うですと。
イヤイヤ、誤解無きよにの。
さりとての、状況によりの、納得出来んの話があればの、病院を替えるなり、何なり、しませんとと。結果の、結果は一緒であっても、出来る努力をしての、納得する。納得出来るが、重要ゾと。
ソラナア、その後の人生、一生に関わる場合もありましてと。
変な話、医者によったらの、他人事でと。単なるの、患者の一人に過ぎひんかと。
イヤイヤ、デデデの、加えての、待機するを、不要、不服とは思てえへんです。
家族として、待機は当然のと。何事も無くの、用事も無くの、呼び出されず、手術無事の完了、一番でと。
只ナ、一時間も前からかと。矢っ張り、丁度の適切なる時刻を指定ならばの、遅れて来るのが、居てるのかと。どっちが、どっちの世界かと。変な話、重要なる手術で、家族、親族、居てへんかったら、イザの時、担当医も困らはるかと。
云うたら、そんなヤツ程、文句云いでと。自分の事は別問題の、置いといての、口先だけは、饒舌、屁理屈、理屈云いかと。この手のが、増えてるのかと。
デデデの、ご指定の、一時には、到着の、ナース・センターに一言、家族の者ですがと。
ホナラの、原則、病室にで、その他、移動の際には、何処に行ってる等々、お伝えくださいねと。マアナア、嫁はんと二人やしで、気楽は気楽でと。片方、消えても、片方がと。
云うたら、私なんか、一時間もはもたんです。時間潰しに、煙草を吸いにの、所定の灰皿のある場所は承知のそっちに移動したりの、病棟の、休憩室とするのか、談話室に行ってたりと。
イヤ、病室に居たら、看護師さん曰くに、2時半に手術室ですので、20分くらいに出ますのでと。患者さんのベッドはこのまま、行って、戻って来ますのでと。ハイ、承知と。
時は、2時頃でと。動き出すまで、アト、20分かと。知った、途端に、時間の動きが止まったりと。
デデデの、休憩室にて、ウトウトとと。
してて、人の気配にての、パと、目を見開けばの、目の前に、老人保健施設の、「こもれび」の職員さんが、居たはってと。
オッとのと。お見舞いに来て戴いたかと。
実は、この日から、母の、新年のディ・サービス開始のと。云うたら、施設の仕事始めの日であってと。ディー・サービスの責任者とするのか、担当のお方が来て戴きの、云うたら、同じの町内会に在住でと。当然にして、タマタマ、なれどです。
変な話、よお、分かったなあ。よお、見つけてくれやはったなあと。私をです。云うたら、俯(うつむ)き加減で、ウトウトとでと。暇やしと。
しかるにの、先様、曰くに、骨折で、入院されたと、聞きましてと。ビックリしましたと。
嗚呼、有り難う御座いますと。こんな場で、新年の挨拶なんか、してられへんしと。新年気分でもあらへんしと。骨折の状況等々、概略の話をしましてと。病室にと、誘いのと。
とかとか、してる間にも、母、移動の時間となりましての、途中までは、一緒に移動の、ご家族さんは、ここまでですと。
で、移動の際には、ご連絡をで、嫁はん、返答するに、休憩室に居てますのでと。ソラなあ、母のベッドの無いの、病室に居てても、間が悪いかと。ハッキリとは、居てるだけでも、邪魔やろしと。
斯くしての、4時頃やろか。
ボチボチかと、思てたら、看護師さんが現れましてと。終わりましたのでと。暫くしたら、戻って来られますと。ソですか。有り難う御座いますと。
とりあえず、予定通りの、予定の時間で無事に終わったかと。
ソラなあ。金具を取り付けるに、上手い具合に出来ひんとか。合わんとか。取り付けの際、別途の場所が折れたとか。出血がとか。等々、あったら、大変ゾと。
されどの、されどで、何は、ともあれの、何事も無くのと。
云うたら、居てるだけで、終わっての、ホと安堵。
(09/01/10)
NO.6 再びの転倒、入院(6) 日にち薬の話
斯くなる次第の、斯くなるでと。
母、手術から、無事に戻りの、先生からは、ナース・センターに呼ばれましての、特に問題も無くと。案外に骨も丈夫でありましたと。
只、血圧がと。
低いため、もしかしての、輸血をする場合がありますので、ご了解をと。ハイ、承知と。されどの、大体は母の血圧低いですがと。必要とならばの、反対するの理由はあらへんです。
ミドリ十字の、HIV入り血清はあらへんやろしと。
再びの、病室に戻れば、「こもれび」の、ケア・マネージャーさんが、お越しになりましての、先と同じの骨折の説明をと。先程、無事に手術も終わりましたと。担当の某さんも、来て戴きましてと。
話をしてたら、同室の婆さん、フラフラと出て来まして。看護師さんが、見つけて、どこ行くのんと。トイレにと。トイレは、ベッドのソバに置いてあるので、してくださいねえと。そやけど、其処に沢山人が居たはってと。ホナラのホナラで、カーテンしてと。
オッとの、邪魔なんやと。確かに、病室の出入り口付近で、喋ってたら、気になっての、出るモノ、出すモノ、出えへんなあと。悪かったなあと。
イヤイヤ、ホナラのお大事にと。
しかるにの、「こもれび」では、リハビリもしてますしと。リハビリのための、入所もありますしと。へえ、ソですかと。されどの、宿泊を伴うのは、厭がるですが、病院では、厭応無しかと。
歩けへんのやしで、遁走も出来ませんですがと。退院の頃なら、或る程度はと。
とは、云うてえへんけれどの、そんな選択肢もあるのかと。
但しの、月、ン万円でと。へえと。病院と、どっちが安いのか、マダ、分からんですがと。
但しの、本来的、リハビリならばの、矢っ張り、病院が色んな意味で、安心感ありましてと。ソラ、何かあっても、沢山の専門医が、看護師さんが、居たはるですと。話は早いかと。
イヤイヤ、デデデの、麻酔は切れてるけれどの、別途の麻酔がありましてと。
主治医から、聞いてるですがの、術後はどしても、痛いで当然の、緩和のため、体内に管を通してあっての、痛い時には、自分でボタンを押しての、其処から、麻酔が出来るよにしてあるですて。
ご心配ご無用の、頻度高く、押しても、一定時間は供給出来ませんです。量も知れてましてと。但しの、一日、二日で、取り外しますと。
イヤ、本当の痛みは原則、明日の朝までかと。
マズは、三日もしたら、ベッドの上での話なれどの、座れますと。一週間で、リハビリ開始の、二週間で、歩行訓練でと。正月元旦に聞いたの、ホボの、同じよな話もあったですがと。
ベッドの上であっても、手術から、三日で、座れるよになるとは、ビックリ仰天のと。
云うたら、手術で、切開された範囲も狭いのかナと。私なんか、10センチはあったかと。イタアテ、イタアテ、唸ってたです。麻酔なんか、痛み止めなんか、して戴いてえへんしと。請求もしてへんけれどや。
イヤ、会社の連中が見舞いに来てくれる度、足を床に付けば、付ける度、激痛とするのか、血液が足を流れるの感触、感覚で、イタアテ、イタアテ、暫く、ンと、息が詰まってたですがと。激痛、収まったら、別段にと。
そんな感覚で居てたしで、先生には、思わずの、凄いですねえと。
要は、痛いは、痛いで、痛み止めの処置にて、一刻も早くの、動かす事が重要でと。イヤ、同感でと。
しかるにの、アトの心配点なるは、歳も歳故、骨が、予定通りに、くっつき出すかの問題でと。くっつき出せば、むしろ、折れた箇所は、強度が増すですがと。
ン、成る程と。私もそんなよな、話を入院当時、聞いたです。
但しの、くっつき出すのは、年齢と共に時間、日数を要するですと。ソレも聞き憶えがあるなあと。
そんな事で、手術経過、今後の予定の再確認で、主治医との面談終了のと。
云うたら、長いの、手術の立ち会いも終わりましてと。アトは、術後の回復度合い、リハビリの進捗状況なるを、見守るだけになるなあと。
イヤ、当然にして、居るモノ、洗濯モノ等々、処置しんならんですがと。
しかるにの、母も今は、殊勝な文言出てまして。
長い事、待っててくれたんかと。
されどの、前例からは、痛みが消え、動け出したら、我が儘、気儘が出て来るゾと。無茶云い出すゾと。
しかるに、しかるにの、先日、9日、行った際には、既に、テレビ・カード、3枚消えててねえ。4枚目も、半分でと。結果、9日間で、3.5枚とならばの、消費速度が速過ぎるゾと。一枚、千円やしと。
多少は、節約もと、話をしてたならばの、同部屋の患者さんであるの、婆さん、話を聞いててねえ。
私も主人から、テレビ・カードの事を云われるけれどと。テレビくらい、好きに見たいがなと。ケチケチしなさんなと、云うてるえと。
マア、本音でありの、患者の立場からは、ソなんやろなあと。そやけれどの、日に300円、400円も、テレビで使われてたら、たまらんですゾと。
トカトカ、云うてても始まらへんしで、ヨッシャと、一枚買い求めにと。明くる日、諸般の事情で、来られへんしと。
どっちにしても、骨折なるは、日にち薬でありまして。
一旦、手術が終われば、アトは、主治医の指示に従いの、リハビリにて、機能回復に勤(いそ)しむが一番でと。
アトは、如何なる状況にて、退院して来るかが、家族にとっての、大問題。
にしても、病室では、色んな話がありましてと。ソラ、8人も居たはるしと。
イヤイヤ、言語明瞭には、女性部屋でありましてと。
男の私は、原則、入り難いのやと。
現に先日、珍しくの、カーテンを閉めてるなあと。カーテンの内側なるは、人の気配がしてるし、別段の看護師さんが、居たはるで無しと。されどの、万が一を思いの、カーテンをコソリと、開けたならばの、知らん人やってねえ。歳の頃のな、50代前半かと。
何でも結構の、オッとの、相済みませんですと。
イヤ、本を読まれてただけなれどの、目から、火花、閃光、頭をガツンのと。
オッとの、トットで、ホナラ、母、何処ゾと。ナース・センターで、聞こかと、病室を出よとしたなら、コッチや、コッチと、母の声の、ベッドが、一人分がズレてたです。
曰くの、夜の間に、救急車で運ばれて来やはったんやと。
とは、母の説明なれどの、そんな話、大声で、スナと。ご当人様、隣りの人が居たはるのにと。何よりも、救急車でなら、母も同類の、運ばれて来たんやわと。
とは、云うてえへんけれどや。兎に角、余所様の事を、余計な事をと。大声で、するならばの、居たはらへん時にと。
ホンマやでと。
歳喰たら、配慮が無いなあと。そんな話題が病室での、最大の関心事の、話簡単の、救急車であろが、なかろが、入院患者は、相応のと。
スグには、戻れへんの、原因がと。風邪引き、捻挫で、単なるの打ち身、打撲、軽い裂傷程度にては、入院なんか、あらへんです。
(09/01/12)