JR嵯峨嵐山駅前立ち話NO.1
目次
その8.嵯峨野観光鉄道株式会社(2) トロッコ列車
その7.嵯峨野観光鉄道株式会社(1) レンタ・サイクル
JR嵯峨嵐山駅から一分以内。
そこに私が借りてるワンルーム・マンションがあります。
この一室の住人になって、もおスグ四年です。
ナンでココにマンションを借りたのか。それは、この界隈が好きやから。
そこでナニをしてるのか。それを聞かれるのが一番ツライ。
ナニもしてないと云えばウソになるし、仕事をしてると云うてもウソになる。贅沢してるなあと云われれば、そのとおりです。
自宅は亀岡ですが、亀岡は嫌い。単なる京都のベッドタウンで、日本海への通過地点。それよりナニより、交通の便の悪いこと。
京都から舞鶴へはJRの山陰線がありますが、二十年前に移り住んだときはディーゼルで、単線。
当時は国鉄と称し、最寄りの駅から、列車に乗ろうとして、ビックリ。ドアが開かんのです。
通勤電車ですから、後ろに居た人が、ナニをボケっとしてるのや。てな感じで、ドアを開けてくれた。
自動ではなかったのです。正直云うて、手動のドアは初体験で、エライ田舎に来てしもたと。
そのウエ、つい最近まで京都とつなぐ道路は国道九号線一本だけ。でもないなあ。
愛宕山を経由する道もありますが、狭いし、怖いし。
数年マエには亀岡縦貫道路が開通。有料道路ではありますが、お陰様で、九号線の渋滞も緩和されました。会社は8時15分始業ですが、朝、6時過ぎには家を出て、遅くとも、七時半には到着。
そんな調子で、京都と亀岡を往復するのは大変やった。
JR以外の公共交通機関としては、独占状態の京都交通のバスで運賃が高い。
大都市、京都の周辺がこんなもんなんです。ダレが悪いのか。犯人は分かってますが、政治の話はやめてオク。
亀岡の話はドでもヨイです。JR嵯峨嵐山駅界隈の話です。
そこらの、なんでも無い立ち話が主体です。
(99/09/07)
嵯峨嵐山は紛れもなく観光地。その起点がJR嵯峨嵐山駅となる。
このJR嵯峨野線は、亀岡方面からの唯一の通勤列車。馬堀駅からトンネルをくぐり、その合間に保津川渓谷を見て、トンネルが終わると、JR嵯峨嵐山駅。
いわば、京都の最初、あるいは、最後の駅です。
駅の外観はムカシから変わりません。
ここ数年で、嵯峨野線沿線の駅、馬堀、並河、花園等、改築されましたが、嵯峨嵐山駅は木造のまま。
そのホウが情緒があってヨイと云えばヨイですが、観光地の駅とすれば、あっさりし過ぎた中味です。駅構内にはキオスクのお店が一つと、タバコと飲料水の自動販売機だけ。
ホカに、休憩用の長椅子だけの、ガランとした構内です。
私は、このキオスクで、タバコをまとめ買いです。その都度、ライターを一個貰うのですが、余ってしょうがない。どうせ、クレルのなら、もっとヨイのが欲しいです。
この構内を出て、右に行くと、トロッコ列車の嵯峨駅がある。真っ直ぐなら、嵐電(ランデン)の嵯峨駅前駅がある。
それで嵐山に行くのも結構ですが、駅一つのこと。電車賃が勿体ないなら、そのまま、真っ直ぐで、嵐山の桂川に突き当たります。
一番ヨイのは、その嵐電嵯峨駅前駅の、手前の道を右に行くのがヨイです。真っ直ぐ歩けば、天竜寺にブチ当たる。
(99/09/09)
JR嵯峨嵐山駅。
昔っから、建物の外観は変わってナイけど、それ以外に変わったものがある。
まず、駅名が変わった。幾らナンでも、「JR」のことではありません。これは国鉄から、JRになっただけ。
以前、嵯峨嵐山駅は、嵯峨駅と称してた。それに、嵐山を加えて、嵯峨嵐山駅。
確かに、嵯峨と云うと、何処になるのか。そこら中が嵯峨で、漠然としてます。
嵐山は、嵐山で、渡月橋があり、川がある。有名人のお店があり、秋は紅葉、春は桜で、冬は雪景色が綺麗ですが、寒いから、客は閑散。
ではありますが、一年を通じて、この雪景色の嵐山が、一番と思てます。かと云うて、雪は何時降るかが分かりません。
有名人のお店はイツから出来たのか。何時の間にやら出来てたなあ。テレビで話題になったから、十年マエに見に来たことがある。
ビートたけしのカレーの店、お天気博士福井さんに、山田邦子。
若い連中がワンサカで、私等が入り込む余地ナシでした。
そこで、疑問です。この有名人のお店が嵐山にナンの関係があるのかです。
京都出身の有名人のお店なら、分かるけど、ソでも無いし、有名人がタマにでも、お店に顔を出すワケでもナシ。
単に、名前だけで、グッズを売ってるだけ。多少の知名度があれば、ダレでも佳いのやろか。
山田邦子が嫌いでもナイのです。タレントショップなる発想と中味が嫌いだけ。
嵐山は嵐山として、堂々としてたらヨイのです。
それ以外には、美空ひばり館で、連日の盛況ラシイけど、入ったことがナイです。
で、肝心の駅名のことです。当時の経緯では、「嵯峨」より、「嵐山」のホウが知名度が高いとか。
車でドライブなら、嵯峨野路は素晴らしいです。
時間があれば、歩くもヨシです。
(99/09/13)
嵐山界隈の舞子さん。
イヤ、本物とチガウやつですよ。幾ら出したら、着させて貰えるのか。1万円か。
これも、テレビでヨクやってます。嵐山の新名物。
イツから名物になったのか知りません。タレントショップと同じで、昭和の末期やろか。
私の小さいトキでも、舞子さんは見たことありますが、当時は本物やった。
今なんか、舞子さんの品位が疑われるのがある。歩き方にタバコです。
そんな悪評も出てます。渡月橋を渡った、嵐山公園ではヨク見かけます。記念写真を撮ったり、撮られたり。
お店の人も、そんな商売するのなら、基本的常識くらい、教育しとけ。
最低限、タバコ厳禁。出来れば、歩き方も、シャナリ、シャナリ。がに股ではアカン。それは無理でも、少しは、内股で、スソをちょいと持ち上げるとか。
兎に角、タバコはアカン。私は吸うけど、意味が違うやないですか。舞子さんがタバコを吸うては絵にナラン。
吸いたければ、キセルにセヨ。それでも、舞子さんには似合いません。太夫さんなら、絵にはなる。
嵐山だけでなく、清水でもやってるのです。観光都市、京都の名物にしたいのなら、ガイドさんもお供して、レクチャーでもしながらやってクレ。
ガイドさんなら、観光案内で宜しい。
レクチャーもガイドのウチです。歩き方、京都弁、それを教えればヨイのです。
あくまでも、ついでのことで、モデルさんが、タバコを吸い出したら、ニッコリ笑て、
「舞子はんには似合いまへんえ。」
(99/09/18)
JR嵯峨嵐山駅は嵯峨野線(山陰本線)の駅。
駅に向かって、左側には、嵯峨野ランアート。ランのミニ植物園で、嵯峨野トロッコ列車のトロッコ嵯峨駅がある。
嵯峨野トロッコ列車はトロッコ列車そのものの名称で、嵯峨駅はトロッコ列車の駅名。
そして、右には、嵯峨野コミュニティセンター。社員研修で宿泊したことがある。
スグそばには、「さがのや」なる、大衆食堂がある。
駅を出て、少し下れば、嵐電(ランデン)の嵯峨駅前駅。
これは、昔の国鉄時代の嵯峨駅前の駅と云うことになる。現在なら、嵯峨嵐山駅前駅になるのやけれど、そのままです。
嵐電は、四条大宮から嵐山への電車で、正式には京福電車の嵐山線。誰もが嵐電(ランデン)と云うてます。嵯峨駅前駅のツギが、嵐山駅。
余程でナイ限り、この駅から嵐山方面に乗車する人は居てないです。歩いても十分程度。
その手前に嵯峨郵便局。
嵯峨と嵯峨野。
この近辺には、二つの名称が混在してる。
ナニが、ドオ違うのか。嵯峨でも嵯峨野でもどっちでもヨイよな気もします。
基本的には、京都の右京区嵯峨付近を嵯峨野。
この辺り、現在は大都会なれど、その昔の平安京の時代なら、野原です。皇室の遊猟所とのことで、嵯峨野とは嵯峨方面の野原と云う程の意味になる。
嵯峨付近は、平安京時代なら、京都郊外となり、文人なんかが、隠遁先として選定した。
更には、散策の名勝、嵯峨野路がある。
こおなると、名称が三種類になってしまうけど、嵯峨野界隈にある隠遁先を散策するコースで、いわば、隠遁先巡りみたいなモンです。
私も、知人を京都案内するトキには、自然と嵯峨野界隈になる。
私の好きなドライブ・コースなんです。
西大路を北へ進むと、左に、「わら天神」。真正面には大文字を望み、金閣寺。
そして、堂本印象、立命館、竜安寺、仁和寺、広沢池、大覚寺へと進むのです。
私のコースには入れてませんが、祇王寺、滝口寺、落柿舎、二尊院、常寂光院。まだまだ、ありますが、キリがナイし、全部は知りませんので、省略して、嵐山へと向かえば、天竜寺がある。
私は隠遁してるツモリはナイけど、嵯峨が好きです。
(99/09/28)
嵯峨野ランアートのマエの通路。
ここは、JRの敷地内ですが、生活道路とされてます。
このフェンスに、数日マエから、太秦の映画村祭のノボリが立て付けられた。
太秦は、JR嵯峨野線で一駅京都側。映画村の前は車で通ってますが、入ったことはナイ。
映画村になるマエは、学生時代、エキストラのアルバイトで入ったことがある。
太秦の話ではありません。
JRの敷地の通路の話です。人が横一列になって歩いて、八人なら、充分通れる幅です。
夜も遅くなれば、電車が到着せん限り、人通りも殆どナシ。しかも、明かりもナシ。
暗いし、向こうから、誰かが、歩いて来たら、男か女くらいは分かるけど、年齢、顔つきまでは判別出来ません。
若い男の数人のグループなら、ヨイ気はしません。ナニか因縁でもつけられたらエライこと。
そんな薄暗い処に動きもセズ、ナニやら人影らしきモノを発見すれば、ギクリとする。
ヨオ見たら、大抵ならアベックです。
一番イヤなのは、バイクに乗った連中。50ccにも関わらず、二人乗りで、ヘルメットもナシ。アクセルばっかり吹かして走るヤツ。
バリバリとウルサイのです。走って来たら、コッチへ来るなと祈るだけ。
ところが、夜も九時。もお遅いのに、ランプまで点けて、通路が騒々しい。自転車も沢山で、人集り。
小学生高学年の子供さんと、そのお母さん連中がナニをしてるのか。
スグに分かった。母子の二人三脚の練習やった。
運動会でもあるのやろ。そんなことなら、ホッとする。
(99/10/01)
その7.嵯峨野観光鉄道株式会社(1) レンタ・サイクル
JR嵯峨嵐山駅の西側に、嵯峨野ランアートがある。
その正面に、レンタ・サイクル屋さんがあって、駅正面の自転車置き場には、レンタ・サイクル屋さんの宣伝用看板がある。
その看板を見つけて、
「レンタ・サイクルてナンや。」
何処かの私立中学校の生徒やろ。制服の男女二人づつ四人が京都見物か。
ウチの一人の男の子。これが、エライ背の高い黒人の子。あっちでは普通なんか。軽く、高校生の背丈です。
幾ら背が高かろが、中学生は中学生。やけど、日本語の達者な少年です。
それが、そお云うた。
「レンタ・サイクルてナンや。」
見事な関西弁。聞いてたコッチが感心してしもて。ヘえ、こんな子が関西弁とは、達者なもんや。カタカナまで読めてる。
英語なら、レンタル・サイクルになるのか。
確かに、英語をカタカナにされたら、分からんよになる。日本人なら、意味は分かるけど。
黒人でも、外人。ホカの子も、その子も、ランドセルを背負てます。
背が高いから、ランドセルが似合ってナイです。ホカの子は、この子を案内してるのか。
「ナンやろなあ。自転車でも貸してるのとチガウか。」
そのとおりです。
レンタ・カーではナクて、レンタ・サイクル。嵯峨のは有名です。
二時間で五百円也。以降、一時間超過毎に二百円が加算され、まる一日なら、千円。
開店が朝九時で、閉店は夕方四時半。
RB仕様車なるのがあって、ソレなら七百円の三百円の千五百円になってます。
結構な人気で、中学生くらいから、高校生。そして、家族連れ等、借りて嵯峨野界隈名所旧跡巡りをするのです。
ヨイ天気の土日等、祭日なら、昼マエには、自転車出払い皆無です。
名称は、「嵯峨野観光鉄道株式会社」
自転車でも、「鉄道」です。
(99/10/18)
その8.嵯峨野観光鉄道株式会社(2) トロッコ列車
ちなみに、嵯峨野観光鉄道株式会社の本業は「レンタ・サイクル」ではナク、「トロッコ列車」のホウです。
嵯峨野観光鉄道は、JR西日本の子会社として、「トロッコ列車」を運営し、そのついでの、「レンタ・サイクル」です。
勿論、トロッコも自転車も、管理は、JRを定年退職した程度のお方です。
自転車のホウは、私服やけど、トロッコのホウは、ラシキ職員さんが、ハデハデの儀礼服を着てるのです。
カタや、日産自動車グループは、14.8万人の社員のウチ、2.1万人を削減らしい。社員の14%とは、もの凄いリストラ計画です。
京都の宇治工場も閉鎖が決まり、千五百人。関係会社も二十社で、どおするのか。この工場だけで、宇治の就労人口の約一割。
NTTも人員削減を云うてます。こっちのホウは、12.7万人のウチ、2万人で、16%。
民間の日産より、数字はキツイけど、流石に半官半民。グループ企業のNTTdocomo等のグループ会社に払い下げの人員を含めた話です。
それにしても、結構やなあ。親方日の丸同然なら、退職しても、手厚き手助けがあるから、就職するなら、大樹です。
どっちにしろ、私には無関係。
トロッコには乗ったことナシ。車はトヨタで、携帯電話も、J-PHONE。(掲載当時の話です。)
携帯電話は、i−modeもアルから、docomoにしよかと思てます。
ところで、トロッコ列車の駅は、JR嵯峨嵐山駅の隣りに位置し、名称は、「トロッコ列車嵯峨駅」。しかも、踏切のすぐソバで、出発到着のトキは困るのです。
只でさえ、JRの踏切時間は長いのに、トロッコはもっと長いです。超鈍行のためです。
乗ってる観光客なら、動き出せば、キャーキャーと喚声を上げる。模型の列車ではナイから、動いて当たり前やのになあ。
踏切で待たされるこっちは、唯ひたすらに、我慢の子。「忍」の一字也。
嵯峨駅から出発の場合は見えてますが、到着のは、イヤになる。
踏切の遮断機は降り、列車の姿は見えず。故障とチガウのかと思えば、トロッコ列車。
私は、その踏切を、朝晩、通過する。
されど、トロッコ列車稼働前。
(99/10/20)
先週始め頃の夜のことです。
嵯峨野ラン・アートの様子が可笑しい。
ラン・アートは、温室のナカが外から見えぬよお、開かずのシャッターがあるのです。有料のことやから、只では見られんよおにやろ。隙間だらけで、その気で覗けば、見えますが。
そのシャッターが空いてるのです。それも、夜にです。
ナカには誰も居てないのに、明かりだけが点き、ナカの様子は丸見えです。
夜で、ソバには、誰も居てナイ。ちょっと、覗いてみたけど、草木が見えるだけ。フと先のホを見れば、誰かがナカを見てました。夜やからなあ。
その日の朝は、シャッターは閉まってた筈です。改装でもするのか。それとも、してるのか。
入場料が六百円で、希望者には、コーヒーがサービスやけど、せめて、三百円なら、そこらの喫茶店のコーヒー代。
毎日、前だけは通ってるし、一回なら、入っても佳いとは思てたけど、六百円のコーヒー代は高過ぎる。
広い植物園でもナイし、ランにも興味ナシ。それで、結局、入ったことは無いのです。
明くる日の朝も、そのまま。まだ、職員さんが出勤して無かった。
開園は九時で、私が、通るのは、職員さんの出勤途中。
そお云えば、RV車のデカイので出勤の女性職員さんは最近見てないのです。
走る応接室宜しく、車から降りるトキ、靴を履き替えてたで。
いつも、一緒になってたのです。突然、真ウシロからデカイのが接近して。JRの敷地のことです。文句も云えませんが、生活道路であると、太秦警察署の看板を付けてある。
そして、レンタ・サイクルのお店と倉庫用の列車が、ナン両かあり、その奥ので、お化粧直しをしたはった。
入りと出で、顔がチガウから、何名様が往来かは不明です。
(99/10/26)
久しぶりの雨降りです。
普段なら、昼間は明るいし、蛍光灯は勿体ないから、点けてませんが、雨の日は暗い。
それと、パソコン画面を見てると、眼もツライ。まあ、老眼の気もあるのです。
暗いと、余計に眼がツライし、兎に角、明かりを点けたのです。
と、そして、パソコンで、ナニやら、怪しげなデーターを入力のウエ、さて、保存です。
と、そのトキ、突然、パソコン画面が消えた。蛍光灯も消えた。
と、思う間もナク、周囲全体から、ウーンとウメキ声がして、又、点いた。
と、思う間もナク、又、消えた。
ナンやな。ドオなった。
されど、このウーンなる響きに、聞き覚えアリ。工場で機械の電源が入ったトキやがな。
ここは、単なるマンションの一室。今はそんなことはドオでもヨイです。
と、思う間もナク、又、パソコンが消えた。ナニかいなと思う間もナク、又付いて。蛍光灯がついたり消えたり。余計にアカンやないか。
兎に角、パソコンです。勝手にONして、OFFされてしもて。
成ってしもたことは、しょうがナイです。パソコンの電源をマズ切って、データーが今更なあ。
どっちみち、パーやろなあ。大したデーターでもナイけど。
それにしても、電気の使い過ぎやろか。サッキ、お湯を沸かすため、電熱器はONにした。されど、容量オーバーするホドでもないです。
ブレーカーを確認すれど、落ちてない。焦げ臭い匂いもしてないのです。我が臭覚はアカンのやけど。そしたらナンやろなあ。雨は雨やけど、雷はナシ。
どっちにしても、停電です。そやけど、何処がやな。この部屋だけか。マンションか。近所はドオなんやろ。
窓を開けて、下界を覗けば、近所の人がウロウロしたはります。私同様、周辺の様子を観察の気配。それが、出たり、入ったり。
向かいの事務所の明かりも消えてます。11時45分では、昼食には早い。
そこら中が停電です。じたばたしても、しょうがないです。回復すれば、分かるよに小さな明かりだけでも点けときましょう。
テレビでも見とこか。そおか、電気がナイのです。パソコンも電気やし。
シモタなあ。ノート・パソコンのバッテリーを充電しとけばヨカッタなあ。こんなトキに限って、やってないのです。
ショオガナイから、本でも読もかいな。暗いけど。
それにしても、このマエの停電は、十年マエです。岡山の工場で経験した。
三十年もマエなら、ショッチュウでした。ロウソク、懐中電灯、安全マッチが大活躍。今時、停電は珍しいです。マッチも珍しい。
そおこおしてるウチ、十二時過ぎ。小さい明かりが点灯した。テレビを点けたら映ったなあ。
まず、心配はパソコンです。私が悪いワケでもナイのに、Windowsから文句を云われて、スキャンされ。
データーは大丈夫。自動回復してくれました。
しばらくして、トロッコ列車からアナウンスが聞こえるのです。
「停電により、ダイヤが乱れてます。復旧まで、今暫くお待ち下さい。」
鉄道で、停電が関係するのか。保津峡の鉄橋の真ん中で停車やったら怖いです。
インターネットはしてませんでしたが、ナニやら悪い予感がする。
案の定、サイトが開かんのです。ネット・スケープでもインタネット・エクスプローラでも。
そおこおしてたら、NHKニュースで放送です。
京都のほぼ全域と、兵庫県の一部で停電。新幹線にも影響が出てるのです。あっちで出るなら、トロッコでも出る筈。コントロール・センターの影響やろか。
停電の原因は、西京都変電所でナニかのトラブルがあったらしいです。そのナニはまだ不明とか。
それは、それとして、プラウザが可笑しいのか、プロバイダが可笑しいのか。
プロバイダへの接続は出来るけど、開いてくれへません。アッチの設定、コッチの設定。確認しても正常です。
ソフトのナニかが壊れたのか。上書きすれど、受付けず。
アレコレやって、よお考えたら、プロバイダも京都です。停電の影響で、サーバーが狂たのか、イツの間にやら、回復です。
トロッコ列車の駅から、またもや、アナウンス。列車は三十分の遅れです。
私は、イランことして、二時間と、電話代の損失。
(99/10/27)
嵯峨野ラン・アートの話の続きです。
題名は、間違ってません。変えただけです。
以来、嵯峨野ラン・アートのシャッターは降りてない。そのシャッターが撤去されるのです。
その明くる日の夜のこと。
嵯峨野ラン・アートのマエには大きな看板があるけど、ナニかがチガウ。ワザワザ、戻って確認した。そしたら、文字が塗り替えられてます。
嵯峨野まではオナジやけど、グリーン・オアシスになってます。
名前を変えたんか。それだけなら、意味がナイし、もっとナニかがチガウやろ。
入り口には、無料休憩所と明記してあるのです。これは大きな差です。
入場料金六百円が只になり、サービスのコーヒーが消えてます。その変わり、自動販売機が設置されて、お土産屋さんも出来たみたい。
結局のところ、嵯峨野観光鉄道がラン・アートを有料で見せるツモリが、入場者が少ないから、コーヒーのサービスも空振りで、無料の休憩所にしたのやろ。
マエもって、云うてくれてたら、一回くらい、どんな味のコーヒーか、ツイデにランも見といたげたのに。
「嵯峨野グリーン・オアシス」の名称ですが、最初に見つけたのは、生活道路に面した大きな看板でした。
植物園やから、全面ガラス張り。その四面のガラスは、「嵯峨野グリーン・オアシス」になってました。
入り口の扉にも、そお書いてるけど、トロッコ列車と、「嵯峨野グリーン・オアシス」の共通の入り口の看板は、嵯峨野トロッコ列車と嵯峨野ラン・アートを併記してますが、そのままで、駅前の大看板もです。
云うてあげてもヨイけど、そこまでの、お節介でもナイです。
職員さんも多いことやから、そのうち、誰かが気がつくやろ。
(99/10/28)
嵯峨野観光鉄道のレンタ・サイクル。
そこは、JRを退職した人が管理されてます。メンバーもコロコロ代わり、顔ブレが相当変化しました。
この四年で、二人のウチ、一人はオナジで、もお一人が変わってます。
最初の一人が、猫を可愛がってたのです。その猫には名前が一杯ある。単純に、ネコ、タマ、三毛猫から、トラにミケ。そこらの猫の名前で、早い話が野良猫や。
レンタ・サイクルの小父さんは、佳い加減に、「ネコ」て云うてたのか。
丁度、朝、私が前を通過するトキに餌をやってるのです。
「オイ、ネコ。」
それでも、餌を貰えるから、「ニャーン」とか鳴いて、なついてました。
その当時は、レンタ・サイクルの自転車置き場のソバに駐車の軽自動車近辺に居たのです。
夕方から朝までは、軽自動車がナイので、その間はグリーン・オアシス(旧ラン・アート)の垣根か、そのレンタ・サイクル前にジッとしてました。兎に角、大人しい野良猫です。
人が近づいても逃げることもナイのです。相手をされて、厭がることもない。相手するのは女性が多いのです。但し、若き男性が近付くと逃げてましたから、雄やろか。それとも、男の場合、経験的に、危険予知してるのか。
兎に角、行き交う人に相手されて、追い掛けられたり、撫でられたり、餌を戴いたり。
追い掛ける奴は居ませんが、その猫を、別の小父さんが探してたのです。
餌を持って、
「オーイ、何処に居るのや。」
そお云うたら、ここ暫く見てないのです。
あの軽自動車もナイし、猫好きの小父さんも居てないのか。辞めたのか、病気か。
私も猫はキライでないから、気になりました。
グリーン・オアシスの垣根のムコウか。草の影にでも隠れてるのか。
あの猫も、病気になったとか、怪我したとか、それとも、死んだか。大人しい猫と云うより、俊敏さがナイし、高齢とも思えます。
そお思てたら、ある日、見つけたのです。垣根のマエで。
但し、アイツとはチガウのです。俊敏さもナイし、ミケやけど、何処かがチガウ。アイツより、若いよに思うのです。もしかしたら、アイツの子やろか。
コイツは、トキドキしか見かけませんし、誰も餌をやってないのです。
ナニより、私の顔を見ても、知らんフリで、気に喰わん猫。
(99/11/04)
嵯峨野グリーン・オアシス周辺の話です。
名前が変わった頃から、そのマエの生活道路には、昼間だけですが、車が数台停めてある。JRの敷地で、駐禁でもナイのです。
何処かの業者さんとか、誰かの知り合いとか、只やし、便利やし。
車を停めてる場所に、ナニやら貼ってあるのです。ナニかなあと思てたら、太秦警察署の名前で、
「ここは生活道路です。車の駐車はご遠慮下さい。」
そして、新丸太町通りのトロッコ列車の乗客用駐車場はコッチと地図まで明記されてます。
警察署の名前で貼ってあるけど、それでも、駐禁とは書いてナイ。
そおこおしてるウチ、イツの間にやら、車が駐車してる場所に、車止めが設置されたのです。
但し、トロッコ列車と、グリーン・オアシスの入り口マエだけで、関係する業者さんの駐車場所の確保やろか。
結局は、相も変わらず、車は駐車。駅のソバで、便利やし。
それはそおと、只になった、グリーン・オアシスです。
竹細工に、ウドン・コーナー等、工夫してますが、マエとオナジで人は入ってない。
勿体ないスペースやねえ。三百坪程度の広さやろか。
植物園やから、ガラス張りで、人が入ってナイのも丸分かり。
(99/11/05)
またもや、嵯峨野グリーン・オアシスのことです。
今日は、朝から、ビックリしました。
そんな大層な話でもナイですが、嵯峨野グリーン・オアシスに、入場者が居た。それも、数十人。ナニかアルのかなあ。
世間は広い。世の中には物好きも居たはるのやろ。そういうことがあってもヨイのですが、今回は立派なワケがある。
もともとは、外からしか見たことがナイのですが、温室だけに、ガラス張りで、ナカは見えてます。
イツもとチガウのは、椅子があり、座ってる人が居る。それがナンやなみたいな話ですが、休憩用の椅子を備えたよおです。
休憩所にも関わらず、椅子が無かったのです。それなら、椅子無しの名前だけの休憩所となって、誰も入らへん。
それに気づいて、椅子を備えただけでもエライです。木製で、周囲にも溶け込んでます。
以前なら、こんな立派な植物園である。只やから、誰でも見に来るわい。
そんな姿勢が見えてたよおに思いますが、ゆっくり、のんびり、落ち着いて、見て下さいねと、考え方が変わったよに思います。
人間はナンとはナシに感じ取ってしもてます。
流石は、民間企業です。幾ら立派な施設でも、只でも誰も入らんかたら、維持費だけが掛かって、勿体ないです。
植物園のナカで、椅子に座り、のんびりトロッコ列車の時間待ちです。
(99/11/08)
私は亀岡の家から、国道九号線経由でここ嵯峨に来てるのです。
途中、沓掛にある成章高校の手前の信号から、国道を逸れて、桂坂へ。
桂坂から御陵坂を経由して、再び、九号線に入ることがある。国道の交通渋滞を避けるがための迂回です。
何故か、月曜日と雨の日は車が多いのです。それ以外に、五十日(ゴトビ)も多いし、原因不明の渋滞のトキもある。
話は、その御陵坂から九号線に出る道にあったポスト・コーンのことです。
ポスト・コーンとは、赤と緑に着色の棒を道路の中央に突っ立てて、左右に分けるモノ。ゴム製で、車がぶつかれど、ヘコムことはナイのです。
それが、設置され、一ヶ月で、消えたのです。
ポスト・コーンは、数にして数百本。それをたったの一ヶ月だけで、ナンで撤去したのかです。
もしかして、邪魔やから、取ってしもたのか。邪魔なことくらい、最初っから分かってます。ナンで勿体ないことするのかと思てたのです。
その数日後、掲示がありました。桂警察署の名前で、ポスト・コーンを持って行ったのが、誰か知りませんか。
ポスト・コーンは盗られたのです。それにしても、数百本。大変な作業で、ホカには使いよおもないのになあ。
暴走族の仕業みたいです。夜なら車も少ないし、ポスト・コーンがあった場所に家も無いし、暴走には持って来い。
暴走族対策で、ポスト・コーンを立てられたから、暴走族が排除した。警察の張り紙にはそこまでは書いてナイです。
広島でも暴走族と機動隊の衝突があったらしいです。若いモンの働き口もナイ時代。益々この傾向は増幅されるやろ。
それはそれとして、桂坂そのものは緑の多い町並みです。道路脇に植えられた街路樹の紅葉が綺麗になって来たのです。
その点、嵐山は遅いです。紅葉は紅葉なれど、マダまばら。
(99/11/25)
JR嵯峨嵐山駅のキオスクは三人で管理されてます。
原則、ローテーションは、若手が早出。小母さんが遅出。ここで、私はタバコを買う。
但し、サービスに大きな差があって、小母さん二人の片方がケチでねえ。
それなら、避けたらヨイけど、出直すのも邪魔くさい。
ナニがどおケチか。カートン単位でタバコを買えば、使い捨てライターをくれます。
その使い捨ても、昔の百円ライターではナイのです。次第に品質が向上して、ターボ式のがあれば、デザインも様々。そんな意味で、どんなライターが戴けるのかの楽しみもある。
実際には、買う度に戴いてもしょうがないです。保管にも困るけど、お仏壇のお光り用にも使てます。そお云うたら、安全マッチが姿を消した。
そのライターですが、人によりモノがチガウのです。タバコ会社のサービス品があるとき、ないときがあるよおで。
ケチ小母はんのときは、こんなことになる。
「イツも上げてるけど、マダ、欲しいか。欲しかったら、上げるけど。」
この云い草はナンやいな。
確かに、オナジもんばっかり貰てもショオガナイ。私も、そお云われてまで、欲しくもナイです。
「そおですか。ホナ、イランけど。」
そお云い乍らもカチンと来てるのです。
もう一人の小母はんは、ソレも云わんのです。タバコを貰って、ハイ、サヨオナラ。
そんな気がマッタク無いのです。いわば、スカの小母はんです。
それなら、出直せばヨイけど、それが、邪魔くさい。
出直すまえに、出たついで。スカのトキなら、嵐電の嵯峨駅前駅のタバコ屋さんに行くこともある。
そこは、店員さんと云うより、家族でやったはるけど、ご主人なら、ターボかなあ。
そやけど、「これ、高いのやで。」
そんなこと云うのです。それなら、イランわ。とは、申しません。ターボなら、使いもセズ、サラのままで保管です。
この店のお嬢さんの場合は、単なる百円ライター。
このお嬢様、暫く、見んと思てたら、結婚して、赤ちゃんが出来てました。
ご機嫌麗しいトキなら、百円ライターを二つくれるのです。それこそ、二つもイランのに。
この店の大昔の看板娘のお母さんなら、娘さんと一緒のことになる。
一番ヨイのは、キオスクの早出の姉ちゃんです。ライターのヨイのをくれるし、愛想はヨシ。
私にとって、キオスクの看板姉ちゃんやけど、予告もナシに、ローテーションが代わるのです。
(99/12/16)
FMラジオのαステーションで、嵯峨野観光鉄道のことを云うてました。
トロッコ列車に、サンタ・クロースに扮した職員さんが乗り込み、子供達にサービスしてる。
期間は先週の十三日から、二十五日までと云うた。
サンタ・クロースなら、ナニかプレゼントがアルのやろ。
トロッコ列車も、この時期は閑散です。
客車が五両編成で、ウチの二両は、景色が見えるよおにと、囲いナシのオープン列車。
十一月までなら、アト、何名様で締め切りと、アナウンスが聞こえてるのが、十二月になって、ピッタリ止みました。
話は違うけど、そのトロッコ列車前には、生活道路があって、金網が張ってあって、金網のナカに沢山の自転車が、突如、出現。
種類がバラバラで、汚いのです。ハンドルが曲がってたり、タイヤがパンクのモノまで。
勿論、新品同然のもありますが。ザッと五百台が、並べてある。どおも、放置自転車です。
駅前の駐輪場では、お年寄りが一人で整理されてたのが、その人が消えてからは、色んな人が適当に整理されてました。
ここでの整理とは、倒れた自転車を直すこと。誰が倒すのか。自転車を置く人ですが、観光客までがヤルのです。
将棋倒しにでもなれば、ソバに居る、タクシーの運チャンが飛んで来てくれる。これは、相手さんが女の子のトキだけやけど。
総じて、野郎のトキは知らんふり。水臭いモンです。
駅前のロータリーには数台のタクシーが停まってて、雨の日以外は、暇、ヒマで、何人かの運チャンが、ダベリングです。
放置自転車の場所は嵯峨野観光鉄道が管理してるらしく、数日置いてたら、排除するゾの札を付けるのです。
(99/12/20)
嵯峨のマンションの郵便受けに、何通かの年賀状が届いてました。
それが例年に比べて、多いのです。
部屋で確認すれば、余所さんのが混ざってる。混ざってたのが十通で、私のはたったの二通やで。逆ではないですか。
内容的には、マッタクの誤配でもナイ。柴田までは一緒で、アトの名前と番地が違う。
このご近所さんに、柴田さんが居たはるのやろ。
柴田さんは知りませんけど、この近所に私の知人が居てます。マンションのスグそばに、前の会社の同期入社組。リストラもされんと、現役で頑張ってます。
彼の家がこの近辺とは知ってたけど、場所までは知らんかった。
私の記憶では、入社直後に、自動車免許を取得のため、二条教習所に入所。それが、彼と、私と、もう一人の三人やった。
結果的には、私だけしか卒業してません。理由は、私に原付と云う足があったから、仕事が終われば、スグにも教習所に通えたけど、ホカの連中は、足がナイ。予定どおりの練習が出来ませんでした。
足のあった私でも、期限ギリギリでの卒業。足が無ければ、無理もナシ。その後、何年かして、彼等も取った筈です。
私が軽のホンダNVで、彼を車に乗せて、この近所を走ったことが有った。その時、あっちに家があると、聞いたのです。そのアッチが、この近辺になる。
マンションは、エイブル(賃貸住宅等の契約代理会社)で契約して、近隣の地図を貰い、それには家の配置と、各戸の家主さんの名前が掲載されてて、そのナカに彼の名前があったのです。
入居の直前、その当時に出来た、五条通りのホーム・センターで、バッタリ合おたのです。
ヨイ機会やから、そのマンションは家のソバかと聞けば、そおやった。
次ぎの年の夏、久しぶりに、JR嵯峨嵐山駅マエのベンチに座ってた彼と合おて、ヤアヤアと、四方山話などしたのです。
その彼の親戚筋が亀岡方面に有って、タマタマ、嫁はんの知り合いでした。
ナニかのときにそんな話が出て、苗字から名前も場所も、話がピッタリで、世間は狭い。
彼の話ではナイのです。誤配された、ベツの柴田はんの年賀状のことでした。
安全、且つ確実やから、JR嵯峨嵐山駅前のポストに投函。
(00/01/06)
妹の婿はんが、松尾大社のお猪口を持ってる云うて、見せてくれたことがある。
婿はんは、私とは桁違いの飲み助。私と比較したら、誰でもが飲み助になるのやけれど。
婿はんが、そのお猪口の経緯とか、一所懸命、説明してくれたけど、私はお酒に興味がナイからなあ。
「フーン、そおか。
松尾さんて、アノ松尾さんのことかいな。」
それで、ナンやなと、気のナイ返事だけ。
その嵐山の松尾大社のことやけど。
京都最古の神社で、お酒の神様です。それで、お猪口があるのかなあ。
境内には、「亀井の水」があって、延命長寿の名水です。この水をお酒の醸造のトキに混ぜたら、お酒が腐らんらしいです。それなら、お酒の延命長寿の水やがな。
この境内にも、入ったことはある。私が新入社員に毛が生えた頃のことです。
会社の女の子が、ここで結婚式を挙げました。神社やから、神前結婚式。その子とオナジ課に所属してたけど、仕事の関係はナシやった。
ナンで誘われたのか、単に来てくれと云われて、行っただけです。
当時には、私に結婚式の知識は無いです。神前結婚式は平安神宮だけと思てたのが、松尾大社でも出来るのかと、そんなモンやった。
この結婚式の様子が、私にとっては、以外なモンやった。韓国式でした。
それより、ナニより、その子の花嫁姿が、以外と云うたら失礼やけど、アレが、コレかと、ビックリする程、よお似合ての可愛い花嫁姿。チョゴリと云うのか、フーンと唸ってました。
一緒に何人かの職場仲間も来てました。花嫁姿は誰でも綺麗やでと。そおかも知れませんけど、モオちょっと、返事のしよおもあるやろに。
式が終わって、帰ろとしたら、強引に見物人全員が家に呼ばれたのです。
家は何処やったか、忘れてしもた。松尾さんのソバではナイです。
アンタ等はここでと云われ、その子の家だけではナク、ご近所の家に上がらさせて戴き、ご馳走になりました。それが披露宴やろか。
にしても、見物人とは、変な表現ですが、招待状で呼ばれたワケで無いですし。
その子が気楽に見物でもしに来てくれと云うから、ナンの準備もセズです。ホントに気楽に見物しに来ただけです。
その松尾さんの処を、毎日通ってます。その度に、あの子の花嫁姿を思い出すのです。
当時はその子も、二十歳やったか。今頃は、佳いオバハンになってるのやろ。オバハンどころか、孫でも出来て、お婆ちゃんになってるやろか。
そお云えば、結婚式やから、花婿はんは居た筈やけど、顔も、格好も、何にもです。
記憶に無いのです。結婚式とは、そんなモンかなあ。
(00/01/15)
したい話がアルから、まあ、聞いてんか。
松尾大社は、そのソバ云うだけで、ナンの関係もナイのです。
朝、嵯峨に来るトキのこと、イツものとおり、国道九号線から、物集女街道へ。そして、阪急松尾駅の信号の処でや。
ここは、横断歩道がアルやろな。踏切もアルがな。桂川に掛かった、松尾橋はイツも車で一杯や。
物集女街道から、右折したら、横断歩道があるよなあ。渡る人が居たはったら、停車するやろな。マエが空いたら、横断歩道を横切るよなあ。
そしたら、左折して来た車や。私の左側に、突然現れよって、追い越そとしよる。
その車は、横断歩道の手前で停車してたときには居て無かった。ハッキリ云うたら、横入り。カチンと来たから、譲ってやらんかったんや。
そやのに、ソイツ、強引に入り込もとしよるのや。余計にカチンと来たけど、あんまり、意地張ってたら、車が接触してしまうがな。
しょおがないから、停めたけど、それくらい、ギリギリまで、接近して来やがった。
前には踏切があるし、松尾橋は車で一杯やし。前には、軽トラックがあって。踏切の手前で停車してるから、停めんとしょおがないのや。当然、その横入りのも停車やなあ。
ところがや。
横入りの奴。車のナカから、私の方ばっかり見てて、怖い顔でや。睨み付けてやがる。云うたら何やけど、何で私が睨まれんならんのや。睨まんとアカンのは、私やで。
ソイツは、佳い歳したオッサンやのに、非常識な運転しよるのや。こんな横暴な奴が居てるから、世の中、おかしな具合になってしもた。
ソイツ、頭の毛は、ゼンブ、白髪やけど、歳は、私くらいなもんやろか。下手したら、私が歳上かも分からんのや。私は自分で云うのも何やけど、若お見えるのや。まあ云うたら、貫禄がナイだけのことやけど。
ヨオ見たら、ソイツは、3ナンバーで、上等の車です。
私なんか、5ナンバーの七年落ちの大衆車。買い換えたいけど、お金が無い。何一つ取っても、腹が立つ。
それなら、遠慮セズ、ぶっつけたろかいな。
かと云うて、こっちが、ぶっつけたら、こっちが悪になってしまう。損やし、止めときましょ。
それで、尚更、カチンと来てしもて、負けじと、睨み返してやった。
それだけで、終わってしもたら、単に朝からケタクソ悪いだけの話やけど、続きがある。
睨み合いは、ホンの数秒のことで、その白髪オッサンやけど。威喝した状態で、サッと発進しよった。イヤ、前を見とおらへんのや。理由は私を出し抜くツモリです。
そやけど、最初っから、説明してます。
前には踏切があって、松尾橋は車で一杯。スグ前には軽トラックで、踏切の手前で停車してるのや。
私は、負けじと、睨み返してたけど、頭のナカは冷静やで。前の状態くらいは、頭のナカに入れてます。
やのに、白髪オッサン、停まる気配ナシ。私が完全に停車したから、勝ったと判断やがったのか、どかは知らんけど。
当然のこと乍ら、その阿呆め。軽トラックのオシリに接触してしもた。
云うても、車間距離は無いし、車に大した影響はナイとは思う。
まあ、3ナンバーの高級車が、阿呆な事したなあ。
(00/01/16)