解説スパム対策秘伝

<メール編>

掲示板編 総合編 メール編
Q&A集 対策編
裏話
スパム・ロボット対策秘伝公開

目次

<メール編>→<対策編(メール)

NO.1 はじめに

1)ケータイ(携帯電話)のスパム・メールが増加傾向
2)スパム・メールと、掲示板スパムには一部、共通点がある
3)スパム・メールで汚染されるまでに、理に叶った防備で、スパム・メール対策を
4)スパム対策の夢のツールも、手法もない
5)スパム・ゼロの実現は、メール・アドレスの変更のみ
6)完璧なスパム対策が出来れば、祝杯です
7)個々人により、状況は異なる(誰にも通用する、一律な対策は無い)
8)スパム・メールの受信状況には個々人での違いがある
9)スパム屋の手法は見破ってください
10)返信させるのを、誘導するメール
11)スパム・メールの届く数は個々人で、異なる
12)サイトを運営し、メール・アドレス公開の有無でもスパムは異なる
13)掲示板にメール・アドレス入力は初心者、ド素人丸出し
14)スパム屋が収集したメール・アドレスは売買されます
15)スパム・メールを或る程度は許容する度量も必要
16)スパム・メール対策は場合により、無理難題か、簡単至極か


NO.2 スパム・メール屋のメール・アドレス収集方法

NO.2−1 メール・アドレスを登録する場合はスパム屋であるのを覚悟で登録せよ!

NO.2−2 掲示板はメール・アドレスの集積場

NO.2−3 ホーム・ページにリンクの管理人のメール・アドレス

NO.2−4 プログラムによるランダム作成での、スパム・メール発信


NO.3 王道(まずは、理想論から)

NO.3−1 新規メール・アドレスの取得の状態が理想である

NO.3−2 理想的なメール・アカウントについて

NO.3−3 フリー・メールを上手に使うのが、スパム・メールをゼロ維持のコツ

NO.3−3−1 フリー・メールの選定

NO.3−3−2 「Yahooメール」のセーフティ・アドレスについて

NO.3−3−3 スパム・メールの手先は一発判明、一発撃退

NO.3−4 王道(理想論)の背景

1)アカウントの話
2)スパム・メールよりも、ウィルス・メールが脅威の時代
3)自己反省
(1)何よりも、スパム・メールに対して、無知でありました。
(2)一つの、メール・アドレスを方々で使用しているため、スパム・メールが届いても、発信元が不明。
(3)スパム・ロボットの存在に確信を持ったのは、掲示板スパム対策の実績から。


NO.4 スパム屋のプログラム・ツールについて

NO.4−1 メール・アドレスについて

NO.4−2 スパム・ロボットに対する安全性について

NO.4−3 フリー・メールの利便さ(メーラーで一元管理、送受信が可能)

NO.4−4 ドメイン(組織名)について

NO.4−5 プログラム作成では、「ホスト」があれば、当てられ難い
        −−「ホスト」がバレると、「ホスト」仲間が狙われる−−


NO.5 副作用(セーフティ・アドレスについて)

NO.5−1 「セーフティ・アドレス」の思想は、昔からありました
         −−メールの最大の目的、大前提−−

NO.5−2 副作用は管理(記録)が必須である事

NO.5−3 最大の欠陥は、スパム屋のプログラム・ツールの改善



NO.1 はじめに


1)ケータイ(携帯電話)のスパム・メールが増加傾向

最近は、多くの知り合いから、兎に角、ケータイで、迷惑メールが増えたと聞きます。

元々、ケータイにもスパム・メールはありました。凄かったです。
「i−モード」対応のケータイが出始めまして、電話番号がそのままのメール・アドレス時代です。(exp;090XXXXYYYY@docomo.ne.jp→「X」も、「Y」も数字です。)
当時、ケータイのメール機能を使ってもいないのに、私のケータイには、スパム・メールで一杯。日に、ン十発でした。
2001年の話ですから、当時、パソコンで受信していたスパム・メールの十倍です。

メール・アドレスがパソコンのメール・アドレスのように自由(重複は不可ですが。)に設定可能になっておりましたが、やり方が分からず、息子が替えてくれました。
結果、2001年7月11日に変更以来、ゼロを継続中です。
現在では、私のケータイのメール・アドレスを知ってるのは、家族、親族を含めて、十数人になっており、一応はメール機能も使用しています。(「付録・携帯電話」参照)

最近、ケータイに、スパム・メールが増えて来たのは、ケータイの機能が充実し、普及もし、パソコンに近い使用がされ出し、パソコンより手軽で、メール・アドレスもバラ撒かれているためです。
ケータイ会社(Docomo、Softbank、Kddi等々)でも、パソコンのインターネット接続会社(プロバイダ)以上のスパム・メール対策をしていますが、ケータイ・メールも、パソコンのメールも、スパム・メールが増える原因も、対策も、基本は一緒です。
要は、メールは、メールです。
但し、ケータイの場合は、着信で、課金がされるのが辛いです。


2)スパム・メールと、掲示板スパムには一部、共通点がある

その観点から、「掲示板編」を参考にして戴ければ幸いです。
但し、スパム・メールは、掲示板スパムと比較して、対策は遙かに大変です。

掲示板スパムは、スパム・ロボット対策のみ(副作用は、検索ロボットにも検索されません。)ですので、極めて、簡単な対策で、ゼロにする事が可能です。
少なくとも、レンタルでも、CGIプログラムの掲示板にでも、誰にでも、実行可能な手法を、実績と共に、「掲示板編」で示しました。
最近では、その他の、妥当な手法を取り入れた、掲示板が出回り始めてますので、掲示板の使途、好みに合わせて、選択してください。

そんな意味からは、掲示板は、投稿数、投稿の中身にもよりますが、掲示板の取り替えは気分的にも数段楽ですが、メール・アドレス(プロバイダ・メール)は、長期に使えば、使う程、愛着が深くなり、変更し辛くなっているため、変更が難しいです。
そんな意味では、掲示板も長期に使えば、愛着は一緒ですが、掲示板は公開であり、醜態を晒してるよりは、対策手段がありますし、原則、変更連絡するべき先様が無く、自分のサイトでの変更で済みます。


3)スパム・メールで汚染されるまでに、理に叶った防備で、スパム・メール対策を

掲示板と異なり、メールは、連絡するべき先様、サポート・メール等の登録先があり、その数によっては、簡単ではありません。
よって、出来れば、スパム・メールに汚染されるまでに、「解説・スパム対策秘伝」を閲覧して戴ければ、最高です。
そして、理に叶ったスパム・メール対策を実施してください。


4)スパム対策の夢のツールも、手法もない

メール・アドレスが汚染されてから、善意のメールは問題無く受信が出来、スパム・メールは完全遮断で、ゼロにする、夢のような、ツールも、手法もありませんので、過度な期待はしない事です。
有料でメールを処理する業者、有料のセキュリティ対策アプリケーションでも、100%完全を保証しておりません。実際にも出来ません。
むしろ、100%完全を保証していない事を明記が健全です。選別能力について、触れていないため、過度な期待をさせます。
勿論ですが、メールの使用状況で、異なります。


5)スパム・ゼロの実現は、メール・アドレスの変更のみ

実際には、初めて、メール・アドレスを取得の段階では、スパム・メールについての知識は乏しく、アっと云う間に汚染され、数が多くなり、スパム対策に動き出す事になります。
既に、運悪く、スパム・メールに汚染されている場合、善意のメールは必着にさせ、スパム・メールがゼロになり、フィルター設定は不要(但し、イヤガラセのメールは別途の話です。)にするには、メール・アドレスの変更しか手段は無いのを承知してください。


6)完璧なスパム対策が出来れば、祝杯です

自身で構築し、挑戦された手法で、運良くゼロになれば、万歳三唱で、祝杯を上げてください。
世のため、人のため、インターネット社会の健全化のため、手法を公開してください。


7)個々人により、状況は異なる(誰にも通用する、一律な対策は無い)

既知の先様から以外にメールは来ない。英文メールは不要。海外からのメール(日本文)は無いのなら、完全要塞化でも結構です。
但し、こんな場合で、既知の先様が少なく、届くメールもサポート・メール、メール・マガジンが殆どなら、メール・アドレスの変更が早いのです。


8)スパム・メールの受信状況には個々人での違いがある

英文スパム・メールのみである。日本文スパム・メールのみである。英文スパム・メールが大半である。
ロシア語がある。韓国語、中国語がある。
その他、国籍不明の言語で届く事もあります。HTML形式メールがあります。画像メールもあります。


9)スパム屋の手法は見破ってください

色んなサイトで、疑問視されている事柄があります。

使ってもいない、メール・アドレスにスパム・メールが届く。→簡単なメール・アドレスはランダム組み合わせのツールで、当てられ易いです。
自分宛に、送信者が自分のメール・アドレスで届くのは何故か。→スパム屋の送信ツールの送信者アドレス、IPアドレス等々は自由自在です。
宛先にも、「ソース」にも、自分のメール・アドレスが無いのに、自分に届くのは何故か。→「メーラー」の、「BCC」機能は、宛先にも、「ソース」にも表示されません。それだけの事です。

スパム・メール・ツールの事は知らない人が多いのは、仕方は無いです。専門家であるべき、レンタル掲示板屋も、CGIプログラム屋でさえも、調べもしてません。
但し、最低限の常識として、メールの基本的機能である、「CC」と、「BCC」の違い程度は承知してください。
要は、簡単なスパム屋の手法(手口)程度は、見破ってください。特別な手法ではありません。

それが分かっても大した意味はありませんが、スパム屋は魑魅魍魎で、工夫をし、手法は多岐に渡ってるのは事実ですが、過大評価は全くの不要です。
所詮は、洟垂れ小僧です。


10)返信させるのを、誘導するメール

「貴方から、迷惑メール(或いは、ウィルス・メール)が届きました旨、連絡しておきます。」
「先日は有り難う御座います。貴重なお話を有り難う御座いました。」
「おめでとう御座います。貴方様に抽選で景品が当たりました。お届け先を、下記メール・アドレス宛に連絡してください。折り返し、景品を発送させて戴きます。」
怪しいのなら、「昨夜は楽しかったです。又、お会いしたいなあ。」

表題、中身から、宛先を間違ったメールと判断し、親切心で、返信してしまう事もあります。(何故、自分のメール・アドレスに知らない人から、メールが届いたのか、考えもせずにです。(注;ウィルス・メールでは未知の宛先に届くのは有り得る話ですが、今時、ウィルス・メールは過去の遺物です。但し、当世では、Spywareがあります。)

斯く申す私も、ウィルス・メールの全盛時代、最初に受信したウィルス・メールの話の際には、疑問に思いつつも、大急ぎで、違いますと、懇切丁寧な返信をし、結果的に、出会い系の勧誘メールであるを知りましたが、途中から、メールの中身(文面)が豹変し、初心者なら、大慌てします。
気がついた段階で、無視して、ホットケ、ホットケです。


11)スパム・メールの届く数は個々人で、異なる

一週間に一、二個である。
日に一、二個である。
日に十個程度か、それ以上の、百個前後、数百個。千に近い。千を突破。

極論では、サポート・メール(メール・マガジンの類)以外の、善意の既知のメールが一週間に一通も無いのに、日に百個ものスパム・メールが届くようでは困ります。何のための、メール・アドレスかとなります。間違い無く、スパムのためのメール・アドレスです。

スパム・メールが、例え、週に一個、二個でも、気になる人もあれば、日に、数十個、百個でも、気にならない人もありますので、受信者の性格、考え方でも、対応が異なります。


12)サイトを運営し、メール・アドレス公開の有無でもスパムは異なる

サイトを開設し、サイトにメール・アドレスをリンクの場合は、スパム・ロボット対策なくしては、メール・アドレスを捕獲されます。


13)掲示板にメール・アドレス入力は初心者、ド素人丸出し

適切なスパム対策が出来ていない、スパムまみれの掲示板は、スパムが来ている証左であり、そんな掲示板にメール・アドレスを入力しますと、確実にスパム・ロボットに収集されます。
スパムまみれで無くとも、掲示板にメール・アドレスを入力は、少なくとも、セキュリティについては、初心者、ド素人丸出しです。


14)スパム屋が収集したメール・アドレスは売買されます

スパム・メールを送信し、相手先が存在せず、宛先不明で返品されない限りは、生きた(有効な)メール・アドレスです。
生きたメール・アドレスは、フリー・メールで、一個10銭。プロバイダ・メールなら、1円で、売買され、転売もされます。(単価は、一例であり、売買の個数にもよります。)


15)スパム・メールを或る程度は許容する度量も必要

スパム・ゼロを目標は宜しいですが、余り神経質になりますと、設定したフィルターを通過の、一個、二個のスパム・メール如きに苛立(いらだ)ち、徹底的に戦えば、振り回され、結果的に要塞化され、ホワイト・リスト(受信許可リスト)に登録されていない未知の善意のメールが届かなくなる可能性が増えて来ます。

未知の方からの、送信が無い場合や、海外からの、メールが絶対に無い場合は、対策も比較的簡単ですが、不特定多数からの、メールが予想される場合は、或る程度は許容する度量も必要です。


16)スパム・メール対策は場合により、無理難題か、簡単至極か

スパム・メール対策は、個々人の考え方、状況、環境等により、対策内容は異なります。
スパム・メールをゼロにするためなら、メール・アドレスの変更もやむを得ないとされるなら、変更が一番に簡単で、時間の無駄を省けます。
但し、ゼロの維持には相応の管理を要します。

メール・アドレスを変更したく無いが、スパムはゼロにしたい。
これも、状況によっては、無理難題。状況によっては、簡単至極ですが、考え方によります。
(09/06/14)


NO.2 スパム・メール屋のメール・アドレス収集方法


NO.2−1 メール・アドレスを登録する場合はスパム屋であるのを覚悟で登録せよ!

1)インターネット上での、有料、無料を問わず、サービス(会員登録、情報提供メール・マガジン、サポート・マガジンの購読、グリーティング・カード、懸賞、ネット・ショップ、ネット・オークション等々)を受けるため、メール・アドレスを要求されますが、全て、スパム屋であると、疑って掛かる程度の慎重さが要求されます。

(1)株式市場に上場の有名企業も、信用出来ません
「楽天」「Yahoo」等々は、インターネットをしていなくとも、多くの方が承知の企業ですが、有名企業であるから、セキュリティが堅牢とは云えません。

(2)セキュリティもどの範囲かがあります。
公式的には、個人情報は目的以外には使用しないとされてます。但し、目的の範囲が広いです。

(3)ネットで、商品を買い、或いは、宿の予約、チケットの予約等々で、メール・アドレスを連絡の先様は、インターネット・ショップの業者です。
全てがスパム屋ではありませんが、この段階で、大家を離れており、流出です。

(4)業者で無くとも、サービスを受ける場合の本家、大家でのアンケートでは、関心のある、或いは、メール・マガジン購読の希望の分野の入力がありますが、指定していないつもりでも、結果的には、一個は必須になっていたり、何らかの、「メール・マガジン」が配信されます。
要は、「楽天」なり、「Yahoo」に登録した業者が個人情報を見られる環境にあるためであり、この事がきっかけで、英文スパム・メールが届くようになった事例は山程あります。

(5)しかも、購読解除をしましても、表現は様々ですが、手続きに日数が掛かるため、暫くは配信されるとされており、放置してますと、延々と継続される場合がありますので、届く度に、徹底的に解除申請をする程度でないと、一度では、無視されます。
そもそもが、メール・アドレスを入力で、一週間で、「メール・マガジン」を配信し、解除に、二週間、一ヶ月も掛かる筈はありません。
先様は業者です。宣伝です。大家はそれを支援する立場です。

(6)ここまでは、送信者が明確ですので、「楽天」なら、「楽天」とされており、解除方法も明確ですので、解除に出向けば解除は可能です。
放置してますと、心当たりのない、「メール・マガジン」が届くようになり、英文のスパム・メールも届く事になります。
実は、この手のルートがスパム・メールの一番の原因と推測しております。(注;「楽天」だけではありません。)

(7)同じ企業でも、「Microsoft」「Ibm(Lenovo)」「Panasonic」「Justsystem」「Creo」等々の場合は、又、異なります。
ネット・ショップもしてますが、不特定多数の登録業者ではありません。
念のためですが、私の場合であり、保証するものではありません。

(8)実際には、メール・アドレスを登録しない事には、サービスを受ける事が出来ませんので、登録はされたら結構ですが、ワザワザ、プロバイダ・メール・アドレスを登録する事はありません。フリー・メールで充分です。
この事は、今や、常識化してます。


2)信頼した既知の先様(友人、知人、ネット上の知り合い等)には、プロバイダ・メール・アドレスを連絡は大袈裟には、信頼の証(あかし)です。
よって、顔を知らなくとも、信頼しているの意が表明出来る先様には、プロバイダ・メール・アドレスを知らせても宜しいです。
さもなければ、折角の、プロバイダ・メール・アドレスの使途がありません。

私の経験では、イヤガラセ(イタズラ小僧)は別としまして、特定個人の範囲であれば、メール・アドレス(フリー・メールを含む。)を連絡しましても、スパム・メールと繋がる事はありません。

要は、この先様から、メール・アドレスが漏れるようであれば、仕方が無いと、判断する先様には、相応の、メール・アドレスを連絡をし、そうで無い先様には、フリー・メールで充分です。
有効なメール・アドレスでさえあれば、目的は達成出来ます。そのための、メールです。
信頼に足ると、判断出来てから、プロバイダ・メール・アドレスを連絡で、遅くは無いです。
その程度の慎重さがあっても宜しいです。プロバイダ・メール・アドレスの安売りは避けるべしです。大切にしてください。
(09/06/15)


NO.2−2 掲示板はメール・アドレスの集積場

単純明解に、今時、掲示板にメール・アドレス入力欄を設けられている掲示板の管理人は、スパム・ロボットに無知を示してます。
ましてや、掲示板にメール・アドレスを入力するのは、初心者の証(あかし)です。

但し、あくまでも、「今時」の話です。
以前はメール・アドレス入力が一種、礼儀であり、自己紹介であり、名刺替わりの意味合いがありました。
しかし、スパム・メールの手口が広く知り渡った現在では、入力するのは、初心者でなければ、スパム・メールに対し、認識の乏しい人と思われます。
(09/06/15)


NO.2−3 ホーム・ページにリンクの管理人のメール・アドレス

云うまでもありません。そのままです。
スパム・ロボット(検索ロボットのコピー)がホーム・ページにリンクのメール・アドレスを取得しに来ます。
(09/06/15)


NO.2−4 プログラムによるランダム作成での、スパム・メール発信

厄介なスパム屋です。

特定個人にのみ、連絡していないメール・アドレス。
極端には、使いもしていないメール・アドレスにスパム・メールが届く。
原因は、二つありますが、Spywareは、余程の無管理なパソコン(インターネット環境)であり、別途とした場合は、スパム屋のプログラム・ツールです。

手法は、英字(アルファベット)の羅列のアカウントを作成、乱発し、返品されないアドレスは存在する事になりますので、単発で終わる場合と、登録され、継続して、送信される場合があります。
継続になりますと、名実共にスパム・メールとなります。

原因は、文字数が少なく、英字(アルファベット)のみ簡単なアカウントでは、組み合わせが容易なため、ランダム作成され易いです。

初期の、ケータイの、「i−modo」では、電話番号がそのままのアカウントです。
桁数も固定で、最初の、3桁は固定で、実質、「8」個の数字の組み合わせですから、使いもしていない、メール・アドレスで、スパム・メールだけが大量に着信しました。
(09/06/15)


NO.3 王道(まずは、理想論から)


NO.3−1 新規メール・アドレスの取得の状態が理想である

理想は理想であって、完璧な実行は難しいですが、如何なる状態が理想であるかを、策定し、対策もそれに近付けるのが対策の王道です。

王道とは、難しい話では無く、新規に、プロバイダ・メール・アドレスを取得して、早速にも、フィルター(拒否設定)を山程設けて、重装備する人は居られません。
重装備するにも、何に対してかの、対象が不明です。
よって、フィルターは無しです。

この程度の話は、異議、異論無しと思います。

更なる理想は、スパム・メールの受信がゼロの状態を継続し、メール・アドレスがいつまでも、スパム・メールに汚染されない事です。
とは云え、棚に飾って置くだけのメールなら、意味は無いです。
棚に飾って、使わなくとも、スパム・メールに汚染されるのが現状ですので、普通にメールを使い、完全無欠を維持するには、どうするべきかとなります。

当世、インターネットを通じ、各種サービスを受けるため、メール・マガジン、サポート・メール、その他、ネット・ショッピングをしたり、懸賞に応募もします。
その際、相手先が、スパム屋の手先か、直結かは分かりませんので、メール・アドレスはフリー・メールで登録し、スパム・メールが届いた場合、一発で分かるようにしておけば、何等慌てる事はありません。

むしろ、フリー・メールを有効に使い、スパムよ、サア、イラッシャイが理想です。

そのためには、メールの使い方をどうするかの問題となります。

使い方とは、プロバイダ・メール・アドレスの安売りをしない事です。
フリー・メールがスパム・メールに汚染されても、一発で、犯人が分かるようにしておけば、対処も簡単です。
フリー・メールであっても、漠然と、使わず、スパム・メールが届いても、犯人を特定出来る事が理想です。特定すれば、スパム・メールの駆除、撃退は簡単至極です。
再度、スパムよ、サア、イラッシャイです。
(09/06/16)


NO.3−2 理想的なメール・アカウントについて

1.まず、前提は、使用せず、放置していても、プログラムのランダム作成で、当てられない、「アカウント」にする事です。

2.そのためには、「英字(アルファベット)」「数字」「記号」の組み合わせで、なるべく「文字数の多いアカウント」にする事です。
(参考1;「付録・携帯電話」)
(参考2;docomo「迷惑メール受信率(ドコモのサンプル調査による」)

3.人が読んで、分かり易いのと、プログラムのランダム作成で、当て易いのは、別問題です。
尚、スパム屋のツールには、「英字」のみで、「数字」「記号」については、プログラミングされていない可能性があります。
但し、現時点での話ですが、現時点で、ベストな状態にしておくのが原則です。

exp1.「shibaken」「aaaaaaaa」「abcdefgh」「azazazaz」では、全て、「8」文字ですが、どれが当てられ易いかとなりますと、全部一緒です。「英字」のみですので、当てられます。

exp2.「abc」「abcd」「abcde」「abcdef」「abcdefg」「abcdefgh」では、「3」文字、「4」文字と、順々に文字数が増えてますので、文字数が多い方が、当てられ難くはなりますが、「英字」のみですので、結局は当てられます。

exp3.「kyoto」「kyo09」「kyo−9」「kyo_9」では、全て、「5」文字ですが、「kyoto」は、「英字」のみですので、失格です。
「kyo09」「kyo−9」「kyo_9」は合格で、「kyo09」「kyo−9」「kyo_9」のどれが、優秀かは、良く分かりません。
あくまでも、感覚的にですが、「kyo−9」「kyo_9」の方が、「kyo09」よりも、引っ掛かり難く、安全策のような気がします。

よって、例えばですが、「kyoto−2009−kyoto」とでも、出来るなら、覚え易く、文字数が多く、「数字」も、「記号」も入っています。
(09/06/16)


NO.3−3 フリー・メールを上手に使うのが、スパム・メールをゼロ維持のコツ

1.既載の通り、各種サービスを受ける際の登録に、プロバイダ・メール・アドレスを使うのは、危険です。
フリー・メールを使うのが、常識です。

2.フリー・メールであっても、スパム屋がランダム作成で、一発でバレるものは好ましくありません。
大切に使うべきですので、アカウントは、「文字数多く」「数字」「記号」を入れる事が理想です。
(09/06/16)


NO.3−3−1 フリー・メールの選定

フリー・メールは提供元での、特徴がありますが、スパム・メール防止の観点からは、「Gmail」と、「Yahooメール」を推奨します。

1)「Gmail」→アカウントは、「英字」「数字」と、「記号」は、「.」のみ。
→フィルター機能が充実しているため、分類は可能であるが、スパム・メールも受信する。スパム・メールの受信は許さない考えからは、不適当です。
但し、「Yahooメール」の欠点を補えるため、取得して、損はありません。

2)「Yahooメール」→アカウントは、「英字」「数字」と、「記号」は、「_」のみ。
→「セーフティ・アドレス」機能があり、10個(Yahoo会員、有料の場合、30個)の、「セーフティ・アドレス」を作る事が出来ます。
(09/06/16)


NO.3−3−2 「Yahooメール」のセーフティ・アドレスについて

1)元のアカウントで、一元管理が出来る。→大元のアカウントと同じメール・ボックスに入ります。

2)「OutlookExpress」に受信は出来ますが、送信が出来ませんので、私の場合、返信は、「Gmail」でしています。(「Gmail」は、「OutlookExpress」で、受送信が出来ます。)

3)「Yahooオークション」では、「セーフティ・アドレス」は使用出来ません。
「登録メール・アドレス」となっておりますので、別途のフリー・メールで登録で宜しい。少なくとも、プロバイダ・メール・アドレスでの、登録は止める事です。

4)スパム・メールが高い確率で予測される、利用に、管理用の、「Yahooメール」を使用する事はありません。
実際に、スパム・メールが届くと、各種登録先の、「セーフティ・アドレス」を変更をしないと、大元の、「アカウント」を削除出来ません。
つまり、「セーフティ・アドレス」を使う場合は、大元の、「アカウント」を大切に使う事が要求されます。
捨てるのは、個別の、「セーフティ・アドレス」です。
(09/06/16)


NO.3−3−3 スパム・メールの手先は一発判明、一発撃退

1)メール・アドレスの登録先で、ある程度、信頼が出来る先様には、「Gmail」で登録変更する等は、信用度で判断してください。絶対に信頼出来るなら、プロバイダ・メール・アドレスでも結構です。

2)セーフティ・アドレスでは、相手先を明確に分かるようにする。
exp1.「楽天」の場合のアカウント、「kyoto2009−rakuten」で結構です。ズバリの方が、ハッキリします。

exp2.「Gmail」に、アカウント登録の際のアカウントは、「kyoto2009−gmail」でも結構です。(注;「Gmail」を信用出来ないの意味ではありません。)

3)「Yahooメール」の、「セーフティ・アドレス」を、使いこなす事で、スパム・メールが届けば、流出させた犯人が一発で分かります。
該当の、「セーフティ・アドレス」を削除する事で、スパム・メールは届きません。
該当のアカウントを削除しますので、スパム・メール発信者には、宛先不明で返品され、「フィルター」の設定は一切不要です。

4)原則的には、スパム屋の手先には再度の登録をしないでください。
但し、分かってしまえば、対処は簡単です。
例えば、「kyoto2009−rakuten」で、スパム・メールや、不要なメール・マガジンが届いた場合、その「アカウント」を削除で結構ですが、「楽天」を再度、利用したい場合は、「kyoto2009−rakuten2」とでもして、新規に、「セーフティ・アドレス」のアカウントを作成し、「楽天」に登録で充分です。(注;一度削除しますと、同じアカウントでは使えなくなるためです。)

犯人が分かってしまえば、上手に利用出来ます。
サービスさえ受けたら、削除でも、該当のアカウントで、スパム・メールが着信まで、待っても構いませんが。
(09/06/16)


NO.3−4 王道(理想論)の背景

<王道(理想論)は、自分自身の反省を元にしています>

1)アカウントの話

以前のプロバイダは、「京都inet(1997年から)」でした。(2008年元旦から、実質的に、「Eonet」に切り替えました。)
「京都inet」で、メールのアカウントを登録の際の制限事項は、「英数字」で、「8」文字以内です。現時点では、「記号」の、「−」「_」が使えます。
当時は、全くの初心者です。当てられ易いアカウントの事は知りませんので、単純に、「英字」のみで、登録しました。

但し、当時は、「英数字」で、「8」文字以内は、何処のプロバイダでも同じです。
そもそもが、スパム・メール(迷惑メール)は無いとまでは、申しませんが、存在を知りませんでした。
(09/06/17)

2)スパム・メールよりも、ウィルス・メールが脅威の時代

インターネットを始めたのが、1997年ですので、Osは、Windows95です。
インターネットは単純にそのままのダイヤル接続の時代であり、スパム・メールを大量発信は、電話代が嵩みますので、採算が合いません。
通信費用が安くなり出したのは、テレホーダイからで、夜11時以降、朝8時までは、指定の電話番号(2回線)についてのみ、オプションとして申し込み、時間帯限定ですが、安くなりました。
まだまだ、スパム・メールに悩む時代では無く、Adsl元年と称される、2001年の翌年辺り、2002年頃から、スパム屋が活発になり、ジワジワと、着実に増え出したと推測します。

それまでは、数ヶ月で一発。多くて、一週間に一発ですので、スパムはスパムでも、何かの間違いでの着信程度に考えておりました。
或いは、自分自身のメール・アドレスも有名になったなあと。見知らぬ先様から、メールが届くのかと。
そんな暢気な時代を経て、ダイヤル接続から、テレホーダイ、Isdn、フレッツIsdn、Adsl、ケーブルであり、光であり、通信費用が安くなり、高速になるに従い、スパム・メールが増大と解釈しております。
その間には、インターネット人口も飛躍的に増え、スパム手法も少しずつ、開発されました。

但し、以前は、スパム・メールでは無く、ウィルス・メール(添付ファイル・メール)が脅威の時代です。
特に、2001年末から、2002年に流行った、「Badtrans」では、OutlookExpress、「4」での、プレビュー機能を利用され、カーソルを合わせただけで、感染するもので、私も感染しました。
対策は、OutlookExpressのバージョン・アップとして、「5」にするなり、「5.5」を推奨されました。
(「パソコンあれこれNO.3」Badtrans.Bに感染参照)

現在では、ウィルス・メールは、ホボ壊滅状態と考えております。プロバイダ側、メーラーの設定での対策も効を奏しました。
(参考;「PORT25の状況」)
そんな意味では、ウィルスは、Windows時代以前の、MS−DOS時代から遭遇しておりましたが、データーで示すとおり、「PORT25」の効果(「PORT25」については、スパム・メール対策とされてますが、実際には、ウィルス・メールに効果がありました。)があり、2006年8月を以て、私には、過去の遺物となりました。
(09/06/17)

3)自己反省
(1)何よりも、スパム・メールに対して、無知でありました。

どんな経路で、メール・アドレスを知られるのかさえを、知りませんでした。

分かった頃には、手遅れです。
スパム・メールの対策を困難にさせる原因は、一つのプロバイダ・メール・アドレスを、方々で、使っている事です。

例えば、友人、知人は勿論の事、メール・マガジン、サポート・メール、インターネット・ショッピング等々で、何の疑念も持たずに、景品目当てにアンケートに答えたりで、一つの、プロバイダ・メール・アドレスを登録している事です。

グリーティング・カードを戴ければ、単純に喜び、早速にも、グリーティング・カードに登録をし、返礼もしておりました。(尚、グリーティング・カードも、以前のような状態ではなくなりました。カードの受信者にはメール・マガジンが届かなくなりましたが、送信者には相変わらず届き、危険です。)

掲示板には、ホーム・ページの宣伝と、儀礼として、メール・アドレスを入力したり。
そのホーム・ページにリンクの、メール・アドレスは丸裸であったり。(「メール・フォーム」にはしておりましたが、スパム・ロボット対策はしておりませんでした。)

結果的に、スパム・メールが増え、日に数発となり、十数発、数十発となり、2006年11月には、瞬間風速ではありますが、日に、510発にも達する事になりました。
(「SPAMメール受信状況」参照)

実際には、2003年からは、初歩的な対策をし出してます。(当然ですが、当時は、決め手と信じての対策です。)
スパム・メールについて、調べ出しもし、メール・マガジン等々が集積場と知り、大慌てで、解約、並びに、私が掲載の関連の箇所を修正しました。それでも、マダマダ、無知でした。
私のホーム・ページのスパム・メール対策(「SpamMailKiller」の件)に、一部、ホワイト・リストのメール・アドレスを掲載してました。この事を、ご指摘を受けたりでした。
それ程に、認識が甘かったと云えます。(対策経過等は後述します。)

(2)一つの、メール・アドレスを方々で使用しているため、スパム・メールが届いても、発信元が不明。

そもそもが、自分のメール・アドレスがどこから、漏れたのか。誰が犯人かが、分かりません。
分からないため、現物のスパム・メールを解析し、メール・アドレス、「送信者」「件名」「文面」等々から、フィルター(拒否設定)を設ける事になります。
フィルターにも、種類があり、「OutlookExpress」の、「メッセージ ルール」で行うのか、フリー・ソフトであるのか、高価なセキュリティ・ソフトか、プロバイダのサービス(有料を含む)にするのかです。
私は当初より、有料サービスは一切、利用してません。子供騙しであり、お遊びと考えてます。無料であれば、効果が無くとも、諦めもつきますが、有料で、効果が無ければ、何してるかとなります。

(3)スパム・ロボットの存在に確信を持ったのは、掲示板スパム対策の実績から。

スパム・ロボットについては、相当以前より、薄々には気がついておりましたが、確信を持ったのは、掲示板スパムを、ロボット除けメタ・タグ程度の簡単な方法で、ゼロに出来たからです。

結果的には、大急ぎで、抜本的なスパム・メール対策にも動き出しましたが、対策は正解ではあっても、時既に遅しです。
プロバイダ・メール・アドレスは、スパム屋に出回り過ぎており、一人歩きしてますので、要塞化を試したりも致しました。
但し、要塞化は周到なる手順を踏んでおり、善意のメールは一発たりとも、誤削除しておりませんが、そのためには、手間暇の掛かる管理をしておりました。
要は、要塞化をしても、手間暇を掛けて、管理をしていたのでは、意味がありません。
(09/06/17)


NO.4 スパム屋のプログラム・ツールについて


NO.4−1 メール・アドレスについて

再度、自分自身の状況を振り返りますと、プロバイダ・メール・アドレスも、最初は、「京都inet」でしたが、軽く不合格であると述べました。
元々が、「アカウント」も、「英数字」で、「8文字以内」の制限があり、「英字」のみの、「8」文字で、「アカウント」を取得しておりました。「京都inet」が特別では無く、当時は、何処様も、文字数には、制限がありました。
「英数字」ですが、「数字」を入れる発想もありませんでした。好みの問題でもありましたし、適当な数字が思い当たらずです。

私自身には、「文字数」を多く、「数字」「記号」を交えての、スパム・メール対策の概念は、「Eonet」にプロバイダを変更する際にも、乏しかったと云えます。
付録・携帯電話」では、「英数記号」をと、してますが、肝心の登録の際には、王道、理想論には、程遠い、「アカウント」登録しました。

当然ですが、以前の、「アカウント」に愛着があり、採用は別として、試してみましたが、簡単な、「アカウント」ですので、既に、取られてました。
仕方なくとするよりは、「京都inet」時代の、「アカウント」に若干の工夫を交え、文字数を多くしただけです。
結果的に、新しい、「アカウント」はギリギリですが、合格の範疇です。

「Eonet」の、「アカウント」の合格理由は、実質利用(2008年1月)から、約一年半経ちますが、スパム屋のプログラム・ツールで当てられていないからです。
「Gmail」では、「英字」のみですので、一ヶ月で、やられました。(次ぎの、「NO.4−2」で解説します。)
良い学習になり、「Gmail」の新しい、「アカウント」は、半年経過で、無傷です。
(09/06/18)

NO.4−2 スパム・ロボットに対する安全性について

「Gmail」で、「アカウント」を取得の際(2007年12月)には、「Gmail」の登録画面で、「パスワード」の安全性のため、「英字」と、「数字」が必須とされてますが、ここでは、肝心の「アカウント」についての、指定はありません。
「docomo」の、「迷惑メール受信率(ドコモのサンプル調査による」についても、「数字」「記号」の件は触れられてません。あくまでも、「文字数」だけのデーターです。
よって、「記号」なり、「数字」を入れる事での、実際面での、安全性の度合いは不明です。

対して、「Yahooメール」は、早くからで、1999年2月に取得しておりましたが、必ず、「数字」を混ぜる事にされておりますが、安全のためであるとは、明記が無く、むしろ、仕方なく、「数字」を交え、「英字」との間に、単純に、「記号」も入れました。
意図はしてませんが、結果的には、安全性の高い、「アカウント」になっています。

ここで、実績として、1999年2月取得の、「Yahooメール」には、以来、スパム・メールは届いてません。
取得だけで、使用していませんでしたが、実質的には、プロバイダを、「Eonet」にしてからの、2007年末からは、各種、メール・アドレスの登録先(サポート・メール等)に、メール・アドレスの変更届けをし、使用してますが、相変わらず、ゼロを継続です。
面白い事に、「Yahooメール」の、「セーフティ・アドレス」でも、ゼロです。

理由の一つは、サポート・メール、メール・マガジン等々、実際に必要なものだけを登録変更し、それ以外は、「京都inet」の、メール・アドレスが解除されたと同時に、縁を切る事にしました。
サポート・メールでも、登録した覚えの無いのが、着信しており、解約するにも、手段の無いものもありました。そんな意味では、整理するのに、良い機会でした。

使ってもいない、「Yahooメール」にスパム・メールが届かなくて、当然である。
とは云え無いのは、承知していましたが、ハッキリと、認識したのは、「Gmail」で、使っていない組み合わせの、「アカウント」で、スパム・メールが届いたからです。月に一件の割合です。
(「パソコンあれこれNO.35」NO.386リンクの話(15) 余談・フリー・メールの話(3)参照)
(Gmailヘルプ「他人宛のメールが届いた場合」→「自分のアドレスに似ているが、ピリオド (.) の数が異なる。」参照)

つまり、「Gmail」で、「アカウント」取得の際、「Eonet」の、「アカウント」に近いものにするべく、想定しましたが、厄介な事に、「Gmail」では、「記号」は、「.」以外は使えませんので、「.」を採用して、「アカウント」登録しましたが、実使用している際に知ったのは、「Gmail」での、「.」は、使い分け程度の意味であり、「.」を省いても、「Gmail」では通用します。

例えば、「kyoto」でも、「kyo.to」「kyo.t.o」でも、「.」を何処に入れても、同じ、「アカウント」と見成され、受信します。
「.」の目的、使途は、「.」の場所により、使い分けをし、分類するためのものでありました。

「Gmail」で、各種登録先等々には、原則として、「アカウント」取得の際と同様の場所に、「.」を入れましたが、「Gmail」に、「.」無しの英文スパム・メールが届きました。
「.」が無いため、実は、「英字」のみの、「アカウント」になり、プログラム作成するスパム・ツールの存在を実感として、知りました。
早速にも、該当の、「アカウント」は解約し、「.」は止め、「英数字」での、「アカウント」で登録しました。
以来、スパム・メールはゼロです。
(09/06/18)

NO.4−3 フリー・メールの利便さ(メーラーで一元管理、送受信が可能)

私自身は、「Eonet」のプロバイダ・メール・アドレスを、スパム・メールからの保護のため、信頼出来ると思われる先様以外は、フリー・メールで、登録、連絡しておりますが、フリー・メールも、「OutlookExpress」(メーラー)で、受送信が可能です。
当然ですが、各々の、「アカウント」登録をする必要はあります。
登録する事で、一括受信が出来、一元管理が出来ます。

「Yahooメール」の、「セーフティ・アドレス」も、受信は、大元の、「アカウント」登録だけで、可能です。
但し、「セーフティ・アドレス」での送信、或いは、返信の場合は、メーラーに、個別の、「アカウント」を登録の必要がありますが、そんなに沢山の、「アカウント」登録はせず、送信、返信は、「Yahooメール」の大元の、メール・アドレスでも、「Gmail」「Eonet」にでも、メーラーに、「アカウント」登録されている、メール・アドレスに切り替えられます。
場合により、「セーフティ・アドレス」で、送信、返信したい場合は、「Yahooメール」のWebメール上で、操作する事で可能です。

この辺りを、色んなサイトで、間違いではありませんが、「Gmail」なら、「Gmail」のメール・ボックス(Webメール)に、例えば、「Eonet」も、「Yahooメール」も、転送受信させ、「Gmail」の、メール・ボックスから、「OutlookExpress」に取り込む方式を紹介されてますが、そんな方法もあるだけの事です。

例えば、「Gmail」のメール・ボックスに、他のメール・アドレスでの、メールを取り込む主たる理由は、「Gmail」をスパム・メールの、「フィルター」として、利用の場合に便利なためです。
スパム・メールに汚染されている場合の話であり、汚染されていないのなら、「Gmail」に、ワザワザ、プロバイダ・メールを転送の必要性はありません。
「Gmail」に転送されましても、スパム・メールと判定されたメールは、Webメールの、「迷惑メール」フォルダに格納されるだけです。

尚、私の場合であれば、「OutlookExpress」に、「Eonet」「Gmail」「Yahoo」のフォルダを作成し、「メッセージ ルール」で、受信メールを振り分けし、ここから、更に、所定の、フォルダに分類し、保管しています。
(注;フォルダの表示順位は、上位に、「アルファベット」の若いもの。下位に、「カタカナ」「漢字」の順となります。この辺りを工夫する事で、受信メールの最初の振り分け場所を上位に表示させ、且つ、離さないように出来ます。)
(09/06/18)


NO.4−4 ドメイン(組織名)について

「ドメイン」は、「組織名」であり、「@」マーク以下の、プロバイダの名称を示します。
独自ドメインの場合は、企業なり、団体、個人名称を示します。

一般的な、「@」マーク以下の構成→<「@」+「ホスト(サブ・ドメイン)」+「ドメイン」+「組織」+「国名」(Exp、「@xxx.eonet.ne.jp」)
となりますが、「@」以下の、「ホスト(サブ・ドメイン)」は、プロバイダによって、異なります。

Exp1.インターネット・プロバイダの場合(多くの場合、「ホスト」があります。)
「Nifty」→「@nifty.com」「@nifmail.jp」(「@nifmail.jp」はセカンド・メールの場合です。「ホスト」はありません。)
「京都inet」→「@mbox.kyoto−inet.or.jp」(「mbox」は、「ホスト」ではありません。)
「Eonet」→「@xxx.eonet.ne.jp」
「Ocn」→「@xxx.ocn.ne.jp」
「Biglobe」→「@xxx.biglobe.ne.jp」
「Hi−ho」→「@xxx.hi−ho.ne.jp」
「Plala」→「@xxx.plala.or.jp」
「Odn」→「@xxx.odn.ne.jp」

Exp2.フリー・メールの場合(「ホスト」はありません。)
「Gmail」→「@gmail.com」
「Yahoo」→「@yahoo.co.jp」
「Hotmail」→「@hotmail.com」又は、「hotmail.co.jp」
「Goo」→「@mail.goo.ne.jp」(「mail」は、「ホスト」ではありません。)
「Aol」→「@aol.com」
「Msn」→「@msn.com」

Exp3.ケータイの場合(「ホスト」はありません。)
「Docomo」→「@docomo.ne.jp」
「Softbank」→「@softbank.ne.jp」
「Kddi」「Au」→「@ezweb.ne.jp」
(09/06/19)

NO.4−5 プログラム作成では、「ホスト」があれば、当てられ難い
        −−「ホスト」がバレると、「ホスト」仲間が狙われる−−

スパム屋が、メール・アドレスをプログラム作成させるのは、あくまでも、「アカウント」に対してです。
「@」マーク以下の部分は、対象を絞り込み、固定させます。

よって、「NO.4−4」のとおり、フリー・メール、ケータイのメール・アドレスの、「@」マーク以下は、単純で、全て一緒ですので、考える必要がありませんので、当てられ易いのがよく分かります。

インターネット・プロバイダでも、「Nifty」「京都inet」のように、分かり易いのがありますが、「Eonet」「Ocn」等、「ホスト」で区分されており、プロバイダが意図していなくとも、スパム・メールにバレ難いです。
但し、当然ですが、一つの、「ホスト」がバレますと、同じ、「ホスト」のメールは、プログラム作成で、当てられ易くなります。
この事は、「CC」で送信して来る、ド素人のスパム屋のスパム・メールでは、ソース等を見れば、一発に分かります。

「京都inet」のスパム洪水時代では、特に、日本文スパム・メールでは、「@」マーク以下は、全て、「mbox.kyoto−inet.or.jp」で、「アカウント」では、「shibaken」「sibahara」「shibata」「sibamura」等々、実際に存在しているのか知りませんが、同類の、「アカウント」を列記で送信しておりました。
「s」では無く、適当な、「英字」の羅列もありました。
そんな意味では、メールも、サイトの構成であっても、或る程度は、「ソース」を見れば分かります。

以上のとおり、同じ、プロバイダの、「ホスト」仲間のためにも、大切な、メール・アドレスをスパム屋から防衛してください。
一つが、バレますと、そのスパム屋から、余所様にも迷惑が掛かる可能性があります。

尚、この事は、不勉強なスパム屋洟垂れ小僧が、「ホスト」の存在を知らずに、省略した送信者アドレス(偽装)で、スパム・メールを送信する事があり、「フィルター」設定で、善意の送信者を阻害する事も無く、排除材料の一つに出来ます。

反対には、フリー・メール、ケータイの場合、安直に排除材料には出来ません。
既知のメール・アドレスをホワイト・リストに登録で、善意のメールの拒否を避ける事が出来るとするサイトがあります。
間違いではありませんが、メール・アドレスの変更通知が拒否されます。

ホストの問題だけではありません。
世の中には、スパム・メール、掲示板スパム対策ツール(プログラム)が山程あり、宣伝文句だけを閲覧し、鵜呑みにしないでください。
全ては、自己責任の範疇ですが、拒否設定の意図は無くとも、副作用として、特定のドメイン(独自ドメイン)、ケータイ会社、特定のメーラー、特定の文字コード等々を排除する事が報告されている場合もありますので、この辺りの問題点についても、調べる等、慎重にしてください。
但し、知らぬは、仏の世界ではありますが。
(09/06/19)


NO.5 副作用(セーフティ・アドレスについて)


NO.5−1 「セーフティ・アドレス」の思想は昔からありました
        −−メールの最大の目的、大前提−−

「Yahooメール」の、「セーフティ・アドレス」の思想は、目新しい事では無く、昔からありました。
主として、スパム・メール対策として、紹介されておりました。

私の記憶では、2003年、2004年辺りの、要は、Adsl元年(2001年)以降での、ウィルス・メールと、スパム・メールが急激に増え出した頃に、IT関係技術者が自分達の日常的対策として、技術情報サイトに掲載しておられました。

内容は、複数のメール・アドレスを持って、管理し乍ら使用する方法であり、IT関連等、日常的にメールの送受信が多く、例えば、日に100通もの、メールが往復する場合は、ウィルス・メール、スパム・メールが避けられないため、メール・アドレスを何個も持ち、「使い分け」をする事です。
或いは、IT技術者が、ウィルス調査、或いは、スパム屋に対する、囮(おとり)のためのメール・アドレスです。

使い分けとは、顧客に対すると、社内、或いは、プライベートな知り合い等と、業務としての、メール・マガジン、サポート・メールに登録のメール・アドレスを分けるものです。
個人の場合であれば、余程で無ければ、メール・マガジン等の登録先は10箇所もあれば、足ります。

顧客の場合、先様の、知識度、パソコンの管理状態が不明であるため、当時は、ウィルス・メールの脅威もあって、顧客専用のメール・アドレスを設け、明確にする手法でもありました。
顧客から、ウィルス・メールが届くようであれば、適切な助言も可能ですが、ウィルス・メールは、必ずしも、送信者が感染しているとは、云い切れないのは、常識です。
専用メール・アドレスなら、相当な確率で、限定出来ます。

会社関係、個人でも、ウィルス・メールが届いたと連絡しますと、そんな管理はしていないと、憤慨、興奮される先様もあります。そんな会社、人であれば、ある程、無管理ですが、本来は、知らせがあれば、有り難い事です。

そんな意味では、ウィルス・メール全盛時代は、知らせが方々からありました。
知らせだけで、連日、100発もあった時期を記憶してますが、全部、記録にも、心当たりも無い先様でした。
場合により、数カ所から、ウィルス・メールが定期的に届きましたので、確認してくださいと連絡。実際に感染していた事もありました。
現在では、ウィルス・メールはありません。個々人の環境は様々ですので、断言は出来ませんが。私の承知の範囲では、ウィルス・メールの話は知りません。

会社であれば、アカウントは、或る程度、自由に作成する事が出来ます。
個別に専用のメール・アドレスを使えば、ウィルス・メールであれ、スパム・メールであれ、届いた場合、相手先が解ります。

囮のメール・アドレスとは、表現を変えますと、調査のための、メール・アドレスで、幾種類もの、メール・アドレスを準備し、サイトに、どのような形で、リンクをすると、スパム・メールが届き易いか等々です。

実際には、スパム・ロボットですので、当時、閲覧した先の記載では、単に、何種類も貼り付けて、調査しているとだけで、結果は掲載されていませんでした。
記憶の範囲では、メタ・タグまでは、されておりませんでしたが、「INDEX」ファイルに、リンクのメール・アドレスが一番にスパム・メールが多かったのではないかと、推測します。

何れにせよ、会社であるとか、IT技術者(会社)のように、メール・アドレスを自分で幾つも作成出来る立場で、可能な事です。
個々人が実施する場合は、フリー・メールになりますが、従来なら、「Yahooメール」に、「セーフティ・アドレス」機能はありませんので、10個なら、10個の、アカウントを作成、登録の必要性がありました。

それを全部、「OutlookExpress」にアカウント登録する事で、一括での送受信が出来ますが、その当時の、パソコンの性能、インターネット環境では、速度が遅くて大変です。
少なくとも、私の環境である、Cpu200MHzで、フレッツIsdn(ダイヤル接続)では、検討の余地もありませんでしたが、管理だけの問題で、名案であると、評価し、記憶に止めておりました。

よって、「Yahooメール」の、「セーフティ・アドレス」の内容を知り、無料で、理想的なメールが出たと、迷わず、一発採用です。
それまでは、同様の事を、「Gmail」でやっておりましたが、不満足な点がありました。「Gmail」は全てのメールを受信し、分類だけしか出来ません。
スパム・メールを完全に遮断が出来ませんが、「セーフティ・アドレス」なら、可能であり、完全に遮断で、スパム・メールの顔を見ないようにするのが、私の理想です。

善意のメールは誤判定ゼロが大前提、最優先です。
前提を崩すと、メールは価値を失います。
全てのメールを確実に届けるのが、プロバイダの使命です。届けたあとは、個々人の自己責任です。


謂わば、生涯一度の一見さんであっても、十年、二十年を経た旧知の人からのメールであっても、どこからであっても、メール・アドレス変更通知も、全ての善意のメールは、一切の障害も無く、受信が出来て、メールの意味があります。(注;サイト運営の場合を含みます。)

そんな意味では、「Gmail」は、メールの最大の目的、大前提を崩していませんが、結果的には、副作用として、100%確実の犯人、出所明確のスパム・メールをも、受信します。
この、「Gmail」最大の欠陥を解決するのが、「Yahooメール」の、「セーフティ・アドレス」です。
(09/06/19)

NO.5−2 副作用は管理(記録)が必須である事

「セーフティ・アドレス」が、スパム・メール対策に一定の効果がある事は、理屈的に、疑問はありませんが、副作用としては、管理面です。

無管理に使用しますと、只のメール・アドレスであり、何の意味もありませんので、個別アカウントを何処に登録したかを記録し、管理する事をお勧めします。そのためには、登録先を一目瞭然の状態にするアカウントにする事をお勧めしておりますが、登録が、サポート・メール、メール・マガジンが目的だけではありません(メールを配信している先様なら、着信メールのメール・アドレスで分かります。)ので、記録が重要としております。

又、一つのアカウントを複数箇所に使用しますと、スパム・メールが届いた場合、登録先の何件かを、探索しなければ、犯人は分かりませんが、登録先の記録が無ければ探索のしようもありません。

その上で、適当な頻度で、見直しを行い、安全と判断した先様は、別途の広範に使用しているメール・アドレス(例えば、「Yahooメール」の大元のメール・アドレスか、「Gmail」等。)に登録変更の処置をしてください。
理由は、無料の範囲では、10個以内のためであり、イザの時の、余裕も欲しいです。
個数が不足の場合、大元のアカウントを複数取得の手もありますが、管理は必須です。

スパム・メールを意識し乍ら、何カ所かに登録しますと、安全か、危険かは、登録の際の手続き面等により、察知出来る場合があります。
無防備で、簡単に登録出来る先様程、怪しいです。
「サア、イラッシャイ。」は結構でも、冒険する事はありません。
管理の面倒さも、最初だけで、一旦、落ち着けば、何もする事は無く、スパム・メールに無縁であるのが宜しいです。

中身の分からない、ブラック・ボックス・ツールよりも、単純明快が一番です。
(Simple is Bestです。)
(09/06/19)

NO.5−3 最大の欠陥は、スパム屋のプログラム・ツールの改善

最大の欠陥は、スパム屋のプログラム・ツールが改善され、記号、数値が導入され、メール・アドレス(プロバイダ、セーフティ・アドレス)のアカウントが当てられた場合です。
(09/06/19)