シバケンの天国

そのトキの話題NO.1


表題一覧表

目次

そのトキの話題NO.2

20.組織犯罪対策3法案

19.ユーゴ問題、中国大使館誤爆

18.国旗掲揚国歌斉唱

17.臓器移植問題(7)

16.臓器移植問題(6)

15.臓器移植問題(5)

14.臓器移植問題(4)

13.臓器移植問題(3)

12.臓器移植問題(2)

11.臓器移植問題(1)

10.推論−和歌山砒素入りカレー事件(3)

9.推論−和歌山砒素入りカレー事件(2)

8.推論−和歌山砒素入りカレー事件(1)

7.和歌山の砒素入りカレー事件(2)

6.和歌山の砒素入りカレー事件(1)

5.ダイオキシン問題(5) 自然の摂理

4.ダイオキシン問題(4) 自然との共存

3.ダイオキシン問題(3) 淘汰のお神籤

2.ダイオキシン問題(2) 生存競争

1.ダイオキシン問題(1) 人類の遠望


20.組織犯罪対策3法案

早いハナシが、捜査のための盗聴を、合法化する法案です。
そして、この問題は、個人のプライバシーの問題が絡んでる。
反対意見は、個人のプライバシーを法に基づいて、侵害される恐れがある。
傍受するときは、裁判所から許可を得て、第三者の立会人の基でアルやないか、云うても、そのヒトの立場がどんなんか。
NTTの社員で、とか云うても、NTTの社員がナニを立ち会うんやろねえ。
技術的な問題やったら、警察にも、そんな人材は居るはず。
ヘンに沢山のヒトが参加して貰たら、個人の秘密がバレル可能性が高くなるで。
そういう意味では、エエ加減な基準です。
しかも、アメリカでは年間200万件の傍受で8割が犯罪に無関係やぞ。
電子メイルも対象で、それも、プロバイダに到着したものをチェックされることがあるぞ。HPは勿論のこと、FAXもやぞ。
こんな議論は、アホかいなです。
まず、HPなんか、アップした段階で、不特定多数に公開してます。
メイルはプロバイダ経由です。その気やったら、プロバイダのヒトでも、覗くことが出来ると思てます。
どうしても困るんやったら、暗号化したらヨイのですけど、それでもプロやったら、解読してしまうでしょう。
そもそも、セキュリティのことは、インターネットが流行りだしてから、云々されてます。
アカウント名とパスワードを入力せんと、ダメとか、そのパスワードも出来れば定期的に変更しなさい。
変更したことナイけどねえ。せっかく覚えたのに、変更したら分からんようになる。
私自身は、傍受されて困る通信なんかしたことない。少なくても、現在までは、ですけど。
そして、今後も他人に傍受されて困るような通信をする予定もありません。
メイルはそうでもナイけど、電話は苦手なんです。殆どしたことがない。
携帯電話も持ってますけど、勿体ないハナシですけど、基本料金だけ支払ってます。
通常の家庭でも、おそらくですが、困るようなハナシをされてナイでしょう。
そら、浮気とか、若いヒトの恋人同士のハナシまで傍受されてたら、ナンやろうけど、原則的には、他人に傍受されてることを前提にハナシをせんとアカンでしょう。
そもそも、盗聴器みたいなもん、電気屋さんでも売ってるやないですか。
アメリカ大統領のクリントンさんはホワイトハウスでアホな電話をしてたらしいけど、ホワイトハウスなんか、機密事項が多いのやから、傍受されてることを前提にやらんとアカンのにねえ。
大統領たるヒトが無防備やなあと思いました。それでも、相手が録音してるとは夢にも思てなかったでしょうけど。
個人としては、犯罪に絡んでないのに、傍受されたら警察と裁判官を訴えたらエエことです。
これは気持ちがエエやろねえ。特に、裁判所を訴えることが出来たらなあ。
とは云うても、個人では、そんなことされても、分かりませんですけどねえ。
どっちにしたかて、先方がその気になったら出来ることです。
ここまで進歩した通信時代に、傍受(盗聴)を合法化するのはケシカラン。
そんなこと云うてるから、余所の国から小馬鹿にされるのです。
日本はスパイ天国。犯罪天国。
犯罪者集団が、通信技術を使てるのに、それを防止する警察がやったらアカン。手足を縛っといて、取り締まりはしっかりやれ。警棒だけで、ピストルと戦え。
そんな馬鹿なハナシがありますかいな。
もっと、ハイテク技術を駆使して犯罪組織と戦って、勝利せんとダメです。
下手したら、東南アジアのホカの国の警察力が強なって、犯罪者が、日本に集結して、国際犯罪の楽園になる。
そして、私のHPやったら、セイゼイ傍受してやって下さい。

<参考>

組織犯罪対策3法案
1.通信傍受法案
2.組織的な犯罪の処罰、犯罪収益の規制法案
3.刑事訴訟法改正案

骨子
1.通信を傍受出来るのは、薬物、銃器犯罪、集団密航、組織的な殺人の四分野での犯罪。
2.検察官、警察官は裁判官が出す傍受令状を得て、立会人を常時立ち会わせて、傍受を行う。
3.傍受した通信は記録し、立会人が封印して裁判官が保管。
原則30日以内に傍受を当事者に通知。当事者は記録を聞いたり、閲覧出来る。
4.一定の犯罪収益などによる事業経営の支配、犯罪収益などの隠匿、収受(マネーロンダリング)の処罰。
5.犯罪収益など疑わしい取引に関する金融機関の届け出制度の新設。
(99/05/30)


19.ユーゴ問題、中国大使館誤爆

先月24日から実施されたNATO軍(北大西洋条約機構)による、ユーゴへの空爆。
これが、5月8日。
首都ベオグラードにある中国大使館を誤爆。二十数人が死傷。
ユーゴ問題は、情報が交錯してヨク分かりません。
確かなことは、少数民族が虐められてること。
ミロシェビッチ大統領は、ヒットラーみたいなことをやってる。
民族浄化と称して、ヒトをヒトと思ってない。
それで、アメリカが、人道的見地から、その民族を救おうとしてる。
民間医療NGO(非政府組織)「国境なき医師団」は、コソボ自治州を追われたアルバニア系の難民210家族、1537人を対象に調査した結果を発表。
13%の家族で、15歳から55歳の男性が行方不明。
28%が、身内を最低1人、コソボに残して来てるらしい。
この行方不明は拉致で、残留家族の目的は、人質。
残酷なハナシですけど、このヒト達が、重要施設とか、戦車の周囲に配置されて、NATO軍の攻撃から守るための盾にされてるとか。
ミロシェビッチ大統領なら、やりかねんコトですけど、ホントウかどうか、分かりません。
分かってることは、誤爆が多いこと。
渓谷(橋)を渡る列車を爆破した。
これは、橋を標的にしたハズが、そこを避難民を乗せた列車がやって来たと云うもの。
結局、救うハズの相手を誤爆して、七十人以上が犠牲になった。
バス、病院、市場の誤爆。
バス誤爆での死者は47人、負傷者16人。
病院、市場では、死者10人、負傷60人。
ところが、病院、市場の誤爆に対して、NATO軍は、そんなハズはナイと反論。
そして、とうとう、中国大使館の誤爆。
アメリカのコーエン国防長官の正式表明では、
「大使館を標的にしたわけではない。正確な情報システムが機能していなかったため。」
その理由は、92年に作成した古い地図をもとに作戦を計画していたことが原因と説明。
地図は97、98年に改訂されてるのに、中国大使館の所在地は、そのままで、地図上ではユーゴ政府の武器調達、供給局のビルになってたらしい。
説明を待つまでもナク、中国大使館を標的にするはずはナイ。
ではあっても、例えば、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツとか、要するに、NOTOの大使館やったら、どうしますか。
当然、調査してるハズです。確認してるハズです。
中国も要求してますけど、事件の謝罪、徹底的な調査と発表、責任者の厳しい処罰。
当然の要求です。
空爆当事者の立場からは、戦争状態ですから、多少の犠牲はやむをえない。そう考えてると思います。
しかも、ミサイルでピンポイント攻撃してるから、とんでもない誤爆はナイという過信です。
中国大使館の誤爆については、最初、NATO軍関係者は、
「我々はあらゆる種類の情報源を持っ ており、最も正確な情報が手に入る。
けっして中国大使館を狙ったのではない。」
その、情報源には、衛星と、諜報員もあるらしい。
探査衛星がそんな精度ではナイでしょう。そんな頼りない、諜報員でもナイやろに。
おまけに、悪天候のためとのハナシもあった。
そもそも、最初の誤爆で反省するべきです。
アルのか、ナイのか知りませんが、時刻表等で確認する。
臨時列車の可能性もあります。それなら、その前後の状況も調査する。
人命が掛かってるのです。その程度の慎重さは欲しい。
実際には、ゲーム感覚だと思います。
一日で数百億円の費用を出費して、肝心の情報が不正確では意味がありません。
誤爆は、公表されただけで三回。そして、大使館。
大きなミスの裏には小さなミスが十倍ある。
その小さなミスを無視すると、こういうことになる。
実は、「小さい」と見ることが、大きなミスです。これは、QCのイロハ。
そんな理屈より、まずは、早期解決が一番。
(99/05/11)


18.国旗掲揚国歌斉唱

去年、中学時代からの親友が、その子供さんを私立中学校に通わせると云うてた。
私と同じ歳で、その子供が、中学というのは遅いみたいやけど、再婚です。
「そやけど、中学から、私立やて、エライ、金持ちやなあ。」
「そんなんとチガウ。今の公立中学は無茶苦茶なんや。
イジメはあるは、センセイはダラシナイは、盗難まであるらしい。
そんな処へ子供をやったら、エライことになる。」
「ホンマかいな。」
「もう、時代が違う。自己防衛せんとアカンのや。地区にもよるらしいけどなあ。」
彼のハナシによると、公立中学校は、野放し状態で、荒れてる。
私立でイジメ、盗難があったら、一発で生徒が集まらんようになる。校則も、厳しいらしい。
とは云うてもイジメは、ハヤリやから、多少はアルやろけど、多少なら、仕方ナイ。
そんなハナシやった。
イジメ、盗難、シツケのことではナイ。
京都でもナイし、中学校でもナイけど、3月1日、広島の世羅高校の校長先生が、「国旗掲揚国歌斉唱」で、日教組と教育委員会の板挟みになって、自殺された。
これをキッカケに、国旗と国歌を法制化をするとか、イヤ、まだ早い(日教組)とか。
早いて、何時やったらエエのやろ。
兎に角、低次元の議論が交わされてる。
その分、学校の先生が、心配になる。こんなんがセンセイかなあ。
一般常識が理解出来てない。
まさか、日本に住んでるのに、ユニオンジャックに、三色旗やとか、星条旗を、日本の国旗ですと、答える人はナイでしょう。カッコはエエけど。
ただし、国旗も国歌も、イランと云う人はアルかも知れん。
あるいは、過去にイロイロあって、日本の国旗に嫌悪観を抱く人もアルのやろ。
軍国主義の復活て、寝ぼけたことを云う人もアル。
この連中は、それだけやなしに、天皇がドウコウ云うてるけど、天皇一家も、それなりに外交官として働いたはる。
それはそれで、仕方ナイ。色んな考えがあるのは仕方ない。
それで、国旗、国歌が不要(押しつけ)と主張するのは、短絡に過ぎる。ダダッ子の議論。
ダダッ子には、ナニを、どお云うてもアカン。奇妙な理屈を振り回すだけで、議論が噛み合わんのや。
もしかしたら、原因はホカにアルのやないか。そうやとしたら、それをハッキリ主張するべき。
「学習指導要領」が気に喰わん。待遇が悪い。
それで、手を換え、品を換え、イヤガラセしてるとしたら、教育者として失格。そっちの本題を主張するべき。
もっと、怖いのは、こんなセンセイを育成した環境そのもの。
そのセンセイが、又、そういう思想で、若い子を教育するという恐怖。
それほどに、日本の教育現場が荒んでるのやろか。
ただ、この日教組なる組織は何処の国の住民で、何処の国の若人を、将来、ドンナ具合に育てようと計画してるのか。それを問いたい。
つまり、彼らの理想とする、教育像はナニか。そこを明確に示して欲しい。
正確な報道とはチガウと思うけど、ナニか、言葉が脱落してるとは思うけど、何処かの政党のエライさんが、
「今の国旗は、時代に相応しくナイ。」
それがホンマやったら、アホや。
国旗を流行で換えるのか。今やったら、三色旗やなしに、「だんご三兄弟」か。
そんな旗が、オリンピックで掲揚されたら、選手が泣く。世界中が、プッと、吹き出すで。
愛知県の「日本教職員組合(日教組)」のHPにこんなんがあった。おもしろいので紹介する。
卒業式をフロアー式(対面式)にかえることに伴って、ステージ正面から日の丸が無くなった学校が多くなってきている。
運動会でも、日の丸の掲揚をやめさせた。君が代の曲を流さなくなった。
児童が日の丸を持って、行進することが廃止された。など、少しずつ前進している。
教育委員会は、国旗掲揚、国歌斉唱を「望ましい」から、「指導するものとする」と云う表現で、締めつめを強化してきた。
日の丸、君が代を国旗や国歌として定めた法律はない。
法律で定められてない以上、日に丸、君が代を、国旗、国歌とするかどうかは、思想信条の問題に属する。
教育の場で、国旗や国歌でないものを、そうであるかのように扱うことは、真理を教えるという教育の最も重要な使命に反する。
未来を担う子供達のために、職場の議論を起こし、父母をも巻き込みながら、日の丸、君が代の強制を跳ね返す闘いを広げていきたい。
だからこそ、現場の教師たちは、良心を痛め、当惑しているのである。
まあ、そういうことです。
こんなんが、センセイとして、教壇に立つのを想像しただけで、日本のサキは暗い。
(99/03/16)


17.臓器移植問題(7)

「臓器移植問題」のマトメです。
「脳死」判定方法そのものが、まだ、確立されてナイのではないか。
二回目の脳死判定は、「脳波測定」の感度をあげたとか。そのこと自体が、確立されてないこといを物語ってます。
「感度」というのは、重要な測定条件です。それを変更するというのは、判定基準を変えることを意味します。
アメリカでは、日本が上げたと称する感度で、30分間、継続観測するらしい。
これは肝心なことやし、ISOやないけど、しっかり標準化しといて貰わんと困ります。人の生き死にの問題やから、尚更です。
医者、病院、測定機器によって、多少のズレがアルのはしょうがないけど、判定基準は統一せんとイカン。
更に、「計測」というのは、単純に、感度を上げたらヨイというモンでもナイ。
測定精度が上がったらエエみたいに思うけど、感度を上げたら上げるだけ、周辺のノイズも拾てしまう。
うがった見方をしたら、測定機器の感度を低くするというのは、わずかな脳波は無視することを意味する。つまり、「脳死」であるという判定がやりやすくなる。
ただし、感度を上げると、「脳波測定器」の近辺から、ノイズ発生源(電源とか、計器、装置)は、遠ざけて、アースもキッチリせんと、ナニを計ってるのか、分からんようになる。
感度を下げたら、測定者は、そんな配慮はせんでもすむけど、患者ご家族にとっては、「死」の宣告を待つだけになる。
病院では、携帯電話を切りなさいと云うのは、そういうことも意味してる。
それでも、アホは携帯で、長電話しとおるけど。
それはそれとして、当家でも、この問題をハナシしてたら、母(76歳)が、
「私らみたいな年寄りやったら、臓器、あげる云うたかて、イランて、断られるのとチガウか。
胃はナイし、腎臓も片方やし、アルモンも、もう、使い古してるし、何処が使て貰えるのやな。」
そんなことを申しました。
サキの「日本臓器移植ネットワーク」のHPによれば、臓器提供者は、
「70歳以下が好ましい。」
と云う表現があった。それ以上は、ダメとはしてない。
ヒンシュクを買うやろうけど、実際問題として、そんな年寄りの臓器を提供されてもナア。
回復したらしたで、何時まで持つのか、そっちの心配したりして。
逆に、エエ歳した人が、若い人の臓器を移植されたら、どういうことになるのやろ。それはそれで嬉しいやろなあ。若返れて。
移植した臓器だけが、ホカのより、過剰にゲンキでも、バランスが崩れたり、死ぬに死ねんようになったら、コマル。勿論、冗談やけど。
実際、移植されやはるのも、若い人が優先かなあと思てたら、70過ぎの人が角膜の恩恵に預からはった。ただ、角膜は、「脳死」にも、寿命にも無関係。
人間の寿命でも、機械とか、電気製品でもオナジやけど、その部品のうち、一番ダメなヤツで決まってしまう。
それがイカれて、ダメになってしまう場合と、その結果、主要関連部品に付加が掛かって、ダメになったり。
こういうのは、下手したら、廃棄して、新しく買おたほうがエエ場合もある。
人間は、そうはイカン。
イカンけど、入れ歯とか、人工骨とか、一部は造り出すことが出来るけど、今のところ、心臓とか、腎臓とか、主要部品はアカン。
アカンけど、人間の「臓器」も「部品」扱い。部品には、お金が絡む。
今回の摘出、移植の費用は「億」の金額らしい。
健康保険、「日本臓器移植ネットワーク」も負担するらしい。
摘出された臓器も、移植先は分散された。
それでも、一件あたりの移植費用は、平均200万円程度とか。
すると、将来の可能性として、お金がナイと、移植して貰うことも出来ませんとか、そういう自体もあるかもしれん。
「200万円です。調達出来ますか。アトがつかえてますから、即答でお願いします。」
患者さんにお金が調達出来んかったら、臓器はヨソへ回ってしまう。
実際問題、臓器移植は1年と4ケ月で、初です。それが待てへんし、自費で渡米して、移植する人もある。これも、無一文では出来ません。
下手したら、お金だけやなしに、高名なお人が優先とか、それがあってもイカン。
もっと、問題は、「臓器」を欲しいがために、充分、蘇生の可能性があるのに、生命維持装置をハズされて、解体されてしまうこと。
事実、そういう、疑わしい事例も、あったらしい。
たまたま、「脳死」問題で、主要「臓器」だけが問題視されてるけど、サイボーグみたいに、「皮膚」から始まって、「毛髪」「血管」「神経」「骨」「指」「手」「腕」「足」とか、ミナ部品扱いになる可能性がある。
こういうのは、「脳死」で無かってもカマヘン。怖いことやねえ。
(99/03/04)


16.臓器移植問題(6)

今日は、「お雛さん」やと云うのに、引き続き、とりとめものないハナシ。
マンがワルイ、とか、ヨイとか。そのマン(間)について。
まさしく、マンの問題があるのか、私は、親族の臨終には合おたことがない。
親族と云うても、イロイロあるけど、基本的に、同居親族とか、扶養親族の意味。
順番には妹です。産院で死んだ。私は幼稚園マエの年齢。
産院は家から、一分程度やから、毎日、覗きに行ってたのにねえ。
次に祖母。
当日も、朝、祖母に、「行って参ります。」と挨拶して、会社に出勤。
祖母は数ヶ月マエから、寝たきりの状態で、こっちに顔を向けて、頷く程度。
もう、話しかけても、殆ど、声を出すことも無かった状態。そのときも、私には、頷いたように見えてました。
実は、その朝の挨拶のときには、死んでた可能性がある。私は、いつもと変わってナイと見てただけ。
会社に着いて、しばらくしたら、家から、電話があって、ビックリして戻った。私が24歳の頃。
お医者さんのハナシでは、心臓が強かったし、ここまで持ったということでした。
親父の場合も、そうです。
私は、当時、足の骨折で、入院中。とは云うても、接骨金具を取り外す手術の段階やったけど、その前日は、病院を外泊で、戻って、親父と合おてた。足の爪を切ってやるとか、トイレにつきあうとか。
親父も、足を骨折(75歳で骨折。他界80歳。)してましたから、その分、動作は緩慢やったけど、普段とさほど、変わってることもなく、まあ、元気なモンやった。
病院に戻って、ベッドで寝てたら、翌日の早朝(5時頃)、家から電話があって、
「危篤。スグ帰れ。」
早速、自宅に戻ったら、計ったように、妹の婿はんから電話。
「兄さん。もう、先生が二時間も、人工呼吸してくれたはるんですわ。
そやけど、それを止めはると、心臓が止まるんですわ。
先生が、どうしますかて、聞かはるけど、ワシがそんな判断するワケにイカンしなあ。
兄さん。どう返事したらヨロシイ。」
よう考えたら、ナンデ、妹の婿はんが、親父の入院先に居てたんやろ。今の今まで、そのことに、気が付かんかった。アトで、聞いとこ。
そのハナシに戻る。
「分かった。次、先生がそう聞かはったら。もう結構ですて云うて。
スグ行くけど、そこまでは一時間くらい掛かる。すんません。」
そこは、黄檗病院。亀岡からでは、一時間でもしんどい。
ナンで、黄檗病院かとか、そんなことは、ここでは伏せる。
私が、病院に着いたころは、もう、他界してた。前日の様子がウソみたいで、唖然とした。
親父の場合は、肺が弱かったけど、心臓は強かったようや。
まあ、祖母にしても、親父にしても、心臓が弱かったら、80そこそこまでは生きてられへん。
それ以外にも、別居親族とかがあるけど、勿論、その瞬間に立ち会おたことがない。
ところが、不思議なことに、その直前には、数年ブリに、道でばったり合おたり、病院にお見舞いに行ったり。元気な場面で、普通にハナシをしてる。
病院で、
「元気、ゲンキ。思てたよりゲンキで安心した。これやったら、大丈夫。」
気休めではナシに、本当にそう思て、安心して、オイトマしたら、電話。
「ウソー。あんなゲンキやったやないか。」
私はそんな具合やけど、この婿はん。自分の親父さんのときもシッカリその場に居たようや。
婿はんのマンと、私のマンが、チガウ。
婿はんも、「臨終」に、好んで、立ち会うつもりはナイやろうけど、そのマンやと思うのです。
この高知の件でも、対象となった女性の婿はんは、好むと好まざるに関わらず、結果的に、嫁はんの「死」に立ち会われたのやなあと思ったワケです。
そういう、とりとめもナイことを考えてしまいました。
(99/03/03)


15.臓器移植問題(5)

ここから、とりとめもないハナシになります。
「脳死」での、「臓器移植」問題で云々されてる、「日本人の生死観」についてです。
テレビでも、新聞でも、
「日本人の生死観の問題があって、脳死での臓器摘出には抵抗がある。」
と論じられてます。
その、「日本人の生死観」とはナンですか。
まず、「死」について。
幅が広いので、心臓か、脳か、ドッチが、「死」かという問題。
医学的なことは知りません。その道の専門家にしたって、議論百出。
私のは、そんな次元の高いモンではありません。
とは云っても、荷の重いテーマです。「死」の定義についてですからねえ。
結論的には、どっちも、「死」であると思います。体の全ての機能が停止したら、完全な「死」。
「脳死」は初期段階らしいけど、それで、蘇生の可能性がナイなら、「死」。
完全な「死」に理屈を云い出したら、細胞の一つ一つまでになってしまう。
それを云うたら、腐るまで、「葬式」も出せんようになる。だから、常識の範囲でヨロシイ。
そう思いながらも、まだ、タイヘンな、候補がある。
丹波哲朗やないですけど、霊の世界ではどう云うことになるのか。
「霊」と云うのが正しいのか、「魂」が正しいのか、ここでは、くっつけて、「霊魂」にしときます。
これは、科学的、医学的には、認知されてナイ領域。
もしかして、この「霊魂」と称するモノが、「日本人の生死観」に影響してると云うなら、そんなことはナイはず。
有名なモンやったら、チベットの「死者の書」があります。
エジプトにも、「死者の書」があります。エジプトの王侯貴族なんか、強烈です。
ご丁寧に、遺体が腐らんように、内蔵を取り出して、保管するのでしょ。
そして、ミイラ化して、保存です。
特に、心臓が貴重品。それに、生命が宿ると云うことです。
万が一にも、蘇生することがあったら、イヤ、それを望んでますから、そのときは、使わんといけません。大切に保管です。
形はどうであれ、何処の国でも、権力者はやってます。
近いところでは、中国の毛沢東。遺体は永久保存とか。これは、「霊魂」の思想からではなくて、単なる保存のようですねえ。
兎に角、歴史的に、権力者の遺体保存の原点は「永遠」と云うことにあります。
そういう権力者ドモは、この世の栄耀栄華をそのまま、あの世でもやりたい。当然のことです。
私ども、俗人なら、この世では、苦労ばっかり。せめて、死後の世界くらい、楽したい。これも、至極当然です。
これが、「極楽浄土」思想。そのためには、善行を積まんとアキマセン。
ウソついたらアキマセン。人のモノを盗んだらアキマセン。等々。
どうも、これは、原則だけみたいに思います。悪人の方がどう考えても多い。そんなこと、気にしてません。
この、「極楽浄土」と云うのは、日本特有どころか、どの宗教でも、説いてます。
それどころか、日本のは、もともと、西国先進国からの輸入やないですか。ですから、あちらが元祖ということです。
宗教のことも、大して知らんのですが、キリスト教でも、仏教でも、おおむね、似たような部分があります。
キリスト教では、「天国」ですねえ。「極楽浄土」と、どう違いますか。
「地獄」はどっちでも、「地獄」です。
仏教では、その分岐点で、閻魔大王が審判を下すことになってます。
キリスト教では、キリストを信じ、徳に生きた人が行くところが天国。ここには復活の希望があるとか。罪を犯して、その償いが果たされてないと地獄とか。
コレ、ダレが判定すのでしょう。
さっきのハナシやないですけど、自己判断やったら、無神経なヤツほど、反省の色ナシ。
善良なお人は、些細なことまで、悔やんでしまう。私は小心者の典型です。私は仏教ですが。
キリスト教には、「審判」という言葉がありますけど、神が万民を裁くのですから、個人には関係ありませんねえ。どうなんでしょう。ヤメトコ。
この、「復活」思想とは、若干違いますが、仏教では、「輪廻転生」というのがあります。
元祖かどうか、知りませんが、チベットにあります。
法王ダライ.ラマが、その典型。転生者が観音菩薩様の化身として、法王の座を代々相続される。私ども、凡人には、摩訶不思議の世界です。
ついでに、副法王パンチェン.ラマは阿弥陀仏様の化身とか。
私は、こういうのが、「霊魂」ではないのかなあと、思ったりしてるのです。
その「霊魂」ですけど、心臓が停止したら、飛び出るのか、それとも、脳の停止なんでしょうか。
これには、色んなハナシがあります。
病床で、まだ、本人は、生きてるのに、「霊魂」のようなモンが出て行ったとか。
遠くに居る、子供とか、縁者が、ある人の気配を感じて、その人が、その時刻に他界したとか。
本人は、元気で動ける段階で、遠くの知人、親戚縁者に、珍しくヒョッコリ会いに行ったとか。
そんな、「世にも不思議な物語」は確かにあります。私も、それに近いことを、経験しました。
本人が充分動けてる段階の行動と云うのは、次元が違いますねえ。
それ以外は、「霊魂」の類です。
とすると、どうも、「脳死」以前に、体から勝手に抜け出してしまうことになる。
そやから云うて、オマエの「霊魂」やけど、さっき出て行ったのが見えた。
そやから、オマエは「死体」やぞ。
そんな、宣告されても困ります。心臓が動き、意識もあるはずですから。
ということで、「霊魂」と、「死」との関係は難しいけど、「霊魂」の方が先に出るように思う。
しかも、「肉体」から離脱するのですから、病理学的な、「死」とは無関係。
私自身は日本人ですから、そこから出ることは出来ません。
そやのに、「日本人の生死観」と一口に云われても、ナニを云うてるのか、さっぱり、分からんのです。
原点に戻って、そもそも、「死」を好む人は、そうザラには居ないでしょう。これも、人種、国籍に無関係。
「死」そのものについて、「脳死」がどうのこうのは、私に、関心はナイ。
どっちにしても、「死」は「死」。
私が、「臓器摘出」が、ドウモ、イヤなのは、手術台に載せられて、体を切り刻まれることを想像してしまうから。
「さあ、やって。」
そんな人も居ないでしょう。こういう状態になってしもたら、もう、任さんとしょうがナイ。それでは、遅いか。
「死」の宣告。
ある意味では、今回のケースでは、大勢のマスコミの監視があるし、「脳死」確認は厳正にやってもらえる。という面もアル。
私は、マダ、悩んでます。
それと、掲示板のご登場の、「かめさん」へ。
これ、まだ続きます。云いたいことが、まだ、アルんです。
それに、「耳鳴り」は、一応、「終わった。」て、云うてるのに。ヒツコイなあ。
(99/03/02)


14.臓器移植問題(4)

「情報公開」は大いにやって欲しい。
これが、前提です。
その上で、情報にもイロイロあって、ナンの情報を、何時、公開(報道)するかを問いたい。
この場合、人の生き死にの問題が絡んでる。
相手の意向を最優先。対象者が、了解されてたら、お好きなように。
報道機関の「役割」だけを主張して、「常識」を逸脱した報道はアカン。
ドナー登録を考えても、
「こんな報道ではなあ。」
二の足を踏むことがアルかも知れん。考え方は様々やから、逆も、あるやろうけど、イヤがるケースが多いやろ。
過剰報道のゴタゴタで、時間が経過して、せっかくの臓器提供が無駄になる可能性がある。
報道機関の、ダレかが、何処かで、アホみたいに、声高に叫んで、供給者の家族を憤慨させ、硬化させ、結果、臓器が無駄にでもなってしもたら、ダレが責任をとるのやろ。取りようがナイ。
そのダレも、ダレとは分からへんし、そのダレは、そんな配慮もしてません。ダレでもナシに、報道機関全体です。
ハッキリ云うたら、集団暴行。
せっかくの、提供許可臓器のうち、肺は、見送らはったらしい。その理由は、どうなんやろ。
「医学的理由により、移植が不可能である。」
くも膜下出血で、肺が損傷するのかなあ。自己呼吸がナイ患者さんやから、時間の経過と共に、損傷は進む。
これ以上は、犯人探しをしても仕方がナイ。本題に戻ります。
「日本臓器移植ネットワーク」の社会的貢献度は高い。その前提で、「情報公開」について。
私が関心を持った情報は、移植希望者と、移植実績はどうなってるのか。
ドナーの数は、現在、どれくらいの数か。それで、どれくらいのドナーが必要か。
京都新聞(2/26付け)によると、「日本臓器移植ネットワーク」に登録されてるのは、心臓19名、肝臓32名、肺4名。
角膜、腎臓とか、ホカの臓器は、どうなんやろ。
「日本臓器移植ネットワーク」のHP(覗いたのは2/27夜)では、最新情報が、なんと、平成7年度(H7/4/1〜H8/3/31)。
その古いデータでは、肝移植実績、約100名。腎臓約500名。角膜13件。
このうち、角膜だけは、平成8年度36名が希望との追記があった。ホカの臓器は、掲載ナシ。
HPでの、最新情報が、この程度。ナンヤコレ。
この数値は秘密なんやろか。プライバシーには無関係でしょ。
そしたら、担当者が、データーの集計を、サボってるのやろか。
臓器の希望者数と、提供意志表示者の人数くらい、タイムリーに公表したらエエ。
テレビでも、「日本臓器移植ネットワーク」の一部を紹介してたけど、パソコンがズラーッと並んで、スタッフはノートパソコンのデータかナニか、睨んだはります。
臓器の提供先も、分からんで、必要なら、空輸でも、ナンでもして、摘出した臓器を緊急輸送するて、何処にするんやな。
パソコンで、待機患者のデータを検索して、適切な移植先を選定するのでしょ。そう報道されてますがな。
この程度のデータくらい、その気があったら、即、公開出来ます。やってないし、その気がナイということ。
単に、ドナー、ドナー云うてるだけでは、アキマセン。
「日本臓器移植ネットワーク」、そのものは、プライバシーを守る立場やし、そういうコメントも出したはるけど、「情報」に対する姿勢も一考して欲しい。
そう思てたら、この「日本臓器移植ネットワーク」が、心臓移植の優先順位を、ミスしやはった。
待機期間が長い人が上位らしいのに、最初、二番手の人に移植のハナシがされたとか。ナニしてるのやな。
その人は、伝えられた瞬間から、希望と、不安の狭間で、イカバカリかと、結果、「イヤ、間違い。」とは。
失礼やけど、公開データの管理がこの程度では、ここは頼りないなあ。私が感じ取る程度やから、データの管理体制がズサンと云うことです。
はっきり、申します。検索、確認、照合する時間は充分あった。
パソコンで、「検索」というほどの数でもナイ。
京都新聞の公表数が正しいなら、心臓の待機患者数は、19名です。
マスコミはマスコミで、提供者の気分を害するような、過剰報道をやってんと、こういうのを調べて、報道しなさいな。
はっきり云うたら、日本はそういう国。
例えばのことですが、角膜の要求は2月28日現在、20名。
ドナーは、100万名。その数で、提供される確率は、年間5件。
だから、200万名(一人で二人に供給出来る)のドナーが必要となる。
そういう、実際的な数字を公開して、ドナー登録を訴えるべき。
それが分からのやったら、分かるシステムにしたらエエ。
「日本臓器移植ネッチワーク」は、せっかく、HPを開設してはるのやから、大いにPRして、許せる範囲で、データ公開して下さい。(それが、さっきの古いデータやろか)
エエ機会やし、見直して下さいな。
マスコミは、患者ご家族がマスコミに抗議声明文を出させるような取材姿勢は改めて下さい。
無神経な姿勢は、三流新聞、三流放送局の三面記事なんです。
初回の脳死による、臓器移植やから、それだけに、慎重にやって欲しい。
ソレより、ナニより、臓器提供者のためにも、アトは、移植された患者さんが順調に回復されることが一番です。
そして、これを教訓に、体制を改善して欲しいものです。
(99/03/01)


13.臓器移植問題(3)

「情報公開」の問題について。
まず、「プライバシー保護」か、「情報公開」か。
報道では、高知の、くも膜下出血で入院の女性のご家族が、プライバシー問題で硬化された。
ご家族の要望事項は、
1.「脳死」判定の結果については公表しない。
2.患者が死後に平穏に帰宅出来ること。
3.報道機関はプライバシーに触れる報道のあり方を反省する。
それを受けて、新聞、テレビでは、こんな具合にコメント。
「ご家族の要請で、厚生省も、情報の公開と、プライバシー保護の問題で苦慮。」
「以来、その後の経過について、私たち、取材班には、情報が分からなくなりました。」
報道規制が、あたかも患者家族にあるような言い回しで、その動向を速報で報道してる。
そして、2/28(日)、テレビ速報で、こんなスーパーが流れた。
「肝臓が、信州大学。腎臓が、国立長崎中央大学。心臓、肺の摘出手術が阪大の医者によって行われることになった。」
この、「脳死」判定での臓器摘出が日本初の出来事で、報道そのものが過剰と思う。
二回目、三回目と、回を重ねて行ったら、何処かの片隅に追いやられてしまう。
所謂、ニュース性が無くなるから。イヤ、ナランで。
「臓器移植法」制定から、1年と4ケ月で、初めてです。ニュース性は継続されてしまう。
次回は何時になることか。
この頻度では、患者さんと、ご家族のプライバシーは、当分、守られることはナイ。
ドナーとなるためには、このことも配慮することになる。
登録された人は、こんなことまで了解したはったのやろか。そんな疑問がある。
患者家族が硬化された原因は、過剰な取材合戦と、その「報道姿勢」。
ただ、単に、ドナーカードを配って、
「ご協力をお願いします。登録して下さい。」
それだけで、ここまで分かりません。
次の問題は、「情報公開」そのもの。
「情報公開」を錦の御旗にする、厚生省と、報道機関。
その、「情報」て、ナニやな。人それぞれで、知りたいという「情報」がチガウ。
私は、こういう場合、善意の当事者の意向が最優先されんとイカンと思います。
「情報公開」について、移植される側は、
「ご本人の了解を得ましたので、公開します。
心臓は、40歳台の会社員男性に移植されることが決まりました。」
と、「公開」された。
ご本人が「了解」されてるんやったら、「公開」はご自由にして下さい。第三者がトヤカク云う筋合いと違います。
提供者の家族はどうなるのですか。
「プライバシー保護」を要望したはるのに、説得されはったのか、どうかは知りませんが、公開されたはるやないですか。
悲しみの深い方は、「静かにしてくれ。」
報道を拒否しても、報道されたはるのに、受ける側は、ご本人の意向が尊重されたはる。
もっとも、臓器を受ける側も、マダマダ、安心は出来ませんけど。
どうしても、「透明性」を確保するために、「公開」せんとイカンのやったら、時期を待ってあげたらどうですか。
当事者が、「拒否」したはるのに、マスコミが、
「法に則って、脳死判定されたのか。」「透明性のある情報公開」
そんなことを盾にして、当事者の意向を追いやって、速報まで流す緊急性が、ドレダケあるのかなあ。
緊急を要することは、一にも二にも、提供者から摘出された、臓器を、対象となる患者に迅速に移植してあげること。
それを阻害するような「報道姿勢」はイカガナモノでしょうか。
それが、臓器提供者側の意向やし、「臓器移植法」の最大の目的なんでしょ。
情報の「透明性」やとか、「公開」は、アトでも結構です。
マスコミは、寄って、集って、足を引っ張ったら、あきませんで。
(99/02/28)


12.臓器移植問題(2)

ドナーカードについて。
簡単に登録出来るようにと、病院、郵便局、コンビニに置いてある。
私は登録してない。家族もしてない。
親戚、知人、私の知る範囲でも、「登録シタ。」と云うハナシは、聞いたことがない。
私に、「登録する意志はアルか。」
問われたら、返事に窮してしまう。家族で、こんなハナシはしたこともナイ。
カマヘンようなイヤなような、中途半端な気持ち。
死んでしもたら、ナニされても、分からへん。
死んだら、焼かれてしまうダケ。マダ、使える臓器があったら、ほかすのは勿体ない。何処かで働けるなら、嬉しいこと。
かと云うて、死んでるとはいえ、体を切り開かれて、解体されるのは、抵抗がある。
そんな情景を想像しただけでも、気分が悪い。
間違おても、医者には成れません。
それと、本当に、「脳死」が「死」なんやろか。
「臓器」問題は切り離して、「死」と云うだけやったら、「脳死」であれ、チガウ死であれ、もう、私本人は、別世界やから、ナンとでもして下さい。
あっさり、「死」を宣告して貰うほうがエエ。「死」と違ても、そんな状態で、生き長らえてもしょうがない。そもそも、家族に迷惑です。
この段階で、意思表示出来るなら、「臓器摘出」を了解する可能性が高い。
ところが、今現在、どうかと問われたら、イヤヤなあ、というのが、本音です。
この差はなんやろ。分かりません。
「臓器」が絡むと、本人の意思表示が要件で、家族の同意も必要。
臓器提供の意志があっても、「死」の寸前やったら、意思表示が出来ません。それで、生前に意思表示をしとくのが、ドナーカード。だからコマル。
本人が、ドナーカードに登録してたらやけど、私ではナシに、家族やったら、どうしたものか。
「ご本人さんは、ドナーカードで、臓器摘出を意志表示されてます。
勿論、ご家族の同意がその要件です。
同意、頂けますか。」
そんなこと、聞かれたら、返事に困ります。
コマルどころか、はっきり、
「アホ。ナニ、聞くんや。」
怒ってしまうやろ。
直面してる、家族に、近づく、「死」そのものを、拒否するやろ。
時間が経過せんと、「死」を認めるのは難しい。
そんな私でも、冷静にさえ、なれたら、本人の意志を尊重するのが当然とは思う。
そういう意味から、この女性の婿ハンはエライ。自分から提示されたとか。ご自身も、登録されてるとか。
ドナーカードで、臓器摘出を意思表示された人は、こんな迷いをクリアーされたことになる。
そういう意味からも、エライ。
(99/02/27)


11.臓器移植問題(1)

高知の赤十字病院で、ドナーカード(臓器提供意思表示カード)所持の、44歳の女性を巡って、波紋が広がってます。
この女性は、自宅で、クモ膜下出血で倒れ、家族が救急車を手配されたけど、タマタマ、近所の道路工事で、救急車が家まで来ることが出来んかったとか。
救急車に乗せたとき、連絡から2時間経過。すでに、瞳孔は開いてた。
臓器移植法が成立して、1年と4ケ月。初めてのケースで、関係者は右往左往。
それだけに、マスコミも殺到。
患者さんの、そんな状況まで、私が知ってるのですからねえ。
結果、ご家族も、医師も、タイヘンなご迷惑。
報道のあり方。プライバシーの問題。臓器移植法の運用方法。
さらには、ドナーカード登録者に、どんな影響を及ぼすかまで、物議を醸してます。
これには、もともと、問題山積。
まず、「死」そのものの判定。
心臓の停止か、脳の停止か、どちらを「死」とするか。
そのマエに、臓器移植には、心臓停止での摘出は遅い。
臓器が生きてるウチ。より新鮮な状態で臓器を摘出するため、提供者の心臓が動作して、なおかつ「死」であること。それが「脳死」。
その「脳死」判定は、次の5項目が確認される。
1.深い昏睡
2.瞳孔の固定
3.脳幹反射の消失
4.平坦な脳波
5.自発呼吸の消失
6.更に、6時間以上経過してから、もう一度同じ判定(1〜5)をする。
この、1〜5の確認だけで、最低、8時間を要するらしい。
さらに、6時間経過で、再確認(8時間)。最低、22時間ということになる。
その結果、「脳死」判定された段階で以て、ドナーカードで提供意志表示された臓器を摘出することになる。
今回は、最初の段階の、「脳波が平坦であること。」の確認で、二人の医師が、
「平坦でなく、脳死ではナイ。」
それで、再度、感度を上げて、確認。
「臨床的に脳死状態。」
難しい表現です。言葉を追加したら、病床に臨み、実際に患者さんを診察した結果、「脳死状態」と判断した。ということになる。
この結果を踏まえて、女性の家族に、臓器提供の意志を再確認したうえで、再度、「脳死」判定を実施。
「記者会見で、以外にも、脳死ではナイと云う結果が報告された。」
そんな、「以外」と云う、報道をしたマスコミもあった。
これがイカンと云う意味ではアリマセン。
私が、その女性の立場やったら、それでヨイです。
私自身はドナーカードに登録してナイのです。
してないけど、私がその状況やったら、「それでヨイ。」という意味です。
この経過を説明したのは、ヨイ機会なんで、臓器移植問題を考えてみたいからです。
(99/02/26)


10.推論−和歌山砒素入りカレー事件(3)

「砒素入りカレー事件」は真須美容疑者の「計画的犯行」と云いたい。
衝動的としたら、辻褄の合わんことが多い。
妊娠が、その日、病院に行って分かった云うても、本人は体調の変化で、承知してるはず。
班長に立候補して、夏祭り当日に、カレーの準備も手伝わんと、病院に行く。
非常識以前に計画的な臭いがプンプン。
その前でも、アトでもアカン。当日に行く理由があった。
病院で長いこと時間を潰して、終わった頃に顔を出す。皆からなじられて、カーとなったてか。
こんな無神経な人が、そんなことくらいでカリカリしません。
する人やったら、用水路に、ゴミを捨てません。こんなこと、計算ずく。
その時、どんな会話があったか、知らんけど、口論を避ける気やったら、開口一番、謝ります。
そしたら、相手の主婦も、ゴタゴタ云うことはナイ。謝っても、印象を与えるには充分やのに。
病院は、カレーの準備を手伝わんための口実。
いくら、フテブテしい性格でも、家に居て、手伝わんワケにはイカン。
紙コップの砒素を鍋に入れたあと、タマタマ、当番の主婦が来たら、聞きもせんのに、
「私、鍋には触ってないしね。」
要するに、準備は手伝ってないし、鍋にも触ってない。そんな私が犯人であろうハズがない。
カレー当番の主婦になじられたことは大成功。複数の主婦に自分のことを記憶させることが出来た。
これで、計画を実施することが出来る。
その犯行理由は、一石四鳥。
まず、邪魔な夫、健治を砒素を盛って、抹殺出来る。結果、保険金は億単位。
好きな、彼と結婚出来る。
自分は、カレーの準備は手伝ってナイ。鍋にも、触ってナイ。
当番の主婦連中から、文句まで云われた。こんな悲劇の主人公をどうしてくれる。
そういうことを、大声で叫んで、世間の同情を得ることが出来る。少なくとも、犯人の線からは除外される。
ただ、計算が狂た。麻雀が中止になった。まあ、エエカ。私は知らんことや。
下手に家に居てんと、カラオケにでも行って、時間潰し。
家族だけではアカン。証明してもらお。知り合いでも誘とこか。
ところで、麻雀が中止になって、ナンデ、夫健治を毒殺せんかったのやろ。
麻雀してたら、夏祭りのカレーを持って帰って、砒素を盛って、麻雀部屋に持って入ったらエエのやけど、中止になってしもて、麻雀もしてない、健治だけにカレーという訳にもイカン。
子供の方がカレー好き。それで、カラオケに連れて行かんかった子供には、
「カレーを食べたらアカン。」
自分の子供は守りたかった。
真須美容疑者は、砒素を仕込んでから、麻雀の中止を知ったのやろ。
死んだ人は、真須美容疑者の無実の口実にされた。
彼女は、自分の目的のためには手段を選ばんかった。砒素を道具に、10年も前から、やって来てた。
怖い人が、世の中には居るもんやなあ。
不動産の仲介業してる親友が、本業だけでは苦しいし、保険業もしてるけど、
「この事件から、尚更、やりにくいわ。」
(98/12/11)


9.推論−和歌山砒素入りカレー事件(2)

「和歌山砒素入りカレー事件」について。
週刊誌、スポーツ新聞やったら、もっと情報があるのやろうけど。買いません。
真須美容疑者の動機なんか、私に分かるはずはナイ。
そやけど、こういう人がこれからもドンドン増えるのやないか。
真須美は妊娠してて、別荘を買うつもりやったとか。
そしたら、夫の健治容疑者が邪魔になる。
一連の流れから、夫の殺害目的もアル。それは、麻雀仲間が集まった時がエエ機会。面子には、保険金も沢山掛けてることや(1億1千万円とか)。
この問題と、夏祭りと、関係あるやろか。まず、ナイとして。
たまたま、同じ日に麻雀が予定されてた。面子に砒素を盛るのやったら、麻雀はしょっちゅうやってるし、今までも砒素は盛ってた。
夏祭りのカレーと関係するとしたら、アトの処置が簡単。悲劇の主人公にもなれる。
「私の夫も巻き添えで死んでしもたやないか。どないしてくれる。警察はナニしてる。」
ただ、夫はカレーが好きやったやろか。
捕まる前に健治容疑者が興味深い発言をしてる。
「あんな、腐ったカレーみたいなもん、食うな。もっとエエもん食わしたる。」
子供にそうゆうたらしい。
出されたら食べるかも分からんし、カレーが嫌いて、聞かへん。麻雀の面子も食べるやろ。
警察では、麻雀の中止を真須美容疑者がどの段階で知ったかを問題にしてる。
要するに、夏祭りのカレーで殺害を計画したのかどうか。
計画してたとしたら、砒素を混ぜた鍋から貰わんとアカン。しかも、早い時間や。
その貰ったカレーに砒素が入ってんと、意味がナイ。
砒素を使い慣れてるのやから、カレーに混ざり難いことくらい、承知してるやろ。
そんな不確かなことはセン。やるとしたら、適当に貰ったカレーに自分で砒素を混ぜる。
今までに、人体実験をやってる。どれくらいの砒素量で、どうなるか。だいたいは知ってる。
実際には、沢山入れたらしい。ほぼ、200gで、1000人分の致死量とか。
そこで、真須美容疑者は、健治容疑者を処分するつもりやった。
たまたま、夏祭りがあった。自分はジャマクサイし、準備の手伝いみたいなもん、する気は無かった。病院へ診察に行った、その日に妊娠の事実を知った。ハヨせんとアカン(夫の処分のこと)。
とりあえず、カレーの準備が終わった頃を見計らって、顔だけ出したら、カレー担当の主婦と口論があった。
「班長が、今頃ナンヤ。」
「ゴミを用水路に、ほかしたりして。」
カチンと来た。そうや、やってしもたれ。道連れにしたれ。
そう思うけど、そんなことで、無差別殺人をするのかなあ。どう説明したらエエのかなあ。自分の気持ちに忠実なんやろ。
そもそも、ゴミを用水路に捨てる。ジャマクサイから。自分だけが良かったらエエ。
カメラマンにホースで水を掛けときの表情なんか、イヤというほど、テレビで見てるけど、楽しそうや。掛けられたモンの気持ちなんか、斟酌してない。
殺人犯として、マークされてる悲壮感はナイ。
元社員、夫も含めて、麻雀仲間に砒素を盛って保険金を搾取したり、そんなことを簡単にやって、そういう行為で、自分の豪華生活の設計してる。道徳感は、微塵もナイ。
「こんなことくらい。自分が良かったら、それでエエ。」
それが、ドンドン拡大発展して、感覚が麻痺してる。
用水路のことにしたかて、本人はナンとも思ってナイ。ナンでそんなことくらいで、ギャーギャー云われんならんのや。その程度。
真須美容疑者にしたら、隠す気もナイ。自宅の裏やから、ダレがやったかくらい、見たら分かるやないか。むしろ、捨てて、スカッと、してる。
私の家の前に、タバコの吸い殻とか、空袋が捨ててある。(私と違うで。)
私が借りてる駐車場に、ナンと、現物入りの紙オシメ。子供さんのとは違た。缶入り飲料水の空き缶なんか、ザラ。
犯人、全く不明。こんな行為と、真須美容疑者の無差別殺人なんか、比較にならんとは思うけど、ホンマに、そうやろかなあ。
少しづつのズレが大きいものになる。
そこらに居てるやろ。スーツ着て、髪の毛、七三にビシッと分けて、紳士面したオッサンが、そこに吸い殻入れがあるのに、道にポイ。
ジャマクサイのやろ。私も、愛煙家で、ジャンパー姿で、ボサボサ頭やけど、それはせん。
そやけど、それを、私の側でやられたら、ポイ捨てしたん、明らかに、私みたい。
こんなんを、バカ正直と云う。そやから、損してばっかり。
こんな三面記事で有名にならんでも、生涯、小心者でエエ。
(98/12/10)


8.推論−和歌山砒素入りカレー事件(1)

和歌山園部の砒素入りカレー事件の犯人として、林真須美容疑者が逮捕された。
テレビ報道は、これ一色。
動機不明のままの逮捕らしい。
そもそも、この人に明確な動機があるのやろか。報道記者が、動機を解明して欲しいというけど、重大な動機はナイように思う。そやないと、あんな白々しい態度は出来ません。
裁判所で足を投げ出して、世間を小バカにしてる。罪悪感、自責の念、そんな人間らしい感情は感じられません。
事件当日、紙コップを持ってた。
カレーを準備してた、主婦連中と、口論してた。
ゴミを自宅の裏の用水路に捨てた。
カラオケに行った。麻雀が中止になった。麻雀仲間には保険金が掛けられてた。
カレーで麻雀仲間を殺害する目的やったのやろか。住民との日頃のトラブルが原因やろか。
こんなこと、本人にしか分からへん。その本人もエエ加減。気分的やないか。
そこで、亜砒酸の付着した紙コップを、そこらに捨てたあったという問題。
下手な推論したら、世間から、お叱りを受けるやろうけど、少なからず、興味がある。
重要な物的証拠を、そこらに、放ってるということ。無造作過ぎる。私やったら、そんなことヨウセン。燃やすとか、とにかく、抹殺してしまう。
この紙コップからは、指紋が検出出来んかったらしい。着いてたら、警察も特定出来る。
テレビでは、それを目撃したという少年の話。
手で、紙コップをフサグように持ってたという。インタビュアー、評論家の見解は、
「紙コップに入れた砒素を、こぼれないようにしたたのでしょう。」
そうかなあ。疑問です。
私の勝手な推理。本当に指紋がナイというのが前提。
少年の記憶が正しいのなら、「手でフサグように」は、手の平で紙コップのフチをつかんで。
つまり、紙コップの周囲に指が触れんようにした。
目的は、手袋をせんと、指紋を紙コップに着けんようにした。フチやったら、多少指が触れたかて、特定出来る程度には指紋は着かん。
カレー鍋の処に居て、ダレかに遭遇。
手袋してたら、不思議に思われる。それで、素手で持った。
指紋が着いてないコップやから、そこらに捨てた。
発見されたところで、指紋がナイ。特定出来ん。そういう自信やろ。
それにしても、私やったら、それでも、抹殺してしまう。
過去の保険金詐欺事件で、真須美容疑者が砒素を使ってると仮定したら、もう、10年以上も前から砒素を扱ってる。扱い慣れてるし、検出もされんかった。
こういう感覚、イヤ、無感覚の人は、バレたら、バレた時のこと。ワタシャシラン。そんなもんやないか。
そして、ワタシャシランというのをホンキで信じてしまえる。全ては、他人事。
この態度、この顔付き。
マルッキリ、あの、オウムの松本智津夫と一緒。前世は双子の兄妹とかやったのと違うか。
こんなんこそ、未来永劫、抹殺せんとイカン。
ただ、そこらにも居てるで。不可解で、非常識なヤツ。基準が違うのです。
(98/12/09)


7.和歌山の砒素入りカレー事件(2)

 7/25 和歌山 砒素入りカレー 4名死亡 10月4日林容疑者逮捕
 8/10 新潟 ザイエンス社
青酸ナトリウム。お茶
 8/27 東京 中学生にニセやせ薬
(クレゾール)
9月8日女子中学生自供
 9/01 長野 スーパーの青酸カリ
ウーロン茶
1名死亡
 9/02 奈良 自販機
有機リン系殺虫剤。ドリンク剤
 9/03 新潟 お寺のポットのお茶に殺虫剤
 9/04 大阪 スーパーの乳酸飲料水に
次亜塩素酸
9月20日見舞金目的
自作自演
山梨 スーパーの清涼飲料水に
油性物質
 9/06 大津 コンビニで中性洗剤。缶入り茶
静岡 スーパー、ペットボトルジュース
漂白剤用次亜塩素酸
9月12日保険金目当て
自作自演
静岡 コンビニのサンドイッチ
警官がシビレ
病気の可能性
 9/07 岐阜 社員食堂のソースに異物
埼玉 コンビニの紙パックコーヒー
微量の青酸化合物
 9/08 福島 自販機に有機リン酸系農薬
清涼飲料水
千葉 自販機のペピロニルプトキシド
炭酸飲料水
(農薬)
枚方 コンビニのペットボトル
清涼飲料水
 9/10 佐賀 中学校で持参のポットに
トイレ用洗剤
 9/11 富山 社員食堂で、ソースに農薬 9月15日社員の犯行
高槻 中学校の麦茶に漂白剤
 9/24 京都 京大でお茶にカドミウム
京都 コンビニのペットボトル飲料水
漂白剤用次亜塩素酸
10/03 伊丹 自販機の缶コーヒーで男性重体 10月4日毒物ナシ
肝臓病

以上が、和歌山の砒素入りカレー事件以来の新聞情報マトメ。
9月6日の警官と10月3日の男性は本人の体調と周囲の過剰反応の可能性がある。
東京のクレゾール事件と、富山の社員食堂は犯人が捕まった。
自作自演が2件あった。
死にそうにはない、イタズラの異物混入事件と、一歩間違おたら、殺人事件。
現に9月1日の長野は殺人です。
8月10日のザイエンス社の事件は、すぐにでも捕まるみたいに思うけど。
それと、9月24日の京大のカドミウムは、イタイイタイ病になるで。
これも、犯人は直ぐにでも捕まえんとアカン。京都府警はモタモタしてたらアカン。
新潟県警と競争やで。私の団地には、警察官が多い。約一割。そんなん関係ナイか。
それにしても、よくぞまあ、類似事件が発生する。
事件には、日本景気のイライラと、国民から明日の夢を奪い、奈落の底に導く政治家に、ナニか関係してるかなあ。
(98/10/06)


6.和歌山の砒素入りカレー事件(1)

10月4日。
テレビで、和歌山の砒素入りカレー事件。
ではなしに、保険金詐欺と殺人未遂事件で、林夫婦逮捕の実況中継。
殆どの局が特番。夫婦の顔から、ボカシも取れた。
この事件は不可解なことばっかり。他人の保険金を夫婦が受け取ったり、足を大火傷した奥さんが身障者認定されてるのに、歩いたり、走ったり。
もっと不可解は、それと、砒素入りカレーとの関連です。こんなことせんかったら、単なる詐欺事件と殺人未遂。
もしかしたら、それも、分からへんかった可能性がある。
この事件を起こしたばっかりに、マスコミに、詮索されて、イランことまで公になった。
勿論、この林夫妻がカレー事件に関係してるかどうか、不明やけど、接点が多い。日本中の大多数は、この夫婦が犯人と思てる。私もです。
もし、そうやったら、アホなことして、墓穴を掘ったことになる。世間の眼を集めてしもた。
事件当時、このご主人は体が不自由やのに、カラオケにまで行って、アリバイ工作した。
奥さんは、お祭りのカレーの班長してるから、アリバイどころか、当事者です。ましてや、班長まで任されてたのに、途中で抜け出して、カラオケ行ったりして、無責任そのもの。
要するに、自分の子供を犠牲にさせとおなかった。それと、アリバイも欲しかった。
計算違いやろか、急激に兆候が現れてしもて。もうちょっと時間が掛かって、バラバラに体調を崩すはずやった。園部町の人にも保険を掛けてたのやろか。そうやないと、意味がナイで。
奥さんは保険の外務員をしてたし、その道のことは詳しい。
そやけど、保険の審査なんかズサンです。保険会社も利潤追求の企業です。余程のことがない限り、指定医さんも健康診断はOKにする。
替え玉とか、ハナシがあるけど、顔写真付きの保険証書て見たことない。判子だけがあればヨイ。健康診断は、形式的。本人と称する人さえ来てくれたらエエ。
麻雀仲間で、保険金を掛けられて、砒素のために体調を崩して、入院して、そのことを知らんて云うてるみたいやけど、最初から住所をそっち(受取人)にしといたら、それで済むことです。
住民票を添付するわけでなし。印鑑証明付きの実印が必要なわけでなし。
失礼やけど、麻雀に負けて、その借金返済のため、了解した共謀者の可能性もある。
本人を証明する必要はナイし、知らんことにしといたらエエ。被害者には間違いない。
テレビでは、正論でやってる。そんなこと出来るのか。そんなことやけど、実際に保険に加入した人やったら、手続きみたいなもん、外務員さんにOKしたら、たいてい、住所、氏名、生年月日、印鑑だけが必要で、あとは、健康状態、病歴、そんな質問があるけど、場合によったら、これも、あっちがやってくれる。つまり、加入手続きはその程度。
入院給付金にしたって、病院に申請したら、第三者でも、一通1000円で、作ってくれる。
ただ、どうしても、カレー事件は短絡過ぎる。
アホみたいなアリバイ工作してるから、大した計画も無かったのやろうけど。
保険の掛け金が月に数百万円にもなってたそうやし、計算上の問題で、ちょっと派手にやらんと、採算が合わんようになったんかなあ。
毒物は、直接的とは違う。目的は、保険金目当てで、アイツが憎いとか、動機もナイ。罪悪感も希薄。
テレビのインタビューにも気楽に応じて、表情も平静。どういう性格なんや。
完全犯罪の自信があるのやろか。もうとっくに証拠隠滅してしもてるのやろか。自宅の側での事件やけど、灯台下暗し。そういう考えもあったのやろか。
そんなんで、殺された人は浮かばれません。
これから暴かれる真相がどういうものか注目。プラスアルファーで、保険会社のシステムのずさんさが暴かれたりして。
そして、同類の保険金詐欺師が戦々恐々としてたりして。もっと云うたら、これから、こういう給付金の審査が厳しいなったりしてなあ。
ついでに、云うてしもたら、ご主人の人相、まるっきりのヤーさん。悪いけど。
(98/10/05)


5.ダイオキシン問題(5) 自然の摂理

生存競争やけど、人間にも、自然界の課題に対抗する力が備わってるはず。
ちょっと、違うみたいて思いつつ、少々の風邪やったら、薬なんか使わんでも直ることがある。
変なビールスに感染してたら怖いし、お医者さんに看てもろて、
「単なる、風邪や。」
それだけでも直る。
そのうえ、何かの薬もろたら、尚、心強い。
風邪みたいなもん、人間とは長いつきあで、人間にもその耐性が備わってるからや。
お医者さんから、「実は、風邪て、分からへんこと多いのや。」
そう云われても、「そうか。」で済んでしまう。
風邪で死ぬ人も多いみたいで、馬鹿には出来ひんのやけど。
次に、最近、男が多なって、女が少ないていうことやけど、これ、もともと、乳幼児のとき、男の死亡率が高いのが自然です。
そやから、自然の摂理で、出生率は男の方が高い。それで、調和させてるのに、医学の進歩で、乳幼児の死亡率が格段に低うなった。
結果、男の割合が多うなった。乳幼児のとき、男が淘汰されんようになった。
発展途上国やったら、自然の摂理が、そのままで、なんとかバランスが合ってます。
日本も、この状態がズーと続くようやったら、男の出生率は低うなってくるはず。
それが、自然のバランスで、崩れそうになったら、何世代か掛けて、修正されることになるはずやけど、何世代か掛かる。算数上は、当面、男過多になって、結婚しとうても出来ん男が出現することになる。
これも、自然の摂理。人間の力では、どうすることもできませんなあ。
昔やったら、地域紛争での殺戮.飢饉.疫病.天災地変とかで、自然淘汰された人口やけど、今は先進国ほど、その淘汰が少のおなって、交通事故死とか、成人病で、淘汰される。
これでは淘汰はおっつきません。
それで、淘汰促進のための一つとして、こういう問題が出て来たんやないか。えらい不謹慎なことですけど、そう思います。
ただ、人口増加が、自然の摂理に反してるのやったら、人口爆発は大自然から、阻止されるはず。
そうでないのやったら、人間の体の方がそれに耐性を備えるか、あるいは、科学がそういう課題に伐ち勝つはず。そういう具合に考えてます。
要するに、自然の摂理の調整は人間の尺度で何世代も掛かるけど、人間の世界は現在、その数倍.数十倍の早さで変わる。とてもやないけど、自然の摂理の方が追いつかん。
追いつかへん間にも、まだまだ人間は走る。自然も困ってるのやないか。
結果、ダイオキシンとか、環境ホルモンに対する耐性は、人間の体には、そう簡単に出来ません。何世代も掛かる。
(98/05/31)


4.ダイオキシン問題(4) 自然との共存

原始生活。
開発途上国では、やったはる。それはそこに任して、先進国は今までどおり。そんな都合のええことはアカン。
それは、意味あらへん。先進国での、ダイオキシンの、ばらまきが多い。
環境破壊は、そこがやってる。そしたら、どこまで、戻るのか。それは難しい。
やっぱり、原始まで行かんでも、せめて江戸時代くらい。
この程度の生活には戻らんとあかんやろ。そしたら、公害問題の、かたはつく。
そういうことを云う専門家も居てはるけど、詭弁です。
江戸時代の日本の人口は、どれくらい。
推定、4000万人くらい。今、1億2千万人。そしたら、1/3の人口です。
食糧の問題がある。当時の食糧はそれくらいの人口を賄える。そしたら、今の日本の人口では、あかんのです。2/3はイヤでも、淘汰される。
そやないと、食べられません。そしたら、食糧作ったらエエ云うても、災害に強おて、害虫に強おて、寒冷地でも実って、そんな、お米を開発です。
お米だけと違います。肉も野菜も、とにかく全部です。
それは、今の日本では出来ません。それで、輸入でもしましょう。それはダメです。
船みたいに、燃料炊いて、公害を海に垂れ流したらアカン。
自然との融合は、自給自足が大原則です。そんな、堅いこと言わんと、て、言われたかて、どっちみち、化石燃料も、有限です。
やっぱり、淘汰せんとアカンのです。人口が増えて、それを、養うために食糧を、調達です。
それ出来んかったら、餓死して下さい。
電気もアカン。ガソリンもアカン。テレビとか、パソコンなんか、絶対にアカン。
車なんか、とんでもない。
そんなん出来んてか。そしたら、ガタガタ云うたらアカン。
どっちかの選択です。どっちにしても淘汰です。それも、「自然との共存」、て、表現したら、言葉の響きはエエけど、そのときのお神籤で、「オマエ淘汰」て、籤、当たる確立、実に2/3。
まあ、ちょっと、イヤ、かなり、極端なハナシをしてしもたけど、大自然の原理原則の怖さを知るべきです。
簡単な話。ちょっとしてみたろ。
ハイキング、行って、飯盒炊爨やって、アア、自然はエエナア。そのあと、ゴミどうしてる。
公園でも、駅前でもソウです。空き缶だらけ、ゴミだらけ。畑にまで、放ったはる。
そんなんこそ、淘汰です。自然との共存。そういう人に言う資格ナシ。
簡単なモラルもナイ。ダイオキシンでも、口から突っ込んだろか。
どこのどなたや知らんけど、太ってる、太ってる。勝手に思い込んで、ダイエット。
それやったら、食べへんかったらエエ。そしたら、今度は拒食症。
食べられん国もあるのに、ほんまに、贅沢です。
飽食の時代。そんな贅沢。とは云うても、脱出するのも大変。それやったら、知恵出して、みんなで協力して、ちょっとでも被害を、最小限に止めましょう。
その手助けが、科学の力。そのための科学やと、思います。


3.ダイオキシン問題(3) 淘汰のお神籤

ダイオキシンとは。
「人類が作った、最悪の毒物で、ゴミ焼却施設からも排出される。」
新聞に書いてた。ほとんどの食べ物に入り込んでて、生殖機能がやれれて、ガンとか、奇形やとかが起こりやすい。
ダイオキシンだけやなしに、環境ホルモンのせいもあるらしい。その種類も、何百種類。
その代表のダイオキシン。
食事して、1日数pg(ピコグラム)、息して、数百ng(ナノグラム)、水飲んで、数十fg(フェトグラム)。摂取してしまう。
そして、許容量なんか、人体実験するわけにもイカン。単位なんか、計算値。
問題は、それを云い出したら、こんなことになる。
食べたらあかん。息してもあかん。水を飲んでらあかん。はっきり云うたら、人間は、存在したらあかん。したかったら、原始生活に戻りなさい。そういうことや。
そやけど、出来ませんねえ。
焼却炉も、もっと温度上げたら、だいぶ少のおなるらしいし、結局は、そういう努力をせんとしょうがない。
それで、ここからです。
これも、自然の摂理と思います。人間の存在を人間が否定出来ませんしねえ。
一番、センセーショナルに見えたのが、精子が少なくなったとの報道です。
これ、事実なんやろうけど、どの程度、少のおなったんやろ。どれくらいの数、調べたんやろ。
どこの地域で、どういう年齢層で、どれくらいの期間の調査なんやろねえ。
いつもそうなんです。少のおなった、少のおなったて、みんなで大合唱。
テレビは見た。実例で、紹介やから、否定はしてない。精子が少のおなり、不妊症が増えて、どうのこうの云う前に、結婚せえへん若い人が、増えてます。
片方で、人口増加で、食料供給が、云々されてます。中国みたいに、少子化政策してる。
ダイオキシン以外で、そんな兆候、前から出てる。パイの数は有限です。
自然の摂理は、そういうものと思います。
ある程度以上になったら、自然淘汰せんとあきません。
そのある程度。それが、臨界点やけど、そこを越す前に、地球か宇宙のか、知らんけど大自然の神さんが、お神籤を、人間に与えます。
悪いけど、それに当たって、精子の少のおなった人。不妊症になった人。
その子孫を残せません。それも、自然の淘汰です。
ガンかて、そうです。そうでもして、減ってもらわへんと、地球の人口が減りません。
まだまだ、出て来る。次から次ぎに、「こんなん、どないすんねん。」
逃げとおなるような、無理難題。
そんな籤、私も引きとおないけど、まだまだ、籤の種類は山ほどある。
エイズや、酸性雨や、トリハロメタンや、それなんや。まあ、神さんも、お神籤発行好きやねえ。
どっちみち、最後、地球から脱出させてもらえるのは、一握りのエリートです。まあ、放り出される可能性もアル。それでも、とにかく生存して、目的果たせるかどうか。それこそ、神さんの胸三寸。
またまた、神さん.仏さん.キリストさん.何でもええし、護摩擦って、せめて私の子孫をそのメンバーにて、そんな遠大なこと、聞いてくれはるやろか。
(98/05/29)


2.ダイオキシン問題(2) 生存競争

本題はどうなった。
そんなことあらへん。みんな関係ある。
生存競争。例えば、風邪で、新型ウイルスとか、これも、ウイルスにしてみたら、人間の体に入って、生存して、種の存続をせんと、死滅する。
ウイルスそのものは、そんなこと考えてないけど、人間が開発した、ワクチンに抵抗できるモンしか存続出来ん。イタチゴッコて皮肉を云う人も居たはるけど、そのイタチゴッコをせんと、人間がやられてしまう。負けたら、負け。
人間以外の地球上の生物にからは、最大の外敵は人間。
まず、人間に食べるために殺されたり、食べたら危険と、狂牛病みたいに淘汰される。人間は勝手なもんです。
そしたら、人間の敵はナイのか。それは、人間。
科学の力で、地球も人間もダメになる。そんな、議論もある。
核兵器とか、オウムやないけど、毒ガスとかは、イカン。それは、知識の使い方がおかしいのであって、殆どは、人間に必要なもんと私は信じてる。
それを否定したら、原始生活をせんとしょうがない。事実、それで、生活してる人もあるけど、通常は出来ません。
ところが、そんなん知らんと、「アア、コレハ便利。」
とか云うて、ドンドンやって、結果、車の排気ガスで、大気汚染とか、フロンで、オゾン層破壊とか、色んな副作用が、出て来た。
イカンけど、最初っから分かってたのと違うわ。
最初は分かるだけの知識がなかった。分かっても、直ぐには止められん。
即、車廃止やったら、どうしますか。
そこから、知恵を出して、解決していかんとしょうがない。
(98/05/28)


1.ダイオキシン問題(1) 人類の遠望         

ダイオキシンのハナシをしたい。
その前に、関係ないコトからです。
私が中学生のとき(1961年)、ガガーリンがボストーク1号で、宇宙飛行したとのニュース。
これで、唖然とした。遂に、そこまで来たかではナイ。まるで逆。
「まだそんなレベルやったんか。」
どう考えても、おかしい。鉄腕アトムは、月にも、火星にも行ってる。
宇宙ステーションもある。ナンで今頃、「地球は青かったや。」
もっともっと進んで、太陽系でもなく、銀河系以外の星にでも行ってる。
科学者は、宇宙人と、ボクらの想像もつかん研究してる。その程度に信じてた。
それがようやく、最近になって、宇宙船の船外作業とか、ドッキングとか、宇宙ステーションを作る計画が、少し具体化してきた程度。
この、宇宙計画で、アメリカも物凄いお金使て、金喰い虫や、科学者の道楽や、秘密兵器のカモフラージュや。
果ては、商業ベースで、宇宙旅行パックとか、話は出てるけど、その宇宙計画て、そもそも、何でやってるのか、これこそ、人類の生存を賭けた、最大のテーマ。
そんなこと、商売にして。非難する人もあるみたいやけど、そんなことあらへん。商業ベースで宇宙旅行出来るようになって、やっと、宇宙計画がスタート台に立てた。その程度やないと、人類消滅。
なんでか。地球は40億年前に誕生したらしいけど、誕生したからには消滅する。
恐竜は、今から、2億年以上前に誕生して、6500万年前に死滅。
人類みたいなもん、まだ、数100万年前に出現しただけ。桁が違う。
桁が違う云うても、人間なんか、勝手にいらんことして、一生懸命、地球(大気も含めて)を汚して、寿命(人類の)を縮めてる。
宇宙ステーションのことやけど、地球もいつかダメになる。それまでに、映画の世界やないけど、他の天体にでも行って、生存せんとあかん。それは、「生命」の使命。種の継承。
自然環境とか、天災地変とか、SFX映画やないけど、宇宙人(外敵のとき)とか、細菌も含めて、勝たんと、滅亡する。それが、大自然の摂理。
それで、宇宙空間でも人類.動物.植物.魚が、生存出来る条件を探して、異変のとき、人類を、何人かでも、生存させる。これが、宇宙計画の目的や。
そんなとき、地球の全員を、避難させられたらエエけど、無理。不可能。
その段階にならんと、どうなることやら分からんけど、選ばれた人だけやろなあ。
ボストーク1号のガガーリンとか、宇宙計画、宇宙ステーションとか、恐竜とか、宇宙人まで、引き合いに出したけど、大真面目です。
(98/05/27)