シバケンの天国
パソコン大魔神

奥の院NO.4

奥の院NO.1 奥の院NO.2 奥の院NO.3

パソコン大魔神の雑談<NO.1>


奥の院NO.5

NO.20 ボケ防止の特効薬の話(8)

NO.19 ボケ防止の特効薬の話(7)

NO.18 ボケ防止の特効薬の話(6)

NO.17 ボケ防止の特効薬の話(5)

NO.16 ボケ防止の特効薬の話(4)

NO.15 ボケ防止の特効薬の話(3)

NO.14 ボケ防止の特効薬の話(2)

NO.13 ボケ防止の特効薬の話(1)

NO.12 日本最大の詐欺師集団「財務省」の話(4)

NO.11 日本最大の詐欺師集団「財務省」の話(3)

NO.10 日本最大の詐欺師集団「財務省」の話(2)

NO.9 日本最大の詐欺師集団「財務省」の話(1)

NO.8 「天皇陛下のお言葉」である

NO.7 「ブラックホール」なんて”大ウソ”や!

NO.6 「こどもの日」だから考えよう「こども達が徴兵される日」を.......

NO.5 今、何故か「亀岡」が熱い!

NO.4 憲法記念日に「民法」を考えよう。

NO.3 精密誘導兵器の誘導システムは殆どが「日本製」やで!

NO.2 昭和天皇の天皇誕生日「昭和の日」に思う

NO.1 中高年に期待せんといて

奥の院NO.3


NO.1 中高年に期待せんといて


<参考=NO.2802 中高年社員を生かす「週休3日制と社会人大学院」<起稿 磯津千由紀>>
(22/04/24)


「中高年社員を生かす「週休3日制と社会人大学院」」の記事を途中まで読ませて頂きました。(無償の部分だけ)

磯津さん社会人になったのは昭和56年という事なので、「ウ~サン」より7年後という事になります。「シバケン」さんより十何年か後ですね。
確かに、第二次石油ショックの後、景気が急激に回復し、ローム株式会社のLEDが”馬鹿売れ”になり始めた頃になります。勿論「バブル景気」の前の「イケイケ!」の時代の走りになりますね。

この記事の冒頭に「選択的週休3日制を打ち出す大手企業が増え、本格的導入への機運が盛り上がっている。これは単なる休暇の増加ではなく、社員の人的資本の質向上で生産性を向上させる手段である。」.......と、ズバリと断定的に書かれています。しかし、実際に現場で四苦八苦して来た”生産性の悪い”社員から見ると、「アホか!」と言いたい。
ただ、現場経験が無い大学教授の話は、これでイイんです。(本当は良くないで!)


「労働生産性の話」

実際に製造現場や研究開発の仕事に従事した者に対して「労働生産性」という単語は”禁句”なんや。その一言で喧嘩を売っている事になる。それを知らないのは現場経験が無いからで、大学教授では仕方が無いと思う。ちなみに、労働生産性が最も高い職業は「詐欺師」で、かつて日本IBM株式会社の営業社員がそれやった。

ちょっと裏話をすると、日本IBMの営業職は3~5年で配置転換になるのが決まりで、最初の1~2年が前任者の尻拭い。一年休んで、移動前の1~2年が「詐欺師」になるんや。とにかくユーザーの要望に何でも「出来ます、出来ます!」と言って契約を取る。契約を取ったら勝ちや!。後は「人事異動」の名目で逃げる。「ウ~サン」がローム株式会社を辞めてから始めた会社が、この「尻拭い」の仕事やったんや。実名を挙げると京都では「日本臨床検査研究所」滋賀県では「びわ湖放送」「滋賀県製薬」など、大阪や兵庫でも何社か有った。ちなみに、ローム株式会社もこの手に掛かって億単位の投資をさせられていた。
これが余りにもヒドかったんで東京・六本木の日本IBM本社の役員室に怒鳴り込んで止めさせたんや。


「佐川急便の話」

京都の有名企業「佐川急便」の裏話もしよう。京都には伝統的なヤクザ系企業が幾つか有って、その代表格が「京都信用金庫」、「任天堂」は賭博で使う花札を一手に作っていた会社や。「佐川急便」も後発やけど立派なヤクザ系企業やった。もちろん、怖い兄さんが集まっている訳では無い。表向きはマトモな会社や。とにかく社員教育が徹底していて、佐川急便の事務所に行くと、社員が全員立ち上がって「いらっしゃいませ!」と大声で挨拶をするんや。
ただ、現場のドライバー達は大変やった。何しろ毎日15時間労働で早朝から深夜まで走りっ放しやった。あの”飛脚”のマークの様に走らんとアカンかったんや。その分、給料は月収50万以上で、大抵は借金を返さんとあかんという事情で働いていたんや。
そやけど、3~5年位で腰を悪くして辞めなあかん。佐川急便にとっては「運転手」は消耗品扱いで、腰をやられたらクビや。おまけに、事故を起こしたら保険金が会社に入る。事故っても会社が儲かる仕組みになっている。勿論、佐川急便でなくても運送会社というのはそういう仕組みになっているんや。運送屋の事故が絶えないのは、ここが原因なんや。その「旨い汁」を維持するために「東京佐川急便事件」のような事が起きるんや。


「フレックスタイム」の話

働く側から見ると、「エエなあ~」と思うところが落とし穴で、あれは残業代を払わなく済むという制度なんや。
最近では余り聞かない言葉やけど、あの制度が始まった頃は、随分困ったんや。日本IBMの箱崎事業所に行く用事が有って、午前中に行くとスタッフが誰も居ない。フレックスタイムで「みんな、昼からです」やて!。結局、午後まで何処ぞで時間潰しをせんならん事になるんや。あの制度は大失敗やったと思う。


最近は「定年延長」とか言って、年金の支給開始年齢を強引に引き上げているけど、実際、60歳を過ぎると色々ガタが来る。「還暦」というのはそれなりの経験則から来ていると本気で思うんや。60歳過ぎて、それ迄と同じように働けと言うのは、本当に辛いんや。いっそ、60歳になったら自動的に死ねるようにして欲しい。ただ、死んだ気になって、「伊能忠敬」のような生き方をするのもアリやと思う。
実は「ウ~サン」も60歳になる前に「雅楽」の演奏を習い始めたんや。しかし、60歳を超えたら息が続かないんや。舞楽の「蘭陵王」一曲で死にそうになり、「萬歳楽」などは途中でアウトや。現役時代にやっていた山登りもDVDで十分や。昔登った「槍ヶ岳」も、今なら肩の小屋で絶命やろな!。80歳過ぎてエベレストに登る三浦雄一郎さんは化け物やで!。

とにかく、高齢者は当てにせんと「楽に死なせてクレ!」と言いたい。
(22/04/27)


NO.2 昭和天皇の天皇誕生日「昭和の日」に思う


昭和天皇(裕仁殿下)が崩御されたのは1989年の正月7日、長らく危篤状態が伝えられ前年の秋から全国的な自粛ムードになり、テレビ番組からバラエティ番組や歌謡番組が消え、クラシック音楽ばかり流れていた記憶が有る。翌日、「平成おじさん」こと「小渕恵三(当時:内閣官房長官)」氏が「平成」と書かれた額縁を掲げた姿はハッキリ覚えている。それまで「皇太子さま」として親しまれていた「明仁殿下(現在の上皇さま)」が、第125代天皇となられた。

崩御された昭和天皇は翌月の2月24日に「大喪の礼」が執り行われ、八王子の武蔵野稜に埋葬された。この「大喪の礼」は史上初めてテレビで完全生中継され、多くの国民がテレビに向かって深々と拝礼したことを記憶している人は多いと思う。それまで「天皇誕生日」としてゴールデンウィークの初日を飾っていた祝日が無くなると困るので「みどりの日」と改名され、更に2007年に「昭和の日」と改名され、何故か「みどりの日」は5月4日に移動して3~5日が完璧な3連休になった。何故こんな事になったのかは、今でもミステリーなんや。

一般国民はこれで終わりや!。新たな「平成の世」になって自粛ムードから徐々に解放された。

ところが、コンピュータ業界はエライ事になっていたんや。殆どの日本国民が知る由も無いコンピュータ業界の「大パニック」の話をしよう。

ある程度規模が大きい企業は、通常業務の多くがコンピュータ化され、手書きの「納品書」を使っているのは個人商店か零細企業に限られていた。経理業務は仕訳票や元帳を手書きで処理している所が多かったが、営業業務の「納品書」や「請求書」は多くの企業でコンピュータ化が進んでいたんや。そこでキーになる「日付」は、日本の企業の殆どが「元号」を使っていた。その理由は、役所が「元号」やったので、「西暦」を使う必要が無かったからなんや。つまり、昭和天皇が存命中は「昭和64年1月7日」はコンピュータ内では「640107」となる。ところが「平成」になった途端「平成元年1月8日」、コンピュータのデータは「010108」となる。「請求書」を発行する時は「明細データ」を「日付」をキーにして並べ替え(コンピュータ用語で”ソート”)をする。20日締めのところは前月の12月21日から翌1月7日の明細データと、1月8日から1月20日の明細データが”テレコ”になってしまう。

そうなる事は、当然の事ながら判っていたんや。ところが、昭和天皇が御存命中は、ソフトウェアの変更なんて不謹慎な話は出来へんかったんや。「ヤバい、ヤバい!」と思いながらも、とうとうその日が来てしもうたんや。そこで、急遽「西暦」に変更するという苦肉の策で逃げようとした。つまり「平成元年1月8日」を「89年1月8日」とすれば明細データが”テレコ”になる問題は解消できる。後は、西暦2000年になる迄の11年間の間にソフトウェアを変更すれば、当面の急場は凌げる筈やった。

ところが、その年の4月から「消費税」が導入されることになって、この目論見は見事に外れ、業界挙げての「大パニック」になったんや。

「消費税」の話をすると大変なので、これは別の機会にお話しするとして、「平成元年」はホンマにエライ年やった。
(22/04/29)


NO.3 精密誘導兵器の誘導システムは殆どが「日本製」やで!


<参考=NO.362 <ウクライナ侵攻>ロシア軍の“高性能偵察ドローン”/中から「日本製品」(ABEMA TIMES)
(22/04/30)


「ロシア軍の“高性能偵察ドローン”/中から「日本製品」」という投稿の元の記事に、逆に唖然とした。
これは、ロシア軍のドローンが余りにもエエ加減なものやったという笑い話やけど、本来は「笑い話」にしてはいけない深刻な事なんや。業界に居た人間からすると、日本製品が軍事転用されている実態が、一般の人には知られていなかった事が意外なんや!。

以前から、巡行ミサイルの先端に「ソニー」製のビデオカメラが搭載されているのは業界では常識で、防犯カメラやドライブレコーダ、更にスマートフォンの搭載カメラなど、凡そ画像を検知するCCD素子の大半は日本製か日本のメーカーの息の掛かった現地法人の製品なんや。暗視カメラの赤外線センサーや、レーザー誘導爆弾のセンサーかて日本製や。何せ、我が「日本国」は発光ダイオードや光ファイバー通信は勿論、イメージセンサの分野でも、凡そオプト・エレクトロニクスに分類される世界は群を抜いて「世界一」なんやで!。

そもそも、半導体業界そのものが元々「軍需産業」なんや。そこの所を多くの日本人が誤解している。
かの「IBM」が最初に作った機械式計算機は、太平洋戦争中に戦艦の主砲の弾道計算をするためのものや。戦後では「IBM」の「システム36」「システム38」「AS/400」のシリーズの元になった「システム3」という24ビット・コンピュータが有った。これはアポロ計画のために開発した軌道計算用のコンピュータで、人類初の月面着陸を果たしたアポロ11号の司令船には、この「システム3」が3台積まれていたんや。その為、真空管の代わりにすべく「半導体」のトランジスタが開発されたんや。アポロ計画で使用されたロケットは「サターン5型」という大陸間弾道弾で、アメリカが保有する核ミサイルの誘導システムは、これが原型になっているんや。
半導体産業は「民生用」を隠れ蓑にして、実際は「軍需」を主目的に発展して来た業界なんやで!。

日本は精密誘導兵器の主要な部品を供給している「軍需大国」なんや。例えば、京都の「村田製作所」が供給している姿勢制御用の各種センサーはミサイルの誘導には欠かせない。ミサイルの飛行を制御する小型サーボ・モーターも京都の「日本電産」製や。機体に使われるカーボン・ファイバーは「東レ」や。勿論、「巡行ミサイル」として輸出が出来ないので、あくまで「部品」なんや。
「北朝鮮」が打ち上げているミサイルなど、日本企業の技術を集めれば3ヵ月も有れば作れるが、ヤランだけの事なんや。その気になったら何時でも出来る。何せ部品は全て国内調達できるからや!。

まあ、「巡行ミサイル」が飛んでいるというニュースを聞いたら「日本の部品が飛んでる!」と思って間違い無い。
偵察用ドローンや偵察衛星は人を殺すものでは無いが、巡行ミサイルはそうでは無い。その事は各々で考えた方がいい。「ハイテク技術」という奴は開発者の意図とは別の動きをするもんや。「儲かる、儲からん」という話より深刻な問題なんやで!。
(22/05/01)


NO.4 憲法記念日に「民法」を考えよう。


今日は「日本国憲法」が施行された日として「国民の祝日」とされている。折角の祝日なので、普段は考えない事も考えて見ようやないか!。憲法の問題は「憲法学者」が考えたらエエやんか!......と思うやろうけど、憲法学者は実社会の事が判っていない。何せ、「法律」というバーチャルな世界で生きている特殊な生物なんや。あんな奴等は放っておいてリアルな世界に生きる我々は我々で考えて見ようやないか。勿論、今日だけでエエ!。こんな事を毎日考えていたら世の「憲法学者」の様な”奇人変人”になってしまう。

良く「自衛隊は憲法違反か?」という憲法9条の話が出るが、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」という憲法の条文からストレートに解釈すれば「憲法違反」や。ところが、昨今に世界情勢はそんな”綺麗事”が言えない状況になっている。ウクライナの武力衝突は勿論やけど、中国や北朝鮮からは常に威嚇されている。何せ、一番近い隣国は知床半島の羅臼岳から丸見えのロシアやんか!。勿論、憲法の条文からすると、「自衛隊」が武力行使したらアウト。存在自体はセーフなんや。仮に攻撃されても反撃せんかったらセーフなんや。そんなアホな話は無いやろ。そんなもの憲法以前の問題や。そんな馬鹿な議論をやっているのが「憲法学者」の仮想(バーチャル)世界なんや。

しかし、あくまで「憲法」なんや。世界に自慢できる「平和憲法」は絶対に守らんとアカンのや。それが嫌なら日本国籍を放棄するしか無い。天皇陛下でさえ「憲法を守り.....」と仰せになるのは、国民にも「守れよ!」と言いているんやで!。

ところが.......や!。

問題は「民法」や。施行されたのは1898年7月16日や。もう一度良く見いや!。1898年(明治29年)やで~!。
この時の憲法は、言わずと知れた「大日本帝国憲法」や。「第1条 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」から始まる「天皇主権」の時代に制定されたもので、「国民主権」の現行憲法とは別世界のものが未だに生きているんや。本来であれば、昭和22年に「日本国憲法」が施行されると同時に「民法」も改正すべきものを、余りにもボリュームが多かったために「法務省」と「国会」がサボったんや。

考えて見いや! 「天皇主権」と「国民主権」では180度逆やんか!。こんなものが同時に存在するなんて、普通に考えたら有り得へん話や。そやし、色々と問題が起きとるんや。勿論、これまでにチョコチョコと改正はしてる。......が所詮はチョコチョコや。肝心部分は明治時代の感覚のままなんや。

こんな状態を放置して来た「法務省」は、”馬鹿の極み”として、それを「変やな?」と思わずに「司法試験」を受ける奴等は何なんや......と思わへん?。「司法試験」と言えば、「裁判官」「検察官」「弁護士」に必須の国家資格や。

余りにもアホらしいので、これ以上は言わへん!。
今、民事裁判をやっている「裁判官」と「弁護士」。民事手続きをやる「司法書士」、知的財産を扱う「弁理士」等々、この際良く考えよ!。
(22/05/03)


NO.5 今、何故か「亀岡」が熱い!


昨日も「京都府亀岡市」を震源とする震度4の地震が有った。「ウ~サン」が住んでる京都市中京区でも「ゴ~」という地鳴りがしてから「グラッ」と揺れたんや。体感的には震度3くらいやけど、地鳴りが先に来るのは気味が悪い。最近「亀岡」を震源とする地震がやたら多い。

原因として考えられるのは、

今年J1に昇格した「京都サンガF.C.」が予想に反して快調な事や。まだシーズン序盤やけど4勝3敗4分の勝ち点14で、何と7位なんや!。18チーム中の7位とは何という事や!。今年からJR亀岡駅前の「サンガスタジアム」に拠点を移しての快進撃や。事によると「優勝」も狙えるな!という位置に居るんや。それが地震の原因なんやろか?。

そんな訳は無い。

そこで考えられるのが亀岡駅の南の山間に有る「湯の花温泉」や。「戦国武将が湯治に訪れたという古文書に基づいて調査が行われ、源泉を再発見した。」という珍しい温泉で、源泉は29度(沸かさんとアカンな!)、pH8という弱アルカリ温泉や。
泉質は単純弱放射能温泉(天然ラジウム温泉)で、効能は神経痛や筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、慢性婦人病、胆石症など、まさに「シバケン」さんのために有るような温泉や。
ラジウム温泉という事は、地下のマントルから断層面を伝って浸み出て来るもので、有馬温泉と同じ非火山性の温泉や。つまり、断層が有るという証拠なんや。南海トラフからの圧力に押されて「湯の花温泉」直下の古い断層が「パキッ」と行った可能性が考えられる。問題は、この断層を伝って地下のマグマが上昇せんかという懸念や。そんな事になったら「亀岡新山」なんて火山が噴火するやも知れん。すると、亀岡盆地はマグマ溜まりになってしまうがな。

まあ、我々が生きている内には大丈夫やと思うけど、着実に「南海大地震」は近付いてるな!。
(22/05/04)


NO.6 「こどもの日」だから考えよう「こども達が徴兵される日」を........


5月3日の「憲法記念日」に発表された世論調査の結果に驚いた。数字に多少のバラツキは有るが、国民の4割近くが「憲法改正」に賛成との事。知らぬ間に「安倍晋三らの自民党タカ派」のプロパガンダにやられていたんや!ロシアほどでは無いにせよ、これは由々しき問題や!。

この際やから言わせて貰うで!。「アホか!」、何をボケとるんや!。

「1を聞いて10を知れ!」と迄は言わんが、憲法に「自衛隊」を明記するのは、「徴兵制復活の一里塚」なんや。改憲派の連中は、この「徴兵制」の話を意識的に隠しているんやで!。そこまで読まんとアカンのや。
国連加盟国の1/3には徴兵制が有るんや。詳しく知りたければWikipedia「徴兵制度」で調べてクレ。
意外なのは、スイス、オーストリア、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、ギリシャなど。アジアでは、韓国、北朝鮮以外にもタイ、ベトナム、カンボジア、マレーシア、ラオス、シンガポールなど、身近な国も徴兵アリなんや。今はコロナで海外旅行は控えているが、ある程度落ち着いたら行先を考えや!。現地の人達は、日本人を見て「呑気な奴等やなぁ~!」と見ているんやで!。

我々のような生い先短い高齢者は徴兵される心配は無いが、孫の世代が心配や。
折角の「こどもの日」や、自分の子供や孫に「招集令状」が届く日が有ってイイのか悪いのか、考えて見よう。
(22/05/05)


NO.7 「ブラックホール」なんて”大ウソ”や!


「5月12日、日米欧などの国際共同研究チームが、太陽系を含む天の川銀河(銀河系)の中心にあるブラックホールの撮影に初めて成功したと発表した。「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーション」は、地球規模の電波望遠鏡ネットワークを使って、私たちが住む天の川銀河の中心にある巨大ブラックホールの撮影に初めて成功しました。今回の結果は、この天体が間違いなくブラックホールであることを示す揺るぎない証拠であり、多くの銀河の中心に存在すると考えられている巨大ブラックホールの働きについて貴重な手がかりを与えるものです。」やて!

ついにこの日が来た!。馬鹿な天文学者達が共同してこの念願の「大ウソ」を発表したんや。まあ、我々の普段の生活には何の関係も無い話題で、「ブラックホールを撮影した!」と言ったところで株価が上がる訳でも無い。文字通り”雲の上の話”や。アホな奴等の空想話として聞いてやってクレ!

世の中に「ブラックホール」をひたすら研究している暇人は大勢居る。しかし、自分の力で「光」を作り出した研究者は一人として居ない。
ところが「ウ~サン」はローム株式会社のLED(発光ダイオード)の商品開発で「光」を自分の力で作り出した数少ない人間なので、堂々と言わせて貰う。

「光」は「純粋なエネルギー」で「物質」では無い。

「光」は電気エネルギーの一部が結晶のPN接合面を通過する時に「熱エネルギー」と「光エネルギー(波の一種)」に変換された結果、放出される奴で、「音」と同じような奴なんや。我々のような生物には「光」を検知して電気信号に変換する「網膜」を持っているため、乱反射した「光」を「網膜」で電気信号に変換し、脳で計算して3次元の空間認識をしてるんや。イルカやクジラやコウモリは低周波音や超音波を認識して3次元の空間認識しているが、残念ながら人類にはその能力が退化してしまった。ただ、一部の目が不自由な人は、その退化した筈の能力を復活させて空間認識をしている。人類も大昔に海で生活していた魚やった時代の能力が僅かに残っているんや。

「光」が「物質」でない、つまり「光子」なんてなものでは無いことを、身近な「音」と比較して説明しよう。「音」は「運動エネルギー」の一部が「熱エネルギー」と「音エネルギー(音波)」に変換されたものや。実際に鉄のハンマーで鉄の棒を叩くと「キン~キン~」と大きな音がして鉄の棒の温度が少しだけ上がる。これと同じような事がLED(発光ダイオード)の中で起きているんや。違いは、元になるエネルギーが「運動エネルギー」か「電気エネルギー」か、の違いだけなんや。

こんな基本的な話は、インド哲学では常識で、「般若心経」の”色即是空 空即是色”。「光」も「音」も「有るように見えて無い」ものなんや。

ちなみに、LEDの発光原理が「電子とホール(正孔)が再結合する時に”光”を放出する」というのは”大ウソ”で、実際に発光ダイオードを作った事が無い物理学者の空想の産物なんや!。

「光」が実態の無い「純粋なエネルギー」で有る以上、当然「重さ」も無い。強い磁場が有っても「音」が曲がらないのと同じや。従って、如何に強い重力が有っても「光」の進路が曲がる事は無い。増して、「光」さえ吸い込んでしまうという「ブラックホール」など有ろう筈も無い。やや専門的な話やけど「重力レンズ」というのも”大ウソ”で巨大な重力の引き寄せられた星間ガスによって光が屈折した結果なんや。それを天文学者達が「重力レンズ」などと言いている。

その天文学者達は「銀河」の中心に必ず「巨大ブラックホール」が有る筈やと空想しているが、もし、それが本当なら、全ての星雲(銀河)の画像は中心部分が歪んで撮影される筈やけど、実際はそうでは無い。ちなみに「ウ~サン」は「銀河の中心には、それ程強くない暗黒物質(ダークマター)が存在している」と考えている。少なくとも「ブラックホールでは無い!」と断言する。

世の中には数多くの「天文学者」や「理論物理学者」がタダ飯を喰っているが、莫大な金を無駄使いしているだけで、何の利益も上げていない。ただ、それでイイんや!。莫大な金を使って核ミサイルや大量破壊兵器を作る連中よりは遥かにマシで、早い話「人畜無害」なんや。何事も”損得勘定”で物事を判断するのは「資本主義」の悪い面で、”夢”にお金を使うというのは「平和な証拠」なんや。

世の「天文学者」や「物理学者」に言う。めげずに無駄な研究に莫大な金を使ってクレ!。それが「世界平和」に多大な貢献をしているんや!。”損得勘定”で金を使うと必ず「戦争」になるんや。今のウクライナ紛争は、アメリカやEUとロシアの”損得勘定”の結果なんや。こんな事に莫大な軍事費と人命を使うより「ブラックホール」の研究に金を無駄使いする方が遥かにマシなんやで!。

頑張りや!。
(22/05/14)


NO.8 「天皇陛下のお言葉」である


旧「琉球国」臣民に告ぐ、心して拝聴するように。

--- 沖縄復帰50周年記念式典 天皇陛下のお言葉 -全文- ---

沖縄復帰50周年に当たり、本日、沖縄と東京をオンラインでつなぎ、記念式典が開催されることを誠に喜ばしく思います。

先の大戦で悲惨な地上戦の舞台となり、戦後も約27年間にわたり日本国の施政下から外れた沖縄は、日米両国の友好と信頼に基づき、50年前の今日、本土への復帰を果たしました。

大戦で多くの尊い命が失われた沖縄において、人々は「ぬちどぅたから」(命こそ宝)の思いを深められたと伺っていますが、その後も苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史に思いを致しつつ、この式典に臨むことに深い感慨を覚えます。

本土復帰の日、中学1年生であった私は、両親と一緒にニュースを見たことをよく覚えています。そして、復帰から15年を経た昭和62年、国民体育大会夏季大会の折に初めて沖縄を訪れました。その当時と比べても、沖縄は発展を遂げ、県民生活も向上したと伺います。沖縄県民を始めとする、多くの人々の長年にわたるたゆみない努力に深く敬意を表します。

一方で、沖縄には、今なお様々な課題が残されています。今後、若い世代を含め、広く国民の沖縄に対する理解が更に深まることを希望するとともに、今後とも、これまでの人々の思いと努力が確実に受け継がれ、豊かな未来が沖縄に築かれることを心から願っています。

美しい海を始めとする自然に恵まれ、豊かな歴史、伝統、文化を育んできた沖縄は、多くの魅力を有しています。沖縄の一層の発展と人々の幸せを祈り、式典に寄せる言葉といたします。

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この短い「お言葉」を読んで「な~んや!」と思ってはいけない。天皇陛下の「お言葉」が有るというのは大変なことなんや!。

「ウ~サン」は実は一条家の末裔で、天皇家とはゆかりが有るが、これまで1,200年間も天皇家を支えて来た京都市民に対して、ねぎらいの「お言葉」なんて聞いたことが無い!。「当たり前や」と思われているんや。
お陰で、応仁の乱で丸焼けにされたり、織田信長に比叡山を焼き討ちにされたり、明智光秀の軍勢が攻め込んで来たり、大変やったんや。秀吉さんは随分頑張ってテコ入れしてくれたが、徳川家康などは神聖なる「神泉苑」を潰して「二条城」なんて無粋なものを造らはったんや。最近では長州や薩摩の連中と新選組が乱闘騒ぎを起こしたり、「蛤御門の変」で市中を丸焼けにされたり(京都の感覚では”最近”の話なんや)、何かにつけてエライ目に遭って来たのに、何の「お言葉」も無いんやで!。
沖縄県民に対して特別の「お言葉」が発せられるというのは、大変な事なんや!。

そう思って、”有難い”「お言葉」をもう一度読み直してクレ!
(22/05/16)


NO.9 日本最大の詐欺師集団「財務省」の話(1)


昨今、国税庁職員やキャリア官僚が給付金不正請求を行ったという問題の話題が沸騰しているが、マスコミ報道の全てが問題の全体像を見逃している。実際は「旧大蔵省(現財務省)」そのものが詐欺師集団で、彼らは通常業務を行っている感覚で不正請求を行っただけで、事の善悪を判断する能力が完全にマヒした結果の行動なんや。勿論、違法行為である事に間違いは無いが、当の本人は「悪い事をした!」とは思っていない筈や。何故なら、国がやっている詐欺行為の方が遥かに悪質だという実態を知っているからなんや。

「財務省」が主導する詐欺行為は数え挙げれば切が無いが、今回は「NO.2 雑談 昭和天皇の天皇誕生日「昭和の日」に思う」ではあえて触れなかった「消費税」に関する国家的詐欺の話を暴露する。

そもそも、「消費税制度」を導入する大義名分は、「直接税制から間接税制に移行する」という税制改革の目玉やった。
「消費税制度」に移行する事で、それまでの「所得税」や「法人税」を無くすという大約束が有ったんや。ところが、消費税率を3%という半端な率から始めたために、直接税である「所得税」や「法人税」がそのまま残ってしまった。その後、消費税率が5%・8%・10%と中途半端な引き上げを行い、結果「直接税」と「間接税」が共存するという国家的詐欺がまかり通る事になってしまったんや。

本来の国民との約束を反故にした事は、「財務省」は勿論「政府税制調査会」も完璧に忘れて現在に至っているんや。

何故、直接税である「所得税」や「法人税」を無くせない最大の理由は「税理士」の仕事が無くなるからなんや。そもそも、「税理士」なんていう資格は日本にしか存在しない。良く似た制度が有るのは「ドイツ」「中国」「韓国」「オーストラリア」だけやそうな。「税理士」というのは税務署職員の定年退職後の失業対策事業で、一般の人が「税理士試験」を受けて資格を取得するのは大変なんや。現役の税務署職員にして見れば、先輩の税理事務所が関わる税務申告は当然のことながら甘くなる。逆に、税理士試験で合格した税理事務所が関わる会社や個人は徹底的に税務監査を行うという”あからさまな嫌がらせ”は世間の常識なんやで!。

要するに、「税務署」と「税理士」はグルなんや。「財務省」の外局「国税庁」は、国家的窃盗団の親玉で、彼等は哀れにもその手足となって働いているんや。だからと言って国税庁の職員が給付金詐欺をやるのは「ねずみ小僧」とは違う。クズの中のクズとしか言い様が無い。もともと、「財務省」も「国税庁」も税金に名を借りた泥棒なので、彼等の世界では善悪の区別が完璧に麻痺しているとしか思えない。

それと、「消費税」にまつわる裏話はもう一つ有る。

平成元年4月に消費税制度が始まる直前に大問題になったのは「二重課税」の問題なんや。殆どの人は知らなかったと思うが、単純に3%を掛け算すれば良いという事では済まない問題が発覚したんや。それは商品価格の中に「隠し税」が存在する事なんや。例えば、ガソリンには「ガソリン税」が隠れている。これは誰でも知っている話やけど、「酒類」に隠れている「酒税」が問題になったんや。それも酒の種類や等級によって複雑に隠されていて、「これに3%の税金を掛けるんか?」という問題が発生した。そこで酒類だけ「内税」にするというゴマカシをやったんや。お陰で、当時コンピュータ業界は大パニックになった。今でも話題になる「第三のビール」問題は、この時勃発した「酒造メーカー
vs 国税庁」の戦いが未だに続いている結果なんや。

再度言わせて貰う。「財務省」は日本最大の窃盗団なんやで!。「国税庁」はその手下なんや!。
(22/06/03)


NO.10 日本最大の詐欺師集団「財務省」の話(2)


「三公社五現業」という言葉を知っているやろか?。知っている人は、立派な”高齢者”や。

「三公社」とは日本国有鉄道、日本電信電話公社、日本専売公社の事で、現在は民営化され「JRグループ」「NTTグループ」「JT」となっている。「五現業」は郵政、国有林野、大蔵省印刷、造幣局、アルコール専売で、「郵政」は小泉内閣の時に衆議院を解散してまで揉めに揉めて、現在は日本郵政(株)、日本郵便(株)、(株)ゆうちょ銀行、(株)かんぽ生命保険の4社に分割民営化された。

この時に国民的な議論になったのは、”労働問題”で、これらの「三公社五現業」の職員には団結権と団体交渉権は有っても、争議権が認められていなかった。この争議権(いわゆる”スト権”)をめぐって労働組合と国が戦っていた時代が長く続いたんや。ソビエト連邦が崩壊する前、日本国内でも「社会主義」や「共産主義」が持て囃され、労働組合活動や学生運動が活発やった時代や。アメリカも朝鮮戦争からベトナム戦争へと「共産主義」との闘いに翻弄され、東西冷戦状態が最も深刻やった頃や。

そんな重苦しい時代の1985年、日本電信電話公社が「NTT」として民営化され、日本専売公社も「JT」として民営化された。その後、1987年には日本国有鉄道が「JRグループ」に分割民営化され、「三公社」は見掛け上は民間企業という事になった。「民間企業になれば堂々とストライキが出来る」と労働組合は考えたが、国の執った行動は「組合活動をする職員は新会社に採用しない」という強硬策に出たんや。この強引な策によって労働組合が一挙に消滅することになったんや。まさに、「キツネとタヌキの化かし合い」で国が大勝利を収めたんや。

ところが、話はこれで終わらない。この「公営企業の民営化騒動」の裏で、日本政府は国民に対して巨額な詐欺を企てたんや。

そもそも、日本電信電話公社は巨額な設備投資費用を電話加入者に「債権」を買わせることで賄った。もちろん、当初は国庫金を投入したが、それでは足りず苦肉の策として「電話債券を買わせる」という策に出たんや。民営化される直前の1983年まで、電話回線を引こうとすると強制的に「電信電話債券」を買わされた。携帯電話が普及する前の「自動車電話」でも申し込み時に巨額な債権を買わされ、初期の「NTTドコモ」の申し込みでも債権を買わされたんや。こうして電話加入者から資金を調達して設備投資をした「日本電信電話公社」が民営化して「NTTグループ」になった後、1986年から本来なら電信電話債券を購入させられた電話加入者に株式を配分しなければならない筈なのに、日本政府は東京証券取引所に上場してしまったんや。

当時の「大蔵省」と「NTTグループ」は国民の財産を”横領”したに等しい事をやってのけた。
これを契機に「バブル景気」の嵐が吹き荒れ、「バブル崩壊」、その後の日本経済を滅茶苦茶にしてしまった”国家的詐欺”の始まりやった。

主犯の「大蔵省」は”ノーパンしゃぶしゃぶ事件”が発覚し「財務省」に名前を代えたが、悪しき体質は未だ変わっていない。
(22/06/05)


NO.11 日本最大の詐欺師集団「財務省」の話(3)


前回の続きになるが、「電電公社民営化にまつわる国家的詐欺」を刑事告発できるかどうかを京都府警本部に相談したんや。すると「ほんに犯罪ですな~」という事になったが、余りにも犯罪がデカ過ぎて京都府警本部では処理できない。同様に京都地検でも無理やということになった。それなら、東京の警視庁なのかというと、それも無理やろ!。それなら東京地検特捜は、と言うと、これも無理!。最高検でも無理!。結局、余りにも巨大な犯罪は打つ手が無いという事が判ったんや。

今のロシアによるウクライナ侵攻問題で、国連の常任理事国が国連憲章に違反して侵略行為を行い、更に戦争犯罪まで犯すという想定外の事態に国連として打つ手が無いのと同じや。日本は法治国家なのに、日本国政府が行う犯罪行為を告発する方法が無いんや。それを知ってか知らずか、「大蔵省」のデタラメな政策は増々磨きがかかり、まさに”やりたい放題”になったんや。今回はこの話や。

日本国政府としては財政赤字が膨らんで、何とか税収を増やして赤字国債の残高を減らそうと考えるのは判る。問題は、ただの金庫番である「大蔵省」が自分達の力で何とかしようと考えたことにそもそもの間違いが有った。東大法学部卒で世間知らずの大蔵官僚が”無い知恵”を絞っても所詮「無いものは無い」んや。アルバイトも満足にした事が無い奴等に複雑な社会経済の仕組みが判る筈はない。
ところが、大蔵官僚の中にはかつてマルクス・レーニン主義に嵌って、東大の安田講堂で機動隊に火炎瓶を投げていた連中の亡霊が棲み付いているんや。ソビエト連邦の崩壊で「社会主義計画経済」が誤りだったのが判っているにも拘わらず、未だに金融政策で経済をコントロールできると思っている時代遅れの連中が生き残っている。

先ずは「電電公社の民営化」で国民の財産を横領し、それを証券市場で換金して巨額な売却益を手にした「大蔵省」は、金融機関に対して株式市場への参入を推奨した。これによって「借金をしてまで株を買う」という”財テク”ブームが始まり、株価が鰻登りになったんや。これにより、株式の売却益にかかる税収や証券会社からの法人税収入が爆発的に増え、まさに「大蔵省」の大手柄となった。その”財テク”ブームは株から土地に拡大し、金融機関に対して不動産取引を推奨したんや。「株ブーム」の次は「土地ブーム」となり、日本中が”バブル景気”に沸き上がった。不動産取引は土地を購入した時に「不動産取得税」がかかり、売却すると「所得税」がかかる。大蔵省は”一粒で2度美味しい”詐欺まがい行為に手を染めてしまったんや。これで更なる税収を手にしたのだが、日本版オルガルヒの一つ「三菱地所」が調子に乗ってニューヨークのロックフェラーセンターを買収した事で、アメリカ合衆国を敵に回してしまった。そこから「エエ加減にせい!」という事で、不動産融資の総量規制に踏み切ったんや。

ここが大蔵官僚の馬鹿が露呈した事件で、高く舞い上がったジェット機のエンジン出力を下げて水平飛行に移り、更にエンジン出力を少し落として徐々に高度を下げるなら判るが、突然にエンジンを切ってしまったんや。そんな事をすれば墜落するに決まっている。案の定「バブル景気」は一気に崩壊し、証券会社や銀行や不動産会社が悲惨な事になってしまった。

それでも馬鹿な大蔵官僚達は「何とか出来る」と思っていたんや。郵便貯金や雇用保険に貯まっていた金を使ってリゾート開発したり、国債を乱発して公共事業を増やしたり、為替レートを操作して円高誘導したり、あの手この手で景気浮揚策を行った。その結果が「失われた30年」と言われる現在の状況なんや。

日銀の黒田総裁は亡霊の生き残りのような奴で、「ゼロ金利政策」の呪縛から抜けられなくなってしまっている。アメリカのFRBがゼロ金利政策をやめたにも拘わらず、日銀は反動が怖くて”金縛り状態”になっているんや。現在の日本経済の状態で日銀が「ゼロ金利政策」をやめれば、かつてのバブル崩壊のように景気の底が抜けてしまうのは判り切っている。それが怖くて固まっているんや。

もうアカンって!。景気の底が抜けようが、どう成ろうが、金融政策で景気をコントロールするのは無理やと悟ることや。
日本の経済を安定軌道に乗せるのは、お前達では無い!。経済産業省や農林水産省が頑張らんとアカンのや。「財務省」の人間はしばし黙って寝ておけや!。
(22/06/06)


NO.12 日本最大の詐欺師集団「財務省」の話(4)


「電電公社の民営化」で国民の財産を横領し、それを証券市場で換金して巨額な売却益を手にした「大蔵省」だが、「国鉄の分割民営化」で旨い汁を吸うことはなかった。知っての通り日本国有鉄道は日本電信電話公社と異なり莫大な累積赤字を抱えていたんや。こんな厄介者の処理に首を突っ込んだらエライ目に遭うのは明らかやったので、ズル賢い「大蔵省」は”火中の栗”を拾おうとしなかったんや。本来で有れば、国鉄の所有する膨大な土地は一旦は「国有地」として召し上げ、国鉄を分割民営化した後に適正な価格で払い下げるのが筋やろう。確かに首都圏や地方都市の一等地に広大な貨物駅の跡地が有るが、それ以外はどうにもならない細長い土地が恐ろしい程有るだけや。増して廃線になった土地などドナイもならん。

そうでなくても全国の財務局にはドナイもならん国有地がアホほど有る。その一つが、かの有名な「森友学園」の土地や。

この話は後に廻すとして、民営化された「JRグループ」に移管された美味しい土地の話をしよう。
何と言っても一番美味しかった土地はJR新橋駅とJR浜松町駅に隣接する汐留貨物駅の跡地やろ。現在は「汐留シオサイト」と称して高層ビルが立ち並んでいる。新宿高島屋がある「タカシマヤタイムズスクエア」も新宿貨物駅跡地が化けたものや。現在はブルートレインの車両基地やった場所が「品川開発プロジェクト」として開発が進められている。東京の周辺では「さいたま新都心」、横浜「みなとみらい」が貨物駅の跡地の再開発や。東海地区では名古屋駅南の「ささしまライブ24」が笹島貨物駅の跡地や。近畿地区は大阪駅北側の広大な梅田貨物駅跡地を「うめきた」として再開発している。残念な話は、京都駅西側の梅小路貨物駅の広大な跡地が有るが、ここは京都駅から離れ過ぎているので、ドナイもならん。ただ、ポンコツ蒸気機関車を集めた「梅小路蒸気機関車館」はSLマニアの聖地として不動の地位を確保し、現在は「京都鉄道博物館」として更なる発展を遂げている。

こう言う浮付いた話には日本版オルガルヒの「三菱地所」や「三井不動産」や「森トラスト」が必ず登場するが、労せずして莫大な税収入が転がり込む「財務省」にとっても悪くない話なんや。

問題は廃線跡地で、成功したのは京都嵯峨野のトロッコ鉄道「嵯峨野観光鉄道(株)」くらいなものや。全国の財務局が管理する”ドナイもならん国有地”の処理には「大蔵省」やった時代から随分苦労してたんや。もともとイノシシとタヌキくらいしか住めないような耕作地にもならん広大な土地を「住宅公団」と組んでニュータウンを造成したり、地方自治体の商工課と組んで工業団地を造成したり、民営化前の郵政と組んで「グリンピア」などのリゾート開発をしたり、あの手この手で「税収」につながるような策を弄したのだが、所詮は「役人ビジネス」、多くが失敗やった。

そこで考えたのが「学校」や。どの道ドナイもならん山林原野でも学校用地ならイケるやろと考えたんやろ。学校ならインフラ整備の負担は少ない。周辺には学生アパートやマンションが建ち、学生相手の商店も増え、税収につながると考えたんや。何と言っても「過疎化対策」という大義名分も立つ。「筑波研究学園都市」や「関西文化学術研究都市」(これは大失敗)のような大規模なもののほかにも、「森友学園」や「加計学園グループ」や「日大グループ」など”有名校?”が登場する。もともとドナイもならん土地の有効活用としては大当たりやった。「財務局」にして見れば、タダ同然で払い下げても、後の税収につながれば大成功なんや。

そこで「森友学園」の話や。「近畿財務局」にして見れば伊丹空港の南側で淀川沿いのドナイもならん土地をタダでもいいから処分したかったんやろ。そこでゴミ処理の問題を理由にタダ同然になるよう帳尻を合わせたんや。その経緯を真面目な赤木さんは正確に記録していたんや。「近畿財務局」としては、隠して置きたかった事や。自殺してしまった赤木さんは正しいことをしたが、「日本最大の詐欺師集団”財務省”」の中ではアカンことなんや。「財務省」は給付金詐欺を平気でするくらいの悪党でなければ務まらん役所なんや!。

赤木さんには菅原道真の様な「手が付けられない”怨霊”」となって、これからも「財務省」を祟って欲しいと思う。
(22/06/08)


NO.13 ボケ防止の特効薬の話(1)


結論から言うと、ボケ防止の特効薬なんか有る筈は無い。

そもそも”薬”というのは漢字を見ても判るように「”草”カンムリに”楽”」と書く、つまり薬草の事や。我々世代の常備薬「葛根湯」「改源」「正露丸」「養命酒」など、基本的には漢方薬で多くの原材料は「雑草」なんや。逆に「新薬」と言われるカタカナ名の薬は、人工的に合成された化学物質を含む「小麦粉」で、人体にとっては”異物”でしか無いんや。そやし、病院に行って沢山の薬を処方されて、毎日大量の新薬を飲んでいると必ず肝臓がやられて死に至る。肝臓は解毒を目的とする唯一の臓器なので、毒を毎日盛られたらしまいに音を上げるんや。医者は悪意を持って毒を盛っているのではないので、殺人罪にはならない。悪くても「業務上過失致死」や。それも投薬を間違えたとか、処方する量を間違えたという事が明白やった場合だけで、殆どの場合、罪に問われる事は無いんや。しかし、医者に処方された薬をあえて飲まないという判断は難しい。医者と喧嘩になるのが嫌なら、最初から病院なんぞには行かないに限る。ただし、救急搬送されて病院に担ぎ込まれたら、諦めるこっちゃ!。

因みに、コロナ・ウィルスの特効薬は千年以上前から知られている。現在の馬鹿医者が知らないだけで京都では誰でも知っている「山椒」や。京都では「ちりめん山椒」や「山椒昆布」、「ハモ寿司」にも大量の山椒の実がハモの下に敷かれている。もともとは、中国四川省から「麻婆豆腐」の材料として渡来した「花椒辣醤(ファージャオラージャン)」で担々麺でも使っている。四川省は元々コロナ・ウィルスの聖地で、現在日本に土着している4種類のコロナ・ウィルスも発祥の地は中国四川省なんや。馬鹿医者とボケ厚生労働省は知らないが、「ダイヤモンド・プリンセス号」で大騒ぎになる前の年の11月に京都では「初代武漢型コロナ・ウィルス」が蔓延している。殆どの人は「納豆」と「豆腐」と「葛根湯」で治していたんや。「ファイザー」や「モデルナ」などの”なんちゃってワクチン”より確実に効く特効薬なんや。何と言っても中国5千年の歴史が有る漢方薬の世界を馬鹿にしたらアカンで!。京都大学の山中教授も「ファクターX」なんてアホな事を言っているが、京大の隣の「吉田神社」で節分の時に矢でも鉄砲でも無い”豆”を撒くのは何故なのか、考えれば判る話や。豆類に含まれるビタミンB1が免疫力を活性化するのは世の常識やないかい!。西洋医学なんぞ高々2百年くらいのもんやないか!。

さて、人間還暦を過ぎたら「余命」(余計な命)なので、何とかしようとジタバタするより、何が有っても天命や思って素直に召される日まで気楽に過ごす事や。

そんな事を考えていたら、ソニー元社長 出井伸之氏が死去したというニュースが舞い込んだ。過去「パソコン大魔神」コーナーで随分酷評した「ソニーVAIO」の生みの親や。享年84歳、よう頑張ったな!。「ウ~サン」が日本IBMに居た頃に突然社長に就任し、技術の「ソニー」を滅茶苦茶にしてしまった奴や。我々の世代にとって「ソニー」はお手本のような会社やった。創業者の井深さんや盛田さんの時代、CBSを買収してコンテンツビジネスに梶を切った大賀さんの時代に比べ、技術者出身でない出井さんはソニーをダメな会社にしてしまった。その典型が「VAIO」と「プレイステーション」と「アイボ」や。

何を隠そう「ウ~サン」は盛田さんの時代から「ソニー」の大ファンやったんや。
学生時代はソニー製のオープンリール・テープデッキを使っていたんや。最初に買った音源テープは「サンタナの”ABRAXAS(邦題:天の守護神)」やった。LPレコードでは再生出来ない重低音にシビれたもんや。カール・リヒターのパイプ・オルガンも凄かった。ステレオはレコード・プレイヤーも含めて全て自作、FMチューナーもアンプもスピーカーBOXも全て自作やった。実は「ウ~サン」は中学生時代から根っからの電気屋で、機械屋に転向したのは大学に入ってからなんや。お陰で、電気と機械の両方行けるようになった。
東洋電具製作所(現ローム株式会社)に入社してから最初の給料で念願の「トリニトロン・カラーテレビ」を購入した。この歳(70歳)になっても「ソニー ウォークマン」と「ソニー」のワイヤレス・ヘッドホンを毎日使っている。何と半世紀近く「ソニー製品」から離れた事は無いんや。それ程のソニー・ファンでも出井社長は許せなかった。何しろ社長就任の挨拶で「ウ~サン」が大嫌いな「ビジネス・モデル」という言葉を口にしたからなんや。
日本IBMで仕事をしていた時、この言葉を口にした販売特約店の「コスモ・エイティ」と人材派遣の「メイテック」を潰してやった。「ビジネス・モデル」という言葉は詐欺師が使う言葉で、つい先日問題になった「スシロー」の”オトリ広告”のような仕掛けを撃って商売をすることなんや。出井社長も技術では無く、仕掛けで商売しようとしていたんや。その典型が犬型ロボットの「アイボ」や。それで「パソコン大魔神」では徹底的に「VAIO」を叩いてやった。

それでも、「亡くなった」と聞くと、ローム株式会社の創業者「佐藤研一郎」程では無いが、一抹の寂しさを感じる。彼も彼なりに苦労していたんやなぁ~と思う。
今、テレビを見ていると「ソニー損保」や「ソニー生命」のCMが目立つ。本来「ソニー」はそんな会社じゃ無い筈や。ただ、盛田さんの時代のようにオーディオ製品だけやったら、「パイオニア」や「トリオ」や「オンキョー」や「山水電気」のように市場から消えていたと思う。「ソニー」の名前を残すために相当な苦労をしたんやなぁ~と思う。「ソニー」の名前を残した事が果たして良かったのか?、考えて見よう。日本経済の栄枯盛衰と「ソニー」は何となく重なるような気がする。

還暦を過ぎて久しいが、「花の年金生活?」になって何もすることが無くなって、色々と考える事が有る。
ボケ防止も兼ねて、色々な事を考えて見ようやないか。

-続く-
(22/06/12)


NO.14 ボケ防止の特効薬の話(2)


ボケ防止の特効薬は無いにせよ、とにかく頭を使えばボケは予防出来るらしい。

そこで、身近な話題から「自分の頭で考える」習慣をつけようや!。最近は自分の頭で考える人が減って、流れて来る膨大な情報に流されている人が多いような気がするんや。目的が良く判らないWEBサイトの情報を引用するだけやったり、正しい情報なのかフェイクなのか定かで無い情報に「いいね!」を送ったりする傾向が目に付くんや。特に、WEBニュースの内容は、或る程度偏向していると考えるべきで、必ずしも正しい情報とは限らない。
具体的には、「毎日新聞」と「朝日新聞」は若干リベラル寄り、「産経新聞」と「読売新聞」は自民党寄りで、「日本経済新聞」は殆どウソや。「共同通信」は或る程度中立に見えるが、記者によって多少の差が有る。それ以外のニュース・ソースは最初から疑ってかかるべきや。例えば、人材派遣の「メイテック」が出している情報は殆どが怪しい。その他にも広告に誘導する目的で興味を引きそうな話題を掲載している怪しいWEBサイトも多い。そんな怪しいサイトの情報ばかり見ていると、自分の頭で考える能力が落ちてしまうんや。ニュース記事を見る時は、その会社がどういう経営形態なのか調べる必要が有る。

ボケ防止の為にはWEBニュースの内容は最初から疑って見る必要が有る。勿論、新聞でもテレビでもニュースを鵜呑みにしてはいけない。

特に最近気になるニュースは、「中国の海洋進出」と「北朝鮮のミサイル発射」やろ。
「ウクライナ紛争」は考えてもドナイもならん。ただ、ゲーム感覚で勝ったの負けたのと言うのヤメよう。ミサイルや砲弾が落ちて煙が上がっている映像は、デモ隊に投げられる”催涙弾”とはワケが違う。ミサイルや爆弾の破片が飛び散って何人かの兵士や一般市民が死んだり大怪我をしている。戦車にミサイルが命中した映像の下では数人の兵士が丸焼けになっているんやで。それを考えると「当った!」なんて喜んではいけない。ウクライナの映像はテレビゲームでは無い。リアルな人殺しの映像なんや。特に「ルハンスク州のセベロドネツクでロシア軍とウクライナ軍が膠着状態」という表現は信じ難い。「膠着状態」というのは休んでいる訳では無いんや。双方で殺し合いが続いて血みどろの泥沼状態になっているという事やで!。想像力の有る人間なら使う単語を間違えていけない。


頭のリハビリ(1)「中国の海洋進出」問題を考えよう。 

その点、「中国の海洋進出」の問題は、日本も含めた周辺国が勝手に懸念しているだけで、アメリカ側のプロパガンダに悪乗りしているだけの話なんや。今の所、何人かの犠牲者が出たという話では無い。南シナ海のサンゴ礁を埋め立てて基地らしき建造物を建てても、フィリピンやベトナムや日本の船が撃沈されたという訳では無い。

そもそも、中国は長い歴史の中で他国に攻め込んだ事は無い。鎌倉時代の「元寇」も本気モードでは無かったというのが定説や。そもそも中国は5つの民族が中でゴタゴタしていた歴史が数千年続いている。国が余りにも広過ぎて統一政権が長続きしない国なんや。そやし、他国に攻め込む余裕なんか無い。そこの所をアメリカは判っていないんや。それに比べるとアメリカはイギリスで迫害されていたプロテスタントの連中がアメリカ先住民を大量に殺して侵略して建国した国やないか。それもつい最近の300年ほど前の事や。自分たちが「侵略者」なので”侵略”という言葉に敏感なだけで、「テメーの事を棚に上げて、アホな事を言うな!」と言いたい。

かと言って、「習近平」の中国共産党を擁護する気は無い。そもそも中国共産党と日本は戦ったことが無い。日中戦争で戦ったのは「蒋介石」率いる国民党で、その頃中国共産党は国民党に追われてチベットあたりを逃げ回っていたんや。ところが、太平洋戦争でアメリカにボコボコにされた日本を戦勝国が分割統治する案に反対したのは「蒋介石」総統やった。また、天皇を戦犯として東京裁判に掛けることにも強烈に反対した。今の日本が有るのは当時の敵国であった「蒋介石」総統のお陰と言っても過言ではない。
その「蒋介石」率いる国民党が「毛沢東」率いる中国共産党に追われて台湾に逃げた時、日本政府は当時としては可能な限りの支援をしている。ただ、当時はアメリカ占領下だったので、軍事的な支援は不可能やった。「蒋介石」が国民党と共に逃げた時の台湾は日本の統治下に有った。当時の台湾の人達は日本人として育った人が多く、アメリカと戦った太平洋戦争では最前線に送られた人が多かった。そのため、大勢の台湾出身者が「天皇陛下万歳!」と叫んで突撃して死んで行った。
台湾の人達と日本の関係が異常に密接なのは、それなりの深い歴史が有ったんや。そういう事は学校で習う近代史では教えていない。その理由はGHQが歴史教育を歪めて来たからなんや。(学校で教えている歴史は、多くがウソなんやで!)


頭のリハビリ(2)「北朝鮮のミサイル発射」問題を考えよう。

最近派手にミサイルを打ち上げている北朝鮮に「韓国」や「日本」がビビッているのを「アメリカ」も”保護者”責任で怒っている。しかし、北朝鮮の主な民族「高句麗」は中国以上に他国を攻めた歴史は無い。ただ、聖徳太子が「遣隋使」を送った「隋」の時代から攻められっ放しで現在に至っている。朝鮮戦争の時に韓国まで攻め込んだが、アメリカに叩かれて現在の位置に逃げ込んでいるんや。現在の状態は「ハリネズミ」のような状態で、背中の針を立ててビビッている状態なんや。そもそも現在の北朝鮮には隣国に攻め込むだけの国力は無い。勿論、日本海を越えて日本本土に攻め込むだけの船舶すら無い。だから”飛び道具”に頼っているんや。そこの所を判ってやらなアカン。

ただ「拉致問題」は許せる話では無いが、「拉致被害者家族会」も「制裁一辺倒ではダメや!」と言いている。その通りで、針を立ててビビッている状態の「ハリネズミ」の恐怖心を和らげる策が必要やないかと思う。そもそも、北朝鮮の高句麗民族は日本人との繋がりも強く、「秋田美人」「庄内美人」「加賀美人」というのは北朝鮮の系統なんや。「秋田犬」は「高麗犬」そのものやないか。今でも北朝鮮から漂着する難破船は、能登半島や東北沿岸に打ち上がる。幸運にも生存した人達の末裔が石川・秋田・山形県に多いんやろう。美人が多いのは「ロシア系の血が流れているからや」という説が有力や。
そういう深い関係が有る国やという事も考えなアカン。


- 次回は「半導体」の話や -
(22/06/12)


NO.15 ボケ防止の特効薬の話(3)


頭のリハビリ(3)「半導体」問題を考えよう。

最近ニュースで良く話題になる「半導体不足」問題、NHKも含めて総てのニュースが間違っているんや。勿論、経済産業省の認識も間違っている。みんなが間違った情報に振り回されている典型的な例なんや。半導体業界の中心に居た者からすると「マンマと引っ掛かったな!」と思っているんやで!。

実は今でも「半導体」は圧倒的に日本が強いんや。ただ、以前の状態やと世間の風当たりが強いんで、「韓国」や「台湾」に生産を割り振って日本が落ちたように見せ掛けているんや。とにかくアメリカって奴は戦勝国のプライドが有ってか、真珠湾攻撃の時の「零戦」にビビったのか、日本が目立つと必ず叩きたがるんや。かつて、自動車でも問題が起きた。とにかく、日本が目立たんようにする事が大切なんや。日本国とアメリカ合衆国との友好関係は”揺るぎない”と思ったら大間違いで、共和党支持者の大半は日本人を今でも「ジャップ」として馬鹿にしているんやで!。
それならそれでエエ!。いつ拳銃やライフルで撃たれるか判らんような物騒な国より、日本の方が遥かに安心して暮らせるんや。悔しかったら日本を見習って「銃規制」をせんかい!。先ずは「全米ライフル協会」の本部に”ジャベリン”を撃ち込んでやれや!。

さて本題に戻るが、マスコミ報道では「半導体」と一括(くく)りにしているが、単結晶シリコンを原材料とする半導体製品には、「メモリー」「ロジック回路」「プロセッサ」「AD/DA変換素子」「ドライバー」「アナログ・アンプ」「パワーディバイス」など、機能によって分類されている。この中で日本が圧倒的に強いのは後半の「AD/DA変換素子」「ドライバー」「アナログ・アンプ」「パワーディバイス」などアナログ製品なんや。これらは、「メモリー」や「プロセッサ」より何倍も難しく、「韓国」や「台湾」の工場では製造が困難なんや。「メモリー」は圧倒的に「韓国」の企業が強いが、韓国政府が国策で補助金を出して”ダンピング”をしているからで、しかも「韓国」のウォンが安いので、「そんなら、韓国に任せよう!」という事にしたんや。台湾の「TSMC(台湾積体電路製造股份有限公司)」は、主に「プロセッサ」や「バス・コントローラ(ノースブリッジ)」などのロジック製品を生産することに特化した工場で、主にアメリカ本国の半導体メーカーの製造部門を担って来た。「アホでも出来る」とは言わないが、MOS-FETは設備さえ有れば簡単なんや。

その「半導体製造設備」の殆どが実は日本製なんや。原材料のシリコン・ウエハも殆どが日本の「信越化学グループ」が供給し、フォトレジストは「東京応化」など、副資材の殆ども日本から供給しているんや。日本のメーカーの”下請け”では無いが、半導体エンジニアの世界では”師弟関係”に有るんや。

実は「台湾」と「韓国」の半導体産業は、我々「ウ~サン」世代の日本企業が建設したんや。多くのエンジニアは退職して年金生活をしているか、別の世界に旅立ってしまっているが、日本で設計開発した最新鋭の設備を運び、現地で半導体エンジニアを一から育てたのは我々の世代や。そやし、「台湾」や「韓国」に負けているとは思っていない。確かに数字の上では両国に負けているように見えるが、アメリカに叩かれないように”死んだフリ”をしているだけなんや。逆に我々半導体エンジニアOBは世界市場で「みんな良う頑張ったな!」と誇りに思っているんや。何しろ、「日本」と「台湾」と「韓国」で世界の半導体市場の7割以上を生産し、更に「中国」「フィリッピン」「マレーシア」などを含めるとアメリカ本国やヨーロッパ諸国に大きく溝を開けている。

半導体産業に関しては我々「東アジア連合」が圧倒的な勝利を収めたんや。

WEBニュースなどで「日本は大部分が20nm台という何世代も前の技術の製造ラインや」なんてアホな事を言う奴が居るが、日本と台湾の「TSMC」では作っている物が全然違うんや!......と言う事が判っていない。アナログ半導体製品はメモリーの何十倍もの電流を流さなあかんのや。こんなものを5nmラインで作ったら瞬間で切れてしまうがな。とにかく「技術の判らん奴はイラン事を言うな!」と言いたい。(この記事を書いたのは日本経済新聞や。ホンマ話にならん!)

「半導体製品」と同様、「液晶ディスプレイ」「発光ダイオード」「パソコン」など「東アジア連合」が世界市場を独占しているんや。このまま円安が進めば日本で生産する製品が増える可能性が有る。ただ、また日本が目立つとアメリカの邪魔が入るので、そこが微妙なところなんや。


-次回も半導体業界の話や-
(22/06/13)


NO.16 ボケ防止の特効薬の話(4)


頭のリハビリ(4)「半導体製造設備」の話

半導体の製造現場の映像というと、一般の人には食品の製造現場と見分けがつかないと思う。全身白い防塵服を着用して作業をしているが、工事現場のような力仕事では無い。最近はコロナウィルスの問題で医療従事者が感染対策として防護服を着用している映像が流れるので、増々見分けが難しい。半導体製造現場では防塵服を着用した後、クリーンルームに入室する前に強力なエアーシャワーを浴びて、防塵服の外側に付着している埃(ほこり)等を吹き飛ばすところが違うんや。食品の製造現場や医療現場との違いはこれだけなので、映像で見ると見分けがつかない。

我々「ウ~サン」世代がクリーンルームで作業をしていた40年前と今との違いは、作業らしい作業をしていない事や。現在の半導体製造設備は殆どが自動化されていて、シリコンウエハをピンセット掴んでマシンにセットしたり、取り出してトレイに入れたり、エッチング槽に浸けてストップウォッチを見ながら「ガバッ」と取り出して純水槽に浸けて洗浄したり、という作業らしい作業は一切無いんや。我々の時代は作業員同士が現場で激突してウエハを床に落として割ってしまったり、作業の順番を間違えて製品をオシャカにしたり、とにかく工程の中では白装束の作業員が入り乱れていたんや。

ただ、やっている事は40年前と殆ど変わっていない。先ず、シリコンウエハの表面洗浄を行い、酸化膜を生成し、フォトレジストを塗布し、レジストを乾燥させ、回路パターンを露光し、それを現像して、露光部分を剥離し、エッチングで酸化膜を溶かし、レジストを剥離し、リンやホウ素などの不純物を拡散する。こういう一連の工程は変わっていない。違うのは徹底的に自動化されていることや。実際はこの一連の工程をマスク・パターンを代えて何回も繰り返すので、結構面倒な作業なんや。

丁度その頃、今から40年とチョット前に米国インテル社が「8080」という8ビット・プロセンサを発表して、「コレ何とかならんか?」と皆で寄って集って研究したんや。そこから、コンピュータ制御の自動マシンの発想が生まれた。それが現実のものになったのが、現在の半導体の製造現場の姿なんや。

因みに、シリコンウエハの消費量は「韓国」「台湾」「中国」「日本」で世界の7割を超える。残り3割弱が「北米」や。ヨーロッパは無視できる位の僅かな量なんや。そのシリコンウエハを生産しているのは「信越化学工業グループ」と「SUMCO(三菱住友シリコン)」の日本勢2社で5割を超える。台湾の「「グローバル・ウェハーズ」が約2割、これも日系企業や。その他はドイツの「旧ワッカー社系」でドイツの「シルトロニック」が15%、韓国の「SKシルトロン」が1割程、圧倒的に日本企業が供給してるんや。

半導体製造装置の消費地も「東アジア4国(日本・台湾・韓国・中国)」で7割を超える。この中で注目は「オランダ」の「ASML」という露光装置のメーカーで、CPUなどのVLSIの製造に使われる一台200億円を超える化け物マシンや。露光装置は圧倒的に日本の「ニコン」と「キャノン」の天下やったが、アメリカと欧州勢がカールツァイス社のレンズを担いで巻き返しを図ったんや。この分野だけは現在ボロ負けやけど、こんな高額なマシンは売れる台数が知れているがな!。それと、「アメリカ」の「アプライド・マテリアル社」。我々も随分お世話になった「半導体製造装置の老舗中の老舗」や。半導体製造工程のほぼ全ての工程のラインナップを持っている。それ以外は、全て日本のメーカーと言っても過言では無いくらい、日本製の独壇場なんや。数的には半導体製造装置の9割以上が「日本製」なんやで!。

つまり、半導体の生産は世界の7割以上が「東アジア連合」、製造装置の殆どが「日本製」ということになるんや。半導体の世界で「日本が凋落した!」なんてアホな事を言うたら怒るで~!。

それにしても、たったこれだけの事を書くのに半導体製造メーカーのHPを検索し捲ったがな!。一番「頭のリハビリ」が出来たのは「ウ~サン」やな!。
しかし「半導体」の世界は超マニアックな世界や。一般の皆さんは知らんでエエんやで!。


-次回は半導体業界の民族問題を考えよう- (こんな事を考える奴は絶対にオラんやろな!)
(22/06/14)


NO.17 ボケ防止の特効薬の話(5)


頭のリハビリ(5)「半導体業界の民俗学的考察」

人間、暇を持て余すと色々な事を考えるもので、何も考え無くなったら、そろそろお迎えや!。
幸か不幸か、身体は多少ガタが来ているが、頭だけは何とか働いているので、お迎えはまだのようや。四月初旬に投稿した「ブレーク1 京都の野良猫の話」でも判るように、20年間も野良猫に餌をやっていると、日本の歴史の隠された部分が見えて来るんや。現役で仕事をしている時は、日々の問題解決に忙殺されて考えも及ばなかったことが現場を離れて暇になると、逆に色々と見えていなかったものが見えて来るんや。多聞に”妄想”の感は有るが、それもエエやろ!。付き合ってクレ!。

そもそも「半導体業界」ナンゾに従事しようと考える人間は普通や無い。(この大前提から話はスタートするで!)

何しろ、全ての話が半端無く”細かい”。朝から晩まで「何ミクロン(千分の一ミリ・メートル)」という世界の話なんや。当然、肉眼では見えない。全て顕微鏡の世界や。この地球上で細かな仕事をコツコツとやれる人間は、例えばスイスの時計職人、陶磁器の絵付け職人、仏像を彫る仏師、宝石をカットする職人、眼鏡や望遠鏡のレンズを磨く職人など結構限られる。
ところが、スイスに半導体の工場が有るという話は聞いた事が無い。宝石のカットは主にインドで行われているが、インド南部の「バンガロール」にハイテク企業が集中しているらしい。半導体の工場については良く判らないが、有っても微々たる生産量やろ。そもそも、宝石の加工や貴金属の加工は中東諸国が多いが、中東に半導体工場が有るという話は殆ど聞いた事が無い。ハイテク企業の多いイスラエルのテルアビブに「シリコン・ワジ」と呼ばれるハイテク企業が集中している場所が有るらしいが、まだまだ発展途上や!。
東アジア地域以外で半導体工場が有るのは半導体発祥の地と言われるアメリカ・カリフォルニア州の通称「シリコン・バレー」。テキサス州ダラスの「テキサス・インスツルメント社」が有名だが生産は日本でやっている。アメリカでの半導体生産拠点はカリフォルニア等の西部地区に集中している。
ヨーロッパではドイツ中部「イェーナ」の精密機器メーカー「カール・ツァイス社」が有名や。イギリスのロンドン周辺、アイルランド、スコットランドなどで少々、後はフィンランドの「オウル」、携帯電話の「ノキア」が経営不振に陥り、そこから派生したハイテク企業が頑張っているらしい。番外としてロシア版シリコン・バレーを目指したモスクワ郊外の「スコルコボ」は現在は開発が頓挫しているらしい。何れにせよヨーロッパの半導体生産拠点は無いに等しい。

そこで、半導体王国「東アジア」や。これは滅茶苦茶凄い!。
先ずは日本や。北は北海道から南は九州まで半導体工場だらけなんや。特に九州は「シリコン・アイランド」と呼ばれ、大分や熊本あたりにヤタラ集中している。関西も京都、奈良、滋賀など半導体工場が多い。首都圏も東京、神奈川、千葉、茨城など多くの半導体工場が沢山有る。
台湾は北部の新竹市(シンチュー市)で「TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.)」を筆頭に、沢山の半導体工場が林立している。
韓国はソウル近郊の京畿道水原市(スウォン市)の「サムスン電子」と京畿道利川市(イチョン市)の「SKハイニックス」が凄い。
中国は香港に隣接する広東省深圳市に半導体工場が集中し、北京市海淀区中関村(チューカンソン)は「中国のシリコンバレー」と言われ、主に研究開発拠点になっている。そのほか、シンガポールやマレーシアにも多くの半導体メーカーが工場を建設している。

前々回「NO.15」にも書いたように、「韓国」「台湾」「中国」は日本企業が建設した工場と言っても過言ではない。
そこでその地域の民族分布を調べると、中国「深圳」の有る中国広東省は99%が漢民族らしい。韓国の朝鮮民族は遺伝子的には日本人と山東省出身の漢民族が多いらしい。台湾は福建省南部の漢民族が多いらしい。日本の「大和民族」は諸説有って定説は定まっていないが、九州や京都周辺には中国大陸や朝鮮から渡来した漢民族が多い。
これで見えて来た!。共通点は「漢民族」や。「半導体業界」などと言うイカれた業界に従事できるのは「漢民族」なんや。

今後、半導体製品の市場規模は増々増える事が確実や。その仕事に従事できるのは「漢民族」が必須ということになる。ゲルマン系もケルト系もスラブ系もユダヤ系も半導体業界では遺伝子的に難しい。何せ、こんな細かな仕事をコツコツやれるのは「漢民族」の特技なんやろうな!。

今後も半導体業界の「東アジア連合」は増々発展すること間違い無しや!。


-次回は「漢民族」の大移動の歴史を考えよう-
(22/06/16)


NO.18 ボケ防止の特効薬の話(6)


頭のリハビリ(6)「漢民族」の大移動の話

我々「日本人」は中国から見ると「倭人」という扱いになるんや。「魏志倭人伝」に卑弥呼の記述が有るが、その前は「倭寇」としてただの海賊扱いやった。人間社会の常かも判らんが、基本的に隣近所は仲が悪いんや。そやし、「あのアホ」とか「馬鹿タレ」とか蔑(さげす)んだ表現になる。「倭人」とか「元寇」とか「匈奴」とか人を馬鹿にした表現が5千年経っても単語として残っているのは困ったこっちゃ!。ウクライナ紛争でもプーチンはウクライナ人を「ネオナチ」と言い、逆にプーチンを「独裁者」だと蔑む。これでは戦争は終わらんやろ!。表現は悪いが、ウクライナ紛争は「町内会の痴話喧嘩」が思いっ切りエスカレートしたようなもんや!。そやし、絶対に世界大戦になんかならん。ただし、周囲が余計な茶々を入れると拗(こじ)れる危険が有る。

そんな事を5千年以上もやって来たのが「中国」なんや。「日本人」もその直接当事者で、流れ流れてこの島国に落ち着いたんやで!。もともと、この日本列島には1万7千年前から北方民族系の「縄文人」が住み着いて平和な日々を送って来た。エジプト文明の更に1万年前からなんや。農耕が始まる前の狩猟採集やった時代に人間が定住していたと言うのは、世界的にも例が無いんや。何しろ、気候は温暖、雨も多いので水に困る事は無い。山からは鹿やイノシシが「食べて~」と言って降りて来る。冬は鴨がネギを背負って飛んで来る。海では沢山の魚や貝類が取り放題。天然温泉も沢山有る。まさに”この世の楽園”、日本列島全体がリゾート施設みたいな所や!。
そこに「中国」から逃げて来た漢民族が居付いてしまった。

現在の日本列島には北海道の「アイヌ民族」を除いて大半が中国大陸から渡来した「漢民族」と「朝鮮民族」と琉球から渡来した「南方系民族」や。そこで先住民の「縄文人」達は何処へ行ってしまったのかという疑問が起きる。しかし、答えは意外な所で最近発見されたんや。近頃のコロナ禍で「密」になるのがアカンという事で、屋外でのキャンプや「グランピング」が流行っている。その映像を見ていると「何処ぞで見た景色やな~!」と思わへん?。そう「縄文遺跡」や、あの竪穴式住居が並んだ景色や。つまり「縄文人」は我々「日本人」の中で生きていたんや。今の中国や欧米でキャンプが流行っているという話は聞いた事が無い。つい先日、上海がロックダウンされた時に市街地が封鎖されて周囲にテント村が出来たという一部の例外は有るが、好き好んでテント暮らしをしよう等と考えるのは「縄文人」の遺伝子なんや。

さて、話は一気に4千年遡って中国の「夏王朝」の時代にタイムスリップする。

漢民族による最初の王朝だとされているが、中国全土を支配したわけでは無く、黄河中流域の「陽城」(現在の山西省晋城市)を都とした小さな国や。その「夏王朝」が400年程で北方系遊牧民族に滅ぼされ「殷王朝」となる。今から3500年ほど前の話や。都はもう少し下流の河南省安陽市や。問題はこの時期なんや。「殷」は異民族なので滅茶苦茶な事をした。いわゆる”大虐殺”をしたんや。そこで、「夏」の漢民族の逃亡の歴史が始まるんや。一部は四川省に逃げ「蜀」となり、一部は「福建省」「広東省」「江西省」「ベトナム」など南方に逃げ「越」となった。
その「殷」も3000年ほど前に西方系遊牧民族の「周」に滅ぼされる。都は黄河支流の渭水の「西安」と後期は「洛陽」。「周」も600年ほどで「韓・魏・趙」に分裂して「秦」になるまでの200年ほど「春秋・戦国時代」となる。この時代は中国全土が滅茶苦茶になったため、隣国の「斉」や「楚」も影響を受けた。山東半島「斉」は黄海を渡って朝鮮半島南部に逃げ、「楚」は更に南方の「呉」に逃げた。ところが、そこには「越」に逃げ込んだ「夏」の人達が居たので、これも漢民族同士の熾烈な戦いになってしまった。「呉越同舟」とか「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」という4文字熟語は、この時代の話なんや。

ここから話は更にややこしくなる。南方の「越」の漢民族は一部が「台湾」に逃げ、更に琉球を経由して「日本」の九州に逃げるんや。その流れで誕生したのが「日向」で生まれたとされる「神武天皇」や。その前に山東半島から朝鮮を経由して九州に渡来した漢民族「斉」の人達が「弥生人」として定住していた。そこで「神武天皇」は東の大和を目指すことになるんや。その頃「中国」では「始皇帝」が「秦」に統一し「春秋・戦国時代」は終わっていたが、これも今から2200年前に「楚」の項羽に滅ぼされてしまった。「秦」の一部は黄河を下り「日本」に逃げて来た。これが「秦(はた)氏」なんや。京都に都が移る前に京都盆地を開墾したのが、この「秦氏」なんや。

ここで話を整理すると、「夏王朝」を祖とする漢民族の中の”不甲斐無い”連中は戦を嫌って四散したが、流れ流れて「日本」でカチ会ってしまったんや。


そこで今回の話の結論。
今から4000年前黄河中流域に住んでいた漢民族の中の”戦(いくさ)嫌いの弱虫”が流れに流れて現在の「半導体業界」を支えている......というこっちゃ!。



-次回は日本の中での「漢民族」の話や-
(22/06/18)


NO.19 ボケ防止の特効薬の話(7)


頭のリハビリ(7)日本の中での「漢民族」の話(1)

前回の「漢民族大移動の話」で、明らかに誤っている部分が有る。それは、「漢王朝」が成立する2000年前の「夏王朝」が”漢民族”というのは明らかに順番が逆なんや。中国では「華夏族」とされ、「秦の始皇帝」が中国全土に離散していた華夏族を統一し、その後「劉邦」に始まる「前漢」「後漢」の400年間に「漢民族」が形成されたとする説が正しい。しかし「後漢」の後の「三国時代」を経て、紀元後300年頃から「鮮卑」などの北方遊牧民族に華北中原を支配された「五胡十六国時代」に南方に移動、政治の表舞台から去り、後の「隋」→「唐」→「宋」→「遼」→「金」→「元」→「明」→「後金」→「清」と異民族に支配され現在に至っているんや。

この”華夏族”を祖とする「漢民族」は逃亡した先々で大きな影響を与えている。その一つが「日本」なんや!。学校で習う「日本史」が如何にデタラメか、この際ジックリ考えて見よう。文部科学省が所管する「学習指導要領」では、実際には存在しない「日本民族」を中心に誤った歴史観を教えている。しかし、実際は「縄文人の血を受け継いだ漢民族」か「漢民族の血を取り込んだ縄文人」かの何れかなんや。それによって、歴史の見方が180度変わって来るんやで!。

そこで、日本の歴史を考える上で絶対に避けて通れないのが「天皇」家の話や。前回書いたように初代天皇の「神武」は”華夏族”の流れなんや。神武天皇の肖像画には必ず光り輝く”烏(からす)”が描かれている。勿論、肖像画そのものは想像の産物やけど、必ず描かれている事に大きな意味が有るんや。言い伝えによると、かつて黄砂にけぶる太陽の黒点を「烏や!」と考え、「烏は天照大神(あまてらすおおみかみ)の使いである。」と考えたんや。この事から天皇家の先祖は黄土高原の近くに居たことになる。従って、山東半島から朝鮮半島を経由して九州から山陰地域に定住した「弥生人」の流れでは無い。「始皇帝」の没後に渡来した「秦氏」も年代的に合わない。従って、天皇家の祖先は「夏王朝」の末裔という結論になるんや。

ちなみに、京都駅から京都御所を通って上賀茂神社に至る「烏丸(からすま)通り」という通りが有る。この「烏丸」本来は「からすまる」と読むのが正しい。歴代天皇のみが着用する「束帯(そくたい)」という装束の地模様として「丸」の中に「八咫烏(やたがらす)」が描かれている。「丸」は「天照大神」を表している。つまり、「烏丸」とは「天皇家」を表しているんや。平安時代は「天皇」や「公家」しか通行出来ない特別な通りやったんや。現在は「市営地下鉄”烏丸線”」が通り、以前は「市電」も通っていて誰でも通行できるが、本来は特別な通りなので、心して歩かなければならんのや。
この通りの北端に有る「上賀茂神社」の賀茂氏も”華夏族”の末裔で、9月9日の長陽の節句の「烏相撲(からす・すもう)」という神事が有名や。昔は、近衛兵の採用試験も兼ねていて、出身地によって東西に分けられて勝ち負けを競わせた。現在の「大相撲」が東西に分けられるのは、この事が起源なんや。ちなみに、昔は「東」の力士が勝つと「高麗楽(こまがく)」の舞楽を1曲演奏し、「西」の力士が勝つと「唐楽(とうがく)」の舞楽を演奏したそうで、今より優雅にやっていた。そして最後に盤渉調(ばんしきちょう)「千秋楽」という唐楽の雅楽を演奏する決まりが有った。現在の「大相撲」の最終日を「千秋楽」と呼ぶのは、ここから来ている。「歌舞伎」の最終日を「千秋楽」というのは、このパクリなんや。

それと、天皇から公家までの官位を持つ人は、髷(まげ)を隠すために「烏帽子(えぼし)」を被ることが義務付けられていた。読んで字の如く「烏(からす)」の帽子や。日本では「黒」が高貴な色とされ、カラスや黒猫が珍重されて来た。西欧のキリスト教世界では「黒」は悪魔の象徴なのと比べると真逆になる。日本では天皇に拝謁する時に着用が義務付けられている「衣冠(いかん)」も真っ黒、坊さんの袈裟も真っ黒、着物の正装も「黒紋付」という日本独特の生活習慣は4000年前の「夏王朝」が起源なんやで!。


勉強になるやろ!。「ウ~サン」は以前カミングアウトしたように「一条家」の末裔なので、この世界は下手な学者より詳しいんや。
しかし、実際は学者では無い。ローム株式会社OBの元半導体エンジニアで、元コンピュータ・エンジニアのただの”猫好き”の何処にでも居そうなオッサンや。



-次回は 日本の中での「漢民族」の話(2)や-
(22/06/20)


NO.20 ボケ防止の特効薬の話(8)


頭のリハビリ(8)日本の中での「漢民族」の話(2)

「神武天皇」が「八咫烏」の導きで大和に入り、奈良橿原の地に都を置いたという裏にどういう事情が有ったのかは、後で考えるとしよう。

その後、中国は「春秋・戦国時代」の混乱を「秦の始皇帝」が抑えたが、それも一代で滅ぼされ「秦氏」が日本に逃亡して来たのが、その400年後の事や。「秦」の後の「前漢」と「後漢」は約400年の平穏が続いたが、「三国志」で有名な「三国時代」の混乱が始まる。その頃から「漢民族」の多くが朝鮮半島や日本に逃げて来て、まるで”漢民族の溜まり場”状態になってしまったんや。現在の韓国の南部には「加羅」、その北西に「百済」、北東には「新羅」が建国され、「高句麗」は現在の北朝鮮の位置に追いやられてしまった。「加羅」は日本の直轄地で大和朝廷から多くの軍人や官吏が派遣されていたんや。日本ではこの時代を「古墳時代」として余り詳しくは教えていないが、日本国を考える上で最も重要な時期なんや。

朝鮮半島の三国と「対馬」「壱岐」、日本の「九州」「山陰」は、中国本土が「三国時代」「五胡十六国時代」「南北朝時代」と大混乱が続くのを他所に、一大「ユートピア」と化していた。その中心で仕切っていたのが日本の「大和王権」やった。元々「大和王権」も”漢民族”なので、中国本土から逃げて来た”漢民族”を手厚く保護した結果、日本海を囲む”漢民族の溜まり場”が誕生してしまった。日本に助けられた多くの人々が瀬戸内海を通って大阪の堺に上陸し、大和朝廷を表敬訪問、多くの貢ぎ物を献上した事は容易に想像出来る。

2019年に世界文化遺産に登録された大阪の「百舌鳥・古市古墳群」はそういう裏事情が有ったんや。「宮内庁」がこの時代の古墳の調査を一切拒んでいるのは、天皇家の血統がこの時代に崩れた可能性が有るからやと考えられる。つまり、”華夏族”系から”山東・百済系”に入れ代わった可能性が考えられるからや。「聖徳太子」(曽我氏)以降の藤原氏が実権を握って来た現在は、明らかに”百済系”や。従って、この古墳時代の解明は重要や。「宮内庁」も下らない意地を捨てて、調査に協力すべきやと思う。「万世一系」の文言に拘る意味は無い。

ところが、この「漢民族のユートピア」が終わりを迎える時が来るんや。

中国本土に「隋」が誕生し、長らく続いた戦乱の世が安定した。ところが2代目の「煬帝(ようだい)」が何を考えたのか「高句麗」討伐を始めたんや。ところがこの「高句麗」が滅法強く、逆に「隋」が内部崩壊して「煬帝」は身内に討たれてしまった。その後を継いだ「唐」も「高句麗」を攻めたが、それに「百済」と「新羅」が運悪く巻き込まれてしまったんや。大和王権も「加羅」から「百済」に援軍を送って必死に防衛したが、何せ多勢に無勢「白村江(はくすきのえ)の戦い」で惨敗を喫し、朝鮮から撤退を余儀なくされたんや。その時、「百済」の王族を現在の滋賀県近江に避難させ、その後多くの「百済」の人々が日本に亡命した。「新羅」も一時は耐えたが、結局は「百済」同様に滋賀県高島に亡命した。近江に有る「鬼室神社」は”白村江の戦い”で戦死した百済王「鬼室福信(きしつふくしん)」を祀ったもので、亡命した息子が建立したものや。その琵琶湖の対岸に有る「白髭神社」は”新羅神社”が訛(なま)ったものやと言われている。
ちなみに、近江に亡命した百済の人達は、近江商人として後の「越後屋」から「三井財閥」や「西武グループ」となり、高島に亡命した「新羅」の人達は高島商人として百貨店の「高島屋」となる。


作り話と違ってホンマの話や。面白いやろ!。まだ「飛鳥時代」の話や。
まだまだ行くで!


-次回は 日本の中での「漢民族」の話(3)や-
(22/06/21)