シバケンの天国
パソコン大魔神
質問コーナー
質問vs回答NO.24
NO.691〜720
NO.21 | NO.22 | NO.23 |
NO.720 Q;無用なWindows XPへのアップグレード
Q;しょうじ
Maker=FMV-DESKPOWER ME5/657
Type=FMVME56573
Location=東京都
Age=10代
はじめまして、シバケンさん、パソコン大魔神さん。
偶然このサイトを見つけて、お二人の知識に感激しました。お尋ねしたいことは、CPUの取替えと、HDDの増設についてです。
【構成】
CPU:Duron650Mhz
HDD:30G
メモリー:320M
OS:WindwsXPをインストール
このパソコンでCPUの交換は可能でしょうか?あと、HDDはどれくらい認識してくれるでしょうか?
なんとも一方的な質問と思いますが、なにとぞお導きをお願いします。
(02/03/16)
A;パソコン大魔神
この製品のチップセットは「VIA KT133」ですのでBiosのCPUテーブルが何処まで書き込まれているかによって違いますが、性能上はDuron/Athlon
TB 1.2GHzくらいまでは可能なハズです。ただし、電源の容量が250Wクラスだと思いますのでDuron1GHzくらいが限界かと思います。HDDはUlitra-ATA/66ですので、32GBが限界です。従って現在の30GBは限界です。
このマシンのVGAアダプターはATI RAGE 128PROですのでパフォーマンス的には問題は有りません。
一番の問題はWindows XPなどと言う”マシンを無用に遅くするOS”をインストールした事で、何もメリットは無いと思います。このマシンの場合は128MBのメモリーがあれば充分ですので、XPさえインストールしなければ何も問題は無かったハズです。
意味も無いのにWindows XPをインストールすれば今後CPUを交換したり、HDDを交換するだけで”ユーザー認証”で蹴られてしまいますので当初のWindows
Meに戻すべきです。
問題だらけのWindows XPは新しいマシンにプレインストールされたもの以外ではまったく売れていませんので、世間の誤った情報に流されずにパソコンを使いこなす事に専念する事です。
(02/03/17)
<しょうじ>さん
大変勉強になりました。
何でも新しいにするとか、何でもパソコンに付け加えるとか、技術だけに頼り、性能を向上させようとする自分の今までの考えが恥ずかしいです。自分がいかにパソコンに関して無知かわかりました。
もう一度MEをインストールし直し、パソコンを最初の状態に戻してから、うまく使いこなすことに専念していきたいと思います。
最後に、迅速な回答ありがとうございました。
(02/03/17)
NO.719 Q;自作機の修理に資料は不要
Q;岩城俊男
Maker=自作
Etc=win98SE
Location=兵庫県
Age=40代
初めてこちらへやって来ました。親戚のパソコン(他人による自作)のハードディスクが壊れてしまい、一応自作経験がある私が修理を請け負ったのですが、そのPCは知り合いのまた知り合いに作ってもらった物らしく、作ったときの資料がまったく残っていない状態でした。
マザーボードはGigabyte GA-6VX-4X でCPUはPENVというところまでは分かったのですが、幾つか分からないところがありまして、投稿させていただきました。
まずCPUなんですが、スロットタイプの物で、上から見ると600E133Hz・・・等と表示してあるのですが、この600というのが、CPUの速さのことなのでしょうか?
一応そうだと判断して設定すると、PENV600として認識されましたが、初めのジャンパ設定だとPENV450として認識されていました。
次にドライバー類がいっさい無かったので、ビデオカードはRIVATNTと表示されていたので、記憶を頼りにクリエイティブの製品かと、Graphic
BlasterRIVATNT用のドライバーをダウンロードして、入れてみたのですが、若干画面が縞状にぼやけてしまっています。(以前は大丈夫でした)
それとGIGABYTEのサイトで GA-6VX-4X用サウンドドライバ(チップセットApolloPro133A )をダウンロードしたのですが、ファイルの中を観るとリナックスとDOSのふたつのフォルダーがありDOSフォルダの中のSetupだかInstだかのファイルをクリックしても、DOS画面が立ち上がり、インストールできない云々と出てきます。
もう一つ、モデムカードが挿してあったのですが、何処の物やら分かりません。汎用のモデムドライバとか言うのもは有るのでしょうか?(win2000等のように)
いろいろ長々書いてしまいましたが、なんとかお助け願えませんでしょうか?よろしくお願いいたします。
(02/03/16)
A;パソコン大魔神
自作機の良い点は、そう言う資料が要らないという事です。むしろメーカー製の方がマザーボードに関する詳細な情報もBiosのアップデートなども殆ど有りませんので、故障修理を請け負った時に困るのはむしろメーカー製パソコンです。
このマザーボードのマニュアルは【ココ】<消滅>のサイトからダウンロード出来ます。
このマザーボードはSlot1では珍しく高性能なもので、チップセットは「VIA Apollo Pro 133A+VT82C686A」ですので「Intel
440系」のマザーボードと異なり133MHzのFSB設定が可能ですし、AGP 4Xモードが使用出来ます。サウスブリッジはUltra-ATA/66がサポートされていますので、32GBまでのIED
HDDが搭載可能ですし、オンボード・サウンド機能が内蔵されています。このVIA Apollo Proシリーズのチップセットは当初から高性能では定評が有ったのですが、インテル社が世界中のパソコンメーカーに対して脅迫・恫喝・妨害などの汚い手口を使って440系チップセットを使わせていたとしか思えない状態でしたので、メーカー製のPentium-Uプロセッサを搭載した製品の殆どが8.4GBのディスク容量の壁にブチ当たってしまいます。そのためにATAカードがバカ売れしたという本末転倒な状況がつい最近まで起きていたワケですが、インテル社の”犯罪まがい行為”を誰も問題にしなかったのはパソコン業界が外務省と同じ体質だからだと思います。
さて、このマザーボードを使用した自作パソコンの修理や改築の場合にはVIAチップセットの掟が有ります。先ずは【ココ】<消滅>から「VIA 4in1
driver」と「VIA 686 sound driver (AC97)」をダウンロードしておく必要が有ります。
その前にCPUの件ですが、FSB133MHzで600MHz動作となります。従って最初の設定はFSB100MHzの4.5倍で450MHzという動作だったものと思います。これは単にジャンパー設定を間違えていたと言うことでしょう。それとLinuxのフォルダーについては判りませんが、DOSのフォルダーはMS-DOSがインストールされていたものと思います。この「Setup.exe」はWindowsから実行する事は出来ません。
インストールの順番は、Windows98SE→VIA 4in1 driver→VIA 686 sound driver →nVidia NTN2
Video Driverの順番を必ず守って下さい。この順番を間違えると滅茶苦茶になってしまいます。
モデムについては「標準のモデム」というには事実上無いと考えて下さい。モデムカードを調べて判らなければ、安いものですので買い直す方が早いと思います。
このマザーボードは最初にお話した通り、非常に高性能なものですので、頑張って復活させて下さい。Intel 815チップセットに1GHz級のPentium-Vを搭載したものより高性能だと思います。欲を言えばVGAアダプターをTNT2からGeForce2
MX200以上のものに交換すれば下手なPentium-4マシンより早く動作すると思います。
(02/03/17)
NO.718 Q;ディスクを破壊するパソコンとは
Q;hu r u
Maker=自作
Type=ASUS CUSL2-C
Etc=Pentium3-800(@920)
Location=東京都
Age=40代
いつもお世話になっております。いつこのパソコンが動かなくなるかわからない状態のため、早速ご相談させていただきます。ご無礼の段お許しください。
【私の環境】
HDD(P-M):BM IC35L040AVER07-0
HDD(P-S):Maxtor 5T030H3
Creative 3DBlaster GeForce2gts
AHA2940U/UW-I/Odata CD-RW & Melco Card Reader(外付け)
3com 3C900B-TPO
Diamond MX400
ケース&電源300W 8800円
【症状】
BIOSが立ち上がるときに以下の表示が出ます。
「SMART Failure Predicted on Primary Master:IC35L040AVER07-0 WARNING(←点滅してます):immediately
back-up your data and replace your hard disk drive. A failure may be imminent.」
【今後の対処】
該当のHDDは買って3ヶ月のものです。以上のメッセージを受け、さすがに「こりゃあかん」とデータの回避を行いました。
ここでご相談ですが、こうなってしまったのはオーバークロックのせいでしょうか?
それとも日ごろ大魔神様が言われている高速回転はいかんということや、IBMは定温環境で使えということなのでしょうか?
【グチ】
私は昨年1月よりゲートウェイから乗り継ぎで自作を始めました。しかしこの15ヶ月あまりでHDDクラッシュは3回目です(うち2回はMaxtorですが)。こんなにHDDのトラブルって日常茶飯事なものなのでしょうか?
慌てふためいているため言葉遣いが失礼かもしれませんがお許しください。失礼いたします。
(02/03/14)
A;パソコン大魔神
HDDを良く壊す方のパターンは決まっていて、ディスクを購入する時に”シークタイム”を見て買う人と相場が決まっています。この方もそうだと思うのですが、7,200rpmのディスクを2台重ねで取り付けたものと思います。そんな取り付けをすれば壊れるのは当たり前で、ディスクとディスクの間は1台分のスペースを空ける必要が有ります。
一般のケースはディスクが2台取り付けられるように作られていますが、これは発熱の少ないディスクの場合で、「IBM」「クァンタム」「MAXTOR」のような上品なディスクは短時間で参ってしまいます。従って、ディスクを取り付ける間隔を広くすることと、HDDクーラーを取り付けるか大型本体ファンを取り付けてディスク周辺の空気の流れを確保しないと半年毎にディスクの交換をするのが”行事”になってしまいます。
(02/03/15)
Q2;hu r u
Location=東京
Age=40代
いつもながら早速のご回答ありがとうございます。
HDD2段重ねの件ですが、大魔神様語録に基づき、間に一台分のスペースを確保しておりました。また内心無駄かな〜?と思いつつも、ケースファンは前面吸気と背面排気を付けて、それなりには用心しておりました。またHDDの温度は測れませんが、マザーとCPUの温度は無理ない温度でございます。
そこで今後のクラッシュ防止のため、他に怪しい点と思われるフシはございませんでしょうか?何卒ご教示願いたく、よろしくお願い申し上げます。
(02/03/16)
A;パソコン大魔神
IBMのディスクを取り付けたのがそもそもの間違いですので、泣き言は言わないで下さい。”爆弾”は幾ら丁寧に扱っても”爆弾”であることに変わり有りません。
(02/03/17)
NO.717 Q;ディスク・スペースが忽然と消えた怖い話
Q;YAWA
Maker=FMV-6433DX3c→自作機
Type=FMV→GA-60XET→AX3SP PRO-U
Etc=富士通→ギガバイト→AOpen
Location=愛知県
Age=30代
はじめまして。FMVにて、30GBのHDDを10GBと20GBに分けて使用(データのみ)していたのですが、他のマザーに乗せ換えした時にドライブの割り当てがされなかったので、ディスク管理から割り当てをしたら一つのドライブとして割り当てられてしまいました。
それでディスク管理で見ると約30GB(28GB位)と認識しているのに、エクスプローラでは8.4GBしか認識していませんでした。
後から気づいたのですが、おそらくBIOSによる「8.4GBの壁」という物による現象だと思います。(未確認ですが)
その後、そのHDDを更に他のマザーに乗せ換えたんですが、そちらで確認しても、すでに前回割り当てた8.4GBのままになってしまってる(こちらは「8.4GBの壁」はないと思う)んで、残りの約20GB分の領域に入っていたデータが取り出せなくなりました。
こういった場合は、もうデータは諦めるしかないのでしょうか?
ご教授いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
(02/03/14)
A;パソコン大魔神
こう言う質問は、まるで”謎解き”のようなもので、コンピュータ版ミステリー小説の世界です。
原因は一目瞭然なのですが、最初に犯人が判っていると「刑事コロンボ」のようなストーリーになってしまうので面白く有りません。そこで、この質問者がどう言う経緯でこのような状態に陥ったのかを検証して見る事にします。
先ず、最初のマシンは「富士通FMV-6433DX3C」というもので、CPUは「Intel Celeron433MHz」、チップセットは「Intel
440BX」、HDDはUltra DMA/33の6.4GBです。
440BXの時代は大半のサウスブリッジがUltra-DMA/33の規格でしたので、HDDの容量の限界は8.4GBでした。このマシンに30GBのディスクを取り付けた事から悲劇が始まった事になります。
その次が三悪の一つの「Gigabyte GA-60XET」で、恐らくCPUはPentium-Vに交換しているものと思いますが、余りにも問題が多い815の内蔵グラフィックスの結線を外した「815EP」のチップセットでサウスブリッジは「82801BA
(ICH2)」です。このICHはUltra-DMA/100をサポートしていますので、30GBのHDDは問題無く使用できます。
そして最後が「AOPEN AX3SP PRO-U」です。このマザーボードのチップセットも前回と同じ「815EP+ICH2」で全く同じですが、オンボード・サウンド・チップが異なることと10/100BASE
LANアダプターがオンボード搭載されているくらいの差です。何故同じようなマザーボードに乗り換えたのかは摩訶不思議な事ですが、Gigabyteのマザーに何らかの問題が有ったのでしょうか。(有っても不思議では有りません)
Windowsが何なのか全く書かれていないので、あくまで推測ですが、最初のFM/Vは企業向けですのでWindows NT4.0/98/95の3モデルが有ります。現在使用しているのは「ディスク管理」を使用したという供述内容から考えてWindows2000にアップグレードしたものと考えられます。
さて、いよいよ判決ですが、ディスクに対する「業務上過失傷害罪」で執行猶予なしの実刑です。先ず、ATA/33にしか対応していないFM/Vに30GBものHDDを接続したという重大な過失が有ります。さらに、FM/VからGigabyteのマザーボードに交換した時点でBiosが大きく異なりますので、ディスクの初期化が不可欠だったものをそのまま使ったという2重の過失が有ります。
消えたデータについては、最初のFM/Vに戻して見てダメなら諦めることです。
こんな初歩的な事でディスクの内容を壊したワケで、その責任は重大です。ただし、自分のデータを壊しただけなら自業自得という事です。
日頃から自作機を推進しているのですが、何も勉強をしないで自作をするのは単に「無鉄砲」なだけです。これも経験と言えば経験ですので”イイ薬”だとは思いますが、こんな話に付き合う私も大概疲れますので、今後あまり無茶な事はしないで下さい。
(02/03/15)
NO.716 Q;FSBクロックの疑惑
Q;tomo
Maker=Intel
Type=D850
Location=香川県
Age=10代
シバケン様、いつもサイト楽しく拝見しています。
大魔神様、早速ですが質問があります。
大魔神様がいつも最低、最低と言っているIntelのPentium4なのですが、Intelの公式な仕様書によればFSBクロックは400MHz(実際には100MHzのQDR動作)となっていますが、過去の大魔神様の回答ログを見る限りではFSBクロックはシステム全体のクロック(つまりチップセット間、メモリ-CPU間などの転送スピードのことです)を示すというようなことを書いていますが、これについての質問です。
本題ですが、先ほどいったようにFSBクロックがメモリ-CPU間の転送クロックと同じなのであれば、Intel845を使用した場合転送スピードの同期をどのようにして取っているのでしょうか。
また、VIA TechnologiesのP4X266チップセットはチップセット間もVIA独自のバスを使用して266MB/Secで駆動しているようですが、これもPentium4システムが本来想定していない転送速度になります(2chのPC800DirectRDRAMの転送速度は3.2GB/Sec)。
このようなまったく異なるアーキテクチャを利用したシステムを利用しても同じCPUが問題なく動作するのはどうしてでしょうか。回答をお願いします。
(02/03/12)
A;パソコン大魔神
どうも誤解が有るようですが、Pentium-4を”最低”と言った覚えは無く、日頃コケにしているのは「440系チップセット」と「810系チップセット」です。ただ、Pentium-4については鈴木ムネオ先生並に”疑惑”が多いものなので「如何なものか」と言う話はしています。
その一番の疑惑が「FSB=400MHz」という数値で、インテル社のウエハ・プロセスではこの周波数に対応できるチップセットを製造出来る設備が無いと見ていました。すると案の定ベースクロックは100MHzだったので納得だったのですが、最近のCPUやメモリーの周波数に関する定義が支離滅裂になっているようです。
例えば、DDR-SDRAMを制御するバスコントローラに「○○266」という番号を付けていますが、クロックはあくまで133MHzです。何となく266MHzで駆動しているかのように思わせていますが、そうでは有りません。ただし、バスコントローラ自体は266MHzのクロックで動かないと何のためのDDRか判りません。
チョット脱線してDDR-SDRAMの疑惑ですが、CL=2.5と言う表現にはいささか疑問が有ります。これは従来のSDRAMと同じ考え方で表せばCL=5では無いかと言う事です。確かにダブルデータレートなので2.5と言う数値になるのは判るのですが、それならPC-133のCL-2のSDRAMよりPC-2100のCL=2.5の方が遅い事になります。事実DDR-SDRAMで速いと感じる事は有りませんので、「一体DDRって何や!」と思います。実際メモリー専門の商社の話では、自作市場がDDR一辺倒になってから大混乱しており、「マザーボードによっては1/2がアウトになる」と泣いています。今後は更に2倍のQDRになるという噂も有りますが、私は「ホンマかいな!」と思っています。
ご質問の「CPU−バスコントローラ−メモリー」の同期については実にミステリアスで、更にAGPバスまで含めると「実際のところはどうなんや?」と言いたくなります。バスコントローラはそれほど器用なものでは無いと思いますので、結局は一番遅い周波数のクロックに合わせているのでは無いかと思います。確かにメーカーのデータシートを見ると3.2GB/Secなどという数値が書かれていますが、あくまで理論値でしか無いと思っています。
実際のところは私も判りませんが、そんな事で悩むよりは多少遅くても安定しているマシンを提供する方が世の中の役に立つと思っています。幾ら超高速マシンを作っても頻繁にフリーズするようなマシンなら何の役にも立ちません。
(02/03/13)
NO.715 Q;NEC MateServer NXの処遇
Q;可児 浩文
Maker=NEC
Type=SV26D/MZ modelBAA41
Location=埼玉県
Age=30代
早速ですが、素人質問に是非ご回答ください。
会社のPCで以前メールサーバーとして活躍していた、NECのMate Serverが不要になった為、WIN98 first editionを再インストールして、アシスタントの女性に引き渡しました。
事務所の中でそのアシスタントのPCを中心に稼動させているため、たくさんのデバイスを接続させたのです。
【構成】
CANON:MULTIPASS プリンタ
BUFFALO:MO DISK 320MB
FUJIFILM:Finepix デジカメ
EPSON:スキャナ
さらに、新しいサーバーの中に保存している担当各位の共有データのback up先としてMate Serverを選んだため、最近HDDを追接しました。seagate IDE 40GBです。
そこで問題なのですが、
@BIOS画面でHDDを8.1GBしか認識してくれない。
WIN環境でディスクフォーマッタでFORMATしたところ、WIN98上では40GBを認識してくれる。これで大丈夫でしょうか?
Aメモリーが不足気味なので追接しようと思い、SDRAM 128MB PC100 CL2を接続したが、起動と同時にBEEP音がなり、メモリーを認識してくれていないようだ。
BIOSのアップデートで何とかなるかとも思いましたが、インターネットで検索した結果 NECはBIOSのアップデートサービスをしていないとのこと。
@のHDDの件は、とりあえず問題は出ておりませんが、Aはせっかく購入したメモリー2枚がもったいないので、何とかしたいです。
ぜひともお助けくださいますようお願いいたします。
このPC当時\700,000以上し、廃却するのはもったいないですが、もう能力的に寿命でしょうか?
秋葉原で同PC\50,000で販売してましたし。以上よろしくお願いいたします。
PS:シバケン様のサイト拝見させていただいております。
特に私車好きなため、クルマのハナシを気に入って読ませていただきました。
私はTOYOTA SPRINTER TE71 からスカイライン GTS-t TYPEMを2台乗り継いで、現在R33GTRに乗っています。
俗に言う走り屋のように思われますが、公道ではスピード違反以外は交通違反をしません。特に信号ではいくら急いでいても、黄色になれば止まります。(とまって危険でない場合ですよ!!)
シバケン様も運転マナーにはうるさい方に見受けられますが、同感できます。
現在まだすべてのコーナーを読み尽くせていませんので、時間をかけて読破しようと思います。
(02/03/09)
A;パソコン大魔神
この製品は1997年10月に発表されたもので、CPUはPentium-U266MHz、メモリーはECC機能付きのPC-66 SDRAMが32MB、HDDはUltra-ATA/33の4.3GBが搭載されています。チップセットについては作為的に隠しているようですが、恐らく440BXと82371の組み合わせだと思います。このマシンは当時NECが必死で「DOS/V隠し」をしていたもので、中を開けるとATフォームのマザーボードが有って、使われていないキーボード用のコネクターが有るハズです。これを使ってしまうとDOS/Vマシンである事がバレバレのためにあえてこの時期には無謀と言えるUSBキーボード/マウスを採用したと言う因縁のマシンです。
先ずHDDに関しての問題ですが、このマシンのサウスブリッジはUltra-ATA/33ですので8.4GBが限界です。8.1GBと表示されるのは1GBのバイト数の違いですので、正しく認識されています。このマシンのBiosでは8GB以上のHDDを想定しておりませんので、このまま使えば大変な事になります。もし、このまま使っていて8.4GBを越える領域にデータが書かれた途端にディスクにアクセス出来なくなります。原因はディスクのシステム領域が壊されるからです。この40GBのHDDを”公共事業の無駄使い”にしたく無ければ私としては不本意ですがUltra-ATA/100カードを購入して頂くしか救う道は有りません。
何故本意でないかと言うと、ATA/100カードを使ってもデータ転送レートはATA/33の遅いレートでしか動作出来ないからです。
次にメモリーの問題ですが、最初に説明した通りECC付きのPC-66ですので、一般に売られているSDRAMはECCに対応していないので無理です。PC-100でもECC対応のもので有れば使えますが、この時代のマシンは64MBのSDRAMしか認識しないと思いますので、事実上は入手困難だと思います。
それでは、このマシンの改造策ですが、マザーボードを交換するにしても恐らくAT電源だと思いますし、250Wほどしか有りませんので最近の物は使えません。パーツとして流用可能なものは24倍速のCD-ROM装置くらいしか有りません。あとは17Kgもある頑丈なケースですので「踏み台」として使うくらいしか道は残されていないのが残念だと思います。こう言う哀れなマシンが日本中にゴロゴロしていますので、何とかしたいとは思いますが、この世界は本当にイカレタ世界だと思います。
それと、このマシンは恐らくリース物件だと思いますが、リースが切れる前に使い物にならなくなるというのは明らかに異常です。しかし、これが現実ですのでコンピュータは固定資産にすべきでは有りません。こう言う現実が判っていないのが「財務省」「国税庁」「税務署」、そしてその片棒を担ぐ「公認会計士」「税理士」共です。10万円以上の物件がすべて固定資産になると言うような馬鹿げた法律を未だに振り回している連中は中小企業の生き血を吸う”ダニ”に等しいものです。NECにも腹が立つとは思いますが、その影で税金泥棒を堂々とやっているダニのような連中が居る方が腹が立ちます。
そう言う税金の一部が「ムネオ・ハウス」に行っているワケですわ!アホらしい!
(02/03/10)
<シバケン>
運転マナーを守らないと、無茶苦茶になります。
最近では携帯電話し乍らとテレビを見乍らの乍ら運転、我が儘気儘運転目立って怖いですねえ。
此れからも我がサイトを宜しくお願い致します。
(02/03/10)
Q2;可児 浩文
Location=埼玉県
Age=30代
前回質問では迅速な回答有難うございました。あまりの回答の早さに、びっくりしております。
さて結果報告ですが、ご回答いただきました通り、大魔神様が不本意にされている、ATA100カード経由にて見事認識してくれました。この際ですから転送レートで文句を言ってられません。
HD¥9,999の内8.4GB分約¥2,000の認識、しかもそれ以上の領域に書き込まれた瞬間にクラッシュなんてことになったら悲しいですから。
メモリーのほうは私が個人で買い取って自宅の悪名高いVAIOに接続します。幸い事務所が秋葉原にありますので、時間あるときにECC付きのPC-66を探しに行きます。一応1スロット128MBまで認識のようですので気長に中古市場をあさってみます。
とあともう1つだけ質問があるのですが、このマシンにWindows98をインストールしたときからサウンドがならなくなってしまいました。
これはオンボードのサウンドデバイスがWindows98をサポートしていないということの理解で良いでしょうか?
デバイスマネージャーで見てみるとPCI Audio Deviceと記載されてるので多分そうかと思いますが。
サウンドカード追設以外では音を鳴らす方法はありませんよね。ご教示くださいますようお願い致します。
ps.シバケン様
前回の質問で読みにくい乱文を読みやすくして戴いたこと深く感謝いたします。今後
も本サイトのご発展をお祈りしております。
(02/03/12)
A2;パソコン大魔神
マザーボード上に貼り付いているサウンド・ドライバーのチップを捜してメーカー名と型番を調べれば何とかなると思います。それでダメならオンボード・サウンドをBios設定でキャンセルし、別のサウンドカードを取り付ける方が楽だと思います。
(02/03/13)
NO.714 Q;アルミ製ケースの価値
Q;ひろゆき
Maker=SONY
Type=VAIO PCG-737
Location=東京都
Age=30代
自らのご経験を惜しげもなく公開されていらっしゃるシバケンさま、また技術者としての筋を通した大魔神さまのコーナー、大変興味深く拝見させていただいております。
1.さて、くだんのノートも時代がかったものになり(初代Pentium 266Mhz)、一応ハードディスクの換装とWin98のクリーンインストールを敢行して練習をして来ましたが、さすがにWord,
Excelマシンとしても限界を感じており、いよいよ自作パソコンに挑戦したいと勉強しております。
2.質問させていただきたいのは、実はPCのケースのことです。アルミ製をはじめさまざまなものが売り出されており、「安物買いの銭失いになっては困る」と思いつつも、数万円をかけてアルミケースと割り切る勇気もなく、いつもケース屋の前で逡巡しております。いろいろと雑誌は見ているものの、雰囲気以上のメリットは感じられないというのが正直なところでして、これまで大魔神さまも、電源のことについてはよく触れられておりますが、PCケースについては、アルミ製であることのアドバンテージはあるのでしょうか。放熱対策という意味では、ファンをしっかりつけるということでも代替できそうな気がするのですがいかがでしょうか。
3.以上何をいっているんだと言われそうですが、BIOSの質問もなされていることもあり、基礎中の基礎としてご教示賜れればと思っております。
また、しっかりした仕事をしているおすすめメーカーがあれば合わせてお教えいただければと思っております。
追伸:日本の製造業の空洞化の話題が時折出ますが、これはひとえに「正当な仕事には正当な評価をして金を払う世の中」にしていくしかないのだと思い、そのためには技術を評価できる知識が行き渡らないといけないと思うのですが、いかがでしょうか。その意味で、PCケースもその例に漏れないのではないかと思っております。
シバケンさま、財テクの話、ISOの話大変興味深く拝見いたしました。本質的でない外務省問題に翻弄されている小泉政権ですが、簡単に代わりが見つかりそうにないところに、最大の難事だと思っております。
(02/03/09)
A;パソコン大魔神
確かに最近アルミ製のケースが奇抜なデザインと目を剥くような値段で店頭に並んでおりますが、私に言わせれば「アホか!」の一言です。
放熱に関しては部品の密集度が高いノート型パソコンやコンパクト型パソコンなら判りますが、ガラ空きのタワー型ケースでアルミを使う意味は有りません。私達が昔作っていた真空管式のラジオやアンプなどの場合は鉄製ケースよりアルミ製の方が大きな穴を開けるときの楽だったのでアルミケースを使っていましたが、パソコンを作るのに穴あけ加工をする必要は有りませんので、まったく意味は有りません。
それなら軽量化かと言うと、アルミは鉄に比べて強度が低いので板厚が厚くなり、むしろ重量的にはアルミ製の方が重くなっています。
電磁波の遮蔽効果はそれ程大差はありませんが、一般に鉄製ケースで使われている軟鉄(SPCC材)に比べれば劣ります。
無理矢理コジツケでメリットが有るとすれば潰す時にアルミのケースの方が高く売れるという事で、リサイクルには有利だと思いますがケース1個分で何円かという程度の金額ですので、アルミケースを何百個という単位でなければ小遣い稼ぎにはなりません。
大魔神お勧めのケースは「大魔神スペシャル」で使っているのがACER社製のもので、私が自前で作っているのがV-TECH社のものです。本当は国産のものが有れば使いたいのですが、ケースに関しては中国製が圧倒的で、正直言って加工品質の悪さには困っています。パソコンを組み立てる度に何処か必ずケガをするような粗悪品しか無いので仕方が無いのですが、日本人ならこんなイイ加減なものは作らないと思います。本来なら粗悪な亜鉛メッキ鋼板をプレスするだけでは無く、ブラスターでバリ取り加工を行って最後に亜鉛メッキかクロームメッキをするものだと思います。
中国にそう言う常識を教えなかったのか、教えた中国人がイイ加減だったのかは定かでは有りませんが、中国に生産を移管するなら正しい知識を教えて欲しいものです。
中国の人件費が安いからと言うことで、中国に生産を移管する企業が後を絶ちませんが、元々中国は”日本の先生”だったワケで、”唐”の時代に日本に帰化した中国の人達は正しい知識を日本に持って来ています。それが有るから日本のハイテク技術は世界一を誇っていますので、中国の人達にウソを教えてはいけません。
例えコスト高になっても正しい技術を教えなければ”恩を仇で返す”ことになります。
(02/03/10)
<シバケン>
政治家は大臣や総理大臣になるのが目的と思てます。替わりも沢山居るのです。
「憂国」には独断偏見の新党権構想を掲載してますのでご参照くださいね。
あくまでも独断と偏見ですが。
(02/03/10)
<ひろゆき>さん
回答の段、大変勉強させていただきました。
先ずは御礼の段。今後ますますのサイトのご発展を祈念いたしております。
(02/03/11)
<77 みるくらいす>さん
Location=宮城
Age=30代
定期的に殆どのコーナーを閲覧させて戴いております。
パソコン大魔神コーナーでは私のような凡人には想像もつかないような回答があり非常に勉強になり御知識の深さには驚嘆しております。
さて、回答の中の、
「アルミは鉄に比べて強度が低いので板厚が厚くなり、むしろ重量的にはアルミ製の方が重くなっています。」
というくだりですが、私は同じ重量では鉄よりアルミの方が強度はあると認識しております。
ケースに限って流通しているものがアルミ製に重いものしかないということでしょうか?
何らかの根拠がありましたらご提示いただければ幸いです。
追伸:いつも「シバケンの天国」を閲覧させて頂いてます。
鋭い視点で、またボキャブラリー豊かで新聞や週刊誌を読むより面白く過去ログ含め全て読ませていただきました。
今後も閲覧させていただきますので宜しくお願いしたします。
(02/04/07)
<パソコン大魔神>
金属材料で構造物を作った場合の強度というのは、単純に「引張強度」の数値だけで考えては大変な事になります。コンピュータのケースも建物と同じような箱型の構造物ですので、材料の弾性率で考えなければなりません。鉄とアルミではヤング率が3倍も違いますので、同じ構造物として同じ強度を得るには3倍以上の板圧が必要になります。
逆に密度は鉄とアルミで2.8倍の差が有りますので、同じ強度にするにはアルミ製のケースの方が重くなるという論理になります。
鉄(軟鉄) 密度=7.87g/Cm3 ヤング率=21,000Kgf/mm2
アルミニウム 密度=2.69g/Cm3 ヤング率= 7,130Kgf/mm2
コンピュータのケースはプレス加工の容易性と着磁性の関係で軟鉄を使いますが、ビルの鉄骨は炭素鋼を使いますので弾性率の差は更に大きくなります、従って、ビルの鉄骨をアルミで作るなどと言うことは誰も考えませんし、アルミ製の橋梁など有る筈は有りません。レーシングカーなどでアルミ製のボディを使う場合が有りますが、これは衝突時の衝撃を吸収するというより軽量化を考慮したもので、一般の自動車に使われている材料は「高張力鋼」が使われています。これは通常の炭素鋼よりも強度が高いもので、冷間圧延法という方法で生産されています。仮に、この「高張力鋼」でパソコンのケースを作れば、もっと軽量化が可能ですがプレス金型のコストを含めた価格面での問題が出るために安価な亜鉛メッキ鋼板が使われています。
何事にも疑問を持つというのは良い事ですので、このような”生きた知識”を勉強して下さい。
(02/04/07)
<シバケン>
閲覧して戴き有り難う御座います。此れからも宜しくお願い致します。
(02/04/07)
NO.713 Q;パソコンの世界にも有る「ジェネレーション・ギャップ」
Q;まさやん
Maker=HITACHI
Type=FLORA DM2
Location=茨城県
Age=30代
お初にお目にかかります。未熟ながら会社のパソコンの世話をやいている者です。
社のパソコンについて問題があり、質問させていただきました。不況下予算削減のおり、古くなったパソコンも更新などできない状況の中、なんとか延命をと苦慮しております。今回お題の日立社製floraDM2にを少しでも快適に使いたくPROMISE社製RAIDカードを、秋葉原で購入してまいりました。
ATA33で1500円自前です。ここにもう一台から抜いた同一HDをRAID0で組み込もうと画策しました。
カードを装着し単品でFDISKにより空にしたHDを組み込み、RAIDのBIOSにてストライピングを自動設定したまではよかったのですが、その後再起動し、OSのインストールを使用としたのですが、RAIDの認識後カーソル点滅でインストールまでたどりつきません。
相当の時間を要し、CDかHDで起動かの選択画面まではいきますが、その後は上記のとおりです。なんとか会社のパソコンを小額投資で生かしたいのです。対処法、チェックなどお教えいただければ幸いです。どうかよろしくおねがいします。
(02/03/09)
A;パソコン大魔神
この製品は1996年に発表されたもので、CPUはPentium120〜200MHzまで4つのタイプが有ります。メインメモリーが標準で16MB、HDDは1.2GBか1.7GBです。
チップセットについては記載されておりませんが、この時代のマシンはWindows3.1用に設計されたものにWindows95を無理矢理インストールして出荷したという問題の時期のものです。この時期は、日本に限らず世界中のパソコン・メーカーが”豚肉”を”牛肉”として売ったような事をやっていましたので、「日立」だけを責めるワケには行きません。
この時代のパソコンの規格は「IBM PC-AT規格」のままですがIDEに関しては拡張IEDに改められ340MB以上の容量のHDDが搭載可能になったものの、2.1GBが限界でした。
この時期のATA規格はデータバスのドライブ周波数が16.6MHzで、その後Ultra-ATA規格になって33MHzになっております。ATAカードというのは「Intel
440系」チップセットになってから登場したもので、正確にはUltra-ATAカードです。従って、ドライブ周波数が2倍違うことになり、HDDそのものを認識出来なくなります。
「CDかHDで起動かの選択画面」が出るという事は「起動可能なドライブが無いゾ!」と言うことですので、このマシンにUltra-ATAカードを取り付けたのは無駄だったという事です。
このマシンについては生きているだけで立派ですので、ご老体に鞭を打つような真似をしてはいけません。(必ずバチが当たります)
それと余計なことですが、秋葉原へ行った交通費の方が高く付いたんじゃないですか?
(02/03/10)
NO.712 Q;ノート型パソコンのバッテリーは強力なので注意
Q;VAIO
Maker=sony
Type=PCG-GR7E
Location=兵庫県
Age=40代
仕事で使用しているパソコンなんですが、現場の発電機を使用して電源をとってます。
ノートパソコンなので、発電機の周波数変化は関係ないと思っているのですが、(パソコンの電池に充電しているから、動作に影響はでない)本当のところどうなんでしょうか。
発電機の電圧は100Vです。しかし、性能があまりよくなくエンジンの回転数が変化し、事務所の蛍光灯もそれに伴い、明るくなったり、暗くなったり・・・。
でも、パソコンのモニターはそんなこと無いので、あまり心配していなかったのですが・・。よろしくお願いします。
(02/03/09)
A;パソコン大魔神
ノート型パソコンの電源供給方法には2種類有って、AC電源が供給されるとバッテリーが切り離されるものと、AC電源でバッテリーを充電しながらパソコンに電源供給するものが有ります。初期の頃はニッケル・カドミウム電池だったので過充電でダメにしてしまう事が多かったため、切り替えるタイプのものが主流だったのですが、逆に切替回路の故障が非常に多かったという事が有りました。最近はニッケル水素電池かリチウム・イオン電池が主流になったためにバッテリーとパソコンが並列に接続されているものが多いようです。
この方式のメリットは電圧の変動やノイズに強いことで、バッテリーが巨大なコンデンサの役目を果たしています。欠点はフリーズした時、「Alt+Ctrl+Del」リセットが効かない場合の最終手段である「コンセントを抜く」と言う方法が使えない事で、強引にバッテリーを抜くことになるのですが、最近のリチウム電池は性能が良すぎて「バシッ」と行ってしまう場合が有ります。そうなるとメインボードが”お釈迦”になってしまいますので、強制的にリセットをするには電源スイッチを3秒以上押して電源が切れてからバッテリーを外すよう心掛けて下さい。
(02/03/10)
NO.711 Q;内部告発:何と!ソニーの社内ではDELLを使っている
Q;中野
Maker=ASUS
Type=A7A266
Etc=AMD ATHRON 1.2G
Location=東京に近い千葉県です
Age=40代
はじめまして、シバケン殿、大魔神殿。ここは私のお気に入りナンバーワンにさせていただいております。
初めて質問させていただきます。過去ログにも無いようなので大魔神殿のご意見を伺いたく質問させていただきました。
私は、Z80や8080あたりの時代から趣味でコンピューターを使っています。
昔のコンピューターは、電源の入り切りの順番を間違えると、いとも簡単に昇天されたものですが、最近の製品も同じようなものなのでしょうか?
事の起こりは、コンピューターの電源を入れっぱなしで、掃除をいていたときのことです。片手で本体ごと持って吸い取るタイプの小さい掃除機を(SANYO
SC-H26という交流モーターがついている物です)使い、パソコンのまわりを掃除しました。
このとき、掃除機の吸い取り口の先でパソコンを10センチほど移動させてしまいました。でも、そっとです。”ガツン”ではありません。
吸い込み仕事率260W、消費電力720Wのモーターもこのときマザーボードから15センチくらいしか離れていない場所を通過しました。
さて、掃除終了後パソコンを見てみると、例のブルーの画面になっており、リセットスイッチしか選択肢は残されていませんでした。その後、再起動すると、BIOSは認識するもののウインドウズは立ち上がらず、2回目の再起動で、いつもと違う640×480ドットの画面で立ち上がりました(セーフモードではありませんでした)。
そこでいろいろと見てみると、ドライバが読まれていない状態になっていて、他にもサウンド、ネットワークなど、ほとんどのドライバが認識されていない状態でした。
ハードディスクを買い換えたばかりでしたので、それだけが不安だったのですが、その後調べた結果では問題なさそうです。
ドライバ類は長年の経験から、楽しんで修復できましたが、何が原因だったのでしょうか?ちなみにこのような掃除の仕方は、ほぼ、初めてです。
掃除機とパソコンの関係についての質問ですので、こちらのご趣旨に反するようでしたらご供養くださいませ。自分なりに今後の戒めにしようと思い、質問させていただきました。よろしくお願いいたします。
【マシン構成】
マザー:ASUS A7A266
CPU:ATHRON 1.2G(FSB266MHz)
メモリ:NANYA製パルク DDR−SDRAM 256MB 1本のみ
ビデオカード:ATI RADEON 32MB SDRAM(AGP)
FLOPY:MITSUMI
HDD(プライマリ マスター):SEAGATE:80GB5400回転(買ったばかり)
HDD(プライマリ スレーブ)IBM製20GB 5400回転(シールはNECです)
CDRW(セカンダリ マスター)TEAC製 CD-W4432EKB
CD−ROM(セカンダリ スレーブ)Dellのマシンについてきたもの(NEC製)
ネットワークカード:IOーDATA ET100-PCI-S
サウンド:内臓C−MEDIA
ケース:中国製ミドルタワー(電源使用せず)
電源:AOPEN製450W
OS:ウインドウズME
なお、側板は左右とも取り付けていませんでした。USBハブをつなげています。
その他、DELL BXマザー ペン2 350MHz、IBMノート セレロン500MHz、FMV ペン75MHz、NEC PC9801
486−20SX、自作BIOSTOR M7VKS+DURON950MHz。
すべて、LANでつないでいます。インターネットはADSL8Mです。
(02/03/06)
A;パソコン大魔神
恐らくは、電源ラインから逆流したノイズが原因か、交流モーターから発生する誘導ノイズが原因でBios-ROMの中のCMOSの内容が消され、再起動時にプラグ&プレイがご丁寧にも働いてしまってレジストリーの一部が壊されたものと思います。
電気掃除機は家庭内に有るモーター類の中では強力な部類にはいりますが、エアコンの屋外機や全自動洗濯機、大型冷蔵庫には更に強力なモーターが使われています。普通の人はパソコンを洗濯したりはしませんので、そう言う問題が起きないのですが、掃除機は移動するものですので案外侮れません。
ちなみに私事で恐縮ですが、以前嫁さんの頭の上に掃除機を落とした事が有って、夫婦関係がリセットされた事が有りました。この修復には相当な時間を要しましたので、掃除機の使い方には注意が必要です。
(02/03/07)
Q2;中野
Location=東京に近い千葉県です
Age=40代
早速のお告げ、ありがとうございました。
大魔神の言われるとおり、確かにCMOSの内容が一度消えたように感じました。
今後は掃除には気をつけようと思います。
今回の場合、側板を外していたのがいけなかったのでしょうか?それとも、ただ単にタイミングが悪かったのでしょうか?
今、テスト中のため、ケースに入れずにテーブルの上で稼動中のDURON950MHzマシンがあるため、不安になりました。こういうことがあるからケースは鉄板でできているのでしょうか?一部のメーカー品にプラスチックケースもあるようですが。
余談ですが、大メーカーのソニーさんの社員が社内で使っているデスクトップマシンはDELL製が多いのです。かなり古いマシンも多く、Windowsのバージョンは混在しておりますが、現在のところXPの使用を認めていません。このページを愛読されてる皆さんは、3悪と思われている方も多いかと思いますが、ちゃんと自覚症状があるようです。悪いのは一部の金儲け主義の幹部、ということになると思います。
大魔神殿のご経験を拝見して思い出したことがあります。
私は掃除機などには一切触れるようなことをしなかったため、夫婦関係をリセットされ、さらにそのまま削除されてしまいました。10年前に大魔神殿のお告げを拝聴していれば・・・と、いまさらながら悔やまれます。
〈シバケン殿〉
シバケン殿のお話しは読ませていただいております。リストラ、車、パソコン、不可思議・・・etc。
しかし、かなりの情報量なのでまだ30%にも及ばないと思います。徐々に読み進めていきたいと思っています。
私は京都という場所が大好きなので、御地元の何気ない話題、風習などももっと取り入れていただけないかと思っています。
シバケン殿、大魔神殿、今後ともご活躍していただけるようお祈り申し上げます。
(02/03/09)
A2;パソコン大魔神
最近のコンピュータはAGPバスが66MHzで駆動されていたり、メモリーバスが100MHzか133MHzで駆動されておりますのでFM放送の帯域とほとんど同じ電磁波を放出します。
コンピュータのケースが鉄製なのは、これらの電磁波が外部に漏れて受信障害を起さないように決められているもので、アメリカやヨーロッパでは厳しい規格になっています。
日本の場合はコンピュータ業界を代表する”族議員”がいないためか非常に甘い規格になっていて電磁波を遮蔽する構造になっていないパソコンが氾濫しております。
一見プラスチック製のものでも内部にアルミ粉を混ぜた導電性塗料を塗装しているものも有りますが日本のメーカーのものはそこまで考えて作っていないのが問題です。
従って、遮蔽の目的はパソコンから発生する電磁波を外部に放出させないというもので、掃除機とニア・ミスを起すことを想定したものでは有りません。
それより、「SONYの社内ではDELLを使っている」という内部情報は非常に興味があります。
恐らく、自社製品のVAIOを使ったら”フリーズの嵐”に見舞われて仕事にならないからだと思います。自分達が使えないようなものを世間にバラ撒くというのは、如何にもSONYのヤリそうな事ですが、騙されて買ったユーザーは堪ったものでは有りません。
このような、”内部告発ネタ”は大歓迎ですので、コンピュータ業界の話に限らず、どんどんお寄せ下さい。趣旨は、あくまで「ダメなものはダメ!」とハッキリ言う事で、経済優先で来た事が今になって”破綻”しているワケで、「会社のため」と思って目をつぶっていても、何れ発覚すれば会社ごと無くなってしまいます。「雪印食品」も来月には自主廃業の憂き目に遭いますが、社員がもっと早く内部告発していれば、問題が大きくなる前に手が打てたハズです。本当に「会社のため」あるいは「自分のため」と思うなら「ダメなものはダメ!」と言う勇気が必要です。
(02/03/10)
<シバケン>
地元の話題、風習。当たり前になってることが多いのと、当家の常識も他家の非常識のこともありますが、どっちみち、私の視点でしか分かりませんので頭の片隅に入れておきます。
(02/03/10)
<WAN>さん
シバケン様、大魔神様、初めまして。
シバケン様のサイトではいつも憂国と特に妻が耳鳴りで悩まさる時があるので「耳鳴りのハナシ」は大変参考になっております。
そのほかにもコーナーがたくさんありますのでなかなか全部を読破するのには時間がかかるかなと思ってる次第であります。
さて、自分も実際に某社にてソニーのクライアント機のオンサイト保守をしておりますのでDELL機(Optiplex)を使ってると言う事実は本当であるとご報告させて頂きます。
自分が担当してるところはクライアントだけで1000台以上ありその中で多数ががDELLで後はSOTEC・IBM・NEC・自作機などいろいろ使い回しているのが実情のようです。
最近、VAIOが増えてきてると言うことと、VAIOがなぜ使えないと言うことが分かっていないシステム部門の人間の問題だと思います。
まず担当工場にVAIOが増えてきていると言うことなのですが、これは「ソニーの工場なのにソニー製品を使わないのはけしからん!」と言う経営陣のお達しで最近入れてるらしいのです。
余談ですがシステム管理をしている部門の人間が派遣の人間であったりとかクライアントのユーザーが殆どコンピューターの知識がないため前回のNIMDA騒ぎの時には100台以上のクライアントがNIMDAに感染したとか・・・・・
そんな状態ですのでVAIO絡みのトラブルも増えてますし、それ以前にVAIOを製造している工場以外ではVAIOの問題を認識していないのかなぁ・・・と言うのが実情だと思います。(設計部門ですら分かっていないからこんな製品ができるんでしょうね。)
デザインだけのPCと言うVAIOが嫌いであると言うことと「ダメなものはダメ!」と言うべきと思います。
(02/03/10)
NO.710 Q;リカバリーCDの問題
Q;White Bottle
Maker=IBM
Type=Ativa D1J 2156-1J5
Location=東京
Age=20代
新しく、パソコンを組み立てたいのですが、今、手元にあるWin98のリカバリーCD(IBM、Aptiva、3.2MBに付いている)を使って、新しい内蔵HD(20MB)にインストールしたいです。
リカバリーCDを使って別のHDにどうやってWindows98をインストールしますか。
教えてください。よろしくお願いいたします。
(02/03/08)
A;パソコン大魔神
リカバリーCDは添付されていたマシンのディスク内容を完璧に再現するもので、別のマシンにリカバリーをするとハードウェアの認識や設定が滅茶苦茶になります。一応Windows98を使用する権利は有りますので、製品版かOEM版のWindows98をコピーして結構です。そもそも、プレインストールされているOSが単独でインストール出来ないようになっているのは詐欺行為ですので、堂々とコピーして構いません。
マイクロソフト社とパソコンメーカーとの間で取り交わしているOEM提供の契約はあくまでこの2社の勝手な取り決めで、エンドユーザーには関係無い話です。
ユーザーにはWindowsを正当に使用する権利がありますが、パソコンメーカーの製品設計に重大な瑕疵(かし)、すなわちWindowsの肥大化に対応出来ない設計をして市販したというミスがある限り、他のマシン(自作機など)に載せ替える権利があるハズです。この部分が不明確なためにマイクロソフト社はユーザーに対して重複して製品を買わせるという不法行為を行い続けております。
本来であれば、プレインストール製品には単独でインストール可能なOEM版のWindowsセットアップCDを添付する義務が有るのに、マイクロソフト社はその義務を果たしておりません。
(02/03/08)
<White Bottle>さん
質問に丁寧に答えてくれまして本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
(02/03/11)
NO.709 Q;大学で教えるプログラム言語
Q;ウルコー
Maker=東芝
Type=DynabookSS3330/Win98
Location=北海道
Age=30代
シバケン様、パソコン大魔神様。
最近、このサイトを見つけ、興味深く読ませていただいています。
さて、質問は上記のマシンについてではありません(上のマシンはこの数年間一度もフリーズしたこともなくすこぶる気に入っています、たいした仕事はさせていませんが)。
質問ですが「大学で最初にならうプログラミング言語としてJavaを採用することの是否」について大魔神さまの見解を伺いたいのです。
小生、大学の情報系の学科で教鞭をとる者です。最近、同僚と上記のテーマについて議論し彼らの意見に疑問をもつのです。曰く、
「ポインタは難しいのでないほうがいい。」
「オブジェクト指向プログラミングは初学者のほうが抵抗なしに学べる。」
「Javaプログラマは今不足しているので就職に有利。」
「いろいろなことが簡単にできるのでプログラミングの楽しさを実感できる。」
等など。
これに対する私の意見は、将来も食べていけるプログラマになるには、ハードとの接点を持つことが必要。つまり、アセンブラ>C言語>JavaあるいはC++に進むのがいいと思うのです。
情報の卒業生がポインタやアドレスの概念を知らなくていいはずがありません。オブジェクト指向が初学者にもわかるというのは迷信でしょう。これほど学生にわかってもらえない概念はありません。
Javaだけを習って卒業した学生は本当に使い物になるのでしょうか?私には10年後リストラされる学生達の姿が目に浮かぶのですが、杞憂でしょうか?
(02/03/07)
A;パソコン大魔神
大学教育での「情報システム工学科」の問題は発足当時から色々な問題を抱えており、その問題がいよいよ崖っ淵に来たという感が有ります。
私は常々「情報システム工学」というものが単独で存在出来るのかという疑問を持っておりますが、社会の要請からか”鳴り物入り”で登場したものの「何をするんや!」というのが正直な所だと思います。私の知り合いにも京都大学で情報システム工学の博士号を取った人がいますが、「世間の常識を勉強しろ」と何時も怒鳴っています。(どう喝に近い)
それはさて置き、大学で教える教科としてのプログラミング言語についての理想は、「アセンブラ>C言語>JavaあるいはC++に進むのがいい」というご意見にまったく同感です。そこで、考えなければならないのが、大学そのものの存在意義です。北海道では数少ない国立大学ですので、東京や大阪の工科系大学と同じ事をやっていては能が無いのですが、そこが国立大学の辛いところで文部省の「御意向」には逆らえないものと思います。いずれ独立行政法人になっても官営の殻はなかなか破れないと思います。
これはあくまでも私の個人的な見解ですが、北海道の環境抜群なところで教育研究を行うのであれば徹底して「基礎工学」を極めるべきだと思います。
具体的には将来の宇宙開発に備えて低温での材料物性を徹底して研究するとか、オホーツク海に眠る膨大な地下資源の開発研究に特化するとか、寒冷地の環境を利用した様々な基礎研究をジックリやるには抜群の環境だと思います。
そこで、「基礎工学」という観点で考えると、アッセンブラの前に「マシン語」が不可欠です。
コンピュータを本当に理解しようと思えば「マシン語」を抜きにしては考えられませんが、問題はプロセッサーによって言語仕様が異なる事で、教える方は大変だと思います。
その点アッセンブラはある程度標準化されていますので「コボル」や「フォートラン」を教える感覚で教える事が出来ます。大学の課程では時間数の関係で実習までこなすのは困難かと思いますが、「レジスタの概念」や「ステータス・ワード」、「スタック・ポインターの概念」あたりは最低でも理解して貰わないと、その先の高級言語は本当に理解した事にはならないと思います。
逆に「応用工学」という観点で考えると、「マシン語から」というのは現実との距離が余りにも遠すぎてネットワークに行き着くまでに10年は必要になります。大学の課程では無理な話ですので「マシン語」や「アッセンブラ」はマニアックな選択教科にするしか無いと思います。その代わりにデータベースの基本概念として「COBOL言語」は必須になります。
現在の大学の「情報処理センター」はホストマシンが何故か「SPARC」の並列機ですので「COBOL言語」が使えないというのは大きな問題です。C/S(クライアント/サーバー)型のシステムはファイルの排他制御に決定的な問題が有りますので教育機関のセンター機としては如何なものかと思います。
最後にJAVAに関してですが、所詮はインタープリター形式の中間言語ですので、現在のWindowsやMAC OSが将来も続くという前提では「教えないワケには行かない」という程度のものだと思います。果たして「大学」というものが”月謝が安いパソコン教室”になっても良いのかという問題です。「JAVA」などと言う半端な言語はEXCELのマクロを教えるような程度のものだと思います。間違っても国立大学が税金を使って授業で教えるものでは無いと考えます。もちろん、そう言う意味では「C++」も同じですが、C言語自体はアッセンブラのように関数がある程度標準化されていますので教える意義は有ります。ただし、JAVAと同様にロードモジュールは中間言語ですので純粋な「C言語」に比べれば応用範囲は狭くなります。
ここからは蛇足ですが、最近の20年ほどは「情報システム」の守備範囲が広くなり過ぎて的が絞れないようになってしまったと思います。その前はホストコンピュータを管理する事が「情報システム」だったのですが、文学部と法学部以外はコンピュータ・システムを抜きに議論が出来なくなっています。それなら「情報システム」の地位が上がったのかと言うと、実際は逆でそれぞれの専攻課程でバラバラに進んでしまったと言う問題が起きています。
インターネットは勿論ですが、それがブロードバンドに発展する段階で「情報システムの常識」があちらこちらで無視されて新たな問題を次々に引き起こしています。もちろん、これは大学だけの問題では無いのですが、教育の果たす役割は非常に大きいものが有りますので、色々議論を深めて下さい。
(02/03/08)
NO.708 Q;「BIOS(バイオス)」ってナニ?
Q;soulfry2
Location=東京都
Age=20代
基本的な質問で申し訳ありません。
BIOSの設定情報というのは、フラッシュメモリに記憶されてるのでしょうか、それともCMOSに記憶されているのでしょうか?
また、両者の違いを教えていただけるとありがたいです。ご指導のほう宜しくお願いします。
(02/03/05)
A;パソコン大魔神
コンピュータにとっては”無くてはならない”重要な部品なのですが、意外に知られていないマイナーな部品です。大抵はマザーボードの隅っこの方に目立たないように取り付けられた1.3cm四方の正方形のICチップなのですが、これが無ければコンピュータは動きません。
このICチップはフラッシュROM(読み出し専用メモリー)とCMOSメモリーがセットになったもので、最近のマザーボードは2MB(バイト:8ビット)のフラッシュROMと256KBのCMOSメモリーがパッケージされています。
フラッシュROMはデジカメで使うスマート・メディアと同じもので、電池が無くても書き込まれた情報を20年間も保持する事が出来ますが、CMOSメモリーは一定の電圧をかけておかないと情報は消えてしまいます。ただし、メイン・メモリーで使うダイナミックRAMと異なり常にリフレッシュ・パルスを送る必要は有りません。
この2MBも有るフラッシュROMの部分には「ブートストラップ・ローダー」と呼ばれる起動プログラムが書かれていて、コンピュータの電源をONにしたり、リセットボタンを押すと、この「ブートストラップ・ローダー」が起動します。コンピュータが起動するカラクリは、実はここに起動プログラムが仕込まれているワケです。このプログラムが壊れるとコンピュータは叩いても蹴っても動きませんので、非常に重要な部品だと言えます。
この質問は「Biosの設定情報」という事ですので、その件についてお話しますと、設定の内容はCMOSメモリーに書き込まれています。通常「Bios設定画面」と言われている「システムセットアップ」はブートストラップ・ローダーの中の一部のプログラムで、AWARD
Biosの場合には起動時に「DEL」キーを押すとブート・シーケンスを一時停止して設定画面に分岐します。設定情報はプラグ&プレイBiosで認識された内容がCMOSに書かれていますので、この情報をマニュアルで変更することが可能になります。ここで、もし設定が怪しくなったらフラッシュROMに書かれた「初期値(デフォルト設定値)」をロードしてください。良く強引にマザーボードのリチウム電池を外す人がいますが、これは下手をするとCMOSメモリーを壊してしまいます。
(02/03/06)
<シバケン>
アドレス入力ミスですよ。
(02/03/06)
NO.707 Q;物事はすべて”単純”に考えるべし
Q;修行僧α
Maker=自作機
Type=GIGABYTE GA-7ZXE
Etc=ECS K7VZA
Location=東京
Age=40代
シバケン様、大魔神様、NO.673にてお世話になりました修行僧αです。
彼の件については生憎その後ご報告を差し上げる状態に至っておらず失礼致しております(実はご教示から思い立って鋭意SCSIを勉強中です)が、別件、システムのset
upとup dateにつきまして迷いが生じておりますのでご迷惑ながらまたも御説破を賜りたくまかり出ました。
一般論ですので、この際あまり重要でないかも知れませんが、今回関っているマシン構成は以下です。
【構成】
M/B:GIGABYTE GA-7ZXE (BIOS F4)
CPU:ATHLON 900MHz 200FSB
HDD:SEAGATE U6 20GB
VGA:LEADTEK WINFAST Ge Force2 MX 32MB
SDRAM:128MB PC133 CL3
ドライブは当面FDDとCDDのみ。
PCIには今のところYAMAHAのサウンドカードとN/BのLANカード。ADSL使用
OS:win98( first)
電源:SevenTeam 300W
現状のset upは以下の手順で行いました。
1.M/Bのジャンパ設定、BIOSのset up
2.LANカードとサウンドカードを組み込まない状態でOSのクリンインストール
3.最後の再起動の後、M/B付属のCD-ROMからVIA 4in1をインストール
4.サウンドカードを取付けて付属のCD-ROMからドライバをインストール
5.VGAに付属のCD-ROMからドライバをインストール
6.LANカードを取付けて付属のCD-ROMからドライバをインストール。ネットに接続設定
7.On LineでBIOSのup date
8.MSのサイトでwin98のup date “重要な更新”とIE6とフォントの一部
9.VIA 4in1(4.36)をDLしてインストール
10.LEADTEKから最新版のドライバをDLしてインストール
さて、ここで質問なのですが、
1.手順3の時、過去の経典によれば“OSのクリンインストール『直後』にVIA4in1をインストール”と繰り返し推奨されておられます。この『直後』の意味なのですが、winのプラグアンドプレイ機能に任せずに…という意味に理解して、再起動直後に動き出すプラグアンドプレイを強引に片っ端からキャンセルしてVIA
4in1を入れています。そういう手順でよろしいのでしょうか?
再起動させずに…という意味かとも考えていますが、そちらは試しておりません。あるいは単に他のドライバ等のインストール以前に…という意味でP&Pは抛っておいても良いのでしょうか?
2.手順6について、経典での表現が些か判然としない様に見えるのですが、SCSIを追加するとすればLANの後、先どちらが良いのでしょうか?HDDとスキャナーに使用する予定ですが。
3.手順7 BIOSをup dateした場合には本来HDDのformatから全てやり直しが正しいのでしょうか?
4.手順8,9,10こうした言わば重要部の変更をOn Lineでのup dateという形で済ましてしまって問題ないのでしょうか?
経典に従えば重要なドライバ等の更新はsafeモードで一度削除してから新規インストールを順当とされておられると思いますが本来なら事前に別のマシンで何らかのメディアに解凍した最新版ドライバ等を保管しておいて最初からそれをインストールに使用するべきでしょうか?
もっとも手順8については保存が出来ない様ですので製品版のROMを入手して行うことになりますか…。
しかし余談ですがこのwinのOn Lineでのup dateというのはなにか“何をされるか判らない”不穏な感じがしますねぇ。その意味でも必要なものだけメディアで入手して利用した方が安心な感じはしますが。
5.ついでに前項に絡んでですが、このM/Bの場合、如何にしてもsafeモードに入れずに困っております。通常のCTRLあるいはF8を押しながら再起動する方法では全く無視してwin98のデスクトップが立ち上がって来てしまいます。手持ちのマシンの中でもK7VZA(AWARD)はこの方法で問題無いのですが、GIGABYTE製の内、AMIの2台が同じ症状です(BIOSは無関係かも知れませんが念のため)。
三悪の一つの話で申し訳ないのですが、なにか心当たりがありましたらご教示ください。
6.実はCDRを所持しておりません。ついでに身近にネットに繋がったPCも頼りになる先達もいない環境での初号機作成を想定した場合、次のようなset
upの手順を考えましたが如何思われますでしょうか?地方に住む友人が同環境におり、アドバイスしてやりたいのです。
・HDDをmastersのCドライブとslaveのDドライブの2台を用意し、Cを起動用として立ち上げ、とにかくネットによるダウンロードおよび解凍が出来る状態に持って行く。取り敢えずVGAはインストールしない。
・必要なドライバ類(手順8,9,10他)をダウンロードして解凍し、Dに保存しておく。
・BIOSのup dateを行い、設定をやり直す。
・ここで一度Cをfdiskからformatしてしまい、手順2までやり直す。
・手順3以降、ドライバをDから引き出してインストールしてゆく。
・最後にLANカードを取付けて付属のCD-ROMからドライバをインストール。
幾つもの手順を試しているのですが、体感的には多少起動速度に差が出たり僅かながら不安定になる程度で、使用しているハードを始めとする状況によって結果が違い、一定の傾向は掴み難く思われます。本来こんな手順は“考え過ぎ”で先の手順でupdateしてやれば問題ないのかもしれませんが、今ひとつ釈然としておりません。どうかこんな場合の“理想の手順”をお示し戴きたくお願い致します。
柴田様、貴サイトのおかげで業務の待機時間が退屈せずに過ごせ、大半読破させて戴きました。今、我が国の行く末と手近なところで年度明けの景気なんかを案じつつ“憂国”を読み進めております。
春先、気候の変わり目は体にも思わぬ変調もある頃です。ご健勝をお祈りいたしております。
(02/03/02)
A;パソコン大魔神
このような複雑なケースでは悩む事が多いと思いますが、すべての物事は単純に考えなければダメです。日本の経済政策でも同じ事で、複雑だと思うから何時まで経っても解決しないワケです。日本経済の問題は実に単純でして、金融業界こそが「不良債権」だと考えれば済む話なんです。建設業界の「ゼネコン」も、流通業界の「総合商社」も実際は「金融業」の真似事をしているワケで、「金融」こそが”不良の根源である”と単純に考えるべきです。私の考える経済政策は「馬鹿な金融業界を徹底して潰す」ことに尽きると思います。そうすれば、円の信用は無くなり急激な「円安」になります。そうすれば日本が得意とする製造業が一気に回復し、「鉄鋼」「自動車」「造船」「電機」などがアメリカ市場に襲い掛かります。それを一番恐れているのがアメリカとEUで、価格競争力が回復した「Made
in JAPAN」に対抗出来る国は有りません。現在は高い失業率(政府発表の5%台の数値は大ウソ)ですが、一気に「人手不足」の状態になります。
何故このような特効薬が使えなかったかと言うと、金融業界が自由民主党に対して巨額な政治献金を行っていたために、1985年のプラザ合意以降の経済運営が金融業界にのみ有利な方向にネジ曲げられていたからです。本来の”円”の水準は200〜250円が正しい対ドル・レートで、過去10年の日銀の政策は”極刑に値する罪”だと言えます。
そもそも、料理も満足に出来ないアホ・ギャルが海外旅行に行って”5つ星”の高級ホテルに宿泊したり、高級ブランドのバッグを買い漁るというのは誰が考えても異常なんです。
さて、本題に入りますが、物事は単純に考える事です。
特に注意を要するのはBiosの更新で、これはWindowsのアップデートを当てるのとはワケが違います。勿論、Biosのアップデートがどの程度のものかで違って来ますが、CPU-IDの追加程度のものであれば余り意味は有りません。ところが、IDEコントローラの変更やACPIの変更だった場合は全く別です。その場合はマザーボードが変更されたのと同じような”大変更”ですのでディスクのフォーマットからのやり直しになります。
つまりハードウェアの制御に関するものは総てに優先するという事です。
次に、アダプター・カードにBiosが含まれるものは第二優先となります。その中で最も優先するのはSCSIカードで、VGAはその次という事です。
Biosが含まれていない「サウンド」「LAN」「モデム」などは一番末席となります。
ここで問題になるのがWindowsのアップデートです。本来であれば「LAN」アダプターの取り付けに優先してアップデートしなければ意味が有りません。つまり、ADSLからWindowsアップデートをダウンロードするというのは明らかに順番が逆です。こう言う事も有るので日頃から「ADSLはダメ」と言っているのですが、この事はモデムでも同じです。正しくは、COMポートを使ってISDNで接続する方法です。ただし、Windowsアップデートの内容がセキュリティに関するもので有れば後でも構いません。それがACPIなどのハードウェアに関係するモジュールであれば事前に「サービスパック」を入手してWindowsをインストールした直後にアップデート・モジュールをインストールする必要があります。
これら事から考えれば自ずと答えは出ると思います。質問の順番が幾つかの部分で間違っていることに気付くと思います。コンピュータをセットアップするには決まった順番が有るのでは無く、修正された内容によって個々に違うという事です。勿論、それが判れば”プロ中のプロ”ですので修行中の身で有れば失敗は避けられません。それこそが修行ですので、例えばBiosのアップデートに関する説明が例え英語で有っても読まなければならないものは、何としても読まなければなりません。それがハードウェアの設定に関係するもので有るなら「最優先」というのが”極意”です。
最後に、また日本経済の話に戻りますが、景気回復には「公定歩合の引き下げ」と「財政出動が必要」と叫んでいる馬鹿共が未だに居ますが、これは日本国内だけの要因で景気が下がった場合の措置で、グローバル経済に原因が有る場合にはその公式は通用しません。そんな事すら判らないのが「経済専門家」と称しているワケで、これは牛肉と同様の「虚偽表示」だと言えます。
(02/03/03)
<シバケン>
”憂国”をお読み戴き有り難う御座います。
政治の方向性は一般国民に大きく影響しますから、しっかりして欲しいですねえ。
(02/03/03)
<修行僧α>さん
柴田様、大魔神様、毎度お世話になっております。
今朝メールと貴ページのチェック(もう日課と化しています)で掲載を確認致しました。
昨今、とみに敷居の高い中、またしても本殿にお招き戴きまして光栄の至りで御座います。
とくに具体的な回答以上に“あるべき考え方”に議論を傾注して戴いたおかげで、基本線が掴めそうに思います。”具体的“にはそれこそ“修行”の糧ですので今日から実験にはいり色々試してみます。
もっとも質問文中にも記しましたとおり、やり方の違いによる結果の比較評価が難しい問題なので悩んでいる訳ですが、有るべき基本線が見えているか否かの違いは今後の試行錯誤の過程において大きな礎になると思われ大変感謝致しております。
(02/03/03)
N0.706 Q;「ソフトウェア・クーリング機能」とは
Q;長尾公吉
Maker=EPox
Type=8K7A
Location=広島県
Age=50代
シバケン殿、大魔神殿、貴サイトを大変興味深く拝見させていただいております。ありがとうございます。
小生仕事は細々と産婦人科開業医をしておりますが、子供の頃から電気工作が好きで、アマチュア無線機器製作に20年ほど、その後20年はモルトウィスキーとパソコンを楽しんでおります。現在、Pentium
166MHz(ASUSTek P55T2P4)、PentiumU 450MHz(ASUSTek P2B)、PentiumV 600MHz(ASUSTek
P3B-F)、Duron 600MHz(Soltek SL-75KV)を仕事や家族用として使っております。
最近、趣味のパソコン実験用にと年甲斐もなくギガヘルツに目がくらみ、安くなってきたAthlon1.4GHzを発作的に購入してしまいました。
予想していたとは言え、消費電力がDuron600の27Wに対して、このCPUは72Wも消費するすさまじい「電熱器」と言うべきものでした。当然強力な冷却を行う必要があります。回転数の高い6cmFANを取り付けてみましたが、音があまりにうるさいのに嫌気がさし、クロックダウンして使おうかとまで考えましたが、後日9cm静音FAN
2000rpmに変更して我慢しています。
ところが、ある日Webでchipset registers editor WCPREDIT(H.Odaさん作、VIAのサイト他多数に掲載されています)を知りました。これによりBIOS設定画面にないさまざまな項目について自由に設定することが可能なようで、さらに起動時にその設定をするWCPRESETもUPされています。
その「registers情報」に基き、adress62h:B3→B7に変更(このregisterの解説はenables both Halt Disconnect
and StopGrant Disconnectとなっていますが、B3→B7の変更はadress62h:bit2を0→1としHalt Disconnectをenableにするだけで、adress62h:bit1はDefaultで1に設定されれいるためStop
Grant DisconnectはDefaultでenabledとなっています)、adress72:04(enables Self-Refresh)とadress5A:20(enables
DRAM Refresh)の2つについてもDefaultでenabledに設定されていました。したがって変更項目は「Halt Disconnect
→ enabled」だけとなります。
CPU温度はVHMで見ていますが、1.40GHz動作時のCPU温度は、CPU軽負荷ではくだんの設定前45度前後→設定後28度前後となり、著しい冷却効果(−17度)があると考えられました。設定後でもCPUに連続的に重負荷(100%)をかけると温度は上昇し、5分程度で46度に達します。しかし通常の使用ではそのような負荷がかかることはないわけですから、この設定してもかなりの冷却効果があると考えています。私が調べたところでは設定後のパフォーマンスの低下は見られないように思います。(ケース内26度、室温25度)
「Halt Disconnect:Disabled→Enabled」の意味は「CPUバスからノースブリッジ(AMD761)を切り離し、PLLを停止させているのではないか?」と愚考しています。
次に追加実験としてDuron600MHz(KT133)でもやってみました。これは「registers情報」によるとadress52h:bit7を0→1とすることによってDisconnect
Enable When STPGNT Detectedとなるようでした。Duron600MHzの場合は、CPU軽負荷で設定前44度前後→設定後37度程度(−7度)となり、効果はあるものの前者ほど温度低下は認められませんでした。おそらくDuron600はもともと発熱量が少ないことと、FANやヒートシンクの冷却能力が低いこともあって冷却効果がAthlon1.4GHzほどの効果がないのではないでしょうか。このケースでも設定後のパフォーマンスの低下は見られないようでした。(ケース内33度、室温25度)
2台のパソコンの動作についてですが、まだ設定後2週間程度ですがOS、アプリケーションとも不具合は認められないようです。
そこで大魔神殿にご教授をお願いしたい疑問点を列挙させていただきます。
(1)この「Halt Disconnect → Enabled」の設定は正確には何を意味しているのでしょうか?
(2)このマシンをお遊び実験用ではなく、ストリクトであるべき仕事用(といっても使うソフトはExcel、PowerPoint、FileMaker、IE、Editor、メーラー、Faxソフト程度ですが)として使う場合にこの設定をしても安心できるものでしょうか?
(3)もし、この設定でもOKなのであれば、なぜBIOSのDefaultで設定となっていないのでしょうか?
シバケン殿、末筆ながら、貴サイトのご発展を心よりお祈りいたしております。
【構成】
OS:Windows2000
CPU:Athlon TB1.40GHz (FSB266)
CPU Fan:9cm 静音 2000rpm、その他吸気FAN、排気FAN
M/B:EPox EP-8K7A
RAM:DDR 256MB(Micron)
VGA:Matrox Millennium G450 16MB DDR
DVD-ROM:AFREEY 10X DVD-ROM
FDD:TEAC 2MODE FD235HG
HDD1:IBM IC35L040、HDD2:IBM IC35L040
Sound オンボード
LAN:PRAGIATIC 10/100FAST ETHER NET ADAPTER
Modem:レクトンI56LVP V.90、電源:400W
(02/02/26)
A;パソコン大魔神
「Halt Disconnect」と言うのはサスペンド状態の時にCPUの状態を”仮死”状態にするもので、これを「Enabled」にするとサスペンド状態でなくてもCPUの命令の実行状態を常時モニターして頻繁に”休止行動”を行うものです。通常Excelなどで文字を入力する作業では一見止まっているように見えますが実はキーボードやマウスの入力信号を待つために同じルーチンを高速で検査をしています。そのような場合でも、ある一定時間何の入力信号も無いと判断した場合に強引に「HALT(停止)」命令を発してサボる機能です。
これを「ソフトウェア・クーリング機能」などと勝手な名前を付けてアピールする連中がいるのが困った事です。医師をされているなら判ると思いますが「行為障害」などのように一見病名と思ってしまうような「医者が作った病名」と同じようなもので、ソフトウェアでCPUが冷やせるなんて馬鹿ゲタ話はありません。
ただ、一般に使うパソコンでは画面を前にして考え込む時間の方が遥かに長いハズですので、「Halt Disconnect」を活動させるのは意味が有ると思います。もちろん、この「サボり機能」はベンチマークテスト中は働くハズは有りませんので、パフォーマンスには絶対に差が出ません。
後は、実際に使ってメモリーエラーが頻発するような事が無ければ「節電効果」という意味で有効かと思います。
Biosのデフォルトでこの機能がキャンセルされているのは、「エンロン」の圧力が有ったからだと私は勝手に解釈していますが、その一部がブッシュに政治献金として流れた可能性は否定出来ません。(もし本当ならセコイ話ですが)
(02/02/27)
<長尾公吉>さん
早速のお告げありがとう存じました。厚く御礼申し上げます。
私もそうですが、戦後のドサクサ時代に生まれた50代のお二人(シバケン殿、大魔神殿)のご活躍が少しでも長く続くように、陰ながらお祈りいたしております。
(02/02/27)
NO.705 Q;化け物「9821Xa16」
Q;ぴょん
Maker=NEC
Type=PC-9821Xa16/W30
Etc=K6U400MHz,UIDE66,マトロクスGAボード等増設
Location=千葉県
Age=40代
シバケン様、大魔神様、よろしくお願い致します。
今、表記のPC-9821Xa16/W30パソコンを主体で使用しています。
CPUはK6U400MHz、UIDE66ボードに30GBYTEのHDDとマトロクス社ミレニアム(MGA2064)GAボードを挿して使用しています。
ビデオキャプチャボードを挿したいのですが、PCIが空いていません。スロットは3個(?)有って、一つは「TGUI9685+NEC,EGC」構成の「抜かないで下さい」GAボードが占有しています。
このGAボードはすごく遅いです。ミレニアムボードを付けると違うパソコンに感じるほど早くなります。
そこで、最初から「マトロクスMGA1064+NEC,EGC」構成の「抜かないで下さい」GAボードが付いている、会社のPC-9821V233の空いているPCIスロットにミレニアムGAボードを挿し、このパソコンの「抜かないで下さい」ボードを9821Xa16/W30に付いていた「TUGI9685+NEC,EGC」構成の「抜かないで下さい」GAボードに差し換えてみたところ、正常に動作しました。
会社のV233のPCIスロットは両方共空いていましたので、めでたしめでたしだと思いました。
MGA1064入りの「抜かないで下さい」GAボードが手に入ったので、さっそくPCIスロットが足りない自分のXa16/W30のトロイデント「抜かないで下さい」GAボードのスロットに挿してみました。
ところが、電源投入時のピポ音もせず、全く起動出来ません。
こちらのボードはV233で動くのに、V233のボードは何故こちらでは動かないのでしょうか?
これで動けば、MGA1064は今増設しているMGA2064よりダイレクトドロー性能等は良いくらいなので、貴重な98のPCIスロットが一つ空く事になり、念願のビデオキャプチャボードが挿せる様になります。
仕事がら試作の計測基板などを良く作ったりしていますので、自己責任でボード上のパターンを1、2本変更するくらいの事はやる覚悟です。
インターネットで検索しましたが、MGA1064「抜かないで下さい」ボードに付いては何処にも出ていないみたいです。
たくさん有る子供の8mmビデオを取り込んで編集してCDRに書き込みたいと思っています。
なお、上記の状態のあとでパソコンもボードも壊れていない事は確認しました。
IOデータのGV-BCTV2/PCIボードを持っているのでこれを活かしたいと思っています。
ご指導のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
(02/02/26)
A;パソコン大魔神
NEC PC9821Xシリーズは非常に問題の多い製品で、本来であれば市場に出さずにスクラップとして処分すべきだったものですが、これにWondows95を無理矢理インストール(又は無償アップグレード)して販売してしまったものです。例えは悪いのですが、病気と判っている(仕様がAT互換機では無い)”牛”を食肉用として売ってしまったようなものす。
これがパソコンでなく本当に”牛肉”なら今頃NECは世間の非難を浴びて廃業に追い込まれたハズです。こう言うイカサマを見逃すあたりが通産省(現:経済産業省)の馬鹿役人の成せるワザですが、NECは多くの議員さん方の”影響力”が有って役所に大量に納入されておりましたので、当時の通産省は”善意の第三者”では無く、明らかに「共犯者」です。
もともと「PC-9821Xa16/W30」はPentium166MHzですので、K6-2のCPUアクセラレータを取り付け、更にATA/66カードと取り付けて3GBのHDDを30GBにしたという”ツワモノ”ですので、これを更にイジルというのは充分に自殺行為です。
この「抜かないで下さい」とラベルが貼られたPCIグラフィックス・カードは、実はオンボードで搭載されているVGAチップがPC-AT規格とは全く異なるために、それに代わるものとして誤魔化しで取り付けられたもので、これを外してしまうとWindows95をインストールする事が出来ません。しかし、AT互換のVGAアダプターに交換することは可能ですので、外して別のものに替えることは可能です。もちろん、このPCIバスは厳密には「PC-AT互換」では無いものですので、どんなPCIカードでも動作するという保証は有りません。
それとNECから提供されているWindows95のインストールCDには限られたドライバーしか含まれていませんので、NECが提供していないVGAカードは使用出来ません。
「PC-9821V233」は、それから約半年後の平成9年6月に発表されてもので、当然対応していないハズです。何れにしても「NEC PC98規格」と言う”失われた過去”を引きずっていても前には進みませんので、これを機会に処分される事をお勧めいたします。
(02/02/27)
<ぴょん>さん
さっそくのご回答ありがとうございました。
悲しいですがPC−98が好きです。(;_;)
ノートは見切りを付けて自宅と会社でDOS/Vを3台持っています。せっかく調子良く動いているので、このまま使う事にします。(OSはWindows98SEです。実は地道に基板改造を進め様と思っています。(^o^))
ありがとうございました。
(02/02/27)
NO.704 Q;データ転送の話
Q;舞の海
Maker=SOTEC
Type=M760
Location=愛知県
Age=40代
シバケン様、大魔神様、初めて質問させていただきます。
MacからDOS/V機に乗り換えて早2年。初めて買ったDOS/V機が悪名高いSOTECでした(値段とカタログ上のスペックだけで買ってしまいました)。
しかし、私の場合、「これがSOTEC??」というほど調子よく、Keyboadが入力できなくなり交換してもらった以外ほとんどノントラブルの2年間でした。
2年前には最新鋭の愛機も今では旧型機となってしまい、仕方なく素人ながらあちらこちらのサイトから情報を得ながら、愛機のパワーアップを図ってまいりました。
以下の通り、元の姿を残さないほど変わってしまいましたが、HDD周りのことでわからないことがありますのでお教えいただければと思います。
【構成】
CPU:AMD Athlon600MHz→Athlon850MHz
M/B:MSI MS-6191(変わらず)
Memory:64M(PC-100)→512M(PC-133)
VGA:Voodoo3 2000 16M→Geforce2 Ti 64M
HDD:Seagate ATA66 20G(変わらず。お金がなくて買えません)
PCI:Melco SCSIカード
Promise ATA133カード
純正Modem
電源:145W→ケースごと300W(Athlon、Pen4対応)
OS:Windows98SE
この構成で、体感速度もかなり速く感じるようになったのですが、HDbenchなどで測定してみるとやはりHDDが極端に遅いという結果になります。
そこで、お金が貯まったら「最新」とはいかないまでも「最近」のHDを載せようと考えております。
前置きが大変長くなって申し訳ありません。質問なのですが、HDに関連して、UltraDMAについてお教えください。
Windows98SEでAMDのIDE ControllerのDriverを使用していると、HDにもCD-ROMDriveにもDMAのCheckboxが表示されません。
しかし、マシンの起動時、ATA133カードのBIOSが読み込まれる時に「DMA mode4」と表示されます。
いわゆる「UltraDMA」とこの「DMA mode」の関係がよくわかりません。初心者ですのでできるだけわかりやすくご教示いただければと思います。
(02/02/20)
A;パソコン大魔神
「クソーテック」にも色々有りまして、「Intel 810」を使ったものは”処置無し”ですが、これに懲りてAMD路線に転換したものは殆どトラブルは有りません。ただし、電源の容量が足りないのは、このメーカーの持病ですので、電源を替えたのは”大正解”です。
上記の構成で幾つか指摘させて頂きますと、Windows98SEで512MBのメモリーは無駄ですので128MBに減らすべきです。それからGeForce2の64MBのメモリーも無駄で、32MBでも余るのですがこれは減らせないので仕方が有りません。
しかし、一番の問題は「MS-6191」というAMD750チップセットを使った今となっては”プレミア物”になってしまったマザーボードでしょう。何しろ”瞬間芸”に終わってしまった「SLOT-A」ですのでIDEコントローラはATA/33です。そこにATA/133カードを付けてATA/66のディスクを取り付けているのは気持的には理解出来ますが、一抹の悲しさを感じます。
構造改革のアプローチを間違えてしまった結果だとは思いますが、人間の病気と同じで、生活習慣を改めずに糖尿病の治療をするようなものだと思います。
そこでIDEコントローラのDMAモードが問題になるのかと思いますが、あまり意味の無い事に悩んで欲しくないと思います。
ハードディスクとのデータ転送方法には大きく分けて「DMA転送」と「PIO転送」の2つの方式が有ります。DMAとは「Direct Memory
Access」の略で、CPUを介さずに直接ディスクのバッファ(キャッシュ)メモリーとメイン・メモリーの間のデータ転送を行なう方法です。一方PIOとは「Pogram
I/O」の略で、CPUのI/O命令によってディスクとメイン・メモリーの間のデータ転送を行うもので、CPUに相当の負荷がかかるため非常に遅いデータ転送になります。MS-DOSの時代はPIO転送でしたので、DMAが機能していないと昔のマシンのように遅くなってしまいます。
ATAとは「AT Attachment(IBM PC-AT互換)」の略で、Ultra-ATAは16.6MHzの転送クロックが33MHzになったものです。Ultra-ATAとUltra-DMAは同じ意味ですが、その後ろの「モード0〜4」というのは転送プロトコル(転送データの形式)
です。
つまり、「Ultra-DMA mode4」というのは、ダイレクト・メモリー・アクセス方式を使ったAT互換機のIDEコントローラで33MHzの転送レートのモード4転送手順を使っているという事です。この転送はATA/133カードとSeagate製のディスクの間の転送方法であって、ATA/133カードからメインメモリーの間はATA/33で転送を行います。
従って、過去に多くの”パソコン・オタク達”と激論を交わしている事ですが、ATA/33のマシンにATA/66、ATA/100、ATA/133のカードを取り付けてもディスクの容量の上限値が変わるだけでデータ転送速度は速くなりません。
もし、「速くなるやろ〜!」と考えてATA/133カードを取り付けたのであれば、これも無駄だったという事になります。ただし、「足りない」よりは無駄の方がマシで、無駄も考え方によっては”余裕”と見て構わないと思います。現状のマシン構成では動作に関係無い部分に無駄な電源を供給していますが、その電気代などは微々たるものです。それより色々試して見て効果の有無を実際に確かめる事の方が重要です。
(02/02/21)
<舞の海>さん
早速のご返事ありがとうがざいました。これほど早く返事がいただけるとは考えてもおりませんで、驚いております。
あまりお金のかからない範囲でいろいろ試してみたいと思います。
(02/02/21)
NO.703 Q;SiS530を使ったNECバリュースターNXは、もう限界です。
Q;バース
Maker=NEC
Type=VALUESTAR NXR VR33L/6
Location=富山県
Age=40代
はじめましてシバケン様、パソコン大魔神様。
私は機械いじりが好きでパソコンも自分で簡単な部品の取り付けぐらい何とか行なっているのですが、なにぶん素人のため知識不足で最初のうちは同じ物を買うにもまず、値段から入ってしまい、後で後悔&悪あがきをしている者です。
パソコン大魔神様でしたら私が思っている疑問に対して正しい答えを導き出していただけけないでしょうか宜しくお願いします。
【仕様】
HDD=標準4.3Gに8.4HDDを増設後4.3を30.0に交換
メモリー=標準64MBに64MBを増設して128MB
CPU=標準333MHzをジャンパーS/Wの変更で366MHzにアップ
その他としまして、メモレックス・テレックスのDVD-ROM&CD-R/CD-RWドライブを増設、コレガのランボード取り付けをしてあります。接続はCATVです。
そこで、ご教授をお願いしたいのですが、このパソコンをもう少し性能アップさせ、快適環境で使いたいのですが私が思う方法で性能アップが出来るものなのか?の可否と性能アップ方法があれば教えていただきたくお願い申し上げます。
以下私が考えている改造方法です。
CPUに関しては現在のものを交換したいと思うのですが、本機はFSBが66MHzで交換するにしても400MHzのものしか売られてはいません。
そこでマザーボードにはFSBのジャンパーS/Wがありこれを100に切り替えてK6-2の500か550MHzの物が取付できないものかと考えています。
また、マザーボードにはVCOREの設定ジャンパーS/Wもあり現在は、2.2Vになっていますがこれは触ってもいい物なのでしょうか?
あと、メモリーは128MBを2枚に交換したいと思うのですがいかがな物でしょうか?
ぶしつけな質問で申し訳ありませんが宜しくご教授お願いいたします。
(02/02/20)
A;パソコン大魔神
この機種が「遅い!」と感じる理由はCPUのクロック数やFSBのクロック数(66MHz)という問題では無く、悪名高い「SiS530」という”のろま”なチップセットに根本的な原因が有ります。
仮にBiosやマザーボードの設計に問題無いと仮定して、FSBを100MHzにし、CPUを550MHzにアップしたとしても、SiS530のノースブリッジに内蔵されたVGAユニットがパフォーマンスを大幅に落としている関係で、ほとんど体感速度はアップしません。
従って、このマザーボードを維持する事が前提であれば何をやっても無駄です。
同じK6-2-333MHzのCPUでもチップセットが「VIA MVP3」か「ALi Alladin5」であれば信じられないほど高速で動作します。ところが、今時「ソケット7」のマザーボードを捜しても新品で売られているのは希ですので、結局本体を買い換えるしか無いといのが実情です。
この「SiS530」を使った製品や「Intel 810」を使用した廉価品のパソコンは、このような根本的な問題を抱えていますが、実は一般家庭に普及しているパソコンの半数ほどがこのような”手の打ち様が無い”製品です。それなら、多くのパソコンメーカーが談合して「欠陥商品」を販売したのかと言うと、そうでは無く、結果として多くの消費者に被害を与えたという事だと思います。犯罪性は立証出来ませんが、”重大な過失”が有ったのは間違い有りません。特に看過出来ないメーカーの過失は、「製品企画担当者の先見性の無さ」で、平たく言えば「アホやった」という事です。余りにもメーカー同士での価格競争を派手にやったために、共倒れになったという事です。この問題と同じ事は「牛乳」や「牛肉」や「発泡酒」などでも起きていますし、もっと金額の大きいものでは「自動車」や「マンション」や「建売住宅」でも起きています。
競争原理というのは、ある程度のところまでは性能や品質の向上につながりますが、ある限界を超えると「粗悪品」や「欠陥商品」が氾濫する事になります。
実際に企業を経営した経験が無い”馬鹿な経済学者”達が言う「競争原理」は、最終的には一般消費者を苦しめる結果になります。
この製品はそういうものですので、本体を入れ替えるしか解決策は有りません。こう言う哀れなユーザーのために「大魔神スペシャル」に旧パーツを流用するタイプを提供しております。ご希望があれば必要なデータやアプリケーションを新しいマシンに移行する作業も行っております。
(02/02/21)
<バース>さん
シバケン様&大魔神様。
早速のご返答有難うございました。今しばらくは他にノート、古いデスクトップがありますので役割分担させて使いたいと思います。又の節は宜しくお願い致します。
(02/02/21)
NO.702 Q;寒さに弱い南国生まれのIBM製ディスク
Q;ぷりちゃん
Maker=EPOX
Type=EP-BX6
Location=英国
Age=20代
シバケンさま。プロフィールを拝見いたしました。
ファン歌手にクィーンが乗っていたのがうれしかったです。私は今イギリスに住んでいてイギリス国歌のファンになってしまったのですが、友達からクィーン2にイギリス国歌をフレディーが熱唱していると聞いて買って見ようと思っています。
大魔神様、下記で悩んでいます。ハードディスクの調子が悪いのでご助言いただければ幸いです。
【PCの主な仕様】
PENTIUM2 800
EP-BX6
HDD:IBM DNES-309170W
SCSI:ADAPTEC AHA-2940U2/U2W
OS:WINDOWS ME
最近PCの電源を投入し、5回に1回はSCSIのBIOSがHDDを検索しようとアクセスするときにHDDがら3回カンカンカンと甲高い音がして、ブートリクエストが失敗しました。と表示されます。
またある時にはハードディスクがだめですとのコメントが表示され、WINDOWSが起動できません。
どうも一旦電源を切り再投入すると高い確率でそうなります。これはHDDの寿命が来ているのでしょうか。
大事なデータが入っているHDDですの電源を切るのが恐ろしく2日間付けっぱなしです。恐れ入りますが、考えられる原因と対処法をご教授いただけると誠に助かります。よろしくお願い申し上げます。
(02/02/17)
A;パソコン大魔神
「カンカンカンと甲高い音」は、古いタイプのSCSIディスクでは問題では有りませんが、最近の大容量ディスクでは鳴りませんのでチョット不気味だと思います。
IBM製のHDDは寒さに弱いという欠点も有りますし、9.17GB(7,200rpm)というものですのでHDDの寿命と言う可能性が高いと思いますので、一刻も早くデータのバックアップを取る必要が有ると思います。
ここからは余談ですが、IBM製のディスクを購入してトラブルに遭遇する人が多いのであえてお話します。ある意味ではIBMを擁護する説明なのですが、IBM製ディスクの故障は大抵使う側の問題が大きいので、そこを良く考えて選択する必要が有ります。
一般的なオフィス環境のような温度変化の少ない環境で使う場合はIBM製のHDDでもほとんど故障はしません。しかし、自宅で使う個人用の自作マシンにIBMを選択するのは明らかに間違いです。一般に売られているIBM製HDDはスピンドルの回転数が高いのでディスクの回転が安定するまでに時間がかかります。AS/400のようなサーバーであればOSの起動に10分以上かかりますので、その間にディスクの回転は安定状態になるのですが、Windowsパソコンでは起動時間が早すぎるので高回転ディスクにとっては困った事になります。オマケに起動時にシステムレジストリーを読み込んだり、常駐アプリケーションを起動したりという強烈な”スタートダッシュ”を要求されますので起動時に読み取りエラーを起こす可能性が高くなります。
IBM製のディスクを使うための条件は、温度変化の少ない動作環境で、頻繁にON/OFFを行わない使い方をし、かつ、強固なケースにシッカリ取付け、ディスク周辺の空気の流れを確保して使うものです。そう言うIBM製ディスクの特性を知らずにシークタイムの数値だけ見て「速いから」と言う単純な理由で選ぶから故障するワケです。
IBM製ディスクを使うには、それなりの”作法”が必要なんです。
(02/02/17)
<シバケン>
へえ、クイーン2が出てるのですか。是非共聞いてみます。
クイーンは基礎が出来ていて、且つ、歌声が綺麗ですから好きなんです。
基礎などとエラソオに云うても分かってませんがねえ。
(02/02/18)
NO.701 Q;光学マウスはただの”高額マウス”
Q;石井毅史
Maker=GATEWAY2000
Type=P5-166
Location=茨城県
Age=30代
こんにちは。シバケンさま、大魔神さま。
まだまだ寒い日が続いていますが、時折、春の香りを感じる季節になってまいりました。農業をしていますと、春はとても忙しく慌ただしい季節なのですが、やはり待ち遠しいものです。
さて、現在上記のパソコンを5年半ほど使用しています。あのGATEWAYとはいえ、一昔前のもののせいか、比較的安定した動作で、これまで重大な故障と言えば、HDのクラッシュくらいでしょうか。
しかし、SDRAMが登場した初期の頃のマザーボードを使用しているこのパソコンは、メモリーを64MBまでしか積めないために、動作スピードに関しては改良の余地がないようです。そのようなわけで、そろそろ新しいものを購入しようと、大魔神スペシャルを検討中です。
光学式マウスについて、サポート適応外になるとのお話を頂きました。
そこで、質問の第一点ですが、光学式マウスがサポート適応外になるのはなぜでしょうか。
二つ目の質問は、現在ある古いマシンを活かすための方法についてです。モニターを二台も置くスペースがないので、モニターは一台で、現在のマシンと新しいマシンをLANで結び共存させることが可能でしょうか。
現在のマシンをネット接続専用とすることを考えてみたのですが、これは、それぞれにモニターがないと出来ないのかどうかがわかりません。
可能な場合、必要な機器を教えていただけますか。当方、ISDNを利用していて、Aterm IT45DSUを使用しています。OSは、WIN98のFirstEditionです。
最後の質問は、手持ちのCD-RWドライブ「TEAC CD-W512EB」(IDE接続)を大魔神スペシャルに取り付けたいのですが、付属しているCD-ROMドライブと共存させることが可能かどうかという点です。
以上、お忙しいこととは存じますが、よろしくお願い申し上げます。
追伸:「シバケンの天国」は、少しずつではありますが拝読させていただいております。
シバケンさまの文章表現力に圧倒され、たまに失神しそうになりますが、読破していきたいと思っています。
それにしても、文章だけでも、ものすごいボリュームでたいへん感服いたしました。こういった、サイトの構築の仕方もあるということが、参考になりました。
(02/02/17)
A;パソコン大魔神
パソコンの世界も最近は意味の無いものが増えて困るのですが、それを列記しますと「キーボード上のワンタッチ・ボタン」、「液晶パネル用のフィルター」、「USBの携帯電話充電器」、「フチ無しで写真がプリント出来るインクジェット・プリンタ」など数えれば切りが有りません。その中で「光学式マウス」という得体の知れないものが流行しているのですが、売り文句は「汚れに強い」というだけのものです。
私も、マイクロソフトOFFICE XPを購入した時にオマケに付いていた光学マウスを使って見たのですが、30分でヤメてしまいました。動きがフニャフニャした感じなのはUSBマウスの特徴だという話も有りますが、それにしても気味が悪いほど変な動きをします。一番我慢が出来なかったのは直線がスムーズに引けなかった事で、マウスボールの慣性が無いためか細かな作業には向かないと思います。こんな”クダラナイ”ものを誰が考えたのか判りませんが、従来のボール式マウスのゴミ掃除も出来ないような人は基本的な適性に問題が有ると思います。包丁の手入れが出来ないような料理人はいませんので、細かな画像を扱う人はマウスの手入れは”必須科目”だと思います。
ところで、皆さんはご存知無いかも判りませんが、従来のボール式マウスも実は光学式なんです。内部には2つの「赤外線フォト・インタラプタ」が有ってX方向とY方向のシャフトに取付けられた円盤に開いたスリットに赤外線を当ててパルス信号に変換しています。
ボールの回転をパルスに変換するか、デスク表面の凸凹を検知してパルス信号を発生させる原理的な大きな違いは有りますが、反射率の高いデスクの上では使えないというオプティカル・マウスの欠点も有りますので、単に”高額”なだけのものでしか無いと思います。
それより、マウスなんぞは消耗品ですので、構造が単純で使い易いものを選ぶ事です。
もちろん、使うのは本人の自由ですので、「勝手にせい!」というところですがサポートまでは勘弁して欲しいので「対象外」としております。
それからモニターの質問ですが、モニターが無くてもパソコンは起動します。問題は消す時です。まさか”強制シャットダウン”をするワケにも行きませんので、消す時はモニターを接続して「Windowsの終了」の操作をして下さい。
最後にCD-RWですが特に問題は無いと思います。標準のCD-ROMドライブが不要であればCD無しで発送しますので、お手持ちのCD-RWを接続して頂いても結構です。
(02/02/17)
<シバケン>
少しづつではありますが、見直しをかけてます。
昔の文面を読み治すと話が読み辛い表現、誤字脱字、削除ミスが多いためです。ナンせ、慌て者故です。
此れからも宜しくお願い致します。
(02/02/18)
Q2;CrisMotor
Location=アメリカ
Age=40代
シバケンさんこんにちは!
ずっと読み続けてますが、まだ全部走破出来ておりません!
でも読み進める内になるほどな、、、とシバケンさんの姿が脳裏に映り思わず微笑んでしまいます(笑)、お会いした事も無いのに不思議です。
大魔神氏の回答は世相をぶった切る事がメインなので、面白いです(笑)。
でも私も含め大抵の人はソフトを快適に動かしたいだけで、ハードに悩まないパソコンがあればそれに越した事はないと思います。でも現実はそんなに甘くない?ですから私も回答を読み日々修行いたしております。
さて、この質問に関してですが聞いてる方は切実だと思います。
二つ目の質問は、現在ある古いマシンを活かすための方法についてです。
モニターを二台も置くスペースがないので、モニターは一台で、現在のマシンと新しいマシンをLANで結び共存させることが可能でしょうか。
現在のマシンをネット接続専用とすることを考えてみたのですが、これは、それぞれにモニターがないと出来ないのかどうかがわかりません。
可能な場合、必要な機器を教えていただけますか。
私は同じ様な環境でPC2台をモニタースイッチで切り替えて1台のモニターで使ってますが、データの交換をしないのであればそれが一番簡単なのではないでしょうか?
モニタースイッチなんか安いですしね。宜しく、お願い致します。
(02/02/19)
A2;パソコン大魔神
アメリカのブッシュ大統領が2日間日本を訪問して倒れ掛かっている小泉首相に”激”を飛ばして帰りましたが、アメリカ大陸から見る日本の状況は如何でしょうか。
日本の経済の悪化が世界に影響を与えるという事で他の先進国から色々と注文を付けられておりますが、今回の大統領の訪問では「こう言う時は減税と規制緩和だよ」という程度の軽いタッチのアドバイスだけだったようです。私に言わせれば、アメリカ軍の駐留経費の半分を日本政府が払っているのが大きな負担になっているので、「今後は全額自分で払うよ!」くらいの話はして欲しかったのですが、「日本は世界の平和に大きく貢献している」とか何とかオダテられて結局は居候を決め込んでいます。
日本は敗戦国ですので生意気な口は利けませんが、アメリカ軍が駐留しているのが国益に適うのかマイナスなのかは微妙なところだと思います。
沖縄県民にして見れば至極迷惑な話ですし、装備が貧弱な自衛隊にしてみれば国防をアメリカに”外注”しているようなものです。アメリカ軍の駐留が無くなれば、すべて自前で装備を整えなければなりませんし、憲法改正も不可欠になります。そうなればかつての軍需産業が息を吹き返して戦前と同じ事を繰り返す危険も有ります。
日本の経済の問題は、役に立たない人間が高給を取って生きているのが一番の原因ですので、「減税」や「規制緩和」で何とかなるほど事は単純では有りません。教育の問題も含めて色々な方面での構造改革が求められていますので、この機会に時間をかけてでも修正するしか無いと思います。
さて、モニターの共有の件ですが、パソコンのシャットダウンの時だけ接続すれば構いませんので、切替器を使っても手で差し替えても良いと思います。しかし、モニターはあくまで必須の機器ですので、スペースの問題云々というレベルでの議論をすべきものでは有りません。
(02/02/20)
<シバケン>
今の季節なら、炬燵に入ったままノート・パソコンを弄ってます。
そのパソコンが邪魔して、テレビが見えんやないかと家族に叱られながらです。
(02/02/20)
NO.700 Q;電源容量の決め方の「極意」
Q;けいやん
Maker=Gigabyte
Type=GA-6OXM7E
Location=大阪府
Age=40代
シバケンさま、パソコン大魔神さま、はじめまして。
一昨年の夏、パソコン自作に目覚めた40後半男です。下記質問についてご検討いただくよう、よろしくお願いします。
【質問内容】
(1)要点
PCの電源容量が適切かどうかを判断する際に必要な「電源容量見積のための具体的な方法」について教えていただければ助かります。
(2)背景
大魔神さまのご託宣には、PCの動作を安定させるためのポイントとしてたびたび「電源容量」への言及が見られます。ところが、CPU、マザーボード、メモリといったパーツの消費電力について、どこを探せばデータが手に入るのかがわかりません。Intel社のサイトで「最大消費電力は○○W」なる記述を探してみましたが、わが目が節穴であるせいかよう見つけることができませんでした。
なお、ドライブ類については、製造メーカのサイトにスペック表があれば知ることができる場合が多いですし、類似部品のデータを使って見積もることも可能と考えています。
(3)目的
電源容量の算出・評価方法を知って何をするのかという目的は次の3点です。
(3−1)現有自作機改造の際に電源を交換する必要があるかどうかの評価したい。
(3−2)職場のPC2台が常に動作不安定です。その主な原因を電源容量不足じゃないかと疑っていますが、その確証を得るため必要電力量を見積りたい。
(3−3)職場で新規導入するPCの機種選定を行いました。が、搭載電源容量に対して機能がテンコ盛りである感が否めません。この疑念を払拭したい。あるいは電源容量が不足していることが確実ならば、購入後の対策を立てたい。
(4)現状
冒頭に「一昨年、自作に目覚めた」と書きました。
いま使っている自作一号機(2000/11完成)の構成をご紹介するとそのおぞましい実状をご理解いただけると思います。
(2−1)マザーボード:GA-6OXM7E(Gigabyte)==>>「三悪」の一つ、"Gigabyte"製。
(2−2)チップセット:Intel 815==>>非難集中の一品。
(2−3)CPU:PentiumIII 800MHz==>>もちろん"Intel狂ってる"製。
(2−4)メモリ:512MB==>>積み過ぎ?
(2−5)HDD:40GB;ST340016A(SEAGATE)==>>昨年末DTLA307030(IBM;30GB)が1年余りでお釈迦になったので更新。
(2−6)CD-RW:PX-W8432T(Plexter)。==>>「高いだけ」との評価を目にしたような記憶が・・・
(2−7)USB:3つ接続。大魔神のお告げを読んでから常時接続。
(2−7−1)スキャナ:N656U(CANON)==>>これも最悪の選択。
(2−7−2)SmartMedia Reader/Writer:REX-SMA03/SMA03U(RATOC Systems)==>>デジカメのスマートメディア用。
(2−7−3)クレイドル:PDA(Visor Deluxe)とのデータ・シンクロ用。
(2−8)OS:Windows2000SP2==>>なんとWindows98SEとのデュアルブート。
以上、よろしくお願いします。
(02/02/11)
A;パソコン大魔神
電源容量の決め方は早々理論通りには行かないところが難しいものです。
実はほとんどのメーカーも手探り(と言うより思い付き)で決めているのが現状です。特に電源に対して無頓着なメーカーは「SONY」ですが、NECも富士通もIBMも大差は有りません。
私が一番心配しているのは、最近の技術者がコンピュータでの設計に依存するあまり、単純な”足し算”が出来なくなっているのでは無いかということです。
ここで早速ですが電源容量の「極意」からお話します。実は、「この”てんこ盛り”構成なら400Wの電源が必要」と言っていたのは、あくまで”山勘”なんです。実際には3.3Vの電流を大まかに計算します。CPUの場合はコア電圧が2V以下の低い電圧設定になっていますがI/O制御は3.3Vを使っています。仮にPentium-4
1.5GHzの場合、連続使用で耐えられる消費電力は75℃まで温度上昇するとして60W程ですので3.3Vラインには20A近い電流が流れます。勿論このような極限状態になるのは希ですので定常状態では10A以下と考えて構いません。
メモリーの場合は、128MBのPC-133SDRAMで最大5A程度の電流が流れますので3枚刺しをすればCPU並に電流が流れる事になります。この場合、256MBのメモリー・モジュールは2倍になるのかと言うと、必ずしもそうはなりません。それはメモリーチップの消費電力によって大きく違って来るからです。メモリーの場合は常にリフレッシュ・パルスを送っていますので記憶を保持しているだけの状態でも電力を消費するところがCPUと異なります。
DDR-SDRAMの場合は従来型のSDRAMと同等かやや少ない消費電力ですが、逆に電圧変動には敏感ですので余裕を持たせて損にはなりません。
それと馬鹿に出来ないのがVGAアダプターで、これもCPU並に電力を消費します。
逆に電気を喰っているように見えて案外そうでも無いのがファン類です。最近のパソコンはファンだけでも5個以上派手に回っていますが、大抵は12Vですので3.3Vの系統とは別になります。
HDDは3.3Vの系統には影響しない5Vと12Vを使用し、どちらも0.5Aほどです。高回転のものほど12Vの電力を消費しますが、起動時にはその何倍もの電流が一時的に流れますので、複数台のディスクを搭載する場合は注意が必要です。これと同様にCD-ROMやCD-RW、DVD-ROM/RAMなどはディスクの2倍以上の電力を消費しますし、書き込み時には強烈なレーザービームを当てていますので、電源の余裕が無いとCD-Rの書き込みに失敗したり、マシンが停止する可能性が有ります。
電源ユニットの3.3Vの電流値は電源メーカーによって多少の違いが有りますが、最近のPentium-4、Athlon対応というものは300Wで3.3Vが20A、400Wで25A、450Wで30A、更に600Wというものになると40Aほどになります。逆に従来の仕様であれば300Wの電源でも3.3Vラインが15Aほどしか供給できませんので、安売りのケースを購入すると起動時に電力不足になって不安定になります。
大まかな目安としてはメモリーを128MB(PC-133SDRAM)とした場合、CPUクロックが1GHz以下では300W、1.3GHzで350W、1.6GHzで400Wと考えてメモリーを256MB以上、VGAをGeForce2MX400(DDR-32MB)を使う場合には1ランクまたは2ランクアップさせて考えればほとんど問題は起きないハズです。
そこでご質問の構成の場合ですが、私の見立てでは最低350Wクラス、欲を言えば400Wクラスの電源が欲しいところですが、実際のところは如何でしょうか。
(02/02/12)
<けいやん>さん
早速有り難う御座いました。
お告げを元に自作一号機の電源容量を再確認しましたところ、かろうじて最低限の350Wでした。偶然この容量に上がったわけで、自作したときはわずか300Wという代物。
300W電源ははじめから安物ケースに付属していまして、半年ほど使いましたがあまりの騒々しさに耐えられず買い替えたのがたまたま350Wだったという事情です。
また、今回のことを教訓に下記3件について、電源容量の視点から見直しを加えてみます。
(1)自作1号機の改造方針
(2)職場の老PC(2台)の処遇
(3)近日発注予定の新PCの動作確認
※(3))の型式名は"OptiPlex GX240"(DELL)。
主要パーツは、CPUがPentium4の1.7GHz、RAMがSDRAM=512MB。さらにグラフィックカードには"ATI Rage
Ultra (16MB SDRAM)"。
私の自作一号機より高機能にもかかわらず、GX240の搭載電源の定格出力は250Wと自作1号機よりも貧弱。うまく動くかどうか納品前から不安です。
最後に、シバケン様、パソコン大魔神様のますますのご活躍をお祈りします。
(02/02/12)
NO.699 Q;世にも不思議な「化け物」マザーボード
Q;うっひー
Maker=RIOWORKS
Location=神奈川
Age=20代
シバケン様、大魔神様、初めまして。
今回初めて質問させて頂きます。自作初心者で色々勉強不足な所がありますけれども、呆れずにご指導のほどよろしくお願いします。
CPU:PEN4 1.7GHz
メモリ:DDR−SDRAM128MB
M/B:Rioworks製 NUVIA−L(チップセットVIA P4X266A)
HDD:SEAGATE製 ST340016A(40G)
DVD−ドライブ:HITACHI製 GD−5000
サウンドカード:SOUND BLASTER LIVE!5.1
グラフィックカード:LEADTEK製 Winfast Titanium 200TDH
TA:NEC製 AtermIT60(USB接続)
電源:350W
SCSIカード:I/O DATE製 SC−UPCI
他にSCSIで
MO:MOF−S640(I/O DATE)
CD−R:CDR−TX624(I/O DATE)
を接続するつもりです。
OS:WinME(アップグレード版)
本当はWIN98をインストしたかったのですが、上手くできなくて仕方なくMEにしました。
本題に入らさせていただきます。
OSをインストールしてVGA、サウンドカードのドライバをインストールしTAのドライバとアプリケーションをインストールしたところサウンドカードを認識しなくなってしまいました。
そこでもう一度OSをインストールしようとして、ひとまず電源を抜きケースを倒して拡張カードを引きぬいて起こそうとした時手を滑らせてケースを落としてしまいました。
その後起動しようとしたのですが、SAFEモードでも起動せず、起動ディスクを入れても、MS−DOSのキーボードの選択画面でとまってしまいます。
HDDを違うものに付け替えてみても同じで、CD−ROMで起動しようとしてもだめでした。
これは、衝撃でM/Bが壊れてしまったのでしょうか。
辛うじてBIOSだけは立ちあがりますが、素人の私にはお手上げ状態です。
恐縮ですが、解決法を教えていただけませんでしょうか。よろしくお願いします。
(02/02/11)
A;パソコン大魔神
自作推進派の私としては、多くの自作初心者のために色々な常識を伝授しているのですが、選りによってよくもこれだけの「化け物」に手を出したものだと呆れます。
「素人」と豪語するなら「分相応」という事が有ります。それを考えずに仕様を見ただけで「手強い」と思うようなものに手を出すのは、素人が故の目利きの無さか単なる無鉄砲か、はたまた国宝級のチャレンジ精神の持ち主かだと思います。
「呆れずにご指導のほどよろしくお願いします」と有りますので、自覚症状は有るようです。それに免じて詳しく説明させて頂きます。
これから自作をしようと考えられている方は、同じような過ちを犯さないように注意願います。
まず、「化け物マザーボード」と評した「ROIWORKS NUVIA−L」のスペックですがノースブリッジは実績がほとんど無い「VIA VT8753A(Pro266A)」、サウスブリッジは「VIA
VT8233C」です。特徴としてはアダプテック社のSCSIアダプターと3COM社の10/100 BASE-T Ethernetアダプターがオンボード搭載された「NUVIA-GLS」というゲテモノからSCSIコントローラとLANアダプターを外したもので、64ビットPCIスロットが1スロット装備されていると言うものです。そのためサウンド機能は殺されていますのでサウンドが必要な場合は別にサウンドカードが必要になります。
このマザーボードは、どう考えても個人向けパソコンでは無く、ネットワーク・クライアント向けだと思うのですが、このような特殊なマザーボードが一般のパーツ・ショップで売られていたとすれば問題です。
買う側の問題よりもショップの商品担当者が”無知無学”だったという事になります。
さて、いよいよ具体的な対処策ですが、自作プロセスの重要なポイントは、過去にも言っている事ですが「最小構成から出発する」という事です。この場合は色々問題は有りますが、FDD、CD-ROM、HDD、VGAカードだけを接続した状態でWindowsをインストールします。ここで問題となるのがオンボード搭載されているSCSIコントローラとEthernetアダプターです。SCSIは特に問題有りませんが、Eternetは無いものとしてドライバーのインストール要求が表示されても無視するのがミソです。
さらに問題になるのがWindows98をMeにアップグレードするというもので、これは邪道です。アップグレードをするなら、その前にWindows98で環境を完璧に整えてからアップグレードしなければなりませんが、Windows98はPentium-4に対応していませんので必ず起動出来ないという問題が発生します。従って、Windows
Me又はWindows2000の製品版かOEM版のインストールパックを購入する必要が有ります。
この場合のアップグレード版Windows Meは無駄な買い物だったワケです。
Biosが立ち上がればCPUやメモリーの問題は有りませんので、先ずはここまで進めて下さい。
このマザーボードで今後起きる可能性が有る問題は、IRQの競合とメモリーアドレスの競合の問題で、相当な苦労が予想されます。事によると座礁する可能性も有りますので、この「化け物マザーボード」で続けるか、ごく一般的な仕様のマザーボードに変更するか、今なら路線変更は可能だと思います。
その前に、アナタの欲張り志向を修正するのが先決です。
(02/02/11)
<うっひー>さん
シバケン様、大魔神様、返事が遅くなりまして申し訳ありません。
おかげさまでアップグレードではないMEをインストールしたらなんとかまともに起動するようになりました。
大魔神様、素早い上に的確なご回答ありがとうございました。
なるほど。PEN4はWIN98では起動しなかったのですね。そんな事も知らず一週間以上悩んでいた私はどこから見ても立派な馬鹿者でした。
それから何故私がこの化け物マザーボードに手を出したか言い訳させてもらいますと、実はこれベアボーンキットだったんです。
だから初心者にもやり易いかと思い、あまりよく考えもせず選んでしまった訳でして・・・すみません。恥の上塗りですね。今回のことでベアボーンといえどなめてかかってはいけないと良くわかりました。まあ、大魔神様に言わせれば、
「初心者が軽々しくPEN4なんかに手を出すな」
と一刀両断なのでしょうけど。とにかく本当に助かりました。おかげPCが中古ショップ行きにならずに済みました。ありがとうございます。
それから、シバケン様。政治の話等、とても楽しく読ませて頂いております。
歯に衣着せず、物事を一刀両断にするお話はとても面白く勉強になりました。
まだ全部読んではおりませんが、また読もうと思っております。
今回は本当にありがとうございました。
(02/02/13)
<シバケン>
其れ、「憂国」とチガウのかなあ。どちらでも構いませんが、是非お読みください。
(02/02/13)
NO.698 Q;究極のマシン選択
Q;ナイロビ
Maker=未定
Location=ケニア
Age=30代
シバケン様、大魔神様、初めまして。
さて、私、某日本企業の駐在員としてケニアに駐在しており、他の駐在員より若干ではあるもののパソコンの知識(表層的なものではありますが)があるということで、OA担当を任ぜられ、営業活動の傍ら事務所内のパソコンのお守りをしております。
この度、現在使っているパソコンが導入後4年を経過致しましたので全面刷新することとなり、当地で入手でき、かつアフターサービスも一応期待できるという条件で調べましたところ、下記3モデルが最終候補となりました。
1.Compaq Evo Desktop D500 Celeron 1GHz + intel 815 chipset(815内蔵グラフィック)
2.Compaq Evo Desktop D500 Pentium4 1.5GHz + intel 845 chipset (nVidiaVanta
AGPグラフィック)
3.IBM Netvista X40i PentiumIII + SiS(型番不明)chipset(chipset内蔵グラフィック)
※メモリは全て標準で128MB。日本人職員が利用するものについては256MBに増設予定。
大魔神様のページを読ませて頂き、もはや「究極の選択」以外の何ものでもないことは承知しておりますが、どうしてもこの中から選ばねばならないとしたら、どれを選ぶのが正解でしょうか。
用途は純粋なビジネス用途でMicrosoft Office2000がある程度快適に利用できれば問題ありません。
また、OSは本社の指定でWindows2000(IBM X40iのみMEプレインストール故、再インストールが必要/ドライバーはIBMサイトから入手可能である様子)、ディスプレーは液晶を購入予定(X40iは液晶一体型)です。
誠に不躾な質問ではございますが、アドバイスを頂ければ幸甚に存じます。
シバケン様のページはあまりにヴォリュームが大きいもので、まだ全てを読ませて頂いているわけではございません。
これだけのサイトを管理、逐次更新されるパワーには本当に感服致します。
今後共「気合いを入れて」読ませて頂きたいと思います。
(02/02/10)
A;パソコン大魔神
このような話を聞くと海外駐在員の方々のご苦労が判ります。限られた選択肢の中から選択をするというのは非常に困難な事で、例えは良く無いのですが、嫁さん候補を女性自衛官の中から選択しなければならない陸上自衛隊の隊員のような心境かと思います。
個々のマシンについて言及する前に、グローバル経済の弊害の話をさせて頂きますと、アフリカ諸国のようにアメリカ中心の経済体制から距離を置く地域では、先進国市場での「売れ残り」が回って行きます。こう言う考え方は英国的な発想で、根底に植民地蔑視の感覚がDNAの中に残っているからだと思います。もともとは海賊の子孫のクセにプライドだけはNo.1なのが困った事です。現在の「グローバル経済」の考え方も形を変えた植民地主義で、懲りないイギリス人がアメリカに場所を移して同じような事をやっているだけです。そういう連中が世界最強の軍備を持っているワケで、まさに「気狂いに刃物」とはこの事です。ブッシュが「イラン・イラク・北朝鮮は悪の中軸だ!」と言い、さらに戦線をフィリピンやソマリアに拡大しようとしていますが、「経済制裁」という汚い手を使う一方で反政府ゲリラに武器を供給するような「テロ育成政策」をやりながら「テロと徹底して戦う」とは良くもヌケヌケと言えたものです。
その点、日本民族は文化というものに敬意をはらい、良いものは何でも取り入れて来た寛容な民族ですので、植民地主義的な発想で仕事をしないよう注意して下さい。
それでは質問に対するアドバイスですが、この選択肢の中で絶対に選んではいけないものが「IBM NetVista X40i」です。この製品は日本では2000年7月にPentium-V667MHzを搭載して発表されていましたが全く売れなかった製品です。台湾では2001年5月(PenV866MHz、HDD20GB)と10月(PenV
1GHz、HDD40GB)で発表されています。
仕様は液晶モニター一体型でチップセットはSiS630です。これはIBMの最も得意とする悪らつな手口で、売れない製品を”たらい回し”した結果、ついにアフリカ大陸に到達したものと考えられます。こんなものを購入すればトラブルの連続になりますので絶対に選択してはいけません。
そうなるとコンパックの2機種しか残りませんが、これも困った問題を抱えています。
先ず、「Evo Desktop D500」の815Eチップセット・タイプですがMini-NLXタイプで電源が120Wという情け無い仕様ですのでメモリーは増設すべきでは有りません。CPUのセレロン1GHzはFSB100MHzの初期のPenVチップを改名した(インテルの得意ワザ)ものですので特に問題は無いのですが、815Eの内蔵グラフィックを使っていますのでVRAMをメインメモリーと共有しています。その事がマシン全体のパフォーマンスを大幅に落としていますが、この貧弱な電源とのバランスを考えれば妥当な構成です。
それに比べて845チップセットの製品ですが、メモリーはPC-133のSDRAM仕様ですので何のためにPentium-4にしているのか判らない不思議な構成です。VGAはnVidia社のTNT2
Vanta 16MBというレトロなものを使っているのが多いに疑問なところですが、電源の容量から考えればGeForce MX400には出来ないと思いますので、そう言う観点では妥当な選択です。一口で言えばPentium-4
1.5GHzを目玉にしたために他のパーツが犠牲になったものと考えられます。この845タイプのものはタワー型、デスクトップ型、コンパクト型の3タイプが選択出来ますので、メモリーを256MBに増設するのが必要であればタワー型を選択すべきです。それでも250Wしか容量は有りませんので、電源の余裕はほとんど有りません。
そこで最終判断ですが、仕事で使うマシンですので安定性を一番に考えればコンパックEvo Desktop D500 845チップセット・タイプのタワー型という事になります。
(02/02/10)
<シバケン>
順々にお読みください。
(02/02/10)
Q2;ナイロビ
Location=ケニア
Age=30代
早速のアドバイス、ありがとうございます。
おっしゃる通り、アフリカ市場には先進諸国の「余り物」が大量流入しております。
特にIT関係は顕著で、私が普段から接するものだけを取り上げてもパソコン・携帯電話などは、最新スペックの物は望むべくもありません。
私自身はいわゆる「受注生産品」を取り扱っておりますので今の所余り物の押し込みのような商売はせずに済んでおります。
ただし、携帯電話については、余り物であるが故に安価で販売することができ、結果として爆発的に普及した(本格導入から2年で、固定電話の回線数を越えたとか)という事実もあり、一般消費者の平均可処分所得が一般的にいう「先進諸国」とは比べ物にならない発展途上国では、余り物も場合によっては役に立つこともあるようです。
NetVista X40iは代理店に問い合わせたところどうも「欧州仕様」で、発売は約1年前(01年4月?)。「売れる」と踏んだ代理店(インド人経営)が仕入れて在庫処分に苦慮している模様です。
コンパックのCeleron 1GHz機と比べてもディスプレイ込みで2割ほど安く、思わず飛びつきそうになっていたのですが、大魔神様のお告げのお陰で踏みとどまることができました。深く感謝致します。
さて、大魔神様のお告げを拝読し、更に一点疑問が出て参りました。
私の質問の中に「日本人職員には+256MB」と書いたのですが、これは雑誌等からの情報の受け売り+私自身の実体験で、「Windows2000(日本語版)を快適に使うにはRAMは256MB以上必要」という先入観をもとに決めたものです。
私自身の実体験というのは「Chaintech 6OJV(i815) + PentiumIII 733MHz自作機」にWindows2000をインストールしたところ、128MBではいまひとつ動作に引っかかりがあったため、256MBを増設し384MBにしたところ大変快適に動作するようになった、というものです。
が、よくよく考えてみれば、クロック当たりのパフォーマンスに劣ると言われるPentium4でも、一応は1.5GHz。であればRAMは標準の128MBのままでも、私の自作機並のパフォーマンス(用途を考えれば、当面は必要十分)は得られるのではと想像した次第です(アプリケーションはMicrosoftOffice2000を想定しています)。
もしこの想像が「当たらずといえども遠からず」であれば128MB PC133SDRAM一本にUS$60という無茶苦茶な金額を支払わずにすみますので、経費削減が声高に叫ばれる中、若干ではありますが弊社の懐も痛めずに済みます。
当地での生活も4年近くとなり、残念ながらPentium4機に実際に触れたことがないため、誠に「幼稚な」質問で恐縮ではございますが、アドバイスを頂ければ幸甚に存じます。
寒さの厳しい日が続いていることと存じますが、お風邪などを召されぬよう、ご自愛下さい。
(02/02/11)
A2;パソコン大魔神
アフリカ諸国や南米諸国の共通の課題は、先進国(と勝手に思い込んでいる国)からの「開発援助」というイカサマで、古いものを「援助」と称して高く売り付けている事です。
これでは発展途上国の対外債務は膨らむだけです。日本がやるべき事は本当に社会資本となる上下水道の整備や農業用水の整備、発電所の建設、教育環境の整備などで有って、自動車を売ったり家電製品を売るのはその後の話です。
間違っても戦闘機や銃火器、対人地雷などを買わせてはいけないのですが、「援助」を隠れ蓑にして多くの武器が発展途上国に流れている実態が有ります。政情が不安定な状況こそが貧困の原因ですので、先進国の思惑に左右されない政治体制が求められます。
日本には3,000を越える自治体と8万人もの議員がダニのように生きています。その周辺には何処も同じような事をやっている公務員が何百万人という単位で税金を喰っています。日本の景気が回復出来ない原因は、このような一銭も稼げない人間が高給を取って生きているためです。今までは多くの製造業が頭と体を使って外貨を稼いでいたから先進国の仲間入りをしていたのですが、その頼みの製造業も馬鹿な金融業界のために滅亡の危機に瀕しております。是非、この余った”役立たず”をアフリカ諸国で使って欲しいのですが、日本でも役に立たないワケですのでアフリカで役に立つかどうかは疑問です。最終的にはライオンの餌にするしか使い道が無いかも判りませんが、ライオンにも餌を選ぶ権利は有ると思います。アフリカ諸国では政府機関の人員が不足しているために社会制度が拡充していないと思いますので、そういう方面なら人材は山程いますので、是非”お役人”の再就職先としてアフリカ諸国が手を上げて欲しいものだと思います。
日本の外務省も競馬馬を買ったり、愛人にマンションを買ったり、自分達の飲み食いのために裏金をつくったりする方向には抜群の能力を発揮するのに、肝心な外交では国会議員のための福利厚生施設になっているだけです。いっそ、厚生労働省と協力して人材派遣業務をやる方が国益に適うものだと思います。今後、日本では特殊法人や公益法人の大幅な削減が行われますので、行き場の無い人員が溢れます。それと、忘れてはならないのは日本では医師が余っていますので、この余った行き場の無い医者をアフリカで使ってやって欲しいものです。特に日本の医師は優秀ですのでアフリカの原野に放り出しても役に立つと思います。さらに、医師優遇税制のお陰で「お金」だけは持っていますので無給でも30年くらいは使えると思います。難を言えば日本の医師には度胸が無いのが多いという問題が有りますが、是非アフリカの大地で鍛え上げて欲しいものです。
つい外交政策の話に脱線してしまいましたが、メモリーについての懸念は確かに有ります。
Windows2000のようなNT系のOSは9X系と異なりセッション毎に独立した領域を確保するというものです。従ってメモリー空間は9X系の最低でも2倍は必要になります。しかし、これも使い方で何とかなるもので、複数のセッションを同時に使わなければ済む話です。
具体的に言いますと、Excelを使いながらインターネットに接続し、バックグランドではウィルス駆除ソフトを活動させていると言うような使い方です。常駐アプリケーションを極力減らして、異なるアプリケーションを同時に使わないという配慮をすれば128MBでも支障は有りません。ケニアで128MB
PC-133SDRAMがUS$60もするとは発展途上国の足元を見るような許せない行為だと思います。日本では今年になって急騰していますが、それでもUS$30ほどですので2倍もする事になります。いっそ日本から手荷物扱いで密輸する方が賢いかと思います。
京都は確かに寒いですが、北野天満宮では梅の花が咲いていて、春はもうすぐです。
暑さと寒さの差が激しいから四季の変化が有るので、京都は宿命だと諦めています。
多くのアフリカの皆さんが日本に観光で来られるようになって欲しいものだと思いますが、そのためにはマラソン選手だけの交流では無く、国家レベルでの色々な文化交流をする必要が有ると思います。(現在の外務省では無理ですが)
(02/02/11)
<ナイロビ>さん
シバケン様、大魔神様、こんにちは。
この度は2日間連続で大変お世話になりました。
本社からの指示でアンチウィルスソフト常駐が必須、メールソフトを常時開きながらWord、Excelを使うことも多いため、RAMの増設は避けられないようです。
「ボッタクリRAM」についてはおっしゃる通りで、3月上旬に日本に出張する機会がございますので、その際に「密輸」で持ち込もうと思います。
いずれにしても当地代理店とはコンパックEvo Desktopで話を進めます。
途上国の公務員についての話など、まだまだ書きたいことは山ほどあるのですが、長くなりそうなのでまた別の機会にさせていただきます。
本当にありがとうございました
シバケン様:財テク失敗談を拝読させて頂きました。
素人は財テクなんぞに色気をみせてはいけないとはわかりつつも、現在の超低金利の元では、政府がインフレ政策を進めたらひとたまりもないし...。
日本は今後いったいどうなってしまうのでしょうか。考えれば考えるほど鬱になります。
(02/02/12)
<シバケン>
其れが現在掲載中の「憂国」のテーマです。
私には経済のことは佳く分かりませんが、小泉首相の思考回路ではエライことになると危惧してます。
(02/02/12)
NO.697 Q;インターフェース・ケーブルの常識
Q;西村雅己
Maker=自作機
Type=6BB
Etc=SOYO
Location=京都府
Age=20代
シバケン様、パソコン大魔神様、お久しぶりです。
以前ISDNの認証に時間が掛かると言う質問をさせて頂いた西村です。
その後ですが、新規のダイヤルアップを作ってそれをデフォルトの接続にすると言う方法をが悪かったみたいで、クリーンインストール後インターネットウイザードを用いて環境設定した所解決しましした。ウイザードを使わなければ認証に時間が掛かるかは謎でかがそう言うものなのでしょう。
さて今回の質問なのですが、SCSIのOUTポートをパソコンの前面部分に取り付けようと、内臓用の50PINをOUT50PINに変換するコネクターを使おうと思うのですが、ホストアダプター側から順に、変換コネクター、ターミネーターをオンにした内臓デバイスの順に取り付けると言う事は問題無いのでしょうか?
又、可能なのであれば、取り付けたアウトポートに外付け用デバイスを取り付けていない時には、取り付けたアウトポートターミネーターを取り付けるべきなのでしょうか?
ホストアダプター側から順に、ターミネーターをオフしたデバイス、変換コネクターを取り付け、取り付けたアウトポートにデバイスを取り付けてない時にはターミネーターを取り付けていれば問題無いと思うのですが、レイアウト上、変換コネクターを取り付ける方が望ましいので迷いが出ています。どうか宜しくお願いします。
シバケン様、ほぼ毎日の更新ご苦労様です。少しづつ各コンテンツ(“AccessUp秘伝”は読破)を読ませて頂いていますが、中々追いつかないです。
(02/02/09)
A;パソコン大魔神
SCSIアダプター・カードの内蔵機器用50ピン・フラットケーブル・コネクターと外部機器用の高密度50ピンまたは標準50ピンのアンフェノール・コネクターは別段優劣が有るワケでは有りませんので、内蔵用を外部に引き出しても問題は有りません。ただし、後ろ側の系統と別にSCSI機器を接続する場合には、それぞれにターミネーター(終端抵抗)が必要になります。なお、何も機器を接続しない場合にはターミネーターを取付ける必要は有りません。
それよりも、根本的に考え方が間違っていますので、その問題をお話いたします。
そもそもコンピュータのインターフェース・ケーブルは「抜き刺し」するものでは有りません。
これは過去にUSBの問題でもクドイくらいお話した事ですが、機器の接続はコンセントやオーディオ出力とはワケが違います。BiosやOSが周辺機器を認識するという事は、単に”有るか無いか”を認識しているだけで無く、メイン・メモリー上にデータを遣り取りするための領域を確保し、制御用の割り込み制御や制御コードの手順を決めて、常時データの転送が出来るように準備万端整えているんです。従って、システムレジストリーに色々な条件が保存されている状態では機器の接続がされていなくても領域は確保されています。逆に突然に周辺機器が増えればその準備のためにコンピュータはパニック状態になります。従って、SCSIは勿論ですが、COMポートもパラレルポートも簡単には外れないように固定のためのネジが必ず付いています。このネジは表向きには機器の移動などによる脱落を防止するのが目的ですが、「抜き刺ししないもの」という”大前提”が有ります。
こういう常識を見事に崩したのが「USB」ですが、あくまで邪道ですのでそれと同じように考えるのは大きな間違いです。こう言う馬鹿な事を考えるのは、結局は技術的な知識が無い者の思いつきによるものですが、それを「間違いだ!」と思わない人達が増えたことが二次的な原因です。何時も言っている話ですが、コンピュータを家電屋に売らせたのがそもそもの大きな間違いです。
同じような事はADSLにも言える事で、あのような構内ネットワークの方式を公衆回線にそのまま使ってしまった事は、ネットワークの基礎知識が無い”馬鹿な電話屋”がやった事で、「ルール違反」を通り越して「憲法違反」モノなんです。
交通違反のルールと同じで、「知らない」という事は”犯罪”になります。
SCSI機器を思いつきで抜き刺ししても「憲法違反」では有りませんが、そういう甘い感覚で外部機器を使っていると、いつか必ず壊して泣くことになります。そういう場合は自損事故となりますので、間違っても「壊れた!」と文句を言ってはいけません。
「壊れた」と「壊した」は大違いですので、ご自身が反省する事です。
(02/02/09)
<シバケン>
ごゆっくり、読破してください。
(02/02/09)
<西村雅己>
シバケン様、パソコン大魔神様、素早い対応感謝致します。
一度機器を取り付けたら取り外すのは好ましく無い様ですが、たまにしか使わない外付けのCD−R(以前内臓していた物を1ドライブ用SCSIケースに入れた物)とスキャナーはスペース的な問題もあり、どうしても使う時のみ取り付けると言う事になってしまいます。
最低限のマナーとしてデバイスの取り付けは電源を落とした状態で行いますが、取り付けが容易なのと、ケープルが短い物でも済むので、フロントパネルにコネクターが有った方が良いと思い、質問の様な事を思い付いた次第です。
構造的には問題無い様ですので早速製作に取りかかりたいと思います。それでは失礼します。
(02/02/10)
<パソコン大魔神>
私が説明したことを全く理解していないようで力が抜けます。
「取付けは電源を落とした状態で....」というのは当たり前の話です。
正しい使い方は、SCSIケーブルの結線をしたままCD-Rを移動するべきで、その前に内蔵型CD-RをワザワザSCSIケースに入れて使うこと自体理解に苦しみます。内蔵型は本体に内蔵するために有るもので、常に使用できる状態にしておく必要が有ります。その場合電源容量に問題が出る可能性が有れば、電源ユニットを大きめの物に交換する必要が有ります。
あまり言いたくは有りませんが、アナタの頭の硬さは「法学部系」人種並みだと思いますので、そこから治さないと時代の変化に対応出来ない人になってしまいます。こう言うのが官僚や法曹界や金融業界に多いから日本はダメになってしまったんです。
(02/02/10)
NO.696 Q;なぜショップ・ブランドに「Intel810」マシンが多いのか
Q;WIN初心者
Maker=考え中
Type=考え中
Location=石川県
Age=30代
はじめまして、シバケン様、パソコン大魔神様。
今までパソコンは会社で使用していましたが、この度我が家に購入を考えております。では大魔神スペシャルで!と言いたいところなのですが、大魔神様が推奨しない使い方を考えておりますので他メーカー又はパソコン工房等で組み立ててもらおうかと思います。「申し訳ございません」
ただ予算を基準にマシンを探してみると過去ログでダメダメといわれている、チップセットIntel810を使用してるマシンばかりなのです。CPUはIntelCeleronTMプロセッサの766Mhzとなっています。
この場合は大丈夫なのでしょうか?またIntelPentium3プロセッサの時のみの注意事項なのでしょうか?
ソフトは使えますが中味についてはまったくの素人なので、どうか迷えるWIN初心者に進むべく道をご指導ください。
因みにOSは、WIN2000にして、Dreamweaver、Fireworks、Flash、Illustrator、Photshop、AfterEffects等のアプリケーションを使用したいと思っています。
(02/02/07)
A;パソコン大魔神
なぜ「Intel 810」がダメかという事は過去に嫌というほど説明していますので、あえて言いませんが、ダメなものはダメです。もちろん買うかどうかを決めるのは私では有りませんので、最終的にはアナタの決断次第です。
悪い言い方をすれば「お金をドブに捨てるに等しい」行為ですので考え決定して下さい。
くれぐれも間違えないで頂きたいのは、「ショップ・ブランドのパソコンは安さが売りでは無い」という事です。もちろん、「パソコン工房」や「DOS/Vパラダイス」などの素人ショップの場合は「安さ」を売りものにする傾向が有ります。しかし、これはショップ側に問題があるのでは無く、「ショップ・ブランドは安いハズだ」と勝手に思い込んで買いに来る客が多過ぎるために結果的に「素人向け安物ショップ」になってしまったと言うことです。
ソニー製なら高い金を払うくせに、ショップ・ブランドなら徹底的にケチるという消費者の間違った論理が「Intel 810公害」を未だに生んでいます。
Windows2000でDreamweaver、Fireworks、Flash、Illustrator、Photshop、AfterEffects等のアプリケーションを使用したいという事であれば”超”は付きませんがヘビーユーザーですので、本体価格は10万円前後は覚悟する事です。「パソコン工房」でもこの話をすれば「Intel 810マシン」は絶対に勧めないハズですので、相談して決めて下さい。
それから、このようなDTP系アプリケーションを多用するなら17’以上のCRTモニターを使って下さい。液晶モニターでは仕事が出来ません。
(02/02/07)
<WIN初心者>さん
シバケン様、パソコン大魔神様。早急な回答ありがとうございました。
助言により、色々な部分で経験値がアップできたと思います。
パソコンの購入については、「Intel 810チップセット」は避けるようにします。身近で「Pentium-4」の被害者が出てきました。
また、お二人のお力を頼ることになるかもしれません。よろしくお願いいたします。
(02/02/09)
NO.695 Q;クリーンインストールで必ず出現する「不明なディバイス」
Q;カツ
Maker=IBM Tinkpad A30
Type=2652-2BJ
Location=群馬県
Age=10代
教えてほしい事があるのですが、よろしくお願いします。
win meをクリーンインストールしたんですが、デバイスマネージャーの中のその他デバイスの中に「不明なデバイス」というものが2つありまして、黄色いビックリマークが付いていて、削除しても再起動すると、再びドライバをインストールして!と、聞いてきます。
周辺機器は問題なく動作します。どんなドライバをインストールすればいいのか、分かりません。
(02/02/07)
A;パソコン大魔神
大抵の場合サウンド・ドライバーとVGAドライバーだと思って間違い有りません。
IBMの場合は「アプリケーションCD」の中に夫々のドライバーが有りますが、ほとんどの場合古いのが問題です。そこでIBMのダウンロード・サイトから最新のドライバーをダウンロードしてCD-Rなどに焼いておく必要が有ります。
「不明のドライバー」を正しいドライバーに変更する方法は2つ有って、準備したドライバーにSetup.exeが有る場合は、このSetup.exeを実行して下さい。ドライバーが正常にインストールされれば「不明なディバイス」は消えてしまいます。もし、Setup.exeが無い場合は「不明なディバイス」のプロパティで「ドライバーの更新」を行います。
非常に初歩的な事ですが、重要な事です。今までに質問が無かったのが不思議です。
(02/02/07)
NO.694 Q;「大魔神スペシャル」にJetwayを採用したワケ
Q;煩悩寺 巡
Maker=JETWAY
Type=J-867AS
Location=埼玉県
Age=40代
シバケン様、大魔神様。初めてお便りを差し上げます。よろしくお願いします。
このたび初めて質問させていただきます。
現在、Aptiva2137とNEC LaVieNX LW23/5の2機(いずれも掟破りのHD過積載)を所有しておりますが、いずれのマシンにおいても特に大きなトラブルに遭遇することもなく使用しておりました。が、最近浮気心が突如芽生え自作機を作ってみたくなりました。内容的には大魔神モデルを参考にさせていただきAMD
Duron 1000あるいはそれ以下のCPUとJETWAY製J-867ASで、まずは最低限の構成を組みたいと考えております。
ところがAMDのHPにてDuron1000の推奨M/Bをチェックしたところ、リストの中にJ-867ASはなくJETWAY社 の製品としてはJ-866AS-Ultraが推奨されていました。
そこで質問ですが、
1)J-866AS-UltraはJ-867ASに比較していかなる優位性があるのでしょうか?
製品としての実績の有無も含めお教えいただけると幸いです。
2)Aptivaはケース、CPU、M/Bいずれも廃物利用不可。とのことですが、モデムは上記構成の中での再利用は可能でしょうか?
自作機の使用目的は、Word、エクセル文書の作成、,アナログ回線を使用したインターネット、Palmのバックアップ、デジタルカメラ映像の整理。そして将来的にはビデオ画像の整理を考えています。
以上、2点につきご教示いただけると幸いです。よろしくお願いします。
(02/02/07)
A;パソコン大魔神
IBM AptivaとNEC LavieNXを使っていたユーザーという”ブランド志向”の方の物言いとはとても思えないような質問で、「この違いは何なんだ!」と首をかしげてしまいそうです。恐らく、何処ぞのサイトで猛勉強して劇的に進化を遂げたものと思います。
AMD Athlon XPの推奨マザーボードとして、このJetway社の「867AS」と「866AS-Ultra」の双方が掲載されておりますが、私が日頃”目のカタキ”にしている三悪党も掲載されておりますので、正直言って「AMD推奨」というのはあまり当てにはなりません。
「大魔神スペシャル」に「867AS」採用した理由は、第一にSDRAMとDDR-RAMの何れかが使用できる事で、DDR-RAMが一過性のものになってしまった場合を考慮したものです。
現在、日本国内のマザーボードの傾向は、DDR一辺倒になりつつあります。しかし、セットメーカーの製品では大半がSDRAMで、DDRを採用している機種も発表されていますが、現実には大幅な納期遅れを出しています。恐らく製造ラインで大トラブルになっていることが予想されます。ところが、メモリー・メーカーの方はアメリカで起きた同時多発テロ事件以降パソコンの出荷台数が大幅に減り、一時的に市場にSDRAMが過剰供給されたために昨年までの価格の暴落が起きるほどでした。そのため、多くのメモリー・メーカーが撤退したり在庫調整に入ったため、今度は一気に価格が急騰するという混乱状態になっています。その結果セットメーカーに敬遠されたDDRがパーツ市場に大量に供給されたため、自作市場ではDDR一辺倒という奇妙な現象が起きています。
しかし、これまでにも何度もこのコーナーで問題提起しているようにDDRだからと言って決して速いワケでは有りません。DDRが有効なのはVGAアダプターのように非常に短い配線で接続できる場合であって、メモリースロットに実装した途端に意味が無くなります。結局は遅いレートで処理しないとパリティ・エラーが多発し、更にECCを機能させれば増々遅くなります。本来、DDRはメイン・メモリーには適さないものです。
現段階では、次のステップは「DDR333」と進むような雰囲気ですが、例年通り米国マイクロン社の決算で2月下旬にメモリーが大量に放出されると一気にSDRAMに戻る可能性が有ります。それまで待ってSDRAMかDDRに決めようと考えて、両方が選択できる「867AS」を採用したワケです。
「DDR200/266」と表示されているDDR-RAMは実際には100/133MHzでドライブされています。本当にダブル・データ・レートで処理できるかどうかは、如何にメモリースロットとノースブリッジの距離を短く出来るかで決まります。「867AS」と「866AS」は他社の設計に比べて極端にチップセットとメモリースロットの間隔が短く、これを基準にマザーボード全体のレイアウトを決めているのが判ります。このためCPUが遥か彼方に放り出されているのが特徴ですが、この設計は私が見る限り「名人芸」と言えます。サスガにヨーロッパを中心に輸出しているメーカーだけ有って、マザーボードのパターン設計とパーツの配置を見ただけで「何処にこだわって設計したか」が良く判ります。そのためにマザーボード自体は非常に大きなものになっていて明らかにコストアップ要因ですが、このあたりがアメリカ向けの設計とヨーロッパ向けの設計の違うところだと思います。
次に「866AS-Ultra」についてですが、違いは「VIA KT266A」を採用している事と、DDRのみの対応になっているだけです。「KT266A」はよりDDRの特性を生かすものというフレ込みですが、実績はこれからですのでウソか本当かは判りません。それよりもDDRが主流になるかどうかさえ今の段階では怪しいものです。
話は変わって、Aptivaのモデムが流用出来るかという下世話な話ですが、これだけの高速マシンにモデムというのは筋が通りません。そういうケチな事は考えないで下さい。
最後に、「大魔神スペシャル」を真似して頂くのは構わないのですが、お陰でJetweyへの仕様変更を公表してからたった4日間でデーラーの在庫が無くなってしまい、一番困っているのが私達なんです。パソコン雑誌の記事を見て”化け物マシン”を作る人が後を絶たないために、あえて”手の内”を明かしたのが大失敗でした。
しかし、本当に安心して使えるマシンというのは”安全”を充分考慮して構成するものですので、スペック狙いの「馬鹿メーカー」との違いがどう言うものか勉強して下さい。
”プロの仕事”とはこう言う事なんです。
(02/02/07)
NO.693 Q;パソコン市場を混乱させているインテルのCPUステップ
Q;アピオ
Maker=Gateway
Type=G6−450
Location=埼玉
Age=40代
シバケン様、大魔神様初めまして、アピオと申す者です。困ったことが起きたので質問させていただきます。
現在使用中のパソコンのCPUの交換を行おうと考え、いろいろと調べてみましたが、BIOS書き換えを行えばPU−450からPV−1G(slot1)は、リテンションを交換せずにそのまま差し替えることができるのは分かり、PV−1Gを買って来て差し替えたのですがCPUをツールで確認した所、マイクロコードの表示がされていないことに気がつきました。
いろいろ調べたのですが更新をしたBIOSには、cC0ステップのマイクロコードが無いということとマイクロコードが絶対必要ということでした。
intelのサイトを探したのですが、何処にあるか分かりませんでした。それとCPUに、マイクロコードを組み込む方法が、よく分かりません。
M/Bは、WS440BXです。今更そんな古いM/Bに1G入れてもしょうがないと言われそうですが、少しずつ改造して、今後自作する時に役立てたいと思っています。
また、windowsXPはcC0のマイクロコードを持っているらしいのですが、XPにすればCPUに自動で、マイクロコードが読み込まれるのでしょうか?
XPでマイクロコードが、自動で読み込まれるなら、それが一番安全な方法のような感じがしますが、回りはXPにするならSP1が出るまで待ったほうが良いと言う話を聴きます。
自力で出来る事ならなんとか自力で行いたいのですが、かなり専門的な知識が必要とするならあきらめようかとおもっています。
マイクロコードの組み込み方を教えて欲しいなどと言うと、ここはパソコン教室ではないとしかられそうですが、なにとぞ回答をよろしくお願いします。
(02/02/05)
A;パソコン大魔神
私がインテル製CPUを嫌う一番の原因が実はこのCPUステッピングのデタラメさです。
現在稼動しているパソコンの中にはIntel社製のものだけでも「386SX」「486DX2」「486DX4」「Pentium」「MMX-Pentium」「Pentium-Pro」「Pentium-U」「Celeron」「Pentium-V」「Pentium-4」という製品名ですが、そこに更に「Socket5」、「Socket7」、「Socket8」、「SECC1」「SECC2」(Slot1)、「PPGA」「FCPGA」「FCPGA2」(Socket370)、「Socket423」、「Socket478」となっています。その上「FCPGA」(370)のPentium-Vだけでも「cA2ステップ」、「cB0ステップ」、「cC0ステップ」、「cD0ステップ」が有り、同じように「Cereron」でもステップの違いが有ります。最近ではソケット478のPentium-4で「Northwood」という仕様の異なるものが出ています。
ハッキリ言って此れほどデタラメなメーカーは世界広しと言え「インテル社」の右に出るものは無いだろうと断言出来ます。 「行き当たりバッタリ」「支離滅裂」「無節操」という言葉が当て嵌まるのが世界最大のCPUメーカーだから大変な事態になっています。
特に可哀想なのがマザーボードの輸入商社で、「インテル用のM/Bは全部動作確認をしないとダメだ!」と泣いています。まさに「インテル狂ってる」と言うほか有りません。
さて、このCPUステッピングですが、私もインテルについては資料を読む気もしませんので詳しい事は判りませんが、要するに「中身が違う」という事です。おなじPentium-Vという商品名でもCPUの設計がまったく別物なんです。一般常識ではこのような場合商品名を変えますが、インテル社にはこの「常識」が有りません。
マイクロコードというのはBiosに含まれるプログラムとOSに含まれるプログラムの総称で主にハードウェアを制御するための基本的な管理モジュールですので、この質問の場合はマザーボードのBiosが「cC0ステップ」、「cD0ステップ」に対応していない可能性が考えられます。
最後に私の所見をお話しますと、「Gateway G6−450」などという狂牛病が発病したようなマシンにPentium-V 1GHzを載せるというような無謀な事をして「CPUステップ」云々という質問をされるほど迷惑な話は有りませんが、たまたま問題のCPUステップについての割合高度な質問だったために”本殿掲載”にしたまでです。
もし、CPUステップの話では無く、単に「動きません」という質問だったら問答無用で”供養塔”送りにしていましたので、有り難いと思って下さい。
(02/02/06)
<アピオ>さん
ご回答を拝読させていただきました。
1Gにして動かしてみましたが、動くことは動いているようです。マイクロコードが無いので、このままではどうなるか分かりませんが・・・CPUの乗せ変えをするよりもパソコン自体を自作するか買い換えた方が良いと言うのが結論になるようですが、今は予算が無いので、あと暫く使ってどうするか決めるつもりです。
シバケン様、リストラの話などは、思い当たる節も多く楽しく読ませていただいております。
(02/02/06)
<シバケン>
お読み戴き有り難う御座います。
(02/02/06)
NO.692 Q;MS−DOS環境でのプリンター制御
Q;木内光春
Maker=NEC
Type=PC9821Nr13
Etc=WINDOWS98
Location=神奈川県
Age=50代
はじめまして、「シバケンの天国」を楽しく拝見しております。
ところで、今時、MS−DOSでもないでしょうが、経理のソフトは古いものでも保管しておきたいので、苦労しています。教えて頂ければ助かります。
使用ソフト、アシストカルク(表計算 MS−DOS)
TOP会計2(会計ソフトで、勘定奉行の古いもの、MS−DOSで動きます。)
かな漢字変換 ATOK13
プリンタ NEC201H、プリンタドライブ PRINT.SYS
この環境で、WIN98のMSDOSプロンプトでアシストカルクを実行しました。
カナ漢字は、ATOK13が使用可能、プリントもドライバが組み込まれ、実行可能。アシストカルク終了時には、プリンタドライバが解放され、WINDOWSに復帰しました。
ところが、TOP会計では、MSDOSプロンプトでは、プリンタが使用できません。カナ漢字変換は、ATOK13が使用できます。
次に、MSDOSモードで立ち上げますと、TOP会計では、プリンタが使用可能になります。
なお、CONFIG.SYSにDEVICE=PRINT.SYSを記載しておきました。しかし、カナ漢字変換は、ATOK13は、MSDOS対応でないので、使用できません。NECのAI変換は使用可能です。
TOP会計の印刷をMSDOSプロンプトで使用できると良いのですが、方法はありますか。
例えば、BATファイルで、予めPRINT.SYSをデバイスとして書けないでしょうか。
MSDOSモードであれば、ATOK8以前を探し出して、使用することができるかも知れません。しかし、アシストカルクがMSDOSプロンプトで動いているので、できればTOP会計も、プロンプトで動かしたいのですが。
特に、プリンタ以外はプロンプトで動いているので、何か方法がないでしょうか。よろしくお願いします。
(02/02/05)
A;パソコン大魔神
先ず、一番基本的な事からお話しますと、Windows95以前と以降ではプリンターの制御が大きく変わっています。Windows3.1はMS-DOS上で動くマネージャーでしたので、ビット転送するものと、キャラクター転送するものが混在していましたが、純粋のMS-DOS環境では基本がキャラクター転送です。従って、プリンター側にフォントROMが内蔵されていてパソコン側からは文字コードだけを送っていました。しかし、Windows95以降は基本がピット転送になっていますのでプリンターにはフォントROMが不要になっています。
この大きな環境変化を頭に入れておく必要が有ります。
そこで、Windows98のMS-DOS環境を使用する場合はDOSセッションの起動時にプリンタ・ドライバーを宣言しなければプリンタは「無い」と判断されます。Windows95以降ではMS-DOSプログラムを起動すると自動的にPIFファイルが作成されます。そのPIFファイルにはDOSセッションに必要な構成情報が作成されていますので、ここにDEVICE文を追加します。通常はこれでDOSセッションを起動しますが、本当に動くかどうかは判りません。
そもそも、Windows98のマシンでMS-DOSのアプリケーションを使おうとするのが大きな間違いですので、MS-DOSアプリケーションはMS-DOS上で使うべきです。
(02/02/06)
<木内光春>さん
ご指導頂いたWIN98のPIFファイルは、どうも自動的に生成されるらしく、その修正方法を試行錯誤しましたが、結局分からなかったので、断念しました。
その後、PC98には、PRINT.SYSというドライバ?(プリンタの制御命令でしょうか)がありましたので、プログラムの立ち上げ時にこれを実行するバッチファイルを作成してみました。しかし、これも上手くいかずあきらめていました。
ところが、先日、突然、PC98には、PRINT.EXEというプログラムがあったことに気が付き、それをバッチファイルに書き込んだところ、上手くいきました。
いろいろとご指導頂き、有り難うございました。
(02/02/14)
NO.691 Q;デスクトップ・マシンにノート用ディスクが使えるか
Q;hamao
Maker=自作
Type=CPU:アスロン1400 M/B:Iwill KD266
Etc=WinXP、メモリ896MB
Location=兵庫県
Age=20代
シバケンの天国を楽しく拝見させていただいています。
先日、使用していたHDDが壊れて、急遽ノート用のHDDを売っていた変換ソケットのようなものでデスクトップのPCに取り付け、WinXPをインストールしました。
しばらく使っていたのですが、しばしば、数秒ほどタスクバーが固まったりというようなことが起きます。時間にしては短いものですが、使用していてあまり快適ではありません。
デスクトップにノート用のHDDを取り付けて使用することは無理があるのでしょうか?宜しくお願い致します。
(02/02/05)
A;パソコン大魔神
画面の動きがスムーズで無いという問題の原因がディスクに有るかどうかは定かでは有りませんが、可能性としては考えられます。
ノート型パソコンに使用されている2.5インチディスクは大半がUltra-DMA/33規格ですのでデスクトップ・パソコンで使われる3.5インチディスクの主流がUltra-DMA/100になっているのに比べるとデータの転送レートだけでも3倍の違いが有ります。
さらに、ディスク・ユニットに搭載されているバッファーの役割をするディスク・キャッシュの容量に差が有りますので、大きなプログラム・モジュールやデーターを連続して読み出す場合には100倍以上の差になってしまいます。
2.5インチディスクを使用する場合には、このような基本的なハンディが有りますので、Athlon 1.4GHzのCPUに896MBものメモリーを積んでパフォーマンスを考慮しているのに2.5インチディスクを使うという選択は如何なものかと思います。
ただ、この質問の画面の動きの問題はディスクでは無く、別の問題では無いかと思います。
詳細なスペックが書かれていないので判りませんが、電源の容量とVGAアダプターの関連、メモリーの積み過ぎと応答速度のミスマッチ、IDEコントローラの不具合、その他の周辺機器の問題などが有って、その結果として動作が変なのだと思います。
(02/02/06)