閻魔大王<NO.238>

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NO 表題 起稿 起稿日
閻魔大王NO.239
475 続91<ロシアのウクライナ侵攻>トランプの登場/ロシア優位に<!> 閻魔大王 24/04/28
閻魔大王NO.237

NO.475 続91<ロシアのウクライナ侵攻>トランプの登場/ロシア優位に<!><起稿 閻魔大王>(24/04/28)


【閻魔大王】 2024/04/28 (Sun) 15:39

<参考=NO.474 続90<ロシアのウクライナ侵攻>トランプの登場/ウクライナの命運は<?>
(24/04/19)

米下院のトランプ派共和党議員は、約半年、ウクライナ支援の予算拒否。その役目を十二分に果たしたです。

にしてもの、トランプ君、ノーベル平和賞狙い<?>
前回、朝鮮半島問題では、獲得に、失敗したですが。

>防衛省防衛研究所の兵頭慎治研究幹事と東大先端科学技術研究センターの小泉悠・准教授、明海大の小谷哲男教授が26日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、米国のウクライナ支援予算成立が戦況に与える影響について議論した。

>兵頭氏は「ウクライナの反転攻勢や領土奪還には十分ではないとの見方が出ている」と指摘。小泉氏も「米国は(ロシアの攻勢を押し返すために必要な)戦車などを大規模に出す決断はしていない」と解説した。

>小谷氏は、支援継続に消極的だったトランプ前大統領が譲歩した理由として「ノーベル平和賞を取りたいからだ」と述べた。

<参考=「[深層NEWS]米国のウクライナ支援「反転攻勢には不十分との見方」…防衛研究所・兵頭慎治氏」(読売新聞)>
(24/04/27)


【閻魔大王】 2024/04/28 (Sun) 19:44

副題=ウクライナ軍、アウジーウカ西方面で危機的状況に 撤退に失敗すれば総崩れの恐れ(Forbes)

>ウクライナ東部ドネツク州アウジーウカ市の西方でウクライナ側の防御線を突破してから6日後、ロシア軍部隊は、前線のウクライナ側地域にナイフを突き刺したような長さ8kmほどの突出部を徐々に広げている。ナイフの先はアウジーウカ市北西のオチェレティネ村に到達している。

>この方面に配置されているウクライナ軍部隊にとって、状況は絶望的だ。ロシア側がオチェレティネ方面につくり出した攻勢軸の周辺で、ウクライナ側が複数の村を失うのは避けられそうにない。

>だが、本当に危険なのは、ウクライナ軍の「タウリヤ」作戦戦略部隊集団(アウジーウカ市の西方面の部隊を統括する司令部)が「損切り」をする、つまり西へ数km後退し、オチェレティネ村の北から南西に走る新たな防御線を固める以外に手がなくなることだ。

>撤退を強いられれば、ウクライナ側は数十〜数百平方kmの領土をロシア側に明け渡し、住民数百人が避難するか、ロシア軍による過酷な占領下での生活を送ることを余儀なくされるだろう。

>だが、それにとどまらないかもしれない。撤退は、うまく進めなければ、ロシア側に局所的な攻撃を強化し、第2、第3、第4の突破口を開く機会を与えかねない。その結果、この方面のウクライナ軍は連鎖反応的に総崩れになる恐れもある。

>撤退は、それが最良の選択肢である場合ですら、きわめて危険だ。規律ある軍隊はだからこそ、後退作戦を、攻撃作戦と同じくらい、あるいはそれ以上に入念に立案する。「どんな指揮官、どんな軍隊にとっても、撤退は最も難しい作戦である」と歴史家のアンドルー・O・G・ヤングは『Armies in Retreat: Chaos, Cohesion and Consequences(仮訳:軍隊が撤退するとき──混沌、結束、結果)』という本に書いている。

>ロシア軍が4月第3週の週末、アウジーウカ西方のウクライナ側の防御線をどのように突破したのかについては、ウクライナの政府や軍の首脳部でも、ロシアがウクライナで拡大して2年2カ月あまりたつ戦争のおよそ1000kmに及ぶ戦線の各方面でも、激しい議論を呼んでいる。

>観察者のなかには、ウクライナ軍の第115独立機械化旅団に責任があるとする向きもある。第115旅団は別の旅団との入れ替えでオチェレティネ村の陣地に配置されたが、すぐさまロシア軍の第30独立自動車化狙撃旅団に圧倒された。

>ただ、その第115旅団については、装備が不十分で、ウクライナ軍のほかの部隊と同様、弾薬が枯渇しているという指摘もある。弾薬の枯渇は、米議会のロシアに好都合な共和党議員らが、ウクライナへの新たな支援を半年にわたり滞らせていた結果だ。

>いずれにせよ留意しておくべきなのは、ウクライナ軍のどの旅団もロシア軍の容赦のない爆撃にさらされており、防御陣地の保持に苦労しているという点だ。ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は25日の作戦状況評価で、ロシア側は「航空および火砲の面で優位に立っており、タウリヤOSG(作戦戦略部隊集団)の陣地をほぼ継続して攻撃している」と報告している。

>戦闘が激しさを増すにつれて、火力の不均衡は決定的なものになる可能性がある。ロシア軍の指揮官たちは好機と判断し、さらには自分たちが有利だと確信しているとみられ、第15、第74両独立親衛自動車化狙撃旅団のほか、第90親衛戦車師団の一部、特殊部隊をオチェレティネ村方面の突出部に押し込んだ。

>これに対して、ウクライナ側は少なくとも7個旅団と1個独立大隊が反撃している。具体的には第23、第25、第47、第100、第115各独立機械化旅団、第25独立空挺旅団、第3独立強襲旅団、第425独立強襲大隊である。ただ、各旅団が一度に投入するのは1個大隊だけなのが普通だ。

>ロシア側が突出部の中や周辺に展開させた兵力は1万人あまりにのぼるとみられる。対するウクライナ側は、CDSの推定が正しければ総勢わずか3000人程度だ。

>もっとも、攻撃よりも防御のほうが容易だというのは、攻撃側が火力で優位に立つ場合も当てはまる。だから、ロシア側がこの戦いに勝利し、ウクライナ側を撤退に追い込めるという保証はない。

>CDSは、ロシア側にとって大きな危険をもたらしている点をひとつ強調している。「オチェレティネを突破した敵(ロシア)の第30自動車化狙撃旅団の先陣部隊への補給は、この(補給)ルートに対する火力統制を完全に保持しているウクライナの防衛部隊によって実質的に阻まれている」

>ウクライナ側に8kmほど侵入し、この方面で最も西側に出てきたロシア軍部隊は、基本的に孤立しており、主要な補給線から遠く離れている。つまり、脆弱な状態にある。ウクライナ側は、ロシア側が増援をさらに送り込んで突出部を広げ、兵站を固める前にその補給を断てば、この戦いにまだ勝てるかもしれない。

>とはいえ、これはあくまで、オチェレティネ村方面で兵力、火力ともに劣るウクライナ側にとって楽観的な結果ということになる。現実的な結果は、戦いながら西への撤退を図るというものだろう。

>だが、ウクライナ側は撤退を必死に避けようとしている。それはあまりに危険だからだ。

<参考=「ウクライナ軍、アウジーウカ西方面で危機的状況に 撤退に失敗すれば総崩れの恐れ」(Forbes)>
(24/04/28)


【閻魔大王】 2024/04/29 (Mon) 07:48

副題=EUがウクライナのために弾薬製造も、中国産ニトロセルロース頼みか―中国メディア(RECORD CHINA)

平和呆けの、日本国は、大丈夫<?>
食料でさえ、輸入に頼ってるよでは、あきません。

>2024年4月9日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ウクライナへの弾薬供給を強化した欧州連合(EU)が抱える大きな問題について報じた。

>記事は、EUが現在弾薬不足に陥っているウクライナの戦力を支援するため弾薬生産能力拡大に乗り出しているとする一方で、欧州の軍需産業は原材料の一部について中国に「首根っこを押さえられる」リスクに直面していると指摘した。

>そして、シンプルな大砲の爆発装置は通常、薬きょう、爆薬、雷管の3部品で構成されており、欧州にはフランス、ベルギー、スウェーデンに工場を持つユーレンコ社や、ドイツの軍需産業企業ラインメタル社が過半数を所有し、ドイツとスイスに生産拠点を持つニトロケミー社など、火薬メーカーは数えるほどしかないと紹介。現在EUが直面している最大のボトルネックは火薬製造だとした。

>その上で、EUの域内市場担当委員であるティエリー・ブルトン氏が「火薬の製造には、主に中国から輸入される特殊な綿花が必要だ」と指摘したことに触れ、ブルトン氏の言う「綿花」とは、一般にニトロセルロースと呼ばれる物質であり、中国が世界全体の生産量の約70%を占めていると紹介した。また、ラインメタルのアルミン・パッパーガー社長が「政治的な理由でこの供給ルートが途絶えるリスクがある」とし、同社が向こう3年分のニトロセルロースの在庫を蓄えていることを明らかにしたと伝えている。

>記事は、ブルトン氏が「数か月前、中国からのニトロセルロースの供給が止まることがあった」と明かした上で、欧州内でニトロセルロースの代替品研究を奨励しており、実現した企業に補助金が支給する方針だと語るとともに、今年末までにEUは砲弾の年間生産量を150万発から170万発に増やすことができ、200万発以下と推定されるロシアとの差を縮めることが可能との見方を示したと伝えた。(翻訳・編集/川尻)

<参考=「EUがウクライナのために弾薬製造も、中国産ニトロセルロース頼みか―中国メディア」(RECORD CHINA)>
(24/04/10)


【閻魔大王】 2024/04/29 (Mon) 23:23

副題=ウクライナ軍総司令官、苦戦認める 「ロシア軍が複数方面で戦術的成功」(産経新聞)

ウクライナ軍総司令官が、苦戦を認める<!>これは、重大な事。

何度でも、申すの、トランプ派共和党下院議員は、充分に、その責務、プーチン支援出来たです。

>ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は28日、「露軍があらゆる前線で活発な攻勢を展開し、いくつかの方面で戦術的成功を収めている」とSNS(交流サイト)で発表し、自軍の苦戦を認めた。同氏は「過去1週間、各前線で激戦が続き、戦局は劇的に動いている」とも述べた。

>米シンクタンク「戦争研究所」は25日、「米国の軍事支援が到着してウクライナ軍が戦力を回復させる前に、露軍が攻勢に出ている」と分析。シルスキー氏の発表はこれを裏付けた形だ。

>シルスキー氏は、東部ドネツク州アブデーフカの北西方面が「最も困難な状況」にあるとし、この方面でウクライナ軍が後退していることを認めた。一方で、露軍のさらなる前進を防ぐために損耗した部隊の交代を進めていると説明した。

>シルスキー氏は、現在の最大の焦点となっているドネツク州チャソフヤル方面も「激戦地のままだ」と述べた。チャソフヤルは、ウクライナ側が保持する同州の主要都市クラマトルスクやスラビャンスクを守る防衛線の一角。露軍がチャソフヤルを制圧した場合、主目標とするドネツク州全域の制圧に近づく。

>シルスキー氏は、東部ハリコフ州や南部ザポロジエ州の戦況も緊迫しているものの、両方面では露軍に目立った前進を許していないとした。

>ウクライナは現在、米軍事支援や今後の追加動員で戦力を回復させ、将来的な反撃につなげたい構えだ。ただ、専門家の間では、ウクライナはこれらの措置で劣勢を相当程度解消できるものの、優勢を得るまでには至らないとの見方が強い。

<参考=「ウクライナ軍総司令官、苦戦認める 「ロシア軍が複数方面で戦術的成功」」(産経新聞)>
(24/04/29)


【閻魔大王】 2024/04/30 (Tue) 08:29

副題=ウクライナ大統領、武器供与の加速訴え NATO事務総長と会談(REUTERS)

支援するが決まっても、肝心の、納期<!>
それも、戦地に届いての話。

>ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、首都キーウ(キエフ)で北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と会談した。戦況は西側諸国からの武器供給のスピードに左右されるとし、ロシア軍が一部戦線で攻勢を強める中、ウクライナへの武器供与加速を訴えた。

>ゼレンスキー大統領は会談後の共同記者会見で、ウクライナ軍への迅速な支援という点において「現時点でポジティブな兆候は見らない」とし、小規模の武器供与が始まったものの、「このプロセスを加速させる必要がある」と要請した。

>米国では先週、ウクライナへの610億ドルの支援法が成立し、ウクライナへの兵器輸送が始まっているもよう。

>ストルテンベルグ氏はNATO加盟国がここ数カ月、軍事支援の約束を果たせていないことを認めた上で、武器や弾薬の供給は今後増加する見通しとし、米国の支援に加え、英独首脳がウクライナ支援へのコミットメントを示しているほか、オランダも支援を拡充したことを指摘。追加支援が「戦況の好転に寄与するだろう」と述べた。

<参考=「ウクライナ大統領、武器供与の加速訴え NATO事務総長と会談」(REUTERS)>
(24/04/30)


【閻魔大王】 2024/05/01 (Wed) 14:04

副題=米下院民主党、議長解任に「反対」表明(CNN)

米下院議長は、共和党。
その議長を、共和党が解任の動きに、民主党が、「反対」表明。

米国下院は共和党の、ロシア派<トランプ>との戦いになってるです。

>米下院の民主党は4月30日、下院与党である共和党のジョンソン下院議長を解任しようとする共和党強硬派の議員の動きに反対する考えを表明した。

>下院は3月22日に2024会計年度予算案を可決したが、その際、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン議員は、予算案に共和党の意向が十分反映されていないなどとして、ジョンソン氏の解任動議を提出した。

>この動議については、採決など具体的な動きはない。

>下院民主党の指導部は4月30日に出した声明で、グリーン氏のジョンソン氏を解任する動きは「成功しないだろう」との見方を示し、反対する姿勢を明確に示した。

>グリーン氏はこれを受けて、解任動議を採決にかけて各議員の賛否を記録に残して国民が確認できるようにすることは意義がある、などとX(旧ツイッター)に投稿。「単一政党」という言葉を用いて、解任に反対する民主党と、共和党の議員らを批判した。

>下院民主党が声明を出した直後、ジョンソン氏は記者会見で、職務を続けるには民主党の協力が必要としながらも、解任を免れるために民主党に助けを求めてはいないと述べた。同氏は「誰にも助けを求めていない」「今、必要なのは議会が機能することだ」とも語った。

>民主党が声明を発表する前、共和党の一部の下院議員はCNNに、解任の動きについて「終わった」「誰も口にしていない」などと語っていた。

<参考=「米下院民主党、議長解任に「反対」表明」(CNN)>
(24/05/01)


【閻魔大王】 2024/05/01 (Wed) 18:58

副題=米高官が「あと数週間でロシア軍が勝利する」明言したウクライナ戦争「最悪の結末」

当年、2月の段階で、あと数週間。
現在、5月に突入で、十数週間なら、保ってるですが。

この手、米国での、議会でのゴタゴタも、公開され、ロシアには、筒抜け状態。
それこその、ロシア軍にすれば、ここ、数週間、押しに、押せば、趨勢決まるです。そら、ウクライナ軍に、武器、弾薬ありませんでして。

さての、ウクライナ軍、支援再開で、どこまで、奪還出来るのか<?>

>ロシアによるウクライナ攻撃が激化している。4月20日、米議会はウクライナへの追加支援のための緊急予算案を可決したが、それまでは与野党の対立から支援が滞り、ロシアの圧倒的火力の前にウクライナ軍は退却を余儀なくされていた。バイデン政権の中にはウクライナの存立が風前の灯と断ずる意見もあった。(以下は2月7日配信記事を再録)


>2月1日、欧州連合(EU)のウクライナへの追加支援が全会一致で合意された。加盟国は2027年までの間、500億ユーロ(約8兆円)を支援する。

>EUの発表によれば、追加支援する500億ユーロのうち、330億ユーロは融資で、残り170億ユーロは凍結されたロシアの資産から生み出される可能性のある「返済不要の支援」であるほか、EUへの加盟を希望するウクライナの準備資金として使用されるという。全国紙国際部記者が解説する。

>「ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから丸2年が経ちます。一時は大規模な反転攻勢で一気に情勢がウクライナ有利に変わるのでは、との希望的観測もありましたが、結局、膠着状態は続いたままで、その間にもウクライナの弾薬は枯渇する一方。 EUの推計によると、1日あたり2万発以上の砲弾を撃ち込んでいるロシアに対し、ウクライナの砲弾発射数は23年夏の反転攻撃時でも1日あたり8000発。その数も徐々に減少していて、昨年12月にウクライナ軍のタルナフスキー司令官が発表した1日当たりの砲弾の数は約2000発でした」

>しかも、同国の頼みの綱だった米政府による610億ドル(約9兆円)の支援も、米議会での承認手続きの見通しが立たず停滞したまま。そんな中、今回のEUによる追加支援は、ウクライナにとって喉から手が出るほど待ち望んでいたものだった。ただ、この支援に疑問を呈する専門家は少なくない。

>「1月にNATO(北大西洋条約機構)は、ウクライナに対し数十万個単位の155ミリ砲弾を生産するという11億ユーロ(約1760億円)規模の契約を結んだと発表している。しかしNATO本部で会見したストルテンベルグ事務総長は『納品までに要する時間は24カ月~36カ月になる予定』と述べています。つまりウクライナへ砲弾が届くのは27年になってしまうということ。今回のEUの決定においても追加支援は27年までとなっており、そこまでウクライナが持ちこたえられるかが最大の問題です」(前出・記者)

>弾薬が枯渇しているウクライナとしては、明日にでも「現物」での支援が欲しいところだろう。一方で米バイデン政権の軍事支援担当者は「米議会が動かなければ、あと数週間でロシア軍が勝利する」と明言している。さらに1月25日に米ブルームバーグ通信は、プーチン大統領が昨年12月、仲介人を通して米政府当局者とウクライナ戦争の終戦に向けた対話をする用意があるかどうかを非公式で打診した、と報じた。

>当然ながらウクライナの敗北は、EU、NATO、そしてアメリカの敗北という最悪の結果を意味する。戦争はいよいよ最終局面に入ってきているようだ。

>(灯倫太郎)

<参考=「米高官が「あと数週間でロシア軍が勝利する」明言したウクライナ戦争「最悪の結末」」(Asagei)>
(24/04/29)


【閻魔大王】 2024/05/01 (Wed) 23:59

副題=米下院議長解任へ採決要求 強硬派、支援予算を批判(共同)

共和党の米下院グリーン議員は徹底してるです。

<写真>
米ワシントンの議会を出て報道陣に囲まれる下院共和党のグリーン議員(中央)=4月30日(ゲッティ=共同)



>米下院共和党の保守強硬派グリーン議員らは1日、ワシントンの議会前で記者会見し、共和党のジョンソン下院議長の解任動議採決を来週要求すると明らかにした。ジョンソン氏がウクライナなどを支援する緊急予算の可決を主導し、米国内の不法移民対策を軽視していると批判した。

>下院少数派の民主党指導部は4月30日、解任動議に反対する意向を表明した。共和党の議長の座を維持するため民主党が肩入れするのは極めて異例。民主党指導部には解任を阻止して保守強硬派の影響力を低下させる狙いがある。ジョンソン氏とは超党派協力の余地があると判断したとみられる。

>© 一般社団法人共同通信社

<参考=「米下院議長解任へ採決要求 強硬派、支援予算を批判」(共同)>
(24/05/01)


【閻魔大王】 2024/05/03 (Fri) 10:03

副題=ウクライナ戦争すぐに終結の公算小さい=米国家情報長官(REUTERS)

戦争がすぐに終結の公算が小さい。
とは、ロシアにとって、有利な展開、情勢故、ウクライナを徹底的に攻撃するの意。
万事、トランプ君の独断と偏見で、大惨事を招いてるです。

>米情報機関トップのヘインズ国家情報長官は2日、ロシアのプーチン大統領は国内外の情勢がロシアにとって有利に進んでいると見ているためウクライナで攻撃的な戦術を推し進める可能性が高く、戦争がすぐに終わる可能性は低いとの見方を示した。

>ヘインズ長官は上院軍事委員会で行った証言で、プーチン大統領がウクライナの電力インフラなどに対する攻撃を激化させていることについて「戦闘を続けることで被害が増大し、勝利への道筋はないとウクライナに印象付ける狙いがある」と指摘。ロシアはこうした攻撃的な戦術を続ける可能性が高く、戦争がすぐに終わる可能性は低いとの見方を示した。

>中国については、習近平国家主席は米国との関係が将来的に不安定になると予想していると言及。ただ、中国は不安定な経済への取り組みを最優先としているため、対米関係の安定化を図っていくとの見通しを示した。

<参考=「ウクライナ戦争すぐに終結の公算小さい=米国家情報長官」(REUTERS)>
(24/05/03)


【閻魔大王】 2024/05/03 (Fri) 12:02

副題=ロシア ウクライナ東部、ドネツク州の村を掌握と発表(日テレ)

>ウクライナ東部で攻勢を強めているロシアは、新たにドネツク州の村を掌握したと発表しました。

>ロシア国防省は2日、ウクライナ東部ドネツク州のベルディチ村を掌握したと発表しました。国営メディアは「物資補給ルートにあたるベルディチ村を掌握したことで、ウクライナ軍は混乱している」と報じています。

>ロシア軍は2月に要衝アウディーイウカを掌握して以降、ドネツク州で14の集落を掌握したと主張していて、ウクライナ側もドネツク州の3つの地域から撤退したことを認めています。

>また、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、ロシアが戦勝記念日を迎える今月9日までに重要拠点のチャソフヤールを攻略するよう、部隊に指令が出ているとの見方を示しています。

>ロシア側は戦勝記念日で戦果をアピールするため、攻勢を強めている可能性があります。

<参考=「ロシア ウクライナ東部、ドネツク州の村を掌握と発表」(日テレ)>
(24/05/03)


【閻魔大王】 2024/05/03 (Fri) 18:19

副題=ソフィー妃がウクライナ訪問 侵略後、英王室のメンバーでは初めて(CNN)

こんな風に、どんどんと、外国の王室なり、元首が訪問されたらと。

<写真>
キーウ(キエフ)の国連人口基金の事務所で戦争被害者に面会するソフィー妃/Anatolii Stepanov/Pool/Getty Images



>英王室は2日までに、チャールズ国王の弟、エドワード王子の妻ソフィー妃がウクライナを訪問したと発表した。英王室メンバーがロシアによる侵攻後にウクライナ入りしたのは初めて。

>英王室は、訪問の目的を侵略による性的暴行や拷問の被害者への同妃の連帯の気持ちを示すためのものとした。ソフィー妃は、英国の「性的暴力防止イニシアチブ」や国連の「女性・平和・安全保障アジェンダ」の活動にも普段、力を入れているとされる。

>英バッキンガム宮殿によると、同妃はウクライナで性的暴行や拷問の被害者と会った他、ロシアが両親から強制的に切り離したとされる子どもたちとも面会した。

>また、侵略の初期段階でロシア軍が一時占領し、虐殺行為が起きた首都キーウ(キエフ)近郊ブチャも訪れ、犠牲者を弔った。ウクライナのゼレンスキー大統領夫妻とも会談し、性的暴行の被害者への支援策などで意見交換。効果的かつ長持ちするウクライナ復興策を実現させる上での女性の役割についても話し合ったという。

>英王室ではウィリアム皇太子が昨年3月、ウクライナと隣国ポーランドの国境線周辺を訪れ、警戒などに当たる英軍とポーランド軍の兵士を励ましたことがある。

<参考=「ソフィー妃がウクライナ訪問 侵略後、英王室のメンバーでは初めて」(CNN)>
(24/05/02)


【閻魔大王】 2024/05/04 (Sat) 09:17

参考=[深層NEWS]ロシアのウクライナ侵略、米国の支援「不足する中でどう戦うか」(読売新聞)

この記事の程度、ド素人でも、わかるです。

>元陸上自衛隊中部方面総監の山下裕貴氏と筑波大の東野篤子教授、二松学舎大の合六強准教授が3日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、ロシアによるウクライナ侵略について議論した。

>山下氏は戦況に関し「露軍の攻撃にさらされて東部戦線がじりじりと後退し、ウクライナ軍は苦しい状況の中にある」と述べた。東野氏は米国のウクライナに対する軍事支援について、「全く足りていないということだと思う。2024年は(兵器や弾薬が)不足する中でどう戦うかがキーになる」と指摘した。

>合六氏は「米国からの支援が来るまでの間をロシアはチャンスだと思っている」と分析した。

<参考=「[深層NEWS]ロシアのウクライナ侵略、米国の支援「不足する中でどう戦うか」」(読売新聞)>
(24/05/04)


【閻魔大王】 2024/05/04 (Sat) 09:29

副題=ウクライナ東部の要衝「陥落は避けられない」…高官が分析、露軍が制圧すれば主要都市が砲撃対象に(読売新聞)


<地図>
ロシア軍が進軍・制圧した地域
*2日時点、米政策研究機関「戦争研究所」による」



ロシアの侵略を受けるウクライナ国防省情報総局のバディム・スキビツキー副局長は2日の英誌エコノミストのインタビューで、露軍が制圧を狙う東部ドネツク州の要衝チャシフヤールに関し、陥落は避けられないとの見通しを示した。「我々には武器がない」とも述べ、米軍の軍事支援が再開されても当面は苦境が続くとの認識を示した。

 チャシフヤールを巡る情勢に関し「陥落は時間の問題だ」と悲観的な分析を明らかにした。陥落時期については「今日か明日の話ではないが、我々の備蓄と物資次第だ」と述べた。チャシフヤールは高台に位置しており、露軍が制圧すればウクライナ政府が管理するドネツク州の主要都市が砲撃対象となる。

スキビツキー氏は露軍が5月末~6月に着手すると取りざたされている大規模な攻勢に向け、約51万4000人の兵士を投入しているとの見方も示した。東部ハルキウ州などへの攻撃が考えられるという。州都ハルキウに露軍が迫るシナリオもあり得ると指摘した一方で、完全な占領には露軍の「兵力が不十分だ」と分析した。

<参考=「ウクライナ東部の要衝「陥落は避けられない」…高官が分析、露軍が制圧すれば主要都市が砲撃対象に」(読売新聞)>
(24/05/04)


【閻魔大王】 2024/05/05 (Sun) 16:04

副題=ロシアのミサイルを撃ち落せなくなったウクライナ、北朝鮮も学ぶ飽和攻撃とは 効果的攻撃目指し刻々変化する戦術、日本も対岸の火事では済まされない(JB)


>ウクライナ戦争では、ロシアは1日に50~100発以上の攻撃を月に1~数回継続して実施している。  

>ロシアは、一度に大量のミサイルと無人機の攻撃を長期にわたって行ってきている。

>これは、「どのような攻撃を行えば、敵国に大きなダメージを与えられるのか」が明確に分かっての飽和攻撃である。

>攻撃を受けている国からみれば、それは「痛いところを突き刺す」やり方と言ってよい。


>一方、イランは4月14日、1日だけでイスラエルに向けて300発以上のミサイルや自爆型無人機(以後、無人機)による攻撃を行った。

>これに対し、イスラエルは4月19日、ミサイルあるいは無人機攻撃を行ったという情報がある。

>イランはロシアを支援しつつ、ロシアのやり方とその成果を見てきた。そして、それを学習し実行したのだ。

>このことから、ロシアなどの独裁国家から見て敵対すると見なされる国々は、ミサイル防衛の在り方を改めて考え直す必要に迫られている。

>そこで、このようなミサイルや無人機による飽和攻撃が、どのようなものかを改めて分析し、この特徴をつかみ、同時に北朝鮮のミサイルの開発の現状を踏まえてミサイルの防衛の在り方を考察する。


>1.イランとフーシ派による飽和攻撃の特異性

>(1)イランのミサイル攻撃の特異性

>シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館に隣接するイラン総領事館がイスラエルによる攻撃を受けて、コッズ部隊の主要人物2人を含む軍関係者7人が死亡した。

>イランはこれに対する報復として、2024年4月14日日曜日、170機の無人機、30発以上の巡航ミサイル、120発以上の弾道ミサイル、合計300発以上を発射した。

>このうち数発の弾道ミサイルがイスラエル領土に到達し、空軍基地に軽度の被害を与えた。

>イスラエルは、99%を迎撃したと述べた。300発以上の1%を撃ち漏らしたということは、数発がイスラエル国内に弾着したということだ。

>イスラエル南部にある基地では「インフラに軽度の被害が発生」した程度であった。

>イランが発射を発表したことで、奇襲攻撃ではなかったこと、イスラエルは日頃からミサイル防衛に力を注いでいたことから、イスラエルは十分な対応ができた。

>これらのミサイルや無人機は、イラン、イラク、シリア、イエメンの4方向から発射された。

>イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエルを攻撃するために発射しようとした弾道ミサイルや無人機は、発射前、フーシ派の支配地域で未然に阻止された。

>米政府高官は、イランの攻撃が想定よりも大規模で「防衛は困難な作戦だった。成功は準備のたまものだった」と振り返った。


>(2)イスラエルを支援する多国共同のミサイル防衛

>今回のイラン等からのミサイル攻撃に対しては、米・英・仏の協力がなければ、イスラエルは大きな混乱となり、大きな被害が出ていた可能性がある。

>米国、英国、フランスはイスラエルを支援し、飛翔体の大部分は国境外で迎撃された。

>米国防長官は、米国はイラク、シリア、イエメンからイスラエルに向けて発射された「数十」のミサイルや無人機も迎撃したと述べた。

>また、戦闘機によって迎撃された巡航ミサイル10発を含め、迎撃の大部分はイスラエル国境の外で行われたと述べた。

>イスラエル中部では、イランから発射されたミサイルを迎撃するために、イスラエルのアイアンドーム防空ミサイルが発射された。


>2.ロシアによる約8500発のミサイル攻撃

>(1)継続するロシアのミサイル等攻撃

>ウクライナ戦争では、これまでロシア軍による各種ミサイルや自爆型無人機による攻撃が行われ、ウクライナでは大きな犠牲が生じている。

>ロシアによるミサイル攻撃の頻度は、米欧の経済制裁もあり枯渇するのではないかという予想もあったが、現実には継続している。

>次の図のとおりである。一時期、減少傾向もあったが、これからも継続するだろう。

<図>
ロシアのミサイル攻撃回数(月間)の推移>



>(2)ウクライナのミサイル防衛と撃ち漏らし

>ウクライナは、ロシアの侵攻以前から保有していた防空兵器のほかに、侵攻以降、米欧の防空兵器を導入してミサイルや無人機攻撃に対処している。

>弾道ミサイルへは、パトリオットミサイル「PAC-3」で、巡航ミサイルには各種防空ミサイルで、自爆型無人機には短距離防空ミサイルや射撃統制装置付き対空機関砲で撃墜している。

>弾道ミサイル用の防空兵器(PAC-3)は、主要都市や重要防護施設を守るために配置されているが、国土全域をカバーするように配置することはできない。

>PAC-3の防空範囲は本来は160キロほどであるが、弾道ミサイルに対しては限定されていて直径40~60キロの範囲内に縮小される。

>そのため、キーウやオデーサともう1か所(柔軟性を持った運用)に配備されているようだ。

>よって、配備がない主要都市以外は、撃墜できていない。

>現実に、超高速空対地ミサイルは以前から撃墜できていなかったが、さらに今年(2024)1月から弾道ミサイルの撃墜数が極端に減少している。

>ウクライナ空軍の発表資料によると、多数弾を発射した場合の弾道ミサイルの撃墜数の例では、

1月23日:イスカンデル12発中5発
2月7日:イスカンデル3発中0発
2月15日:イスカンデル6発中1発
3月22日:イスカンデル12発中0発、キンジャール7発中0発
3月29日:イスカンデル2発中0発、キンジャールが3発中0発
4月11日:イスカンデルが6発中0発

>であった。


>(3)ウクライナの弾道ミサイル迎撃用ミサイル不足の悲劇

>ロシア軍は、ウクライナ軍が前述のミサイルを撃墜できないとなれば、狙い通り目標を自由に攻撃できて、破壊することができる。

>ミサイル攻撃に何も対応できないという恐怖は計り知れない。

>このような状況の中、4月6日にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「ロシア軍が3月のような攻撃を続ければ、我々の防空ミサイルは尽きてしまうかもしれない」と危機感を露わにした。

>そして、「パトリオットが25基必要だ」と早急な軍事支援の必要性を訴えた。

>ロシアは、キーウやオデーサなどを守るPAC-3を多く発射させて、保有量を減少させ、撃ち尽くさせることを狙っている。

>PAC-3は、他のミサイルよりも高価であり製造に時間がかかるため、ウクライナが撃ち尽くしてしまえば、簡単には補充ができない。

>そうなれば、弾道ミサイルの攻撃を受けても撃ち落とせず見過ごすしか方法はなくなる。キーウやオデーサを無尽蔵に破壊できると考えているようだ。

>飽和攻撃された時に、弾道ミサイルに対するウクライナ軍防空の現状を見ると、多くの撃ち漏らしが生じている。

>重要施設が破壊され、多くの人々が殺害されるのを止められないのは、大変悲惨なことだ。

>巡航ミサイルや無人機に対しては、配備されている防空兵器により、撃墜が可能だが、最近は、これらの撃墜率も減少している。


>(4)待ち望んだ米独のパトリオット等の支援

>ドイツのオラフ・ショルツ首相は4月13日、ゼレンスキー大統領と会談し、最も必要とされるパトリオットミサイルをウクライナに追加供給する方針を伝えた。ドイツは、独軍の在庫から直ちに引き渡すという。

>米国は4月20日、米国下院はウクライナに対して、総額608億ドル(9兆4000億円)を支援する緊急予算案をやっと可決した。

>昨年末から待ち望まれていたことだ。

>ウクライナは、兵器や弾薬が尽きかけていた。特に、パトリオットミサイル弾は前述のとおり、向かってくる弾道ミサイルを1発も撃ち落とせない状況が続いていた。

>ウクライナ国民や兵士は、戦争の真っ最中に主要な兵器が尽きる怖さを強く感じていることだろう。


>3.ミサイルを撃ち合う戦争の教訓
>ロシアのミサイル攻撃とウクライナミサイル防衛、および最近生起したイランとイスラエルのミサイル攻防を見ていると、撃墜することが難しい弾道ミサイルや極超音速巡航ミサイルと、撃墜が比較的容易な巡航ミサイルや自爆型無人機の2つに分けられる。

>撃墜が難しいミサイルには、パトリオットミサイルPAC-3のように、特別なミサイルが必要である。

>この防空ミサイルを打ち尽くしてしまい、その後迅速に供給されない場合には、弾道ミサイルでエネルギー施設や軍事施設が狙われて、何もできずに破壊されてしまうだろう。

>今年になってからのロシアの弾道ミサイル等攻撃とウクライナのミサイル防衛の実態がまさにこれに当たる。

>ここで、2年間のウクライナ戦争でのミサイルの攻防およびイランとイスラエルのミサイル攻撃の特色について、分析する。


>(1)イランは、ロシアのミサイル攻撃要領を真似る

>イランによる1日約300発のミサイルや無人機攻撃は、ロシアの飽和攻撃、各種ミサイルと自爆型無人機を複合させた攻撃を真似たものだ。

>ミサイル開発を行っている国々、特に独裁国家は、どのようにすれば敵国に大きなダメージを与えられるのか、ロシアから学んでいる。

>それらの国々の命運を分ける戦争でのミサイル攻撃なので当然のことだ。また、イランは自爆型無人機を供給するなどロシアと軍事協力関係にある。


>(2)弾道ミサイル等を撃墜可能な防空ミサイルがなくなれば、重要施設が守れない

>ロシアが極超音速巡航ミサイルをこれまで2発発射しているが1発も撃墜されていない。

>一方で、空・地上発射の弾道ミサイルは、これまで多くが撃墜されてきたが、今年になって撃墜が困難になってきた。

>現実には、3月22日には19発中1発も撃墜することができなかったこともあった。その理由は、ウクライナ軍が保有してきたパトリオットミサイルが不足してきたためだ。


>(3)防空兵器を混乱させるため各種ミサイルと無人機を組み合わせる攻撃

>ロシアはまず第1弾として、多数の無人機で、その後数種類の長射程巡航ミサイルを囮として発射し、ウクライナ軍防空兵器を混乱させる。

>その混乱に乗じて、第2弾として空と地上発射の弾道ミサイル、極超音速巡航ミサイル攻撃を行う。

>ウクライナ軍はそのミサイル撃ち漏らし、結果的に重要施設などを破壊されている。

>その間、ウクライナの防空レーダーが作動しているので、対レーダーミサイルで攻撃し、その破壊も狙っている。


>(4)イランもロシアも多方向から攻撃を実施

>ロシア軍は、ウクライナの北東部・東部・クリミア半島・黒海・ブルガリア沿いなどの5方向からウクライナに向けてミサイルを発射してきた。

>イランは、イラン・イエメン・イラク・シリアなどの4方向からイスラエルに向けてミサイルや無人機攻撃を行った。

>なぜ、このようなことを実施しているのか。

>防御側は、多方向から攻撃されると多方面を監視しなければならない。また、目標の配分などで防空指揮を的確に実施しなければならない。

>混乱すれば、ミサイルの撃墜率が低下するのだ。ミサイルが目標に命中して、ミサイル射撃による被害が大きくなるのを狙っている。


>(5)飽和攻撃による混乱

>月に数度、1日に数十から数百を超える攻撃を受ければ、防空部隊は混乱する。

>用意していたミサイル数を超えて攻撃されれば、超えた分だけ目標に命中して、重要施設などが破壊されることになる。

>ウクライナは、現実に発射数が少なければ概ね100%撃墜しているが、大量に撃ち込まれれば、難しいミサイルから撃ち漏らしてしまうことになる。


>(6)長期大量のミサイル攻撃で、敵国の防空ミサイルの枯渇を狙う

>ロシアは侵攻以来、2023年2月までに約5000発、2024年3月までの約24か月間に、約8500発のミサイルをウクライナに撃ち込んでいる。

>ロシアの攻撃用のミサイルもウクライナに供給される防空用のミサイルも高価であり、製造するのに費用も時間もかかる。

>ロシアは、ウクライナの防空ミサイルの枯渇を狙って大量のミサイルを撃ち込んでいる。

>特に、弾道ミサイル防衛用のミサイルの枯渇を焦点に攻撃しているようだ。

>実際に、今年(2024)になってから、ウクライナは弾道ミサイル防衛用のミサイルが不足し、撃墜できない状況になっている。


>(7)攻撃側も防御側も他国の支援を得て、長期の戦闘に備える

>ロシアは北朝鮮から短距離弾道ミサイルや弾薬を、イランから自爆型無人機の供給を受けている。

>ミサイルの部品については、米国・欧州・日本・台湾の部品が中国・香港・トルコ・インド等を経由して輸入され、製造を継続している。

>一方、ウクライナは米欧からの供給に依存している。

>供給を受けている時は十分な防空戦闘ができるが、供給が先細りになると、今年の1月から現在のようにロシアの弾道ミサイルの撃ち漏らしが生じている。


>4.ロシアやイランの攻撃要領を学ぶ北朝鮮
>イランは、ロシアのミサイルや無人機約300基(機)の飽和攻撃を行った。これは、ロシアのミサイル等の飽和攻撃を完全に真似ている。

>朝鮮半島有事に、北朝鮮がこれらのミサイル攻撃の要領を真似ることは当然のことだろう。

>なぜなら、ミサイル攻撃を行うときは敵に最も大きなダメージを与えたいからだ。


>(1)朝鮮半島有事に北朝鮮はロシアとイランから支援が得られる

>では、北朝鮮はロシアやイランと同様の長期間に及ぶ飽和攻撃、各種ミサイルと無人機を使った攻撃を行えるのか。

>北朝鮮は、ウクライナ戦争が終結すればロシアから短距離弾道ミサイルの供給を得られる。

>また、イランから自爆型無人機の供給も当然得られるだろう。


>(2)撃ち落とされない打ち落としにくいミサイルの種類が判明

>北朝鮮はロシアのミサイル攻撃を見て、最も効果的な方法を知った。

>高速で飛翔する弾道ミサイルには、撃墜することが難しいもの、全く撃墜できないものがあるということだ。

>撃墜できていないミサイルは、超音速爆撃機「バックファイア」から発射される「Kh-22」ミサイルである。

>また、パトリオットミサイルでは撃墜できるが他のミサイルでは撃墜できないのが、空中発射の「キンジャール」や地上発射の「イスカンデルM」弾道ミサイル、極超音速巡航ミサイルである。

>今回このことが判明した。

>北朝鮮は地上発射の極超音速滑空弾の実験を行っている。しかし、これが100%撃墜されないほどに成功するかについては、難しいと見ている。

>なぜなら、ロシアは現在、極超音速滑空弾搭載の短距離弾道ミサイルを保有していないし、実戦で使用してもいないからだ。


>(3)北朝鮮が受けられる支援とその急所的弱点

>北朝鮮は、ロシアのように2年以上のミサイルを撃ち続けられるほどのミサイルを保有することができるだろうか。

>半島有事には、ロシアからの支援を受けるだろうが、北朝鮮の場合、ロシアや中国からミサイルを輸送できる経路は、2か所だけだ。

>このため、その経路にある橋梁が破壊されれば、ミサイル供与はストップする。

>北朝鮮のミサイル攻撃能力は、自国生産能力と保管量に限定されるとみてよい。

>北朝鮮のミサイル攻撃能力を停止するには、反撃によりロシア・中国との国境沿いの橋梁を破壊することである。

>北朝鮮はミサイル開発を急速に進めている。その北朝鮮はロシアやイランとは協力関係にある。

>そして、ロシアやイラン、過激派組織のフーシ派のミサイル攻撃の要領を見ている。

>北朝鮮はそれらが行った飽和攻撃などの要領を学んでおり、真似るのは間違いない。これらの国からミサイル開発や、有事のときの供給の協力が得られるだろう。


>(4)北朝鮮、飽和攻撃を実行するための手段

>北朝鮮の攻撃要領は、日米韓の防空兵器を混乱させるため各種ミサイルと無人機を組み合わせ、月に数度、1日に数十から数百を超える飽和攻撃となるだろう。

>大量のミサイルを保有し、長期大量のミサイル攻撃で防空ミサイルの枯渇を狙う。

>ただし、北朝鮮はロシアがこれまで2年間続けて発射してきた8500発ほどの弾道ミサイルを同じように発射することは不可能ではある。

>しかし、半島有事を想定していれば、かなりのミサイルを保有しておくだろう。


>5.日本のミサイル防衛はどうあるべきか
>(1)半島有事における北朝鮮の攻撃

>これまで述べてきたように、イランはロシアのミサイル攻撃の要領を真似て同じことを行い、北朝鮮も半島有事において、ロシアやイランがやってきたことを当然、真似て実施するだろう。

>半島有事において、日本は米韓軍事作戦の作戦支援(米軍戦闘機の離発着基地)や兵站支援の拠点になる。

>北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込んでくることは、当然想定されることである。

>ミサイル防衛に失敗は許されない。

>日本国民は、日本のどこかが攻撃されると認識しているだろうか。それは、自分たちの身近ではないどこかであって、自身に重大な危機を及ぼすものではないと考えているのではないか。

>ウクライナでの戦争を見ていると、軍事作戦に重大な影響を及ぼす兵器・基地、国民や指導者に心理的負担を与えるエネルギー施設を攻撃している。

>このことから考えると、北朝鮮はまず韓国を優先にミサイル等攻撃を行うが、時間の経過とともにその重点を日本に移してくると私は考える。

>この現実に起きている戦争のやり方を見ていた北朝鮮は、ロシアが北朝鮮、イラン、中国の支援を受け、数千発ほどの大量のミサイルを撃ち続け、さらに撃ち落されないように1日に100発ものミサイルを撃ち込んだ「飽和攻撃」をしてくるだろう。

>もしも、日本がミサイル防衛の態勢やミサイル防衛のやり方を誤れば、大きな被害を受けることになる。


>(2)反撃能力と生産能力を持つ必要性

>日本としては、敵地を叩ける反撃能力を持つこと、各方向から行われる飽和攻撃が頻繁に実施される場合の多層防衛、ミサイルが欠乏しないように継続的に製造し、予備弾を多数保管することが必須だ。

>特に、弾道ミサイル用の防空ミサイルを撃ち尽くして、それがなくなってしまえば撃墜できなくなり、日本国内は悲惨な状況になってしまう。

>最悪状況になれば、ミサイル攻撃だけで精神的に参って降伏するということになるかもしれない。

>発射できる弾薬がなくなることだけは絶対に避けなければならない。

>もしも、米国が供給を渋る、あるいは遅れることになれば、ミサイルが不足して敵国の撃ち込みを100%止められなくなる。

>防衛用のミサイルがなくなれば、ミサイルを撃ち落とせず、大きな被害を受けてしまうのだ。


>(3)今後、新たな防空ミサイルの供給協定が必須

>ミサイル防衛は広域に及び、消耗が多い。

>そのミサイルは高価で、しかも製造に時間がかかる。

>1国だけの保管量と製造量ではミサイルは当然不足することになる。

>ミサイルが不足して戦えないということを防ぐには今後、日米韓、NATO(北大西洋条約機構)や豪州からなるミサイル供給協定が必要になるだろう。

>日本は、憲法があるからウクライナやNATOにミサイル防衛用のミサイルを供与できないというのであれば、有事にミサイルが不足した時に、誰が供与してくれるのだろうか。

>有事において、「ミサイル防衛用のミサイルがなくなりました」ということは、絶対にさけなければならない。

>日本国民は、最悪事態のことを深刻に考えるべきである。


<参考=「ロシアのミサイルを撃ち落せなくなったウクライナ、北朝鮮も学ぶ飽和攻撃とは 効果的攻撃目指し刻々変化する戦術、日本も対岸の火事では済まされない」(JB)>
(24/04/29)


<参考=NO.476 続92<ロシアのウクライナ侵攻>トランプの登場/ロシア優位に<!>
(24/05/06)