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話題NO.134
1080 追跡! ネット通販 やらせレビュー(NHKクローズアップ現代+、10月2日) 磯津千由紀 19/10/03
1079 <今更ですが>まさかの、タンザニアで独島は韓国領土の純銀製記念コイン発行 通りすがり
でもないMr.X
19/09/16
1078 N国・立花党首、党勢拡大へ無節操に見えるが… 選挙は嫌われた方が有利(毎日新聞、9月4日) 磯津千由紀 19/09/08
話題NO.132

NO.1078 N国・立花党首、党勢拡大へ無節操に見えるが… 選挙は嫌われた方が有利(毎日新聞、9月4日)<起稿 磯津千由紀>(19/09/08)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/09/08 (Sun) 23:33

 こんばんは。


 政見放送では「NHKのスクランブル化だけを主張する」と態の良いことを云ったので1名が当選して仕舞ったN国ですが、過去を知る人からは、呆れられていました。
 そして1名当選後は、NHK党首討論出席要件を満たすためでしょうか、節操なく醜聞議員を入党させています。
 こんな連中に居て欲しくないというのが本音です。


> 「NHKをぶっ壊す」。刺激的なキャッチフレーズを掲げ、7月の参院選で1議席を獲得した「NHKから国民を守る党」(N国)。参院議員となった立花孝志党首(52)は、次々と無所属議員らを勧誘し党勢拡大を図るとともに、N国を批判したタレントが生出演している放送局前に押しかけるなど、過激な言動で注目を集めている。【奥村隆】


> 「堺市長選でも東京都議選でも(大敗して)供託金を没収された僕が、国会議員に通るんだから、これは選挙制度がおかしい。今回の参院選も、次の衆院選に向けた売名なんです」

> 8月21日、日本ジャーナリスト協会が東京都内で開いたトークライブ。立花氏はひょうひょうと言ってのけた。選挙の際、候補者が一定の金額を納めるのが供託金。市長選なら得票率10%を上回れば返金されるが、6月の堺市長選で立花氏は5%台だったため240万円が没収された。2017年の都議選でも得票率2%台で60万円を失った。ところが今回の参院選では、比例代表の得票率1・97%で当選を果たした。投票した50人のうち1人が入れたことで、国会に議席を得たのだ。

> 「選挙では嫌われた方が目立つから有利。50人のうち49人に嫌われても、1人が入れてくれたら当選できる」と自信たっぷりの口調で話した。

> 参院選後には、国後島で泥酔して「北方領土を戦争で取り戻すしかない」と発言し、日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員を入党させた。参院では、旧みんなの党代表だった渡辺喜美・元行政改革担当相と新会派「みんなの党」を結成した。

> さらに立花氏は、秘書へのパワハラ問題が報じられた自民党衆院議員にも入党を呼びかけたが、これは実現しなかった。このほかにも10人以上に声をかけたという。

> 無節操とも見える勧誘について、立花氏は記者会見でこう述べた。「自民党のまねをしているだけです。民主党政権で大臣だった人が自民党に行きたいと言ったら『おいで』とやるのと一緒で」

> そもそも立花氏とは、どんな人物なのか。

> 大阪府出身。府立高校を卒業後、1986年、NHKに入局し、主に経理を担った。05年、週刊文春に実名で登場し、02年ソルトレークシティー冬季五輪の際、NHKの「不正経理」に加担したと内部告発。五輪の放送権料の秘密を公開したとして停職処分を受け、依願退職した。

> 退職後、動画投稿サイト「ユーチューブ」でパチンコ必勝法を発信。13年、政治団体を設立し、NHK受信料不払い運動を始めた。不払い訴訟は最高裁まで争い敗訴。この間、各地の地方選に出馬し、15年に千葉県船橋市議、17年に東京都葛飾区議に当選した。

> 16年の都知事選の政見放送で「NHKをぶっ壊す」と連呼して注目され、次第に存在が浸透。動画再生回数に応じて受け取る広告収入が増え、ユーチューバーとして年間1000万円を超える収入を得るようになったという。

> 今回の参院選でも、次のように主張した。<NHKを見たい人が受信料を支払い、NHKを見たくない人は受信料を支払わなくていいよう、スクランブル放送の実現を目指す>。N国は党規約で「NHKの受信料制度について、多くの国民及び視聴者が真剣に考える機会を提供すること」を目的とし、現行制度に疑問や不満を感じている国民に訴えかけるとしている。

> 参院選直後、立花氏は「次の衆院選では全国289選挙区に候補者を立てる」と宣言。これを耳にした、次の衆院選で返り咲きを狙う東日本の元衆院議員は「れいわ新選組のほうが自分には合うと思うのですが、もしN国からしか誘われなかったら、どうすべきか……」と悩みを打ち明ける。野党共闘が進んで候補者が絞り込まれれば立候補の余地がなくなる恐れがある。そこで「本来なら想像もしなかった」選択肢も頭をよぎるという。

> 8月末の埼玉県知事選で公認候補が大敗し、立花氏は次期衆院選候補を絞る方針に転換。法人税法違反に問われている青汁販売会社の元社長らに声をかけているほか、「びっくりするような著名人」ら2人からも内諾を得ているとしている。


> 「目立てば収入増」計算ずく

> 実は、立花氏は8月、国民民主党にも共闘を呼びかけた。世論調査で支持率がともに1%台だったことから、玉木雄一郎代表に持ちかけたが、片思いに終わった。れいわ新選組の山本太郎代表にも秋波を送ったが、色よい返事はなかったという。

> れいわとN国は新興勢力として同列に論じられることが多いが、れいわから参院選に立候補し落選した渡辺照子氏は「諸派扱いされてSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を有効活用した点だけは共通しています。でも、れいわの選挙には延べ3万人を超えるボランティアが全国でポスターを張ったりビラをポスティングしたりする正攻法がベースにありました」と両党の違いを強調する。

> 現在、与党が改憲の手続きを進めるためには、参院では3分の2の議席に少し足りない状況だ。N国が勢力を伸ばせば、政界でキャスチングボートを握るかもしれない。その可能性について21日のトークライブで、私は本人に直撃した。

> 「NHKのスクランブル放送化を認めると言われたら、憲法改正の発議で与党側に協力しますか」

> 立花氏の答えはこうだった。

> 「うちは直接民主主義を掲げています。憲法改正の国民投票に反対する理由はありません。改憲に反対する野党は『国民はばかではない。さあ総理、国民投票をやりましょう』と言えばいい」。大事なことは国民が直接決めればいいという考えのようで、直接民主主義を掲げるのは欧州で勢いを増す大衆迎合型の政党とも一致する点だ。

> マツコ・デラックスさんが7月29日、TOKYO MXのテレビ番組でN国について「気持ち悪い人たち」などと感想を述べたのに対し、立花氏はユーチューブで「マツコをぶっ壊す」と宣言。生放送中にテレビ局に押しかける抗議行動を8月12日から3週連続で続けた。「国会議員のやることか」「威圧的だ」と批判を浴び、ひとまず中止したが、立花氏は「数字(視聴率)を持っているマツコさんのおかげで、1日10万円程度だったユーチューブの広告収入が50万円に増えた」と意に介さない様子だ。

> 「彼は緻密に計算していますよ」と指摘するのは、早い時期からN国の取材を続けてきたフリーランスライター、畠山(はたけやま)理仁(みちよし)さんだ。「過激なことを言って動画で発信すればするほど、ユーチューブの再生回数が増え、広告収入が増える仕組み。次の選挙に必要な供託金も生み出すことになります」

> 過激な言動を面白がっていると、知らず知らずのうちに立花氏の戦略にはまってしまうというのだ。今後も、厳しく注視していく必要がありそうだ。

<参考=「N国・立花党首、党勢拡大へ無節操に見えるが… 選挙は嫌われた方が有利」(毎日新聞、9月4日)>
<24/09/08>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/09/09 (Mon) 00:36

 こんばんは。


 NHKの番組の一部には此れは民放に任せれば良いと思えるものがあるものの、(特に戦争に関する)ドキュメンタリーでは他の追随を許しませんし、放送技術開発の尖峰ですし、報道姿勢は概ね中立だと思うので、NHKを応援しています。受信料は払っていません(免除)ですが。
 NHK報道が左寄りだと云ってる人は、自身が右寄りのために、そう見えてしまうのでしょう。


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/09/09 (Mon) 20:17

副題=「今、直ちに議員辞職しない」立花N国党首、脅迫容疑で事情聴取受ける(毎日新聞、9月9日)

 こんばんは。


 憎まれっ子世に憚る。


> NHKから国民を守る党の立花孝志党首は9日、国会内で緊急記者会見し、元同党員の東京都中央区議の男性に対する脅迫容疑で、警視庁から月島署で事情聴取を受けたと明らかにした。


> 立花氏は「今、直ちに(議員を)辞めることはしない」と強調。そのうえで「有罪になったら、こういうことをする人間が国会議員でいるべきなのか、しっかり世論の声を聞き、辞めなくてはいけないのなら辞めなくてはならないだろう」と述べた。

> 男性はN国公認で当選した経緯があるほか、N国と金銭トラブルを抱えている。男性から被害届が出されたという。

> 立花氏は「(動画投稿サイトの)ユーチューブで脅迫と取られても仕方がない動画をアップしたのは事実だが、全く問題ない案件だ」と主張している。

<参考=「「今、直ちに議員辞職しない」立花N国党首、脅迫容疑で事情聴取受ける」(毎日新聞、9月9日)>


NO.1079 <今更ですが>まさかの、タンザニアで独島は韓国領土の純銀製記念コイン発行<起稿 通りすがりでもないMr.X>(19/09/16)


【通りすがりでもないMr.X】 2019/09/16 (Mon) 16:48

東アフリカのタンザニアが竹島の背景を知ってる?

タンザニア発行で、韓国人が大量注文?

日本政府は静観?
反対に「竹島は日本領」の記念コインなら、韓国は言葉をつくして、猛抗議!


>タンザニアの中央銀行が「独島(ドクト、日本名・竹島)は韓国の領土」と記された記念コインを発行し、話題になっている。

>15日、KBS(韓国放送公社)によると、タンザニア中央銀行は7月に東島・西島が刻まれた純銀製の記念コインを発行した。コインの表には英語で「韓国の領土」というフレーズと韓半島(朝鮮半島)の地図を刻印し、裏面にはタンザニアの国章の模様と共に額面3000シリング(約140円)と表記されている。タンザニアで法定通貨として認めるという意味だ。タンザニア中央銀行が発行した独島記念コインは、現在国内外で販売されている。

>タンザニア中央銀行は収益事業の一環として独島記念コインを発行したものとみられる。海外の一部の中央銀行は多くの場合、様々なテーマの記念コインを発行して収益化するというのがメディアの説明だ。2005年にはウガンダ、2004年には北朝鮮で8種類の独島記念コインが発行されたことがある。

>タンザニア中央銀行が独島記念コインを発行したというニュースが伝えられると、韓日のネットユーザーは立場の違いを見せている。

>韓国では「タンザニアの中央銀行にありがたいと思う」という反応と共に韓国銀行を叱咤する声も出ている。「韓国銀行が独島記念コインを発行すべきなのでは」というものだ。これまで韓国銀行は「外交的感受性」などを理由に独島記念コインを発行していない。しかし、2014年と2015年の国会国政監査で問題が議論されるほど、先送りし続けるわけにはいかないという主張も出ている。貨幣専門コレクターのイ・サンヒョン氏はKBSとのインタビューで「韓国より早く日本が独島記念コインを発行した場合、先取り効果が懸念される」と指摘した。

>逆に日本のネットユーザーは「タンザニアに抗議すべきだ」と主張している。日本ネットユーザーはSNSでタンザニアの独島記念コイン発行関連記事を共有し、「日本政府は何をしているのか」と反発している。一部は「今やタンザニアにも無視されるのか」、「タンザニアに抗議せよ」と日本政府の積極的な動きを求めている。


<参考=「タンザニアで「独島は韓国の領土」記念コイン発行」(中央日報)>


【通りすがりでもないMr.X】 2019/09/17 (Tue) 14:33

フェイクニュースでした。


>アフリカ・タンザニアの中央銀行が竹島(島根県隠岐の島町)は「韓国の領土」と明記した記念コインを発行したとの韓国の報道があり、菅義偉(すがよしひで)官房長官は17日午前の記者会見で、そうした記念コイン発行はなかったと報道内容を否定した。「在タンザニア日本大使館が直ちに同国外務省に事実関係を確認したところ、『中央銀行を含め、タンザニア政府としてそのような記念コインを発行した事実はない』との回答があった」と明かした。

>その上で「今後とも竹島は歴史的事実に照らしても、国際法上も明らかにわが国固有の領土であるとの一貫した立場に基づいて適切に対応していきたい」と強調した。


<参考=「竹島は韓国領」記念コイン発行は「事実ではない」 菅長官、韓国報道を否定」(産経ニュース)>


【通りすがりでもないMr.X】 2019/09/20 (Fri) 13:37

フェークニュースは韓国公共放送が報道しましたが、真相は私製メダル!

発行はタンザニアではありませんでした。
ヨーロッパのリヒテンシュタイン公国のコイン製造会社で、タンザニアの中央銀行、政府が発行を否定してますので、通貨としては通用しません。

韓国の報道は公共放送がこの程度です。

>•韓国公共放送が「タンザニアが“独島硬貨”を発行」と報道
>• 疑惑の独島硬貨の製造元はタンザニアではなくヨーロッパ
>•発行元のはずのタンザニア銀行が驚きの発表「悪意のある噂だ!」

>韓国の公共放送「韓国の領土“独島記念硬貨”タンザニアが発行」

>タンザニア独島硬貨には「韓国の領土」という英文表記

>「なんでタンザニア?」という言葉が頭に浮かんだ。
>9月16日、韓国の公共放送KBSが下記のニュースを報じた。

>「独島が『韓国の領土』と表記された硬貨がタンザニアで今年7月に発行され、韓国の国内外で販売されている」

>韓国が独島として不法占拠している島根県の竹島について、遠いアフリカのタンザニアが『DOKDO』『THE LAND OF KOREA』という英文が記された硬貨を発行したというのだ。額面は3000シリング(日本円で約140円)。タンザニアに行けば、実際に使用できる硬貨との触れ込みだ。

>韓国KBSの報道では貨幣収集家の男性がインタビューで「韓国も独島硬貨を積極的に検討すべきだ」と力説する。この脈絡から判断するに『タンザニアも韓国領だと認めた独島を、より国際社会に知らせる手段として韓国も独島硬貨を導入しよう』ということを伝えたいのだろう。

>ただ何か怪しい。そもそもなぜタンザニアが竹島を韓国領だと記した硬貨を発行したのだろうか。その経緯については報道では全く触れていないのだ。

>菅官房長官は完全否定「発行した事実はない」

>菅官房長官は放送翌日(9月17日)の会見で報道について言及した。

>「在タンザニアの日本大使館から直ちにタンザニア外務省に事実関係を確認したところ、先方からは、中央銀行含めタンザニア政府としてそのような記念コインを発行した事実はない。このように回答がありました。」

>菅官房長官はKBSの報道を完全否定したのだ。ますます怪しさを増す「タンザニア独島硬貨」…。その“正体”を暴くため、私たちは、まず韓国国内で独島硬貨を販売しているソウルのコインショップに向かった。

>独島硬貨を製作したのは「ヨーロッパの会社」

>独島硬貨を手に持つとかなり大きく重たい

>韓国・ソウルの繁華街にあるビルの一室にその店はある。独島硬貨はすでに売り切れていたが、サンプルとして1つだけ保管されていて、実物を見る事が出来た。

>手に取ってみて驚いた。大きい。そして重い。サイズは手のひらにギリギリ納まる直径65㎜、重さ155.5g。純度99.9%の銀製で、表面には竹島が正確かつ立体的に再現されている。「韓国領」と刻まれた岩が置かれている場所には、ご丁寧にクリスタルが輝く。裏側には「TANZANIA」「3000SHILLING」の文字と紋章が描かれている。価格は49万5000ウォン、日本円で約4万5000円と高額だ。

>コインショップの担当者はカメラ撮影NGという条件付きで取材に応じてくれた。

>「私たちの会社はあくまでも硬貨を販売するだけ。独島硬貨を製作したのはヨーロッパの硬貨製造会社だ」

>「タンザニア独島硬貨」は、何とアフリカではなくヨーロッパで作られたという。担当者は2018年11月、この「ヨーロッパの会社」から、こんなことを持ちかけられたというのだ。

>「米朝首脳会談、南北首脳会談が開催された。文在寅大統領も白頭山(ペクトゥサン・中朝境界の山)に行った(2018年9月)。金正恩委員長が漢拏山(ハルラサン・韓国の最高峰の山)に来るという話もある。その2つの山に加えて独島の硬貨も作るのだが、韓国で販売しないか?」

>コインショップ側はこの提案に乗り、全発行数777枚のうち250枚余りを引き受け、韓国で販売したという。ただ、このヨーロッパの会社自体が独島硬貨を企画したのか、それとも別の誰かから発注を受けたのかは知らないと話す。

>どうやら真相のカギを握るのは「ヨーロッパの会社」のようだ。その会社の情報を何とか引き出そうとしたが、結局国名すら教えてくれなかった。

>会社の所在地は「リヒテンシュタイン」だった

>韓国が独島として不法占拠する島根県・竹島

>その後の私たちの調査の結果、「ヨーロッパの会社」はオーストリアとスイスの間に位置する「リヒテンシュタイン」にある硬貨製造会社であることが分かった。

>早速、独島硬貨の真相を聞くため、コンタクトを試みた。担当者は会議中ということで、直接話すことはできなかったが、1通のメールが送られてきた。

>「(独島硬貨は)タンザニア銀行によって正式に認可された硬貨です。現在、タンザニア銀行とこの件について調査しており、調査後にプレスリリースを出します」

>独島硬貨はタンザニアの中央銀行であるタンザニア銀行によって「正式に認可を受け」製造したものだと主張している。

>コインに詳しい関係者によると、コレクター向けの記念硬貨を製造する会社はヨーロッパを中心に複数ある。これらの会社はタンザニア、パラオ、クック諸島などから硬貨発行の認可を受け、自社企画や外部からの発注を受けて記念硬貨を作るのだ。一方、認可を出す国は、認可料や国の広報を目的にしているという。

>調べてみると、サンリオの人気キャラクター、キティちゃんの記念硬貨がクック諸島の硬貨として何種類も製造されていて、こうした記念硬貨がそれほど珍しいものではない事が分かった。

>タンザニア銀行が“驚きの発表”

>タンザニア銀行が発表したプレスリリース

>最後にタンザニア銀行にコンタクトを試みた。なかなか電話がつながらないため、問い合わせのメールを送り返信を待っていたところ、突如、9月18日付で以下の発表文を公表した。

>「ソーシャルメディアで、2019年7月にタンザニア銀行が表側に独島を、裏側にタンザニアの紋章を描いた記念硬貨を発行したという噂が流れていますが、これは悪意のある噂で、根拠のないものであるということをはっきりさせて頂きたく存じます。また、そのような硬貨を造る会社とも一切契約していません」

>なんと「悪意のある噂」との表現で、独島硬貨には一切関わっていないと断言したのだ。タンザニア銀行が認可を出したとするリヒテンシュタインの硬貨製造会社の主張とはまるで正反対だ。

>タンザニア銀行の発表が正しいなら、「タンザニアが独島硬貨を発行した」との韓国KBSの報道は明らかな誤報と言わざるを得ない。結局、誰のどんな意図によって独島硬貨が製作されたのかは明らかになっていないが、少なくともタンザニアが竹島を韓国領だと認めたという事実はなさそうだ。

>タンザニア銀行の発表について、再びリヒテンシュタインの硬貨製造会社に取材を申し入れているが、現時点で回答は届いていない。(9月19日時点)

>疑惑の「独島硬貨」を報道してしまう韓国メディア

>日韓関係はいわゆる徴用工問題や慰安婦問題などで悪化の一途をたどっている。日本が韓国を輸出管理上の最優遇対象国から除外した措置への対抗として、8月31日には韓国の国会議員6人が竹島に上陸した。韓国側の挑発によって関係悪化に拍車がかかっていて、韓国メディアによる日本批判はもはや日常の光景となった。

>こうした“日本たたき”の流れの中で、公共放送ですら正体の知れない「タンザニア独島硬貨」に飛びつき報道してしまうというのが、現在の韓国内の実状と言えるだろう。

>なおタンザニア銀行の発表を受けて韓国KBSにもコメントを求めているが、いまのところ返答はない(9月19日時点)


<参考=「実はヨーロッパ製!? 疑惑の韓国「タンザニア独島硬貨」を徹底調査」(FNN)>


【通りすがりでもないMr.X】 2019/09/20 (Fri) 19:26

タンザニアが承認の記念通貨はタンザニアで使えます。


>島根県の竹島について韓国側が主張している名称「独島」を「韓国の土地」だと明記した記念硬貨の真贋をめぐり、波紋が広がっている。

>記念硬貨はアフリカ・タンザニアで発行され、公共放送のKBSが「厳然たる法定通貨」だと報じたのに対して、タンザニア政府は日本政府の問い合わせに対して硬貨の発行を否定。タンザニアの中央銀行も「事実無根」だとする声明を出した。当のKBSは9月20日正午の時点でも、タンザニア側の反応を受けた続報を出さず、「ダンマリ」の状態だ。

> 発端となったのは9月14日の夜のニュースだ。アナウンサーが

>「日韓対立が本格化した7月、『独島は韓国の地』と刻まれた記念硬貨が発売されたが、この記念硬貨を発行したのは韓国ではない」

>と読み上げたのに続いて、問題の硬貨が映し出された。片面には「DOKTO 186,5m THE LAND OF KOREA 2019」の文字とともに竹島の絵、もう片面にはタンザニアの国章とともに「TANZANIA 3000 SHILLINGS」の文字が確認できる。3000タンザニア・シリングは、日本円では140円程度だ。VTRでは、

>「額面も表記されている厳然たる法定通貨。ところが、この硬貨を発行した国は、驚くべきことに韓国ではなく、タンザニアなのだ」

>というナレーションとともに、タンザニアで硬貨が発行されたことに驚く街の声を紹介。

>さらにナレーションは

>「海外の一部の中央銀行では、収益事業の一環として様々なテーマの記念硬貨を発行する場合がしばしばある、というのが業界の説明だ」

>などと続き、ウガンダでは竹島の記念硬貨を発行したことがあるが、韓国は発行したことがないことを紹介。日本が先に「竹島硬貨」を発行すれば国際世論で劣勢になりかねないとして

>「独島記念硬貨発行を積極的に検討する必要がある」

>と訴える硬貨コレクターの声を伝え、ナレーションは

>「記念硬貨発行基準が厳しすぎるという指摘に、2012年にこれを緩和する方向の法改正まで行われた。独島記念硬貨が他の国で発行され、韓国で売れる皮肉は続いている」

>と結んだ。


>「うわさは悪意を持って流された、事実無根のもの」

>疑問は報道の直後から浮上した。菅義偉官房長官は9月17日午前の会見で、

>「在タンザニア日本大使館から直ちにタンザニア外務省に事実関係を確認したところ、先方からは、中央銀行含めタンザニア政府としてそのような記念コインを発行した事実はない、このように回答があった」

>として事実関係を否定。タンザニア銀行も9月18日付で

>「ソーシャルメディアで、2019年7月にタンザニア銀行が表側に独島、裏側にタンザニアの紋章を描いた3000シリングの記念硬貨を発行したという噂が流れている。タンザニア銀行としては、こういったうわさは悪意を持って流された、事実無根のものであるという点を明確にしておきたい。さらに、こういった硬貨を製造する会社とは一切契約を結んでいない」

>などとする声明をウェブサイトに掲載した。


>クック諸島からも「THE LAND OF KOREA」記念硬貨

>問題の硬貨は、韓国のメダル販売業者「豊山華東洋行」が販売。9月18日に聯合ニュースが伝えたところによると、同社は

>「欧州メーカーが企画・制作したもので、タンザニア中央銀行の承認を受けて発行されたもの」

>だと主張し、同社関係者は

>「民間業者が製作した記念硬貨は、発行手続きが煩雑でない小さな国で承認を受けて発行されている場合が多い」
 「このような国の中央銀行は、収益事業の一環として、記念硬貨発行の承認をしてくれる」

>などと説明したという。

>「豊山華東洋行」のウェブサイトでは、問題となった「独島硬貨」のページはすでに削除されているが、他にも「THE LAND OF KOREA」をうたった硬貨が2種類掲載されている。済州島の漢拏山(ハルラ)山と中朝国境の白頭山が描かれており、クック諸島の25ドル硬貨だと表記されている。

>硬貨の発行業者とタンザニア政府との意思疎通の問題があった可能性もあり、聯合ニュースによると「この問題と関連して、タンザニア側に正確な事実関係を確認中」(韓国外務省関係者)だという。


<参考=「韓国KBSの続報はないが... タンザニア「独島コイン」騒動の顛末」(J-CAST)>
<消滅・22/10/17>


NO.1080 追跡! ネット通販 やらせレビュー(NHKクローズアップ現代+、10月2日)<起稿 磯津千由紀>(19/10/03)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/10/03 (Thu) 23:11

 こんばんは。


 私のところにも「Amazonでこの商品を買ってレビューすれば礼金を進呈」(実際の表現はもっと稚拙)の類の電子メールが良く来ます。スマートフォン関係のアクセサリーが多いです。
 しかし、此れ程大掛かりに行なわれていたとは、驚きです。


> 生活に欠かせない、アマゾンなどのネット通販。頼りになるのが“5つ星”“1つ星”などのレビューだ。しかし… 「レビューは高評価なのに、買ってみると性能がイマイチ」「よく見るとレビューの日本語がおかしい」などの声が相次いでいる。理由を調べていくと、有料で偽のレビューを書く人々の存在が明らかになった。この“やらせレビュー”、アメリカや中国では有罪判決が出ており、日本でも景品表示法違反となる可能性がある案件。いったい誰がレビューを操っているのか? 国内外を徹底取材すると、信じられない実態が明らかとなる。ネットの闇に迫るシリーズ第5弾。信頼できるはずのレビューをめぐって何が起きているのか、徹底追跡する。

> 出演者
> 麻木久仁子さん (タレント)
> 宮田裕章さん (慶應義塾大学 教授)
> NHK記者
> 武田真一 (キャスター) 、 高山哲哉 (アナウンサー)


> 追跡!やらせレビュー

> ネットで物を買うとき思わず頼ってしまうのが、商品の評価、「レビュー」です。

≫ 「ネットで探しました。服とか、靴とか買ったりします。」

≫ 「レビューが一番いいもの、いい自転車を買いました。」

> しかし今、このレビューがお金で売買され、組織的なやらせが相次いでいるのをご存知ですか?

≫ やらせレビュー経験者
≫ 「言ってしまえば、全部創作になるんですけど。アルバイトするより稼げるんじゃないですか。」

> 中には、コンピュータのシステムで大規模にやらせレビューをつける工場も。

≫ 中国人関係者
≫ 「これもやらせ、これもやらせ、全部やらせ。」

> ひそかに増え続け、私たちを惑わせるやらせレビュー。その実態に迫ります。


> 追跡!ネット通販 やらせレビュー

> 追跡の始まりは、福岡から。36歳の会社員が取材に応じました。

≫ 会社員(36)
≫ 「USBに、アイフォンのガラスフィルム。これはたぶん、腕に巻く感じですよね。」

> これまで、60以上の商品でやらせレビューを書いてきたといいます。

≫ 会社員(36)
≫ 「ここにある商品、全部レビュー書いているんで。」

> スマホバンドについて男性が書いたレビュー。

≫ “走る時のストレスも軽減。しっかりしているので、外れる心配もありません!”

> ずいぶん良い商品のように書かれていますが…。

> 取材班
> 「これは本当に使った感想?」

≫ やらせレビューを書いた男性
≫ 「使った感想じゃなくて、1回も使ったことないし、開けたこともなかったんで、使った感を出したかったというか。」

> 取材班
> 「ご自身は、走ることとかあるんですか?」

≫ やらせレビューを書いた男性
≫ 「いや、ないですね。走らないです。だから、すべて想像ですね。」

> 毎月、アマゾンで商品を10個ほど購入。高い評価のレビューを書くと、商品代と報酬をもらえるといいます。

> 手に入れた商品は、そのままフリマアプリで転売。これまでに6万円近くを稼ぎました。

≫ やらせレビューを書いた男性
≫ 「今の収入に、もう少し欲しいなとか、そういう考えから始まりましたね。(知り合いでは)主婦の人とかが本格的に副業としてやったりとか。結構います。」

> レビュー売買の情報を、いったいどこで仕入れるのか。男性はSNS上の、あるページを見せてくれました。なんと、サイト上で堂々とやらせレビューの募集が行われています。

> レビューを書きたい人は、呼びかけに応じて書き込みをする仕組み。どんな人がレビューを募集しているのか、プロフィールを見てみると、中国風の名前が多いようです。
募集のからくりを調べるため、連絡先を公開している人に電話取材を試みることに。

> 取材班
> 「もしもし、こちらは日本のNHKですが。」

> (通話の切れる音)

> 取材と伝えると皆、口を閉ざしてしまいます。
> そこで、レビューを書いてみたいと聞いてみると。

> 取材班
> 「もしもし。」

≫ 「こんにちは。」

> 取材班
> 「レビューを書いたら、お金をもらえると聞いて…。」

≫ 「レビューを書いて写真を送ってくれれば、2日以内に商品代を返金するわ。私はレビューを集める仲介業者なの。たくさんの出品者とつながっているのよ。」

> 仲介業者だと名乗る女性。出品者から依頼されSNS上でレビューの書き手を募集しているといいます。

> 今、レビューを集めているのはイヤホンなど12の電化製品。どんな物なのか、実際に購入してみることにしました。
> 3日後。届いたのは、中国製のUSBケーブル、イヤホン、モバイルバッテリー。見た目は至って普通です。

> 詳細にチェックしてみると、イヤホンは接続が甘いものの、問題なく使えました。続いてモバイルバッテリー。こちらは、いくら充電しても満タンになりません。
> 正直にレビューを書いてもよいのか。仲介業者に再度、電話取材。

> 取材班
> 「レビューに3つ星をつけても、報酬をもらえますか?」

≫ 「それはダメよ。似たような商品のレビューを参考にして、5つ星をつけて!」

> 取材班
> 「品質に問題があるから、5つ星はつけられないです。罪悪感はないんですか?」

≫ 「意味のない質問はしないで!私は大学を卒業して、3年もたっているのよ。仮に罪悪感があったとしても、あなたに『いけないことをした』と話して何になるの!!バイバイ。」

> 電話を切られてしまいました。
> 仲介業者への取材はここでストップ。いまだ全貌が分からないため、今度は商品の出品者を手がかりに追跡を続けます。商品の送付元を見ると、日本国内にあるアマゾンの倉庫からでした。そこで、出品者の登録情報を見ると、ほとんどが中国。中でも、「深セン」の住所が目立ちます。
> 深センは中国のシリコンバレーとも呼ばれ、先端企業や工場が集積する一大ハイテク都市。出品者はどんな人なのか。まずは、イヤホンの製造元を直撃取材してみます。

> 取材班
> 「この辺だと思うんですけど。」

≫ 「その住所だと…あっちだよ。」

> 取材班
> 「登録された会社名と違うみたいだけど…ノックしてみましょうか。」

≫ 男性
≫ 「どうぞ。どうぞ入って。」

> 取材班
> 「こんにちは。」

≫ 男性
≫ 「面接の人ですか?」

> 取材班
> 「違います。お聞きしたいのですが、ここは(イヤホンの会社名)ですか?」

≫ 男性
≫ 「違うよ。」

> 中にいたのは、休憩中とおぼしき2人の男性。

> 取材班
> 「日本のアマゾンで商売をしていますか?」

≫ 男性
≫ 「知らないよ。住所が盗まれたのかなあ。」

> どういうことなのか。登録された番号に電話してみると。

> 取材班
> 「ここの住所に会社はありませんよね。」

≫ 「よく分かりません。」

> 取材班
> 「NHKなんですけど、アマゾンに登録している住所を確認したいのです。」

> (通話の切れる音)

> どうやら、“他人の住所を勝手に使っていた”と見られます。
その後も取材を続けると、ようやく実在する出品者を突き止めました。

> 取材班
> 「ここはモバイルバッテリーを扱っている会社ですよね?実は、私たちは日本のNHKです。あなた方は、やらせレビューをしていますか?」

≫ 「正直に言いますが、少ししかしていません。仲介企業を使っているような大企業もあるかもしれませんが、私たちは小規模にやっているだけです。もっと大きい企業を回ってくださいよ。」

> やらせレビューに関わっていることは認めましたが、詳細は語りませんでした。
> そうした中、取材班に情報が。ある中国人出品者が、インタビューに応じるというのです。現れたのは、深センの家電メーカーの日本支社に勤める女性。

≫ 中国家電メーカー 社員
≫ 「これもやらせ。やらせ。全部やらせ。」

> これまで、中国人留学生や日本人を使って、数百件のレビューを書き込ませてきたといいます。

≫ 中国家電メーカー 社員
≫ 「レビューは、形を変えた広告費。なぜなら、日本人はレビューがないと、まずその商品を買わないから。食事でも宝くじでも、行列が長いほどそこに行きたがるのよね。自分で判断する意識(が低い)。」


> 武田:ネット通販で多発する「やらせレビュー」。今回は、日本最大の売上高を誇るアマゾンジャパンで横行する実態について考えていきます。通販で毎日のように買い物をされるという麻木さん。レビューって、これまで信じていらっしゃいましたか?

> ゲスト 麻木久仁子さん(タレント)

> 麻木さん:もちろん信頼できるレビューもたくさんありますし、でも、やっぱりこれはどうだろうと思うレビューもあるし。それを読み解くところから、ネットのお買い物は始まるといっても過言ではない。

> 武田:それなりに見極めていらっしゃると。

> 麻木さん:そうですね。結構、とっぷり眺めます。ただ、あんなに大っぴらにやらせを書く人を募集しているとかは知らなかったので、ちょっと驚きましたね。こんなに堂々とやっていたんだと。

> 高山:我々も取材して驚きの連続だったんです。書き手と、それから仲介業者、出品者、組織的にやらせレビューを生み出しているという実態が浮き彫りになったんですが、これだけじゃないんです。さらに取材を進めると、より巧妙に、大量のやらせレビューが生産されている現場にたどり着きました。貴重な映像を入手しました。
> 中国にあるビルの一室なんですが、なんと大規模なレビュー工場だというんですね。無数にスマートフォンが並んでいます。誰も手を触れていないのに、画面が勝手に動いています。

> 1台の画面をよく見てみると、「アイフォンチャージャー」と入力を自動的にしています。この映像の提供者によると、これは特殊なプログラムを使って、人間の代わりに商品を購入している様子なんだそうです。

> 麻木さん:やらせレビューを書く人を募集する必要もないと。

> 高山:購入を終えると、スマホは自動的にレビューを書き込み始めるんです。この仕組みで、スマホの数だけレビューを量産できちゃうと。

> 同様のシステムで大量のレビューを売っているという業者に、出品者として接触しました。

> 取材班
> 「最近、1日に500件ものレビューをつけられている商品がありますよね?」

≫ レビュー売買ブローカー
≫ 「ええ、私たちにもできるわよ。世界中のアマゾンでレビュー操作ができるわ。1レビュー40元(約600円)だけど、遠くから来てくれたので安くしてあげるわ。」

> 高山:さらに話を聞くと、アマゾンが怪しいレビューを削除することは織り込み済みだというんですね。

≫ レビュー売買ブローカー
≫ 「ビクビクしないで。大規模にやらないと何もできないわよ。レビューが消されるのなんて普通よ。その分、新しく書けばいいだけ。何の役にも立たないものでも、レビューが多ければ売れるのよ。消費者とはそういうもの。」

> 武田:ずいぶん見くびられたものですよね。

> 麻木さん:消すスピードより多く出せばいいと。

> 武田:レビューって、直接商品を手にとることができない通販では、信頼の基盤だと思うんですけど、それを揺るがす行為で、本当に憤りを感じます。宮田さんも通販で失敗された経験があるそうですが、どういうふうに捉えていらっしゃいますか?

> ゲスト 宮田裕章さん(慶應義塾大学 教授)

> 宮田さん:価格の低いものだと油断して踏んでしまいますが、やはりじわじわとイライラがきますよね。こんなときに、やはりオンラインストアやグルメ旅行、ホテルの予約とか、サイトの質を高めるために良質なレビューは不可欠ですが、アマゾンの成長を後押ししたのは、このレビューデータの活用です。普通の購買データはどこにでもあるんですが、彼らはコストをかけて良質なレビューを収集すると。それによって、Aという商品を買った人がBもいいと感じると。こういう顧客体験をデータによって引き出していると。インターネットが登場する前から、商品の取引には常にフェイク情報が入っていました。悪貨が良貨を駆逐する。こういう言葉が示すとおり、フェイクレビューというのはコミュニティーの信頼に対する破壊行為です。アマゾンも定期的に不正アカウントを削除するなどの対応をとっているんですが、いたちごっこが続いています。

> 武田:サイバーセキュリティーやネット犯罪を多く取材している斉藤記者にも聞きます。このやらせレビュー、どのぐらい広がっていますか?

> 斉藤記者:世界14か国で販売している、ある電化製品のレビューをすべて調べてみたんです。すると日本を含めて、9か国でやらせが疑われる不正なレビューがついているのが分かったんです。やらせイコール粗悪品とは限らないんですが、世界中に広がっていることが分かりました。

> 武田:これって違法じゃないんですか?

> 高山:今回調べてみたんですが、アメリカと中国ではすでに法律が整備されています。アメリカでは、仲介業者と出品者に14億円の支払い命令、書き手1000人を提訴するという動きもあります。中国では逮捕者も出ています。じゃあ、日本はどうなの?実は、レビューを規制する法律まだ整備されていないんですが、ウソのレビューを書かせるという行為は「景品表示法違反」にあたる可能性があると。

> 武田:アマゾンは対策を何かとっているんですか?

> 高山:ガイドラインをじっくり読んでみると、いくつか触れられています。「対価を目的としてレビューを書く行為は禁止」、「やらせレビューと分かれば削除」、「違反した人のアカウントも停止」となっています。しかし実際には、やらせレビューが横行しているというのが実情なんですよね。

> 武田:麻木さん、レビューを信じたり信じなかったりと。どんなところに具体的に気をつけているんですか?

> 麻木さん:完全に見極めることは難しいんですけど。例えば、似たような商品が並んでいるとき、突出しているものがあるわけじゃないのに、ほかは20~30個レビューがついている。1つだけ800ついていたみたいになると、「あれ?ちょっとおかしいな。なんでこれだけたくさんついているの?」と思ったり。それから、中の分布を見たときに星5ばかり、星1ばかりみたいな、分布がおかしいなというときは少し用心してみたり。あとは、どんな人がレビューを書いているかなと、時にはレビュワーが過去にどんなレビューをしているか見に行ったりすることもあります。そうすると、やはりよほど怪しいと、どこかの段階で気付けるかなとは思うんですけど。

> 武田:なかなかしっかりチェックしていらっしゃいますが、やらせレビューを見分ける方法は。

> 斉藤記者:ITの専門家に、やらせの見抜き方を聞きました。まず、レビューについているおかしな日本語。これはワイヤレスイヤホンと、ある美容器具に実際についていた表現なのですが、読んでみていただけますか。

> 麻木さん:“私はそれを私の耳に装着する。”“私は初日にたくさんのことを吸うことができます。”

> 斉藤記者:2番目は毛穴吸引器についていたレビューです。

> 麻木さん:鼻の頭の毛穴とか吸うやつですね。

> 斉藤記者:不自然な文章ですが、翻訳ソフトを使って海外の言葉を日本語に翻訳したので、こういった不自然な状態になっていると。2番目なんですが、先ほど麻木さんも気にされているという、星の数の分布ですね。やらせのレビューが多い場合、レビューの分布が星5と星1に集中したりするんです。星5のやらせレビューを大量につけて売り出したんだけど、品質が悪いので、買った人が正直な感想として星1をつけるという形で、こういう分布になるということです。

> 最後が日付の偏りです。麻木さん、レビューが書かれた日付は見られますか?

> 麻木さん:できるだけ新しいレビューを参考にするようにしています。古いものは商品が変わっているかもしれないので、新しいものを見ています。

> 斉藤記者:そこで、同じ日付で大量の投稿がある場合には、疑ってほしいですね。あるイヤホンのレビューを調べてみると、こちらのグラフ、なんと1日に200件以上もついている日があったんです。

> レビューというのは、通常100個売れて、そのうちに2、3個つけばいいといわれているのに、レビューがつかない日もあったり、100件つく日があったり。これは明らかに異常な分布をしています。
> この見抜き方を教えてくれた専門家が、参考になるサイトを公開してます。レビューがやらせである確率がどれくらいなのかをチェックする、その名も「サクラチェッカー」というサイトなんですけど、商品のURLを入力すると独自の指標でサクラ度をチェックして、“この商品のサクラ度は90%です”という形で教えてくれるんですね。今年7月に公開されて、すでに10万件の商品がチェックされたんですが、そのうちの11%の商品でレビューのサクラ度が極めて高いと判定されているそうです。

> 武田:こうして消費者が自分で身を守る対策はあるにはあるんですけども、やっぱり仕組みとして不正なレビューを防ぐ方法を考えるべきじゃないですか。

> 宮田さん:そのとおりですね。先ほども商品の日付とありましたけども、たまに発売前にレビューがついていたり、やらせ業者が早く帰りたかったのかなと。あからさまなものもありますが、定期的にやはり不正アカウントというのは削除されます。この削除率が近年一貫して高いのが、イヤホンとかウェブカメラ、あるいはスマートフォンのアクセサリーですね。いずれも多くの企業が入り乱れていて、そして商品のサイクルが早い。こういったものには注意する必要があると思います。近年、急速に進化した多言語翻訳で、これは我々の生活を便利にしたんですが、当然やらせ業者も便利にしてしまっているんですね。非常に見分けがつきにくくなっています。まさに個人の対応だけでは限界があるということだと思います。

> 高山:信頼が揺らいでいるのは、評価を必要以上に高めるアゲレビューだけではなくて、低評価のサゲレビュー。こちらも今、横行しているんです。

> 去年脱サラし、アマゾンでヘッドライトを販売している松田大輔さん。機械メーカーのエンジニアだった経験を生かし、商品をみずから設計・販売しています。

> しかし、今年7月予期せぬ出来事が起きました。

≫ ネット通販出品者 松田大輔さん
≫ 「これは、弊社の商品が爆発したっていうレビューですね。」

≫ “敷地に使うとき、爆発しました。ありえないです!弁償を求めるのに無視されました。最悪です!”

> 突然つけられた星1つのレビュー。数日後、商品が返品されてきたのですが…。

≫ ネット通販出品者 松田大輔さん
≫ 「全く使われていない未使用品だったんです。もちろん爆発なんてしていなかったですし、電池もそもそも取り付いていなかったので、これはおかしいなと思って。」

> アマゾンでは、安全が疑われた商品は、いったん販売が停止されることがあります。松田さんも急きょ販売停止に。折しも、年1回のセールに向け借金をして、商品を大量に準備したところでした。

≫ ネット通販出品者 松田大輔さん
≫ 「もしも、このまま(出品)停止になってしまったら、食べていけるのかなっていうのは、正直心配になりましたね。」

> さらに、このころ1000通を超える嫌がらせメールも届いていました。中には、ぎこちない日本語で脅すような内容も。

≫ “あなたの製品を攻撃しなければなりません。あなたは非常に邪魔です。”

> 悪質な嫌がらせとして弁護士に相談し、警察にも届け出。なんとか販売を再開できましたが、損失は100万円に上りました。

≫ ネット通販出品者 松田大輔さん
≫ 「恐らくは、同業他社がやっていると思われます。そういうのはリスクじゃなくて、単純に犯罪なので、ちょっとそれは、正常とは言えないですよね。」

> 商品をいわれなくひぼう中傷するサゲレビュー。攻撃に耐えかねて、みずからもレビュー操作に手を染めてしまう人も出始めています。

≫ フィットネス用品を販売する男性
≫ 「(私の会社は)大体2000円くらいの商品を売っていますので、1000個で(月商)200万円くらい。」

> フィットネス用品を販売する男性。この夏、星1のサゲレビューを立て続けにつけられました。売り上げは3割減少。悩んだあげく、ブローカーに金銭を支払い、星1レビューの削除を依頼することに。1件削除で、およそ1万2000円。10万円ほどを投じて売り上げは元に戻りました。

≫ フィットネス用品を販売する男性
≫ 「できるだけルールを守ってということは思っているんですけれども、ただ、ルールを守らない相手と闘っていくには、自分もギリギリのところまで自分のレベルを落として闘っていかないと。」

> 取材班
> 「心が痛むってことはない?」

≫ フィットネス用品を販売する男性
≫ 「悪いというよりは、自分の商品を守るためには仕方ないことだと思っています。」

> 武田:レビューの削除まで請け負う業者が出てきているとすると、何を信じればいいか本当に分からなくなりますが、アマゾンの責任どう感じていますか?

> 高山:今後について問いました。回答がきました。“アマゾンは、専門チームによる調査とテクノロジーを組み合わせて24時間365日体制で不正レビューのブロックや削除をしています。さらに不正検知の仕組みを改善し、引き続き、取り組んでいます。”

> 武田:買い物という日常的な行為さえ、膨大な情報に踊らされる時代になっていますが、賢い消費者になるために何をよりどころにすればいいのか。麻木さん、どうお感じですか?

> 麻木さん:難しいと思うんですけど、お買い物をするときに限らずネットの社会は、もうやらせとかフェイクとかデマとかが付き物というか、付いてきてしまって、人の悪意だとか欲望だとかをどんどん拡大してしまう性質がそもそもあるんだということを分かったうえで、時々、小さい失敗を繰り返しながらリテラシーを磨いていく以外、個人としてはない。文字を見ると信じちゃいますけどね。文字で書いてあるものをそのまま信じないという、それぐらいしか、いち消費者としてできることはあまりないんですよね。

> 武田:リスクを意識して、便利さと引き換えにするということですかね。宮田さんはいかがですか?

> 宮田さん:マーケット規模の拡大が先行する中で、国境を越えた不正という新たな問題が起こって、顧客体験が損なわれたというのが今回のケースですけども。ただ、変化する条件の対応をグローバル企業だけに任せるのではなく、日本側もやはり、この問題を考えていく必要があると思います。例えば日本は、文化や信頼、それは幻想のときもありますけど、こういったことを前提に、ただつなぐということを相手への役割だと考えがちだったんですが、これからは多言語翻訳などのテクノロジーで、さらにコミュニティーが崩されていく中で、信頼をデザインするということも必要になるかなと思います。これは問題が起こったあとに消費者を守るということだけではなくて、問題が起こる前に発生しないようにする。例えば、フェイクレビューを書かせないようにする対応も必要です。さらには、国境を越える悪意に対する制度的な対応も必要なんですが、先ほどの麻木さんの話にもあったように、我々側、ユーザーが学ぶこと、支え合う仕組み、こういったものも考えていかないといけないと思いますね。

> 武田:これから新たな手口とのいたちごっこですけども、そこは、やっぱりテクノロジーで乗り越えようと努力をしなきゃいけない。

> 宮田さん:テクノロジーであったり、あるいは社会の仕組みであったり。国境をすでに越え始めているので、そこに対する信頼を守る、そして作る。ここを意識した活用が必要になるのかなと思います。

> 斉藤記者:こういった、罪悪感なく書き込める偽の情報に、いつも我々がさらされているんだということを考えなければならないなと思いました。

> 武田:一人一人気をつけて。麻木さん、毎日買っていらっしゃるそうですが。

> 麻木さん:頑張ります。

<参考=「追跡! ネット通販 やらせレビュー」(NHKクローズアップ現代+、10月2日)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/10/04 (Fri) 20:26

 こんばんは。


> 私のところにも「Amazonでこの商品を買ってレビューすれば礼金を進呈」(実際の表現はもっと稚拙)の類の電子メールが良く来ます。

 私がアマゾンジャパンの上位レビュワだから来るのかと思っていましたが、本記事から察するに、不特定多数に送られてるのでしょうね。
 皆様のところにも届いてますか<?>。


【シバケン】 2019/10/04 (Fri) 22:49

当方には、その手、詐欺メールはありませんです。

所謂の、迷惑メールそのものが、着弾してませんです。

当方的には、ブロバイダ・メールは、承知してるの方々のみにしか、通知してませんでして。

所謂の、登録なりは、フリー・メールです。
そのフリー・メールも、ランク付けしてまして。怪しいのは、原則、「Yahoo!メール」の、セーフティ・メールを使用です。

実際には、「セーフティ・メール」で、迷惑メールが着弾で、廃棄した事は、ありませんです。

その昔の、「京都inet」時代には、「京都inet」のメール一つで、登録等々も、やってまして。
迷惑メールだらけでしたです。

結果、「京都inet」から、「Eonet」に変更の、2008年からは、その手のからは、解放されたです。


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/10/04 (Fri) 23:12

 シバケン様、こんばんは。


 「詐欺メール」とは違いますよ。
 不正(法的には景品表示法違反の可能性がある、道義的には完全な不正)な副業の勧誘メールであり、実際に副業収入があります。
 アマゾンジャパンに登録しているメールアドレスに着弾してます。