みんながパソコン大王
雑談<NO.56>

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表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.57
855 『花子とアン』撮影終了で吉高由里子は泣いたのか笑ったのか 磯津千由紀 14/08/27
854 静岡県でも大雨<?> 磯津千由紀 14/08/26
853 8月9月はスズメバチが危険! 絶対に知っておきたい『8つの対処法』(grape) 磯津千由紀 14/08/26
852 牛丼の価値、次代へ 今月末退任、安部修仁・吉野家社長(毎日新聞) 磯津千由紀 14/08/26
851 育て未来のパラリンピアン 東京で競技体験会(朝日新聞) 磯津千由紀 14/08/26
850 日経パソコン8月25日号には、「ストレージはどれがいいの?」 磯津千由紀 14/08/26
849 日産スカイライン200GT-t 無駄なプライドはますますいらない時代(日経トレンディ) 磯津千由紀 14/08/25
848 格安スマホ新トレンド 安さ一辺倒から脱却し独自色強める(日経トレンディ) 磯津千由紀 14/08/25
雑談NO.55

NO.848 格安スマホ新トレンド 安さ一辺倒から脱却し独自色強める(日経トレンディ)<起稿 磯津千由紀>(14/08/25)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/25 (Mon) 22:46

 こんばんは。


 料金格安スマホも、あっという間に浸透しましたね。

> 2014年、“格安スマホ”の提供で注目を集めた仮想移動体通信事業者(MVNO)。日本通信やビッグローブなど大手キャリアとは異なり自社で回線を持たない通信事業者だ。だが各社の戦略を見ると、必ずしも“格安”だけを売りとしているわけではなく、さまざまな戦略でスマートフォンの販売促進に取り組んでいるようだ。

> 市場拡大と共に競争が激しさを増す量販店主体の格安スマホ

> 携帯電話・モバイル関連で、2014年大きくブレイクし注目を集めているものの1つに、“格安スマホ”がある。格安スマホの動向については以前も「盛り上がる『格安スマホ』 参入相次ぐが落とし穴も」で触れているが、今回は、格安スマホを提供するMVNO各社の戦略の違いについて触れていきたい。

> ひと口に格安スマホといっても、実はその提供形態には違いがある。大きく分けると2通りあり、1つ目は家電量販店などに向けてSIMのみを提供し、量販店がSIMフリー端末とセットにして提供する、量販店主導のもの。そして2つ目はMVNOが端末も直接調達し、独自のサービスも組み込んだ形で直接ユーザーに提供する、既存キャリアに近いスタイルをとるものだ。そしてそれぞれの提供形態の違いによって、MVNOがとる戦略は異なってくる。

> 最も多いのが、前者のSIMを量販店に提供するスタイルをとるMVNOだ。端末の調達は量販店側となることが多く、サービスが端末に依存する部分が少なからずあるなどMVNOの独自性が打ち出しにくいデメリットはある。しかし、そのぶん、量販店の強力な販売網を活かし、販売を大きく伸ばしやすいメリットがある。

> それゆえ、いかに販売力の強い量販店と組むことができるかが、ビジネスの要となっている。実際、大手量販店が提供する格安スマホを見てみると、イオンはビッグローブ、ヨドバシカメラは日本通信、ビックカメラはIIJ(インターネットイニシアティブ)、エディオンはNTTコミュニケーションズ、ヤマダ電機はU-NEXTといった具合に採用するMVNOがそれぞれ異なっており、激しい競争を繰り広げていることが分かる。

> また8月に入ってからは、日本通信がAmazon.co.jpで、LGエレクトロニクスの「LG G2 mini」とのセットによる格安スマホを販売するなどして、販売網を拡大する動きを見せている。このスタイルは比較的参入しやすいこともあり、今後MVNO間の競争が一層激しくなると予想される。どの事業者がいかに多くの量販店と組んで販路を広げられるかに、注目が集まるところだ。

> 最新スマホをセット販売するサービスも登場

> 一方で、MVNO自身が端末を調達しSIMとセットで販売する、既存キャリアに近いスタイルでサービスを展開する事業者もいくつか現れている。

> このスタイルの特徴は、大手キャリアより安価な料金で利用できる利点を備えつつも、量販店の意向に左右されないため、MVNO独自のサービスを打ち出しやすい点にメリットがある。そうしたことから、量販店にSIMのみを提供する事業者の中にも、通信販売限定で独自のセットサービスを提供するケースが見られる。

> またそうしたサービスの中には、独自性を打ち出すため、端末もミドル・ローエンドクラスではなく、比較的最新の高性能モデルを揃えるなどして、より充実したサービスを受けられる仕組みを整えている事業者もある。ビッグローブの「BIGLOBEスマホ」や、ケイ・オプティコムの「mineo」がその代表例だ。特にmineoは、回線を借りているauの最新モデルである「AQUOS SERIE SHL25」を販売し、キャリアアグリゲーションやWiMAX 2+に対応するなど充実した高速通信サービスを受けられる仕組みも整えている。

> 無論、高性能な端末となるとその分、値段は張る。しかし、それでも自社で回線を持たないMVNOのサービスであり、またデータ通信容量が1GBから選べるなど低容量のプランも用意していることから、トータルで見れば大手キャリアよりも安い月額料金で利用できるのがメリットだ。

> 実際、mineoでAQUOS SERIE(7万5600円)を、音声通話付きの「デュアルタイプ」で契約した場合、通信容量1GBのプラン(1590円)であれば2年間は月額4740円、3GBのプラン(2940円)であっても6090円で済む。mineoは3Gによるデータ通信ができないなど一部制約があるものの、auの「カケホとデジラ」の場合、最も安価な「データ定額2(2GB)」を選んだ場合でも、端末代を含まない月額料金だけで6500円はかかることを考えれば、その違いは大きい。

> もっとも、MVNOがこのスタイルをとる場合、販売にかけるコストを削減して低価格を実現している部分も大きい。そのため、販売がMVNOの自社サイト上での直販に限られるなど、顧客にとって購入しづらくターゲットが限定されてしまうデメリットもある。それゆえ、いかにサービスの認知度を高め、販売を拡大させていくかが大きな課題となってくるだろう。

> 事業者から「格安スマホと呼んでほしくない」という主張も

> 他にも、より独自性のあるサービスを提供して差別化を図るMVNOが出てきている。フリービットの「freebit mobile」がその代表例だ。

> freebit mobileは、SIMと端末のセットを自社で販売するスタイルをとっているのだが、販売しているスマートフォンは自社オリジナルの「PandA」1機種のみ。同じ名称ながら、3度モデルチェンジしている一方、端末の差異が出ないようクラウドで端末間の調整をとるなど工夫をしている。利用できるネットワークは3Gのみ、通話も基本料のみの場合、利用できるのはIP電話のみとなるが、一方で、遠隔操作によるサポートを無料で提供するなど、サポート面を強化してスマートフォンの利用を高める取り組みをしているのも特徴的だ。

> また販売やプロモーションにかけるコストを可能な限り抑えて低価格を実現するMVNOが多いなか、実店舗を構え、テレビCMを展開するなどして販路拡大していることも大きな特徴といえるだろう。昨年福岡天神と小倉、名古屋に実店舗を設けたのに加え、今年8月からは東京・渋谷にも旗艦店「ATELIER freebit 渋谷スペイン坂」を出店。同時に関東圏でテレビCMも開始するなどして、積極的にプロモーションをしている。

> このように、ひと口にMVNOや格安スマホといっても、そのサービス内容や戦略は事業者によって大きく異なっている。それゆえ多くの事業者からは「格安スマホと呼んでほしくない」という声が聞かれるなど、値段ばかりに注目が集まる傾向に異を唱える向きもある。

> プライスリーダーとしての役割を期待されているMVNOだが、価格だけでなく、より独自性を打ち出したサービスが多く登場し、大手キャリアも巻き込んだ競争が進んでいくことに期待したい。


> 著 者

> 佐野 正弘(さの まさひろ)

> 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。

<参考=「格安スマホ新トレンド 安さ一辺倒から脱却し独自色強める」(日経トレンディ)>
<消滅・19/07/01>


NO.849 日産スカイライン200GT-t 無駄なプライドはますますいらない時代(日経トレンディ)<起稿 磯津千由紀>(14/08/25)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/25 (Mon) 23:24

 こんばんは。


 自動車業界も様変わりしました。

 因みに私は、「水冷水平対向6気筒エンジン車」に3台、続けて乗っています。

> 2013年11月に発表、2014年2月からハイブリッド車の販売が開始となった日産の13代目「スカイライン」。6月5日にはターボチャージャー付きガソリンエンジンを搭載した「スカイライン 200GT-t(次世代ターボ車)」が発売された。“ベンツのエンジンを搭載したスカイライン”と話題を呼ぶこの車の実力とは?

> 【コンセプト】時代はいろいろエフィシェント(効率的)

10年前、こんな時代が来ることを誰が予想できただろうか。トヨタがBMWと提携してハイブリッド技術や燃料電池技術、ディーゼル技術をシェアし、スポーツカーまで作り、マツダの新型「ロードスター」をベースにアルファロメオ版が作られることになり、日産が三菱と軽自動車を共同開発し、スバルが軽自動車作りから撤退して「レガシィ」を北米でヒットさせるなんてことを。

> 自動車産業は今もアジアを中心に広がりつつあるとはいえ、バラ色の話ばかりではなく、常に「効率」が求められている。その昔、エンジンやボディー作りは「コア技術」とされ、オリジナル開発を基本としたが、聖域はもはやない。共有できるものはし、残されたデザインやハイテクや味付けにブランドの存続を賭けて乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負に挑む! そういう厳しい時代に来ているワケだ。

> カリフォルニアイメージのアップル社製品のサプライヤー数のトップが中国だったり台湾だったり、日本製や韓国製パーツが数多く使われていることにも似ている。時代のコアバリューはもはや素材のオリジナル度で決まるわけではない。“オリジナルテイスト”こそが大切なのだ。

> 買えば644万円するC250 SPORTSのエンジンが、383万円強のスカイラインで!

> 「今や各社のエンジン技術力の差がなくなっていて、単体でユニークポイントが出しづらくなっている面もありますし、そもそも使っているモノ=スカイラインらしさじゃないですから」

> というのは今、密かに話題のスカイラインの追加モデル「200GT-t」の開発担当、公手晃一氏。今春日本で発表された13代目V37スカイラインは当初ハイブリッドモデルのみで、価格は400万円後半スタート。正直、輸入車より微妙に高くシンプルなガソリン版が望まれていた。そこで登場したのがこの2L直噴ダウンサイジングエンジンを搭載する200GT-tだが、実はエンジンは写真にもあるがメルセデス・ベンツ製。同時期に発表されたCクラスの「C200」や「C250」に搭載されている2Lユニットと基本同じであり、しかも211ps&350Nmのピークパワー&トルクは、ハイパワーなC250譲り。

> まさにこれまでは想像もできなかった“パワードバイベンツ”スカイライン”であり、その上価格は300万円後半スタート。

> 「我々が『このエンジンをください』と言ったわけではなく、アライアンスで効果が出るモノを……と考えたら合致したのがスカイライン。タイミングもちょうど良かった」と公手氏が言う通り、別に日産開発陣が望んだわけではないようだが、価格的にもブランディング的にも一部ユーザーは間違いなくウェルカムだろう。なにしろ買えば644万円もする「C250 SPORTS」のエンジンが、383.4万円の「200GT-t」で味わえるワケである。

> もっともボディーもデザインも当然全く違うわけだから、メルセデス自身が「4気筒エンジンは高級車風味の中心とはならない」と言っているようなもの。その昔、スカイラインは鋭く噴ける直6エンジンが売りだったが、時代はエンジンの価値を下げたわけである。

> とはいえ実車はどうなっているのか。不肖小沢がちょいと味見してみました。

> 【インプレッション】全体的にナチュラルでパワフル

> そもそも新型V37型スカイラインは、かなり異端児のイメージだった。最初に3月に乗った時点では、発進時からモーター加速が強烈なハイブリッド仕様のみ(関連記事)。しかも世界初のフライバイワイヤー式の「ダイレクトアダブティブステアリング」を採用し、ステアリング操作が今までにない電気仕掛け。切った瞬間……曲がってる! というか、殴ったら……殴り返されている!? ような今までにないクイックな味付けで、ダブルで独特の先進性を獲得していたのだ。

> ところが200GT-gは全面的にプリミティブ。前述したメルセデスの実用的な直噴ダウンサイジングターボを搭載するだけでなく、ステアリング系もオーソドックスな電動油圧式で、駆動方式もFRのみ。4WDの設定はない。

> よって乗り込み、走り出したとたんに漠然と安堵感が漂う。当たり前だがイグニッションを押したとたんにエンジンがかかり、エンジン音が続く。もちろん最近常識となったアイドルストップ機構付きだが、発進時はエンジンがかかるし、始動音も特別♪ブオン! と過激なものではない。

> 「200GT-t SPORTS」としても良かったくらい

> そして発進から力強い。そりゃそうだ。なにしろ新型メルセデスエンジンは、1250rpmの低回転から350Nmの極太トルクを発揮し、ごていねいにギアボックスまでメルセデス譲りの7速AT。そのパワーをダイレクトに伝えてくれる。

> しかも驚いたことに……というか考えれば当たり前だが、発進時から同じパワーユニットを積むC200より力強い。なぜなら「C200」は燃費を重視したリーンバーン仕様でパワー&トルクも184ps&300Nmと控えめ。スカイラインに搭載されたのは前述した通りC250 SPORTSのほうで、本来スカイラインは「200GT-t SPORTS」としても良かったくらいなのだ。

> しかし、一番違いを感じるのは絶対的パワー以上に、普通に流していて、ふと加速したりする瞬間で、走行モードにもよるがスカイラインのほうが常に安定してグッと前に出る。

> ただしその分、C200のJC08モード燃費が16.5km/Lなのに対し、200GT-tは13.6km/Lと分が悪い。これでも従来の2.5LV6より2割程度良くなったらしいが、これは日産の方針か、もしくはメルセデスサイドの要求なのだろう。

> ちなみに今回の試乗で、箱根ターンパイク頂上から大磯プリンスホテルまで約30kmの下り道を走ったメーター計測燃費は13.8km/Lで、ほぼスペック通り。そこから再び30km登って、合わせた平均燃費は9.3km/L。ま、特別良くもなし、悪くもないと言ったところだ。

> 一方、ハンドリングだが、今までさんざんクルマに乗ってきた小沢としては、当然ながらこちらのほうがより自然自然に感じる。ステアリングを切ったとたん、スッとノーズが入り、意外なほど良く曲がる。違和感のなさは、ダイレクトアダブティブステアリング付きのハイブリッド仕様車とは比べものにならない。

> しかもそれでいてかなりクイック。エンジンが4気筒になり、リアトランクからバッテリーが減って前後バランスが変わったこともあり、十分にスポーティーだ。

> 最も今秋にはガソリン版にもダイレクトアダブティブステアリングとさらにアクティブレーンコントロール付きがオプション設定されるらしいが、個人的には電動パワステ仕様で十分。

> もっとも開発陣は「慣れたらアダブティブステアリングのラクですよ」と言うわけで、この当たりはご自分の感覚と、新しいモノ好き度合いで決めていただきたい。個人的にはまだ必要性は感じなかった。

> もはやアジアの「INFINITI」!

> そして繰り返すが、スカイラインのデザインはかなりアグレッシブだ。いろいろと大胆なラインが複雑に絡み合い、乗り手を選ぶ攻めのデザイン。従来の古典的なスカイラインのイメージはまるでなく、完璧に「INFINITI」となった。日産的には「外資系に勤める、都会のエグゼクティブ」をユーザーイメージとしているようだが、まさしくインドネシアやシンガポール出張をバリバリ繰り返す、英語堪能なアジア人が乗ってると似合う気がする。

> 朗報はトランク容量の拡大で500Lとハイブリッド仕様より100Lも広い。巨大な走行用バッテリーが要らなくなったからだが、これで旧型スカイラインの510Lに迫る広さになった。同時にトランクスルーが使えるので長尺モノもOK。この恩恵は人によっては大きい。

> ちなみに200GT-tにはグレードが2つあるが、日産自慢の時速60kmから利く自動ブレーキが付いているのは2つめのグレードから。価格的には420万円を超えてしまうが、一般的にはこちらを買っておいたほうが無難ではあろう。

> 【小沢コージの勝手なる予言!】これはある意味、大きな賭けである

> 素材が味を決めるわけじゃない。確かに真実である。味はバターで決まります……という名コピーがあったが、同じ素材を使っても、違う調味料なり、味付けなり、別の料理人が手掛ければ全く別の料理になるし、国籍すら変わりうる。松阪牛でタタキを作ってショウガ醤油で食べれば和食になるだろうし、シチューにすれば洋食になるだろう。

> が、これは正論でありつつ、最終的には結構な賭けだと思う。確かに今やエンジンはクルマの走り味においてさほど決定打とならず、特にここまで世界的にエコロジーがテーマになると、エンジンはどんどん効率重視で味のないものになる。“シルキーに回る直6エンジン”やら、“巨人に背中を押されるようなV8エンジン”はすっかり過去のものとなり、高級車でももはや効率のいい直4ターボは当たり前。

> となると開発費をかけるのは無駄だから買ってきた方が早い! となるのもよくわかる。

> 特に日産にメルセデスエンジン……となると、逆にブランド価値は逆に上がる。4気筒エンジン車としては多少高くても、もとは取れるのかもしれない。

> エンジニアはシェフになれるのだろうか?

> だが我々が買うのは高級車である。誰も見てない下着や普段着にユニクロを選ぶのはよく分かるが、少なくとも400万円以上する己の誇りを賭けて選ぶクルマで、借り物ばかりはどうだろうか。

> もちろんiPhoneもiPadもチップがインテルだろうがオリジナルブランドだろうが台湾製だろうが中国製だろうが関係のない時代になってきた。自動車もその方向だし、実際にそうなっている。

> だが、あれほど「高性能エンジン」であり、「自社製ユニット」を誇ってきた高級車たちだ。どんなに効率化しても、どこかに素材の味なり、違いを求めてしまう気がする。さらに作り手であるエンジニアの気持ちを考えるとより複雑だ。今の自動車修理現場では、メカニックは“チェンジニア”になった。要は“交換する”人々だ。

> そのうち開発する人々もエンジニアではなく、シーズニア!? とかシェフ! と呼ばれる日が来るのかも知れない。どんどん変わりゆくあるクルマ作りの本質。これはどこかで行きすぎ、そして歯止めがくるような気がする。

> ちなみに200GT-tだが、確かに十分速くて楽しいクルマだったが、エンジンをすごく回したくなる類いの官能的クルマでもなかった。必要にして十分。そういう意味で面白いのは相変わらず独自のハイブリッド・スカイライン。現状、この戦略は正しいのだと不肖小沢も思う。


> プロフィール

> 小沢 コージ

> 自動車からスクーターから時計まで斬るバラエティ自動車ジャーナリスト。

> 連載は日経トレンディネット「ビューティフルカー」のほか、『ベストカー』『時計Begin』『MonoMax』『夕刊フジ』『週刊プレイボーイ』、不定期で『carview』『vividcar』などに寄稿。09年10月から10年3月までTOKYO MXテレビで毎週土曜夜11時に放映した『アンダーステア』のパーソナリティとしても活躍。近著に「アンダーステア DVD Vol.1 スーパースポーツ編」がある。愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ、シティ・カブリオレなど。

> ブログ「小沢コージでDON!!」も随時更新。

> プロデュースした単行本「つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた」が集英社よりに発売中(Amazonで購入はこちら)。

> 最新刊は2013年5月20日に発売された「車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本」(宝島社)。

<参考=「日産スカイライン200GT-t 無駄なプライドはますますいらない時代」(日経トレンディ)>
<消滅・19/07/01>


NO.850 日経パソコン8月25日号には、「ストレージはどれがいいの?」<起稿 磯津千由紀>(14/08/26)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 00:18

 こんばんは。


 定期購読してる「日経パソコン」より。

> 【編集長から】
> 日経パソコンが毎号実施している読者アンケートの結果を見ると、このところ、NASやオンラインストレージの利用者が増えています。「俺は一生、外付けUSBハードディスクだ!」と思っている人もいるかもしれませんが、ストレージにはトレンドがあります。筆者も20年前は貴重なデータをすべて5.25インチMOで保管していましたが、今、再生装置が見つからず、中のデータを取り出せません。ストレージの進化に合わせて、データの移し替えや活用方も変わっていきます。ローカルハードディスク、NAS、オンラインストーレジにはそれぞれ良さがあります。長期保存にはどれが良いか、頻繁に更新するファイルはどこに置くのが良いか、8/25の特集では、デジタルデータを最適に格納するためのストレージ活用術を紹介しました。
> (日経パソコン  米田 正明)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 00:35

●特集1 「最適データ格納術」
 NASとオンラインストレージを中心に、デジタルデータを
 最適に格納する最新テクニックを紹介する。
 ・ファイルの種類に応じたデータ格納術
 ・ファイルの更新頻度に応じて格納する
 ・データ消失のリスクが高いメディアはどれ?
 ・NASとオンラインストレージ入門
 ・ポータブルサーバーを活用しよう
 ・ポータブルサーバー主要製品一覧
 ・NAS専用機と簡易型の違いを理解して選ぶ
 ・ユーザーインタフェースやプロトコルで選ぶ
 ・テレビ録画を共有するならどれ?
 ・NASのアクセス権 設定法
 ・Wi-Fiルーターで簡易NAS
 ・最新NAS専用機一覧
 ・人気の高いオンラインストレージはどれ?
 ・パソコンに「同期フォルダー」を設定する
 ・Webブラウザでファイルを編集する
 ・図形入りのExcelには要注意
 ・保存ファイルを知人と共有
 ・スマホアプリの使い勝手を比べる
 など


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 02:38

 こんばんは。


 済みません、日経エレクトロニクスは1冊だけでも買えますけど、どうも、日経パソコンは定期購読しか出来ないみたいです。

> 日経パソコンの購読のお申し込みは、
>  0120-21-0546(申込専用・年中無休 9:00~22:00)
>  ※携帯電話からは 03-5696-6000
>  【お申込みコード 65-4012とお伝えください】

>  ネットでのお申し込みは、
> https://xtech.nikkei.com/it/pc/pc/npcs/em
> のページの右上「年間購読のお申し込みはコチラ」をクリック。
> ※購読のお申し込みには「日経ID」が必要です。
>  お申し込みお手続きの中でログインまたは新規登録をお願いいたします。


NO.851 育て未来のパラリンピアン 東京で競技体験会(朝日新聞)<起稿 磯津千湯紀>(14/08/26)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 00:55

 こんばんは。


> 日本障がい者スポーツ協会と日本パラリンピック委員会(JPC)が23日、東京都北区の障害者総合スポーツセンターで選手の発掘事業を開催した。障害者スポーツでの大規模な発掘事業は、今回が初めて。約70人の応募者が、陸上や車いすテニスなど15競技から好きな競技を選んで体験した。

> 愛知県の小学4年の女子児童(10)は、両足に競技用の義足をつけた。走ったのは人生で初めてだといい、「楽しかった。またやってみたい」とはしゃいだ。父親は「義足は長期間、高額でしか借りられない。短期で安く借りられれば」と、環境の充実を願った。

> 中森邦男JPC事務局長は「障害者スポーツができる地域はまだ多くない。これをきっかけに、将来のパラリンピック選手が育って欲しい」と話した。発掘事業は30日に神戸福祉スポーツセンターでも行われる。

<参考=「育て未来のパラリンピアン 東京で競技体験会」(朝日新聞)>
<消滅・削除・15/09/10>


NO.852 牛丼の価値、次代へ 今月末退任、安部修仁・吉野家社長(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/08/26)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 03:04

 こんばんは。


 私も若いころには「吉野家の牛丼」200円をよく食べたものです。

> 「ミスター牛丼」と呼ばれる安部修仁(しゅうじ)さん(64)が8月末、吉野家社長を退く(取締役でない吉野家ホールディングス会長は留任)。アルバイトから経営トップに上り詰めたヒーローストーリーは倒産、看板メニューの販売停止といった「牛丼苦難の時代」と重なる。世代交代を迎えた今、何を思うのか。【内野雅一】

> ◇BSE騒動、新メニューで依存心抱かせず/低価格競争、危機感を緊張感に

> お盆の13日、安部さんは東京・多磨霊園を訪れた。1998年、膵臓(すいぞう)がんで亡くなった吉野家2代目、松田瑞穂氏(享年77)の命日の墓参り。毎年の恒例行事だが、その日は連れがいた。9月から新社長となる河村泰貴(やすたか)氏(45)である。

> 「吉野家の未来を彼に託します」。安部さんは墓前に報告した。

> 松田氏の父栄吉氏が1899(明治32)年、東京・日本橋にあった魚河岸で働く人たちに牛丼を出す個人商店を開いたのが吉野家の始まりだ。戦後、屋台で商売を再開。後を継いだ松田氏が58年に株式会社化し、並盛りはご飯260グラムに肉85グラム、タマネギ5〜7片の形を完成させるとともに多店舗化を進めた。72年、アルバイトだった安部さんを社員に登用したのも松田氏。「オヤジ」と慕った。

> 「オヤジが育てたのは単なる牛丼という商品じゃない。牛丼を通して、そこに込めた思いや仕組み、取り巻く人それぞれに『価値』があるということを教えてくれた。それらを時代とともに進化させ、より良いものにしていくのが僕の仕事だった」と話す。

> だが今、思い切ったことも口にする。「そうした価値が進化していく中で、表現の形としての牛丼が未来永劫(えいごう)残らなくてもいいと僕は思っている。吉野家が築いた価値をこれからどう表現するかは次世代の役目」。若い河村氏にバトンを継ぐ安部さんは言い切る。ただ、ここに至るまでの道のりは苦難続きだった。

> 多店舗化が加速したのは70年の大阪万博をきっかけに外資系ファストフード店が次々に日本に上陸してきた頃。77年に100店舗を超え、翌年には倍の200店舗に。「成長最優先の時代だった」。社員になった安部さんは「アメリカ200店構想」の先兵として、イリノイ州へ語学留学に向かう。会社人生は順調すぎるほどの滑り出しだった。

> だが、吉野家は急拡大の落とし穴にはまる。生の牛肉調達が追いつかなくなった。生肉は高騰し、牛丼を値上げした。不足分を補うため乾燥肉も使ったが、客数激減を招き経営は悪化。80年7月、会社更生法の適用申請に追い込まれた。安部さんは急きょ米国から呼び戻される。「社内は内紛で無政府状態。僕も東京地区の営業部長から、有楽町店の店長に左遷され、店の仕事をしながら辞めたい人を引き留める毎日だった」。社員数は6割に減った。

> 実は安部さん、事態が落ち着いたら自分も辞めようと考えていたが「説得する側だから先送りしているうちにズルズルと……」。一方で「吉野家の牛丼の価値と存在感には絶対の自信があった」とも述懐する。

> 再建は「吉野家の原点に戻ることだった」。不採算店を閉じ、店舗を再編成。乾燥肉をやめて生肉に戻すと客足が戻った。セゾングループが資本参加して再建計画は順調に進み、安部さんは92年、42歳の若さで社長に就任する。

> ところが−−2004年2月11日、吉野家のメニューから牛丼が消える。BSE(牛海綿状脳症)問題で米国産牛肉が輸入禁止となり、他社が豪州産などを使って牛丼を出し続けたのに対し、安部さんは「牧草で育てる豪州産牛にしたら、別のテイストの牛丼になる」と米国産にこだわった。苦難をどう乗り切るか。

> 「いつか再開できればという待ちの気持ちと、牛丼さえあれば何とかなるという依存心を社員が抱くことが最大の敵だと思っていた。カレーやら豚丼やら次々に新メニューを出させることで社員を忙しくさせ、変な気持ちにならないようにした。『うちの技術なら他のものをつくってもおいしいものができるはずだ』とはっぱをかけてね」。いつの間にか、「オヤジ」が言ったであろう言葉を自分が吐いていた。

> ただ、単一事業経営の不安定さを思い知らされ、再開から1年後の07年、吉野家は純粋持ち株会社制に移行。すし店「京樽」、うどん店「はなまる」などを事業会社として傘下に置くグループ経営を始動した。

> 時を同じくして牛丼の価格競争に巻き込まれた。他社の値下げ攻勢に吉野家は追随しなかった。売り上げは一気に落ち込み、ホールディングスの運営に専念しようとしていた安部さんは10年、「恥ずかしながら」吉野家の社長に復帰した。「消費者が何を求めているかが大事であって、価格ありきでない」と常に話していた安部さんの苦渋の選択。「トップが『危機だ、危機だ』と言い続けると、社員は恐怖心を抱き、思考停止と筋肉硬直に陥る。僕が戻って危機感を緊張感に変える必要があった」と改めて語るが、「長くて2年と考えていた。それが4年かかってしまった」と悔いる。

> 体力消耗戦を強いる価格競争だが、今春の消費増税で終わりを迎えたかもしれない。吉野家と松屋が増税を機に値上げし、値下げしたすき家も今月27日から値上げに転じる。安部さんが言う「商品の価値で勝負する」時代の到来なのか。

> 福岡の高校を卒業後、上京してバンドを組んだ。5人編成の「チェーンズ」。安部さんはリードギター。活動資金のために始めたのが「時給がよかった」吉野家のバイト。ミュージシャンを目指していた男がひょんなことで「ミスター牛丼」の人生を歩むことになった。「会社生活42年のうち22年が社長なんて相当けったいですよね。うちの環境がたまたま、そうさせただけ」と笑う。来月迎える65歳を定年と決めていただけに、松田氏の墓前に河村氏を連れて行ったときは「やれやれと思った」。

> 安部さんにとって牛丼とは何なのか。「人生のいろいろなことを教えてくれた親のような存在だった。今はかわいい子供かな」。なのに、冒頭のように「牛丼は未来永劫続かなくてもいい」と言うのか。「牛丼づくりで得た技術の蓄積、人との関係、選び抜いた材料……その表現方法は何も牛丼に限らない。いろんな形があっていいということ」

> 意表を突く「脱牛丼論」と思ったが、吉野家が築いたものへの愛と誇りを伝えたかったのだ。変化の激しい外食産業のなかで、安部さんが一線から退くことがどんな「牛丼新時代」をもたらすのか。目が離せない。


<参考=「牛丼の価値、次代へ 今月末退任、安部修仁・吉野家社長」(毎日新聞)>
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<消滅・削除・15/08/26>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 03:44

副題=松屋フーズ:「プレミアム、値上げでない」緑川社長に聞く(毎日新聞)

 こんばんは。


 ついでに。

> 牛丼チェーンを展開する松屋フーズは、従来より90円高い380円の「プレミアム牛めし」(並盛り)の販売を始めた。牛丼各社は安売り競争を繰り広げ、「デフレの象徴」と言われてきたが、緑川源治社長(60)に高価格メニューの狙いを聞いた。【聞き手・種市房子】

> −−「プレミアム牛めし」の販売を7月下旬に始めました。

> ◆「良いものを安く」は基本だが、原材料費や人件費が上がるなか、安売り競争をしていては良い商品はできない。価格競争に忸怩(じくじ)たる思いがあり、昨年夏から「質にこだわって、客に納得してもらう商品を」と開発を進めた。冷凍肉ではなく冷蔵肉を使って、うまみが増したことに加え、タレやみそ汁も根本的に見直した。まるっきり原料が違うので、値上げだとは思っていない。利益率も従来商品とさほど変わらない。

> −−客の反応は。

> ◆「高いのは嫌だ」という批判がある一方、今まで月1回の利用だったのが週2回来てくれる客もいて、反応はさまざまだ。今は供給体制が整った関東地方だけで売っているが、プレミアムを売っている店の方が、まだ売っていない店より売り上げは増えている。手応えを見極めながら今後の展開を考える。

> −−外食業界は人手不足です。

> ◆そんなに困ってはいないが、集めるために時給を上げざるを得ない。学生のアルバイトが辞める春が不足のピークで、都心の深夜は時給1500円でも集まらなかった。

> −−アルバイトの確保策は。

> ◆辞めないような対策を取っている。新人には1週間程度、心構えや盛りつけの仕方など基本的な知識を教えている。原則、1人勤務はさせないようにしている。時給が10段階で上がるなど頑張ったら報われる仕組みもある。人手不足が今後続いてもこうした対策で乗り切っていきたい。

> 【略歴】みどりかわ・げんじ 日大商卒。1980年松屋商事(現・松屋フーズ)入社。副社長を経て、2009年6月から現職。1953年生まれ。茨城県出身。

<参考=「松屋フーズ:「プレミアム、値上げでない」緑川社長に聞く」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/09/15>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 03:48

副題=すき家:人手不足響き赤字転落…3月期予想 牛丼値上げ(毎日新聞)

 こんばんは。


 さらにもう一つ。

> 牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングス(HD)は6日、8月27日から牛丼を値上げする、と発表した。並盛りは税抜き250円を270円(税込み291円)に、その他の牛丼メニューも20〜40円引き上げる。同社は、人手不足解消のための人件費上積みなどで、2015年3月期の連結最終(当期)損益が1982年の創業以来初めて13億7000万円の赤字(従来予想は41億8000万円の黒字)に転落すると発表、値上げが不可避と判断した。

> すき家は、長時間労働などを敬遠して辞めるアルバイト店員らが相次ぎ、今年に入って最大約250店舗が一時休業。4月の消費増税後、吉野家と松屋が牛丼を値上げしたのに対し、すき家は10円値下げして集客を図る戦略を選んだが、人手不足解消のためのアルバイト増員に加え、円安に伴う牛肉の輸入価格上昇で採算が悪化した。店舗休業で客足も想定ほど伸びず、売上高の予想は5250億円(従来予想は5379億円)、営業利益は80億円(同159億円)にそれぞれ引き下げた。

> 労働環境の改善では、人手不足のため深夜に1人勤務(ワンオペ)を迫られる店舗を減らす。すき家の1984店舗のうち、現在も人手不足のために51店舗が休業し、940店舗が深夜にワンオペで営業している。アルバイトの採用増や、昼の営業時間帯から人手を回すなどのやりくりで、半数の470店舗は9月末までにワンオペを解消できる見込み。その後も解消できない店は「深夜営業はやめる」(ゼンショーHDの小川賢太郎会長兼社長)という。

> すき家の労働環境を調査する第三者委員会は7月、非管理職社員の平均残業時間が月109時間に及ぶなど過酷な労働実態を報告。長時間労働を改善するルールの策定や「ワンオペ」の解消を「早急に実現すべきだ」と提言していた。【山口知】

<参考=「すき家:人手不足響き赤字転落…3月期予想 牛丼値上げ」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/09/11>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/09/01 (Mon) 18:03

副題=さらば、吉野家 ミスター牛丼、最後の独白(日本経済新聞)

 こんばんは。


 今度は日経です。

> 「ミスター牛丼」と呼ばれた吉野家の安部修仁がきのう、経営の第一線を退いた。店のアルバイトから社長に上りつめ、牛丼一筋の42年。経営危機からの再生と「牛丼御三家」の攻防、そして吉野家がない街でスタートさせた第2の人生……。最後の独白を聞く。

> ■「吉野家のない街」で

> JR東京駅にほど近く、日本を代表するビジネス街の大手町。安部は、その一角にそびえる高層オフィスビルの一室に事務所を置いた。最近まで通勤した吉野家の本社は埼玉県に近い東京都北区の赤羽。8月26日、入居して間もないオフィスに安部を訪ねた。

> 「大手町のオフィスには、8月に引っ越してきました。毎日、午前中の2時間はここで過ごしています。午後はあちこちに行っていますよ」

> 安部は牛丼事業会社の吉野家の社長を8月31日付で退任したが、持ち株会社の吉野家ホールディングスの会長職にはとどまっている。それなのに、なぜ、「吉野家の街」を出て行ったのか。カジュアルなライトブルーのジャケットを羽織った安部は、自分に言い聞かせるように語り出した。

> 「同じビルで働いていると、習慣でコミュニケーションを取ってしまう。それは、あまりプラスにならないと思いました。吉野家はこれから新しい体制でやっていくのに、僕がいると邪魔しかねない。持ち株会社の会長と言っても、実は名前だけです。取締役は5月に外れています。会長という肩書は『経営に関与している』と社内外に誤解を与えかねないけど、経営にタッチする気なんて全くない。でなきゃ(本社から離れた)大手町に引っ越しませんよ」

> 安部と吉野家の出合いは高度成長期の末期である1970年代のはじめだった。安部は高校卒業後に故郷の福岡県から上京したが、もともとはミュージシャン志望。たまたまバイト先に選んだのが、賄い付きの吉野家だった。

> 「吉野家は(1980年に適用を申請した)会社更生法の下での再建など特異な歴史を持っています。いま、その過去を知らない社員が多くいる。そして、彼らは知りたがっている。なぜそうなったか、起こったことにどうアクションしたか、その結果どうなったか。僕は臨場感を持って語れるはずです。それを社員に伝えていきたい。『語り部』ですね」

> ■「競争相手は、まんまマネだから」

> 退任後の仕事は、経営破綻の前後の社内外の動きをありのままに伝えることだという。この破綻こそ、「ミスター牛丼」と呼ばれる安部の原点だからだ。

> 「最初から牛丼を商売にしたいというわけではなく、巡り合わせでオヤジ(吉野家の実質的な創業者である松田瑞穂)、そして吉野家の牛丼に出合いました。吉野家の牛丼はたぐいまれな発明品ですよ。ほかの牛丼屋さんは吉野家の牛丼から派生しているだけです。入社して牛丼に触れれば触れるほど、『これはとんでもないものだ』とつくづく思いました。ずっと携わることができたのは、この上ない幸せでした。単品でも成立するビジネスモデルが牛丼という商品の個性です。単品で1000店規模のチェーンが成り立つ。こんなビジネスは地球上にありません」

> 吉野家が大切にしてきたはずの牛丼への強いこだわり。それが揺らいだことが、かつての倒産の一因だった。当時の吉野家は店舗拡大を急ぐあまり、乾燥肉を使い、粉末のタレに頼ったのだ。顧客にそっぽを向かれ、会社更生法の適用申請に追い込まれた。吉野家の経営が行き詰まると、「牛丼の時代」は終わったとも言われたが、安部らの働きによって品質を取り戻す。1987年、吉野家は更生計画を終えた。

> 「社内で『戦前』と言うと、『倒産前』、つまり会社更生法の適用を申請する前を指します。会社更生の期間中も、ためらわずに食材を売ってくれた取引先や支援スポンサー、保全管理人の弁護士の先生らに支えていただきました。もちろん、身内の社員たちにも、です。その後も逆境はたくさん味わいましたが、変わらないのは牛丼の持つ奥深さでした」

> 「僕はアルバイトから始まり、入社して店長見習い、店長、『スーパーバイザー』と呼ばれる指導役、とステップを経るごとに、牛丼の奥深さが分かっていった。すごいものだとね。だから、コンペティター(競争相手)たちは吉野家を嫌いなくせに、マネをする。まんま、マネだから。そのぐらい優れたものなんです」

> ■「うまい・安い・早い」を変える

> 安部は原点回帰で吉野家を再生させた。だが、社長として最後の仕事は、「吉野家にとっての大転換」だった。吉野家のキャッチフレーズである「うまい・安い・早い」のうち、「早い」の軌道修正だ。昨年12月、専用コンロに載せて提供する「牛すき鍋膳」を売り出した。

> 「『早い』はなくなるわけでありません。クイック(早い)サービスは維持・継続するし、高めていきますよ。『うまい・安い・早い』は供給側の価値を表現しています。これとは別にお客様が『ごゆっくり』できる状況をつくろうとしているわけです。おいしくて、リーズナブルで安い商品をゆっくり食べるというお客様が吉野家に求める価値を、『うまい・安い・ごゆっくり』と表現しました。『うまい・安い・早い』の看板は決して下ろしませんが、お客様にごゆっくりしてもらうというのは吉野家にとって大転換でした。吉野家の常識からすると『ゲー』ってなものでしたよ」

> 牛すき鍋膳は、女性やシニアにも支持されて大ヒット商品になった。吉野家は後発のゼンショーホールディングスの「すき家」に店舗数で抜かれていたが、吉野家を牛丼戦争で浮上させる原動力になった。そして、期せずして、ゼンショーを追い込んだ。ゼンショーは吉野家を追随したが、通常の牛丼より手間がかかるメニュー導入を急いだために現場が混乱。バイトが職場を離れて店舗の休業を余儀なくされる「鍋の乱」に発展した。

> 「すき家に限らず、よその経営は分かりませんよ。他人の頭の中、心の中を開いて見られないんだから。僕はかみさんのことだってよく分かりません。それに他社を論評することはおかしいと思っています。ただし、最近の人手不足への対策に奇手はありません。当座できることはいっぱいありますよ。時給を上げるとか。でも、社員もパートもアルバイトも働くことに意義が感じられたり、企業風土に誇りが持てたりするということが大事ではないでしょうか」

> ■「吉呑み」は変革の象徴

> 吉野家では、「人手不足で一時休業に追い込まれた」といったすき家のような事態は起きていない。安部が育てた吉野家の企業風土が強みになっているのだろうか。

> 「これは一朝一夕にはできません。我慢してやり続けないといけない。そもそも吉野家に人手が十分にあったことはありませんし、ヒトとモノとカネが3拍子そろっているときなんてありませんよ。何かしら常に欠けている。ヒト不足のときはまだいいんです。外食全体としてはファミリーレストランを中心に売り上げが増えてきた。利益も増益のところが多いんじゃないのかな。そこで起きている人手不足だから、悩みとしてはむしろ楽なほうですよ」

> 実は、吉野家は今夏から「缶ビールは1人に3本しか売らない」というルールをやめている。格安居酒屋として話題となった、ちょい飲みスペースの「吉呑み(よしのみ)」は都内などに6カ所あるが、2016年2月までに30カ所に増やす計画も温めている。牛丼を黙々とかき込み、食事を手早くすませる吉野家のイメージを変えつつある。

> 「吉呑みを全店でできるかというと、(店舗の広さもあって)必ずしもそうではない。以前の吉野家は『一律に全店』というマスじゃないと取り組みませんでした。それ以外のものは課題にすら乗せませんでした。牛丼という商品の価値を高めるため、サービスならクイックに特化してきたのですが、そこへ食事(を楽しむ)価値もプラスしようと考え方を変えました。商品であれ、サービスであれ、立地や地域の特性に応じてやっていく。吉呑みは、その象徴です。夜にゆっくりアルコールを飲みながら食事を召し上がりたい方に利用してもらおうということです」

> ■「牛丼のない吉野家」からの教訓

> 吉野家の代名詞になっていた「単品経営」を変えていく――。今の吉野家改革が一気に動き出したのは2004年、米国BSE(牛海綿状脳症)問題で米国産牛肉が使えなくなったことかもしれない。他チェーンが豪州産牛肉に調達を切り替えるなか、安部は「吉野家の味が再現できない」と言って牛丼をメニューからはずした。BSE問題発生以降、「牛丼のない吉野家」はおよそ2年半に及び、2年連続の最終赤字に沈んだ。

> 「BSE問題が発生して、吉野家は『牛丼で一番』のポジションを手放すことになりました。今は、もう一度、ちゃんと吉野家の存在感をつくり直している最中です。一方、2007年につくった持ち株会社の吉野家ホールディングスには、讃岐うどんの『はなまる』、ステーキの『どん』、すしの『京樽』などがありますが、それぞれの分野でトップになってほしい。トップになるというのは価値や存在感でということです。規模で一番というわけではありません。お客様に『あそこが一番いい』、従業員に『同業他社よりはここが一番働きやすい』と思ってもらえるような、ステークホルダーそれぞれが一番に感じられるということです。まだ、どれ一つトップでありません」

> ■「やりたいことはまだたくさんあるけれど」

> インタビュー中、安部の表情は吉野家で現役バリバリだった頃より、どことなく穏やかに感じた。背負っていた重荷がはずれ、何かから解き放たれたかのように見えた。

> 「(他社からの社外取締役の要請は)あるとかないとか言うと、『どこですか』と聞かれるので言いません。現職のうちは、代わる瞬間まで責任も立場もあります。次の人事を考えることはいいことじゃない。社長時代も部下にもそうしつけてきた。僕はね、『カッコマン』なんですよ。格好悪いことが嫌い。吉野家でやりたいことはまだたくさんあるけれど、人は年とともに衰えるものです。そうなってからは格好悪いでしょ。すべては9月から。おいおいやれることを考えるかもしれません」

> 安部は、アルバイト出身という同じ境遇から出発した吉野家ホールディングス社長の河村泰貴に、吉野家社長の仕事も引き継いだ。しかし、まだ64歳。現役で働ける年齢だ。

> さらば、ミスター牛丼。彼に次が待っているのなら、どんなニックネームがつくのだろうか。

> =敬称略

> (黒井将人)

<参考=「さらば、吉野家 ミスター牛丼、最後の独白」(日本経済新聞)>
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【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/04/22 (Wed) 07:18

 おはようございます。


 4月18日の山陽新聞7面、地方経済のページに、9日真庭市で開催した吉野家HD安部修仁会長の講演要旨が掲載されました。
 「牛丼へのこだわりに回帰」するそうです。


NO.853 8月9月はスズメバチが危険! 絶対に知っておきたい『8つの対処法』(grape)<起稿 磯津千由紀>(14/08/26)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 04:46

 こんばんは。


 エピペンの注射針って、なんであんなに太いんでしょうか。

> 毎年、この季節になるとスズメバチによる刺傷事故が報道され、死亡者もでています。
> そんな、怖いスズメバチについて最低限知っておきたい大切な内容を、できるだけ分かりやすくまとめました。

> 万が一のときのためにも、知っておいてください。

> スズメバチの種類は、約70種。日本には16種います。
> 強い攻撃性で、最も危険とされるのがオオスズメバチです。他にも、キイロスズメバチも危険です。オスは針がなく、刺しません。

> いちばん危険なシーズンは、8月と9月。

> 1、スズメバチが敵だと感じている時の危険信号
> •相手の周りをしつこく飛び回る。
> •相手に狙いをつけて、空中で停止する。
> •アゴを噛み合わせて「カチカチ」という音をだす。

> 2、車の中にスズメバチが入ったら
> •触らなければさされません。(手で払ったりしない)
> •パニックにならずに車を安全な場所に止める。
> •窓をすべて開ける。

> 3、知らずに巣に近づき、襲われたとき
> •逃げる際は手ではらったりするとハチを刺激して危険です。
> •80メートル以上離れるまで、できるだけ急いで姿勢を低くしたまま逃げる。
> •急いで逃げられない場合は、背を向けず姿勢を低くしたまま後ずさるように逃げる。

> 4、万が一スズメバチにさされたとき【重要】
>  1、ハチ毒アレルギー体質か確認する。
>  2、アナフィラキシーショック症状の兆候が出ていないか確認する。

> 意識がもうろうとしたり、呼吸困難、血圧の低下などが見られたらショック症状の兆候です。

> ハチ毒に対するアレルギー反応は人によってさまざまですが、共通するのは、じんましん、発汗、吐き気、頭痛、腹痛など、刺された場所の痛みやはれ以外に、全身的な症状が出ることです。

> もっともひどいアレルギー反応では、血圧が下がったり、意識を失うアナフィラキシーショックというたいへん危険な状態になります。ハチ刺されによる死亡事故は全国で毎年30~70件ほどおきていますが、そのほとんどはアナフィラキシーショックが原因と思われます。

>  3、ショック症状の兆候が見られた場合、躊躇せず急いで医療機関へ
>  (救急車もためらわず呼ぶ)

> アナフィラキシーによる死亡例の多くでは、刺されてから1時間以内に死亡がおきています。全身症状が出た場合は一刻も早く病院で応急手当を受けなければなりません。近くにいる人はすぐに救急車を呼んだり、助けを求めてください。直接の死因としてもっとも多いのは上気道(のどなど)の浮腫(むくみ)による窒息死です。応急処置として気道の確保や人工呼吸が必要な場合があります。

> 5、アナフィラキシー症状出現時の対応

>  1、アドレナリン携帯自己注射キット(エピペン)を携行している場合は、直ちに自己注射します。

>  2、その場で体を横たえ、脚を少し高くします。おう吐がある場合、顔を横に向けて窒息しないようにします。

>  3、できるだけ速やかに最寄りの医療機関を受診します。

> 6、被害を最小限にするための応急処置

>  1、毒を取り除く(口で吸わず、指でつねって絞り出す)

> 刺されたらすぐに毒を吸い出し、体内に取り込まれる毒をできるだけ少なくしましょう。
市販されている装置(ポインズンリムーバー)を使うと、うまく吸い出せます。野外活動のときは携帯しましょう。

>  2、傷口を冷やす(毒の回りを遅くする)

> はれや痛みには、刺された場所をひょうのうなどで冷やすのも効果的です。

>  3、薬を使う

> はれや痛みがひどいときは、ステロイド軟膏を塗ったり、抗ヒスタミン剤を服用します。病院で症状を話し、処方してもらいましょう。なお、アンモニアや尿を塗るのは効果がないばかりか有害です。絶対にやめましょう。

> 7、予防策

> ○長そで、長ズボンを着用しましょう

> 素肌を刺されるのに比べれば被害は小さくなります。できるだけ素肌の露出を少なくすることが大切です。

> ○白や黄色の服装や帽子を着用しましょう

> 黒いものに対して真っ先に向かってきます。
> 明るい色の服装や帽子はよく目立つので、ハチ対策以外でも遭難時に役立ちます。

> ○殺虫スプレーを携帯しましょう

> 小型の殺虫スプレーを携帯すると安心です。
> いわゆる虫除けスプレーや虫除けクリームは、刺すハチに対しては全く役に立ちません。

> ○ひとりだけでの行動は避けましょう

> 万一の場合、助けを求めることができません。
> おそわれたときも、小グループのほうが手際よく逃げられます。

> ○匂いに気をつけましょう

> 化粧品や清涼飲料などに含まれる匂いのなかに、スズメバチに攻撃行動をもたらす警報フェロモンの成分が含まれていることが最近わかりました。

> なお、ジュースなどの缶に、生きたハチが入っているのを知らずに飲んでくちびるや口の中を刺されてしまった例もありますから、注意してください。

> ○自分の体質を周囲に知らせましょう

> スズメバチに刺されたときに全身症状をおこしたことのある人は、ハチ毒アレルギー体質であるおそれがあります。病院で相談すれば、ハチ毒アレルギー検査をしてもらうことができます。
> もしアレルギー体質とわかったら、「私はハチ毒アレルギー体質です」と記入した名札を普段から携帯するようにしてください。応急処置に役立ちます。

> 8、スズメバチに2回以上刺されると命にかかわるって本当ですか?

> 体質によります。ほとんどの人は刺される回数に応じて命にかかわる危険が大きくなることはありません。 しかし、ハチ毒アレルギー体質の人は、毒が体内に入る回数が増えるにしたがって反応が強くなるといわれています。アレルギーにはいくつか型がありますが、もっとも激しい型(Ⅰ型)では、最悪の場合アナフィラキシーショックがおこり、命にかかわることがあります。

<参考=「8月9月はスズメバチが危険! 絶対に知っておきたい『8つの対処法』」(grape)>


NO.854 静岡県でも大雨<?><起稿 磯津千由紀>(14/08/26)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 05:28

 こんばんは。


 前線の位置を見ると、明日辺り、静岡県も危なさそうです。


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/26 (Tue) 22:05

 こんばんは。


 静岡県東部では、可也、降りました。

 当地(静岡県西部の掛川市)では、朝に短時間の土砂降りがありましたが、その後は降っていません。


NO.855 『花子とアン』撮影終了で吉高由里子は泣いたのか笑ったのか<起稿 磯津千由紀>(14/08/27)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/08/27 (Wed) 00:20

 こんばんは。


 朝日新聞さん、どちらが本当<?>。

<参考1=〈速報〉吉高由里子「花子とアン」撮影終了で涙>
<消滅・削除・14/09/05>

<参考2=吉高由里子、『花子とアン』撮了に笑顔>
<消滅・削除・14/10/13>