孫娘の話NO.3

孫娘NO.1 孫娘NO.2

ハデブスNO.12 孫娘の話NO.11
題目一覧表

目次

親としてNO.1

NO.27 続・閑話休題的の話(2) ソレより、お茶を欲しいの話

NO.26 続・閑話休題的の話(1) 母、気分悪しの報

NO.25 孫の初宮参りの話(10) 八坂神社での初宮参りの話

NO.24 閑話休題的の話(3) 八坂神社はどの道かの話

NO.23 閑話休題的の話(2) 寄り道、開運摩利支尊天堂の話

NO.22 閑話休題的の話(1) 墓参のツイでの、ゑびす神社の話

NO.21 孫の初宮参りの話(9) ハルキ写真館の話

孫娘の話NO.2


NO.21 孫の初宮参りの話(9) ハルキ写真館の話

そんな次第での、「アサカ」の方に、「はりつけ紋」を持って来て戴きまして。
取り付け方法は、袋に、チャンと書いてあったです。(下記参照)

コレが無ければ、紋だけを戴いても、分からんわと。
イヤ、「アサカ」で、こんなモンですと、見本を見せて戴いてたです。台紙には、貼り付け場所が書いてありましての、一安心。
表に二枚、背側に三枚の、計五枚をと。(予備1枚で、計6枚入り)
早速にも、貼り付けるに、接着力も相応の大したモンでしてと。ソ簡単に剥がれるよなではあらへんです。

後先、マタモヤの、前後するですが。一週間後の事です。当家の初着やしで、チャンとした紋にしといた方がとなりまして。剥がすに、簡単に剥がれずの、一苦労。
かと云うて、ペラペラ、めくれるよでは困るですがと。
剥がすならばの、早めに剥がさんとアカンかったんやと。

どっちにしたって、借り物ではないしで、気楽なれど、借り物やってみい。神経使うですと。
ホンマやでと。
人それぞれの考え方もあるですが。私の場合、コノ手の物の、レンタル物は好まんです。
マズは、先の通りの、下手に扱えへんです。破ったり、破れたり、汚したら、エライ事です。
二番手なら、失礼乍らの、どこの誰が使たか、分からんよなのは、厭でして。

よって、親戚縁者、知り合いのならば、身元しっかりの、誰のかを承知故で、構わんですが。万障あって、窮余の一策なら、仕方が無いけれどと。諸般、許すのなら、自前が良いに決まってまして。
されどの、知り合いのは、レンタル物よりは、扱いに神経使うです。金銭での貸し借りでは無いだけ、尚更でして。

ソラナア、二度、三度と、使い回せば、値打ちもあるですが、買うは大変でと。
1万5千円やのに、大層ナと、云うなかれ。
当家は、云うまでも無いです。鳩山首相一族が如くの、大資産家やあるまいの、母親からの、子供手当、月に一度の、1500万円も戴いてみい。
一度戴ければ、私共、夫婦だけなら、10年は暮らせるわと。正直には、10年は一寸、シンドイしで、8年はと。
当家の母親は、ディー・サービスに週三回通てましての、ソレだけで、月にン万円なるゾと。母の戴くの、年金だけでは、足らんわと。結果、7年、6年かと。
よって、一年も継続して戴ければ、軽くの一生保つかと。左団扇で、暮らせるかと。
贅沢は申しませぬ故、半年でも、結構ですと。

マアナア、鳩山家の、初着なら、先祖代々、由緒正しき、家宝としての、江戸時代、室町時代の日本製では無く、オランダ製のと。
公家の誰、天皇家の、武将の、大名の、歴史的人物が使用されたとされるの、重要文化財的なモノと推測するですがと。
云うたら、値も付けられんよなモノかと。

ソレはソレで、コレはコレでの、身分相応にと。
ソラ、懐具合が許すの面々ならばの、特注かと。絵は誰作のと。織りは何処で、生地はドレでと。
そんな知識があるだけでも、大したモンの、私めなんか、サッパリ、分からんわと。

での、道具立ての準備が出来てしもたら、こっちのモンでしてと。
加えての、妹一家から、嫁はんの里から、預かったの、祝い金をば、息子に手渡しまして。都合の幾ら集まったかは、知らんです。私のモノではあるまいにで、銭勘定してへんわと。
変に知ったら、羨ましいなあと、なるですしと。

そんな事は結構の、土曜日、昼からは、記念写真を撮るにしてたです。
孫娘の時と一緒の、ハルキ写真館。長男のお好みでしてと。写真館では、値が張るですがと。
矢っ張り、場所も、スタジオの状況も、要領も、分かってる方が、やり易いしと。

予定の時刻には、出発の、所定の駐車場に車を停めて、ハルキ写真館なれどの、孫は良く寝てまして。
大体が、良く、寝るですが。
寝て、起きたら、オッパイでして。ぐずれば、オシメを交換でと。

されどの、此度は、起きてもらわんとナと。
マズは、ドレスを着せまして。そやけど、起きひんなあ。豪傑やなあ。
イヤ、孫娘の時とは、正反対でして。正反対も何も、孫娘は、泣いて、ぐずって、周囲が大変やったです。
イヤイヤ、衣装を着せて、最初にアカチャンからと、写真館のご主人の指示で、スタッフ一同。
とは、奥様と、母上様の二人なれどの、アカチャンを座らせ、衣装を整え、手を叩いたり、ガラガラを鳴らしたり、刺激を与えるに、一寸は、反応があっても、欠伸をする程度で、目を開けずで、困ったなあと。

ホナラの、先に、アカチャン二人とするのか、姉、弟の2ショットをと。
孫娘を入れたり、出したりの、連写で、相応に撮れたのか。今度は、初着を着せたり、嫁はんが抱いたり。家族全員で撮ったり、息子一家で撮ったりと。
結果的、欠伸をしたり、目を開けたりしてたですが。
写真屋はんも大変やと。
相手がアカチャンやし、下手に扱えずの、脅しも、賺(すか)しも、余りに効果無く。
イヤイヤ、何枚もの写真の内には、目を開けてるのもあったです。

そんな次第の、ハルキ写真館での、写真も撮りまして。
後日、取りに行けば、マア、流石に、専門家でして。綺麗に撮れてましたです。
アトは、如何様に注文するになるですが。万事、懐具合と、ジックリの、相談が要りまして。
云うたら、最初の写真を撮すの費用は1万円見当なれどの、そこから先、装丁をしかるべくのにするに、高額なんやと。
されどの、ええ記念になるわなあと。
写真館のご主人、曰くに、急ぎませんし、ユックリ考えてくださいと。CDと、選別した写真一式、預かりましてと。
(09/12/22)

場所 大人紋 子供紋 枚数
背紋 襟付けより 6.0cm 4.5cm
胸紋 肩山より 15.0cm 10.0cm
袖紋 袖山中心より 7.5cm 6.0cm

各寸法は紋の上端まで。


NO.22 閑話休題的の話(1) 墓参のツイでの、ゑびす神社の話

斯くなる次第の、斯くなるでの、初宮参りの話は、先月初旬の、昨年の話なれどです。
既に、年越しも、一週間を経てしもて。

オッとの、先日、一月の新年の、墓参にと、嫁はんと二人して、行って参じたです。
本来、正月、三賀日の間にでも、墓参と、八坂神社にでも参拝をするべきなれどの、辞めたです。
生まれて、二ヶ月程度のを、寒いのに、人混みの真っ直中に連れて行くのもナと。

ホンマやでと。
御利益(ごりやく)を求めて、この寒いのに、人混みの中に小さいのを、連れて来るの親、爺婆が居てるですが。
オッとの、マアナア、そちら様の方針、考えで結構やと。我が子、我が孫でもあらへんわと。ハタから見てて、小さいのが、可哀想に見えるだけ。

そんな、余所様の話は結構の、行けてえへんしで、墓参にと。車でと。
その行きしの道中、四条通りを祇園の方にの、大和大路で、オッとの、十日ゑびっさん<京都ゑびす神社>やなあと、嫁はんが。
9日故に、宵ゑびっさんなれどです。
そやなあと。行こかと。時間があればなあと。あるわと。八坂神社もやでと。行けるがなと。八坂神社なんか、東大谷さんの横なんやと。

そんな次第の、墓参では、年初故に管理費4千円也<年単位>を納めまして。
我が墓地にで、オッとの、珍しくの、お隣さん、但しの、墓石のお隣さんに、お参りの老夫婦がと。
云うたら、何やけれどの、我が一家、月参り故に、年12回掛ける事の、ン年なれどの、墓石の周辺のご近所様と、バッタリはあらへんです。
一寸、離れてるのはあるですがと。

されどの、このお隣さんは、当家の墓石を新調<昭和59年>して、一二年後かに、新調では無いけれどの、リフォームされたです。
マア、云うたら、従来の石を利用、流用の、土台の石を設置かと。
その際とするのか、されて、数ヶ月経ってかに、墓参を済ませた、お年寄り、爺さんが、感慨無量の、面持ちにて、リフォームなった、墓石のソバに居られたを思い出すですが。

先の通りの、昭和の59年<1984年>から、一二年後での、老人やでと。老人とは、軽くの、後期高齢者。当時に、そんな差別用語は存在してへんですが、既に、26年が経ってるわと。
ソラ、年齢も尋ねてえへんしで、正確なるは、知らんですが。当年、生存でも、百歳やと。

イヤイヤ、デデデの、百歳では無いですが、その墓に、老夫婦が、来たはってねえ。
当然にして、あの時のでは無いです。親族かと。ご兄弟かと。婆さんが、鈴を鳴らしてたり、感慨無量の面持ちにて、念には念の、お参りをしたはるです。
私等夫婦も、邪魔するは避けましての、手前で、待機したですがと。
余り時間を喰うも困ったですが。ソラ、早くに済ませて、ゑびっさん、八坂神社にも行きたいしと。駐車場の制限時間、2時間でして。その間に済ませてしまわんとと。

かと、云うて、大墓地でもあらへんの、肩を並べて、墓参もナと。
一応の決着付くまで、待ってんとと。やっとで、その決着が付いたかと、「こんにちは。」と、声を掛けたですが、爺さんの方は、無視で、婆さんの方は、怖いとするのか、ビックリしたよな表情にて、こっちをチラとだけの、再びの、墓石に向かいの、何やらをと。

イヤ、余所様のされてるの作法は知らんわと。
大体が、私共、鈴を鳴らすはしてへんしと。何やら、お飾りしたはるですが。墓石にお飾りもしやへんしと。線香、ロウソクも、デカあてねえ。
宗旨が違うのかなあの、オッとの、ここの宗旨は、東本願寺派やと。

そんな事は結構の、デカいロウソクやし、火もご立派での、婆さん、消しとこか。コレに火がついたり、燃えたりしたら、アカンしと。
消しとかんとアカンかなあ。とかとか、爺さんに意見を求めてるのに、爺さん無回答。
さりとての、我が方が、心配ならばの、一寸だけ、ロウソクの置き場所を遠避けたらと、助言、進言もナと。横槍、横からの口出しも、憚(はばか)れまして。

結果、火を消さはるに決定かの、ロウソクがデカい分、手で煽らはるに、消えへんでねえ。コレ又、無関係なるの、我輩が代行もナの、実際問題、変な具合での、墓石は隣り同士でも、どこの誰かも、知らんしと。
されどの、ご縁故に、「こんにちは。」と、通り一辺ではあっても、挨拶してて、返礼無ければ、ソレ以上の文言は、避けるべしの、黙って、待機も変な具合でと。
急かせるみたいでねえ。
イヤイヤ、急かしてるですがと。手で煽って、消えへんなら、遠慮は無用の、外して、消したらと。
での、婆さん曰くに、持って帰らんとアカンのやろかと、爺さんにで、爺さん無言の、持って帰ろかと、結果、手で外して、お持ち帰りと相成ったですが。
ここで、爺さん、ニコリの、我々にで、お先にですと。
やっとで、会話に相成ったですが、失礼乍らのこの老夫婦、ここに墓参は、初めてなんやなあと。

そんな事も結構の、墓を掃除の、ロウソクは普通サイズの小さいのを一本。線香は、孫を含め、我が一家、8人、8本を立てて、墓参を済ませたら、一路、ゑびっさんにと。

人出の多いは承知の、大和大路からは避けて、花見小路からと。
大路は大きい路なれどの、四条通りのここら辺りは、花見小路の方が路は綺麗で、広いかと。

そんな事も結構の、花見小路の、建仁寺裏手から、大和大路にと。
行けば、矢っ張りの、人出が違うかと。大和大路は、一杯でと。出店も通りに一杯での、酒の粕を、コレは、酒屋はんが出してるのを、一袋、600円也の、出店で、干し柿を見つけて、500円也の、母の土産も出来ましてと。

さての、本番、目的地の、ゑびっさんは、入り口から、既に、大入り満員の、本堂までは、チョロ、チョロ歩きと相成って。
そやからと、今更ナと。お参り致しませんとと、チョロ、チョロ歩きで、本堂にと。前の人、女性が、中年のが、ご親切にも、鈴を鳴らすの何と称するのかの、縄では無いの、帯とするのか、布を手渡してくれまして。
嫁はんにで、続いて、嫁はんから、私めにで。
私めが終われば、本来的、私等よりも、半歩か、横手の四十代かの男性に、ハイと、手渡しまして。男性、ニタリと。

さての、ここからが問題の、ゑびっさんには、大黒さんがありましての、本堂左手にと。
されどの、私等夫婦は、右手に位置してまして。
嫁はんと相談の、強行突破しかあらへんなあと。最前列は難しいしで、五列目辺りを横断をと。
スミマセン、スミマセンの、ご免なさいねえの、謝りっ放しの、十人程やろかなあの、間を突破の、嫁はんと二人だけと思てたらの、後ろからも、何名様かが、便乗の強行突破したはって。

イヤイヤ、突破してたら、沢山、横断して来るなあと、一寸、小言を戴いたりで、横断してから、後ろを振り向けばの、我が同年配と思しきの、中年女性が、「スミマセンねえ。」と。更に、後ろにご主人やろかが、「スミマセンねえ。」と。
何も謝って戴く程の事でも無いけれどや。
「イヤ、大変でしたねえ。」と、私め、返答の、先様も、矢っ張り、大黒さんにお参りかと。

での、コレで、オシマイとは違うです。
大黒さんにお参りの列に並んでたら、今度は、横から、スミマセンねえと、和服姿の中年女性、二名か、三名かが、我が後ろに付きまして。
クドイけれどの、中年での、妙齢では無いですが。兎角に本日、中年女性にご縁があるのかと。
ホナラの、私にでは無くの、後ろのご夫婦に、云うべきなれどの、そんな事は結構の、大体は、大黒さんは、耳が悪くの、大声、大音を出さんと、聞こえませんですて。

よって、参拝の面々、桟をコンコンと叩きましての、オッとの、その桟の先の、戸板があって、「ココ」と、メモ書きがと。
後ろの中年女性に、大黒さんは、ココですて。へえと。
だけで、アトは知らんわと。イヤ、再会もしてへんしと。
(10/01/11)


NO.23 閑話休題的の話(2) 寄り道、開運摩利支尊天堂の話

1月の11日となれば、我が誕生日でして。
60と、ン歳になるですが。
この歳で、ン歳も無いけれどと。別段の、生年月日は明記してるしと。
イヤイヤ、掲示板に。或いは、メールで、祝辞を戴きまして、有り難い事でして。

本日、11日は、成人の日で、祝日でして。
私共が成人式の日となればの、15日と決まってたですが。感覚的にピンと来ませんですが。決まった事やしと。
での、二男はこの日、家に居てまして。
イヤ、土曜日、日曜日は所用にて、出掛けてたですが。よって、墓参方々の、ゑびす神社等々は、嫁はんと二人でして。

そんな事は結構の、息子が、一寸出て来るしと。さよかと。
帰って来たら、手に何やら、持ってまして。買い物に行ってたかと、問えば、ケーキやと。
へえの、何で、ケーキをと、問うまでに、お父さんの、お誕生日やしなあと。へえと。有り難うと、至って素直にお礼をと。

素直も、何も、本音にしても、嬉しいに決まってまして。
ソラ、ケーキをワザワザ、買いには、嬉しいです。大体が私め、甘党でと。素直に返答の、有り難うは素直そのものでしての、モ一発、あるとすればの、気を使わんでも、ええのにと。
イヤ、コレも事実でと。

イヤイヤ、大体は、毎年と、する程でも無いですが。誕生日にと、欲しいモノがあれば、伝えてるです。
還暦の際には、高級腕時計を要求でと。
マアナア、大体は、一万円見当ので、充分なれどの、ソレまでは、その程度のをはめてたです。還暦の際は、ン万円のをと。
正確には、高級腕時計を要求では無いです。単純には、腕時計が壊れたしと、プレゼントをくれるのなら、腕時計をと、だけでして。
皆が合わせて、合算での、私めにしたら、超高級腕時計になったです。
折角ならと、選んだのは、当然にして、国産ブランド品。一寸、予算が足りずに、私めも、応分の負担をしたです。自分のやしと。

での、二男が、そんなプレゼントをしてくれるが、珍しいかとなればの、話簡単には、親が云うも何やけれどの、良く、気が付き、心優しい性格でして。
私だけにでは無く、家族とするのか、全員に、何かしら、してくれてるです。クリスマスには、お正月には、姪にも、生まれたばかりの、甥にまで、プレゼントを与えてまして。
孫娘は、爺婆よりも、オッチャンが大好きでして。マアナア、親と、同じよな年齢でもありましてと。

での、私にケーキは此度が、初めてだけの話の、そもそもが、学校卒業にて、就職先が、富山、高岡での、昨年5月から、こっちでして。
高岡に居てたでは、我が誕生日にケーキは間に合わんわと。

そんな次第の、東大谷さんの駐車場の許可時間なるは、2時間でして。
墓参を前提に無料でして。
イヤ、東大谷祖廟に用事が前提でと。
よって、2時間以内に用事を済ませてしまわんとと、必死やでと。

云うたら、余所見してたり、周囲と調子を合わせてたら、想定の用事も、2時間では、トテモ、トテモの、間に合わんです。
さりとての、2時間を、1分、2分、10分、20分と過ぎて、どなるかとなれば、知らんわと。罰則、違反金を徴収とは、されてえへんです。要は、目安、2時間でと。

約束違反の経験は無いけれどや。
ソラ、墓参で、2時間以上は掛からんわと。読経、法要をしたって、2時間もあれば、充分かと。
かと、云うて、横手の、円山公園、八坂神社に寄り道、回り道は一切、アカンでもあらへんしと。
かと、かと云うて、完全無視も、気が退けるしで、努力、努力の、2時間以内に帰らんとと。

何でも結構の、お手々繋いだ、アベックと一緒の行動してたら、日が暮れるしと。人と人の間をかい潜りで、ソラ、シンドイでと。
そやから、云うて、久し振りのこの界隈を歩くに、目移りもするですと。
とりあえずは、ゑびす神社の、大黒さんを、コンコンで、宜しくで、御賽銭チャリンで以て、ゑびっさんに来た甲斐もありまして。

イヤ、飾り物は買わへんです。商売してるであらへんしと。
宝くじなら、当たって欲しいですがと。過去何回かは、買い求めたですが、笹に、熊手、宝船、小判やとか、何やとかと、ホイホイと、飾ってみい。ン千円が吹き飛ぶゾと。
吹き飛んでも、見返り、御利益が一辺あれば、元を取れるですが。
イヤイヤ、ゑびっさんは、そのための、神様でして。七福神は、人間様の欲望を叶えるがための存在でと。
概ね、神様はソやけれどと。

オッとの、そんな事は結構の、境内から出たら、方々にバラけまして。方々も、左右と前の、三方なれどの、右手と、前方に殆どの人がで、喧騒(けんそう)からは、格段の開放の、我々なら、閑散の、左手にと。
イヤ、東山方面に戻るに、今度は建仁寺の、来たとは違うの方からと、だけでして。
ソラ、四条通りから、来る人バッカリで、反対側なら、人も少ないからでして。大和大路を渡った処に、お堂が見えて。人が沢山寄ってまして。

チラと、見たら、「開運」何とかと、文字が見えて、嫁はんと、一寸、よろかと。フン、よろかと。即決でと。
マア云うたら、人も沢山見えてるし。入ってもええのやろと。

建仁寺の、「摩利支尊天堂」と称するですが。石柱に、「開運摩利支尊天堂」と刻まれてまして。コレが目に入ったです。
イヤイヤ、全然、知らんです。そもそもが、その道を東に行くが初めてでして。見つけたが、見たが、何かのご縁でと。大した時間を喰うで無しの、2時間以内ならばの、軽くの間に合うしと。
チョイとよらせて戴いたです。

イヤマア、別段のよくあるのお堂でして。善男善女が参拝でと。
私共、夫婦も、混じりましての、参拝の列に加わりの、鈴を鳴らせて、二礼二拍手一拝をと。建仁寺は、、「寺」やし、お寺さんなれどの、ゑびす神社は、「神社」やしと。鐘を鳴らし、拝礼するで、宜しいかと。されどの、よ考えたら、二礼二拍手一拝はしてへんかったです。
人が一杯にて、誰にもそんな余裕が無くての、鈴を鳴らし、「合掌」して、ハイ、オシマイでと。
日本の神社仏閣なるは、この辺り、区別がええ加減でして。こっちの、認識が中途半端なれどのと。
イヤイヤ、元々は、「神」と、「仏」は、分離してへんかったんやと。
<「神仏分離令(神仏判然令)」が、慶応4年(1868年)から、明治元年(1868年)に出された。)

どっちでも結構の、拝んでから、お線香でもと。
イヤイヤ、御賽銭はしかるべくの奮発してるです。十円、五十円とは違うゾと。さりとての、千円、蔓延は、気絶故に、百円玉なれどと。
ホンマやでと。大体は、御賽銭なるは、十円が相場かと。勝手に判断してるですが。千円、蔓延なるは、金満家に任せましてと。
オッとの、大奮発故に、金満家は、御利益戴き、余計に金満家になるのかなあと。

そんな事は結構の、御賽銭も、方々に百円玉は馬鹿にならへんわと。お正月故に、奮発してるだけでして。
加えての、我が一家、8名故の、代行、代理の、代表しまして、一人、十円でも、全員の分、百円なら、不足に非ずの、文句あらへんわと。
とは、我が独自判断でと。

オッとの、そんな事も結構の、お線香の話の、要は、一体、幾らかと。大抵ならばの、百円とか、してあるですが。書いてあらへんでねえ。
寸志的、箱がありましての、興味津々の、覗いてみたらの、適当でして。
「適当やで。」と、嫁はんに伝えたならばの、ソバに居たの中年女性が、ニコリと。イヤ、知らんの女性でと。

話簡単の、一円玉から、百円玉で、圧倒的多数が、もしかしての、一円玉かと。正直、シブチンやなあと。一円では、線香代に不足やしと。
コレで無くては、金満家になれへんかと、前言撤回、訂正をと。
されどの、寸志、気持ちや、気持ちの世界の、何も入れずの線香よりは、一円、ご縁、十円でも、入れたら、気も済みまして。アトは、個々人の価値判断かと。

での、マアええかと、ポケットの、百円玉をチャリンの大奮発の、線香二本。嫁はんと、我が分で、火を点(とも)して、線香台にと。
イヤイヤ、まさかの、百円で、線香8本は図々しいかと。
コレ又、基準はあらへんしで、独自判断なれどです。

ついでにの、線香の煙で、頭が賢くなりますよにと、頭にと。
老眼が治りますよにと、目の辺りにと。
何でも、結構の便秘が治りますよにの、サテ、何処にと。お腹かなあで、ホナラの痔なら、お尻やしと。
懐具合は、懐、胸の辺りか、財布を入れてるの、ポケットかと。
何でも、結構の、良くなりますよにと。ゑびす神社以上の、祈願して。

以て、一応の用事は完了の、モノ足らんでねえ。周辺見渡せばの、色んなモノ、御守りなんかも売ってるですが。マア、ええかの、ハタと、気が付けばの、石でこしらえたの、猪<亥>がありまして。
オッとの、孫娘の干支やなあと。

名代、代行、代理としまして、頭を撫でて、賢くなりますよにと。ええ子になりますよにと。そして、美人にと。
さての、美人には、何処でええのかの、猪の顔でも、ええのかなあで、そのまま、素直に受け取られての、誤解されてもなあと、念には、念の、念のためです。
我が基準の美人やでと、何度も念じての、猪のご尊顔をば、さすらせて戴きましてと。

以て、何のご縁かの、「開運」の、「摩利支尊天堂」も、お暇しまして。東大路通りにと、向かうになるですが。
での、真正面には、五重の塔が見えてまして。どこの五重の塔かなあと。五重の塔となれば、東寺の五重の塔が有名なれどです。
他には、醍醐寺の、仁和寺のと。全部、場所が、方角が、違うわと。
その程度は、我輩、真正、純正、方向音痴でも、分かるわと。
(10/01/12)


NO.24 閑話休題的の話(3) 八坂神社はどの道かの話

斯くなる次第の、斯くなるでの、通りには、「八坂通」としてあって。
「八坂」となれば、私め、「八坂神社」しか、思い浮かばずの、神社に行く道やろかと。方向は合致でも、ズレがあるですがと。ズレてても、大したズレでも無いですがと。

イヤイヤ、我輩、京都産まれ、京都育ちでも、細々とは知らんわと。京都市観光局職員でもあるまいにと。
そんな局があるのか、無いのか、知らんゾの、適当に云うてるだけやでと。

イヤイヤ、登り坂で、シンドイなあと。
ヒイ、フウの、ミイは飛んで、ハアハアと、息使いも荒くなっての、先を云うなの、歳なんやと。充分に感じてるですと。運動不足をと。

での、東大路通りの交差点に到着の、余り知らんの、交差点やなあと。
ソラ、東大路通りは何度も通過してるですが。クドイけれどの、細々なんか、覚えてえへんわと。我輩、誰と思うや、無知蒙昧、記憶力散漫、気紛れ、短足胴長、小身小心、小者で、無芸小食の、シバケンぞと。

何でも、結構の、信号も渡りの、沢山の人が、同じ方向に進んでまして。つられての、一緒に、ドンドンと、東に向こて、坂を登れば、イヨイヨの、五重の塔が眼前の、ここまで来て、オッとの、ヤッとの、ソかと。

コレは、「八坂の塔」かと。「八坂道」とは、「八坂神社」への道では無くの、「八坂の塔」への、道やったかと。での、現在地はと。
皆まで、云わせるなの、迷子になったんやと。大した、迷子と違うですがと。「八坂神社」に向かうの道が分からんだけの、右手に行けばええのは承知してるわと。

只ナ、この界隈とするのか、京都の道で、先の見えん細い通りを、安直に行けば、ドン詰まりになったり、余所様の敷地に入ってしもたり、するんやわと。
要注意やでと。
実際、「八坂の塔」の前に案内板があったしで、図の通りの道と、思しきを、適当にと。塔に向かって左手に行けば、余所様やったんやと。
オッとの、トットと、引き返しましてと。こんな不正確、大雑把に過ぎるの地図を掲示しとくなと。

話簡単にはの、現在地なるは、「八坂神社」「円山公園」方面から、「高台寺」「霊山観音」を経ての、「清水寺」に向かうの道でありましての、反対も正解なれどの、ホナラの、「八坂神社」方面に向かえばええのやけれど。
その道は何処なんや。どれなんやと。

何度かは、通った筈の道なれどの、経路が違うと分からんわと。
我輩、誰と思うや、方向音痴、真正純正音痴で、モノ覚えに自信皆無の、シバケンぞと。知らんモノは、知らんわと。覚えてえへんモノは、覚えてえへんわと。

幸にしての、「八坂の塔」の前に、人力車の、兄ちゃんが居てまして。客引きしてまして。
聞くは一時の恥の、聞かざるは、駐車場に戻るに時間切れの、駐車場の管理人さんから、小言、一言、弁解十言の、顰蹙(ひんしゅく)を買うですと。
現在唯今ならばの、多少の余裕があっても、迷いに迷いの、時間喰ての、「八坂神社」を止めも馬鹿みたいやしと。
ソレ以前の、体力、気力、脚力、持久力がと。

イヤイヤ、対応策なら、簡単の、大した距離と違うしで、東大路通りに戻れば一発なれどの、自尊心が許さんわと。
何が、自尊心に傷を付けるは、曖昧の、尋ねたら、分かる話の、兄ちゃん曰くに、そこの煙草屋さんを、右にで、真っ直ぐ、真っ直ぐ行けば、そのまま、「八坂神社」の門ですと。

へえの、サヨかで、オオキニと。
ソの道は、パっと見、細い道やし、先も見えずで、逡巡(しゅんじゅん)したんやわと。
とは、云うてえへんけれどと。要は行き過ぎてたです。行き過ぎなら、薄々は、分かってたですがと。変やなあと。

デデデの、斯くなる次第の、マアナアと。
角の、煙草屋の道を行けば、ンの成る程の、見たよな道がと。確かに、真っ直ぐで、「八坂神社」の門でして。
皆まで云うなの、あっちが、東大谷さんで、そっちが、円山公園やと。スグのそこには、駐車場がありましてと。
時計を見たら、30分の余裕がと。楽勝やと。
如何に、効率良く、ゑびす神社にお参りが出来たかと、云う事やと。一寸だけ、寄り道もしたし、道が分からんよになったけれどと。

ゑびっさんの日で無ければ、更に、楽勝なれどの、この日、この数日、十日ゑびすの前後二日の計五日で無ければ、何の意味もと、までは申さんの、意味があらへんしと。
単なるの、観光と化しましてと。マアナア、一日、二日。三日や四日なら、負けてもらえるやもの、負けて戴いても、どんな形でも、御利益がさえあればと。

されどの、分からんのやなあ。
少なくともの、年末ジャンボ宝くじは、スカでして。
オッとの、昨年は、お参りしてへんかったナと。

そんな意味なら、長男は、結構、ええ線行ってまして。
イヤイヤ、高額では無いですがの、何とまの、30枚で、3千円が2枚ですて。へえと。
クドイけれどの、2枚やでと。アトは、10枚で、1枚分戻るのがありましての、結果的、出費はあるけれどの、凄い確率かと。私等、親のは、20枚しか、買おてえへんですが、10枚で、1枚分のが当たっただけ。嗚呼、残念無念と。
残念無念は、毎年繰り返してるですがと。一度で結構、当たってくれたらなあと。

での、ゑびっさんにお参りの際には、宝くじが当たりますよに。
とは、祈願はしてへんです。正直には、そんな話は忘却の、この一年、金運をば、宜しく、お願い致しますと、だけでして。
要は一般論的、祈願でと。

での、でで、八坂神社の門を潜れば、矢っ張り、人が多いかと。
初詣の、正月三賀日は過ぎてるしで、大した、人出でも、あらへんですが、鈴を鳴らすに列が出来てまして。大体は列が出来てるですがと。列に並んで、御賽銭チャリンの、二礼二拍手一拝をと。
何を祈願したかとなればの、万事、万(よろず)、宜しくお願い致しますと。
では、無くの、我が家族、全員を宜しくと。御守りくださいと。1人、1人、7人の名前を列挙致しまして。
オッとの、誰か不足の、自分の名前を忘れてたりと。
コレは、良くあるですがと。
とするのか、自分の事は報告だけでしてと。
オッとの、コレは、お墓参りでの話やったなあと。

イヤイヤ、以て、気分、スッキリ、快調、爽快にと、相成りまして。
云うたら、やるべき、やりたい事なるを、全部、済ませましての、年始での、一応の、思い残す事は無くなったかと。
アトは、一連のお正月の行事、鏡開きでありの、小豆粥を喰たりと。家でやるべき行事だけでして。
とは、話は終わらんですがと。
(10/01/13)


NO.25 孫の初宮参りの話(10) 八坂神社での初宮参りの話

「閑話休題的の話」の、本題なるは、「孫の初宮参りの話」でして。
場所は、「八坂神社」であるからにして、「八坂神社」の初詣に拘(こだわ)ったです。

本来的、孫の初宮参りの話をしてたのでありましての、12月の6日(日曜日)、一ヶ月前、「八坂神社」に来たですがと。
よって、ここで、「閑話休題的の話」から、一旦、本題に戻るです。

での、思い起こせば、早、二歳半となってるの、孫娘は、6月24日が誕生日で、初宮参りも、暑い時期も、一番に暑い時期かと。神殿に扇風機があったなあと。
此度の、孫は、10月27日産まれで、初宮参りは、寒い時期。
されどの、12月の初旬故に、寒いも、マダマダ、マシでして。

更には、孫娘で経験してる故に、初宮参りの様子、要領なら、分かってまして。
控え室がどんな具合か、神殿はと。受付はどんなで、祈祷料は幾らでと。

さての、孫の初宮参りは、「八坂神社」でするに、マズは、墓参を済ませませんとと。そんな意味では、近くやしで、便利やなあと。
よって、当日、最初に、東大谷祖廟、当家墓前に、当人、孫を連れて行きまして、子孫が一人、増えたゾと、ご先祖様にご報告をば、させて戴いたです。
ソラマア、嫁の妊娠を知った段階から、毎月、毎月、月参りで、報告してるですが。順調との事です。男の子みたいですと。報告受けた話をば、全部して。
ソラ、性別は出て来るまでは、分からんわと。当世、エコーで分かるですが。あくまでも、参考であると、理解してまして。

での、でで、10月に産まれるまでは、墓参の線香は7本での、産まれてからは、8本でと。
ソラ、産まれるまでは、何とも早で、母子共に健康で、無事出産、安産祈願で、兎に角、五体満足の、ソレ以外に、報告も、願いも、あらへんです。
とするよりも、誰しもの、最大の祈願かと。

そんな次第での、当人であるの、孫をご先祖様に、見せるがための、墓参を済ませ、東大谷さんの駐車場から、車を移動の、「八坂神社」前とするのか、横手の、有料駐車場にと。運良く、一台分が空いてまして。停められてと。
東大谷さんの駐車場に置いたままでも、ええは、ええけれどの、時間的、良く分からんし、安全を見ましてと。
孫を乳母車に乗せて、嫁はんが、八坂神社にで。私めは、孫娘と手を繋いで、境内にと。息子夫婦は、手荷物一杯。
ソラナア、小さいのを二人の荷物だけでも大変ゾと。

そして、忘れてならじの、更なる先の話ではあるですがの、儀式、行事の、お食(く)い初(ぞ)めの、歯固めの石をと。
余計な話の、「お食(た)べ初め」とは違うんやなあ。「お食(く)い初め」なんやと。
云うたら、汚い表現をするのやなあと。
イヤ、最近まで、正直、「お食(た)べ初め」と思てたです。

イヤイヤ、孫娘の際は、歯固めの石を、祇園石段下、四条通りの、宝石屋はんとするのか、店で買い求めたですが。
さての、石なるは、諸般諸々ありましての、下手な事は出来ませぬ故、後日、生田神社で、処理したですが。処理とは、一旦、境内に置き、納めるの形をとって、以て、拾うの形式をと。
要は、気持ち的に、除霊し、清めたです。

マアナア、小さな石なら、神経を使う事も無いですが。所謂の、石には、自縛霊であるとか、悪霊が、付き易い等々、されてまして。
安全の上には、安全の、神社の石なら、大丈夫かと。そんな処置をしたですが。
ホナラの最初っから、八坂神社境内の石をと。
使う際は、綺麗にしましてと。

での、適当なる大きさの石を、「八坂神社」境内で、探しまして。コノ程度ならと、思しきを一個、歯固めの石として、拾いまして。
我が一つの、拘(こだわ)りにての、納得出来たら、結構でと。
元々が、儀式のための、石でしてと。

イヤイヤ、デデデの、そんな次第での、要は、「八坂神社」に行ったら、祈祷をして戴くまでに、石を一個と。確保も出来まして。オーバーのポケットにと。
アトは、申し込み等々、嫁に任せて、私等は、勝手知ったるの、神殿の控え室にと。
行くに、受付の巫女さんから、男のお子さんですか。女のお子さんですかと。男の子です。「大」の字を書かせて戴いても宜しいですかと。ソですか。書いて戴けるのですかで、有り難う御座いますと。

イヤ、前回、孫娘の時には、受付までに、嫁はんが口紅にて、一生懸命に、「小」の字を書いたですが。ソか、書いて戴けるのかと。
流石に、巫女さん、手慣れたモノで、筆で、朱色で、シャッ、シャッと、「大」の文字をと。
控え室に入れば、先客二組での、一組は、初宮参りかと。女のお子さんかと。初着がソレやしで、分かるです。

での、デデ、待つ事、十数分かの、その間、イツも、大人しい、孫が、愚図り出しの、マズは、オシメを交換の、更には、腹減ったかの、嫁がオッパイをやってる間にも、番が来まして。
大急ぎ、大慌てで、嫁はん、嫁が、孫を抱きの、初着をと。
神前では、神主さんのご指示に従いの、三組、着席での、主人公、孫と、孫を抱いた嫁はんと、両親は最前列の椅子席。
私、孫娘は、関係者故での、後部椅子席にと、指示されまして。

オッとの、ホナラと、孫娘を我が膝に座らせまして。
正直、泣かれても、ウロウロされても、困るしと。

イヤイヤ、孫娘は至って、神妙、大人しく。常平生(つねへいぜい)では、考えられへん程でして。泣くは別にしたって、我が膝に乗せたって、この年齢では、ジっとはしてへんわと。
一分、十秒も保たせるが大変ゾと。
にも、関わらずの、人が変わったみたいな具合の、へえと。

しかるにの、反対に、主人公、孫の方が大変でと。
云うたら、しゃっくりが止まらず、愚図りの、泣き出して。話簡単の、オッパイを飲ませてる間にお呼び出し故、足らんのやと。不満なんやと。
コレ又、正直、イツもは、大人しいのに、人が変わったみたいで、困ったなあと。

そやから云うて、アカチャンやしと。
云うて聞かせるにも、無理の、この場で、まさかの、オッパイもと。
儀式、祈祷の間の三十分程度は、何にも出来ずの、周囲のお方には、申し訳無いなあと。
されどの、我慢して戴くしか無いですが、コレ又、一つの想い出かと。勝手に解釈致しまして。

斯くしての、孫の初宮参りとするのか、ご祈祷も、無事とするのか、何とか、終わりまして。
孫娘には、巫女さんから、風船を戴きまして。ええなあと。ンと。
主人公、孫は早速にも、控え室に戻りの、オッパイをと。飲めば、腹満足で、眠り出し。本番だけが問題やったなあと。
ホナラの、順番をズラして戴いても、良かったけれど、その場では、気が回らんわと。回して戴くにも、私等のアトが居たはらへんしで、一組で、して戴かんならんかと。

そんな事は、結構の、神殿から、出まして、皆で、記念写真も撮りまして。
ホナラと、蟹料理の、「かに屋」にと。

イヤイヤ、孫娘の時にも、同じの、「かに屋」で、御祝いしたです。
よって、同じの店で、御祝いをしてやろと。
での、孫娘には、お子様メニューがあるですが。主人公、肝心の、孫には、蟹は当たらんですが。
お母さんのオッパイを通じて、多少は、入るかと。
以て、孫の初宮参りは、無事に終わったです。
(10/01/14)


NO.26 続・閑話休題的の話(1) 母、気分悪しの報

での、でで、そんな次第の、八坂神社での、孫の初宮参りは、滞り無く、終わったですが。
八坂神社では、正月の、初詣も、させて戴けたですが。

実は、この日、墓参して、京都ゑびす神社、八坂神社に参拝したは、七草粥も終わってるの、9日(土曜日)でして。母のディー・サービスの日でして。
よって、外出してられてるですが。

サテの、一連の用事は済んだですが。
用事とは、我が一家を代表しての、墓参が本命の、ツイでは失礼なれどの、ゑびっさん。更に、寄り道の、開運摩利支尊天堂。
そして、初詣には、来られへんかったの、八坂神社でありまして。
よって、強いてなら、墓参と、八坂神社が目的でと。

用事が済めば、今度は、母が帰るの時刻までに、我が家に戻れてるかの問題がありまして。
時間に間に合わんよなら、しかるべくの、電話で、一寸、遅くになりますのでと、伝えといたら、鍵は、母が持ってるしで、介護士さんに家の中に入れて戴けるですがと。
イヤ、歩くには、歩けるですが。家の中でさえ、杖でして。玄関先の段差等々があったでは、自力では無理で、要介護、「3」のため、介護士さんが、家の中<玄関>から、家の中まで、カラダを支えての、誘導をして戴いてるです。
但し、通常は、家の者が、玄関のドアを開けてましてと。

イヤ、微妙なるの、時刻になってまして。
大体は、4時に戻るですが。約一時間で、私等が家に戻れるやろかと。
イヤ、京都縦貫道路を使えば、何とかなるかと。ETCも装備してましてと。

実はの、モ一件、孫の初宮参りの際の、前日に、その格好しましての、ハルキ写真館で撮った写真をしかるべくの、大写しにしての、アルバムにして戴くの注文をと、考えてたですが。
時間的には、アカンなあと。帰りの道中、一寸、逸れるし、行って、即の終わるで無しの、説明しんならんしと。
ホナラの、明日にでもと。そんなに急ぐで無しと。

ソラナア、母の件なるは、若干の遅れは仕方が無いけれどの、出来れば、ギリギリにでも、こっちが先に帰宅で、介護士さんのお手数を掛けんよにと。
母が部屋までの道中も、見ててやらんとナと。
道中も、大した歩数と違うですがと。

そんな次第の、ソレ以外の用事は済ませたしと。
母の件は、交通状況次第でありましてと。要は既に、ハルキ写真館は諦めてまして。
気分も上々の、帰宅の途中、嫁はんと、アレコレ、云いつつの、五条通りを、河原町辺りを通過の頃かと。

オッとの、我がケータイに電話がと。ケータイに電話は珍しい事でしてと。
掛けて来るは嫁はん程度で、息子共は、嫁はんにと。
での、私め、運転中故、嫁はんに、ケータイを手渡しまして。見られて、覗かれて、ヤバイの話は皆無での、チラと先様の表示を見たら、「こもれび」でして。
オッとの、トットの、母の通うの施設やでと。
何事かと。
何かあったかと。

何かが、あったしで、ケータイに電話をされてるですが。嫁はんの返事等々から、要は、母が気分が悪くなったみたいでと。
但しの、血圧、体温等々、脈拍も正常ですて。何等の異常は無いですがと。
但しの、但しで、モ、ボチボチの家に送るの体勢ですが、気分が悪いの状態では、家に送るのも何ですし、当人は、病院で看て欲しい。
とも、申されてましてと。

どしましょかと。
オッとの、どするやの、どするも、こするも、どしたらええのかで、先様曰くに、こちら、「こもれび」にて、待機して戴きまして。しかるべくの、迎えに来て戴ければと。ハイ、承知と。
されどの、今、出先でしてと。京都から、亀岡に向かうとするのか、戻ってるの最中でして。時間が掛かっても、宜しいですか。ハイ、結構ですと。こちらで、待ってて戴きますのでと。

オッとの、トットの、変な話、都合が良いのか、悪いのかの、ホナラの、この際やしと、ハルキ写真館には、寄ってしまおかと。埒が空くしと。
もしかしたらの、最悪、入院の可能性もあって。入院なら、写真の件は、行ってられへんしと。

只ナ、気分が悪いの、サテ、病院も、どこに連れて行けばの、現在、大腿部骨折の件で、「亀岡シミズ病院」に一ヶ月に一回、一ヶ月分の所用の薬を戴きの、処方して戴いてるですが。
気分云々なら、「南丹病院」がええのかなあ。
とか、とかと。

イヤイヤ、大変ゾと。
気分上々で帰宅の筈が、一転、暗転の、気分爽快も、吹き飛ばされての、病院の話に相成ってと。
病院にとなればの、保険証がと。
サテの、どするやで、気分の問題故に、一旦、「こもれび」から、連れ戻ってから、一寸、様子を診てから、病院を決めてもええしと。
先様の電話の様子も切羽詰まってるでもあらへんしの、切羽詰まって来たら、再度の電話があるやろしと。現在は、落ち着いたはりますの、話もあったりと。

正直には、気分が悪いの程度で、一寸安心でと。
ソラナア、転けたとか、容態急変で、即の、来てクレの、緊急を要するの話でもあらへんしと。

何が原因かと、ツラツラ、考えるに、嫁はんが、もしかしたらと。
眼鏡をなあと。
朝、出しな、みつからへんと、別のを持って行ったですて。へえと。
何で、「こもれび」で、眼鏡が要るのかなあと。勉強会、講習会があるで無しと。されどの、持参の手荷物まで、一々、調べませんしと。
での、もしかしたら、眼鏡が合わんし、気分がと。

成る程の、眼鏡の事は、私め、分からんですが、合わんかったら、気分が悪くなるのかなあと。
されどの、常平生、母は眼鏡は掛けてえへんですがと。何で、「こもれび」に出掛けるに、眼鏡を持参が意味不明なれどです。母の事、故、あるやろなあと。
(10/01/15)


NO.27 続・閑話休題的の話(2) ソレより、お茶を欲しいの話

諸般の用事が終わって、帰宅途上、「こもれび<福祉施設>」から、ケータイに電話があったですが。
マダマダ、気分が悪いの程度で収まってて、ホっとしたです。
先様にしたって、当人が、気分が悪いと訴えてる以上は、無理させられへんし。

無理とは、予定通り、皆と一緒に、マイクロ・バスでの帰宅でありまして。
反対に、緊急を要するの容態ならば、病院に直行での、にしては、血圧、体温等々、脈拍も正常ならば、慌てる事も無いやろと。
どっちにしたって、当方、出先やしで、スグに、馳せ参ずるも、出来かねて。時間が掛かりますがと。結構ですと。
ホナラ、ツイでに甘えてしもて、ハルキ写真館にも、行ってしまおかと。

イヤイヤ、兎角に、当家の年寄りなるは、何かが、あるです。
云うたら、二年半の以前、孫娘が、産まれて、退院して。
嫁の実家で、約一ヶ月。実家から、こっちに向こてるの真っ最中に、玄関先で転けまして。頭から、出血で、大騒ぎの、救急車で、「亀岡シミズ病院」にと。結果、裂傷のみで済んだですが。
その抜糸から、間を置いての、又、転けて。
コレは、家の中でしての、圧迫骨折しまして。本当の入院と相成って。

そして、2008年末も、末の12月30日の夜。
息子一家が帰って来た、その日に、ベッドから、転けて。コレが一番に重症の、大腿部骨折と相成り、約4ヶ月の入院をしたですが。大体が横着でしてと。
云うても、聞かへんしと。返事は、イツも、どもないと。
嫁も、私等が帰って来ると、お婆ちゃんに何かあって、私等に、何かあるんでしょおかねえと、心配させて。
当人にとって、孫、孫の嫁、そして、曾孫が戻って来るに、一寸、気分高揚するは、確かかと。話簡単には、年寄りは、兎角に、ええ格好したがるです。

ホンマやでと。
何がと、具体的には、申しませんですが。申すに沢山、有り過ぎてと。細々し過ぎの、一々、取り上げてたら、オッとの、お姑さんみたいやしと。
此度、年末年始、家族全員が揃たですが。
又、何か、起こらへんやろなあと、危惧してたですが。とりあえず、何も無かって、ホっとしてた矢先なれどの、されどの、気分が悪い程度ならばの、マアナアと。
息子一家は、居てへん間やしと。

結果、眼鏡を何でと。家ではしてへんのにと。「こもれび」で使う用事もあらへんですがと。
あらへんしで、持って行ったら、アカンでと。
とも、云えず。幼稚園児やあるまいにと。

もしかしての、眼鏡を掛けてたら、インテリのゲンちゃん<intelligentsiya>に見えるからやろかと。私なら、インテリのゲンちゃんと違いましての、シバのケンちゃん故、老眼鏡もタマにしか、掛けへんですがと。
大体が面倒臭いわと。
加えての、付け慣れてえへんしで、余りに長くも掛けてられへんです。鬱っとおしくなりましてと。

そんな事は結構の、この際と、帰途、寄り道とするのか、出来れば、行ってしまいたかったの、ハルキ写真館にと。
母の話が無ければ、京都縦貫道にでも、突入の、先様に、ご面倒掛けずに済むよにと、大急ぎで、帰宅するですがと。「こもれび」まで、迎えに行くなら、余裕が出来たわと。

での、そんな次第の、有料道路は使わず。使たって、中途半端に出んならんしで。亀岡の、ハルキ写真館に到着の、館主に、先日のと。
写真はコレと、コレコレをこんな具合にと。三組をと。
締めて、ン万ン千円也の、正直、ええ商売やなあと。
今時なら、CDで戴ければ、独自で、印刷も可能なれどのと。ソレ用の用紙も売ってまして。されどの、孫も、孫娘と一緒にしてやらんとと、息子夫婦が鋭意決断したです。
マア、ええ記念やしと。ソレがため、写真館で、撮って戴いたですがと。

斯くなるでの、用事も、十ン分で、済ませまして。
今度は一路、「こもれび」にと。
云うても、そんなに、遅れてはいやへんです。イツもなら、概略の、4時帰宅となるの母でして。ハルキ写真館での、用事が終わって、4時に5分、10分前でして。
ここから、「こもれび」なるは、ここからなら、我が家を素通りの、マダ、先なれどの、15分程度かなあと。よって、4時を一応の目安としても、遅れても、5分、10分かと。

イヤ、先様に着けば、母は、食堂にて、お茶を戴き、車椅子に座らせて戴きの、介護士さんに相手してもろてまして。
イヤイヤ、時折、マイクロ・バスで、送迎して戴いてる方でして。双方面識ありましての、「スミマセンねえ。」と、挨拶しまして。
先様曰くに、「落ち着いて居られますねえ。」と。
母曰くに、「お茶がおいしいわ。」と。
あのなあと。

とは、云うてえへんけれどの、顔を見たら、眼鏡を掛けてまして。矢っ張りかと。
されどの、とりあえずは、具合はどなんやと。今はなあ、どもないけどなあ。何でやろなあ。フラフラしてなあと。フラフラと、気分が悪いは、一寸、違うですが。
眼鏡を掛けてるしと、違うかと。そんな事、無い。イツも、掛けてる。
ホンマかいなと。イツもは、掛けてえへんクセにと。

とも、云わずの。
眼鏡がイツものと違うしと、違うかと。
云えば、イツものと一緒やと。

での、ここで、母との会話は止めまして。ソラ、「こもれび」で、アや、コやと、親子で、揉めても仕方が無いです。一旦、戻って、様子でも見て、病院に行くなら、行こかと。
母に云えば、今はどもないと。
分かった、分かったの、介護士さんには、再度、スミマセンねえと。
以て、「こもれび」の玄関先に、我が愛車を横付けの、母を乗せて、帰宅でと。

そんな次第での、帰宅しまして。
さての、どんな具合や。病院はどなんやろなあと。
要は、行くべきなら、行くし、落ち着いて、ども無いなら、行かんの意で、問えば、どっちでも、ええけどなあと。
どっちでも、ええで、病院に行くのも、付き合う方はこっちで、邪魔臭いしと。先生にしたって、何を診て、ええのか、分からんしと。
アンタ等が、行きたいなら、行ってもええしと。ソレより、お茶が欲しいと。
あのなあと。
相手してられへんわと。
とは、云うてえへんけれどの、事程左様に、どっちも気紛れ、気分次第なれどの、孫を相手に、振り回されてる方が、親であれ、年寄りに振り回わされてるよりは、数段のと。
(10/01/16)