閻魔大王<NO.126>

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閻魔大王NO.127
325 <北京五輪>ロシア、ワリエナ選手<16歳>、ドーピング問題で、混沌<!> 閻魔大王 22/02/15
閻魔大王NO.125

NO.325 <北京五輪>ロシア、ワリエナ選手<16歳>、ドーピング問題で、混沌<!><起稿 閻魔大王>(22/02/15)


【閻魔大王】 2022/02/15 (Tue) 08:29

<参考=NO.324 <北京五輪・スキージャンプ混合団体>女子選手5人、スーツ規定違反で失格<?>

ワリエナ選手のは、上記<参考>で、投稿してたですが。
肝心の、スーツの方、沈静<?>化で、一発退場の筈のワリエナ選手のが、尾を引いてるです。


副題=スポーツ仲裁裁判所の裁定が、波紋<!>

但し、
単に、現行規定に基づいただけの話ですが。

IOCは、「ワリエワは個人戦も出場 3位以内なら表彰式なし」と。
IOCは、五輪の主催者でして。

<表>
スポーツ仲裁裁判所が示した裁定のポイント



>スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日、昨年12月のドーピング検査で陽性となりながら北京冬季五輪に出場しているフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)について、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格停止処分解除を不服とした国際オリンピック委員会(IOC)などの訴えを棄却する裁定を下したと発表した。ワリエワは女子シングル(15日ショートプログラム、17日フリー)への出場が可能となる。

>3人の仲裁人による裁定は、出場を認めた理由として、世界反ドーピング機関(WADA)が規定した16歳未満の「要保護者」に当たることなどを挙げた。当初の処分をRUSADAの規律委員会が解除した根拠や、採取した検体の分析結果の判明が遅れた原因は明らかにされなかった。

>検体の陽性反応に関する手続きは今後行われる見通し。CASは「五輪出場を妨げることは彼女に取り返しのつかない害をもたらす」と指摘し、昨年12月に採取した検体の陽性判明が今月に遅れたことを「深刻な問題」とし、「彼女の責任ではない」と強調した。陽性反応についての判断は持ち越した形で、疑惑は晴れぬまま15日の女子フィギュアスケートを迎えることになった。

>IOCは14日、フィギュア女子シングルでワリエワが3位以内に入った場合、表彰式やメダル授与式を行わないと発表した。ドーピング規定違反をめぐる問題が解決していないためとしている。ワリエワも出場し、ROCとして金メダルを獲得した団体戦のメダル授与式も大会期間中に行わない。団体戦の扱いについて、CASは今回判断せず、別の手続きになると発表している。IOCは最終的な順位確定は国際スケート連盟(ISU)が決めると説明している。団体戦で日本はROC、米国に次いで3位だった。

>この問題は8日に予定されていた団体戦のメダル表彰式が急きょ中止されたことで表面化した。昨年12月にロシア選手権で採取したワリエワの検体をスウェーデン・ストックホルムの検査機関が調べたところ、心臓疾患の治療などに用いられる禁止薬物トリメタジジンが検出された。

>RUSADAは検査結果の判明を受けて今月8日に暫定資格停止処分を下したが、ワリエワの異議申し立てを受け、RUSADAの規律委員会が9日に処分を解除した。これを不服としてIOCとWADA、ISUがCASに提訴していた。

>IOCなどは当初、ワリエワがドーピング規定などで身元や違反内容の開示義務がない16歳未満の選手であることを理由に詳細の説明をしていなかったが、ドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)が11日に一連の経緯を公表した。

>過去の組織的なドーピング不正により、ロシアは北京大会に選手団として参加することを禁じられ、過去に違反歴のない選手だけがROC名義の個人資格で参加している。

<参考=「ワリエワは個人戦も出場 3位以内なら表彰式なし」(日本経済新聞)>


【閻魔大王】 2022/02/15 (Tue) 09:39

副題=他の選手にも大迷惑。

16歳未満の子には、保護責任があると。
その責任は誰に<?>、何の<?>

この手、事件に巻き込まれんよにと、思うですが。
出場認めたが故、他の選手に迷惑掛けてるです。

「陽性反応が出た選手を違反のない選手たちと一緒に出場させるべきではない」
妥当なるの話でして。
それがための、保護責任也と。
そらねえ、誰しも、16歳の子が、自身考え、ドーピングなんか、考えませんは、重々の承知。

>カミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)の出場を認める裁定に批判が続出した。

>米国オリンピック委員会のハーシュランドCEOは「公平な場で競うという選手の権利を否定する」と失望を示した。

>98年長野五輪女子金メダルのタラ・リピンスキーさん(米国)は「年齢や検査の時間に関係なく出場を許されるべきではない」と主張。

>米国代表として2度の五輪出場経験のあるジョニー・ウィアーさんも「陽性反応が出た選手を違反のない選手たちと一緒に出場させるべきではない」と主張した。

<参考=「ワリエワの出場認める裁定に世界から批判 米五輪委CEO「公平な場で競うという選手の権利否定」」(スポニチ)>


【閻魔大王】 2022/02/15 (Tue) 10:14

副題=何のための裁定<?>


>北京冬季五輪フィギュアスケート女子の金メダル候補で、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)のドーピング違反を巡り、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日、五輪出場継続を認めたロシア反ドーピング機関(RUSADA)の判断を妥当と裁定し、ワリエワは15日からの個人種目に出場できることになった。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の浅川伸専務理事は今回の裁定について、「生煮えの議論の中で、若いアスリートの人生一度の重要な機会を奪っていいのかという議論がなされたとみられる。アンチ・ドーピングというよりスポーツ法の観点での判断だ」と説明する。

>裁定に大きく影響したのは、ワリエワが要保護対象者の16歳未満であることと、昨年12月のドーピング検査での陽性判定通知の遅れ-の2点だという。

>浅川氏は「処分は年齢も加味したうえで、資格停止期間を伴わないけん責処分になることもある。今回の事案も、ワリエワ選手が迅速に通知を受けていれば、聴聞会などの正式な手続きを踏み、五輪出場に問題がないという判断が下されていた可能性もある」との見解を示した。

>CASの裁定によって、ワリエワは大会に出場できることになったが、「仮に出場停止の処分期間が五輪中も含まれた場合、個人種目での成績は取り消される」と指摘する。一方で、すでに金メダルを獲得している団体の取り扱いは「順位を繰り上げるかなどの判断は、国際競技連盟に委ねられる」と話した。

>浅川氏は、ワリエワが〝グレー〟の状態のまま出場することについて、「世界中のアスリートが納得できないだろう。(フィギュアスケート女子の)試合に出る他の選手も割り切れることではない」と競技全体への影響も指摘した。(川峯千尋)

<参考=「ワリエワ、五輪後に結果取り消しも」(産経新聞)>


【閻魔大王】 2022/02/15 (Tue) 15:09

副題=フィギュアメダル授与式「事件終結まで実施せず」とIOC WADAも「失望」表明(産経新聞)

こんな状態では、ワリエワ選手が、出場する事が、他の選手にも、迷惑に成るです。


<写真>
フィギュアスケート団体で金メダルを獲得し、喜ぶカミラ・ワリエワ(左から4人目)らROCの選手たち=7日、北京(共同)



>ドーピング違反が発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15)=ロシア・オリンピック委員会(ROC)=の北京冬季五輪出場継続をスポーツ仲裁裁判所(CAS)が認めたことを受け、訴えを退けられた国際オリンピック委員会(IOC)は14日、ワリエワが15日からの個人戦で3位以内に入った場合、メダル授与式は「事件終結まで行わない」と発表した。

>ワリエワは昨年12月の国内大会でロシア反ドーピング機関(RUSADA)が採取した検体で禁止薬物の陽性反応があり、検査した世界反ドーピング機関(WADA)から今月8日に報告された。RUSADAは9日、資格停止処分を1日で解除。CASは14日の裁定で判断を支持した。

>IOCは声明で、CASの裁定は「ドーピング違反を犯したか否かの決定ではない」と指摘。女子個人戦に加え、ワリエワがROC金メダルに貢献した団体のメダル授与式は「公平を期すため、事件終結後に格調高い式を行う」と閉幕後になることを示唆した。

>同じく提訴していた世界反ドーピング機関(WADA)も「裁定に失望している」との声明を出した。検査結果の通知が遅れたことに触れ、「RUSADAから優先検体と知らされず、迅速に行えなかったとの情報がある」と説明。未成年者のドーピング違反には周りの支援者の調査を義務付ける規定があるとして、「独立したチームが今後、調査する」とした。

>また、団体で銀メダルとなった米国では、米五輪委のハーシュランド最高経営責任者(CEO)が「(裁定は)公平な競争の場で競う選手の権利を否定するもの」とする声明を公表。今回のドーピング問題は「スポーツの公正さを軽視するロシアの組織的かつ根深い姿勢」の表れだとも非難した。

>米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、今回の裁定が五輪の個人戦出場の可否に限ったものだったとして、「(ドーピング違反に関する)訴訟が今後も継続し、新しい判決が下される可能性がある」と分析。五輪後、数週間は法廷闘争が続き、ワリエワのコーチや医療スタッフが罰を受ける可能性があるとした。

>一方、ロシア・フィギュアスケート連盟のコガン理事長はロシアメディアに対し、「健全な判断。正義が勝利した」と語り、ロシア国営テレビは「公平で喜ばしい」などと歓迎する声を報じた。

<参考=「フィギュアメダル授与式「事件終結まで実施せず」とIOC WADAも「失望」表明」(産経新聞)>


【閻魔大王】 2022/02/15 (Tue) 17:17

副題=諸般の組織は情けないねえ。

イヤ、
何を守ろとしてるのか<?>
自身の立場<?>
結果、グシャグシャ<!>

<写真>
北京冬季五輪フィギュアスケート女子の公式練習で、エテリ・トゥトベリゼ・コーチ(右)と話すROCのカミラ・ワリエワ =13日、北京(共同)



>北京冬季五輪は将来に大きな禍根を残した。

>ドーピングはスポーツ界が最も憎むべき敵である。公平、公正を前提とするスポーツの価値ばかりか、当該選手の心身の健康を破壊する。

>禁止薬物が検出されたフィギュアスケートの女子スター選手、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワについてスポーツ仲裁裁判所(CAS)が五輪出場の継続を認めた。15歳のワリエワは世界反ドーピング機関(WADA)が規定した16歳未満の「要保護者」に当たることなどが考慮されたのだという。

>耳を疑う決定だ。若年層の選手を何から保護すべきなのか。その第一が薬物汚染からであろう。組織の関与を問わず、年齢を理由に出場を認めた裁定は後続の若い才能をも誤った勝利第一主義にさらす結果を呼ぶ。そして真に守られるべきは薬物とは無縁な、世界のクリーンな選手のはずである。

>昨年12月の国内大会の検査から検出された「トリメタジジン」はWADAの禁止薬物に指定されており、過去には中国の競泳選手、孫楊やロシアのボブスレー選手も処分対象となったことがある。ロシア側のスタッフが「知らなかった」ことはあり得ない。

>そもそもロシアは2014年ソチ五輪などでの組織的ドーピング違反による処分中であり、北京五輪には潔白を証明できた選手だけが個人資格で参加している。

>ワリエワはこの点からも参加資格を失うはずであり、大掛かりな隠蔽(いんぺい)工作が認定されたロシア反ドーピング機関(RUSADA)が競技続行を後押ししている構図はなんという壮大な茶番か。

>情けないのは、この問題に毅然(きぜん)とした態度を貫けない国際オリンピック委員会(IOC)である。判断をCASに丸投げして自らの立場を明らかにしない。

>リオデジャネイロ五輪でもロシアの参加問題を各競技団体に一任するなど、IOCの弱腰が指摘されてきた。制裁中の国のトップとして参加が禁じられていたプーチン大統領の開会式出席を黙認したことも、これを象徴する。

>CASの裁定はあくまで競技続行を認めたもので、団体戦の結果承認やコーチ陣を含む組織への正式処分などは今後の懸案となる。IOCはCAS裁定を待たず、ドーピングと決別する意思を明確に示すべきである。

<参考=「北京五輪と薬物 真に守られるべきは誰か」(産経新聞)>


【閻魔大王】 2022/02/15 (Tue) 18:58

副題=五輪選手が、将来、政界進出等々、何処の国でも一緒。ロシアに限った事でありませんです。

>五輪が無法地帯と化した。

>14日、ドーピング違反が発覚したフィギュアスケート女子のワリエワ(15、ROC=ロシア・オリンピック委員会)の個人戦出場に関して、スポーツ仲裁裁判所(CAS)がゴーサインを出したからだ。

>ワリエワは昨年12月のロシア選手権時に提出した検体が陽性となり、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)が五輪への暫定資格停止処分を下した。が、ワリエワ側の抗議によりアッサリと処分を解除。これを不服とした国際オリンピック委員会(IOC)や国際スケート連盟(ISU)などがCASに提訴していた。

>CASは出場を許可した理由について、現在15歳で満16歳以下のワリエワは世界ドーピング防止規定(WADC)における「被保護者」であることや、五輪期間中の検体は陽性ではなかったことなどを挙げた。ロシアが団体戦で獲得した金メダルの有効性は改めて裁定されるが、これではドーピングをやっても満16歳以下の選手なら無罪放免になるという“判例”を作ったようなものだ。

>CASの裁定には世界中から反発の声が広がっている。米五輪委員会のハーシュランドCEOが「決定に失望した」との声明を発表。ISUも指をくわえて見ているわけではないという。五輪以降の国際大会の出場停止や、五輪、世界選手権出場の年齢制限引き上げなどにより、ロシアへの制裁の動きが活発になると見る向きは少なくない。


>■年齢制限を17歳以上に引き上げる案も浮上

>そもそも五輪出場には年齢制限がなく、各競技団体の国際連盟(IF)の判断に委ねられている。フィギュアは2021年の7月1日時点で15歳以上。15歳のワリエワはギリギリセーフで、06年トリノ大会では14歳だった浅田真央が出場できなかった。各競技団体が年齢制限を設けているのは、低年齢選手への過度な身体的負担や精神的重圧を避けることが主な理由だが、特に女子フィギュアは18年平昌大会でザギトワ(ロシア)が15歳で金メダルを獲得するなど、低年齢化が著しい。

>その最たる例がロシア勢だ。ザギトワ以外にも、16年世界選手権(ボストン)で当時16歳だったメドベージェワが優勝。平昌大会後に開催された国際連盟総会では、欧米諸国を中心に年齢制限を17歳以上に引き上げる案が浮上した。

>「総会ではイスラエルが適用除外を求めたことなどもあり、現行の制度が継続された。とはいえ、今大会もロシアのシングル男女出場メンバーは6人中5人が10代と若い上に、世界最強を誇る15歳の少女がドーピングにまで手を染めていた。ドーピング汚染を防ぎ、ダーティーなイメージを払拭するため、年齢引き上げによってロシア勢の低年齢化に歯止めをかけようというわけです」(放送関係者)

>米五輪委員会のハーシュランドCEOは「この事件はまだ解決していない」とも述べている。欧米諸国を中心とした「ロシア包囲網」がますます広がりを見せそうだ。


>ロシアの組織的ドーピングの背景にトンデモご褒美

>疑惑の15歳が15日からのフィギュアスケート個人戦に出場することになったが、それにしても、ロシアのドーピング違反はなぜなくならないのか。

>ロシアは2014年に国ぐるみの組織的ドーピングが発覚。20年にはCASが不正を認定し、22年12月まで主要な国際大会から排除することを決めた。その一方で過去に違反歴のない選手は個人資格で五輪参加が許可され、昨年の東京五輪と今大会は「ROC」として出場。“執行猶予中”での違反発覚である。

>ワリエワは15歳という年齢もあって恩情措置が取られたが、ドーピング違反が発覚すれば、資格停止処分と獲得したメダルが剥奪される。そのリスクを冒してまで薬物に手を染めるのは、メダルを獲得すれば、母国ロシアでの歓待が待っているからだろう。

>メダルの色に応じて報奨金を授与。金メダルで400万ルーブル(約600万円)、銀で250万ルーブル(約375万円)、銅で170万ルーブル(約255万円)とさほど高額ではない。しかし、その余得がトンデモない。電車、飛行機など日常の移動費はすべてタダ。国からは車と豪奢な住居が支給される。06年のトリノ五輪ではトヨタのレクサス、10年のバンクーバー五輪ではアウディ、14年ソチ五輪ではベンツがメダリストに贈呈された。まだ免許を持っていない選手には、専用ドライバーをつけるという手厚さだ。

>さらに、現役引退後は政界や国の中枢からのオファーも多くあり、生活や地位が保障される。04年アテネ五輪の新体操金メダリスト、アリーナ・カバエワ(38)は現役引退後に6年間、下院議員を務めたのち、ロシア最大メディア「ナショナルメディアグループ」会長に就任。一時はプーチン大統領と再婚間近ともウワサされた。

>オイシイご褒美が盛りだくさん。そりゃ、ドーピングもなくならないわけである。

<参考=「“疑惑の15歳”ワリエワは個人戦OK CAS“ロシア野放し”裁定にフィギュア界が報復制裁で包囲」(日刊ゲンダイ)>


【閻魔大王】 2022/02/15 (Tue) 23:44

副題=心臓病の祖父が使用のコップを共有<?>、冗談でしょ<!>

それこその、コップに附着、残存の、超の超々微量の薬物飲んで、尿に混ざりの、検査に出る<?>
まあねえ、の程度でしか、返答出来ませんですが。
そんな事、誰が信用するの哉の、一度、検証して頂戴。

>昨年12月の薬物検査で陽性反応を示しながらスポーツ仲裁裁判所(CAS)から今大会の出場継続を認められたロシア・オリンピック委員会)ROC)のカミラ・ワリエワ(15)について同選手の弁護士らが、陽性反応の原因は心疾患の治療薬を摂取した祖父が使用したコップを共有したことだと主張した、と15日、英紙デイリーミラー電子版と米AP通信が伝えた。

>デイリーミラーによると、国際オリンピック委員会(IOC)などの提訴を受けてCASが13日に実施した公聴会でワリエワの弁護士が、心疾患の治療薬を摂取している同選手の祖父と同じコップを使って水を飲んだことで体内に禁止薬物が入ったと主張。ロシア紙プラウダの報道内容を引用し、公聴会ではワリエワの母親と女性弁護士が証言したことや、人工心臓の祖父が薬を飲んだ後に使用したコップに付着した唾液がワリエワの体内に入った可能性を記した。また、この日のIOCの会見でデニス・オズワルド委員が今回の問題を「祖父の摂取した製品による汚染」と表現したという。

>米AP通信も公聴会における同選手の弁護士の主張を記述。この日の演技前のワリエワの様子について「ショートプログラム用のキラキラ輝く紫色のドレスをまとい、落ち着いた様子で自信に満ちあふれていた」と伝えた。

<参考=「薬物陽性のワリエワ 心疾患薬摂取の祖父の唾液付いたコップ使用 弁護士ら主張 英報道」(Yahoo!ニュース・デイリー)>
<消滅・22/05/20>


【閻魔大王】 2022/02/16 (Wed) 10:10

副題=渦中のワリエワ、フィギュアスケート女子ショートプログラムで、堂々の1位<!>

何故に、この子にドーピングさせたか、摩訶不思議。
せずとも、上位に立てるです。

<写真>
女子SP 演技するカミラ・ワリエワ=北京(共同)



>15日に行われた北京冬季五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラムで、ドーピング問題が発覚したカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)は、演技を終えると顔を覆い、涙ぐんだ。リンクを降りる際は他のROC勢からの声援にお辞儀。取材エリアは、無言で通り過ぎた。

>冒頭の3回転半で着氷をこらえた以外は、ミスなく滑った。3回転フリップ、演技後半のルッツ-トーループの連続3回転を、きれいに着氷。表現力を示す5項目の演技構成点は、全て9点台をそろえた。

>五輪出場に異論が出る中で迎えたSPで、82・16点と首位発進。15歳は強靭な精神力で踏ん張った。(久保まりな)

<参考=「渦中のワリエワ首位発進 演技後には涙」(産経新聞)>


【閻魔大王】 2022/02/16 (Wed) 13:04

副題=ワリエワから3種の治療薬検出 禁止外物質も、米紙<NYタイムズ>報道

但し、
この組合せで、持続力が云々の話あるです。

>北京冬季五輪のフィギュアスケート女子に出場しているロシア・オリンピック委員会(ROC)の15歳、カミラ・ワリエワのドーピング問題で、陽性反応を示した禁止物質トリメタジジンを含めて心臓疾患の治療に使用される薬物が計3種類検出されていたと米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が15日に報じた。

>新たに判明した物質は禁止薬物には指定されていない「ハイポキセン」と「L―カルニチン」で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提出された文書で明らかになったという。CASは同選手が16歳未満の「要保護者」に当たるなどの理由で継続出場を認める異例の裁定を下した。(共同)

<参考=「ワリエワから3種の治療薬検出 禁止外物質も、米紙報道」(産経新聞)>


【閻魔大王】 2022/02/16 (Wed) 16:44

副題=祖父のコップで、ねえ。

荒唐無稽の説明なれどの、案外に受入られたり、しましてねえ。

イヤ、
この問題、どこまで、現実的、実証するか、出来るか、でして。
要は、体内に摂取で、検出されるに、どの程度の量、飲むのか<?>

ましてやの、薬剤が、カプセルであったり、錠剤なら、コップ内に成分、あるの可能性僅少。

まあ、つまり、祖父の薬で、コップの共用ねえ。苦しいねえ。
とは、常識的に。


>昨年12月に判明したカミラ・ワリエワ(15)=ROC=のドーピング陽性は同選手の祖父の心疾患治療薬を摂取したためとの同選手の弁護士の主張に対し、ドーピング専門家が「非現実的」と否定的な見解を示した、と15日(日本時間16日)、米誌ニューズウィーク電子版が伝えた。また、ニューヨーク・タイムズ電子版は陽性反応を示したワリエワの検体から3つの薬物が検出されたと報じた。

>ワリエワの弁護士らは国際オリンピック委員会(IOC)などの提訴を受けてスポーツ仲裁裁判所(CAS)が13日に実施した公聴会で、陽性反応の要因は同選手の祖父が心疾患の治療薬を服用した際に使った同じコップを使用したためと説明。故意ではなく、“無実”を主張した。

>しかし、ニューズ-によると、禁止薬物検査機関(BSCG)のオリバー・カトリン氏は「薬を砕いて水に混ぜない限り、その説明は筋が通らない」と否定した上で「(検出された禁止薬物の)トリメタジジンは通常、カプセルに入っている。祖父は手で口に入れて水で流し込んでいるはずだから、コップ内に残ることはない」と指摘。「もし粉末が溶けた水であれば説明はつくが、カプセルや錠剤の話をしている状況では論外だ」と語った。

>ワリエワの弁護士がもう一つのシナリオとして提示したと言われている、祖父が置きっぱなしにした薬をワリエワが知らずに摂取した点には「薬物検査で引っ掛かるような物質を口にすることは絶対にない」と言い切ったという。

>祖父は13日の公聴会には出席しなかったが、ニューヨーク・タイムズ紙が入手した公聴会に提出された文書によると、祖父は車内で撮影した動画で心疾患治療薬が入った袋を見せ、発作の時に服用していると証言したという。

>また、同電子版は昨年12月に陽性反応を示したワリエワの検体から心疾患の治療薬であり、禁止薬物のトリメタジジンのほか、禁止薬物に指定されていないハイポキセンとL-カルニチンの計3種類が検出されたと報道。L-カルニチンは脂肪燃焼促進効果があり、通常、ダイエットに使用されるが、過去にドーピングに用いられたことを説明した上で「アンチ・ドーピング機関によると、ワリエワのような若いエリートアスリートの同一検体から複数の物質が見つかるのは極めて珍しい」と記した。

>CASの裁定により、今五輪の参加が認められたワリエワは前日の個人SPでトップに立った。あす17日に行われるフリーで団体に続き、金メダル獲得の可能性が高まるなか、ワリエワ側の今後の対応や同問題の結論が注目される。

<参考=「ワリエワ、祖父の心臓薬摂取は「非現実的」 専門家が指摘 検体に新事実も 米報道」(デイリー)>


【閻魔大王】 2022/02/16 (Wed) 18:14

副題=悪い前例はダメ<!>

五輪に出場するよな選手が、そんなミスするの怪<?>

>スポーツ仲裁裁判所(CAS)仲裁人の早川吉尚氏が16日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に出演。北京五輪に出場しているフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15 ROC)が、ドーピング陽性は、祖父が心疾患の治療薬を服用した際に使った同じコップを使用したためと説明したことに関して、解説を行った。

>早川氏は、風邪薬の中に含まれていて、なおかつ薬効が弱いものは日常生活で誤飲する可能性もあって悪質性の低いものに分類されているが、今回問題となっている薬は、「日本では医師の診断がないと出ないような強い薬で、アスリートがうまく使えば心肺機能の向上や息切れなく競技ができる。悪用できるものですので悪質性の高いほうに分類されています」と説明した。

>現状を「いま分かっているのは彼らの主張は同じグラスを使用したということです」とした。


>そのうえで、2006年に、競技前に妻のグラスを使った際に、妻の常用薬がうつり陽性反応が出たとして、無罪になったケースが1件あると説明。

>早川氏は「ただこのこのケースがあった後に、多くの陽性反応のアスリートがこの主張をしてくるという現象もあり、アンチドーピングの専門家から見ると、少し悪い言い方だが、よく使われる言い訳の典型的なもののひとつです」と解説した。

>今後は、祖父の心臓疾患のカルテや、処方されている薬、薬局の購入履歴などが調べられたり、コップ使用の証人がいる場合は別々に質問を受けたり、科学的に可能かという実験もなされるとのではないかとの見方を示した。

<参考=「ワリエワ「祖父のコップ」CAS仲裁人「よく使われる言い訳の典型」06年「妻のコップ」無罪例」(デイリー)>


【閻魔大王】 2022/02/17 (Thu) 07:34

副題=ワリエワ選手の経緯


><北京オリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇15日◇首都体育館◇女子ショートプログラム(SP)

>昨年12月の検査の結果が約1カ月半後の今月8日にワリエワに通達されることになった理由について、世界反ドーピング機関が説明している。

>同機関によると、ストックホルムの機関による分析に時間を要したことが混乱を招いたという。分析機関を管轄する同機関は「ロシア反ドーピング機関が(ワリエワの検査を)優先すべき検体だと通知しなかった」と批判した。

>ワリエワとドーピング騒動

>◆21年12月25日 北京五輪代表選考に関わるロシア選手権(サンクトペテルブルク)で検体採取。

>◆22年2月6日 北京五輪団体女子SPで90・18点の首位で五輪デビュー。

>◆同7日 フリー1位の178・92点で団体金メダルに貢献。「本当にハッピー以上の気持ち」。

>◆同8日 昨年12月の検体から禁止薬物トリメタジジンを検出。即時の暫定資格停止処分を受け、五輪を含む全てのスポーツ大会への参加が禁止。団体のメダル授与式が急きょ延期に。

>◆同9日 ワリエワ側がロシア反ドーピング機関に異議を申し立て、夜に暫定資格停止処分解除が決定。

>◆同11日 国際検査機関が昨年12月のドーピング検査で陽性反応を示したと発表。スポーツ仲裁裁判所は出場を認めた決定を不服として、国際オリンピック委員会と世界反ドーピング機関が提訴したと発表した。

>◆同13日 午前中と午後に行われた公式練習に参加。ショートプログラム(SP)滑走順抽選は代理がくじを引き、最終組2番目の26番滑走となった。

>◆同14日 スポーツ仲裁裁判所が国際オリンピック委員会などの申し立てを却下してワリエワの五輪出場を認める。

<参考=「【フィギュア】ワリエワ検査結果遅れた理由 ロシア反ドーピング機関が優先すべき検体と通知せず」(日刊スポーツ)>
(22/02/15)


【閻魔大王】 2022/02/17 (Thu) 17:20

副題=祖父の薬云々なるは、笑止千万<!>

てな事の程度、誰もが承知してるです。
それを、何故に、16歳未満が云々と、甘く見てるかが、理解不能。
反って、あれこれ、窮地に追い込んでるです。

>ドーピング違反が発覚したロシアのフィギュアスケート女子シングル選手カミラ・ワリエワ(16)が祖父の薬を理由に挙げている中、専門家はこの主張について可能性は低いという見方を示した。

>米国反ドーピング機関(USADAのトラビス・タイガートは17日、CNNのインタビューで「ワリエワは意図的に競技力向上物質を服用したとみられる」と主張した。

>ワリエワは昨年12月に採取された尿サンプルから狭心症治療薬であり興奮剤としても使用されるトリメタジジンが検出され、表彰式が事実上中止になった。

>ワリエワはスポーツ仲裁裁判所(CAS)聴聞会で祖父の心臓治療薬のためだと抗弁した。祖父と同じコップを使用し、祖父の心臓病治療薬の成分がワリエワの尿サンプルから検出されたということだ。

>しかしタイガート委員長は「禁止された薬物1件と禁止されていない薬物2件を共に使用したのは、持久力を高め、疲労を感じないようにする意図があったとみられる」と主張した。

>タイガート委員長は「ワリエワの尿サンプルから検出されたトリメタジジンの濃度は1ミリリットルあたり2.1ナノグラムと分析された」とし「これはサンプル汚染と判明した他のスポーツ選手のサンプルと比較して約200倍多い量」と指摘した。

<参考=「<北京五輪>「祖父の薬が原因」というワリエワ…禁止薬物200倍検出」(Yahoo!ニュース・中央日報)>
<消滅・22/02/24>


【閻魔大王】 2022/02/17 (Thu) 18:54

副題=ワリエワの成績は暫定 IOC、注釈付きに(産経新聞)

そこまでして、何故に出場させる<?>

>国際オリンピック委員会(IOC)のアダムス広報部長は16日の記者会見で、北京冬季五輪のフィギュアスケート女子でドーピング問題が発覚したカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)の今大会の成績は「暫定的」なものとして取り扱うと明らかにした。ワリエワがROCの1位に貢献した7日までの団体も同様に扱う。日本は団体で3位だった。

>ワリエワは15日の女子ショートプログラム(SP)を首位通過し、17日のフリーに臨む。

>IOCによると、ワリエワが女子で3位以内に入った場合のメダルと団体の金メダルは大会の公式情報システムに掲載している各国・地域のメダル数にカウントするが、暫定的なものとして注釈を付ける方向という。(共同)

<参考=「ワリエワの成績は暫定 IOC、注釈付きに」(産経新聞)>


【閻魔大王】 2022/02/18 (Fri) 14:39

副題=結果的、坂本花織<21歳>選手が、ロシア勢の一角を潰した<!>

イヤ、
お見事、3位で、銅メダル。価値あるです。

悪いけれどの、渦中のアミラ・ワリエワ<15歳>選手は、フリーで、何度も、転びの、放しで、4位。

イヤ、
これで、良かったです。ワリエナ選手が下手に、3位内に喰い込んでみい。表彰式がしてもらえませんでしたです。
表彰は、その場で、してもらえて、価値あるです。

>17日に行われた北京五輪フィギュアスケート女子フリーで、ドーピング騒動の渦中にいるカミラ・ワリエワ(15)=ロシア・オリンピック委員会(ROC)=は、ジャンプの着氷が何度も乱れ、本来の力が出せないまま、表彰台を逃した。大会の「顔」は無言のまま会場を去ったが、18日午後には国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が五輪の開幕後では初めて記者会見。この問題への反応に注目が集まるのは必至で、騒動はまだ尾を引きそうだ。

>ワリエワのフリーは最終滑走の25番目でスタート。冒頭の4回転サルコーは持ちこたえたが、2回目以降のジャンプは着氷が何度も乱れた。演技はやり抜いたが、本来の姿とはほど遠い滑りとなった。演技後はROC関係者が「カミーラ」と大合唱したが、本人は落ち着かない様子でリンクを降り、4位になったことを知ると、顔を覆って涙をぬぐった。取材エリアでも報道陣の取材に応じず、失意の表情で足早に立ち去った。

>ワリエワ余波はほかの選手にも及んだ。メダリストの記者会見ではワリエワに関する質問が同じROC勢に飛んだ。金メダルのアンナ・シェルバコワ(17)=ROC=は「あの中で最後まで滑りきったのは大変だったと思う」と仲間を思いやった。演技を見ていなかったという銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ(17)=ROC=は「コメントはない。私ではなく、彼女に聞いてください」と言及しなかった。銅メダルの坂本花織(かおり=21)=シスメックス=は「正直見るのがつらかった」と話した。

>ただ、まさかの失速で18日夜にメダル授与式が行われることになった。ワリエワが3位以内に入った場合は五輪期間中には実施しないと決定していた。坂本は「(日本が3位だった)団体のメダルをもらえていない。すぐにもらえて正直うれしい」と率直な思いを語った。トルソワも「メダルを持って帰れるのはもちろんうれしい」と話した。

>各国には同情と衝撃が広がった。ロシア通信は、ワリエワが欧米で高まる反ロシア感情の被害者になったとの政治家の発言を報道。英国の金メダリスト、ロビン・カズンズさんは英BBC放送で「リンクに立たせるべきではなかった」と語り、出場を認めたスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定を批判した。

<参考=「ワリエワ、失意の終幕 坂本「見るのがつらかった」 ドーピング問題渦中」(産経新聞)>


【閻魔大王】 2022/02/18 (Fri) 16:20

副題=中途半端な処置が、反って、選手を苦しめたです。

そもそもが、ロシアは、ドーピング問題で、国としての参加は出来ず。
クリーンな選手が、個人の資格で出場してるです。

その国で、ドーピング疑惑あっただけで、即刻退場の厳格さがあっても宜しいです。

<写真>
(写真:エンリコ/アフロスポーツ)



>ドーピング・スキャンダル発覚後も、北京冬季五輪に継続的に出場することが認められた、フィギュアスケート女子シングルのカミラ・ワリエワ選手。

>米有力紙ニューヨーク・タイムズは五輪で禁止されているトリメタジジンに加えて、ハイポキセンとL-カルニチンという違法ではない2種類の薬物も検出されていたことを報じ、波紋はさらなる広がりを見せている。

>15日に行われたショート・プログラムでは、ワリエワ選手がパフォーマンスを終えた後、アメリカで五輪放映権を持っているNBCテレビのコメンテイターが「彼女は(ドーピング)検査で陽性だった。私たちは彼女のパフォーマンスを見るべきではなかった」とコメントするほどの立腹ぶりも見せた。「彼女は競技に出るべきではない」という声もあがっていた。

>そんな中、ワリエワ選手がフリー・プログラムで見せた、あまりにも“らしからぬパフォーマンス”に世界は呆然とし、ドーピング・スキャンダルという、非常に大きな重圧の中でも滑り切った同選手を心配する声が多々あがっている。


>問題の本質はいったいどこにあるのか? 

>元五輪選手で、著書に『オリンピック秘史 120年の覇権と利権』(早川書房)、『オリンピック 反対する側の倫理』(作品社)がある、米パシフィック大学教授のジュールズ・ボイコフ氏に話をきいた。

>ドーピング違反発覚後、ワリエワ選手の五輪出場が継続されたことについてどう思われますか?

>オリンピックのドーピング・システムは昔からめちゃくちゃでした。アンチ・ドーピングの世界には“利害の対立”という障壁があり、全体的に再考される必要があるのです。IOC(国際オリンピック委員会)はしばしばルールはルールだと言いますが、ワリエワ選手のケースにおいては、オリンピックを進めながらルールを考え出しているような状況があり、そのため、大会中はメダル授与式が行われないという話が出ていたのです。このスキャンダルは、IOCが道徳規範と行動において偏好を示しており、道徳的指標と繋がっていないことにスポットライトを当てたと思います。


>なぜ、CAS(スポーツ仲介裁判所)はワリエワ選手の出場を継続させる判断をしたのだと思いますか?

>彼女のような未成年を競技から外せば、特に後になって、彼女が禁止物質摂取で潔白であるという証拠が出てきた場合、非常に劇的なことが起きる可能性があると判断したからでしょう。彼女のドーピング問題は、オリンピックが開始されるずっと前に対処されるべきことだったのです。


>今後どんな調査が行われると思いますか?

>ワリエラ選手は若く、体内から検出された心臓病のカクテル薬服用に対するインフォームド・コンセントを与えられていなかったのではないかと思われます。そのため、(何者かにより)ドーピングが行われた状況が調べられることになるかもしれません。


>今回のようなドーピング問題はどう解決されるべきでしょうか?

>オリンピック・ムーブメントは、危機に瀕しています。ドーピング問題はオリンピックを悩ませているたくさんの問題の一つに過ぎません。オリンピックは、慢性的な浪費問題、偽善的な環境保護への取り組み、地元住民を移動させること、強まる警備、オリンピック終了後はスタジアムが無用の産物になることなどたくさんの問題を抱えています。昨夏の東京五輪の状況を見れば、これらの問題があることは痛いほどはっきりしています。

>IOCは、まず第1に、様々なスポーツの国際競技連盟が設定している、五輪参加のための最低年齢を考慮することから始めるべきです。

>第2に、機能を果たすための適切な予算が慢性的に不足しているWADA(世界アンチドーピング機構)に十分な予算を与える必要があると思います。

>第3に、ロシアの組織的ドーピング問題が最初に表面化した時にロシアに対して下された名ばかりの懲罰を見直す必要があります。IOCの名ばかりの懲罰はバカげています。今、私たちが目にしているものは、IOCによる非常に弱腰なアプローチの結果なのです。

>また、WADAの元事務局次長のロブ・コーラー氏も米オレンジ・レジスター紙で、IOCなどの機関がこれまでロシアに対して厳しいスタンスをとってこなかったことを批判している。

>「WADA、IOC、CASが、選手の利益よりも政治的かけひきやロシアの利益を是認し、彼らを競技から排除するという処罰をあえてしない状況は、大きなチェンジがない限り、また、人々が組織的ドーピングの代償を払い始めない限り、これからも続くでしょう」


>選手の利益とは何なのか?

>ドーピング問題発覚後、ワリエワ選手については出場継続は許可されるべきではないという声もあがり、出場を認めたCASの裁定の甘さが指摘されていた。しかし、その裁定の背景には、ボイコフ氏が指摘したように、ワリエワ選手を競技から外すと、後で彼女の身の潔白が証明された時に起きる問題に対する懸念があったという。

>何が、ワリエワ選手にとっての利益だったのか? 悲しいことだが、結局、ワリエワ選手がロシアの組織的ドーピング問題の代償を払わされる結果となったのではないか。

>飯塚真紀子 在米ジャーナリスト
大分県生まれ。早稲田大学教育学部英語英文科卒業。出版社にて編集記者を務めた後、渡米。ロサンゼルスを拠点に、政治、経済、社会問題、トレンドなどをテーマに、様々な雑誌に寄稿している。ノーム・チョムスキー、ロバート・シラー、ジェームズ・ワトソン、ジャレド・ダイアモンド、エズラ・ヴォーゲルなど多数の知識人にインタビュー。著書に『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)、『そしてぼくは銃口を向けた」』、『銃弾の向こう側』、『ある日本人ゲイの告白』(草思社刊)、訳書に『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』(講談社 )がある。

<参考=「「IOCの名ばかりの懲罰はバカげている」米五輪専門家に聞く ワリエワ選手のドーピング問題の本質とは?」(Yahoo!ニュース)>


<参考=NO.326 続<北京五輪>ロシア、ワリエナ選手<16歳>、ドーピング問題で、混沌<!>