閻魔大王<NO.172>

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NO 表題 起稿 起稿日
閻魔大王NO.173
395 続33<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍領土奪還本格化/ヘルソン奪還<!> 閻魔大王 22/11/12
394 <死刑はんこで、更迭の葉梨法相>こんな事を一々の問題視するの野党、報道連合が恐い。 閻魔大王 22/11/11
閻魔大王NO.171

NO.394 <死刑はんこで、更迭の葉梨法相>こんな事を一々の問題視するの野党、報道連合が恐い。<起稿 閻魔大王>(22/11/11)


【閻魔大王】 2022/11/11 (Fri) 23:38

立場を弁えよ。
それをいっちゃ、おしまいよ。
まあねえ、色々、言われてるですが。辞任故、言われたですが。葉梨君以外で、まだ、現職に居座ってるのも居てるですが。

とりあえず、
野党君より、国会審議に応じ無いとかとか、言われてねえ。葉梨君は辞任するに至ったです。

で、
この方、何か、法律に照らし合わせて、ヤバい事、あったでありませんです。
清廉潔白、どこにも、突っ込みどころの無いの人物なんか、まあ、居てませんです。
まだ、頑張ってるの、寺田君が、その辺り、一番に怪しいですが。


葉梨康弘君<63歳>=法務大臣・はんこ云々で、辞任
山際大志郎<54歳>=経済再生担当大臣・統一教会問題で、記憶無し連発で、辞任
寺田稔<64歳>=総務大臣・政治資金収支報告書に虚偽記載<?>。


尚、当記事、「朝日」。

<写真1>
取材に応じる葉梨康弘法相=2022年11月11日



<写真2>
旧統一教会のイベント参加について説明する山際大志郎経済再生相(当時)



<写真3>
自民党広島県連の政治資金パーティーであいさつする寺田稔県連会長=2022年10月30日



>葉梨康弘法相の死刑を軽んじた発言に批判が止まらず、岸田文雄首相が更迭を決めた。山際大志郎氏に続き、またしても閣僚の失態。ほかにも寺田稔総務相が政治資金収支報告書に虚偽記載をしたとの疑いがあると指摘されている。岸田政権の足元が崩れ始めている。

>「法務大臣になり3カ月になりますが、だいたい法務大臣というのは朝、死刑のはんこを押しまして、それで昼のニュースのトップになるというのはそういうときだけ、という地味な役職なんです」

>死刑を“ネタ”にした発言で批判の声が広がっていた葉梨法相。岸田首相は11月11日、葉梨法相の更迭を決め、予定していた外遊の出発日を12日に延期した。

>葉梨氏の「失言」は、9日、同じ岸田派の武井俊輔外務副大臣のパーティーでのことだった。


>「死刑はんこ発言」以外にも、

>「今回はなぜか旧統一教会の問題に抱きつかれてしまいました。ただ、抱きつかれたというよりは一生懸命、その問題解決に取り組まないといけないというようなことで、私の顔もいくらかテレビに出るようになったということでございます」

>「外務省と法務省は票とお金に縁がない。(武井氏の)外務副大臣、法相になってもお金は集まらない」

>「死刑はんこ」以外にも「失言」を連発していたのだ。

>「あれを聞いた瞬間、あちゃ~、言ってしまった。こりゃヤバイと思いました。死刑という命と法にかかわる重い問題をネタにしてしまっている。案の定すぐに、テレビや新聞が速報をネットニュースで打ち始めました。同じ派閥の別の議員から『前にもよく似た死刑の発言をしていたんだ』と聞いて、なんでこんな人が法相なんだ?と思った。岸田首相の耳にもけっこう早く届いていたそうで、側近は頭を抱えていました」

>武井氏のパーティーに出席し、発言を聞いていたという岸田派の国会議員がそう話す。

>翌10日、葉梨法相は釈明に追われる。記者の前に現れた葉梨氏はICレコーダーを出されると、


>「紙が見えない」

>といら立つように手で払いのけて、武井氏のパーティーでの発言を起こしたものを読みはじめ、こう弁明した。

>「昨日の発言の趣旨というのは、まさに根幹は法務省、日本の屋台骨を支える行政である。まさに国士としてその生きがいを持って、やっていかなければいけない。そこに外務省と共通の点がある。このことを強調したかった」

>「ただ、その最初の導入ですね。まあ、マスコミの昼のニュースのトップに出ることが、今までは死刑の印鑑を押した、その日の昼のニュースのトップに出るというのがファクトとして、まぁそういうことです」


>「地味に見られるかも分からないけれども、極めて大切な行政であるということを、全体としては申し上げたわけです」

>「一部を切り取られたという形であっても、自分たちの仕事を軽んじているかのような印象を与えるような発言はやはり今後、非常に慎重にしていく」

>などと多くの言葉を並べて釈明した。

>そして「法相になってもお金は集まらない」という発言については回答を拒否した。

>当初、発言を「撤回しない」とした葉梨法相。それが、急きょ、参院の委員会では「撤回」となったのだ。


>自民党幹部が言う。

>「死刑という極めてデリケートなことに加え、旧統一教会のことに触れて、最後は『法相はカネにならん』という内容でしょ。そりゃもうダメですよ。岸田首相も傷が浅いうちに交代させたんでしょう」

>ちなみに、葉梨法相になってから死刑の執行は行われていない。

>「死刑はんこ」をあいさつの“つかみ”にした葉梨法相とは、いったいどんな経歴を歩んできた人物なのか。

>そのキャリアは“輝かしい”ものだ。東京大学法学部から警察庁の官僚となり、葉梨信行元衆院議員の長女と結婚。その後、政界に転出した。妻の祖父も衆院議員で世襲3世となる。

>義父の信行氏の後を継いで2003年の衆院選で初当選。09年の政権交代選挙では落選し、浪人の身となったが、再度復活し、現在が6期目。岸田派の所属で、今年8月の内閣改造ではじめて閣僚の座を射止めたのだ。

>「岸田首相もなんとか自分の派閥から、と葉梨氏を引き上げたけれど、どのポストにするかと、かなり頭を悩ませていたようです。警察官僚上がりで気位が高く、上から目線で近寄りがたい雰囲気がある。ハマるポストが見当たらなかったんです。そこで、外にあまり出なくて、話す機会も少なくていいと法相になった。法相はとにかく、余計なことを話さないという立場ですからね。それが、よりによって、失言でその座を追われるとは皮肉なものです」(前出・自民党幹部)


>そして、岸田派内での評判は、

>「年に1度は若手議員を誘って食事をごちそうしてくれていました。打ち解けるといい人ですが、好き嫌いがすごく激しい。一度、嫌いと思われたら、声をかけても返事すらしないこともあります」(同)

>というのだ。

>岸田政権の支持率が急落するなか、岸田首相は、10月に旧統一教会との深い関係が明らかになった経済再生担当相の山際大志郎氏を実質的には更迭。そして、寺田稔総務相も自らの政治資金収支報告書に虚偽の記載があるのではという疑惑で、連日、国会で追及されている。

>岸田首相は11日午後の会見で、葉梨法相の辞任を受け、「私自身の任命責任についても重く受け止めている」
と語った。

>「山際氏でなんとか打ち止めと思ったら、葉梨法相が急に割り込み、寺田総務相も危ういところ。旧統一教会対策もあって、前倒しの内閣改造が結果的には大失敗では? おまけに、葉梨法相と寺田総務相は岸田派ですから。岸田首相は外交日程を延期してまで、対応を余儀なくされている。寺田総務相までダメになったら……」(前出・自民党幹部)

>いよいよ岸田首相の首筋も寒くなってくる。

>(AERA dot.編集部・今西憲之)

<参考=「更迭の葉梨法相、「死刑はんこ」以外にも「失言」を連発 派閥でも「こりゃ、ヤバイ」」(週刊朝日)>
(22/11/11)
<消滅・23/07/31>


NO.395 続33<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍領土奪還本格化/ヘルソン奪還<!><起稿 閻魔大王>(22/11/12)


【閻魔大王】 2022/11/12 (Sat) 23:46

<参考=NO.393 続32<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍領土奪還本格化/厳冬間近<!>
(22/11/09)


副題=ゼレンスキー大統領「歴史的な日」 ウクライナ軍、ヘルソン入城(産経新聞)

ヘルソン入城は、ウクライナの特殊部隊。
安全が、確認出来れば、本体、入城かと。

>ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ロシアの占領下にあった南部ヘルソン州の州都ヘルソンにウクライナ軍特殊部隊が入り、主力部隊も同市に近づいていると明らかにし、「ヘルソン市を奪還しつつある。歴史的な日だ」と表明した。同市を奪還すれば、首都キーウ(キエフ)や東部ハリコフ方面での反攻に続く一大成果となり、軍や国民を鼓舞するのは確実だ。

>交流サイト(SNS)上には同日、同市住民がウクライナ軍の到着を歓迎する様子を撮影したとみられる複数の動画が投稿された。動画の一つでは、ウクライナ兵を囲んだ住民が「ウクライナ軍! ウクライナ軍!」と歓声を上げた。

>ゼレンスキー氏は「ロシアの抑圧下でも住民がウクライナを信じていてくれてうれしい」と強調。今後も占領地域の奪還を進めるとし、「戦場と外交での強さにより、われわれは領土保全を取り戻す」と誓った。

>一方でゼレンスキー氏は、露軍がヘルソン市内に設置した地雷などの除去が必要な上、一部の露軍兵が民間人の服装に着替えて市内に潜んでいると指摘。ゲリラ戦などを企てずに投降するよう呼び掛けた。

>ヘルソン市はロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州の州都のうち、侵略開始後に制圧した唯一の都市。同市の喪失は併合の稚拙さを浮き彫りにし、プーチン政権が政治的打撃を受けるのは確実だ。軍事的にも露軍は南部オデッサやミコライフ方面への前進が不可能になる。

>ヘルソン州でウクライナ軍は、米高機動ロケット砲システム「ハイマース」などで州内を流れるドニエプル川に架かる橋を破壊し、ヘルソン市など同川西岸地域に駐留する露軍の補給路を遮断した。露軍のスロビキン総司令官は9日、補給問題と兵員保護を理由に、同川西岸地域を放棄するようショイグ国防相に提案。ショイグ氏は了承し、東岸地域への撤退を命じた。

>露軍は今後、ドニエプル川を自然の要害として防御線を構築し、実効支配する南部クリミア半島方面へのウクライナ軍の進出を阻止する戦略をとるとみられる。

<参考=「ゼレンスキー大統領「歴史的な日」 ウクライナ軍、ヘルソン入城」(産経新聞)>
(22/11/12)


【閻魔大王】 2022/11/13 (Sun) 11:09

副題=ロシアが「竜の歯」で防衛線構築、越冬を意識か…ウクライナは戒厳令と総動員令を延長へ(読売新聞)

「竜の歯」とは、敵軍の進撃を阻むコンクリート製の障害物。

ロシア軍は、占領地の確保のため、防衛線の構築を進めてる<?>

>英国防省は8日、ウクライナを侵略しているロシア軍が、東・南部4州の占領地域へのウクライナ軍の進入を防ぐため、「竜の歯」と呼ばれるコンクリート製の障害物で防衛線の構築を進めていると明らかにした。露軍は越冬を意識して、占領地域の確保に重心を移している可能性がある。

>「竜の歯」は戦車や装甲車両の通行を阻止するピラミッド型の障害物で、露軍は東部ドネツク州の港湾都市マリウポリに設置しているという。南部ザポリージャ、ヘルソン両州にも持ち込んでいるといい、東部ルハンスク州でも防衛線を築く動きが伝えられている。

>露軍はドネツク、ルハンスク両州の全域制圧を目指してきたが、ドネツク州で従軍するロシア人記者は最近、露国営テレビで露軍の進軍ペースは「1日あたり3センチ」と説明した。露国防省は8日、セルゲイ・ショイグ国防相が戦地を視察し、セルゲイ・スロビキン総司令官らと戦況について協議したと発表した。

>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日、戒厳令と総動員令を来年2月19日まで延長するよう最高会議(議会)に提案した。いずれもロシアがウクライナを侵略した2月24日に発令し、繰り返し延長してきた。ロシアの侵略とウクライナ軍の反転攻勢は、越年が不可避と判断したものとみられる。

<参考=「ロシアが「竜の歯」で防衛線構築、越冬を意識か…ウクライナは戒厳令と総動員令を延長へ」(読売新聞)>
(22/11/09)


【閻魔大王】 2022/11/13 (Sun) 12:22

副題=ヘルソン撤退は補給線の維持断念が理由、ロシア軍司令官(CNN))

ロシア軍の補給線の維持困難。
ウクライナ軍にも、共通すると、思うですが。

そもそも、両軍は、補給路であるの、橋を破壊。さての、ウクライナ軍、ヘルソン入城結構なれどの、その辺り、どするのか<?>。

>ウクライナ侵攻作戦を仕切るロシア軍のスロビキン総司令官は9日、ウクライナ南部ヘルソン州を流れるドニプロ川西岸からのロシア軍撤退に関連し、「ヘルソン市や隣接する複数の集落が現在陥っている戦況では十分な補給や必要な機能維持などが見込めない」ことが理由になったとの見解を示した。

>ロシア国防省が明らかにした。ドニプロ川東岸への撤退命令はロシアのショイグ国防相とスロビキン総司令官がモスクワで持った会談で下されたとした。

>同省によると、総司令官はウクライナ軍はヘルソンの学校、病院や民間人に攻撃を加えていると主張。その上でロシア軍はヘルソン市へ向かう方面でのウクライナ軍の攻勢の試みの阻止に成功していたとも言い添えた。

>スロビキン氏は総司令官に任命された際、困難な選択肢が求められるであろうとも予想していた。

>総司令官は「ウクライナ軍が今年8月から10月にかけてヘルソンで失った兵員は9500人以上」とも説明。ロシア側の損失より7~8倍多いとも付け加えたが、この主張の独自の立証はあり得ない状況となっている。

>ウクライナ軍はヘルソン州への反攻でドニプロ川に架かる橋の機能を奪い、ロシア軍の補給線を攻撃するなどの戦術を展開。このため西岸地域に位置するロシアの占領地の防御は一層困難になっていた。

>ウクライナ軍は最近、2カ所の前線で突破を果たし、ヘルソン市へにじり寄ってもいた。これに対しロシア軍は同川東岸にある陣地の強化を始めていた。

<参考=「ヘルソン撤退は補給線の維持断念が理由、ロシア軍司令官」(CNN))>
(22/11/10)


【閻魔大王】 2022/11/13 (Sun) 18:30

副題=バイデン米大統領 「ロシア軍に深刻な問題」 ヘルソン撤収命令(毎日新聞)

11月9日の記事で、古いですが。

要は、通過をルーブルにしたり、ロシア化を推進のヘルソン州撤退は、ロシア政府にとって、重い決断。

>ロシアのショイグ国防相は9日、ロシアが「併合」を宣言したウクライナ南部ヘルソン州のドニエプル川西岸地域から撤収するよう軍部隊に命じた。州都ヘルソン市を含むこの地域はウクライナ側が奪還に向けて反転攻勢を強めており、撤収はプーチン露政権にとって大きな打撃となる。一方、ウクライナ側は自軍を市街戦に誘い込む「わな」の可能性もあるとみて警戒を解いていない。

>インタファクス通信などによると、露軍でウクライナ侵攻を指揮するスロビキン総司令官はヘルソン地域への物資供給が困難な状況に陥ったなどとして、ショイグ氏に川の東岸地域に防衛線を構築することを提案し、了承を得たという。スロビキン氏は西岸地域の住民約11万5000人をロシアが実効支配するウクライナ南部クリミアなどへ避難させることも決定した。

>バイデン米大統領は9日の記者会見で、ロシアの撤収方針について「いずれかの時点で撤収を命じることは分かっていた。露軍がいくつかの深刻な問題を抱えていることを示している」と指摘した。

>ロシアは2月下旬にウクライナ侵攻を始めた後の早い段階で、ヘルソン市を含む同州を広域にわたり攻略。その後に自国の通貨ルーブルを流通させるなど現地の「ロシア化」を進め、ヘルソン占拠を戦果の象徴としてきた。

>しかしウクライナ軍が9月に入って反転攻勢を本格化させると、ヘルソン州西部での苦戦が鮮明になった。プーチン大統領は9月末、他の東・南部3州と共にヘルソン州を自国領に併合すると一方的に宣言したが、戦況の好転につながっていない。10月半ばから、現地の統治機構をドニエプル川東岸地域に移転し始めたほか、周辺地域住民を半ば強制的に避難させてきた。

>撤収方針について、ロシア南部チェチェン共和国のカディロフ首長も9日、「難しい判断をした」と評価する考えを表明。私設部隊をウクライナに派遣してきたカディロフ氏は、苦戦を強いられる露軍の幹部を批判することが多いが、今回は支持する立場を明示した。

>一方、タス通信は9日、ヘルソン州の親露派勢力幹部だったストレモウソフ氏が交通事故で死亡したと報じた。事故の詳細は不明で、現地での混乱に拍車をかけている。

>ウクライナのゼレンスキー大統領は9日夜のビデオ演説で、ロシアの撤収方針を踏まえ「今日、メディアでは多くの喜びが伝えられた。その理由は明確だ」と表明。一方で「戦争が続く間は感情を抑えなければならない」と自制を求めた。ウクライナ側が警戒するのは「これで進軍が容易になった」と思い込み、ヘルソン市に入ったところを集中攻撃される事態だ。今回の撤収方針はあくまで見せかけの「偽装工作」の可能性もあり、ウクライナ軍は今後、慎重に進軍の是非を検討するとみられる。

>ヘルソン州は、2014年にロシアが一方的に併合した南部クリミア半島とウクライナ本土をつなぐ交通の要衝。クリミアとロシア南部を結ぶ「クリミア大橋」では10月上旬、大規模な爆発が起きていた。その後、クリミアからヘルソンへの露軍による人員・物資の供給が滞っている恐れがある。【大前仁、ベルリン念佛明奈、ワシントン鈴木一生】

<参考=「バイデン米大統領 「ロシア軍に深刻な問題」 ヘルソン撤収命令」(毎日新聞)>
(22/11/10)


【閻魔大王】 2022/11/13 (Sun) 20:29

参考=ロシア軍撤退で水力発電所やテレビ局施設を爆破か(朝日テレビ)

まあねえ、
戦争でして。
殺し合いをしてまして。

>ウクライナ南部のヘルソン州でロシア軍が撤退した際、水力発電所やテレビ塔などのインフラ施設を相次いで破壊していたとみられることが分かりました。

>ロシアの政府系メディア「イズベスチヤ」は12日、ヘルソン州にあるカホフカ水力発電所のダムの一部が爆発した瞬間だとする動画を公開しました。

>詳細は不明ですが、イギリス国防省は「ロシア軍が撤退する過程で破壊行為に及んだ可能性が高い」と分析しています。

>ロシア軍は11日、一方的に併合したヘルソン州のうち、ドニプロ川の西側からの撤退を完了したと発表していました。

>また、ロイター通信によりますと、ロシア軍は撤退時にヘルソン州にあるテレビ局の施設も破壊したということです。

>ウクライナメディアは壊れた鉄塔の様子など被害の模様を報じています。

<参考=「ロシア軍撤退で水力発電所やテレビ局施設を爆破か」(朝日テレビ)>
(22/11/13)


【閻魔大王】 2022/11/13 (Sun) 21:57

副題=退却のロシア軍が美術品強奪、衛生用品も ウクライナ南部ヘルソン州(CNN)

当初より、ロシア軍兵士は、民家の所有物を奪略してるです。
ウクライナの銀行の金庫と、行員までをも、移動させたの話もあるです。

>ウクライナ軍は12日、同国南部ヘルソン州を流れるドニプロ川西岸から撤収したロシア軍が州内各地にある文化関連施設から芸術作品や衛生用品を持ち去り、占領地内へ運んだとの声明を発表した。

>ウクライナ軍の関連組織「国民レジスタンスセンター」は、「我々の諜報(ちょうほう)によるとロシア軍はヘルソン美術館から作品を持ち出した」と主張。同美術館の分館はノバカホウカにもあるとした。

>美術館所蔵の収集品には、17世紀から20世紀初頭にかけての聖像画、19世紀後半から20世紀初頭にかけてのウクライナの美術品や現代作家の作品などが含まれるという。

>同センターは、ロシア軍が同美術館やヘルソン州内のほかの文化施設から奪った美術品は約1万5000点に達したと述べた。

>ロシア軍はまた、便器を含む衛生用の陶器製品や家電も盗んだと報告した。

<参考=「退却のロシア軍が美術品強奪、衛生用品も ウクライナ南部ヘルソン州」(CNN)>
(22/11/13)


【閻魔大王】 2022/11/14 (Mon) 00:04

副題=【ヘルソン市奪還】「幸せで体震える」恐怖に耐えた市民…尽きない恐怖(テレビ朝日)

所謂の占領地故、ロシア軍は、好き放題してたかと。

<映像>
凱旋したウクライナ軍と歓喜



>ウクライナ軍が奪還した南部へルソン州の州都へルソン市を巡るニュースです。ロシア軍は撤退しましたが、インフラの破壊が次々と明らかになっています。こうしたなか、へルソン市民が私たちの取材に応じ、解放の喜びとまだまだ尽きない不安について話してくれました。

>ウクライナ南部ヘルソン。ロシア軍が侵攻直後からおよそ8カ月にわたり占領してきた重要拠点です。

>ヘルソン市民:「ありがとう、ありがとう、ありがとう」

>ロシア軍が撤退し、沸き立つ市民たち。凱旋(がいせん)したウクライナ軍と喜びを分かち合います。

>ヘルソン市民:「ずっと、あなたたちを待っていました」

>ウクライナ軍:「もう大丈夫です。全部復旧して、すべて元通りになります」

>10日時点ではヘルソン州のドニプロ川西岸地域までロシア軍が制圧していましたが、11日には州都ヘルソン市を含む多くの地域をウクライナが奪還したとみられます。

>ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ウクライナ軍は、ヘルソン州の60以上の集落を解放した。約2000の地雷や不発弾などを見つけて処分した」

>ヘルソンの街中には地雷など多くの爆発物が仕掛けられている恐れがあり、国家警察が注意を呼び掛けています。

>ウクライナ国家警察、クリメンコ長官:「市民たちが自宅に戻る準備ができると思うが、国家警察や軍当局が地雷に対する安全を確保する必要がある」

>番組ではヘルソン市の住民に連絡を取り、話を聞くことができました。占領下のヘルソンで2人の子どもを育てていたスヴィトラナさん(34)です。

>ヘルソン市民・スヴィトラナさん:「ヘルソン市民の皆のように解放されてからの3日間、幸せで体が震えている。まだ終わりではないし、今後、大変な時もあるかもしれないとよく理解している。8カ月間も占領下で暮らしたことを乗り越えたのであれば、今後、何度でも乗り越えられる」

>今年6月、ロシア化が進んでいたヘルソンの取材でスヴィトラナさんにインタビューを申し込んだ際には「占領下にいる間はコメントしません」と答えていました。

>この8カ月間、恐怖の日々に耐え忍んでいたといいます。

>ヘルソン市民・スヴィトラナさん:「市民は、やっと外に出ることができる。その前は市内に誰の姿も見られず、ゴーストタウンのようだった。歩いている人は車に乗せられて拷問室に連れて行かれる恐れがあり、皆、怖がっていた」

>街に仕掛けられた地雷については警戒を強めています。

>ヘルソン市民・スヴィトラナさん:「我々の軍が全部、確認して解除が完了することを待つべき。安全になるまで、市民は十分に気を付けることが最も大事。地雷に触れて爆発しないように」

>ロシア軍は攻撃の手を緩めてはいません。

>ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「占領者は撤退する前に通信、水道、電気、暖房施設すべてのインフラを破壊した」

>ロシア軍がヘルソンから撤退したとされる11日には、南部ミコライウの住宅地がミサイル攻撃を受け、6人が死亡しました。

>ミコライウ市民:「ウクライナ軍が有利になると、ロシアはいつも民間人を攻撃する。ウクライナ軍に反撃できないから民間人を苦しめている」

>ロシアの政府系メディアが12日に公開した映像です。画面が真っ白になる異変が。光がひらめき、橋が爆発。炎上しているように見えます。

>ロシアメディアは、ヘルソン州にあるカホフカ水力発電所のダムの一部が爆発した瞬間だとしています。

>詳細は不明ですが、イギリス国防省は「ロシア軍が撤退する過程で破壊した可能性が高い」と分析しています。

>カホフカ水力発電所は、ヘルソン州のドニプロ川沿いにあります。破壊されたのは、発電所のダムの一部である橋です。

>アメリカの宇宙技術会社が公表した衛星画像では、橋の北側が崩落しているのが分かります。

>専門家は、ロシア軍による“インフラ攻撃の可能性”を指摘します。

>防衛省・防衛研究所、高橋杉雄氏:「ロシアが撤退するにあたって、橋の部分を爆破したんだと思います。橋の部分を爆破しているので、水を流すのが目的ではなく、道路をウクライナ軍が通ってロシア軍を追撃するのを阻止するのが目的。ウクライナとしてはドニプロ川を渡るのが非常に難しくなったので、東側がロシア、西側がウクライナという形での膠着(こうちゃく)状態。川を挟んでの砲撃という形での膠着状態が続くのではないかと思う」

>(C) CABLE NEWS NETWORK 2022
>テレビ朝日

<参考=「【ヘルソン市奪還】「幸せで体震える」恐怖に耐えた市民…尽きない恐怖」(テレビ朝日)>
(22/11/13)


【閻魔大王】 2022/11/14 (Mon) 18:25

副題=ヘルソン解放 「まだ戦争が終わったわけではない」とウクライナ政府(Bbc)

全くの、その通り<!>

街を破壊し、公共設備を破壊し。
戦争であると、言えば、その通りですが。

この手、情報知れば、知る程に、日ソ不可侵条約破棄で、満州に攻めて来た、ソ連軍の事、当時の、日本人将兵、民間人の悲惨さを思うです。

元々が、ソ連なり、ロシアなんか、信用出来ず。
ウクライナねえ。
根っこは、一緒かと。

只、様子見てるの限り、ロシア兵よりは、知恵あるなあと。

<写真1>
ウクライナ兵がヘルソン市中心部に入った時の映像、BBCが確認



<地図2>



<写真3>
米マクサー・テクノロジーズの人工衛星画像では、ドニプロ川にかかるアントニフスキー橋が複数個所で破損している様子が見える



<写真4>
ヘルソン近くのダムで爆発が起きた瞬間



>ウクライナ南西部ヘルソン州の州都へルソンからロシア軍が撤退したのを受け、市内に入ったウクライナ軍と住民の祝賀ムードが続くなか、ウクライナ政府関係者は「まだ戦争が終わったわけではない」と警告している。ヘルソンの近くでは主要な橋に加え、主要なダムの一部が破壊された。

>ウクライナ国防相顧問のユーリ・サク氏はBBCに対し、「気を緩めるにはまだ早すぎる」と話した。

>サク氏はBBCラジオ4に対して、「ヘルソンは解放すると、常に確信していた。そして、今ではロシア側がこの戦争に勝つのは無理だと考え始めていると、こちらは確信している。政府や軍の随所でパニックしているのが見える。プロパガンダ・マシーンがパニックしているのが見える」と述べた。

>「けれどももちろん、今この時はとても大事な瞬間だが……戦争終結にはまだまだ程遠い」とも、サク氏は話した。

>ヘルソンを今年3月から占領していたロシア軍が撤退完了を発表した11日、ウクライナ軍がヘルソン市内に入り、歓喜する住民に迎えられた。ウクライナ政府幹部は、11日午後4時(日本時間同11時)過ぎには、ウクライナ軍はヘルソンをはじめ、ドニプロ川西岸の大部分を「ほぼ完全に掌握した」と話した。

>ロシア政府は、ヘルソン周辺から兵士約3万人、装備や武器約5000点を後退させたと発表した。

>ウクライナではヘルソンをはじめ、首都キーウや南西部オデーサなど国内各地でも、同様にヘルソン解放を祝っている。


>ロシア軍は川を渡り有利な態勢に?
>ヘルソン市長のロマン・ゴロヴニャ補佐官によると、市内では水道水や医薬品、食料などが不足しているものの、近隣ミコライウから支援物資が届き始めているという。

>ゴロヴニャ氏は、開戦前に人口32万人だったヘルソン市の住民は現在7~8万人だと話した。

>ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「ヘルソンから逃げる前、占領者たちは不可欠なインフラをすべて破壊していった。通信、給水、暖房、電気、すべてだ」と話した。大統領は、ヘルソン周辺にロシア軍が残していった大量の地雷やわなを撤去する、大規模な作業にとりかかっていると述べた。

>州都の電力復旧がいつになるかは不明だが、ヘルソン市の周辺では数日中に復旧の見通し。停電のため市内の店舗は主食のパンを作れずにいた。

>ヘルソン一帯ではウクライナのテレビ放送が再開した。多くのウクライナ人にとってはテレビがニュースを得る主要手段。

>国防省のサク氏や、キーウ州のオレクシー・クレバ知事は、ロシア軍のミサイル攻撃が続く危険を指摘。ロシア軍はこのところ、ウクライナのエネルギー・インフラを次々と破壊し、国内の発電能力に深刻な打撃を与えている。

>クレバ知事はBBCに対して、「1カ月以上前から、ウクライナの平和な集落が徹底的に砲撃されてきた。キーウ州への砲撃の危険は高い」と話した。

>他方、ウクライナ国家安全保障・国防会議の元議長、オレクサンドル・ダニリュク氏はBBCに、ヘルソンから撤退したロシア軍部隊がドニプロ川を渡ったのは「左岸(東岸)で徹底的な防衛態勢に入るため」で、「それによってロシア軍は有利な状態になる」と警告した。

>BBCのジェレミー・ボウエン国際編集長は、ロシア軍は撤退を決めたことで、「勝つことのできない戦闘で死んだかもしれない兵士の命を守る」ことに成功したと指摘。そうして生きながらえた兵士を、今後別の戦場に送ることができるようになったという。

>イギリス国防省は12日、ロシア軍が撤退作戦の一環としてドニプロ川を渡る橋や鉄橋を破壊した「可能性はきわめて高い」と指摘。11日には、ドニプロ川にかかる主要な渡河ルートのアントニフスキー橋が部分的に崩落した様子を捉えた映像が浮上した。橋がどのように破壊されたかは、はっきりしていない。


>ダムの一部破壊
>12日午前には、ヘルソン市から北東約58キロにあるノヴァ・カホフカ・ダムが破壊される映像が浮上した。

>米宇宙企業マクサー・テクノロジーズは自社の人工衛星画像から、「ダムと水門の一部が破壊された」とツイートした。同社の人工衛星画像では、ダムを通過する道路と鉄道がともに寸断された様子が見える。破壊の原因が何か、BBCは独自に検証していない。

>BBCが内容を検証した新しい動画では、ダムの片側で巨大な爆発が起きたのが見える。

>ウクライナとロシアの双方はこれまで、お互いがダムに爆発物を仕掛け、周辺一帯を冠水させるつもりだと非難しあってきた。


>撤退開始は10月下旬からか
>イギリス国防省は、ロシア軍のヘルソン撤退は早くて10月22日から始まり、住民避難を装いながら部隊を移動させた可能性があるとしている。

>ロシアは9月末にヘルソンをはじめとする4州の「編入」を一方的に宣言。プーチン大統領はヘルソンなど4州を「永遠にロシア」だと力説していた。しかしロシア国防省は9日までに、州都ヘルソンからの撤退をロシア軍に命令。同軍のウクライナ総司令官、セルゲイ・スロヴィキン将軍は、ヘルソン市への補給を持続できなくなったと話した。スロヴィキン司令官は国営テレビで戦場の様子を説明した上で、「ドニプロ川に沿って防衛線をまとめる方が、まともな選択肢だ」と話していた。

>ロシア政府は12日、ヘルソン州の州都を一時的に港町ヘニチェンスクに移動させると発表した。ヘルソン市から南東に200キロ以上離れた場所で、ロシアが2014年に併合したクリミアに近い。

>ロシアの国営インタファクス通信によると、現地当局はすべての行政事務所をはじめ、「彫像や歴史的文物」をドニプロ川西岸、つまりヘルソン市とその周辺から避難させたという。同通信によると、この地域から避難した人数は11万5000人に上る。

>イギリスのベン・ウォレス国防相は、ヘルソン撤退はロシアが「またしても戦略的な失敗」を重ねたことを意味すると述べた。

>「2月にロシアは、ヘルソンを除いて、主要な目標をまったく制圧できなかった。それを手放すことになった今、ロシアの一般市民はこう問いかけるしかないだろう。『いったい何のためだったのか』と」

>(英語記事 Ukraine war: Celebration in Kherson - but war 'far from over')

<参考=「ヘルソン解放 「まだ戦争が終わったわけではない」とウクライナ政府」(Bbc)>
(22/11/13)


【閻魔大王】 2022/11/14 (Mon) 22:59

副題=ロシア軍のヘルソン撤退で天王山迎えるウクライナ戦争(JB)

これは、あくまでもの、筆者<記者>の、考えるシナリオ。

戦争が、シナリオ通りに進行するの筈は無く。

>ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は11月9日、「ウクライナ南部ヘルソン州で州都を含むドニプロ川の西岸地域から軍を撤退させる方針」を明らかにした。

>これに対し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「敵はわれわれに贈り物を与えたり、善意を示したりはしない」と述べ、ミハイロ・ポドリャク大統領府長官顧問もツイッターで「ロシア軍が戦わずにヘルソンを撤退する兆候は見られない」と疑問視している。

>米欧からは、「ロシア軍がウクライナ軍を罠にはめて破壊する準備をしている」という情報、他方で「戦闘に誘い込むための罠である可能性は低い」という情報もある。

>ロシア軍のへルソン撤退を「罠」とみるか、「戦線の縮小(後退)」とみるか――。

>罠であればロシア軍は勝利を追求していることであり、戦線の縮小であればこのまま敗北の道をたどることになる。

>戦理から考えると「罠」と考えられるし、今のロシア軍の戦力の実態からすれば「戦線縮小」であろう。

>では、今回の撤退発表が「罠」か「戦線の縮小」か、あるいは「罠と縮小」両者なのか、南部でのこれからの戦いについて分析する。


>■ 1.あり得ない「戦闘中の撤退発表」

>「撤退」を表明するのは、停戦合意ができた場合のみであり、現に戦っている場合には、撤退という兆候を絶対に出さないのが戦理である。

>戦っている最中に、撤退する前に「我々は撤退する」と敵に伝わるように公言する指揮官はどこにもいない。私は、聞いたことがない。

>それはなぜなのか。軍事作戦で最も難しいのが「撤退作戦」だからだ。

>「撤退行動」は、銃を向けている敵を前にして、自分たちは後ろに下がらなければならない。そんなことは、単純に考えても、難しいと分かる。

>「撤退行動」のうち、敵と戦っている部隊が敵との戦いをやめて後ろに下がることを「離脱」といい、その後、敵から遠く離れていくことを「離隔」という。


>この「離脱」は極めて困難な作戦だ。

>なぜなら、陣地を放棄して後ろに下がることは、攻撃もできないし、壕から出て防護力がなくなるので、敵からの砲撃を受け損害が大きくなるからだ。

>実際に撤退する場合には、撤退する企図を敵に察知されないために完全に秘匿する。そして、相手に一撃を与え、敵が怯んだすきに逃げるのだ。

>しかし、そう簡単にできることではない。失敗すれば、総崩れになり、敵に陣地を占領されてしまう。

>ハルキウ正面では、ロシア軍の防御部隊の撤退が整然と行われなかったので、混乱して防御が簡単に崩壊してしまった。


>■ 2.撤退発表は罠にはめるための嘘か

>戦史を見ると、離脱を気付かれずに後ろに下がって安全に退却できたという例は、旧日本軍がアリューシャン列島にあるキスカ島から、霧の中、撤退したことだけだ。

>これも、作戦計画がすばらしかったことと、霧という気象に恵まれたからだった。そのほかに、撤退行動が成功した事例を私は知らない。

>これまで嘘を言い続けてきたロシアなのに、「撤退する」ということだけを信じることはできない。

>また、ロシア軍がこれまで戦略なく戦ってきたとしても、稚拙な戦いを行ってきたとしても、これから撤退しますとは絶対に言わないはずだ。

>当然、何か悪だくみがあるとしか考えられない。

>三国志の世界では、逃げると見せかけて敵を谷に引き込み、両方の山から矢を雨のように降り注ぎ、敵を殲滅するという戦がよくある。

>ほかにも、撤退の行動とこれまでの情報とは異なっているものがある。

>ロシア軍は、劣勢な東部に新たな戦力を投入せずに、南部へルソン州に投入している。また、都市へルソンのドニエプル河の南に陣地を構築している情報などである。


>■ 3.ロシアはウクライナ軍を撃退できるのか

>ロシア軍がへルソンを撤退するというのは、ドニエプル川からクリミア半島の付け根までの間(約100キロ)で防御戦闘を行うことであって、クリミア半島まで抵抗せずに後退することではない。

>ロシア軍が、この防御戦闘で時間をかけて守り切るのか、あるいはウクライナ軍のドニエプル川渡河時の戦力分離に乗じて撃退する行動(反撃)を取るのか、注目すべきところである。


<図1>
ウクライナ軍の侵攻予想図と戦闘の焦点(赤枠)



>なぜなら、ロシア軍が反撃ができないのであれば、時間の経過とともに国境線まで押されていくし、反撃を行いウクライナ軍に大きな打撃を与えられれば、現状の接触線を保持することができるからだ。

>このことを、へルソンからクリミア半島までの地形、これまでの戦闘の経過、ロシア軍の南部への増強、ドニエプル川以南での陣地構築、ロシア軍の損耗などの情報を総合して分析する。

>(1)ウクライナ軍をへルソン市街地に引き入れて火力打撃する

>へルソンの市街地はドニエプル川の北側にある。

>ロシア軍のへルソンの守りは、後方にドニエプル川があるので、守りに失敗すれば、退路はなく、ロシア軍は殺傷されるか捕虜として捕まってしまう。

>今のロシア軍では、へルソンを守り切る戦力と気概はない。ロシア軍としては、ウクライナ軍にいずれ占領されると考えているだろう。

>ウクライナ軍がこの都市を占領しても、その南にはドニエプル川があるので、占領に引き続いて攻撃を続行することはあり得ない。

>したがってウクライナ軍の攻撃はここでいったん止まる。

>ロシア軍には、ウクライナ軍がへルソンに集結すれば、大量の砲弾、ミサイルを撃ち込んで撃破するという構想(火力弾幕攻撃)もあるだろう。


<図2>
へルソンへの火力弾幕攻撃予想図(イメージ)



>この時、市街地に対して、化学剤が入った砲弾を撃ち込む可能性は十分にある。

>市街地はガスが滞留しやすいので、化学弾攻撃には有効だ。

>また、サリンガスは揮発するので、化学剤を使用したという証拠の解明には時間がかかる。一時的に言い逃れができるのだ。

>(2)渡河後、ウクライナ軍の戦力分離に乗じて火力弾幕で打撃(殲滅)

>ウクライナ軍がへルソンを奪回後、ドニエプル川を渡河して東岸に渡る。

>ウクライナ軍は、ロシア軍の抵抗を受けるが、東岸で橋頭保(先に渡河した部隊が、後続部隊が安全に渡河できる、引き続く攻撃の準備ができるために必要な地積)を構築する。

>つまり、渡河したウクライナ軍は、ドニエプル川で第1線攻撃部隊と後続部隊が分断されることになる。

>この地点に、ロシア軍が火力ポケットを作って、大量の砲弾、ミサイルを撃ち込めば、渡河して橋頭保を構成している部隊は大きな打撃を受けることになる。

>このポイントでも、化学剤が入った砲弾や汚い爆弾を撃ち込む可能性は十分にある。

>サリンガスの方が、誰が使用したのか解明するのに時間がかかるので、サリンガスを使う可能性が高い。

>汚い爆弾は、核物質が地面に残ることから、発見され誰が使用したのか識別される可能性が高い。これだと、ロシアが世界の悪者になる。

<図3>
ドニエプル川東岸への火力弾幕打撃予想図(イメージ)



>(3)クリミア半島の付け根で火力弾幕で打撃(殲滅)

>クリミア半島の付け根には、湖沼が点在している。このために、クリミア半島へ攻撃するには、湖沼がない西部の狭い通路を通らなければならない。

>ロシア軍には、この地でウクライナ軍を止めて、停止しているウクライナ軍に対して、大量の火力を撃ち込んで撃破するという構想もあるだろう。

>この場合も、攻撃部隊と後続部隊が分断されるので、各個に撃破される可能性が高まる。

>この地での攻防は、クリミア半島が奪還されるかどうかの瀬戸際なので、小型で低出力の核兵器、化学砲弾あるいは、汚い爆弾で攻撃する可能性が高い。

<図4>
クリミア半島付け根での火力弾幕打撃予想図



>ロシア軍は、計画通りに撤退し、(1)から(3)までの方法で戦えば、敗北しない戦いができる。

>本当の撤退で、へルソンからクリミア半島の付け根までの間の防御が崩れれば、クリミア半島での戦いになってしまう。

>クリミアでの戦いでは、ロシア軍はどこからも戦闘支援を得られないことから、クリミア半島を奪還されてしまう。

>クリミア半島がウクライナ軍に奪還された場合は、ロシアの国内からも、欧米からも、世界からもロシア軍の敗北と見なされる。

>だから、ロシア軍のへルソン陥落、その後クリミア半島に至るまで、ただ単に撤退する可能性は低いのである。


>■ 4.クリミア半島までの100キロが天王山

>へルソン州でのロシア軍とウクライナ軍の戦闘では、6~9月末までは両軍はほとんど動きがなかった。

>10月に入って、数日間でへルソンの北東部の右岸地域でウクライナ軍の攻勢が20~30キロほどあった。

>その後、再び接触線の動きはほとんどなく、ロシア軍のへルソンの撤退発表(11月9日)の後、11月10日になって動きが出てきた。

>これから、へルソンからクリミア半島までの約100キロの戦いが今後の戦況を占うものとなる。

>天下分け目の決戦場と言ってもよい。

>この地が、ウクライナ軍に簡単に占拠されることになれば、クリミア半島まで占領が早期に達成されることになる。一方、ロシア軍が守り切れば、クリミア半島はロシア領に残る。

>ロシア軍は、化学兵器や汚い爆弾を使用するならば、この100キロの地で使う可能性が高い。

>ウクライナでの戦いの中で、化学兵器等が使用される可能性が最も高まっている。小型で低出力の核兵器も使う可能性も出てきたということだ。

>ウクライナ軍はドニエプル川を渡河しなければならない。渡河から橋頭保を確立するまでの戦いが最も危険な場面になる。

>米国からの情報をもとに、ロシア軍の配備を確認し、ロシア軍の指揮所や弾薬庫を引き続き、長射程誘導ロケットや弾で攻撃し、化学兵器使用の情報収集に焦点をあてて行動するであろう。


>■ 5.ロシアは戦争の山場に策を練って戦う

>ウクライナとロシアの戦争は、これから最大の山場を迎える。

>ロシアは、ここで敗北すればクリミア半島まであっという間に占領されてしまう。クリミア半島内では、兵站支援や関連部隊との協力が難しいからだ。

>ロシア軍は、これまで大きな損害を受けてきた。しかしながら、ここで起死回生の戦いをしなければ、戦争全体の敗北になってしまう。

>ロシアは、ここでどのようなことをしてでもウクライナ軍を撃破する行動を取ってくるだろう。策を練って、罠を仕掛けて作戦を実行してくるとみてよい。

>ロシアがそうすることができず、勝利できなければ、敗北の道を転がり落ちることになる。

>欧米諸国は、ロシアが化学攻撃等の罠を実行するかどうかに注目する必要があろう。

>シリアでは、サリンが入った多連装ロケット弾が使用された。ロシア軍もこの砲弾を使用する可能性がある。


>日本は、ロシアの化学攻撃に注目しなければならない。

>そして、ウクライナ軍が化学攻撃を受ける可能性を「懸念」するだけではいけない。

>日本は今こそ、ウクライナに軍事支援を行うべきだ。

>ウクライナ軍に、化学防護マスク約1万個(2~3個旅団の兵員数分)や化学防護車(82式指揮通信車改良)数台を供与する時がきた。

>あるいは、化学兵器禁止機関(OPCW)に化学防護車を提供してもいいのではないか。これは、武器の供与ではなく、人道支援だ。

>西村 金一

<参考=「ロシア軍のヘルソン撤退で天王山迎えるウクライナ戦争」(JB)>
(22/11/14)


【閻魔大王】 2022/11/15 (Tue) 21:55

副題=ロシア軍、東部ドネツク州に注力か ゼレンスキー氏「戦闘激化」(毎日新聞)

激戦地が、替わった<?>
がしかし、ロシアは、元々が、クリミアの確保が目的ではと。

<地図>



>ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、ウクライナ軍が奪還した南部ヘルソン州の州都ヘルソン市を訪れ、軍部隊を視察した。ゼレンスキー氏は兵士らを前に「我々は前進している。平和に向けた準備が整っている」と述べ、戦果を誇示した。一方、ヘルソンで撤収を余儀なくされたロシア軍は、東部ドネツク州で激しい戦闘を続けており、東部の占領地域の拡大に注力する様相を見せている。

>ゼレンスキー氏は13日のビデオ演説で、露軍が撤退する際に破壊したヘルソン市の水や電気などのインフラの復旧を急いでいることを明らかにした。また、ヘルソン州内で226の集落で治安を回復しつつあり、当局が400件以上に及ぶロシア軍の戦争犯罪の捜査に乗り出したことにも言及した。さらに、13日は合計5州で露軍からミサイル攻撃や空爆を受けたことを明かし、東部の「ドネツク州で、過去数日と同じく戦闘が激しくなっている」と述べた。

>ロシア国防省も13日、ドネツク州中部にあるマイオルスク村を占拠したほか、他方面の戦闘でウクライナ軍を撃退したと発表した。

>ヘルソン市などドニエプル川西岸地域に駐留していた露軍は、11日までに東岸地域への移動を完了。川沿いの防御ラインを強化し、ウクライナ軍の進軍を阻む作戦に転じている模様だ。さらに13日の動きを見ると、ロシア軍がドネツク州で占領地域の拡大を試み、ウクライナ軍の勢いをそごうとする狙いとも読み取れる。

>米国のシンクタンク「戦争研究所」は、プーチン露大統領がドネツク州での占領地域拡大を優先し、ドニエプル川西岸地域からの部隊撤収に同意したとみられると指摘。西岸地域から撤収した兵力をドネツク州の戦線に回す可能性にも触れている。ウクライナ軍もヘルソン奪還に充てていた戦力を他方面に転戦させる公算が大きく、「今後、数カ月で停戦や戦闘のペースの低下は非常に考えにくい」(同研究所)と分析する。

>9月末にロシアが併合を宣言したヘルソン州で州都を失ったことを受けて、ロシア国内の好戦派は政権への批判的な言動を隠さなくなっている。

>愛国主義的な思想家でプーチン氏に対して強い影響力を持つとも指摘されるアレクサンドル・ドゥーギン氏は11日、オンラインメディアへの投稿で「ヘルソンの全てを失った。(ウクライナ戦線の総司令官)スロビキンは政治家でない」としたうえで「誰を攻撃するべきかはわかっているだろう」と述べ、プーチン氏への批判をにじませた。

>ヘルソン撤収については、スロビキン総司令官の進言に基づき、ショイグ国防相が決定した形を取っている。これまでロシア国内の好戦派はウクライナ戦線の劣勢を巡り、軍を批判してきたが、ドゥーギン氏の主張などは政権批判に向かい始めた兆候ともみられる。【大前仁、金子淳】

<参考=「ロシア軍、東部ドネツク州に注力か ゼレンスキー氏「戦闘激化」」(毎日新聞)>
(22/11/14)


<参考=NO.397 続34<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍領土奪還本格化/ヘルソン奪還<!>
(22/11/16)