閻魔大王<NO.182>

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閻魔大王NO.183
408 続40<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナえの兵器提供は<?>/ロシアがまき返すのか<?> 閻魔大王 23/01/23
閻魔大王NO.181

NO.408 続40<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナえの兵器提供は<?>/ロシアがまき返すのか<?><起稿 閻魔大王>(23/01/23)


【閻魔大王】 2023/01/23 (Mon) 00:29

基本的には、
ロシア軍が、ウクライナ制圧は難しく。
されどの、ロシアには、手があるです。
最終的、核の使用を、どするか<?>
使えば、ロシアはおしまいになるです。事と、次第で、世界も。

更には、ウクライナの原子力発電所を制圧してるです。これを、どするのか<?>


<参考=NO.407 続39<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍領土奪還本格化も、冬場で、膠着状態<!>
(23/01/12)


副題=ドイツ製戦車「レオパルト」の供与決まらず…ウクライナ支援巡り米英と違い鮮明(読売新聞)

ウクライナ軍を支援の欧米各国も、果たして、いつまで、この状況、膠着状態を打開させぬのか<?>

一つの手として、地上戦を制するための、戦車供給があるです。

ロシアの核の使用を畏れずなら、ロシア本土を遠慮無く、砲撃、攻撃するの手もあるですが。
何度でも、申すの、この戦争、ロシア軍の、ウクライナ侵攻。
戦地、ウクライナ領土故、砲撃なりで、日々、刻々の、破壊されるは、ウクライナ領であり、建造物であり、ロシアは、圧倒的優位<!>

>ロシアの侵略を受けるウクライナへの軍事支援を巡り、約50か国の国防相らが参加してドイツで開かれた20日の国際会合で、ウクライナが求める独製戦車「レオパルト」の供与を巡っては結論が出なかった。ドイツと米英などの立場の違いが鮮明になった。

>ウクライナは冬の間に軍の装備向上を図り、雪解けが進む春以降の大規模攻撃に踏み切りたい構えだ。戦車を操作する訓練に数か月かかる見込みで、できる限り早期の供与を求めている。

>主宰した米国のオースティン国防長官は会合後の記者会見で「我々が重視しているのは、ウクライナの成功に必要な能力確保だ。(戦闘激化が予想される)春までの間にそう長い時間はない」と述べ、早期の独製戦車の供与実現に強い意欲を示した。

>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20日のビデオ演説で「近代的な戦車の提供を受けるために我々は戦い続けなければならない」と無念さをにじませた。

>ボリス・ピストリウス独国防相は会合後、記者団に、独製戦車供与を巡って参加国の意見が一致しなかったと明らかにした上で「賛成も反対も、ふさわしい理由がある。慎重に検討されなければならない」と述べた。

>ピストリウス氏は、ドイツが供与に一方的に反対しているとの指摘について「間違いだ」と反論した。独軍と製造企業が保有する在庫をリストアップするよう指示したことを明かし、各国と合意できれば、速やかに戦車を差し出す意向を強調した。

>会合では、英国が欧米製戦車で初となる「チャレンジャー2」、米国も装甲車ストライカーの供与を報告した。カナダは新たに地対空ミサイルシステム「NASAMS」供与を表明するなど防空や装甲能力の支援を強化することで一致した。

<参考=「ドイツ製戦車「レオパルト」の供与決まらず…ウクライナ支援巡り米英と違い鮮明」(読売新聞)>
(23/01/21)


【閻魔大王】 2023/01/23 (Mon) 09:44

副題=米共和党「M1エイブラムス戦車を提供すべきだ」…ウクライナ軍事支援でバイデン政権批判(読売新聞)

実際問題、
米国は、この侵略戦争を早期に終わらせたいのか、長引かせたいのか<?>

結局は、ロシアの核の脅しが、成功<?>

<写真1>
米軍の主力戦車M1エイブラムス(2021年3月)=ロイター



<表2>
戦車供与を巡るバイデン米政権と共和党の主張



>ロシアの侵略を受けるウクライナに対し、英国以外の戦車供与が暗礁に乗り上げていることを巡り、米共和党がバイデン政権批判を強めている。共和党の一部からは米製戦車を提供すべきだとの声も出始めた。野党・共和党が下院で多数派を握る「ねじれ」下で、今後のウクライナ支援にどう影響を与えるか注目される。


>早期終結
>「重要な兵器の提供をためらうのは弱腰だ。ウクライナ人の命を犠牲にする」

>共和党のマイケル・マコール下院外交委員長とマイク・ロジャース下院軍事委員長は18日に連名で声明を出し、独製戦車レオパルトの供与に二の足を踏むドイツと、米軍の主力戦車M1エイブラムスの供与に踏み切らないバイデン政権を批判した。

>共和党のリンゼー・グラハム上院議員は20日、米超党派議員団としてキーウを訪問。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した後、「バイデン政権は米製戦車を送るべきだ。そうすれば他国は追随する」と主張した。

>共和党ではこれまで、「米国第一主義」を掲げたトランプ前大統領に近い議員を中心に、ウクライナ支援の長期化に否定的な意見が目立っていた。昨年11月の中間選挙では「いずれ(ウクライナへの)資金提供を止めなければならない」(J・D・バンス上院議員)との主張もあった。

>ただ、侵略が長期化する中、共和党内では伝統的な保守強硬派を中心に、強力な兵器供与がロシアによるウクライナ侵略の早期終結につながるとの見方が広がりつつある。今後も、より強力なウクライナへの軍事支援を求める可能性がある。


>核の脅威
>バイデン政権は19日にウクライナに対する25億ドル(約3200億円)の追加軍事支援を発表したが、ウクライナが求めているM1エイブラムスや300キロ・メートルの長射程を持つ地対地ミサイル「ATACMS」、戦闘機など攻撃力の強い兵器は供与しない方針を貫いている。

>米政府はエイブラムスを供与しない理由として維持・管理の困難さを挙げ、ATACMSは「性能が過剰だ」(国防総省高官)と説明する。オースティン国防長官は20日の記者会見で「我々が考えているのは、信頼できる戦闘能力を提供することだけだ」と強調した。

>ただ実際は、米国が戦車や長射程兵器を供与し、ロシア領内の攻撃に使われた場合、米露間の緊張が過度に高まることへの懸念が大きい。米国が恐れるロシアの核兵器使用の脅威が高まりかねないからだ。

>政権内では、昨年12月に成立した450億ドル(約5兆8500億円)のウクライナ支援の予算が夏頃に切れるとの見方が出ている。「ねじれ」の状況で、その後の関連予算には共和党の意向が強く反映されるとみられ、政権側は共和党の今後の出方を見極める構えだ。

<参考=「米共和党「M1エイブラムス戦車を提供すべきだ」…ウクライナ軍事支援でバイデン政権批判」(読売新聞)>
(23/01/22)


【閻魔大王】 2023/01/23 (Mon) 22:47

副題=ウクライナ軍、東部ソレダルから「撤退」報道…ロシアが昨年7月以来の占領地域拡大(読売新聞)

如何なるも、撤退は、撤退。
想定以上に、ウクライナ軍劣勢<?>

>ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」は22日、東部ドネツク州ソレダルからウクライナ軍が「既に撤退した」と報じた。

>ソレダルは同州の要衝バフムトの北東約10キロ・メートルにあり、露国防省が13日、露軍が制圧したと発表していた。ウクライナ軍やウォロディミル・ゼレンスキー大統領はソレダル陥落を公式には認めていないが、キーウ・インディペンデントの軍事専門記者は「ソレダルの戦いは終わった」と指摘した。英BBCも19日、現地司令官の話として、ウクライナ軍が「将来的な反撃を視野にソレダルから戦術的に後退した」と報じた。周辺での激しい戦闘は続いているという。

>露軍にとっては昨年7月にルハンスク州の全域制圧を宣言して以来の占領地域の拡大となる。ロシア軍は、露民間軍事会社「ワグネル」戦闘員に加え、年明け以降、精鋭部隊を投入していた。

>ドネツク州の全域制圧を目指す露軍は約半年前から、幹線道路が交差するバフムトを攻略しようとしてきた。露国防省は20日の発表で、バフムト南方約5キロ・メートルの集落も制圧したと主張しており、南北からバフムトに進軍する狙いとみられる。

<参考=「ウクライナ軍、東部ソレダルから「撤退」報道…ロシアが昨年7月以来の占領地域拡大」(読売新聞)>
(23/01/23)


【閻魔大王】 2023/01/23 (Mon) 23:13

副題=ゼレンスキー氏「今年中の勝利も可能」、攻防は春から初夏か…ロシアと双方が大規模攻撃準備(読売新聞)

どちにしろ、春から、夏にかけて、まだ、戦争は続く。

>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は22日、露軍の全土からの撤退を含む和平条件に触れながら、「今年中の勝利も可能だ」と述べた。24日でロシアのウクライナへの侵略開始から11か月となる中、ウクライナとロシアの双方が大規模攻撃の開始に向けた準備や駆け引きを活発化させている。

>ゼレンスキー氏はキーウ市内での会合で、領土奪還に向けた反転攻勢を念頭に、予備役の動員強化の検討を明らかにした。ウクライナ国防省情報総局幹部は22日、欧州メディアのインタビューで、ロシアとの攻防が「春から初夏が決定的な時期になる」との認識を示した。戦闘の最前線は、戦車などの移動に不向きな「ぬかるみ期」にあり、その後の攻勢を示唆したものだ。

>一方、ロシアの下院議長は22日、SNSで、欧州諸国がドイツ製戦車「レオパルト2」を供与すれば、「世界的な大惨事につながる」と核兵器使用をほのめかし、けん制した。

>露国防省は22日の戦況に関する発表で、南部ザポリージャ州での露軍部隊の「前進」を強調した。ザポリージャ州の奪還を目指すとされるウクライナ軍に対し、露軍が先手を打った可能性がある。

>露軍は東部ドネツク州制圧の足がかりをつかむため要衝バフムトの攻略も図っている。ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」は22日、バフムト北東約10キロ・メートルのソレダルからウクライナ軍が「既に撤退した」と報じた。

<参考=「ゼレンスキー氏「今年中の勝利も可能」、攻防は春から初夏か…ロシアと双方が大規模攻撃準備」(読売新聞)>
(23/01/23)


【閻魔大王】 2023/01/25 (Wed) 10:18

副題=ドイツが主力戦車「レオパルト2」のウクライナえの供与決断<!>

ポーランド等、自国製造戦車の供与も認めるの方向。

イヤ、
実は、ポーランドは、ドイツが許可しなくとも、供与すると、宣言してたです。
但し、正式に、認められたの方が、やり易く。

これで、戦況どなるや<?>
一つには、ウクライナのやや劣勢が伝えられてたの背景も影響<?>
一つには、この侵攻も、早期に終わらせねばと。


<写真>
ドイツのショルツ首相=ロイター



>ドイツメディアは24日、ショルツ首相がロシアの侵攻を受けるウクライナに独製主力戦車「レオパルト2」を供与する方針を固めたと伝えた。ポーランドなどが自国で保有する戦車の供与を表明したが、再輸出には製造国ドイツの承認が必要で判断が焦点になっていた。ドイツの保有戦車だけでなく、他国の供与も認める方向という。

>独誌「シュピーゲル」(電子版)が伝えた。独連邦軍が保有する在庫から供与し、中長期的には防衛関連企業が持つ分の追加提供も視野に入れるという。具体的な台数や時期は現時点で判明していない。

>レオパルト2を巡っては、ウクライナがロシアから国土を奪還するために供与を求めてきた。隣国ポーランドは自国で保有する同戦車の提供を表明したものの、ドイツの承認がなく実現していなかった。24日までにポーランドがドイツ政府に対して正式に供与を要請したことで決断を迫られていた。

>米ブルームバーグ通信によると、25日にもショルツ氏がポーランドに対してウクライナへの戦車供与を承認する予定という。

>英国の国際戦略研究所(IISS)によると、レオパルト2は欧州大陸でおよそ2000両が配備されている。ポーランド以外にもフィンランドが自国の保有分を供与する意向を示しており、スペインなど他の欧州諸国も多く保有する。ウクライナ側は100両以上の戦車供与を求めている。

>今回の戦車供与を巡っては、ドイツの判断が遅れたとして独国内外で批判も高まった。20日には約50カ国の国防相らによる国際会議を開催したものの、供与の決断を先送りした。ショルツ氏は22日にフランスのパリでマクロン大統領と会談した際も「今後も同盟国と連携する」と述べるだけで具体的な言及を避けた。

>ショルツ氏は米国に対し、主力戦車「エイブラムス」をウクライナに提供するのならレオパルト2を供与する用意があると伝えたとされる。ドイツ政府は単独の支援ではなく、北大西洋条約機構(NATO)と連携して合意に至れば主力戦車を供与できると条件を示していた。

>同盟国のフランスは仏製主力戦車「ルクレール」の供与について「何も排除しない」(マクロン氏)としている。慎重だったドイツが提供に動くことで同盟国の支援がどこまで広がるかも注目になる。

<参考=「ドイツ、ウクライナに主力戦車供与か 現地報道」(日本経済新聞)>
(23/01/25)


【閻魔大王】 2023/01/25 (Wed) 10:57

副題=ウクライナ軍、ポーランドでドイツ製戦車の訓練へ=国防相(REUTERS)

話は前後するですが。
ポーランドは、ウクライナ軍兵士にドイツ製戦車<レオパルト2>の訓練を行うを表明してるです。

<写真>
ウクライナのレズニコフ国防相(写真、右)は20日、同国軍がポーランドでドイツ製戦車「レオパルト2」の訓練を行うと述べた。ドイツ・ラムシュタイン空軍基地で20日撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)



>ウクライナのレズニコフ国防相は20日、同国軍がポーランドでドイツ製戦車「レオパルト2」の訓練を行うと述べた。

>同日開かれたウクライナへの軍事支援を巡る関係国会議は、焦点となっていた同戦車の供与決定には至らなかった。

>レズニコフ氏は会議出席後に米政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)ウクライナ語サービスに対し、訓練をするという展開は大きな進展だとし、ポーランドの努力の賜物と評した。

>「われわれはこれを手始めに、さらに前進していくだろう」と指摘。かねてウクライナ当局者が述べているように、ドイツが戦車について決断することを望むと述べた。

>「私はこれを楽観的に捉えている。最初の一歩を踏み出したからだ。われわれはレオパルト2の訓練任務を開始する」と語った。

<参考=「ウクライナ軍、ポーランドでドイツ製戦車の訓練へ=国防相」(REUTERS)>
(23/01/21)
<削除・23/12/10>


【閻魔大王】 2023/01/25 (Wed) 13:44

副題=米が主力戦車エイブラムス供与か、独はレオパルト2を ウクライナ歓迎(産経新聞)

ドイツも、米国も。
最先端技術の戦車提供え<!>

<写真>
米国の主力戦車「エイブラムス」(AP)



>ウクライナが米欧諸国に求めている主力戦車の供与を巡り、米政治紙ポリティコ(電子版)は24日、バイデン米政権が主力戦車「エイブラムス」を供与する方針を固めつつあり、早ければ週内にも発表する可能性があるとする米当局者2人の話を伝えた。一方、ドイツ誌シュピーゲル(同)は同日、ショルツ独政権も主力戦車「レオパルト2」を供与する方針を決めたと報じた。

>これに先立ち、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドは24日、自国が保有するレオパルト2のウクライナ供与を承認するようドイツに正式に求めたと発表した。レオパルト2の供与には製造国ドイツの承認が必要とされる。

>一連の報道によると、米国が検討している供与数は約30両。また、ドイツは自国からの供与だけでなく、ほかの保有国による供与も認める方針だという。米独が主力戦車を供与した場合、ウクライナの戦力向上が見込まれる一方、ロシアがNATOへの敵視をさらに強めるのは確実だ。

>報道を受け、ウクライナのイエルマーク大統領府長官は24日、交流サイト(SNS)上で「ウクライナの戦車兵は世界でも優れている。(主力戦車供与は)権威主義(ロシア)に対する民主主義の真の鉄拳になるだろう」と歓迎した。

>ロシアは米欧による主力戦車供与について「戦況を変えず、戦闘の長期化を招いてウクライナにマイナスとなる」と主張している。

>主力戦車の供与を巡っては、先に英国が「チャレンジャー2」の供与を発表。一方、米独両国は従来、NATOとロシアの直接衝突に発展する事態を警戒し、慎重姿勢を示してきた。20日にドイツで開かれたウクライナ支援国会合でもドイツはレオパルト2の供与に関する結論を先送りした。


>ただ、最前線のウクライナ東部ドネツク州では露軍が攻勢を強めており、ポーランドやバルト3国など一部のNATO加盟国からは主力戦車を供与すべきだとの声が高まっていた。

<参考=「米が主力戦車エイブラムス供与か、独はレオパルト2を ウクライナ歓迎」(産経新聞)>
(23/01/25)


【閻魔大王】 2023/01/25 (Wed) 16:58

副題=ウクライナ政府高官が相次ぎ辞任 ゼレンスキー大統領、汚職対策に着手(BBC)

元々がウクライナなるは、汚職の蔓延してるの国。


<写真>
ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官はロシアによる侵攻が続く中、ぜいたくな生活を送っていると非難されていた。画像は1月のヘリコプター墜落事故を受けて記者会見に応じるティモシェンコ氏



>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が政権全体の人事刷新に乗り出し、複数の高官が24日、相次いで辞任した。

>辞任したのは、大統領の側近1人、副大臣4人、州知事5人。こうした動きは、ウクライナ政府が広範な汚職対策を開始した中で発表された。

>当局は最近、贈収賄疑惑や、役人が食料を高値で購入しているとの報告に直面していた。ロシアによる侵攻が続く中、ぜいたくな生活を送っていると非難された人物もいる。

>ミハイロ・ポドリャク大統領顧問は、正義がすべての人に適用されるべきだという「国民からの重要な求め」にゼレンスキー大統領は応えているのだと述べた。

>ゼレンスキー氏はすでに、許可された業務以外の目的で当局者が出国することを禁止している。


>■辞任の背景

>24日に最初に辞任したのは、ウクライナ大統領府のキリロ・ティモシェンコ副長官。地域政策を監督し、ゼレンスキー氏の大統領選キャンペーンに携わっていた。

>昨年2月にロシアがウクライナに侵攻すると、ティモシェンコ氏はウクライナ政府のスポークスパーソンとして頻繁にメディアに登場するようになった。

>ティモシェンコ氏は調査報道を行う複数のジャーナリストから、戦争が続く中、高価なスポーツカーを複数台使用していると非難されていた。同氏は不正行為はしていないと主張している。

>ティモシェンコ氏は「毎日、毎分、良い行いをする機会を与えてくれた」とゼレンスキー氏に感謝する内容をメッセージアプリ・テレグラムに投稿した。

>一方、ヴャチェスラフ・シャポヴァロフ国防副大臣は、比較的無名の会社から軍用食料品を高値で購入することを監督していたとの報道を受け、辞任した。国防省は「技術的なミス」だったとし、金銭の授受はなかったと主張した。

>オレクシイ・レズニコフ国防相にも同じ理由で疑惑の目が向けられている。


>このほか、24日には以下の高官たちが解任された。
・オレクシー・シモネンコ副検事総長
・イワン・ルケリヤ地域開発・領土担当副大臣
・ヴャチェスラフ・ネゴダ地域開発・領土担当副大臣
・ヴィタリー・ムジチェンコ社会政策担当副大臣
・ドニプロペトロウシク、ザポリッジャ、キーウ、スーミ、ヘルソンの5州の知事


>■汚職の歴史

>ウクライナには汚職の歴史があり、各国の腐敗・汚職に取り組む非政府組織トランスペアレンシー・インターナショナルの2021年の汚職国家ランキングでは180カ国中122位とされた。

>ウクライナは欧州連合(EU)への加盟申請を進めている。こうした汚職の取り締まりは、EU側からの重要な要求の1つ。

>ゼレンスキー氏は22日の演説で、「過去にあったような、さまざまな人が国家機関に近いようなやり方には戻らない」と約束した。

>この発言は、インフラ省のヴァシル・ロジンスキー副大臣が発電機の供給に関して35万ドル(約4600万円)超の賄賂を受け取った疑いで21日に逮捕されたことを受けてのもの。ロジンスキー氏は容疑を否認している。

>ゼレンスキー氏の所属政党「国民の奉仕者」のデビッド・アラカミア党首は、汚職に関わった当局者は刑務所に入る可能性があるとしている。

>「戦争に集中し、犠牲者を助け、官僚主義を減らし、疑わしいビジネスをやめるようにと、あらゆるレベルの役人は公式・非公式ルートを通じて常に警告を受けてきた」

>「彼らの多くは実際に耳を傾けているが、残念ながらそうでない者もいた」と、アラカミア氏はテレグラムに投稿した声明で述べた。

>「文明的な方法でうまくいかないのなら、戦時中の法律に従って行われることになる。これは、最近の発電機の購入にも、国防省の新たな不祥事にも適用される」

>近年、汚職防止の改革が行われているが、西側の同盟国から何十億ドルもの資金援助を受けているウクライナ政府にとって、この問題は大きな負担となっている。

>(英語記事 Top Ukraine officials quit in corruption crackdown)(c) BBC News

<参考=「ウクライナ政府高官が相次ぎ辞任 ゼレンスキー大統領、汚職対策に着手」(BBC)>
(23/01/25)


【閻魔大王】 2023/01/25 (Wed) 23:58

副題=ウクライナ軍に〝切り札〟独米「最強戦車」供与へ 戦線への影響は 軍事ジャーナリスト・世良光弘氏「かなりエポックメイキングな出来事」(zakzak)

<写真1>
ウクライナへの供与が決まった独「レオパルト2」(AP)



<写真2>
米「M1エイブラムス」(ロイター)<再掲>
<寄稿閻魔大王 2023/01/23 (Mon) 09:44>
<副題=米共和党「M1エイブラムス戦車を提供すべきだ」…ウクライナ軍事支援でバイデン政権批判(読売新聞)>



>ドイツと米国が世界に誇る「最強戦車」が、ロシアと戦うウクライナに供与される見通しとなった。ドイツ誌シュピーゲル(電子版)は24日、ドイツ政府が主力戦車「レオパルト2」の供与を決めたと報じた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(同)も同日、ジョー・バイデン米政権が、米軍の主力戦車「M1エイブラムス」を供与する方向に傾いたとスクープした。

>ロシア軍は今春に大規模攻撃を計画しているとされ、ウクライナは防衛力強化の切り札として欧米の戦車に期待を寄せていた。

>戦車供与をめぐっては、ポーランドやフィンランドが自国所有のレオパルト2の提供を表明したが、製造国ドイツの承認が必要で、判断が注目されていた。

>米国防総省は、M1エイブラムスの提供に消極姿勢を示していたが、ドイツと足並みをそろえるために方針転換したとみられる。ホワイトハウスと国務省が前向きだという。


>レオパルト2は、世界最強レベルの攻撃力を持つほか、車体底面に地雷対策も施されて防御力も高くなっている。その能力は他国にも評価され、欧州10カ国以上が約2000両を保有しているとされる。


>M1エイブラムスは、1991年の湾岸戦争でイラク軍戦車を撃破し、実力を示した。劣化ウラン弾の使用で、ほぼ全ての戦車の装甲を貫徹する能力に加え、高い防御力も併せ持つ。


>2つの戦車の供与は戦線にどのような影響を与えるのか。

>軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「かなりエポックメイキングな出来事だ。欧州ではレオパルト2を配備している国が多く、ドイツが供与を決めたことで、ほかの国も追随する可能性がある。米国のM1エイブラムス、英国が供与を発表したチャレンジャー2も合わせた3・5世代は世界最強といっていい。各国から提供される戦車が300両ぐらいの規模になれば、ウクライナが一気に前線を押し上げることも可能になるのではないか」と話した。

<参考=「ウクライナ軍に〝切り札〟独米「最強戦車」供与へ 戦線への影響は 軍事ジャーナリスト・世良光弘氏「かなりエポックメイキングな出来事」」(zakzak)>
(23/01/25)


【閻魔大王】 2023/01/26 (Thu) 08:48

副題=戦局動かすゲームチェンジャーか ドイツ製戦車供与(日本経済新聞)

ロシアの戦車性能の比較がほしいですが。
ドイツ「レオパルト2」の航続距離500キロメートルには、驚嘆するです。
加えての、水深4メートルなら走行可能<!>で、場合により、橋がなくとも、川渡れるです。

<表1>
ドイツの主力戦車「レオパルト2」の特徴



<表2>
NATOの三大戦車



<地図3>
レオパルト2を100両以上保有する国



>ドイツ政府は25日、ウクライナに独製主力戦車「レオパルト2」を供与することを決めた。ショルツ首相はこれまで供与に慎重だったが、欧州安全保障の強化に向けて方針を転換した。侵攻するロシアから国土を奪還するため、ウクライナはドイツに同戦車の供与を強く求めてきた。重要な攻撃兵器の供与は戦局を大きく動かすゲームチェンジャーとなる可能性がある。同戦車を巡る最新情勢を解説する。


>慎重ショルツ首相、同盟国が決断後押し
>レオパルト2はドイツが1970年代後半から採用してきた主力戦車で、これまで複数回にわたり改良を重ねてきた。攻撃能力の高さから、世界で最も優れた戦車のひとつとして評価されており、欧州、北大西洋条約機構(NATO)加盟の多くの国々が採用している。


>同戦車を巡っては、ポーランドなどが自国で保有する車両のウクライナへの供与を表明したが、再輸出には製造国ドイツの承認が必要だ。ドイツは軍事支援での突出やロシアとの対立を懸念し、供与に慎重な姿勢を見せていた。

>20日には約50カ国の国防相らによる国際会議が開かれたが、ドイツが決断を先送りし、国内外で批判が高まっていた。こうした圧力と同盟国の説得に加え、米国が戦車供与に前向きな姿勢を示したことで、外堀が埋まった。ポーランドなどによる提供も認める見通しだ。

>レオパルト2の実戦投入に要する期間は明らかになっていない。ウクライナ軍は旧ソ連製兵器を主に使用しており、訓練には1〜2カ月ほどかかるとみられる。春には供与された戦車を軸とした部隊が前線に投入される可能性がある。


>戦車、ロシアの防衛線突破に不可欠
>ロシアは支配地を防衛するため塹壕(ざんごう)を築く。塹壕とは兵士が身を隠すために陣地の周りに掘った穴や溝だ。ロシア軍からすれば、領土奪還をめざすウクライナの攻撃から身を守りつつ反撃ができる。

>ウクライナはロシアの防衛線を突破するため、欧米に強力な陸上兵器の支援を求めてきた。戦車を使えば、砲弾による打撃を防御しながら速いスピードで動き回り、塹壕を突破できる可能性がある。

>戦車は銃弾をはね返す「装甲」と、足場の悪い場所で機動的に動ける「履帯(クローラー)」、遠距離の軍事目標に撃ち込む「重砲」を兼ね備える。舗装路が多い市街地戦ではタイヤで動く機動戦闘車が重視されるが、塹壕戦では戦車が重要とされる。

>戦車が初めて本格的に登場したのは第1次世界大戦だった。欧州の戦線で塹壕戦が始まり戦況が膠着し、局面を打開するための新兵器として投入された。

>第2次世界大戦後も戦車は陸上戦闘の主力兵器として各国が導入を進めた。日本の陸上自衛隊も旧ソ連の上陸侵攻に備える目的で、北海道を中心に多数の戦車を配備してきた。

>ソ連崩壊後、戦車の需要は一段落していたが、ロシアのウクライナ侵攻を受け東欧諸国などが再び戦車を重視し始めている。


>「欧州標準」のレオパルト2、ウクライナ切望
>ドイツのレオパルト2はNATO陣営の三大戦車のひとつとされる。英国の国際戦略研究所(IISS)によると欧州の10カ国以上で計約2000両を保有する。このため、欧州各国からウクライナへの大量供与が可能な唯一の欧州製戦車と目されてきた。

>ロシアから領土奪還を目指すウクライナは西側の最新鋭戦車の供与を切望してきた。ウクライナ軍のザルジニー総司令官は2022年12月の英誌エコノミストのインタビューで、ロシア軍を撃退するには戦車だけで約300両が必要と主張した。

>事実上の「欧州標準」戦車であるレオパルト2の供与決定で、NATOからウクライナに提供される戦車が100両規模に達する可能性がある。英米の主力戦車と比べて、交換部品の確保といった整備体制が整えやすい利点もある。

>ウクライナへの戦車の供与を巡っては、他国に先駆けて英国が主力戦車「チャレンジャー2」14両を数週間以内に送る方針を14日に発表した。英軍のチャレンジャー2の保有は220両ほどにとどまり、レオパルト2ほどの大量供与は見込めない。

>米国の主力戦車「エイブラムス」も本格運用の技術的なハードルは高い。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどは24日、米政府がエイブラムスをウクライナに供与する案が浮上してきたと報じた。NATOで足並みをそろえる可能性があるが、数の確保や燃料補給の面からもレオパルト2が最適とみられている。

>(押切智義、小川知世、安全保障エディター=甲原潤之介)

<参考=「戦局動かすゲームチェンジャーか ドイツ製戦車供与」(日本経済新聞)>
(23/01/25)


【閻魔大王】 2023/01/27 (Fri) 00:28

副題=欧米からの戦車供給は、大きな戦力になる。が、実際の配備は何時になる<?>

ドイツ製「レオパルト2」=3箇月
米国製「M1エイブラムス」=約1年

戦車があっても、操縦出来ねばで、その訓練に数箇月とされてるです。

さて、ウクライナ軍と、ロシア軍の戦闘が激しくなるの予測は、春から夏に掛けてとされてるですが。米国製戦車は、これからの製造故、全くの間に合わずで、来年の話になり、ドイツ製が、既存のか、新規かで、違うですが。ぎりぎりで、間に合う<?>


>ドイツと米国の主力戦車がウクライナに供与されれば、ロシア軍との地上戦を一変させる可能性がある。

>現在ウクライナ軍が使用する旧ソ連製の戦車は消耗が激しく、砲弾も枯渇気味だ。欧米製戦車は火砲、装甲、機動力面で性能が高く、西側諸国から中長期にわたり弾薬補給や修理を受けられる利点がある。

>ロシアはウクライナ南部ヘルソン州などの占領地域で、塹壕を掘るなど防衛線を強化している。森が少ない東部ドンバス地方や兵士が身を隠すことができる市街地戦も戦車の火力の優劣が勝敗を左右する。ウクライナ軍が占領地を奪還し、反転攻勢に出るには、戦車をどれだけ確保できるかが焦点となっていた。

>独製の「レオパルト2」は欧州を中心に広く導入されている。保有国が持ち寄れば、各国が少ない負担でまとまった数量を提供できる。持続可能性の観点からも欧米側の間で有力候補となっていた。

>米陸軍の主力戦車である米国製「M1エイブラムス」は「世界最強の戦車」の異名を持つ。1500馬力のエンジンを有し、攻撃力の高さに定評がある。豪州やエジプト、イラクなどの軍も使用しており、昨年4月にはポーランドが250両の購入契約を結んだ。北大西洋条約機構(NATO)で主流の戦車が投入されれば、ウクライナ側の士気を高める効果もありそうだ。

>しかし、引き渡し後には操縦訓練が必要だ。ウクライナ国防省は、露軍との攻防は「春から初夏」が最も激しくなるとの見通しを示しているが、ドイツは最初のレオパルト2がウクライナに届くまで、「3か月かかる」との見通しを示した。保有国も合わせた引き渡しは段階的に行われるとみられる。エイブラムスも、米軍の保有戦車ではなく、新たに発注して供与する。実際の配備には1年近くかかるとの見方もある。

>レオパルト2はディーゼルエンジンだが、エイブラムスは強力なガスタービンエンジンで動くため、運用には大量のジェット燃料を必要とする。燃料の補給路確保が難しく、ウクライナ軍が運用できないとの懸念も根強い。


>露反発「目に余る挑発」
>タス通信によると、ロシアのアナトリー・アントノフ駐米大使は24日、米独がウクライナに戦車を供与することを受け、「ロシアへの目に余る挑発だ」と反発した。「米国はロシアを意図的に敗北に追い込もうとしている」とも述べ、米欧の軍事支援が新たな段階に移ることへの警戒感を示した。

>元国防次官のアンドレイ・カルタポロフ下院国防委員長は25日、露国営テレビで、レオパルト2は露軍の主力戦車T90よりも「性能が劣っている」と主張したが、「ウクライナ軍が戦車隊を編成し、春か初夏に戦線へ投入すれば脅威になるかもしれない」との見方を示した。

<参考=「ウクライナへ米独戦車供与、地上戦一変の可能性…高火力・弾薬補給容易に」(読売新聞)>
(23/01/26)


【閻魔大王】 2023/01/27 (Fri) 11:29

副題=ウクライナ軍がバフムト近郊のソレダルから撤退 露のミサイル攻撃で11人死亡(産経新聞)

ウクライナ軍の撤退は、撤退。
形勢的、やや、押されてるの感。
尚、何度でもの、元々が、戦力的、ロシア軍が、一桁違いの、圧倒的有利<!>

>ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は25日、激戦地である東部ドネツク州バフムト近郊の都市ソレダルから撤退したと明らかにした。同国メディアが報じた。ウクライナはソレダルを制圧したとするロシア国防省や露民間軍事会社「ワグネル」の主張を認めていなかった。一方、首都キーウ(キエフ)を含む各地に26日、ロシア軍のミサイル攻撃があった。ウクライナ軍が迎撃したが一部が着弾。キーウで1人が死亡、2人が負傷した。

>ロイター通信によると、ウクライナ当局者は26日の露軍による攻撃で、ウクライナ全土で11人が死亡し、11人が負傷したことを明らかにした。

>東部戦線の焦点は今後、数カ月間にわたって激戦が続いているバフムトを巡る攻防に移る見通しだ。

>チェレバティ氏は、ソレダルから撤退したウクライナ軍が事前に構築した防衛線に移動したと説明。「兵員数では露軍側が3~5倍だったにもかかわらず、ウクライナ軍は敵に損害を与えて前進を食い止める任務を遂行した」と強調した。撤退は戦力の損耗を最小限に抑えるための戦術的決定に過ぎないとも述べた。

>ドネツク州全域の制圧を狙う露軍にとり、同州の中心都市クラマトルスク方面への進出ルート上に位置するバフムトの制圧は不可欠だ。露軍はソレダルを確保することで、バフムトを防衛するウクライナ軍の補給路を断つ狙いとされる。

>ドネツク州の親露派武装勢力「ドネツク人民共和国」のプシリン「首長代行」は25日、バフムト市内で戦闘が起きていると指摘。ワグネルの部隊が市内で前進しているとも主張した。タス通信が伝えた。

>これに対し、ウクライナ軍参謀本部高官のコバリョフ氏は同日、「バフムトの状況はウクライナ軍の制御下にある」と指摘した。

<参考=「ウクライナ軍がバフムト近郊のソレダルから撤退 露のミサイル攻撃で11人死亡」(産経新聞)>
(23/01/27)


【閻魔大王】 2023/01/27 (Fri) 20:09

副題=【解説】 ウクライナへの米戦車の供与、ロシアによる春の攻勢に間に合うのか バーバラ・プレット・アッシャー、米国務省担当特派員(BBC)

強力な戦車が、ウクライナに届けられる。
までに、ロシアは、総力あげて、ウクライナを叩かねばと、考えて当然。それが、可能ならの話。


>アメリカは25日、米軍の主力戦車「M1エイブラムス」をウクライナに供与すると発表した。この戦車によりウクライナの軍事力は大幅にアップグレードされる。ただ、ロシアとの戦争の次なる局面に何らかの変化をもたらすことはなさそうだ。

>米国防総省は長らく、「M1エイブラムス」はウクライナの戦場での運用には適さないと主張してきた。ところが突如その主張を一転させ、ウクライナに同戦車を送ることを決定した。

>この発表が、戦車供与をめぐる他国の判断に影響をもたらしている。

>「(アメリカの発表は)ドイツ製の戦車『レオパルト2』を(ウクライナに)送ることをドイツに決断させ、レオパルト戦車を保有する他国が供与するのを承認することにもつながった」と、米政府の元ウクライナ特使カート・ヴォルカー氏はBBCに語った。

>西側諸国は今後6〜8週間でウクライナの装甲車能力を増強し、今春に予想されるロシア軍の攻撃に備えられるよう支援したい考えだ。

>だが、M1エイブラムスを戦地に輸送し、ウクライナ兵が同戦車を扱えるよう訓練を行うには、それよりもずっと長い時間がかかるだろう。一方で、レオパルトは比較的早い配備が可能で、操作も簡単だ。

>アメリカとドイツの当局者は、この2つの問題を公には関連付けてはいなかった。しかし両国は、同じ日に戦車供与を発表するよう調整。西側の同盟国間で拡大していた論争を解決したかたちとなった。


>戦車供与が焦点に
>開戦当初から、アメリカのバイデン政権とその同盟国はロシアを刺激してエスカレーションを招かないよう、兵器の供与を慎重に調整してきた。

>ところがウクライナが一連の戦果を挙げたのを受け、各国はタブーを破るようになった。そしてロシアが再び攻勢をかけてくるとの見通しから、ウクライナ東部の開けた地形で戦うために特に必要な戦車に焦点が移っている。

>ドイツ政府は一部の同盟国から、ドイツがレオパルト2を供与するか、他国からの供与を承認するよう圧力を受けるようになった。欧州各地には約2000台のレオパルト2が配備されている。

>ドイツは、ロシアに対抗するための戦車を西側諸国で唯一ウクライナに配備する国とみなされることを嫌った。イギリス政府も英陸軍の主力戦車「チャレンジャー2」14台を供与すると表明したが、十分な数とはいえないものだった。


>エイブラムスの供与を決めた背景
>数日前まで、米国防総省の高官はM1エイブラムスの供与は選択肢にないと発言していた。

>このハイテク戦車は世界トップクラスだが、高価なうえに取り扱いが複雑で、メンテナンスも難しい。広範な訓練も必要となる。

>その点についてはいまも変わっていない。

>しかし、ヨーロッパで生じた軋轢(あつれき)への対応については米政権内部で議論がなされ、ここ数週間はジョー・バイデン米大統領とオラフ・ショルツ独首相が何度も電話で協議した。

>米政府高官の1人は、バイデン氏は大西洋諸国の結束に重点を置いていると語った。

>「今回の決定は、我々がいかに同盟国やパートナーと一体化し、すべてのことを協調して行っているかを示すためのものだ」と、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー報道官は述べた。

>「ドイツによる短期的コミットメントと相まって、エイブラムス戦車は長期的コミットメントを示している」と、ある米政府関係者は述べた。


>戦地に届くのは何カ月も先か
>2003年から2006年にかけてアメリカの駐ウクライナ大使を務めたジョン・ハーブスト氏は、この長期的コミットメントについてより現実的な見方を示している。

>「(米)政権は必ずしも戦車(の供与)に熱心ではなかった」

>「しかし、政権は議論の流れを目の当たりにし、世間の認識を知った。ドイツを説得するために誠実に努力したのだと思う」

>「ただ、それを実現するにはエイブラムスについて同意する必要があったので、そうした。米政権はそれを望んでいなかったので、エイブラムスは言ってみれば、ものすごく遅いウクライナ行きの船に乗っている状況だ」

>いずれにせよ、エイブラムスの配備には、その複雑さと調達方法を考えると長い時間がかかるだろう。同戦車は国防総省の在庫から送られるのではなく、民間業者から購入することになる。ウクライナに届くには何カ月か、もしかしたら1年くらい、かかるかもしれない。

>こうした中、複数の軍事アナリストは、ドイツのレオパルトが投入されることでウクライナの攻撃能力は大幅に高まるものの、解決のための特効薬にはならないだろうと指摘。歩兵隊や砲兵隊とともに統合軍に組み込む必要があるとしている。

>このことは、今回の供与が戦闘での形勢を逆転するゲームチェンジャーになり得るかどうかの重要な要素となるだろう。

>また、兵器に関してゴールが再び変わるかどうかの指標にもなるかもしれない。ゆくゆくは長距離ミサイルや戦闘機などの供与も必要だと判断することになるかもしれない。

>(英語記事  What difference will the tanks for Ukraine make?)

<参考=「【解説】 ウクライナへの米戦車の供与、ロシアによる春の攻勢に間に合うのか バーバラ・プレット・アッシャー、米国務省担当特派員」(BBC)>
(23/01/26)


<参考=NO.409 続41<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナえの兵器提供/ロシアの攻め方は<?>
(23/01/28)