閻魔大王<NO.188>

みんながパソコン大王
総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
閻魔大王NO.189
416 続46<ロシアのウクライナ侵攻>情報錯綜、どちらが優勢<?>/戦車到着間に合う<?> 閻魔大王 23/03/01
閻魔大王NO.187

NO.416 続46<ロシアのウクライナ侵攻>情報錯綜、どちらが優勢<?>/戦車到着間に合う<?><起稿 閻魔大王>(23/03/01)


【閻魔大王】 2023/03/01 (Wed) 12:49

<参考=NO.415 続45<ロシアのウクライナ侵攻>情報錯綜、どちらが優勢<?>/が、戦況替わる<?>
(23/02/25)

副題=「クリミアと露本土との分断を狙う」、ウクライナ軍の反転攻勢…国防省幹部が異例の言及(読売新聞)

クリミアをロシアから分断出来ればの話。
そもそもが、ウクライナ軍に兵器到着間に合う<?>

<地図>



>ウクライナ国防省情報総局の幹部は26日のドイツ紙「WAZ」などとのインタビューで、ウクライナ軍が春の着手を計画するロシア軍への大規模な反転攻勢に関し、ロシアが2014年に一方的に併合した南部クリミアと露本土との分断を狙うと述べた。ウクライナに接する露西部ベルゴロド州などの露軍施設も攻撃対象になる可能性を指摘した。ウクライナ側が露領内への攻撃に言及するのは異例だ。


>この幹部は、反転攻勢で「南部の露軍占領地域にくさびを打ち込みたい」と語り、南部ザポリージャ州の奪還を優先する考えを示した。着手時期は、米欧からの戦車など軍事支援の到着時期に左右されると述べた。

>ベルゴロド州などロシアの国境地帯は越境攻撃を既に受けてきたがウクライナ軍は攻撃の事実を公式には認めていない。この幹部は「ウクライナに対する攻撃の起点になっている」との認識を示した。反攻の最終目的はクリミアの奪還だと強調した。

>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は26日のビデオ演説で「クリミアの解放により、人々の生活を破滅させるロシアのあらゆる試みに歴史的な終止符を打つ」と述べた。クリミアの軍事的な奪還は困難との見方が出る中、原則的な立場を示したものとみられる。

>ゼレンスキー氏は26日の大統領令で、露軍が全域制圧を目指して攻勢を拡大している東部ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)のウクライナ軍を指揮する司令官を解任した。理由は明らかにしていない。

>ウクライナ軍参謀本部などによると、露軍は26日夜から27日にかけて自爆型無人機少なくとも14機を首都キーウなどに飛ばし、ウクライナ軍が11機を撃墜した。原子力発電所が立地する西部フメリニツキー州では民間施設に着弾し、救助隊員2人が死亡した。

<参考=「「クリミアと露本土との分断を狙う」、ウクライナ軍の反転攻勢…国防省幹部が異例の言及」(読売新聞)>
(23/02/27)


【閻魔大王】 2023/03/01 (Wed) 14:44

副題=「戦いの長期化」「前線に100万人動員」「西側の“支援疲れ”」「豊富な石油と貿易相手」プーチン大統領の誤算と想定内 ウクライナ侵攻1年(ABEMA)

<表>
ロシアの誤算



>ウクライナへの侵攻開始から1年が経過したがこの戦いの現在地と今後について、テレビ朝日 元モスクワ支局長 武隈喜一氏に話を聞いた。


>「ウクライナ東部のバフムト周辺は3カ月以上激しい陣地戦となっており、まるで第一次世界大戦のような塹壕戦が続いています。特に今年の1月中旬以降はロシア軍の大攻勢が始まっており、開戦当初の2倍以上のスピードで双方死傷者が出ています」(以下、武隈氏)

>世界各国から支援が入っているが双方のパワーバランスは現在どうなっているのか。

>「ヨーロッパ各国はドイツ製のレオパルド2などの戦車の供与を決めましたが現在はまだウクライナ国内に届いたばかりで、前線に投入されるのはまだ1~2カ月先になりそうです。ウクライナ軍は昨年夏からアメリカから最新兵器を供与されているものの砲弾が足りておらず、ソ連の旧式の迫撃砲などで戦っています。いっぽうのロシア軍は戦争開始当初は動員兵が約16~19万人でしたが、現在は約32万人を前線に投入しています」

>当初のプーチン大統領の目論見から戦争の長期化は想定外だったが、誤算の最大の要因はどこにあったのか。

>「長期化の要因は大きく3つあります。1つは予想以上に西側諸国が団結し、最新鋭の兵器なども含めてウクライナへの支援を続けていること。2つ目はウクライナ側の戦略です。2014年3月からロシアとの紛争を始めていたこともあり、いつロシアが侵攻して来ても戦えるようにNATO軍と演習をしたり、最新のITを駆使したりなど、8年間も備えていたのです。3つ目はウクライナ国民が自国の領土を守るという闘争心を前面に出して戦い続けていることが挙げられます」


>経済制裁をされながらの長期戦。ロシアも苦しいのではないか。

>「金融面ではボディーブローのように効いていますが、ロシアの一番の輸出品である石油や天然ガスは中国やインドが大量に買っています。そして、意外なことに産油国がロシアから石油を安く買って、備蓄して高値で売っているのです。つまり、ロシアの石油は引く手数多というわけです。また、果物や野菜は中東や中南米から問題なく入ってきますし、電気やガス、暖房はほぼ無料、市民生活そのものは維持できているのです。いっぽう、シベリアなどの地方は予算がなく、道路が整備できないなど疲弊しています」


>プーチン大統領がいま最も恐れていることは。

>「やはり150~200キロを超える長距離高機動ロケット砲などの最新鋭の武器が西側諸国からウクライナ軍に渡り、それを使いこなすことでクリミアを取り戻そうという動きになり『ロシアが勝てない状況』を作られることでしょう。対するロシアは国民の大量動員を続け戦争を長期化させることで、西側が“支援疲れ”を起こすことを狙っています。支援に対して反対する有権者が出てくると選挙で支援に消極的な候補者が勝ちます。するとウクライナに支援が出来なくなる。その結果ウクライナが戦えない状況になることが一番の狙いです」


>この侵攻の終着点は。

>「ウクライナはロシア軍を国土から追い出すまで戦いをやめません。いっぽう、プーチンも併合した4州を軍事的に手に入れるまでやめられない状況のため、停戦の見通しが全く立っていません」


>核の使用については。

>「ロシア側が戦術核を使うのではという話題もありましたが、アメリカはロシアに対し『もし核を使った場合、核は使わないが通常兵器によって同等の被害をロシア側に及ぼし、その責任をプーチン大統領に取らせる』としています。プーチン大統領がもし自身が生きていることにこだわるのであれば核は使えない状況ではありますが、逆を言えば“自分の身が滅ぶのであれば世界も一緒に滅ぼす”という発想に立たないとも限りません」

>(『ABEMA倍速ニュース』より)

<参考=「「戦いの長期化」「前線に100万人動員」「西側の“支援疲れ”」「豊富な石油と貿易相手」プーチン大統領の誤算と想定内 ウクライナ侵攻1年」(ABEMA)>
(23/02/28)


【閻魔大王】 2023/03/01 (Wed) 23:29

副題=ロシア経済、一見「堅調」も悪化の兆候じわり(産経新聞)

ロシア経済の現状については、諸説あるです。

経済制裁は、即効性なかったですが、じわじわと、効き出し、GDPが低下し出した。
資源の収益が減り出した。
ロシア通貨、ルーブルは下落していない。

果たして、どこまで、戦争継続出来るのか<?>
これも、侵攻、直後から、言われてたですが。既に、1年保ったです。

>ロシア経済はウクライナ侵略開始後、米欧の大規模な制裁の下に置かれたが、予想ほどの大幅な悪化はみられなかった。ただ、露経済の「屋台骨」である石油や天然ガスなどエネルギー輸出の収益は減少が続くと見込まれ、制裁は中長期的に露経済をむしばんでいく公算が大きい。

>侵略開始後、露通貨ルーブルは対ドルで70ルーブル台から一時140ルーブル近くに急落したが、その後回復し、最近は60ルーブル台後半~70ルーブル台前半で推移している。欧米は金融制裁でロシアの貿易代金決済の困難化を図ったが、露側は天然ガス代金のルーブル払いを求めるなどの防衛措置をとったことが効果を上げたとされる。

>欧米は露産石油の禁輸措置をとったが、中国やインドが買い支えた。米欧企業は露市場から撤退したが、露側は資産を引き継がせるなどして国内企業にその穴も埋めさせた。国際通貨基金(IMF)は侵略当初、2022年のロシアの国内総生産(GDP)が8・5%減少すると予測したが、順次、上方修正。今年1月、最終的に2・2%減にとどまったとの試算を公表した。失業率は3・7%に収まっている。

>ただ、先行きは明るくない。エネルギー高は一段落し、欧米は露産原油価格に上限を設定。欧州はエネルギーの脱露依存からの脱却も進める。このため、ロシアの国家歳入の3~4割を占めてきたエネルギー輸出の収益は悪化するとみられている。国際エネルギー機関(IEA)は原油の輸出量が30年までに22年比で30%程度、天然ガスも40%程度減ると予測する。

>露経済発展省によると、昨年12月の工業生産指数は前年同期比4・3%減で、昨年最大の減少幅を記録した。米欧に依存してきた部品不足の加速などが背景にあるとの見方が出ている。

<参考=「ロシア経済、一見「堅調」も悪化の兆候じわり」(産経新聞)>
(23/02/20)


【閻魔大王】 2023/03/02 (Thu) 08:23

副題=「ゴミのように扱われた」異例の敗走、ロシア兵が抱く不信感 データが示すプーチン氏の思惑とは(Yahoo!ニュース・特集)

あくまでも、
記事のよな、事例があると、ダケ。

そして、プーチン君が力説の中身が替わって来た<!>

<画像1>
ロシア兵の28人中24人が「信頼せず」(写真提供:NHK)



<画像2>
AIが分析したプーチン大統領発言の6テーマ。文字が大きいほど重要語であることを表す(写真提供:NHK)



<画像3>
「軍事」に関するテーマの重要語 左が9月より前、右が9月以降(写真提供:NHK)



<画像4>
「ナチス」と共に使われた単語 左が9月より前、右が9月以降(写真提供:NHK)



>侵攻から1年、ウクライナの反転攻勢によって戦闘は長期化している。「私たちを置いて全員が退却していった。ゴミのように扱われた」。捕虜となったロシア側の兵士は不信感をあらわにした。SNS上の動画やプーチン大統領の発言記録など膨大な公開情報を分析すると、「ナチス」という言葉で兵士や国民を鼓舞し、「祖国のため」という大義のもと、ウクライナ・ロシアの双方におびただしい犠牲を出しながら暴走する「プーチンの軍隊」の実態が見えてきた。(取材・文・写真:NHKスペシャル「調査報告・ロシア軍~"プーチンの軍隊”で何が~」取材班/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)

>「もうじきおしまいだ」包囲された兵士の悲痛な叫び
2022年9月以降、ウクライナ軍の反転攻勢を前にロシア軍は東部戦線で相次いで撤退を余儀なくされていた。ドネツク州リマンではロシア軍が致命的な敗北を喫した。

>専門家は「これだけの規模の部隊が完全に包囲せん滅されたのは初めてのケースではないか。その他の現代の戦争でもあまり見たことがない」と話す。

>プーチン氏はなぜ撤退を許さなかったのか。撤退までの1カ月間にSNSやメディアで伝えられた現地の映像80本余りを分析すると、リマンを守るロシア軍が追い込まれていく経緯が見えてきた。

>ウクライナ軍がリマンに向けて進軍を開始していた頃、ロシアメディアはロシア軍の守備は盤石だと伝えていた。しかし2週間後の9月下旬には、ロシア軍部隊の将校がすでに反撃するすべがないと訴える動画が投稿されていた。

>「状況は深刻、大変深刻です。備蓄、装備、人、大砲(が足りない)」(ロシア軍将校・9月27日公開のロシアメディアによる前線取材映像より)

>同じ頃、リマンの市街地でたてこもるロシア側の兵士がSNSにあげた自撮り動画も見つかった。

>「どこから味方の援護がやってくるかもわからない。ここにはライフルが1つ。俺はうそをついていない。本当に空っぽだ」(ロシア側兵士のSNS映像より)

>リマン郊外から攻勢をかけたウクライナ軍の動きを分析すると、2週間で北と南からロシア軍を追い詰めていたことがわかった。9月30日には5000人ともいわれるロシア軍の部隊が、撤退しないままウクライナ軍に包囲されていた。

>ウクライナ側が傍受したとするロシア軍の音声では、ロシア兵とみられる男性が妻に最期の別れを告げていた。

>「(男)俺たちは包囲されているんだ。もうじきおしまいだ(女)持ちこたえているって言ってたのに。あなたたちには死ねっていう命令が出ているのね?(男)俺はただ、さよならを言おうと思って電話したんだ(女)いやよ、いやよ、そんな!」(10月1日ウクライナ国防省公開の音声より)

>音声が公開された10月1日、ロシア国防省は「包囲される危険性があることから、軍隊はより有利な場所に撤退した」と公式に発表、リマンはウクライナ軍によって奪還された。ウクライナ側が公開した映像には、リマン市街地の路上に放置された兵士たちの無残な姿が映し出されていた。

>この直前、ドネツク州を含む4州ではロシアへの一方的な併合を進めるための「住民投票」が行われ、9月30日にはプーチン大統領が4州の併合を宣言した。

>東京大学先端科学技術研究センターの小泉悠専任講師は、リマンの部隊が撤退を許されなかった背景にプーチン大統領の思惑があったとみている。

>「ウクライナ4州併合に関する声明を出すまで、ロシア軍がリマンから撤退というニュースを流したくなかったのかなと。完全にプーチン大統領のメンツのために死守を命じられたのではないかと思います」


>使える戦車を残したまま敗走 無計画な作戦の果てに
>さらに動画や写真を調べると、ロシア軍が撤退したあとに多くの兵器がほぼ無傷で放棄されていたこともわかった。

>これは何を意味するのか。ロシア軍の兵器の損失を調査してきた国際調査チーム「オリックス」によると、2022年8月からの3カ月間にロシア軍が東部戦線で失った戦車と歩兵戦闘車は合計813両に上った。このうち、ウクライナ軍がそのまま使用できる状態で回収されたのは、半数以上の445両だった。

>通常、戦車などは敵に利用させないよう退却する前に破壊するが、その余力さえないまま撤退したとオリックスのヤクブ・ヤノフスキ氏は分析している。

>「回収した装備は敵が使えるようになるため、ロシアにとっては破壊されるよりも痛い損失です。ロシア軍最高司令部と指揮官が無計画な作戦を進めた何よりの証拠といえるでしょう」


>「指揮官が誰か知らない」「ゴミのような扱い」捕虜が語る不信感
>こうしたロシア軍の「無計画」な実態は、ウクライナの捕虜となったロシア側の兵士たちの言葉からも浮かび上がってきた。

>ウクライナ当局の管理下で取材が許された捕虜たちは、部隊内で指揮命令系統の乱れが混乱を招いた実態について次のように語った。

>「私の大隊長は前進せよと命じたが、(ほかの部隊では)すでに後退が始まっていました。私たちを置いて全員が退却していったことは、犬やゴミのように扱われたようで、とても嫌でした」(19歳・機関銃手)
「銃弾がいつも足りていませんでした。『なんとかしろ、ナイフでもスコップでも持っていけ』というありさまでした。それでは戦えません」(27歳・機関銃手)
「陣地や配置計画は一切説明されませんでした。私たちの部隊は48人中4人しか生き残りませんでした」(27歳・機関銃手)
「私たちには何の任務もありませんでした。自分の指揮官が誰なのかすら知りませんでした」(44歳・偵察兵)

>捕虜たち28人が話した言葉を詳しく分析すると、28人中24人が「指揮官を信頼していない」と発言していたことが分かった。明確な説明もないまま攻撃のさなかに送り込まれ、多くの兵士が軍に「不信感」を抱いていた。

>現役およそ90万人といわれるロシア軍の兵士は「職業軍人」「契約軍人」「徴集兵」で構成されるが、将校として部隊を指揮する「職業軍人」のなかにも不信感を強め、軍を脱出する人も出ている。

>部下を引き連れて軍を離反したロシア軍元上級中尉のコンスタンチン・エフレーモフ氏は、「何のために戦うのか分かりませんでした。ウクライナ国民に対する強い羞恥心と罪悪感があります」と語った。


>「長期戦」を意識か? プーチン大統領の頭の中に迫る
>イギリス国防省は、ロシア軍の兵士や民間軍事会社の戦闘員の死傷者数は1年で17万5000人から20万人に上り、このうち死者数は4万人から6万人とみられるという見方を示している。

>多大な犠牲を払いながら、なぜ戦争を続けるのか。プーチン大統領の言葉からそのヒントを探ることにした。

>ロシア大統領府のサイトで公開されている、会議や外交の場などでのプーチン大統領の発言記録を収集。2022年1月から2023年2月半ばまでの895本、45万単語に上る発言部分のテキストを、AI(機械学習)を使った「トピックモデル」と呼ばれる手法で分析した。

>発言を構成する単語と単語の関係から、プーチン大統領が「国際経済」「国内経済」「国際政治」「国内政治」「国民生活」「軍事」の大きく6つのテーマ(関心)を持って話していることが浮かび上がった。

>このうち「軍事」のテーマに着目すると、2022年の9月より前と以降で大きな変化が見られた。

>9月より前は「ウクライナ」「NATO」「安全」という言葉が目立ったのに対し、それ以降は「国民」「歴史」「歴史的な」といった、一見、軍事のテーマらしくない単語が目立つ。

>こうしたデータをロシア政治が専門の静岡県立大学の浜由樹子准教授に見てもらった。浜さんは、プーチン大統領がこの時期から軍事侵攻の「長期化」を意識するようになったのではないかと考察する。

>「9月より前はウクライナと戦うとか、NATO(北大西洋条約機構)と戦うとか、具体的な言葉で構成されています。一方、9月以降は歴史や文化、『われわれ国民』といった、比較的抽象度の高い言葉が入り始めていて、国民に対してのメッセージに力を入れてきているという印象を受けます。軍事侵攻の長期化を視野に入れて、対外的な発信よりも、国民、特に自分たちの支持層が離れていかないようにエネルギーを割いて話しているという印象を受けます」


>「ナチス」にまつわる言葉の使い方にも注目すべき変化が見られた。

>軍事侵攻開始直後、プーチン大統領はウクライナのゼレンスキー政権を「ネオナチ」などと一方的に非難し、ウクライナの「非軍事化」「非ナチ化」を軍事侵攻の目標に掲げていた。ところが2022年9月、戦況が膠着(こうちゃく)して以降、プーチン大統領が発する「ナチス」「ナチズム」は、独ソ戦での勝利の記憶を呼び起こし兵士や国民たちを鼓舞する文脈での使用が目立つようになった。


>外国からたびたび侵略を受けたロシアの歴史において、約80年前、ナチス・ドイツ軍と戦った独ソ戦は「大祖国戦争」と呼ばれ、特別な意味を持つ。国家存亡の危機から必死の反撃で勝利した歴史は、“先人が命がけで守った祖国”という国民意識のよりどころとなってきた。

>「長期戦になっていくという覚悟をするなかで、第2次世界大戦の記憶、独ソ戦の記憶に今回の戦いをオーバーラップさせて、自分たちの文化や価値観を守る戦いという位置づけに少しずつ変えてきているのではないでしょうか。あのとき一丸となってナチズムを退けたのだから、今回も同じような犠牲が出るかもしれないけれど、頑張りましょうと国民に呼びかけていると感じます」

>浜さんは、こう述べたうえで、「ナチズム」という言葉は「西側から来る脅威すべてに対して実は適用可能」であると指摘する。

>「今後もこうした第2次世界大戦、独ソ戦に関する言葉を使っていくと思います。というか、『これしかない』。国民を統合できるような、そういうイデオロギー的ツールが他にないのです」


>いつまで続く“プーチンの戦争”
>2月21日、プーチン大統領は軍事侵攻開始後初めてとなる年次教書演説に臨み、「ウクライナのネオナチ政権からの脅威を排除するため特別軍事作戦を一歩一歩、慎重に進め、直面している課題を着実に解決していく」と発言し、長期化する軍事侵攻を改めて正当化、国民に理解を求めた。ただ、戦況についてはほぼ触れず、目立った戦果を上げられていないこともにじみ出た。

>浜准教授は今後、プーチン大統領が国民の精神性や感情に訴えかける場面がより増えていくと推測したうえで、ロシア社会に与える不可逆的な負の影響を危惧する。

>「感情的な内面の動員は、一度やってしまうと終われない。例えばここで和平交渉に合意して戦闘が終わっても、発動されてしまった国民の感情はスイッチを切るようには切れない。そのときに、戦争に賛意を示した人たちと反対した人たちとの分断や、出国した人たちと国内で地道に反戦運動をした人たちとの間の亀裂によって、ロシア社会全体がバラバラになっていくというのは、あり得るシナリオで、たいへん危惧されます」

>分析したデータから見えてきたのは、過酷な戦闘を強いられるロシア兵たちの「リアル」と、その現実を無視するように繰り返されるプーチン大統領が掲げる大義の「空虚さ」だった。

>プーチン大統領の戦争はいったいいつまで続くのか。終わりはまだ見えない。


<参考=「「ゴミのように扱われた」異例の敗走、ロシア兵が抱く不信感 データが示すプーチン氏の思惑とは」(Yahoo!ニュース・特集)>
(23/02/27)


閻魔大王】 2023/03/03 (Fri) 00:04

副題=ドネツク州戦車戦、ロシア軍が「130両損失」…ウクライナ外相「冬のテロに打ち勝った」(読売新聞)

ここでの記事内容、ウクライナ軍が、勇ましいですが。
別途では、苦戦を報じており、どちが正しいのか<?>

局部、局部で、異なる可能性あるですが。

<地図>



>米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は1日、ウクライナ東部ドネツク州ウフレダルでの戦闘で、ロシア軍が少なくとも130両の戦車や装甲車を失ったとみられると報じた。露軍は同州の要衝バフムトで攻勢を強めているとみられる一方で、戦闘で多大な損失を被っている可能性がある。


>州都ドネツク南西のウフレダルは、露本土と南部クリミアを結ぶ露軍の主要な補給路の北側に位置しており、露軍が攻略を本格化させていた。同紙によると、その周辺の平原で約3週間にわたって戦車戦が繰り広げられた。ウクライナ軍は、隊列を組んで進む露軍の戦車を待ち伏せ、対戦車ミサイル「ジャベリン」などで大きな打撃を与えたという。

>同紙は「ウフレダルの占領に失敗しただけでなく、初期の戦いで数百両の戦車を失ったのと同じ過ちを犯した」と指摘した。捕らえた露軍兵には、衛生兵から戦車の乗員に配置転換された兵士もいたといい、露軍に専門知識をもった指揮官らが不足していると分析している。ウクライナ当局も「これまでの戦いで最大の戦車戦で、露軍にとって痛恨の敗北だ」としている。

>ウクライナのドミトロ・クレバ外相は1日、フェイスブックに「ウクライナはプーチン(露大統領)の冬のテロに打ち勝った」と投稿した。露軍の攻勢を3月まで持ちこたえた成果を強調したもので「我々は歴史上、最も厳しい冬を耐えた。寒く暗かったが、屈しなかった」とも書き込んだ。

<参考=「ドネツク州戦車戦、ロシア軍が「130両損失」…ウクライナ外相「冬のテロに打ち勝った」」(読売新聞)>
(23/03/02)


【閻魔大王】 2023/03/03 (Fri) 09:39

副題=ワグネルの兵士、バフムート市内に進軍か トップが動画公開(CNN)

この映像の場所は、パフムートの中心からは、やや、離れているが、ほぼ、間違いない<?>。


<写真>
ワグネルのトップ、プリゴジン氏が2日公開した動画から取得された静止画像/Concord/Handout/Reuters



>(CNN) ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は2日、ワグネルの兵士がウクライナ東部の要衝バフムートにいるところをとらえたものだと主張する動画を公開した。

>CNNがバフムート東部で撮影されたものだと確認した動画には、戦闘服姿の兵士らが大きく損壊した建物の屋上でワグネルの旗を掲げている様子が映っている。兵士の1人はギターを手にしており、おそらくワグネル兵士のニックネームである「ミュージシャン」にちなんでいると思われる。

>SNS「テレグラム」に投稿された動画のキャプションには、動画は今朝「バフムート、実質的にはバフムートの中心部」から送られたものだというプリゴジン氏の言葉が引用されている。

>プリゴジン氏はワグネルの兵士がバフムート中心部に前進したと主張したが、CNNは動画の撮影場所がバフムート中心部から約2キロ離れた場所であることを特定した。ワグネルの兵士はそこにしばらくとどまっている。

>東部ドネツク州にあるバフムートではここ数週間、ウクライナ軍とロシア軍の間で激しい戦闘が繰り広げられてきた。

>ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は1日、ロシア軍はバフムートへの攻撃を続ける中で、ワグネルの練度の高い兵士を投入しているとCNNに明らかにしていた。

<参考=「ワグネルの兵士、バフムート市内に進軍か トップが動画公開」(CNN)>
(23/03/03)


【閻魔大王】 2023/03/04 (Sat) 08:37

副題=ウクライナ軍、大規模な反転攻勢を視野に戦略的な撤退か(読売新聞)

呼称、「バフムト」或いは、「バフムート」。
ここの攻防が、色んな立場、方向から、云々されてるです。

ここでは、「戦略的撤退」<?>。

<地図>
<再掲>閻魔大王 2023/03/03 (Fri) 00:04



>ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトでロシア軍との戦闘にあたるウクライナ軍部隊幹部は2日、地元テレビに対し、ロシア軍側が「攻撃のペースを上げている」と明かした。

>無人機を扱う部隊の司令官は3日、SNSにバフムトからの撤退を命じられたと投稿した。ウクライナ軍が、大規模な反転攻勢の着手を視野に、戦略的な撤退を始めた可能性がある。

>一方、英国防省は2日、バフムトに日中の気温上昇で路面状況が悪化する「ぬかるみ期」が到来し、露軍に不利になるとの見方を示した。ウクライナ陸軍は3日、陸軍幹部の現地入りを発表し、補給路の維持をアピールした。

>露軍は昨年秋に撤退したハルキウ州クピャンスクへの砲撃を激化させ、一部住民の強制避難が始まっている。ウクライナ非常事態庁などによると、露軍は2日夜、南部ザポリージャの集合住宅をミサイルで攻撃し、4人が死亡した。

<参考=「ウクライナ軍、大規模な反転攻勢を視野に戦略的な撤退か」(読売新聞)>
(23/03/03)


【閻魔大王】 2023/03/04 (Sat) 09:04

副題=3週間でロシア軍戦車130台が破壊された…ウクライナ南東部で開戦後最大の戦車戦(朝鮮日報)

寄稿閻魔大王 2023/03/03 (Fri) 00:04
<副題=ドネツク州戦車戦、ロシア軍が「130両損失」…ウクライナ外相「冬のテロに打ち勝った」(読売新聞)>

上記の詳報。

>ウクライナ南東部の都市、ウグレダル(Vuhledar)で過去3週間、ロシアによる侵攻が始まって以来最大規模の戦車戦が繰り広げられ、この3週間の戦いで130台以上のロシア軍戦車と装甲車両が破壊されたという。ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙が1日に報じた。


>ウクライナ軍の戦車は、ロシアの戦車がやって来る未舗装道路の周辺から距離を置いた森に偽装網を設置し、待ち伏せした。また、道路の周辺の原野には地雷を埋設し、ロシア軍の戦車や装甲車両がこの道路だけを通るように誘導した。

>NYT紙は「ロシア軍は、初期の戦いで精鋭部隊が敗北した後、熟練した戦車指揮官が足りなくなった」とし「ウクライナ軍は、戦車を操縦するよう任務が変えられたロシアの徴集兵も生け捕りにしている」と報じた。

>ロシアは、第2次大戦時のナチス・ドイツに対する勝利を想起させて過去数十年にわたり戦車戦を強調し、神話化した。ウラル山脈に位置する工場は数千両の戦車を生産した。

>しかしウクライナ軍の指揮官らは、NYT紙に「ロシア軍は、先週までにウグレダルであまりに多くの戦車を失ったことから、戦術を変えて歩兵攻撃にのみ依存している」と語った。

>ウクライナ軍の代表的な戦術は、ロシア軍の戦車が利用する道路を見つけ出した後、隠れて待ち伏せし、奇襲をかけるというものだった。ウグレダル周辺の原野には、ウクライナ軍の地雷や砲撃、対戦車ミサイルによって破壊されたロシア軍の戦車が点々と残された。

>ウクライナ軍は、ロシア軍が利用する道路に「キルゾーン(kill zone)を設置し、道路周辺には地雷を埋設した。そして道路から離れた原野の木立に米国製の赤外線誘導対戦車ミサイル「ジャベリン」や、ウクライナ製のレーザー誘導対戦車ミサイル「スタグナP」を配置し、ロシア軍戦車のキルゾーン侵入を待った。

>ウクライナ軍の攻撃が始まると、当惑したロシア軍戦車が戻っていこうとするので、戦車の隊列は最も脆弱(ぜいじゃく)になる。ロシア軍の戦車は、地雷が埋設された路肩を戻っていこうとして爆破され、さらに隊列の移動速度を遅くする障害物と化した。

>その時点で、ウクライナ軍の大砲が砲門を開いてさらに多くの戦車を破壊し、混沌(こんとん)と爆発の現場が続くという。またウクライナ軍の戦車も、ロシア軍の戦車や装甲車が後退に利用できる道路の範囲内で待ち伏せする。

>ロシア軍戦車への攻撃には、ジャベリンだけでなく、米国のハイマース(HIMARS)多連装ロケットシステムやM777・155ミリ曲射砲、フランスのカエサル自走りゅう弾砲など、他の西側支援兵器も動員された。ハイマースは一般的に、弾薬庫や兵営といった固定目標を攻撃するが、足が止まったロシア軍の戦車隊列を攻撃するのにも効果的だったという。

>ウクライナ軍の戦車は、ロシア軍戦車の座標をドローンから無線で受け取り、ロシア軍戦車が反撃してくる砲弾が届かない範囲から砲撃を加えることもあった。

>NYT紙は「ウクライナ軍も熟練した兵士を失い、新兵で代替しており、多数の戦車兵が英国やドイツといった国で西側の戦車についての教育訓練を受けている」と伝えた。なおウクライナ軍は、過去3週間の戦車戦で自国の戦車がどれだけ破壊されたかは明らかにしなかった。

>ウクライナの戦車を指揮しているある兵士は「ロシアの戦車兵がひとたびキルゾーンに入ったら、生きて出られる可能性はほとんどない」とし「彼らの間違いは、そもそもウクライナに来たことだ」とNYT紙に語った。

>李哲民(イ・チョルミン)国際専門記者

<参考=「3週間でロシア軍戦車130台が破壊された…ウクライナ南東部で開戦後最大の戦車戦」(朝鮮日報)>
(23/03/03)
<消滅・24/03/08>


【閻魔大王】 2023/03/05 (Sun) 10:16

副題=ロシア動員兵部隊、ドネツク州の激戦地で「ほぼ全滅」…兵士ら「我々は消耗品」訴え(読売新聞)

ここでも、ドネツク州、バフムト<或いはバフムート>での、攻防の件。

ワグネルは、地域掌握したと。
当記事では、ロシア兵「ほぼ全滅」。但し、ワグネルは、別働隊でして。

そして、「ウクライナ軍が「バフムトの一部から戦略的に撤退する条件を整えているようだ」との分析を示した。」

バフムト地方だけでも、方々で、色んな動き<?>

<地図>再掲



>ロシアの独立系調査報道専門メディア「インサイダー」は3日、ロシアの部分的動員でウクライナ東部ドネツク州の激戦地アウディーイウカに送られた部隊が「ほぼ全滅した」と報じた。露軍は東部で激しい消耗戦を行っている。

>部隊は東シベリアで動員され、数百人規模とみられる。動員兵らは2月からSNSを通じ、プーチン露大統領に対して「1日で部隊が組織され、軍の支援もなく戦闘に送り込まれた」「我々は消耗品と呼ばれている」などと繰り返し訴えていた。

>英国防省は2月26日、ドネツク州の別の前線でも、露海軍の歩兵部隊に「極めて多くの死傷者が出て」おり、戦闘経験の浅い動員兵が「穴埋め」に使われているとの見方を示した。

>ドネツク州の要衝バフムトを巡り、米政策研究機関「戦争研究所」は3月3日、ウクライナ軍が北東部と西部の二つの橋を破壊したと指摘した。露側の進軍を阻止する目的だとし、ウクライナ軍が「バフムトの一部から戦略的に撤退する条件を整えているようだ」との分析を示した。

>バフムトを巡る戦闘に参加している露民間軍事会社「ワグネル」の創設者は3日、「バフムトを事実上、取り囲んだ」と語る映像をSNSに投稿し、ウクライナ側に住民らを退避させるよう求めた。

>露国防省は4日、セルゲイ・ショイグ国防相がドネツク州南部の部隊を視察し、兵士らを激励したと発表した。

<参考=「ロシア動員兵部隊、ドネツク州の激戦地で「ほぼ全滅」…兵士ら「我々は消耗品」訴え」(読売新聞)>
(23/03/04)


【閻魔大王】 2023/03/05 (Sun) 18:27

副題=ウクライナ軍、バフムト放棄観測を否定 「郊外で戦闘中」(産経新聞)

ウクライナ軍は、まだ、ドネツク州バフムト市を放棄していないと。
がしかし、郊外での戦闘とは、そこまで、追いやられたを意味してるです。

>ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は5日までに、米CNNテレビに、半年間以上にわたって激戦が続いてきた東部ドネツク州バフムト市の戦況について「戦闘の中心はより郊外に移っているが、市はウクライナ軍の支配下にある」と述べ、ウクライナ軍が近く同市を放棄するとの観測を否定した。

>バフムトをめぐっては、露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏が3日、「実質的に包囲した」と主張。ウクライナ政府高官は最近、「ウクライナ軍が戦略的撤退を決定する可能性がある」と述べていた。

>ロイター通信は4日までに、ウクライナ軍のドローン(無人機)部隊の指揮官が、バフムト市からの「即時撤退を命じられた」と述べる動画を交流サイト(SNS)に投稿したとも伝えた。

>一方、米シンクタンク「戦争研究所」は3日、ウクライナ軍が最近、同市方面の重要な橋2つを破壊したと指摘。ウクライナ軍が市内東部からの撤退を見据え、露軍のさらなる前進を防ぐために橋を破壊した可能性が高いと分析した。

>英国防省は4日、ウクライナ軍にとって2つの橋のうち1つは市内外を結ぶ重要な補給路だったと指摘したが、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は同日、「別の補給路があり、橋の破壊は兵站の喪失を意味しない」と説明。同市を巡る戦闘は今後も続くとの見通しを示した。同国メディアが伝えた。

<参考=「ウクライナ軍、バフムト放棄観測を否定 「郊外で戦闘中」」(産経新聞)>
(23/03/05)


【閻魔大王】 2023/03/05 (Sun) 23:47

副題=ウクライナ東部バフムト ロシアが包囲網狭める 防御脆弱に 英分析(毎日新聞)


>英国防省は4日、ロシアが侵攻するウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトで、包囲網を狭めるロシアに対し、ウクライナ軍の防御が脆弱(ぜいじゃく)な状態にあるとの分析結果を公表した。

>同省によると、ロシアは正規軍と民間軍事会社ワグネルがバフムト北郊で前進し、市内の一部と周辺で、ウクライナ軍との激しい戦闘が続いている。ウクライナ軍は精鋭部隊を増強するなどしているが、ロシアによる3方向からの攻勢に対し、防御が手薄になっているという。また、ウクライナ軍の主要な補給路を含む二つの橋が破壊されたことで、補給能力も低下しているという。

>ロイター通信によると、ウクライナ軍幹部は4日、ロシアがバフムト包囲を試みたが失敗したとフェイスブックに投稿した。だが、ウクライナ側にとって戦況は厳しくなりつつあるとみられる。

>バフムトのオレクサンドル・マルチェンコ副市長は4日付の英BBCの取材に、「無傷の建物など一つもない。市内はほぼ破壊された。通信が遮断され、橋も壊され、ロシア軍は兵糧攻めの戦術をとっている」と述べた。市内に残る約4000人の市民がガス、電気、水を利用できない避難所で生活しているという。

>ワグネルの創始者プリゴジン氏は3日、「ワグネルの部隊がバフムトを実質的に包囲した。残されたルートは一つだけだ」と述べ、ウクライナ軍に撤退を呼びかけた。

>一方、米シンクタンク「戦争研究所」は3日、ウクライナ軍がバフムト北東部と西部で橋を破壊したことを確認したと発表。橋の破壊は、ロシア軍のバフムト東部での行動を制限し、また西への脱出ルートを閉ざす狙いがあると分析している。

>バフムトは、ドネツク州内の主要都市へ続く幹線道路が交差する戦略上の重要拠点とされている。ロシアが占拠すれば、戦果としてアピールできるが、ウクライナ軍にとって、大きなコストを払って防衛する価値があるか、疑問視する専門家の声もある。

>戦争研究所は、ウクライナ政府側の過去の発言や行動などを根拠に、ウクライナ軍がバフムトの一部から統制された形で撤退を開始する可能性を指摘している。【ブリュッセル宮川裕章】

<参考=「ウクライナ東部バフムト ロシアが包囲網狭める 防御脆弱に 英分析」(毎日新聞)>
(23/03/05)


【閻魔大王】 2023/03/06 (Mon) 00:57

副題=「ロシア軍はバフムートをすぐには包囲できない」 米シンクタンク(朝日新聞)

すぐに包囲できなくとも、ウクライナ軍に防衛地域を放棄させるが出来れば、充分かと。

>ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムートの状況をめぐり、米シンクタンク「戦争研究所」(ISW)は4日、ロシア軍は位置的な優位を確保している模様だが、「ウクライナ軍を撤退させるには至っておらず、この都市をすぐに包囲はできないだろう」と指摘した。

>ISWによると、ロシア側の前進は「遅く、漸進的」で、ただちにバフムートを包囲できるわけではなく、正面突破でバフムートを奪取できるわけでもなさそうだという。

>ただ、ロシア側はウクライナ軍の撤退ルートに圧力をかけることはできている模様だ。ISWによるとこの狙いは、ウクライナ軍を一定の地域に囲い込んで破壊することではなく、ウクライナ軍に防衛地域を放棄させることにあると考えられるという。
<以下、有料記事>

<参考=「「ロシア軍はバフムートをすぐには包囲できない」 米シンクタンク」(朝日新聞)>
(23/03/05)


【閻魔大王】 2023/03/06 (Mon) 08:49

副題=東部バフムト「中心部維持」 ウクライナ軍、反撃強調(共同通信)

最新情報では、バフムトの中心部はウクライナ軍が維持<!>

>ウクライナ軍参謀本部は4日、最激戦地となっている東部ドネツク州の要衝バフムトなどに対するロシア軍の攻撃を撃退したと発表した。国境警備隊のナザレンコ副司令官は地元テレビに「侵略者は(バフムトを南北に流れる)川を渡っておらず、市中心部は依然として支配下にある」と語った。

>ゼレンスキー大統領は4日のビデオ声明で、司令官たちと連絡を取ったとし「バフムト戦線が最優先だ」と強調した。

<参考=「東部バフムト「中心部維持」 ウクライナ軍、反撃強調」(共同通信)>
(23/03/05)
<消滅・24/03/08>


【閻魔大王】 2023/03/06 (Mon) 19:09

副題=ウクライナ軍の一部、要衝バフムトから撤退の可能性 ロシア軍を疲弊させるため「段階的」にか 米戦争研究所が分析(テレビ朝日)

ウクライナ軍、
今度は、段階的撤退<?>

>ウクライナ東部の要衝バフムト周辺でウクライナ軍が段階的に撤退を始めた可能性があると、アメリカの研究機関が分析を発表しました。

>アメリカの戦争研究所は6日、激しい攻防が続いているバフムト東部からウクライナ軍が撤退を始めた可能性があり、ロシア軍とロシアの民間軍事会社ワグネルの部隊が前進しているため多数の犠牲者が出ていると分析しました。

>ウクライナ軍がバフムトから一斉に撤退する可能性は低く、ロシア軍を疲弊させるため、段階的に撤退を行う可能性があるとも述べています。

>一方、イギリス国防省は5日、「動員されたロシアの予備兵が銃器とシャベルのみでウクライナ軍の拠点を襲撃するよう命じられた」との報告を発表し、ロシア軍の物資不足が背景にあるとみられるとの見方を示しました。

<参考=「ウクライナ軍の一部、要衝バフムトから撤退の可能性 ロシア軍を疲弊させるため「段階的」にか 米戦争研究所が分析」(テレビ朝日)>
(23/03/06)


【閻魔大王】 2023/03/07 (Tue) 00:08

副題=ロシアの予備役は「シャベル」で戦闘、弾薬不足で「接近戦」か=英国防省報告(BBC)

ロシア兵が、シャベルで戦闘は本当<?>

<写真>
ロシアの予備役は「シャベル」で戦闘、弾薬不足で「接近戦」か=英国防省報告



>イギリス国防省は5日、ウクライナ侵攻を続けるロシアの予備役が、弾薬不足のために「シャベル」を使って「接近戦」を行っている可能性が高いとの見方を示した。

>英国防省の最新のアップデートによると、ロシアの予備役が2月下旬、「『銃器とシャベル』のみで武装して」ウクライナの陣地を攻撃するよう命じられたと述べたという。

>このシャベルは、ロシア製の小型歩兵シャベルMPL-50。同省によると、1869年に設計されたMPL-50は、その後ほとんど変更は加えられていないという。

>「標準装備である、塹壕(ざんごう)を掘る道具のMPL-50の殺傷力は、ロシアで特にあがめられている」と、同省は指摘している。

>また、同シャベルを「武器として」使い続けていることは、「戦争の大半を特徴づけることになった、残忍かつローテクな戦闘を浮き彫りにしている」とした。

>予備役の1人は、「肉体的にも精神的にも」戦闘への準備ができていなかったと語ったという。

>英国防省は、「最新の証拠は、ウクライナで接近戦が増加していることを示唆している」とし、こう分析している。

>「これはおそらく、ロシアが弾薬不足に陥っていることから、同国の司令部が、砲撃による援護を減らし、主に下車歩兵からなる攻勢を強く要求し続けた結果だろう」

>BBCはこれらの報告を独自に検証できていない。

>英国防省は、こうした戦闘がどこで行われているのかについて、情報を公開していない。


>■東部前線の状況

>こうした中、ロシア軍に包囲されたとみられるウクライナ東部バフムートで、同軍が十分な位置的優位性を確保したようだと、米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は指摘した。

>ロシアは約4000人の市民が残るバフムートを支配下に置こうとしており、数カ月にわたり戦闘が続いている。

>バフムートを占領すれば、ロシアにとってはここ数カ月で数少ない、戦場での成功となる。しかし、この街の戦略的価値は疑問視されている。

>ISWは、ロシアの位置的優位性から、バフムートでの「転換行動」が可能になるかもしれないと指摘する。これは、準備が整った防御陣地を敵に放棄させることが目的で、敵軍を閉じ込めて破壊する包囲作戦とは異なるものだという。

>「ロシア軍はバフムートでウクライナ軍を包囲するつもりだったかもしれないが、ウクライナ司令部は包囲されるリスクを冒すよりも撤退を選ぶ可能性が高いことを示唆している」

>ただ、ウクライナ軍は5日、バフムートから撤退するつもりはないと述べた。

>ウクライナ軍の陸軍参謀本部は声明で、ロシア軍が依然としてバフムートを包囲しようとしていることを認めつつ、過去24時間に東部ドンバス地方で100以上のロシア軍の攻撃を撃退したとした。

>開戦前は人口約7万5000人だったバフムートをめぐる戦闘では、これまでに数千人のロシア兵が死亡している。

>(英語記事 Russian reservists fighting with shovels - UK)(c) BBC News

<参考=「ロシアの予備役は「シャベル」で戦闘、弾薬不足で「接近戦」か=英国防省報告」(BBC)>
(23/03/06)


<参考=NO.417 続47<ロシアのウクライナ侵攻>情報錯綜、どちらが優勢<?>/ロシアは人海作戦<?>
(23/03/07)