閻魔大王<NO.197>

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NO 表題 起稿 起稿日
閻魔大王NO.198
425 続55<ロシアのウクライナ侵攻>虚々実々の情報戦<!>/すでに、始まっていた<!> 閻魔大王 23/05/11
閻魔大王NO.196

NO.425 続55<ロシアのウクライナ侵攻>虚々実々の情報戦<!>/すでに、始まっていた<!><起稿 閻魔大王>(23/05/11)


【閻魔大王】 2023/05/11 (Thu) 16:37

<参考=NO.424 続54<ロシアのウクライナ侵攻>虚々実々の情報戦<!>/すでに、始まってる。
(23/05/04)

副題=ウクライナ軍、バフムート付近で反撃に成功と主張(CNN)

本当怪<?>
ウクライナ軍、バフムート付近で、快進撃<!>

>ウクライナ軍当局者は10日、同軍がウクライナ東部の激戦地バフムート近くで反撃に成功し、ロシア軍に「大きな損失」を与えたと明らかにした。

>ウクライナ軍第3強襲旅団のトップ、アンドリー・ビレツキー氏は「ロシア軍の第72旅団の部隊は打ち負かされた」とSNS「テレグラム」に投稿された動画で述べた。

>ビレツキー氏によると、ロシア軍の第72旅団の第6、第8中隊はかなりの数の装甲戦闘車両とともに「完全に破壊された」という。

>また、「多数のロシア兵捕虜」がとらえられ、バフムート周辺での戦闘で主要な役割を果たしているロシアの民間軍事会社ワグネルの第3強襲部隊が「大きな損失」を被ったと明らかにした。

>同氏はまた、ウクライナ軍の攻撃により幅3キロ、奥行き2.6キロにわたる地域がロシア軍から「完全に解放された」と述べたが、正確な位置は示さなかった。

>ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は、戦闘は「まだ続いている」ものの「敵はこの地域で大きな損失を被っている」と述べた。203人が死亡し、216人が負傷したという。

>チェレバティ氏はまた、「砲弾は不足していないが、人員不足」であることを明らかにした。同氏によると、バフムート周辺のウクライナ軍の陣地は524回の攻撃を受けた。

>ロシア軍は数カ月に及ぶバフムートをめぐる戦いで甚大な損失を被っているが、制圧できていない。

>チェレバティ氏は「ワグネルがさらに兵士を増やしたり戦術を変えたりしなければ、近い将来、ワグネルはこの地域に存在しなくなるだろう」と指摘した。

<参考=「ウクライナ軍、バフムート付近で反撃に成功と主張」(CNN)>
(23/05/11)


【閻魔大王】 2023/05/11 (Thu) 17:28:

副題=ロシアは「量」で勝負、ウクライナは「質」で対抗=NATO高官(REUTERS)

ロシア軍をなめた事、言うてたら、足下すくわれるゾ<!>

少なくとも、プーチン君が、まいった、許して呉れと、土下座するまでは、調子に乗って、余計な事、抜かすな<!>

>北大西洋条約機構(NATO)のロブ・バウアー軍事委員長は10日、ウクライナでの戦争について、時代遅れの装備で訓練不足だが人数の多いロシア軍と、西側の優れた武器を持ち良く訓練された相対的に小規模なウクライナ軍との戦いになるとの認識を示した。ブリュッセルのNATO本部で開かれた同盟各国の軍事責任者会議の後、記者団に語った。

>バウアー氏は、ロシア軍が現在、第2次世界大戦後に設計された古いモデルであるT─54戦車を、かなりの数配備していることを指摘。

>「しかし、問題は彼らがまだ、多くのT─54を持っているということだ」とした上で「ロシアは今後、あまり訓練されておらず、旧式の装備を持つ多数の兵士という『量』で勝負することになろう」と述べた。

>一方、ウクライナ側は「西側の兵器システムと訓練を受け、『質』に重点を置くだろう。それが、今後数カ月間の大きな違いだ」とした。

>バウアー氏によると、NATO加盟各国の軍事責任者は会議で、ウクライナに対する「揺るぎない支援」改めて表明。バウアー氏は「NATOが必要な限りウクライナを支援することは間違いない」と述べた。

<参考=「ロシアは「量」で勝負、ウクライナは「質」で対抗=NATO高官」(REUTERS)>
(23/05/11)
<削除・23/12/10>


【閻魔大王】 2023/05/11 (Thu) 20:19

副題=ゼレンスキー氏、ウクライナ反攻開始までまだ時間必要と(BBC)

ン<?>
肝心のゼレンスキー大統領は、反攻開始には、まだ時間がいると。

>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は10日、西側諸国から供与を約束された武器を受け取る必要があるため、ロシアに対する反攻開始にはまだ時間が必要だと話した。BBCなど欧州各国の公共放送とのインタビューで述べた。

>「すでにあるものでも前進して成功することはできる」と大統領は述べる一方で、「しかしそれでは多くの人命が失われる。それは受け入れられないと思う」として、「そのため待たなくてはならない。まだ少し、時間が必要だ」と話した。

>北大西洋条約機構(NATO)の加盟国による軍事訓練を受けたものを含め、複数の旅団がすでに戦闘開始可能な状態にあるものの、ウクライナ陸軍はまだ「いくつか」必要としているものがあると、ゼレンスキー氏は話した。必要なものには「数台ずつかたまりで」やってくる装甲車も含まれるという。

>ウクライナがいつどこでロシアに対する反攻を開始するのかは、明らかにされていない。ロシア軍は全長1450キロにわたる前線での、防衛体制を強化している。前線は東部ルハンスクやドネツクから南部ザポリッジャ、ヘルソンへと至る。

>ウクライナ当局者はこのところ、反攻に対する期待値を下げようとする発言を重ねてきた。

>匿名を条件に取材に応じたウクライナ政府幹部は、反攻を「成功させなくてはならないと(政府首脳は)理解している」ものの、それがこの戦争の勝敗の決定打になるとは思わない方がいいと慎重な姿勢を示した。

>他方でゼレンスキー大統領は、「凍結した紛争」はロシアの期待にかなうものだとして、その危険性を指摘。ウクライナ軍は反攻によって前進できるはずだと自信を示した。

>ウクライナによる反攻は、昨年2月から始まり、このところは膠着(こうちゃく)が続く戦争の勢力図や前線の位置を塗り替える、決定的なものになる可能性がある。

>西側諸国がこれまで提供してきた支援を有効活用して、戦場での勝利につなげられるか、ウクライナにとっても重要な局面となる。西側諸国の期待に十分に応えられなかった場合、西側の支援が減り、ロシアと和平交渉するよう求める圧力がウクライナに対して高まる可能性がある。

>ウクライナの領土は現時点で2割近くがロシア支配下にあり、同国のウラジーミル・プーチン大統領はウクライナの4州の併合を一方的に宣言している。それだけに、和平協議には領土割譲が議題として含まれる可能性がある。

>「誰にでもいろいろな考えがあるだろうが、領土を明け渡すようウクライナに圧力をかけようとしても無駄だ。プーチンに自国の領土をあげてしまうなど、そんな国が世界のどこにある」と、ゼレンスキー氏は述べた。

>ゼレンスキー氏はさらに、必要なだけいつまでもウクライナを支援すると約束するジョー・バイデン米大統領について、仮に2024年大統領選で敗れることがあればどうなるかと問われると、米連邦議会では超党派でウクライナが支持されていると答え、懸念を退けた。

>「(米大統領選が行われる時点で)我々がどうなっているか、誰にも分らない。それまでに私たちは勝っているはずだと思う」とも述べた。

>現時点ではウクライナもロシアも、勝つまで戦うと宣言しているため、和平交渉の現実的な見通しは薄い。

>ゼレンスキー大統領は、10項目の和平案を明らかにしており、その中でロシアが占領したすべてのウクライナ領土の返還や、戦争関連の損害賠償、ロシアによる戦争犯罪を裁くための国際特別法廷の設置などを要求。これをロシアは、真っ向から拒絶している。

>ゼレンスキー氏はさらに、西側諸国によるロシアへの制裁がロシアの国防産業に打撃を与えていると指摘。ミサイル備蓄や砲弾・弾薬の減少を、ロシアが補充しきれずにいると話した。

>「(ロシアの)倉庫にはまだたくさん残っているが(中略)すでに一部の地区では1日に使う砲弾の数を減らし始めた」と、ゼレンスキー氏は述べた。

>ただし、ロシア政府は一部の制裁を回避する抜け道を開拓していると大統領は指摘。ロシアの制裁回避を助けている当事者への対応を、西側諸国に求めた。

>ウクライナが3日にクレムリン(ロシア大統領府)をドローン2機で「攻撃」し、プーチン大統領を暗殺しようとしたとロシア政府が非難している件については、ゼレンスキー氏はあらためてロシアの言い分を否定した。

>ゼレンスキー氏は、「ドローン攻撃」はおそらくロシアの自作自演の偽旗作戦だろうと述べ、ロシアがウクライナ攻撃の「口実」に利用していると批判した。

>「(ロシアは)常に自分たちのやることを正当化するものを見つけようとする。『お前たちが我々にああいうことをしたから、我々はお前たちにこうするんだ』という具合だ」

>「しかしうまくいかなかった。国内に対してさえ、うまくいかなかった。ロシアのプロパガンダを広める連中さえ、信じなかった。とてもとても、うそくさく見えたからだ」

>イギリスでは現在、欧州各国が歌やパフォーマンスを競う「ユーロヴィジョン」がリヴァプールで開かれている。本来は、昨年の「ユーロヴィジョン」で優勝したウクライナが開催地になるはずだったが、戦争中の状況を受けてリヴァプールが代理となった。

>ゼレンスキー氏は、ウクライナで開けないにしても「ウクライナ国民が簡単に行くことができて近くで楽しむことのできる」近隣諸国で開かれた方が良かったとした上で、イギリスは「素晴らしい国」で「とても尊敬している」と話した。

>「何より大事なのは、歌合戦が開かれていることだ。みんな自分の才能を披露してもらいたい」

<参考=「ゼレンスキー氏、ウクライナ反攻開始までまだ時間必要と」(BBC)>
(23/05/11)


【閻魔大王】 2023/05/11 (Thu) 22:42

副題=ウクライナ陸軍司令官「バフムトで効果的な反撃」ロシア軍が一部撤退(テレビ朝日)


ロシア軍の一部撤退で、ワグネル戦闘員に多数の死者<!>

>激しい攻防が続いているウクライナ東部・バフムトの戦況についてウクライナ軍の司令官は、「効果的な反撃を行っている」と述べ、一部でロシア側を押し返している模様です。

>ウクライナ陸軍のシルスキー司令官は11日、SNSに投稿し、「ウクライナ部隊のよく考えられた守備で効果的な成果が出ている。このため敵は最大で2キロ後退した」と述べました。

>そのうえで、「訓練された(ロシアの民間軍事会社)ワグネルの部隊が疲弊し、代わりに訓練の不十分なロシア軍部隊が配置されたが、戦闘で敗北し撤退している」と明らかにしています。

>また、ワグネルの創設者プリゴジン氏は10日、ロシア軍の部隊がバフムト南部の陣地から逃走したため、ワグネルの戦闘員に多くの死者が出たと明らかにしています。

>アメリカのシンクタンク戦争研究所は「バフムトではロシア側は場当たり的な対応と指揮系統の失敗で、効果的な作戦実施が妨げられている」と分析しています。

<参考=「ウクライナ陸軍司令官「バフムトで効果的な反撃」ロシア軍が一部撤退」(テレビ朝日)>
(23/05/11)


【閻魔大王】 2023/05/11 (Thu) 23:14

<参考=「NO.424 続54<ロシアのウクライナ侵攻>虚々実々の情報戦<!>/すでに、始まってる。」寄稿閻魔大王 2023/05/09 (Tue) 00:28
<副題=ワグネルには、弾薬供給されるになった。>

ワグネルに弾薬供給される筈が、されたは、されたですが、要求の1割<!>

<映像1>
弾薬供給される事になり怒りの収まった<?>プリゴジン氏<61歳>。



<映像2>
弾薬は1割と、訴えるプリゴジン氏。



>ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、プリゴジン氏が、再びロシア国防省へ怒りのメッセージを発した。

>数日前、鬼の形相でロシア国防省への怒りをあらわにしていた、民間軍事会社「ワグネル」のトップ、プリゴジン氏。

>軍の支援を受けることが決まり、プリゴジン氏の怒りも収まったはずだった。しかし…。

>プリゴジン氏:
>のんきなじいさん、まったくもって能ナシ野郎だ。

>内輪もめに、再び火が付いた。

>真っ暗な夜空に、ロシアの国旗を表した白・青・赤の花火が輝いている。

>9日は、ナチスドイツへの勝利を祝うロシアの戦勝記念日だ。

>モスクワでは、プーチン大統領が国民を鼓舞する演説をした一方で、戦場にいるプリゴジン氏は怒っていた。


>「ワグネル」プリゴジン氏:
>我々は、ぬけぬけとだまされたんだ。

>プリゴジン氏は額に深いしわを作りながら、カメラに向かって訴えかける。

>「バフムト離れたら母国への反逆とみなす」
>軍から届いた戦闘命令には、こう書かれていたという。

>「ワグネル」プリゴジン氏:
>「バフムトを離れたら、母国への反逆とみなす」だと…。弾薬が無ければ、我々は離れる。本当に母国を裏切っているのは誰なのか、問いただしてやる。

>弾薬の供給を訴え続けてきたプリゴジン氏。しかし、届いた弾薬は、要求のわずか10パーセントだということだ。

>(「イット!」 5月10日放送より)

<参考=「「我々はぬけぬけとだまされた!」プリゴジン氏、ロシア軍幹部にまたキレる 弾薬が要求の10%しか届かず…内輪もめ再燃か」(FNN)>
(23/05/11)


【閻魔大王】 2023/05/12 (Fri) 07:33

副題=英、ウクライナに長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を引き渡し CNN EXCLUSIVE(CNN)

現状最大射程距離=79km
英国ストームシャドー=250km強

尚、ロシア国内えは、使用しない。との、条件。

<写真>
英国がウクライナに巡航ミサイル「ストームシャドー」を供与したことが分かった/Rabih Moghrabi/AFP/Getty Images



>英国がウクライナに巡航ミサイル「ストームシャドー」を複数供与したことが分かった。欧米諸国の複数の高官がCNNに明らかにした。ウクライナ軍は予想されるロシア軍への反転攻勢を前に、新たな長距離攻撃能力を得た格好になる。

>ストームシャドーは英仏が共同開発したステルス能力を持つ長距離巡航ミサイルで、通常は空中から発射される。射程は250キロを超え、ウクライナが要求している米国製地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」の射程約298キロをやや下回る水準となる。

>重要なのは、ストームシャドーがウクライナ東部のロシア占領地域の奥深くに届く射程を有している点だ。

>欧米当局者の一人がCNNに明らかにしたところによれば、英国はウクライナ政府から、ストームシャドーはウクライナの主権的領土の内側でしか使わず、ロシア国内への攻撃には使用しないとの確約を得たという。英当局者はクリミア半島が「違法に併合された」と述べ、ウクライナの主権的領土とみなす考えを再三表明している。

>米高官はCNNの取材に、ストームシャドーは「射程の観点から見て真のゲームチェンジャー(戦況を一変させる兵器)」であり、ウクライナが開戦当初から要求してきた能力を与えるものだと指摘した。現状、米国から供与された兵器の最大射程は約79キロ。

>ウクライナ軍は東部や南部にあるロシア占領地域の奪還に向け、反転攻勢の準備を進めている。ウクライナのゼレンスキー大統領は11日公開のインタビューで、欧米から約束された軍事支援のさらなる到着を待つ必要があるため、反攻開始までに「もう少し」時間が必要だとの認識を示した。

>英国が兵器供与に関して米国よりも踏み込んだ対応を取るのは今回が初めてではない。現代的な西側戦車をウクライナに送ると最初に表明した国は英国であり、1月に戦車「チャレンジャー2」14台の供与を発表した。これは米国が戦車「M1エイブラムス」の供与を発表する前だった。

<参考=「英、ウクライナに長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を引き渡し CNN EXCLUSIVE」(CNN)>
(23/05/11)


【閻魔大王】 2023/05/12 (Fri) 09:54

副題=ロシア軍、受刑者の活用強化 強制動員の回避狙いか(産経新聞)

肝心の引き受け先、ワグネルが弾薬不足で、撤退かも<?>

<写真>
5日公開された映像で、戦闘員らを従え声明を読み上げるロシア民間軍事会社ワグネル創設者のプリゴジン氏(AP=共同)



>英国防省は11日、ロシア国防省が今年に入りウクライナでの戦闘要員として受刑者の活用を強化し、4月だけで最大1万人が入隊契約をしたとみられるとの分析を明らかにした。国民に不人気な強制的動員の導入を回避しながら、兵力を増強する取り組みの一環との見方を示した。

>英国防省によると、昨年夏以降、受刑者はロシアの民間軍事会社「ワグネル」がウクライナでの作戦を拡大するために重要になっていた。だがワグネルとロシア国防省との確執が表面化した今年2月から、ワグネルは受刑者を取り込めなくなった可能性が高いという。(共同)

<参考=「ロシア軍、受刑者の活用強化 強制動員の回避狙いか」(産経新聞)>
(23/05/12)


【閻魔大王】 2023/05/12 (Fri) 18:39

副題=ウクライナ軍がバフムトで大反撃、ロシア軍最精鋭部隊が壊滅(朝鮮日報)

矢張り、反攻は始まってる。
と、見た方が正解。
ただし、まだまだ、小規模の、局地戦。

又、ワグネルのプリゴジン氏<61歳>が、色々言うてるですが。
これは、愛国心からであるは、誰もが承知してるです。

>ワグネルの部隊だけで500人が死亡
>正規軍と合わせれば犠牲者はさらに増える見通し
>「クリミア半島で反撃が始まる」との予測に反しウクライナは東部で奇襲攻撃
>プリゴジン氏はロシア軍を非難「ロシア軍が逃亡したからだ」

>ウクライナ軍がバフムトでの反撃でロシアに対する反転攻勢の序幕を飾った。ウクライナ東部の都市バフムトは昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻以来、最大の激戦地だった。

>ウクライナ陸軍第3強襲旅団は10日(現地時間)「バフムトでロシア軍第72自動小銃旅団を退却させた」と発表した。第72自動小銃旅団はロシア軍最精鋭部隊の一つだ。ウクライナの民兵隊「アゾフ連隊」のアンドリー・ビレツキー氏は動画メッセージで「ロシア軍2個中隊の兵力を壊滅させ、7.8平方キロの領土を回復した」と明らかにした。7.8平方キロは汝矣島の約2.7倍に相当する。

>ロシアのプーチン大統領はロシアの第2次世界大戦戦勝記念日(5月9日)にウクライナ侵攻を「戦争」と呼び、改めて勝利への固い決意を示したが、ウクライナはその直後にバフムトでの戦果を発表したのだ。ウクライナ軍は敵陣への空襲からロシア軍の逃亡に至る圧勝の様子を動画と写真で公開したことから、機先を制していることがうかがえる。

>ウクライナ軍筋によると、ウクライナ軍は旧ソ連製戦車T64や米国製装甲車M113などを先頭にロシア軍陣地に進撃した。反転攻勢の始まりだった。ウクライナ製の対戦車ミサイル「スタグナP」も反撃に加わった。

>ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップでプーチン大統領の側近とされるプリゴジン氏は「ロシア軍第72自動小銃旅団が退却したため、ワグネルの兵士500人が犠牲になった」と主張し、ウクライナ軍の攻勢で逃亡したロシア正規軍を非難した。

>現時点で確認されていないロシア正規軍の被害を合計すれば、死亡者の数はさらに増えそうだ。ウクライナ・メディアのキーウ・ポストは「ここ数カ月ではロシア軍最大の敗北」と報じた。

>ウクライナ軍はバフムト攻撃の様子を撮影した動画、さらにウクライナ軍の攻勢に押されロシア軍が逃走する様子を撮影した写真などを公開した。戦果が決して誇張されていないことを強調することで、プーチン大統領とロシア正規軍、そしてワグネルの士気を下げる狙いがあるとみられる。

>ウクライナ軍によるバフムトでの攻勢はロシアに大きな打撃を与えた可能性も考えられるが、それはバフムトが戦略的に非常に重要とされるからだ。バフムトは東部ドネツク州の都市でここ9カ月の間にウクライナ軍とロシア軍・ワグネルが激しい戦闘を続けてきた。

>ウクライナの立場からすれば、戦争の勝機をつかむにはロシア軍がすでに大部分を掌握したバフムトを死守しなければならない。またロシアにとってもバフムトはドネツク州やルハンシク州など東部ドンバス地域の占領を維持する重要な拠点となる。そのためウクライナ軍によるバフムト奪還はロシアにとっては手痛い打撃だ。

>ワグネルとの戦闘でウクライナ軍の被害が相次いだ際には西側諸国から撤退を求める声も相次いだが、そのたびにウクライナのゼレンスキー大統領は「絶対に放棄できない」として強い意志を何度も表明してきた。

>「クリミア半島周辺でウクライナが反転攻勢に乗り出す」との見方は以前から有力視されていた。ところがウクライナ軍が突然バフムトで攻撃を開始したことで、「ロシアの舌を切り取った」との評価も相次いでいる。

>ただしウクライナ軍が今回の勝利で奪還した地域はまだ一部に過ぎないため、「ウクライナ軍によるバフムトでの勝利は戦争の版図を変えるほどではない」との見方もある。ウクライナ東部軍のセルヒー・チェレバティ広報担当官は「現時点でロシア旅団全体の兵力が破壊されたわけではない」とコメントした。

>ロシアとしては今回の敗北により「プーチン政権とワグネルとの対立がさらに深まる」との見方も浮上している。プリゴジン氏はロシアの戦勝記念日に公開した動画で「一人の幸福なじいさんがロシアによるウクライナ侵攻はロシアの勝利で終わると確信した。このじいさんが完全に間抜けであることが明らかになれば…」と述べた。

>プリゴジン氏はこの「じいさん」が誰か具体的に名指しはしなかったが、外信各社は「プリゴジン氏がプーチン大統領を『じいさん』と遠回しに表現した可能性が高い」と報じた。プリゴジン氏は先日から「弾薬の供給が不十分」としてロシア政府を何度も非難したことが報じられている。

>バフムト周辺で取材活動を続けてきたフランス通信(AFP)のアルマン・ソルディン記者が9日にロケット砲攻撃で死亡した。この結果、今回の戦争で取材中に犠牲になった記者は合計15人に増えた。

>鄭智燮(チョン・ジソプ)記者
>朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

<参考=「ウクライナ軍がバフムトで大反撃、ロシア軍最精鋭部隊が壊滅」(朝鮮日報)>
(23/05/12)
<消滅・24/05/13>


【閻魔大王】 2023/05/13 (Sat) 00:02

副題=ゼレンスキー氏「近く非常に重要なニュース発表できるだろう」…要衝近郊で「26回の反撃」(読売新聞)

ウクライナ群の、現時点の反攻の位置づけなるは、あくまでもの、前哨戦<?>

<地図>



>ロシア国防省は12日、ウクライナに侵略している露軍が占領している東部ドネツク州の要衝バフムト近郊ソレダルなど95キロ・メートル以上に及ぶ最前線で、ウクライナ軍が11日、26回の反撃を実施したと発表した。米CNNは11日、米軍高官の話としてウクライナが大規模な反転攻勢の前段階となる作戦に着手したと報じた。

>露国防省は11日深夜、異例の緊急声明を発表しウクライナ軍が複数の場所で露軍陣地を突破したとの情報は「誤り」だと訴えていた。

>ウクライナの国防次官は12日、露軍が全域制圧を目指す東部ドネツク州の要衝バフムト周辺でウクライナ軍が約2キロ・メートル前進したとSNSで明らかにした。バフムトから北西と南西の方角にそれぞれ延びる2本の幹線道路付近で露軍側を後退させたとの指摘が複数ある。露軍が占領する州都ドネツク西方でも進軍したとみられている。

>米国の軍事専門家マイケル・コフマン氏は、ウクライナ軍の反撃に関し「露軍側をバフムト周辺にくぎ付けにしようとしている。反転攻勢は別な場所になる」との見方をSNSで示した。

>米CNNによるとウクライナ軍が展開しているのは、敵軍拠点の破壊や地形の変更など大規模な軍事作戦の地ならしをする形成作戦と呼ばれるものだ。ウクライナ軍が反転攻勢で奪還を目指す有力候補とされる南部ザポリージャ州の主要都市メリトポリ中心部では12日、大きな爆発が起きた。

>ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日夜のビデオ演説で軍事に関連し「近く非常に重要なニュースを発表できるだろう」と思わせぶりに語った。

<参考=「ゼレンスキー氏「近く非常に重要なニュース発表できるだろう」…要衝近郊で「26回の反撃」」(読売新聞)>
(23/05/12)


【閻魔大王】 2023/05/13 (Sat) 07:56

副題=ウクライナ軍、反攻に向けた「形成」作戦を開始 米軍高官(CNN)

>ウクライナ軍が予想されるロシア軍への反転攻勢を前に、準備段階に当たる「形成」作戦を開始したことが分かった。米軍や欧米当局の高官がCNNに明らかにした。

>形成作戦の内容には、部隊の進軍に備えて戦場の状況を準備するため、武器集積所や指揮所、装甲車、火砲を攻撃することが含まれる。大規模な連合作戦の前に行われる標準的な戦術となっている。

>ウクライナが昨年夏に南部と北東部で反攻を仕掛けた際にも、事前に航空攻撃で戦場を形成する作戦が行われた。米軍高官によると、こうした形成作戦は、予定されるウクライナの攻勢の主要部分の前に何日も続く可能性があるという。

>ゼレンスキー大統領は11日公開のインタビューで、欧米から約束された軍事支援のさらなる到着を待つ必要があるため、反攻開始には「もう少し」時間が必要だとの認識を示していた。

>ゼレンスキー氏は欧州の複数の公共放送とのインタビューで、「(現状の装備でも)前進して成功を収めることは可能だ」「だが、多くの人命が失われるだろう。それは容認できない」と指摘した。

>そのうえで「我々は待つ必要がある。もう少し時間が必要だ」と説明。ウクライナがまだ待っている装備品として戦車を含む装甲車を挙げ、「幾つかのまとまりに分けて到着しつつある」と述べた。

<参考=「ウクライナ軍、反攻に向けた「形成」作戦を開始 米軍高官」(CNN)>
(23/05/12)


【閻魔大王】 2023/05/13 (Sat) 15:26

副題=露軍、激戦地バフムトで後退か 「陣地捨てて逃走」とワグネルトップが非難(産経新聞)

ウクライナ軍の本格的反攻以前で、ロシア軍が、この状態では、どもならず。

>ロシアによるウクライナ侵略で、最激戦地の東部ドネツク州バフムトを巡る攻防に露軍側で参戦している露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏は11日、「一部地域でウクライナ軍が反撃に成功している」とする声明を交流サイト(SNS)上で発表した。同氏は露正規軍の一部が「陣地を捨てて逃走している」と非難し、「事態は(露側にとって)最悪のシナリオで進んでいる」と指摘した。

>ウクライナ軍も10日、露軍の精鋭である第72独立自動車化狙撃旅団をバフムトから撤退させたと報告。ウクライナのシルスキー陸軍司令官も同日、「バフムト方面で露軍を2キロ後退させた」と発表していた。

>米シンクタンク「戦争研究所」は10日、公開された位置情報に基づく分析として「ウクライナ軍がバフムト周辺で局所的な反撃に成功している」とした。

>露軍はドネツク州全域の制圧を主目標に設定し、同州中心部への進出ルート上にあるバフムトでは半年以上にわたり激戦が続いてきた。一方、ウクライナ軍はバフムトで露軍を損耗させた上で本格的な反攻に着手するとしている。

>プリゴジン氏は5日、露国防省からの弾薬供給不足を理由に「10日以降にワグネルをバフムトから撤退させる」と表明。ワグネルが撤退すれば露軍はバフムト制圧が困難になるとも警告した。同氏は7日、「露国防省が弾薬供給を約束した」と撤退決定の見直しを示唆。「バフムトの95%を制圧した」とも主張した。

>プリゴジン氏は9日、約束された弾薬の10%しか届いていないと露国防省を非難しつつ「なお数日はバフムトにとどまる」と表明していたが、11日には「弾薬供給の約束が果たされていない」とし、撤退に踏み切る可能性を改めて示した。

<参考=「露軍、激戦地バフムトで後退か 「陣地捨てて逃走」とワグネルトップが非難」(産経新聞)>
(23/05/12)


【閻魔大王】 2023/05/13 (Sat) 15:57

副題=ロシア国防省、バフムート北郊での後退を認める(CNN)


>ロシア国防省は12日、ウクライナ東部の激戦地バフムートの北郊からロシア軍が後退したことを認めた。より有利な防御陣地に移動したと主張している。

>国防省は日次の情報更新で「防御の安定性を高めるため、ロシア軍『南部』グループの部隊はマロイリノフカ方面の戦線を占領した」と述べた。

>国防省は、これにより「ベルヒフカ貯水池の有利な条件」を利用できるようになるとしているが、実質的には数キロの領域を失ったと認めたことになる。

>ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は国防省の発表に反応し、「これは逃亡であって、再編とは呼べない」と指摘。後ほどさらなる詳細を公表すると約束した。

>今回の発表に先立ち、ロシア国防省は11日深夜に異例の声明を出し、ウクライナ軍がバフムート周辺の前線を突破したとの報道を否定していた。

>ウクライナの国防次官は12日、ウクライナ軍が過去1週間でバフムート周辺のロシア軍を2キロ押し返すことに成功したと述べた。

<参考=「ロシア国防省、バフムート北郊での後退を認める」(CNN)>
(23/05/13)


【閻魔大王】 2023/05/13 (Sat) 18:28

副題=ゼレンスキーが「重要な戦闘がまもなくはじまる」と宣言した「反転攻勢」でウクライナがロシアに勝利する方法(現代ビジネス)

「勝利する方法」
と、するよりは、ウクライナは、クリミアを奪還すると。

>ゼレンスキー大統領は4月30日、「重要な戦闘がまもなくはじまる」と述べ、大規模な反転攻勢が近いことを示唆した。来るべき反転攻勢は、今回の戦争の行方を決定づける重要なものになるだろう。


>はたして、ウクライナ軍は、ロシア軍に勝つことができるのだろうか? 勝つことができるとしたら、どんな方法があるのだろうか? 

>これまでの戦局を整理すると
>まず、今日までの流れを簡単に振り返ってみよう。

>プーチンは1月、ロシア軍のトップ、ゲラシモフ参謀総長を、ウクライナ特別軍事作戦の総司令官に任命した。ゲラシモフはロシアの「ハイブリッド戦略」を考案した世界的に有名な戦略家だ。

>プーチンは、ゲラシモフに「3月中にルガンスク州、ドネツク州を完全制圧しろ」と命じた。そして、ロシア軍は2月半ば、大規模な攻勢を開始。当初、かなり優勢に戦いを行っていることが報じられていた。

>NATOのストルテンベルグ事務総長は3月8日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトが、「今後数日中にロシア軍によって陥落する可能性がある」と語っていた。

>しかし、ロシア軍は結局、バフムトを越えて次に進むことができなかった。バフムトのほとんどを支配しているが、完全制圧には至っていないのだ。

>結局、ゲラシモフは、プーチンから与えられた「3月中にドネツク州、ルガンスク州を完全制圧する」というミッションを完遂できなかった。

>なぜ、猛攻をつづけていたロシア軍の勢いは止まったのか? 原因は、「武器弾薬不足」だ。

>〈 イギリス国防省は5日、ウクライナ侵攻を続けるロシアの予備役が、弾薬不足のために「シャベル」を使って「接近戦」を行っている可能性が高いとの見方を示した。

>英国防省の最新のアップデートによると、ロシアの予備役が2月下旬、「『銃器とシャベル』のみで武装して」ウクライナの陣地を攻撃するよう命じられたと述べたという 〉(BBC NEWS JAPAN 3月6日)

>それで、プーチンは3月20日、モスクワで習近平と会談した際、「武器弾薬を送ってくれ」と哀願した。ところが、日本と欧米から経済制裁されたくない習近平は、これを拒否した。

>この会談について、筆者は4月3日付の現代ビジネス記事『プーチンは「同志・習近平」に勝利の可能性を潰された…!? ウクライナの反転攻勢で「大きな戦い」第2幕がはじまろうとしている』で触れている。

>「武器弾薬が不足していること」「習近平がプーチンの要求を拒否したこと」は、バフムトで戦うロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ・プリゴジンの発言からもわかる。

>プリゴジンは5月5日、激高した様子で、「ショイグ(国防相)!  ゲラシモフ(参謀総長)! 弾薬はどこにあるんだ?!」と叫ぶ動画を投稿している。以下の動画(ANNnewsCH)の1分頃からプリゴジンの発言を見ることができる。<省略>

>プーチンが習近平に会った3月から現在に至るまで、武器弾薬不足は解消されていない。そのため、バフムト以外でロシア軍の動きは、事実上止まっている。そして、プリゴジンも、「弾薬を受け取れなければ撤退する」と、軍上層部を脅している状態なのだ。


>ウクライナがロシアに勝利する方法
>ロシア軍の動きが3月末、武器弾薬不足で鈍ってきた。一方、ウクライナには、西側からの武器が続々と届きはじめている。

>〈 ウクライナのレズニコウ国防相は27日、英国の主力戦車や欧米諸国の装甲車の第1陣を受け取ったと明らかにした。レズニコウ氏はフェイスブックへの投稿で、空挺(くうてい)部隊の司令官らとともに、機甲部隊に新たに加わった兵器の試験を行う栄誉を得たと報告した。

>レズニコウ氏によれば、英国から主力戦車「チャレンジャー」を受け取ったほか、米国からは装甲車の「ストライカー」と「クーガー」、ドイツからは歩兵戦闘車「マルダー」の供与を受けた。レズニコウ氏は各国からの支援の継続に謝意を示した。

>ドイツのショルツ首相は、主力戦車「レオパルト2」をウクライナに引き渡したことを明らかにした 〉(CNN.co.jp 3月28日)

>そして、ゼレンスキーは4月30日、「重要な戦闘がまもなくはじまる」と宣言したのだ。


>ウクライナ軍は、いつどこを攻めるのだろうか? 
>これはトップシークレットなので、もちろん正確に知ることはできない。だが、「ウクライナがロシアに勝利するためには、何をしなければならないか」は、ある程度わかる。

>ここでは、2014年から2017年まで米軍駐欧州軍司令官を務めたベン・ホッジス氏の見解を紹介する。同氏は4月19日、ドイツの国際放送ドイチェ・ヴェレ(DW)のインタビューに答え、ウクライナがとるべき戦略について語っていた。


>まず、いつ反転攻勢は始まるのか? 
>ホッジス氏は、「1~2か月後」と答えた。つまり、5月半ばから6月半ばということだろう。


>ウクライナ軍は、どこを攻めるのだろうか? 
>ホッジス氏は、「クリミアが一番重要だ」としている。なぜか? ホッジス氏は、以下のように解説した。

>〈 クリミアがロシアに占領されている間、ウクライナは安全にはならない。ロシアは、いつでもウクライナへの侵略を再開できるからだ。

>だから、停戦交渉の結果クリミアがロシアに留まれば、ロシアはとても有利でいることができる。セヴァストポリの黒海艦隊から、空爆も補給も行われている。安全保障の観点から、ウクライナはクリミアを奪還しなければならない。

>ウクライナの経済は、穀物の輸出で成り立っている。現状、ロシア黒海艦隊は、いつでもウクライナの穀物輸出を止めることができる。それで、ウクライナは、ロシアの許可がなければ穀物を輸出できない状態だ。

>だから、「クリミアなしでもウクライナは停戦を受け入れる」と考えるのは、おかしなことだ 〉


>では、どうすれば、クリミアを奪還することができるのか? 
>重要なことは、「クリミアを孤立させること」だ。その為には、まずロシア本土とクリミアをつなぐ陸路を使えなくする必要がある。

>ロシア本土とクリミアは、ルガンスク州、ドネツク州、ザポリージャ州、ヘルソン州経由でつながっている。プーチンは昨年9月、この4州の併合を宣言し、陸路を確保した。だから、ウクライナ軍はまず、この陸路を分断するための戦いをする必要がある。

>そして次に、クリミアの軍事施設を破壊して、使用不能にする。ホッジス氏はいう。

>〈 クリミアを奪還するためには、まずクリミアを孤立させなければならない。その後、高精度の長距離砲を使う。セヴァストポリの軍港、クリミアのサキ空軍基地、ジャンコエ兵站センターやその他の軍事施設を破壊して、使用不能にする 〉

>残る、クリミアとロシア本土のつながりは、「クリミア大橋」だけになる。クリミア大橋は、どうするのだろうか? 
〈 クリミア大橋は、脱出したいロシア人が逃げられるように、しばらく残されるだろう。しかし、最終的には、破壊される 〉

>ロシア人、ロシア軍に逃げ道を残しておくのは、いいアイディアだろう。逃げ道のない「背水の陣」では、激しい抵抗にあうかもしれない。しかし逃げ道があれば、競って逃げ出す可能性が高くなる。


>プーチンは本当に戦術核を使うのか?
>2000年から2008年まで、つまりプーチンの1期目2期目、ロシアは年平均7%の経済成長をつづけていた。原油価格が上昇しつづけていたからだ。

>1998年、1バレル10ドルだった原油価格は、2008年夏には140ドル台まで高騰していた。つまり、10年で価格は14倍化したのだ。

>しかし、その後「シェール革命」による供給増で、原油価格は上がらなくなる。2014年3月のクリミア併合後の制裁も、追い打ちをかけた。そして、ロシア経済は、長期低迷するようになった。

>ロシアの一人当たりGDPは2022年度、15443ドルで世界61位。10年前の2012年は、15287ドルで世界52位。10年で一人当たりGDPの額は、ほとんど変わらず、順位は9位も下がった。


>23年つづくプーチンの治世で、彼は何を成し遂げたのだろうか? 
>ほとんど何もないが、唯一ロシアで「歴史的偉業」と思われているのが「クリミア併合」だ。これは、ウクライナや国際社会にとっては「暴挙」だが、ロシアでは「天才戦略家プーチンがクリミアを無血で取り戻した」ことになっている。

>もしウクライナがクリミアを奪還したら、プーチンには誇れるものが何もなくなってしまう。だから、クリミア奪還を阻止するために、彼は「戦術核の使用」を決断するのではないか? 

>ホッジス氏は、その可能性を否定した。
〈 ロシアが核兵器を使う可能性は極めて少ないと思う。ロシアの核兵器が有効なのは、ロシアが核兵器を使っていない間だ。「ロシアは核兵器を使うかもしれない」と思い、私たちは自分自身を制限する。
 ロシアが、ベラルーシに戦術核を配備すると宣言した時、どれだけ多くの人が反応したか思い出してほしい 〉


>それでもプーチンが核を使ったらどうなるのだろうか? 
〈 ロシアがウクライナに対し戦術核を使ったとしても、ウクライナは戦いつづけるだろう。ロシア軍のトップは、「われわれが戦術核を使っても、ウクライナは戦いつづける」ことを知っていると思う。

>バイデンは、「ロシアが核兵器を使ったらロシアにとって破滅的な結果になる」といった。習近平も、「核兵器を使わないよう」呼びかけた。インドも、「核兵器を使わないよう」呼びかけた。

>プーチンの側近たちも、プーチンは核兵器を使うことができないことを知っていると思う 〉


>ホッジス氏の見立てが正しいことを、心から願う。

>ここまでの、ホッジス氏の見解をまとめると、次のようになる。

----------
・ウクライナ軍は、反転攻勢で、クリミア奪還を目指す可能性が高い。
・そのためにウクライナ軍は、ロシア本土とクリミアを結ぶ陸路を分断し、クリミア内の軍事施設を破壊、最後にクリミア大橋を破壊し、孤立させる。
・ウクライナ軍がクリミアを奪還しても、プーチンは、戦術核を使わない。
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>ホッジス氏は、「われわれが必要なものを供与すれば、ウクライナは年末までにこの戦争に勝利できる可能性がある」と語った。

>反転攻勢でウクライナ軍が勝つのか、ロシア軍が勝つのか、現時点ではもちろんわからない。しかし、いずれにしても、来るべき反転攻勢が、この戦争の帰結を決める重要な戦いになるのは間違いない。

>北野 幸伯(国際関係アナリスト)

<参考=「ゼレンスキーが「重要な戦闘がまもなくはじまる」と宣言した「反転攻勢」でウクライナがロシアに勝利する方法」(現代ビジネス)>
(23/05/12)


【閻魔大王】 2023/05/13 (Sat) 23:12

副題=ウクライナ、要衝バフムトで反撃か 高官「2キロ前進」(日本経済新聞)

ウクライナ軍が、バフムトで、「2キロ前進」は、事実かと。
但し、2キロは、ウクライナの国土、バフムト地域全体からは、微々たる距離。
ここを、突破口として、どこまで、進めるか<?>

>ウクライナが、東部ドネツク州の激戦地バフムト近郊でロシア軍への攻撃を強めていると主張している。ロシア国防省は防衛線を突破されていないとしているが、衝突は激しさを増しているもようだ。

>ウクライナのマリャル国防次官は12日朝、バフムトの状況について「今週は失った地域はない。我々の守備隊は2キロメートル前進した」と通信アプリに投稿した。同国メディアも、軍報道官のコメントとしてバフムト方面では過去1日間で40回の衝突があり、約200人のロシア兵がせん滅されたと伝えた。

>米シンクタンク、戦争研究所は12日の分析で「ウクライナ軍はバフムト北西部で局地的に反撃し、優勢になっている」と分析した。

>一方、ロシア国防省はウクライナ軍の進軍を否定している。国防省は11日夜、バフムトなどで後退しているとの見方について「事実ではない」と通信アプリに投稿。防衛に成功しているとしており、両国の主張には隔たりがある。

>ウクライナのゼレンスキー大統領は、欧米諸国から供与を受ける装甲車などがまだ不足しているとし、ロシア軍への反転攻勢には「もう少し時間が必要」との認識を示した。英BBCが11日に伝えた。ロシア軍はウクライナ東部から南部にかけての制圧地域で、塹壕(ざんごう)など1400キロメートルを超える防衛線を築いているとしている。

>ロイター通信によると、ドイツ政府は13日、ウクライナに27億ユーロ(約4000億円)規模の軍事支援を実施すると発表した。戦車や偵察用ドローンなどが含まれる。ロシアの侵攻開始後で最大規模の支援という。


>赤川省吾 日本経済新聞社 欧州総局長
<ひとこと解説>
19世紀の軍略家クラウゼヴィッツは、攻撃と防御はセットであり、戦闘は迅速かつ集中的に行われるべきと説きました。東部を狙うと見せかけて南部に進軍したり、すぐに攻撃すると見せかけて守りを固め、心理戦に持ち込んだりするのは兵法の常です。

西側から供与された武器をウクライナがいつ、どこで使うのか。「クリミア半島に向けて進軍し、ロシアと半島を結ぶ補給路を遮断するのではないか」。そんな噂があります。クリミア半島を維持できなくなったロシアは戦意が鈍り、総崩れになる、という理屈です。

果たしてどうか。7月のNATO首脳会議までに攻勢があるというのが、多くの関係者の見方です。

<参考=「ウクライナ、要衝バフムトで反撃か 高官「2キロ前進」」(日本経済新聞)>
(23/05/13)


<参考=NO.426 続56<ロシアのウクライナ侵攻>内容交錯も、戦況活発に報道されるよになった。
(23/05/13)