閻魔大王<NO.206>

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閻魔大王NO.207
434 続64<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍反攻開始<!>/どちらが優勢<?> 閻魔大王 23/06/18
閻魔大王NO.205

NO.434 続64<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍反攻開始<!>/どちらが優勢<?><起稿 閻魔大王>(23/06/18)


【閻魔大王】 2023/06/18 (Sun) 23:23

<参考=NO.433 続63<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍反攻開始<!>/ウクライナ軍優勢<?>
(23/06/14)

副題=ロシア軍が多重の防衛線、通信妨害や無人機投入…ドイツ製戦車などを狙い撃ち(読売新聞)

そりゃ、
ロシア軍も、命掛かってるです。

<地図>
ロシア軍は南部の戦線に重層的な防衛線を用意している



>ウクライナ軍によるロシアへの大規模な反転攻勢に対し、露軍は攻撃ヘリの大量投入や通信妨害といった新しい手法で抵抗している。南部では重層的な防衛線を敷き、ウクライナ軍を阻む狙いだ。米欧はウクライナに防空システムの供与などの支援を表明したが、反転攻勢は長期化する可能性も指摘されている。


>士気低下も
>戦況を分析する米政策研究機関「戦争研究所」は15日、東部ドネツク州南西部から南部ザポリージャ州西部に延びる二つの戦線の情勢に関し、「露軍はドクトリンに沿った秩序だった防衛を維持している」との見方を示した。

>露軍の防衛で注目されるのが、敵の通信を妨害する「電子戦装置」の積極運用だ。ウクライナの大規模反攻は、工兵なども参加する「諸兵科連合」作戦で、通信が遮断されると部隊間の連携が困難になる。

>露軍は通信を妨害しながら、これまで温存してきた対戦車ヘリや自国製の自爆型無人機「ランセット」を使って、ドイツ製戦車レオパルト2や米国のブラッドレー歩兵戦闘車を狙い撃ちした。4月に流出した米政府の機密文書で、ウクライナ軍は前線で使う主要防空システムの弾薬が不足していることが暴露されており、空からの攻撃は弱点を突かれた格好だ。

>露軍はウクライナが反攻を仕掛ける地域で、 塹壕ざんごう を掘り、地雷原を敷くなど防衛線を築いている。南部には精鋭部隊を配置しているとされ、目的地の奪還に100キロ・メートル程度の進軍が必要なウクライナ軍の行く手を阻む形になっている。

>米戦略国際問題研究所(CSIS)は、露軍の防衛線に関する分析で、露軍の約1000キロ・メートルに及ぶ防衛線のうち、南部ザポリージャ州が最も重層的で強固だと指摘した。中間地点にあるトクマクには環状に防衛線が張り巡らされているという。

>一方、英国防省は露軍の防御に関し、統率が乱れている部隊があると指摘する。露軍はこれまでの戦闘で消耗し、士気が下がっているとの見方もあり、ウクライナ軍が付け入る隙になる可能性がある。


>米欧長期支援
>露軍の激しい抵抗に遭うウクライナに対し、欧米諸国の国防相は15~16日、ブリュッセルで軍事支援会合と北大西洋条約機構(NATO)国防相理事会を開催し、長期的にウクライナ軍を支援することを確認した。15日の支援会合には約50か国が参加し、米国、英国、デンマーク、オランダの4か国が共同で、数百発のミサイルを含む防空システムをウクライナに供与することを表明した。

>国防相理事会では、ウクライナに供与する弾薬の増産や、反転攻勢で損傷したウクライナ軍の兵器や装備を迅速に修理する具体策が協議され、ウクライナの兵たんを支えていく方針を確認した。16日には、米国の核運用を情報共有する「核計画グループ(NPG)」が開催され、ベラルーシでロシア戦術核の運搬が始まったことへの対応を協議したとみられる。

>米国のオースティン国防長官は「戦いは短距離走でなくマラソンだ」と述べ、ウクライナの反転攻勢が長期化するとの見通しを示した。

<参考=「ロシア軍が多重の防衛線、通信妨害や無人機投入…ドイツ製戦車などを狙い撃ち」(読売新聞)>
(23/06/17)


【閻魔大王】 2023/06/19 (Mon) 09:12

副題=港湾都市近郊の武器庫破壊 ウクライナ軍、反攻の成果強調(時事通信)

武器を破壊するが、一番に、手っ取り早いです。

>ウクライナ軍当局者は18日、ウクライナ軍部隊がロシアの占領下にある南部ヘルソン州の港湾都市ヘニチェスク近郊の村で大規模な武器庫を破壊したと発表した。

>ウクライナのメディアが伝えた。事実なら、軍部隊が占領地の深い部分で反転攻勢を進めていることを示すものだ。

>この中で当局者は、部隊が大きな打撃を与えて「武器庫は炎上した」と指摘。「ウクライナ側に飛来する砲弾は減少することになる」と作戦の成果をアピールした。

>ヘニチェスクはヘルソン州の主要都市。ロシア側当局は昨年11月にウクライナ軍の攻撃で州都ヘルソンからの撤退を余儀なくされた後、アゾフ海に面するヘニチェスクを「臨時州都」と位置付けている。

<参考=「港湾都市近郊の武器庫破壊 ウクライナ軍、反攻の成果強調」(時事通信)>
(23/06/18)


【閻魔大王】 2023/06/19 (Mon) 18:58

副題=プーチン大統領が〝孤立〟 旧ソ連カザフスタンなど離脱、周辺からも支持失う  「反ロシア・反プーチン連合も」 中村逸郎氏が指摘(Zakzak)


>ロシアのウクライナ侵略をきっかけに、旧ソ連諸国の「プーチン離れ」が加速している。ウクライナやモルドバが欧州連合(EU)加盟を目指すほか、他の旧構成国の間でもロシア指導部への支持率が軒並み急落するなど、求心力に陰りが目立つ。時代錯誤の「ソ連復活」をもくろむプーチン大統領だが、待ち受けるのは「反ロシア・反プーチン連合」か。

>14日から開かれた「ロシア版ダボス会議」と称されるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で注目を集めたのが、旧ソ連カザフスタンのトカエフ大統領が欠席したことだった。トカエフ氏はこれまでもロシアのウクライナ侵略に苦言を呈したり、ウクライナの親露派地域を「国家承認」しないなど、ロシアと一線を画す態度を示していた。

>一方、旧ソ連のモルドバで今月1日に開かれたEU加盟国と近隣諸国の新たな連合体「欧州政治共同体(EPC)」の首脳会合にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席し、連帯を確認した。モルドバはロシアと決別し、欧州に接近する姿勢を鮮明にしており、EUは昨年6月、ウクライナとともにモルドバも加盟候補国に認定した。旧ソ連ではエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国はすでにEUと北大西洋条約機構(NATO)にそれぞれ加盟している。

>米世論調査会社ギャラップは5月26日、「帝国の黄昏? 自らの裏庭で支持を失う」と題する調査を公表した。ロシアのウクライナ侵略を受け、旧ソ連諸国の大半でロシア指導部に対する支持が急落したとする内容だ。前出のモルドバに加え、アルメニア、カザフスタン、アゼルバイジャンの4カ国では不支持の割合が支持の割合を上回った。

>アルメニアは支持が2021年の45%から22年には32%に低下、不支持は38%から58%に上昇した。

>旧ソ連諸国のロシア離れが進むにもかかわらず、プーチン氏は「ソ連回帰」にまっしぐらだ。経済を立て直す「創造的企業活動の5カ年計画」や、多産の女性に勲章を授ける「母親英雄制度」、青少年に国への奉仕を教える「ピオネール運動」など、ソ連時代を模倣した制度を次々と復活させている。

>筑波大の中村逸郎名誉教授は「プーチン氏は帝国としてのソ連復活に傾いている。EUと中国の間でロシアが埋没していることを嫌い、『ロシアの栄光』の復活を望んでいるようだ。ソ連回帰を望まない旧構成国の間で『反露・反プーチン連合』が作られる可能性もある」と指摘した。

<参考=「プーチン大統領が〝孤立〟 旧ソ連カザフスタンなど離脱、周辺からも支持失う  「反ロシア・反プーチン連合も」 中村逸郎氏が指摘」(Zakzak)>
(23/06/17)


【閻魔大王】 2023/06/19 (Mon) 23:21

副題=ウクライナのダム決壊〝ロシアが爆破〟犯行の証拠 NYタイムズ報道 法律専門家チームも「爆発物が前もって仕掛けられていた可能性が高い」(Zakzak)>

あくまでもの、可能性の話。
が、諸般の状況より、矢張り、ロシア軍がやったと。

<写真>
決壊したカホフカ水力発電所のダム。やはり破壊したのはロシアなのか(ロイター)



>ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所で今月6日に起きた巨大ダム決壊は、ウラジーミル・プーチン大統領率いるロシアによる犯行の見方が強まっている。米紙ニューヨーク・タイムズは、ロシアが爆破したことを示唆する証拠が見つかったと報じた。国際的な法律専門家チームも、ロシアの犯行の可能性が高いとする調査を発表した。ロシアはいまだに関与を否定しているものの、状況は不利となってきている。

>ニューヨーク・タイムズの記事は16日、報じられた。同紙が入手したダムの構造図や、工学や爆発物、地震学の専門家への取材を基に、ダムのコンクリート基盤を通る通路で、ロシアが仕掛けた爆発物が爆発したことを示唆する証拠が見つかったと伝えた。

>同紙は「ダムは、想定されるほぼあらゆる外部からの攻撃に耐え得るよう設計されている。証拠は、ロシアが内部から爆破したことを示している」としている。

>ニューヨーク・タイムズの記事とは別に、ウクライナの検察当局を支援する国際的な法律専門家チームは16日、ロシア側の仕業の「可能性が高い」とする初期段階の調査結果を明らかにした。

>CNNによると、専門家チームは「ダムの構造自体にとって重要な意味を持つ場所に爆発物が前もって仕掛けられていた可能性が高い」とみている。調査に加わった弁護士は、独自に収集した情報や公開情報などをもとに、現時点では、ロシア軍が意図的にダムを壊した可能性が高いことがうかがえると断じている。


>ウクライナ軍との戦闘でも、ロシアは後退しつつあるようだ。

>ウクライナ南部ザポロジエ州のロシア側幹部は18日、ウクライナ軍が同州ピャチハトキを支配下に置いたと通信アプリに投稿した。これが事実であればウクライナ軍の反攻が本格化して以降、奪還した集落は8つとなる。

>これに対し、ロシア国防省は同日の発表で、ピャチハトキでウクライナ軍を撃退したと主張した。ウクライナ側はコメントしていない。幹部はウクライナ軍を撃退するため砲撃を続けているとも述べ、激戦が続いていると指摘した。

>イギリス国防省の分析によると、最近は3方面で激戦が続いており、ウクライナ軍がわずかな前進を果たしている。分析では、南部戦線でウクライナ、ロシア両軍に多くの戦死者が出ていると指摘した。ロシア軍は防御作戦でやや効果を上げたものの、東部ドネツク州バフムトでの3月の激戦以来、最悪の損失になったと推定した。

<参考=「ウクライナのダム決壊〝ロシアが爆破〟犯行の証拠 NYタイムズ報道 法律専門家チームも「爆発物が前もって仕掛けられていた可能性が高い」」(Zakzak)>
(23/06/19)


【閻魔大王】 2023/06/20 (Tue) 09:54

副題=ロシア軍、爆薬搭載の戦車を遠隔で「爆破」 新しい戦術か(CNN)

遠隔操作で、自軍の戦車を爆破。
要は、遠隔操作で、自軍戦車を神風戦車としたか<?>
こんなモノが陣地に突っ込んで来たら、大変<!>

>(CNN) ロシア国防省は、大量の爆薬を搭載した戦車を遠隔操作して、ウクライナの拠点を破壊したと発表した。ロシア軍による新たな戦術とみられる。

>国防省はSNSへの投稿で、約3.5トンのTNT火薬と、通常は100キロの爆薬を搭載する爆弾5個を戦車に搭載したと説明した。

>国防省の動画には、「ベルナウル」というコールサインの戦車の指揮官が登場し、戦車の準備と攻撃を実行する任務を与えられたと述べた。

>指揮官によれば、ウクライナ軍から約300メートル離れた場所で、操縦士が戦車をマニュアルにしてウクライナ側へと向けた。さらに、操縦士は戦車から飛び降り、後方へ移動。指揮官は残って様子を観察し、戦車がウクライナの陣地に近づいた後、無線で爆発させたという。

>非常に大きな爆発が発生し、傍受したデータによれば、ウクライナ軍は多大な損失を被ったという。

>ドローン(無人機)からの映像によれば、ウクライナの前線の近くで地雷に当たったような戦車が静止している。その後、大きな爆発があるが、理由は不明。戦車が爆発する直前にウクライナ軍の陣地から閃光(せんこう)が走ったように見えるが、これは戦車を破壊しようとした可能性がある。

>著名なロシアの軍事ブロガーは18日、戦車が爆発した様子を捉えたドローンの映像を共有した。ブロガーは、戦車は目標に到達する前に地雷に当たったとしている。

<参考=「ロシア軍、爆薬搭載の戦車を遠隔で「爆破」 新しい戦術か」(CNN)>
(23/06/20)


【閻魔大王】 2023/06/20 (Tue) 23:48

副題=集落8カ所目奪還 ウクライナ「最大の打撃はこれから」(Iza)

「集落」が、どの程度の規模か、不明ですが。
進度も、鈍化してるですが。進んでるは、確か<!>

>ウクライナのマリャル国防次官は19日、南部ザポロジエ州の集落ピャチハトキをロシア軍から奪還したと発表した。反攻作戦が行われているこの約2週間にウクライナ軍が解放した集落は8カ所目で、取り戻した領土は計113平方キロになった。ウクライナ軍の進撃速度が落ちているとも指摘されるが、マリャル氏は露軍に対する「最大の打撃はこれからだ」としている。

>マリャル氏は1週間前の12日、反攻の成果として7集落を奪還し、計90平方キロの領土を取り戻したと説明していた。その後に解放した集落はピャチハトキだけにとどまった。ウクライナ軍は南部で前進しているが、東部戦線では露軍が激しく抗戦しているという。

>英国防省は19日、南部カホフカ水力発電所のダム決壊を受け、露軍はドニエプル川の南側に配置していた部隊をザポロジエ州や東部バフムトに移動させているとの見方を示した。露軍は、下流域の大洪水でウクライナ軍の本格的な渡河作戦が困難になったと判断しているもようだ。

>ゼレンスキー大統領は19日のビデオ声明で「彼ら(ロシア)は陣地を失うのみだが、われわれは失っておらず、解放あるのみだ」と説明した。

<参考=「集落8カ所目奪還 ウクライナ「最大の打撃はこれから」」(Iza)>
(23/06/20)


【閻魔大王】 2023/06/21 (Wed) 00:08

副題=クリミア攻撃なら「ウクライナ中枢を撃つ」 ロシア国防相(朝日新聞)

前回の、
「ウクライナのマリャル国防次官」の発言記事に対する、「ロシアのショイグ国防相」の発言記事。

<地図>



>ウクライナ国防省は19日、ウクライナ軍が進める反転攻勢により、ロシアから8集落を奪還したと発表しました。ウクライナ南部で奪還した面積は計113平方キロに上る、としています。一方で、南部ヘルソン州でカホウカ・ダムが決壊した問題をめぐっては、国連が、ロシアにより占領地域へのアクセスが妨げられているため、効果的な人道支援ができていないと指摘。ロシアに協力するよう呼びかけています。


>ロシアのショイグ国防相は20日、2014年にロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島をウクライナが攻撃すれば「ただちにウクライナ国内の意思決定の中枢を撃つ」と述べた。ロシア国防省内の会議での発言を、同省がSNSに動画を投稿した。

>ショイグ氏は会議での発言の冒頭で、ウクライナ軍が国内のロシア軍占領地に対して始めた反転攻勢に言及。「われわれの情報では、ウクライナ軍指導部は(米国製高機動ロケット砲の)『HIMARS』や(英国から提供された長射程巡航ミサイルの)『ストーム・シャドー』でクリミアへの攻撃を計画している」とし、「これは米国、英国を紛争に引きずり込むことを意味する」と牽制(けんせい)した。

>ショイグ氏はまた、昨年2月以降に侵攻した他の占領地と異なり、9年間実効支配するクリミア半島は戦闘行為の対象外地域と一方的にみなす考えも示した。

<参考=「クリミア攻撃なら「ウクライナ中枢を撃つ」 ロシア国防相」(朝日新聞)>
(23/06/20)


【閻魔大王】 2023/06/21 (Wed) 14:02

副題=ダム決壊直前、ロシアが撤退命令 ウクライナ軍幹部が指摘(共同)


>ウクライナ南部ヘルソン州カホフカ水力発電所のダム決壊について、ウクライナ軍情報機関トップのブダノフ国防省情報総局長は20日、決壊の30分前にロシア側が無線を通じ「現地の部隊に荷物をまとめて撤退するよう命じていた」と指摘し、ロシアの関与を強調した。地元メディアが報じた。

>ダム決壊を巡り、ウクライナとロシアは相手が破壊したと非難し合っている。ブダノフ氏はロシア側が秘密裏にダムを決壊させる作戦を実施したとの見方を示し「周辺のロシア軍部隊の中には、知らされていない部隊も存在した」と述べた。

<参考=「ダム決壊直前、ロシアが撤退命令 ウクライナ軍幹部が指摘」(共同)>
(23/06/21)


【閻魔大王】 2023/06/21 (Wed) 16:02

副題=ロシア軍のT-72が壊滅状態の中、世界最強のウクライナ軍・レオパルト2が撃破されて分かった意外なこと(デイリー新潮)

レオパルト2は、人命尊重思想からの設計で、壊れ難く、修理が簡単。

<写真>
レオパルト2(Bundeswehr-Fotos, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)



>6月10日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(45)は記者会見で、ロシアに対する反攻作戦がすでに始まっていると初めて認めた。12日にはハンナ・マリャル国防次官(44)がロシア軍から集落7カ所を奪還したと発表。ゼレンスキー大統領も同じ日のビデオ演説で「厳しい戦いだが、前進している」と述べた。

>軍事ジャーナリストは「ウクライナ軍とロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境で激戦を繰り広げていると見られています」と言う。

>「ドネツク州とザポリージャ州は隣り合っており、共にアゾフ海に面しています。ロシアの民間軍事会社・ワグネルとウクライナ軍が激しい戦闘を繰り広げたバフムートや、アゾフ大隊がアゾフスタリ製鉄所に籠城したマリウポリはドネツク州に位置しています。もしドネツク州とザポリージャ州でウクライナ軍がロシア軍を駆逐できたなら、奪還を明言しているクリミア半島にアゾフ海沿いのルートで進軍することになるでしょう」

>6月6日、ヘルソン州カホフカ水力発電所のダムが決壊。ドニプロ川で洪水が発生し、甚大な被害が出ている。決壊の原因としてロシアの爆破が疑われているが、ロシア軍が“洪水のメリット”を享受しているのは間違いないようだ。

>「ヘルソン州の州都はヘルソンで、ドニプロ川に面しています。昨年11月にウクライナ軍はヘルソンを奪還し、ここを拠点に渡河作戦を計画していました。今、ウクライナ軍が猛攻を仕掛けているドネツク州とザポリージャ州はクリミア半島から見ると東側、ヘルソンは西側に位置しています。ウクライナ軍は半島のロシア軍を東西から挟撃する作戦だったのでしょう。ところが洪水の被害で渡河作戦が実施できないようなのです」(同・軍事ジャーナリスト)

>マリャル国防次官は11日、ロシア軍はヘルソン州から主力部隊を転戦させていると発表した。洪水のため渡河作戦を阻止する必要性がなくなったことから、激戦地であるドネツク州とザポリージャ州に兵力を振り向けたと見られている。


>ロシア版「大本営発表」
>ノルウェーの地震研究所はダムが決壊した6日午前2時54分に地震の揺れを観測したと発表した。マグニチュードは1から2だったという(註1)。

>この揺れの原因について研究所は「爆発が起きたことを示している」と分析した。また一つ、ロシアによる爆破を疑わせる“状況証拠”が出たということになる。

>興味深いことに、ロシア国防省は同じ6日、ドネツク州でウクライナ軍を撃退したと発表した。戦果は何と、

>《ウクライナ軍の主力戦車「レオパルト」8両を含む戦車28両と装甲車109両を破壊し、ウクライナ兵の死者は1500人》

>だったという(註2)。にわかには信じがたい数字であることは言うまでもない。

>ダムが決壊したのも、国防省が“大戦果”を発表したのも同じ6日。これが偶然だと考える人は少ないだろう。ウクライナ軍の反攻に右往左往していると考えるのが自然だ。

>「もちろんウクライナ軍が無傷ということはないでしょうが、いくら何でもロシア国防省の発表は大げさです。オランダの軍事情報サイトORYXは12日の時点で4両のレオパルト2が破壊、あるいは放棄されたことが確認されたと発表しました。さらにORYXの担当者はCNNの取材に応じ、16両のM2ブラッドレー歩兵戦闘車歩兵戦闘車も破壊されたと明かしました(註3)」(同・軍事ジャーナリスト)


>マラトクマチカの地雷原
>ORYXはネット上に投稿された戦場の写真をチェックし、ロシア軍やウクライナ軍の被害を1つ1つ丁寧に確認している。そのため分析の評価は高い。

>「ウクライナ軍が投入したレオパルト2は、A4とA6の2タイプです。A4は1980年代後半から90年代初頭まで生産され、A6は2001年に完成が発表されました。旧式型にあたるA4の防御力を考えると、ロシア軍に撃破されても頷けます。しかし性能に優れたA6でも地雷で被害を受け、擱座している写真もネット上では公開されました。原因としては訓練不足、攻め急ぎ、歩兵など他兵種との連携不足、といった可能性が考えられます」(同・軍事ジャーナリスト)

>Forbes JAPANは6月14日、「反攻での損失続くウクライナ、戦車などの大幅な追加供与訴え」の記事を配信し、最前線のレオパルト2がロシア軍によって撃破された様子を伝えた。

>《マラトクマチカ南郊にあるロシアの地雷原突破を試みた8日の攻勢は、特に大きな損失を生んだ。第33機械化旅団と第47強襲旅団はこの際、13両中4両のレオパルト2A6、109両中16両のM2ブラッドレー歩兵戦闘車、6両中3両のレオパルト2R工兵車を瞬く間に失ったとされる》


>鹵獲を目論むロシア軍
>「マラクトマチカはザポリージャ州にある村落です。ここでロシア軍が埋設した地雷原に先頭のレオパルト2が触雷。右往左往しているうちに、後方のレオパルト2も地雷にやられてしまい、戦車部隊が立ち往生したところを個別撃破されたことが写真から分かります。対戦車戦としては、歩兵の教科書に載っているような基本的な戦術をロシア軍が実施し、ウクライナ軍に対して戦果をあげたわけです」(同。軍事ジャーナリスト)

>ウクライナ側は、更に戦車が必要だと訴えているようだ。Forbes JAPANの記事には、以下のような記述がある。

>《アンドリー・メルニク外務次官はドイツのテレビ局NTVに対し、独政府がウクライナへの供与を表明しているレオパルト2の数を現在の18両から3倍の54両に増やすべきだとし、「ウクライナ軍は、さらに多くの欧米製の戦車、歩兵戦闘車などの装甲車を緊急に必要としている」と語った》

>とはいえレオパルト2のうち、2001年に完成が発表されたA6となると、やはりNATOにとって鹵獲は避けたい事態だという。

>「ロシアはA6をぜひとも鹵獲し、まずは中身を調べたいでしょう。さらに戦果を誇示するプロパガンダに使いたいと考えているに違いありません。そのためウクライナ軍は『損害を受けたレオパルト2はできるだけ回収するか、それができなければ破壊する』ことを徹底する必要があるのです。そうしないと、今後の供与には及び腰になるNATO加盟国が現れても不思議ではありません」(同・軍事ジャーナリスト)


>ロシア軍戦車の欠陥
>何しろ戦車は貴重品だ。レオパルト2のA6だと1両で約7億円と言われている。戦車が敵軍の攻撃で被害を受けた場合、装甲回収車や戦車回収車と呼ばれる専用車両で最前線から後方に移動させるのが基本なのだという。

>「第二次世界大戦の頃から、ドイツ軍もアメリカ軍も最前線で破壊された戦車はできる限り回収し、後方で修理して再び最前線に送り出しました。鹵獲されて敵軍の武器になるのが最悪のケースですから、どうしようもない場合は戦車の電気系統などを破壊し、走行不能にします。同じことを今、ウクライナ軍が求められているというわけです」(同・軍事ジャーナリスト)

>ロシア軍の主力戦車であるT-72やT-90に比べ、レオパルト2は“人命最優先”の設計思想で開発された。回収にあたって、そこがポイントになるという。

>「ウクライナ軍が撃破したロシア軍戦車の写真を見ると、砲塔部分が激しく吹き飛ばされているものが目立ちます。これは“びっくり箱”と呼ばれる設計上の欠陥です。車体中央部に多数の弾薬を搭載しているため被弾すると誘爆し、砲塔が“びっくり箱”のように外へ向かって飛びだしてしまうのです」(同・軍事ジャーナリスト)


>修理が容易なレオパルト2
>“びっくり箱”の爆発が起きれば、戦車は完全に破壊される。貴重な戦車と戦車兵の命が失われるわけだ。ロシア軍の“非人道的”な設計思想が浮き彫りになっているわけだが、木っ端微塵になるのだから、鹵獲の可能性だけは減る。

>「レオパルト2がロシア軍に破壊された動画も公開されていますが、誘爆は起こさず安全に停車し、戦車兵が脱出する一部始終が記録されていました。とにかく人的損害を最小限にするというNATO側の設計思想が表れています。レオパルト2はダメージ・コントロールに優れているので、木っ端微塵に壊れるようなことはありません。しかし、その分、ロシア軍に鹵獲されるリスクは高いことになります」(同・軍事ジャーナリスト)

>壊れにくいメリットも、もちろん存在する。回収に成功すれば、修理して再び最前線に送ることが容易だ。

>「“びっくり箱”で完全に破壊されたT-72やT-90は修理のしようもありませんが、被害を最小限に抑えるレオパルト2なら、修理できる確率は飛躍的に高まります。そもそもロシア軍の侵攻時、ウクライナ軍はT-72やT-90を鹵獲して活用しました。乱暴な言い方ですが、敵軍の戦車を鹵獲にするにも、自軍の戦車を回収するにも、戦車を安全な後方に下げるという作業内容は同じです。NATO軍の信頼を得るため、ウクライナ軍は絶対にレオパルト2をロシア軍に渡すわけにはいきませんし、それは決して不可能な作業ではないのです」(同・軍事ジャーナリスト)

>註1:ダム決壊は「爆発」ノルウェーの研究所が発表 決壊時間にM1~2の地震の揺れ観測(テレ朝news・6月9日)

>註2:ロシア、ドネツク州で大規模攻撃阻止と発表 ウ軍反攻開始か不明(ロイター日本語電子版・6月6日)

>註3:ウクライナ軍、米国製装甲車両16両失う 諜報分析(CNN.co.jp・6月13日)

>デイリー新潮編集部 新潮社

<参考=「ロシア軍のT-72が壊滅状態の中、世界最強のウクライナ軍・レオパルト2が撃破されて分かった意外なこと」(デイリー新潮)>
(23/06/19)


【閻魔大王】 2023/06/22 (Thu) 00:04

副題=「部隊は前進している」ゼレンスキー大統領はロシア軍撃退指摘 英国防省「南部東部で双方に多くの死傷者」(TBS)

ウクライナ軍が、快進撃。
とは、言えず状態か<?>

>反転攻勢を続けるウクライナ軍は、南部や東部でわずかに前進したと伝えられています。ロシア軍との激しい戦闘で双方に多くの死傷者が出ているとの分析も発表されています。


>ゼレンスキー大統領
>「我々の部隊は前進している。一つの位置から別の位置へと、一歩一歩前に進んでいる」

>ウクライナのゼレンスキー大統領は、18日、このように話したうえで、東部ドネツク州の一部でロシア軍を効果的に撃退したと指摘。また、ウクライナ空軍は南部へルソン州でロシア軍の弾薬庫を破壊したと発表しました。

>一方、親ロシア派当局者は南部ザポリージャ州の集落が奪還されたと明らかにしました。

>事実であれば、反転攻勢を開始して以降、ウクライナ軍は8つ目の集落を取り戻したことになりますが、親ロシア派当局者はおよそ10時間後、発表を打ち消していて、一進一退の攻防が続いていることをうかがわせています。

>こうした中、イギリス国防省は、南部と東部で激しい戦いとなり、双方に多くの死傷者が出ていて、ロシア側については、3月のバフムトでの戦闘以来、最も多くなっているとみられるとしています。

>ロシア兵の戦死者をめぐっては、イギリスBBCなどが16日、名前が確認できただけで2万5000人以上にのぼるとする調査結果を発表。高齢の兵士の死亡も確認されていて、71歳の志願兵もいたとしています。

<参考=「「部隊は前進している」ゼレンスキー大統領はロシア軍撃退指摘 英国防省「南部東部で双方に多くの死傷者」」(TBS)>
(23/06/19)


閻魔大王

2023/06/22 (Thu) 09:59:02

<副題=ダム決壊2週間、上流の貯水池がほぼ消失か…ウクライナ・ロシア両地上部隊の動向に影響も(読売新聞)>

ダムを破壊する方、その手、影響なんか、考えず。
よて、ロシア軍の犯行と。

>ウクライナ政府への寄付を呼びかけるサイト「ユナイテッド24」は20日、南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムの決壊から2週間で、ダム上流の貯水池が急速に干上がっていることが衛星画像で確認されたと発表した。琵琶湖の約6割の水量があった貯水池の消失は農地の砂漠化につながると懸念され、ロシアとウクライナの戦闘にも影響するとみられる。

>20日の衛星画像では、東京都に匹敵する広さの貯水池がほぼ消失し、ドニプロ川が蛇行しながら流れる様子が確認できる。ソ連時代の1950年代に建設された貯水池は、下流地域の農業用水の水源だった。ウクライナの農業政策・食料相は「(農業用水の)システム復旧に3~7年が必要になる」と述べている。生態系も大きく変わるとみられている。

>一方、自然の要害だった貯水池の消失は、ロシアとウクライナ両軍の地上部隊の動向に影響しそうだ。8月には地面が乾燥し、地上部隊の移動が容易になるとの見方がある。ウクライナ軍は露軍が占領するドニプロ川東岸に移動しやすくなる一方、露軍はウクライナ軍が管理する西岸のドニプロペトロウシク州への進出が選択肢に入ってくる。露軍が占拠するザポリージャ原子力発電所周辺も陸地に変わりつつある。

<参考=「ダム決壊2週間、上流の貯水池がほぼ消失か…ウクライナ・ロシア両地上部隊の動向に影響も」(読売新聞)>
(23/06/21)


【閻魔大王】 2023/06/23 (Fri) 09:10

副題=ゼレンスキー氏「ハリウッド映画とは違う」…大規模な反転攻勢「望んでいたよりも遅い」(読売新聞)


>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は英BBCが21日に放映したインタビューで、ロシア軍に対する大規模な反転攻勢について「我々が望んでいたよりも遅い」と述べ、地雷原などで防御を固める露軍相手に苦戦していることを認めた。「ハリウッド映画とは違う」とも語り、性急に戦果を求めないよう国際社会に呼びかけた。

>オレクシー・ダニロフ国家安全保障国防会議書記は20日、反攻は「今後2~3か月が決定的に重要になる」との認識を地元テレビで明らかにした。自国の犠牲を最小限にするため、露軍の「砲撃能力の消耗」を重視していると説明した。ウクライナの国防次官は20日、SNSで「主要な打撃はこれからだ」と強調した。

>米CNNは20日、ウクライナ軍が反攻用に準備した戦力の「4分の1程度しか投入していない」との見方を伝えた。ウクライナ軍は、正規軍12旅団と内務省主導の志願兵部隊8旅団を新たに編成していた。

>ウクライナ軍は、露軍の航空戦力や火力の破壊を続けている。19日夜にはドネツク州で露軍の攻撃ヘリコプター「Ka52」を撃墜したと発表した。

>セルゲイ・ショイグ露国防相は20日の国防省幹部との会合で、ウクライナ軍が南部クリミアや露本土を長射程兵器で攻撃すれば「ウクライナの中枢を報復攻撃する」と警告した。

>プーチン露大統領は21日、士官学校の卒業生を前に「核の3本柱の強化がロシアの安全保障と世界を安定させる最重要課題だ」と演説し、「核の威嚇」を強める姿勢をにじませた。核の3本柱は大陸間弾道ミサイル(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機を指す。プーチン氏は、多弾頭型大型ICBM「サルマート」(別名サタン2)を近い将来配備すると改めて表明した。

<参考=「ゼレンスキー氏「ハリウッド映画とは違う」…大規模な反転攻勢「望んでいたよりも遅い」」(読売新聞)>
(23/06/22)


【閻魔大王】 2023/06/23 (Fri) 16:24

副題=クリミアとヘルソン州結ぶ橋「ウクライナ軍がミサイル攻撃」 親ロ派(朝日新聞)

ねらいは、ロシア軍平坦の分断。

<写真>
ウクライナ南部ヘルソン州の親ロ派トップ、サリド氏が2023年6月22日、ウクライナ軍の攻撃で損傷した同州とクリミア半島を結ぶ橋として投稿した画像=テレグラムから



>ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ南部ヘルソン州の親ロ派トップ、サリド氏は22日、同州とクリミア半島北部を結ぶ橋がウクライナ軍のミサイル攻撃を受けたとSNSに投稿した。ロシアがクリミアに創設した「クリミア共和国」首長のアクショノフ氏もSNSで、「夜間に攻撃を受けた」と認めた。

>サリド氏は、ウクライナが英国から供与された長射程巡航ミサイル「ストーム・シャドー」を使用したとみられると主張。ヘルソン州とクリミアを結ぶ「チョンハル橋」の舗装が損傷したが、負傷者はいなかったという。タス通信がサリド氏の報道陣への発言を伝えたところによると、橋の修復には数日間かかるという。

>「クリミア共和国」のクリュチコフ首長補佐官は、クリミアとヘルソン州を結ぶルートは他にもあり、「物流に重大な支障を来すことはない」とSNSに投稿した。

<参考=「クリミアとヘルソン州結ぶ橋「ウクライナ軍がミサイル攻撃」 親ロ派」(朝日新聞)>
(23/06/22)


【閻魔大王】 2023/06/24 (Sat) 00:08

副題=ウクライナ軍、南部前線を切り崩し 国防次官(CNN)

>ウクライナのマリャル国防次官は21日、ウクライナ軍はロシアが支配しているウクライナ南東部のメリトポリとベルディアンスクの方面で「攻撃作戦」を展開していると明らかにした。

>マリャル氏はウクライナ軍が前日に「狙って獲得した前線で塹壕(ざんごう)を掘り、前線を切り崩すという部分的な成功を収めた」とSNS「テレグラム」に書き込んだ。

>メリトポリとベルディアンスクはロシアが占領する地域の奥深くに位置する。

>東部では、「特に激しい戦闘が行われている」リマン方面とバフムートで、ウクライナ軍がマリャル氏がいうところの「大規模な」ロシア軍の攻撃を食い止めている。

>マリャル氏によると、ロシア軍はドネツク州とルハンスク州の州境を目指しており、同軍の攻撃は東部に集中しているという。

<参考=「ウクライナ軍、南部前線を切り崩し 国防次官」(CNN)>
(23/06/22)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@PC-DA370CAB(無理矢理Win11)】 2023/06/24 (Sat) 12:34

副題=速報:ロシアでクーデター(?)

 こんにちは。


 まだ良く分りませんが、ワグネルが蜂起したとか。


> ウクライナへの軍事侵攻をめぐり、ロシア国防省と、ロシア軍に協力していた雇い兵組織ワグネルとの確執が高まる中、ロシア当局は23日夜、ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏を武装蜂起呼びかけの疑いで捜査していると明らかにした。これに先駆けプリゴジン氏は、ロシア軍がワグネル部隊をミサイル攻撃したと非難。指導部にいる「悪」を阻止しなくてはならないとして、「正義のために行進する」と表明していた。

> 民間軍事組織ワグネルは、正規のロシア軍と共にウクライナとで戦ってきたが、創設者プリゴジン氏は数カ月前からロシア軍幹部への名指しの非難を激化させていた。

> プリゴジン氏は、ロシア軍がワグネルをミサイル攻撃したため、ワグネル兵が犠牲になったと主張。ロシア政府はその内容を否定し、「違法の行動」を中止するよう求めている。


> ワグネル、ロシアに入る?

> プリゴジン氏は24日未明、ワグネルの部隊がそれまで戦っていたウクライナ東部から国境を越えてロシアに入ったと主張した。裏付けとなる証拠は示していない。同氏はさらに、ワグネルが「民間車列」を攻撃したロシア軍ヘリを撃墜したとメッセージアプリ「テレグラム」に投稿したが、詳細は明らかにしていない。

> ロシア軍は、ウクライナ国境から約100キロ東の地方都市ロストフ・ナ・ドヌに、軍用車両を配備した。またモスクワの市内の警備も強化されている。ロシアメディアによると、「要塞(ようさい)作戦」と呼ばれる即応警備態勢がロストフ・ナ・ドンとモスクワで開始された。

> ウラジーミル・プーチン大統領の報道官によると、大統領は情勢について報告を受け、必要な対応をとっているという。

> ロシアの国営テレビは、通常の番組を中断。「緊急ニュース速報」として、それまでの政府の公式見解を繰り返し、プリゴジン氏が明らかにしたロシアによるミサイル攻撃の映像は偽物、ロシア軍はワグネルを攻撃などしていないと主張した。

> 「緊急速報」はさらに、プリゴジン氏が「武装蜂起」を呼びかけ、ロシア国内で内戦を開始しようとしたとして、ロシア連邦保安庁(FSB)が刑事捜査に着手したと報道。FSBはワグネル兵に、プリゴジン氏の命令に従わず、拘束に協力するよう呼び掛けているという。

> 緊急速報は、情勢についてプーチン大統領が逐一報告を受けているとも伝えた。

> ウクライナ東部に隣接するロストフ州のヴァシリー・ゴルベフ州知事は「テレグラム」で、住民に外出を控えるよう呼びかけた。

> 「現状では全当局が秩序維持に集中しなくてはならない」として、「地域住民の安全確保のため、捜査当局は全力を尽くしている。みな落ち着いて、不要不急の外出を控えるようお願いする」と、州知事は書いている。

> ロシアのインタファクス通信によると、クレムリン(ロシア大統領府)は「必要な措置を講じている」と述べている。

> ウクライナ国防省は23日深夜のツイートで、「We are watching(注視している)」とだけ英語で書いた。


> 「軍事クーデターではない」とプリゴジン氏

> プリゴジン氏は23日夜、ロシア軍がワグネル宿営地を攻撃し、「大人数」のワグネル兵が死亡したと、音声を「テレグラム」に投稿していた。

> プリゴジン氏は証拠を提示しないまま、「我々の仲間と、(ウクライナでの戦争で)何万人ものロシア兵の命を奪った連中に、罰を与える」と主張。

> 「抵抗しないようお願いする。抵抗する者は誰だろうと脅威とみなし、破壊する。我々の前に立ちはだかるすべての検問所や航空も同様だ」

> 「大統領権限、政府、警察、ロシア国家親衛隊も、通常通りに機能する」

> 「これは軍事クーデターではなく、正義の行進だ。我々の行動は(ロシア軍の)部隊をいっさい妨げない」とも、プリゴジン氏は主張した。

> ウクライナ侵攻におけるロシア軍の副司令官、セルゲイ・スロヴィキン将軍は、プリゴジン氏に対して「車列を止めて基地に戻る」よう呼びかけた。プリゴジン氏は過去にスロヴィキン将軍を称賛していた。

> 「我々には同じ血が流れる。我々は戦士だ」とスロヴィキン将軍はビデオで述べ、「我が国が大変な思いをしているこの時に、敵の有利になるようなまねをしてはならない」と呼びかけた。

> ロシア国防省は声明で、ロシアがワグネルを攻撃したと「プリゴジンがソーシャルメディアで広めている」話はいずれも「事実ではなく、情報による挑発だ」と述べた。

> プリゴジン氏は今年5月に、ワグネル兵の遺体が多数横たわる中を歩く自らの動画をソーシャルメディアに投稿し、ロシア国防省を激しく非難。「数万人」がバフムートで死傷したとして、「ショイグ! ゲラシモフ! 弾薬はどこだ! この連中は志願兵として来てお前たちのために死んでいった。お前らが豪華なマホガニーのオフィスでぶくぶく太っていけるように」など、激しい表現を交えながらセルゲイ・ショイグ国防相とヴァレリー・ゲラシモフ総司令官を罵倒した。

> 23日には、ウクライナでの戦争は「ショイグが元帥になれるよう」開始されたのだと非難。「国防省は国民をだまし、大統領をだまし、いかれたウクライナが我々を攻撃しようとして、NATO(北大西洋条約機構)と一緒になって我々を攻撃しようとしているだとか、そんなでたらめをまきちらしていた」のだと攻撃していた。

> (英語記事 Russia accuses Wagner chief of urging 'armed mutiny'/ Moscow tightens security as Wagner chief accused of mutiny)


<参考=「ロシア政府、雇い兵組織「ワグネル」が武装蜂起呼びかけと」(BBCニュース、6月24日)>


 掲示板禁止ワードに引っ掛かり、速報のはずが、遅くなりました。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@PC-DA370CAB(無理矢理Win11)】 2023/06/24 (Sat) 12:57

* 上の投稿のポスト時刻、「12:34:56」ですね。


<参考=NO.435 続65<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍反攻<!>/ワグネルの動きで、混沌化
(23/06/24)