閻魔大王<NO.210>

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閻魔大王NO.211
439 続68<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍反攻/膠着状態/ロシア軍地雷の影響<?> 閻魔大王 23/07/19
閻魔大王NO.209

NO.439 続68<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍反攻/膠着状態/ロシア軍地雷の影響<?><起稿 閻魔大王>(23/07/19)


【閻魔大王】 2023/07/19 (Wed) 21:29

<参考=NO.437 続67<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍反攻/「ブリゴジンの乱」の影響は<?>
(23/07/01)

副題=ウクライナ軍、「かなりの」戦力温存 米軍制服組トップ(AFP)

>米軍制服組トップのマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長は18日、ロシア軍に対する反転攻勢の遅れを指摘されているウクライナ軍について、「かなりの」戦力を温存しているとの見方を示した。

>ミリー氏はウクライナを支援する各国によるオンライン会議後の会見で、反攻が停滞しているのではないかという質問に対し、ロシア軍の拠点は、地雷原や対戦車障害物、有刺鉄線、塹壕(ざんごう)などで防備を固められているが、ウクライナ軍は「かなりの戦力をまだ投入していない」と指摘。

>「今は戦力を温存しており、時間をかけて慎重かつ着実に地雷原を突破している。厳しい戦いだ」と述べた。

>さらに、反攻を失敗と見なすのは「時期尚早」だと付け加えた。

>会見に同席したロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官は、ウクライナ軍に対するてこ入れはまだ終わっていないと強調。現在、ウクライナ軍の3個旅団がドイツで訓練を受け、装備を整えており、「他の地域でも訓練が行われている」と説明した。(c)AFP

<参考=「ウクライナ軍、「かなりの」戦力温存 米軍制服組トップ」(AFP)>
(23/07/19)


【閻魔大王】 2023/07/24 (Mon) 11:28

副題=ウクライナ、ロシアによる占領地域の半分を既に奪回=米国務長官(Yahoo!ニュース・ロイター)

ウクライナ軍は、既に、占領地域の半分を奪取<?>
俄には、信じられませんですが。
又、その、基準もあると、思うですが。


>ブリンケン米国務長官は23日、CNNテレビのインタビューで、ウクライナが「当初(ロシアに)占領された地域の約50%を既に取り戻した」と語った。

>ただブリンケン氏は「まだ反転攻勢は序盤の段階にある」と指摘。残る地域の奪回に向けては、ウクライナは「非常に激しい戦い」に直面しており、すぐに成果が得られることはないだろうとの見通しを示した。

>ウクライナはこれまでに南部の幾つかの村と、東部ドネツク州バフムトの周辺地域を取り戻しているが、ロシアの強力な防衛線の大規模な突破は果たしていない。ゼレンスキー大統領は先月、反転攻勢の進展スピードが期待よりも遅いと述べた。

>ブリンケン氏は、ウクライナが米国製のF16戦闘機を入手することになるかとの質問に、そうなると信じていると回答。「大事なのは彼らへ実際に届けられた際に、適切な訓練や保守管理を行い、うまく使いこなせるようになることだ」と強調した。

>欧州などの11カ国は8月にデンマークで、ウクライナのパイロットに対するF16の操縦訓練を開始する予定で、ルーマニアにも訓練センターが設けられる。

<参考=「ウクライナ、ロシアによる占領地域の半分を既に奪回=米国務長官」(Yahoo!ニュース・ロイター)>
(23/07/24)
<消滅・23/08/30>


【閻魔大王】 2023/07/26 (Wed) 22:59

副題=「工兵」の重要な任務とは…ウクライナ反攻、地雷をめぐり両軍の工兵が果たす役割を分析(FNN)


>ウクライナの反転攻勢が始まって約50日が経過。当初はかなりの勢いで押し返すと見られたウクライナは、ロシア軍の敷いた地雷などに苦戦し膠着状態に。

>BSフジLIVE「プライムニュース」では元陸幕長の岩田清文氏と防衛研究所の高橋杉雄氏を迎え、地雷原の破壊など最前線で戦況に応じた技術的な任務に従事する部隊「工兵」について伺った。


>工兵を含む「諸兵科連合作戦」の重要性
>新美有加キャスター:
イギリスの国際戦略研究所(IISS)の軍事アナリスト・ガディ氏がウクライナ軍の前線を視察した分析内容。主なポイントは、まず「前線の大部分は砲兵の支援を受けた歩兵の戦い」。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
土地の取り合いにおいて、最後は歩兵を進ませなければならない。地雷原や敵の砲兵の排除が必要で、砲兵の支援がなければダメだという今の戦場の常識。

>新美有加キャスター:
また「ウクライナ軍はまだ大規模な諸兵科連合作戦を習得していない」。これは異なる強みと弱みがある複数の兵科を組み合わせ、各兵科の能力を最大限に発揮できる部隊を編成する作戦。

>高橋杉雄 防衛研究所防衛政策研究室長:
戦車がいきなり対戦車ミサイルの攻撃を受けた実例がある。本来は周辺に展開する歩兵が守らなければならないが、それがなかった。ずっと訓練していた諸兵科連合作戦が実践できていないという指摘。結果、ロシアの的になってしまう。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
10年ほど前からNATO軍がウクライナに戦法を教えている。だが実務経験上、諸兵科連合作戦を数カ月で習得するのは難しい。ウクライナ軍は損耗を少なくして少しずつ、という姿勢で頑張っているのだろう。

>新美有加キャスター:
ガディ氏はロシア軍を追い込むために必要なことにも触れている。「組織的なアプローチが存在し、ロシア軍の士気が著しく低下し、ロシアの防衛が突然あるいは徐々に崩壊した場合のみ変化する可能性」。

>高橋杉雄 防衛研究所防衛政策研究室長:
現状で大規模な突破は多分できない。ハルキウ奪回時のように、補給の要衝を一気に取ってロシア側の士気が崩壊しなければ大きな戦況の展開はないという分析。

>反町理キャスター:
「組織的なアプローチ」とは工兵の存在か。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
工兵含め、諸兵科連合の攻撃力で突破する戦法があると言っていると思う。今回のウクライナの作戦目的はクリミアの孤立化。物が届かなければ、また政軍関係に問題がある中で第一線の兵士が疑心暗鬼になれば、士気は著しく低下する。実はアメリカもイギリスも、裏切りを呼びかけロシアの政軍関係を崩壊させようとしている。

>新美有加キャスター:
ウクライナの反転攻勢の成果が思いのほか出ていない現状に、米軍のミリー統合参謀本部議長が発言。「解決すべき問題は地雷原と防空」「夜間に地雷除去を行えばいい、空からの攻撃を避けられる」「諸兵科連合作戦を用いて、工兵や地雷除去の装備を投入すること」。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
全くその通り。しっかりした防空体制がとれない現状、一番効率的なのは地雷原の除去で、夜しかない。諸兵科連合が連携しなければできない。記者が大規模な航空戦力の供与について質問したが、すぐにできないからアメリカも苦しいのだと思う。

>高橋杉雄 防衛研究所防衛政策研究室長:
統合参謀本部議長の役割は大統領に対する軍事的アドバイス。ホワイトハウスの方針に逆らう航空戦力が必要だとの発言は口が裂けてもできない。その前提で、防空が重要だとして空対空に言及している。つまり、ミリー議長本人は航空戦力が必要だと考えていると思う。夜間の作戦についても、ロシアの対戦車攻撃ヘリが夜間に行動しているのはすでに明らかで、聖域ではない。だが、(昼より夜に地雷除去する方が)まだマシだと言っていると私は解釈する。


>地雷除去に苦戦のウクライナ軍工兵、地雷敷設能力の高いロシア軍工兵
>新美有加キャスター:
地雷がウクライナ軍の前進を阻んでいると見られるが、地雷除去の役割を担うのが工兵。戦況に応じて道路、橋梁、地雷原などの建設や破壊をするために必要な技術と資材を持つ部隊。陸上自衛隊では「施設課」にあたる。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
極めて頼りになる職種。工兵がいなければ攻撃も防御も成り立たない。今回、ウクライナの攻撃では歩兵より前で処理しており、損害も一番大きい。陸上自衛隊の施設課は「没我支援」という涙ぐましい精神を持っている。

>反町理キャスター:
ウクライナの戦場における実際の工兵の役割は。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
橋をかけることで、後から来る戦車が相手の準備した対戦車壕を乗り越えられる態勢を作ることが一つ。そして地雷原を処理する。また歩兵が乗り越えられない塹壕に装甲車で入っていき、中の敵を排除して塹壕を崩す。

>反町理キャスター:
ウクライナ軍はどこまで進んでいるか。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
ほとんど最初のところでは。ロシア軍の弱点を探るために偵察車両が近づくと弾を落とされてやられてしまい、苦労しているようだ。

>高橋杉雄 防衛研究所防衛政策研究室長:
ロシアによる自爆型ドローンの攻撃もかなり行われている。ある程度進んだ場所でも、ロシア側が予備兵力の戦車で食い止めてしまう。地雷原を開いた場合は場所が限られ、狙い撃ちされる。航空優勢がない状況では難しい。

>反町理キャスター:
>一方、防衛線を作り上げたロシア軍工兵の技術の評価は。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
1カ月半ウクライナ軍を止めており、優秀さは認めざるを得ない。また地雷敷設の能力が高く地雷原の数が圧倒的。仮に地雷原を抜けてもまた対人・対戦車地雷を散布するため、ウクライナは再度処理しなければならない。

>新美有加キャスター:
>ウクライナ軍の地雷除去車両には、レオパルト2Rなどがある。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
埋もれている地雷を下からすくい上げて処理をするもの。だが処理するときは目立つため、敵の火力が向く。戦車部隊や大砲の支援などの諸兵科連合により、周囲で地雷処理の車両を守ることが必要。工兵の車両を増やすだけではダメで、数よりも連携。

>反町理キャスター:
ウクライナ側は、地雷除去車両が入るための環境が整わない中で入ってしまっているのか。この戦い方は間違っていないか。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
間違ってはいないが、事前の偵察が不十分だった、想定以上にロシアの対戦車ヘリの攻撃が強かった、などがあると思う。思った以上の地雷の海だったという状況。

>新美有加キャスター:
仮に今後、うまく地雷除去ができたとして、さらにその先にある新たな障害は。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
地雷を除去して最初の地雷原を越え、陣内戦から1個大隊の陣地を抜けたとしても、まだ後ろに陣地があって同じ地雷がある。ロシアの予備隊の戦車大隊が突っ込んで、また陣内の戦いになる。ただ、それらを抜けてしまえば「隣の大隊が抜かれた」との情報が回り、ロシア軍が瓦解する可能性もある。


>世界と遜色ない自衛隊の工兵車両 ウクライナへの供与は
>新美有加キャスター:
陸上自衛隊が保有する主な工兵車両は、対戦車壕や崖などの障害を迅速に処理できる施設作業車、地雷原を迅速に処理し車両用の通路を開設する92式地雷原処理車。そして、小川などに戦闘車両を通過させるための橋をかける91式戦車橋、河川に浮橋や門橋をかける92式浮橋。質・量の面で確保できているか。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
かなり揃っている。十分だとは思わないが、防衛3文書に基づく目標に向けて足りない部分は入ってくると思う。

>反町理キャスター:
あえて伺うと、日本の国土が戦場になることを前提とした備え、攻め込まれた際に守るための装備と見えるが。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
陸上自衛隊は戦争では日本の外に行かない。国土防衛のためにいる。おっしゃる通り。

>高橋杉雄 防衛研究所防衛政策研究室長:
これは今、ウクライナがやっているように奪回作戦を行うためのもの。91式や92式とは採用された年を指し、つまり80年代後半に開発されてきた車両。当時はソ連の北海道侵攻がかなり現実性のあるシナリオだった。侵攻された後に食いとめて反撃をする用意だが、議論になっているいわゆる反撃能力とは性格が違うもの。武器としての殺傷能力もない。

>反町理キャスター:
殺傷能力がないならば、ウクライナ支援でこの装備を移転することには問題ないように思えるが。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
ウクライナが欲するなら渡してもいい装備だと思う。日本の防衛産業が余力において作れるならば渡すべき。

>高橋杉雄 防衛研究所防衛政策研究室長:
政治が決めることだが仮に出したとして、操作法について一定の訓練をすれば他の地雷原処理車と同様に戦術的に使えると思う。性能も、個人的な見解では諸外国の陸軍のものに遜色ない。

>反町理キャスター:
ウクライナに送るなら、日本の施設課の自衛官が指導することになる。日本の国際的な安全保障上のスタンスが様々に変わってきている中、この部分についても我々は今判断を求められているのでは。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
それはある。しっかりと議論した上でやるべき。

>高橋杉雄 防衛研究所防衛政策研究室長:
これまでと違う国際支援をやると政治が決めたときに、装備の提供のレベルが上がる。所詮装備は道具で、その前に政治的意思がある。

>岩田清文 元陸上幕僚長 元陸将:
日本が国際社会で憲法前文にある「名誉ある地位」をどのように占めたいのか。単純に殺傷兵器・非殺傷兵器という分け方で考えていいのか。日本としての生き方を決めるべき時期。

>(BSフジLIVE「プライムニュース」7月24日放送)

<参考=「「工兵」の重要な任務とは…ウクライナ反攻、地雷をめぐり両軍の工兵が果たす役割を分析」(FNN)>
(23/07/26)


【閻魔大王】 2023/07/27 (Thu) 07:41

副題=ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進(CNN)

>ウクライナの当局者らは25日、ウクライナ東部バフムートで、南側にいるロシア軍が大きな損失を被り、ウクライナ軍の激しい砲撃を受けて後退したようだと明らかにした。

>ロシア人の軍事ブロガーも同様の見解を伝えている。

>ウクライナ軍はここ数週間、バフムート周辺でロシア軍の抵抗の突破を試みている。ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は同日、アンドリーウカ村近くでのウクライナ軍の前進について、バフムートを包囲してロシア軍を追い出すという計画の一環だと説明した。

>ロシア軍は春にバフムートを制圧した。ウクライナ軍は、廃虚と化したバフムートへのロシア軍の補給ルートを維持する上で重要な村々を狙っている。これらの地域を制圧すれば、ウクライナ軍は高台からバフムートやその周辺にいるロシア軍を攻撃できる。

>ロシアとウクライナの情報筋は共にクリシチウカ村周辺での激しい戦闘を報告している。ロシア国防省は24日、同村付近でのウクライナ軍の攻撃は撃退されたと発表した。だがウクライナ軍が近隣のアンドリーウカ村に向けて前進しているため、クリシチウカのロシア軍陣地はより攻撃されやすくなっている。

>ウクライナのマリャル国防次官は25日、バフムート方面でのロシア軍の損失はウクライナ軍の損失を上回っており、その割合は8対1または9対1だと主張。さらに「どれだけ前進したかではなく、ウクライナ軍が前進しているかどうかが問題だ」との考えを示した。

<参考=「ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進」(CNN)>
(23/07/26)


【閻魔大王】 2023/07/27 (Thu) 13:49

副題=非人道兵器クラスター弾の応酬で攻撃激化…ロシア軍が標的にする「核施設」大爆発で現実味を帯びる悪夢(Friday)


>ウクライナ、ロシア双方の攻撃が激化している。

>米国が、非人道的兵器であるクラスター弾をウクライナに供与したのだ。7月20日に米国家安全保障会議の広報調査官は、ウクライナ軍が実際にクラスター弾を使用していると表明。ロシアのプーチン大統領は、国営テレビのインタビューで〈我が国にも同様の対応をする権利がある〉と反発した。

>「クラスター弾は空中で爆発した親爆弾が、無数の子爆弾を拡散させ数百m四方を火の海にする残忍な兵器です。民間人が巻き込まれるケースが多く、あまりに無残な結果を招く……。約110ヵ国が加盟するオスロ条約では保有や使用を禁止しています。米国やロシア、ウクライナは非加盟です」(全国紙国際部記者)


>実際に被害が出始めている。

>7月22日、ドイツ公共放送『ドイチェ・ウェレ』は同局のカメラマンがウクライナ東部ドネツク州で取材中にロシア軍によるクラスター弾で負傷したと発表した。一方、ロシア国防省はウクライナのクラスター弾攻撃で従軍取材班の記者1人が死亡、3人がケガを負ったと表明。〈ウクライナにクラスター弾を供与した者は命の責任を負う〉と非難している。


>両軍がエスカレート
>ロシア情勢に詳しい、筑波大学名誉教授の中村逸郎氏が語る。

>「ウクライナは6月から反転攻勢に出ましたが、なかなかうまくいっていません。ウクライナ軍の進撃を阻んでいる要因の一つが、ロシア軍の塹壕です。塹壕の破壊にはクラスター弾の使用は有効。広範囲に子爆弾が拡散することで、ピンポイントの点ではなく広範囲の面で攻撃できますから。

>ただクラスター弾を使うことで、両軍の攻撃がエスカレートする危険性があります。どんどん前線に投入されることで被害が拡大。民間人にも多数の犠牲者が出ることが考えられるんです」

>恐ろしいシナリオもある。ウクライナ南部にある欧州最大規模のザポリージャ原発に、ロシア軍がクラスター弾を使うという筋書きだ。中村氏が続ける。

>「6月にロシア軍が近くにある大規模ダムを決壊させてから、ザポリージャ原発では原子炉の冷却に使う水が圧倒的に足りなくなっているそうです。6基ある原子炉のうち2基は、超高温の危険な状態が続いているとか。

>放射性物質を拡散させ、ウクライナの主要産業である農業を壊滅させるためロシア軍がザポリージャ原発を攻撃する可能性があります。クラスター爆弾を使えば冷却のできない原子炉はひとたまりもない。大爆発を起こし、放射性物質がバラまかれるでしょう。実質上の核攻撃です。全世界1億人に甚大な被害を及ぼすと思われる、『第二のチェルノブイリの悪夢』が現実味を帯びているんです」

>クラスター弾の応酬で、ウクライナとロシアの戦争はさらに危険な段階に入った。際限なき被害が出る攻撃の激化は避けられそうにない。

<参考=「非人道兵器クラスター弾の応酬で攻撃激化…ロシア軍が標的にする「核施設」大爆発で現実味を帯びる悪夢」(Friday)>
(23/07/27)


【閻魔大王】 2023/07/27 (Thu) 19:05

副題=ロシア、黒海沿岸の港湾を空爆 6万トンの穀物失われる(Reuters)

ウクライナの穀物が、人質に<!>

<写真>
ウクライナのソルスキー農業政策・食料相は19日、黒海沿岸にある南部オデーサ州のチョルノモルスク港が夜間にロシアの攻撃を受け、穀物輸出施設が大きな被害を受けたほか、貯蔵されていた大量の穀物が失われたと明らかにした。提供画像(2023年 ロイター)



>ウクライナのソルスキー農業政策・食料相は19日、黒海沿岸にある南部オデーサ州のチョルノモルスク港が夜間にロシアの攻撃を受け、穀物輸出施設が大きな被害を受けたほか、貯蔵されていた大量の穀物が失われたと明らかにした。

>ロシアは17日、トルコと国連が仲介した黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)を延長せず、履行を停止すると表明。ウクライナは、ロシアによる港湾施設への空爆は意図的で計画的なものだと非難している。

>ソルスキー農業相によると、夜間の空爆で失われた穀物の量は6万トン。黒海穀物輸出合意の下、60日前に出荷されるべき穀物だったという。

>被害を受けた施設の完全な修復には少なくとも1年かかるとし、穀物輸出施設に対するロシアの攻撃は 「ウクライナに対するものではなく、全世界に対するテロ行為だ。世界の食料安全保障が再び危険にさらされている」と非難した。

>ソルスキー氏によると、ウクライナ最大のヒマワリ油生産・輸出業者のカーネルの施設などが大きな被害を受けた。

<参考=「ロシア、黒海沿岸の港湾を空爆 6万トンの穀物失われる」(Reuters)>
(23/07/19)
<削除・23/12/10>


【閻魔大王】 2023/07/27 (Thu) 19:28

副題=ウクライナ産穀物、ほぼ全量をドナウ川経由で輸出する準備必要=港湾局(Reuters)


>ウクライナ港湾局は27日、ロシアが黒海の穀物輸送回廊の運営を事実上妨害しているため、ほぼ全ての穀物輸出をドナウ川沿いの港を通じて行う準備を整える必要があると述べた。

>ロシアは7月18日に期限を迎える黒海の穀物輸送回廊の合意延長について、一連の要求が満たされない限り延長には応じないと警告している。

>ウクライナ港湾局の幹部はフェイスブックで「ロシアが穀物回廊の運営を事実上妨害しているため、われわれは新穀の輸出量のほぼ全量をドナウ川沿いの港で受け入れる準備が必要だ」と述べた。

>ウクライナは穀物の主要生産国・輸出国だが、昨年2月のロシア軍の侵攻以降、生産量は大幅に減少している。

>黒海の穀物輸送回廊が機能している場合、農産物の約半分は黒海沿いの港、4分の1はドナウ川沿いの港、残り4分の1は西側の国境を経由して輸出されている。

<参考=「ウクライナ産穀物、ほぼ全量をドナウ川経由で輸出する準備必要=港湾局」(Reuters)>
(23/07/27)
<削除・23/12/10>


【閻魔大王】 2023/07/28 (Fri) 22:26

副題=ウクライナ軍、南部戦線近くの村を奪還か 反転攻勢を強化(CNN)


>ロシアとウクライナの情報筋によると、ウクライナ南部ザポリージャ州の前線に沿って激しい戦闘が続いており、ウクライナ軍はロシア軍の強固な防衛を突破しようと攻勢を強めている。27日遅くには、ウクライナ軍の部隊がスタロマイオルスケ村に入ったと主張する映像がネットに投稿された。

>スタロマイオルスケ村はザポリージャ市の東に位置し、ウクライナ軍がここ数週間、奪還を目指してきた。

>部隊が投稿した映像では、兵士の1人がウクライナ軍の兵士は「任務を果たし、村を解放した」と話している。

>この映像はウクライナのゼレンスキー大統領のSNS「テレグラム」のアカウントに再投稿された。

>東部ドネツク州の親ロシア派武装勢力のアレクサンドル・ホダコフスキー司令官は同日、スタロマイオルスケ村を失ったことを認めていた。

>ホダコフスキー氏は、ウクライナ軍が数日にわたって「整然としたやり方で」同村を占領し、「兵士をシェルターから追い出して、シェルターを壊れたレンガの山に変えた」と語った。また、同村を奪われたことは「心理的に打撃となった」と認めた。

>ウクライナ軍は南部戦線への新たな旅団の投入に加え、ロシア軍の兵站(へいたん)拠点を弱体化させる動きも強めている。ロシアが任命したザポリージャ州の当局者らは、ロシア軍の兵站拠点が置かれているトクマクがロケット攻撃を受けたことを明らかにした。

>トクマクにほど近いメリトポリのフェドロフ市長は「ザポリージャ前線からのトクマクへの攻撃が日ごとに激しくなっており、トクマクは実質的に最前線の町になっている」とCNNに語った。ロシア軍はトクマク周辺の村で「絶えず損失を被っている」という。

<参考=「ウクライナ軍、南部戦線近くの村を奪還か 反転攻勢を強化」(CNN)>
(23/07/28)


【閻魔大王】 2023/07/28 (Fri) 23:55

副題=ロシア、食料供与約束もアフリカから不満 首脳会議(産経新聞)

そらねえ、
ウクライナの穀物を攻撃、破壊して、ロシアが提供すると、言われても、簡単には、諾とは、出来ず。
が、良識。

>ロシアのプーチン大統領は28日、北西部サンクトペテルブルクで開かれた第2回「ロシア・アフリカ首脳会議」全体会合での演説で「ロシアは常に責任ある農産物の供給者となる」と表明し、食料価格高騰に直面するアフリカ諸国に食料を供給する意向を示した。また、ウクライナとの和平交渉再開を求めるアフリカ側の提案について「慎重に検討する」と述べた。

>ロシアはウクライナ産穀物を黒海経由で輸出する合意から離脱し、合意維持を求めてきたアフリカの一部からは不満も出ている。プーチン氏は食料供給を約束し、ウクライナとの交渉に向けた提案にも歩み寄り姿勢を示唆することで、アフリカ側の不満を和らげようとしたとみられる。

>プーチン氏は演説で欧米の制裁がアフリカへの食料供給を「妨害している」と主張した上で「必要とする国や地域に無償を含め穀物や食料の供給を続ける」と述べた。27日にはジンバブエやソマリアなどアフリカ6カ国に最大5万トンの露産穀物を今後4カ月以内に無償供与すると表明した。

>ウクライナとの交渉に関しては、ペスコフ露大統領報道官が28日、プーチン氏とアフリカ代表が同日、協議するとも明らかにした。露側は6月にアフリカ側が交渉を提案した際に懐疑的な姿勢を示しており、進展は見込めないとみられる。

>一方、28日の会合ではコンゴ共和国が「紛争の終結を改めて求める」と表明。エジプトからは穀物輸出合意の復活を求める声も上がり、アフリカ諸国の取り込みを図る露側の思惑通りにいくかは見通せない。

<参考=「ロシア、食料供与約束もアフリカから不満 首脳会議」(産経新聞)>
(23/07/28)


【閻魔大王】 2023/07/29 (Sat) 09:09

副題=「ワグネル」プリゴジン氏の笑顔の写真公開(TV朝日)

プリゴジンの乱で、プリゴジンは消されるの説、沢山出まして。
その割には、ロシア国内を自由に、移動してるの話があったり。

どちにしろ、以来の明確な、健在の映像。


<映像>
「ワグネル」プリゴジン氏の写真公開
ロシア・アフリカサミット出席者と



>ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、プリゴジン氏の写真がSNS上に公開されました。ロシア・サンクトペテルブルクで撮影されたとみられます。

>写真は中央アフリカにあるロシア外務省管轄のロシア文化センターの所長がSNSに公開したもので、ロシア・アフリカサミットの出席者とみられる人物とプリゴジン氏が笑顔で握手しています。

>プリゴジン氏が関連するサンクトペテルブルクにあるホテル内で撮影されたものとみられます。

>プリゴジン氏は反乱後もロシア国内を自由に行き来し、アフリカへの影響力も保っている可能性があります。

>ワグネルはアフリカ各国の軍事などに深く関わっていて、6月の反乱後も活動を継続していると指摘されています。

<参考=「「ワグネル」プリゴジン氏の笑顔の写真公開」(TV朝日)>
(23/07/28)
<消滅・23/08/30>


【閻魔大王】 2023/07/29 (Sat) 23:01

副題=南ア大統領、穀物合意再開を要請 ロシアの無償提供に「物乞いでない」(時事通信)

骨のある大統領<!>

<写真>
28日、サンクトペテルブルクで握手を交わす南アフリカのラマポーザ大統領(中央)とロシアのプーチン大統領(EPA時事)



>ロシアを訪問中の南アフリカのラマポーザ大統領は28日、プーチン大統領に対し、ウクライナ産穀物輸出合意の履行再開を求めた。ウクライナ問題を巡るアフリカ7カ国首脳らとプーチン氏の協議の場で発言した。

>プーチン氏は穀物輸出合意履行を停止後、食料価格高騰に見舞われるアフリカ最貧国に穀物の無償供給を約束していた。これについてラマポーザ氏は「私たちはアフリカ大陸への贈り物を乞うためにここに来たわけではない」と苦言。アフリカが求めているのは合意の再開だと主張した。

<参考=「南ア大統領、穀物合意再開を要請 ロシアの無償提供に「物乞いでない」」(時事通信)>
(23/07/29)


【閻魔大王】 2023/07/30 (Sun) 22:28

副題=ウクライナ軍高官「まもなくクリミアに入る」 ゼレンスキー大統領はバフムトの前線を訪問(ABEMA TIMES)

ウクライナ軍が、クリミアに入れば、この反攻、成功。

>反転攻勢を進めるウクライナ軍が「まもなくクリミアに入る」とウクライナの高官が主張しました。

>ウクライナメディアは29日、2014年にロシアに侵攻されたクリミア半島について、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は「ウクライナ軍はまもなくクリミアに入るだろう」と述べたと報じました。

>一方、ウクライナ軍の反転攻勢が遅れていると指摘する声も上がるなか、ゼレンスキー大統領はSNSで、東部ドネツク州のバフムトの前線を訪れたと明らかにしました。バフムト周辺ではロシア軍との激しい戦闘が続いていて、ゼレンスキー大統領は地図を見ながら戦況を確認したほか、特殊部隊の兵士たち一人ひとりと握手をして激励しました。(ANNニュース)

<参考=「ウクライナ軍高官「まもなくクリミアに入る」 ゼレンスキー大統領はバフムトの前線を訪問」(ABEMA TIMES)>
(23/07/30)
<消滅・23/08/18>


【閻魔大王】 2023/08/01 (Tue) 23:19

副題=ウクライナ軍報道官「ロシア軍は前線への補給が困難」…クリミア大橋やチョンハル橋攻撃が影響か(読売新聞)

平坦路破壊で、補給困難にはなるです。
当然の、ウクライナ軍はそれを目的での攻撃。

>ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は7月31日、ウクライナ軍がこの1週間で南部の13平方キロ・メートルの領土をロシア軍から解放し、大規模な反転攻勢開始以来、計205平方キロ・メートルを奪還したと発表した。これらの地域では地雷の除去が進められているという。

>マリャル氏はSNSで、ウクライナ南部や東部で1週間に170回以上の交戦があり、「我々の軍は敵軍を強力に抑えている」と述べた。激しい攻防が続く東部ドネツク州の要衝バフムト周辺でも2平方キロ・メートルを解放し、計37平方キロ・メートルを取り戻したという。

>また、ウクライナ軍の報道官はテレビ番組で、露軍は前線への補給が困難に陥っているとの見方を示した。英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」によると、ロシアが一方的に併合した南部クリミアと露本土を結ぶクリミア大橋や、露軍占領下の南部ヘルソン州とクリミアを結ぶチョンハル橋が7月中下旬に攻撃を受けたことが影響しているという。

>一方、ロシア側はウクライナ軍の反転攻勢が計画通りに進んでいないと訴えた。

>タス通信によると、ドミトリー・ペスコフ露大統領報道官は31日、「北大西洋条約機構(NATO)諸国から提供された数十億ドルの資源が非効率に浪費されているのは明らかだ」と述べた。30日の首都モスクワへの無人機攻撃など、ウクライナ側の露領内への攻撃を「失敗の中での自暴自棄な行為だ」と切り捨てた。

<参考=「ウクライナ軍報道官「ロシア軍は前線への補給が困難」…クリミア大橋やチョンハル橋攻撃が影響か」(読売新聞)>
(23/08/01)


【閻魔大王】 2023/08/03 (Thu) 19:38

副題=ウクライナの穀物輸送妨害/ロシア、またもドナウ川沿いの港を攻撃 ルーマニアの対岸(BBC)

ロシアからしたら、人道支援なんか、糞喰らえ<!>
自国は、ウクライナと、戦争してまして。一寸でも、有利にと。

この問題、世界も真剣に考えねば、食料危機に、高騰に、拍車が掛かるです。

>ジェイムズ・ウォーターハウス・ウクライナ特派員、ヤロスラフ・ルキフ、BBCニュース(キーウ、ロンドン)

>ウクライナ南部のドナウ川沿いのイズマイル港で2日、ロシアのドローン(無人機)による攻撃があり、施設が破壊された。

>同港は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のルーマニアから、ドナウ川を挟んですぐの距離にある。

>穀物貯蔵施設と、穀物を積載するための昇降機が損壊した。

>ウクライナは、アフリカ各国や中国、イスラエルに輸出される予定だった穀物4万トン近くが被害を受けたとしている。

>ロシアは7月、ウクライナが黒海経由で小麦やトウモロコシなどを安全に輸出できるようにする協定から離脱。その後、ウクライナの港への攻撃を開始した。

>ウクライナのオレクサンドル・クブラコフ・インフラ担当相はツイッター(現在は「X」)に、「きょう攻撃を受けたのは、世界の食料安全保障の基礎となる港そのものだ」と投稿した。

>現場から3キロほど離れたドナウ川のルーマニア側から撮影された映像では、2日にイズマイルの港湾地区から大きな炎が上がっているのが確認できる。

>ルーマニアのクラウス・ヨハニス大統領は、ロシアが「ルーマニアに近い」ウクライナのインフラを攻撃し続けていることは容認できないと非難した。

>オデーサ州のオレフ・キペル知事は、現場では救急隊が作業に当たっているが、犠牲者は報告されていないと述べた。

>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「残念ながら損害が出ている」と述べた。キペル知事はソーシャルメディアに、攻撃を受けた複数の施設の写真を投稿した。

>ウクライナ国防省によると、昇降機も被害を受けている。当局は、貨物ターミナル、倉庫、昇降機が被害を受けたとして、イズマイル地区検察が捜査を開始したと述べたが、オデーサ州のどこかは明かさなかった。

>ウクライナは世界有数の小麦とトウモロコシの輸出国だ。

>国連食糧農業機関(FAO)のデータによると、ソマリアは2021年、消費する小麦の90%をウクライナとロシアに頼っていた。

>ソマリアやケニア、エチオピア、南スーダンなどの5000万人以上が、数年にわたる降雨不足で食料支援を必要としている。

>国連は、ロシアとウクライナの穀物協定によって、アフガニスタンやエチオピア、ケニア、ソマリア、スーダン、イエメンなどに合わせて62万5000トンの食料が人道支援物資として輸出されたと述べている。

>フランス外務省は、ウクライナの港で穀物輸出に被害が出たことを受け、ロシアが「意図的に世界の食料安全保障を危険にさらしている」と非難した。

>ロシアは先週にも、ルーマニアに近いドナウ川沿いのレニ港にドローン攻撃を行っている。

>ルーマニアのヨハニス大統領は2日、同国に近い地域への攻撃は戦争犯罪であり、「ウクライナがその食料品を必要としている世界各地に送りだす能力」にさらに影響が出たと述べた。

>また先には、黒海沿岸のオデーサ港およびチョルノモルスク港を攻撃。当局によると6万トンもの穀物が破壊された。

>西側諸国は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が食料を「兵器化」していると非難している。しかしプーチン氏は、2日にトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と行った電話会談で、ロシアの穀物と肥料の輸出が保証されるまでは国連の協定に復帰しないと強調した。

>ロシア政府もまた、輸出が困難な状況にいらだっており、制裁の緩和を求めている。

>ロシアは7月17日に穀物協定から離脱した際、黒海のウクライナの港に向かう船舶を軍事的な標的にすると脅迫した。こうした港では多くのウクライナ船舶が出入りしており、実質的な海上封鎖だった。

>これにより、ウクライナは輸出のために主要な黒海の港が使えなくなったため、ドナウ川の港が最善の選択肢とみられている。

>しかし河川を使っても、ウクライナの穀物輸出量はさらに半減するとみられている。また、輸送コストも割高だ。

>ロシアがウクライナの港を継続的に攻撃することで伝えようとしているのは、「穀物を輸出するには私たちが必要だ」というさりげないメッセージだ。

>交渉の要になっているのはウクライナの疲弊した経済と、ウクライナの穀物が届かなければ飢餓(きが)に陥る危険のある数百万の人々だ。

>船舶は黒海を渡り、ドナウ川沿いのウクライナの港まで航行を続けている。また、穀物はウクライナだけでなく、モルドヴァを経由して、道路や鉄道でドナウ川に到達することもできる。

>穀物はドナウ川に到着すると、黒海に面するルーマニアのコンスタンツァ港へ輸送され、安全に南へと輸出される。

>ウクライナの港湾管理局では、2日もイズマイルの港は「営業」となっていた。しかしロイター通信の取材に応じた関係者は、同港の運用は中止されていると話した。

>ウクライナの穀物はまた、ポーランド経由で陸路で輸出されている。

>ウクライナは欧州連合(EU)の「連帯の経路」の助けを借り、他の輸出ルートを模索している。今週にはドミトロ・クレバ外相が、クロアチアとドナウ川およびアドリア海の港を使用する可能性について合意したと発表した。

>だが、EU加盟国経由でのウクライナの穀物輸出は、地元市場に影響を与えるため、いくつかの国で難しい内政問題となっている。ポーランドやルーマニアなど数カ国は、ウクライナ産小麦とモロコシの輸送は認めているものの、国内販売を一時的に禁止している。

>ロシアが穀物協定から離脱した直後、世界の各市場で小麦価格が高騰した。

>また、アフリカやアジアの途上国での食料安全保障にも懸念が出ている。

>ウクライナの首都キーウでは2日に10機以上のドローンによる攻撃があったと、当局が発表した。

>これらは全て防空システムで破壊されたが、落下した破片で住宅ではない建物数棟が被害を負ったという。

>ロシアはこの攻撃について声明を出していない。

>(英語記事 Russian drones hit Ukraine grain stores near Romania)
(c) BBC News

<参考=「ロシア、またもドナウ川沿いの港を攻撃 ルーマニアの対岸」(BBC)>
(23/08/03)


【閻魔大王】 2023/08/04 (Fri) 19:41

副題=ロシアの地雷は「異常な」密度、ウクライナ軍が反攻への期待感を抑制(CNN)

「平均で1平方メートルあたり3~5個の地雷が敷設」
ともなれば、地雷地帯なるは、地雷が全面的敷設されてると、言えるです。

くどいけど、ロシア軍にしたら、敵地故、どでも結構。

>ウクライナが反転攻勢に追加兵力を投入していると米当局者が明らかにしてから1週間。入手可能な動画や当局者の発言からは、南部戦線の動きは限られており、戦闘はザポリージャ州の一部に集中していることがうかがえる。

>ウクライナは引き続き、反攻の進展度に関する期待感の抑制に努めている状況だ。一方、ロシアによって任命された南部占領地域の当局者は、ロシア軍戦線の突破を図るウクライナの動きは撃退されたと主張した。

>親ロシア派がSNSテレグラムに投稿した写真や動画には、破壊されたウクライナの装甲車が捉えられているものの、攻撃を受けた時期や場所は明らかになっていない。

>ただ、ウクライナ軍の進軍はロシアの対戦車障害物や地雷原に妨げられ遅れが出ており、幾重にも敷かれたロシアの防衛網をなかなか突破できずにいる。

>ウクライナ国家安全保障防衛会議のダニロフ書記は2日、地雷の密度は「異常」だと指摘、平均で1平方メートルあたり3~5個の地雷が敷設されていると明らかにした。

>ウクライナ軍によると、中南部ザポリージャ州の戦闘区域ではロシアの陣地1カ所と弾薬庫が破壊された。

>東部バフムート周辺ではウクライナ軍は新たな前進を報告していないものの、ロシアの陣地を狙う様子を収めた動画を投稿した。

>ウクライナはスロバキアから供与されたズザナ自走砲の動画も投稿している。

>ウクライナ陸軍のシルスキー司令官はテレグラムへの投稿で、バフムート一帯で「徐々に前進が続いている」と明らかにした。

>一方、ロシアの複数の軍事ブロガーは、ウクライナの歩兵車両が攻撃される動画を投稿。ブロガーの一人は、「ロシア軍は引き続きバフムートの北西郊でウクライナ軍の攻撃を撃退し続けている。クリシチウカ付近で最も激しい戦闘が起きている」と明らかにした。クリシチウカはバフムート南郊の村で、ウクライナ軍が数週間にわたって奪取を試みている。

<参考=「ロシアの地雷は「異常な」密度、ウクライナ軍が反攻への期待感を抑制」(CNN)>
(23/08/04)


【閻魔大王】 2023/08/04 (Fri) 22:22

副題=仲間の遺体さえも「罠」に利用、ウクライナ軍の行く手を阻むロシア軍の地雷(REUTERS)


>ウクライナの反転攻勢が、想定よりも進んでいない背景に、ロシア軍が仕掛けた大量の地雷がある。こうした地雷を除去するウクライナ軍の工兵によると、ロシア軍は「何にでも地雷を仕掛けている」という。ある時は開けっ放しのドア、ある時は子供のおもちゃ、そして仲間の遺体にまで――。日々、命の危険にさらされるウクライナ軍の地雷除去部隊を取材した。

>ロシア軍撤退後の陣地で敵兵の遺体を発見したウクライナ軍の工兵、ヴォロディミルさんたちは何かがおかしいと感じた。異変を感じた理由は明らかだった。散乱したように見える遺体は、実は地雷の上に横たわっていたのだ。


>ウクライナ軍工兵 ヴォロディミルさん
>「遺体は3―4体あった。2人がお互いの上に横たわっていたので怪しいと感じた。爆発があったなら、彼らは別々の方向に投げ出されていたはずだ。だが実際には折り重なるように横たわっている。彼らに触れなくて良かった。我々が『子猫』を持ってここに来た時、遺体の下にはPM地雷が仕掛けられていた。地雷は爆発し、遺体は吹き飛んだが、我々は無事だった」

>ヴォロディミルさんは装備品にニックネームをつけている。「子猫」は折り畳み式の鋼鉄製フックのことで、猫の爪のように飛び出す格納式のトングが付いている。工兵がブービートラップを外すのに使う。PM地雷とは旧ソ連製の対人地雷である。

>ロシア軍は、ウクライナ領内の数百マイルに伸びる前線に沿ってブービートラップを仕掛けている。ウクライナ軍の幹部は、これを同国の反転攻勢が思うように進んでいない理由の一つに挙げている。

>ヴォロディミルさんら地雷除去要員にとっては、毎日が命がけだ。

>まず仲間の兵士たちが前進できるように、最終的には民間人が帰宅できるように、地雷の危険性を除去しようとしている。ロシア軍は「何にでも地雷を仕掛けている」とヴォロディミルさんは話す。開けっ放しのドアから、子供のおもちゃまで、そして今や仲間の遺体にまで。

>「ロシアは『自分たちの同胞を決して見捨てない』という。だが彼らが陣地を去るとき、自軍兵士の下に大量の爆薬を仕掛ける。なぜそんなことをするのか?それはわれわれの救護班が負傷者や遺体を運び上げることを知っているからだ。そしてその下に爆発物を見つけるのだ。これは我々にとって大変危険だ」(ヴォロディミルさん)

>ヴォロディミルさんによれば、毎日少なくとも1人の工兵が負傷または死亡しているという。

>ウクライナの反攻作戦が6月に始まってから、最初の1カ月間は地雷によって多くの犠牲者を出した。そう明かしたのは、第128旅団に従軍する麻酔科医のオレクサンドルさんだ。


>従軍医師 オレクサンドルさん
>「負傷者が5―6人運ばれてきたことがあったが、そのほとんどが工兵だった。彼らは作戦に出たばかりで、自ら地雷除去を行ったルートを戻る途中だった。そのうちの1人が地雷を踏んで吹き飛ばされた。他の3人が助けようと彼に近づいたが、彼らも地雷を踏んで吹き飛ばされた。そう、こういうことが起こるんだ。地雷原では、除去済みルートから一歩でも外れると、致命的な結果になりかねない」

>地雷のために指揮官は進軍のスピードを落とさざるを得なかったが、搬送される負傷兵の数は激減した。それでも命を落とす工兵は後を絶たない。

>ウクライナの軍需工場では、地雷除去要員の安全を守るための装備品の開発に取り組んできた。

>「子猫」に加え、ヴォロディミルさんたちは「スパイダーブーツ」を受け取った。このブーツは4本の金属製の足で両足を地面から浮かせ、地雷が工兵の真下で爆発することを防ぐ。

>イホル・イェフィメンコさんはハリコフにある工場で、カナダ製の試作品を改良したこのブーツを作っている。イェフィメンコさんは、親戚が地雷で足の指を失ったことをきっかけにブーツのアイデアを当局に提案したという。

>だが、こうした対策にもかかわらず、オレクサンドルさんは危険が直ちに終わらないことを知っている。「ある日、目が覚めて悪夢から解放されればよかったのだが―」と彼は言う。

>「だが、これが現実なんだ」

<参考=「仲間の遺体さえも「罠」に利用、ウクライナ軍の行く手を阻むロシア軍の地雷」(REUTERS)>
(23/08/04)
<削除・23/12/10>


<参考=NO.440 続69<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍反攻/ロシア軍地雷で進行鈍足化<!>
(23/08/06)