閻魔大王<NO.241>

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閻魔大王NO.242
478 続94<ロシアのウクライナ侵攻>トランプの登場/ロシア優位<!> 閻魔大王 24/05/23
閻魔大王NO.240

NO.478 続94<ロシアのウクライナ侵攻>トランプの登場/ロシア優位<!><起稿 閻魔大王>(24/05/23)


【閻魔大王】 2024/05/23 (Thu) 18:09

米国の支援が、可決され、再開されるですが。
果たして、ロシア軍を、押し戻し、国土奪還出来るのか<?>

米下院の、トランプ派に寄るの、サボタージュの半年は、非常に、デカいです。

閉められた、水道の蛇口を、元通りに、解放されて、攻勢に出るが出来て、勝てるに、至るのか<?>
勝つためには、供給される、水の中身が問題になる。

<参考=NO.477 続93<ロシアのウクライナ侵攻>トランプの登場/ロシア優位<!>
(24/05/14)


副題=ロシア、ウクライナが反転攻勢で奪還した村を再奪取と発表(Yahoo!ニュース・AFPBB)


>ロシアは22日、ウクライナが昨年の反転攻勢で奪還した数少ない村の一つ、クリシチイウカ(Klishchiivka)を再奪取したと発表した。

>ウクライナはあらゆる戦線で深刻な弾薬不足に直面し、北東部ハルキウ(Kharkiv)州に新たな攻撃を仕掛けてきたロシア軍と交戦するなど、ここ2週間厳しい圧力にさらされている。

>ロシア国防省は、ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州にある「クリシチイウカ村を南部軍管区の部隊が解放した」と述べた。

>クリシチイウカは昨年1月、ロシア軍に制圧された。だが同年9月、ウクライナ軍がおおむね失敗に終わった反転攻勢の終盤に奪還した。

>クリシチイウカは激戦地となったバフムート(Bakhmut)の南に位置し、侵攻以前の人口は約500人だった。

>ウクライナ側は、本件についてコメントしていない。

>ロシアは10日にハルキウ州への新たな攻勢を開始して以来、進撃を続けている。これに対し既に逼迫(ひっぱく)しているウクライナ軍は、他方面から兵員や物資を回さざるを得なくなっている。

>ロシアは20日、ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州ビロホリウカ(Bilogorivka)を制圧したと発表。同州の完全制圧への道を開いた。【翻訳編集】 AFPBB News

<参考=「ロシア、ウクライナが反転攻勢で奪還した村を再奪取と発表」(Yahoo!ニュース・AFPBB)>
(24/05/23)
<消滅・24/05/31>


【閻魔大王】 2024/05/23 (Thu) 18:59

副題=ウクライナ軍、東部チャシウヤールでもロ軍の進撃阻止 潤沢な砲弾で突撃部隊を撃滅(Forbes)

当記事、若干、楽観的にも、伺えるですが。
地域により、状況異なるの可能性あるです。

>4月上旬、ウクライナ軍は危機に瀕していた。米議会ではウクライナの戦争努力を支援する610億ドル(約9兆5000億円)近くの予算案が依然として滞り、国内では多数の新兵を補充するための喫緊の改正動員法案がたなざらしになっていた。

>人員が不足し、米国からの弾薬も枯渇したウクライナ軍は、2022年2月にロシアの全面侵攻が始まってから最も弱体化していた。それを知ったロシア軍は、ウクライナの1000kmにおよぶ前線の複数の方面で攻勢に出た。

>それから1カ月後、米国からの軍需物資が再びウクライナに届くようになった。動員法も成立して発効し、新兵の訓練や新たな旅団の編成が進められている。

>ウクライナの命運は好転しつつある。ウクライナ東部ドネツク州のチャシウヤールほど、それが明らかな場所はない。ロシアの支配下にあるドネツク市の西にあり、かつて鉱工業で栄えたチャシウヤールは、ロシア軍によるこの方面の攻勢で主目標になっている都市だ。

>当初、ロシア軍の機甲部隊はチャシウヤールの北と南から着実に前進し、歩兵部隊は、市の東端を南北に流れる運河の東側にあり、露出した格好になっているため最も脆弱な地区、通称「運河地区」に対する威力偵察を繰り返した。

>そのころ、チャシウヤールを守るウクライナ側の防御は、もともと手薄だったものがさらに薄くなっていた。運河地区を守備していた第67独立機械化旅団の司令部に深刻な不手際があったことが監察で確認され、ウクライナ国防省は4月中旬、この旅団を引き下げて大部分を解散させたからだ。

>第67旅団が抜けた穴を埋めるため、第56独立機械化旅団や第41独立機械化旅団、第5独立強襲旅団の部隊が急派されたほか、ドローン(無人機)部隊も増援に送られた。

>しかし、その間も現地ではロシア軍のSu-25攻撃機が前線のすぐ上空を飛び回り、防空ミサイルを使い果たしたウクライナ軍部隊に向けてロケット弾などを撃ち込んでいた。地上ではロシア軍の空挺部隊がチャシウヤールの北と南から前進を続け、ウクライナ軍の守備隊は包囲されかねない情勢だった。

>ロシア軍がチャシウヤールを奪取するのと、現地のウクライナ軍に米国からの弾薬が届くのと、どちらが早いかの競争だった。

>自由なウクライナの味方にとっての朗報は、ウクライナ側がこの競争に勝ったとみられることだ。チャシウヤールの守備隊はいまでは潤沢な弾薬を手にし、ロシア軍の突撃部隊に大きな損害を与え始めている。

>17日、装甲車両およそ20両に乗り込んだロシア軍の1個大隊が、ドネツク市からチャシウヤールに向かった。つい2、3週間前までなら、ロシア軍の突撃部隊は5kmほどのこのルートのほとんどの区間を、ウクライナ側からの攻撃にたいして悩まされずに移動できていただろう。

>対戦車ミサイルや砲弾が極度に不足していたウクライナ軍は、これらのロシア軍部隊に対する攻撃をFPV(一人称視点)ドローンに頼らざるを得なくなった。しかし機体重量900gかそこらのFPVドローンは、せいぜい3kmかそこらの範囲しか飛べず、搭載する爆薬もわずか500gほどにとどまる。この程度の量では、ロシア軍の車両に何重にも後づけされている追加装甲を貫くことは難しい。

>だが5月中旬の現在、ウクライナ側の弾薬は格段に充実している。ロシア軍の縦隊はこの日、チャシウヤールに向けて開けた土地を移動中、ウクライナ側から45kgの砲弾、23kgのミサイル、1kgのドローンをひっきりなしに浴びた。運河地区までどうにかたどり着いた少数のロシア兵も、長くはもたなかった。

<参考=「ウクライナ軍、東部チャシウヤールでもロ軍の進撃阻止 潤沢な砲弾で突撃部隊を撃滅」(Forbes)>
(24/05/20)


【閻魔大王】 2024/05/23 (Thu) 21:18

副題=ステルス機丸見え!? ウクライナに強力な「空の目」提供 守り劇的改善か?(乗りものュース)

>ドイツに協力する形での提供
>リトアニアは2024年5月18日、ウクライナの防空能力強化のために、AMBER-1800レーダーシステムを6台供与する方針であることを明らかにしました。

>これはリトアニアのラウリナス・カシュナス国防相が、ドイツのボリス・ピストリウス国防相とベルリンで会談した際に明かされた内容です。

>ドイツ国防省によると、ドイツ外務省と国防省が中心になり立ち上げた「防空に関する即時行動(Immediate Action on Air Defence:IAAD)」に協力する形で、リトアニアはAMBER1800を提供するようです。

>AMBER-1800は、2014年からリトアニアで製造、探知範囲約350km、車載移動可能なレーダーシステムです。ステルス製の高い飛行体や、小型で捕捉が困難な巡航ミサイルを探知することに長けているそうです。また、目標の追跡のほかに、ミサイルの予定航路の自動検出もできるとのことで、ピストリウス国防相は「ウクライナの人命救助に対するリトアニアの貢献である」と述べました。

>なお、供給される時期などに関しては、明らかにされていません。

<参考=「ステルス機丸見え!? ウクライナに強力な「空の目」提供 守り劇的改善か?」(乗りものュース)>
(24/05/23)


【閻魔大王】 2024/05/23 (Thu) 23:28

副題=「米国の軍事支援再開でウクライナ軍はクリミア大橋を破壊する」ウクライナ軍将校の元米陸軍兵士が指摘(Yahoo!ニュース・BJ)

地政学的にも、ロシアの、兵站破壊にも、クリミア大橋は、破壊対象かと。
当然の、ロシアは、その辺り、承知故、大橋を架け、クリミアを要塞化してるです。

>(国際ジャーナリスト・木村正人)

>米国のウクライナ軍事支援の再開で戦況はどう変わるのか。ウクライナ中部クリヴィー・リフを拠点に戦闘外傷救護を兵士や市民に指導する元米兵マーク・ロペス氏(ウクライナ軍将校兼軍事教官)にインタビューした。


>■ ロシア軍、“ゴルフカート”による無謀攻撃も

>――ロシア軍は現在、前線で攻勢に出ています。どんな状況ですか。

>マーク・ロペス氏(以下、ロペス) 地上作戦は5月の第1週に入り、ロシア軍がアウディーイウカを占領した後、チャシフヤールを制圧しようと懸命に攻めている。これらの町はウクライナ東部ドネツク州にある。

>ロシア軍は数千の部隊を移動させたが、その中には戦闘テスト済みの主力部隊もあれば、戦闘効率はあまりよくない動員された部隊もある。

>この作戦地域での戦闘には5~15両の装甲車による攻撃、1~5両の戦車や歩兵戦闘車両、武装したゴルフカートによる計画性のないばらばらの突撃が含まれる。ロシア軍は武装ゴルフカートまで使っている。

>――弾薬の差はウクライナ軍が1に対してロシア軍が5~10と言われています。実際の状況はどうですか。

>ロペス 昨年秋、ロシア軍は3対1の砲撃優勢だった。米国の弾薬提供の遅れで現在、その比率は10対1、局地的には20対1にまで拡大している。これは静的な陣地を維持するウクライナ軍の領土防衛隊や機械化されていない通常部隊に壊滅的な影響を及ぼしている。

>陣地への実際の攻撃に関しては、ロシア軍は依然として、そこそこの訓練しか受けていない部隊による「肉弾攻撃」を使い、次から次へと波状攻撃を仕掛けてくる。

>これらの部隊の多くは、ネパール、アフリカ、キューバからの契約兵士である。このような外国人戦闘員の使用は前線戦闘部隊からの高い脱走率につながっている。

>ハルキウ州周縁部にも数千人のロシア軍が投入されているが、統合された機械化部隊による攻撃は行われていない。これはウクライナ軍が部隊をドネツク州への増援に回せないよう現在の静的な陣地に釘付けにするロシア軍の戦術のように見える。

>ウクライナ北東部のハルキウ州とスームィ州は毎日のようにロケット弾、ミサイル、砲弾、爆弾による攻撃にさらされている。攻撃の9割は民間インフラ、残りはエネルギー施設に対するものだ。

>南部のザポリージャ戦線やケルソン戦線など他の地域ではロシア軍はウクライナ軍を積極的に圧倒しようとはしていないが、ミサイル、爆弾、ロケット弾攻撃を行っている。

>全体として地上戦の状況は緊迫しており、一部地域でウクライナ軍は部隊を温存し、深層防御と高地保持の戦術的優位を得るために防衛位置を下げなければならなかった。

>ウクライナ軍は、弾薬、装甲車、そして休息と再編成のため部隊をローテーションできるよう兵員の増加を必要としている。

>最近ではロシア軍によるクラスター爆弾や化学兵器(軍用催涙ガス)の使用により、多くのウクライナ軍部隊の機動力が低下している。弾薬不足は救護班や防空能力の不足とともに主な問題だ。


>■ ウクライナ軍は領土防衛隊を殺傷力の高い攻撃部隊に変えなければならない

>――ロシアとの人口比を見れば、ウクライナ軍の死傷者はロシア軍に比べて少ないものの、相対的な損害は相当なものでしょう。どう思われますか。

>ロペス ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は最近のインタビューで戦死者は約3万1000人と述べているが、この数字はおそらく7万5000人に近い。負傷者は約15万人、このうち四肢切断手術を受けた兵士は3万人にのぼる。

>ウクライナ軍には現在85万人近い兵士がいる。新たな動員は1年間議論され、約50万人の動員を要求したことが、ワレリー・ザルジニー前総司令官更迭の理由の1つと言われている。

>領土防衛隊をより殺傷力の高い武器を備えたハンターキラー部隊に変える必要がある。現在、領土防衛隊は静的な陣地と防衛ラインを維持するために使われている。

>領土防衛隊部隊の武装を強化し、ロシア軍部隊、特に装甲・機械化歩兵部隊に大ダメージを与えるだけでなく、反攻に活用する必要がある。


>■ 追加支援のHIMARSやATACMSに期待

>――ロシア軍による滑空爆弾は前線や市民生活にどんな影響を与えていますか。

>ロペス 戦術航空作戦においてロシア軍は滑空爆弾を使用している。壊滅的な効果があるこの爆弾には「翼」が付いており、目標地域を24~48キロメートル離れた場所から攻撃できる?

>ロシア空軍にとって新たなスタンドオフ兵器になるだけでなく、ウクライナ軍の防空システムから戦術爆撃機を守ることにもなる。

>重量1100、1500、3000、5000ポンド(それぞれ500、680、1360、2268キログラム)のペイロードの滑空爆弾はクリミア併合、東部紛争が勃発した2014年から21年に、ロシア軍がウクライナに全面侵攻した22年以降に建設されたバンカー、備蓄、防壁を破壊している。

>静的な陣地にいる歩兵への影響は爆風による脳震盪、骨折、破片による負傷など恐ろしいものだ。

>ハルキウはマリウポリやバフムートへの空爆に匹敵する攻撃を毎日受けている。近隣や市街地全体が破壊されている。これらは住民を心理的に無力化することを意図したテロ攻撃だ。

>民間施設やエネルギー施設に対する攻撃は完全な荒廃をもたらしている。国境を越えてロシア軍の航空資産を攻撃できるのは防空システムか、将来の航空資産として期待されている米国製多用途戦闘機F-16の選択的使用だけである。

>――米国がついにウクライナへの追加軍事支援を開始しました。実際にどれほどの効果があると思いますか。

>ロペス 弾薬の供給再開は極めて重要だ。砲弾からM142高機動ロケット砲システム(HIMARS)のロケット弾、そして長距離地対地ミサイルMGM-140 ATACMSはロシア軍の兵站・通信拠点を維持する能力に影響を与えるだろう。

>ロシア本土とクリミア半島を結ぶクリミア大橋を破壊しなければならないというのは軍事的にも政治的にもウクライナではコンセンサスとなっている。

>クリミア大橋はウクライナで進行中のロシア軍の作戦にとって戦術的、兵站的に重要であるだけでなく、その破壊はロシアの戦争努力に生理的な打撃を与えるだろう。

>米国の新たな支援には装甲車、輸送・修理のための装備、対戦車兵器が含まれる。さらに防空能力も刷新され、拡大される。


>■ 戦況を変えるための5つのカギ

>――欧州諸国からの支援の状況はどうですか。

>ロペス 欧州は一貫して地上部隊と防空部隊を支援するため武器や物資を提供してきた。さらに通信や地雷除去の支援も行っている。欧州のF-16コンソーシアムは上手く行けば5月中に最初の戦闘機が配備される予定だ。

>――戦争の流れを変える鍵は何だと思いますか。

>ロペス 第1に、東部ルハンスク州・ドネツク州、クリミア半島におけるロシアの兵站能力の破壊。

>第2に、ロシア国内の飛行場やエネルギーインフラへのドローン(無人航空機)攻撃の継続。

>第3に、クリミア半島とロシア国内の標的を攻撃するためのATACMSの使用。

>第4に、F-16と戦域・前線防空兵器によるロシア戦術空軍の劣化。

>最後に、前線での作戦のための装備を充実させ、あらゆる反攻作戦を支援できるより多くの陸軍部隊の動員と立ち上げ。

>――ドナルド・トランプ前米大統領が11月の米大統領選で返り咲く可能性があります。その影響をどのように見ていますか。

>ロペス トランプ氏が大統領に返り咲けばウクライナに対する米国の支援は打ち切られ、停戦交渉が行われる。ロシア軍は交渉前に多くの地域を制圧する攻撃を展開するだろう。

>――ウクライナ戦争からの出口をどのように考えていますか。

>ロペス ウクライナの勝利とウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟だ。

>――ウクライナ軍の総司令官が交代したことによる影響はありますか。

>ロペス 影響はほとんどないと思う。第二次世界大戦以来、全体的な作戦指揮官は政治的、軍事的な理由で代えられてきた。とは言うものの、反攻作戦後の総司令官交代は、地上戦の現実と米国がウクライナの軍事作戦を6カ月間支援しなかったことによって必然的に生じたものだ。

>新旧総司令官への批判は、米国がウクライナの戦争努力に必要な供給や更新を中断したため、ドローン、滑空爆弾、巡航ミサイルなど、より優れた兵器システムを動員・配備しようとするロシアの戦争努力によりウクライナ軍が袋だたきの状態に置かれたという事実は考慮されていない。

>【マーク・ロペス氏】
米陸軍で1974年から30年間、機甲と空挺の任務につき、イラクやアフガニスタンに従軍。そのあと米民間警備会社を経営、アフガンに継続して関わった。2014年から4年間、現地でウクライナ軍に爆発物探知や戦闘外傷救護を指導。21年8月にはアフガン脱出作戦を支援。22年5月からウクライナ軍将校兼軍事教官として主に戦闘外傷救護を指導している。

>【木村正人(きむら まさと)】
在ロンドン国際ジャーナリスト(元産経新聞ロンドン支局長)。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争 「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。

<参考=「「米国の軍事支援再開でウクライナ軍はクリミア大橋を破壊する」ウクライナ軍将校の元米陸軍兵士が指摘」(Yahoo!ニュース・BJ)>
(24/05/08)
<消滅・24/06/09>


【閻魔大王】 2024/05/24 (Fri) 09:59

副題=米、激戦地に武器迅速供与 ウクライナ追加支援、報道(47NEWS)

当記事からは、
現時点で、武器、弾薬の供給が、始まった。では、ないです。
あくまでもの、その支援を迅速供与のための、追加支援報道。

>AP通信は23日、バイデン米政権がロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、2億7500万ドル(約430億円)の追加軍事支援を24日に発表すると報じた。東部ハリコフ州など激戦地に、武器を迅速に届ける狙いがある。

>高機動ロケット砲システム「ハイマース」や155ミリ砲弾、対戦車ミサイル「ジャベリン」が含まれる。オースティン国防長官は20日の会合で、米政権の支援は「何週間にもわたり確実に実施される」と強調していた。

>APによると、2022年2月の侵攻開始以降、米国のウクライナへの軍事支援は510億ドル近くに上る。

<参考=「米、激戦地に武器迅速供与 ウクライナ追加支援、報道」(47NEWS)>
(24/05/24)


【閻魔大王】 2024/05/24 (Fri) 15:29

副題=欧州が覚悟する地上軍ウクライナ派遣とプーチン核使用のリアリティー この戦争はもはやロシアvs.欧米だ(現代ビジネス)

戦争は、「ロシアvs欧米」。
てな事、最初っから、わかってるです。

プーチンの脅し、核について、欧米諸国、ビビッたです。

さての、
欧米も、ウクライナ軍のロシア本土攻撃を、容認し出したです。当然かと。さもなくばの、ウクライナは、戦争継続で、疲弊するだけ。
且つは、消耗戦になれば、既に、なってるですが。兵員、武器で、圧倒的、不利の、ウクライナは負けるです。

「ゼレンスキー大統領は「ウクライナのパートナー達(=米国)」はロシアが戦争に敗北することを恐れており、ロシアが敗北しない程度にウクライナの勝利して欲しいのだ」と述べ、不満を表明している。」

イヤ、
その通りと、思うです。
よて、生かさず、殺さず。は、極めての、難しく。
大体が、敵国、ロシアから、自国を攻められ、破壊し、尽くされるのに、相手国、本土を攻めてはならぬは、無茶。

>プーチンの大統領選後の一連の人事、訪中は、「プーチン、ようやく戦争に本気で向き合う~これはプリゴジンの遺言だったのか、腐敗一掃、戦時体制整備、そして中国抱き込み」で解説したように長期戦覚悟の本格的な体制整備だった。ウクライナは生き残れるのか。そしてその後に待っている、戦争のエスカレートの形とは。


>支援予算は通った、問題はウクライナの兵員
>4月24日、この数カ月間の懸案だった米国のウクライナ支援予算が議会を通り、バイデン大統領の署名で成立した。そもそも、年末から年明けにかけての戦況予測は、支援予算が通ってウクライナに武器弾薬がちゃんと供与されて始めて、ウクライナは今年2024年、かろうじて戦線を維持できるだろう、というものだった。

>昨年6月から始まった反転攻勢が思うような成果を上げなかった上、ウクライナ側は武器弾薬も不足し、兵士も疲弊している。

>一方、ロシアは依然として動員をやらずに志願兵で兵力を一応調達できていること、軍事産業そのものが回復してきていること、更には北朝鮮やイランからの武器弾薬調達も含めて、今年に限って言えばロシアが有利な状況にある。このことは年末から年始にかけてすでに予想されていたことだ。その上で、本当にここで米国の支援予算が通らなければ、ウクライナは戦線が崩壊してしまう懸念があった。

>しかし、かろうじて予算は通った。徐々に武器弾薬はウクライナに入っていく。これまで供与されていなかった射程の長い戦術弾道ミサイルのATACMSなども既にウクライナに送られている。まだ不足してはいるが、砲弾の問題はカバー出来るだろう。

>ウクライナ側の問題は兵員の数だ。追加の動員については、法律は通したけれど、うまくいっていない。今、海外にいるウクライナ国籍者を動員対象にして、応召しなければパスポートを更新しないと言うこともやっているが、成果が上がっていない。

>開戦以来、2年以上闘いつづけており、前線の兵士の疲弊は凄まじい。入れ替えを行わなければならない。国内的にも政治問題になりかねない状況だ。当然、ウクライナ国民の間にも、不満がたまってくる。今のところゼレンスキーに対する政治的反対運動は起きてはいない。が、やはり潜在的にはこのまま行くと、この問題は政治問題化しかねないファクターだ。

>また、ゼレンスキーは5月20日で大統領任期が切れた。ただし戦争中と言うことで、戒厳令下、大統領選は行わないことになっている。一応、国民は納得しているが、いずれ、ゼレンスキーにとって正統性を問われる問題になる可能性がある。当然ロシア側は今後そこをどんどん突いてくるだろう。一方のプーチンは選挙を行った。国内政治的にグリップを利かせられる国とそうでない国の差が出かねない。


>ウクライナを崩壊させるわけにはいかない、が
>ロシアはウクライナに武器弾薬が届き、軍事的に力を盛り返してくる前に、ハリキウの国境の北から攻勢をかけ占領地の拡大を図っている。

>プーチンの大統領選挙の前後に、逆にウクライナ国境からロシア領内にロシア人の反政府武装勢力が侵入して一時的に村落を占拠し、またウクライナ軍が国境を越えてドローンなどでの攻撃を繰り返していたので、ロシア側は国境地帯に緩衝地帯をつくる必要があると主張していた。それが今回のハリキウへの攻勢に繋がっている。ハリキウ市自体まで攻め込むことは出来ないと思うが、可能な限り緩衝地帯を拡げるという作戦であろう。

>ここに来ての最大の懸念はウクライナがどこまで耐えうるかであろう。欧州も米国もこの段階でウクライナへの支援を止めるという判断はないはずだ。

>特に欧州は、フィンランド、スウェーデンが長年の中立政策を放棄してNATOに加盟するほど、ロシアのウクライナ侵攻に対する危機感は極めて高く、ウクライナを支えなければならないという意識はますます高まっている。

>しかし、米国は、今回の支援予算の停滞は何とか乗り越えたが、この予算はどこまでも2024年度分についてのこと。来年度以降については、また改めて決めていかなければならない。しかも、今年11月には大統領選挙がある。ウクライナ支援に否定的で、今回の議会共和党の支援予算審議拒否の原動力となったトランプ前大統領が優勢と言われ、次の大統領に就任するかも知れない。そうなるとロシアと実際の戦闘を繰り広げているウクライナの国民の士気がどこまで保つのかが問題になってくる。


>マクロン発言の意図するところ
>仮に、ウクライナが戦線を維持できなくなり、崩れそうになったら何が起きるのか。

>今年2月以来、フランスのマクロン大統領が繰り返し発言している欧米の地上部隊を、ウクライナに送るかどうかというのは、間違いなく問題になってくる。

>この戦争が始まった頃から、プーチンは核使用を匂わしてきた。NATO軍のウクライナ戦争への介入を牽制する為だ。実際、米バイデン政権はウクライナでのロシア軍との過度なエスカレーションを回避することを最優先としており、結果としてウクライナへの武器供与のタイミングはことごとく遅れている。ここに来て、これまで躊躇してきた長射程の攻撃能力を持つミサイルシステムのウクライナへの供与に踏み切ったが、依然としてこれをロシア領内への攻撃に使用することは容認していない。これに対して、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ウクライナのパートナー達(=米国)」はロシアが戦争に敗北することを恐れており、ロシアが敗北しない程度にウクライナの勝利して欲しいのだ」と述べ、不満を表明している。

>しかし、マクロン発言に見られるように、もはや、欧州にはウクライナを維持するためには直接的な軍事行動も必要という認識が生まれつつある。彼らにとってこの戦争は、もはや単にウクライナの戦争ではなく、欧州とロシアとの戦争になりつつあるのである。

>ウクライナが保たなかった場合にどうするのか。ロシア勝利という事態を許容できるのか。ウクライナとの国境でロシア軍と対峙することになる前に、つまりウクライナが崩れる前に、出来るだけ支援して、そこで踏みとどまって貰う、と考えるのではないか。

>プーチンが大統領就任時に改めて核の使用を示唆する発言を行ったのは、このよう欧州内の微妙な変化への牽制と見るべきだろう。プーチンからすると、ウクライナにNATO軍、あるいは欧州諸国の地上軍が投入されるとすれば、ロシアも相応の対応を取る用意があるとのメッセージだ。それだけ徐々に状況が煮詰まってきていることだと思う。

>かなり危ない状況だ。NATO軍は、戦闘以外の形では、武器弾薬の支援から、兵員訓練まで直接、ウクライナに地上軍を投入する以外のことは既にほとんど全て行っている。2022年9月、ロシアがウクライナ軍にハルキウ州の占領地域を奪還されるなど、相当追い込まれたときにプーチンが核の使用を示唆したのと同じで、欧州では地上軍の投入に関する議論が始まっている。現在のウクライナの最大の問題はともかく兵士が少ないことだからだ。


>プーチンが交渉の可能性に繰り返し言及する真意
>では、ロシアも、ウクライナも、という西側にとっても、どういう形になったら「勝ち」といえるのか、もしくは停戦できる状況になるのか? プーチンはここに来て次のようなメッセージを繰り返して発している。プーチンの真意をどう理解すべきか?

・ロシア側には交渉を用意はある。
・ロシアによるウクライナ侵攻直後の2022年2月28日に始まった両国による停戦・和平交渉を経て2022年3月末から4月半ばにかけて作成された「イスタンブール・コミニュケ」がその出発点になり得る。
・これを拒否しているのはウクライナ側である。

>まず、このイスタンブール・コミュニケの内容を確認する必要があるだろう。2024年4月16日、米外交専門誌フォーリン・アフェアーズが掲載した論文「ウクライナでの戦争を終わらせたかもしれない交渉」によると、あの時点でロシアとウクライナは以下の点ではほぼ合意に達していたという。

・ウクライナは永世中立かつ非核保有国になる。
・ウクライナは軍事同盟への加盟または自国領内に外国軍基地や軍隊の駐留に関するあらゆる意図を放棄する。
・ロシアを含む国連安全保障会議常任理事国並びにカナダ、ドイツ、イスラエル、イタリア、ポーランド、トルコがウクライナの安全保障を供与する。もしウクライナが攻撃に晒され、支援を要請した場合、全ての保障国はウクライナならびに保障国間との協議の上、ウクライナの安全保障を回復する支援を供与する義務がある。具体的な措置としては、飛行禁止区域の設定や武器の供与或いは保障国の軍隊による直接介入が明記されている。
・ウクライナのEU加盟を促進する。
・両者はクリミアを巡る論争については今後10~15年かけて解決する。
・なお、ロシアがウクライナへの「特別軍事作戦」開始の主目的として掲げた非ナチ化と非軍事化に関してはロシアがウクライナに対してナチズムやファシズム、ネオナチズムの禁止やソ連時代の歴史問題にかかわるウクライナの6つの法律の廃止を求めたが、これはウクライナ側が拒否した。また、ウクライナが保有し得る軍事力に関しても双方の主張には大きな隔たりがあり、これらの点については合意には達していなかった。
・また、ロシアが既に占領しているウクライナ東部や南部の領土や国境線の問題についてはプーチン大統領とゼレンスキー大統領の首脳会議で決着が図られるとの考えから、一連の交渉ではこれらの問題への言及は意図的に避けられていた。

>このように、まだ未解決の問題はあったものの、この時点でロシアとウクライナの間では停戦・和平についてかなり具体的な交渉が進んでいたのである。では何故、一連の交渉は最終的に決裂してしまったのか? 従来、この直後の明らかになったロシア軍によるブチャやイルピンでの民間人に対する非人道的な行為の結果、ウクライナ側が態度を硬化させたことが主な理由と考えられてきた。

>これに対して、プーチン政権はウクライナは停戦・和平合意を締結する意向があったにも関わらず、西側諸国、特に米国と英国がこれに拒否権を発動したため、決裂したとの主張を行っている。


>本論文の筆者によれば、この何れも完全には正しくないという。まず、ブチャやイルピンでの非人道的行為が発覚した後も、両者の間では最終合意に向けて交渉が続けられており、二次的理由にはなり得たが、決定的な理由とは言えなかった。

>一方、米国がこの停戦・和平交渉を真剣に受け止めなかったのは事実だが、その最大の理由はいわゆるウクライナへの安全保障の供与に関して、ウクライナから事前の打診が全くないまま、このイスタンブール・コミニュケの内容が独り歩きしたからだという。

なお、イスランブール・コミュニケ案に明記された関係国が負うべきウクライナへの安全保障供与の義務は北大西洋条約機構(NATO)第5条で明記されたものより具体的であり簡単に受け入れられるものではない。

>むしろ米国としては、ウクライナへの兵器供与を優先し、ゼレンスキー大統領も停戦・和平合意の絶対条件である自国の安全保障の供与に関する関係国との合意に目途が立たない中、ある時点から西側の武器支援を受ければロシアに対して勝利できると考え始め、ロシアとの一連の交渉から離脱したという。


>落とし所のないナラティブの対立
>以上を踏まえた上で、ここに来てプーチンが繰り返しイスタンブール・コミュニケに言及する意図をどう理解すべきか?

>まず、プーチンはロシアには同コミュニケをベースに停戦・和平交渉を再開する意向はあるが、ウクライナと西側がこれを拒否しているので、やむを得ず「特別軍事作戦」を継続しているのだ、とのメッセージを特に中国やグローバルサウスの国々に向けて送っているとみる。

>また、実際に停戦・和平交渉を行うとすれば、現在、戦況が大きくロシアに有利に傾いていることから、その現実を踏まえ、ウクライナの中立化は大前提として、西側諸国がウクライナへの安全保障の供与、イスランブール・コミュニケ案でも合意に達しなかった非ナチ化や非武装化についても、より厳しい条件をウクライナ側に突き付けてくるだろう。

>もちろん、ウクライナや西側諸国はロシアの条件を到底受け入れることは出来ないし、ロシア側もそのことは十分に理解している。前述のようにロシアはウクライナでの長期戦によってウクライナを消耗させることも狙っているのだ。

>ロシアにとってウクライナでの戦いは、米国の世界支配に対する戦いでもある。その前面に掲げているのが新反植民地主義のナラティブだ。中国の習近平国家主席も2023年3月、訪露した際、「我々は100年に一度の世界の大変革を目の当たりにしている。一緒にこれを促進していこう」とプーチン大統領に語り掛けるなど、両者は酷似した歴史観、世界観の持ち主である。

>一方、ウクライナは、ロシア・ソビエト帝国からの民族独立の戦いという主張で対抗することになる。ロシアもウクライナもこれらのナラティブを駆使してグローバルサウスにどれだけ響くかという戦いを繰り広げている。

>このまま落とし所が見えないまま、ポスト米国大統領の2025年に突入していくことになりそうだ。

>笹川平和財団主任研究員 畔蒜 泰助

<参考=「欧州が覚悟する地上軍ウクライナ派遣とプーチン核使用のリアリティー この戦争はもはやロシアvs.欧米だ」(現代ビジネス)>
(24/05/23)


【閻魔大王】 2024/05/24 (Fri) 19:34

副題=ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決するとき(Newsweek)

><ウクライナがF16を手にする日がいよいよ近づいてきた。ロシアの最新鋭機Su57から制空権を取り戻せるか>

>ウクライナは、西側支援国から供与されたF-16戦闘機が前線に届くのを待ちわびている。ウクライナは、2年以上にわたるロシアとの過酷な戦争を経て、「ファイティング・ファルコン」の愛称を持つこのアメリカ製戦闘機こそが、ロシアの航空優勢に対抗するカギになる、と期待をかけている。

>数カ月におよぶ外交圧力の末、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はついに、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のデンマーク、オランダ、ベルギーからF-16戦闘機の供与を受けた。アメリカと同盟国は協力し、4月はじめからウクライナ軍パイロットにF-16の操縦方法を訓練してきた。機体自体も、今後数週間のうちにウクライナに届けられるとみられている。ゼレンスキーは、ロシア軍と「同等の戦力」を実現するには、120〜130機のF-16が必要だと述べている。

>ロシア側で迎え撃つ戦闘機はSu-57だ。F-16が信頼性と多用途性を備える一方、Su-57の高度なステルス性能は、手ごわい障壁となって立ちはだかるだろう。

>Su-57は、ロシアの第5世代ジェット戦闘機であり、高度なステルス技術、3Dの推力偏向ノズルを備えたエンジン、そして幅広い兵器搭載能力を誇っている。

>ロシアの軍事資料によれば、Su-57は、高度6万フィート近くの上空で「音速の2倍以上」の速度で飛行できる能力を持ち、航続距離は約2900キロを超える。

>兵装としては、レーダー誘導、あるいは赤外線誘導(熱検知)の空対空ミサイル、無誘導の空対地ロケット、通常爆弾、クラスター爆弾、30ミリ口径で銃弾を発射する航空機関砲が搭載できる。


>NATOのコードネームは「重罪犯」
>2基のエンジンを持つこのステルス戦闘機は、ロシアの防衛産業大手スホーイ社によって、2000年代初頭に開発された。そのルーツは、冷戦時にまでさかのぼる。当時、ソビエトは新世代の戦闘機が必要だと判断した。「Su-27」や「MiG-29」からなる当時の航空部隊のあとを継ぎ、前線での戦術的な作戦を実行する役割を担う戦闘機だ。

>だがSu-57は、製造の遅れや、性能面での問題に直面した。特に、エンジンとステルス性能については、問題が顕著だった。一部の軍用航空機専門家は、Su-57の丸いエンジンノズルは外から視認しやすく、レーダーによって検知される可能性が高いと指摘する。このため、ステルス性能が低下する。

>このように性能面で物足りない点はあるものの、Su-57(NATOのコードネームでは、「重罪犯」を意味する「フェロン」)は、F-16より優れた点もいくつかある。防衛関連情報の専門誌「ナショナル・インタレスト」の報道によると、第5世代の「フェロン」は、地上レーダーとの連係が可能だという。これにより、第4世代と比べて、最初のミサイル発射が速いというアドバンテージがある。

>一方、アメリカのF-16は、長きにわたる輝かしい戦歴を持っている。その多用途性と操縦性で知られ、1970年代末から、多くの国の空軍で定番の装備となっている。

>当初は昼間軽量戦闘機として開発されたF-16だが、その後は、全天候型の多用途戦闘機に進化し、成功を収めている。F-16は、その柔軟な対応力、そして高度なレーダーやアビオニクス、兵器システムの搭載をはじめとする長年にわたる幅広い機能向上によって、現代の空中戦の要求に応える、強力な戦闘機としての地位を築いた。

>F-16は、マッハ2(時速2448キロ)の速度で飛び、最高で高度5万フィートまで運用が可能だ。戦闘行動半径は、内蔵燃料タンクを使用した場合は約550キロ。さらに外部燃料タンクを追加した場合の最大航続距離は約3220キロを超える。

>F-16には、AN/APG-66のような航空機用の高度なレーダーシステムも搭載されており、約96キロ以上の距離にわたって、空域と地上、両方の標的を追跡できる。また、ソビエトのMiG-29やSu-57と比べるとサイズが大きく多様な兵器を搭載できる。

>今回供与されるF-16は、旧ソ連製で老朽化が著しいウクライナの航空機を置き換えることになる。


>支援インフラが必須
>一方で、アメリカ会計検査院による2023年の報告書では、F-16を「空軍機の中でもメンテナンスが最も難しい機種の1つ」と位置付けている。この事実から、元米海兵隊大佐で、戦略国際問題研究所(CSIS)安全保障プログラムの上級顧問を務めるマーク・カンシアンは、ウクライナ軍が実際にこの戦闘機を運用するのは、かなり難しい可能性があると指摘する。

>「F-16がその威力を発揮するためには、ウクライナ軍は大々的な支援・輸送インフラを構築し、維持する必要がある」と、カンシアンは本誌に語った。「これには、約9カ月を要するパイロットの訓練に加えて、メンテナンス、燃料補給、弾薬供給のためのシステム構築が含まれる」

>「即座に戦局を変えるゲームチェンジャーにはならないだろう」と、カンシアンは付け加えた。
(翻訳:ガリレオ)

<参考=「ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決するとき」(Newsweek)>
(24/05/22)


【閻魔大王】 2024/05/24 (Fri) 21:34

副題=ロシア軍がチャソフヤル侵入 高台の陣地、ウクライナ危機感(時事通信)

ウクライナにとって、威勢の宜しい記事もあるですが。
現実的には、この手の内容かと。

要は支援は、いつに届く<?>
届くまでに、ロシア軍は、攻め込むです。当たり前の事です。

>ウクライナ軍は、北東部ハリコフ州でロシアの新たな地上侵攻への対応を余儀なくされ、防衛が手薄になった他の前線で劣勢に陥っている。東部ドネツク州の高台に陣地が築かれた町チャソフヤル東端では「(ロシア部隊が)侵入した」(独立系監視団体)もようで、危機感は強い。

>「占領者(ロシア)の意図は明らかだ」。ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、軍との会議後にSNSに投稿。離れた前線で「両面作戦」を強いられていると認めた。

>チャソフヤルは、昨年5月に陥落した要衝バフムトの西方に位置。この高台を失えば、西に広がるクラマトルスクなど各都市が猛攻にさらされ、ロシアがドネツク州全域を占領するシナリオが現実味を帯びる。ウクライナ側には「陥落は時間の問題」(国防省高官)という悲観論もある。

>ロシア国防省は22、23両日、チャソフヤル南東の2集落を掌握したと発表。高台の陣地に正面から侵入するだけでなく、包囲を進めてウクライナ軍を消耗させる作戦とみられる。

>一方、ロシアは「緩衝地帯」と称してハリコフ州の国境の集落を次々と占領。州都ハリコフ市を制圧する計画は「現時点ではない」(プーチン大統領)と主張するが、同市では23日にミサイルが集中的に撃ち込まれ、7人が死亡した。

>米政治専門紙ポリティコによると、ゼレンスキー氏は6月6日の第2次大戦のノルマンディー上陸作戦開始80年に合わせてフランスを訪れる計画。6月13~15日のイタリアでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)にも足を運び、ロシア軍の猛攻を食い止めるための追加支援を訴える見通しだ。

>スイスでは6月15、16両日、ウクライナが提唱した和平案を推進する「平和サミット」が予定されている。ゼレンスキー氏は今月23日、ロシアが今後、外交や情報戦も駆使して開催の妨害を試みると警告した。

<参考=「ロシア軍がチャソフヤル侵入 高台の陣地、ウクライナ危機感」(時事通信)>
(24/05/24)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2024/05/24 (Fri) 22:23

 閻魔大王様、こんばんは。


 F-16は、半世紀以上前から使われており、幾度ものアップデートを繰り返しています。
 供与されるF-16は、最新鋭のものではなく、旧式のものである公算が、過去の米国の外国支援の例から見ると大きく、スホーイ57に劣る蓋然性が高いです。


<参考=NO.479 続95<ロシアのウクライナ侵攻>米国支援決定/ロシア軍を押し戻せる<?>
(24/05/25)