閻魔大王<NO.248>
みんながパソコン大王 |
総 合 | 目 録 | 趣意書 |
表題一覧表 |
NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
閻魔大王NO.249 | |||
487 | 続102<ロシアのウクライナ侵攻>「ほぼトラ」/「ハリス現象」/戦地混沌 | 閻魔大王 | 24/08/10 |
閻魔大王NO.247 |
NO.487 続102<ロシアのウクライナ侵攻>「ほぼトラ」/「ハリス現象」/戦地混沌<起稿 閻魔大王>(24/08/10)
【閻魔大王】 2024/08/10 (Sat) 18:19
<参考=NO.486 続101<ロシアのウクライナ侵攻>「もし」→「確」トラ<?>/民主党→ハリス<!>>
(24/07/22)
<副題=「ほぼトラ」「ハリス現象」を読み解く 大統領選で加速した米の国内分断 歳川隆雄(産経新聞・週刊フジ)>
>「風向き(トレンド)」という点では政治の世界は古今東西何処も同じようだ。これまで以上に「国内の分断」の加速が危惧される米国もまた例外ではない。
>ドナルド・トランプ前大統領は半自動小銃で125メートルの距離から銃撃されて九死に一生を得た。
>銃弾の右耳貫通で鮮血滴るなか、警護員の制止に抗して右拳を突き上げて「fight(戦う)」を繰り返すトランプ氏の写真1枚で、世界中の誰もが「もしトラ」は「ほぼトラ」になったと確信したはずだ。風向きは完全にトランプ氏にフォロー(追い風)になったと。
>事実、ご本人が大統領選勝利をほぼ掌中に収めたと思ったからこそ、自分以上に「MAGA(メイク・アメリカ・グレト・アゲイン)主義者」のJDバンス上院議員(オハイオ州選出・共和党)を副大統領候補に指名したのである。
>言ってみれば、教祖超えのトランプ教の過激信者なのだ。トランプ氏がバンス氏を指名したのは、女性・黒人票や若者を含む無党派層の投票行動を考慮する必要がないと判断したからである。
>ところが、「米国の分断」の象徴でもある民主党の左派と中道派の分断が僅か一夜にして結束した。「Never Trump」の一言が持つ磁力である。それが、現在進行形の「ハリス現象」となって降って沸いた。
>カマラ・ハリス副大統領の民主党大統領候補指名で、歴代民主党大統領から全米自動車労働組合(UAW)、ウォール街の金融トップ、西部シリコンバレーのIT企業創始者、ハリウッドのエンターテインメント・ビジネス、東部の有名大学関係者までが蝟集(いしゅう)したのだ。
>効果はてきめん。一部メディアの世論調査ではハリス支持がトランプ支持を上回り、立候補の表明後一週間で献金を2億ドル(約300億円)集めたという。
>その極めつけが、英紙フィナンシャル・タイムズ(7月26日付)の記事「チーム・カマラ:ハリスのホワイトハウス運営を裏面で支えた人々」である。
>ハリス人脈の固有名詞が並ぶ同紙を精読すると、万が一「ハリス大統領」が誕生したときの大統領首席補佐官、国家安全保障担当及び国家経済担当大統領補佐官、国務、国防、財務、商務長官ら主要閣僚候補と、名指しこそしていないが実名を挙げている。中でも驚いたのは、臆測とするが、ラーム・エマニュエル駐日米大使がハリス選対本部責任者と報じられたことだ。
>確かに今現在、ハリス氏に勢いはある。だが「ほぼトラ」が減じたとはいえ、トランプ氏やや優勢に変わりはない。(ジャーナリスト)
<参考=「「ほぼトラ」「ハリス現象」を読み解く 大統領選で加速した米の国内分断 歳川隆雄」(産経新聞・週刊フジ)>
(24/08/10)
【閻魔大王】 2024/08/10 (Sat) 19:44
<副題=トランプ氏を「重罪犯で強姦魔」 ハリス氏の露骨な持ち上げはいけません 花田紀凱 花田紀凱の週刊誌ウォッチング(987)(産経新聞)>
受け取りよで、この方、どちらに肩入れしてるか、一発、わかるです。
>『ニューズウィーク日本版』(8・6)は先週(7・30)の「トランプ暗殺未遂」に続いて、今週も「トランプVSハリス」の大特集12ページ。
>こういうときは国際ニュースにからきし弱い日本の週刊誌より、同誌が読みたくなる。
>が、いけません。
>あまりにもハリス持ち上げが露骨。
>サム・ポトリッキオ氏(米ジョージタウン大教授、同誌コラムニスト)はこう書く。
><6月末の討論会におけるバイデンの失態で稼いだトランプの点数は完全に帳消しになった>
><トランプは今春の時点で、35歳未満の有権者の支持率でバイデンを7ポイントリードしていたが、ハリスは現時点で4ポイントリードしている。黒人の支持率も、ハリスはバイデンの時より8ポイントほど上がった。実に驚異的な改善であり(以下略)>
>「驚異的な数字」と書かず「驚異的な改善」と書くところにポトリッキオ氏の意図が透けて見える。
>同じく同誌コラムニスト、グレン・カール氏(元CIA工作員)も。
><第47代アメリカ大統領に選出されるのはハリスか、それとも重罪犯で強姦魔のトランプか>
>読む気がうせる。
>で、国際ニュースに弱い『週刊文春』(8月8日号)の「日米7賢人が完全予測 カマラ・ハリスはトランプに勝てるか?」を読んでみると―。
><七賢人たちの間でもハリス三、トランプ三、中立一の大接戦>だそうだ。
>同じく『週刊現代』(8/3)は「慧眼の専門家たちと読み解くトランプ再選後の世界と日本」。
>こちらはトランプ勝利の前提で大特集。前嶋和弘上智大教授の「台湾が見捨てられ、日米同盟に亀裂が走る」、小泉悠東京大准教授の「来年中に、ウクライナはロシアに飲み込まれる」など5本のインタビューが並んでいる。
>『週刊新潮』が暴いた「赤ベンツ不倫」の広瀬めぐみ参院議員が、今度は秘書給与詐取の疑い。
>『週刊新潮』(8月8日号)が大張り切りで「給与詐取」の「証拠音声・LINE」を公開。この人、いったい何のために議員になったのか。
>(月刊『Hanada』編集長)
<参考=「トランプ氏を「重罪犯で強姦魔」 ハリス氏の露骨な持ち上げはいけません 花田紀凱 花田紀凱の週刊誌ウォッチング(987)」(産経新聞)>
(24/08/04)
【閻魔大王】 2024/08/10 (Sat) 22:19
<副題=ウクライナがロシア西部に最大規模の越境攻撃、外交交渉を有利に進める狙い…ガス関連施設を制圧(読売新聞)>
<地図>
>ロシア軍に押され気味だったウクライナ軍が、国境を越えて露西部クルスク州への侵攻を続けている。兵力不足の中、過去最大規模の越境攻撃に踏み切ったのは、将来のロシアとの交渉を優位に進める狙いがある。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は外交解決の容認姿勢を見せるなど、交渉への地ならしも始めている。
>ウクライナ軍の第61機械化旅団は9日、露国営ガスプロム施設前でウクライナ国旗を掲げ「スジャはウクライナ軍の管理下にある。ガスプロムの施設も制圧された」と宣言する動画をSNSに投稿した。クルスク州スジャは国境から10キロ・メートルほどロシア側に入った町でガスパイプラインの中継拠点がある。
>ロイター通信によれば、昨年、欧州向け露産天然ガス輸出の約半分にあたる約146・5億立方メートルのガスがスジャ経由で供給された。
>ウクライナ軍は6日、越境攻撃を開始。露メディアによれば、越境攻撃は今年3月にも露西部ベルゴロド州などでもあったが、侵略開始以来、ここまで大規模なのは初めてとみられる。
>英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)はロシアが領土の「約350平方キロ・メートル」を失ったと分析。映像から米国やドイツ製の装甲車や兵器の使用も確認されたという。SNSには避難住民の車列やプーチン大統領に支援を求める住民の声などの動画が投稿されている。
>意表をつかれた形のプーチン政権は9日、増援部隊の派遣を決めた。米政策研究機関「戦争研究所」は同日、軍事ブロガーの分析として、露軍が5月に始めた北東部ハルキウ州北部への攻撃に参加していた部隊を移動させていると紹介した。前線に到着すれば、激しい戦闘が予想される。
>ウクライナは東部ドネツク州などで露軍の攻勢に苦しむ中、越境攻撃に踏み切った。元ウクライナ国防相はFTの取材に「入念に準備された作戦だ」と明かした。クルスク州内に駐留すれば露軍の戦力分散や、露国民に戦争を実感させる効果が期待できるほか、将来のロシアとの交渉を有利に進める狙いがあるようだ。
>ゼレンスキー氏は7月、英BBCのインタビューで「全ての領土を武力で取り返す必要はない。ロシアに圧力をかけ、外交的な解決に合意することは可能だ」と発言した。交渉に応じない姿勢を転換し、領土奪還前に交渉開始の可能性を示唆したと受け止められた。
>軌道修正は内外の情勢を踏まえた決断だとみられる。ウクライナは昨年の反転攻勢が不発に終わり、領土奪還の道筋は見えない。調査研究機関「キーウ国際社会学研究所」が7月公表した世論調査では、戦闘終結のため「領土の一部を諦めることができる」が32%で、侵略開始後で最高になった。
>6月にスイスで開催された平和サミットでは、新興・途上国からロシアとの対話を求める声が相次いだ。米国では11月の大統領選で返り咲きを狙う共和党のトランプ前大統領がロシアとの交渉に臨む姿勢を示している。ウクライナ側には、交渉開始時に少しでも有利な材料を手にしたいとの思惑がありそうだ。
<参考=「ウクライナがロシア西部に最大規模の越境攻撃、外交交渉を有利に進める狙い…ガス関連施設を制圧」(読売新聞)>
(24/08/10)
【閻魔大王】 2024/08/10 (Sat) 23:29
<副題=ロシア軍、西部州に予備戦力投入 越境のウクライナ軍掃討で緊張(Yahoo!ニュース・共同)>
<写真>
ロシア西部クルスク州スジャ方面に移動する軍用車=9日、同州(タス=共同)(KYODONEWS)
>ロシア国防省は9日、ウクライナ軍が越境攻撃で侵入を続けるロシア西部クルスク州スジャ方面に大砲や戦車、車両などの予備戦力を投入すると発表した。6日の攻撃開始から4日目となってもロシア軍が目標とする自国領からのウクライナ軍掃討は終わらず、国境地帯では活発な軍事行動を伴う緊張状態が続いている。
>ウクライナ兵が「スジャはわれわれの支配下にある」と主張する動画がソーシャルメディアで拡散した。ウクライナ側は越境攻撃を公式に認めていない。米メディアによると、ウクライナ軍はウクライナ経由で欧州に天然ガスを輸出するパイプラインの管理施設を制圧しており、ロシア軍は掃討を急ぐ。
<参考=「ロシア軍、西部州に予備戦力投入 越境のウクライナ軍掃討で緊張」(Yahoo!ニュース・共同)>
(24/08/10)
【閻魔大王】 2024/08/11 (Sun) 00:28
<副題=ウクライナ軍の越境攻撃 100平方キロメートル制圧か ロシア西部の軍飛行場にもドローン攻撃(TBS)>
>ウクライナ軍によるロシア西部での越境攻撃についてウクライナ側がこれまでに100平方キロメートルを制圧したとアメリカメディアが報じました。
>アメリカのワシントン・ポストは8日、ゼレンスキー大統領の顧問の話としてロシア西部クルスク州での今回の越境攻撃にウクライナ軍が関わっているとしたうえで、ウクライナ側がおよそ100平方キロメートルを制圧したと報じました。
>また、ロシア側の数百人を捕虜として拘束したほか、ヨーロッパ向けに天然ガスを輸送するための関連施設も制圧したとしています。
>こうした中、ロシア非常事態省は9日、クルスク州の状況について連邦レベルでの非常事態だと宣言しました。
>また、クルスク州に隣接するリぺツク州の知事は9日、ウクライナ軍のドローン攻撃により、9人が負傷したとSNSに投稿しました。
>これについて、ウクライナ軍はリぺツク州にあるロシア軍の飛行場を攻撃し、誘導爆弾を保管していた弾薬庫を破壊したと発表しています。
>一方、ウクライナ東部ドネツク州ではスーパーマーケットにロシア軍の攻撃があり、火災が発生しました。
>検察当局は14人が死亡し、43人が負傷したとしています。
<参考=「ウクライナ軍の越境攻撃 100平方キロメートル制圧か ロシア西部の軍飛行場にもドローン攻撃」(TBS)>
【閻魔大王】 2024/08/11 (Sun) 08:28
<副題=ウクライナの越境攻撃 ロシア側の住民ら7万6000人以上が避難 地元では不満の声も(TBS)>
>ウクライナによるロシア西部への越境攻撃が続く中、ロシア当局は住民7万6000人以上が避難したと明らかにしました。
>ウクライナと国境を接するロシア西部クルスク州では、ウクライナ軍が今月6日からこれまでで最大規模とされる越境攻撃を行っています。
>これに対し、ロシア側は戦車などの追加の部隊を派遣すると発表していて、現地では激しい攻防が続いているとみられます。
>こうした中、ロシア非常事態省は10日、周辺の住民ら7万6000人以上が避難したと明らかにしました。
>一方、独立系メディアは10日までにクルスク州の住民たちがプーチン大統領に支援を求めているとする動画を報じました。
>その中で住民たちは「ゲラシモフ参謀総長が状況は制御されていると報告したが、現地では非常に激しい戦闘が起きている」などと発言。
>ロシア国防省はウクライナ側の進軍を阻止していると主張していますが、正確な情報が伝わっていないと現地で不満が広がっている可能性があります。
<参考=「ウクライナの越境攻撃 ロシア側の住民ら7万6000人以上が避難 地元では不満の声も」(TBS)>
(24/08/11)
【閻魔大王】 2024/08/11 (Sun) 10:02
<副題=ロシア軍陣地の突破のため「エイブラムス」戦車が砲撃「前線から撤退した」という噂を覆す“強化された”車体を投入(乗りものニュース)>
>前線の陣地を「破壊」したとウ国防省
>ウクライナ国防省の公式メディアである「アーミーインフォーム」は2024年8月5日、アメリカからウクライナに供与されたM1A1「エイブラムス」主力戦車が前線でロシア軍陣地を突破する映像を公開しました。
<画像1>
M1A1「エイブラムス」画像はアメリカ軍のものだが、ウクライナ軍の車両はM1A2相当に改良されたほか、戦場での現地改修も受けている(画像:アメリカ国防総省)
<画像2>
戦場を走行するウクライナ軍のM1A11「エイブラムス」(画像:アーミインフォーム/ウクライナ国防省)
>「アーミーインフォーム」によると、この車両は第47機械化旅団所属のものとのことで、ドネツク州西部に位置するポクロフスク方面での戦闘に投入されたようです。同媒体ではこのM1A1「エイブラムス」の投入により「敵陣地は破壊された」と報じています。
>M1A1「エイブラムス」は、2023年9月にアメリカからウクライナに31両が供与された後、実戦投入直後から自爆ドローンでの損害が相次ぎ、ロシア側に鹵獲される車両も出たため、一時は後方に下げているのではという噂もありました。
>しかし、その後の報道で引き続き東部の前線に配備されていることが明らかにされ、自爆ドローン対策などのため、金属製の屋根である「コープケージ」のほか追加装甲の一種であるアメリカ製や旧ソ連製の「爆発反応装甲(ERA)」が装備された車両も公開されていました。
>今回公開された動画のM1A1「エイブラムス」も、ERAのような装備が確認できるため、改良が施された車両だと予想されます。
<参考=「ロシア軍陣地の突破のため「エイブラムス」戦車が砲撃「前線から撤退した」という噂を覆す“強化された”車体を投入」(乗りものニュース)>
(24/08/09)
【閻魔大王】 2024/08/16 (Fri) 23:38
<副題=ロシアへの越境攻撃、ゼレンスキー氏が認める 戦争を「侵略者の領内に押し込んでいる」(BBC)>
>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキーは10日、国境を接するロシア西部クルスク州で自軍が越境攻撃を行っていることを初めて認めた。クルスク州をめぐってはロシアが6日に攻撃を受けたと発表し、後に同州に非常事態が宣言されていた。
>ゼレンスキー大統領は10日夜のテレビ演説で、ウクライナ軍が「侵略者の領内へと」戦争を押し込んでいると述べた。
>ウクライナ軍の越境攻撃はロシアに不意打ちを食らわせ、両国の国境沿いで大規模な避難を引き起こした。
>ウクライナ国内では11日早朝に、首都キーウと北部スーミ州で複数の爆発が報告された。
>キーウ市のヴィタリ・クリチコ市長は、防空部隊が「稼働中」で空襲警報が続いていると述べた。市長は、民間人にシェルター内にとどまるよう警告するメッセージを、メッセージアプリ「テレグラム」に投稿した。
>ウクライナ空軍は、キーウとその周辺地域、そして東部全域で空襲警戒体制が敷かれていると発表した。
>侵略者への「必要な圧力」、国境地帯から多数避難
<地図1>
>ゼレンスキー氏は10日の演説で、ウクライナの「戦士たち」に感謝するとともに、ロシア国内での作戦についてウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官と協議したことを明らかにした。
>そして、「ウクライナは正義を取り戻せると、そして侵略者に必要な圧力を確かにかけられると、証明している」と付け加えた。
>複数報道によると、ウクライナ軍は国境から10キロ以上離れた地点に到達し、町の一つを占拠しようとしている。2022年にロシアの全面侵攻が始まって以来、ウクライナがこれほどロシア領内で前進するのはこれが初めて。
>クルスク州では11日早朝、13人が負傷(うち2人は重傷)したと、同州のアレクセイ・スミルノフ知事代行は述べた。
>ロシア国営タス通信によると、国境地帯からはすでに7万6000人以上が避難した。スミルノフ氏は11日、民間人を安全な場所へ避難させる作業を加速させるよう、関係当局に命じたと述べた。
>ウクライナの突然の越境攻撃に対応するため、ロシア国家反テロ委員会は9日、3つの地域に「対テロ作戦」体制を敷いた。
>これは、当局がクルスク州、ベルゴロド州、ブリャンスク州の国境地帯で人や車両の移動を制限し、電話の盗聴などの措置を取れることを意味する。
>ウクライナ軍、主要ガス施設を制圧か
>ロシアによると、最大1000人のウクライナ兵は6日朝、戦車や装甲車の援護を受けながらクルスク州に侵入した。
>これ以降、ウクライナ軍は多数の村を占拠し、クルスク州の町スジャにも迫っているとされる。
>9日には、スジャと、ロシアのエネルギー大手ガスプロムが所有する主要ガス施設を制圧したと主張するウクライナの武装兵とされる動画が浮上した。
>BBCヴェリファイ(検証チーム)はこの動画が確かに、ウクライナ国境から約7キロ離れたスジャの北西郊外にあるガスプロム社施設で撮影されたものだと確認した。この映像だけでは、ウクライナ軍が町全体を占拠したとする主張が事実かどうかは、検証できない。
>ロシアの軍事ブロガーたちはこれより先に、スジャはロシア側が掌握していると主張していた。
<写真2>
ロシア・クルスク州スジャにあるガス施設に到達したウクライナ兵(BBCが撮影場所を確認)
>BBCヴェリファイは9日朝にオンライン投稿された別の動画についても、撮影場所を確認した。この動画には、ロシア国境から約38キロ離れた町オクチャブルスコエを通る道路上に、損傷したり燃やされたりしたロシア軍車両15台が乗り捨てられている様子が映っている。
>また、複数のロシア兵も映っている。これには負傷している兵士や、死亡した可能性のある兵士も含まれる。
>ロシアはクルスク州に戦車やロケット発射システムなどを含む増援を送っている。
>ロシア国防省は10日朝、ロシア部隊はウクライナ部隊による「侵攻の試みを撃退し続けている」との最新報告を発表。ウクライナが「ロシア領の奥深くまで突破」しようとする動きは、阻止したと主張した。
>ロシア側の主張について、第三者による客観的な検証はされていない。
>戦闘がロシア最大級のクルスク原子力発電所にじりじりと迫りつつある中、国連の国際原子力機関(IAEA)は9日、ロシアとウクライナの双方に「最大限の自制」を求めた。
>IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は、「深刻な放射性被害をもたらす可能性のある原子力事故を回避する」ための措置を講じなければならないと述べた。
>同原子力発電所はスジャの北東約60キロに位置する。
<参考=「ロシアへの越境攻撃、ゼレンスキー氏が認める 戦争を「侵略者の領内に押し込んでいる」」(BBC)>
(24/08/11)
【閻魔大王】 2024/08/17 (Sat) 00:19
<副題=ウクライナ軍、ロシア西部占領地域に事務所設置 越境攻撃を継続(REUTERS)>
<写真>
ウクライナ軍のシルスキー総司令官は15日、越境攻撃を続けているロシア西部クルスク州の占領地域に軍司令官事務所を設置したと明らかにした。1月12日、ウクライナ東部ハリコフで撮影(2024年 ロイター/Valentyn
Ogirenko)
>ウクライナ軍のシルスキー総司令官は15日、越境攻撃を続けているロシア西部クルスク州の占領地域に軍司令官事務所を設置したと明らかにした。
>自身のテレグラム・チャンネルを通じて発表した文書で「われわれはクルスク州で前進している。設置された軍司令官事務所で秩序と地元住民のあらゆるニーズを確保しなければならない」と説明。エドゥアルド・モスカリョフ少将が事務所のトップを務めるという。
>ウクライナのゼレンスキー大統領が公開した動画によると、シルスキー氏は同大統領に対し、クルスク州における攻撃はこれまでに国境から35キロの地点まで進み、82の集落と1150平方キロメートルの地域を掌握したと報告した。
>一方、ロシアは15日、ウクライナによるクルスク州への越境攻撃を受け、国境防衛と指揮統制を強化し、追加部隊を派遣することを発表した。 もっと見る
また、ロシアはウクライナ東部での攻勢も弱めておらず、ウクライナ側によると、ロシア軍の圧力が東部戦線で後退している兆候は見られない。重要な物流ハブであるポクロウシク市近郊ではここ数週間で最も激しい戦闘があったという。
<参考=「ウクライナ軍、ロシア西部占領地域に事務所設置 越境攻撃を継続」(REUTERS)>
(24/08/16)
【閻魔大王】 2024/08/17 (Sat) 11:29
<副題=トランプ氏をけん制「バイデン政権の遺産はハリス氏に」 正副大統領そろい踏みで中間層にアピール(東京新聞)>
>米民主党の大統領候補のハリス副大統領(59)は15日、バイデン大統領(81)とともに東部メリーランド州ラーゴで集会を開き、薬価の引き下げなどにより特に中間層の負担軽減を図る姿勢を訴えた。2人がそろって演説するのは、7月21日のバイデン氏の撤退表明後初めて。8月19日から始まる党大会を前に両氏の結束を示し、バイデン政権の遺産はハリス氏に引き継がれるとアピールした。
>2人は一緒に登壇し、ハリス氏が先に演説。バイデン氏を「手ごろな医療へのアクセスを拡大するなど、これほど多くの実績を残した指導者はほとんどいない。並外れた大統領だ」と紹介すると、会場の支持者らは「サンキュー、ジョー」コールを繰り返してバイデン氏をたたえた。
>◆処方薬の価格引き下げをアピール
>集会に先立ちバイデン政権は、主要政策として取り組んだ「インフレ抑制法」に含まれる処方薬の価格引き下げについて、がんや糖尿病など10種類の薬価引き下げで大手製薬会社と合意したと発表。ハリス氏は「高齢者は長い間、薬を買うお金に苦労してきた。こうして交渉の結果を発表できるのは大きな名誉だ」と政権の成果を誇った。
>続いて演説したバイデン氏は、ハリス氏がインフレ抑制法の成立に尽力したと指摘した上で「彼女はとてつもない大統領になる」と持ち上げた。さらに「ハリス氏と私はすべての人の負担を下げるために闘い続ける」と強調。富裕層を優遇する共和党の大統領候補、トランプ前大統領(78)をけん制し、ハリス氏への支持を呼びかけた。
>民主党は19~22日に中西部イリノイ州シカゴで党大会を開き、トランプ氏との対決に向けて党内の結束を図る。バイデン氏は初日に演説し、ハリス氏は最終日に党候補の指名受諾演説に臨む見通し。
<参考=「トランプ氏をけん制「バイデン政権の遺産はハリス氏に」 正副大統領そろい踏みで中間層にアピール」(東京新聞)>
(24/08/16)
【閻魔大王】 2024/08/17 (Sat) 11:54
<副題=トランプ氏、ハリス氏への個人攻撃を正当化 異例の記者会見で反論(朝日新聞)>
>米大統領選に向け、共和党のトランプ前大統領(78)が15日、2週連続となる記者会見を開いた。メディアへの露出を増やす狙いがあり、ハリス副大統領(59)への執拗(しつよう)な個人攻撃が目立つ。直近の世論調査ではハリス氏への強い追い風が示されており、それに対する焦りもにじむ。
>トランプ氏は15日夕、ニュージャージー州の自らのゴルフ場に記者を招き、会見を開いた。冒頭、40分以上にわたって持論を展開。ハリス氏を「バイデン(大統領)は過激な左派ではなかったが、彼女は本物だ」などと何度も攻撃した。
>ハリス氏への個人攻撃について問われたトランプ氏は「私には彼女を個人攻撃する権利がある」と反論。「彼女の知性をあまり尊敬していないし、ひどい大統領になると思う」とも語った。
<以下、有料記事>
<参考=「トランプ氏、ハリス氏への個人攻撃を正当化 異例の記者会見で反論」(朝日新聞)>
(24/08/16)
【閻魔大王】 2024/08/17 (Sat) 17:58
<副題=ロシア、欧メディアが「違法入国」取材と抗議 越境攻撃うけ苦況続く(Yahoo!ニュース・朝日新聞)>
この手、報道機関が入らねば、実情不明。
にしたって、ロシアの報道機関は、ウクライナに入ってるですが。それは、片脇に置きまして。
>ロシア外務省は16日、国営イタリア放送協会(RAI)の撮影チームが、ウクライナ軍のロシアへの越境攻撃を取材するため、ロシア南西部クルスク州に不法に入国したとして、イタリアの駐ロシア大使を呼び出して抗議した。AP通信もウクライナ側のプレスツアーでクルスク領内に入っており、ロシアは占領地を掌握される苦しい戦況が続いているとみられる。
>ロシア外務省は、ウクライナ軍の越境攻撃を「ウクライナの武装勢力による犯罪的なテロ攻撃」とし、「ロシアの法律とジャーナリストの倫理に違反した」とRAIの撮影チームを批判。「当局が適切な対応をする」として、刑事責任を問う可能性を示唆した。
>一方、AP通信の記者は16日、ウクライナ政府のプレスツアーで、国境に近い同州の町スジャに入った。ロシア側はウクライナによる制圧を否定している。また、CNN記者も国境沿いで、ウクライナ軍の車両が次々と通過する様子を取材。ロシア軍の攻撃の音も聞こえず、状況は安定しているように見える。記者は「ウクライナ軍の攻撃に、ロシア側はまったく防衛できなかった」と伝えた。
>ウクライナ軍兵士はCNNの取材に対し、「最終結果は誰にも分からない」と話した。
>ウクライナ軍は6日にロシアへの越境攻撃を開始。ロシア軍は連日、「ウクライナ軍を撃退した」などと発表しているが、ウクライナ側は、クルスク州で約1千平方キロを制圧したとしている。
<参考=「ロシア、欧メディアが「違法入国」取材と抗議 越境攻撃うけ苦況続く」(Yahoo!ニュース・朝日新聞)>
(24/08/17)
<24/09/02>
【閻魔大王】 2024/08/17 (Sat) 20:21
<副題=ゼレンスキー氏「予備兵力の枯渇が目的」…ロシア西部クルスク州で橋を破壊、米国供与のロケット使用か(読売新聞)>
>ウクライナ軍が越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州で16日、グルシコボ地区のセイム川にかかる橋が破壊された。露メディアが報じ、ウクライナ空軍司令官も橋を破壊する空撮映像をSNSに投稿し、事実上、攻撃を認めた。この橋は露軍部隊に弾薬や食料を運ぶ主要ルートとされ、補給路を断つ狙いがある。
>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は16日、SNSで「露軍の補給を破壊し、予備兵力を枯渇させることが目的だ」と投稿した。露外務省報道官は、米国が供与した高機動ロケット砲システム「HIMARS」が「初めてクルスクで使用された」と非難した。露側はクルスクへの攻撃の背後に米欧の支援があると強調している。
>一方、ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官は16日、クルスク州で1~3キロ・メートル進軍したとして「全てが計画通りに実施されている」と語った。
<参考=「ゼレンスキー氏「予備兵力の枯渇が目的」…ロシア西部クルスク州で橋を破壊、米国供与のロケット使用か」(読売新聞)>
(24/08/17)
【閻魔大王】 2024/08/17 (Sat) 20:33
<副題=セリーヌ・ディオンさんがトランプ陣営に抗議 選挙集会で「楽曲を無許可で使用された」(Yahoo!ニュース・TBS)>
トランプ君には、遵法精神なんか、ありません。
前回の、大統領選挙の時にも、この手の話、あったです。
>カナダ出身の歌手、セリーヌ・ディオンさんが、アメリカのトランプ前大統領の選挙集会で楽曲や映像が無許可で使用されたとして抗議しました。
>セリーヌ・ディオンさんは10日、自身のSNSで「トランプ氏らがモンタナ州で行った選挙集会で『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』の楽曲や映像が無許可で使用されたことが分かりました」とした上で、「このような使用は一切承認しません」と抗議しました。
>「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」は、大ヒット映画「タイタニック」のテーマ曲として知られるセリーヌ・ディオンさんの代表曲の一つです。
>アメリカメディアによりますと、9日、西部モンタナ州で行われたトランプ前大統領らの集会で、この楽曲と映像が大型スクリーンで流されました。
>トランプ前大統領は過去の集会でも楽曲の使用をめぐり複数のアーティストから抗議を受けています。
<参考=「セリーヌ・ディオンさんがトランプ陣営に抗議 選挙集会で「楽曲を無許可で使用された」」(Yahoo!ニュース・TBS)>
(24/08/11)
<24/08/23>
【閻魔大王】 2024/08/18 (Sun) 11:09
<副題=ロシア軍、ウクライナ各地から部隊をクルスクに移動 カリーニングラードからも(CNN)>
>ウクライナ軍によるロシア南西部クルスク州への越境攻撃を受け、ロシア軍はウクライナ各地の戦闘地や、バルト海に面するロシアの飛び地カリーニングラード州から兵士をクルスク州に移動させている。ウクライナ軍の司令官やリトアニアの国防相が明らかにした。
>大隊を率いるウクライナ軍の司令官、ディムトロ・ホロド氏によると、クルスク州でのウクライナ軍の前進を止めるためにロシア軍がウクライナのザポリージャ、クリミア、ハルキウから兵士を移動させていることをうかがわせる「情報」をウクライナ軍は持っているという。ウクライナ北部スーミ州にいるCNN取材班に明らかにした。
>ホロド氏は国内各地で戦う自軍の部隊にとって、ロシア兵の移動は有利に働くと指摘。一方でロシア兵が再配備されることでクルスク州でのウクライナ軍の前進は難しくなると認めつつ、それでも前進するとの見方を示した。
>ホロド氏は率いる部隊と共に奇襲となった越境攻撃に初日から参加し、14日に国内に戻った。同氏によると、ロシア軍の部隊はウクライナ軍の「急速な前進」に衝撃を受け、戦術的に難しい状況にあったロシア兵らは自ら投降したという。
>また、リトアニアのカシュウナス国防相は13日に行われたウクライナのゼレンスキー大統領との協議で、「(ロシア軍が)部隊をカリーニングラードからクルスクに移動させているのを目の当たりにしている」と述べた。協議の様子がSNS「テレグラム」で公開された。
>カリーニングラード州はポーランドとリトアニアの間に位置する。カスチュナス氏が主張の根拠となる証拠を示したかどうかは不明。
<参考=「ロシア軍、ウクライナ各地から部隊をクルスクに移動 カリーニングラードからも」(CNN)>
(24/08/15)
【閻魔大王】 2024/08/18 (Sun) 17:18
<副題=ウクライナの越境攻撃続く ロシア西部で陣地強化(AFP)>
ウクライナ軍のロシア国境、越境攻撃の進度は、わからんです。100平方キロを、更に、拡大と、ウクライナ軍は宣伝。
>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、自国軍が大規模な越境攻撃を続けるロシア西部クルスク(Kursk)州で、陣地を強化していると明らかにした。
>ロシア政府は前日、ウクライナ軍がクルスク州内の川にかかる重要な橋を破壊したと非難した。ウクライナは、同州におけるロシア軍部隊の移動と補給ルートの妨害を試みている。
>ゼレンスキー氏はテレグラムへの投稿で、オレクサンドル・シルスキー(Oleksandr Syrsky)軍総司令官が「クルスク州のわが軍の陣地強化と安定地域の拡大を報告してきた」と述べた。また、軍はロシア兵を捕虜にしており、今後の捕虜交換の対象になるとの考えを示した。
>ゼレンスキー氏は17日夜の演説でも、「作戦はわれわれの予想通りに進んでいる」と評価した。
>ウクライナは今月6日からの越境攻撃で、要衝スジャ(Sudzha)を含む80以上の集落を制圧したとしている。
>一方のロシア国防省は17日、クルスク州の3集落近辺でウクライナ軍を後退させたと主張。さらなる侵入を試みる「敵の機動部隊」を捜索中だと述べた。
>ウクライナ軍による越境攻撃は同国にとって弾みとなっているものの、ロシア占領下のウクライナ東部で激化するより大規模な戦闘には影響はほぼ及んでいないとみられる。
>ゼレンスキー氏は17日、ポクロウシク(Pokrovsk)とトレツク(Toretsk)近くのウクライナ軍陣地が「数十回におよぶ攻撃」を受けたと語った。これらの地区ではここ数週間、ロシア軍がじりじりと進軍している。
>一方で、「われわれの兵士と部隊は占領軍を撃退するために全力を尽くしている」とし、状況は「制御下にある」と強調した。(c)AFP
<参考=「ウクライナの越境攻撃続く ロシア西部で陣地強化」(AFP)>
(24/08/18)
【閻魔大王】 2024/08/18 (Sun) 22:53
<副題=ウクライナ制圧のスジャ、取材班が現地入り 住民の恐怖と混乱「何が起きているか分からない」(CNN)>
>通りで腐敗する遺体。道路に並ぶ弾痕だらけの民間人の車。広場にあるレーニン像は、顔の半分が吹き飛ばされている。通りには銃弾の破片が散乱し、地元住民は防空壕(ごう)に身を寄せる。
>引き裂かれ内部があらわになった建物には、死臭が立ちこめていた。
>ウクライナ人にとっては痛いほど見慣れた光景だが、ロシアにはこれまで無縁だった。しかし国境の町スジャが11日前にウクライナ軍の攻撃を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、町の制圧を主張した。ロシアのプーチン大統領が2年前に自ら選んだ戦争を仕掛けたとき、ロシアは自国が侵攻を受けるとは予期していなかった。
>CNNはウクライナの第1撃で粉々になった国境検問所を通り過ぎ、ウクライナ軍に付き添われてロシア国内に入った。前方の空には時折爆発による黒い煙が立ち上るものの、道路そのものは現実離れした静けさだった。
>スジャに入る脇道にはキリスト教正教会の巨大な十字架が建ち、「神が私たちを救済し保護する」と書かれている。数メートル離れた場所には、数日前の戦闘で使われた戦車2両や、他の装甲車の残骸が横たわっていた。
>町の通りはほとんど人けが無かったが、周囲で猛威を振るう嵐の音が響いていた。小火器の音やひっきりなしに続く砲弾の発射音が沈黙を破ったものの、それは遠方の出来事だった。
>付き添いのウクライナ人によれば、ここ数カ月のあいだ前線でウクライナ軍の前進を阻んでいたロシア軍の攻撃ドローン(無人機)は前線の戦闘に張り付き、国境やスジャにいるウクライナ軍に嫌がらせをする余裕はない。ドローンやロシア軍の航空戦力が見当たらないことから、今回の奇襲に当たりウクライナ軍の能力が向上した可能性がうかがえる。ロシアに入る道路には欧米から供与された装甲車が至る所にあり、ウクライナはかねて不足を訴えていたリソースを今回の戦闘に投入しているようだった。
>スジャは完全に無人ではなかった。大型ビルの一つでは、地下室の入り口の前に「ここの地下室にいるのは平和的な人たち。軍はいない」と手書きされた大きな段ボールの掲示が見えた。外に座っていたのはイナさん(68)。他にも60人の民間人が地下にいるという。
>地下では、取材班が過去2年間に数十のウクライナの町で目撃した光景が広がっていた。ロシアで見てもやはり悲しい光景だった。
>入り口にいたスタニスラフさんは、生活はどうかと聞かれ、灰色のひげをなでながら「分かるだろう。これは生活ではない。存在しているだけ。生活ではない」と答えた。
>暗くじめじめした地下には、病弱な人、孤立した人、混乱した人が身を寄せていた。かつらと鮮やかな赤いサマードレスを身に着けたままの高齢女性は軽く体を揺らしながら、抑揚のない声で「終わりが見通せない。せめて停戦になれば平和に暮らせるのに。何もいらない。これは私の松葉づえだが、歩けない。歩くのはとても大変」と漏らした。湿気の多い薄闇の中、顔の周囲にはハエが飛んでいた。
>次の部屋では、明かりが6人家族をちらちら照らしていた。男性は「1週間が経った。何の知らせもない。周囲で何が起きているのか分からない」とコメント。息子は隣で押し黙り、白い顔は無表情だった。
>外の通りではニーナさん(74)が薬を探していた。店舗は引き裂かれ、薬局は閉まっている。ニーナさんは町を離れたくないと語る。同様に傷ついた町に残った多くのウクライナ人女性と同じように、ニーナさんも慣れ親しんだ場所で暮らす権利を切々と訴えた。
>「町を離れたければ離れる。なぜ50年間も住んでいた町を離れるのか。娘と母は墓地に眠っているし、息子は(ここで)生まれた。孫も…。私は自分の土地で暮らす。自分がどこに暮らしているのか分からない。これが誰の土地なのか分からない。何も分からない」
<参考=「ウクライナ制圧のスジャ、取材班が現地入り 住民の恐怖と混乱「何が起きているか分からない」」(CNN)>
(24/08/17)
【閻魔大王】 2024/08/19 (Mon) 18:53
<副題=マイケル・ムーア氏、トランプ氏はハリス氏との討論会で敗北すると予想「爆発するかもしれない」(HUFFPOST)>
>「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏911」などの作品で知られるドキュメンタリー監督のマイケル・ムーア氏が、米大統領選挙の討論会の予想をガーディアンに語った。
>6月に行われた大統領選挙テレビ討論会では、民主党候補だったバイデン氏の精細を欠く発言が注目され、「トランプ氏の圧勝」だと評価された。
>その後、バイデン氏が選挙からの撤退を表明し、副大統領のハリス氏が新たな民主党の候補者になった。
>トランプ氏とハリス氏は9月に予定されている大統領選討論会で初めて論戦を交わすことになる。
>ムーア氏は、8月15日に掲載されたガーディアンの記事で「私が8年間待ち望んでいたものを見ることができるのではないか」と述べ、ハリス氏とのディベートでトランプ氏は苦戦するだろうと予想した。
>「あの怒りやすい性格で、誰かがひとたびイライラさせれば何が起きるかわからない。しかも生放送で?トランプは爆発するかもしれない。12歳の子どものように話し始めるかもしれない。12歳に悪気はないのだけれど。出ていってしまうかもしれない」
>ハリス陣営は、トランプ氏と共和党副大統領候補のJ.D.ヴァンス氏を「変人」と呼んで批判している。ムーア氏はこの戦略は成功する可能性があると考えている。
>「討論会まで『変人』を続け、相手を縮み上がらせ、とどめを刺すのではないか。皮肉や風刺、この2人(トランプ氏とヴァンス氏)の奇妙を通り越した完全に愚かで狂気の主張を指摘するというシンプルな方法で、とどめを刺すだろう」
>その一方で、ムーア氏はハリス氏は高騰する住宅価格や気候変動など、有権者にとって重要な問題に焦点を当てる必要があると指摘。イスラエルのガザ攻撃が選挙の重要なポイントになるだろうとも語っている。
>「ベビーブーム世代はこの選挙で一番重要な有権者ではないかもしれない。だからこそガザが重要なんだ。若い人たちは戦争を嫌っていて、バイデンと彼の戦争支持に完全に反対している」
>ムーア氏は「悲しいことに、バイデンはガザでの戦争に資金を提供し、イスラエルを守るための武器ではなく、パレスチナの市民を殺すための特別な資金を(イスラエルの)ネタニヤフ首相に提供したことを記憶されることになるだろう」とも述べている。
>ハリス氏とトランプ氏のテレビ討論会は9月10日にABCで実施される予定だ。
<参考=「マイケル・ムーア氏、トランプ氏はハリス氏との討論会で敗北すると予想「爆発するかもしれない」 トランプ氏に批判的なムーア氏は「私が8年間待ち望んでいたものを見ることができるのではないか」と述べている」(HUFFPOST)>
(24/08/19)
<参考=NO.488 続103<ロシアのウクライナ侵攻>トラに焦/ハリス優勢/戦地混沌>
(24/08/19)