閻魔大王<NO.249>

みんながパソコン大王
総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
閻魔大王NO.250
488 続103<ロシアのウクライナ侵攻>トラに焦/ハリス優勢/戦地混沌 閻魔大王 24/08/19
閻魔大王NO.248

NO.488 続103<ロシアのウクライナ侵攻>トラに焦/ハリス優勢/戦地混沌<起稿 閻魔大王>(24/08/19)


【閻魔大王】 2024/08/19 (Mon) 23:59

<参考=NO.487 続102<ロシアのウクライナ侵攻>「ほぼトラ」/「ハリス現象」/戦地混沌
(24/08/10)

副題=ウクライナの越境攻撃、英ミサイル使用許可が焦点 露の補給路遮断狙うも米が二の足(産経新聞)

まだ、そんな事、言うてるですか<?>
さての、バイデンから、ハリスに交替で、ウクライナ政策も、どんな具合になるのか。
閻魔大王的には、現状の、生かさず、殺さずでは、被害拡大するだけ。

<写真>
巡航ミサイル「ストームシャドー」=7月、英ファンボロー(ゲッティ=共同)



>ウクライナによるロシア西部への越境攻撃で、英国の巡航ミサイル「ストームシャドー」の使用が認められるかどうかが焦点となっている。ウクライナ軍は、強力なミサイルでロシアの補給路を遮断し、越境攻撃の戦線を安定させたい考え。ただ、米国が使用承認に二の足を踏んでいるとされ、不透明な状況だ。

>ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は英紙テレグラフに「英国のパートナーによるストームシャドーの使用承認が緊急に必要だ」と指摘。使用すれば「ロシアの補給は遅れ、航空機をより遠隔地に移動せざるを得ないだろう」と訴えた。

>英国は昨年、射程250キロのストームシャドーをウクライナに供与した。これまではクリミア半島などウクライナ領のロシア支配地域での使用に限られ、ロシア国内への攻撃には使ってこなかった。(共同)

<参考=「ウクライナの越境攻撃、英ミサイル使用許可が焦点 露の補給路遮断狙うも米が二の足」(産経新聞)>
(24/08/19)


【閻魔大王】 2024/08/20 (Tue) 09:33

副題=トランプ氏、T・スウィフトさんの支持見せかけ 偽画像投稿(REUTERS)

トランプ君には、こんな事、ばかり、やってるです。
よて、焦りかと。

>米共和党の大統領選候補、トランプ前大統領は、人気歌手テイラー・スウィフトさんがトランプ氏に投票するよう呼びかける偽の画像を自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。

>トランプ氏が週末に投稿した画像は、米国旗「星条旗」風の衣装を着たスウィフトさんと「テイラーはドナルド・トランプに投票してほしい」というキャプションが描かれたもの。トランプ氏はこの画像に「歓迎する!」とコメントを付けた。

>スウィフトさんは今年の大統領選でどの候補者にも支持を表明していないが、2020年の選挙では民主党の正副大統領候補だったバイデン・ハリス両氏を支持。また、20年のドキュメンタリーでトランプ氏を非難していた。

>スウィフトさんとトランプ氏の広報担当にコメントを求めたが、回答は得られていない。

>トランプ氏は他にも「スウィフティーズ・フォー・トランプ」とプリントされたシャツを着る若い女性の写真なども投稿した。「スウィフティーズ」はスウィフトさんのファンを指す。

>一方、ファンや監視団体は、こうした画像の多くが人工知能(AI)によって生成された偽画像のようだと指摘。

>消費者団体パブリック・シチズンはトランプ氏の投稿について「AIが誤情報を生み出す力を持つという新たな例」とし、「選挙の悪用を含め、こうした誤報が社会にもたらし得る危害は広範囲に及び、非常に有害だ」と懸念した。

<参考=「トランプ氏、T・スウィフトさんの支持見せかけ 偽画像投稿」(REUTERS)>
(24/08/20)


【閻魔大王】 2024/08/20 (Tue) 21:49

副題=ウクライナ、東部の都市住民に避難指示 ロシアが進軍(BBC)

>ウクライナ当局は19日、東部ドンバス地方の主要都市ポクロフスクと周辺の村落で、子供がいる世帯の住民に避難を命じた。ロシア軍が進軍を続けているためという。一方、ウクライナ軍はロシア西部クルスク州で進軍を続けている。

>ポクロフスク市軍政当局のセルヒイ・ドブリアク長官は前進するロシア軍から逃れるために住民に残された時間はせいぜい2週間だと述べた。

>戦略的に重要なこの街は、ウクライナの主要な防衛拠点の一つで、東部前線におけるウクライナ部隊にとっての重要な兵站(へいたん)ハブでもある。

<地図>
出典:米戦争研究所(日本時間16日午前6時現在)



>ドネツク州のワディム・フィラシキン州知事によると、同州ポクロフスク市には4000人近い子供を含む5万3000人以上が残っている。

>当局は子供たちとその親または保護者を強制的に避難させる決定を下したと、フィラシキン州知事は述べた。

>「我々の州の都市が事実上、あらゆる敵の兵器の射程圏内にある以上、避難をさせるという決定は必要であり、避けられない」

>ドブリアク長官は、ポクロフスク市からの避難者数が1日500~600人に上ったとしている。基本的な行政サービスは維持されているものの、ロシア軍が迫る中、近いうちに機能しなくなるだろうと、同長官は述べた。

>今回の避難命令は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が自軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃で進展が続いているとする中で出された。


>ウクライナは越境攻撃で進軍続けていると
>ゼレンスキー大統領は19日、ウクライナ部隊がクルスク州で1250平方キロメートル以上の領土と92の集落を掌握したと述べた。

>「(ウクライナ北部)スーミ州の向こう側にあるロシアの国境地帯では、ロシア軍の駐留はほぼ排除された」と、ゼレンスキー氏はソーシャルメディアに投稿した。

>「数カ月前なら、世界中の多くの人がこんなことは不可能だと、ロシアの最も厳しい『レッドライン』(越えてはならない一線)を越えたと言っただろう」と、ゼレンスキー氏は付け加えた。

>ウクライナの越境攻撃の目的の一つは、ロシア軍をドンバス地方から引き離し、苦境にあるウクライナ部隊が抱えるプレッシャーを軽減することだと報じられている。


>三つ目の橋破壊か、新たな浮橋設置も
>ロシアの軍事ブロガーたちは19日、ウクライナ軍がクルスク州で、セイム川にかかる三つ目の橋を爆破したと主張した。ウクライナ政府は関与を主張していないが、橋が破壊されたことでロシア軍の兵站はさらに妨げられる可能性が高い。そして、ウクライナがロシアから奪った領土での支配力を固めるのに役立つだろう。

>ただ、BBCヴェリファイ(検証チーム)は、セイム川に複数の浮橋が架かっているのを確認している。浮橋は恒久的な構造物がない場合に素早く建設・使用することができる。

>17日に撮影された衛星画像では、クルスク州の町グルシュコヴォの近くで建設されたばかりの二つの橋が確認できる。


>米シンクタンク「戦争研究所」(ISW)は、ロシアがウクライナ東部で「じわじわと忍び寄る前進」戦略にコミットしているように見える一方で、ウクライナのクルスク州への突然の進軍は、ウクライナ政府が「消耗戦」に少しずつ敗北していくのではなく、むしろ主導権を握って大きな進展を得ることができたことを示していると指摘した。

>ISWは、ウクライナ軍がロシア領内の800平方キロメートルにわたって展開していると評価しつつ、それは必ずしも領土の支配とは一致しないと付け加えた。対照的に、ロシア軍が1月~7月までに掌握したウクライナ領土は推定約1175平方キロメートルだとしている。

<参考=「ウクライナ、東部の都市住民に避難指示 ロシアが進軍」(BBC)>
(24/08/20)


【閻魔大王】 2024/08/21 (Wed) 09:18

副題=ウクライナ、クルスク州の支配地域2倍に拡大へ布石 川の主要な橋すべて破壊(Forbes)

ウクライナ軍、セイム川にかかる橋、3本を破壊。
以て、クルスク州は、ロシアからは、孤立とされてるです。

ウクライナ軍が占領の面積、100平方キkmから、780平方kmに。
別途の記事では、1000平方km等々、諸説。

>セイム川はロシア西部クルスク州を西へ流れる川だ。クルスク州の780平方kmほどの地域はこの川とウクライナとの国境に挟まれている。

>今月6日、6個前後の旅団と複数の独立大隊、支援部隊から成る精強なウクライナ軍部隊がクルスク州に侵攻してからほどなくして、ウクライナ軍の陸軍や空軍はセイム川に架かる橋を狙い始め、これまでに3本を破壊した。

>侵攻部隊が要地のスジャ町をはじめクルスク州の780平方kmほどの地域を占領するなか、ウクライナ側がその西方の、セイム川と国境に挟まれた地域の孤立化を図っているのは明らかだ。

>理由も同じく明らかだ。ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は18日の作戦状況評価で「セイム川に架かる橋に対する攻撃と、この川の西岸への前方部隊の進撃は【略】、ウクライナ国防軍の目的がセイム川以南のクルスク州一帯の掌握にあることを示唆している」と述べている。

>ロシア側はそれを防ごうと躍起になっており、ウクライナ側が橋を破壊するのと同じくらいのペースで新しい橋の設置を進めている。しかし、これら仮設の浮橋(ふきょう、ポンツーン橋)は常設の橋以上に脆弱だ。

>セイム川の常設の橋は16日に初めて落とされた。スジャから西へ42kmほどのグルシュコボ町でセイム川に架かるコンクリート橋が、ウクライナ軍のロケット弾攻撃で破壊された。米国製の高機動ロケット砲システム(HIMARS)が使われたと伝えられる。

>翌17日、ウクライナ空軍はグルシュコボの西11kmほどのズバンノエ村でセイム川に架かる橋を攻撃した。さらに19日、ズバンノエの西に位置するカリージュ村の橋も破壊された。

>ロシア軍の工兵部隊の対応は素早かった。16日にグルシュコボ近くで浮橋を架け、17日までにグルシュコボとズバンノエの間の箇所にもう1本架けた。

>浮橋は恒久的な橋ほど耐久性も輸送力もないが、ほかの渡河手段が水陸両用車ぐらいしかない場合は実際に役立つ。

>問題は、軽くて薄い浮橋はコンクリート橋よりも破壊されやすいことだ。ウクライナ軍が4日で常設の橋を3本破壊できるほどの監視・攻撃手段をこの方面に集めているのであれば、同じ地域に現れる仮設の橋を破壊できない理由はないだろう。

>実際、ウクライナ側はロシア側が設けた浮橋の一本をすでに攻撃したようだ。米航空宇宙局(NASA)の熱検知衛星のデータに基づく「資源管理システムのための火災情報(FIRMS)」によると、浮橋が架けられた地点で19日に火災があった形跡がある。

>現在の侵攻地域に隣接するかなりの広さの一帯を孤立させるのに、ウクライナ側が常設・仮設の橋をあと何本破壊すればよいのかは不明だ。

>しかし、状況はかなり進展している可能性が高い。商業衛星画像を見る限り、ウクライナ軍が16?19日に落とした3本の橋が、この地域のセイム川に架かっていた主要な橋のすべてだったようだ。ロシア軍は現在、セイム川を渡るのに浮橋に全面的に頼らざるを得なくなっている可能性もある。

<参考=「ウクライナ、クルスク州の支配地域2倍に拡大へ布石 川の主要な橋すべて破壊」(Forbes)>
(24/08/20)


【閻魔大王】 2024/08/21 (Wed) 10:42

副題=ハリス氏の副大統領候補に“軍歴詐称”疑惑 “イラク派兵命令直前の退役”も問題に…「軍歴詐称のゴミ」バンス氏が痛烈批判 木村太郎(FNN)

経歴<軍歴>詐称は、宜しくはないです。
ワルツ氏からは、正式な、応答されておらず。果たして、公開討論会では、必ずや、攻められるの話で、如何に<?>

<表紙1>



>米国の大統領選挙、民主党の副大統領候補に指名されたティム・ワルツ氏が、州兵時代の軍歴を詐称した疑いで追い込まれている。

>戦場に出ていないのに「私が戦争で携行した武器」発言
民主党のカマラ・ハリス陣営は7日、一本のビデオをX(旧ツィッター)で公開した。屋内の集会場でワルツ氏が講演をしているビデオで、それにはこういう添え書きがある。

>「ティム・ワルツ知事:私は陸軍に25年いたし、狩猟もする。私は憲法修正第2条を守る良識ある法案に投票してきたが、身元調査はできる。銃による暴力の影響を調査することもできる。私が戦争で携行した戦争用の武器は、戦争でしか携行できないようにすることができる」

>NBCニュースによれば、これは2018年に行われたワルツ氏の講演会のビデオだというので、ミネソタ州知事選挙に当選した前後と考えられる。かつてワルツ氏がNRA(全米ライフル協会)の会員で銃規制に消極的ではないかと言われたことに反論をしているようで、今回もそうした疑念をかわすために公開されたと推測される。

>ところがこのビデオは、思わぬ反ばくを招くことになった。それは「私が戦争(war)で携行した戦争用の武器は」というくだりだ。

<写真2>
ハリス氏の副大統領候補に選出されたミネソタ州知事のティム・ワルツ氏(アリゾナ州・8月9日)



>ワルツ氏は17歳の時に陸軍州兵に入隊。2005年に退役するまで重砲部隊に所属した。この間2003年に同時多発テロ事件の報復として米国主導で行われた「不朽の自由作戦」で イタリアのビチェンツァに9カ月派遣されたが、イラクやアフガニスタンで戦う戦闘部隊を支援する役割で、戦場に足を踏み入れることはなかった。(AP電・9日)

>これに共和党側で同じ副大統領候補に指名されたJ.D.バンス氏が7日、ミシガン州で開かれた集会で噛みついた。

<写真3>
共和党の副大統領候補、J.D.バンス氏(ミシガン州・8月7日)



>「彼は、彼が戦争で使った武器を米国の街角で使われることを許すべきではないと言った。でもティム・ワルツ、君はいつ戦争に行ったというのだ?ティム・ワルツは、軍歴詐称者(stolen valor)のゴミだ。自分をありもしない者と偽るな」

>カマラ・ハリス選対も無視することができず、10日声明を発表し「ワルツ知事は国家のために兵役に就いた人々を侮辱する意図はなかった」と誤りを認めたが、ハリス選対はこの他にもワルツ氏の軍歴をめぐる訂正をしていた。


>ハリス陣営がワルツ氏の“軍歴”を訂正
>政治問題専門のニュースサイト「ポリティコ」が8日伝えたもので、ハリス選対はそのホームページでワルツ氏の軍歴についてはじめは「上級曹長(Command Sergeant Major)として退役した古参の州兵」としてあったが、その後「24年間軍務に就いて上級曹長の階級に達した」と密かに書き換えていたことが分かった。

>同サイトによると、ワルツ氏は確かに上級曹長として服務していたが、その階級を得るために必要な教育課程を修了していなかったため、退役時に単なる曹長に戻されていたのだという。

>しかしワルツ氏はその後、連邦下院議員やミネソタ州知事選挙に立候補した際には、自らの軍歴を「上級曹長として退役」としていたので「軍歴詐称者」というそしりも免れないことになる。


>イラク派兵免れるために退役?
>さらに、その退役時の経緯も問題になってきた。

>ワルツ氏は連邦下院議員選挙に出馬するため2005年5月に退役したが、彼の部隊は同じ年の7月にイラクへの派兵予告命令を受け、その後、現実にイラクへ派兵された。そこでウォルズ氏はイラクへの派兵を免れるため、部下を見捨てて一人退役したのではないかと当時の部隊関係者などから疑念が投げかけられている。

>このイラク派兵でワルツ氏が属していた部隊でも戦死者を出した。その一人でバクダッドの南で路肩爆弾の犠牲になったカイル・ミラー軍曹の母親は、英国紙デイリー・メール電子版で8日こう語っている。

>「私の息子は19歳でした。ティム・ワルツが逃げ出した部隊に参加してイラクで戦死しました。私はカマラ・ハリスが副大統領候補に選んだ卑怯な男を決して信じません」

>ワルツ氏の周辺は、部隊が派兵される予告命令を受けたのは氏が退役する2カ月前のことで、知るよしもなかったと弁明しているが、米軍では予告命令の前に警告命令が出されることがあり、ワルツ氏の部隊も予告命令の何カ月も前に警告命令を受けていたという証言もあり、その意図はともかくタイミングの問題ではワルツ氏は分が悪い。


>共和党のバンス氏もXで追い討ちをかけた。

>「ティム・ワルツの何が気に食わないかって?私は米海兵隊からイラクに行って国に尽くすよう要請された時、私はそれを実行した。ティム・ワルツは国からイラク行きを要請されたとき、陸軍を退役して彼の部隊を彼なしで行かせた。恥ずべきことだ」

>こうして、ワルツ氏の民兵時代の軍歴をめぐる疑惑が次々に暴露されると、共和党寄りのマスコミやトランプ支持者のSNSなどに「軍歴詐称者」がワルツ氏へのかかり言葉のように使われはじめた。湾岸戦争からイラク作戦、アフガニスタン侵攻と続く戦争を身近に感じてきている米国人にとって、軍歴は犯すべからず存在とも言えるのでその影響は無視できない。


>「ワルツの軍歴をめぐる攻撃が、ハリス陣営を受け身に追い込んでいる」

>ウォールストリート・ジャーナル紙電子版8日の記事は、共和党側の軍歴詐称者作戦がそれなりに効果をあげていると分析している。

>「裏庭でバーベキューをするおじさん」と民主党が売り出したティム・ワルツ氏のイメージも、見直されるのかもしれない。

>【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
>【表紙デザイン:さいとうひさし】

>木村太郎
理屈は後から考える。それは、やはり民主主義とは思惟の多様性だと思うからです。考え方はいっぱいあった方がいい。違う見方を提示する役割、それが僕がやってきたことで、まだまだ世の中には必要なことなんじゃないかとは思っています。
アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー出身。慶応義塾大学法学部卒業。

<参考=「ハリス氏の副大統領候補に“軍歴詐称”疑惑 “イラク派兵命令直前の退役”も問題に…「軍歴詐称のゴミ」バンス氏が痛烈批判 木村太郎」(FNN)>
(24/08/13)


【閻魔大王】 2024/08/21 (Wed) 19:08

副題=「トランプ氏当選」を的中させた世論調査会社が“カムバック”予測 「スイング・ステート6州で勝利」とするも他調査は“真逆”の結果 木村太郎(FNN)

<表紙1>



>8年前の米大統領選挙で、唯一トランプ氏の当選を的中させた世論調査会社が、今回もトランプ氏のカムバックを予測した。

>スイング・ステート6州で勝利?他世論調査は“真逆”の結果
ジョージア州アトランタ市のトラファルガー・グループがその世論調査会社で、別の調査会社インサイダー社と共同で、8月6~8日の間、選挙の行方を左右するいわゆるスイング・ステート7州で有権者の意向を調査した。

>その結果、今選挙が行われれば、トランプ氏はミシガン州は失うものの、残る6州では民主党のカマラ・ハリス副大統領に勝ち、伝統的に勝敗の帰趨(きすう)が決している他州の選挙人と合わせて297人対241人で当選するということになった。

>7州の結果は以下の通り。(※かっこ内は選挙人数、敬称略)

<地図2>
トラファルガー・グループによる世論調査


<クリックで拡大>

>【トラファルガー/インサイダー共同調査】
ネバダ州(6人) トランプ:48% ハリス:45%
ペンシルベニア州(19人) トランプ:46% ハリス44%
ウィスコンシン州(10人) トランプ49% ハリス48%
ジョージア州(16人) トランプ49% ハリス47%
ノースカロライナ州(16人) トランプ49% ハリス45%
アリゾナ州(11人) トランプ48% ハリス47%
ミシガン州(15人) ハリス49% トランプ47% 

>しかし、ほぼ同時期に行われた米国の他の世論調査では全く逆の結果が出ている。

<地図3>
その他の世論調査による結果


<クリックで拡大>

>【NYタイムズ/Siena大学共同調査】
ペンシルベニア州 ハリス50% トランプ46%
ミシガン州 ハリス50% トランプ46%
ウィスコンシン州 ハリス50% トランプ46%

>【ブルームバーグ通信/Mmコンサルタント共同調査】
ノースカロライナ州 トランプ48% ハリス46%
ネバダ州 ハリス47% トランプ45%
アリゾナ州 ハリス49% トランプ47%

>【Public Policy Polling調査】
ジョージア州 ハリス48% トランプ47%

>ノースカロライナ州以外では全てハリス副大統領が勝ち、選挙人合わせて77人を獲得して全米では296人対242人となり、ホワイトハウス入りを果たすということになる。


>他者の調査と異なることに意味
>米国での世論調査は主に電話で行われ、あらかじめ準備した「あなたは誰に投票しますか?」などという質問表に沿って回答してもらうが、トラファルガーの質問票は多岐にわたり、電話以外にも電子メールやメッセージでやりとりをしながら回答を得ているという。

>トラファルガー・グループはその質問表を公表しないが、「トランプ氏を支持する」とは表立って言うのを控えながらも、投票所ではトランプ氏に投票するような「恥ずかしがりや」の有権者の本音を捉えることや、社会的に望ましい考え、例えば「人種偏見は誤っている」と言いながらも黒人優遇策に反対する候補者に投票するような有権者の偽善を暴く仕組みが組み込まれているのだという。

>これで同グループの調査結果が他社の世論調査とは異なった結果を導き出すことになるようだが、それが最も顕著に現れたのが2016年の大統領選挙だった。

>この年の大統領選挙は、ビル・クリントン元大統領のファーストレディ、ニューヨーク州選出の上院議員、オバマ政権の国務長官と余りすぎるほどの経歴に飾られたヒラリー・クリントン氏に対して、政治経験のないプレーボーイとも蔑まれたドナルド・トランプ氏では勝負にならないという前評判で、さまざまな世論調査も米史上初の女性大統領の誕生を予言していた。

>ところがトラファルガー・グループだけは、トランプ氏の勝利を予測。その根拠としてトランプ氏はノースカロライナ州、アリゾナ州、ミシガン州でクリントン氏を2~3ポイントリードしていることをあげ、トランプ氏の獲得選挙人も306人と的中させた。(ニューヨーク・タイムズ紙電子版・2020年11月8日)

>トラファルガー・グループは予測を的中させた秘訣を明らかにしていないが、いわゆる「隠れトランプ」有権者を見つけたことが正確な予測に繋がったと言われ「トラファルガー方式」の世論調査ににわかに注目が集まることになった。

>続く2020年の大統領選挙でもトラファルガー・グループは、民主党予備選挙で当初低迷していたジョー・バイデン氏の圧倒的な勝利を予測して的中させた。しかし、本戦ではトランプ氏がいわゆるスイング・ステートでことごとく勝利して当選すると予測しながら誤るのである。

>この時の誤りについてトラファルガー・グループはその原因を明らかにしていないが、トランプ氏がもはや「異端の政治家」ではなくなり「隠れトランプ」有権者が予想以上に減っていたのではないかとも言われた。トラファルガー・グループとしては当然そうした教訓も織り込んで2024年の調査を行ったはずなので、改めてその精度が気になるが、こればかりは選挙の結果が出ないと判断できない。

>ただ、その結論が出る前に言えることは、トラファルガー・グループの予測は、他の世論調査と異なることに意味があるということではなかろうか。それは、米国のマスコミが特定の陣営を支持して偏った情報を流す中、大統領選挙を複眼的に分析することを促してくれるからだ。

>【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
>【表紙デザイン・図解:さいとうひさし】

>木村太郎
理屈は後から考える。それは、やはり民主主義とは思惟の多様性だと思うからです。考え方はいっぱいあった方がいい。違う見方を提示する役割、それが僕がやってきたことで、まだまだ世の中には必要なことなんじゃないかとは思っています。
アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー出身。慶応義塾大学法学部卒業。

<参考=「「トランプ氏当選」を的中させた世論調査会社が“カムバック”予測 「スイング・ステート6州で勝利」とするも他調査は“真逆”の結果 木村太郎」(FNN)>
(24/08/19)


【閻魔大王】 2024/08/23 (Fri) 19:19

副題=トランプ氏倒し「新たな道開く」 ハリス氏が民主党大会で指名演説、ウクライナ支援は継続(産経新聞)

>11月の米大統領選で政権維持を目指す民主党の全国大会が22日、中西部イリノイ州シカゴで最終日を迎えた。大統領候補のハリス副大統領(59)が指名受諾演説を行い、「分断と決別し、前に進むため新たな道を切り開くチャンスになる」と述べて支持を訴えた。共和党候補のトランプ前大統領(78)と競り合う中、党派を超えた指導者像を打ち出し無党派層への浸透を図った。ロシアに侵略されたウクライナへの支援継続も表明した。

>ハリス氏は演説で「高い希望の下で国民を結束させる大統領になる」と語り、「常に米国民のために戦う」と誓った。トランプ氏が自身への強固な支持層に訴える姿勢をとるのとは対照的に、国民に幅広く協力を求める立場を示した。

>政権構想として「力強い中間層が米国の成功に不可欠だ」と述べ、中間層の再構築を目標に位置付けた。そのために食品や住宅の価格抑制、減税などを断行するとした。

>トランプ陣営との争点になった人工妊娠中絶については、女性の権利として擁護すると強調。移民問題では、正規移民の受け入れを進めながら制度改革を図ると訴えた。

>外交・安全保障政策では「世界での米国のリーダーシップを放棄せず強化する」と述べ、中国との競争に打ち勝つ姿勢を強調。ロシアに対抗し、「ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)の同盟諸国とともに立ち向かう」とした。

>トランプ氏については「自分自身や富裕層のため闘っている」と批判。同氏が大統領に返り咲けば「極めて深刻な結果をもたらす」と述べた。

>19日からの党大会で、出馬を辞退したバイデン大統領(81)からハリス氏への世代交代をアピール。人気の高いオバマ元大統領(63)らも応援演説した。

>ハリス、トランプ両氏は9月10日に東部ペンシルベニア州で開かれる討論会に臨む。10月1日に副大統領候補の討論会も開催される。

<参考=「トランプ氏倒し「新たな道開く」 ハリス氏が民主党大会で指名演説、ウクライナ支援は継続」(産経新聞)>
(24/08/23)
<24/11/06>


【閻魔大王】 2024/08/24 (Sat) 19:39

副題=ウクライナのレズニコフ前国防相インタビュー 「ロシアは張り子の虎」と勝利に強い自信 長距離兵器による露領攻撃の全面解禁も要請(産経新聞)

この方、レズニコフ前国防相とは、汚職で、解任されたです。
<参考=NO.441 続70<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍反攻/プリゴジン君、暗殺された<?>
<寄稿閻魔大王 2023/09/04 (Mon) 20:24>
<副題=ウクライナ国防相を交代、ゼレンスキー大統領が方針…省内に不正や汚職の疑惑相次ぐ(読売新聞)>


<写真1>
キーウ市内でインタビューに応じるウクライナのレズニコフ前国防相(黒瀬悦成撮影)



<地図2>



>ウクライナのレズニコフ前国防相(58)が24日までに首都キーウ(キエフ)で産経新聞のインタビューに応じた。レズニコフ氏は、ロシア西部クルスク州への越境攻撃で露領土を制圧したことに関し「ロシアは張り子の虎だと証明された」と述べた上で、米欧はウクライナに供与した長距離兵器の使用制限を解除し、露領内への越境攻撃を全面的に容認すべきだと強調した。

>レズニコフ氏は、越境作戦はキーウ防衛戦などを成功させたシルスキー総司令官を中心に立案、実行されたと明かし、露領内に幅四十数キロの緩衝地帯を設け、露軍の多連装ロケット砲がウクライナ東部ハリコフ州の街に届かないようにすることが主目的だとした。

>また、クルスク州セイム川の橋を相次ぎ爆破していることから「今後はセイム川南岸まで制圧地域を拡大し、短距離弾道ミサイルを防ぐとともに、川を天然の要害として防衛態勢を固めるとみられる」と分析した。

>制圧地域の露軍陣地では「小銃に弾丸が装塡(そうてん)されていないなど、奇襲攻撃に全く対応できなかった」。露軍の捕虜は徴兵の若者が大半で士気も低く、住民の抵抗も見られなかったという。

>レズニコフ氏は、米作家マーク・トウェーンの言葉「大切なのは闘う犬の大きさではなく、闘争心があるかどうかだ」を引き、越境作戦の敢行がウクライナに勝機を開いたと強調した。

>一方で露軍が制圧地域奪還に投入する増援部隊に対抗するためにも、米国供与の陸軍戦術ミサイルシステム(ATACMS)と英国供与の巡航ミサイル「ストームシャドー」による露領内への越境攻撃を全面解禁すべきだと訴えた。

>その上で、国防相としての経験から「米国は、最初は『絶対に無理だ』と言いながら、結局はより高性能な兵器の供与に応じてきた。今日は無理でも明日には可能になる」と述べ、支援拡大に楽観的な見通しを示した。

>レズニコフ氏は旧ソ連空軍勤務、キーウ市議などを経て2021年11月に国防相に就任。23年9月、国防次官らの汚職疑惑の責任を取り辞任したが、現在もゼレンスキー大統領や軍の首脳らと太いパイプがある。

<参考=「ウクライナのレズニコフ前国防相インタビュー 「ロシアは張り子の虎」と勝利に強い自信 長距離兵器による露領攻撃の全面解禁も要請」(産経新聞)>
(24/08/24)


【閻魔大王】 2024/08/25 (Sun) 16:38

副題=精鋭部隊投入、強力兵器…ウクライナ越境攻撃、局面は一変するのか(毎日新聞)

<写真1>
山添博史・防衛省防衛研究所米欧ロシア研究室長=東京都新宿区で2023年2月8日、内藤絵美撮影



<地図2>
ロシア、クルスク州



>ウクライナ軍が今月6日、ロシア西部クルスク州への越境攻撃を開始した。作戦は現在も続いているとみられ、ウクライナ側は約1250平方キロの地域と約90集落を制圧したと主張している。2022年2月以来侵略を受けてきたウクライナが、逆にロシア領に進軍して戦況にどう影響を与えるのか。今後の見通しについて、山添博史・防衛省防衛研究所米欧ロシア研究室長に聞いた。【聞き手・松本紫帆】

>ウクライナ軍による越境攻撃を巡り、ウクライナは空てい師団などの精鋭部隊を送り込み、米独の強力な兵器を使用するなどその本気度が徐々に明らかになってきた。ロシア西部クルスク州での占領地拡大という点では成果を上げており、ウクライナが有利な戦場を開く能力があるということを示した。

>ウクライナはこれまで東部の戦線で露軍に押され、守勢に回る展開を強いられてきた。それだけにこれほどの戦力を残していたことは予想外だった。

>ウクライナ国内では、ここ数カ月、露軍が東部ドネツク州などで占領地を増やし続けていることから、国民の間で戦争継続や戦地へ赴くことへの不人気が広がっていた。こうした中、越境攻撃によって「負けてゆく戦争ではない」と国内外に示した。

>一方で、この作戦によって、ウクライナ東部前線の露軍の勢いを抑えるには至っていない。現在攻防が続くドネツク州ポクロウシク正面からクルスクに露軍の部隊が移動するといった動きはほとんど見られない。それでもウクライナ軍はロシア領内で兵力や装備品に被害を受けながらも2週間以上作戦を続けており、長期的に続くかが注目される。

>ロシアとしては、今回ロシアの本土で、それもモスクワから500キロほどの都市が占領された。クルスク州のロシア人が居住する町を破壊してまでウクライナ軍に反撃するという手法は取りづらく、ウクライナ軍が一定の期間、占領地を保持する可能性も考えられる。

>また、ロシアは今後、今回のようなウクライナからの攻撃に備え続けなければならなくなったとも言える。

>ウクライナ戦争全体としては、露軍が東部で有利な状況をウクライナ側がどう止めるかが長期的な課題となる。ウクライナは今回の越境攻撃やモスクワへの無人機(ドローン)攻撃など意表を突く攻撃を仕掛け続けるだろうが、米欧の支援を呼び込み続け、最前線の兵力や資源を確保することが重要になる。

>露側の脆弱(ぜいじゃく)性を見つけて、反撃を続けていけば今の戦況の打開につながるかもしれない。

<参考=「精鋭部隊投入、強力兵器…ウクライナ越境攻撃、局面は一変するのか」(毎日新聞)>
(24/08/22)


【閻魔大王】 2024/08/27 (Tue) 22:09

副題=ロ、ウクライナ各地に連日の大規模攻撃 5人死亡(REUTERS)


>ロシア軍は27日、前日に続きウクライナ各地にミサイルやドローン(無人機)による大規模な攻撃を実施。少なくとも5人が死亡した。

>地元当局によると、中部クリブイリフではホテルが攻撃を受け2人死亡。南東部ザポロジエではドローン攻撃で3人死亡した。

>ゼレンスキー大統領は27日、ロシアの攻撃に報復すると述べた。

>ウクライナ空軍は、27日に飛来したミサイル10発のうち5発、ドローン81機中60機を撃墜したとしている。

>首都キーウ州軍当局は、夜間に飛来したミサイルやドローンを全て撃墜したと述べた。

>ロシア国防省は、同国軍がウクライナに対し夜間に精密誘導兵器による攻撃を実施したと発表した。インタファクス通信が報じた。

>ロシアの軍事ブロガーの間では、ロシアの攻撃は、ウクライナ軍の越境攻撃への「報復行為」との指摘が出ている。

<参考=「ロ、ウクライナ各地に連日の大規模攻撃 5人死亡」(REUTERS)>
(24/08/27)


【閻魔大王】 2024/08/27 (Tue) 22:24

副題=ロシア軍が大規模攻撃、ウクライナ全土の都市や電力網狙う(CNN)

>ロシア軍が夜間にドローン(無人機)やミサイルを使ってウクライナ全土のエネルギーインフラに対して大規模な攻撃を行った。少なくとも7人の死者が出たほか、各地で停電が報告されている。

>ウクライナ空軍は26日、首都キーウや南部の港湾都市オデーサなどウクライナのほぼ全土を標的としたミサイルやドローンを探知したと明らかにした。

>ウクライナ当局によれば、死者はドニプロペトロウスク、ザポリージャ、ボリニの各州で報告された。ポルタバ州の軍政トップによれば、産業用施設が攻撃を受け、同州では少なくとも5人が負傷した。

>ウクライナのシュミハリ首相は26日、少なくとも15州がエネルギーインフラを標的としたロシアの大規模な攻撃の影響を受けた。

>シュミハリ氏によれば、国営送電会社「ウクルエネルゴ」が電力網の安定のため、緊急で送電の停止を行った。ウクライナのエネルギー供給企業「ヤスノ」のコバレンコ最高経営責任者(CEO)によれば、ロシア軍の攻撃を受けて、キーウやドニプロなど一部の都市で停電が発生した。

>キーウやドニプロにいるCNNの取材班は夜間に複数回の爆発音を耳にした。

>キーウでは軍政トップが防空システムが州内や首都周辺で稼働しているとして、住民には避難所にとどまるよう求めた。

>26日午前はキーウのあちこちで電気がついておらず、住民によれば、大きな爆発音を何回か聞いた後に停電になったという。

>カテリーナさん(35)は26日、電話でCNNの取材に答え、「行く場所も隠れる場所もない」と語った。

>カテリーナさんは砲撃を避けるため最近キーウを子どもとともに離れて、現在はキーウ郊外で電気や水の供給がない状態で生活しているという。

>ロシアは26日、防空システムによって、ウクライナから夜間に発射されたドローン20機を破壊したと明らかにした。

>ウクライナに隣接するロシア・ベルゴロド州の知事は25日、砲撃によって、民間人5人が死亡したほか、12人が負傷したと明らかにした。

>ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、越境攻撃を行っているロシア南西部クルスク州で最大3キロ前進したほか、2カ所の集落を支配下に置いたと明らかにした。

>一方ウクライナでは、ロシア軍が東部の要衝ポクロウスクに向かって前進を続けており、次の重要な戦場となる可能性がある。

<参考=「ロシア軍が大規模攻撃、ウクライナ全土の都市や電力網狙う」(CNN)>
(24/08/27)


<参考=NO.489 続104<ロシアのウクライナ侵攻>トラにケネディ/ハリス焦/情勢混沌
(24/08/28)