閻魔大王<NO.247>
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表題一覧表 |
NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
閻魔大王NO.248 | |||
486 | 続101<ロシアのウクライナ侵攻>「もし」→「確」トラ<?>/民主党→ハリス<!> | 閻魔大王 | 24/07/22 |
485 | 続100<ロシアのウクライナ侵攻>「もし」から、「確」トラ<?>/民主党は混沌 | 閻魔大王 | 24/07/21 |
閻魔大王NO.246 |
NO.485 続100<ロシアのウクライナ侵攻>「もし」から、「確」トラ<?>/民主党は混沌<起稿 閻魔大王>(24/07/21)
【閻魔大王】 2024/07/21 (Sun) 23:59
<参考=NO.483 続99<ロシアのウクライナ侵攻>「トラ」にプーチンが表彰状授与/ノーベル平和賞<!>>
(24/07/05)
<副題=ウクライナ大統領、ロシアとの交渉示唆 前線の現実とトランプ氏復活の観測で(CNN)>
>ウクライナのゼレンスキー大統領は先週、いつになく抑制された口調で国民向けの演説を行い、ロシアとの交渉に前向きな考えを示唆した。ロシアによる全面侵攻を受けてから2年以上が経過する中、同氏がこのような姿勢を見せるのは初めてだ。
>ゼレンスキー氏は今年11月の開催を見込む次回の平和サミットにロシアが代表団を送るべきだとの見解を示した。ロシアは先月スイスで開かれた前回の平和サミットには招待されていなかった。当時ゼレンスキー氏は、いかなる協議もロシア軍がウクライナから撤退した後でなければ実施できないと訴えていた。
>ウクライナ政府は現在、二重の苦しみを味わっている。過酷な前線の戦況に加え、今後最も近しい同盟国からどれだけの支援を得られるかが政治的に不透明な状況にあるからだ。
>ロシア軍によるウクライナ東部への進軍は、5月に米国製兵器の到着が始まると著しく速度が低下したものの、完全に歯止めがかかるには至っていない。ロシアは極めてゆっくりとしたペースながら、依然として領土を獲得し続けている。
>同時に、ウクライナにとって最も親密かつ重要な同盟国の一部についても、ここへ来て支援への積極性を巡る疑問が浮上している。米国やドイツをはじめとするこれらの国々が引き続き当該の紛争に進んで資源を投入し、ウクライナ政府を支えてくれるのかどうか、明確な答えは出ていない。
>ゼレンスキー氏は15日に記者団の取材に応じ、ウクライナが現時点で戦争に勝利できるだけの支援を西側から受けていないと発言。戦争の結果を左右するのはウクライナの国民や彼らの願望だけでなく、財政や兵器、政治的な支援にもかかっているとし、欧州連合(EU)及び北大西洋条約機構(NATO)、さらには世界が結束出来るかどうかによっても決まると述べた。
>米国の駐ウクライナ大使を務めたジョン・ハーブスト氏は、ゼレンスキー氏の論調の変化について、米国での現在の動きに対する反応である可能性が高いと指摘する。
>米国ではトランプ前大統領が15日、ウクライナ支援を強く批判するJ・D・バンス氏を11月の大統領選での副大統領候補に指名した。
>ハーブスト氏はCNNの取材に答え、ゼレンスキー氏が今後成立し得るトランプ政権に働きかけ、交渉に前向きな姿勢を強調している可能性はあると述べた。ただその場合、あくまでも交渉内容が正当であることが条件になるという。
>トランプ氏とゼレンスキー氏は19日に電話で会談。トランプ氏は「非常に良い電話会談だった」と振り返り、戦争の終結に向けた意欲を示した。ゼレンスキー氏も、公平かつ真に永続的な平和を可能にする方策について話し合ったと明かした。
>受け入れられない条件
>ロシアのプーチン大統領はこの数カ月、ウクライナとの交渉に臨む姿勢を繰り返し示しているが、そこで掲げる条件は、ウクライナ並びに西側の同盟国にとって全く受け入れられない内容だ。
>プーチン氏によれば、ロシアがウクライナでの戦争を終えるには、ウクライナ政府がロシア政府の要求する4州(ドネツク、ルハンスク、ヘルソン、ザポリージャの各州)全土を割譲する必要がある。これらの州の大部分は依然としてウクライナの支配下にあるため、プーチン氏は事実上、ウクライナに対し領土を戦わずして明け渡すよう求めていることになる。
>プーチン氏はまた、いかなる和平協定もウクライナがNATO加盟を断念することが条件になると明言している。ウクライナ政府はこの提案を「常識に対する攻撃」と呼んで反発している。
>ただ王立国際問題研究所でロシア及びユーラシア向けのプログラムに幹部として携わるオリシア・ルツェビッチ氏は、プーチン氏が交渉への呼びかけを強化している点に関して、本人としても絶好の機会が閉ざされる可能性があるのを理解しているためだと指摘する。国の規模や強さでウクライナを相当程度上回るにもかかわらず、ロシアは領土に関する目標を依然として果たせていない。しかもこの間、ウクライナに供与される西側からの支援は限定的なものでしかなかった。ウクライナの首都を制圧する当初の企ては失敗に終わり、その後2年以上が経過しても前線の動きにそこまでの変化は見られない。
>不確実な前途
>5月には、米議会での政治的膠着(こうちゃく)状態による数カ月の遅れを経て、米国からの追加支援がウクライナの前線に届き始めた。同時にウクライナはようやく、一部の西側製兵器を使用してロシア領内の標的を攻撃することを認められた。もっとも攻撃が可能な状況は限定されており、対象地域もウクライナ国境の周辺に限られている。
>この措置はロシア軍の進軍を遅らせることに寄与し、結果的にハルキウ州も再占領を免れた。とはいえ、ウクライナ軍に出来るのはあくまでも領土の防衛のみであり、そこから前進して現在ロシアの占領下にある地域を奪還するまでには至っていない。
>今後ウクライナによる何らかの反転攻勢が成功するかどうかは、主に西側の同盟国からどれだけの支援を得られるかにかかってくるだろう。しかしその点に関しては、先週の米国での動きで不確実性が一段と強まった。
>トランプ氏が副大統領候補に指名したバンス氏は以前、ウクライナはロシアと交渉するべきだと示唆。米国をはじめとする同盟国にはウクライナを助ける能力がないのがその理由だと述べていた。
>トランプ氏も、自分なら「戦争を1日で終わらせるだろう」と主張。米国はウクライナに無条件で資金を送るべきではないとの見解を示している。
>同じタイミングで、ウクライナにとって最大の支援国の一つであるドイツが、来年の軍事支援の規模を半減する計画を立てていることも分かった。一方で同国は、凍結したロシア資産の利子から500億ドルをウクライナが受け取ることで主要7カ国(G7)が先月合意しているため、ウクライナは必要とする軍事費の大半を賄えるとの見方も示唆している。
>ウクライナにとって最悪のシナリオは、米国からの支援が止まり、欧州が支援を強化せず、ウクライナもロシアの凍結資産にアクセスできないという事態だ。仮にこれが現実のものになれば、ロシアはこれまでより格段に広い領土を獲得し始める公算が大きい。
>ハーブスト氏は、11月の大統領選で民主党が勝利すれば、ウクライナを支援する現行の米国の政策は継続するだろうとみている。一方でトランプ氏が勝利した場合でも、同氏の国家安全保障担当チームに加わる人々はプーチン氏が米国の国益を直接脅かす存在だと理解するようになると指摘。彼らは政権の支援打ち切りによってウクライナが崩壊した場合、米国に重大な影響が及ぶことを考慮するだろうと予測した。
>ハーブスト氏の見解では、たとえ戦前の領土を全て奪還しなくても、ウクライナ政府は一定の正当性をもってこの戦争での勝利を口にすることが出来る。そのための条件は、経済的な独立と国家としての安全性を十分に取り戻すことだという。
>「ただ安全な国家であるためには、とりわけ現状の環境下では、ウクライナのNATO加盟が必須だ。これが真に検討されるなら、米国の全面的な信頼と後押しを得る形で、理論上は安定的な平和がもたらされる可能性があると考えている」(ハーブスト氏)
<参考=「ウクライナ大統領、ロシアとの交渉示唆 前線の現実とトランプ氏復活の観測で」(CNN)>
(24/07/21)
<参考=NO.486 続101<ロシアのウクライナ侵攻>「もし」→「確」トラ<?>/民主党→ハリス<!>>
(24/07/22)
NO.486 続101<ロシアのウクライナ侵攻>「もし」→「確」トラ<?>/民主党→ハリス<!><起稿 閻魔大王>(24/07/22)
【閻魔大王】 2024/07/22 (Mon) 08:23
民主党の大統領候補が、現職バイデン氏<81歳>から、副大統領ハリス氏<59歳>に<!>
<参考=NO.485 続100<ロシアのウクライナ侵攻>「もし」から、「確」トラ<?>/民主党は混沌>
(24/07/21)
<副題=バイデン氏、米大統領選挙からの撤退を表明…ハリス副大統領を後継として強く支持「結束してトランプを打ち負かす」>
<写真1>
アメリカのジョー・バイデン大統領=AP
>11月の米大統領選で再選を目指していた民主党のジョー・バイデン大統領(81)は21日、再選を断念し、選挙戦からの撤退を表明した。精彩を欠いた6月末のテレビ討論会をきっかけに党内で撤退圧力が強まっていた。大統領選は、バイデン氏と共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)による2020年選挙の再現から、トランプ氏と新たな民主党候補が争う構図に替わる。バイデン氏はカマラ・ハリス副大統領(59)を後継として支持すると表明した。
>バイデン氏は党予備選を圧勝し、8月19~22日にイリノイ州シカゴで開かれる党大会で大統領候補に正式に指名される予定だった。投票を3か月半後に控え、二大政党の候補が撤退するのは極めて異例だ。民主党は後任選びに着手した。
>バイデン氏はX(旧ツイッター)に投稿した声明で、「私が選挙戦から撤退し、大統領として残り任期の責務を果たすことに集中することは、党と国家にとって最善の利益になると信じている」と述べ、民主党の勝利のために身を引くと説明した。決断の詳細について今週中に国民に説明するとした。
>声明では、銃規制の強化やパンデミックの克服など政権の実績を列挙し、「過去3年半、我々は国家として偉大な発展を遂げた」と述べた。選挙戦に関わった全ての人たちに深い感謝を述べ、ハリス氏の名前を挙げた。
<写真2>
バイデン大統領(左)とカマラ・ハリス副大統領=AP
>別の投稿では、ハリス氏を副大統領に指名したことは「最善だった」と振り返り、後継として完全に支持すると表明した。「結束し、トランプを打ち負かす時だ」とも強調した。
>バイデン氏は6月27日にジョージア州で行われた大統領選の第1回テレビ討論会で、数秒間言葉が出なくなるなど不安定な言動を繰り返し、高齢への懸念が一気に広まった。大統領選撤退を求める世論調査結果が相次ぎ、民主党内からも公然と候補差し替えを求める声が上がった。
<写真3>
せき込むバイデン大統領(16日、ラスベガスで)=AP
>バイデン陣営は、6月上旬から中旬に行った欧州外遊による疲れと時差ぼけ、風邪による体調不良が原因だったと釈明し、政権の3年半の実績を訴えて巻き返しを図った。しかし、記者会見などで失言を繰り返し、民主党を支持する著名人や有力献金者からも撤退要求を突きつけられた。17日には新型コロナウイルス感染を公表して選挙戦を中断し、デラウェア州の別荘で自主隔離中だった。
>ハリス氏は黒人、アジア系で、民主党内には初の女性大統領としての期待がある。バイデン氏の撤退論が広まる中、出馬を望む声が出ていた。一方、副大統領として目立った実績を挙げていないことから、トランプ氏に勝てないとの懸念もある。
>バイデン氏はオバマ政権で副大統領を2期務めた後、20年の大統領選でトランプ氏を破り歴代最高齢で大統領に就任した。トランプ氏が大統領に返り咲けば民主主義の脅威になると訴え、23年に再選を目指すと表明したが、高齢への懸念はくすぶり続けた。
>再選を目指す大統領が出馬辞退したのは1968年のリンドン・ジョンソン大統領(民主党)以来となる。その年の党大会ではヒューバート・ハンフリー副大統領が後任の候補に指名された。
<参考=「バイデン氏、米大統領選挙からの撤退を表明…ハリス副大統領を後継として強く支持「結束してトランプを打ち負かす」」(読売新聞)>
(24/07/22)
【閻魔大王】 2024/07/22 (Mon) 18:24
<副題=トランプ氏元側近ボルトン氏、ウクライナ和平案「露に譲歩のみ」と批判(産経新聞)>
そんな事、わかり切ってるです。
ウクライナが譲歩せねば、食道絶つぞと、脅すだけ。現に、昨年から、やったです。
大統領候補にもなってないのに、ウクライナ支援の予算審議のボイコットさせたりしまして。
それが、半年続いた、お陰様で、ウクライナ軍、一気、形勢不利で、挽回するも、大変。
要は、ウクライナは、トランプ一派に、翻弄されてるです。
<写真>
2020年2月、米デューク大で講演するジョン・ボルトン氏(ロイター)
>トランプ前米大統領の国家安全保障問題担当補佐官を務めたジョン・ボルトン氏は21日までに、トランプ氏が大統領に返り咲けばロシアとウクライナの間で和平を実現すると主張していることに関し「ロシアに譲歩する以外、戦争を交渉で終わらせる案を持っていない」と批判した。ウクライナにとっては「暗黒の時となる」と指摘した。米CNNのインタビューに答えた。
>トランプ氏はウクライナ支援に消極的な姿勢を示す。ボルトン氏は米国の支援について「良心や慈善によるものではない。理不尽な侵略に対抗して防衛することは、米国の安全保障上の利益になる」と主張した。
>ボルトン氏は、トランプ政権で2018年4月に国家安保問題担当の大統領補佐官に就任し、イランや北朝鮮に対する強硬路線をけん引した。19年9月に解任された。(共同)
<参考=「トランプ氏元側近ボルトン氏、ウクライナ和平案「露に譲歩のみ」と批判」(産経新聞)>
(24/07/22)
<24/11/06>
【閻魔大王】 2024/07/23 (Tue) 00:34
<副題=後継指名されたハリス米副大統領、女性初・黒人初・アジア系初で脚光…実績乏しく民主党内に不安(読売新聞)>
ン<?>
黒人初<?>
これは、副大統領としての事かと。大統領なら、バラク・オバマ氏<62歳>が居てるです。
<表1>
カマラ・ハリス米副大統領の横顔
<表2>
取りざたされている民主党の大統領候補指名の流れ
>11月の米大統領選からバイデン大統領(81)が撤退表明したことを受け、民主党は共和党のトランプ前大統領(78)に対抗できる後任選びに入った。バイデン氏が事実上の後継指名をしたハリス副大統領(59)が本命だが、党内が一枚岩でまとまるかどうかは不透明だ。
>「トランプを打ち負かすため、民主党、我が国を団結させるために全力を尽くす」。ハリス氏は21日の声明で、党の正式指名を得ることに強い決意を示した。
>民主党のビル・クリントン元大統領と妻のヒラリー・クリントン元国務長官は21日、連名の声明でハリス氏の支持を表明した。「今こそハリス氏を支援し、全力を尽くして当選のために闘う時だ」と結集を訴えた。
>大統領選まで4か月弱と時間が限られる中、バイデン氏を支えてきた経緯もあり、党所属議員や支持団体の間ではハリス氏での一本化を図る動きが始まっている。バイデン氏が集めた選挙資金もハリス氏への引き継ぎは容易とみられている。
>ハリス氏は、上院議員などを経て21年に女性初、黒人初として副大統領に就任した。母親はインド移民でアジア系としても初めてで、就任当初は脚光を浴びた。ただ、移民問題などを担当したバイデン政権では目立った実績に乏しく、国民的な人気は低迷している。
>米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」がまとめた、トランプ氏との対決を想定した世論調査の平均支持率は、トランプ氏が43・5%に対し、ハリス氏は38・5%にとどまっている。
>バイデン氏の撤退論が浮上する中、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(56)やミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事(52)らを推す声も出た。
>21日に声明を出したオバマ元大統領も「党が傑出した候補者選びのプロセスを用意できると自信を持っている」としつつ、ハリス氏には触れなかった。党内ではトランプ氏に「勝てる候補」としてハリス氏に対する不安もくすぶる。
>党大会直前での撤退は前例がないだけに、後継候補の選出も手探りとなる。
>党全国委員会のジェイミー・ハリソン委員長は21日の声明で「団結した党として前進するための透明で秩序あるプロセスに着手する」と表明しつつ、具体的な選出方法は明らかにしなかった。米メディアによると、8月上旬にオンラインで代議員による指名投票を行う案のほか、8月19~22日の党大会の投票で選出する方法などが検討されている。
<参考=「後継指名されたハリス米副大統領、女性初・黒人初・アジア系初で脚光…実績乏しく民主党内に不安」(読売新聞)>
(24/07/22)
【閻魔大王】 2024/07/23 (Tue) 17:24
<副題=トランプ氏“不屈のポーズ”は選挙戦を勝利に導くか?「暗殺未遂事件」大統領選への影響は…民主党陣営はCM“自粛” 木村太郎(FNN)>
<表紙1>
”不屈のポーズ”で勝利へ?
>アメリカのトランプ前大統領が暗殺未遂事件で示した“不屈のポーズ”は、大統領選を勝利に導く決め手になりそうだ。
>「再選を決定づけるイメージ」との評価も
>ドナルド・トランプ前大統領が13日、ペンシルべニア州バトラー市での遊説中に狙撃されながら一命を取り留めて1時間も経たない内に、前大統領の長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏がX(旧ツイッター)に「彼(前大統領)は、アメリカを救うための戦いを絶対に止めない」というメッセージを投稿した。
<写真2>
午前7:46 · 2024年7月14日
2,061万件の表示
>投稿には、星条旗を背景に血だらけの顔の前大統領が複数のシークレットサービスに抱えられながらも拳を握った右手を挙げて「Fight!(戦え!)」と叫んでいる写真が添えられ、「戦いを絶対に止めない」というメッセージを文言以上に訴えるものがあった。
>この写真は、トランプ前大統領の副大統領候補に名前が上がっていたマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州選出)や、大統領選に名乗りをあげた実業家のビベック・ラマスワミ氏ら政財界の要人がSNSに使って前大統領の回復を念じた。
>さらに、キリスト教団体「ライジング・クリスチャンズ・ユニオン」のシャキール・ジャハンギル会長は、この写真に十字架を重ね「トランプは勝った…我々はアメリカを再びキリスト教の国にする」と書いた。
>「撃たれて血まみれのトランプが拳を振り上げる写真は、すでに彼の再選を決定づけるイメージとなっている」
>ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」は14日、この写真についてこう評価した。
>一方、バイデン大統領の民主党は、とりあえず選挙戦のテレビやラジオのコマーシャルを全てキャンセルすることにした。テロに負けなかったトランプ前大統領を「刑事被告人」とか「独裁者」などと攻撃すると「憎しみを煽っている」と非難されるのを避けたのだろうが、それなら今後の大統領選をどう戦っていくのか、民主党側はなす術を知らない状況に追い詰められたようにも見える。
>暗殺未遂事件での対応で評価得たレーガン大統領
>そこで思い出すのが、同じ共和党のロナルド・レーガン大統領がやはり暗殺未遂事件に見舞われながらも、その対応で指導者のあるべき姿を体現したと賞賛され、レーガン時代とも呼ばれる安定政権を迎えたことだ。
>1981年3月30日、大統領就任から40日しか経っていないレーガン大統領は、ワシントンのホテルで講演して出てきたところを銃撃され重傷を負った。その時、私はワシントン駐在で事件を身近で取材したが、「大統領は死亡した」「いや無事らしい」と情報が錯綜する中、大統領が胸から弾丸を取り出す手術を行う医師に「君が共和党員なら嬉しいのだがね」と冗談を言ったことが伝えられると、ホワイトハウスを支配していた重苦しい空気がいっきに晴れたことを忘れない。
>また病院に駆けつけたナンシー夫人に「ハニー、僕は弾をduck(ひょいと体をかわしてよける)するのを忘れていたよ」と言ったと伝えられた。これはボクシングのヘビー級チャンピオンのジャック・デンプシーが敗れた時に妻に対して「ハニー、俺はduckするのを忘れていたよ」と言った有名なコメントをなぞったもので「大統領はジョークを連発している。もう大丈夫だ」という声が記者団の間で沸き起こったものだった。
>レーガン大統領は前年、ジミー・カーター大統領に大差で勝利したものの、ワシントンの政界通の間では「ハリウッドの俳優に何ができる」と冷ややかに迎えられ、前途多難を思わせていた。しかし、この暗殺未遂事件を通じて「危機に際してもユーモアを忘れない指導者」と評価され、3週間後に退院して予算案提案のために連邦議会を訪れた際は全議員が3分間起立して拍手するスタンディング・オベーションで迎えた。
>この後もレーガン人気は衰えることなく、1984年の再選選挙では民主党のウォルター・モンデール候補に対して50州中49州を獲得するという地滑り的勝利を収めた。
>今回、トランプ前大統領は“不屈のポーズ”で指導者としての資質を打ち出したわけで、それが大統領選に反映されると、バイデン大統領と民主党陣営は相当な苦戦を強いられると考えざるを得ない。
>【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
>【表紙デザイン:さいとうひさし】
<参考=「トランプ氏“不屈のポーズ”は選挙戦を勝利に導くか?「暗殺未遂事件」大統領選への影響は…民主党陣営はCM“自粛” 木村太郎」(FNN)>
(24/07/16)
【閻魔大王】 2024/07/23 (Tue) 19:29
<副題=民主党内“クーデター”でついに撤退表明…バイデン氏“2期目不出馬”は暗黙の約束だった?「私はつなぎ」発言も 木村太郎(FNN)>
<表紙1>
>ジョー・バイデン大統領は、民主党幹部らによる「党内クーデター」で再選出馬の道を断たれたようだ。
>“組織的”圧力…ついに撤退表明
>バイデン大統領が21日(現地時間)に発表した声明は、まず高齢者の医療対策など政権が達成した成果を列挙した後こう述べている。
>私は再選を目指す意向ではありましたが、私が大統領選から撤退し、残りの任期を大統領としての職務に専念することが、党と国にとって最善の利益であると信じています」
>言い方を変えると「私はまだ大統領職に専念できるが、大統領選を続けると党と国の利益に反するから撤退する」ということになる。党内から撤退へ圧力がかかったことへの恨み節にも聞こえるし、同時にその圧力が、大統領をもってしても抵抗できないほど高圧的で組織的であったことをうかがわせる。
>事実、民主党の幹部の間ではバイデン大統領の不安定な言動を懸念して、再選を断念させる計画があったと言われる。
>「バイデンを取り替える秘密計画が明らかに:クリントン、オバマ、ペロシ、それにシューマー(上院院内総務)が老齢化した大統領を見捨てる…それを何時実行するかが問題だ」
>英国の大衆紙、デイリー・メール紙がこう報じたのは、バイデン大統領がテレビ討論で失態を演じる10日前のことだった。その記事はさらに、テレビ討論でバイデン大統領が失敗すれば、民主党のリベラル派幹部が一致団結してタオルを投げる(TKO負けを宣言する)という民主党関係者の証言も伝えていた。
>事実、テレビ討論会の翌日の28日、民主党支持を公言するニューヨーク・タイムズ紙電子版が「バイデン大統領は国に尽くすためにも大統領選を撤退すべきだ」という社説を掲載して撤退論の口火を切ると、まず民主党下院議員から撤退を求める声が上がり、やがて上院議員からナンシー・ペロシ元下院議長へとその動きが広まって、事態はデイリー・メール紙が予言した通りの展開となった。
>“2期目不出馬”暗黙の約束だった?
>こうなると、バイデン大統領としても抵抗の道を閉ざされた形になったわけだが、大統領側にも問題がなかったわけではない。
>2020年の大統領選で大統領候補だったバイデン氏が副大統領候補にカマラ・ハリス氏を選んだ時に、CNNはツイッター(現在のX)に次のようなツイートを投稿した。
>「ジョー・バイデンは、トランプに対するレースを戦う上でその可能性を最大化し、またバイデンが身を引く決断をした場合に備えて準備ができる経歴を持つ人物を選んだ」
>これを引用した右派のニュースサイト「インフォウォー」は、こうセンセーショナルに伝えた。
>「爆弾宣言!バイデンが当選後、ハリスに大統領職を譲る計画をCNNが確認」
<写真2>
2020年大統領選の時のバイデン氏とハリス氏(2020年11月)
>当時77歳だったバイデン氏は、2期目の再選選挙には出馬しないと周辺に漏らしていたと伝えられた。資金集めの集会などでも「私は(若い政治家にチャンスを与える)つなぎ(transitional)」の候補者なのです」と言った記録が残っている。
>バイデン氏はこの時、2期目には出馬せずハリス氏に大統領職を禅譲することを暗黙の内に民主党幹部に約束したのではなかったのだろうか。あるいは党幹部の方がバイデン氏の意向を誤解したのかもしれない。
>いずれにせよ、4年経っても大統領の座を手離さないバイデン大統領を「約束違反だ」とする空気が民主党幹部にはあったようで、それが「党内クーデター」を引き起こし、バイデン大統領は意に沿わぬ形で政権を終えることになるようだ。
>【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
>【表紙デザイン:さいとうひさし】
<参考=「民主党内“クーデター”でついに撤退表明…バイデン氏“2期目不出馬”は暗黙の約束だった?「私はつなぎ」発言も 木村太郎」(FNN)>
(24/07/22)
【閻魔大王】 2024/07/26 (Fri) 23:52
<副題=ハリス氏後継「良い選択」 渡部恒雄・笹川平和財団上席フェロー―米大統領選(時事通信)>
「一つのUSA」
と、言い乍ら、バイデンを口撃し、こき下ろし。ハリスになれば、なったで、難癖つけて。
選挙戦とは言え、限度があるのではと。
それを、世界が真似してるの感あるです。日本国の、東京都知事選でも、メタメタ。
言うた者勝ちでは、これからの世界が案じられるです。自制しませんと。
>渡部恒雄・笹川平和財団上席フェローの話 民主党にとって、バイデン大統領の高齢問題をクリアしたことは大きい。中道と左派に割れている党内で、ハリス副大統領は中道寄りだが、左派の多くも気に食わない候補が出るならハリス氏で構わないと思っている。黒人もアジア系も付いてくるし、非常に良い選択だ。ただ、ハリス氏に勢いが出るかどうかはまだ分からず、8月の党全国大会までに党内をまとめ、士気を高める必要がある。
>バイデン氏はもともと自身のレガシー(政治的遺産)として、ハリス氏を後継に据え初の女性大統領にすることを考えていた。しかし、ハリス氏が勝てる確証がないことで、自分でなければ駄目だと思っていた。心境が変化したきっかけは、先週の共和党全国大会と、各種世論調査での自身の支持率低下だろう。
>トランプ前大統領は、銃撃事件を経て選挙戦の流れを引き寄せる寸前までいき、共和党大会で団結を打ち出して、党内の反トランプ派と無党派層の取り込みを図るはずだった。ところが、指名受諾演説の後半で(分断をあおる)「昔のトランプ」に戻り、流れをつくることに失敗した。バイデン氏は、民主党にチャンスがあり、ハリス氏でも勝てると思ったのだろう。
>同時に、世論調査の結果もあって多くの民主党議員が(大統領選と上下両院議員選を共和党が制する)「トリプルレッド」を恐れ、バイデン降ろしに入った。長く議員生活を送ったバイデン氏は、その深刻さが分かっていたはずだ。ここで(選挙戦を)やめても、ハリス氏が勝利すればレガシーをつくれるし、そうならなくても自身の責任は問われないと判断したのではないか。
<参考=「ハリス氏後継「良い選択」 渡部恒雄・笹川平和財団上席フェロー―米大統領選」(時事通信)>
(24/07/23)
【閻魔大王】 2024/07/28 (Sun) 23:27
<副題=プーチン氏、ウクライナ停戦条件は「ロシアが受け入れ可能な措置への合意」(読売新聞)>
プーチン君にしたら、当然の要求。
さての、トランプ君、ど考える<?>
片方の意見だけ、聞いて、そやなあと、したでは、依怙贔屓。
>ロシアのプーチン大統領は4日、ウクライナ侵略の停戦条件について、「不可逆的でロシアが受け入れ可能な措置を取ることに(ウクライナ側が)合意する必要がある」と指摘した。合意がなければ、停戦は不可能だと強調した。
>訪問先のカザフスタンで開かれた上海協力機構(SCO)の会合終了後、記者会見で述べた。プーチン氏は6月、ロシアが一方的に併合したウクライナ東・南部4州からのウクライナ軍の完全撤退や、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟断念を交渉開始の条件に挙げていた。事実上ウクライナへの降伏要求とも言える内容で、ウクライナや米欧からは反発の声が上がっていた。
>また、プーチン氏は核兵器を搭載可能な中・短距離ミサイルの生産準備が既にできていると述べ、米国を威嚇する姿勢を改めて示した。
<参考=「プーチン氏、ウクライナ停戦条件は「ロシアが受け入れ可能な措置への合意」」(読売新聞)>
(24/07/05)
【閻魔大王】 2024/07/29 (Mon) 20:58
<副題=ハリス氏、トランプ氏を大きくリード 無党派層の好感度調査で アメリカ大統領選(TBS)>
現時点、民主党の大統領候補として、バイデンが、ハリスには、正解と、言える。
>アメリカのバイデン大統領の後継に指名されたハリス副大統領が勢いを見せています。この1週間で300億円を超える献金を集め、好感度でもトランプ前大統領を大きくリードしました。
>これは、民主党ハリス陣営が先週公開した大統領選向けのCM。歌手のビヨンセさんの楽曲「Freedom」を全編で使用しています。
>この曲は、ビヨンセさんが黒人への暴力や構造的な差別への反対を訴える「ブラック・ライブズ・マター」運動への連帯を強く示したものとして知られ、ハリス氏には、黒人有権者にアピールする狙いがあるとみられます。
>アメリカ ハリス副大統領(27日)
>「これは市民の力による選挙運動であり、私たちには勢いがある。私が立候補を表明した翌日、私たちは24時間として、大統領選史上最高額の草の根募金を記録した」
>ハリス陣営は28日、撤退を表明したバイデン大統領が後継者にハリス氏を指名して以降の1週間の献金額が2億ドル、日本円でおよそ307億円に上ったと明らかにしました。
>全体の66%が今回の大統領選で初めて献金した人だったということです。
>さらに、同じ日に発表された世論調査では、ハリス副大統領の好感度が1週間前より8ポイント上昇し、トランプ前大統領を上回る結果に。無党派層に限ると、ハリス氏の好感度は44%と前の週から大幅に増加。トランプ氏の27%に大きく差をつけています。
>バイデン大統領の撤退表明後の世論調査では、鍵を握る激戦州のミシガン州やペンシルベニア州、ウィスコンシン州でも、ハリス氏とトランプ氏が互角の戦いとなっています。
<参考=「ハリス氏、トランプ氏を大きくリード 無党派層の好感度調査で アメリカ大統領選」(TBS)>
(24/07/29)
【閻魔大王】 2024/08/01 (Thu) 23:28
<副題=「大統領選の予言者」リクトマン教授、13の鍵でカマラ・ハリス副大統領の勝利を予測(江-南タイムズ)>
>1984年以降、米国大統領選挙で10回のうち1回を除いて的中させてきた歴史学者が、今年11月の大統領選でカマラ・ハリス副大統領の勝利を予測した。29日、「USAトゥデイ(USA
Today)」などによると、「大統領選の予言師」と呼ばれるアメリカン大学歴史学科のアラン・リクトマン教授は、自身が開発した「大統領選挙における13の鍵」モデルを用いてこの予測を示した。
>リクトマン教授は、
①与党の立場
②予備選挙
③候補者が現職かどうか
④第3の候補
⑤短期的な経済成果
⑥長期的な経済成果
⑦政策の変化
⑧社会不安
⑨スキャンダル
⑩外交・軍事の失敗
⑪外交・軍事の成功
⑫現職者のカリスマ性
⑬挑戦者のカリスマ性
>という13のキーワードを用いて、1860年以降の米国大統領選挙の傾向を歴史的に分析してきた。この中で与党が8つ以上で有利であれば大選で勝利すると判断され、逆に与党が6つ以上の変数で不利であれば敗北するという判定が下される。今回のリクトマン教授の予測では、ハリス副大統領は13の変数の中で8つで有利であることが示され、勝利すると予想されている。
>特に、民主党内でハリス副大統領に対抗できる他の有力な候補がいないことが有利な要素として挙げられた。歴史的な観点から与党に不利に働く第3候補がいないことも有利な変数として解釈された。短期的、長期的な経済的成果もハリス副大統領に有利に働くと予測された。
>一方、民主党が2022年の中間選挙で2018年の中間選挙よりも多くの下院議席を獲得できなかった点や、ハリス副大統領が再選に挑む現職大統領ではない点などは、ハリス副大統領に不利に働くと見られる。
>リクトマン教授は1984年の米国大統領選挙でロナルド・レーガン大統領の再選を予測した後、合計10回にわたりジョージ・H・W・ブッシュ、ビル・クリントン、バラク・オバマ、トランプ前大統領、バイデン大統領までほとんどの当選結果を正確に的中させてきた。彼の予測が外れたのは、再集計まで要求された2000年のジョージ・W・ブッシュとアル・ゴアの大統領選対決が唯一である。
<参考=「「大統領選の予言者」リクトマン教授、13の鍵でカマラ・ハリス副大統領の勝利を予測」(江-南タイムズ)>
(24/08/01)
【閻魔大王】 2024/08/05 (Mon) 00:09
<副題=カマラ・ハリス氏は“最も左翼的な上院議員”だった トランプ陣営「社会主義者」と攻撃必至…36年前には“民主敗北”の前例も 木村太郎(FNN)>
<表紙1>
<写真2>
ハリス
>米大統領選挙の民主党の候補者として実質的に選ばれたカマラ・ハリス副大統領は、上院議員時代「最も左翼的な民主党議員」と判定されたことがあり、今後選挙戦でトランプ陣営の攻撃を受けることは避けられないようだ。
>リベラルな思想色濃く…ハリス氏は“最も左翼的”
米国のGovTrackという政治調査組織は、議員たちの立法や投票行動からそのイデオロギーを分析し順位付けをしているが、ハリス副大統領が上院議員最後の第116議会(2019年1月3日~2021年1月3日)についても100人の上院議員の思想を「右翼的」かどうかという基準で判定していた。
>GocTrackの「イデオロギースコア」。ハリス氏は100人中99番目で「最も左翼的」だと評価(GovTrackのHPより
>それによると、最も「右翼的」とされたのはテネシー州選出のマーシャ・ブラックバーン議員で、妊娠中絶や気候変動説を容認しない議会活動から判定された。
>以下、共和党議員から民主党議員へと名前が続くが、99番目に「カマラ・ハリス」という名前がある。ちなみに100番目は、自らを「民主社会主義者」と公言するバーモント州選出で無所属のバーニー・サンダース議員で、ハリス氏は「民主党の上院議員で最も右翼的ではない、つまりは最も左翼的」と判定されたのだ。
>その根拠としてGovTrackは、ハリス氏が共同提出した法案や決議案のパターンと他の議員のそれとの相違を比較して、「上院民主党議員の中で最も左翼的と評価した」と結論づけている。
>実際にハリス議員の上院での活動を再検証すると、
▲大麻合法化法案に賛成
▲妊娠中絶を制限する州に対して緩和策を司法省に提出するよう要求
▲売・春の合法化
▲死刑の廃止
▲射殺事件の被害者が銃メーカーの責任を追求できる
▲重罪犯の社会復帰を支援する計画を提案
>など、いわゆる「リベラル」な思想が色濃く現れている。
>「トランプ陣営は“ウィリー・ホートン”を計画」
>これに対してトランプ氏の共和党が「社会主義者の大統領を選ぶのか」と反対のキャンペーンを繰り広げることは容易に想像できるが、それで選挙戦を大逆転させた前例もあるのだ。
>1988年の大統領選挙は、前半、民主党のマイケル・デュカキス前マサチューセッツ州知事がジョージ・H・W・ブッシュ副大統領を支持率で大差をつけてリードしていた。ところが選挙戦本番が始まる9月になると形勢は逆転して、ブッシュ氏が勝利してしまった。
<写真3>
ジョージ・H・W・ブッシュ氏(左)とマイケル・デュカキス氏(右)(写真:ゲッティ)
>この大逆転を産んだのは、たった1本のブッシュ側のテレビCMだった。
>「デュカキスは死刑に反対するだけでなく、第一級殺人犯に週末に刑務所を出所できるパスを与える」
>こうナレーションが終わると、画面に黒人の顔が現れる。そして、次のように続く。
>「その一人がこのウィリー・ホートンで、強盗事件で少年を19回刺して殺害し終身刑になりましたが、週末に刑務所を出るパスを10回もらいました。ホートンは逃げ出して若い二人連れを襲って男性を刺し、女性を何回もレイプしました。刑務所出所のパスがデュカキスの犯罪対策なのです」
>このCMは全米で繰り返し放送され、これがリベラルな前マサチューセッツ州知事の命取りになったと考えられている。
>「トランプ陣営はカマラ・ハリスに対して“ウィリー・ホートン”を計画している」
>米国の保守派ながら反トランプのニュースサイト「ザ・ブルワーク」は23日、表題の記事を掲載した。
<記事4>
>記事は「ドナルド・トランプの選挙キャンペーンは、カマラ・ハリス副大統領への本格的な電撃攻撃を準備している」とした上で、その標的を次のように挙げている。
>「今後数週間でトランプ陣営は、ハリスが大統領候補だった2020年のジョージ・フロイド抗議デモの際に支援したミネソタ州の保釈基金、サンフランシスコ警察の巡査を殺害した男に対する死刑求刑を2004年に拒否したこと、そして2007年に彼女の地方検事局が残忍な暴行事件を起こした男に執行猶予を与える決定を下したことに焦点を当てる予定であることを示唆している」
>いずれも、ハリス氏の犯罪者の救援や死刑反対の考えを反映したものだが、トランプ陣営の助言者の一人は「いずれもウィリー・ホートンのようだ」と「ザ・ブルワーク」に語っている。
>バイデン大統領が大統領選を撤退し、とりあえずはカマラ・ハリスブームが沸き起こっているようだが、今後、デュカキス候補を潰したテレビCMのようなメッセージがテレビだけでなくSNSなどのメディアに氾濫すると、民主党は1988年の二の舞を演じることになりかねない。
>【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
<参考=「カマラ・ハリス氏は“最も左翼的な上院議員”だった トランプ陣営「社会主義者」と攻撃必至…36年前には“民主敗北”の前例も 木村太郎」(FNN)>
(24/07/25)
【閻魔大王】 2024/08/05 (Mon) 16:48
<副題=「“バイデンおろし”は違法」共和党が提訴? ハリス氏立候補の“正当性”に疑問投げかけ選挙戦に影響与える狙いか 木村太郎(FNN)>
トランプ君率いるの、共和党では、万事、大統領権限。
対するの、民主党の内部の話までが、「違法」<?>
<表紙1>
>バイデン大統領は声明文に続いて7月24日(日本時間7月25日)、大統領選挙からの撤退を改めて表明し、民主党の候補者交代劇は順調に進んでいるように思わせるが、共和党側はこの交代劇が違法だとして訴訟を起こすことになりそうだ。
>バイデン氏撤退は“違法” 保守系シンクタンクが指摘
18日、X(旧ツイッター)に保守系のシンクタンク「ヘリテージ財団の監視(oversight)プロジェクト」の名前で次のようなメッセージが提示された。
>「我々は過去数カ月、この瞬間に対応するために準備してきた。マスコミの多くは我々の信用を失墜させようとしてきた。最後に笑うのは誰だ?もはや“都合の良いように仕組まれた”選挙はなくなるのだ。乞うご期待…」<記事省略>
>実は、英国の大衆紙デイリー・メール電子版に2024年6月21日、「もしバイデンが悲惨なテレビ討論会を行ったり、身を引くことになっても、保守派は2024年の投票用紙にバイデンの名前を残す術を考えている」という見出しの記事が掲載されていた。
<記事2>
>記事は、ヘリテージ財団の監視プロジェクトが対応を準備していると報じ、プロジェクトのマイク・ハウエル委員長の次のような談話を伝えていた。
>「我々は、バイデン大統領に今すぐ、あるいは選挙前に退くよう求める(民主党支持者の)全国からの声に注目しており、代理や撤退の手続きは非常に複雑であるとの結論に達した。我々は、適切な選挙保全手続きが踏まれるよう警戒を怠らない」
<写真3>
国民に向けた演説で、大統領選から撤退を決断した理由を説明(7月24日)
>つまり、バイデン大統領が違法な手段で退陣に追い込まれたりしないか、その場合、各州で異なる選挙制度にどう対応できるか調査してきたというのだ。その結果、「今回のバイデン大統領の退陣は違法で、いよいよ監視プロジェクトの出番だ」というのがXのメッセージだったのだ。
>共和党内では「クーデター」との認識
>共和党内では、これは民主党内の「クーデター」の結果だという認識で共通している。
>「ジョージ・ソロス(民主党支持の投資家)、バラク・オバマ、そして民主党のエリートたちが煙のこもった部屋に集まり、ジョー・バイデンを海に投げ捨てることに決めた。それは民主主義に対する脅威であり、共和党はそんなことはしない」
>共和党の副大統領候補に選ばれたJ.D.バンス上院議員は22日、オハイオ州での集会でこう語った。大統領の交代は選挙か憲法修正25条(大統領が病気などで執務できない場合、副大統領と閣僚の半数の了解とその後の議会の承認で交代できる)に限るとされており、今回バイデン大統領が党内外の退陣を求める声に押され、資金までたたれて退陣に至ったのは「クーデター」に他ならないというのだ。
>共和党のマイク・ジョンソン議長は21日、共和党はバイデン大統領の退陣をめぐって数多くの訴訟を起こすだろうと明言した。
>ヘリテージ財団の監視プロジェクトは、大統領選の決戦場となるウィスコンシン、ネバダ、ジョージアの3州に絞って対応する方針だと言われる。ウィスコンシン州では候補者が死亡した場合を除き交代を認めていない。ネバダ州は選挙年の6月の第4金曜日午後5時までに届がない限り交代を認めない。ジョージア州は投票日60日前まで候補者の交代は認められるので、各州の選挙法の間隙を縫って訴訟を起こしてゆくようだ。
>これで現実にバイデンーハリスの交代劇が危ぶまれる事態になることはまずないだろうと米国の選挙法の専門家は分析しているが、それよりもハリス副大統領の立候補の正当性に疑問を投げかけることで選挙戦に影響を与えることが大きいと言われ、この問題がかしましく論議されることになりそうだ。
>【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
>【表紙デザイン:さいとうひさし
<参考=「「“バイデンおろし”は違法」共和党が提訴? ハリス氏立候補の“正当性”に疑問投げかけ選挙戦に影響与える狙いか 木村太郎」(FNN)>
(24/07/29)
【閻魔大王】 2024/08/07 (Wed) 19:24
<副題=ハリス氏、副大統領候補にミネソタ州のウォルツ知事…「彼をチームに迎えられるのは素晴らしい」(読売新聞)>
<写真>
ティム・ウォルツ氏=ロイター
>11月の米大統領選で民主党指名候補となるカマラ・ハリス副大統領(59)は6日、副大統領候補にミネソタ州のティム・ウォルツ知事(60)を選んだとX(旧ツイッター)で発表した。共和党の大統領指名候補となったドナルド・トランプ前大統領(78)、副大統領候補のJ・D・バンス上院議員(40)と対決する構図が固まった。
>白人男性で陸軍州兵や教師を務めたウォルツ氏は、州知事として学校給食の無償化や投票権の拡大などリベラル色の強い政策を推進し、党内の急進左派が支持していた。
>ハリス氏は6日、ウォルツ氏について「知事や教師、退役軍人として労働者家庭のために尽力してきた。彼をチームに迎えられるのは素晴らしい」とXで述べた。ウォルツ氏も「選挙戦への参加は生涯の名誉だ」とXに投稿した。
>これに先立ち、民主党全国委員会は5日、オンライン投票の結果、ハリス氏が代議員の99%を獲得したと発表した。米主要政党で黒人女性、アジア系米国人が大統領候補の指名を受けるのは初めて。ハリス、ウォルツ両氏は19~22日、イリノイ州シカゴで開かれる党大会でそれぞれ指名受諾演説を行う。
<参考=「ハリス氏、副大統領候補にミネソタ州のウォルツ知事…「彼をチームに迎えられるのは素晴らしい」」(読売新聞)>
(24/08/07)
【閻魔大王】 2024/08/10 (Sat) 13:29
<副題=トランプがバイデンに与えてしまった「必殺技」...最高裁判決で無限の権力を手中に?(Newsweek)>
パックンの、当コラムの内容的、下記<参考>でも、触れてるです。パックンの元ネタ<?>
<参考=NO.483 続99<ロシアのウクライナ侵攻>「トラ」にプーチンが表彰状授与/ノーベル平和賞<!>>
(24/07/05)
<寄稿閻魔大王 2024/07/06 (Sat) 17:57>
<副題=「ハイテンはトランプを暗殺しても法的にはOK」… 大統領の免責をめぐり最高裁が異例の判決 木村太郎(FNN)>
><米連邦最高裁によると、トランプら歴代大統領の「公的行為」は刑事責任に問えない。それってバイデン現大統領は実質やり放題ってこと?と米出身芸人パックンは指摘します>
>このコラムを、バイデン米大統領は読んでいる。僕はそれを確信している。証拠は、前回僕がこのコラムで「バイデンは病気を理由に1週間ぐらい休みを取り大統領選から撤退して、その後職務に復帰する」というシナリオを描いたら、現実世界でそのとおりの流れになったこと!
>新型コロナではなく胃痙攣の仮病が僕のおすすめだったけど、まあ細かいことは気にしない。
>偶然だと思えない。絶対にチャットGPTで翻訳してこのコラムを読んでいるのだ、バイデンは。
>ということで、今回はドナルド・トランプが絶対に大統領に返り咲かないようにする「決め手」をバイデンにお伝えしよう。みなさんも読んでいいけど、これはバイデンさん宛のメッセージだ。
>へ?バイデン用ならなぜ英語で書かないの~? という疑問が浮かぶだろうけど、まあ、細かいことは気にしない。
>政敵の暗殺もおとがめなし?
>実はバイデンは今までの大統領になかった、とんでもない必殺技を手に入れている。それも保守派判事が牛耳る連邦最高裁のおかげだ。7月、最高裁は大統領が「公的な行為」に関して刑事責任を負わないとする判決を出した。
>以前から現役大統領は逮捕・訴追されないことになっていたが、この判決でさらに退任してからもずっと免責される新世界が開かれた。バイデン、チャンス!
>幸い、大統領の職務の幅はとても広い。一番分かりやすいのは、憲法に定められている軍の最高司令官という立場。特殊部隊に指令を出すことは「公的な行為」に当たるから、政敵の暗殺を命じても司法上のおとがめはないようだ。
>つまり、必殺技はまさに必「殺」技になり得る。リベラル派のソニア・ソトマイヨール判事も、先の判決の反対意見書でも実際にこのような危険性を指摘している。
>もちろん、僕は暗殺もどんな暴力も一切推薦も擁護もしない。だが判決発表の数日後にトランプが「耳一髪」で暗殺を免れた事件が起きたことで、世の中では暗殺はバイデンが仕組んだとする陰謀論が出回っている。
>最高裁判決で免責を受けたことで、反対意見書で危惧されていたシナリオを実現させたという荒唐無稽な主張だ。もちろん僕はそんなことは信じない。そもそもバイデンのシナリオライターはソトマイヨールではなく、僕だからね。
>とにかく、えぐすぎるから暗殺は忘れよう。暴力以外にも「公的な行為」としてできることは沢山ある。
>例えば、大統領は行政府の長なので、財務省を通じて政府の予算を使うのも仕事だ。トランプ当選を防ぐため、与党民主党のカマラ・ハリス陣営にお金を大量に回すこともできるはず。選挙CMを大量に制作して放送できる!税金で!
>そういえば、放送・通信を管轄する米連邦通信委員会(FCC)も行政府に属する機関だ。公共の電波はバイデンの手中にある。
>トランプのCMを流さないようにすることも、保守派大手のFOXニュースの放送認可を取り消すことも可能だ。トランプ派のスローガン「MAGA」を放送禁止用語に設定できる!そうなれば逆に反抗期の若者は口に出したくなるだろうけど。
>不正な捜査も免責?
>なんだったら、司法省も大統領の管轄。トランプもその側近も、邪魔してくるヤツを逮捕させることもできる!やろうと思えば、トランプ支持者を全員捕まえて、国外に追放することができる。不法移民全員をそうすると、トランプ本人が公約しているぐらい、国外追放はれっきとした「公的行為」だ。
>ここで、このコラムを読んでいるバイデンは「ドワハハハハ!」と、高笑いし始めていることだろう。映画『アラジン』の最後に、悪党のジャファーが無限の力を手に入れ、巨人化していくシーンを思い出してください。あんな感じだ。
>もちろん、上記のような権力乱用は法律違反であって、憲法違反でもある。公的な行為でも、権限を不正な目的で利用した場合、横領、背任、人権侵害などの犯罪に当たり、犯人は取り締まられてしかるべきだ。本来は。
>だが最高裁の判決によると、その犯人が大統領である場合「目的」も審査することができない!
>判決文の中で「たとえ捜査がでっち上げであったり、不正な目的で行われたりしたとしても、それは司法省の捜査や起訴機能に対する大統領の独占的権限を奪うものではない」と指摘。大統領が行政府をどう利用しても「絶対的な免責」があると、はっきりと結論付けている。
>どんな悪業でも「公的な行為」であれば罪に問われないのだ。しかも、トランプを止めるのはむしろ善行でしょう、バイデンさん?
>おそらくいくつかの疑問が浮かんでいることでしょう。それにも答えておこう。
Q:例え大統領が免責されても、不正な命令を実行する公務員は逮捕・訴追されるのではないか?
A:大統領が司法省に取り締まらないように命令すればいいし、たとえ有罪になっても(トランプが側近に対して何度もやったように)恩赦もできる!
Q:自分の良心が働いて、部下の公務員が命令を断った場合は?
A:更迭すればいい。逮捕もできる!
Q:上下両院に弾劾されないのか?
A:そんな動きがあるときも打つ手はある。大統領には(両院の意見が一致しないとき)議会を休会させる権限も憲法で規定されている。あと、何度も言うけど、議員たちを逮捕や国外追放できるぞ。
Q:国民が反発しない?
A:国民なんか知るもんか。大統領が全能だ!ドワハハハハ!
>バイデン大統領は再び笑い始め、天に向かって指先から雷を放ち始めているだろう。究極のパワー!全宇宙を支配するのだ!と、叫んでいて、下半身が竜巻になっているはずだ。
>僕、映画の見すぎかな......?
>まあ、『アラジン』のランプの精、ジーニーになることはなくても、均衡も抑制もなしに「公的な行為」で政敵を仕留められる大統領が独裁者になる危険性を今回の判決がはらんでいることは心から懸念している。
>実は、バイデンも既にこのことに気づいている。判決が発表された日にテレビ会見で「この判決は、大統領のできることには実質的に制限がないことをほぼ確実に意味している」と指摘している。
>しかし、それに気づいていても、権力を乱用しないのがバイデン。ハリスもきっとそうだと信じる。だが、万が一トランプになった場合はどうなのでしょうか......。
>このコラムを、トランプが読んでいないことを祈ろう。
>パックン(パトリック・ハーラン)
1970年11月14日生まれ。コロラド州出身。ハーバード大学を卒業したあと来日。1997年、吉田眞とパックンマックンを結成。日米コンビならではのネタで人気を博し、その後、情報番組「ジャスト」、「英語でしゃべらナイト」(NHK)で一躍有名に。「世界番付」(日本テレビ)、「未来世紀ジパング」(テレビ東京)などにレギュラー出演。教育、情報番組などに出演中。2012年から東京工業大学非常勤講師に就任し「コミュニケーションと国際関係」を教えている。その講義をまとめた『ツカむ!話術』(角川新書)のほか、著書多数。近著に『パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)。
<参考=「トランプがバイデンに与えてしまった「必殺技」...最高裁判決で無限の権力を手中に?」(Newsweek)>
(24/08/06)
<参考=NO.487 続102<ロシアのウクライナ侵攻>「ほぼトラ」/「ハリス現象」/戦地混沌>
(24/08/10)