情報<NO.40>

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表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
情報NO.41
622 個人ユーザー視点で考える、Windows 10のHomeとPro(PConline) 磯津千由紀 15/08/07
621 マウスコンピューター、インテル第6世代CPUを搭載したデスクトップPC(ITpro) 磯津千由紀 15/08/07
620 滅多に出ないFull HDの中古ThinkPad X240が97200円 磯津千由紀 15/08/06
619 【塩田紳二のモバイルトレンド】Windows 10登場! 何かがネットでやってくる(ITpro) 磯津千由紀 15/08/03
618 100年持たせるデータ保存術(ITpro) 磯津千由紀 15/08/01
617 キヤノンA4モノクロFAX付きレーザー複合機MF4870dnが28550円 磯津千由紀 15/07/31
616 最新のバージョンチェックツール FH 15/07/30
情報NO.39

NO.616 最新のバージョンチェックツール<起稿 FH>(15/07/30)


【FH】 2015/07/30 (Thu) 22:30

シバケンさん こんばんは。

”アドビー・フラッシュプレーヤ”絡みのことですがこんなアプリがあるようですね。

<テレビ放送より>

<参考=「MYJVNバージョン・チェッカー」(JVN)>
<エラー・18/02/02>


【シバケン】 2015/07/30 (Thu) 23:22

FHさん、こんばんわ。

面白い、ツールをありがとうございます<笑>。

確かに、フリー・ソフト等々、バージョン確認してませんですねえ<汗>


【Plamo-方面名倉 at Winodws 8.1】 2015/08/12 (Wed) 13:26

横からごめんなさい。
>”アドビー・フラッシュプレーヤ”絡みのことですがこんなアプリがあるようですね。

今日確認したら更新ありました。
Windows用最新版 18.0.0.232 でした。


NO.617 キヤノンA4モノクロFAX付きレーザー複合機MF4870dnが28550円<起稿 磯津千由紀>(15/07/31)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/07/31 (Fri) 03:14

 こんばんは。


 我が家のMF4580dnの後継機と思われますが、既に旧型で、安くなっております。但しADFは片面です。
 電子写真カートリッジの「互換品」が非常に安いので、ランニングコストが低廉です。
 尚、1電話回線で音声電話とFAXを兼用するような使い方には向きません。(FAXは24時間自動受信が基本です)

<参考1=「Canon キヤノン レーザービームプリンター複合機 Satera MF4870DN」(Amazon)>


 FAXもLANもADFもないMF4820Dなら、なんと家庭用コピィ専用機よりも遥かに安い12473円です(アマゾンマーケットプレイス)。

<参考2=「キヤノン レーザービームプリンタ複合機 Satera MF4820D」(Amazon)>


NO.618 100年持たせるデータ保存術(ITpro)<起稿 磯津千由紀>(15/08/01)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/01 (Sat) 23:41

副題=大切なデータの永年保存を目指せ(2015/06/23)

 こんばんは。


 紙と墨に比べると圧倒的に短い電子データの保存可能期間、どう対処するか。


> その時は突然やって来る。確かに保存していたはずのデータがない、何度試しても読み込めないといった、最悪の事態である。

> データ消失は、パソコンユーザーにとって最も不幸なトラブル(図1)。家族や友人との思い出の写真やメールのデータが消えてしまったら、もう取り返しがつかない。アドレス帳や文書は改めて作り直せる可能性もあるが、大変な労力と時間がかかる作業だ。結果的に失われてしまう連絡先や文章もあるだろう。

> こうした事態を避けるためには、何としてもデータを守る取り組みを進める必要がある。

> データが失われるきっかけはさまざまだ(図2)。よくあるのは、落下や水没などによる破損、紛失、誤操作といったユーザーの動作によって引き起こされる要因である。さらには、不具合や経年劣化といったハードウエアにおける要因、あるいは災害やコンピューターウイルスといった外部的な要因も考えられる。


> メディアには「寿命」がある

> このうち、ユーザーの動作によるデータ消失については、対策を講じることでその危険性をある程度は低くできる。適切な知識を身に付け、十分な注意を払うことが重要だ。適切な知識とは、データの保存に使う記録メディアの特性のことを指す。これを正しく理解した上で、どの記録メディアを使ってどうデータを保存しておくかを考えなくてはならない。

> 特に意識すべきなのは、記録メディアごとの「寿命」である(図3)。寿命を迎えたメディアは、壊れやすく、データを読み取りにくくなる。

> パソコンで最も多く使われている記録メディアであるハードディスクだが、その寿命は5年。問題なく動いているようでも、利用開始から5年以上経過しているなら、交換を検討すべき時期にきている。

> USBメモリーやSDメモリーカードなどのフラッシュメモリーの寿命は、5〜10年程度。使い込んで劣化したメモリーは、これよりも期間が短くなる。DVDやブルーレイなどの光ディスクは、正しくデータが書き込まれたもので保存状態が良ければ10〜30年と、寿命は比較的長い。

> 扱い方の注意点も、記録メディアによって異なる。機械部品が多いハードディスクは衝撃に弱い。光ディスクは、日光などの光、そして記録面への傷や汚れに弱い。

> 最近は、オンラインストレージが使いやすくなっている。データの保存先の一つとして検討すべきだろう。ただ、インターネット経由でデータを送受信することもあって、セキュリティ対策に不備があると、大事な写真が流出してしまうなどということになりかねないので要注意だ。


> 100年は絵空事ではない

> こうした記録メディアやサービスをいかに組み合わせ、どう保存するかという保存術が、絶対にデータを失わないためのカギとなる。記録メディアを上手に活用すれば、10年や20年、いや100年後までデータを保存しておくことも、夢ではない。

> 具体的な方法は、データの種類や使用頻度、管理の手間などによって変わる(図4)。基本となるのは、保存しておきたいデータのバックアップを作成しておくことだ。データのサイズや用途に応じて、最適な記録メディアに保存しておく。

> そして、メディアの寿命を考慮し、適切なタイミングでデータを移し替える。家電や家具は壊れるまで使い続けてよいかもしれないが、データを保存する記録メディアは、有事の前の交換が鉄則だ。

> この特集では、まずは記録メディアについて正しい知識とその使い方を解説する。その上で、最適なデータ保存術を考えよう。そして万が一のときに備えて、失われたデータの復旧方法についても紹介する。


<参考=「100年持たせるデータ保存術 大切なデータの永年保存を目指せ」(ITpro)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/02 (Sun) 00:04

副題=【ハードディスク】ナノ単位で動く精密機器、衝撃が命取り(2015/06/30)

 こんばんは。


 先ずはHDD。設計寿命はたった5年とのことです。


> 「私たちが想定している使用期間は5年。ハードディスクを開発し、耐久性を評価する中で、確実に5年は動作するという設計としている」(大手ハードディスクメーカーのHGSTジャパン)。5年後まではメーカーが厳しく見定めて製品を開発・製造している。経年劣化を想定したテストを実施し、部品を含めて正常に動作することを検証済み。これがハードディスクの寿命は5年と考えるべき根拠だ。

> もちろん5年経過したらすぐに壊れるわけではない。丁寧に扱えば、より長く使える可能性は高い。では、運悪くそれより短い期間で故障してしまった場合は何が問題なのか。メーカーに聞くと、製品の経年劣化ではなく、ユーザーの扱い方や不注意によって障害が発生し、故障する比率がはるかに高いのだという。


> 少しの衝撃が命取り

> 精密機器であるハードディスクの弱点は「衝撃」「熱」「湿気」の3つだ(図1)。これらがディスクやヘッドに悪影響を与え、読み取りエラーや故障を引き起こす。

> 実はハードディスクは、想像以上に精密なメカニズムで動作する。ヘッドに電流を流し、ディスクをS極やN極に磁化させることでデータを書き込んでいる(図2上)。より高密度にデータを書き込む際には、ヘッドをディスクに可能な限り近づける必要がある。「最近の製品はヘッドの高さを2nmまで近づけている」(HGST)という。2nmは、人間の髪の太さの5万分の1程度。ヘッドはディスクが起こす気流に乗ることで、微細な高さを維持している。


> バタンと閉めたら傷つく

> だからこそ、運が悪いとちょっとした衝撃が命取りになる。例えば、シャットダウン作業をしている途中でノートパソコンの画面をバタンと勢いよく閉じたり、机の上にドンと置いたりすることで、ヘッドがディスクにぶつかり、傷を付けてしまう可能性がある(図2下)。

> 高すぎる温度や湿度もヘッド衝突の要因となる。「温度が高くなると、ヘッドがディスクに近づきやすくなる。湿度の変化や結露で水滴が付くことでヘッドとディスクが接触してしまうこともある」(ウエスタンデジタルジャパン)ためだ。温度や湿度が高くなる夏場は、特に故障率が高くなる。

> ディスクの枚数が多い大容量ハードディスクや、高速回転タイプのハードディスクはモーターからの発熱が多い。そうしたハードディスクを使っている場合は、部屋の空調やパソコン内部の排気に問題がないか、特に注意しておく必要がある。


> 「読めなくなる」を回避

> ちょっとした振動や熱を加えただけで簡単に壊れてしまうようでは安心して使えない。当然、メーカーはハードディスクに故障や読み取りエラーを防ぐための工夫をしている。まずは、耐衝撃性(図3)。一般的に、「2.5型の製品で非動作時で1000G、動作時で400G」(HGST)に耐える設計となっている。Gは重力加速度を意味している。非動作時にはヘッドをランプと呼ばれるケースに退避するようになっている。

> 次にエラー訂正。メディア上には本来のデータとは別に、エラーを補うための訂正用データを記録している。データを読み込む際に、その訂正用データと照らし合わせ、読み取りのミスなどを修正する。

> また、何かの拍子にパソコンの電源が切れた場合、急激にハードディスクの動きを止めると、ヘッドがディスクにぶつかってしまう恐れがある。そこで「電源が切れたときに、惰性で回転しているディスクのモーターを起電力として、ヘッドを退避させる」(ウエスタンデジタル)という仕組みを備えている。

> ハードディスクを使う機器は、パソコンだけではない。外付けハードディスクやテレビのレコーダー、NASなどにも利用されている。こうしたさまざまな機器の特性に合わせて耐久性を高めるなどの特性を持たせた製品が登場しているので、製品選びの際は考慮したい。例えば、ウエスタンデジタルの「Green」シリーズは外付けハードディスクや家電向けに静音性を重視(図4上)。「Red」シリーズはNAS向けに長時間駆動の耐久性を持たせている。


> 空気の代わりにヘリウム

> 安定動作のために、内部を密閉してヘリウムを充填したハードディスクも登場してきた。サーバー向けとしてHGSTが発売する「Ultrastar He」シリーズがそれだ(図4下)。「ヘリウムは比重が空気の7分の1」(HGST)であるため、気体の摩擦による熱の発生が少ない。このために高速回転時の動作が安定し、モーターにかける電圧も少なくて済む。

> パソコンや外付けハードディスクの使用年数が長くなると、ハードディスクが正常に動いているのか気になってくる人もいるだろう。

> ハードディスクの状態を見るには「S.M.A.R.T.」と呼ばれるハードディスクの内部情報を参照する。そのためには「CrystalDiskInfo」などのソフトを利用する(図5)。S.M.A.R.T.の値はメーカーによって異なり、少し理解しにくい。ただ、ハードディスクの温度や「代替処理済のセクタ数」に急激な変化がないかを定期的に調べることで、健康状態を確認するための目安になるだろう。


> データのバックアップに使う機器といえば、第1の候補となるのが外部接続型のハードディスク。製品の分類と選び方を紹介しよう。

> ハードディスク製品は、USBケーブルで接続する外付けタイプと、LANで接続するNASの2種類に大きく分けることができる(図A)。外付けタイプは扱いが簡単。USBケーブルでパソコンに接続すれば即座に使える。容量の割に比較的安く、小型のポータブル型もある。

> 複数のパソコンやスマートフォンで共有したいファイルがあるなら、NASを選ぶ。無線LAN経由ならケーブルなしで接続できるのも便利。ただ、使いこなすにはある程度のネットワークの知識が必要となる。


> スマホ連携NASが続々

> より安全性を重視するなら、複数のハードディスクを内蔵するRAID対応ドライブにする手もある(図B)。2台のハードディスクを内蔵する製品で、ミラーリング(RAID 1)設定にしておけば、1台目と2台目のハードディスクに同じデータを記録する。どちらかが壊れたら、新しいハードディスクに交換することで、2重記録の状態を維持できる。

> 最近ではスマホ内の写真や動画を保存しやすいNAS製品が増えている(図C)。「おもいでばこ」は、スマホやタブレットの専用アプリで写真データの転送や閲覧が簡単にできる。「HLS-C1.0」は、専用アプリを使えば、外出先からでも簡単に同機のドライブ内にアクセスできる。

<参考=「100年持たせるデータ保存術 【ハードディスク】ナノ単位で動く精密機器、衝撃が命取り」(ITpro)>


【シバケン】 2015/08/02 (Sun) 00:22

<補足>

<参考=NO.8 データの長期保存


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/02 (Sun) 00:28

副題=【フラッシュメモリー】長期間の放置でデータが消える(2015/07/07)

 こんばんは。


 フラッシュメモリーは、時間が経つと電荷がトンネル効果で漏れてしまうため、要注意です。逆に、極度に頻繁な書き込み(例えば、毎晩カメラのメモリーカードをフォーマットする)でも、急速に劣化します。


> 最近ますます利用頻度が高まっている記録媒体がフラッシュメモリー。データの受け渡しに便利なUSBメモリー、デジタルカメラで使うSDメモリーカードのほか、パソコンでもハードディスクの代わりにSSDを搭載するものが増えている(図1)。

> 特徴は、データの読み書きが十分に高速で、小型ながら大容量であること。データを記録するチップと、その他の基板や端子の組み合わせでできており、ハードディスクのように機械的な駆動部品がないので、落下などによる衝撃にも強い。

> そんな利便性の高さが評価されて急速に普及しているフラッシュメモリーだが、使う上で必ず知っておくべきことがある。「フラッシュメモリーを長期間放置すると、データが消えてしまう」ということだ。

> なぜ記録したはずのデータが消えてしまうという怖い現象が起きるのか。その謎を解明するために、その動作原理を見ていこう。


> セル内の電子が漏れる

> フラッシュメモリーの中には、セルと呼ばれるデータを記録する素子が多数入っている。このセルを拡大すると、絶縁体で囲まれた浮遊ゲートと呼ばれる小さな部屋がある(図2上)。浮遊ゲートの外から高い電圧をかけると、電子は絶縁体をすり抜けて内外へ移動する。浮遊ゲートに電子が入っている場合は「0」、電子が入っていない場合は「1」としてフラッシュメモリーはデータを記録しているのだ。

> 通常、外から高い電圧をかけなければ、電子は絶縁体を通り抜けられない。浮遊ゲートの中に電子を入れたら、フラッシュメモリーの電源を切っても、原理的には電子はそのまま浮遊ゲートの中に入っている。

> ところが、実際にはそうではなく、長い時間が経過すると電子は抜け出してしまう。特に、使い込んだフラッシュメモリーであるほど、その傾向が高い。フラッシュメモリーを何度も利用しているうちに、浮遊ゲートを囲む絶縁体が劣化してくる。すると、ますます電子が漏れやすくなってしまうのだ(図2下)。

> では、データを保持できる時間はどの程度なのか。これはフラッシュメモリーの種類によって異なる。

> 実はフラッシュメモリーには、仕組みが異なる3つの方式がある。先ほど紹介した1つのセルで「0」か「1」、つまり1ビット分の値を記録する方式はSLCと呼ばれる(図3上)。このほかに、浮遊ゲート内の電子の量を4段階とすることで、1つのセルに記録できるデータを2ビット分としたMLCという方式がある(図3下)。さらに最近では、電子の量を8段階として3ビット分のデータを記録するTLC(Triple Level Cell)という方式が使われることが多い。


> 「TLC」は1年しか持たない?

> SLCよりもMLC、MLCよりもTLCの方が低コストで大容量のフラッシュメモリーが作れる。SLCはごく一部の業務向けの製品のみで使われる。パソコン向けのSSDや高品質タイプのSDメモリーカードではMLC、低価格のUSBメモリーやSDメモリーカードではTLCが使われる。

> 問題はコストだけでなく、耐久力にも違いがあること。書き換え可能回数/データの保持期間はSLCの場合で10万回程度/10年程度。MLCでは3000〜1万回程度/5年程度といわれる。TLCの場合は「書き換え回数が500回程度、データの保持期間は少なめに見積もっても数年程度」(バッファロー)となる。

> データ保持期間は使い込んでいるフラッシュメモリーであるほど短くなる。「ある実験によるとTLCで500回の書き換え限度まで使った状態で検証をしたところ、データの保持期間が1年になった」(バッファロー)という。TLCが使われている比率が高い低価格のUSBメモリーやSDメモリーカードを使い込んでいる場合は、長期保存の用途に使うのは控えた方がよいだろう。

> とはいえ、上記の書き換え回数や保持期間はあくまでも目安。一定の品質を持った製品で、それほど使い込んでいなければ「5〜10年で急に消えることはない」(サンディスク)とされており、過度に神経質になる必要はないだろう。


> フラッシュもRAID構成に

> 書き換え回数やデータ保持期間の制約を抑えるため、フラッシュメモリーには寿命を延ばし、エラーを防ぐ機能を多数搭載している(図4)。代表的な機能が、書き換え回数が少ない場所にデータを優先的に記録する「ウエアレベリング」である。データを読み書きする際にエラーを確認し、もし問題があれば別の場所を割り当てる機能もある。

> これらの機能を備えることによって、例えばインテルのSSD製品では「容量が100GBであれば、毎日30GBを読み書きしても5年間使い続けられる」(インテル)という書き込みの耐久性能があるという。

> SSDはパソコンの大切なデータを扱う役目を持つ。それだけにさらに安全にデータを維持するための機能が加わっている。突然電源が切れても、処理中のデータを安全にフラッシュメモリーに戻す機能、頻繁に読み書きの処理をした際に発生する熱を監視する機能がある(図5)。

> そのほか、最近の製品ではフラッシュのチップでRAID構成を組んでいるという製品もある。万が一、チップが1つ動作しなくなっても、別のチップに記録した訂正用データから復旧できる。

> SSDのメーカーによっては動作状態を確認できる付属ツールを添付している。書き換え回数やエラーの発生頻度などから推定余寿命を確認できる(図6)。動作が気になる場合は定期的に確認するとよい。


> 静電気にも要注意

 最後に、フラッシュメモリーを取り扱う上での注意点を紹介しよう(図7)。まずUSBメモリーの場合は端子の破損に気を付けたい。ノートパソコンに取り付けたまま持ち歩き、棚にぶつけて端子が折れるといったトラブルはありがちだ。突起を小さくした省スペース型のUSBメモリーを選ぶ手もあるだろう。SDメモリーカードは、端子を手で直接触らないように気を付けよう。

> 静電気も要注意。強い放電によって悪影響を与える可能性がある。USBメモリーなどに触れる前には、金属製の机や棚に触れて、静電気を逃しておいた方がよいだろう。

<参考=「【フラッシュメモリー】長期間の放置でデータが消える(2015/07/07)」(ITpro)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/02 (Sun) 00:48

副題=【光ディスク】寿命は長いが扱い方と保存方法に注意(2015/07/14)

 こんばんは。


 光ディスクは、媒体品質と、書き込み品質と、保管環境によって、データ保持時間が何桁も変わります。
 長期保存用のCD-RとDVD-Rも市販されており、適切に扱えば、少しはデータ保持時間が長くなります。


> 機械的または電気的な要因でデータが消えることがない光ディスクは、ハードディスクやフラッシュメモリーと比べて「寿命」が長い。「業界団体の試験で少なくとも10年以上、多くの製品で30年以上は持つことが確認されている」(イメーション)。

> ここでいう試験とは、高温で湿度の高い恒温室に光ディスクを置き、劣化の状態を調べ、一般的な利用条件ではどの程度利用できるかを予測する加速試験のこと。イメーションによると、最近の製品であれば、加速試験によって「理論的には70年〜80年は持つ」という結果だという。

> これだけ寿命の長い光ディスクでも、記録したはずのデータが読めなくなってしまうことがある。その原因は光ディスクやドライブにあるのではなく、傷を付ける、指紋を付けるなどユーザーの扱い方によるエラーが圧倒的に多いようだ(図1)。ディスクのゆがみや光、湿度がエラーを招くこともある。


> シールを貼ると振動

> なぜなのか。それは光ディスクが実に繊細な記録媒体だからだ。ディスクの裏面には、データを記録する細かい溝が書かれており、これをレーザーで読み取る。CD-Rの場合、データを記録する溝(ピット)の大きさは0.83μm、DVD-Rの場合は0.4μm、BD-Rでは0.15μmと、大容量のメディアであるほど溝は小さくなる(図2)。光ディスクを真横から見ると、データを書き込む記録面やレーザーを反射する反射膜がある点はどれも同じだ。

> 光メディアの表面に傷や汚れがあると、レーザーが分散してしまい、正しく反射光を読むことができない。大容量の光ディスクであるほど、傷や指紋の影響は大きくなる。小さな活字の新聞紙と、大きい活字の新聞紙に同じ量の墨をこぼしたと考えると分かりやすい。当然、小さな文字の新聞紙の方が墨で読めなくなる文字数は多くなる。

> BD-R/REは、DVDよりも高度なエラー訂正の機能を持ち、汚れを防ぐハードコートを施している。とはいえ限度もある。大容量の光ディスクであるほど、汚れや傷が付かないように十分注意するべきだ(図3上)。

> 光ディスクのゆがみも、データを正確に読み取れない要因となる。ゆがみによってレーザーの読み取り機とディスク面の距離が変動してしまうからだ。ディスクの上に重いものを載せた状態で放置しないように気を付けたい。レーベル面にシールを貼るのも厳禁(図3の2段目)。光ディスクを高速回転させたときに振動してしまい、読み取れなくなる可能性がある。シールを貼った後、シールが縮み、その引っ張る力がディスクをゆがめてしまう。

> BD-R/REで避けたいのは、不織布が付いたケースの使用。柔らかい不織布はディスクの保護に役立ちそうに感じるが、読み取り面に触れた状態で圧力をかけると、繊維の痕が残ってしまう(図3下)。ハードコートは汚れやすり傷には強いが、圧迫による傷が付きやすいという特性があるためだ。不織布ケースに入れた状態で上に重いものを載せたり、箱に多数のメディアをぎゅうぎゅう詰めにしないように気を付けたい。

> 傷や汚れが付いてしまった光ディスクや、データの書き込みから長時間経過したディスクは、実際に読み出せるのかが問題となる。その場合に書き込み品質が適正かを調べるための目安となるソフトがある(図4)。ディスク全体をスキャンし、読み取れない部分がないか調べられる。ただし、光学ドライブによってはうまく動作しないことがある。


> 色素材質は太陽に弱い

> 光ディスクは見た目は同じようでも複数の種類がある。容量やデータ消去の可否といった使い勝手の違いのほか、材質の違いで長期保存のポイントも変わる。記録面の材質には色素と金属の2種類がある。一般に、CD-RやDVD-Rは色素、それ以外のCD-RWやDVD-RWとBD-R/REは金属が使われる(図5)。種類による寿命の違いはない。

> このうち、色素を使っているCD-RやDVD-Rは特に光に当てないように要注意。これらは、レーザー光を色素に当てることで生じる化学変化でデータを書き込んでいる。日光を長時間当てると、この記録面のデータが変化してしまう。データを記録した後は、机の中など可能な限り暗い場所で保存しておこう。

> 記録面が金属のDVD-RWやBD-REは、レーザーの熱で金属の性質を変えることでデータを記録する。色素よりも光には強いが、水分には弱い。さびによって腐食してしまう恐れがある。「製品によっては外周の防水処理が完璧ではない事がある。そこから水分が染み込み、外周の金属がさびることがあり得る」(イメーション)という。記録面が色素であっても、反射膜は金属であるため、やはり水分は厳禁だ。

> DVD-Rでもハードコートを施している製品や、業務用に50年のデータ保持期間をうたっている高品質メディアもある(図6)。高価だが、安全性を重視するなら利用する手もあるだろう。


≫ 将来は1TBを超える長寿命メディアが登場

≫ ソニーとパナソニックは長寿命かつ大容量の光ディスクの規格「Archival Disc」を策定し、2015年夏以降に製品を発売すると発表した。当初はディスク1枚当たりの容量を300GBとする。将来は1TBへの容量拡大を視野に入れる。莫大なデータを記録するデータセンターのバックアップ用途を想定している。

≫ 上記に紹介したアーカイブグレードと同様の50年以上の寿命を目指す。通常のBD-R/REディスクの場合、ディスク面に走るグルーブと呼ばれる山の上にデータを記録する。Archival Discではランドと呼ばれる山と山の間にある谷にもデータを書き込むことで容量を増やす。ディスク両面に記録し、山と山の間隔(トラックピッチ)も短くすることで1枚で300GBの容量を実現する。

≫ ディスク上に記録するデータ(マーク)の間隔を短くすることで2018年には容量を500GBにする。その後はマークの多値化記録で1TB化を目指す。業務向けに12枚のディスクを同時に読み書きできる専用ドライブを開発する。

<参考=「【光ディスク】寿命は長いが扱い方と保存方法に注意(2015/07/14)」(ITpro)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/02 (Sun) 01:13

副題=オンラインストレージを駆使する(2015/07/21)

 こんばんは。


 オンラインストレージは、ちゃんとしたものなら、定期的なバックアップやデータの移し替えが行なわれていますが、突然のサービス停止があり得ます。また、データ漏洩にも要注意です。


> データ保存先として見逃せないのが、オンラインストレージの利用。ネット上にあるディスクスペースにファイルを保存するサービスだ。

> 長期保存という観点で見ると、ハードディスクや光ディスクとは違い、自宅とは離れた場所にデータを保存しておけるという特徴がある。大きな災害が発生しても、データが失われる可能性は低くなる。バックアップの選択肢の一つとして、ぜひとも利用を検討しておきたい。


> トラブル対策は手厚い

> オンラインストレージの最大の利点は、一定量のディスクスペースであれば無料で使えることだ(図1)。しかも、パソコンやスマートフォンなどからネット経由でいつでも写真や動画を保存、閲覧できる。

> 主要なサービスは、米マイクロソフトや米グーグルといった大手のIT企業が提供しており、システム障害への対策は手厚い。「複数のデータセンターで保管しているので、データが失われる可能性は低い」(米ドロップボックスのドリュー・ヒューストン最高経営責任者)。ハードディスクや光ディスクの劣化を心配しつつデータを保管するよりは安心かもしれない。

> データ容量の小ささやセキュリティといった点で不安を感じる人はいるだろう。ただ、容量については10GB以上が無料というサービスが増えているし、容量が豊富に使える有料メニューも月額数百〜1200円程度。使い勝手の良さを考慮すれば、さほど高い料金ではない。

> セキュリティについても、簡単なパスワード、使い回しのパスワードを使わないなどの基本的な対策をすれば、大きな問題はないだろう。不安なら、2段階認証や、アプリのパスコード認証などを利用し、セキュリティを強化するとよい(図2)。


> OneDrive

> Microsoftアカウントを作成すると利用できるようになるオンラインストレージサービス。Windows用Officeソフト「Office 2013」や、月額課金のサービス「Office 365」では、標準的なファイル保存先である。無料プランで15GBまでと、比較的容量が多い。さらにOffice 365を利用すると、容量が無制限になるのは大きな魅力だ。

> Windows 8.1パソコンやタブレットでは、写真やビデオを自動的にアップロードするよう設定できる。その際になるべく良い画質のまま保存しておきたいなら、「写真とビデオのアップロード」で最高画質になるよう、設定を変更しておこう。


> Dropbox

> 米ドロップボックスが提供する、老舗サービス。対応するサードパーティー製アプリやサービスが多いのが特徴。米マイクロソフトと提携し、OfficeアプリからDropboxのオンラインストレージを直接参照できるようになった。無料プランの容量は2GBと少ないが、ユーザー招待やTwitter連携などで増やせる。

> 写真や動画のデータを、「アルバム」という単位で表示・共有する機能があり、大量の写真を管理するのに便利だ。「Carousel」という写真管理専用のスマホアプリも提供する。変更があったファイルはその都度バックアップされ、30日間保存する。


> Googleドライブ

> Googleアカウントを作成すると利用できるサービス。無料で15GBが利用できるが、これには保存した文書ファイルなどのほかに、Gmailで受信したメールや添付ファイル、Android搭載デバイスのバックアップ、Google+のデータが含まれる。

> Google+の写真管理機能であるGoogle+フォトに登録するファイルは、2048×2048ピクセル以下の写真、または15分以下の動画なら容量にカウントされない。サイズが大きくなくてもよいなら重宝しそうだ。Googleドキュメントも無制限に保存できる。月額1200円の「Google Drive for Work」を契約すると、容量無制限となる。


> box

> 無料で10GBまでデータを保存可能なサービス。ただし保存できるファイルサイズの上限が250MBなので、動画ファイルなどを保存しておきたいなら注意が必要だ。有料プランに移行すれば5GB以上のファイルを保存できるようになる。

> アクセス制限や共有の機能が充実しているので、ビジネス用途にも使いたいというユーザーに向いている。無料プランでも、作成したフォルダー内に変更や削除があった場合にメールで通知する機能などが利用できる。独自のメモ機能「Box Notes」もある。規約上は20歳以上でないと利用できない点にも留意しておきたい。


> iCloud Drive

> 米アップルが、iPhoneやiPad用OSである「iOS 8」に合わせて開始したサービス。「iCloud」の後継で、WindowsやOS Xからもストレージとして利用できるのが特徴。ただし2014年11月中旬時点では、Android搭載デバイス用アプリは提供されていない。

> Windowsで利用するには、アップルのWebサイトから専用ソフト「iCloud」を入手し、その画面で「iCloud Drive」を有効にする。すると、エクスプローラーにフォルダーが表示され、自動同期を開始する。

> iCloud Driveを含むストレージの無料プランは5GBまで。iPhoneやiPadのバックアップも含む。


≫ 容量制限なしのSNSや写真に特化したサービスも

≫ よく知られているオンラインストレージ以外にも、写真や文書ファイルの保存に便利なサービスはある。

≫ SNSのFacebookは、写真や動画の保存に便利なサービスだ(図A)。幅2048ピクセル以下の写真であれば制限なしでアップロードできる。大きなサイズの写真もこのサイズに自動調整する。「アルバム」という単位で写真を管理するが、写真1000枚まで。それ以上なら、別のアルバムに保存する。動画は20分未満なら制限はない。

≫ フォトブックの作成やプリントをするなら、写真専用のオンラインストレージを利用するのも手だ。富士フイルムの「マイフォトボックス」は1.5GBまで無料のサービス(図B)。アップロードすると自動的にフォトブックを作成。Webサイトからネットプリントも注文可能だ。

<参考=「オンラインストレージを駆使する(2015/07/21)」(ITpro)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/02 (Sun) 01:51

副題=これなら安心 データ管理の作法(2015/07/28)

 こんばんは。


 纏めとして、現状で個人で現実的に出来る妥協策について説明されています。


> 大切なデータを長期間保存するのに使うのは、ハードディスク、SSDなどのフラッシュメモリー、DVDやブルーレイなどの光学メディア、オンラインストレージといった記録メディア。いずれもメディアとしての寿命や特性が大きく異なる。それを踏まえて、長く保存しておきたい写真や動画、文書ファイルなどをどのように扱うか考える必要がある。


> 「3-2-1」で保存する

> 実は、こうすれば絶対にデータを失わずにすむ、という決定的な管理方法というものは存在しない。ただし、ネットなどで話題になっている「3-2-1」と呼ばれるデータ保存の考え方をベースにするとよい。

> 「3-2-1」の「3」は、「3つ以上のデータを作る」ことを意味する(図1)。つまり、オリジナルの元データとは別に、2つ以上のバックアップデータを作っておく。バックアップが1つだと、万が一の場合にオリジナルともども消失する危険性がある。

> 「2」は、「2種類以上の記録メディアを使う」ということを意味する。パソコンのハードディスクにあるデータを、外付けハードディスクにバックアップするとしよう。地震で転落し同時にデータが失われたり、ハードディスクが同時に寿命を迎えたりすることがないとはいえない。特性や寿命が異なる記録メディアにも保存しておくべきだ。

> 最後の「1」は、「バックアップの1つは離れた場所に保管する」。大きな災害に備えて、オンラインストレージなどを使って外部にデータをコピーしておけば、安心だ。


> 「ファイル履歴」は基本

> この「3-2-1」ルールは理想的なバックアップ方法なので、コストも手間もかかる。参考にしつつ、自分が日々実践可能な管理法を考えよう。

> まず、大切なデータをバックアップする方法の基本を押さえておこう。Windows 8.1の標準機能「ファイル履歴」を利用することだ。

> この機能を使うと、デスクトップや「ドキュメント」「ピクチャ」などにあるファイルを、外付けハードディスクに自動的に記録できる。「コントロールパネル」で「ファイル履歴」を開き、画面右下にある「オンにする」ボタンを押すだけだ(図2)。

> 左側のメニューから「ドライブの選択」を押すと、保存先を別のドライブに変更できる。「詳細設定」ではバックアップを取る頻度を指定可能だ。複数回バックアップを記録し、直前の状態だけでなく、数世代前のデータに戻すこともできる。

> Windows 7にも、「バックアップと復元」という同様の機能がある。ただしこちらは、最新のバックアップのみを記録する。


> サイズで管理法を使い分け

> 次に考えたいのが、ハードディスク以外の記録メディアを活用したデータ管理法。特性や寿命が異なるメディアを組み合わせると、データをより長く、安全に保存しておける。ここでは、データのサイズに応じた方法を示そう。

> まずは、WordやExcel文書といった、比較的小さいファイルの場合(図3)。基本は、前述した「ファイル履歴」を使った外付けハードディスクへのバックアップだ。

> ハードディスクの寿命は5年。衝撃などにも弱いので、もう一つバックアップを作っておきたいところ。そこで、OneDriveやDropboxなどのオンラインストレージを利用してファイルをネット上にも保存しておこう。ファイルのサイズが小さいなら、数は多くても、無料プランの容量で事足りるはずだ。2重のバックアップとなり、安全性がぐっと向上する。

> 「オンラインストレージは不安」と考えるなら、SDメモリーカードやUSBメモリーに保存する(図4)。ソニーが専用のバックアップソフトが付いたSDメモリーカードを販売している。

> メモリーカードを使う場合は必ず、劣化したカードではなく、新品を使用しよう。その方が長期間データを保持できる。スマートフォンやタブレットにファイルをコピーし、バックアップとする方法もある。

> 写真や動画などの容量が大きいファイルの場合も、まずは外付けハードディスクを使おう(図5)。もう一つのバックアップも、やはりオンラインストレージを利用するのが便利だ。ただしファイルのサイズが大きいので、無料プランでは保存しきれないかもしれない。

> その場合は、書き込み作業の手間はかかってしまうが、DVDやブルーレイなどの長寿命の光ディスクを使う。データを保存したディスクは、湿気のない暗所に保管する。


> メールは定期的に保存

> ファイル以外に保存しておきたいデータもある。メールはその一つ。GmailなどのWebメールを使っているならデータ消失の不安は小さいが、パソコン上でメールソフトを使っている場合は古いメールを失わないようバックアップを取っておきたい。

> メールソフトのデータは、フォルダー階層の深い場所に保存されていることが多い(図6)。一般に、それらをフォルダーごと外付けハードディスクなどにコピーしておけばよいのだが、メールソフトの種類やバージョンによって場所も異なるので、簡単な作業ではない。

> そこでメールソフトのエクスポート機能を利用する。「Windows Live メール 2012」では、「電子メールのエクスポート」を選ぶ(図7)。出力先のフォルダーを外付けハードディスクなどに、定期的にコピーする。「Outlook 2013」も同様の機能がある。

> 保存フォルダーを変更可能なメールソフトなら、Windows 8.1の「ファイル履歴」を使ってバックアップする手もある。Windows Live メール 2012では、設定画面で保存フォルダーを変更できる(図8)。


> 取りあえず丸ごと保存

> ファイルごとやフォルダー単位で保存する方法とは別に、パソコンの起動ドライブを丸ごとバックアップしておけば、OSにトラブルが発生した場合にも復旧しやすい。

> Windows 8.1のファイル履歴の画面で「システムイメージ バックアップ」を選択する(図9)。作成したイメージファイルからデータを元に戻すには、Windows 8.1を起動できる状態に戻してから「イメージでシステムを回復」を選ぶ(図10)。

> Cドライブに保存されていた各種ファイルも復元されるはずだ。


≫ FDやMOなど旧型メディアからのデータ救出方法は?

≫ フロッピーディスクやMO(光磁気ディスク)など、かつて盛んに使われたものの、今や「旧型」とされる記録メディアは、データを読み取るためのドライブが入手しにくくなる。実際、MOやZipのドライブは、もはや入手困難だ。大切なデータを取り出せないということがないよう、記録メディアを選ぶ際には注意したい。

≫ もし今、旧型メディアからデータを取り出したいなら、有料の変換サービスを利用するのが現実解だ。CD-Rなどにデータをコピーしてくれる。

<参考=「これなら安心 データ管理の作法(2015/07/28)」(ITpro)>


NO.619 【塩田紳二のモバイルトレンド】Windows 10登場! 何かがネットでやってくる(ITpro)<起稿 磯津千由紀>(15/08/03)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/03 (Mon) 03:13

 こんばんは。


 7月24日の記事ですが。


> 来週7月29日にいよいよWindows 10の出荷が開始されます。いろいろと誤解もあるようなので、この29日に起きることを解説しておきましょう。

> 公式には、Windows Update(以下WUと略します)による既存のWindowsの無償アップデートが始まります。これには順番があって、最初に現在Windows Insider Program(同WIPと略します)に参加しPreview Buildを実行しているユーザーから始まります。

> このユーザーは世界中に500万人ほどいるそうです。WIPに参加したユーザーへの配布が終われば、次は、既存のWindows 7や8でアップグレードを予約したユーザーへの配布が始まります。WIPに参加したユーザーへの配布がいつ終わるのかは分かりませんが、おそらくは1週間以上かかることはないと思われます。なお、このリリース開始は、世界中で現地時間の7月29日となるそうです。なので、日本のほうが米国などよりも先にアップデートが開始されそうです。

> このとき配布されるのはWindows 10 Homeと同Proの2つのエディションのみです。WUで直接アップグレードが可能なのは、Windows 7ではSP1が適用してあること(Ver.6.1.7601)、そしてWindows 8では8.1 Update(Ver.6.3.9600)であることです。これ以外、たとえば、Windows 8.0のままになっているような場合には、いまのうちにWindows 8.1 Updateにアップグレード(無料)しておきましょう。そうしておかないとWindows 10にアップグレードできません。

> また、現在WIPで配布されているBuild 10240には、「TH1」という名称が付けられています。これはおそらくWindows 10のコードネームである「Threshold」から来ており、RTM(Release To Manufacturing)の候補になるものだと考えられています。

> Preview Buildから正式なWindows 10(ここではRTM版としておきます)になるには、おそらく事前にTH1になっている必要がありそうです。なので、WIPに参加しているのなら、早めにTH1へとアップデートしておくべきでしょう。なお、Build 10162からは、WIPに参加したマイクロソフトアカウントでPreview Buildを使わないと、アップデートが正しくできないようです。これは、RTM版をWUで配布するときにユーザーを識別してアップデートを行うからではないかと考えられます。

> いち早くRTM版にしたい場合、ISOイメージをダウンロードしてインストールする方法もあるようです。マイクロソフトでは、早期にISOファイルのダウンロードサイトを立ち上げる予定とのことですが、各国でWUによる配布の開始と同時なのかどうかははっきりとしていません。マイクロソフトでは、こうしたファイル配布のサイトなどをAzureの上に構築しているため、サーバー側性能としては、問題は出そうにありませんが、各リージョンのAzureデータセンターのネットワーク接続、ユーザーが利用しているISPのネットワークの混雑度などはユーザーそれぞれですので、実際にどの程度の転送速度でダウンロードできるのかはっきりとしません。

> ただし、WUも同じAzureの上にあることから、同じリージョンのデータセンターを使うことになる可能性は低くありません。ダウンロードしていたからWindows Update側のダウンロード速度が落ちる可能性が否定できません。なにもしないほうが「ラッキー」な可能性もあれば、ISOのダウンロードでWUよりも早くRTMを手に入れる可能性もあります。

> すでにWindows 10の情報として報じられているように、Windows 10は、今後WU経由で新機能の追加などが行われます。大きな機能の追加は、年に3〜4回程度と言われています。ただし、WIP自体は、RTMのリリース後も継続し、こうした新機能が追加されたビルドをベータ版の状態で受け取ることが可能になるそうです。7月29日以降、WIPの登録自体が仕切り直し(あるいは再登録)になるかどうかを含めて、WIPについては、7月29日以降も注目している必要があるでしょう。あるいは、直前の情報源としてマイクロソフトのWindowsのブログページをチェックしておく必要もありそうです。

> 特に、RTM版では未対応とされていたデジタルアシスタント機能である「Cortana(コルタナ)」の日本語版は、WIPで数ヶ月以内にプレビュー版によるテストが開始されるとのことです(写真2)。

> 次にWindows 10 Mobileですが、7月29日には、アップデートは行われず、提供時期は未定とされています。ただし、いろいろな話から推測するに、デスクトップ版から2〜3カ月遅れで搭載製品の出荷が始まり、近いタイミングでアップデートも行われるようです。感じとしては、秋の終わりから冬にかけてで、年末を越えることはないでしょう。米国のクリスマス商戦を考えると、搭載製品の発表は9月頃に行われ、出荷は12月あたりになるかもしれません。

> また、既存のWindows Phone 8.1からのアップグレードは、提供されますが、OEMメーカーや販売する事業者(日本にはいまのところWindows Phone 8.1を扱っている事業者はありません)の都合により機種によって提供時期が変わる(早くなることはないので遅くなるしかありません)可能性があります。

> Windows Phone/Windows 10 Mobileのハードウエアは、定められた一定のもの(CPUはSnapdragonなどハードウエアが具体的に規定されています)であり、その範囲を逸脱しないものであれば、マイクロソフトが提供するRTM版を動作させることができるはずですが、OEMメーカーや販売事業者固有のカスタマイズやバンドルアプリなどがあり、これらを組み合わせ、検証したうえで配布されるので、Windows Phone 8.1だからといって一律同じタイミングでアップグレードできるわけではありません。また,Windows 10 DesktopのようにWIPのユーザーが優先される可能性もあります。

> そういうわけで、Windows 10 Mobileに関しては、先に購入してアップグレードを楽しむのも良し、最初からWindows 10 Mobileが搭載された新製品を買うのも良し、ご自分の好みに合わせて機器を入手することになるでしょう。なお、Windows 10 Mobileでも日本向けバージョンのCortanaは、デスクトップ版と同じ状況です。もしかしたらWindows 10 MobileがRTMになる頃には、正式提供についてもう少しはっきりしたことが分かっているかもしれません。

<参考=「塩田紳二のモバイルトレンド Windows 10登場! 何かがネットでやってくる」(ITpro)>


NO.620 滅多に出ないFull HDの中古ThinkPad X240が97200円<起稿 磯津千由紀>(15/08/06)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/06 (Thu) 02:33

 こんばんは。


 携帯小型ノートパソコンで、Full HD(1920画素×1080画素)の中古が出るのは珍しいです。

<参考=「ThinkPad X240 (20ALCTO1WW) / B5 ノートパソコン」(BeStock)>
<消滅・18/01/31>

機械番号: ThinkPad X240 (20ALCTO1WW)
CPU / メモリ: Core i7 4600U(2.1GHz) / 8GB PC3-12800
HDD/FD/ドライブ: 1000GB/ -/ -
ディスプレイ: 12.5インチ / Full HD(1920x1080)
その他: Intel HD Graphics Family 、無線LAN(b/g/n) 、Bluetooth 、UltraNAV、指紋センサー、内蔵カメラ、日本語キーボード
ソフト: Win8 Pro 64bit インストール済み
付属品: ACアダプター、バッテリー
パソコン 商品仕様: 極楽中古品 半年保証 総合:Aランク
筐体キズ
画面状態:Sランク

ご提供価格: 97,200円 (税抜 90,000円)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/19 (Wed) 05:49

 おはようございます。


 とうとう、売れちゃいました。


NO.621 マウスコンピューター、インテル第6世代CPUを搭載したデスクトップPC(ITpro)<起稿 磯津千由紀>(15/08/07)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/07 (Fri) 02:34

 こんばんは。


 世代ごとに名前を変えてほしいものです。


> マウスコンピューターは2015年8月6日、インテルの第6世代プロセッサー(コードネーム:Skylake)を搭載したデスクトップパソコン「MDV-ADVANCE」シリーズを同日から受注開始したと発表した。直販価格は14万9800円から。

> タワー型きょう体に、4コア/8スレッドのCore i7-6700Kプロセッサーとインテル「Z170 Express」チップセット、「GeForce GTX 960」グラフィックスを搭載した。メモリー規格はDDR4 PC4-17000に対応し、標準的なDDR3 PC3-12800と比べて転送速度を約33%向上した。

> 「MDV-GZ7700B」は、16GBメモリーと1TB HDDを搭載する。直販価格は14万9800円。「MDV-GZ7700X-SH」は、32GBメモリーと2TB HDD、M.2規格PCI Express x4接続の512GB SSDを搭載する。同22万9800円。

> その他の仕様は同一で、光学ドライブにDVDスーパーマルチを搭載。OSはWindows 10 Home(64ビット版)。

<参考=「マウスコンピューター、インテル第6世代CPUを搭載したデスクトップPC」(ITpro)>


NO.622 個人ユーザー視点で考える、Windows 10のHomeとPro(PConline)<起稿 磯津千由紀>(15/08/07)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/07 (Fri) 03:51

 こんばんは。


 エディション間の違いについての解説を幾つか。


> Windows 10では、HomeとProにどういった違いがあるのだろうか。マイクロソフトのブログによれば、Windows 10 Homeは、「一般消費者向け」(consumer-focused desktop edition)であり、Pro版は一般消費者およびスモールビジネス向けだ。Proは、Windows 10 Homeにスモールビジネス向けの機能を追加してあるという(表1)。

> Windows 10でもHomeとProの違いは、これまでと大きく変わらないようだ。米マイクロソフトのブログによれば、HomeはWindows 10の特徴的な機能をほとんど含んでいる。具体的には、タブレットモード、音声を認識するアシスタント機能「Cortana」、新しいWebブラウザー「Edge」、パスワードに変わるハードウエアによるユーザー認証機能「Windows Hello」などだ。また、UWP(Universal Windows Platform)アプリとして「フォト」「マップ」「カレンダー」「ミュージック」「ビデオ」が付属する。

> Proは、Homeにスモールビジネス向けの機能を追加したバージョンだ。デバイスの管理機能やデータ保護、リモートやモバイル利用への最適化だという。デバイスの管理機能は、マイクロソフトの提唱する「CYOD(Choose Your Own Device)」や、一般的に言う「BYOD(Bring Your Own Device)」に対応しているという。Proには、前回紹介した「Windows Update for Business」が含まれている。

> マイクロソフトによれば、企業向けのWindows 10 Enterpriseは、Proがベースで、教育機関向けのWindows 10 EducationはEnterpriseをベースにしているという。「Windows 10 Desktop」のエディションは入れ子構造になっているようだ(図1)。


> マイクロソフトは、Windows 10の各エディションの違いについての比較表を発表した(Compare Windows 10 Editions 、表2)。

> 公開された表によると、Windows 10 HomeはWindows 10の基本的な機能は全て持っており、HomeとProの違いは、企業向けの機能のみになる。具体的には主に以下の点が異なる。

≫ Windows Update for Buisiness
≫ ドメイン参加
≫ グループポリシー
≫ BitLocker(暗号化ドライブ)
≫ アクセス割り当て
≫ リモートデスクトップホスト
≫ Hyper-V(仮想マシン)
≫ ダイレクトアクセス
≫ サイドローディング


> 前回紹介したようにWindows Update for Businessは、管理者が組織内のPCにインストールされているWindows 10について、機能のアップデートのタイミングを調整する機能だ。Homeでは、通常のWindows Updateを搭載しており、機能追加アップデートのタイミングは調整できない。

> ドメイン参加は、Active Diretoryに対応しているか否か。Homeは非対応でProは対応している。これは従来と同じだ。

> リモートデスクトップの違いも従来のHome/Proと同様だ。ほかのPCの画面を表示させる側になるクライアント機能はHomeも備えているが、制御される側になるホスト機能はPro以上のエディションしか搭載していない。ただし、サードパーティのアプリを利用すれば、Homeでもリモートデスクトップと同等の機能は実現できる。

> グループポリシーは、Windowsの動作や制限などを一括して指定する機能のこと。Proは、「グループポリシーエディタ」を使って、使わないドライブをエクスプローラーに表示させないなど、細かく設定できる。Homeではグループポリシーエディタは使えない。

> BitLockerは、ドライブの暗号化機能。ドライブを取り外して別のPCに接続しても、中のデータは読み出せない。Proは対応しており、Homeは非対応だ。

> Hyper-Vは仮想マシン機能。Windows 8から、それまでの「Virtual PC」の代わりにクライアント版Windowsにも搭載されるようになった。個人ユーザーでも、仮想マシン機能を利用して別のOSを動かすことがある。ほかにも仮想環境を作り出すソフトはあるものの、Hyper-Vを利用したければHomeではなくてProを選ぶ必要がある。

> このほか現行のWindows 8.1では、エディションにより最大搭載メモリー量や対応するCPUソケット数に違いがある。Windows 10でも同様の制限がある可能性はある。ただ、Windows 8.1でも最大メモリーは無印の64ビット版が128Gバイト、Proの64ビット版が512Gバイトと通常のPCでは搭載できないほどの容量に対応していたため、問題になることはまずないだろう。

<参考=「個人ユーザー視点で考える、Windows 10のHomeとPro」(PConline)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2015/08/07 (Fri) 04:03

副題=Windows 10のエディションの違いを把握する


> Windows 10は、これまで「Windows 10 Insider Preview」として開発途上のバージョンが一般向けにも公開されてきた(画面1)。いよいよ正式版の提供が2015年7月29日から始まる見込みだ。今までのWindowsでは、ソフトウエアの完成のタイミング(RTM、Release To Manufacturingと呼ばれる)と、パッケージやプリインストール製品の出荷開始(GA、General availability)がずれていた。Windows 10の場合、RTMとGAがこの7月29日になるようだ。

> Windows 10は、従来のPC以外のプラットフォームにも搭載されることになり、エディションが7種類あるという(表1)。ただし、家庭用ゲーム機の「Xbox One」や拡張現実用のウエアラブル機器「HoloLens」、壁掛け型PC「Surface Hub」などのハードウエアに搭載されるバージョンもあるため、細かなバリエーションはもっと多くなる。

> なお、ARMアーキテクチャーのプロセッサ向けだった「Windows RT」の後継版はWindows 10では用意されない。Windows 10の正式版が登場するタイミングで、既存のWindows RTにもアップデートが提供される予定だという。

> Windows 10には、従来「Windows Phone」と呼ばれていたスマートフォン用のオペレーティングシステムも含まれる。これらは、「Windows 10 Mobile」と呼ばれる。これに対して、いわゆるPC用のWindows 10を「Windows 10 Desktop」と呼んで区別する場合もあるようだ。

> 「Windows 10 IoT」は、エディションとしては一つだ。ただ、マイクロソフトの資料によれば、「IoT Core」「IoT for Mobile Devices」「IoT for Industry Devices」の3種類がある。これらは、従来ならば組み込み用Windowsの1種となるが、IoT用に別扱いされるようだ。

> これらエディションのうち、個人ユーザーが利用するのは「Windows 10 Home」と「Windows 10 Pro」だろう。企業向けの「Windows 10 Enterprise」や「同Education」は、基本的には単体で販売されず、ボリュームライセンスプログラムによる販売となる。

> 現在のWindows 8.1と同様に、HomeをインストールしたPCを後でProにアップグレードすることも可能だ。しかし、現在のWindows 8.1の価格体系を考えると、そのための費用はHomeとProの価格差を上回るだろう。個人ユーザーでも、必要なら最初からProを選択すべきだろう。

> 原稿を執筆している7月上旬時点では、マイクロソフトが発表しているのはエディションのみ。出荷形態は何も明らかにされていない。店頭で販売されるパッケージ版やDSP(Delivery Service Partner)版については、ラインアップや価格が公式に発表されていない。ただ、DSP版Windows 10は、販促キャラクターについてのキャンペーンが始まっていることから、発売されるのは間違いない(画面2)。

> Windows 10の大きな特徴の一つに、Windows 7、同8のユーザーが無料で入手できる点がある。手持ちのPCで既に動作しているWindowsをアップグレードする形でWindows 10を入手可能だ。この無償アップグレードができるのは1年間だ。

> アップグレードには、大きく2種類ある。一つはWindows Updateを使う方法。もう一つは、セットアップディスクのイメージであるISOファイルをダウンロードして、自分でセットアップディスクを作ってインストールする方法だ。

> Windows Updateを使う場合は、現在の状態を引き継いで文字通りアップグレードできる。サイズの大きなファイルをダウンロードする必要もない。ただし、Windows UpdateでWindows 10を入手できるのは、Windows 7ならService Pack 1、Windows 8は、8.1 Updateだけだ。通常は最新版にしているだろうから問題ないが、何らの理由でWindows 7や同8のアップデートを据え置いている人は注意が必要だ。

> アップグレードできるエディションは、元のエディションに依存する。Windows 7ではProfessionalとUltimateをWindows 10のProへアップグレードできる。そのほかの個人向けエディションは、Windows 10 Homeになるようだ。なお、Windows 8.1 Enterpriseなどの企業向けのエディションは、無償アップグレードの対象になっていない。

<参考=「Windows 10のエディションの違いを把握する」(PConline)>