話題<NO.261>
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話題NO.262 | |||
1872 | 続4<2024・七夕決戦>東京都知事選挙/異様な選挙で、課題山積み | シバケン | 24/07/09 |
話題NO.260 |
NO.1872 続4<2024・七夕決戦>東京都知事選挙/異様な選挙で、課題山積み<起稿 シバケン>(24/07/09)
【シバケン】 2024/07/09 (Tue) 12:54
<副題=いよいよの、日本の選挙、政界も、トランプ化現象<?>>
<参考=NO.1871 続3<2024・七夕決戦>東京都知事選挙/投票締切即小池当確<!>>
(24/07/07)
<副題=暇空茜氏11万票7位、内野愛里氏20位、黒川敦彦氏23位…都知事選全56候補の得票数(産経新聞)>
<表>
東京都知事選結果<再載>
但し、12位まで。
>7日投開票された東京都知事選は8日未明、開票作業がすべて終了、史上最多の56人が立候補した選挙結果が確定した。一方で、掲示板ジャックやカオスと化した政見放送などに批判も相次いだ今回の選挙戦。話題や物議を呼んだ主な候補の得票数と順位をまとめた。
>告示当日に事前予想外の「飛び込み」で立候補し、顔写真の撮影にも応じなかった作家の暇空茜(ひまそらあかね)氏(41)=無新=は11万196票(得票率1・6%)で7位。「96歳の最高齢候補」となった常連の発明家、ドクター・中松氏=無新=は2万3825票(同0・3%)で11位だった。
>前々回、前回の都知事選にも出馬した自営業、後藤輝樹氏(41)=諸新=は5419票(同0・1%)の14位で、前回の約2万2千票、8位から票を減らした。会社社長のAIメイヤー氏(51)=諸新=は2761票(同0・0%、以下同)で17位だった。
>政見放送で脈絡なく着ていたシャツを脱いでアピールした飲食店経営の内野愛里氏(31)=諸新=は2152票で20位。掲示板に女性のほぼ全裸のポスターを張り、警視庁から都迷惑防止条例違反容疑で警告を受けてポスターをはがした元埼玉県草加市議の河合悠祐氏(43)=諸新=は2035票で21位だった。
>政治団体「つばさの党」代表で今回、起訴勾留中に「獄中出馬」した黒川敦彦被告(45)=諸新=は1833票で23位。政治団体「ネオ幕府アキノリ党」代表のアキノリ将軍未満氏(37)=諸新=は792票で33位だった。
<参考=「暇空茜氏11万票7位、内野愛里氏20位、黒川敦彦氏23位…都知事選全56候補の得票数」(産経新聞)>
(24/07/08)
【シバケン】 2024/07/09 (Tue) 16:14
<副題=選挙戦の記事で、記述で、掲示板に投稿で、禁句に引っかかる<!>>
冗談でしょ。
これ、米国、大統領選挙では、トランプ君に関連の記事では、<ポルノ女優>が頻繁に出まして。口止め料云々と。
此度、東京都知事選では、ポスターの件で、<全裸>が頻繁に出まして。
一々の、禁句突破のため、加工せなばならぬです。
再度の、これら、日米のは、選挙の話。
よって、
諸般、諸々より、日本でも、トランプ現象と。候補者、好き放題でして。司法は、どしてるやと。
軽くの、バカにされてるです。
選挙で、遊ばれてるです。
【シバケン】 2024/07/09 (Tue) 17:49
<副題=「パワハラ上司みたい」「放送事故」石丸伸二氏、都知事選後インタビューでの“悪態対応”に「国政進出」を恐れる声(FLASH)>
>7月7日の東京都知事選挙は、大方の予想どおり、現職の小池百合子知事が3選を果たした。
>そして、約291万票の小池氏に次ぐ約165万票で2位になったのが、終盤に蓮舫氏を抜いた前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏だった。
>「投票締め切り後、すぐに小池氏の当選確実が報じられましたが、石丸氏は『今回この選挙に際して、本当に全力を尽くせた』と会見で支援者に感謝の意を伝えました。
>そして、報道陣などから国政選挙への考えについて聞かれた石丸氏は、『選択肢としては当然考えます。例えば、広島1区。岸田首相の選挙区です』と、国政進出への意欲をにじませていました」(政治担当記者)
>その後、民放キー局との中継で石丸氏はインタビューを受けたのだが、そこでの発言が物議を醸している。
>最初に取材に応じたのは、日本テレビ系の中継だった。
>まず石丸氏は、既存の政治家を批判するためにこれまで用いてきた「政治屋」という言葉の意味について、「党利党略、自分第一」と説明した。
>日本テレビ解説委員の小栗泉氏に「東京をよくしたいというだけではない。(出馬するのは)国政でもいい、広島でもいいというのは政治屋とは違うのか?」と聞かれると、「そりゃそうだと思いますよ。自分が当てはまっていたら、洒落にならない」と笑いながら返答するも、自身と政治屋の具体的な“違い”には触れなかった。
>しかし、社会学者の古市憲寿氏が「批判する政治屋と石丸さん自身がどう違うんですか?」と追及。それでも石丸氏は、「なんか堂々巡りになっている気がするんですけど、先ほど定義についてはお話ししましたよね」と、違いの明言を避けた。
>古市氏が食い下がり、「批判する政治屋と自分が体現している“政治家”とどう違うんですか? その定義を聞いています」と続けるも、石丸氏は「さっき答えたばかりです。もう一回(定義を)言えってことですか?」と取り合わず、中継自体が幕切れとなった。
>続いて石丸氏はTBS系の中継に出演。
>同局の篠原梨菜アナウンサーは、「(2位に浮上した)要因はどのように、とらえていらっしゃいますか?」と選挙戦の総括を求めた。しかし、石丸氏は「勝ち負けという表現がこの選挙にはそぐわないなと思っています。結果はあくまで都民の総意が可視化されただけ」と、質問の趣旨とは異なる返答をした。さらに、JX通信社の米重克洋氏に「善戦したという受け止めなのか?」と聞かれた際も、「なんという愚問」と問いそのものを一刀両断した。
>一方、石丸氏は自身が掲げた政策の一つ「東京一極集中の是正」について、「TBSがあんまりそう報じなかったから響かなかったのかもしれないですね」と非難とも取れるコメントをした。
>「その後、石丸氏は『Mr.サンデー』(フジテレビ系)の中継にも出演しましたが、ここでも『同じ質問』と呆れる様子がたびたび流れていました。
>ところが、橋下徹氏から『途中から東京一極集中の主張を抑えたのでは?』と聞かれた際には、自分の考えていた“分散社会”の理想を答えるなど、ほかの2局よりは具体的に回答をしていた印象です。
>ただ、元乃木坂46の山崎怜奈さんの問いかけには『前提のくだりがまったく正しくないな』と、他局同様に質問自体を否定する様子でしたね」(前出・政治担当記者)
>こうしたインタビューの映像がX上で拡散されると、批判の声が多くあがっていた。
>《終始挑発的な受け答え。こんな人が国政に出て来ると思うと恐怖しかない》
>《終始不機嫌で、女性コメンテーターの質問を最初から否定して、宮根と橋下徹と泉さんにめっちゃ気遣われてた 不機嫌と言葉の圧で有無を言わせない過去のパワハラ上司を思い起こさせ辛くなった》
>《ひねくれた回答で誠実さの欠片もない 質問者も困惑して放送事故かと思った》
>一貫して「可能性」という言葉を使い、国政進出を否定しなかった石丸氏。安芸高田市長として一躍有名になった“論法”は、全国の舞台でも通じるのだろうか――。
<参考=「「パワハラ上司みたい」「放送事故」石丸伸二氏、都知事選後インタビューでの“悪態対応”に「国政進出」を恐れる声」(FLASH)>
(24/07/08)
【シバケン】 2024/07/10 (Wed) 21:04
<副題=「当選していたら東京でもとんでもないことしていたよ」石丸伸二氏の躍進を安芸高田の市議たちはどう見たか?「独裁、パワハラ… 彼は安芸高田をガタガタにした」「後継者が落選したのが民意」(集英社)>
石丸伸二君<41歳>の、前職、安芸高田市での、実績は<?>、評価は<?>
当方的には、当たってる感してるです。
<写真>
討論会での小池氏と石丸氏
>再び降ってわいた学歴詐称疑惑もなんのその、現職の強みを活かして小池百合子氏(71)が圧倒的な得票数で3選を決めた東京都知事選。しかし、その七夕決戦で165万超の票を集め、知名度抜群の小池氏と元参院議員の蓮舫氏(56)の間に割って入る次点に食い込んだ前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の健闘ぶりは、俄然注目を浴びた。一方で石丸氏が任期途中で職を投げ出した安芸高田市長選も同日に行われ、こちらは石丸市政からの転換を訴える新人が、石丸路線継承を掲げた前市議らをおさえて初当選するなど、石丸氏の為政者としての評価には疑問符がつくような結果になった。
>「当選してたらきっと東京でもとんでもないことしてましたよ」
>過去最多の56人が立候補した都知事選は投票率60.62%(前回55.00%)で小池氏が291万8015票で圧勝、続いて石丸氏は165万8363票を集め、蓮舫氏は128万3262票の3位に終わった。
>人口約2万6千人の安芸高田市の首長を辞し、500倍以上の人口約1400万人を擁する首都東京に乗り込んだ知名度もない男が、強烈な旋風を巻き起こした。
>さぞや地元で実績を残して絶大な人気を誇り、「後継者」がすんなり当選を決めたのかと思いきや、当選したのは反石丸色を前面に打ち出した元郵便局長の無所属新人、藤本悦志氏(51)だった。
>市議会で数少ない「石丸派」として路線継承を訴えた前市議の熊高昌三氏(70)は2000票以上差をつけられ、次点にとどまった。藤本氏は昨年11月末に立候補を表明、「石丸氏は市議会や市民との対話も少なく、その手法は対立と分断を招いた」と訴えていただけに、石丸市政の落とした影は思いのほか色濃かったようだ。
>♯1<次回投稿予定>で報じたように、地元の公立中高を経て京都大学経済学部に進学、卒業後は三菱東京UFJ銀行に入行、ニューヨーク駐在員も経験した石丸氏は2020年7月に突如、安芸高田市長選に立候補して当選。
>華々しいキャリアの凱旋は救世主感に満ちていたが、他者を寄せ付けない攻撃的な一面が次第に表面化し、その摩擦と軋轢で広島の小都市は疲弊した。現職の安芸高田市議は今回の都知事選の結果を含めた一連の経緯をこう分析した。
>「危うく東京都民も騙されるとこだったから、小池さんが3選してよかったって思いますわ。石丸さんが掲げる政治再建や財政再建は、よく聞くと中身もほとんどないんだけど、人気取りだけは上手いからね。
>安芸高田市長選の時もそうでしたけど、『よし、わしらが手伝ってやる』と名乗り出た地域のおじさんたちの手を『選挙カーも応援もいらない。1人でやる』と払いのけ、駐車場にイスを並べて演説ばっかりしてましたよ。それで『このニューヨーク帰りの若者は何かやってくれそう』という期待感であっという間に人気者になりました。
>今回の都知事選でも小池さんや蓮舫さんは政治の話ばかりでしょうから、そんな中で『石丸ちゅうんは面白い』と思われて人気は出たんでしょう。でも、あれが当選してたら、きっと東京でもとんでもないことしてましたよ」
>「これまでより市政は間違いなくよくなると思う」安芸高田市の現況を例に挙げ、市議は続けた。
>「今回、当選した藤本さんは『市議会や市民との対話が大事』と言い続けている人で、議会と激しく対立ばかりしていた前任者と比べたら、わしらも大歓迎です。
>結局、市民も石丸市政はダメだって気づいたって事ですわ。人気取りで市長になったものの、やったことは自分の意見を押し通すだけ。
>彼が議会の反対を押し切って進めてきた認定こども園の問題も、藤本新市長は方針を改めるそうなので期待しています。この問題は吉田町(旧高田郡吉田町)内にある保育所や幼稚園の立地場所に土砂崩れの危険性があり、別の地区に移転の必要があるとされたことに起因します。
>普通なら町内のなるべく他の場所に移設しようと考えようもんですが、石丸さんは『校区をまたいで移設する』と言い出した」
>石丸氏の提唱する移設先には私立保育園もあった。ところが…
>「そんな地域であれば、まずは計画書を持って地元の人や私立保育園に説明すべきだと議会は主張したんだけど、石丸氏は『予算使って計画書なんて作っても反対されたらお金をドブに捨てるようなもんでしょ』でしたからね。
>その移設計画に関しても藤本新市長はまずは吉田町の中で土地探しから始めようという方針です。議会と市長も、対立ではなく対話できる関係の方がいいでしょう。今まで異常だったことがようやく平常に戻っていけそうです」
>別の市議もこう胸をなでおろした。
>「そりゃあもう選挙で藤本さんが市長に選ばれたんだからそれが民意なんでしょう。市民が石丸市政の継続を望んでいれば、後継者である熊高さんが当選したはずですから。
>石丸は結局のところ、4年間何の実績もなく安芸高田市をガタガタにするだけして、このままじゃ次の選挙は無理だと思って東京に逃げていったわけでしょう。
>彼は地方議会の特色である二元代表制をまったく重んじることなく、とにかく自分の好き勝手で物事を進めるだけの独裁者でしたから。
>そのパワハラぶりについて今、こと細かに言うつもりはありませんが、議会で議員をアホ呼ばわりしたり、私自身も高圧的な物言いをされたことがありますよ。
>こうして『対立』を選んだ前任者に対し、新市長の藤本さんは『対話』を重視すると言っているので、これまでより市政は間違いなくよくなると思うし、またよくしていかないといけません。
>一方でなんの実績もない石丸氏が知名度抜群の蓮舫さんをおさえて2位になった都知事選に関しても、東京都民の『民意』なんだと思います」
>その都民の民意が反映された都知事選後の民放各社の選挙特番で、石丸氏はコメンテーターやアナウンサーの質問をはぐらかしたり逆質問でキレてみせる様子がSNSなどで拡散され、パワハラ体質が早くも懸念されている。
>今後は「まだ決めていない」としながら国政転身について「選択肢としては当然考えます。例えば衆院選広島1区。岸田首相の選挙区です」と述べるなど、強気キャラにも拍車がかかったようだ。驕る平家は久しからず。どうぞご随意に。
<参考=「「当選していたら東京でもとんでもないことしていたよ」石丸伸二氏の躍進を安芸高田の市議たちはどう見たか?「独裁、パワハラ… 彼は安芸高田をガタガタにした」「後継者が落選したのが民意」」(集英社)>
(24/07/09)
【シバケン】 2024/07/10 (Wed) 23:03
前回記事は<後編>。
当記事は、<前編>(#1)に該当。
<副題=〈小池知事の3選危うし?〉日本一バズる石丸市長が都知事参戦のウラで地元の対立市議は「ロシアからプーチンがいなくなったみたい」「もし勝とうものなら、東京都民の皆さん、ご愁傷さまです」(集英社)>
>SNSやYouTubeなどを巧みに利用して話題を集め、人口3万人にも満たない広島県安芸高田市の知名度を全国区に押し上げた石丸伸二市長(41)が、7月に小池百合子知事の任期満了を迎える東京都知事選への「鞍替え」出馬を表明し、話題を呼んでいる。京都大経済学部から三菱UFJ銀行勤務を経て、出身地の首長に転身したエリート青年は、学歴詐称疑惑をいつまでも払拭できない「女帝」とどう戦うのだろうか。ネットでは得ることのできない地元の生の声を取材した。
>日本一バズる市長が「東京を変えて、日本を変えてみたい」
安芸高田市は前任者の第3代市長が2020年7月、前年の参院選広島選挙区の大型選挙違反事件で河井克行元法務大臣から現金を受け取ったとして引責辞職。同8月に市長選が行われ、銀行を退職して臨んだ石丸氏が副市長だった竹本峰昭氏との一騎討ちを制した。
>第4代市長に就任した石丸氏は、議会の一般質問中に居眠りしていた議員をX(旧ツイッター)で晒して「恥を知れ」などと罵倒。
>議会との対立を鮮明化しただけでなく、地元紙の中国新聞記者に「失礼が過ぎる」「偏向報道」と発言、その後続いたバトルの様子をYouTube配信し話題を呼んだ。
>“汚職体質”を引きずる旧態依然とした議会や、それに付き従ってきたオールドメディアの“記者クラブ体質”を正論で袈裟斬りにする手法は、かつて郵政民営化を声高に叫んだ小泉純一郎元首相や、大阪府知事・市長時代の橋下徹氏を彷彿とさせる。
>ともあれ、「日本一バズる市長」として有名になった石丸市長は、任期満了を待たずして「東京を変えて、日本を変えてみたい」との理由で、首都に舞台を移すことに決めたようだ。
>7月7日投開票の都知事選には、現職の小池氏をはじめ、目ぼしい対立候補はまだ出馬表明していない。
>「今後はようやくまともなことができる」と石丸氏対立派
>石丸氏の都知事選出馬表明について石丸氏と近い議員は「他をあたってくれ」と口が重かった。いっぽう対立構造の中心にいた安芸高田市議会のベテラン市議はこう感想をもらした。
>「石丸氏はご存知の通りSNSなどを使っての自己プロデュースが上手な方でしたから市民には人気はあったかと思います。あと市議会の中にも石丸信者が何名かいるので、その方たちは『東京転出』を残念に思っているかもしれません。
>ですが、真っ向から対立していた市議や市役所職員からすると、祝賀会で万歳三唱してもおかしくないレベル。実際、ようやく今後はまともなことができると一部の市議で集まって意見交換会を行っていたくらいです。
>我々からしてみれば、ロシアからプーチンがいなくなったみたいなもんですよ。石丸市長がもし都知事にでもなろうものなら『東京都民のみなさんご愁傷様です』と言わざるをえないです。あの手のタイプは時として勝ってしまう可能性もありますからね……」
>「さすが元銀行マン。大したもんだ」と評価する向きもあったんですが…
>ベテラン市議から見て、石丸氏の市政運営はそんなに危ういものだったのか。
>「あれはね、政治家というより銀行マンなんですよ。もう10年近く前から平成の大合併で、安芸高田市に弁当の惣菜工場を建てるという市町村合併推進事業が進められていたんですが、石丸氏は就任早々それをバッサリ切ったんです。
>『あんたら10年も今まで何しとった? こんなもんやっても成功なんてしませんよ』と。採算は取れないだろうと言われていましたが、事業者の社長に着任挨拶でそう言い放ったんですわ」
>民間出身者ならではの、しがらみに絡め取られない政治的決断のようにも見えるが…。
>「そう。たしかに最初のうちは『さすが元銀行マンじゃのう。大したもんだ』と評価する向きもあったんですが、徐々に『やり方がエグすぎる』に変わっていきました。
>市が管理していたグラウンドをなくす計画が浮上し、そこを使っていた中学校の野球部員が『あのグラウンドがなくなったら僕たちは練習ができなくなってしまいます』と存続を直談判に来たことがあったんです。
>ところが市長は『バレー部や剣道部と部活はたくさんあるけど、野球部だけが市の税金を使っていいんですか? 市は野球部だけに投資するわけにはいかんのです』とカマシたんです」
>「税金がかかっているところをバサバサ切る冷酷なコストカッター」
>対立するベテラン市議から見た石丸氏は「税金がかかっているところをバサバサ切る冷酷なコストカッター」と話す。
>「石丸氏が都知事に当選したら都庁の職員も大変になるでしょう。つい最近、市役所を辞めた職員は、石丸市長に『ぜひ調べて報告してください』と指示されて数日がかりでまとめた調査データを『こんな事調べて何の意味があるんね?』と突き返されるということを繰り返されたそうです。
>自分で言ったことすら忘れてるんですわ。まあ、我が道進むって人は、こんなもんなんでしょうな」
>「市長の職務としての投稿は名誉を毀損している」
>市議会との対立の実態は、どのようなものだったのだろう。別の「反・石丸派」の議員はこう話した。
>「石丸氏が市長に就任したときはまだ37歳だったから、まわりの議員はほとんどがおじいさんみたいな年齢のもんばかりで『若いもんが頑張ってるんだから多少のことは目をつむって見守ろう』って言ってたんですけどね。
例の『恥を知れ』ってやつも、本人が『3日も前から言うタイミングを狙っていた』と言ってたくらいでね(笑)。居眠りはもちろん問題と思いますが、何かを考える際に目をつむるようなタイミングだってあるでしょう。
>いずれにせよ、注意なら本人に直接すればいいのにSNSにいきなり投稿するのはやりすぎじゃないか、と議員らで話していたところに市長本人が乗り込んできたんですよ。
>それを『呼び出しを受けた』と言い出して『議会の批判をするな。選挙前に騒ぐな。敵に回すなら政策に反対するぞ、と説得? 恫喝?あり』とまた投稿する始末ですわ」
>SNSで「恫喝した」と名指しで批判された山根温子市議は「虚偽の発言で名誉を傷つけられた」と石丸市長を相手取り損害賠償を求めて広島地裁に提訴。
>昨年12月26日の判決公判で光岡弘志裁判長は「市議の恫喝発言は認められず、市長の職務としての投稿は名誉を毀損している」などとして、市に33万円の損害賠償を命じている。
>「石丸市長が作った話にマスコミが飛びついて、本人も取り上げられて有頂天になってしまったんでしょうね。もちろんSNSなどを駆使した発信力もあるし、若いし顔もいい。表面的には人気はありますわ。東京で頑張るというなら、それでええんじゃないですか」
>学歴と職歴は立派だが“敵”も多い”ユーチューバー政治家”。トランプ前大統領を想起させる発信力に長けた石丸氏は、はたしてエースなのかババなのか。
>ある都議会関係者は「カタブツな人も多く利権も絡む地方より東京のほうが石丸さんの賛同者は多いはずだ」と期待する。また、石丸氏の出馬表明には、実業家でインフルエンサーの西村博之氏や堀江貴文氏もエールを送っている。
「女帝」との闘いはまもなく幕が開くー。
>取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
<参考=「〈小池知事の3選危うし?〉日本一バズる石丸市長が都知事参戦のウラで地元の対立市議は「ロシアからプーチンがいなくなったみたい」「もし勝とうものなら、東京都民の皆さん、ご愁傷さまです」」(集英社)>
(24/05/22)
【シバケン】 2024/07/10 (Wed) 23:23
<副題=高橋洋一氏が都知事選〝完全的中〟の謎解き公開 投票日台風なら「石丸さんは全くダメ」(東スポ)>
>元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏が7日投開票の東京都知事選を振り返った。
>10日までに自身のユーチューブチャンネルを更新。選挙結果は現職の小池都知事が3選を決め、次点に前安芸高田市長の石丸伸二氏、立憲民主党を離党した蓮舫氏が続いた。
>蓮舫氏が石丸氏の後塵を拝したことにメディアは〝石丸ショック〟と形容したが、高橋氏は「なんでショックなの? 1位小池さん、2位蓮舫さん、3位石丸さん。それがひっくり返ったからショックなんじゃないの」と疑問を呈した。
>高橋氏は開票前の7日午後4時9分に意味深なポストをしている。
>「今ある計算をしていたら、珍しい4つの素数がでてきた。11、13、17、29」
>この意味について高橋氏は「これは本当は逆に読む。29、17、13、11。これに0を付けて万にすると290万、170万、130万、110万になる」とニヤリ。
>選挙結果は小池氏が291万票、石丸氏が165万票、蓮舫氏が128万票だった。多少の誤差はあるものの、高橋氏の予測した数字と一致していた。
>謎解きについて「小池さんはまず保守的な層の基礎票があって、浮動票の一定はとる。石丸さんは基礎票なくて浮動票だけでいく。蓮舫さんは対極なんだけど、はっきり言えば蓮舫さんの個人票と共産党の個人票でおしまい。ポイントは最終日。どのくらい投票率が高まるか。投票率が高まると浮動票は増えるから、そこを読まなきゃいけない。天候・気温で最終的な投票率は61%と予測した」と解説。
>続けて「それで投票を見ると、蓮舫さんは天候関係なくほとんど一緒。石丸さんは投票率高くなると、グーッと上がる。小池さんは浮動票を石丸さんに食われるから、小池さんは下がる。そういう傾向を私の頭の中でモデル化して、計算する。投票率61%で700万票。29、17、13、11を全部足すと70になる」と〝予知レベル〟の分析を披露した。
>その上で「(選挙結果は)完全に予測可能。だから、何で石丸さんショックなの? 全然ショックじゃない。戦略として浮動票を取るやり方をして非常に長けていた。こんなのをショックと言ったら、はっきり言って選挙のプロじゃないです」と断言。
>投票率が違っていたら選挙結果は変わっていたのか?
>「台風が来ちゃって投票率が40%くらいになると、さすがの小池さんも危なくなる。基礎票でたぶん大丈夫だろうけど、僅差。蓮舫さんと。石丸さんは全くダメ」
>最後は「マスコミは蓮舫vs小池をアオってたから。与野党対決とアオってたから、そこから抜けられなくて、こういう浮動票狙いのやり方について、伸びていたのはわかっていたと思うけど、そこについて判断できなかった」と都知事選を総括した。
<参考=「高橋洋一氏が都知事選〝完全的中〟の謎解き公開 投票日台風なら「石丸さんは全くダメ」」(東スポ)>
(24/07/10)
【シバケン】 2024/07/11 (Thu) 00:27
<副題=石丸伸二「論破芸」魅了される若者に伝えたいこと 恥をかかせる行為を安易に鵜呑みにする危うさ(東洋経済)>
当方的には、この君、石丸伸二氏の、立ち位置の、どっち向いてるか、何を言うてるか、公約さえ、わかりませんでして。
報道での、街頭演説状況からは、その、自身に、陶酔してる感、感じたです。演説を聴きに来てるの方、多いのやろなあと。
それが、2位ねえ。
東京都民は、どんな気持ちで、清き1票<?>。
イヤ、
当人、どんな具合に、言おうともの、石丸君自身、当選するとは、夢にもでして。当たり前に、あわよくば、は、あるかと。
蓮舫ねえ。
直近の、では、自民党、連戦連敗で、立憲民主党が大躍進。
で、以て、その勢いでと、彼女、大いなるの、勘違いしたかと。
小池氏なるは、1期目の時でさえ、自民党とは、一線をで、むしろ、自民の、都議会議員とは、敵対関係にあったです。
てな、事さえ、忘れたのかと。蓮舫君は。
イヤ、当然の、蓮舫は、都知事にと、決意、覚悟を持っての立候補では、あったですが。正直には、小池氏との比較では、線細く、軽くの、小者に過ぎての、相手に成らず。
ましてやの、石丸君ねえ。問題外。
の、筈が、Net民なるは、怖いねえ。こんなのが、都知事になってしもたら、どするやと。東京は話題にこそなれ、ガタガタになるです。
おめでとう<!>
オッとの、落選故、無事で、よかつたねえ。
<写真1>
東京都知事選挙で元参院議員の蓮舫氏を上回る「2位」となった、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏に注目が集まっている(写真:Pasya/アフロ)
>現職の小池百合子氏が3選を果たした東京都知事選挙だが、元参院議員の蓮舫氏を上回る「2位」となった、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏に注目が集まっている。各社の情勢調査によると、蓮舫氏より支持を集めた理由は、10代から20代を中心とした若年層の支持を集めたためとみられる。
>石丸氏の支持層を厚くしたのは、YouTubeの「切り抜き動画」をはじめとする、SNSでの露出度とされている。筆者はネットメディア編集者として十数年、ずっとSNSの流行を見てきた。また、昨年の統一地方選挙に出馬して、恥ずかしながら落選した経験もある。
>ネットと選挙、そのどちらも当事者として見てきた立場からすると、今回の「石丸フィーバー」は、人によって落とし穴に陥る可能性があると感じる。「わかっていて、あえて選んでいる」なら別なのだが、安易に乗っかると不安に思えるのだ。
>都知事選初出馬で166万票を獲得
>石丸氏は、今回の知事選において、大躍進とも言える成果を残した。現職の小池氏が圧倒的優位と言われる中で、市長1期目の途中ながら立候補表明。その後、元行政刷新相で、民進党代表も務めたことのある蓮舫氏が、参院議員を辞して出馬すると会見を行い、主要メディアにおける「構図」が固まっていった。
>当初は「小池vs蓮舫の一騎打ち」との予測もあり、石丸氏をはじめとする他候補は「3位争い」と位置づけられていたが、いざ投票箱があくと、小池氏の約292万票(得票率42.8%)には及ばないものの、蓮舫氏の約128万票(18.8%)を超え、石丸氏は約166万票(24.3%)を記録した。
>しかし多くの有権者は、都知事選で初めて、石丸氏の存在を知ったのではないか。なんなら開票速報で、「蓮舫氏を超える得票だ」と報じられて、ようやく認識した人も少なくないだろう。そこで改めて、石丸氏の経歴を振り返ってみよう。
>石丸氏の公式サイトによると、1982年生まれで、2006年に京都大学経済学部を卒業し、三菱UFJ銀行へ入行した。アナリストとして、アメリカ・ニューヨーク赴任を経て、2020年に広島県安芸高田市長に就任した、との略歴が書かれている。
<略歴2>
石丸伸二プロフィール・略歴
>広島県内は当時、前年に起きた元法務大臣とその妻の公職選挙法違反事件で揺れていた。前任の安芸高田市長は、広島県議時代に金銭を受け取ったとして、就任わずか3カ月で辞任しており、石丸氏は前副市長との一騎打ちを制して、2020年8月に37歳で当選した。
>「ネット時代の政治家」の代名詞
>ここまでの説明だけだと、「Uターンしたエリートが、地元再生に動いた」といった印象は抱いても、そこから4年で「蓮舫打破」にまで至るとは思わないだろう。しかし、都知事選へと続く、石丸氏の「地盤」の礎は、就任翌月には作られていた。
>2020年9月、「居眠り」していた市議について、ツイッター(現在のX)で言及したことをきっかけに、石丸氏はSNSを中心に注目を集めるようになる。2022年6月には、議員定数削減案を提出した際に、議会に向けて「恥を知れ、恥を! ……という声が上がってもおかしくない」と声を上げたことから、さらなる話題に。
>議会中継の「切り抜き動画」がYouTubeに拡散され、石丸氏は一躍「ネット時代の政治家」の代名詞となったのだ。
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安芸高田市定例記者会見(2023年7月)
広島県安芸高田市公式チャンネル(チャンネル登録者数24.5万人)
>もっとも再生された動画は300万回再生超え。チャンネル登録者数は、地方自治体としては異例の24.5万人にのぼる(出所:広島県安芸高田市公式チャンネル)
>議会との対決姿勢を示す首長は、別に目新しくはない。しかし、石丸氏はスマホ時代にうまく適合した。時代の寵児として、新興ネットメディアに取材され、そのインタビューが拡散されることにより、さらに支持層は厚くなっていく。そして行き着いたのが、都知事選への参戦だ。
>有名実業家からの支援も受け、都内各地で「ツアー」と銘打った街頭演説を連日行う。筆者も選挙戦中盤にあたる某日夕方、吉祥寺駅前(武蔵野市)での演説を見たが、北口ロータリーが大勢の人に包まれていて、事前の予想を大きく超える支持になっていると感じた。
>そして迎えた投開票日、「小池vs蓮舫の一騎打ち」といった予想を裏切り、2位に食い込む。小池氏に当選確実が出た後、石丸氏は国政転身も「選択肢としては当然考えます」として、今後の野心を見せた。そんな石丸氏だが、投票が締め切られた直後から、評価がわかれ始めている。
>フォーマット化している会話
>いまSNS上では、「石丸構文」なるフレーズが話題になっている。小泉進次郎元環境相が言いそうなフレーズを組み立てる「進次郎構文」になぞらえて、都知事選の開票特番でコメンテーターらと交わされた会話が、ひとつのフォーマットと化しているのだ。
>その典型が、日本テレビの中継で、社会学者の古市憲寿氏と行われた会話だ。石丸氏が批判する「政治屋」と、石丸氏自身の違いについて、古市氏が質問すると、「堂々めぐりになっている」「同じ質問を繰り返している」「もう一回言えってことですか? さっき言ったばかりですよ」などと返答。ほどなく、中継は時間いっぱいになってしまった。
>TBSの中継では、JX通信社・米重克洋氏が「善戦したと受け止めているか」と質問したところ、笑みを浮かべながら「なんという愚問ですか。選挙に出る以上、一番上を目指さなくて、どうするんですか。アントニオ猪木に怒られますよ。負けることを考えるバカはいないって」と返答。フジテレビの中継では、元乃木坂46の山崎怜奈さんの質問を「前提のくだりがまったく正しくない」と断じて、同様に注目された。
>これらの動画が拡散されるにつれ、SNSではパロディー化した「石丸構文」が拡散されている。飲食店での店員と客のやりとりなど、定義をめぐって「かみ合わない」様子をコミカルに描いた内容で、どちらかというと皮肉が利いている。
>選挙から数日で、早くもコンテンツとして消費されつつある「石丸構文」だが、こうした受け答えは、市長時代から都知事選までの間、彼にとっての原動力になっていた。議会切り抜き動画を見て、「旧態依然としたものを断じて、スカッとした」と感じた無党派層が、停滞する日本社会を切り開くリーダーとして思いを託したのも、それなりに理解できる。
>とはいえ、石丸氏の言動を真に受けることには、「危険性」も多分にある。いや、そもそも石丸氏に限らず、どんな政治家の言葉でも、無条件で信用することは、非常にリスクが大きい。
>立候補者の多くは、当選を目的としているが、任期が終わる4年後には、大抵の公約は忘れられている。言動不一致を指摘されても、「情勢が変わった」と言い逃れできる。つまり、悲しいことではあるが、「政治家は平気でウソをつく」と認識しておいたほうがいいのだ(なお、政治家がウソをつくことを、筆者が許容しているという意味ではない)。
>そこに「強い言葉」の功罪が加わる。仮想敵を打ち出して、対立構図を示した演説は、ときに聴衆を魅了するが、後に禍根が残りやすい。また「傷つかない笑い」を求めるような層には、さらなる反発が起きる。
>「小池都政のリセット」を掲げた蓮舫陣営の支持が広がらず、事前の知名度がほぼ皆無だった、AIエンジニアの安野たかひろ氏(5位、約15万票)が急進したのも、こうした背景があると考えている。
>こと石丸氏の場合には、「旧態依然とした議会」や「紋切り型のマスメディア」を仮想敵に位置づけているように感じられる。この2つへの敵対心が根底にあると考えれば、安芸高田市議会や開票速報での言動にも、それなりに一貫性を感じられるだろう。
>若年層の精神的支柱はSNS
>コロナ禍を境に、SNS上では「ネットにこそ真実がある」という言説が定着しつつある。こうした考えは、ときに年配層などを陰謀論に巻き込むが、若年層では「生きる術」として精神的支柱になっているように思える。
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石丸伸二市長所信表明20200910
広島県安芸高田市公式チャンネル(チャンネル登録者数24.5万人)
>「居眠りをする」「一般質問をしない」議員たちを叱責、「恥を知れ、恥を! …と、いう声が上がってもおかしくない」と提起して、ネット上で話題となった石丸氏(スクショは所信表明時のもの/出所:広島県安芸高田市公式チャンネル)
>ネット上でしか報じられないのは、なにかしらの意味がある。マスメディアにとって、距離的や金銭的、人材的な理由から取材が難しいとしても、支持者からすれば「メディアにとって都合が悪いから報じられない」と感じてしまう。今回の都知事選で言えば、7位の作家・ひまそらあかね氏(約11万票)については、こういった疑念からの言及が相次いでいた。
>そんな既存メディアへの不信感を打破する手段として、SNS世代を中心に、「論破」に期待している人は多い。「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏が人気な理由にも共通するだろう。石丸氏のように強い言葉で切り返し、質問者を窮地に追い込む様子を見て、カッコイイと憧れる人もいるはずだ。都知事選で無党派層を掘り起こしたことと無関係ではないだろう。
>重要なのは「どこに着地するか」
>ここまで書いてきたように、「ベテラン議員や既存メディアは、決まり切った質問ばかり繰り返す」という前提のもと、冷笑をまじえつつ、質問に質問で返すスタイルは、まさに石丸氏の政治的原動力になっていたと感じられる。
>なお石丸氏は安芸高田市長時代にも、地元マスコミと舌戦を繰り広げる場面は多々あったが、ほとんど全国ニュースとしては取り上げられなかった。それはおそらく「都合が悪いから」ではなく、「全国1700以上いる市区町村長のひとり」ではニュースバリューが乏しかったからだ。マスメディアの判断基準には、都知事選の「主要候補」しかり、不明瞭なところも多々あるが、この点については理解の余地がある。
>都知事選と同じ日に行われた、安芸高田市長選挙では、石丸市政からの転換を訴える候補者が当選した。議会への対決姿勢が「対立を生む」と地元で受け入れられなくなり、メディアへの対決姿勢が「構文」として、エンタメ消費されつつある現状を、石丸氏はいかに乗り切るのだろう。
>スカッとした言動は、一服の清涼剤になるが、重要なのは「どこに着地するか」だ。対話を重ねて、時にかけひきをしながら、合意形成をしていき、最終的に「住民の生活」へと落とし込む。それこそが政治であり、リーダーシップではないだろうか。議論はプロセスに過ぎず、また論破はゴールではない。
>老婆心ながら、筆者が若者に「安易に鵜呑みにすると危険だ」と警鐘を鳴らすのは、そうした勘違いを招く恐れがあるからだ。政治家と向き合い、清き一票を投じる際には、「そのコミュニケーションが、痛快なだけでなく、中長期的に市民生活の向上につながるのか?」と考えるようにしたいものだ。
>城戸 譲 : ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
<参考=「石丸伸二「論破芸」魅了される若者に伝えたいこと 恥をかかせる行為を安易に鵜呑みにする危うさ」(東洋経済)>
(24/07/10)
【シバケン】 2024/07/11 (Thu) 17:47
<副題=古市憲寿氏「こっちとしては不思議でした」 石丸伸二氏との“舌戦”受け長文投稿 「政治屋」質問の意図は(スポニチ)>
>社会学者の古市憲寿氏(39)が10日、自身のX(旧ツイッター)を更新。話題となっている、東京都知事選で次点だった前安芸高田市長の石丸伸二氏(41)との“舌戦”について、2000文字を超える長文でコメントした。
>7日に投開票された東京都知事選で、石丸氏は3選を果たした無所属現職の小池百合子氏には及ばなかったが、165万8363票を獲得して次点と健闘。精力的な街頭演説とSNSによる発信で無党派層や若者の支持を集め、“石丸旋風”を巻き起こした。一方で、7日に出演した報道番組での受け答えや冷笑的な態度には疑問の声も上がっている。
>古市氏は7日にYouTubeチャンネル「日テレ公式NEWS」の「【東京都知事選挙】石丸伸二氏に聞く 今後の政治活動など 小池氏当確」に出演。中継に登場した石丸氏に質問をぶつけたが、質疑応答がかみあわないまま終了。SNSでは2人のやり取りが話題となった。
>古市氏はこの日、自身のXに「色々な人から都知事選のことを聞かれるので一応書いておきますね。少し長い文章なので、興味ある人は読んで下さい」と前置きして長文を投稿。石丸氏とのかみ合わないやり取りについて「本来は聡明な方でしょうから、そういう戦略だったんでしょうね」と私見をつづった。
>古市氏が関心を持ったのは「石丸さんが何をしたい人なのか」だったという。行政の長である都知事と立法府の一員である国会議員は「『転職』といってもいいくらい違う仕事の話」とし、「やりたいことが具体的な人の場合、行政と立法が混じるってことは、あんまりないんですよね。あるとしたら、何でもいいから政治家になりたい場合。どこでもいいから選挙で勝てばいいと考えている場合。(それは他の候補者にも言えます)」と説明。
>「あれ、それって石丸さんの定義した『政治屋』そのものじゃないの? 僕は安芸高田市民ではないので批判する立場にはありませんが、市長は途中で辞めてるし。だから、石丸さんの批判する『政治屋』と、石丸さん自身がどう違うのかを何度も聞いたんです。そこを聞けば、具体的な話になると思ったからです。でもならなかった。こっちとしては不思議でした」と自身の受け止めをつづった。
>「今回のやりとりのように『答えない』という戦略があってもいいと思います」と理解を示しつつ、「だとしたら、選挙特番などの番組自体に出ない方がよかったと思うんですよね」。石丸氏について「YouTubeやTikTokなど、自分が主役になれて、演出もできるメディアを中心に人気を集めてきた人」と分析し、選挙特番への出演は陣営の戦略ミスだったと指摘した。
>古市氏は最後に、石丸氏の支持者へ向けて助言も。「もし石丸さん支持をもっと増やしたいなら、石丸さんを批判する人も仲間にしていかなくちゃいけないわけです。反・石丸の人を、攻撃的にののしっても、仲間は増えないと思うんですよね」とし、「論破とか攻撃ではない、新しいコミュニケーションがもっと政治の世界にも増えていけばいいと願っています」と自身の思いを記した。
<参考=「古市憲寿氏「こっちとしては不思議でした」 石丸伸二氏との“舌戦”受け長文投稿 「政治屋」質問の意図は」(スポニチ)>
(24/07/10)
<参考=NO.1873 続5<2024・七夕決戦>東京都知事選挙/最初っから、最後/現在尚、異様>
(24/07/11)