みんながパソコン大王
雑談<NO.168>
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総 合 | 目 録 | 趣意書 |
表題一覧表 |
NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
雑談NO.169 | |||
1801 | その日本語、変じゃないですか!? 言葉遣いの「常識」は今…(毎日新聞、1月3日) | 磯津千由紀 | 19/01/04 |
1800 | <謹賀新年>亥年<2019年> | シバケン | 19/01/03 |
1799 | 持ち歩かなくなった極小ノートPC、GPD Pocket 2を検証した(日経xTECH、12月28日) | 磯津千由紀 | 18/12/29 |
1798 | 何と、まの、一関市長名にて、10年昔の、「岩手・宮城内陸地震」の際の義援金の拠出者に対しの、経過報告が届く<!> | シバケン | 18/12/29 |
雑談NO.167 |
NO.1798 何と、まの、一関市長名にて、10年昔の、「岩手・宮城内陸地震」の際の義援金の拠出者に対しの、経過報告が届く<!><起稿 シバケン>(18/12/29)
義援金の事は、下記<参考>。
<参考=「我楽多倉庫」→「<平成20年>岩手・宮城内陸地震の被災地に!」→「一関市災害対策本部」>
---<一枚目><ここから>
謹啓 師走の候ますます御清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、当市は本年6月、岩手・宮城内陸地震から10年の節目を迎えました。
この折に、義援金についてご報告させていただきます。
お寄せいただきました義援金については、被災者の方々に直接、あるいは支援事業を通じて役立たせていただき、残余金につきましては、その後に発生した東日本大地震の義援金に組み入れ、新たな被災者支援に活用させていただきました。
なお、本年11月末現在、支出を留保している分があり、最終的な決算という形ではお示しできませんが、10年の節目に当たってのご報告とさせていただきます。
本年は、西日本を中心とした平成30年7月豪雨や、9月の北海道胆振東部地震など災害の多い一年となりました。被災された方々が、一日も早く日常の生活に戻られますことを願ってやみません。
当市が被災した折にご支援をいただきました皆様方には、あらためまして御礼を申し上げますとともに、穏やかな新年を迎えられますようお祈り申し上げます。
謹白
平成30年12月
柴田 健雄 様
一関市長
勝部 修
---<ここまで>
【シバケン】 2018/12/29 (Sat) 08:45
<副題=二枚目>
---<ここから>
~復旧・復興の状況~
岩手・宮城内陸地震は、一関市街地から西方約25kmの巌美町地内で発生し、震源の深さが約8kmと浅かったため、中山間部に大きな被害をもたらしました。特に震央付近に被害が集中し、山腹崩壊が約800か所、崩壊土砂量が約2,000万m2と推定されています。
市が行った道路、河川、橋梁などの復旧工事は、いずれも平成22年度までに完了しています。
国・県による工事については、磐井川上流で発生した「土砂ダム」の解消工事、国道342号の落橋した祭峠(まつりべ)大橋の架け替え工事、砂防堰堤の新設・かさ上げ工事など、平成26年12月までに完了しています。
また、震源に近い一関温泉郷の平成20年度の入湯客数は、その後の風評被害の影響もあり落ち込みましたが、平成29年度は、宿泊客は減少傾向にあるものの日帰り客が増加しており、総数では震災前年度を上回る状況となっています。
家屋の被害も大きく、住家全壊1棟、半壊2棟、一部損壊316棟、非住家全壊4棟、半壊11棟、一部損壊220棟という状況から、早期の生活再建支援として見舞金の支給を行いました。
本年6月には、震災の教訓を風化させないための取り組むとして「いちのせきシェイクアウト訓練」や「震災復興ツアー」を実施いたしました。
「本状は、平成20年6月の岩手宮城内陸地震に際し義援金をお寄せいただいた皆様にお届けいたしております。
当時の御住所、御氏名(会社名・団体名等)を基にお届けいたしておりますので、行き違いなどの失礼がございましたら何卒ご容赦願います。」
---<ここまで>
【シバケン】 2018/12/29 (Sat) 11:18
ご丁寧にも、送付戴いたは、
上記の2枚と、
「広報いちのせき」のコピー<A3の用紙、裏表にコピーのが2枚=元は、A4サイズ>
結果的A4で、8枚になるですが。
それと、
「岩手・宮城内陸地震発生からの10年間」と題した、経過一覧<1枚>。
「岩手・宮城内陸地震義援金 受入及び配分実績」<1枚>
尚、この2枚は、1枚のA4用紙の裏表にコピー。
オッとの、先刻の、「市長」と、「復旧・復興の状況」も、裏表のコピーです。
で、
「広報いちのせき」<8枚>と、経過報告等を投稿するです。
但し、
文字的、画像では、読めませんですが。
大見出しの、だけでもと。
雰囲気が伝わればの、次第です。
<画像=広報いちのせき=表紙=1枚目>
<画像=広報いちのせき=2枚目>
<画像=広報いちのせき=3枚目>
<画像=広報いちのせき=4枚目>
<画像=広報いちのせき=5枚目>
<画像=広報いちのせき=6枚目>
<画像=広報いちのせき=7枚目>
<画像=広報いちのせき=裏面=8枚目>
<画像=「岩手・宮城内陸地震発生からの10年間」と題した、経過一覧>
<画像=「岩手・宮城内陸地震義援金 受入及び配分実績」と題した、資料>
【シバケン】 2018/12/30 (Sun) 00:04
<副題=この事業には、当然の、賛否両論あったと、推測するですが>
「この事業」とは、義援金の送付者に対するの、資料配布事業。
実に、10年経ってまして。
この面々に、御礼兼ねての、資料配布には、相応の手間暇と、費用が掛かるです。
文面には、風化させないがためと、されてまして。
当方も、資料届きの、「一関市」から、何じゃと。何用かと。
イヤ、遠の昔に、拠出した事、そのものを、失念してたです。
直後には、礼状届いてまして。
正直には、礼状1つ、送って来ずのも、あるですが。
その礼状を期待で、拠出はしてませんですが。来ずよりは、来た方が、ご丁寧にと、評価するは事実。
での、
此度の件。
ご丁寧に過ぎるなと。
心は、先の、手間暇と、費用対効果の事。
反対もあったやろ、にと。されどの、市長の決断でして。
その意味合いも、二枚の文面には、記されてたです。
要は、10年経って、やっと、復旧の目処がと。昔の状態に戻りつつあると。
そして、こんな市長の一関市の住民は、ええなあ、幸せや、なあと。
と、思わせ、是非共の、一度、その目で、復旧、復興の様子を見て呉れ、旅行に来て呉れ。
出来れば、一泊でもと。
宣伝されてるです。
での、
一関ねえ。
親戚筋も、知人も、居てませんでして。
されどの、何かの、間違いあっての、この出不精の当方、近くにでも、行くの用事出来た、ならばの、さての、一関に寄ってみよかに、なるかも、なと。
この市長が、市長してるの市ならばと。
イヤ、
少なくともの、「一関」が、ガツンと、頭の中に、入ってもたです。
NO.1799 持ち歩かなくなった極小ノートPC、GPD Pocket 2を検証した(日経xTECH、12月28日)<起稿 磯津千由紀>(18/12/29)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2018/12/29 (Sat) 16:16
こんにちは。
私は画面タッチキーボードが苦手で小さくともフルキーボードが付いてる方が好みなのですが、東芝dynabook N29/TGでも重いので本機は魅力的です。価格面で、購入検討は出来ませんけど。
> 高橋 秀和=日経 xTECH
> 手のひらサイズの実用的なモバイルPCとして人気の中国GPDテクノロジー(GPD Technology)「GPD Pocket 2」。約500gの重さにIntel
Core m3プロセッサーと7型のタッチパネル液晶ディスプレー、各種USBポートやmicroSDカードスロットを収めた1台だ。1カ月ほど持ち運んで使用したが、今では据え置きの超小型PCとして使うようになってしまった。
> GPD Pocket 2は、2018年11月にクラウドファンディングの出資者に向けて出荷が始まった製品だ。2017年6月出荷の初代機「GPD
Pocket」の後継で、性能が控えめなAtom系CPUコアを搭載する初代機のCPUをCore i系のCore m3プロセッサーに切り替えた。メイン機として使えるだけの性能を持ち、普段は外部ディスプレーを接続して小型デスクトップPCとして使い、必要に応じて持ち出す、といった使い方が可能になる。
> 性能を上げた代償として、起動直後から冷却ファンが騒音を発する。小口径ファンの高速回転特有のかなり耳障りな音だ。これだけなら初代機のGPD
Pocketと同様だが、GPD Pocket 2では冷却ファンの回転数を抑える「静音モード」を用意している。
> GPD Pocket 2のキーボードを見渡すと、最上段にファンのアイコンをあしらった静音モード専用の切り替えボタンがある。キーボード最上段はパッド型のポインティングデバイスや輝度や音量などを調節する機能キーが占めているが、見慣れない換気扇のようなアイコンが異彩を放っている。
> 静音モードの効果は抜群だ。静音モードボタンを押した途端に耳障りな冷却ファンの回転音が収まり、ほぼ無音になる。初代GPD Pocketはファンコントロール用のソフトウエアである程度はファンの回転数を制御できたものの、静かさを実感できるほどには落とせない。それがGPD
Pocket 2では、ボタンひとつで瞬時に切り替えられる上に、不安になるほど静粛性が高くなる。
> 静音モードの副作用は?
> 気になるのが静音モードと通常モードにおける性能差。GPD Pocket 2の初回出荷版が搭載するCPU「Core m3-7Y30」は、処理の負荷と発熱の度合いに応じて動作周波数を最大で2.6GHzまで引き上げる。排熱に使う冷却ファンの回転数を落とせば、その分2.6GHzで動作する時間が減り、性能が犠牲になるはずだ。
> そこでフィンランドULベンチマークス(UL Benchmarks)のベンチマークソフト「PCMark 10」を使い、通常モード時と静音モード時の性能差を測定した。PCMark
10は、ビデオ会議や表計算、動画像処理といった実際のアプリケーションを用いての処理速度を測るベンチマークソフトだ。
> ここでは通常モードと静音モードの違いだけでなく、据え置きでの利用シーンを想定してディスプレー部を開け閉めの状態をテスト条件に加えた。一般にディスプレー側を閉じた状態では熱がこもる。劣悪な動作環境下で静音モードの副作用を見る参考になるはずだ。
> 結果を見ると、通常モードと静音モードの性能差は最大で4.3%ほど。体感でも大幅な性能低下は感じられない。静音というメリットだけを享受できている印象だ。
> 解せないのは、ディスプレー部を開いた状態より、閉じた状態のスコアが伸びていること。開け閉めの違いによる比較では、通常モード時は閉じた方が7%、静音モード時でも3.8%スコアが高い。
> PCMark 10は、ベンチマークテストの過程でCPUとGPUの動作温度を記録している。そこで最も発熱度合いが高い動画編集時のCPU/GPU温度を見ると、閉じた状態の温度は開いた状態より1~2度ほど低い。
> 温度が下がった分CPUが最高性能で動作する時間が長くなり、スコアに反映されているようだ。
> なぜ熱い方が速い?
> GPD Pocket 2は、きょう体のフチがキーボード側とディスプレー側のそれぞれでやや出っ張っている。ディスプレー部を閉じると、フチ同士が接触してキーボード側のCPU/GPUの発熱がディスプレー部に伝わる構造だ。結果としてディスプレー部背面がヒートシンクとして機能し、CPU/GPU温度の低減につながっているとみられる。
> 静音モードでも性能がそれほど低下せず、ディスプレーを閉じて使ったほうが高速に動作するという特徴は、激戦区の超小型モバイルPC市場における個性につながる。米インテル(Intel)が展開する超小型デスクトップPC「NUC」のような利用を主とする使い方だ。
> GPD Pocket 2はUSB Type-Cを1ポート、USB 2.0および3.0をそれぞれ1ポートずつ搭載し、据え置いて使う際の最低限の拡張性は確保できている。USB
Type-Cを通じてHDMI接続のディスプレーと接続できる。ヘッドレスでサーバー風に使うのも悪くない。いわばディスプレー付きのNUCと言える。
> 初代GPD Pocketの登場時は唯一無二の存在だったが、今では中国ワンネットブック(One Netbook)の「OneMix」シリーズが対抗馬として存在する。ディスプレー部が180度開いてタブレット機のように扱える、GPD
Pocket 2で廃したスティック型のポインティングデバイスを搭載するなど、後発の強みを生かしてGPD Pocket 2との差異化を図っている。
> 2018年11月24日に、GPD Pocket 2のCPU変更を発表した。Core m3-7Y30からCore m3-8100Yに変更し、最高動作周波数は2.6GHzから3.4GHzに上がった。ほぼ無音になる静音モードの挙動から、高性能なCPUを積む余裕を残した設計のようだ。
> GPD Pocket 2はCPUが異なる2モデルが国内市場に流通する状態で、実売価格はm3-7Y30モデルが7万円前後、m3-8100Yモデルが9万円前後。先に挙げたOneMixシリーズの最新モデルは日本の電波法に基づく認証(技術基準適合証明や工事設計認証、いわゆる技適)を取得しておらず購入対象にはなりにくいが、日本円での実売は9万円を切る。新規出荷分はm3-8100Yモデルになるため、価格が安くなったm3-7Y30モデルを年末年始で狙うのもいいだろう。
<参考=「持ち歩かなくなった極小ノートPC、GPD Pocket 2を検証した」(日経xTECH、12月28日)>
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/01/02 (Wed) 21:53
<副題=「Core m3-8100Y」モデル、一太郎/ATOKユーザー向け税込87998円、ジャストシステム製品ユーザー向け税込89800円>
こんばんは。
ジャストマイショップで売ってます。
ジャストマイショップで買わぬまでも、特徴やスペック等が詳しく載ってるので、購入検討中の方は一見されたし。
**** 以下引用
本日は、手のひらサイズで超小型ながら、インテル製CPU搭載した
ウルトラモバイルパソコン『GPD Pocket 2 一太郎発売記念特別セット』を
ご紹介いたします。
UMPC(ウルトラモバイルパソコン)は、2000年前後に各メーカーが新商品を
出していましたが、スマホやタブレットがPCの代替として登場して以来、
生産は下降の一途をたどっていました。理由としては、
「CPUの性能が低い」「長時間駆動に不向き」「容量が少ない」
「筐体が熱くなる」などがあり、一定のニーズは存在したものの
すべてのお客様の要求を満たす端末は限られていました。
そんな中、2017年に中国・シンセンのGPD社より「GPD Poket」が発売され
“実用性の高い”UMPC市場を再開拓しました。
現在、GPD社の最新機種「GPD Pocket 2」をJust MyShopで販売しています。
「GPD Pocket 2」では、CPUに最新のCore m3を搭載し、UMPCでありながら、
飛躍的な性能の向上を果たしています。
最新テクノロジーを搭載した本商品で、
2019年は最高のモバイル環境を構築しませんか。
**** 引用終了
<参考=「GPD Pocket 2 一太郎発売記念特別セット」(Just MyShop)>
NO.1800 <謹賀新年>亥年<2019年><起稿 シバケン>(19/01/03)
【シバケン】 2019/01/03 (Thu) 11:21
明けまして、おめでとうございます。
まずは、
当家に戴いた、亥年の色紙をと。
<参考=「単なる雑談NO.227」NO.2537 単なるの雑談<正月準備の話>(2) 門松と、干支の色紙の話>
イヤ、
兎に角、当方的、この方の絵、干支の絵を気にいってまして。
こんな絵、干支の絵を欲しかったと。
イヤ、
町内会の方でして。正確、細々なる、職業は知らんのですが。
大まかには、プロの絵師。
イヤイヤ、
毎年、毎年と、するのか、機会あれば、家の玄関先に飾るの干支の絵をと、その手のを、売ってるの店に入っては、物色するも、コレがと、するのが見つかりませんでして。
で、
過年、ひょいと、干支の色紙を戴きまして。見て、ビクリの仰天の、再度の、へえの、こんな絵のが、欲しかったんやと。
<画像=亥年の色紙>
【シバケン】 2019/01/03 (Thu) 22:48
<副題=干支を遡り、昨年の、戌年>
<画像=戌年の色紙>
【シバケン】 2019/01/04 (Fri) 15:42
<副題=干支を遡り、一昨年の、酉年>
<画像=酉年の色紙>
【シバケン】 2019/01/04 (Fri) 18:23
<副題=干支を遡り、一昨々年<2016の、申年>
現在、所有は、ここまで。
<画像=申年の色紙>
【シバケン】 2022/12/03 (Sat) 17:46
以降の追加分
<副題=子年>
【シバケン】 2022/12/03 (Sat) 17:54
<副題=丑年>
【シバケン】 2022/12/03 (Sat) 18:13
<副題=寅年>
【シバケン】 2022/12/03 (Sat) 19:00
<副題=2023年・卯年>
【シバケン】 2023/12/11 (Mon) 08:40
<副題=2024年・辰年>
過日、<12月9日・土>、呼び鈴、りんりんの、誰様かと、思いきやの、町内会の、元絵師の方。
とするのか、外出すれば、よお、会うです。会えば、一言、二言、詔。
とかとか、この方、軽くの、年長者でねえ。
まあ、言うたら、最早の、男では、最年長者。
もしかしたら、動けてるの中でも、最年長者。
ではないかと。
更には、もしかして、もしかしたら、今年の干支、卯が、この方の回り年かと。
オッとの、
当家、戴いてるの干支の色紙。
今年ので、9枚故、後3枚、3年<!>
何が何でもの、頑張ってやと。
イヤ、ほんと。
【シバケン】 2023/12/11 (Mon) 09:38
<補足>
この、元絵師の方、当方的、外出すれば、会う。
としてるですが。
まあなあ、一月<ひとつき>、二月<ふたつき>に、一度程度かと。
この方、昔っから、日に二度、歩きに出てるです。
当然の、健康のためで、言うてるの通りの、高齢で、健康の見本。
この歳で、男で、名実共、心身共、健康で、がんがんと、歩けてるは、この方だけではと。
NO.1801 その日本語、変じゃないですか!? 言葉遣いの「常識」は今…(毎日新聞、1月3日)<起稿 磯津千由紀>(19/01/04)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/01/04 (Fri) 14:17
こんにちは。
ちょっと前まで、「全然」を肯定文に使う人など、居ませんでしたが。
冗長な謙譲語は定着してきていると感じます。
> …させていただきます 応援よろしくお願いします うちのお父さんが~
> 「させていただきます」「よろしかったでしょうか」「~のほうになります」。やたらと持って回った言葉遣いをよく耳にする。これも“時代の流れ”だと受け入れるべきなのだろうか。ちまたにあふれる変(?)な日本語の是非について識者5人に判定してもらった。
> 会話で頻繁に耳するのが個人以外への「さん付け」だ。テレビ朝日アナウンサーの小川彩佳さんが話す。
> 「街頭インタビューなどで、著名人、グループ、企業の名を口にする時、さん付けをする人が若者を中心に増えてきましたね。就職活動のOG訪問でも学生から『テレ朝さんは……』とごく自然に言われるようになりました。私が就活中の時には、マニュアル本などに『御社』と呼ぶよう書かれていたのを覚えていますが」
> そういえば中日ドラゴンズに入団した大阪桐蔭高の根尾昂(ねおあきら)選手も、ドラフト会議の際には「球団さん」「中日ドラゴンズさん」とコメントしていた。
> 『不適切な日本語』(新潮新書)などの著書があるフリーアナウンサーの梶原しげるさんは、同業者や取引先など仕事で関わりのある相手に対しては「さん付け」に違和感はないと話す。
> 「たとえば『読売さんはどんな企画を?』『毎日さんの先日の特ダネは面白かったですよ』という感じで、『さん』をつけることで『我々は身内です』というニュアンスが生まれるんです。でも、一般の人が『パソコンはアップルさんのを使ってます』『トヨタさんの車に乗っています』と言うのには違和感がありますね」
> 面識のない著名人に「さん」を付けることも多い。
> 「丁寧な表現だとする人もいますが、ある種のなれなれしさをアピールしているように受け取る人も少なからずいるようです。やたらと『さん付け』をするのは考えものです」(梶原さん)
> 人前で「お父さん」はNG! 自分の親なら「父」と言おう
> 「さん付け」がここまで普及したのは、対象への距離感が以前より縮まったからだろうという見方もある。
> 「ツイッターやインスタグラムなどSNSの普及で、好きなタレントやアーティストとネット上で気軽につながれて、より身近に感じられるようになったのかもしれません」(小川さん)
> 著名人に直接声をかける時の言い方にも変化が。
> 「視聴者に街中で話しかけられることがたまにあるんですが、『小川さん』でも『小川アナウンサー』でもなく『小川アナウンサーさん』と呼ばれることも多いです(笑)。日本語として正しいかというと難しいところですが、丁寧に丁寧に接しようという心遣いが伝わってきますね」(同)
> 「さん付け」は受け取り方が一様でないため、何をもって正しいとするかは難しいところだ。しかし、明らかに誤用といえる使い方がある。社会言語学を専門とする東京外国語大名誉教授の井上史雄さんが話す。
> 「自分の親のことを人前で『お父さん』『お母さん』と言う人が増えてきましたが、これは避けるべきです。敬語の基本は内と外の使い分け。家の外できちんと『父』『母』と言えることには、とても大きな意味があります。内と外の切り替えが小さい頃にできていれば、大人になって敬語の使い方で頭を抱えることもなくなるでしょう」
> 「~せていただく」表現は、便利なので今後も広がる!?
> 会話でも書き言葉でも、頻出するのが「~(さ)せていただきます」。本来は話し手がへりくだる場合に使われる表現(謙譲語)だ。
> 1987年にNHKが実施した「アナウンサーが『今日の座談会をこれで終わらさせていただきます』ということ」の調査では、東京、大阪ともにこの表現を「自然だ」とする回答が実に6割にも上った。
> 「近世以来、商業が発達してきた大阪では、客や取引先への心理的配慮から、次々と敬語表現が生まれてきました。『~せていただく』もその一つ。標準語は、関西で生まれた表現が首都圏に取り込まれることによって変化していきます。1950年代には東京の飲食店でも『休業させていただきます』と書くようになっていました」(井上さん)
> 2007年の文化審議会答申「敬語の指針」によれば、「相手側または第三者の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合」は「~せていただく」を使っていいという。同指針では「休業させていただきます」については、やや冗長であり、「休業いたします」のほうが良いと述べられている。ここまで定着したのはなぜなのか。
> 「謙譲語は使用範囲が限られ、尊敬語と混同しやすい。それゆえ、本来の機能が空洞化しています。その代理として普及したのが『~せていただく』なのです。論理的にはすべての動詞に付けられて、とても使いやすい。さらに、身分差に応じた敬語が廃れ、平等な相手とのやり取りに向く敬語が求められている時代の流れにもかなう。“敬語の民主化・平等化”の表れといえるでしょう」(同)
> 「~せていただく」は今後も広がっていく見通しだ。
> 外国人バイトが増加する中、マニュアル敬語は時代の要請
> ファミリーレストランの入り口で「禁煙席でよろしかったでしょうか」、席に運ばれてきた料理とともに「こちらハンバーグセットになります」……。
> 丁寧なのだが、なぜか耳障りなマニュアル敬語はコンビニや外食店などでよく使われる。文字通りコンビニエント(便利)なことから「コンビニ敬語」「ファミコン敬語」ともいう。
> 「マニュアル敬語は文法的に正しくないと眉をひそめる人がいますが、敬語に不慣れな若者や外国人も決まったフレーズを繰り返すことで、すんなりと覚えられる。企業にとっては経済効率のよい教育方法という側面もあり、むげに否定はできません」(井上さん)
> 前出の梶原さんは、マニュアル敬語の普及は時代の変化だと受け入れる。
> 「コンビニ、居酒屋、ファミレスなどで『正しい敬語を使え』なんて求め過ぎですよ。最近は外国人のバイトも増えました。日本語を覚えて必死で働いて大変です。『パスタになります』と店員に言われて『いつパスタになるんだ?』なんて言い返すのは、ひねくれたオジサン。状況も考えずに『正しい敬語』にこだわる人が一番やっかいです。言葉は時代背景に合わせて変わっていくし、我々もかたくなにならず、それを受け入れていくべきでは?」
> では、「禁煙席でよろしいでしょうか」で十分丁寧なのに、わざわざ過去形にした「よろしかったでしょうか」が全国的に定着していったのはなぜなのか。
> 「『よろしかった』の『た』は、現在の状況を完了したかのようにとらえ、ぼかすことで丁寧さを表現します。英語にも『Could you』『Would
you』という言い方があるのと同じ。フランス語、ドイツ語など他の言語にも共通する丁寧な表現方法です」(井上さん)
> 「~になります」もぼかし表現の一種だという。
> 「敬意と言葉の長さには正の相関がある。つまり、長ければ長いほど丁寧に聞こえるのです。『です』『ます』よりも『なります』の方が言葉数が多く、直接断定する感じも薄れます。特に若い人の間で柔らかい印象を与えるというプラスのイメージがあり、世間一般にも広がっています」(同)
> 敬語は時代とともに文字数を増やしてきた。これからもさらに長くなることが予想されるという。
> 「同じ敬語表現を繰り返し使っているうちに、敬意の度合いが下がる現象を『敬意低減の法則』といいます。『よろしかったでしょうか』がさらに定着し、意味が擦り減ってくると、将来さらに丁寧な表現が生まれてくるでしょう」(同)
> 世間の目に気兼ねしすぎるスポーツ界に“教育的指導”
> 相手への配慮を欠かさない。それ自体は美徳だが、バルセロナ五輪の柔道銀メダリストで日本女子体育大教授の溝口紀子さんは、スポーツ界にはびこる独特の言葉遣いに苦言を呈する。
> 「違和感を覚えるのは五輪代表や学生選手がよく口にする『応援よろしくお願いします』という定型句。口にする本人は無垢(むく)な気持ちだと思うんですが。うがった見方をすれば、あらかじめ世間を引き込んでおく、良い結果が出なかった時の転ばぬ先の杖(つえ)のようにも受け取れます。客からお金をもらうプロと違い、五輪や学生スポーツは本来誰のためでもなく、自分たちのためにやるものですから、応援をお願いする必要はないでしょう」
> さらに近年、五輪でメダル獲得がかなわなかった選手が口にする言葉にも引っかかるという。
> 「金メダルを目指していたのに銀に終わったなど、本人が望む結果が得られなかった時に『申し訳ございませんでした』と謝罪する選手がいますが、自身の努力で日本代表となり、全力を出したのなら結果はどうであれ、世間に向かって謝る必要はないですよね」
> この『応援よろしくお願いします』『申し訳ございませんでした』が定型句となっているのは、スポーツ選手の意識の変化と関係が深いのではないかと溝口さんは指摘する。
> 「かつては、所信表明の場では『頑張ります!』、負けたら『悔しいです!』と湧き起こる感情をストレートに表現していました。でも、今は観客や視聴者を意識した発言が目立ちます。それだけ周囲や世間からのプレッシャーが強くなったということでしょう」
> 溝口さんが特に印象に残ったというのが、今夏、秋田県代表として103年ぶりの甲子園準優勝の快挙を遂げた金足農高だという。
> 「エースの吉田輝星(こうせい)君を中心に、彼らの意識は観客でなく、自分自身や仲間たちに向かっていました。応援をお願いするのでなく、本当に野球が好きで頑張って、勝ち進むごとに自然と周りが応援していった。母校での準優勝報告で吉田君が『力以上のものが出せたのは声援のおかげです』と言っていて、これが選手と観客の理想の関係だと感じました。最低限の礼節を守れば、アスリートはもっとエゴイストでいいんです。その方が競技に集中でき、日ごろの練習成果を発揮できます。東京五輪では選手たちに感じたことを素直にコメントしてほしい。メダルとともに多くの名言が生まれることを期待しています」
> 2020年、スポーツ界から日本語の新たな変化が起こるかもしれない。
> はっきりものを言わないから逆に「クレーマー」が増える
> 文筆家の古谷経衡(ふるやつねひら)さんは、むやみやたらに他人に気を使う言い回しがあふれる現状をけしからんと叱る。たとえば、コンビニやファミレスなどのトイレにある『いつもキレイに使っていただき、ありがとうございます』なる張り紙。
> 「使う前から『いただき』やら『ありがとう』やら、もう皮肉でしかないですね。カフェの『長時間ご利用の場合はスタッフがお声がけさせていただく場合があります』なる文言も回りくどい。『汚すな』『キレイに使え』『席は2時間以内』と一言で済むものが分かりにくくなる。イベント会場で『撮影はご遠慮ください』と表記するから、『じゃあ遠慮しながら撮影しまーす』なんてバカも出てくるんです。はっきりものを言わないからクレーマーが増え、それに合わせてさらにへりくだった言い回しをして、という悪循環です」
> 大学生に講演を行うなど若者と接する機会が多い古谷さんはこう分析する。
> 「日本人があいまいな言葉でしか表現しなくなったのは、角が立って、怒りを買うのを恐れているからなんです。かく言う私も以前、韓国人と領土問題を話し合った時、気まずい雰囲気になるのを避けようと、ついお茶を濁してしまった。すると『何で本当のことを言わないのか。私が理解できずに怒るとでも思っているのか。だとすればこちらを信頼していない、見下しているということにならないか?』と言われ、ハッとしました。正しいと思うことを遠慮してはっきり伝えないのはむしろ失礼にあたる。信頼関係を築くためには、大切なことをはっきり伝えなければなりませんね」
> 日本語に限らず、国内のあらゆるものが曖昧模糊(もこ)としてきているという。
> 「失われた20年を振り返ると、ギャルやギャル男のような主張のあるファッションがなくなり、みんなおとなしく無難な服を着るようになった。車のデザインも角ばっていたものから丸くて可愛いものに。あらゆるものが矮小(わいしよう)化しました。いい大人がそろって癇癪(かんしやく)持ちの子供の機嫌を取った成れの果てですよ」(古谷さん)
> 日常会話で頻出する「系」や「的」も明言しないことで摩擦を避けている。
> 「ランチで何を食べようかと聞くと『ラーメン系でいこう』『ラーメン的なものが食べたい』というように若者によく使われていますね。冷やし中華やちゃんぽんは含まれるのか、ダメなのか、釈然としない。漠として境界が曖昧な『系』ではなく、せめて範囲が限定される『属』を使うべきです。『今日はラーメン属がいい』と。まあ、この言い方は絶対にはやらないと思いますが(笑)」(同)
> 傷つきやすい時代の知恵か 「本音」と「本音ベース」の違い
> テレ朝の小川さんは「ベース」という言葉を耳にすることが増えたと話す。
> 「打ち合わせの時に『正直ベースで話してください』『本音ベースでどう思います?』などと使う人によく会います。『本音で言ってください』と伝えると相手の深いところを突くような感じがして言いづらいですが、『ベース』という単語がクッションのように働いてさらっと口にできますね。SNSの広がりなどでコミュニケーションの取り方が変わってきて、些細(ささい)なことで傷つけたり、傷ついたりする時代だからこそ、直接的な言い方を避けるのもこの時代を生きていく知恵なのでしょう」
> 答え的なものはそれぞれの中にあるのかもしれないが、誌面も尽きてきたので、このあたりで筆のほうをおかせていただいてもよろしかったでしょうか。
> (小林悟)
> おがわ・あやか
> テレビ朝日アナウンサー。2011年から「報道ステーション」のサブキャスターを7年半担当。現在はインターネット配信AbemaTVのニュースチャンネル「AbemaNews」の帯番組「AbemaPrime」でキャスター
> かじわら・しげる
> フリーアナウンサー。東京成徳大応用心理学部客員教授。『不適切な日本語』(新潮新書)など日本語関連の著書多数。最新刊は『大人の品格を身につける 語彙力練習帳』(TJMOOK)
> いのうえ・ふみお
> 東京外国語大名誉教授。専門は社会言語学、方言学。NHK放送用語委員、国立国語研究所客員を歴任。著書に『新・敬語論』(NHK出版新書)、『日本語ウォッチング』(岩波新書)など
> みぞぐち・のりこ
> 日本女子体育大教授。バルセロナオリンピック柔道女子52キロ級で銀メダル。フランス柔道ナショナルコーチ、静岡文化芸術大教授を経て現職。著書に『日本の柔道 フランスのJUDO』(高文研)、『性と柔』(河出書房新社)
> ふるや・つねひら
> 文筆家。執筆領域はネット右翼研究、若者論、国家論、映画やアニメの評論など幅広い。近著に『女政治家の通信簿』(小学館新書)、初の長編小説『愛国奴』(駒草出版)。テレビ、ラジオにも出演
> こばやし・さとる
> 1981年、福井県生まれ。20代にアジア、ヨーロッパ、アフリカなど約60カ国を旅行し、2008年より『サンデー毎日』『週刊文春』などで食にまつわる記事を執筆
<参考=「その日本語、変じゃないですか!? 言葉遣いの「常識」は今…」(毎日新聞、1月3日)>
<消滅・19/03/25>