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雑談<NO.207>
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総 合 | 目 録 | 趣意書 |
表題一覧表 |
NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
雑談NO.208 | |||
2012 | 続<コロナ禍>何故に日本の感染者、死者数が少ないのか<?> | シバケン | 20/06/03 |
2011 | 漫画家のジョージ秋山さん死去 77歳 「ガイコツくん」「浮浪雲」 | 磯津千由紀 | 20/06/01 |
2010 | <コロナ禍>何故に日本の感染者、死者数が少ないのか<?> | シバケン | 20/05/31 |
2009 | <コロナ対策>「アマビエ」がはやってる<?>/江戸時代末期に出現<?>の妖怪 | シバケン | 20/05/31 |
2008 | 令和2年の梅雨入りと梅雨明け | 磯津千由紀 | 20/05/29 |
雑談NO.206 |
NO.2008 令和2年の梅雨入りと梅雨明け<起稿 磯津千由紀>(20/05/29)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/05/29 (Fri) 22:03
<副題=はじめに>
こんばんは。
私の疾病のために今年のスレッドの開始が遅れ、既に梅雨入りしている地域があります。
奄美地方は5月10日ごろに、沖縄地方は5月11日ごろに、梅雨入りしたとみられます。
<参考=「令和2年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」(気象庁)>
<参考=雑談NO.1866 令和元年の梅雨入りと梅雨明け>
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/05/30 (Sat) 19:31
こんばんは。
今日5月30日ごろに九州南部で梅雨入りしたとみられます。
此れまでのところ、ほぼ例年並みの時期です。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/05/31 (Sun) 21:27
こんばんは。
今日5月31日ごろに四国が梅雨入りしたとみられます。
例年より5日ほど早いだけですが、昨年と比べると一箇月近く早いです。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/10 (Wed) 14:58
こんにちは。
今日6月10日ごろ、中国・近畿・東海で梅雨入りしたとみられます。
平年より2~3日、遅い由。
尚、平年は6月5日ごろに梅雨入りする九州北部は、まだ梅雨入りしてないとみられます。
当地、昨日の予報では晩から雨でしたが、午前から散発的に降っており、夕刻から本降りの予報。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/11 (Thu) 18:23
こんばんは。
今日6月11日ごろ、九州北部・関東甲信・北陸・東北南部で、一気に梅雨入りしたとみられます。
九州北部は平年より6日遅く昨年より15日早く、他は概ね平年並みです。
残るは東北北部だけです。
今日の列島の天気は、荒れ気味です。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/12 (Fri) 21:45
こんばんは。
今日6月12日ごろ、沖縄で梅雨明けしたとみられます。
平年より11日早く昨年より28日早いです。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/07/10 (Fri) 19:52
こんばんは。
書き忘れてましたが、東北北部は6月14日ごろに梅雨入りしたとみられます。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/07/21 (Tue) 23:35
こんばんは。
奄美地方が、昨日7月20日ごろに梅雨明けしたとみられます。
平年より21日遅く、観測史上最遅だそうです。
今年は本土の梅雨明けも遅れています。平年よりも1~3週間程度遅くなりそうです。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/07/28 (Tue) 22:08
こんばんは。
本日7月28日ごろ、九州南部が梅雨明けしたとみられます。
平年より14日遅いです。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/07/30 (Thu) 20:48
こんばんは。
今日7月30日ごろ、九州北部・四国・中国で梅雨明けしたとみられます。
平年より9日乃至12日遅いです。
近畿以東は8月にずれ込む恐れが大です。
【FH】 2020/07/31 (Fri) 16:33
こんにちは。
近畿地方は”本日梅雨明けしたよう。”との報道がありました。
明日から暫く猛暑日が続くようです。
【シバケン】 2020/07/31 (Fri) 17:08
FHさん、こんにちは。
本日、梅雨開けですか<!>
成る程の、午前中は、曇り、時々、小雨。
小雨と、言う程でも無いの、チラでしたが。
昼から、猛烈なるの暑さで、梅雨明け、納得です。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/08/01 (Sat) 03:17
こんばんは。
FH様が書かれたように、7月31日ごろに近畿が梅雨明けしたとみられます。
平年より10日遅いです。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/08/02 (Sun) 01:42
こんばんは。
8月1日ごろに東海と関東甲信で梅雨明けしたとみられます。
平年より11日遅いです。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/08/03 (Mon) 11:14
こんにちは。
8月2日ごろに北陸と東北南部で梅雨明けしたとみられます。
平年より8~9日遅いです。
残すは東北北部のみとなりました。
【ノグチ】 2020/08/03 (Mon) 21:59
こんばんは
こちらも梅雨明けしました。
今年もインド人もビックリ!の暑さになるでしょう。
熱中症にご注意ください。
でも、私は四季のある日本が好きです。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/08/07 (Fri) 00:30
こんばんは。
立秋前には全国が梅雨明けするといわれてますが、8月7日が立秋だというのに8月6日ごろにはまだ東北北部は梅雨明けしたとみられていません。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/08/19 (Wed) 13:08
こんにちは。
いまだに東北北部は梅雨明けしたとみられていません。尚、平年なら7月28日ごろに梅雨明けです。
【FH】 2020/08/20 (Thu) 12:10
こんにちは。
>いまだに東北北部は梅雨明けしたとみられていません。
立秋がすんでしまいましたので東北北部<3県>の梅雨明けの発表は無しですね。
タイ米を緊急輸入した年と同じになりました。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/08/20 (Thu) 13:23
FH様、こんにちは。
立秋を過ぎて仕舞うと、梅雨明けの発表はしないものなのですか。
存じませんでした。
そうすると、梅雨明け日は特定しないと、なるのでしょうか(?)。
【FH】 2020/08/20 (Thu) 21:23
磯津千由紀様 こんばんは。
<参考=「立秋通過 東北北部は10年に1回は梅雨明けを特定しない」(Yahoo!ニュース)>
ココ↑を見ますと、下記のように”速報的な発表”は行われないようですが・・・。
>令和2年8月7日 仙台管区気象台
>梅雨の時期に関するお知らせ
>東北北部は、6月14日ごろに梅雨入りして以降、梅雨前線や低気圧の影響で曇りや雨の日が続き、8月上旬も気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多く、これまでのところ、明確に梅雨明けと判断できる時期はありませんでした。梅雨明けの発表は、夏の期間である「立秋」までを目安としており、東北北部については、今年の梅雨明けの速報的な発表を行わないこととしました。梅雨の時期については、後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行い、9月はじめに、確定値を公表する予定です。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/08/20 (Thu) 21:31
FH様、こんばんは。
なるほど、良く分かりました。
勉強になりました。
NO.2009 <コロナ対策>「アマビエ」がはやってる<?>/江戸時代末期に出現<?>の妖怪<起稿 シバケン>(20/05/31)
【シバケン】 2020/05/31 (Sun) 15:39
「アマビエ」とは<?>
<肥後の海中に毎夜のように光るものが出没する。役人が調べたところ、それは「アマビエ」と名乗る怪物で、六年間の豊作を予言し、病気が流行したら自分の姿を写して人々に見せるようにと伝えて海中に消えたという。>
まあね。
「祇園祭」の、粽の伝承<目的>にも似てるです。
兎に角、昔には、疫病なるは、得体不明、おどろ、おどろしいの、百鬼妖怪魔物。
>■アマビエってどんな妖怪?
>アマビエは江戸時代末期の弘化3年(1846年)に、現在の熊本県に出現したと言われる妖怪。この妖怪に関する記述をした瓦版が、京都大学附属図書館に所蔵されている。
<画像>
京都大学附属図書館<アマビエ>
>湯本豪一さんの『明治妖怪新聞』(柏書房)では、瓦版の内容を以下のように紹介している。
<肥後の海中に毎夜のように光るものが出没する。役人が調べたところ、それは「アマビエ」と名乗る怪物で、六年間の豊作を予言し、病気が流行したら自分の姿を写して人々に見せるようにと伝えて海中に消えたという。>
>この瓦版には、波間に立つアマビエの奇妙な姿が描かれている。長髪の人魚のようだが、鳥のようなクチバシを持ち、胴体には魚のようなウロコ。3本足ですくっと立っている。
>アマビエは、妖怪をテーマにしたアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の第5作にも登場している。
>■流行のきっかけは?
>そのアマビエのイラストを描くことが、SNS上で流行するきっかけとなったのは、妖怪掛け軸専門店の「大蛇堂」の2月末のツイートだった。 新型コロナウイルスの感染拡大に触れた上で、「妖怪の中に『流行り病がでたら対策のためにわたしの姿を描いて人々にみせるように』と言ったのがいる」とアマビエを紹介。続くツイートで「妖怪絵描きのみなさんには、今こそアマビエの絵をあげてほしいところです」と訴えた。
>この呼びかけを受けて、新型コロナウイルスの感染が終息することを祈願して、ネット上に次々にアマビエのイラストが投稿されることになった。
>元となった瓦版のイラストも奇妙な味を出していたが、そこからイマジネーションを広げて、思い思いのアマビエが描くことで、新型コロナウイルスの沈静化を祈っている。
<記事の一部省略>
<参考=「新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、SNS上では「アマビエ」という妖怪の絵を描く人が相次いでいる。一体どういうこと?」(HUFFPOST)>
NO.2010 <コロナ禍>何故に日本の感染者、死者数が少ないのか<?><起稿 シバケン>(20/05/31)
【シバケン】 2020/05/31 (Sun) 22:24
<副題=マスクの習慣の違い<?>>
欧米では、感染流行で、マスクを推奨も、実際に励行する方、僅少。
日本では、習慣的、実行。
特段の、政策の問題に非ず。
政策なら、後手、後手の、ピント外れと、厚生労働省の間抜けが足引っ張ってるです。
>日本の謎
>今、世界は、日本の感染者数や死者数が異常に少ないことに首を傾げている。
>例えば、米外交政策専門誌「フォーリン・ポリシー」はこんな論調だ。
>「新型コロナとの闘いで、日本のしていることはすべて間違っているように見える。人口における検査率はたったの0.185%で、社会的距離戦略も中途半端にしか行われていないし、日本人の大多数が政府の対応を批判している。しかし、死亡率は世界の中でも最も少なく、病院は崩壊の危機を回避している。感染者数も減少しており、万事が変にうまくいっているように見える」
>さらに、中国人旅行者が多く、新型コロナの致死的な影響を受ける高齢者が世界的に多い社会であるにもかかわらず奇跡的に感染者数が少ないこと、実際の死者数は過小評価されている可能性はあるものの肺炎による死亡者が増加していない状況について、
>「日本がただラッキーなだけなのか、それとも、いい政策だからなのかわからない」
>と不思議がる。
>AFP通信も日本の感染者数や死者数の少なさについて「Japan Puzzle(日本の謎)」と指摘している。
>そんな「日本の謎」については様々な議論がされてきた。検査数が世界的にも少ないから(実態が把握できていない)という声や、クラスター対策が奏功しているという声、BCGワクチンの影響という声もある。
>では実際、どれだけ日本の感染者数や死者数は少ないのか?
>検査数自体が他国と比較にならないほど少ないので、これまでの総検査数における総感染者数を算出して比較してみると以下のようになる(数字はworldometers.infoを参照)。
日本:24万368件中、陽性は1万6237件=6.8%
アメリカ:1168万691件中、陽性は152万2149件=13%
イタリア:300万4960件中、陽性は22万5435件=7.5%
スペイン:303万7840件中、陽性は27万7719件=9.1%
シンガポール:24万6254件中、陽性は2万8038件=11.4%
韓国:74万7653件中、陽性は1万1050件=1.5%
>日本は韓国よりははるかに陽性率が高いものの、総検査数が24万件台とほぼ同数のシンガポールよりははるかに陽性率が低く、アメリカと比べれば2分の1近い。
>人口100万人あたりの死亡数を見てみると、
日本6人、韓国5人、シンガポール4人、アメリカ275人、スペイン591人、イタリア528人と、アジアの新型コロナ対策優等国よりは多いものの、欧米よりははるかに少ない。
>ロスのビーチ、驚きの光景
>しかし、この少なさは案外、謎でもなんでもないのかもしれない。
>そう実感したのは、ロックダウンの緩和に伴い、約50日ぶりに解放されたロサンゼルスのサンタモニカ・ビーチを歩いた時だ。
>5月13日、ロサンゼルスではビーチが解放された。もっとも、解放されたといっても、ビーチでの過ごし方は制限されている。水泳やサーフィン、散歩やジョギングなどのアクティビティをすることは許可されているが、サイクリングやピクニック、日光浴、ビーチバレーなどをすることは禁じられているからだ。先日、隣接するオレンジ郡で解放されたビーチに人々が殺到し、社会的距離が保てなくなる問題が生じたからだろう。
>さて、解放されたビーチはどんな様子なのか。時々散歩していたサンタモニカ・ビーチを歩き、唖然とした。
>なんと、多くの人がマスクをしていない!
>ロサンゼルスでは、5月15日、屋外でのマスク着用(バンダナなどでのフェイス・カバーも可)を義務づける「マスク着用令」が出たばかり。ビーチもマスク姿の人ばかりと思いきや、予想外の光景だった。
>マスクについては、ロサンゼルスはすでに、スーパーでは客も従業員もマスクを着用するよう義務化していたが、屋外では着用を推奨するに留めていた。今回、屋外でのマスク着用を義務化した背景には感染者数や死者数が増加しているというロサンゼルスの実態がある。
>ロサンゼルス市が中心となっている大都市圏ロサンゼルス郡の人口は約1000万人とアメリカの自治体の中では最大。そのうち感染者数は、カリフォルニア州の感染者数7万8725人の半数近くを占める3万7360人だ。この数は、アメリカの全自治体の中では、ニューヨーク州ニューヨーク市、イリノイ州クック郡、ニューヨーク州ナッソー郡、ニューヨーク州サフォーク郡に次いで5番目に多い(ジョン・ホプキンス大学の米国時間5月16日19時11分時点での集計)。
>感染者は着実に増えている
>また、アメリカ全体では毎日の新たな感染者数は減少しており、感染の中心となったニューヨーク州でも減少しているが、ロサンゼルスでは新たな感染者数が毎日1000人前後のペースで着実に増加している。
>増加の背景には、検査規模の拡大がある。
>当初、ロサンゼルスは、症状がある65歳以上の市民や症状があり基礎疾患を抱えている市民、感染者と接したために隔離期間中にある市民を優先的に検査していたが、この制限を取り去り、症状のある人々なら誰でも検査を受けることができるよう検査対象を拡大、さらに4月30日からは、症状のない人でも無料で検査を受けることができるようになった。
>つまり、アメリカでは初めて、誰でも検査が受けられる体制にしたのだ。新型コロナでは、無症状感染者が25〜50%と多数いると報告されているが、そんな無症状感染者が外出規制の緩和とともに屋外に出て、知らず知らず、他の人に感染させる可能性がある。マスク着用の義務化には、そんな可能性を低減させようとする狙いがある。
>マスク着用義務について、ロサンゼルス郡保健局ディレクターのバーバラ・フェラー博士は厳しく訴えている。
>「自宅の外で、家族以外の人々と接触する場合、マスク着用は義務となりました。1人でランニングしたり、散歩をしたりしている時も、マスクをつける必要があります。外に出て、周りに他の人がいる時は、そこがハイキングコースであっても、駐車場であっても、歩道であっても、フェイスカバーをつけて下さい」
>ロサンゼルス郡はビーチでは、水中以外では常にマスクをして6フィート(約1.8m)のソーシャル・ディスタンスを保ち、ビーチでの活動が終わったら、帰宅するよう求めている。
>規制緩和により屋外での活動を許すかわりに、屋外ではマスクを着用するよう取り決めたのだ。アンジェリーノ(=ロサンゼルスっ子たち)は、マスク着用と引き換えに、例えば、ビーチで活動する自由を手に入れたとも言える。
>注意書きもあるのに…
>しかし、実際、ビーチのバイクロードを歩いてみると、義務化されたにもかかわらず、マスクをつけている人は、5割にも満たない印象を受けた。ビーチ入り口には、マスク着用や社会的距離を開けるよう警告する看板も立てられている。
<写真=ビーチの注意書き>
>しかしそれでも、ウォーキングする中、マスクをしていないたくさんの人々に出くわした。中には、社会的距離もあけることなく大声でしゃべりながら禁止されているサイクリングをしていた4〜5人の青年グループもいた。彼らがそばを通り過ぎる際に、唾液が風にのって飛んでくるのではないかと心配になった。
>マスクをしていてはジョギングやサイクリングをする際に呼吸しにくくなるし、暑くもなるからか、鼻は出して口部分だけ覆ったり、顎のところに引っ掛けたりする形で中途半端に身につけている人も目についた。
>彼らは新型コロナ危機という“ニュー・ノーマル”に慣れっこになってしまったかのように見える。
>そんなアンジェリーノを見て思った。
>やっぱりマスク、なのではないか?
>日米の凄まじいギャップ
>筆者は3月初め、マスク姿の人ばかり目にしていた日本からアメリカに戻ったが、あまりの違いに驚かされた。そこでは、マスクをしていては気がひける空気が漂っていた。筆者もそんな空気の中、3月19日にカリフォルニア州で「外出禁止令」が出されるまでは、日本から持ち帰ったマスクをつけなかった。
>日本では、新型コロナが注目され始めた1月半ば頃から、自発的にマスクを身につけていた人が多かった。この間、テレビをつければ、どのチャンネルでもマスク着用の重要性と正しい着用方法がこれでもかこれでもかというほど解説されていた。こういう時、口を揃えて同じ警告を発する日本の横並び主義は有効なのかもしれない。日本は早期から、マスク着用による感染予防意識が高められていたと言える。
>一方、ロサンゼルスでは5月15日に「マスク着用令」が出されて義務化されたばかり。つまり、日本はマスク着用という点で、初期対応がアメリカより4ヶ月も早かったのである。この大きなタイムラグが、日米で感染者数、死者数に大きな差がある要因の1つになっているのではないか。
>ちなみに、シンガポールも4月半ばまで外出時のマスク着用が義務づけられなかった。実際、筆者が同地を訪ねた2月半ばは、市中にはマスクをつけている人があまり見られなかった。前述したように、現在、日本とシンガポールは総検査件数はほぼ同じくらいだが、陽性率はシンガポールの方がはるかに高い。
>比較までに、外出時のマスク着用は、米ニューヨーク州では4月17日、イタリアでは5月4日、スペインでは5月20日にそれぞれ義務化された。マスク着用における日本とのタイムラグを考えると、これらの地域で膨大な数の感染者や死者が出たのも、語弊はあるが、無理からぬ気がする。
>現在の着用状況も、日米で大きな差があると思われる。日本では、多くの人々が今も自発的にマスクをつけ続けていることだろう。一方、ロサンゼルスでは「マスク着用令」が出ても、ビーチの様子が示しているように、マスクをしていないアンジェリーノが数多くいる。
>ロックダウンがアメリカ各地で部分的に緩和される中、状況は、ロサンゼルス以外の地域でも大差がない。
>ウィスコンシン州で外出禁止措置が緩和された5月13日、同地のバーには客が押し寄せたが、ほとんどの客がマスクを着用していなかった。その中には、ロールモデルとなるべき看護師の姿もあったため、波紋を呼んだ。
>5月10日の「母の日」には、行政命令に反抗してオープンしたコロラド州のレストランに地元民が殺到したが、彼らもマスクをつけていなかった。
>そんな人々を見るに見かねてか、通りでは今、こんな落書きも見かける。
〈Please Wear A Mask〉
>「マスク評価」の流れ
>折しも、マスクの重要性を再認識させる2つのニュースも報じられた。
>1つは、香港大学から、マスクに感染抑制効果があるとする研究報告。2つのケージの間に医療用マスクを設置し、感染したハムスターのいるケージから健康なハムスターのいるケージに向けて空気を流したところ、マスクにより感染が60%以上軽減できる可能性があるという結果を得たという。
>2つ目は、ニューヨーク州のクオモ知事が明らかにした、新型コロナの新たな感染者の大半が必要不可欠な仕事に従事している人々ではなく、買い物や運動、人との交流目的で外出した人々だったという事実だ。必要不可欠な仕事に従事している人々は、日常的にマスクを着用して感染予防しているからだろう。
>アメリカでは、6月1日までに新型コロナの死者が10万人に達するという最新予測が出された。しかし危機が認識されていないこの状況では、6月を待たずにその数に到達しそうだ。
>マスクが義務化されても「着用しない自由」を行使するアメリカ人。
>感染拡大早期からマスクによる予防意識が高められ、自発的にマスクを着用してきた日本人。
>日本には、新型コロナ以前から、風邪を人にうつさないようにするために、また、風邪にかからないようにするためにマスクを身につけている人も少なくない。
>冒頭の「すべて間違っているように見えるが、変にうまくいっているように見える」と米誌が不思議がった日本の新型コロナ対策の謎は、謎でもなんでもなく、結局のところ“日本の常識”だったのかもしれない。
<参考=「世界がいよいよ首を傾げる…日本が「ヌルい対策」なのに被害が少ないワケ 日米の比較から見えたこと」(講談社・現代ビジネス)>
【シバケン】 2020/05/31 (Sun) 22:54
<副題=専門家会議の発表の中身>
確かに、欧米と比較なら、1桁、2桁少ないですが。
基本、我が身の事<!>
>水面下での感染拡大を防ぐため、日本でも積極的に行われてきた「クラスター対策」。諸外国でも同様の対策が行われる中で、なぜ日本では死亡者数を抑制することができているのか。
>新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が5月29日開かれ、これまでの対応を総括した。それをもとに、想定される「第3波」に向け、医療・検査体制、クラスター対策などを整備していくことを政府に求めた。
>欧米諸国よりも少ない死者数、なぜ?
<画像1>
>日本は欧米諸国と比較して感染者数の増加が抑えられ、死亡者数や重症者数を減らす点で一定の成果を上げた、というのが専門家会議の見解だ。
>韓国や台湾など東アジア諸国と比較をすると、日本よりも死亡者数が少ない国が存在することは事実だが、欧米諸国と比べると日本における新型コロナによる死亡者数は圧倒的に少ない。
>なぜ、このような結果となったのか。
>尾身茂副座長は「完全にサイエンスとして研究しているものではない」と前置きした上で、現時点での判断として、4つのポイントがあったと語る。
(1)だれもが医療にアクセスできる国民皆保険制度
(2)医療レベルの高さ
(3)保健所
(4)市民の衛生意識の高さ
<画像2>
尾身茂副座長
>「まず一番目に国民皆保険。日本では医療へのアクセスと質が比較的レベルが高いことが重要な要素だと思います。そして、公衆衛生の観点では整備された保健所が地域医療において重要な役割を果たしています。このレベルも高かった。3つ目は市民の衛生意識の高さ。また、要請に協力をすることへの度合いの高さについても、日本国内外問わず納得していただけると考えています」
>これまでも言われてきた4条件に加え、専門家会議が「重要だった」と示すのが、中国・欧州由来の2波の感染拡大の早期検出と、クラスター対策だ。
>水面下での感染拡大を防いだクラスター対策
<画像3>
>専門家会議は中国由来の感染の波を「第一波」、欧米由来の感染の波を「第二波」としている。今後、予想されているのが「第三波」の襲来だ。
>日本では第一波、第二波を食い止める上で、流行を的確に捕捉することが「急激な感染拡大を防止することにつながった」と尾身副座長は語る。
>それを裏付けるのが、2月18日から2月25日の間の累積感染者数の増加だ。
>ドイツ、フランス、イギリスなどでは、この時期、感染者数は大きく増加していない。しかし、日本では2月18日に60人確認されていた累積感染者数が2月25日には149人へと倍増している。
>この時期、欧米では感染拡大が水面下で起こっていたため、その後の感染爆発につながったと考えられる。一方、日本では同時期に積極的な対応を行うことで一定程度、感染伝播を補足できていた、と専門家会議は結論づけた。
<画像4>
>感染伝播を捕捉する上で、重要な役割を果たしたのがクラスター対策だ。
>欧米諸国などでも感染者への聞き取りなどを行う積極的な疫学調査を用いたクラスター対策は一般的に行われている。だが、その手法に大きな違いがある。
>日本ではこれまで、新規感染者を起点とし、濃厚接触者を洗い出す「前向き接触者調査」と新規感染者がどこで感染したかを特定し、共通の感染源にいた濃厚接触者を洗い出す「さかのぼり接触者調査」の2種類を行ってきた。だが、ほとんどの国ではこの「さかのぼり接触者調査」は行われていない。
>なぜ、「さかのぼり接触者調査」が重要か。その答えは、新型コロナウイルスの感染伝播の特徴にある。
>多くの場合、他人に感染させない伝播の特徴
<画像5>
>新型コロナウイルスは重症・軽症にかかわらず、感染者の多くは他の人に感染させない特徴がある。だが、少数の感染者が他の人に感染させており、時には1人の感染者から10人以上に感染させるケースも確認されている。
>こうしたクラスターを形成し、感染拡大が起こるという新型コロナウイルスの伝播の特徴をクラスター対策班では「早い時期から発見していた」と尾身副座長は言う。
>「今回の新型コロナウイルスでは、疫学調査を行った保健所の人たちの報告によって重症、軽症にかかわらず、感染者が5人いたら4人は誰にも感染させないということが、かなり早い時期にわかっていました」
>「初期の頃から、押谷先生がしきりに、このウイルスの感染伝播の傾向は『不思議だ』とおっしゃられていた。通常のインフルエンザとは感染伝播の傾向が違いますので、特に初期の段階でクラスター制御ができれば一定程度感染拡大も制御できるという戦略でクラスター対策を実施してきました」
>「さかのぼり接触者調査」を行うことで、日本では早い段階から感染源となった場の共通点が見えてきた。それが密集、密閉、密接の「3密」だ。
>こうした特徴を捕捉した上で、クラスター対策班や専門家は「3密」の回避を要請。それらも感染拡大防止に寄与したと専門家会議では評価している。
>なぜ、「さかのぼり接触者調査」を実施できたのか
<画像6>
>クラスター対策班を牽引する東北大学の押谷仁教授は、こうした「さかのぼり接触者調査」は台湾でも実施されているケースが確認されているが、その他の多くの国では行われていないとしている。
>諸外国では「前向き接触者調査」だけが行われるケースが多い中で、なぜ日本では合わせて「さかのぼり接触者調査」が行われてきたのだろうか。
>背景には諸外国ではウイルスの「封じ込めをそもそも目指している」ことがあるのではないかと押谷教授は指摘した。
>生きた結核対策の経験
>「前向き接触者調査」はウイルスの封じ込めを目指す場合に実施されるクラスター対策の基本だ。SARSやエボラ出血熱の感染拡大防止を行う際も、この「前向き接触者調査」が行われてきた歴史がある。
>だが、新型コロナウイルスの封じ込めは難しいことは日本国内では当初から指摘されていた。押谷教授もこれまで、何度もウイルスを完全に封じ込めることは「不可能だ」と発信している。
>封じ込めを目指す「前向き接触者調査」だけを行うと、「どうしても水面下での感染拡大を見逃すことが起こりうる」。しかし、日本の保健所では最初の段階から感染者の濃厚接触者の調査と合わせて感染源の調査が行われてきたことが幸いした。
>押谷教授は「なぜ日本で感染源調査を行うことができたのか、これから精査していく」と説明した。
>その上で「日本では結核が各地で起きている。結核の感染が判明した場合は、感染源を見つける作業を日常的に行っています。もしかすると、こうしたことが要因として考えられるのでは」と話した。
>「第三波」に備え、検査体制、医療体制のさらなる強化を
<画像7>
>専門家会議は、4月上旬から中旬の感染者数増大が見られた時期に、「検査が必要な人に対し、PCR検査が迅速に行えなかった」ことが課題だったと位置付けた。
>これまでは優先すべき場はどこかを判断し、感染の可能性が高い人への検査を優先的に行ってきたが、今後、感染が再燃することに備え、各都道府県にチェックリストを示した上で、体制整備を要請している。
<画像8>
>同時に、今後は感染者の早期診断・早期の医療提供により、感染拡大防止と重症化を抑止することが重要であるとの認識を示した。そのための取り組みが以下の3点だ。
(1)抗原検査等、迅速な検査で感染者を早期診断することを可能にする
(2)初期症状を解明し、検査対象をより明確にする
(3)無症状から中等症へ病状が進行するサインを見つけるための研究を行う
>こうした対策を行うためには「臨床のデータをどうやって活用するか」が重要であると尾身副座長は説明し、基礎的な対策や分析を日本では「一生懸命やっているが、まだ足りない」と強調。「迅速に研究を企画し、みんなが知恵を絞り、みんながそれぞれの役割を大きな楽譜のもとにやらないと無駄がある」と協力を呼びかけた。
>また、全国各地の保健所から都道府県へ、そして都道府県から厚労省へと情報の共有のボトルネックとなっていたのがFAXによる伝達だ。現在、感染者情報を共有するシステムの整備を行っており、早期の運用を目指している。
<画像9>
>「日本でも既に一部の地域で感染の再燃が起きている可能性がある。潜在化している感染者が突如として現れる。社会経済活動再開しながら、注意を警戒を緩めないということが重要です」
>「今こそ、人材育成、研究の問題に取り組むタイミングです。現在の準備期間は皆さんの協力によって作っていただいた機会です。この機会を逃さないで、しっかりと提言したような対策を国には迅速にやってもらいたい。これが、提言の最後の結論です」
<参考=「新型コロナによる死亡者、なぜここまで少ない? 海外で実施されていないある調査が感染拡大を防止」(BuzzFeed)>
<参考=NO.2012 続<コロナ禍>何故に日本の感染者、死者数が少ないのか<?>>
NO.2011 漫画家のジョージ秋山さん死去 77歳 「ガイコツくん」「浮浪雲」<起稿 磯津千由紀>(20/06/01)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/01 (Mon) 15:45
こんにちは。
往年に一世を風靡したジョージ秋山氏が亡くなりました。
> 長期連載の「浮浪雲」などで人気を博した漫画家のジョージ秋山(あきやま、本名秋山勇二=あきやま・ゆうじ)さんが5月12日死去した。77歳。東京都生まれ、栃木県出身。告別式は家族で行った。
> 1966年に「ガイコツくん」でデビュー。ギャグ漫画で人気を得た。73年からビッグコミックオリジナルで「浮浪雲」の連載を開始。幕末の江戸を舞台にした人間味のある庶民の物語は、広く共感を集め、44年続く長寿のヒット作となった。
> 「恋子の毎日」「ピンクのカーテン」も映画やドラマになった。(共同)
<参考=「漫画家のジョージ秋山さん死去 77歳 「ガイコツくん」「浮浪雲」」(毎日新聞、6月1日)>
<消滅・21/06/02>
NO.2012 続<コロナ禍>何故に日本の感染者、死者数が少ないのか<?><起稿 シバケン>(20/06/03)
【シバケン】 2020/06/03 (Wed) 18:04
「不思議の国ニッポン!?」
不思議でも、何でも無いです。
政府が頼りない分、国民がしっかりしてるです。
どこかの国の如くに、コロナ・パーティするよな、オバカ居てませんです。
どこかの国の如くに、暴動起こさんです。
どこかの国の如くに、マスクの使用で、暴行したりの、オバカも、居てませんです。
>緊急事態宣言の解除に伴い、新型コロナウイルスの感染拡大を外出の自粛や休業要請という“お願いベース”で封じた日本の対応を「ミステリー」とみなし、成功の秘訣(ひけつ)を解き明かそうとする海外メディアの報道が相次いだ。唯一の決定打はないとして、ハグやキスの代わりにお辞儀であいさつする非接触型の行動様式から感染経路を追跡した保健所の活動まで多岐にわたる要因を列挙。成功したにも関わらず政府に対する国民の評価が低いという謎を追いかけた記事もあった。
(外信部 平田雄介)
>■「10万人あたり」G7諸国で最小
>第1波を封じ込めた日本の成功を「puzzling mystery」(不可解な謎)と5月23日に報じたのはオーストラリアのABCテレビ。公共交通機関は混雑し、高齢化率は世界一という脆弱(ぜいじゃく)性の中、罰則のない緊急事態宣言を出した日本の対応は当初、「破滅への処方箋」に見えたが、今では「成功の物語」になった-と専門家の声を交えながら伝えた。
>海外メディアが日本の対応を成功とみなす根拠は死者の少なさだ。米ジョンズ・ホプキンズ大の国別比較によると、同24日時点で日本の人口10万人当たりの死者は0・65人。先進7カ国(G7)を構成する米国の29・87人、英国の55・46人、イタリアの54・25人、フランスの42・35人、ドイツの9・99人、カナダの17・63人を大幅に下回る。世界的な成功例と称賛されてきた台湾の0・03人、ニュージーランドの0・43人、韓国の0・52人に迫る数値だ。
>ABCの取材に、ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑京都大名誉教授は「法的に比較的緩やかなシステムで、死者と感染者がこんなに少ないのは、多くの医学者にとっても謎」とコメント。ABCは、「世界に類をみない国民皆保険制度」の存在を挙げる厚生労働省の職員や、医療崩壊を防ぐため感染の有無を調べるPCR検査の徹底を「戦略的に回避した」という専門家の声を伝え、成功の秘密に迫った。
>■保健所が機能
>米ブルームバーグ通信は23日付の記事で、日本には、衛星利用測位システム(GPS)などを使い、感染者の行動履歴を追跡するスマートフォン向けアプリや、米国で感染症対策の陣頭指揮を執る疾病対策センター(CDC)がないと指摘。代わりに、普段はインフルエンザや結核の感染経路を追う全国各地の保健所が、電話での聞き取りなど「とてもアナログ」な手法で新型コロナを追跡し「地域版CDC」とも呼べる働きをしたという見方を伝えた。また、集団感染が起きた英船籍のクルーズ船受け入れを通じ、感染症対策の専門家が貴重な経験を積むと同時に、国民の注意喚起が促されたと指摘した。
>米紙ワシントン・ポスト(電子版、25日付)は志村けんさんや岡江久美子さんら芸能人の訃報が「人々にウイルスの危険性を気づかせた」と記した。
>英紙ガーディアン(電子版、22日付)は、インフルエンザが流行する冬場や春先の花粉症でマスクを着用し、家を入るときには靴をぬぐ-といった衛生的な生活習慣に言及。また、休業を決めた博物館や劇場、テーマパークのほか、無観客で春場所を実施した大相撲や開幕を延期したプロ野球を例に挙げ、日本の民間部門は「大規模集会の危険性に早い段階から気づいていた」と指摘した。
>■成功したのに低い評価
>英誌エコノミスト(電子版、23日付)は、封じ込め成功にも関わらず日本政府に対する国民の評価が低い現象に注目した。政府の新型コロナ対応を評価しないと回答した人が半数を超えたNHKの5月の世論調査を取り上げ、評価を下げた要因として一人10万円の定額給付金が決まるまでの混乱、一部汚れていたと指摘のあった布マスク2枚の配布などを例示。「(新型コロナへの対応で)市民と民間部門は政府のはるかに先を行っている」という政治学者の言葉を引用し、批判的なトーンで伝えた。
>日本の対応で、市民と民間部門が主役となり、政府の役割が後景に退いたように見えるのは、私権の制限に慎重な憲法を尊重し、外出禁止や休業を命令しない緊急事態宣言となるように特別措置法が整備されたためだ。実際には、法に基づく外出の自粛や休業の要請によって、クラスター(集団感染)の発生源となった場合の訴訟リスクを抱えることになった企業の活動は停滞し、人の移動も減ったとみられるが、そうした政策的効果に記事は言及していない。
<参考=「【国際情勢分析】不思議の国ニッポン!? コロナ第1波封じの「謎」追う海外メディア」(産経ニュース)>
<参考=NO.2010 <コロナ禍>何故に日本の感染者、死者数が少ないのか<?>>
【シバケン】 2020/06/04 (Thu) 10:14
<副題=<マスク着用>コロナが、欧米の習慣を変えた<?>>
欧米では、変えても、尚、感染数、死者数、多いですが。
ならば、まだ、変わり切って無い。とも、言えて。
確かに、欧米の感染者数、死者数は、一桁、二桁多く。
概ね、ピークは過ぎた、かと、思われるですが。減り具合、緩慢。
これが、日本で再現されてたならばの、即の、医療崩壊。巷に、感染者、死者溢れ、地獄と化してるです。
尚、コロナにも、大きくは、「武漢株」と、「欧米株」の二種あると、されてるです。
どちらも、「武漢」発なれどの、変異の課程で、「欧米」では、感染率、致死率共、高くなってると。
日本の場合、「武漢株」故に、感染率、致死率共に、低い。
とも、言われてるです。
但し、第二波では、「欧米株」。
にも、関わらず、感染率、死亡率共に、抑えられてるです。
よて、摩訶不思議と。
まあね、生活習慣も、異なるですが。
>山田順(ジャーナリスト)
>どう考えても、「神国ニッポン」としか思えないことが現在進行中だ。もちろん、この先どうなるかは誰にも分からない。
>しかし、本稿執筆時点では、新型コロナウイルス感染症による日本の死亡者数は、世界の主要国、特に欧米諸国に比べて圧倒的に少ない。感染者数もまたしかりだ。
>緊急事態宣言は5月25日に全面解除された。しかも、日本の現状は、欧米諸国から見ると、異常というか、うらやましいというか、ミステリーというか、奇跡というか、どう解釈していいのか分からない。
>これに関しては、欧米メディアも本当に困惑していて、首をひねっているところが多い。米外交誌フォーリン・ポリシー(電子版)は5月14日、「日本の『生ぬるい』新型コロナ対応がうまくいっている不思議」という論評記事を掲載した。要旨は次のようだ。
>日本は中国に近く、中国からか観光客を大勢受け入れてきた。ソーシャルディスタンスも外出禁止も「要請ベース」と中途半端。「自粛疲れ」も起こっている。PCR検査数も国際水準を大きく下回り、5月14日までの実施件数はなんと米国の2・2%。
>共同通信が10日に実施した調査では、回答者の57・5%が新型コロナウイルスに関する政府の対応を「評価しない」と回答している。
>にもかかわらず、COVID−19が直接の原因で死亡した人の数は異常に低い。この結果は、敬服すべきものだが、単に幸運だったとも言える。ともかく、日本がなぜ諸外国のような感染危機にいたらなかったのかは大きな疑問だ。
>実は、私もこの件について、これまでずっと疑問に思ってきた。欧米の感染爆発の凄まじさを知るにつけ、「いずれ東京もニューヨークのようになる」という警告を長い間信じてきた。
>しかし、今日までそうはなっていない。5月28日時点の日本の確認感染者は1万6651人で、死亡者数は858人、人口100万人当たりの死亡者は6人。これに対して、米国は確認感染者169万9073人、死亡者10万411人、人口100万人当たりの死亡者は303人である。
>米国と日本の人口比は約3倍なのに、確認感染者数で約95倍、死亡者数では約110倍、人口100万人当たりの死亡者数で約45倍も差がある。となると、この数値をそのまま受け取れば、日本はコロナ対策の成功国と言うほかない。
>参照:米ジョンズ・ホプキンズ大システム科学工学センター(CSSE)<省略>
>次の表は、世界の主な国をピックアップし、確認感染者数、死者数、人口100万人当たりの死者数を比較したものだが、これを見れば、欧米諸国と比べた日本の特殊性は際立つ。確認感染者数や死亡者数より、人口100万人当たりの死亡者数の方が「コロナ禍」の実際を表しているので、トップ5を見てみると、全て欧州の国になる。
>1位:ベルギー773人、2位:スペイン590人 、3位:イタリア525人、4位:英国508人、5位:フランス423人(米国は9位)で、日本は6人だから、ベルギーのなんと約130分の1となる。つまり、これほど「コロナ禍」を抑え込んでいることになる。
>5月14日、緊急事態宣言の一部解除の記者会見で、安倍晋三首相は次のように自画自賛した。
>中国からの第1波の流行を抑え込むことができた。欧米経由の第2波も抑え込みつつある。人口当たりの感染者数、死亡者数はG7、主要先進国の中でも圧倒的に少なく抑え込むことができている。これは数字上明らかな客観的事実だ。
>「新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見」2020.05.14
>こう言われては、返す言葉がない。
>ある日突然、学校の一斉休校を言い出し、汚れている欠陥アベノマスクを配り、ミュージシャンと勝手にコラボして「自宅でくつろぐ姿」動画を流したりした。リーダーとして指導力を発揮できずに、何かといえば「専門家会議」「専門家のみなさま」と言い続けた。そして会見では、毎回プロンプターの原稿を読み上げるだけだ。
>そんな中、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議と厚生労働省は、国民がいくら「検査を増やせ」と言っても増やさず、「8割削減」だの「新しい生活様式」だのと対策をうやむやにしてきた。このように、どこからどう見ても、世界のどの国よりも遅れて劣るコロナ対策しかしてこなかったのに、結果は「吉」と出ているのだ。
>先述の記者会見で、安倍首相と専門家会議の尾身茂副座長は、記者から、日本の死亡者数の少なさに関して、「BCGを日本人は受けているからじゃないかとか、あとは文化的な違いがあるんじゃないかといった俗説がありますが、これについて総理や尾身先生はどのような差がこういった結果につながったというふうにお考えでしょうか」という質問を受けた。これに対する首相と尾身氏の答えはこうだ。
>安倍首相 私もBCGとの関連等について、もちろんいろいろな説があるということは承知をしております。日本において10万人当たりの死亡者の数というのは0・5近辺でありまして、世界でも圧倒的に小さく抑え込まれています。それについて様々な議論があるというふうに承知しておりますが、これは正に専門家の尾身先生から御紹介を頂きたいというふうに思いますが、いずれにいたしましても、現在の感染者数、もちろんこれだけの数の方が亡くなられたことは本当に痛ましいことでありますし、心から御冥福をお祈りしたいと思いますが、我々も欧米と比べて相当小さく抑え込まれているこの水準の中において何とか終息させていきたいと思っています。
>「新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見」2020.05.14
>尾身氏 簡単に。まずはBCGのことは、BCGが有効だというエビデンスは今のところございません。それから日米欧との差ですが、これは基本的には、私は三つあると思います。一つ目は、やはり日本の医療制度が比較的しっかりして、全員とは言いませんけれども、多くの重症者が今のシステムで探知できて、適切なケアが行われて、医療崩壊が防げているということが1点目だと思います。それから2点目は、特に初期ですね、感染が始まった初期に、いわゆるクラスター対策というのがかなり有効だったと思います。それから3点目は、これが最も重要かもしれませんけれども、国民のいわゆる健康意識が比較的高いという、この三つが大きな原因だと今のところ私は考えております。
>「新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見」2020.05.14
>首相も尾身氏も明確な回答になっていない。尾身氏は専門家らしく、結核予防のBCGワクチン説にエビデンスはないとは言うものの、全体としてなんとなくそう思えるという点を述べているにすぎない。
>しかも、聞き様によっては、「対策は成功した」と言い、「国民の健康意識」というデータでは示せないことにすり替えている。そこで、次からはこれまで出ている「仮説」を整理して、検証してみたい。
>日本で「BCGワクチン説」が広まったのは、4月初めに「medRxiv」という査読前の英文論文を掲載するサイトに、BCGワクチンを摂取している国と、新型コロナウイルス感染症の症例数と死亡者数が少ない国との間に相関関係が見られるという論文が掲載されたことによる。
>この論文では、BCGワクチンを定期接種にしている国(日本、中国、韓国、香港、シンガポールなど)は感染者が少なく、接種をしていない国(イタリア、スペイン、米国、フランス、英国)では感染者が多いとしていた。これを受けて、日本でも統計解析が行われ、統計的には確認された。
>ただし、因果関係を議論するためには、最低限、「症例対照研究」が必要とされるが、そちらの方は進んでいない。オーストラリアなど複数の国で、BCGワクチンによる新型コロナ予防効果を見る臨床研究が開始されたと報道されたが、続報はない。
>次の画像<省略>は、「PLOS MEDICINE」というサイトに掲載されたBCGワクチン実施の世界地図だ。Aが国民全員にワクチンを実施している国で、Bがかつてワクチンを推薦実施していたが今はしていない国、Cが昔も今も実施していない国である。
>BCGワクチン説が広まる中、5月14日にBCG効果を否定する論文がイスラエルのテルアビブ大の研究グループによって発表された。
>この論文は、イスラエルでは1982年までBCGワクチンの定期接種が行われていたことに注目し、接種を受けた世代と受けていない世代で感染する割合に差があるか解析したものだった。それによると、新型コロナに感染した人、重症化した人に差はなかったという。つまり、BCGワクチンには予防効果は認められなかったというのだ。
>ところで、日本でBCG接種が義務付けられたのは1951年以降のことだ。よって、今の70歳以上はほとんど接種していない。
>高齢者ほど感染すると重症化し、死亡リスクが高まるという点から見ても、BCGワクチン説は怪しい。しかし、今のところ有力説の一つなので、ぜひ早く解明してほしい。
>これまで、PCR検査の異常な少なさが全ての原因のように言われてきた。死亡者数が少ないのも、PCR検査数が少ないからで、例えば、死亡者に対してPCR検査をしていなければカウントされない。実際はもっといるのではないかと言われてきた。
>「インフルエンザによる肺炎、誤嚥(ごえん)性肺炎などで死亡診断された人の中に新型コロナの人がたくさん紛れているのでは?」そんな声もよく聞かれた。
>米紙ニューヨークタイムズ(電子版)に「失われた7万4千人の死亡者」(74000 Missing Deaths)という記事がある。この記事では、世界の多くの国で「超過死亡」が不自然に増加しているということを報じ続けている。
>「超過死亡」とは、インフルエンザが流行した際に、インフルエンザによる肺炎死がどの程度増加したかを示す推定値のことだ。死亡者の数を週単位で集計し、それを過去数年の死亡者数と比べて、不自然に死亡者が増加していれば、この増加はインフルエンザの流行によるものと判断する。
>これは新型コロナでも同じで、超過死亡には新型コロナとは直接関連ない死亡者も含まれる。新型コロナ流行に伴う医療崩壊によって、他の病気の治療を受けられなかった人がそれに当たる。
>イタリアでは、2月20日~3月31日の新型コロナウイルスによる死亡者は1万2428人と発表された。しかし、過去5年間の平均と比較した同期間の「超過死亡」は2万5354人に上っていた。
>他の欧州諸国と比べ、新型コロナ対策に成功したとされるドイツでさえ、3月の「超過死亡」は3706人と、新型コロナウイルスの公式死亡者の2218人を上回っていた。これはニューヨークも同じで、ニューヨークでは医療崩壊により、少なくとも7千人がコロナ関連死したと推定されている。
>そこで、日本のコロナ死亡者数が本当に少ないのかどうかは、この「超過死亡」を確かめればいいことになる。東京の新型コロナ新規感染者は、4月に一時200人を超えたが、今月に入って大きく減少している。5月15日に9人、16日には16人、17日には5人となって、もう感染は完全に下火になったと言える。
>では、死亡者数はどうか。こちらも徐々に減ってきている。
>国立感染症研究所(感染研)では、インフルエンザ関連死亡迅速把握システムを用いた「21都市のインフルエンザ・肺炎死亡報告」を公表している。これを見ると、日本の21都市で、今年1~3月までの「超過死亡」はない。
>感染者がピークとなった4月の数字は執筆時点でまだ出ていないので、確定的なことは言えないが、日本では欧米諸国のようなことは起こっていないといえる。
>ただし、東京都だけは2020年8週目以降に「超過死亡」があり、合計すると130人ほど超過している。「グラフストック」というサイトに、そのグラフがあるので、確かめてほしい。
>ただ、米ブルームバーグ通信は5月14日、都内の1〜3月の死亡者が3万3106人と過去4年の同時期平均を0・4%下回ったと報じている。いずれにせよ、日本ではいまのところ「超過死亡」は見られず、死亡者数が少ないのは間違いないといえる。
>ニューヨークなどの死亡例に肥満者が多かったというのは、既によく知られている。2009年に大流行した新型インフルエンザでも、肥満者は発症と合併症リスクが高かったという。
>そのせいか、今回の新型コロナでも同様の調査研究が行われた。例えば、肥満の指数である体格指数(BMI)が高いほど、死亡リスクも高いというものだ。
>英オックフォード大の研究チームはNHS(国民健康医療サービス)の約1743万人の健康記録を分析し、新型コロナウイルス感染が原因で死亡した5683人の「コロナ死の主な要因」を分析した。それによると、BMIが40以上のコロナ死亡率は標準の2・27倍だった。
>米ニューヨーク大で市のコロナ患者4103人を調べて、肥満がリスクを増大さていることをオッズ化した。BMIIが30未満を1とした場合、30~40で4・26倍、40超で6・2倍にリスクが高まる。
<写真1>
2020年4月、米ニューヨークでマスクを着用して地下鉄に乗る人々(AP=共同)
>ちなみに、BMIは体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った指数で、世界保健機関(WHO)では、25以上を「過体重」30~34・9を「肥満」、35以上を「高度肥満」としている。ちなみに、日本肥満学会では25以上を肥満(メタボ)としていて、理想値は男性が22、女性が21である。
>そこで、世界各国の肥満度を見ていくと、日本は、経済協力開発機構(OECD)諸国の中で男女ともにBMIが最も低い。次に韓国が低く、最も高いのは米国の28・8で、英国が27・3で続く。スペイン、イタリア、フランスも25を超えている。ただ、100万人当たりの死亡率でトップのベルギーは25を超えていない。ちなみに、日本人のBMIは男性平均23・6、女性平均22・5だ。
>欧州諸国では、新型コロナによる死亡者のなんと半数が、介護施設に入居していた高齢者だった。米国でも死亡者の4分の1は老人施設の入居者だ。
>となると、超高齢社会の日本では、高齢者の死亡者数が増えてもおかしくない。ところが、日本では海外に比べ、高齢者施設での死亡者が少ないのである。
>ダイヤモンド・オンラインの『日本のコロナ死亡者が欧米より少ない理由、高齢者施設クラスターの実態』で、中央大の真野俊樹教授は、このことを指摘した上でこう述べている。
>日本は制度上、病院が病気のみならず、高齢者のケアも行うというスタイルを取っていた。一時期批判されたが、『社会的入院』のように、高齢者が長期入院して生活を病院の中で行うということもあった。(中略)
>海外に比べ、日本は病院以外の高齢者施設が少ない。世界一高齢者の比率が高い国でなぜこれが成り立っていたかというと、病院に高齢者が入院していたからである。すなわち、病院が高齢者施設の代わりをしているのは『日本の特殊性』ということになる。さらにいえば、急速な高齢化に伴い高齢者施設を増やしており、かつ日本の医療保険制度や介護保険制度を見習っている韓国でも同じように、病院が高齢者施設を代替している。ちなみに韓国も日本と同様、人口当たりの死亡者数が少ない。
>ダイヤモンド・オンライン「日本のコロナ死亡者が欧米より少ない理由、高齢者施設クラスターの実態」 2020.05.13
>おそらく、これは一面の真実かもしれないが、死亡者数が少ない全ての理由ではないだろう。
>ウイルスは常に変異(ミューテーション)を遂げるものだという。新型コロナウイルスも同じだ。欧米の医学者らが運営する新型コロナウイルスのゲノムに関する専門サイト「ネクストトレイン」(nextrain)によると、ウイルスは15日間に一度のペースで変異を遂げているという。
>この変異を分類したのが、英ケンブリッジ大などの研究チームで、4月9日、医療研究者による国際データベース「GISAID」にその結果を公表した。それによると、新型コロナウイルスのリボ核酸(RNA)の塩基配列について変異パターンを比べると、ウイルスは3タイプに大別されたという。
>武漢を中心に中国で蔓延したAタイプと、Aから分かれて中国から東アジア諸国に広がったBタイプ、そしてBタイプから分かれて米国や欧州各国に広まったCタイプだ。つまり、日本で感染拡大せず、死亡者も少ないのは、欧米とはウイルスのタイプが違うからという説が、この研究から推測できる。
>日本の感染研も、4月28日に同じような研究結果を公表した。中国発のウイルスと米国・欧州のウイルスは変異の結果、違うタイプになっていたというのである。
>感染研では、国内外の患者5073人から収集した新型コロナウイルスのゲノム情報を解析した。それによると、1年間で25・9カ所に塩基変異が起きると推定され、それは単純計算すると平均14日間に一度のペースになる。
>こうしたことに基づいてウイルスを追跡すると、日本では、1月初旬に武漢で発生した「武漢株」を基点に各地で感染者が出た。しかし、これはその後消失へと転じた。
>その一方で、世界では欧米で感染爆発が起きたが、これは中国から伝播して変異した株だった。その後、この「欧米株」が日本にもやってきて、感染拡大を引き起こした。つまり、日本の感染拡大は「武漢株」が第1波で、「欧米株」が第2波というのだ。
>安倍首相が5月14日の記者会見で述べたのは、このことだったわけだが、ならば、欧州株による第2波が、なぜ、日本では欧米諸国のような感染爆発を起こさなかったのだろうか。この点は大いに疑問が残る。
>ただし、この欧州株が日本に上陸して、再変異していたとしたらどうだろうか。感染研では、2月に大量の感染者を出したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で確認された陽性患者のうち、70人の新型コロナウイルス・ゲノム情報を武漢株と比較したところ、1塩基のみ変異していたと発表している。
>そして、この株は乗員乗客以外から検出されていないという。とすれば、日本に上陸した「欧州株」は日本だけで変異して、欧州株より毒性が弱まったとはいえまいか。
>日本人は既に集団免疫を獲得している、という仮説も出ている。武漢で謎の肺炎が発生したのが昨年暮れのことだ。
>しかし、日本は全く無警戒で、昨年12月には71万人、今年1月には92万人もの中国人を受け入れている。武漢が封鎖され、ダイヤモンド・プリンセスが寄港した2月になっても、入国を規制しなかったため、10万人を超える中国人が来日した。
>つまり、この3カ月間で、多くの日本人が「武漢株」に感染し、ほとんど無症状のまま免疫を獲得したというのである。
>京都大大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授と、吉備国際大の高橋淳教授らの研究グループが唱えた説で、5月11日の夕刊フジによると、感染力や毒性の異なる三つの型のウイルス(S型、K型、G型)の拡散時期が重症化に影響したという。
>簡単に説明すると、研究チームは新型コロナウイルスに感染した場合、インフルエンザに感染しないという「ウイルス干渉」に着目した。インフルエンザの流行カーブの分析で、通常では感知されないS型とK型の新型コロナウイルス感染の検出に成功した。
>そして、日本で拡散したのはK型という初期の弱毒性ウイルスであり、欧米に拡散したのはその後に変異して感染力や毒性が高まったG型だというのだ。よって、日本に遅れて入ってきたG型は、既にK型で集団免疫ができていたため、第2波になっても感染拡大しなかったという。
>しかし、そんなに早く集団免疫が獲得できるものなのか。抗体検査が今後進めば、仮説の真偽ははっきりしそうだ。
>先の示した「主な国の確認感染者数、死亡者数」の一覧から、アジアの国を見ると、日本だけではなく、ほとんどの国で100万人当たりの死亡者数が少ないことに驚く。
>なにしろ、新型コロナウイルス発生源の中国が日本の6人より少ない3人である。アジア諸国を列記していくと、フィリピンと台湾が7人で、韓国は5人、シンガポール、インドネシア、香港は4人となる。さらに、タイは0・8人、ベトナムにいたってはゼロだ。
>こうなると、アジア人は特別で、コロナに強い何かを持っているのではという仮説が成り立つ。この仮説がさらに真実味を増すのは、同じアジアの国でも、台湾、韓国などと日本ではコロナ対策に大きな差があるにもかかわらず、結果が同じだということだ。
>ただし、アジア以外でも死亡者が少ない国はある。オーストラリアもニュージーランドも100万人当たりの死亡者は4人だ。こうなると「アジア人だから」とは言えなくなる。
>こうして、諸説を堂々巡りした末に行き着くのが、日本人は公衆衛生の観念が他の国の人々より強く、清潔好きだということだ。普段からマスクを着けるし、手もよく洗う。
>また、欧米の家屋では靴を脱がないが、日本人は靴を脱ぐ。こうした生活習慣の違いが、感染者数や死亡者数が少ない大きな要因だというのだ。
>確かに、欧米人はマスクを着ける習慣がない。今回のコロナ禍が起こる前まで、たとえインフルエンザが大流行しても、欧米人はマスクを着けなかった。
>また、文化の違いも大きいという。欧米人はハグやキス、握手を日常的に行うが、日本人はあまりしない。接触という点から見れば、この違いは大きい。さらに、食文化も違う。これが影響しているという。
<写真2>
2020年3月、イタリア・ミラノの駅を出発する乗客を調べる兵士ら(AP=共同)
>こうしたことを言われると、そうかもそれないとは思うが、どれも科学的ではない。証明しろといっても、証明しようがない。
>いずれにせよ、コロナ禍はまだまだ続く。ある一国が感染拡大防止に成功したからといって、周囲の国ができていなければ交流できないので、世界は元に戻らない。つまり、全世界が感染拡大防止に成功しない限り、コロナ禍は終わらない。
>集団免疫理論が正しいかどうかは分からないが、ワクチンと治療薬がない以上、集団免疫以外に解決しようがない。ちなみに、ワクチンは擬似感染だから、これも集団免疫獲得の一手段である。
>果たして、日本は今後どうなるのか。「検査数が世界でもダントツに低いのにもかかわらず、確認感染数も死亡者数も圧倒的に少ない」という現状が続いていき、このまま終息に向かうのか。
>そうだとしてもしなくても、 誰かこの現状を本当に解明してほしい。このまま「日本の奇跡」「日本はやはり『神の国』」で終わるとするなら、いったい私たちはなんのために「自粛」したのだろうか。そしてこの先、なんで「新しい日常」を始められるのだろうか。
<参考=「欧米も首を傾げる、日本の新型コロナ「押さえ込み」は奇跡か必然か」(iRONNA)>
<消滅・21/06/30>
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/10 (Wed) 12:54
<副題=毎日新聞の記事、矢張り原因不明>
こんにちは。
矢張り原因ははっきりしないようです。
> 新型コロナウイルス感染が世界中に拡大する中で、日本を含むアジア地域で報告されている感染による死者の割合は、今のところ欧米各国に比べて少ない。米紙ワシントン・ポストが「新型コロナのミステリーの一つ」として検証記事を組むなど、世界的に注目を集めているが、差をもたらす背景には何があるのだろうか。【岩崎歩、柳楽未来、小川祐希】
> 米メディアは「ミステリー」と表現
> 新型コロナウイルスの死者数は、地域で大きな違いがある。英オックスフォード大の研究者らが公表している「Our World in Data」によると、欧米では、人口100万人あたりの死者数が100人を超える国が少なくない(6日現在)。最も多いのは英国で593.1人。欧州の中では比較的少ないドイツでも103.2人だ。米国では3月以降感染者が爆発的に増え、329.7人に上る。
> 一方、アジア各国・地域はこれらの国と比べて2桁も少ない。比較的多い日本でも7.2人。韓国は5.3人、台湾にいたっては0.3人に抑えている。
> 中でも、日本で死者数が少ないことは、海外メディアには特に不思議に映るようだ。ワシントン・ポスト(電子版)は5月28日、研究者の注目を集めるこの「ミステリー」を検証する記事を掲載した。「アジアでは、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)の経験が、新しい脅威に対して素早く反応することを可能にした」と評価。一方、韓国のようにPCR検査を大量には実施していなかった日本で死者数が少ないことについては「多くの科学者が困惑している」と指摘した。
> 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5月29日付の記事で日本のPCR検査数が先進各国より少ないことに言及。「感染の広がりを見えなくし、感染爆発と医療崩壊を招くと専門家は危惧したが、それは起きなかった」と驚きを示した。
> 肥満率は米71%、英64%に対し、日本は25%
> 日本ではなぜ欧米より死者が少ないのか。重症化しやすい肥満の人が欧米より少ないこととの関連に注目する専門家もいる。
> 肥満度は体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った「体格指数(BMI)」という指標で比較される。経済協力開発機構(OECD)によると、15歳以上の人口に占める過体重・肥満(BMI25以上)の人の割合は米国が71%で、英国(64.3%)なども高い傾向にある。一方、日本は25.9%、韓国も33.7%にとどまる。国立国際医療研究センターの大杉満・糖尿病情報センター長は「肥満の人は、高血圧や糖尿病などを併発している場合が多い。肥満率の違いは一つの要因と考えられる」と話す。
> 一方、オーストラリアは過体重・肥満の比率は65.2%と英国並みだが、2月1日に中国からの入国制限を開始するなどの対策を取り、100万人当たりの死者は4人。大杉センター長は「国によって何がプラスに働き、何がマイナス要因となったかは異なり、同じ国の中でも地域差がある。一つの要因で説明するのは難しい」と指摘する。文化や生活習慣の違い、地理的な条件、医療水準など、さまざまな要因が複雑に関係していそうだ。
> 勝田吉彰・関西福祉大教授(渡航医学)は「マスク着用や手洗いの習慣が根付いていたことが一因」とみる。欧米では予防のためのマスク着用が一般的ではなかったのに対し、日本の場合は無症状の人や軽症者がマスクをつけることで他者にウイルスをうつすことを防いできた可能性がある。
> 和田耕治・国際医療福祉大教授(公衆衛生学)は「流行の立ち上がりが遅かった欧米に比べて、早い段階から自主的に感染予防策を取っていたことなどが奏功したのではないか」と推察。「ただし、このウイルスについてはまだ分かっていないことが多い。どこでも次の流行の波が起こりえる。油断は禁物だ」と話す。
> 日本人特有の遺伝子? BCGワクチン説も
> 新型コロナに感染した日本人に重症者が少ない背景に、日本人特有の遺伝子があるのでは――。そんな仮説を検証する研究が国内で動き始めている。
> 慶応大や東京医科歯科大などは5月21日、新型コロナによる重症化と遺伝子の関連を調べる研究チームを発足させたと発表した。分析する対象は、無症状だった人も含め、新型コロナに感染した日本人計500~600人。血液検体を集めてゲノム(全遺伝情報)解析を行う。遺伝子配列と症状を分析し、重症化に関係する遺伝子の特定を目指す。最初の研究成果は、今年9月をめどにまとめる予定だ。
> 動物で感染症による重症化と遺伝子の関連を調べた研究はある。水谷哲也・東京農工大教授(ウイルス学)によると、ウシが発症するウイルス由来の白血病では、複数の遺伝子の集まりが重症化に関わっていることが明らかになり始めているといい、「新型コロナでも、遺伝子によって重症化しやすい傾向は出てくるかもしれない」と話す。
> 世界的に話題になったBCGワクチンについては、豪州など海外の複数の研究機関で、感染予防や重症化との関連についての臨床試験が進む。日本では乳幼児期にワクチンを接種するため、感染者が少ない要因の一つに挙げる意見もあった。本来は結核予防が目的だが、ヒトの免疫システムを刺激して、別の病原体についても対抗できる能力が高まると指摘されている。だが、感染予防効果の有無について、世界保健機関(WHO)は4月、「根拠はない」と表明した。
> イスラエルの研究チームは5月、大規模に感染者を調査した結果を米国医師会雑誌(JAMA)で発表した。イスラエルでは、すべての新生児を対象にBCGワクチンの接種を行っていたが、1982年からは一部の移民に絞った。
> チームは感染が疑われる症状が出てPCR検査を受けた79~81年生まれの3064人と、83~85年生まれの2869人を比較したところ、陽性率に有意な違いは確認されず、チームは感染予防について「効果があるという考えは支持しない」と結論づけた。一方で対象の感染者に重症例が少なかったため、「重症度との関連は結論を出せなかった」という。
> 「交差免疫」説とは?
> 過去に新型コロナと似たウイルスに感染したことで獲得した免疫が、新型コロナにも作用しているとする「交差免疫」説を唱える専門家もいる。
> 感染したことのないウイルスが体内に侵入した場合、排除するためのたんぱく質(抗体)が作られる。感染初期に抗体「IgM」ができ、しばらくして抗体「IgG」が作られる。IgMは早くに体内から消えるが、IgGは長い期間体内に残り、同じウイルスが再び侵入したらすぐに攻撃できるよう監視を続ける。
> 東京大先端科学技術研究センターの児玉龍彦がん・代謝プロジェクトリーダーのチームが、新型コロナ感染者の血液を調べると、IgGがIgMより先に増えた人がいた。アジアの人の間で新型コロナに似た別のウイルスが以前に流行して免疫が獲得された証左といい、児玉氏は「新型コロナに感染した際に交差免疫が働いた可能性がある」と指摘する。
> 交差免疫の可能性は、米ラホイヤ免疫研究所のチームも指摘している。米科学誌セルに発表した論文によると、新型コロナが発生する以前の2015~18年に米国で集められた20人分の血液の約半数で、新型コロナに反応する免疫細胞が検出された。
> 一方、京都大の上久保靖彦特定教授らのチームは免疫に関係した別の説を提案。日本では入国制限の遅れから病原性の弱いタイプの新型コロナウイルスが広がって免疫が作られ、後に病原性の強いタイプが入ってきても、この免疫が働いたため被害が小さかったと主張する。
> 感染症に詳しい東京医大の濱田篤郎教授は「国や地域によって死者数が異なる原因がつかめると、この感染症にどう対応すればいいかが分かる。似たウイルスの流行による交差免疫や新型コロナの変異など、ウイルス側の要因も検討する価値はある」と話す。
<参考=「日本の死者はなぜ少ない? 肥満、マスク、遺伝子…新型コロナ諸説を探る」(毎日新聞、6月10日)>