みんながパソコン大王
雑談<NO.210>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.211
2033 1歳児の非着用にも激高「マスク警察」の心理とは 磯津千由紀 20/06/29
2032 <近眼回復メガネ<?>>何故か、米国で臨床試験。 シバケン 20/06/25
2031 オリンパス デジタルカメラなど映像事業を売却へ 磯津千由紀 20/06/25
2030 <コロナきょうそう曲の後始末>マスクは医療費控除の対象になるか<?> シバケン 20/06/25
2029 掛川城のそばの逆川の土手の百合(6月23日に撮影) 磯津千由紀 20/06/24
2028 <コロナ分析>大阪大学中野貴志教授らが提唱の「K値」/感染拡大率の変化速度の数値化 シバケン 20/06/23
雑談NO.209

NO.2028 <コロナ分析>大阪大学中野貴志教授らが提唱の「K値」/感染拡大率の変化速度の数値化<起稿 シバケン>(20/06/23)


【シバケン】 2020/06/23 (Tue) 10:14

数式より、「1」は、最初の一週間のみで、後は、「0」に向かって、減少するです。
その傾きが急な程、感染収束速度が速いになるです。

<図>
日本のK値の推移




<図>数式
中野教授が提唱する「K値」とは




>次の新型コロナウイルスの感染拡大に備えるため、感染症の流行状況を知る新たな指標「K値」が注目を集めている。

>K値は、週当たりの感染者数を累積感染者数で割って導かれる数字で、感染拡大率の変化速度を示す。大阪府新型コロナウイルス対策本部専門家会議のオブザーバーでもある大阪大の中野貴志教授(原子核物理)らが考案。各国の感染者数の推移を分析し、共通して「時間の経過とともに直線的に減少する値」としてK値を見つけた。

>感染拡大の開始時期では累積感染者数と週当たりの感染者数が同じ数字になるので「1」、直近1週間の感染者が0になれば「0」になる。K値の推移をグラフに表すと、各国共通で直線が現れ、この傾きが急なほど感染拡大の勢いが急速に弱まっていることが読み取れるという。

>K値をもとにした中野氏の分析では、日本や大阪のK値は4月初めごろから一定のスピードで減少しており、「日本では自然減の傾向が強く、(4月7日に出た)緊急事態宣言の影響は極めて限定的だった」とする。一方、3月末からの感染拡大は欧米からの感染者の流入による「第2波」と指摘。その前の「第1波」では急激な感染の収束傾向がみられることから、感染拡大初期に行われた政府によるクラスター対策の有効性が強く示唆されたという。

>10日間程度のK値の推移が分かれば、その後の感染者数など感染拡大や収束の動向が予測できる。中野氏は「解析結果から得られたさまざまな知見をもとに、将来予測など次の感染拡大への備えに生かすことができる。ただ、新型コロナは潜伏期間が長く、K値をもとにした対策だけでなく水際対策やクラスター対策も非常に重要だ」と話している。


<参考=「注目される新型コロナの新指標「K値」」(産経ニュース)>


NO.2029 掛川城のそばの逆川の土手の百合(6月23日に撮影)<起稿 磯津千由紀>(20/06/24)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/24 (Wed) 23:52

 こんばんは。


 逆川(さかがわ)の土手には、沢山の百合が植えられている。
 私が疾病のために休養してる間に盛りを過ぎて仕舞い、撮影した6月23日には群生はもう無かった。
 梅雨の合間の曇りの日に撮影。
 数箇月、寝て過ごしてたので、足腰が萎えていて、撮影場所の足場の悪さも相まって、フレーミング失敗。

撮影データ(3枚共通):
 カメラ:パナソニックDMC-TX1(コンパクトデジタルカメラ)
 レンズ:9.1~91mmF2.8~5.9固定装着
        (ライカ判換算25~250mm)
 フィルム/撮像素子:有効2010万画素1.0型CMOS
 条件:WBオート、ビビッド、ISOオート、絞り開放、AE、
     露出補正なし、JPEGラージファイン
撮影地:掛川市掛川城下の「こだわりっぱ」の北の逆川の土手









NO.2030 <コロナきょうそう曲の後始末>マスクは医療費控除の対象になるか<?><起稿 シバケン>(20/06/25)


【シバケン】 2020/06/25 (Thu) 10:07

マスクだけではないです。消毒剤も、でして。
まあねえ、トイレット・ペーパーも、あるですが。
体温計と、その電池まで、消えたですが。
下手したら、手作りマスクのための、材料までが、店頭から、消えたですが。

消えて、偶に、店頭に出て、並んで、買うにも、バカ高い値が付いてまして。特には、マスクで、10倍もの。20倍もは、わからんですが、値が付いて。
それでも、買わざるを得ずがため、お陰様で、各種諸々のマスクが我が家にあるですが。
今月<6月>当初辺りから、正常化で、1枚10円程度のが、出だしたです。
体温計の電池も、買えて。

での、
トイレット・ペーパーは、医療行為ではありませんですが。体温計も、電池も、その部類には、考えず。
されどの、マスクは、ど哉と。消毒剤も。

結論的には、難しい、との話です。


記事、最後尾。
「※編集部註:2020年6月19日、マスク代を医療費控除に含めることができるか麴町税務署に問い合わせたところ、「予防のためのマスクの費用は医療費控除に入らない。ただ、医師から感染症の診断を受け、“治療”のためにマスクが必要という旨が診断書に書かれていれば、医療費控除に入れることができると考えられる」との回答があった。ただし、税務署の回答は公式見解ではない。」


>新型コロナウイルス対策でマスクが手放せない。このマスクの購入費用は医療費控除の対象になるのだろうか。元国税調査官で税理士・産業カウンセラーの飯田真弓氏は「同じものに対する費用でも、医療費控除に入れられるケースとそうでないケースがある。税法の原文にあたると、判断基準が見えてくる」という——。

>品薄が解消されつつあるところに届いたアベノマスク…
新型コロナウイルス感染拡大予防のための自粛要請が段階的に解除されている。

>他の国と比べて日本の感染者数が少なく済んでいるのは、日本人の国民性にあるのではないかという説がある。

>しかし、専門家によると、新型コロナウイルスの性質からして“終息”には至らないようだ。

>新型コロナウイルスの予防対策として、3密を避ける、手洗い、うがい、マスクの着用の徹底が言われている。一時期、リアル店舗でもネットのショップでもマスクが品薄となった。

>マスクをしないと外出できないムードとなり、“高いなぁ”と思いながらもネットで購入した人もいただろう。

>ドラッグストアで販売するらしいと聞き付け、高齢者が早朝からお店の前に並んでいるというニュースもあった。

>マスク不足を受けて、安倍晋三首相はマスクの無料配布を行うと発表した。布製の小さめのマスク、いわゆるアベノマスクが筆者のオフィスのポストに入っていたのは、5月の半ば。その郵便物に宛名の記載はなかった。郵便受けを見たら適当に放り込めばいい、という配達員の判断で配っていたということなのだろうか。

>その頃、ドラッグストアやコンビニでは、すでに使い捨てマスクの在庫が元に戻りつつあり、アベノマスクの有り難みはさほど感じられなかったが……。

>さて、この市販のマスク。所得税の確定申告の際、医療費控除の対象になるのでは? と気になっている人もいるだろう。今回は、マスクの購入費用が医療費控除になるのかについて考えてみたいと思う。


>そもそも医療費控除とは
>医療費控除については、2月27日配信「薬代の約15%がお得になる『セルフメディケーション』の使い方」で書かせてもらった。ぜひ、この機会に、法律の原文を読んで一緒に考えていただければと思う。

>所得税法第七十三条(医療費控除)
第七十三条 居住者が、各年において、自己又は自己と生計を一にする配偶者その他の親族に係る医療費を支払つた場合において、その年中に支払つた当該医療費の金額(保険金、損害賠償金その他これらに類するものにより補てんされる部分の金額を除く。)の合計額がその居住者のその年分の総所得金額、退職所得金額及び山林所得金額の合計額の百分の五に相当する金額(当該金額が十万円を超える場合には、十万円)を超えるときは、その超える部分の金額(当該金額が二百万円を超える場合には、二百万円)を、その居住者のその年分の総所得金額、退職所得金額又は山林所得金額から控除する。
2 前項に規定する医療費とは、医師又は歯科医師による診療又は治療、治療又は療養に必要な医薬品の購入その他医療又はこれに関連する人的役務の提供の対価のうち通常必要であると認められるものとして政令で定めるものをいう。
3 第一項の規定による控除は、医療費控除という。
第1項を要約すると、1年間のうちに自己負担した医療費が実質的に10万円を超えたとき、その年中に支払った医療費を所得金額から控除するということが書かれている。

>第2項では、医療費とは、何を指すかについて説明している。

>公益社団法人全日本病院協会のHP「医療費の仕組み」の「医療保険と医療費」の項にも、医療費について下記のように説明されている。

>私たちは、病気やけがをしたときには病院や診療所などの医療機関や調剤薬局などで診察・投薬・治療その他必要な医療サービスを受けることができます。この場合にかかった費用が医療費です。


>後になってから医療費控除に認められた例も
>繰り返しになるが、医療費控除の対象の大前提は、

>「病気やけがをしたとき病院や診療所などの医療機関や調剤薬局などで診察・投薬・治療その他必要な医療サービスを受けたときに支払った費用」

>ということになる。

>そもそも、医療費控除は、納税者や納税者の家族が重い病気などにかかり、多額の治療費を払わなければならなくなった年の税負担を少なくするために制定された。

>税法は、社会の実情に合わせて、毎年改正されている。所得税法の第73条では、予防という文字を確認することはできないが、後になってB型肝炎の予防接種のように、医療費控除として認められたものもある。

>一定の条件を満たすことが必要であるが、心臓病患者がAEDを購入したり賃借したりした場合の費用が医療費控除に含まれる場合もある。

>医療費控除の範囲は、今後もまだまだ拡大される余地はあると考えられる。


>人間ドックはケースバイケース
>サラリーマンの方になじみのある予防行為といえば、人間ドックだろう。人間ドックの費用そのものは、医療費控除には該当しないのだが、その人間ドックを受けたことで病気が見つかり、治療することになったという場合は、ひも付きで人間ドックの費用も医療費控除に含めてよいと規定されている。

>医療費控除は、治療のほか、療養についても該当する。療養の中には介護も含まれる。介護に関する費用には、人的役務の対価の他、おむつがある。一定の要件を満たしていることが必要ではあるが、おむつは消耗品だけれども医療費控除の対象となっているのだ。

>市販の消耗品に関しては、セルフメディケーション税制で該当する医薬品の購入費用について認められることになった。今後、特定の疾病を確実に予防できる特殊なマスクが開発されれば、そのマスクの購入費用は医療費控除に該当するという時代がくるかもしれない。


>さて、治療とは、何をもって治療と呼ぶのだろうか。

>治療(読み)ちりょう(英語表記)(medical)treatment;healing
[名](スル)《「ぢりょう」とも》病気やけがをなおすこと。病気や症状を治癒あるいは軽快させるための医療行為。療治。「歯を治療する」
【デジタル大辞泉の解説】より引用

>医療行為
医師法により、医師および医師の指示を受けた看護師・助産師などの医療従事者のみ行うことが認められている治療や処置などのこと。医学的な技術・判断がなければ人体に危害を及ぼす危険がある行為の総称。
[補説]医療行為の定義は必ずしも明確ではなく、血圧測定・経管栄養注入・たんの吸引などを医療行為とみなすかどうか意見が分かれている。経管栄養注入などの日常の医療的ケアは、現在では家族も行うことが認められている。気管挿入は、かつては医師しか行えなかったが、現在は救急救命士も行うことが認められている。
【デジタル大辞泉の解説】より引用


>民間療法で病気が治った場合はどうなるか
>ひらたくいうと、治療とは、医師の資格を持った人が行うものということになる。よって、原則、医師の資格を持たない人が行うものは、医療費控除には該当しない。

>「どこの病院に行っても治らなかったけれど、この道場に行ったら治ったんです」

>筆者が国税で勤務していた頃、医療機関に行ったけれども治らず、民間療法で病気が治ったという人が多大な量の領収書を添付して医療費控除の申告書を提出して来られることがあった。


>けれども、国税当局としては、

>「国家資格をお持ちの方に発行してもらった領収書を、医療費控除とさせていただきます」

>と説明するしかなかった。なぜなら、国税の職員は医療の専門家ではないからだ。


>マッサージは医療費控除に該当するのか
>読者の中には、肩凝りに悩まされているという方が少なくないと思う。では、肩が凝ったなあと思うとき、どこにいくだろうか。

>「今のお時間であれば、すぐにできます!」

>ひと仕事終え、街中を歩いていて、そんな看板に出くわし、入ってみたという方もいるのではないだろうか。街中でよく見かける、マッサージは医療費控除に該当するのだろうか。

>ここで、確認するべき事項は2つある。

>1、その行為は治療なのか。
>2、その行為は誰が行うのか。
>そもそも、肩凝りは病気なのかということ。肩凝りを病気と位置付けることができるのであれば、1つめの条件はクリアしたことになる。しかし、気持ちがいいから、とか、スッキリするから、という理由の場合は、医療費控除の対象にはならない。

>所得税法施行令第207条(医療費の範囲)では、医療費の範囲について下記のようにうたっている。

>所得税法施行令第二百七条(医療費の範囲)
第二百七条 法第七十三条第二項(医療費の範囲)に規定する政令で定める対価は、次に掲げるものの対価のうち、その病状その他財務省令で定める状況に応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額とする。
一 医師又は歯科医師による診療又は治療
二 治療又は療養に必要な医薬品の購入
三 病院、診療所(これに準ずるものとして財務省令で定めるものを含む。)又は助産所へ収容されるための人的役務の提供
四 あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和二十二年法律第二百十七号)第三条の二(名簿)に規定する施術者(同法第十二条の二第一項(医業類似行為を業とすることができる者)の規定に該当する者を含む。)又は柔道整復師法(昭和四十五年法律第十九号)第二条第一項(定義)に規定する柔道整復師による施術
五 保健師、看護師又は准看護師による療養上の世話
六 助産師による分べんの介助
今やマスクは必需品に
マッサージについては、上記の207条第4項を読んでほしい。

>その行為が、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律に規定する施術者又は柔道整復師法に規定する柔道整復師による施術」であれば、医療費控除の対象になるというわけだ。

>マスクの必要性は、今回の新型コロナウイルスに始まったものではなく、スペイン風邪の際も、SARSの時も、言われていた。

>これは日本だけの問題ではないということは、今、ここでいうまでもない。マスクの供給は、各自が行うのではなく、国家を越えた全世界レベルで行うべきだと考えることができるのではないだろうか。

>今や、外出する際、マスクは必需品となった。季節が夏にむかうにつれ、屋外ではマスクをしなくてもよいという報道もあるが、店舗ではマスクをしていない人は入店お断りという張り紙を見かける。

>新型コロナウイルス感染症拡大やウイルス蔓延防止の観点から、私たちの日常生活は大きく変わったのだ。


>マスク代を控除に含めるのは難しい
>医療関係者だけではなく、人の身体に触れる理髪店や美容院、エステティックサロンなどでは、新型コロナウイルス感染症の拡大が言われる前から、施術をする側の人はマスクしていた。

>医療費控除とは、実際に病気やケガをした場合の事後的な費用が対象とされているのであり、予防的な見地からの医薬品の購入費用は医療費控除の対象からは除外されてきた。

>しかし、時代の変化とともに、予防に対する費用も医療費控除として認める流れがでてきた。平成28年度税制改正による「セルフメディケーション税制」の導入が最たる例だ。

>が、セルフメディケーション税制の対象はスイッチOTC医薬品に限られており、そこにマスクは含まれていないし、薬品ではないので、医療費控除の対象とすることは難しいだろう。

>政府は、本気で新型コロナウイルスの予防対策を考えるのであれば、1回だけアベノマスクを郵送して終わりではなく、定期的・継続的に、全国民にマスクを届ける仕組みを考案することも必要なのではないだろうか。


>本当の意味での「コロナ予防」とは
>今回は、「マスクは医療費控除になるのか」というテーマで色々と考えてみた。

>医薬品ではないけれど、医療費控除として認められているものとしておむつを紹介したが、もうひとつ、医薬品ではないものを紹介しておこう。人工肛門に取り付ける糞便袋など(ストマ用装具)の購入費用だ。

>最近になって、繊維業界などが洗って数回使用できるマスクを開発し販売にこぎ着けている。もし、さらに開発がすすみ、そのマスクは予防効果が絶大で、それを医療機関も認めるようなものが出来れば、医療費控除に該当するようになるかもしれない。

>今までも、時代とともに医療費控除の解釈は拡大されてきたことを思うと、可能性はゼロではないのかもしれない。

>昨今、何処へ行っても、除菌除菌と叫ばれているが、霊長類は無菌状態でないと生きながらえることができないのだろうか。


>これからは、ウィズコロナの時代を迎えることになる。

>悪いものとして排除するのではなく、本当の予防は、それに耐えうる強靭で柔軟な身体を作ることなのではないだろうか。

>各省庁は、新型コロナウイルス対策として様々な助成金や補助金の支給を行っている。

>次に打つべき手は、やはり予防対策だろう。予防のためのワクチンが開発されれば、もしかすると、それは、医療費控除に該当することになるかもしれない。

>第2波に備えて、自分が新型コロナウイルスにかかっているかもと不安に思っている人が、自己負担せずとも検査を受けることができるような仕組みをつくることこそが、本当の意味での予防であり、国を挙げて取るべき施策なのではないかと思っている。

>※編集部註:2020年6月19日、マスク代を医療費控除に含めることができるか麴町税務署に問い合わせたところ、「予防のためのマスクの費用は医療費控除に入らない。ただ、医師から感染症の診断を受け、“治療”のためにマスクが必要という旨が診断書に書かれていれば、医療費控除に入れることができると考えられる」との回答があった。ただし、税務署の回答は公式見解ではない。


<参考=「税理士が検証「コロナ予防のマスク代は医療費控除の対象になるか」 税法の原文にあたって解釈してみた」(PRESIDENT)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/26 (Fri) 02:46

 シバケン様、こんばんは。


 全体に、素人が書いた文章の感は否めません。

 傍証としては、下記のように、郵便局の全戸配達制度を知らなかったり。

> 郵便受けを見たら適当に放り込めばいい、という配達員の判断で配っていたということなのだろうか。


NO.2031 オリンパス デジタルカメラなど映像事業を売却へ<起稿 磯津千由紀>(20/06/25)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/25 (Thu) 17:35

 こんにちは。


 伝統も、切り捨てです。コニカミノルタに続き、オリンパスよお前もか。
 手許には、オリンパス光学工業のカメラが何十台かあります。


> オリンパスは、80年以上の歴史を持つデジタルカメラなどの映像事業を投資ファンドに売却する方針を明らかにしました。スマートフォンの普及などで苦戦が続いていたためです。


> 発表によりますと、オリンパスは、デジタルカメラを中心とする映像事業を分社化し、投資ファンドの日本産業パートナーズに売却するということです。

> ことし9月末までに最終契約を結び、年内の取引完了を目指すとしています。

> オリンパスは、顕微鏡の技術を生かして84年前の1936年に写真用レンズを開発し、その後、カメラ事業を展開してきました。

> 最近では、一眼レフよりも小型でレンズを交換できるミラーレスカメラが人気を集めていました。

> しかし、スマートフォンなどの急速な普及でデジタルカメラの市場規模は縮小傾向が続き、オリンパスの映像事業は昨年度まで3年連続で営業赤字になっていました。

> このため会社は、映像事業を切り離し、強みを持つ医療機器などに経営資源を集中させるため、ファンドへの売却を決めました。

> デジタルカメラのブランドやアフターサービスなどは新会社が継承するということです。

> 業界団体によりますと、デジタルカメラの世界の出荷台数は去年、1521万台余りで、1億2000万台を超えていた2010年のピーク時を大きく下回っています。


<参考=「オリンパス デジタルカメラなど映像事業を売却へ」(NHK、6月24日)>
<消滅・20/07/29>


NO.2032 <近眼回復メガネ<?>>何故か、米国で臨床試験。<起稿 シバケン>(20/06/25)


【シバケン】 2020/06/25 (Thu) 19:14

日本では、細かな規制が多いため<?>


<写真>
開発中の「クボタメガネ」。1日1時間の装着で近視の回復が期待出来る。




>窪田製薬ホールディングスは近視治療のために開発中のメガネ型機器について、近く米国で臨床試験(治験)に入る。メガネのように顔に装着すると眼内に画像が投映され、ピントのずれを元に戻して近視を治療する。

>近視の多くは角膜と網膜の間の「眼軸」と呼ばれる部分が伸びることで焦点がずれてしまい、画像がぼやける。

>開発中の医療機器「クボタメガネ」はレンズ部分から治療用の画像を患者の眼内に投映する仕組み。患者は画像を認識することがないが、眼軸にはたらきかける効果がある。1日1時間程度の装用を続けると伸びた眼軸が回復するという。

>同社は5月には、卓上デバイスを使った試験結果を公表していた。効果が確認できたため、メガネ型の治験に入る。ほかにコンタクトレンズ型も開発している。

>同社は眼科領域の治療薬やデバイスの開発を手掛けており、2015年に設立。16年に東証マザーズに上場した。

<参考=「「近視治すメガネ」 窪田製薬HDが米国で治験へ」(日本経済新聞)>


NO.2033 1歳児の非着用にも激高「マスク警察」の心理とは<起稿 磯津千由紀>(20/06/29)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/29 (Mon) 20:07

 こんばんは。


 熱中症との関連などでマスクをしない方が良い人や状況に対し、マスクをしてないと怒る人が多く見受けられるとのことです。
 「正義感の暴走」が巷間に蔓延しているそうです。


> 新型コロナウイルスを警戒するあまり、マスクをしていない他人を攻撃してしまう人がいる。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上では、自粛要請に従わない人や店に嫌がらせをしたり通報したりする「自粛警察」をもじって「マスク警察」という言葉が飛び交う。感染予防は大事だが、感染リスクの低い状況の時までマスクを強要する社会に息苦しさはないか。記者自身の体験を交えて考えてみた。【山内真弓、宇多川はるか/統合デジタル取材センター】


> 1歳児に「マスクしなきゃダメでしょ」

> それは5月下旬、平日の夕方のことだった。在宅仕事が一段落した記者(宇多川)は、1歳の娘をベビーカーに乗せて散歩に出た。駅近くの川沿いを歩いていると、向かい側から歩いてきた年配の女性に、すれ違いざまに大声で言われた。「お母さん! 赤ちゃん、マスクしなきゃダメでしょ!」。笑顔でふざけている雰囲気ではなく、本気で怒っている表情に見えた。「え……」。とっさに何も言えず、通り過ぎていく相手の顔を見つめることしかできなかった。

> その時、記者はマスクをしていたが、1歳児にマスクを着ける発想はなかった。着けようとしても、1秒ももたずに嫌がるだろう。散歩していた道が雑踏というわけでもなく、一定の距離を取って人が行き交える程度の広さはある。「1歳児がマスクをしていないと怒られる『マスク社会』とは……」と考え、暗い気持ちで家路についた。


> 「生徒がマスクを着けていない」 学校に通報も

> そんな体験をしたのは記者だけではない。ツイッター上には「#マスク警察」というハッシュタグも現れ、体験談の投稿が相次いでいる。

> 教師とみられる人のアカウントでは、登校してきた小学1年生との会話が紹介されている。泣きながら登校してきた女子児童。よく見ると、手で口を押さえている。「どうしたの? 気分悪い?」と声をかけた教師に、児童は首を横に振り「マスクを忘れちゃった」と小さな声で答えた。聞くと、通学中に「男の人にマスク着けなさい!と怒鳴られて怖かった」という。

> この投稿は24日時点で9万以上リツイートされ、返信欄にも意見が殺到している。自転車通学をしているという生徒は「地域から『マスクを外している生徒がいる』とクレームが学校に入った」といい、それ以来、汗などでベタベタになっても通学中ずっとマスクをしているとの体験を寄せた。他にも「『感染防止目的』よりも『着けていないと責められるから』という雰囲気になっていることに違和感」という声や、「マスクはしたほうが良い。(でも)怒鳴るのは良くない」「大声で会話をする大人だけがマスクをすればいい」などの意見が寄せられた。


> 無理なマスク着用は、熱中症の危険

> マスク着用は本来、せきやくしゃみ、会話などに伴う飛沫(ひまつ)感染を予防するのが主な目的だ。厚生労働省は5月に公表した感染拡大を防ぐための「新しい生活様式」の中で、他者との距離の確保や手洗いと並ぶ「三つの基本」として、マスク着用を求めている。ウイルスの付いた手でついつい鼻や口をさわってしまうリスクを避ける意味でも、外出時にマスクを着けるのが望ましいのは論をまたない。

> 一方で、気温が上昇するにつれて、怖いのは熱中症だ。日本小児科医会は、窒息や熱中症の危険があることから「2歳未満のマスクは危険。3歳以上も強要をしないことが重要」と強く警告している。こうしたリスクを反映して、厚労省は6月19日に「新しい生活様式」の記述を改訂。マスクを着ける条件を「人との間隔が十分に取れない場合」と明記するとともに「夏場は熱中症に十分注意する」とのただし書きを付け加えた。

> 文部科学省も6月16日に学校向けマニュアルを改訂し、「暑さで息苦しい時などは、マスクを外したり、一時的に片耳だけかけて呼吸したりするなど、自分の判断で対応する」「十分な距離を確保できる場合、マスクは必要ない」などと、熱中症対策を重視した柔軟な対応を取るよう求めた。公衆衛生学が専門の岩室紳也医師は「飛沫は2メートルしか飛ばないので、対面でせきをかけられるようなことでもない限り、感染することはない。大きな声を出すと飛沫は出るが、真っすぐしか飛ばない」と指摘し、授業中、教師と2メートル以上離れている場合や、他の人と距離を空けて登下校するような場合には、マスクを着ける必要性はないとの考えを示す。


> 「マスクをしてほしい」との思いは理解 「正義感の暴走」には苦言も

> 専門家は、マスクを着用しない人に批判的な社会の空気をどうみるのだろうか。緊急時の社会心理に詳しい関谷直也・東京大大学院情報学環准教授は、「マスクの問題に限らず、(自粛生活が続き)不安による集団ヒステリーが社会規模で広がってきているともいうべき状況」と分析する。

> 一方で、政府や専門家会議、医療関係者、WHOが感染予防としてマスク着用を呼びかけていることを踏まえ「攻撃的なのは問題だが、『マスクをしてほしい』という思いは、過剰ではないのでは。自粛警察と並列で語られることや、マスク警察という言葉そのものにも違和感がある」との見方を示す。「誰もが『保菌者かもしれない』と意識して行動することが、感染拡大を防ぐ。マスクをすべき時にしていない人もいる。小学校でクラスター感染したという新しい知見もある。1人で出歩けないくらい小さな子どもは別としても、今は規範として『マスクをする』ことが推奨されているのであって、高圧的にマスクが強要されている、それが問題だ、とするのは違うのではないか」という考えだ。

> 近現代史研究者の辻田真佐憲さんは「緊急事態宣言は解除されたが、非常時ムードは続いている。人々の日常の感覚がまひしており、普段だったら抑えられている行動が表に出てしまう」と指摘した上で、他人を怒鳴りつけるような行動をする人については、自粛警察と同様に「正義感の暴走が起き、他人を嫉妬したり、見下したりしたい気持ちを持つ人が『マスク』を大義名分に攻撃している」と厳しい見方を示す。

> 辻田さんによると、日本ではこういった現象が繰り返されてきた。明治天皇が崩御した後には、喪章を服に付けていないと町中で「愛国心がないのか」と絡まれることもあったという。「日本社会では、非常時に同調圧力がより強くなる。マスクは、人によっては着けると息苦しくなる人、体調が悪くなる人もいる。(他人の置かれた状況への)想像力が必要だ」と話す。


> 山内真弓

> 2007年入社。水戸支局などを経て、東日本大震災後の仙台支局へ。2020年春から東京・統合デジタル取材センター。記者として心掛けているのは、見えにくい日常を描くこと。2児の母で、保活(保育園探し)を6回して疲れ果てたため、地域の子育て環境に関心がある。


> 宇多川はるか

> 2007年入社。仙台支局で東日本大震災、横浜支局で相模原障害者施設殺傷事件を取材。2018年から統合デジタル取材センター。小児がん、保育、虐待など子どもを巡るテーマ、障害者福祉、性暴力、ハラスメントの問題を継続取材。


<参考=「学校に通報も 非着用に激高する「#マスク警察」の心理とは」(毎日新聞、6月29日)>


シバケン

2020/06/29 (Mon) 21:09:00

磯津千由紀さん、こんばんわ。

記事は、記者君の体験談から、ですねえ。

そこで、「正義感の暴走」と、されてるです。
当方的には、「親切心」からと、思てるです。


この問題は、文部科学省、厚生労働省も、しかるべくの、通達を出してるよですが、発信力が、全くのありませんです。

当初には、中国で、マスクして運動の中学生の死亡が報道されたです。

これは、日本のワイド・ショー、その他報道番組でも、その当時には、放送されたですが。
又、出演の専門家筋も、危険であるの旨、発言してるですが。
ダケでして。

むしろ、「マスク警察」は、幼児なり、小さい子等が、マスクしてたら、危ないよと。
声掛ける程の、宣伝、啓蒙せねばと、思うです。

つまり、
「3密」は、東京都知事小池氏の発信力で、即の、広まったです。

がしかし、政府筋の発信力では、無いに等しいです。
記者君、折角に、記者してるなら、「世間に、危険の、発信不足をこそ、訴えるべきかと。


>•半月で3件…体育授業中、相次ぐ生徒の突然死
>•「マスク着用での運動」「N95マスクの注意点」 専門家の見解は…
>•広がる「マスクなし」の体育授業

>半月で3件…体育授業中、相次ぐ生徒の突然死

>新型コロナウイルスをほぼ抑え込んだとする中国では、地域ごとに徐々に学校の授業が再開されている。学校では、登校時の検温、マスク着用などが義務付けられているが、体育の授業中に生徒が死亡する事故が半月の間に3件も相次いで報告された。詳しい原因は不明だが、マスクが呼吸を妨げたとの指摘が出ており、社会的な関心を集めている。

<写真1>




>中国メディアによると、4月14日浙江省温州市で、学校再開2日目の体育の授業で、マスクを着けて1500メートルを走っていた男子学生が突然倒れ、病院に運ばれたが、死亡が確認された。

>その10日後の4月24日には河南省周口市でも、体育の授業でグラウンドを走っていた中学3年生の男子生徒が突然倒れ死亡した。学校の監視カメラを見た生徒の父親によると、生徒は走っている途中で、仰向けに頭から地面に倒れこんだ。生徒は通常のマスクを着けていたという。当時の気温は20℃だった。

>さらに4月30日には湖南省長沙市でも、中学3年生が1000メートル走のタイム測定をしている途中に倒れ、亡くなった。生徒は医療現場で使われる高性能マスク「N95マスク」を着用していたという。


>「マスク着用での運動」「N95マスクの注意点」 専門家の見解は…

<写真2>




>専門家はマスクの着用が生徒の死亡と何らかの関係性がある可能性を指摘している。中国の医師は中国メディアの取材に対し、「運動の際、人体の酸素消費量は増加し、人は大量の酸素を吸う。しかし、マスクを着用すると呼吸が妨げられ、酸欠になる恐れがある」とした上で、「体育の授業でマスクをつけるかどうかは各地の状況によって科学的に判断すべきだが、確かなのはN95 マスクをつける必要はなく、通常のマスクで良いということだ」と指摘した。

<写真3>N95マスク




>また心臓外科専門の別の医師も「N95は、密閉性はとても良いが、吐いた息もまた吸い込むことになるので、体内の二酸化炭素量が増え、酸素量が減ってしまう可能性がある」とし、「医療関係者であっても4時間以上つけてはならない。子供が長時間着けるのは避けるべきで、運動には更に勧めない。再開したばかりの学校では激しい運動は避けるべきだ」と述べた。さらに別の専門家は「7歳以下の子供にN95マスクを着用させてはならない。子供は窒息のリスクもある」と警鐘を鳴らしている。


>広がる「マスクなし」の体育授業

>中学生の死亡が相次いだことを受け、中国各地の教育当局は屋外での運動の際は、お互いの安全な距離を保つことを前提にマスクを着用しないよう呼びかける動きが広がっていて、各学校の体育の授業では、徐々にマスクを外すようになってきた。また、生徒らが長期にわたって外出を控えていたため、体がまだ激しい運動に慣れていないとして、体育の授業では運動強度を抑えた軽めの運動から再開しているという。日本ではまだ多くの地域で休校が続いているが、授業再開の際にはこうした点にも注意が求められる。
>【執筆:FNN北京支局長 高橋宏朋】

<参考=「中国で中学生突然死相次ぐ…マスク着用で体育授業の注意点は」(FNN)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/29 (Mon) 23:00

 シバケン様、こんばんは。


 「親切心」ではなく、偉くなったつもりで威張ってるのだと、思いますよ。
 親切心なら、怒鳴り付けずに、優しく諭すでしょうし。

> 人々の日常の感覚がまひしており、普段だったら抑えられている行動が表に出てしまう」と指摘した上で、他人を怒鳴りつけるような行動をする人については、自粛警察と同様に「正義感の暴走が起き、他人を嫉妬したり、見下したりしたい気持ちを持つ人が『マスク』を大義名分に攻撃している」と厳しい見方を示す。


【シバケン】 2020/06/29 (Mon) 23:47

磯津千由紀さん、こんばんわ。

この辺り、やり出すと、別の話になってしまうですねえ。

そもそもが、この、記者君、子ども、ましてやの、1歳児に間マスクは危険なんですと、先様に教えて差し上げるが一番です。

>「親切心」ではなく、偉くなったつもりで威張ってるのだと、思いますよ。
>親切心なら、怒鳴り付けずに、優しく諭すでしょうし。

この箇所は、何ともハヤの、個々人の受取りよの問題かと。
仰る通り、自身が、偉くなったつもりでか、或いは、被害受けたら困るが故に、教えてやらんとと、怒鳴ったのか。

この子が感染したら、可哀想やぞと、親身になってか<?>ですねえ。
親身故、怒鳴るが出来るです。

どちにしろ、
マスクが危険な場合があるの、認識、知識不足が故ですねえ。

で、
当方の主旨なるは、この手の方々を責めるよりは、しかるべくの、正確なる発信を大いにして戴かんとと。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/30 (Tue) 01:30

 シバケン様、こんばんは。


 私自身の何回もの体験(マスクではない)からもそうですし、毎日新聞記事の全文を熟読してもそうですが、親切心ではなく、偉くなったつもりで怒鳴りつける輩が多いです。


【シバケン】 2020/06/30 (Tue) 01:59

磯津千由紀さん、こんばんわ。

毎日新聞記事、そのものは、どでも結構ですが。
磯津千由紀さんの経験上、そなら、そなんですねえ。

当世、確かに、寂しい世相に相成ってるの証左哉と。
余所の子に、一寸、何か申せば、怪しいヤツが彷徨いてる故、危険、注意せよ<!>
その昔なら、その手のが、沢山居たですねえ。
当方、子ども時代には、方々から、叱られっ放し<笑>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/06/30 (Tue) 02:02

 シバケン様、こんばんは。


 「叱る」なら宜しいですが、「怒る」輩が多いんです。
 まさに、八つ当たり。


【シバケン】 2020/06/30 (Tue) 02:16

その辺り、受けた方の、受け取よの違い。
とも、言えるです。

まあ、言い方も、その辺り、考慮せず、出来ずの、メタメタに、下手になってるのですねえ。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/07/10 (Fri) 20:39

副題=「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」 ツイートが大反響を呼んだ三つの視点

 こんばんは。


 「マンスプレイニング」というそうです。


> 「母親なら、ポテトサラダくらい作ったらどうだ」――と、買い物の時に高齢男性に絡まれる母親を目撃したというツイートが8日の投稿以来、大きな反響を呼び、10日現在13万リツイートに達している。投稿主も母親だという。真偽のほどは分からない。ただ、この投稿をきっかけに自身の体験を語る投稿は多く、共感を呼んだことは確かだ。このツイートはなぜ人々の心を捉えたのか。専門家と共に考えた。【山内真弓/統合デジタル取材センター】


> 高齢男性に絡まれた

> ツイートの概要はこうだ。

> 幼児を連れた女性が総菜パックを手にしているのを見た高齢の男性が「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と言い放ち、立ち去った。娘と一緒にいた投稿者は「大丈夫ですよ」と念じつつ、総菜パックを手にしてうつむく女性の目の前でポテトサラダを2パック、手に取った――。

> ツイートには投稿者を応援する内容も多かったが、目立ったのは似たような体験談だ。

> 「子供と散歩に行ったら、道行くおじいさんに『赤ん坊のうちからジーパンをはかせるのはよくない。統計的に礼儀を知らない子供に育つから』と教えられた」

> 「病院で娘に絵本を読んで順番を待っていたら高齢の男性に『ボソボソ読まずもっとはっきり読んであげなさい、親がしっかり言葉を教えてあげないと』って注意されたことがある」

> 母親が見知らぬ男性に絡まれることは珍しくない。「女性は無知」という前提で男性が説教をするそうした行為は最近「マンスプレイニング」と呼ばれる。ツイートが反響を呼んだ理由の一つに、同じような体験をした人が多いということがありそうだ。

> 自身も小学生を育てる藤田結子・明治大教授(社会学)もこうツイートした。

> 「『こんな酷(ひど)い女性蔑視って日常によくあるの?』って感想をみかけたけど、日常だと思う」

> 「私も10代から通りすがりの男性に怒鳴られたり暴言吐かれたりしていて、先月もあった。息子連れのとき『男の子が生まれてよかったね』って女の私に言ったときは絶句した」


> 手作りと愛情は比例しない

> もう一つ、多くの人が反応したのは「母親なら」という言葉だ。こんなツイートがあった。

> 「『母親の手作り』なんて愛の形のひとつではあっても、良き母親をはかる物差しにはならない」

> 「手作りと愛情は比例しない」

> 母親の食事作りについてインタビュー調査を続けている藤田さんは取材にこう話した。

> 「日本に平日の夕食を作る父親は少なく、料理は母親が『きちんと作らなければならない』という価値観が強い。冷凍食品を食卓に並べると『ちゃんと作っていなくてごめんなさい』と罪悪感を持つ母親が目立ちます。でも、家庭にはそれぞれの事情があって、全部を手作りにできる人ばかりではありません。『手作り』はお母さんが体を壊してまでするようなことではないんです」


> ポテトサラダは手間かかる

> さらにポテトサラダ「くらい」というフレーズにも多くの人が何かを言いたくなったようだ。

> 実際、ポテトサラダを作るのには手間がかかり、体力も使う。こんな投稿も相次いだ。

> 「じゃがいもを蒸したら、熱いうちに皮を剥(む)いて潰さないと、潰れてくれない」

> 「言った男性は、たぶんポテトサラダ作ったことないんですよ。だからポテトサラダがどれだけ手間がかかる料理かがわかってない。手間を知っていたらそんな言葉は絶対出ない」

> ツイッターでは、ポテトサラダに限らず、冷ややっこやそうめん、枝豆など、簡単でありきたりと揶揄(やゆ)されがちな食事を準備する手間を訴える声も目立った。

> 「たまごかけご飯だって、立派な自炊です。」の著者でフードライターの白央(はくおう)篤司さんは「料理にかぎらず、やったことないけど決めつけちゃう人っているね。(中略)ちなみに私はポテサラは面倒なので家では作りません……」などと投稿した。

> 白央さんは言う。

> 「料理に限らず、世の中には『母はこうすべきだ』という無言の圧力がまだまだ多すぎる。ゆえにツイートが注目されたのかもしれません。ポテトサラダは氷山の一角です」


> 山内真弓

> 2007年入社。水戸支局などを経て、東日本大震災後の仙台支局へ。2020年春から東京・統合デジタル取材センター。記者として心掛けているのは、見えにくい日常を描くこと。2児の母で、保活(保育園探し)を6回して疲れ果てたため、地域の子育て環境に関心がある。


<参考=「「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」 ツイートが大反響を呼んだ三つの視点」(毎日新聞、7月10日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/07/28 (Tue) 14:59

副題=火論:歪んだ正義と非人間化=大治朋子

 こんにちは。


 自分は絶対に正しいという思い込みからくる、歪んだ正義があるといいます。


> <ka-ron>

> 人間の攻撃性を目の当たりにすることが少なくない。

> 新型コロナウイルス禍に現れたいわゆる「マスク警察」「自粛警察」やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で過激化する中傷。2016年に相模原市で起きた障害者施設殺傷事件では、元職員(死刑囚)が「意思疎通が取れない人は社会の迷惑」と語り、殺害の正当性を訴えた。

> 一見無関係なように見えるが、いずれの事件の当事者にも「自分は絶対に正しい」という思い込みからくる、歪(ゆが)んだ「正義」が見て取れる。人間の凶暴性はここから立ち上がり牙をむく。

> 私たちは誰もが攻撃性を内在させている。しかしそれをエスカレートさせるのは心理的なハードルが高い。道徳上の抵抗感もあるし、同じ人間としての共感もある。

> だがこのハードルを見えなくする特殊なメガネがあるとしたら?

> 米心理学会元会長の心理学者、アルバート・バンデューラらは1975年、人間が攻撃を過激化させる過程においては「非人間化」と呼ばれる認知の歪みが生じ、これが攻撃を正当化させ抵抗感を拭うと指摘した。

> もともと相手との間に人種や性別、年齢や立場に違いがあると共感が働きにくい。しかも誰かを攻撃したいという欲求を一時的にあるいは常時抱えている人は認知の歪みが極化しやすい。相手は自分(人間)より劣った愚鈍なモノなので、激しい言葉や暴力でしつけ、懲罰を与えなければこちらの意図(正義)は伝わらないと考える。

> 虐殺者は大抵この歪んだ認知というメガネをかけているか権力者にかけさせられている。虐待する親もかけていることが多い。

> バンデューラらがこの非人間化のメカニズムに気づいたのはベトナム戦争下で起きた米兵らによるソンミ村住民虐殺事件がきっかけだった。戦争に疲弊した米兵らは「正義」を御旗(みはた)に村民をモノと見なして虐殺し攻撃欲求を満たした。

> だがこの時子供たちを命がけで助けた一人の若者がいた。現場上空をヘリコプターで通りかかった米兵だ。彼は逃げ惑う子供の姿に米国に残した息子を見たという。

> 非人間化は心理的に距離がある人と人の間に巣くう。それを縮めるのは同じ人間としての他者への共感なのだ。人間性を否定され傷つけられた人の痛みを社会で広く共有し共感の絆を編む。報道の大事な役割だと肝に銘じたい。

>       ◇

> 「歪んだ正義『普通の人』がなぜ過激化するのか」を毎日新聞出版から出版いたします。8月3日から全国発売。(専門記者)


<参考=「火論:歪んだ正義と非人間化=大治朋子」(毎日新聞、7月28日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/10/03 (Sat) 16:56

副題=歪んだ正義:自粛警察、SNS中傷、いじめ、DV…日常の暴力に潜む歪んだ正義の正体を暴く(毎日新聞、10月3日)

 こんにちは。


 歪んだ正義感が蔓延してる由。


> 自粛警察、ネット上の中傷、ドメスティック・バイオレンス(DV)、テロリズム。一見無関係なように見えるそれぞれの暴力だが、いずれにも通底するメカニズムがあるとしたら?『歪(ゆが)んだ正義「普通の人」がなぜ過激化するのか』(毎日新聞出版)の著者が、私たちに潜む攻撃性とその対処法を考える。

> 新型コロナウイルス禍に現れたいわゆる「自粛警察」「マスク警察」が人間の攻撃性を改めて顕在化させている。いやそれ以前からもソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上では中傷が激化していた。性被害を実名で告発したジャーナリストの伊藤詩織さんへの攻撃は70万件にも達した。女子プロレスラーの木村花さんもSNS上で中傷を受け、今年5月に亡くなった。

> 『人を傷つける心――攻撃性の社会心理学』(サイエンス社)などの著書がある大渕憲一・東北大名誉教授が指摘する。「災害や犯罪などによって社会不安が高まると、それに伴い生じる不快感情が攻撃性に転化されやすくなります」

> 大渕名誉教授によると、もともと他者に敵対的、差別的な態度を持つ人は不安や恐怖が強まると「認知資源の不足などから抑制力が低下し、敵意や差別感情が噴き出しやすくなる」という。認知資源とは、合理的な判断をする心身のゆとりのようなものだ。

> 彼らが攻撃行動と引き換えに本能的に欲しているものは二つあるとされる。まず他人を上から目線で叱りつけることで自尊心を高めて落ち込んだ気分を浮揚させること。もう一つは攻撃が周囲に支持されるであろうという期待感から来る承認欲求だ。

> コロナ禍ではマスクや自粛をしない人は周囲の人々に「感染症拡大をもたらす加害行動をしている」と見なされやすい。従って彼らを攻撃するのは「社会正義」であり周囲にも支持されやすいと考えて自制がきかなくなるという。

> また、大渕名誉教授によると、その背景には「置き換え」という心理もある。

> 自分の不快感情の元凶(疫病や自然災害、虐待など)を攻撃できない場合に別の対象に向けることで、簡単に言えば八つ当たりだ。欲求不満から来る不快感を発散したいという思いを抱えている人は、ささいな刺激から本来関係のない対象を攻撃してしまう。

> こうした攻撃は、相手にわずかな「非」を見いだして一方的に「正義」を掲げることが多い。攻撃者は相手を「しつけている」ような気分になり、自尊心が高まるのでストレスや不安が一時的に解消され、その快楽から依存性を高めてしまう。

> 私が「普通の人」の攻撃性に関心を抱いたのは、これまでの取材経験からだった。エルサレム特派員などとして多数の紛争や暴力事件の当事者に取材してきた。

> 暴力を肯定する人々は実際に会うと拍子抜けするほど「普通の人」の顔をしている。だが自分の正当性を語り始めると「正義の顔」で歪(ゆが)み始める。

> このギャップはいったい何を意味するのか。

> 疑問に真正面から取り組むきっかけとなったのがエルサレム特派員を終えて休職し、現地イスラエルで留学した大学院の博士(心理学)から聞いた言葉だった。

> 「テロリストの頭の中を考えるには、まず普通の人々の頭の中を考える必要がある。そうすると、大半の人は状況さえ整えばテロリストにさえなりうるということが分かる」


> 「普通の人が悪魔になりうる」

> 彼は、人間は誰しも攻撃性を持ち、状況次第でエスカレートするしテロリストにさえなりうると断言した。その根拠として見せたのが一本の動画だった。

> 米スタンフォード大学のフィリップ・ジンバルドー名誉教授(心理学)が行った有名な「監獄実験」だ。1971年、ジンバルドー名誉教授は24人の中流階級の米国人学生を対象に半分を看守役、残る半分を囚人役にして環境が人間に及ぼす影響を調べた。囚人役は足をつなぎ番号で呼ぶ。看守役には笛、警棒、鍵を渡し「囚人に何をしてもよい」と絶対的支配権を与える。

> その結果、実験は想定よりかなり短い6日間で終了せざるをえなくなった。看守役が予想以上に残酷な行為を繰り返し始めたからだ。

> 囚人にろくに食事を与えず頭巾をかぶせて鎖でつなぎ、トイレを手で掃除させた。36時間後には囚人の一人が急性のうつ状態になった。ジンバルドー名誉教授は「ごく普通の人が状況次第で悪魔にもなりうることを証明した」と指摘した。

> この実験を再現したかのような事件は現実に起きている。2004年に発覚したイラクの首都・バグダッド郊外に米軍が設けたアブグレイブ刑務所におけるイスラム教徒への虐待事件だ。看守の米兵らは実験結果以上に残酷な虐待を行った。

> しかし、確かに人間には本能的な攻撃性があるが大半の人々は過激化しない。エスカレートする人には何があり、あるいはないのか。

> 私はまず過激化のプロセス(過程)を調べた。

> 大学院を拠点に研究者に取材をしたり多数の学術論文や書籍を読み込んだりした結果、それはいくつかのステップを踏みながら進んでいくことが分かった。

> 私は1年がかりでこの過程を五つのステップに集約し、過激化プロセスとして図式化した。ここではその一つ「非人間化」と呼ばれる視線について説明したい。他者を人間とは見なさなくなるような認知の変化だ。

> 「非人間化」はカナダ人の心理学者、アルバート・バンデューラ氏らが1975年に提唱した有名な概念だ。他者を、心を持たない愚鈍な人間以下のモノと見なし、彼らには対話などの通常の手段ではもはや足りず、野蛮な手法、つまり虐待などが必要だと考える。

> 人間はもともと他者との間に人種や性別、年齢や立場などに相違があると共感を抱きにくい。そして明確な根拠もなく「自分は相手より優れている」と優越感を抱いてしまう傾向がある。

> 先の監獄実験が証明したのもまさにこの点だった。実験上の「立場」が与えられただけで、看守役は囚人役を人間扱いしなくなった。

> 虐待やDV、テロリズムなどで攻撃者になった人々の中には裁判などで「当時、ストレスが高まっていた」と事件を振り返ることも少なくない。大学院の博士によれば「ストレスなどで心身に負荷がかかり自尊心が低下したり他者への攻撃欲求が強まったりしている人は他者に非人間化の視線を向けやすくなる」という。

> 博士はこの「非人間化の認知は『普通の人』が攻撃性を激化させる過程で必ず表れる現象だ」と断言した。

> 攻撃性をエスカレートさせないようにするにはどのような対処法があるのか。

> 行動科学で世界的権威の米イリノイ州ラッシュ大学医療センターのステバン・ホブフォル博士が書いた「リソース(資源)の保存」理論によれば、人間は心身のバランスを失いかけた時、自分を支えてくれそうな追加の資源を本能的につかもうとするという。

> 「おぼれる者はわらをもつかむ」というが、そうした状況で不適切なもの、例えば他者への攻撃で一時的な快楽を味わうようなクセができてしまうこともある。


> ストレス対処6種のアプローチ

> 私はさまざまなストレス対処法を調べて拙著にまとめた。その中の一つに、統計的に効果が証明されたというイスラエル・テル・ハイ大学の心理学教授、ムーリ・ラハド博士らが構築したストレス対処プログラム「BASICPh」がある。

> 教授らは11年の東日本大震災をはじめ世界各地の紛争・災害現場などに赴き、この手法を通じてレジリエンス(復元力)を引き出す方法を伝えている。レジリエンスとは心身のバランスを回復する力で、ラハド博士らは、人間にあらかじめある復元力を引き出す工夫が必要だとしている。

> 「BASICPh」とは信念(Belief)、感情(Affection)、社会性(Social)、想像力(Imagination)、認知的(Cognitive)、肉体的な(Physiological)の6語の頭文字をそれぞれ取った言葉だ。私たちはこの六つのアプローチの一部あるいはすべてを使い無意識的にストレスに対処していると考える。

> 自分に合った対処法を見つけるための18項目の質問(詳細は拙著に掲載)があり、それに答えると自分に合った対処法のイメージが浮かぶ仕組みだ。子供には、親がこの質問をもとに日ごろから彼らの対処法を見いだしておくことで、震災などで急に負荷がかかった時も、迅速に本人に合ったストレス対処法を促すことができるという。

> 私も試してみたがSの社会的つながりやPhを重視したストレス対処法を持っていることが分かった。確かに悩みがあるとすぐに家族や友人に話すし、散歩で気分転換を図る。知人に勧められて想像力(I)を使った絵画を試みたこともあるが、予想に反して没頭できた。誰かの趣味に付き合ってみると意外な発散法が見つかるかもしれない。

> 他者を攻撃するようなストレス対処法は誰も望んではいないだろう。私たちは、他者を傷つける行為は自分を傷つけることを知っているからだ。本書がそんな罠(わな)にはまらないための一助となればこれほど嬉(うれ)しいことはない。(毎日新聞記者・大治朋子)


> おおじ・ともこ

> 1989年、毎日新聞社入社。テルアビブ大学院など修了。2002、03年度の新聞協会賞を2年連続受賞。2010年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞

<参考=「歪んだ正義:自粛警察、SNS中傷、いじめ、DV…日常の暴力に潜む歪んだ正義の正体を暴く」(毎日新聞、10月3日)>
<消滅・21/01/03>