雑談<NO.375>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.376
3263 <健康・乳製品>牛乳をよく飲む人、飲まない人/がんのリスクに表れる違い<?> シバケン 23/09/18
3262 <京都市バス>「どうする手荷物」/混雑深刻「手ぶら観光」勧める/1日券廃止へ シバケン 23/09/18
3261 鉄欠乏性貧血には、食前食後の珈琲・紅茶・緑茶などを避けるべき(?) 磯津千由紀 23/09/17
3260 <がん>知って、得する<?>/「なりにくい人」「なりやすい人」/「歯周病・血液型」アップ/「アボカド・花粉症」ダウン シバケン 23/09/16
3259 <認知症>なりやすい人の特徴は<?>/当てはまったら何をすべきか<?> シバケン 23/09/13
3258 <日本では寝たきり人口が多い>健康寿命を延ばす食品ランキング シバケン 23/09/13
3257 令和5年の台風13号 磯津千由紀 23/09/07
3256 <電動車椅子>事故の恐ろしい実態 シバケン 23/09/05
雑談NO.374

NO.3256 <電動車椅子>事故の恐ろしい実態<起稿 シバケン>(23/09/05)


【シバケン】 2023/09/05 (Tue) 22:57

副題=“8割死亡か重傷”の衝撃 「電動車いす」事故の恐ろしい実態明らかに 解決策は“付き添い”ではない!(乗りものニュース)

我が町内会<約120世帯・出来て約45年の団地>では、現時点、1人だけが使用。
以前<10年程の昔>には、当家、近在でも、よく、見掛けたですが。最近では、余り、見ず。
見掛けたのは、町内会の、ではないです。

「電動車椅子」なるは、自転車、バイクは乗るが無理。車は運転出来ずの方が、或いは、車では、行けぬの場所での移動なり、自宅周辺を移動の、道具。
と、解釈してるです。

がしかし、段差があったり、障害物がある場合、通過出来ず。
とは言え、諸般、自力では、長時間歩けず、移動に、誰かの、介添えなく、するには、便利。

がしかし、「電動車椅子」を利用出来るの期間は、短いのではと。
理由、先の通り、移動手段であり、自身、それなりに、動けるの間のみ。電動故、充電せねばで、これらを、自力で出来るの間。

その短いの期間でも、自力で移動には、便利な道具であるに、間違いはなく。


<絵>
niteの調査で対象としている電動車いす(画像:nite)。
© 乗りものニュース 提供



>歩行者扱いの電動車いす 運転には注意が必要!
>免許返納後の移動手段として、電動車いすを使うアクティブシニアが増えるなか、死亡事故も急増。独立行政法人の製品評価技術基盤機構(nite)が警鐘を鳴らしています。

>2023年1月~7月までにniteに寄せられた電動車いすの事故は8件あります。2013年以降、年間で最も多く報告されたのは8件(2018、2020年)。2023年は残り5か月もありますが、すでに年間最多件数と同数です。

>8月31日の会見でniteの担当者は「外出がしやすくなり、さらに事故に合わないように気を付けてほしい」と、注意を呼びかけました。報告事故の内訳は次の通り。

・踏切3件(死亡2件、製品破損1件)

・転落2件(死亡2件)

・転倒3件(死亡2件、重傷1件)

>これは交通事故を除く、いわゆる利用者自身の事故ですが、内容は過酷です。

>踏切事故は、レールの溝に車いすの車輪がはまって動けなくなるケースのほか、踏切の端に寄り過ぎて脱輪し、バラスト(砕石)の上に転倒、段差で起き上がれず接近した列車に衝突する事案があります。2023年の製品破損の1件は、車いすを放棄して、自力で逃れることができたケースです。

>転落は、操作を誤って側溝や川などに転落するケースです。2020年の事故では、林道から川に転落し重傷を負ったケースがありました。

>転倒は、歩道と車道などの段差でバランスを崩すなどのきっかけで発生しています。今年の事例では80歳の高齢者が車いすごと転倒し病院に搬送されたものの、入院中に死亡した例がありました。

>電動車いすは安全な乗り物ですが、niteの報告事例は、いずれも軽視できない内容です。

>「死亡事故件数に重傷事故件数を加えると、件数全体の8割を占める」(nite担当者)


>よく通る道の安全を家族で確かめる
>普及している電動車いす、例えばスズキ「セニアカー」の重量は100kg程度あります。電動アシスト自転車は30kg前後ですから、はるかに重く、転倒や転落した電動車いすを復帰させるのは、一人ではほぼ不可能です。そのため操縦には、充分な練習が必要です。

>事故の重大さを考えると、外出には介護者が必要ではないかと思うかもしれませんが、電動車いすはそもそも、介護者に頼まないと外出できない不自由さを解消するために使っている利用者がたくさんいます。niteの担当者は、介護者が付き添うことより先に、予防対策があると話します。

>「必ず付き添うということは難しいので、介護者、家族へのお願いがあります。よく使う道路は決まってくるので、いっしょに回って操作の方法、う回路の検討などをお願いします。高齢者任せでなく、みなさんで考えてもらうと、事故を防ぐことができます」

>危険な場所を別の視点で確認して、安全な経路を選択することは通学路などの安全確保でも行われています。また、踏切事故では国土交通省鉄道局が、踏切からの逸脱防止用のガイドを付けることを鉄道事業者に求めるなど、徐々に対策も進んでいます。

>niteは、「ご通行中の方へのお願い」として、電動車いすの利用者の周囲にいる人にも呼び掛けます。

>「電動車いすで踏切を渡ろうとする人を見かけたら、できるだけ渡り切るまで見守っていただければと思います。車いすの方が歩行者や自転車をよけようとしてハンドル操作をしてしまうと、誤って線路の溝にはまったり、脱輪してしまう恐れがあります。できるだけ道を譲っていただくなど協力をお願いできればと思います」

>行動範囲を広げるために選んだせっかくの電動車いす。利用者の前準備と社会でサポートがあれば、誰にとっても過ごしやすい移動社会が実現できるのかもしれません。
中島みなみ(記者)

<参考=「“8割死亡か重傷”の衝撃 「電動車いす」事故の恐ろしい実態明らかに 解決策は“付き添い”ではない!」(乗りものニュース)>
(23/09/04)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/09/06 (Wed) 22:56

 シバケン様、こんばんは。


 私も、電動車椅子を使っています。
 自宅の近所用。

 重いので、自家用車には積めず。
 自家用車での外出時、駐車場から目的地まで百メートルを超えるときは、積んである軽量の手動車椅子を使ってます。

 車椅子を使ってると、高速で歩道を走ってくる自転車の方が、余程危険に感じます。


NO.3257 令和5年の台風13号<起稿 磯津千由紀>(23/09/07)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/09/07 (Thu) 00:16

副題=台風13号は9月9日ごろに本土直撃か、太平洋岸は今日7日ごろから荒天の見込み

 こんばんは。


 9月6日(火)晩に発生した台風13号は、本土直撃の可能性が大です。
 画像は、7日(水)21時の時点の台風13号の経路図(気象庁)。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/09/07 (Thu) 20:51

副題=台風13号は9月8日ごろに愛知・静岡・神奈川辺りに上陸の見込み

 こんばんは。


 今日未明の投稿、日付が間違ってました(曜日は合ってた)。
 画像は、7日(木)18時の時点の台風13号の経路図(気象庁)。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@PC-DA370CAB(無理矢理Win11)】 2023/09/08 (Fri) 10:48

副題=台風13号は今日9月8日の午後にも静岡県に上陸の可能性が大

 こんにちは。


 画像は、9月8日(金)9時の時点の台風13号の経路図(気象庁)。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/09/08 (Fri) 21:22

副題=台風13号、行き足が衰え、明日9月9日以降に上陸かも;上陸前の明日未明に熱低に

 こんばんは。


 関東に大雨をもたらした台風13号、熱低で静岡県に上陸の可能性が大きいです。
 画像は、8日(金)18時の時点の台風13号経路図(気象庁)。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/09/08 (Fri) 21:57

 こんばんは。


 今日、我が家、僅かに水が入りました。
 明日以降も危ないです。

 台風13号と鶴瓶を除くレスは、しばしお待ち願います。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/09/08 (Fri) 22:50

 こんばんは。


 21時に熱低になりましたが、脅威は去っていません。


【シバケン】 2023/09/09 (Sat) 08:14

<寄稿磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW 2023/09/08 (Fri) 21:57>

「我が家、僅かに水が入りました。」

とは、「僅か」の表現ですので、実害ない程度の、床下浸水の意味ですか<?>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/09/10 (Sun) 23:09

 こんばんは。


 脅威は去ったようです。



 シバケン様、こんばんは。


 ハイ、床下のごく一部に浸水しました。


NO.3258 <日本では寝たきり人口が多い>健康寿命を延ばす食品ランキング<起稿 シバケン>(23/09/13)


【シバケン】 2023/09/13 (Wed) 14:07

あくまでもの、一つの研究結果です。

<表>
出典/2021年に発表された米ミシガン大学の研究より



>自分で歩くことが難しい状態にある「要介護2」以上の人は、認定者の約5割を占めているという。最期まで食事やトイレなど日常生活を自分の力で過ごすために必要なことを、長野県の健康寿命を1位に導いた鎌田實医師を始め、多くの専門家達にアドバイスをいただいたのでご紹介する。


>教えてくれた人
>竹内孝仁さん/日本自立支援介護・パワーリハ学会理事、星旦二/東京都立大学名誉教授、佐々木欧さん/秋葉原駅クリニック・医師、鎌田實さん/諏訪中央病院名誉・院長、大西睦子さん/内科医


>約5割の人が寝たきりに近い状態
>約680万人――これは介護保険制度のもと、要支援・要介護の認定を受けた人数だ。人生100年時代といわれて久しく、年を重ねてなお精力的に活動するシニアの姿が目立つ一方、晩年を病院や自宅のベッドで寝たきりで過ごす人も決して少数派ではない。

>日本自立支援介護・パワーリハ学会理事で、長年介護を研究してきた竹内孝仁さんが言う。

>「“寝たきり”という言葉に医学的な定義はないものの、食事、トイレ、入浴など日常生活の多くの面で介助が必要な『要介護2』以上は自分で動くことが難しい状態にあります。寝たきり、またはそれに近いといえるでしょう」

>竹内さんによれば、要介護認定を受けている人のうち、「要介護2」以上の人は約5割を占めるという。

>実際、日本は世界有数の長寿国だが、「平均寿命」と元気で自立して暮らせる「健康寿命」の差は、男性が8.79年、女性は12.19年もある。

>つまり、最後の約10年間は日常生活に何らかの制限を抱えて生きざるを得ないのが現状なのだ。


>寝たきり人口が多い日本
>寝たきりになるきっかけについて、東京都立大学名誉教授の星旦二(たんじ)さんはこう指摘する。

>「脳梗塞や脳出血などの脳血管障害や、転倒・骨折が主な要因です。また、特に高齢者の場合は、そうした病気やけがが根治したとしても、長い入院によって筋力が弱ったり認知機能が落ちたりした結果、寝たきりになる側面も無視できません。都道府県別に見ると、人口あたりの病院病床数が多いほど、要介護認定を受けている人数は増加します」

>特に日本は、世界と比較しても寝たきり人口が多いといわれる。

>「寝たきりは、平均寿命が日本と大差のない欧米諸国にはあまり見られない現象です。原因として考えられるのは、日本特有の入院期間の長さと、サポート不足でしょう。

>寝たきりを防ぐには、入院したら一日も早くリハビリをして退院し、日常生活に戻ることです。しかし日本は、OECD加盟国平均より、平均入院日数が長いにもかかわらず、患者1人あたりの看護師やスタッフが少ない。介護やリハビリの支援を充分に受けられないのです」(秋葉原駅クリニック医師の佐々木欧さん)

>つまり手をこまねいたまま漫然と年を重ねれば、寝たきりリスクは回避できず要介護への道まっしぐらということ。最期まで自分らしく生きるためには、そのリスクを少しでも下げる方法について知っておくべきなのだ。


>長野県を健康寿命を1位に導いた医師が話す「大切なのは食生活の改善」
>多くの専門家たちが寝たきりリスクと直結すると声を揃えたのは食生活だった。

>諏訪中央病院名誉院長で、長野県の健康寿命を1位に導いた鎌田實さんが振り返る。

>「私が長野に赴任した1980年代後半、長野県民は不健康で、脳卒中の罹患率は国内トップクラス。当然、寝たきりの高齢者も多かった。医師として地元の患者に対峙しているうちに、その大きな理由は食生活にあることに気がつき、改善指導を行ったのです」

>鎌田さんによれば当時の長野県民の食生活は、名産である野沢菜漬けでご飯を何杯も食べるような形がスタンダードだった。


>「塩分過多のうえ、野菜不足に陥っている人が多くいました。これでは血管病になるのも当然です。野菜は抗酸化作用が強く、慢性炎症による動脈硬化を防いでくれる。診療や講演会を通して野菜たっぷりの具だくさんみそ汁や砂糖を使わない野菜ジュースなどのレシピを伝授することで、少しずつ摂取量が増えていきました。

>厚生労働省は毎日350gの野菜摂取を推奨していますが、都道府県別で見ると、いまだに多くの自治体で摂取量が50g足りません。50gはミニトマトならだいたい5つ分。いまの食事に少しプラスするだけで摂取目安を達成できます」(鎌田さん)


>アメリカの研究で明らかになった野菜とビタミンDの力
>野菜が健康寿命を延ばすことはアメリカの研究でも明らかになっている。ボストン在住の内科医、大西睦子さんが解説する。

>「2021年にミシガン大学の研究者らが『ネイチャーフード』に発表した論文では、世界の研究者7000人の協力を得て開発されたデータベースから、食べ物による健康寿命の変化が分単位で算出されています。

>例えば、アボカドは2.8分、トマト・きゅうり・レタスは3.8分、にんじんは3.6分、もやしも2.2分寿命を延ばすという結果が出ています」

>ほかにもバナナやりんご、豆類やオートミールも寿命を延ばす食べ物として紹介されている。それらとともに摂取を意識したいのは、魚やきのこ類に含まれるビタミンD。国立長寿医療研究センターの調査によれば、摂取量が少ない人ほど加齢に伴う筋力の低下であり、寝たきりの原因になる「サルコペニア」になりやすいという。

>「ビタミンDにはカルシウムの吸収率を高める効能があるため、骨折リスクを上げる骨粗しょう症予防のためになくてはならない栄養素です。

>また、骨の支柱であるコラーゲン線維は、たんぱく質でできています。特に高齢者はたんぱく質が不足しがちなので、卵や豆腐、サラダチキン、かつおぶしなどを使った料理を一品添えることをおすすめします」(佐々木さん)


>揚げ物を食べるならいい油でお昼ご飯に
>積極的に摂るべき食品がある一方、寝たきりリスクを上げる食品もある。

>「脂質が多い食事は高脂血症や高コレステロール血症を招き、血管の老化から脳血管障害のリスクを高めます。例えば筋力維持のためにたんぱく質を摂ろうとして、鶏のから揚げを食べる人もいますが、揚げ物はなるべく控えた方がいい。どうしても食べたければ質のいい油を使ったものを、ランチで食べるよう意識してほしい。夜遅くに脂質を摂ると内臓脂肪になりやすいことが明らかになっています」(鎌田さん)


>大西さんも声を揃える。
>「前述のミシガン大学の調査によれば、脂質が多い加工食品の代表格であるホットドッグは36分、チーズバーガーも6.2分健康寿命を縮めるとされています」


>■寿命を延ばす食品

食品名 健康寿命の増加(分)
・バナナ…+13.49
・りんご…+13.46
・豆類(調理済み)…+10.42
・オートミール(調理済み)…8.03
・トマト…+3.8
・きゅうり…+3.8
・レタス…+3.8
・にんじん…+3.6
・アボカド…+2.8
・もやし…+2.2

>■寿命を縮める食品

健康寿命の減少(分) 食品名
・ホットドッグ…-36.11
・ハム…-28.52
・ソーセージ(豚肉)…-22.15
・コーラ…-12.48
・ミートローフ(牛肉)…-8.58
・ピザ(肉と野菜入り)…-7.81
・ハンバーグ(牛肉)…-7.79
・ビーフステーキ(赤身肉)…-7.00
・ベーコン(豚肉)…-6.44
・チーズバーガー…-6.26

>出典/2021年に発表された米ミシガン大学の研究より


<参考=「「日本で寝たきり人口が多い」理由とは?米国の研究でわかった健康寿命を延ばす食品ランキング」(介護ポストセブン)>
(23/08/25)


NO.3259 <認知症>なりやすい人の特徴は<?>/当てはまったら何をすべきか<?><起稿 シバケン>(23/09/13)


【シバケン】 2023/09/13 (Wed) 23:42

日本人の平均寿命、長く。その分、認知症患者多く。

認知予備力は
①「運動」
②「趣味を楽しむ」
③「生活習慣病(高血圧・糖尿病)の予防」
④「人との良質な関わり」

>【名医が答える病気と体の悩み】

>日本が世界一の認知症大国であるのはご存じでしょうか。OECD(経済協力開発機構)が主要38カ国を対象に行った調査によると、認知症有病率の平均が1.57%なのに対して日本は2.67%で最も高いと報告されています。

>日本の平均寿命は84.3歳と世界一の長寿国でもあります。高齢化に伴い認知症患者数が増加するのは当然ですが、増加の背景には日本人特有の性格も関係していると考えられます。

>認知症の大半を占めるアルツハイマー型認知症は、アミロイドβと呼ばれる神経細胞の老廃物が脳内に蓄積して発症し、この神経細胞は「脳過労」と呼ばれる脳の疲れにより死滅していきます。脳過労の最大の原因は対人関係とされ、日本人に多い真面目できちょうめん、人の気持ちをくみ取って気を使いやすい性格は、人から嫌われないよう常に脳をフル回転させているため、脳過労を起こしやすいのです。
とりわけ認知症の患者さんに多いのが、教師や公務員として長年従事されていた方です。社会の模範となるべき職業として、モラルが守られているか、規律が乱れていないかなど常に保護者や市民の目にさらされています。近年はデジタル社会の発展に伴ってSNSが発達し、言動や態度が問題視されればすぐネット上で拡散されかねない。常に周囲からどう思われるか敏感になると脳は疲れ、脳疲労はたまっていくのです。

>認知症の原因となるアミロイドβは、誰しも加齢に伴い蓄積され、自力で減少させるのは難しい。ですが「認知予備力」を高めれば、残存している神経細胞が新しく枝を伸ばし、新たな経路をつなぎ直して脳を活発化させ、認知機能の低下を防げると分かっています。実際、認知症の専門家からなるランセット委員会の調査でも、生活習慣の改善で認知症の発症を40%予防できると報告されています。

>認知予備力は①「運動」②「趣味を楽しむ」③「生活習慣病(高血圧・糖尿病)の予防」④「人との良質な関わり」の4つから成ります。

>1人で行うクロスワードパズルは3分の2認知症を予防できるのに対し、複数人でコミュニケーションを取りながら行うチェスや麻雀は4分の3、1人での散歩は10分の3なのに対し、相手の足を踏まないよう意識しながら行う社交ダンスは4分の3認知症の発症を予防できるといわれています。

>また、認知症を発症しにくい職業に、裁量度が高い医師や中小企業の社長が挙げられます。仕事柄、人脈が広く、引退後もゴルフに行ったり人付き合いが減らず自然に認知予備力を高めて認知症を予防しているのです。

>認知予備力を高めるためにも、退職して自宅で過ごす時間が増えた人は、まずは1日30分、週3回のウオーキングから始めるといいでしょう。

▽奥村歩(おくむら・あゆみ) 1988年岐阜大学医学部卒業、98年、ノースカロライナ神経科学研究所に留学、2000年岐阜大学付属病院脳神経外科病棟医長併任講師を務めたのち、08年おくむらメモリークリニック開業。著書に「ボケない技術(テク)」など多数。

<参考=「認知症になりやすい人の特徴は? 当てはまったら何をすべきか【名医が答える病気と体の悩み】」(日刊ゲンダイ・ヘルスケア)>
(23/09/04)


NO.3260 <がん>知って、得する<?>/「なりにくい人」「なりやすい人」/「歯周病・血液型」アップ/「アボカド・花粉症」ダウン<起稿 シバケン>(23/09/16)


【シバケン】 2023/09/16 (Sat) 23:14

>日本で患者数が増え続けている身近で怖い病気、がん。

>実はがんには、なりにくい人となりやすい人がいること、そしてそこには意外なものが関わっていることが、近年の研究でわかってきた。

>日本人の死因1位がんの意外なリスク
「喫煙や飲酒、運動などの生活習慣や遺伝が、がんに関係があることを知っている人は多いと思います。しかし、それ以外にも思いもよらないものが、がんに影響しているのです」

>と教えてくれたのは、がん専門医の佐藤典宏先生。

>血液型や病気などに潜む予想外のリスクを知って、がんを遠ざけたい。

>口の健康や血液型ががんのリスクに
>社会の高齢化により、年々患者数が増えている大腸がん。その発症に歯周病菌が大きく関わっているというのだ。

>「2012年に、大腸がんの人の口内や便、がん組織の中から、歯周病の原因菌として知られるフソバクテリウム・ヌクレアタムという菌が見つかったのです。この菌が口の中から大腸に移動し、大腸がんの発症に影響している可能性があると考えられます」(佐藤先生、以下同)

>歯周病がある人は、大腸がんのリスクが50%上がることも、アメリカのメリーランド州、ミネソタ州、ミシシッピ州、ノースカロライナ州で7466人を対象に行われた研究で明らかになっている。

<絵1>
大腸がんのリスク50%増「歯周病」



>しかも、この菌が大腸がんの組織中に多量にあると抗がん剤の効果が下がったり、再発しやすくなったりするほか、生存期間も短くなるなど、大腸がんの患者にさまざまな悪影響が。

>口の中の病気と腸のがん。場所が離れているので関係ないように思えるが……。

>「歯周病は口腔(こうくう)内で慢性的な炎症が起きている状態。慢性炎症とは、常時くすぶっている“小さな火事”のようなもの。弱いくすぶりでもじわじわと長引くと全身の臓器や血管がダメージを受け続け、場所が遠くとも、がんリスクを高める要因になるのです」

>日本人女性のがん死亡数1位の大腸がんを防ぐためにも、歯のフロスや定期的な歯科検診で歯周病に気をつけたい。


>続いては“光とがん”の意外な関係。

>「光ががんに悪影響を与えることが指摘されています。都市部など、夜間の照明が強い地域に住んでいる女性は、乳がんのリスクが14%上がるということがハーバード大学の研究でわかりました」

>家庭や会社、コンビニ、街灯、スポーツ場のライトなどふだんの生活で目に入る光すべてが原因になる。

<絵2>
乳がんのリスク14%増「夜の光」



>「光は前立腺がんや大腸がんにも影響し、明るい部屋で寝る人の前立腺がんリスクは、真っ暗な部屋で寝る人の2.8倍にもなります」

>もともと人間は太陽の光で起き、暗くなったら寝るという生活をしていた生き物。しかし、現代は夜も光がある状態。人間の体内時計に悪影響を及ぼし、自律神経やホルモンバランスを乱すことが、がんを誘発すると考えられている。

>「夜は部屋の電気をできるだけ落とし、カーテンを閉めて外からの光を遮りましょう。パソコンやスマホの電源を落とし、ブルーライトを避けることも大切です」

>3つ目のリスクは血液型。がんに関係が?と思われるかもしれないが、特に膵臓(すいぞう)がんと関係がある。

>「膵臓がんは初期発見が難しいため、多くの危険因子の研究が行われてきました。その中で、家族歴、糖尿病、慢性膵炎、肥満、喫煙などのほかに、血液型も発症リスクに関連していることがわかったのです」

>海外の研究で、B型の人はO型の人に比べて膵臓がん発症リスクが1.7倍、AB型の人は1.5倍、A型の人は1.3倍という結果が出たのだ。

>また、日本では一般人口に比べて膵臓がんを発症する人はA型の人が多いという結果に。また、A型やAB型は手術後の生存期間が短いというデータもある。

<絵3>
膵臓がんのリスク1.3倍(A型)、1.5倍(AB型)「A型・AB型」



>「原因はわかっていませんが、A型やAB型の人の膵臓がんは悪性度が高く、転移しやすい可能性があると考えられています」

>そう聞くと不安になるが、過剰な心配は不要。

>「A型とAB型の人全員が心配する必要はありませんが、肥満や糖尿病などほかの危険因子があり気になる人は、人間ドックなどで腹部超音波検査を受けるようにするといいと思います」


>がんリスクが減る予想外の生活習慣
>がんのリスクを下げる意外な要因もある。生活習慣はがんにさまざまな影響を与えるが、なかでも注目したいのは夕食の時間。

>「夕食から就寝までの時間が長いほど、乳がんや前立腺がん、大腸がんのリスクを下げることがわかりました」

>海外では夕食の時間とがんのリスクに関するさまざまな研究が行われているが、いずれも、夕食や夜食を遅い時間にとったり、食後すぐに寝たりすることで、がんリスクが高まるという結果に。

>「夕食後、すぐに寝た場合と、2時間以上たってから寝た場合を比べると、乳がんは16%、前立腺がんは26%もリスクが低下します」

>また、夜間の絶食時間と乳がんの再発率を調べた調査では、絶食時間が13時間以上の女性と、13時間未満の女性を比較したところ、後者のほうが再発率が36%、死亡率が21%も高いという明確な違いがあることがわかった。

<絵4>
乳がんのリスク16%減「早めの夕食」



>絶食時間が短いと、夜間の血糖値が高い状態が続いてしまい、がんの発症や進行に影響を及ぼすと考えられる。

>夜遅い時間の飲食を避けることは、肥満や糖尿病予防だけでなく、がんにも有効なのだ。

>次に紹介するのは、がんリスクを下げる、ある食材。がんに関係があるとされる食材はさまざまあるが、最新の大規模な観察研究で、がんのリスクを下げる効果が明らかになったのがアボカドだ。

>「アメリカで行われた研究で、週に半個以上のアボカドを食べ続けている男性は、まったくアボカドを食べないグループに比べて、がん全体の罹患(りかん)リスクが15%低くなったという結果が出たのです」

>なかでも大腸がん、肺がん、膀胱(ぼうこう)がんは特に顕著で、食べない人に比べておよそ30%もリスクを下げる。

<絵5>
大腸がん・肺がんのリスク30%減「アボカド」



>女性の場合は逆に乳がんのリスクが高くなったという結果や、関連は見られなかったという報告も。森のバターと呼ばれる栄養豊富なアボカド。少なくとも男性にとってはうれしい研究結果だ。

>最後は、春先や秋口になるとくしゃみや鼻水に悩まされる人が急増する花粉症とがんの関係。花粉症の人ほど、がんの死亡リスクが下がるという報告があったのだ。

>「東京大学の研究で、花粉症を発症している人は、がんによる死亡率が50%下がるという結果が出ています。原因はまだ十分にはわかっていませんが、体内の免疫監視機構が関係しているのではと考えられています」

<絵6>
がんによる死亡率50%減「花粉症」


>免疫監視機構とは、身体の中で遺伝子に変異が起きた細胞を免疫細胞が監視し、排除する仕組み。花粉症の人は、この仕組みが強化されていると考えられている。がんも細胞の変異が関係しているので、その点が死亡率の低下に影響しているのかもしれない。

>多くの人を悩ませるつらい花粉症だが、こんなありがたい一面もあったのだ。

>まだまだ未知な領域が多いがん。口の健康を守る、夜間は照明を落とす……など、避けられるリスクは、少しでも遠ざけておきたい。

>教えてくれたのは……外科医・がん専門医 佐藤典宏先生●産業医科大学第1外科講師。膵臓がんを中心に1000例以上の外科手術経験を持つ。がん患者に役立つ情報を提供するYouTube「がん情報チャンネル」のフォロワー数は現在約11.5万人。
(取材・文/後藤るつ子)

<参考=「がんに「なりにくい人」「なりやすい人」が最新研究で判明!「歯周病・血液型」でリスクがアップ、「アボカド・花粉症」でリスクがダウン」(週刊女性)>
(23/09/03)
週刊女性2023年9月12日号


NO.3261 鉄欠乏性貧血には、食前食後の珈琲・紅茶・緑茶などを避けるべき(?)<起稿 磯津千由紀>(23/09/17)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/09/17 (Sun) 16:59

 こんにちは。


 今朝7時過ぎのNHK第一放送で言ってました。
 タンニンが鉄分の吸収を妨げるそうです。
 詳しいことは、聴きそびれました。

 私は血液検査をする度に、軽い貧血だと言われてます。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/09/18 (Mon) 19:44

 こんばんは。


 貧血と言えば、私は若いころは低血圧で脳貧血頻発でした(上が100を切ってた)が、今は高血圧で降圧剤を服用してます。
 6月に大枚1万円を投じて血圧計を買い毎朝毎晩測ってますが、今でも高く(上が140~180)、次の受診で医師に相談の予定です。
 去年、脳梗塞で倒れ、以来、血液凝固防止剤クロピドグレルを服用し続けてますので、もし脳出血が起きると、出血が止まらずに死に至る可能性が大です。
 従って、高血圧は深刻な問題なのです。


NO.3262 <京都市バス>「どうする手荷物」/混雑深刻「手ぶら観光」勧める/1日券廃止へ<起稿 シバケン>(23/09/18)


【シバケン】 2023/09/18 (Mon) 07:59

要は、手荷物<キャリング・ケース等>持参で、市バスに乗られたら、乗客座れませんし、入れませんし、邪魔やしねえ。

本来なら、コイン・ロッカーに預けて、移動すればと、成るですが。戻らず、そのままに、宿泊地に移動なら、預けるは出来ません。

シャトル・バスなら、その手、手荷物は、別途、収納して呉れるですが。市バスでして。


オッとの、大体が、観光客が、移動の際、市バスに乗る怪<?>
宿泊地までは、タクシーやろな。道わからんし。当世では、観光客も、様子替わって来た<?>
とするのか、スマホなりで、検索したなら、わかるのやろなあと。

それこその、外国の観光地の場合、どしてるかを、調査なり、したら<?>


イヤ、矢張り、手荷物あるの場合、アタッシュ・ケース程度のが、限度で、それ以上のは、ドカンと、料金取れば宜しいです。
その見分けが難しい<?>、一発、わかるです。それこその、スマホに、その手、条件、料金表示させればと。


<絵1>
市バスの窓に貼っている広報紙



<絵2>
バス1日券廃止を伝えるイラスト



<絵3>
コロナ禍による経営状況悪化を伝えるものも



>どうする手荷物――。秋の観光シーズンの本格化を前に、京都市交通局が市バスの混雑対策に注力している。大型荷物を持ち込まない手ぶらでの観光をアピールしようとマスコットキャラクターも駆使し、矢継ぎ早に対策を打ち出している。(岡田優香)


>「世は混雑。市バスのお客様数が回復の兆しを見せる一方、再び混雑が問題に」

>市交通局のホームページでは、マスコットキャラクター「太秦萌」がスーツケースを横に、よろい姿で立ち尽くすイラストが目に入ってくる。NHK大河ドラマ「どうする家康」を意識した字体をクリックすると、バス内の大型荷物持ち込みで市民の降車や車いす・ベビーカーの利用に深刻な影響を与えていることを伝える文書が登場。荷物を預けて楽しむ「手ぶら観光」を勧める。

>目を引くイラストでマナーを高めようと、市職員が考えたもので、広報紙も作り、市バス約800台に貼って啓発。担当者は「大型荷物の持ち込み制限や有料化も検討したが、確認のために時間がかかり、人員配置の経費増加も見込まれる。工夫を重ねて呼びかけていきたい」とする。

>市交通局は、キャラなどを生かして経営状況や事業概要を分かりやすく伝える「見える化」を進めてきたが、今回もX(旧ツイッター)の投稿に4万以上の表示回数がついた。

>コロナ禍前のように、観光客が集中し、生活に支障が出る状態を防ぐため、対策は適宜打ち出す方針だ。

>すでに観光客らの利用が9割を占める市バス1日券の販売を今月末で停止する方針を発表。ホームページではイラストを使い、今後の対策についても説明している。

>今秋は市バスから地下鉄に無料で乗り継げるサービスを、東山方面や金閣寺方面に加え、銀閣寺や平安神宮方面から京都駅に向かう利用者にも拡充。

>観光客向けに鉄道の駅と観光地を結ぶ臨時バス「楽洛ライン」も増便する。

>市交通局の清水博之・企画総務課長は「市民、事業関係者、観光客が快適に過ごせるよう、繰り返しマナー向上や市の取り組みを伝えていきたい」としている。

<参考=「京都市バス「どうする手荷物」、混雑深刻で「手ぶら観光」勧める…1日券も廃止へ」(読売新聞)>
(23/09/17)


NO.3263 <健康・乳製品>牛乳をよく飲む人、飲まない人/がんのリスクに表れる違い<?><起稿 シバケン>(23/09/18)


【シバケン】 2023/09/18 (Mon) 22:44

ヨーグルトやチーズの摂取が多い人=糖尿病のリスクが低い

乳製品の摂取=脳卒中をはじめとする循環器系の疾患や総死亡率については、リスクが低い

男性で乳製品全般(牛乳・チーズ・低脂肪牛乳)をとっている人=前立腺がんのリスクが高い

男性の場合、全く飲まない人よりも月に1~2回牛乳を飲む人=がんの死亡率低い

女性に関しては、週に3~4回牛乳を飲む人=がんの死亡率低い

「際立った負の影響も考えられないことから、選ぶのであれば、私は特にヨーグルトをお勧めしたいと思っています。ヨーグルトやチーズは、発酵のおかげで牛乳には含まれる乳糖が、少なくなっているので、アジア人に多い乳糖不耐症の影響も少ないと思います(牛乳を飲んでお腹をくだすようなことになりにくい)。」


>身体に良いイメージがある牛乳・乳製品ですが、実は「摂取することでリスクが高くなる疾患と低くなる疾患がある」と、『健康になる技術 大全』の著者・林英恵さんは言います。

>それでは、健康でいるためにどのくらいの量を食べるのが適切なのでしょうか?

>本稿では、ハーバード公衆衛生大学院の教授陣から「日本人のために書かれた最高の書」「世界で活躍するスペシャリストが書いた唯一無二の本」と激賞されている、最先端のエビデンスをもとに「健康に長生きする方法」を明かした本書から一部を抜粋・編集して、牛乳・乳製品の摂取と健康の関係についてご紹介します 。

>監修:イチローカワチ(ハーバード公衆衛生大学院教授 元学部長)
*書籍『健康になる技術 大全』の「食事の章」はケンブリッジ大学疫学ユニット上級研究員 今村文昭博士による監修


>牛乳・乳製品と病気の関係
>牛乳と乳製品に特徴的なのは、病気の予防の観点で見ると、摂取している人ほどリスクが高くなる疾患、低くなる疾患が出てくることです。

>脳卒中をはじめとする循環器系の疾患や総死亡率については、乳製品をとっている人ほどリスクが低いという報告もあります。日本では、40~59歳の男女を対象とした研究で、乳製品の摂取と脳卒中の発生率の減少と関連が見られました(*1)。

>しかし、総合的に見て予防の効果が期待できるほどでもありません(*2-4)。糖尿病に関しては、乳製品、特にヨーグルトやチーズの摂取が多い人ほど、糖尿病のリスクが低いという関連が報告されています(*5)。日本人女性を対象にした研究でも、概ね似たような関係が見られています(*6)。


>牛乳・乳製品とがんのリスク
>一方で、牛乳・乳製品に関してネガティブな報告もあるのが悩ましいところです。例えば、欧米や日本を含むアジアの研究をまとめた論文によると、男性で乳製品全般(牛乳・チーズ・低脂肪牛乳)をとっている人ほど、前立腺がんのリスクが高い傾向が見られます。がんの研究に関してエビデンスをまとめているWCRF(World Cancer Research Fund)の報告書でも、同様です(*7)。

>女性に関しては、牛乳・乳製品と卵巣がんのリスクについて、良くない可能性が指摘されています(*8,9)。しかし、エビデンスとしては強くなく、先ほどのWCRFの報告書によれば、まだ結論づけることができないレベルのようです(*7)。

>欧米では、がんについて芳しくない結果が確認されているのですが(*9-12)、日本の研究では、逆の結果が出ています(*13)。この研究によると、男性の場合、全く飲まない人よりも月に1~2回牛乳を飲む人の方が、がんの死亡率が低いようです。また、女性に関しては、週に3~4回牛乳を飲む人において、同様の結果が得られました。

>欧米と日本で相反する結果が出ていることに対して、欧米の場合、牛乳や乳製品の摂取量がとても高く、それらに含まれる脂質の負の影響や関連する食のパターンが現れやすいのではと考えられています(*13)。欧米人と比べて、日本人の乳製品の1人あたりの摂取量は、平均でアメリカ人の約3分の1と、低いです(*14)。そのため、日本人の場合は負の影響も受けない程度の摂取におさまっており、研究結果の違いが出るのではないかと思います(*13,15)。


>牛乳・乳製品はどのくらい食べればいい?
>大人に関しては、脳卒中や糖尿病など、牛乳や乳製品がプラスに働く可能性のあるものと、特定のがんなどマイナスに働く可能性があるものがあるため、どのくらいとるのが良いか、自分のリスクに応じて検討するのが理想です。

>そういった計算は煩雑なのでここでは避けますが、食事バランスガイドで推奨される食事の通り(*16)、1日2回ほど、牛乳、チーズ、ヨーグルトのいずれかを摂取するというのが無難だと思います。

>際立った負の影響も考えられないことから、選ぶのであれば、私は特にヨーグルトをお勧めしたいと思っています。ヨーグルトやチーズは、発酵のおかげで牛乳には含まれる乳糖が、少なくなっているので、アジア人に多い乳糖不耐症の影響も少ないと思います(牛乳を飲んでお腹をくだすようなことになりにくい)。

>子どもに関しては、乳製品は貴重なたんぱく源です(*17)。ここでも大切なのは、様々な種類の乳製品から摂取することを心がけて、他のどんな食品と合わせるか気にするのが良いと思っています。

>(本稿は、林英恵著『健康になる技術 大全』より一部を抜粋・編集したものです)

<本1>
【本書のご紹介】
■「食事」「運動」「習慣」「ストレス」「睡眠」「感情」「認知」
長生きするための健康習慣の身につけ方が、これ1冊ですべてわかる!



>健康に関する悩みのほとんどが、
①自分が行っている健康法そのものに対する迷いと、
②健康法は知っているがどうしたら実践できるのかわからない
という悩みです。それもそのはず。世の中にはありとあらゆる健康情報があふれています。

>食事、運動、睡眠、ストレス予防、お酒やタバコとのつきあい方など、世の中に「健康になる」と言われるものはたくさんあります。健康になるには、その中から「真」の健康法を見極める技術が必要です。ただ、正しいとされる健康法を知っているだけでは健康にはなれません。もっとも大切なこと、それは、正しい健康法を実行し、続ける技術です。どうしたら健康に悪い習慣をやめ、よい習慣を身につけることができるのか、科学的な根拠(エビデンス)に基づいて解説したのがこの本です。

>今まで、健康のために何かをやめたい・始めたいと思ってもできなかった人、健康のために何からどのように始めたら良いのかわからない人、家族や友人などの身近な人が良い健康習慣を身につけるための後押しをしたい人など、健康で元気に日々を過ごしたい、すべての人に送る一冊です。

<本2>
ここまでデータに基づいて書かれた健康習慣本は他にない



<参考=「「牛乳をよく飲む人、飲まない人」。がんのリスクに表れる違いとは? 林 英恵」(DIAMOND)>
(23/09/16)