みんながパソコン大王
雑談<NO.68>

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表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.69
978 【記者の眼】iPhone 6 Plusに乗り換えるも、まさかの落とし穴にハマる(ITPro) 磯津千由紀 14/11/06
977 モスバーガー 高齢店員「モスジーバー」積極採用して好影響(livedoorNEWS,週刊ポスト) 磯津千由紀 14/11/05
976 政治家はなぜこうもカネにつまずくのか(毎日新聞) 磯津千由紀 14/11/05
975 【コラム】若い女性なぜイライラ(毎日新聞) 磯津千由紀 14/11/05
974 フェイスブック、実名登録方針に変更も[WSJ日本版]=10月2日(毎日新聞) 磯津千由紀 14/11/03
973 安倍首相:枝野氏への批判 Facebookに掲載(毎日新聞) 磯津千由紀 14/11/03
972 IPCC報告書:温暖化、30年で許容上限 迅速対応迫る(毎日新聞) 磯津千由紀 14/11/03
971 マッサン:好調の理由は? 堤真一の存在感やキャスティングの妙(毎日新聞) 磯津千由紀 14/11/03
970 海外「日本の新幹線の快適さをご覧ください」1枚の写真が海外で話題に(CuRAZY) 磯津千由紀 14/11/03
雑談NO.67

NO.970 海外「日本の新幹線の快適さをご覧ください」1枚の写真が海外で話題に(CuRAZY)<起稿 磯津千由紀>(14/11/03)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/11/03 (Mon) 06:05

 おはようございます。


 初期の新幹線は良く揺れましたけどね。特にトイレで困りました。


> 機械の故障の少なさ、最先端の機能を備えた様々な機械など世界中で厚い信頼を寄せている日本の技術力。

> 今回はこうした海外から見た「技術大国日本」の新たな話題です。

> 海外掲示板redditにて、日本の新幹線の快適さを表した一枚の画像が話題を呼んでいます。

> その画像がこちら

> 500円玉が立ってしまうほど揺れない快適さ、ということなのでしょう。

> 【これに対して様々な反応が寄せられています。】

> 嘘みたいだけど日本だったらありえるだろうね。

> スゴい….

> 止まってるときに撮ったのかと思ったけど背景は確かに動いてるんだよな

> 最高の乗り物じゃねーか

> コインにノリでも塗っているのか?

> イギリスだったらコーラボトルさえ立たないよ….

> 信じられない。一度でいいから乗ってみたいね

> 知ってるか?日本の遅延時間の平均6秒なんだぜ

> 最高の昼寝スポットだな

> ちょっとニューヨークで試してみる

> ↑盗まれるだけ

> 新幹線の素晴らしさもそうだけど、電車でお金を出しても大丈夫な日本の治安にも驚くよ。


> 参照:This is how smooth the bullet train is in Japan(reddit.com)

<参考=「海外「日本の新幹線の快適さをご覧ください」1枚の写真が海外で話題に」(CuRAZY)>
<消滅・20/05/06>


NO.971 マッサン:好調の理由は? 堤真一の存在感やキャスティングの妙(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/11/03)


【磯津千由紀@R61一号機(Win 7)】 2014/11/03 (Mon) 08:23

 こんばんは。


 母及び母の知人たちの間では、「今度の朝ドラは面白くない」との声が大半なのですがねぇ。
 因みに、この後、サントリー山崎工場の工場長になってからニッカウヰスキーを創業するので、ウイスキー自社生産は出来ない(先週の番組では臨時株主総会で否決)か失敗するでしょうから、面白くなってきそうな気がします。

> 俳優の玉山鉄二さんが主演し、米女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「マッサン」が、4週連続で週間平均視聴率が20%を超えるなど好調だ。立身出世や夫婦の愛などベタなテーマを描き、朝ドラ初の海外からのヒロインのフォックスさんの演技や泉ピン子さんの“嫁いびり”なども話題だが、メディア文化論が専門の稲増龍夫・法政大学社会学部教授が「堤真一さんが光っている」と語るように、脇を固めるキャストの存在感も魅力の一つになっているようだ。「マッサン」の好調の理由を探った。

> ◇人情にあふれ破天荒な鴨居社長=堤真一

> ドラマは、“日本のウイスキーの父”と呼ばれる竹鶴政孝とそのスコットランド人妻・リタをモデルにした亀山政春とエリー夫婦を、玉山さんとフォックスさんが演じている。NHK総合で毎週月~土曜午前8時に放送。全150回。初週の週間平均視聴率は21.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べから算出・以下同)と好スタートを切り、第2週は20.6%、第3週は20.6%、第4週は20.9%を記録した。

> 社会現象になった2013年放送の「あまちゃん」を皮切りに「ごちそうさん」「花子とアン」と、このところの朝ドラは期間平均視聴率が20%を超えてきた。稲増教授は、「マッサン」が好調な理由の一つを「『あまちゃん』からこれまで朝ドラを見ていなかった若い世代の視聴習慣が確立したということが大前提」と分析する。

> 初週(9月29日~10月4日放送)は、広島・竹原が舞台で、泉さんが演じる政春の母・早苗の“エリーいびり”も話題になった。あまりにベタな展開に、稲増教授は「泉ピン子さんが初週に出演したときは、これで若い世代の視聴者は離れてしまうかもしれない……と思った」と話すが、舞台を大阪に移した第2週(10月6~11日)以降は「西川きよしさんら人情もの、“関西ノリ”で面白くなってきた」という。

> 第2週以降、ベタな関西ノリが展開され、西川さんのほか、食堂・こひのぼりの店主役の及川いぞうさん、住吉酒造の好子役の江口のりこさん、池田役の前野朋哉さんら個性的な脇役が続々と登場しており、稲増教授は「中でも堤真一さんが光っている」と堤さんを絶賛する。

<参考=「マッサン:好調の理由は? 堤真一の存在感やキャスティングの妙」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/05/02>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/11/03 (Mon) 08:46

 おはようございます。


 朝の投稿なのに「こんばんは」になっていますが、これは、禁止ワードに引っかかって投稿出来なかったので「シバケンの掲示板」に投稿したのを、シバケン様が禁止ワード「ヒトヅマ」を発見くださって代理投稿して頂いたからです。

 仕切り直し投稿時刻には、今週の第1話が既に放送の後でしたが、なんとマッサン失業中。


NO.972 IPCC報告書:温暖化、30年で許容上限 迅速対応迫る(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/11/03)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/11/03 (Mon) 09:05

 おはようございます。


 誤解を恐れずに言えば、人類の存続には、核汚染よりも地球温暖化のほうが深刻な問題と思います。


> 国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は2日、地球温暖化を巡る最新の研究成果をまとめた第5次統合報告書を公表した。今のペースで温室効果ガス排出が続けば、今世紀末には人々の健康や生態系に「深刻で広範囲にわたる後戻りできない影響が出る恐れ」が高まり、被害を軽減する適応策にも限界が生じると予測。その上で、気温上昇を抑えるために「多様な道筋がある」として、各国政府に迅速な実行を迫った。

> 報告書は、温暖化の主な原因が人為である可能性が「極めて高い」(95%以上)と断定。産業革命(18〜19世紀)後の気温上昇を「2度未満」に抑える国際目標の達成には二酸化炭素(CO2)の総排出量を約2兆9000億トンにとどめる必要があると分析した。

> しかし、既に排出されたCO2は約1兆9000億トンで、余地は約1兆トン。2011年の世界の排出量約350億トンのペースが続けば、30年足らずで許容量の上限に達してしまう計算だ。

> 2度目標達成には、世界全体の温室効果ガス排出量を50年に10年比で41〜72%、2100年には78〜118%削減する必要があると指摘。排出量を大きく左右する発電部門で省エネや再生可能エネルギーの導入を促進し、将来的にはCO2を回収・貯留する技術を大規模に普及させることが有効だとした。

> 一方、有効な対策を取らない場合、今世紀末の世界の平均気温は2.6〜4.8度上昇。海面は最大82センチ上がる。2度以上の上昇で穀物生産に悪影響が表れ、4度以上で食糧安全保障に大きなリスクが生じるとした。さらに、アジアで暑熱による死亡率が非常に高まるなど、「温暖化の規模や速度が大きいほど、人が適応できる限界を超える可能性が増す」と警告した。

> 第5次統合報告書は、昨年9月〜今年4月に順次公表された三つの作業部会の報告書をまとめたもので、第4次以来7年ぶりに公表された。新たな温暖化対策の国際枠組みの合意を目指す国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)を来年末に控え、交渉に大きな影響を与えそうだ。

> デンマークで記者会見した国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は「科学者は、世界各国がすぐに行動を起こさなければならないと声を上げた。我々は手段を持っている。この機会を逃してはならない」と呼びかけた。【阿部周一、渡辺諒】

>  【ことば】気候変動に関する政府間パネル(IPCC)

> 地球温暖化の影響や被害の軽減策について、最新の科学的知見をまとめた統合報告書を、90年以降約5年おきに公表してきた。第5次は世界の800人を超す研究者らが約3万本の論文を基に執筆した。政策決定者向けに要点をまとめた「要約」は、総会に参加した全ての国の承認を経て公表され、温暖化の国際交渉や各国の対策の科学的な根拠となる。

<参考=「IPCC報告書:温暖化、30年で許容上限 迅速対応迫る」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/12/10>


NO.973 安倍首相:枝野氏への批判 Facebookに掲載(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/11/03)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/11/03 (Mon) 09:15

 おはようございます。


 批判するなら、記者会見を開くべきと思います。


> 安倍晋三首相の交流サイト「フェイスブック(FB)」は2日までに、民主党の枝野幸男幹事長が革マル派との関係が指摘されるJR関連労組から政治献金を受けていたとする批判を掲載した。首相秘書の書き込み。枝野氏は2日、北海道幌延町で記者団に「何ら批判される筋合いはない。これこそ誹謗中傷そのものではないか」と反論した。

> 首相は国会で、質問者の枝野氏に同労組からの政治献金についてただした。秘書はFBで「質疑で『殺人までする危険な反社会的な組織活動家と関わりがある団体から資金の供与を受けるのは問題であり、そのことをただすのは当然ではないか』と安倍首相は述べた」と記した。(共同)


<参考=「安倍首相:枝野氏への批判 FBに掲載」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/11/20>


NO.974 フェイスブック、実名登録方針に変更も[WSJ日本版]=10月2日(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/11/03)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/11/03 (Mon) 09:37

 おはようございます。


 自由なハンドルネームが使えるようになるというわけではないです。


> 米交流サイト(SNS)大手フェイスブックは、実名登録を義務付ける方針を変更しようとしている。ドラッグクイーン(女装パフォーマー)のペンネーム使用に対する同社の厳しい対応が大きな問題となったためだ。

> 同社の製品担当責任者、クリストファー・コックス氏は1日にブログで、この問題の影響を受けた人々に謝罪し、フェイスブックの実名登録方針に違反していると指摘された数百人のドラッグクイーンは今後、同社サイトで芸名を使用できるようになると述べた。

> また、実名登録方針を激しく批判した2人のドラッグクイーンに言及し、「この方針の趣旨は、フェイスブックの全ユーザーが実生活で使っている実名を使うことだ。シスター・ロマならシスター・ロマ。リル・ミス・ホット・メスなら、リル・ミス・ホット・メスだ」と記した。

> フェイスブックのサービス利用規約には、「クレジットカードや運転免許証、学生証に記載されているものと」同じ名前を使うことと明記されている。

> 続きはWSJ日本版の購読が必要です。お申し込みはこちら⇒

<参考=「フェイスブック、実名登録方針に変更も[WSJ日本版]=10月2日」(毎日新聞)>
<消滅・削除・14/11/15>


NO.975 【コラム】若い女性なぜイライラ(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/11/05)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/11/05 (Wed) 10:59

 こんにちは。


 「イライラ」したことがある人が増えてるそうです。
 世知がない世相もあるでしょうが、人々が短気になってきていると私は感じています。


> <sui−setsu>

> 5年に1度の「日本人の国民性調査」の結果が先週、発表になった。

> いくつか注目すべき傾向がある中で、毎日新聞はこう伝えた。

> 自分も含めた周囲の人について「他人の役に立とうとしている」と感じる人は45%。前回より9ポイント増え、過去最高になった。逆に「自分のことだけに気をくばっている」と感じている人は42%で、この質問項目を設けた1978年以来、初めて「他人の役に立とうとしている」と感じる人の方が上回った−−と。

> 調査は1953年に始まった。今回は昨年10〜12月、無作為で抽出した20〜84歳の男女計3170人に直接会って聞いている。

> 各紙が報じなかったものの、気になった項目があった。この1カ月間に「いらいら」したことがある人の割合だ。今回、初めて全体で50%に達し、「いらいら」のまん延を物語っている。

> しかも、男女別・年代別にみると、いらいらの中心が若い女性だという。20歳代では77%、30歳代では76%、つまり、この層の4人に3人が何かにいらいらしている。20年前はいずれも49%で、若い女性のいらいら度上昇は際だっている。

> この調査結果の直前、毎日新聞東京版などの連載「ココロの万華鏡」で精神科医の香山リカさんが偶然、同じ問題を書いた。診察室で目につく変化をよく聞かれるが、「ここ数年の印象で答えれば、いらいらを訴える人が増えたとなるかもしれない」と。

> 統計的にも、臨床的にも、やはりそうなのか。

> 女性の社会進出促進とか、すべての女性が輝く社会とか、かけ声ばかりの勝手なことを言われて、いらだつのはわかる気がする。

> 40歳代男性ら一部の層でいらいら度が低下したのをみると、そうした層の能天気ぶりが、細やかな神経を持った人たちにしわ寄せを及ぼしているのかもしれない。

> いや、こうありたい自分やこうあってほしい周囲、そんな望みと現実との差がいらいらの原因と考えれば、期待度や求めるレベルがあがったからだとも言える。若い女性がかつてのようにあきらめず、ひるまず、状況に立ち向かっている裏返しという前向きな受け止め方はできないか。

> 果たして本当のところはどうなのだろう?え、そういう無神経な問いかけにもいらいらする、って。

> 香山さんのアドバイスは「いらっとしたら『1、2、3』と三つゆっくり数えてください」だそうだ。(論説副委員長)


<参考=「水説:なぜ、いらだつの?=中村秀明」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/11/08>


NO.976 政治家はなぜこうもカネにつまずくのか(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/11/05)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/11/05 (Wed) 20:51

 こんばんは。


 この記事、成程です。


> 小渕優子前経済産業相の政治団体をめぐる不明朗な資金処理問題に司直のメスが入るなど「政治とカネ」にまつわる第2次安倍改造内閣の疑惑が止まらない。なぜ政治家はこうもカネにつまずくのか。【浦松丈二】

> ◇地元後援会・秘書を制御できない世襲議員/小選挙区制で意識緩む

> 「やはり入ったか。中選挙区時代の上州戦争が群馬で再び勃発するかもしれない。大勲位(中曽根康弘元首相)が『孫をよろしく』と電話をかけまくっているそうだ」。保守系衆院議員の古参秘書はテレビ画面を見ながらそう語った。先月30日、群馬県高崎市の小渕優子後援会事務所や元秘書で前中之条町長の折田謙一郎氏(66)の自宅に東京地検特捜部の家宅捜索が入ったときのことだ。

> 群馬で一体何が? いやその前に永田町で何が起こっているのか。小渕氏の後任経産相の宮沢洋一参院議員は就任直後、政治資金管理団体が「SMバー」への政治活動費を支出していたことが発覚。自ら代表を務めていた政党支部が、法律で禁じられている外国人が50%超の株式を保有する企業からの献金を受領していたことも判明し、野党から辞任を求められている。ほかにも現職閣僚で、望月義夫環境相が政治資金収支報告書の虚偽記載▽江渡聡徳防衛相が同報告書訂正▽有村治子女性活躍担当相が脱税企業から献金▽西川公也農相が親族企業に支出−−などの疑惑が続々。野党も含め書くのが嫌になるぐらいだ。

> 小渕氏のケースに戻ろう。

> 上州戦争とは、中選挙区時代の衆院群馬3区で中曽根康弘、福田赳夫の両元首相のトップ当選争いに小渕恵三元首相が絡んだ激戦のこと。選挙違反も横行した。1996年の小選挙区導入で旧群馬3区は群馬4区、5区となり、福田元首相の長男康夫氏が4区、小渕恵三氏は5区に、中曽根氏は比例代表とすみ分けた。

> その後、2000年に小渕恵三氏が急死し、次女優子氏が5区を引き継ぐ。一方、中曽根氏の孫、康隆氏は外資系証券会社を昨夏退職し、父弘文参院議員の秘書として活動中。いずれ群馬県内から立候補するのは既定路線だ。「小渕氏が議員辞職して5区が補選になれば自民党の公認争いになる。康隆氏は30代前半のイケメン。小渕氏も復活を目指すだろう。再び保守分裂の激戦になるのは避けられない」と古参秘書は言う。

> 小渕氏の家宅捜索の容疑は政治資金規正法違反だ。支援者向け観劇会を巡り、政治資金収支報告書は10、11年の収入に約740万円、支出に約3400万円を計上し、収支が食い違う。12年の観劇会は収支とも記載されていない。有権者を買収した選挙違反も疑われている。衆院議員秘書の経験もある慶応大学元講師の南部義典さんは「小渕氏後援会の観劇会は上州戦争の名残です」と解説する。

> しかしなぜ、有力ライバルもまだいない時期から? 「観劇会は、地元後援会と秘書団の共同体を維持するための行事なのです。世襲政治家が行事のスタイルを変えようとしても先代から仕えている古参秘書たちを説得するのは難しい」と解説する。

> 後援会と秘書団の共同体とは何なのか。小渕氏と宮沢氏のケースから探ってみよう。まず2人の共通点は“世襲”であること。宮沢氏は00年に伯父の宮沢喜一元首相の広島県の選挙地盤を引き継いだ。いずれも東京育ちで、地元との縁は深くない。

> 「テレビで、宮沢氏が『地元秘書が情報収集の目的でSMバーを利用した』と釈明しているのを聞いて、『ああ地元後援者と打ち合わせの後に行ったんだ』と思いましたね」。そう推測するのは衆院議員の元秘書だ。「日ごろから選挙ポスターを張ってもらったり、投票依頼の電話をお願いしたりしている地元後援会幹部には、嫌でもどんな店でも笑顔で付いていくしかない。それができて一人前という雰囲気すらある。後援会と秘書団は家族のような関係なのです」

> 自らも受託収賄、政治資金規正法違反など4罪に問われて実刑が確定、服役した鈴木宗男・新党大地代表は「本人がSMバーに行った行かないという興味本位の話題よりも、資金管理団体の代表者である宮沢氏が収支報告書をちゃんと見ていなかった、きちんとチェックできていなかったことが問題だ。国会議員としての監督責任が問われる。記者会見、国会答弁を聞いていると、緊張感、責任感がなさすぎる」と厳しく批判する。

> 監督責任という点では、小渕氏も経産相辞任会見で「私が子どものころからずっと一緒に過ごして信頼するスタッフの下でお金の管理をしていただいていました。その監督責任が十分でなかったと思っています」と述べている。先月8日に開催された観劇会は、参加者の多くが恵三氏からの支持者だったという。

> 故中川一郎衆院議員の秘書からたたき上げ、98年発足の小渕恵三内閣では閣僚経験者ながら側近ポストの官房副長官を務めている鈴木氏は「こちらは恵三元首相の時代から30年以上も地元秘書を務める折田氏の横暴が一番の原因だ」と言い切る。「折田氏はたった一人で金庫の鍵を握り、何千万円もの政治資金がどこに行ったか分からなくなっている。ずさんなんてものではない。彼のやり方に口を挟んだ東京の秘書を次々と退職に追いやり、中には追及する側の民主党元閣僚の秘書になった者までいる」と小渕氏に同情する。

> だが政治評論家の森田実さん(82)は「小渕氏は速やかに議員を辞職し、一からやり直すしかない」と言い切る。そのうえで「小渕氏一人の問題ではない。政界全体がこの問題から教訓を引き出すべきだ」と説く。望月氏、西川氏らは世襲ではなく古参秘書の問題が指摘されているわけでもない。森田さんは「中選挙区時代は同じ党から何人も候補者が出るから互いに厳しくチェックし、違反があれば告発した。ところが、小選挙区になって同一政党の候補者は1人だけ。政治資金や選挙違反への意識がゆるくなっている」と警鐘を鳴らす。

> 政治資金には、国民の税金である政党交付金も入っている。その使途を説明できない政治家は議員辞職し、けじめをつける必要がある。


<参考=「特集ワイド:政治家はなぜこうもカネにつまずくのか」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/11/08>


NO.977 モスバーガー 高齢店員「モスジーバー」積極採用して好影響(livedoorNEWS,週刊ポスト)<起稿 磯津千由紀>(14/11/05)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/11/05 (Wed) 22:24

 こんばんは。


 立ち仕事が苦にならない程度の年齢の方なら、良い考えですね。
 それにしても、深夜手当を含めてとはいえ、月収20万円は、高齢者には実に魅力的ですね。


> ざっくり言うと

> モスバーガーが高齢者のスタッフの積極的な雇用で好影響を受けている

> 高齢者の方々は無遅刻無欠勤で非常に真面目に働いてくれるとのこと

> 孫のような年齢の客に、物腰柔らかな口調での応対が客の反応も良いという


> 東京・五反田。午後9時を過ぎた頃、勤めを終えたサラリーマンや若者で溢れるファストフード店「モスバーガー」の店内の光景はちょっと変わっている。接客係も厨房係も、ファストフード店にしては年齢層が高い。初老の従業員たちが緑色の制服に身を包み、忙しそうに働いているのである。

> 「いらっしゃいませ。ご注文は何になさいますか」

> 孫のような年齢の客に物腰柔らかな口調で応対する。モスバーガー五反田東口店では、在籍するアルバイトの2割、約10人が60歳以上だ。彼らは、親しみを込めて「モスジーバー」と呼ばれる。比較的時間の余裕があるため、早朝・深夜にシフトを組むケースが多いという。

> 食品メーカーで働いていた中村和夫さん(62)もその1人だ。在職中からモスバーガーでダブルワークを始め、現在は週5回、午後11時から翌朝5時まで、接客や閉店後の店舗、調理機材の清掃点検などを任されている。

> 「3階まで商品を階段で運ぶので運動にもなります(笑い)。私たちが裏方としてメンテナンスすることで、お店の営業の支えになっているという存在感を持てることが、やりがいになっています」(中村さん)

> 時給は公表していないが、深夜割り増しを含めて月収は約20万円だという。客の反応は上々だ。同店をよく利用する30代のOLはこう語る。

> 「おじいちゃんやおばあちゃんの笑顔は、マニュアルにはない温かみが感じられて和みます。自分の親くらいの人が明るく頑張って働いている姿を見ると、なんだか励まされているように感じる。若い私も頑張らなきゃと思えるんです」

> 日本の65歳以上の人口は、昨年9月時点で3186万人。総人口の25%を占め、今や4人に1人が65歳以上という時代になった。だが彼らは、一昔前の“年寄り”とは違う。介護なしで元気に生活できる「平均健康寿命」は男性70.42歳、女性73.62歳と伸びており、「体も元気でまだまだ働きたい」という気持ちを持つ人が多い。中村さんのように、最近は定年後の生きがいや経済的理由から、生涯現役を希望する高齢者が増加している。

> 一方、採用する企業側もそうしたリタイア世代の登用に積極的になっている。高齢者に仕事を斡旋するシルバー人材センターでは、民間企業からマンション清掃や警備員など求人の問い合わせが増え、受諾件数が10年で1.12倍に伸びているという。総務省の労働力調査(2013年)によれば、就労する65歳以上は636万人で過去最高。うちアルバイトや派遣などの非正規雇用は203万人を占めている。

> 背景にあるのは、少子化による労働力不足だ。2014年度の経済財政白書によれば、労働力人口はピークの6793万人(1998年)から2013年は6577万人に減少、女性や高齢者の雇用を促進しなければ、2030年にはさらに約900万人減ると予測されている。

> モスバーガーも当初、高齢者のスタッフを雇用したのは「人手不足から」(広報担当者)で、積極的に高齢者の働き手を求めたわけではなかったという。しかし、雇用してみると、予期せぬ嬉しい“副産物”があった。

> 「高齢者の方々は無遅刻無欠勤で非常に真面目に働いてくれる。それにお客様の反応も良かった。弊社は若い世代が中心の客層でしたが、同世代の方が働く姿に安心感があるためか、高齢者のお客様が増えるという相乗効果もありました」(同前)

> 同じファストフード業界では日本マクドナルドも60歳以上を「シニアクルー」として採用している。

> ※週刊ポスト2014年11月14日号

<参考=「モスバーガー 高齢店員「モスジーバー」積極採用して好影響」(livedoorNEWS,週刊ポスト)>


NO.978 【記者の眼】iPhone 6 Plusに乗り換えるも、まさかの落とし穴にハマる(ITPro)<起稿 磯津千由紀>(14/11/06)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/11/06 (Thu) 01:22

 こんばんは。


 実際に使ってみたら巨大だった、「自動ダウンロード」で3日間で1GBと1箇月で7GBのSBMのデータ転送量制限に何度も引っかかってしまった、と。専門知識がある記者でさえこの為体、スマートフォンは難しいです。

 ところで記事のサイト、当方環境からでは、開いてから、スクリプトを強制停止しても、数十秒間、応答しません。


> 「これも仕事だからやむをえない」――そんな言い訳をしながら2年ぶりに新型iPhoneを買った。iPhone 5からの乗り換えだ。ご存じのように、今回は4.7インチ画面の「iPhone 6」と5.5インチ画面の「iPhone 6 Plus」が2機種同時に登場したため、どちらにしようか迷っている人も多いと思う(写真1)。

> 自分の場合は、iPhone 5からの乗り換えということもあり、「画面がより大きくなる」「動作もきっとキビキビと速くなるはず」「あれだけ大きいのだから、さぞかしバッテリーも持つはず」の3点に期待を込めて6 Plusを選んだ。結果、いずれも期待以上の満足度でスマホライフが一段と快適になった……と書きたいところなのだが、実は利用開始早々、思わぬ落とし穴にハマって苦しむことになってしまった。

> 話には聞いていたが、いざ自分がその状況に置かれてみると、実に困り果てた事態に。ワクワクして迎えた新iPhoneライフが一転して、不便でストレス満載のスタートとなってしまった。一定の条件が重なってのことで、皆が皆、同じ状況に陥るわけではないが、自分でも「まさか!」の思いだったので、皆さんが同じ轍を踏まないよう、トホホな顛末をご紹介したい。


> 第一印象は「笑ってしまうほどでかい」

> 本題に入る前に、iPhone 6 Plus購入に至った経緯を簡単に触れておこう。

> 6 Plusの発表当初、大型化するAndroidスマホを横目に、「片手で操作できるのがiPhoneのいいところ」と常日ごろ公言していた自分としては、「いくらなんでも5.5インチはないだろう。アップルも何を考えているんだか」と腑に落ちないでいた。だが、実際に6と6 Plusを見比べて一瞬で気が変わった。

> 確かに6は順当な、隙の無い進化を見せていた。画面こそ前機種のiPhone 5sの4インチから多少大きくなったものの、本体を薄くし周辺をラウンド処理したことで、思った以上に持ちやすい。恐らく、iPhone 5/5sを使っているユーザーのほとんどは違和感なく6に移行できるだろう。このあたりはさすがだと感じた。

> それに比べて6 Plusはどう見ても大きい。初めて実物を見たときは思わず笑ってしまったほどだ。だが、しばらく触っているうちに、「買うならこっちだな」と思うようになった。本音を言うと、商売柄、6 Plusの方が5sと比べて機能的な差分が大きいため、「きっとネタにしやすいだろう」という計算もあった。

> だが、それよりも何よりも、老眼が進んだ自分の目には、5.5インチの画面サイズはいかにも魅力的だった(写真2)。ちょっと前まで国産スマホのシルバー向けカスタマイズ画面を見て「ああいう年寄り臭いのは嫌だな」と内心思っていたくせに、この変わりよう。いくら何でも節操がなさ過ぎはしないか、と自分で自分に突っ込みを入れたほどだ。


> 女性ユーザーの方がむしろ受け入れやすい?

> もちろん、大きくなったが故に失ったものもある。片手での操作はどうひいき目に見ても無理があるし、下手をすると落としそうになる(写真3)。重量感もそれなり。ワイシャツの胸ポケットに入れるのは、見た目も安全のためにもやめた方がよさそうだ。

> 本体自体は厚さ7.1mmとiPhone 5sと比べても0.5mm薄くなっており、端末をそのまま持つ分には意外に手になじむのだが、さすがに落としたときのことを考えるとケースが欲しくなる。本体と一緒に購入したアップル純正のレザーケースは、デザイン、装着性とも非常によくできていて満足度は高いのだが、それでも手に持った時のスリム感は幾分スポイルされる。痛し痒しだ。

> かといって、ズボンの尻ポケットに入れるのも考えもの。お尻のポケットに入れて「iPhone 6 Plusが曲がった!」と話題になったが、そもそもあのサイズの精密機器をお尻のポケットに入れて座ったりする方が間違っていると思う。なので、自分なりの解決法として、(1)まめにカバンにしまう、(2)左手でしっかり持つ、の2つを励行することにした。

> 男性の場合、ちょっとした外出は手ぶらで済ます場合も多いので、不便と言えば不便なのだが、それを上回る利便性を大画面が提供してくれるのだから、ここは我慢するしかない。一方、女性の場合は、普段からバッグに入れて持ち歩く人が大半だろうし、もともと両手打ちの人が多いので、意外にこのサイズはハンデにならないのではないかとも思う。

> ちなみに、ビジネス書作家の戸田覚氏は、「iPhone 6を10日間使って分かった満足と不満」と題したレビュー記事の中で、「6 Plusを購入して6がうらやましくなることはないだろう。だが、6を買った後で6 Plusを見ると、うらやましく感じそうな気がしてならなかったのだ。」と、6 Plusを選んだ心情を吐露している。自分も全く同感だ。


> 出遅れたが、Apple StoreのWebサイトから無事予約

> iPhone 6/6 Plusは、サイズもさることながら、通信機器としても着実に進化している。VoLTEへの対応、CA(キャリアアグリゲーション)への対応、IEEE 802.11acへの対応などだ。実際には、利用する国やキャリアによって享受できる機能は異なるが、それでも2年前の端末に比べたら、ポテンシャルははるかに向上しているはず。キャリア側の環境整備が進めば、先々いろいろと仕掛けが効いてくるに違いない。

> そうした要因に加えて、今回は最初からSIMロックフリーの端末も発売になったので、画面サイズよりも、どの通信環境を選ぶかが自分にとっては難問だった。キャリアの料金体系が他社への対抗上、日々改訂されたこともあって、どれにしようか決めかねているうちに初期ロットははけてしまった。気がつけば、アップルオンラインストアのSIMロックフリー端末の出荷予定は「3〜4週間」(6 Plusの場合)となっており、完全に乗り遅れた格好だった。

> 「こうなったらしばらく様子見だな」と半ば諦めかけていたところ、アップルストアのWebページから当日販売分の端末を予約できることを知った(写真4)。アップルストアに直接取りに行ける人しか使えないワザだが、ストアに在庫さえあれば確実に受け取れるという。結局、発売から4日後の22日未明にアップルストア表参道店のページからソフトバンクモバイル版のiPhone 6 Plus(シルバー、128GB)を予約、その日の夕方、無事に入手できた。

> 手に入れてしばらく、モバイルデータ通信がどの程度快適になったかを確かめたくて、Wi-Fiはオフにしたまま、あちこちで通信速度を測っては悦に入っていた。同じソフトバンクの端末を使っている知り合いで、60Mbps近い計測結果をアップしている人がいて、どこに行けばそんなに速い電波がつかめるのだろうと何度もテストを繰り返したのだ。今から思えば、それがよくなかったのかもしれない。


> 突然、スピードダウン! SafariもFacebookも開かない!

> 異変が起こったのは、端末購入から3日後の25日だ。朝、通勤電車の中で端末をいじっていたのだが、どうも反応が鈍い。SafariやFacebookを開くのにやたらと時間がかかる。特に画像がなかなか表示されずにイライラさせられる。メールアプリでメールを受信する際も、送受信アイコンがくるくる回るばかりで、一向にメールが更新されない。おかしいなあと首をひねりながらも、会社ではWi-Fiでつながるため、さっきのノロノロ状態は解消。仕事の忙しさもあって、すっかり朝の出来事は忘れていた。

> その夜、帰りの電車の中で事態が依然改善されてないことを再認識。暇つぶしにニュースサイトを開こうとしても全然ページが更新されない。乗車区間の半分近くは地下なので、そもそもあまり快適な通信環境とは言えないのだが、それでも通常はここまでひどくはない。自宅の最寄り駅に着いた時点で、念のため通信速度を計測してみたら、ダウンロードは「0.08Mbps」と信じられない値が表示された(写真5)。その後も場所を移動しつつ何度か試してみたが、ひどいときは計測そのものができないくらいだった(写真6)。

> 狐につままれたような気分になって、帰宅後、同様な症状が他で報告されていないか調べてみた。だが、それらしき情報は一向に見当たらない。1カ月の通信容量が7GBを超えるとキャリアの速度制限が入るという縛りも一瞬頭をよぎったのだが、そもそも自分は月々の通信量が3GBを超えたことすらなく、今まで一度も速度制限の適用を受けたことがない。「怪しいけれど、きっとこれじゃないよな」と疑念を打ち消し、ページを行き来しているうちに、「3日間で1GBを超えた場合も速度制限がかかる」との記述が目に留まった。

> それによると、3日間のうちにデータ通信量が1GBを超えた場合は、その時点で速度制限が始まるという。しかも、残り1GBを切った時点で予告メールがソフトバンクモバイルから届く7GB制限とは違って、いきなり速度制限が適用されるのだという。まさか、と思ってマイソフトバンクのページを開き、自分の使用状態を確認するとビンゴ!(写真7)


> 身に覚えがないのだけど……

> つながりにくい原因はひとまず分かった。だが、問題はなぜそんな事態に陥ったか、だ。新しい端末を手に入れて、普段にも増してiPhoneをいじる時間が多かったことは否定しないが、それにしたって限度がある。普段モバイル環境でYouTubeなどの動画は見ないし、その期間にパソコンやiPadをテザリングでつないで大量の通信をした覚えもない。どう考えても、1日で1GB以上もの通信をどうやってしたのか納得がいかない。

> ちょうどその頃、公開されたばかりのiOS 8.0.1のアップデートに、モバイルデータ通信やWi-Fi接続の不具合が出ているとのニュースが出ていた。自分の端末はまだ購入した状態のiOS 8のままだが、ひょっとしたら新OSと一部の端末で不具合が発生している可能性もある。最新の情報を収集すべく、翌日の午後、端末を購入したApple Store表参道のサポートデスク「ジーニアス」を予約し、詳しく聞いてみることにした。

> もやもやした気持ちで就寝し、迎えた購入5日目の朝。起きてすぐに通信を試みたら、今度はすんなりつながった。通信速度を測ってみると、自宅の中でも4M〜5Mbps程度は出ている。「なんだ、直ったのか」とちょっと拍子抜けしつつ、いざ外出すると、やっぱり遅い。その時点で8.0.1の不具合を解消したアップデータの8.0.2が出ていたのだが、問題の所在を切り分けるために、あえてアップデートはかけず、その日の午後アップルストアに向かった(写真8)。


> 改めて知る驚きの事実

> アップルストアには、予約時にあらかじめ症状を伝えてあった。対応してくれたジーニアスは、すぐさま「設定」から「モバイルデータ通信」の項目を開き、「SafariとFacebook、あとiTunes StoreとApp Storeアプリがたくさんデータを消費していますね」と分析してくれた。

> 次に「iTunes & App Store」の中の「モバイルデータ通信」と「自動ダウンロード」の項目を見せられてショックを受けた。以前使っていたiPhone 5の設定を引き継いでいる関係で、「自動ダウンロード」のうちの「ミュージック」と「アップデート」がオンになっていたのだ。その下にある「モバイルデータ通信」も一緒にオンになっていたので、アプリのアップデートがかかると、モバイルデータ通信環境でも自動的に更新が始まってしまう(写真9)。普段なら、それでも大したことにはならないのだが、今回はOSのメジャーアップデート後ということで、アプリ側のアップデートも頻繁に行われている。

> 急いで「App Store」アプリのダウンロード履歴を見てみると、案の定、端末購入日以降、多い日には1日だけで20本もの自動アップデートがかかっている。アップデートがたくさんかかっていること自体は、OSのバージョンアップにアプリ側が対応した結果なので、ある意味当然なのだが、問題はその容量だ。

> 例えばアップル製の音楽制作アプリ「GarageBand」は、実に593MBもアップデートに際してデータをダウンロードしている。「設定」-「一般」-「使用状況」-「ストレージを管理」を見るとGarageBandのストレージ占有量は722MB。つまり、アプリ全体の容量の8割以上もが、アップデート時に更新されているようなのだ(写真10)。なるほど、これなら他の多くのアプリを合算した場合に1GBを超えることもあるだろう。


> 偶然に偶然が重なった上での不幸

> 先ほどのジーニアスの説明によれば、iPhone 6 Plusは、画面の解像度がひときわ高いため、通常のアップデート情報に加え、6 Plus独自の表示画面データなども併せてダウンロードする。そのため、アップデート容量が大きくなりがちなのだという。

> アップルに確認したところ、「iTunes&App Store」の「モバイルデータ通信」スイッチはデフォルトではオフになっているという。自分の場合は、iPhone 5時代の設定を引き継いでオンにしていたわけだが、それが端末の更新タイミングで裏目に出た格好だ。

> 整理すると、

> 1)iPhone 6 Plusを選んだ

> 2)GarageBandのようなアップデート容量の大きなアプリをインストールしていた

> 3)「iTunes&App Store」の「モバイルデータ通信」がオンになっていた

> ことが、つもり重なって今回のトラブルを誘発した可能性が高い。さらに、普段ならオンにしっぱなしのWi-Fiを、前述したような理由から今回はオフにしがちだったことも、それを後押ししたかもしれない。記事の冒頭で、「皆が皆、同じ状況に陥るわけではない」と書いたのは、そのためだ。

> ここまで読んで、「なんだ、自分が買ったのはiPhone 6だし、GarageBandなんて使ってないから関係ないや」と思った人も気を付けた方がいい。クラウド上に自分の音楽ライブラリを置いておき、必要に応じてストリーミングやダウンロードで曲を再生できる「iTunes Match」を利用している場合、上記の3)がオンになっていると、モバイル環境でもデータ通信は発生してしまう。端末更新時などに、大量の楽曲をまとめてダウンロードするといった、極端な使い方をする場合は用心した方がいいだろう。自分の場合も、モバイル環境で、急に聴きたくなった曲をいつでも落とせるようにと、3)をオンにしていた可能性が高いのだ。


> ネットにつながらないスマホは意味がない!

> 思わぬ偶然が重なって、図らずも体験することになったソフトバンクモバイルの「3日間で1GB超え」による速度制限だが、いざ体験してみると、これが実につらい。「通信品質およびネットワーク利用の公平性確保のため」(マイソフトバンクの記述より)、つまり一部のヘビーユーザーの過剰な利用による他のユーザーへの影響を抑えるため、という趣旨には全く賛同できるのだが、今回のように、自分の意図しないところで、それに引っかかってしまうと、後で泣く羽目になる。

> 出先での地図の参照やレストラン情報の検索は言うに及ばず、通常のメールやWeb検索もままらない。友人たちの写真がたくさんアップされているFacebookも、肝心の写真はいつまでたっても白いまま(写真11)。はっきり言って、スマホを持ち歩いている意味がないくらいの使いにくさだ。

> しかも、「直近3日間(当日は含まない)に約1GB以上の大量の通信を利用した場合」の制限ということは、今回のように、24日の1日だけで規定の容量を超えてしまうと、翌25日だけでなく“24日を含む3日間が終わる27日までの3日間”、速度制限が適用される。スマホにすっかり依存するようになった身には、これが実にこたえる。しかも悪いことに、「1カ月で7GB超え」制限の場合は、追加料金を支払うことで速度制限を解除できるのに対し、「3日間で1GB超え」の場合は、そういった回避策が設けられていないのだ。

> ソフトバンクモバイルに確認したところ、3日間で1GBを超えた場合にも100%適用されるわけではなく、「制限される場合がある」のが正しい表現なのだという。​また、「当日6時から翌6時の間に通信速度の制御を実施する場合があります」とあるように、ネットワークが混雑する時間帯に限って制限をかけている​ようだ。実際、今回も出勤前の時間帯は普通に通信ができていたが、屋外での活動機会が増える日中は事実上、使えなかった。

> ソフトバンクモバイルでは、「機種変更の際、データの引き継ぎなどで合計1GB以上のデータを一度にダウンロードすると制限される場合があります。Wi-Fi環境下で実施していただけば制限されません。なお、機種変更の際の話ですので、iPhoneに限った話ではありません」としている。Androidユーザーでも、凝った使い方をしている場合は、制限に引っかかるケースが出てきそうだ。


> 一難去ってまた一難!

> 速度制限がかかっている間、自宅やオフィス以外での通信はなるべく控え、駅やコンビニの公衆Wi-Fiをこまめに拾ってなんとかしのいだが、あまりにも面倒臭く、できればもう二度と経験したくない、というのが本音だ。幸い、4日目の朝からは通常の通信状態に復活しており、ひとまずほっとしていたのだが、9月30日に「残り1GBで通信速度を低速にいたします」という警告メールが届いた。

> まさかと思って、もう一度「モバイルデータ通信」の履歴を調べてみると、知らない間に「Podcast」アプリが2.3GBも通信をしている。どうやら、アップルがiPhone 6やApple Watchを発表したスペシャルイベントを収録した2時間にも及ぶビデオPoccast番組をモバイル環境でダウンロードしていたらしい。

> あわててマイソフトバンクを参照すると、9月30日だけでなんと2.47GBも通信をしている。またしても「3日間で1GB超え」の制限対象だ。念のため、通信速度を測ってみたら、しっかり速度制限が始まっていた。今日から3日間、また苦労と忍耐の日々が繰り返されるのか!? しかも今回は、「1カ月で7GB制限」が適用されるまでの残りデータ量が0.16GBというダブルパンチ!(写真12)。3日間の速度制限が解除された後も、次回締め日の10月10日までは、残り少ない容量で乗り切らなければならない。

> 一難去ってまた一難。快適なiPhoneライフというやつは、いったいいつ、やってくるのだろう。


<参考=「【記者の眼】iPhone 6 Plusに乗り換えるも、まさかの落とし穴にハマる」(ITPro)>