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ISOとは |
「調査表」の「評価基準」の表現変更くらいは簡単です。
「〜で良い。」を、「〜であること。」にする程度。
翌日にはやったけど、引っかかってる部分がある。
どっちみち、手直しするのやったら、そんな部分もスッキリさせたい。
「品質マニュアル」「管理規定」「作業標準」はその殆どが社内的に適用されるもの。
この「調査表」は、「購買先」と「外注先」が対象。
「外注先」は社内と同等ではあるけど、独立性もある。
「購買先」というのは、全くの社外。
「教育指導」が主眼やから、云うべきことは、予め、教えておいてあげて欲しいなあ。
それもあるし、ワザワザ、「〜について、教育指導すること。」とか、記載したけど、こんなことは、当たり前云うたら、当たり前。
忘れんように書いといた方がエエかも知れんけど、「調査」以前の問題でもある。
常識と云い出したら、「調査表」で調査する項目そのものが、全部、常識になる。
それと、「新規」の「外注先」には、慎重に対応して欲しいという気持ちもある。
常識ということで、説明もせんと、問題が発生してから、ゴタゴタ文句云うても、お互いに気分を害するだけ。信頼関係に響くこともある。
実は、私自信、そういうのが一番キライ。
最初から、云うといてくれたらエエのに、そんなことが度々あった。逆に、そういうことを、云われたこともあった。
私は、クレームとかで、対会社と打ち合わせた事項は、その場で復唱してメモしてた。
それをすると、先方も安心出来る。漏れてるとか、云い忘れがあったら、その場で追加してくれたらエエ。
更に、回答のときは、最初に、前回の質問事項を再確認する。形式的なことやけど、極めて重要。そんなこと、ダレでもやってるやろうけど。それでも、手違いが起こることがある。
重要度によったら、「そうですか。」で終わることもあるし、そうはイカンことは、そのときの会話状況とか、お話して、理解を求めることもある。
これは、カリカリせんと、失礼にならんように婉曲にハナシせんとアカン。下手したら、相手の自尊心をキズ付けることもある。
基本的には、相手がどんな地位の人でも、なめられたらアカン。なめたら、モット、アカン。
困る問題は、一つの言葉でも、解釈がチガウことがある。自分は常識でも、相手は非常識やったり。認識の差があることもある。
注意とか、覚えておいて欲しいことは、最初に、ハッキリ云うとくべきや。
そんなこと、先方が承知であろうと、なかろうと、そうするべき。
それが、結果的に親切というもんです。「承知」やから、「出来る」ということではない。それやったら、不良なんか出えへん。ミスも起こらへん。
エライ、クドクドやったけど、教育云々は、削除してしもた。
やっぱり、「調査表」の全体の構成から、調査する人に任せましょ。
「調査表」の評価欄に、「問題ナシ」「要指導」「不適合」としてるし、「要指導」やったら、繰り返し、やらはったらエエ。
重要なことは、「調査」以前に説明しとくことや。
ナンとか、自分なりに納得して、誤植の確認もして、専務宛にメイル発信。
先日のお礼(講習会参加)もしとかんとアカンし、電話もしたけど、もう、ダレも出ません。
時計を見たら、まだ、夕方6時(月曜日)やで。イツモ、遅いはずやのに、珍しい。
メイルには、用件はコメントしてるし、まあ、エエカ。
その他のこともあったけど、アトは、専務に任しましょ。
(99/02/03)
「調査表」のコダワリはマダある。
まず最初に、「調査表」という表現が、「管理規定」にある。
それで、「調査表」。
私が、銘々した表現ではナイ。
ナンでこんなことを説明したのかというと、「調査」という文言に引っかかりがある。
本来、「評価表」とチガウんかなあ。そういう背景もある。「監査表」でもエエ。
「調査表」には、ナニをドウ調査するのか、調査項目と基準があって、合否を判定する構成になってる。
これは、原案での構成やから、M社で、どう手が加えられて、どう運営されるのか。
それと、専務の云う、「調査表」の表現を、もっと厳しく、という要望の真意は聞いてないけど、私の勝手な判断では、調査担当者の姿勢の問題もあるやろ。
表現が軟らかいと、調査の眼もそうなってしまうことがある。
それと、「曖昧」と、「断定」の差やろなあ。
「〜で良い。」より、「〜であること。」のほうが、断定的やから。
やるときは、断定的に、厳しい姿勢で、やった方が宜しい。
そして、「管理規定」によれば、「調査」は、「既存」の「外注先」「購買先」に対して、品質問題が、あったらやることになってる。「新規」は、新規に取引するとき。
さて、文言について。
「調査」「評価」「監査」そして、「査察」とか、似たような表現が幾つもある。ナニがチガウのか。そういうことを、考えてもオモシロイ。
「評価」というのは、比較する対象(基準)があって、「価」値判断をする。
「調査」というのは、ナニか起こったら、その原因「調査」。
「審査」というのは、「作品を審査」するとか。合格やとか、順位を決めること。
「監査」というのは、指導的要素を含んでる。「監」督し、検「査」すること。
「検査」というのは、合否判定や。「車検」とか。その総合判断で「評価」する。
「査察」というのは、「北朝鮮の核疑惑」にこれが使われてる。アルか、ありそうか、ナイか。調「査」したり、観「察」すること。
「視察」というのは、エライさんがやらはる。現地での状況を眼で「視」て、観「察」することや。ナンにもナイ。そうか。頑張って。で、おしまい。
ハナシがナンやけど、IOCの委員さんが長野でやらはったんは、「視察」やろなあ。基準は特にナイやろ。
もっと、似たようなんがアルやろうけど、これだけを列挙しても、分かったような、分からんようなことになる。そやけど、やっぱり、どこかがチガウ。
M社の云う、「調査」というのは、「監査」的な意味合いがある。「評価」的な意味合いもある。この範疇やったら、「調査」という表現が一番、柔らかいことになる。
ただし、「管理規定」で、品質問題があればヤルということになってるし、「調査」かなあ。
「外注先」というのは、M社のグループやから、「監査」でもエエのやないか。
外部の取引先にも、それでエエのやないか。「監査」も「調査」も「評価」も、やることは、一緒なんやから。とか。
このことに、こだわるのは、言葉の意味というのは、出来る限り区分しといた方がエエと思うからや。適当というのは、イカガナモノカと思うだけ。分かったうえで、コウスルというのとでは全くチガウ。
M社が、「調査先」に、「調査」すると連絡して、
「それは、どういう目的ですか。」
「社内的には、調査と云ってますが、監査と解釈して頂いても結構です。」
はっきり、そう答えてもエエ。目的がハッキリする。
相手が「購買先」で、アル程度の会社やったら、それなりに対応してくれる。
それと、M社の「調査」は、ナニかあったら。ということになってるけど、こういう機会(ISO取得)に、全面的に、やらはったらエエのに。
理由は、「調査(監査)」するにも技術が必要。されるときの参考にもなる。
M社かて、しゅっちゅう、監査を、やられたはるやないか。
まあ、視察みたいなんもあったけど。
ここで、「RMI」主催の「内部品質監査員養成講座」
昨年末に、専務の配慮で、お誘いを受けた。
アリガタイことやし、喜んで受講させて頂くことにした。
専務の配慮というのは、受講して、「修了書」を貰といたら、私がこの先で、ISO関連の仕事に従事する場合、有効になるということ。
私としても、この関連のことやったら、過去の経験が生きるし、好きな道でもあるし、やれることなら、やってみたい。という気がある。
7年程前、ロームに在籍してたとき、この講座は受講した。
滋賀県の「ラフォーレ琵琶湖」。そこで、研修があって、3日間、缶詰にされた。
そやから、「修了書」は受理してるけど、何処かえ行ってしもた。
その場で貰て、会社が一旦収集して、又、戻してもらったような、戻ってないような。
エエ加減なことやけど、当時、そんなことは気にもしてへんかった。
それよりナニより、会社を辞めることになるとは、夢にも考えてないからや。
更に、「社内監査員」ということやから、その会社に勤務してたら有効やけど、辞めたら、関係ナイというのもあった。
又、その気やったら、もう一度、家中を探して、ナイようやったら、会社にでも問い合わせて、再交付してもらうとか、戻してもらうか、したらエエやろ。
イザとなれば、そうするツモリ。
ただ、ヘンなもんで、会社としてのローム(個人は別)には、あんまり、電話とかしとおない。
会社と、ケンカはしてないけど、陰湿なリストラで、退職に追い込まれた。表面的には自主退職やけど、会社にナニかを頼むというのは抵抗がある。
個人的に、ダレかを通じて、依頼するという手段はアル。
そやけど、M社で受講させて貰えるのやったら、それでもエエ。まず、手に入れとくこと。
その上で、ロームのはどうするかやなあ。
「修了書」というのは、講座を受講して、試験があって、それに合格したら、貰える。
貰たら、「内部監査員」として、社内監査をする資格が得られる。
それが、どれだけの価値があるのかとなると、ナンとも、評価は難しい。
「国家資格」とはチガウし、合格率ナン%とかいう、そんな難しいモンではナイ。
難易度云うても、受講して、落ちたというハナシは、聞いたことナイ。
ロームのときも、QC関係の連中を主体として、50名ほどが受講。全員、交付されてる。
関係会社でも、やったけど、落ちたというのは、聞いたことナイ。
試験そのものも、そんな大したモノでも無かったように記憶してる。アンケートみたいやった。
当時、「ISO」そのものはナントナク、知ってたけど、9000番というのが、どんなもんか、漠然としたイメージしか無かった。
講座を受けた結果、QCの立場としては、理想的なシステムと解釈した。実際に、そのシステムが動いたら、QC業務は楽になる。ハズや。
その講座というのは、ある一定の理解度を要求しているのではなく、ISOの考え方がどんなもんか、認識を持って欲しいという主旨。と、解釈した。私がQCやったから、特に、目新しいことが無かったし、そう思たのかもしれん。
そやから云うて、講座の最期には、試験がある。無茶苦茶な回答は出来ん。
「修了書」は貰えても、アトで、まともに採点されて、「ナニ、コレ。」では、沽券に関わる。
そういうことで、「修了書」というのは、その関係のことに携わるんやったら、それなりに、有効な存在。
そやからて、アルから出来るもんでもナイ。
実務経験がモノを云う世界やから、私の一つの選択肢ということになるやろ。
専務のハナシでは、ISOの審査員として活動(社外審査)するためには、審査員と一緒に審査しに会社へ行って、その監査先でヤッタという証明印を貰うらしい。
それを幾つか貰て、実績を積んだら、単独でもやれるらしい。そんなこと知らんかった。
ところで、講座を受けたら、「修了書」は貰える。云うても、結構な金額で、二十万とかいうことらしい。個人ではとても無理です。
これは、固定費で、会社単位やったら、プラス、三千円/一人の資料代とか。
M社のメンバーは八名が受講。プラス、私。
社長は受講セズやて。
こういう機会に、受ければエエのになあ。
(99/02/07)
「講座」は、二日間で、初日が1月9日。
二回目が30日。3週間も空いてしまうことになる。
M社の土曜出勤日の都合ということらしい。
私自身は、以前に参加した、三日間缶詰のときと、どうチガウのか、興味もあった。古いことではあるけど、状況くらい覚えてる。
M社での講師は、原田先生、辻先生のお二人。原田先生は、今回が初対面。
講座の内容を、ここでやってもしょうがないみたいやけど、しばし、オツキアイを。
結論的に云うと、時間が短いのが響いて、充分では無かった。これは、最終日のアンケートでも、そう回答した。
「テキストの何ページの何行目からの、ナニナニが重要。」
先生が、そう仰るのやけど、その何行目が、時々、チガウ。
生徒はまごついて、何処かいなあと、探しさんとイカン。当然、私も。
チガウチガウ、場所が違います。一行程度のズレやから、すぐ分かるけど、そんなんが多いのです。
ISOの要求事項を、初めて、見る人やったら、ナンのことか、かさっぱりでしょう。
M社では、ISOの要求事項を全員に配布されてるようで、眼を通したはったら、ナンとかなるやろうけど、これではタイヘンやなあと思いました。
ISOの項目毎にナニが要求されてるのか、ドコソコの会社の誤解とか、監査時の質問例を基にやられたらヨカッタのに。それこそ、自慢話でも宜しい。
少しは、交えておられたけど、全般的にはテキストに忠実。講座とは、そういうモンと、理解はしてるけど。面白くはナイなあ、悪いけど、下手やなあという印象。
M社は、ISO9002やから、設計審査の項目はナイし、そこを飛ばしただけ。
限られた時間で、講師がアレコレ、欲張るから、中途半端になったなあ。
生徒の方は、熱心です。ダレとは云わんけど、寝かかってるのも居たけど、生徒9名、先生2名。これでは、目立ってしまうし、完全には寝てられません。
初日後半には、演習があって、2チームに分かれた。
演習は、内部品質監査する場合の質問事項を作成するのがテーマ。
私は、宮垣、山崎、森氏が一緒のチームになった。
「どういう組み合わせなんやろ。」
宮垣君がそう云うし、
「若手グループと、年寄りグループとチガウか。こっちは、平均年齢が高いみたいやなあ。
専務がコッチに来たら、完璧にそうやで。」
そんなことはどうでもエエけど、こっちは、総務の森、工程の宮垣、生産技術の山崎氏やから、各部署が入り乱れてる。
アッチは、専務(生産統括)、QCの竹上、工程の藤原、福嶋、小市谷氏。まあ、業務内容としては、まとまってる。
そして、テーマ毎にリーダー、書記、発表者を決める。
ジャンケンで決めて、初回のリーダーが私。書記が山崎、発表、森氏。
私も、つき合いは浅いけど、メンバーのオオヨソの性格は分かってるツモリ。
宮垣クンは、ほっといたらエエ。経験者でもあり、講座はマエにも受講してる。
森さんというのは、工程も見たはるらしいけど、本業は総務で、どっちかと云うと大人しい。
それはエエけど、ISOがどんなもんか、多分、まだ、理解されてないやろ。
山崎さんは、技術者肌で、着眼点がどうなるか。予測が出来ん。
そして、演習スタート。まず、各自がテーマを考えて、マトメの時間になった。
さーて、どうしたもんか。
(99/02/08)
演習問題の「まとめ」。
どうなるか、リーダーとして、どうしたもんか。
そらそうや。正直云うて、私にも遠慮がある。
M社だけのメンバーやったら、気心も知れてるし、ワイワイ、ガヤガヤ出来るやろうけど、余計なんが一人、混じってる。勿論、私のこと。
やりにくいやろなあとは思う。
そやから云うて、今更、帰ります。ともイカヘン。ジャンケンで、一発目のリーダーになってしもたんやし、進めましょう。
かと云うて、どっちかと云うと、こういうのは得意です。
何回も、この手の演習はやってます。ISOの要求事項は、「品質マニュアル」の作成、修正とかで、何回も読んでます。
そんなことで、どんな意見が出るのか、そっちに興味がありました。
演習のまとめには時間の制約(30分)がある。
時間ナイに、どんな具合に終焉(まとめ)させるか、リーダーとしては、想定しとかんとアカン。その過程で、メンバーの意見を出してもらい、ヨイ意見があったら、そっちを採用する。
それをメンバーに、
「これで宜しいか。」
と、説明して、了解を得てから、採用せんとアカン。各自、案は考えたはるのやから、それを尊重せんと。
かと云うて、アッチにフラフラ、コッチにズルズルでは、もっとアカン。
逆に、共同作業やというのに、リーダーというのを勘違いして、勝手に独断専行するのが居るけど、あれもイカン。
そんなこと云うたら、ISOはトップダウンなんやでとか、云われそうやけど、それはISOを取得するゾとか、大きな方向性を決断するときのこと。トップダウンとリーダーシップは発揮する次元がチガウ。
こういう演習みたいに、決められたテーマを推進するときは、メンバーの「納得」が重要。
ナンのハンシやな。小難しいこと云うて、演習に、関係ナイなあ。
とりあえず、リーダーが迷てたら、収集は付かへん。それだけのこと。
「どうですか。どう進めますか。」
まずは、そう聞いて、メンバーの様子を伺おたけど、そんなんで、意見が出るワケがない。
初っぱなやし、お互い、要領も分かりません。
「そしたら、私から質問事項を発表します。」
さっさと、云うて、私の案を簡単に発表した途端、堰を切ったように、意見百出。
四人やったら、四つの意見やから、「百」ということはナイけど。
山崎さんのはオモシロイし、森さんは、まだ迷ってるという感じの意見。
宮垣君は、私と、ほぼオナジ。
アトは、出た意見の真意を確認して、一緒にしてしまうか、分割するだけのこと。
云わんとすることはオンナジやのに、表現がチガウだけのことが多いしなあ。
途中、山崎さんが、困惑した表情で、
「こんな意見がバラバラで、どう書け云うのやな。」
山崎さんは、書記。その責任上、「まとめ」を考えたはったけど、まだ、意見の調整段階やから、無理なんやねえ。
「まだ、それを考えることはありませんよ。まとまってナイんです。アトで、云いますよ。
今は好きなように意見を出して下さい。」
それで、山崎さんも安心された。
そう云えば、先生から、進め方についての説明は無かった。単にリーダー、書記、発表者を決めなさいというだけで、それで、ナニをするのか。
こういうスタイルの場合、リーダーは「まとめ」役。書記は、まとまった意見を、清書する。
発表者は、清書されたヤツを発表する。
ミンナ、自分の役目の概要は分かるやろうけど、先生が最初にどういう手順でやるか、説明しとくべきやろねえ。いきなりでは要領がつかめん場合もある。
とは云え、意見を調整して、ナンとかまとめてしもた。
「まとめ」というのは、発表者が読めて、理解出来たらエエ。
最低限、公衆の面前で、恥をかかさんことです。
一段落して、我に返ったら、ナント、早すぎた。
予定は30分間やのに、15分で清書まで出来てしもた。
私も、慌てん坊やからなあ。これでは、リーダー失格。
(99/02/09)
「社内監査員養成講座」二日目(1月30日)のハナシ。
その前日夕方から降雪。
M社へは、家から、自動車で、10分程度。
廃校になったけど、オクラホマ州立大学の近くにあって、山間の坂道を通らんとアカンのです。
雪が積もってたり、凍結してたら、どうしたらエエのやろ。打ち合わせとかやったら、延期してもらうとか、出来るけど、講習会やからなあ。
M社がISOの取得準備を開始したのは、昨年6月頃。要するに夏。
そこから、取得まで、最低、約一年、掛かるはず。雪の問題は、その準備段階から、考えてたこと。一年後の6月頃までと云うと、当然のことながら、冬場があるし、雪は降る。
それがトウトウ、現実になった。
M社の人やったら、この時期、それ用のタイヤに交換したはるのやろなあ。
私はノーマルタイヤ。車が動けんような雪やったら、M社に電話でもして、確認せんとアカン。
どっちみち、そんなんやったら、先生方も行けへんやろ。そしたら、講座は、どうなるのかなあ。そんな心配してた。
それで、朝一番、家の外を伺おたけど、まず、雪は降ってない。積もってはいる。
この辺りは住宅街で、車の通行量は少ない。国道とか、通行量の多い道は問題ナイやろうけど、気掛かりは、アノ坂道。
不安なまま、出発したけど、坂道も、綺麗なもんで、何事も無く、M社に着いた。
まだ、安心出来ません。今度は、帰るまでに、雪が降るかどうか。
講座は、M社倉庫二階でやるのやけど、まだ、時間マエ。その倉庫前に竹上、福嶋クンが待機してた。
顔を合わすと、竹上クンが、
「HPが変わったんですねえ。ソフトを換えやはったんですか。」
「もともと、IBMのヤツやけど、そのバージョンアップ分なんや。」
そう云うたら、前回、顔を合わしたのは、1月9日やった。HPの更新は16日。この日は30日。
福嶋クンも、最近、インターネットをヤリ出したらしい。前回の帰りしなにそう聞いた。私のHPも覗いてくれたとか。
「M社のISO物語やて。エライ題を付けたもんですねえ。」
「知ってる人やったら、M社でも、バレバレやけど。」
そんなハナシやった。
年末に宣言したけど、もう、ボチボチ、M社というのを、ばらす予定。オクラホマがどうとか、やり出してるけど。
というより、私を知ってる人は、「M社」でも分かる。
それどころか、私の認識を、遙かに越えて、伝わってしもてるみたい。アリガタイことやけど。
M社の、ISO取得計画を隠すこともナイ。大いに宣伝したらエエことです。
この「M社のISO物語」をスタートする前に、専務に、その旨、伝えたけど、専務の考えもそんなことやった。それでも、伏せてたけど、ドッチミチ、分かるという気もあった。
「それはそうと、雪とかで、来られへんようになったら、ミンナ、どうしたはるん。
あの坂道はどうなるん。凍結とかもアルやろ。」
「ソラ、ありますよ。そうなったら、ヤスミ。
社長が迎えに来てくれんと、これませんよ。来やへんかったら、ヤスミ。」
そうか、なるほど。それにしても、雪が降ったら、社長がタイヘンやなあ。
社長はこの近所に住んだはる。車もRVやけど、そのためやろか。
先生も私と、ホボ同時にM社には到着されてる。予定時間になって、講義は始まった。
三週間という間合いは長い。
ISOの概要は前回の繰り返しの説明。
ISO要求事項の解説は、前回の続きから。のはずが、講義が始まらんのです。
私は、テキストを開けて待ってるのに、どうしたんやろ。
そしたら、宮垣クンが、私の方を見てナニか云うた。
「前回、何処まででしたか。」
「エッ、4.7まで、やったなあ。」
そういうことやった。前回、何処で終わったか、先生、メモされてなかって、席が前列の宮垣クンに確認しておられた。
私は、演習のリーダーになってしもたから、責任上、覚えてただけ。
そんなこと、どおでもエエけど、講座二日目は、先生も生徒もリラックスムード。オオヨソの雰囲気が分かったからやろ。
演習二回目は、私が発表やけど、これが一番、気楽。イランことまで考えることない。
ところが、まとめの時間が足らん。時間切れ状態で、資料を先生が回収してしもた。
私は、発表用の資料に目を通すヒマもナシ。
まあ、演習には参加してるんやし、概要くらい、分かってる。そんな調子で、気楽に前に出て、さあやろか。
資料を見たら、アレー、オカシイ。ISOの要求項目がNO表示になってる。まあ、エエカ、関連資料は全員持ってることや。やってしまえ。
ところが、先生、
「NOではなく、要求事項で説明して下さい。」
それやったら、先生が、資料回収段階で分かるやろに。
とはいえ、早速、書記の森さんが、資料を手渡してくれた。
三回目は書記。これが実務的に、一番、難しい。
まとまったことを書かんとイカン。山崎さんが悩んだはったのが分かります。
云うても、リーダーの指示に従おたらエエはずなんやけど、そのリーダーが、指示してくれません。要領は分かってるやろ。そんな感じ。しょうがない。
討議の様子を伺いながら、発表担当の宮垣クンに説明しながら、資料の作成。
そんな具合に、講座は進行した。
演習結果発表については、その都度、先生が講評。
「内部品質監査の質問事項は、こんな抽象的なもんではあきませで。
もっと、具体的にせんとアカン。
相手が、コッチの期待する回答が出来ん場合は、時計を止めて、打ち合わせして、こういう具合に答えて欲しいとか、こうしたらどうやとか、一緒に考えてやるんですよ。
内部品質監査というのは、仲間内のことやから、あんまり、杓子定規にやらんと、練習のつもりで気楽にやったらイイんです。」
先生の講評のキーワードは、この三つです。
「質問事項は具体的に」「相手が困ったら、時計を止める」「仲間内やから、練習のつもりで」。勿論、先生のアドバイスとしては、それでエエのやろうけど、演習目的は、質問事項作成の手順をどうするかです。
まあ、参考書もあるやろうし、それを組み込んだら、ある程度のモンは出来るやろ。それでも、簡単な予行演習が欲しいなあ。
「時計を止める」という表現はオモシロイ。
ただ、お互い、初めてなんやから、先生前提の、監査される方が分かってナイとは限りませんで。下手したら、監査する方が分かってナイ場合もアル。
「仲間内やから」というのは、ドウカと思う。
私みたいな単細胞やったら、ナーナーでエエのかな。と、解釈してしまう。仲間内やからこそ、ナーナーにならんように心掛けるべきです。
「内部品質監査」の目的である、品質システムの問題点が抽出出来んことがある。
講座の方は無事終了で、イヨイヨ、試験。
「それでは、休憩時間が終わったら、試験を行います。
試験は、原田先生が、講義で何回も繰り返したり、白板に書かれたような箇所から出ます。
私が、線を引いて下さいとか、強調した箇所も重要ですからですからね。もう一度チェックしといて下さいよ。」
との、辻先生のおハナシ。
私の隣が竹上クン。
「何処が出そうです。」
「そんなもん。分かるかいな。
そやけど、何回も繰り返したて、原田先生のは、前回も今回もテキストそのまま、全部や。
線引いたて、それも、アッチもコッチも引いてる。参考にもナンにもならへんなあ。」
休憩時間で、生徒は、ほぼ全員愛煙家。室外で、喫煙。
先生と、森さんはタバコは吸われませんから、室内。
「どんな問題やろ。」
「難しいかなあ。」
「○Xとチガウか。」
「修了書は持って来たはるみたいやしなあ。」
「終ったら、渡さはる予定なんやろ。」
「不合格の人の分は、持って帰らはるんやろか。」
「持って帰っても、しょうがナイで。せっかく持って来たんやし、ここに置いとくとか。」
そんな会話。
予定時間が来て、再び、隣の竹上クン。
「柴田さん。答えを、見せて下さいよ。」
「読めるもんなら読んでみいな。自分でも、ナニを書いたか、読めへんときがある。
下手に見て、修正したら、それが、間違おたりしてなあ。」
「○Xやったら、読めるでしょう。」
そんな冗談を云うてるうちに、問題が配られた。
「まだ、問題は、伏せておいて下さいよ。
こっちから合図するまで、問題を見たら、あきません。
試験はキッチリ20分間です。計りますからねえ。こっちから、合図するまで、やったら、ダメですからねえ。
テキストとか、参考書とか、そういうものを見てはいけません。横に置いて下さい。
一旦、ソトに出たら、試験が終わるまで、この部屋に戻ってはいけません。トイレもダメです。
問題用紙は、二枚ありますから、その二枚に氏名を先に記入して下さい。」
問題を、伏せた状態では、氏名の記入は出来んのやけど、指示やから、開けて、記入した。
ザッと、見ると、ナンのことはない。
一枚目は、竹上クンの予想どおり、○X方式。もう一枚は記述方式。
○X方式は、講義の内容とはかけ離れた、引っ掛けモン。
こんな形式のは、迷うことはない。分かるモンは分かる。
分からんモンというか、アレッと疑おたモンは、全て「X」。
アレッということは、チガウということや。チガウという、その最初の感覚が大切。それで、「X」にするのが、私の基本方針。
問いを、自分の都合に合わして、読み違えたらアカン。アワテモンは引っ掛かります。
二枚目は、記述方式で、「内部品質監査の手順を列記せよ」やけど、こんなもん、どの程度書くんやな。計画、準備から、マネジメント.レビューまで、大項目から、小項目まで、どうにでもなる。
そう思うてたら、先生のスタートの合図もナイけど、やり出してる人もあるやないか。
竹上クンに、
「まだ、合図したはらへんよなあ。」
「エエのんとチガイますか。ミンナ、やり出してますよ。」
厳重な注意事項のワリには、曖昧なスタート。こういうのはキライ。云うたことは守って欲しいもんや。「キッチリ20分」のスタートが、イツなんか、分からへん。どうでもエエけど。
そして、せいぜい、5〜10分経過くらいの段階で、
「分からへん。考えることもナイ。」
とか云うて、退場するのが居た。そのとおり。分からんときは、考えてもしょうがない。それにしても。エライ早いなあ。
私なんか、問題一枚目の半分しか出来てナイ。
それがきっかけで、退出者が増える。それにしても、ミナサン早い。
こっちは、一枚目がようやく終わり、二枚目に掛かったくらいの段階で、隣の竹上クンも出てしもた。
途中先生が、
「記述方式のも、ナニか書いて下さいや。
書いてもらわんと、採点のしようがありませんからね。」
ダレか書いて無かったんやろか。
そやから云うて、戻ったらアカンのやろな。そういうことは、最初に云うたげて。
私は、どうかというと、二枚目の「手順」をやってたら、時間が足らん状況。
それに掛かるマエは、適当に、大項目だけを列記するツモリやったのに、突然、テキストがドーンと頭に浮かんでしもて、細かいことまで書き出してしもた。
記述方式は二問。もう一問は、
「内部品質監査で注意するべき事項」
「マネジメント.レビューはどのようなときに行うのか」
このドッチカです。
エエ加減なことやけど、一問目も二問目もそう、大差なかったように思う。
二問目は、一問目にも共通するなあというような問いやったから、正確には覚えてナイ。
先生がこんなときだけ、
「アト一分です。」やて。
スタート宣言も、正式にしてナイのに、ナニがアト一分なんやろ。何処が基準やな。先生が基準やから、それに従わんとしょうがない。
とりあえず、二問目の答えのツモリで、数行だけやけど、書いてる真っ最中に、
「ハイ、おしまいです。回収します。」やて。
箇条書きやし、途中で終わるのもナンやし、その書いてる途中の行だけは、書いてしもた。キタナイ字で。
立ち上がって、周囲を見たら、ナーンヤ、私だけやないか。その部屋で、最期までやってたんは。
部屋のソトでは、
「難しいかったなあ。」
「アレ、ナンヤ、ゼンゼン、講義の内容と違うで。」
「20点もあらへんで。」
トカトカ、愚痴の嵐。
それにしても、20点て、ヨオ分かることや。採点基準もナイのに。
確かに、○X方式は、30問くらいあったけど、講義とかけ離れたような問題が主やった。白板に掲示され、テキストの内容に沿った問いは数問。殆どは、引っ掛け問題中心。
先生方から云えば、常識問題やから、講義内容を記憶しとかんでも答えられる。ということになるんやろ。
私に、自信のホドは、と、聞かれたら、最低点が何点か、基準が分からへん。多分、ナイのやろから、答えようがない。
試験については、厳格なハズの、注意事項は説明あったけど、ここで、何点以上とか、基準の説明は皆無。そやから、ナイと判断した。通常は、試験マエとかに、説明がアル。
それと、前例では落ちた人を知らんし、その基準はドウナンカなあと注意してたんや。
ただ、アトで、まともに採点されて、ナンやこいつは。それだけはイヤ。というだけのこと。
専務が、
「もう、採点が、終わってる頃やで。」とか、云いながら、様子伺いに入室。
「オオ、全員、合格やて。」
そういう結果やろうとは思いつつ、私も安堵。
M社のISO推進委員会(仮称)のメンバーは、万が一にも不合格は恐怖。
少なくとも、ホカの受講者より、詳しいハズやから。
私と同様、竹上クンも立場上、安堵したやろ。
(99/02/24)
「内部品質監査員養成講座」は全員、無事、「修了」。
講座の、「修了書」は、受講者全員からの拍手を受け、辻先生から、一人一人に手渡され、目出度く、「終了」。
サイゴに先生から、
「ご協力下さい。」
と、アンケートが配られた。
そこで、ハタと気が付いた。
小市谷クンから、どんな問題やったて、聞かれたとき、私がアンケートみたいと答えたけど、このことやった。全員、修了やからヨカッタけど。
このアンケートの質問事項は、講座のサイゴにやることが義務付けられてるような内容で、講義時間は適当やったか、内容は分かり易かったか、受講したことで、内部品質監査員に指名されても、自信を持って、やれるかとか、そういうこと。
「内部品質監査員」に指名云々の質問なんか、私の立場で、答えられますかいな。
お声が掛かるのか、掛からへんのか、分かりません。雰囲気としては、掛かることはナイやろうけど、とりあえず、「やれる」と回答せんとしょうがない。
アンケートやから、そこまで真剣に考えることでもナイけど。
その、アンケートも、まだ、記入途中やのに、原田先生が回収。
「まだ、書けてませんけど。」
「まあ、結構ですよ。」
この場合、どっちの、ケッコウなんやろ。
書いてもエエというのか、もう、書かんでもエエというのか。
どうも、書かんでもエエという意味でした。
「ミナサン、全部は書いてくれてナイですわ。」
アンケート用紙をサッと、取られてしもた。ホントウ、取られた。
残りは、「感想、ご意見」程度やったけど。
先生も、早いこと回収してしもたら、ヤルベキことは完了する。
ところが、専務の方が騒がしい。辻先生にナニやら、クレームをつけてるみたいやで。
どうも、「修了書」に記載された、専務の氏名が間違ってるらしい。
名前がドウコウ聞こえてる。
私のはどうかいなと、確認したけど、大丈夫。貰たとき、そんな処まで、見て無かった。
ホカのメンバーも、どうもナイようで、結局、専務のダケが、手違い。
先生と専務は、ショッチュウ、連絡取ってたハズの関係やのに。
M社の受講生は、全員、「修了書」を総務に預ける様子。
竹上クンが、
「登録して貰わんとあきませんからねえ。自分で持ってたかて、失おてしまう。」
「そうやなあ、登録せんとアカンのやなあ。」
「登録」云々は、「教育・訓練管理規定」で、そう規定したけど、「修了書」を総務に預けることまでは、規定してないで。
「資格認定登録台帳」も原案は作ったけど、あのまま使てくれるのやろか。どうするのやろ。
預けたりしたら、私みたいなことになる可能性もある。とか、思いはしたけど、専門でやらん限り、無関係。私も、どうなることか、分かりません。
ところで、私は、M社の社員でもナシ、「登録」してもしょうがナイ。預けることもナイ。
ハテサテ、これをもって、当面、M社に来る予定がナイ。
そやから、専務に、
「又、何かあれば、連絡して下さい。」
とか、区切りの挨拶でもしとこかな。
シバラク、室内で待ったけど、先生とのハナシが、終わる気配がナイ。ナニをやってるのやろ。もう、受講生は退室してしもてる。
内容は、ナニか知らんけど、先生との、ハナシやのに、ノコノコ、余計なんが近づいて、割って入るのも失礼。
今度は、倉庫のマエで、タバコを一本吸い乍ら、待ったけど、もめてるのか、ホカにもナニかあるのか、まだ、出て来る気配がナイ。
事務所で待つという手もあるけど、そっちに戻るかどうか、分からへん。
専務のハナシも長いしなあ。待ってもエエけど、イツ終わるかも、分からへん。出て来ても、マダ、続行中かも知れん。
さーて、タバコは吸い終わった。
ホカのメンバーも、一服スンデ、退散です。そやのに、専務は、マダなんや。
ナニしてるんや。まさか、察知して、避けられたとか。イヤ、分からんけど。
幸い、心配した、雪も無し。
一時なんか、夕方5時にでもなったら、駐車場も、真っ暗。足元が怖かったけど、まだ、充分、明るい。
駐車場には、千代川工場の福嶋クンが居た。RV車です。
彼も、無事修了して、表情がニコヤカです。私も、一応、ニコヤカ。
お互い、会釈で、サヨウナラや。
そして、一人で、会社に向こおて、自己満足の挨拶や。
「M社さん、頑張って下さいヤ。専務もお声を掛けてくれてありがとう。
ミナサンも、私で出来ることやったら、云うて下さいや。ナンでもホイホイやりまっせ。竹上クンも頑張りや。」
相手がナンやし、声まで、出してはイヤヘンけど、ケジメは大切です。
ああ、これでスッキリした。
私の任務終了段階で、公開するて、宣言してたしなあ。そやから云うて、「完了」したワケでもナイ(ラシイ)。一応、区切りなんです。イヤ、私の都合で決めたのではナイヨ。
スッキリついでに、云うてしもたら、私の気分は、ナンヤシラ、生煮え状態。
ナンでやて、そら、そうや。
軌道修正はしたらエエのやけど、準備段階の構想なんか、飛んでしもたわなあ。それで、ナンヤナてか。
この「物語」では、この程度で止めておく。知りたければ、全編、通して読んでんか。その変遷が分かるでしょう。読むのも、ケッコウ、タイヘンやけど。
まあ、ナンであれ、結果、ISOが取得出来たらヨイのです。
ナンと云うても、その、本命の、ISOの取得はどうなるのか。それがナイことには、ドウショウモナイ。そやから云うて、「同時進行物語」やし、マダ、もうチョット先。初期の計画は知ってるけど、実際の予定は、どうなるのやろ。
とりあえず、一応の区切りがやって来た。ここで、経過を振り返るのもヨイでしょう。
そっちの方が、ホンネが出て、オモシロかったりしてなあ。ソラ、ドウナルカ、分からんけど。
これで、区切り宣言もやりました。予告も致しました。
云うても、そんな、長いこと、続けるツモリはナイのです。
(99/02/16)
掲示板に「M社のISO物語」でお馴染みの、竹上クンが登場。
実名で落書きするとは、予想してなかったけど。嬉しいことです。
隠すこともナイけど、「物語」の登場人物が、名乗りを上げたし、リアルになってしもた。
リアルと云えば、この「物語」は、出来る限り、経過事実を忠実にリアルに「再現」して、「記録」するような気持ちで掲載してたのです。実際には、ナカナカ難しく、そうは、行きませんでした。と、自分では、思ってます。
理由は幾つかあります。
私は、M社の社員ではナイので、出社については、専務から要請があったトキだけで、得られる情報も、左程、多くありません。
ですから、あくまでも、「私の目線」からの、「物語」。
「物語」ですから、経過事実だけではダメ。オモシロイこともナンともナイし、脱線したり、茶化したりしたわけです。
とは云え、こういうのは文章化が難しい。
「同時進行」ですから、先々のことを、私なりに予測、計画したり、メンバーとの打ち合わせのもとで、準備しても、アトで、予定がズレたり、ハナシが違ってしまったり。等々。
自分一人でやってるのとはチガウので、困りました。これが、「同時進行」のオモシロサと云えば、それまでですけど。
HPでは、あたかも、私の気持ちを正直に掲載してるようですけど、ソレハ、それなりに限界があります。
ウソは掲載してないけど、アル程度、「慎重」な表現になります。自分だけのことやったら、勝手にしたらエエのですが、相手のアルことですから、誤解があっても、されてもいけません。
こんな調子でやってるのに、ホンマかいな。と、声が聞こえて来そうですけど、ホントウです。
先が読めませんから、どうしてもそうなります。
一応、HPとして、公開してるのですから、何処で、ドンナお方が覗いていらっしゃるか、分かりません。そんなことも、配慮してたのです。
掲載した以外にも、オモシロイ、ヤリトリはありました。
もっと、正確、鮮明に、私の見解を出したいと思うことが、度々ありましたが、ドウスルカ、出そか、出さんとこか、結局、修正したり、アト回しにして、ハナシの進行上とかで、削除したりもしました。実は、そういうのが、多いのです。
クドクド、前置きばっかりして、ナニが云いたいのかと申しますと、前回に説明の通りり、今までの経過を振り返っるのもオモシロイということです。
その振り返り方ですが、単に振り返ったところで、しょうがない。
それで、誤解されたらイカンとか、そういうことで、安全策を採ったり、掲載を見送ったようなことを中心にやってみたいのです。
それを踏まえて、コレは、コンナ誤解をしてた。コレはコウやのに、コンナことになってる。
このトキは、コウ思た。コレはコウするべきや。
そんなことを、誤解を恐れず、やってみます。
とは云うても、どんな話題をどんな具合に取り上げようかと、まだ、思案中。
M社のISO取得とか、これからの展開が、分からんモノもあります。
いずれにせよ、「M社のISO物語」としては、前回、関係者には感謝の意を表し、締めくくりました。
今度は、視点と、気持ちを切り替えて、掲載します。
(99/02/20)
掲示板に、Mr.Xなるニックネームで、ロームの現役QCマンのコメントがありました。
後輩で、QCをやってるというメンバー。
噂でこのHPを知ったと云うしなあ。ダレなんやろ。まあ、詮索しても仕方ナイ。
そのコメントに触発されたワケでもないけど、
早速、「M社のISO物語」の追伸をやります。
私が、手直した、「調査表」をメイル(メイルは、2月1日)したことまでは、掲載してます。
その一週間後(8日)、その件を含めて、専務から電話がありました。
内容は、こんなことです。
「調査表」は、基本的に、あれでやってみる。問題があったら、改正したらエエこと。
RMIの先生は、「調査」として、事務用品、消耗品みたいなモンはイラン。
顧客支給品の購買先も、顧客指定やったら、やらんならんこともナイでしょう。
と、仰ってるとのこと。
すると、実際には、極一部の、「購買先」と「外注先」が対象になる。
次に、私の件で、一旦、ここで、〆にする。
これは、「調査表」「購入依頼書」を作成依頼(1月6日)されたとき、当面、頼みたいことは、こんなモンです。と、聞いてた。
専務は、それで、ハイ、さようなら。
というのではなく、ナニかあれば、これからも、相談にも乗っても欲しいし、ISOの審査結果とかも、連絡さして貰います。という、主旨。
アトは、専務からの連絡待ちとなる。これをもって、「M社のISO物語」そのものの進行は、しばし中断となったワケです。
電話では、それ以外にも、ハナシがあった。
必要性が出て来たら、詳細にやるけど、現段階では、ドウコウ説明するのは伏せときます。
さて、「まとめ」。
「物語」の最後で、私の気分は、「生煮え状態」としたけど、原因は、当初の私の構想からのズレが大きいからです。
どんな構想やったか。
そもそも、私の構想と云うのは、専務との打ち合わせに基づくものです。
当時、殆ど全てを私にヤッテクレと云うことでした。のツモリになって、構想しただけのこと。
「どんなモン(標準書)があるんです。」
「ナイと思って下さい。全部、作らんとアカンのです。」
とのことで、それこそ、工程で使う、「作業標準類」の作成までを要求されてた。
ただ、私は、M社に、「作業標準類」が全くナイと云うことはナイ。一部、「作業標準」があることは知ってた。
クレーム、工程改善等があったら、対象となる工程の「作業標準類」の改訂をすることになる。
その都度、竹上クンを通じて、見せてもろたことがある。工程でも、見てる。
それは、当時、私が関係した部署だけで、それ以外がどうなってるかまでは知りません。
そやから云うて、これはオオゴトやと思たワケでもナイ。そのツモリで構想しました。
実際、当時作成の、「認証実施計画(ISO9002取得までの日程計画)」は、その前提で日程を組んでます。
計画では、実質的なスタートは7月で、その月内に、「品質マニュアル」の素案を作成して、8月からは、素案の原案化と、順次、「管理規定」の原案を平行して、やることにしてた。
「管理規定」は10月末に終わってしまう予定で、ズレても、11月末という計画。
この11月末には、アル程度正式なモンにしておきたかった。
そして、12月からは、「作業標準類」をやるツモリで居た。
これも、頭のナカでは、「管理規定」に目鼻が付けば、もっと、早期に、そっちに移行する予定やった。
そやから云うて、私一人でやれるとは思てナイけど、原則、その心づもりで臨んだ。
イザとなれば、援助を求めることも考えてた。
そうせんと、計画が遅れて、M社に迷惑が掛かってしまう。
自分自身の日程には、1回/2Wの頻度で、自己チェック日まで入れてたのです。
当初、私の打ち合わせ相手は専務だけやったけど、「品質マニュアル」も、素案段階はそれで充分やけど、原案段階になったら、詳細になる。
専務が全ての詳細を知ってるハズはナイ。それで、「標準化委員会」なるものも提案した。
その原案(社内標準化委員会規定)を作成して、提示したワケやけど、RMIの先生方も、M社も、私とは、まるっきり、見解が違たようです。
「そんなタイソウなモンを作る必要ナシ。」と云う感じ。
特に、RMIの辻先生からは、
「大会社やあるまいし、責任者が、そこらのメンバーに、チョット集まってくれですむハナシやないですか。それに、委員会みたいなもんは、責任の所在が不明確になりまっせ。」
との意見が出た。
私は、そんなタイソウには考えては無い。名称がタイソウやったら、タイソウでナイように変更したらエエと思てた。
いわば、アトで結成された、「ISO推進委員会」みたいな組織を想定してたけど、これも、私の思惑とは、違た。そこに、ルールが欲しかったわけや。
結果的には、「標準化委員会」なるモノは、ミゴトな空振りに終わったけど、この「ルール作り」は、今現在でも、やるべきと思ってます。
(99/03/05)
私が構想した、「標準化委員会」。
名称なんかはドオデモよかった。
ISOの取得を目指して、計画的に進めたかっただけ。
私が狙った、「標準化委員会」の主目的は、専務との打ち合わせに基づいて、私が作る予定の、「品質マニュアル」、「管理規定」の原案を吟味してもらうこと。
そうでないと、単に、
「作りました。ハイ。」
そんなことでスムはずがない。ヨイのかワルイのか。それをハッキリ示して欲しい。
ヨイなら、ヨイで、制定して、運用して欲しい。
ワルイなら、何処をドウ手直ししたらエエのか。それを期待した。
勿論、作成の進行具合とか、ジャンルによったら、私だけでは無理な状況が出て来る。
それもあるし、「管理規定」によったら、あるいは、そこから派生する、「品質記録」、「関連文書」等、実際に使うM社のメンバーに委ねた方がヨイこともあるハズ。
それを、メンバーに協力依頼して、手伝って欲しい。
あるいは、それに近い資料があるとか、そういう情報提供の期待もある。
つまり、M社が、ISO取得と云う目標を設定したんやから、その目標が予定どおり進行することが最重要課題。
それを念頭に、定期的に、1回/1〜2W程度の頻度で打ち合わせの場を設けること。
私にとっては、その開催日が期限となるし、その開催日をターゲットに作成、修正せんとイカンことになる。
要するに、「委員会」のメンバーに委ねられたテーマは、その場で進行状況を発表してもらう。
「認証実施計画」についても、その都度、進度状況をチェックして、今後の優先順位とか、方向性を討議して欲しい。
場合によったら、仕事の状況とかで、余裕のある者が手助けする。そう云う場を考えてた。
構想だけではアカンし、「社内標準化委員会規定」なる文書を作成して、専務に提示して、検討依頼もしたわけです。
RMIの先生と、M社から、「標準化委員会」みたいな、タイソウナと、否定されてからも、ヒツコク、「報告会」と云う表現で、その必要性と目的を専務には要請した。
それでか、どうか、専務から、
「柴田さんを無視するワケではナイですけど、何名か、投入することにします。
メンバーとして、竹上と宮垣を予定してます。」
という内容の電話があった。
私が、その体制を進言してたのに「無視」という表現はどういう意味かなあと、疑問やった。
電話のとおり、8月21日に、新体制が決まった。
当日、「品質マニュアル」の素案をM社全員に説明と意見を求めたアトで、専務から、
「QCから、竹上クン。工程代表として、宮垣クンに参加してもらう。」
との発表があったワケや。
ここまでは、私の期待どおり。これで、ISO取得の推進体制が出来たと思った。
実際、この組織の働きは大きかったと云える。
ところが、肝心の機能面が、私の構想からはズレてしもてた。
(99/03/08)
スタート当初、専務との打ち合わせから、私への要求は、文書類を、ホボ全面的に作成することやった。
M社としては、資金的体力のアルうちにISOを取得したいけど、それに充当する人的余力がナイ。それで、私に支援要請したという説明。
ただし、修正とか、清書程度やったら、女の子に応援させる。
そんな提案があったけど、当面、それはお断りした。パソコン入力が前提やから、自分でやった方が早いやろ。ただし、
「状況から判断して、そうせんとアカンようになったら、お願いします。」
この専務のハナシは、ヤリ甲斐がある反面、矛盾も感じた。
矛盾と云うのは、云うまでもナク、ISOは、構築したシステムを運営することにある。
その前提にあるのは、構築過程の紆余曲折にあって、第三者に対して、全面的にヤッテクレはオカシイ。
そういう見地から、M社の「ISO推進委員会」なる準備体制を要請してたワケです。
サキの説明のとおり、基本的な実務は私がやるけど、その過程で、知恵も欲しい。可能な範囲で協力もして欲しい。これは、人的余力の許す範囲とです。
その「ISO推進委員会」を通じて、システム構築過程が私と同期することになる。
もっと、追加すると、「品質マニュアル」の素案作成段階では、
「全面的にお任せします。作ってくれやはったシステムで、出来るもんはやってみますわ。」
そんなにまでいうてくれやはって、ヤリ甲斐もあるし、張り切りもした。
その分、責任も重大やなあ。と、思いもした。
そやからて、構築したシステムが、実状から、乖離してたら、ナンにもならへん。
出来そうなことは、エエけど、現実離れして、実際にヤル人が、アッチ向いてしもたら、意味がない。
どんなシステムでも、やれてナンボです。
出来んかったら、見かけは立派でも、砂上の楼閣。とはいうても、約束事が完璧に実行出来るシステムはナイ。
ナニも決めんかったら楽やけど、複数でナニかをする限り、約束事は必要。
それを文書化するのが、標準化。
捨てるべきは捨て、修正すべきは修正せんとアカン。
期待され、要請された課題をコナスというのもある。くどいけど、M社での推進体制の必要性を説明し、何回も要請したワケです。
ところが、前回に掲載した、「ISO推進体制(仮称;ISO推進委員会)」が設立されたけど、その機能とか、運営内容が、私の思惑とはマルッキリ違た。
それで、「生煮え状態」と表現したワケです。
(99/03/12)
「IOS推進委員会」が、どうもヘンやなあと云うのは、スグに分かった。
初っぱなから、ドウスルツモリヤロと思いました。
まず、専務から、二つの提案があった。
一つは、「品質管理責任者」を竹上クンにしたいという問題。
これは、テーマとしては重要やけど、当面の展開を左右することではナイ。
「品質管理責任者」は、もともと専務がやることになってた。
ただ、「ISO推進委員会」の開催マエにやった、「品質マニュアル」素案の、M社全体での打ち合わせで、生産技術の山崎さんと、工程監督者の宮垣クンから、異議が出た。
「品質管理責任者」の任は、本来、QC担当者がヤルベキと云うもの。
この意見から、専務は、それもそうやなあ。となった。
専務は生産管理業務を担ってる。
品質問題があった場合、それを無視してまで、出荷指示はしやへんけど、組織上はおかしいのでは。との言(げん)。当事者としては、無理からぬこと。
この問題について、私は、専務であろうが、竹上クンであろうが、その範囲なら、異議ナシ。
M社の好きなようにしやはったらエエ。どちらでも、一長一短はアル。
一番肝心なことは、会社幹部のポリシーに大きなブレがないこと。何処の会社でも、これがアル。幹部の心変わりです。
そういうことで、なるべく職権の強いヒトが好ましいとなる。
ただし、ISOの全容を、QC担当者は熟知してる必要がアル。
ISO管理は、現実問題として、QCの竹上クンがやることになるハズやから、その任務を委ねられても違和感はない。実際、そんな組織にしてる会社が多い。
と、思てたら、途中、そのシステム管理方法を巡って、QCが外されたり、とんでもないことになりかけたけど、最終的には、私の描いたシステムどおりになって、安堵した経緯もある。
結果的には、RMIの先生の頑強な意見で、「品質管理責任者」は、専務に再決定された。
専務の、もう一つの提案は、「ISO推進委員会」の責任者を宮垣クンにするということ。
この提案にはビックリした。
そもそも、「品質管理責任者」をQCの竹上クンがやるべきやないかとしながら、片方で、「ISO推進委員会」の責任者を宮垣クンというのは矛盾がある。
竹上クンに負荷が掛かり過ぎと云う配慮かなあ。それやったら、専務がやったらエエ。
別段、私でもカマイマセン。
実は、私が適任なんです。
負荷の面からも、サキの打ち合わせ内容からも、私にやらせたら宜しい。
そんなことしたら、M社の自主性が損なわれるからアカンやないか。
そんなことくらい、最初から分かってる。
M社独自でやるのがエエに決まってるし、それやったら、最初に、私に声を掛けること自体が間違ってるのや。
ということで、私との打ち合わせ内容と違う方向に行くのやったら、専務としては、私に予め、ネライを打診してからメンバーに通告するというのが筋です。
アトは私がどう判断するかです。
それが、サキの電話やったとしたら、単に、何名か投入するハナシだけで、「責任者」云々までのことは知らされてナイ。
私からしたら、宮垣クンは経験者やから、メンバー参加は大いに歓迎する。
外されたとしたら、ナンデヤロ。勿体ないなあとなる。
それと、「ISO推進委員会」の「責任者」というのは、意味がチガウ。
更に、そのときの専務の説明では、
「宮垣クンがリーダーとして、どういう具合にやって行くか決めてくれ。
そやからいうて、(専務が)こっち(ISOのこと)から手を引くとか、もう知らんとか、そんなことは云わへん。何でも云うてくれたら、協力する。」
これを素直に解釈すると、アトは、宮垣クンの思うようにヤレ。専務は全面的にバックアップするよ。ということになる。
指名したからには、バックアップするのは当たり前やけど、私との打ち合わせはドウナッタのでしょう。
その場で、専務に詰問して、私の立場を明確にするという手段もあったけど、実際には、しませんでした。
専務の立場も考慮せんとイカンし、無難なセンで、少し、様子を見てから判断することにした。結局、この件について、口にすることは無かった。
さて、ここで、竹上クンが「責任者」なら、異議はナイ。
竹上クンは、QCやから、どっちみち、何時かバトンタッチせんとイカン。
それより、サキを見越して、一緒にやった方がエエのに決まってる。
専務の意図も見える。
M社の実状に詳しいのやから、彼と相談しながら、やってくれ。とのことやろうから、私も、その方が都合がエエし、「責任者」として、バックアップする。
私も、組織云々以前から、ISOに引き込むつもりで、彼にはイロイロ質問とか、参考資料を準備して貰たりしてたのやから。
それだけに、宮垣クンを「責任者」に指名というのは以外な展開。
おそらく、専務は、彼の経験を買おたんやろうけど、やっぱり、おかしなことです。
ナニかが欠落してまっせ。
(99/03/14)
「ISO推進委員会」は、そんなことになったけど、一番の問題は、宮垣クンがどんな具合に進めるのか。
願わくば、私の心配なんか、払拭してくれたらエエことです。
ところが、運営そのものは、事実上、専務が主で、宮垣クンは従。
かと云うて、宮垣クンがナンにも、センかったわけではナイ。
予め、一覧表とかを作成してくれたりして、それを基に進めることが出来た。彼は、こういうのを作ることのが、好きみたい。
「管理規定」の担当割り振りは、彼の作成した一覧表に、シッカリ、表題まで決められてて、それに担当者を書き込んだらエエだけの状態。
その担当割り振りはどんな具合に決めるのかなあと思てたら、各自の持ち場で決められた。
つまり、経営、購買、外注関係は専務。製造に関することは宮垣クン。QC関係は、竹上クン。
そんな決め方やから、私の持ち場は残ったヤツになる。どっち付かずのと、総務関係。
それで、「製品管理規定」(材料、半製品、製品の取り扱い方法を決めた規定)と、「教育・訓練管理規定」。
アトは、もともと手がけてた、「文書管理規定」。
担当が決まってから、専務が、
「用語の使い方とか、表現が、バラバラやったらアカンなあ。
それは、シバタさん、見てもらえますか。」
とのハナシやったから、当然、了解したのやけど、やっぱりと云うたら、ナンやけど、このハナシも、何処かへ行ってしもた。
「管理規定」の原案は、メンバーの努力で、予想以上に早いこと出来た。
これは、大したモンです。
問題は、その中味と、すり合わせです。
中味は、どう表現したもんか、まあ、イロイロあった。
ヨイように表現したら、個性がある。ただ、専務のハナシやないけど、用語の使い方がバラバラです。
四人がやったから、四つの表現がある。それこそ、ソレゾレの表現があってもエエ。細かいことを云い出したらキリがナイ。
そやからて、せめて、主要用語は統一するべきやで。
アッチではコウ云い、コッチではアア云うではイケマセン。意味さえ、分かったらエエと云うものではナイ。
それと、「品質マニュアル」が無視されてます。読んでナイ人がありました。
まあ、実際には、「管理規定」で運用するのやから、こっちに「品質マニュアル」を合わせるべきやけど。それは中味のこと。
主要用語の統一、表現については、打ち合わせをしたかった。
実は、「文書管理規定」以外は、飛んでしもたのです。
ロームからの工程見直し要求とかで、工程監督者の宮垣クンが忙しいとか、専務が風邪引いたとか。
正直云うて、それやったら、竹上クンと私にさしたら良かった。
それしてたら、10月末には、出来てました。アカン。私は、WORDを知らんかったなあ。
それでも、11月末や。
なんでやて、担当割り振りのときの、専務の依頼事項(用語統一等)なんか、原案をメイルして貰た段階でやってしもてたで。
この組織運営やったら、その段階で、私の「用事」が無くなる。
年末に専務にしたハナシです。私がM社の支援することはナイでしょうと伝える時期は早まってました。
これは、「用事がナイ」云々以前に、「管理規定」担当割り振りの段階で、「品質マニュアル」と「管理規定」に目鼻が付いたら、そのことをハッキリさせる予定にしてたからです。
当初は、専務と打ち合わせた内容と、ゼンゼン違うやないかと云いたかったけど、もう、切り替えた。
そんな、アホなこと云うてもしょうがない。
要するに、M社のISO取得に目鼻が付いたらエエ。その目鼻とは、サッキのこと。
そうせんと、私が、無責任になってしまう。
(99/03/18)
ここで、「管理規定」の「表現」の問題について、私の考えを説明する。
せっかく、作成するのやったら、主要用語を統一することと、読みやすい日本語にすること。
主要用語が、「管理規定」によって違てしまうと、参照した規定によって、関連書類の使用用語が違て来る可能性がある。実害はナイこともあるけど。
次に、「読みやすい日本語」にするとは、エラソウな云い回しやけど、「目的」とか、「適用範囲」は、その「管理規定」の玄関とか、顔みたいなものです。
特に、「目的」は、紹介文なんやから、簡潔、明瞭、適切に表現して欲しい。
これも、実害はナイと云われたら、ソレマデ。
ではあるけど、云いたい。
監査する人は、この手の文書は、見慣れてるし、そこで、おおよそのレベルは判断出来てしまう。見てくれたらのコトやけど。
見てくれたとしても、「上手やなあ。」とか、「ナニコレ。」とか、そんなこと、間違おても、口にはしません。加点することも、減点になることもナイ。
基本的には、人それぞれの表現方法があって宜しい。監査員の志向もある。
そんなことくらい、先方も承知してます。
つまり、ある程度の知識があったら、すんなり読めて、概要が理解出来ることが望ましい。
そういう、心配りが欲しいと云う意味です。
ド素人にまで、分かってもらうことはナイ。そんなこと当たり前です。分かってもらうことは、所詮、無理です。
アル程度の知識があるヒトに分かってもらう方法は簡単です。
「品質マニュアル」との整合性を取ったらスム。
この、「品質マニュアル」は、RMIのセンセイも交えて、メンバーが練った文章やから、表現方法は、あるレベルには達してる。そやから、もっと有効利用スベキです。
「管理規定」の表現を、「品質マニュアル」から流用することは、結果的に、整合性が計れることになる。
こんなもん、手間暇の掛かる作業でもアラヘン。最初に、「品質マニュアル」を読んで、参考にしたらエエだけのこと。
「日本語になってない」「整合性」が取れてない。
こういうのが、ロームの標準類でもありました。
そもそも、日本語になってないから、すんなり読めません。引っかかって、引っかかって、イヤになった。これは、関連標準との、整合性が取れてないケースが多い。
しかも、不親切な記述が多いのです。
傾向としたら、「総則」的なものホド、無理のナイ表現になってる。ナンデかと云うと、手慣れた連中がやってますから。
反面、「技術標準」とか、機種(製品)毎に、担当者が作成したり、色んなヒトが絡むものホド、ミスが多い。
はっきり云うたら、担当者のレベル、経験の差が出てしまう。
これは、改正もしょっちゅうやし、私も、見ることがある。
多少の表現の問題は、仕方ナイけど、材料品名の間違いやとか、条件がチガウとか、要するに、「技術標準」の生命線の間違いが度々アル。
もっと、はっきり云うと、丁寧さ(確認)がナイ。
対策は簡単。早いハナシが、もう一回、読み返せばエエのや。第三者が真面目に見直したらエエことです。
勿論、見かけより、中味が重要やけど、顔とか玄関が立派でも、中味がアテにならんかったら、家のナカなんか、おおよそ、推測出来てしまう。そこに、姿勢が見えてるのやから。
そんな小難しいこと云わんでも、家として、機能したらエエやないか。そんなもん、文章表現より、実際やで。
それ、云われたら、それまでやけど、まだ、意味が分かってもらってナイ。
そもそも、そんなタイヘンな作業ではナイ。
「品質マニュアル」の表現を流用したらエエだけです。
なんで、こんなことをクドクドやってるのかと云うと、実は、こんな「目的」とか、「適用範囲」なんか、実際の運用には弊害がナイ。
それだけに、関係者も、真剣に、眼を通すこともナイ。
たまに、読んで、オカシな日本語やなあと、気が付くことがあっても、オカシいなあだけで、終わってしまう。
気付いたヒトが、記憶してくれてて、ナニかのついでに改訂してくれたらエエのやけどなあ。
そやから、最初の段階で、日本語にしととくベキと、主張してるのです。
年末に、専務には、云うたけど、もうエエでしょう。とか、云うしなあ。
やりにくいもんやで。
ヒトが練った文章を、あんまり、ドウコウ、云い張ることも出来ません。
時間の問題だけと違て、こんな理由もあって、あっさり、引き下がったけど。
(99/03/23)
さて、「管理規定」と称する文書類は、何処までを記述すのか。
部外者とか、新入社員に分かってもらうことはナイという考え方がある。
その業務に携わってるヒトでも、そんなことを仰ることがある。
それが、間違いと云うのではナイ。
「標準類」を、アル程度、書き慣れた相手やったら、どうとでも云うたらエエけど、そうでナイ相手にそれを云うと、誤解されてしまう。
例えば、私が、外部審査機関関係者から、そんなことを聞いたら、このヒトは、書き慣れてないか、書いても、重要なモンを作成してない。あるいは、相当な経験者で、所詮、そこまでを対象にするのは無理と考えてる。と、思う。
そもそも、「新入社員」とは、ナニか。そんなことになる。
つまり、その言葉には、間違いはナイけど、もし、それだけの説明で終わってしもたら、誤解されてしまうと云いたい。
現に、M社でも誤解してます。
現実問題として、どれだけ、懇切丁寧な「規定」を作成しても、ある程度、業務内容を知ったヒトでナイと、その会社独自のシステムとか、専門用語みたいなもん、分かるハズがナイ。
表現をかえたら、「規定」そのものが、社内に適用する、独自のモンやから、相手がオナジ分野のヒトでナイ限り、社内でも、理解が難しいことがある。
逆に、社外のヒトでも、経験者やったら、内容は分かる。
それと、懇切丁寧にやり過ぎると、肝心のことが曖昧になることもある。
私らも、新入社員のとき、新入社員を対象にした、社内教育があって、参考資料にも、標準書が使われたけど、意味なんか、分かるもんですか。
ただ、標準書は、独特の言い回しがあって、エライ、お堅い文章やなあと思ただけ。
つまり、アル程度、社内経験を積んで、「標準書」に書かれた意味が理解出来て、初めて、新入社員の仲間入り。それまではお客さんです。
そういう解説をしとかんと、マトモに「新入社員」と解釈してしまう。
「新入社員」と云う表現が問題やねえ。この言葉の定義をしとかんとイカンのかなあ。
そういうことを云うと、QCは難しいことを云うヤツや。とか、云われてしまうど、重大な誤解の原因は、ここにアル。
ISOの専門家から、部外者とか、新入社員に分かってもらうことはナイ。
そんな発言を聞いたら、当たり前やと解釈する。
経験してないと、そんなコト細かに、神経質にセンでもエエのやなあ。と、解釈する。
(99/04/11)
「管理規定」のことで、一番、強調したいことは、この種の文書類の内容は、その企業のレベルを示す。と、云うこと。
分かりやすく説明すると、ある製造会社に、「技術標準」がアルとしたら、それが、その会社の技術水準を示す。
「技術標準」なんか、社外秘に属する文書やから、ヨソのヒトに見せることはナイ。
仮に見せたとして、それが、開発担当者とか、そういうレベルの関係者が、これは参考になると、評価されるようやったら、それだけ、レベルが高いことになる。
そんな、書きモンがナイとしたら、それは、ISOとは無関係の問題。
どないして、製造し、管理したはるんやろねえ。
そして、その「技術標準」を基に、製品を作るのやから、「ダレ」にでも理解して貰わんと困る。
「ダレ」と云うのは、それを、実行するヒトのこと。
実行するヒトとは、まるっきりの、新入社員でもナク、作業者でもナイ。製品を製造する監督者とか、スタッフのこと。
そんな特定のヒトやけど、その相手の思考が、文書作成者とマッタク一緒やったら、問題ナイけど、そんなこと、あるはずがない。
そやから、作成者は、ダレにでも理解して貰えるようにという姿勢で、「標準類」を作成せんとアカンのです。
理由は簡単。そうせんと、間違いが起こる。
ヨク、あまり、堅っ苦しい表現したら、読みヅライ。平易にせんと、読む気にもならん。自分の言葉でやったらエエ。
そんなことを云うヒトがある。それは、そうです。
漢和辞典で、調べんと読めへんような難しい語句を並べられたら、たまったモンやない。
そやから云うて、このHPみたいな表現にしたら、関西のヒト以外には理解が出来ません。
つまり、どっちも、行き過ぎやけど、言葉の解釈は、百人百様です。誤解されんように表現せんとアカンのです。
新入社員にまで、ホンマに分かってもらえることは、至難のことやけど、それにも、分かって貰えるようにという「姿勢」で、作成せんとイカンのです。
そもそも、文章は、自分以外のヒトに、分かってもらうことを目的にしてます。
「技術標準」は、そういうことで、ある程度、対象が限定されるけど、その目的は、その文書で、モノを造ることにある。実際には、文書だけで、製造出来たら、ダレも、苦労はナイ。
それは、ベツの次元のハナシ。
「管理規定」の類は、対象の範囲が広い。基本的には、会社としてのルールを、社員に、誤解ナク、分からしめることにある。
「技術標準」みたいな、特定のモンを対象にしても、予期センような、解釈をされてしまうことがあるのに、「管理規定」なんか、尚更です。イヤと云うほど経験してます。私も下手やから。
何回も、説明して、確認して、それで、実際にやって貰たら、デタラメ。そんなもんです。
再度説明します。公式文書は、新入社員でも分からせるくらいの気持ちで作成するべき。
文書の内容を誤解されるのは、相手のレベルではナシに、作成者のレベルの問題です。
ここで、誤解のナイように、断っとくけど、クドクドやるのがエエと云うてるのではナイ。
簡潔明瞭に、新入社員にでも、分かって貰えたら一番エエ。
それでも、間違いは起こるけど、その間違いを最小限に食い止めることが大切です。
(99/04/15)
RMIの辻先生です。
「管理番号」の改訂桁数を、原案では、二桁(99まで)にしてたのを、三桁(999まで)にするよう指導された。
「そんなモン(二桁)では収まりませんで。」
そんな発言やった。
殊更、問題にするほどのことでもナイけど、三桁になるほど、改訂されることは、まずナイやろねえ。
あったとしたら、その改訂者のレベルが、余程、低いか、センスがナイか、意見を吸い上げてナイことになる。
あるいは、諸般の事情やろ。
事情とは、トップが方針をコロコロ変えること。これは、「管理規定」のハナシやで。
「管理規定」は、「総則」的なモンです。
制定当初は、関係者全員が興味もあるし、運営し出したら、色んな問題が吹き出して当然。
そもそも、最初から、完璧なモンが出来るハズがナイ。
そんなこと、出来ません。矛盾がある。ヌケがある。誤解される表現がある。分かり難い。
そんな意見が出て来る。それで、改訂することになる。
つまり、より多くのメンバーに、誤解がナク、素直に理解して貰え、運営出来るようにする。
いくら、新入社員にまで、分かって貰う必要ナイと主張したところで、結果的には、そういう思想が必要になる。思想とか、姿勢のことを云うてる。
作成者(改訂者)とか、一部のヒトが理解してても意味がナイ。
自己満足の、「管理規定」になってしまう。
ミンナが、間違いなく、ルールどおり、やってくれて、価値がアル。
そして、作成者の意図なんか、そう簡単には、第三者に通じません。
対応としては、より、簡単に理解をして貰うため、視覚に訴えること。
表とか、フローチャートを駆使することになる。
表は、私も、素案とか、そんな段階では、挿入してないけど、見直し段階からはやってます。
理由は、文書化してる段階では、作成だけで、頭のナカが一杯やけど、文書化してしまうと、全体が見えてくるし、見直し段階では、分かりやすくしようと、工夫するからです。途中から、メンバーも入れ出したけど。
フローチャートも、導入するべきです。これは、書式を統一した方がエエ。
作成者によって、フローチャートの書式が違うかったら、運営する方も混乱してしまう。
私は、見直し段階では、作ったけど、添付してナイ。
正直云うて、フローチャートを付けんとアカンなあ。とか、ハナシは出てたけど、M社の進め方が流動的になってしもて、打ち合わせの場も無かった。
統一という見地から、独走を避けただけ。ハナシだけでは、どうしょうもないしねえ。
そもそも、一番最初に、「社内標準化委員会規定」なるものを作成して、専務に見せたとき、フローもあったんやで。あっさり、反古になったけど。
まあ、そんなことはベツにして、「管理規定」を実行に移すトキの、一番ヨイ方法は、システムを作成したヒトが、まず、対象者に内容を説明する場を設けること。
そのウエで、一定期間、実施するなりして、再度、検討会を開催して、メンバーの意見に、謙虚に耳を傾けること。
アトは、そのヒトのセンスです。せっかく、エエ意見があっても、それを無視したり、説明で誤魔化したりしてはいけません。
出た意見を、調整して、改訂内容を明確にすること。この姿勢が大切。
「管理規定」とかの、制定当初は、それをセンと、いつまでたっても、定着しません。
そういう手順を踏まへんと、二桁以上の改訂番号が必要になる。
とは云え、三桁にしたからて、特に、実害もナイけど。
尚かつ、M社で、時々、見受けられたけど、初期段階では、勝手な判断で、改訂内容を変更せんこと。
制定マエの原案やったら、罪は軽いけど、そういう場で調整して、決めたことは忠実に改訂を実行することです。それでナイと、調整の意味がナイ。
そもそも、意見を出してくれた、メンバーに対して失礼やで。
定着して来たら、その運営方法が、そう度々、変わるモンではナイわなあ。
(99/04/18)
別の角度から、「管理番号」にこだわってみる。
まず、文書で、頻繁に改訂されるのは、「技術標準」(M社は作成しません)で、それを受けた、「作業標準」です。
M社では、「作業標準」の改訂が最も多いハズ。
「技術標準」だけではナク、工程改善等でも改訂される。
実は、M社の技術の蓄積がここにある。
それでも、改訂連番三桁(999)はどうかと思うけど、積極的に異論を唱えるホドのこともナイ。
余裕を持つのもヨイでしょう。
基本的に、管理番号は普遍的で、簡潔が一番と考える。
そのウエで、将来を見据えて、どうするか。
メンバーの意見で、管理部署を管理番号に組み入れることになったけど、これは意味がナイ。
管理部署は組織で、組織は変動することがある。
変動するものを管理番号に入れることは避けたい。管理番号を煩雑にするだけ。
改訂番号は最後にくっつく連番やから、二桁が三桁になっても、実害はない。
一文字多い程度で、意味も、何回、改訂したかを示すだけの単純な意味。
そのマエの管理番号は、意味がチガウ。
一連の数字記号に意味がある。複雑なことは避けた方が宜しい。
意見を出したヒトはそれなりに考えてのことやろうけど、どう考えても、思いつきの感がする。
便利なはずと、アレコレ、入れると、ヤヤコシくなる。
運用し出すと分かるやろ。積極的に反対するのも難しい。
慣れてしまえばどうでもエエし、M社の組織が大幅に変更されることもナイとは思うけど、その保証もナイ。
自社の特色を出すことは重要やけど、こんなことで出しても仕方がナイで。
もっと、中味で出して欲しいものです。
再び、「改訂」のこと。
文書類の改訂はドシドシやるべきやけど、意味のある改訂をせんとイカン。
検討セズ、推敲セズ、独断と偏見(思いつき)で改訂を繰り替えしたらアカン。
実は、このことを、大いに危惧してる。
改訂が繰り返されるようなら、新たに作った方が早いと云うハナシもあったけど、それは意味合いがチガウ。
新たに作っても、規定の名称がオナジなら、改訂の範囲。
理屈を云い出したら、前面見直しのウエ、別の名称にしたらエエのやけど、文書類には改訂履歴が重要。
それも、カバーするのは管理部署(QC)の手腕。
簡単には、「参考資料」として、マエの規定のことを記載し、原本は保管しておくこと。
オーバーではナク、改訂履歴は、その企業の歴史とも云える。
改訂すら出来ナイのは進歩がナイことになる。
マエのハナシとチガウみたいやけど、意味合いがチガウ。改訂で、前進することを云うてる。
ヨクあることで、周り回って、元に戻ることがある。こんなことを、度々やられたら、困ります。
実際、原案作成段階でもあったやないか。
改訂案はダレかが考えんと進みません。それでも、一部のヒトが、エイ、ヤーはダメ。
三桁に近づくようなら、運用方法が下手を意味する。
問題ばっかり出てることを意味する。
(99/04/30)
「規定」とか、「標準」
そもそも、私はどのように見てるか。
それを作成し、運用する、組織の実力、思想を反映すると見ている。
製造工程を知る。あるいは、文書類を見慣れたヒトが、それ見れば、対象となる組織の実力と思想の概略は察知する。
中味については、ここでの説明は難しい。それはベツにして、まずは、読みやすいこと。
これは内部的に評価出来る。
正式版を、当事者ではナク、第三者が通読して、すんなり理解出来れば最高。
ここで、当事者とは、文書作成に関係したヒト。
第三者は、新入社員を意味しません。M社の場合は、社長が適任。
社長は、「管理規定」の作成には無関係で、会社の内容は熟知してる。
そういうヒトが通読して、誤解ナク、理解出来ることが必要。
ホカにも、そういう適任者があれば、確認して貰えばヨイ。
ひねくれた表現をしたら、文句を云えるメンバーが適当。
それと、ご当人も含めて、実際にやってみることやなあ。
そして、改訂する。
「管理規定」とかの文書類が改訂されることは、その組織体が生きてる証拠で、基本的には進歩向上してることになる。改訂も出来んかったら、進歩がナイことになる。
初版(新規制定)が、改訂もされんと、そのままやったら、おかしい。
ナニも検討してないことになる。悪い表現をしたら、ほったらかし。
むやみやたらに改訂番号が増えるのも問題やけど、それ以上に、改訂されんことはアカン。
いわば、「管理規定」は、M社の思想を反映する。
「作業標準類」は、管理、技術水準を示す。
だからこそ、「管理規定」は、最低限、表現の統一(思想の一貫性)が要求される。
このことは、理屈では分かるやろうけど、ナカナカ、実行出来ません。
(99/05/07)