閻魔大王<NO.221>

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閻魔大王NO.222
455 <自民党>政権を揺るがす、パーティ収入の裏金化<!>/東京地検特捜部が捜査 閻魔大王 23/12/09
閻魔大王NO.220

NO.455 <自民党>政権を揺るがす、パーティ収入の裏金化<!>/東京地検特捜部が捜査<起稿 閻魔大王>(23/12/09)


【閻魔大王】 2023/12/09 (Sat) 16:29

第一には、松野博一官房長官<61歳>が、攻められてるです。

<写真>
衆院予算委員会に向かう松野官房長官(8日午前、国会で)=古厩正樹撮影



>自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を還流させるなどして裏金化していた問題で、2019~21年に同派事務総長を務めた松野博一官房長官(61)側が直近5年間で1000万円超の還流を受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることがわかった。東京地検特捜部も松野氏側の資金の流れを把握しており、今後、松野氏からの事情聴取も視野に入れている。


>同党5派閥のパーティー収入を巡る過少記載問題は、内閣の要に波及した。松野氏は8日の衆院予算委員会で「捜査が行われていると承知している。私の政治団体についても精査して、適切に対応したい」と繰り返し、説明を避けた。

>関係者によると、安倍派では、パーティー券販売のノルマ超過分について所属議員10人以上が派閥側からキックバックを受けるなどし、派閥側と議員側の政治資金収支報告書に収入や支出として記載されていない疑いがもたれている。これらの議員には19年9月~21年10月に派閥実務を取り仕切る事務総長を務めた松野氏も含まれ、松野氏側がキックバックを受けるなどして裏金化した金額は18~22年の5年間で1000万円を超えるとみられる。

>安倍派の会計担当職員は特捜部の任意の事情聴取に対し、キックバック分を収支報告書に記載しなかった経緯を認めているとされる。特捜部は政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑での立件を視野に捜査しており、同派を含む同党議員数十人からの聴取を検討している。

>同法は収支報告書の記載や提出の義務を政治団体の会計責任者に課しているが、不記載などを政治家が指示していた場合や、報告を受けて了承していた場合は「共謀」に問われる可能性がある。

>松野氏は2000年の衆院選で千葉3区から出馬して初当選。現在8期目で、自民党副幹事長や文部科学相などを経て、21年10月の岸田内閣発足に伴い、官房長官に就任した。

<参考=「松野官房長官、パーティー収入1000万円超を裏金化か…東京地検特捜部が聴取視野に捜査」(読売新聞)>
(23/12/08)


【閻魔大王】 2023/12/09 (Sat) 17:12

副題=パーティー裏金疑惑の松野官房長官を更迭へ、首相「役割果たして」から一転・後任調整(読売新聞)

松野官房長官を更迭だけでは、済まぬの様子。

>岸田首相は自民党最大派閥の安倍派が政治資金パーティー収入の一部を還流させるなどして裏金化していた疑惑を巡り、還流を受けた疑いのある松野博一官房長官(61)を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。首相は後任人事の調整を進める考えだ。

>複数の政府・与党関係者が明らかにした。内閣の要である官房長官の交代で政権運営が不安定化するのは避けられず、内閣支持率が低迷する首相にとって大きな打撃となる。

>松野氏は2019年9月~21年10月に安倍派の事務総長として派閥の実務を取り仕切っていたが、還流疑惑に関して定例記者会見などで説明を拒み続けている。8日の参院予算委員会でも自らへの還流疑惑について、「私の政治団体に関しては適切に処理してきた」と釈明したうえで、「精査して適切に対応していく」との答弁を繰り返した。

>首相は同日の衆院予算委員会で、野党議員が松野氏の更迭を求めたのに対し、「政府のスポークスマンとしての役割をしっかり果たしていただきたい」と強調した。松野氏も「引き続き責任を果たしていく」と述べた。

>だが、政府・与党内では、松野氏を巡り、「疑惑を 払拭ふっしょく できない以上、官房長官の任を果たせず、速やかに身を引くべきだ」(閣僚経験者)との声が強まっており、首相も続投は困難との判断に傾いたとみられる。

>官房長官が辞任するのは異例だ。第2次森内閣で中川秀直氏が女性問題などの疑惑が発覚し、00年10月に辞任した。第2次小泉内閣では、福田康夫氏が04年5月に国民年金保険料の未納問題で辞任を表明した。松野氏が辞任すれば、21年10月に発足した岸田内閣で、不祥事などでの閣僚辞任は5人目となる。

>松野氏は衆院千葉3区選出で当選8回。文部科学相や自民党総務会長代行を経て、岸田内閣の発足当初から官房長官を務めた。

<参考=「パーティー裏金疑惑の松野官房長官を更迭へ、首相「役割果たして」から一転・後任調整」(読売新聞)>
(23/12/09)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@NucBox3(Sailormoon33)】 2023/12/09 (Sat) 17:40

 閻魔大王様、こんにちは。


 裏金作りが事実であると仮定しますと。
 政権の重鎮メンバが表舞台から去る羽目になり、現在の政界には、後を任せられる人材が居ないですねぇ。
 特に岸田さん、種々の問題はあれども、安倍さん亡き後、代わる人材が居ないです。


【閻魔大王】 2023/12/09 (Sat) 18:04

磯津千由紀さん

一部では、石破茂氏<66歳>、上川陽子外務大臣<70歳>が、有力候補として上がってるよです。

石破氏は、人相悪く、人望がなく。
とは、閻魔大王的評価ですが。上川大臣が、急浮上とか。

又、論客高市早苗大臣<62歳>も、有力とは、思うですが、後ろ盾の安倍晋三氏がいません。



副題=<独自>自民が高木国対委員長の交代検討 安倍派現事務総長 小規模内閣改造論も浮上(産経新聞)

三権分立。
とは、言えどの、首相たる、或る程度の情報が入るよにしておかねばと。
要は、岸田文雄君<66歳>、その辺りの、気配り、手配の才能ゼロ。
息子を首相秘書官として、採用するの程度。

<写真>
自民党の高木毅<67歳>国対委員長



>自民党が、安倍派(清和政策研究会)からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けた疑いがある同派現事務総長の高木毅国対委員長の交代を検討していることが9日、分かった。また、同様の疑惑が浮上した松野博一官房長官らを含め、年内を念頭に小規模の内閣改造論が岸田文雄政権内で浮上していることも判明した。複数の政府・与党関係者が明らかにした。

<参考=「<独自>自民が高木国対委員長の交代検討 安倍派現事務総長 小規模内閣改造論も浮上」(産経新聞)>
(23/12/09)


【閻魔大王】 2023/12/09 (Sat) 19:29

副題=西村経産相側も裏金か、パーティー収入不記載の疑い…歴代の事務総長3人に疑惑(読売新聞)


<写真>
西村経済産業相



>自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入を還流させていた問題で、同派元事務総長の西村康稔経済産業相(61)側が、パーティー収入の一部の還流を受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることがわかった。同派では、元事務総長の松野博一官房長官(61)、現事務総長の高木毅国会対策委員長(67)の両氏側も還流分を収支報告書に記載していない疑いが判明しており、派閥運営を担う歴代の事務総長3人に疑惑が浮上した。

>東京地検特捜部は、還流分を収支報告書に記載しない運用が同派内で組織的に行われた疑いがあるとみており、松野氏ら事務総長経験者の事情聴取を視野に資金の流れや派閥運営の実態を調べる。

>関係者によると、安倍派では、パーティー券販売のノルマ超過分について所属議員10人以上が派閥側からキックバックを受けるなどし、派閥側と議員側の収支報告書に収入や支出として記載されていない疑いがある。キックバックを受けるなどして2018~22年の5年間で裏金化した金額は、松野、高木、世耕弘成参院幹事長(61)の3氏側が各1000万円超、西村氏側は数十万円程度とみられるという。

>西村氏は8日に行われた衆院予算委員会で、「遡って精査している。どこかの時点で説明責任を果たさなくてはいけないと考えている」と述べた。説明の時期については特定しなかった。

<参考=「西村経産相側も裏金か、パーティー収入不記載の疑い…歴代の事務総長3人に疑惑」(読売新聞)>
(23/12/09)


【閻魔大王】 2023/12/09 (Sat) 20:24

副題=図解 自民・安倍派の政治資金パーティーを巡る疑惑の構図 自民・安倍派、10人超が裏金化か 二階派も聴取 パー券不記載(毎日新聞)

パーティ券のノルマを越した分を当事者に還元は構わんですが、それを、還元されたの方が、収支報告書に記載せずで、結果、裏金化<!>

<図1>
安倍派の政治資金パーティを巡る疑惑の構図



<図2>
政治資金収支報告書へのパーティ券収入不記載の構図



<表3>
告発対象となっている自民党派閥の政治資金パーティ収入の不記載額(万円)



<表4>
松野博一官房長官の裏金疑惑を巡る衆参予算委での主なやりとり



>自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、最大派閥の安倍派(清和政策研究会)からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けながら、政治資金収支報告書には記載せず裏金化した疑いがある所属議員が複数いることが関係者への取材で判明した。派閥から議員側に還流した総額は直近5年で1億円を超えるとされ、還流資金を裏金にした議員は10人を超える可能性がある。

>一方、東京地検特捜部が二階派(志帥会)の担当者から事情聴取を進めていることも判明した。二階派ではノルマを超えた分を各議員に還流させ、派閥の収支報告書に支出として記載する一方、派閥の収入欄にはノルマ超過分を記載していなかったとの情報もある。特捜部は、安倍派だけでなく二階派についても裏金作りが行われていたとみている模様だ。

>複数の自民党関係者によると、派閥の政治資金パーティーは一般的に議員の当選回数や役職に応じて数十万~数百万円分のパーティー券の割り当て(販売ノルマ)があり、ノルマを超えて売れた分は派閥から議員側に還流される。

>こうした資金の流れは収支報告書に記載すれば法的には問題ないものの、安倍派では直近5年で1億円以上のノルマ超過分の収入と、議員に還流した分の支出がいずれも記載されていなかった疑いがもたれている。

>関係者の証言などによると、安倍派で資金の還流を受けながら自身の関係政治団体の収支報告書に収入として記載していなかった議員は10人超に上る可能性があり、直近5年分の還流額を合算すると、1000万円を超える議員もいるとみられる。

>安倍派と二階派を含む自民党5派閥の政治団体は、政治資金パーティーの収入を2018~21年分の政治資金収支報告書に計約4000万円分過少記載したとして、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で会計責任者らが刑事告発されている。告発された過少記載額は安倍派が約1900万円と最も多く、他の派閥は約200万~約950万円だった。

>5派閥はこれまで毎日新聞の取材に対し「事実関係を調査し、適切に対応する」などとコメントしている。【大場弘行、黒川晋史、井口慎太郎】

<参考=「図解 自民・安倍派の政治資金パーティーを巡る疑惑の構図 自民・安倍派、10人超が裏金化か 二階派も聴取 パー券不記載」(毎日新聞)>
(23/12/03)


【閻魔大王】 2023/12/11 (Mon) 10:49

副題=安倍派が存続の危機、「5人衆」全員が裏金疑惑の渦中に…自民党内での影響力低下避けられず(読売新聞)


<表>
安倍派を巡る近年の主な動き



>自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、99人)が存続の危機に直面している。派閥の政治資金パーティー収入を所属議員に還流させて裏金化していた疑惑が明らかとなり、党内での影響力の低下は避けられない情勢だ。

>「私の所属する政策集団に関し、疑惑を持たれる事態になったことを深くおわび申し上げたい」

>安倍派に所属する世耕弘成参院幹事長は9日、出張先の京都府宇治市で記者団にこう述べた。自身も1000万円超の裏金作りの疑いが持たれており、「責任の一端を感じている」とも語った。

>同派は、世耕氏に、松野官房長官、西村経済産業相、萩生田政調会長、高木毅国会対策委員長を加えた「5人衆」が中枢を担うが、5人とも同派の裏金化疑惑の渦中にある。

>岸田首相(自民党総裁)は一連の疑惑を受けて、閣僚や党役員の交代を視野に入れているとされる。実際に人事が行われた場合、疑惑がつきまとう安倍派議員は後任の選択肢から外れるのは確実だ。

>パーティー券購入者の減少により集金力が低下したり、派閥からの離脱者が相次いだりする可能性も指摘される。安倍派内からも「疑惑を 払拭ふっしょく するには派を一度解散するしかない」(ベテラン)との声が漏れる。立憲民主党の泉代表は9日、静岡市内で記者団に「派閥幹部は一掃。派閥も解体していい」と批判を強めた。

>安倍派からは2000年以降、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫と4人の首相が輩出した。民主党政権を経て、12年12月に首相に再登板した安倍氏は連続在職7年8か月の最長政権を築いた。菅前政権や現在の岸田政権でも、派の数の力を背景に、閣僚・党役員人事で優遇を受けるなどしてきた。

>今回の疑惑を受け、同派支配の時代は早晩終わりを迎えるとの見方が党内で出始めている。別の派閥のベテランは、「『清和1強』の時代が長く続き、組織の緩みやおごりが生まれたのだろう」と指摘する。

<参考=「安倍派が存続の危機、「5人衆」全員が裏金疑惑の渦中に…自民党内での影響力低下避けられず」(読売新聞)>
(23/12/10)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/12/12 (Tue) 13:33

副題=政治家が裏金を必要とする理由 現金で集められる「抜け道」パーティー券のからくり

 こんにちは。


 「パーティー」の実態、政治に「裏金」が必要な理由。


> 岩井奉信・日本大学名誉教授


> 自民党5派閥のパーティー収入過少申告問題で、東京地検特捜部の捜査が進んでいます。

> 政治資金問題に詳しい日本大学名誉教授の岩井奉信氏は、「裏金は日本政治の宿痾(しゅくあ)だ」と言います。【聞き手・須藤孝】


> 都合のいい制度

> ――そもそも政治資金パーティー自体が抜け穴になっていると言われてきました。

> 岩井氏 1975年に政治資金パーティーの制度ができた時は、企業献金から個人献金への転換を目指すものだと言われました。

> ところがリクルート事件(88年発覚)の時に、社員数より多い枚数のパーティー券を購入するなど悪用されました。

> これをうけて92年に100万円超(94年改正で20万円超)の購入者は名前を公表するなどの改正が行われて、一時は落ち着きます。

> しかし、99年改正で政治家個人に対する献金が全面禁止になるとパーティーが増えていきます。

> パーティーは政治家にとっても、献金する側にとっても都合のいい制度です。

> 献金する側からすると、外国人や赤字企業など制限がある献金と異なり、制限がありません。公開基準も5万円超の政治資金より甘くなっています。

> 一方、政治家にとっても、催し物の対価という建前があるパーティー券は売りやすいのです。政党助成金制度ができてから、献金が集まらなくなったことも背景にあります。

> おカネ集めの残る手段がパーティーになっています。

> ――パーティーは政治資金のなかでどういう位置づけなのか、わかりにくくなっています。

> ◆パーティー券は、政治資金規正法上は、献金という枠の外にあります。しかし、買わされている側は献金だと思っています。

> 仕組み自体に矛盾があります。政治資金を集めるためのパーティーなのだから事実上の献金だと私は思います。しかし対価だから献金ではないという論理になっています。おかしな論理です。


> チェックする仕組みがない

> ――制度自体に問題があります。

> ◆最大の問題は、チェックする仕組みがないことです。過少申告でもわかりません。20万円超は公開されるといっても、本当にそれだけかは確認できません。

> どうしたらパーティーを開いたことになるのか、決まりはなく検証もされていません。

> 政治資金収支報告書を調べていると実際にパーティーを開いたのか、疑わしい例もあります。

> ――第三者のチェック機関が必要ですか。

> ◆私も国税庁の査察部のような強制力を持ったチェック機関を作るべきだと発言したことがありますが、実際に作るとなると大変です。

> 以前私も関わって、あるNPO法人が、政治資金収支報告書をデータ化し、ネット上で公開する試みをしたことがありますが、費用と労力が膨大になり続きませんでした。

> ――メディアの役目ではあります。

> ◆公開基準が100万円超だった時代は報告書の分量も少なかったのですが、今は5万円超です。情報量が多すぎてかえって実態が分からなくなっています。

> 一つの方法は、政治資金の透明性を高めるという意味で、収支報告書の原本を電子化してネット上で公開し、誰でもチェックできるようにすることです。そのためには「中央分」「地方分」に分かれている収支報告を一元化する必要もあります。

> 今回のパーティー問題の直接的な解決策ではありませんが、「見られている」となれば、相当なけん制になります。


> 裏金を必要とする政治

> ――裏金を必要とする政治をやっています。

> ◆派閥の領袖クラスが子分に配るにも、国会議員が地方議員に渡すにも、正しい方法でやると名前が表に出ます。誰にいくら渡したかが公表されるのはトラブルのもとになります。だから現金で渡したいとなるのです。

> パーティーは現金が集まります。だから裏金作りに利用されたのです。裏金は日本政治の宿痾です。

> ――裏金は制度の問題ではありません。

> ◆裏金は犯罪です。分かっていて、「えいや」でやっているわけです。結局は買収のカネです。昔より劇的に減ったのは確かですが、今も消えていません。

> 政党本位の選挙になったといっても現場はいまだに後援会選挙です。後援会の維持にカネがかかる基本構造はあまり変わっていません。おカネをかけようと思えばいくらでもかかります。

> よくみると、いろいろなところに裏金を作る仕組みがあります。

> たとえば、政党から政治家個人に支出される「政策活動費(組織活動費)」は億単位です。政治家に渡された後は使途も何も明らかにする必要がありません。事実上の裏金です。

> 逆に言えばそれだけ裏金を必要としているということです。派閥としてはパーティー券で作っていたわけです。


> 抜け道ばかり

> ――政治家にとって政治資金規正法とはどういうものなのでしょうか。

> ◆そもそも政治家自身が作っているので相当に緩いのです。厳しくなっているように見えても、抜け道があちこちに用意されています。

> 私も長く政治改革に関わってきましたが、いくら我々が提案しても、最後は政治家にやられるという経験を多くしてきました。


> リクルート事件の教訓

> ――今回はどうなりますか。

> ◆制度改革までいくかどうかです。最近は、政治とカネの問題が起きた時に議員辞職するケースが目立ちます。世間の目が厳しくなったためで、その点は良いことですが、一方で、悪いことをした個人のせいになり、制度の問題は問われません。

> リクルート事件の時はあまりにも多くの政治家が関わったので個人の責任にはできず、だから政治改革だとなりました。

> 今回も多くの政治家が関わっているので、その意味ではリクルート事件と似ています。

> 犯人捜しで終わってはいけません。野党も政権を攻撃して留飲を下げているだけではだめです。制度を変えなければなりません。

> ――改革は実現するでしょうか。

> ◆気になるのは今回、自民党の若手から声があがっていないことです。

> リクルート事件の時は、危機感を持った若手が声をあげました。だから自民党自身が政治改革大綱を作りました。

> 政治改革は政治家が冷静になるとできません。熱に浮かされないとできないのです。国民の批判を受けて、まず落選するのは若手からです。若手がもっとあばれてほしいと思います。

> 思えばリクルート事件をきっかけに行われた政治改革から約30年です。抜本的な見直しをすべき時期に来ています。


<参考=「政治家が裏金を必要とする理由 現金で集められる「抜け道」パーティー券のからくり」(毎日新聞・政治プレミア、12月12日)>


【閻魔大王】 2023/12/14 (Thu) 00:04

副題=安倍派だけが追及されるのは事務方が「完落ち」したため 「安倍派裏金疑惑」に須田慎一郎が言及(ニッポン放送)


>作家で自由民主党・参議院議員の青山繁晴とジャーナリストの須田慎一郎が12月12日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。安倍派の裏金疑惑について解説した。


>内閣改造で「安倍派一掃人事」が総理自身に降りかかる場合も

>飯田)各紙が安倍派の裏金、パーティー券のキックバックについて報じています。あっという間に大きくなったイメージがありますが、どうご覧になりますか?

>青山)目下、2つポイントがあります。まずは総理が内閣総辞職ではなく、内閣改造と人事、しかも安倍派をすべて追放するような形を取るのではないかと言われていますが、信じがたい大胆なやり方ですよね。もし岸田さん本人に捜査の手が及ぶことになったらどうするのか。一発でアウトですよね。

>飯田)そうなりますね。

>青山)総理かどうかは別にして、岸田派にも副作用があるのはほぼ確実な情勢です。いまさら総理もあとに引けません。岸田総理は真面目な人ですので、真面目な人が決心するとこういうことになるという典型だと思います。


>見せしめのために自宅への家宅捜査も

>青山)もう1つは捜査の行方です。おそらく政治家は在宅起訴だと思います。これで政治家は1人もやれない、事務方だけだったとなれば、かつて金丸信さんがペンキを投げられたような状況になってしまいます。東京地検はそれを気にしているようなので、在宅起訴は必ず行うでしょう。ただ、在宅起訴は基本的に任意捜査になります。まずは強制捜査のうち、家宅捜索をするかどうかですね。普通はするはずです。例えば議員会館の議員事務所や、派閥の事務所、清和会(安倍派)の事務所まではおそらくやると思いますが、見せしめのつもりなら自宅までやります。


>慎重に捜査を進める検察

>青山)記者用語で「ガサ入れ」と言われるものです。それを行ったあと、政治家の身柄を取るのかどうか。要するに逮捕ですが、そこまで及ぶのか、それとも任意捜査のまま起訴まで持っていくのか。起訴できたとして、裁判になれば捜査段階から裁判まできちんと見なくてはいけません。捜査段階で新聞などは完全に決めつけて書きますが、それは民主主義の手法ではありません。裁判になったときに、政治家が「記載するな」と指示を出したのかどうか……。「出した」と言うなら証拠は何なのか。下手をすると無罪ですよね。

>飯田)無罪の可能性もある。

>青山)そうなると検察庁は大打撃ですので、検察はいま慎重に見ていると思います。新聞やテレビが大騒ぎしているのは、検察がどんどんリークするからです。今回、そこは派手に動いています。

>飯田)そうですね。

>青山)しかも新聞を選んでいる。広島の「河井夫妻選挙違反事件」の際は、検察の味方だった新聞には優しくリークし、そうではない新聞にはリークしないようにまでしています。このようなやり方は、私は久しぶりに見ました。かつて事件記者でしたから、多少は知っていますが。岸田総理の思い切った人事が果たして成功するのかどうか。下手をすると自分に降りかかってきます。

>飯田)総理自身に。

>青山)もう1つが、捜査から裁判の行方まで。これは簡単に終わる話ではありません。


>安倍派の事務方が「完落ち」したために安倍派だけがターゲットになっている

>須田)今回のキックバック問題ですが、パーティー券を販売し、ノルマを超えて売った分に関しては、自民党において5割が返ってくると言われています。ただ、安倍派が前面に出る形で報道されていますが、キックバックに関して言えば安倍派だけではなく、ほとんどすべての派閥が行っています。

>飯田)すべての派閥が。

>須田)そのため、「内閣改造を行って三役から安倍派を外す」と閣僚交代したあと、また他の派閥から出てくれば、岸田政権は立ち往生すると思います。ただ、先ほど青山さんが特捜部の動きについて説明されましたが、「なぜ安倍派がターゲットになっているのか」と考えると、おそらく安倍派の事務方が「完落ち」してしまったのです。

>飯田)なるほど。

>須田)だからいちばん手厚く特捜部サイドに情報が集まっている。検察にとっては、黒川元東京高検検事長の麻雀事件も含め、(安倍派は)人事に手を突っ込んできた人たちなのです。「法務・検察人事に手を突っ込んできた清和会は許すまじ」というような怨念があるので、意図的なリークが始まったのではないでしょうか。


>インターネットを使った工作活動は許しがたい

>青山)いまインターネット上で、「青山繁晴は安倍派に属していながら好きなことを言っている」と意図的に流しているグループがいます。これは犯罪行為です。私は議員になった当初から派閥にいっさい属さず、準派閥グループにも属さず、完全無派閥で親分は誰もいません。献金も1円も受けていませんし、パーティーも自分では開きません。後援会もつくりませんし、後援会長もいません。地元もつくらず、選挙活動もしないという形を貫いています。このようなことをメディアはいっさい報じません。「自由民主党の政治家はみんなパーティーを開き、どんどん金を儲けている」ということしか報じず、違う生き方をしている議員がいることは絶対に報じない。本来は公平に見ていただくべきだと思いますし、インターネットを使った工作活動は許しがたいです。

>須田)青山さんはご自身の選挙活動でも、誰の応援も寄せ付けませんよね。

>青山)私は公示にならない限り、選挙活動自体しません。地元もつくっていないので、地元に帰ることもありません。そういうやり方もあるのです。ただし、他の議員にこのやり方を求めたこともありません。いま、私は「護る会(日本の尊厳と国益を護る会)」という議員集団において、94人の議員の代表ですが、代表だからそうしているのです。あえて言いますと、今回のことを機に派閥は全廃するべきです。全廃したあとの新しい議員集団のモデルとして、「日本の尊厳と国益を護る会」……政策だけで結びつき、お金も動かず、地位の割り当てもしない会をみんなと一緒にやっているわけです。

>飯田)「護る会」は派閥のような活動をしているわけではなく、3本柱の政策を詰めているのですよね。

>青山)皇位継承は男系・父系で守ること、これ以上の国土を中国と韓国に奪われないということと、古い言い方ですが、「スパイ防止法」の制定です。この3つに賛成する人は誰でも受け入れています。

>飯田)逆に言えば、それ以外の政策で多少見解が違っていても……。

>青山)多少ではありません。

>飯田)そうですね。LGBTの話は全然違いますね。

>青山)LGBTに関しても、反対したのは私と和田政宗さんだけです。和田さんは行動を共にしてくれました。例えば増税をめぐる話だと、つい最近の自由民主党の会合でも私は防衛増税の反対を貫いていますし、「護る会」の役員のなかで、防衛増税をいま決めろと。きょう(12月12日)の新聞にも出ていますし、見送りになりましたが、「見送りにしろ」ということを強硬に主張して激突しています。でも「護る会」には何のさざ波も立ちません。

<参考=「安倍派だけが追及されるのは事務方が「完落ち」したため 「安倍派裏金疑惑」に須田慎一郎が言及」(ニッポン放送)>
(23/12/12)


【閻魔大王】 2023/12/14 (Thu) 17:24

副題=安倍派「パーティー収入不記載」は贈収賄にはならない 須田慎一郎が指摘


>ジャーナリストの須田慎一郎が12月4日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題について解説した。


>安倍派が1億円超の裏金か

>飯田)自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について、各紙、「安倍派が1億円超の裏金か」という記事を掲載しています。安倍派に加えて、二階派の名前も出てきました。

>須田)まず入口の問題として指摘しておきたいのが、今回の政治資金をめぐる刑事告発、あるいは問題点の指摘は、いつもながら神戸学院大学の上脇博之教授が行っています。この方は共産党に非常に近い方で、今回の政治資金問題に関して言うと、大学教授というよりも市民活動の一環でやっているのです。ある種の政治的な思惑に基づいて行われている。だからと言って、問題点や違法行為があったとしても見逃していいわけではありませんが、「そのような政治的な前提がある」ということは理解しておくべきだと思います。


>政治資金規正法……賄賂性のある資金を規制する

>須田)政治資金規正法とは、「政治資金の入りと出のうち、入ってくる部分について規制する」というものです。政治資金規正法が単独であるわけではなく、それと連動する形で、賄賂性のある資金について規制するようなところがあります。

>飯田)賄賂性のある資金について規制する。

>須田)問題になるのは「裏金」です。贈収賄の「賄賂」を意識している以上、賄賂は政治資金収支報告書に記載されることはないので、裏金のところをチェックしていくのです。


>ノルマを超過した分の半分が所属議員に戻り、記載されない裏金となる

>須田)いまは安倍派と二階派の名前が出ていますが、今回のパーティー券収入のうち、もちろん記載されていないことは問題なのですが、それ以上にノルマを超過した分については、自民党内の一般論として半分くらいがキックバックされる。それが記載されておらず、裏金になってしまうのが問題なのです。

>飯田)帳簿に記載されているのであれば、裏金ではなく表金であり、まったく問題はない。そこが特捜としての容疑になるのでしょうか?

>須田)政治資金規正法のなかでは、政治資金収支報告書に書かれていないと違法行為なので、その取っ掛かりになるのですが、裏金に当たる部分がどのような意図のもとに行われたのかが問題であり、そこが捜査対象になっていきます。今回の場合は、パーティー券をノルマの金額を超えて売ると、大体50%くらいが戻ってくるのです。これは安倍派だけでなく、一般的なルールとして、自民党内の他派閥や地方の県連単位でも行われていることです。


>党と議員の関係で特定の人物に便宜を図るようなことではなく、贈収賄にはならない

>須田)それが議員個人の政治資金収支報告書に記載されていない。しかし、党と議員の関係なので、何かうしろ暗いことや便宜を図る意図があるわけではないため、贈収賄にはなりません。形式犯的な部分を「どこまで特捜が問題視するのか」ということになると、その先の展開はないのです。場合によっては書類送検という形で決着がつくのではないかと思います。

>飯田)不記載や虚偽記入の罰則は、5年以下の禁錮または100万円以下の罰金となります。パーティー券となると、特定の人に利権が生じるわけではありません。確かに各社の報じ方も、少し変わってきているような感じがします。

<参考=「安倍派「パーティー収入不記載」は贈収賄にはならない 須田慎一郎が指摘」(ニッポン放送)>
(23/12/04)


【閻魔大王】 2023/12/14 (Thu) 19:05

副題=安倍派の4閣僚、萩生田・高木・世耕氏が辞表提出…岸田首相が新体制発足へ(読売新聞)

萩生田光一<60歳>自由民主党政務調査会長辞任
西村康稔<61歳>経済産業大臣辞任
高木毅<67歳>国会対策委員長辞任
世耕弘成<61歳>参議院幹事長辞任

尚、
官房長官には、林芳正氏<62歳>が、噂されてるです。

>自民党安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受け、同派の松野博一官房長官と西村康稔経済産業相と鈴木淳司総務相、宮下一郎農相の4閣僚、自民の萩生田光一政調会長と高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長が14日、辞表を提出した。

>岸田首相は松野氏の後任として、岸田派の林芳正・前外相(62)を起用するなどの人事を内定しており、14日夕の皇居での認証式を経て、新体制を発足させる。

>林氏は14日午前、東京都内で、「大変困難な状況の中で、持てる力をしっかり発揮するように、誠心誠意努力していきたい」と記者団に語った。

>松野氏は記者会見で、「政治資金について様々な指摘がなされ、政治に対する信頼が揺らいでいる。国政に遅滞を生じさせないよう、首相に辞表を提出した」と述べた。

>首相は新たな経産相に無派閥の斎藤健・前法相(64)、総務相に麻生派の松本剛明・前総務相(64)、農相に森山派の坂本哲志・元地方創生相(73)を充てる考えだ。

>萩生田氏は首相に辞表を出した後、首相官邸で「パーティーの会計処理を巡り、国民に疑念を抱かせ、政治不信を招くことになった責任を感じている」と記者団に語った。首相は2024年度予算案を決定する22日にも辞表を受理する意向で、萩生田氏には「次の政調会長を決めるまでの間、仕事を進めてほしい」と求めた。

>高木氏は茂木幹事長、世耕氏は関口昌一参院議員会長にそれぞれ辞表を出した。

>また、安倍派の上野通子首相補佐官と佐藤啓財務政務官、和田義明防衛相補佐官も辞表を出した。

<参考=「安倍派の4閣僚、萩生田・高木・世耕氏が辞表提出…岸田首相が新体制発足へ」(読売新聞)>
(23/12/14)


【閻魔大王】 2023/12/14 (Thu) 22:59

副題=林芳正官房長官ら4閣僚就任 自民政調会長は下旬に交代 自民政治資金問題(日本経済新聞)

早速にも、決まったですが。
早速にも、統一教会との、云々と。そんな細々言うてたら、話進まんです。

>自民党派閥の政治資金問題を受けた閣僚人事で林芳正官房長官ら4人の新閣僚が14日に就任した。経済産業相には斎藤健氏、総務相は松本剛明氏、農相に坂本哲志氏がそれぞれ就いた。辞表を出した萩生田光一政調会長らの後任は2024年度予算案の閣議決定を想定する22日以降に決める。

>入れ替わった閣僚のポストはいずれも自民党安倍派(清和政策研究会)が占めていた。同派の副大臣5人と政務官1人も交代した。

>安倍派の萩生田氏は岸田文雄首相(党総裁)に辞表を提出した。高木毅国会対策委員長は茂木敏充幹事長に、世耕弘成参院幹事長は関口昌一参院議員会長にそれぞれ辞表を出した。

>首相は編成作業が大詰めを迎える24年度予算案の党内手続きを踏まえ、党幹部3人の後任人事を12月下旬に決める。14日に首相官邸で会談した公明党の山口那津男代表に「22日までは任を続けてもらう」と説明した。

>4閣僚は林官房長官を含めていずれも経験者の再登板となった。新たな疑惑やスキャンダルが取り沙汰されるリスクが低く、国会答弁などの経験が豊かな人材を重視した。

>林氏は14日午前、都内の自宅前で記者団に「困難な状況で持てる力を発揮するよう努力する」と述べた。斎藤氏は認証式に先立ち「重大な局面であればあるほど立ち向かわなくてはいけない」と官邸で記者団に語った。

>安倍派は政治資金パーティー収入の一部を議員に還流し、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いで東京地検特捜部の捜査を受けている。

>首相は安倍派所属の議員には政治資金処理の点検を優先させて、国民の信頼回復を急ぐ。同派の上野通子首相補佐官と和田義明防衛相補佐官も14日に辞表を提出した。

<参考=「林芳正官房長官ら4閣僚就任 自民政調会長は下旬に交代 自民政治資金問題」(日本経済新聞)>
(23/12/14)


【閻魔大王】 2023/12/16 (Sat) 01:37

副題=「会長になった際、安倍元総理は不記載・虚偽記載をやめるよう指示した」 高橋洋一が言及(ニッポン放送)


>内閣官房参与の宮家邦彦と数量政策学者の高橋洋一が12月13日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。自民党の派閥パーティーをめぐる問題について解説した。


>パーティー収入をめぐり、岸田派が過少記載を精査

>飯田)自民党の派閥パーティーをめぐる問題で、岸田派からも収入の過少記載が出たと報道されました。

>清和政策研究会(安倍派)会長になり、「不記載・虚偽記載をやめる」ように指示した安倍元総理

>高橋)「安倍派(清和会)」の話ばかり出てきますが、安倍さんは会長になってから「これ(不記載・虚偽記載)をやめろ」と言った人です。だから、最後のときはなかった筈です。そもそも安倍派(の会長)になってから8ヵ月ぐらいでしょう?

>飯田)安倍さんが会長を務めていた任期中、2022年にも1度パーティーを開いてはいます。

>高橋)パーティーはやりましたが、「不記載はやめろと言った」という話を聞きました。

>飯田)それがどこまで効いていたのか。その年にキックバックがあったかどうかもわかりませんが。

>高橋)検証可能なのです。過去5年間を見て、最後の時期にほとんどなければ、(安倍元総理の)指示が効いていたということです。みんな「安倍派が」と言いますが、ほとんどは細田博之さんなど、その前の話ですよ。

>飯田)「2022年がどうであったか」は、いまのところあまり報道や情報が出ていませんが、政治資金収支報告書を紐解けばわかる話ですからね。

>高橋)安倍さんは「どうしてこんなことをやっているのか」と驚いて、「やめろ」と言ったという話はみんなから聞きました。

>飯田)私も2022年の収支報告書を細かく見ているわけではないので、どういう記載になっているかはわかりませんが。

>高橋)書くか書かないかだけですから。「書けよ」と言ったそうです。


>役人には2種類ある
>飯田)これで閣僚も代わる、副大臣も代わるとなると、政局のようなことが起きます。お二方はもともと外務省と大蔵省(現・財務省)、霞が関で働いていらっしゃいました。こうなった場合、下の人たちはどうするのですか?

>宮家)高橋さんのご経験とは違うかも知れませんが、私は安倍晋太郎さんの秘書官でしたから。

>飯田)外務大臣秘書官。

>宮家)役人には2種類あると思います。1つは法令を執行する非政治的な人。もう1つは政治との接点があり、国会で法律や条約を通すため、政治に根回しをしなければいけない人です。だから、政治に関係ない部署にいる人は、粛々と仕事するのです。一方、接点がある人間は大変で、私も新聞を毎日読んでいましたよ。政治部の記者に「政局はどうなるのだ?」と話を聞いたり、いろいろなことに敏感になりましたね。

>飯田)トップが変わると、そこの方針も変わるかも知れないから。

>宮家)突然、「連立だ」などという方向になると大変ですよね。

>飯田)高橋さんもいろいろなことがあったと思いますが、いかがですか?

>高橋)何か起こると、事務に仕事は降ってこないのですよ。だから、それはそれで「楽になった」と前向きに捉えていましたね。

>飯田)なるほど、事務方で粛々と進める方は。また、昨日(12月12日)の閣議後会見のなかで、鈴木財務大臣が「来年度予算案の編成作業に影響が出ないように取り組む」と考えを示しましたが、まさに大臣折衝のタイミングではないですか。影響はあるのでしょうか?

>高橋)ありません。大臣折衝は分刻みで、全部できていますから。

>宮家)シナリオはできている。

>高橋)一言一句、間違って読んではいけないのです。

>飯田)要するに完全原稿ですか?

>宮家)それが役所同士のディールなのですよ。

<参考=「「会長になった際、安倍元総理は不記載・虚偽記載をやめるよう指示した」 高橋洋一が言及」(ニッポン放送)>
(23/12/14)


【閻魔大王】 2023/12/16 (Sat) 17:09

副題=自民党派閥の「パーティー券」問題、法的に何が問題なのか?東京地検特捜部の動きは…論点整理(弁護士ドットコム)

>自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題が大きく取り沙汰されている。安倍派(清和政策研究会)所属の複数の閣僚が12月14日、辞表を提出したと報じられている。また、刑事告発を受けて、東京地検特捜部が議員の聴取を始めるともされている。

>あらためて、今回のパーティー券収入ノルマ超過分のキックバック(環流)をめぐる法的な問題を整理したい。元東京地検検事の西山晴基弁護士は「大量逮捕」への発展もありえると指摘する。西山弁護士に聞いた。


>●法的に問題となるのは…争点は「共謀」の有無

>――「裏金問題」をどのように捉えればよいでしょうか

>法的に問題となるのは、パーティー券収入を得ること自体ではなく、収支報告書にパーティー券収入を記載しない行為です。

>政治資金規正法は、収支報告書の作成・公表を求めることにより、政治資金の流れを国民の監視下に置き、政治資金が不正に利用されることを抑止しようとしています。

>政治団体のパーティー券収入についても、収支報告書に記載することを義務付けています。もし虚偽の記載をすれば、5年以下の禁錮または100万円以下の罰金に処せられます。

>――東京地検特捜部による安倍派議員の聴取とも報じられるなか、今後の展開は

>過去の裁判例の多くは、収支報告書の作成者と議員との間に、虚偽の記載をすることについて「共謀」があったかどうかが争われています。

>特捜部としては、今回のケースにおいても、まず、議員との「共謀」の有無が争点になるだろうと考え、関係者への事情聴取と証拠固めを進めると思われます。

>「共謀」の立証においては、関係者の証言が重要な証拠になります。口裏合わせや口封じなどの罪証隠滅がされるおそれがあるため、大規模な逮捕事件に発展する可能性もあります。


>●法の抜け穴が利用される可能性も

>――キックバックについてはどうでしょうか

>今回の問題では、ノルマ超過分のキックバックの法的性質が争われる可能性もあります。

>政治資金規正法は、個人や企業・団体から政治家個人に寄付することを禁じていますが、例外として、政党から政治家個人に寄付することは認めています。

>ところが、このような寄付金(政策活動費)について、政党側は収支報告書に記載して公表しなければならないとされていますが、受け取った議員側には報告義務を明示的には課していません。

>政策活動費の扱いについては、これまでにも「法の抜け穴」として問題視されてきました。

>今回の問題では、政治団体のパーティー券収入であるにもかかわらず、政党から議員個人にされた寄付であるとして「法の抜け穴」を利用すること、つまり「議員側は記載する必要がない」という弁解によって、法的責任が争われる可能性も否定できません。


>●議員たちの"思惑"とは何か

>――東京地検特捜部が狙う「本丸」は?

>加えて、今回の問題の本質は、記載されていない金が、誰から受け取ったものなのか、特定の者からどれくらいの金額を受け取ったのか、どのように使われたのかといった一連の金の流れを隠蔽しようとしていたのでないかという点にあります。

>政治資金規正法は、同一の者からのパーティー券収入が20万円を超える場合、その者の氏名等も記載することを求めており、さらには、同一の者から150万円を超えるパーティー券収入を得ることを禁止し、特定の者との癒着を抑止しようとしています。

>また、同法は、支出について、収支報告書への記載に加え、領収書等の提出も求めることで、政治資金の適正な運用を守らせようとしています。

>これらを記載しないということには、裏を返せば、次のような思惑があったのではという疑いが生じます。

>・収入を隠匿したい
>・誰からどれくらいの収入を得たのか知られたくない
>・その収入をどのように使ったか知られたくない

>特捜部としては、単に収支報告書不記載の刑事責任を追及するだけではないでしょう。

>真相解明のため、政治家と特定の人物・企業・団体との癒着や、政治資金の不正利用の疑いといったさまざまな観点から、実態は違法な金銭収受であるが、それをパーティー券収入に偽装しようとしたのではないか、パーティー券収入をさらなる違法行為に利用していたのではないかなどといった点まで、捜査のメスを広げる狙いもあるのではないかと思われます。

>【取材協力弁護士】
西山 晴基(にしやま・はるき)弁護士
東京地検を退官後、レイ法律事務所に入所。検察官として、東京地検・さいたま地検・福岡地検といった大規模検察庁において、殺人・強盗致死・恐喝等の強行犯事件、強制性交等致死、強制わいせつ致傷、児童福祉法違反、公然わいせつ、盗撮、児童買春等の性犯罪事件、詐欺、業務上横領、特別背任等の経済犯罪事件、脱税事件等数多く経験し、捜査機関や刑事裁判官の考え方を熟知。現在は、弁護士として、刑事分野、芸能・エンターテインメント分野の案件を専門に数多くの事件を扱う。
事務所名:レイ法律事務所
事務所URL:http://rei-law.com/

>弁護士ドットコムニュース編集部

<参考=「自民党派閥の「パーティー券」問題、法的に何が問題なのか?東京地検特捜部の動きは…論点整理」(弁護士ドットコム)>
(23/12/14)


【閻魔大王】 2023/12/16 (Sat) 23:53

副題=自民党裏金問題、ホリエモンが解説「報道機関の悪意をもったミスリード」「茶番。下手をすると…」(SAKANOWA)

安倍派、安倍派と、連呼されてるですが。
安倍晋三<22/07/08=67歳>は、亡くなってるしねえ。会長職8箇月。
の、以前では、細田派<細田博之氏><23/11/10=79歳没>

とりあえず、諸般、亡くなったの途端の、裏金問題、急浮上<?>

>政界を揺るがすスキャンダルに!? ユーチューブ『ホリエモンチャンネル』で、冷静に今後を展望。

>ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が12月16日、自身のユーチューブチャンネル『ホリエモンチャンネル』で、「自民党の裏金問題について解説します」と題したコンテンツをアップした。約10分間のなかで、この問題の本質、今後の行方を展望するとともに課題を挙げている。


>亡くなられた安倍晋三氏の名前が改めてメディアで登場している。その点について堀江氏はまず「『安倍派』と言っていますが『清和(政策)研究会』ですね。安倍さんは亡くなられていますし、『安倍イコール悪』のような朝日新聞など報道機関の悪意をもったミスリードを感じます」と解説している。

>その”旧安倍派”がパーティー券のノルマを越えたキックバック分を「裏金」として、どの収支報告書にも記載していなかったことが発覚。なぜ”旧安倍派”だけなのかについて、堀江氏は「(キックバック分を)旧安倍派は派閥側と議員側のどちらの収支報告書にも掲載しておらず、裏金のように運用されていたのは間違いないだろうという流れになっています」と説明。他の派閥の議員の場合、どちらかの収支報告書には記載されていると見られるということだ。

>それは「単純に記載漏れ」であるとされてきた。そこにメスが入り、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の容疑で議員たちに対する強制捜査に乗り出す方針を固めたという。

>この「政治資金規正法」で取り締まろうとする背景として、他にも贈賄罪、所得税法違反も選択肢に考えられるという。ただ、堀江氏は「せいぜい(対象が)数千万円で、(所得税法違反であれば)修正申告と重加算税を科すのが関の山。億を超える額であれば脱税による懲役刑や執行猶予もあり得るが、なかなか難しいのではないか。(相手が献金していた罪を認識していたと証明するなど)贈収賄での立件は難しい」として、「政治資金規正法」に絞られたということだ。

>とはいえ、政治資金規正法でも、議員などが「裏金」と認識していたと明確にするため、これから特捜部が全ての書類や金の流れをチェックしなければいけないそうだ。世間の期待を検察庁が応えられるか、という状況だが……堀江氏はそのようなドラマチックな展開にはならないのではないかと予想する。

>「せいぜい一人あたり数千万円から数億円。頑張ったところで略式起訴して、罰金刑で50万円、20万円という話になってしまうかもしれません。もちろん議員が認識していた場合、公民権停止(公職政治家を失職)になりますが、そこまで持っていくハードルは途轍もなく高いですね」

>社会保険料のステルス値上げなど国民が「税」で悲鳴を上げるなか、岸田文雄政権でこれまで見られたタイミングの悪さも重なる。ただ堀江氏は「だから、茶番。大した金額じゃないし」と、現段階では、政界が大きく変わるスキャンダルにはならないと見ていた。

>「政治家の秘書って、地方行脚して、下げたくないところで頭下げたりして、相当ストレスが溜まっているわけですよ。それを癒すための……何か分からないけれど領収書をとれない時に使うために裏金を作っていたと思います。これから数か月、1月末には通常国会が始まるので、そのタイムリミットもあって非常に難しい問題だと思いました」

<参考=「自民党裏金問題、ホリエモンが解説「報道機関の悪意をもったミスリード」「茶番。下手をすると…」」(SAKANOWA)>
(23/12/16)


【閻魔大王】 2023/12/19 (Tue) 22:32

副題=意義問われる派閥政治 自民苦悩、解消論の一方で利点も 安倍・二階派事務所捜索(産経新聞)

派閥事務所に家宅捜査<!>

>東京地検特捜部が自民党2派閥の事務所への強制捜査に踏み切り、野党は「派閥政治」への批判を強めた。自民内からも解消論が出ているが、巨大政党にとって党運営や政策作りのために派閥の役割は大きいとの意見も多い。批判の矛先が向く中、自民は苦悩している。

>「『政策集団』という建前の『派閥』が、巨額の裏金疑惑で強制捜査される。自民党はもう派閥を解体すべきだ」。立憲民主党の泉健太代表は特捜部が強制捜査に入った直後、交流サイト(SNS)にこう投稿した。

>足元でも解消論が湧き出た。「派閥の解消・廃止について本気で議論しなければ、国民の信頼は取り戻せない」。自民の船田元・衆院議員総会長は18日のメールマガジンでこう主張した。所属する茂木派(平成研究会)は休会中だと記した。

>この主張に、自民幹部の一人は「無責任ではないか」と眉をひそめた。岸田派(宏池会)幹部の林芳正官房長官は18日の記者会見で「議員が集まって議論し、政策を磨き上げていく活動には意義がある」と語った。

>森山派(近未来政治研究会)会長の森山裕総務会長は19日の記者会見で「政策集団の組織は非常に大事だ。派閥がどういう評価を受けているかも検証しながら考えるべきだ」と強調。派閥解消には否定的な考えを示しつつ、不透明な政治資金集めは行うべきでないとの認識を示した。

>岸田文雄首相(自民総裁)は問題発覚以降、再発防止の具体策に言及せず、自民内では「改革する気がないとみられて(世論の)反感を買っている」(ベテラン参院議員)結果、政治資金の処理の問題が派閥の否定に置き換わる事態を懸念する声が相次いだ。そんな中、18日に茂木敏充幹事長が政治資金規正法改正の検討などを打ち出し、首相は「国民の信頼回復のための新たな枠組みを立ち上げる」と表明。改革の姿勢をアピールする方向にかじを切った。(田中一世)

<参考=「意義問われる派閥政治 自民苦悩、解消論の一方で利点も 安倍・二階派事務所捜索」(産経新聞)>
(23/12/19)


<参考=NO.459 続<自民党>政権を揺るがす、パーティ収入の裏金化<!>/東京地検特捜部が捜査
(23/12/29)