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178 <続>「日本学術会議」が推薦の候補者が任命されずは、何故にダメ<?>/全面<?>対決の気配 閻魔大王 20/10/08
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NO.178 <続>「日本学術会議」が推薦の候補者が任命されずは、何故にダメ<?>/全面<?>対決の気配<起稿 閻魔大王>(20/10/08)


【閻魔大王】 2020/10/08 (Thu) 23:42

日本学術会議、野党君、報道陣の、全面<?>対決の気配は、何故<?>

<参考=NO.177 「日本学術会議」が推薦の候補者が任命されずは、何故にダメ<?>

そもそもが、野党君が絡むが故、奇妙なるの方向に話が向くです。
ここに、報道も概ねの、日本学術会議の肩持つ故、尚更に、揉めるです。

報道は、事実を正確に世に伝えるが、指命と思うですが。
「学問の自由」が犯されるですて。フウンと、何でと、何の関係がの、飛躍のし過ぎで、その辺り、論理的、明確に説明せよと。
当世の報道は、揉めさせるを目的としてるの気配濃厚。

又、
所謂の、知識人たる、何故か、反体制、反権力かと。
この際、その辺りも、明確にと。

何時まで、そんな、バカバカしい事を、唸ってるのかと。
そんな事より、一致団結、世界に冠たる、技術立国日本を<!>
コレ、何時の間にやら、陥落したです。
よて、一部の隣国より、バカにされてるです。その内には、多くの国、世界より、バカにされるです。
さすれば、日本なんか、世界から、相手にされませんです。単なるの、アジアの一小国<!>

オッとの、一部の隣国からは、「日本学術会議」の後押ししてるの怪と。
そらな、喜色満面の、利害一致故。
日本政府と、学術が対立で、面白いぞと。モと、ヤレと。

>ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月5日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。日本学術会議が菅総理に、推薦した会員候補の6人を任命しなかったことに対する理由説明の要望書を提出するというニュースについて解説した。

>日本学術会議が総理に要望書を提出

>日本の科学者でつくる、日本学術会議は10月3日、会員の候補として推薦した科学者のうち、菅総理が6人を任命しなかったことを受け、その理由の説明とともに、6人の任命を求める要望書を菅総理に宛てて提出することを決めた。

>日本学術会議とはどんな組織なのか

>新行市佳アナウンサー)日本学術会議は日本の科学者を代表する機関で、今月(10月)1日付けで就任する会員として、学術会議が105人の候補を推薦するリストを提出しましたが、菅総理はこのうち6人を任命しなかったということです。日本学術会議というのはどのような組織なのでしょうか?

>須田)政府系の機関で、人文・社会科学、自然科学全分野の科学者たちを代表する会員を任命して、政府に対して科学者の立場から提言を行うという、かなり権威の高い機関です。独立性が高い組織ですので、組織に対して政府から圧力をかけるということはしてはいけないということになっています。

>新行)なるほど。

>公式声明が一部の幹事だけで決められている

>須田)今回の1件は、憲法で保障された「学問の自由」を犯すことになるのではないかという批判が出ています。しかし、本当にそうなのかと、私は強い疑問を持っています。学術会議は、いろいろな物事に対して公式声明を出します。しかし、その声明は、総会を通さずに、声明案検討委員会という幹事会だけで検討されているのです。一部の幹事だけで決議して、その決議の内容もブラックボックスになっていて、よくわかりません。それが、声明として出され、日本を代表する科学者の意見だと扱われて、マスコミはその通り報道します。

>新行)総意であるとされるわけですね。

>須田)決められた公式声明に反対している会員もかなりいます。例えば、「日本の科学者は軍事技術の研究をしない」というのがあります。これに対して筑波大学の学長で、国立大学協会の会長でもある永田さんというウイルス研究の大家の方がいらっしゃるのですが、この人はそれに対して批判的で「自衛のためにする研究はどの省庁であれ、正しいと思う。防衛省の研究は引き受けないということになると、おかしなことになる」と明言しています。なぜかと言うと、デュアルユース、つまり、民生と軍事の線引きが難しい分野がたくさんあるからです。この先生の専門であるウイルス研究もそうです。生物化学兵器にも使えるし、ワクチンの研究にも使える。そういう批判に耳を傾けるべきだと思います。それをやらないという、ブラックボックス化された日本学術会議を検証するという点でも、今回の動きは注目を集めて来ると思います。

<参考=「日本学術会議に対する大きな疑問~須田慎一郎」(ニッポン放送)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/10/09 (Fri) 01:38

 こんばんは。


 日本学術会議の内部改革は必要にせよ、諸外国の例を見ても、政府から独立した諮問機関は必要と思うです。
 イエスマンばかり集めては、なりません。


> 任命を拒否された「日本学術会議」新会員候補6人のうちの一人である岡田正則・早稲田大教授は、行政法研究者の立場から「首相や官房長官は、法律をまったく知らずに発言している」と厳しく指摘する。ゼミから多くの官僚を輩出してきた教育者として「有能な職員たちが、法律を破る手先にされている。見ていていたたまれない」と語る岡田さんに、任命拒否の何が問題なのかを詳しく聞いた。【木許はるみ/統合デジタル取材センター】


> 理不尽に廊下に立たされている気分

> ―-岡田さんは、10月3日に首相官邸前で行われた「任命拒否」に抗議する集会に参加し、マイクを握りました。どのような思いで参加したのですか。

> ◆10月1~3日の日本学術会議の総会や委員会に、私は傍聴という形で出席しました。本来であれば分担すべき役割が担えませんでした。会員が少なくなれば、部会の運営自体も十分にできませんので、一刻も早く正常化する必要があります。集会には、正常化が必要だという思いをアピールしようと参加しました。傍聴という形は、幼いころに学校で理不尽に廊下に立たされているような気分でした。なぜ私が授業を受けさせてもらえないのかと。

> ――「任命拒否」はいつ知り、まず何を思いましたか。

> ◆9月29日夜に、学術会議の事務局長から電話があり、「任命者の名簿から落ちている」「理由はわからない」と聞きました。なぜ私が外されたか。みなさんは私が沖縄県名護市辺野古の新基地建設に関する論文を書いているからだと言いますが、それは私の研究のごく一部です。2015年の「安全保障関連法案の廃止を求める早稲田大学有志の会」に参加していますが、呼びかけ人の何十人かの一人です。これらの活動は、政権がそんなにも目くじらを立てることでしょうか。

> 私は行政法が専門なので、国や地方の公的な仕事もしています。国家公務員、地方公務員への研修や司法試験の委員などをしてきました。これまでさまざまな行政事件で当事者の方々を応援してきましたが、まさか自分が当事者になるとは考えていませんでした。専門家・研究者としての活動についての疑心暗鬼を、政権は持たせたいのでしょうか。

> 私は15年と18年に辺野古の新基地建設に対して、行政法学者たちと政府の対応に抗議する声明を出しました。その時、賛同はするけど、名前を伏せる研究者もいました。仕事への影響を心配していたのかもしれません。今回の任命拒否によって、研究者の活動が萎縮してしまうのではないかと懸念してしまいます。

> ――「任命拒否」の理由について、加藤勝信官房長官は「人事に関することでコメントを差し控える」と言って説明を拒み続けています。

> ◆これは人事の問題ではないんですよ。政権が人事の問題にしたいだけでしょう。外された6人のプライバシーを守るためのような言い訳で理由を公表しないのは、当事者のためではなく、政権のためです。たいへんひきょうです。学術会議は大きな労力を払って選考を行い、日本学術会議の決定として候補者名簿を提出しています。これを否定するわけですよね。人事を扱っているのは学術会議なので、政権がそれに手を突っ込むのは、組織同士の問題です。候補者個人の問題ではありません。政権は人事の問題として言い逃れをし、理由を明示せず、国民に説明しなくていいと思わせようとしています。

> ――菅義偉首相は「法に基づいて適切に対応した結果」と発言しています。加藤氏は、人事を通じて監督権を行使できるとしています。

> ◆菅首相や加藤さんは、まったく法律を知らずに発言していますね。インチキにもほどがあります。日本学術会議法の条文を本当に読んでほしい。私の専門の行政法の範囲なので、学者として日本学術会議法を読みました。政権の説明がいかにあり得ないかが、三つの理由からわかります。

> 最初に、法律では学術会議は独立して職務を行う組織です。条文に「会議は内閣総理大臣が所轄する」と書いてありますが、総理大臣に監督権はありません。法律の趣旨からいって、候補者を任命するかどうかについて事務を所轄するだけの首相が判断できるわけがありません。加藤さんの「監督権がある」というのは、まったくの素人の考えです。

> 次に候補者は学術会議が優れた研究や業績のある科学者を選考し、首相に推薦するものです。学術会議はさまざまな学会とも協力し、1年ほどかけて候補者を選び、組織的に決めた上で首相に推薦します。首相の人事権の裁量の余地はありません。

> 最後に、会員が辞職する場合は、日本学術会議の同意を得て初めて辞職できることになっています。加藤さんは、学術会議が首相所轄の行政機関だから任命拒否はできるという考えですが、学術会議はそうではありません。日本国憲法6条は、天皇は国会の指名に基づいて、首相を任命するとしていますが、例えば菅さんは国会から指名があったけど、その段階で違う人に……というわけにはいきませんよね。この場合の「指名」は候補者名を挙げるという意味ですから、学術会議会員についての「推薦」と同じです。

> ――なぜ政権はそのように法律の趣旨に沿わないことを言うのでしょうか。

> ◆自分たちが「これが法律の解釈だ」と言い切れば、それでまかり通ると思っているんじゃないでしょうか。政権は官僚の人事を握り、周りはイエスマンばかりだから、外から何を言われても「その指摘は当たらない」「問題ない」と言ってしまう。そう繰り返していれば、そのうち国民にもあきれられて、忘れられる。国会も強行採決で乗り切れる。こういう成功体験が、(森友学園、加計学園、桜を見る会などの問題を通じて)安倍政権から続いてきたわけです。世の中はこれで通るんだという非常に恐ろしい感覚を政権は持ち、(中央省庁などの)行政はこういう政権に支配されているのです。


> 政治家は職員を盾にしている

> ――岡田さんは、2日開かれた任命拒否問題についての野党ヒアリングにも出席しましたね。どんな印象を持ちましたか?

> ◆ヒアリングに出席した内閣府などの職員は、政治家の口から出任せの言葉に合わせ、取り繕うのに必死でした。苦し紛れの説明を政治家が官僚にさせている状況は、見ていていたたまれなかったですね。安倍晋三前首相の答弁の口裏合わせのために文書の廃棄や改ざんをやらされた公務員と同じです。政権は職員を盾にしている。政権を維持するためには何をやってもいいという政治家の発想は、あまりにも残酷です。有能な方々が法律を破る手先になってしまっている。政権のやっていることは、職員に対する人権侵害だと思います。

> 私のゼミから、国家公務員の総合職に就職した学生たちがいます。先輩に憧れて入庁している。そんな学生たちの目標になる人たちが、政権の都合に合わせる仕事しかさせてもらえないなんて、悲しすぎます。私は公務員向けの研修もしているので、ヒアリングに出ていた職員の方たちと、もう少し心から話がしたいと思いました。いくら政権の命令であっても、法律を踏みにじったり、破ったり、言い繕ったり。こういう仕事をやるために官僚の方々は公務員になったわけではないと思います。特に内閣法制局の人はそうですよね。

> ――学術会議は3日、6人の任命を求める要望書を出しました。しかし、加藤官房長官は2日の会見で「判断は変えない」としています。

> ◆首相であっても(判断を)事務的に間違うこともあるので、一日も早く間違いを訂正してほしいですね。日本の学術をゆがめて、将来に禍根を残すことがないように対応してもらいたいと思います。法律を守るべき当事者(内閣)が、法律に基づいて説明ができないことを無理やり行うことはあってはならない。それが世界中から見られてしまうという状況は、日本全体にとって恥ずかしいことです。国を代表する人が正面から法律を破って何も感じていないことに、強い危機感を覚えます。

> ――岡田さんが考える日本学術会議の意義とは何でしょうか。

> ◆学術会議は、学会による連合体のような性格を持っています。人文社会から自然科学まで、あらゆる分野の学会をカバーしている。日本の学術について、全体を見渡して考えられる機関はここしかありません。独立した立場から、広い視野で深い知恵を授けて、方向を指し示す。それが学術会議と政府の建設的な関係です。国会が政治と政府に方向を与えるのと同じで、学術会議は、学術の面から政府に方向付けを与える役割を担っています。学術会議の会員は国家公務員の特別職で、国会議員と同じような身分保障があります。

> 政権は国会議員の任命も任命拒否もできませんが、なぜ学術会議の人事については自分たちが左右できるといえるのでしょうか。政府からすると、自分たちが進める政策と学術会議の提言がずれているので、耳を貸す意味がないという感覚なんでしょうか。政権に異を唱える学者が学術会議から排除されれば、学術会議は政権に付き従うイエスマンばかりになり、政権自身が裸の王様になってしまいます。

> ――菅政権を支持する人たちの中には、学術会議も国の予算が投じられているのだから、政府の監督を受けるのは当然、と考える人もいます。

> ◆政府と国は違うもので、政府はあくまでも選挙で選ばれた多数の集団の視点から利益を考える。これに対して、国益は将来を含めた広い視点から考えるべきものです。政府の方針に合わせる組織になれば、選挙で政権を維持するために奉仕する組織になりかねない。学術会議の会員は全体の奉仕者で、どこかの党の政権維持のために、国益を判断すると誤ります。

> 地動説を唱えたガリレオ・ガリレイが権力から弾圧されたように、真理は時々の政府が決められることではない。ガリレオは、星の軌道や重力の中での物の動きを解明しようとしましたが、イタリアではそうした学術活動ができなくなり、経済的にも没落し、その代わりに学術や経済の中心となっていったのが、ニュートンのイギリスやライプニッツのドイツでした。菅政権が日本の宇宙の中心で、それに反する人を排除すれば、100年単位で考えると誤った方向にいってしまいます。


> 声を上げ続けるのが学者の責任

> --岡田さん自身は任命除外をされた後も、デモやヒアリングに参加しています。怖いと思うことはありませんか。

> ◆私が萎縮するかという意味ですか? それはありえません。公的な仕事を失うことを恐れる人もいるかもしれませんが、私はむしろ研究に集中できて、楽になると思いますよ。

> 私は社会的責任感で審議会の委員などをしているので、反対意見は必要ないとして政権が排除するなら、それでも構いません。ただ、学術会議の活動や公的な審議会などで政権とは異なる考えを示す専門家がいなくなれば、国民生活に影響が及びます。今回の問題による被害者は私たち6人ではなく、一般市民全体です。

> ――学者が萎縮せずに声を上げ続ける意味は何でしょうか。

> ◆社会に対する責任を果たすことに尽きると思います。学者は、社会からさまざまな援助を与えられ、研究する時間を与えられています。これは、個人のもうけや出世のために与えられているのではなく、社会の将来をより良くするために与えられています。学者は、その意味で(炭鉱で有毒ガスに真っ先に反応して危険を知らせる)カナリアともなり得ます。だからこそ、広く日本と世界の人々に分かってもらえる「声」で語らなければならないと思っています。


> おかだ・まさのり

> 1957年生まれ。早稲田大大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。金沢大助教授、南山大教授などを経て、2006年から早稲田大大学院教授。法相から任命される司法試験考査委員などを歴任し、現在は国立国会図書館の事務文書開示・個人情報保護審査会会長代理。


<参考=「排除する政治~学術会議問題を考える:「首相は法律知らずインチキ」任命拒否の法学者がそう語る三つの理由」(毎日新聞、10月5日)>


【閻魔大王】 2020/10/09 (Fri) 13:05

磯津千由紀さん、おはようございます。

>諸外国の例を見ても、政府から独立した諮問機関は必要と思うです。

この件、閻魔大王的、
諸外国の例を知りませんです。
政府から独立も、どの程度かも、わかりませんです。



>イエスマンばかり集めては、なりません。

所謂の、学者と、自認の方々で、イエス・マンは余り居て無いのではと。
皆様、相応の、自尊心持っておられるかと。

加えての、そ言われますと、現会員、イエス・マンばかり<?>
それは、無いやろと。

で、
今度は、その、イエス・マンが何故に悪いのかと。
又、忖度が、悪い事のよに、大宣伝された時期あったですが。へえの、皆様、大なり、小なり、忖度してるで無い怪と。

でで、
安全保障関連法案に対し、反対は、宜しいです。大いに、結構かと。
では、どんな具合にの、代案示せ<!>改善案示せ<!>
それが、学者たるの、役目では<?>
それで、やとで、議論が、出来るのでは<?>


で、
記事の件。
法律の解釈の話なら、法律家同士で、丁々発止して頂戴です。

要は、何に関しても、解釈云々でして。
それで、議論ばかりしてたでは、物事、一歩も進みませんです。
解釈の問題故、状況により、変遷しの、正解も、替わるです。
何分の、法律でして。書き物でして。


>日本学術会議の新会員に今月任命された99人のうち、少なくとも10人が安全保障関連法に反対していたことが7日、分かった。菅義偉首相が新会員候補6人の任命を見送ったことを一部野党は安全保障関連法など政府提出法案への反対が理由だと批判しているが、批判の根拠が揺らぐことになりそうだ。

>「安全保障関連法に反対する学者の会」の署名リストを照合したところ、99人のうち、鳩山由紀夫政権などで内閣官房参与を務めた劇作家の平田オリザ四国学院大学教授ら10人が同会の趣旨に賛同、署名していた。リストは同会のホームページ(HP)で公開されている。賛同した学者1万4360人に氏名非公表も含まれるとしており、10人以外にも署名した新会員がいる可能性もある。

>任命を見送られた宇野重規東大教授は同会の呼び掛け人で、他の5人も賛同者に名を連ねているが、首相は5日の内閣記者会のインタビューで、過去の政府法案との関連について「全く関係ない」と述べていた。

<参考=「新会員任命99人のうち、少なくとも10人が安保法に反対 学術会議」(産経ニュース)>


【閻魔大王】 2020/10/09 (Fri) 23:41

副題=最初っから、会えばと。

余計なるの話が、方々から、出るです。
そもそもが、この話、日本学術会議会長が、報道屋云々以前に、調節のため、しかるべくの相手と、折衝すべきの事柄でして。

何故に、話が、余所に漏れたかが、摩訶不思議。
オッとの、この際、大いに議論すればと。

反面では、世間に、日本学術会議の存在を知らしめたです。

>菅義偉首相は9日、朝日新聞などのインタビューに応じた。日本学術会議が推薦した会員候補6人を任命しなかった問題をめぐり、「会長がお会いになりたいというのであれば、会わせて頂く」と述べ、梶田隆章会長の求めがあれば面会する意向を示した。首相が任命を決裁したのは9月28日で、6人はその時点ですでに除外され、99人だったとも説明した。学術会議の推薦者名簿は「見ていない」としている。

>同会議は、首相に6人を任命しなかった理由の説明するとともに、改めて6人を任命するよう求める要望書を出すことを決めている。首相はインタビューで面会の意向を示した一方で、「国の予算を投じる機関として、国民に理解される存在であるべき」ことを念頭に判断した、と主張。任命されなかった6人の思想信条が判断に影響したことは「ない」と述べたが、具体的な理由は語らなかった。

>首相は6人の除外が安倍晋三前首相の引き継ぎによるものかどうか問われると、「ない。一連の流れの中で判断をした」と発言。自身の判断であることを明確にした。

<参考=「学術会議問題「会長が会いたいなら会う」 菅首相」(朝日新聞)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/10/10 (Sat) 06:12

副題=「非情な政界の黒幕」 海外科学誌、主要紙が菅首相の学術会議任命拒否を批判(毎日新聞、10月8日)

 おはようございます。


 諸外国の新聞や科学誌がこぞって批判してる由。

 ところで日本で「サイエンス」というと「サイエンティック・アメリカン」の翻訳だと誤認する人がいる点に注意。「米サイエンス」は歴史と権威がある学術誌です。


> 菅義偉首相が日本学術会議の一部新会員の任命を拒否した問題を、海外の科学誌や主要紙などが批判的に報じている。「学問の自由」の侵害として脅威視する見方が目立つ。世界各国で発生している事例の最新ケースとして注目を集め、日本の国内問題にとどまらなくなっているようだ。主要な報道を紹介する。【和田浩明/統合デジタル取材センター】


> 英ネイチャー ブラジルやインドの例とともに紹介

> 英科学誌ネイチャー(電子版)は6日付の「ネイチャー誌が政治を今まで以上に扱う必要がある理由」と題した社説で言及した。

> まず、トランプ米大統領による科学軽視などに触れ、世界の政治情勢に関する記事を増やす考えを表明。その上で、「脅威に直面する学術的自律」との小見出しが付いた一節の中で、学問の自由を保護するという原則を「政治家が押し返そうとしているとの兆候がある」と強い懸念を示した。この原則は「近代の科学の核を成すもので、数世紀にわたり存在してきた」ものだと強調した。

> そして、その維持には「研究者と政治家がお互いを尊重する信頼」が必要だが、この信頼が世界各地で「相当な圧力にさらされている」と続け、具体的な最新事例として紹介したのが菅首相による任命拒否だ。

> 対象となった6人については「政府の学術政策に批判的だった」などと説明。日本学術会議の独立性や、任命拒否が現行制度になった2004年以降初めであることにも触れ、今回の措置の異例さを示唆している。

> 他には、「ブラジルのトランプ」と言われるボルソナロ大統領が、ブラジルの森林が縮小したと報告した国立研究所のトップを解任した19年の事例に言及。インドのモディ首相に対し、経済データなどの公式統計に政治的影響を及ぼすことをやめるよう経済学者100人以上が書簡を送った件にも触れた。

> ネイチャーの社説は「科学と政治家の関係を導いてきた慣例が脅かされている。ネイチャー誌は沈黙して傍観できない」と結ばれている。


> 「政治的見解による任命拒否か」英FT

> 日本学術会議の問題は、英主要経済紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)も5日付で報じた。見出しは「学術会議スキャンダルは、ヨシヒデ・スガの蜜月を脅かす」。ここで言う「蜜月」とは、新しい政治指導者が就任した直後に一般に見られる、メディアや社会との良好な関係のことだ。

> 同紙は冒頭、菅首相が「最初のスキャンダル」のただ中にあると述べ、任命拒否は「学者らの政治的見解によるもののようだ」と書いた。さらに、菅氏がこれまで自身のイメージを和らげようと努力してきたが、今回の問題は「蜜月期間を早期に終わらせかねず、菅氏の非情な政界の黒幕としての評価を強調することになるだろう」と指摘している。

> また、任命拒否に関し、政府が「何の説明もしていない」と述べ、対象になった学者が集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法(15年成立)を批判したなどと説明した。


> 「学術会議に一戦仕掛けた首相」米サイエンス

> 米学術誌サイエンス(電子版)も5日付ニュース記事で今回の問題を取り上げた。「日本の新首相、学術会議に一戦仕掛ける」との見出しだ。首相の対応は学術会議への学者任命を「混乱」させ、研究者らは「学問の自由への脅威と見なしている」と報じた。

> 同誌は任命拒否を「学問の自由を脅かす、重大な政治介入」と批判した毎日新聞の3日付社説を紹介したほか、同日に首相官邸前で「小規模な抗議活動が行われた」などと伝えている。


> 「菅氏の海外での印象悪化も」と専門家

> こうした海外での受け止めをどう見るべきか。

> 東京大学公共政策大学院の鈴木一人教授(科学技術政策論)は、学術の独立や学界への政治の不介入という現代社会における「約束」が、なし崩しにされる危機感は諸外国でも持たれており「今回の事例も、学術に対する政治の介入として受け止められ、海外からの視線は厳しくなるだろう」と分析。「菅政権は、世界の受け止めは十分考慮しないまま進めたのではないか」と見る。

> 鈴木教授が知る海外の日本やアジアの研究者の中には、新型コロナウイルス感染症対策で専門家に耳を貸さないトランプ氏の姿勢と重ね合わせて、今回の事例を「政治によるサイエンス(自然科学)の排除」と見なし、「スガもトランプと同じなのか」といった反応も見られるという。

> ただ、鈴木教授は菅首相について「サイエンス」や事実を無視するリーダーというトーンの海外メディアの批判は「少し外れている」と指摘する。菅首相の国際的な知名度は外国を頻繁に訪問した安倍首相に比べて低く、外交方針や政策が知られているわけではない。言動の一つ一つが「スガとはこういう人物だというサインになっていく。最初の段階で学術会議問題が出たことはマイナスであり、印象は悪くなるだろう」と、鈴木教授は語った。

<参考=「「非情な政界の黒幕」 海外科学誌、主要紙が菅首相の学術会議任命拒否を批判」(毎日新聞、10月8日)>


【閻魔大王】 2020/10/10 (Sat) 09:59

元々が、報道なるは、内外問わず、スキャンダル<?>は、蜜月ならずの、密の味。
ですかねえ。

で、
海外主要紙云々の記事なるは、日本のやや古い記事をそのままに踏襲<?>

「任命拒否が現行制度になった2004年以降初めであることにも触れ」
これは、当初記事では、「前例が無い」と、談じてたですが、実際には、過去2回あったらしく。
とは、テレビと、一部Web新聞では、チラと、報道してたです。


ブラジルの森林火災で、
「「ブラジルのトランプ」と言われるボルソナロ大統領が、ブラジルの森林が縮小したと報告した国立研究所のトップを解任した19年の事例に言及。」
同列の話では無いです。

又、トランプ大統領は、確かに、コロナ軽視を公言してるですが。
コレ又、スガに対し、無理に、くっつけてるのかと。

最後の方では、
「ただ、鈴木教授は菅首相について「サイエンス」や事実を無視するリーダーというトーンの海外メディアの批判は「少し外れている」と指摘する。」
その通りと、思うです。

但し、
こんな具合に、他国で報道されるは、日本のスガに対し、悪いイメージを持たれるは事実。
それが、記者君の、目的で、狙いですが。


【閻魔大王】 2020/10/16 (Fri) 09:01

副題=これだけ、延々の報道すれば、世間様、少々飽きて来た<?>

野党君、コメンテーターなるは、場外乱闘してるですが。
又、テレビでは、前の日本技術会議会長が出演されての、討論<?>に参加されてるですが。

目新しい話なんか、ありませんです。

要は、学問の自由、政治は学問に介入すな。
そもそもが、首相たる、委員拒否なるは、憲法違反、法律違反也の、出た<!>憲法<!>

万事、大陸、半島の面々が、モっと、言え、やれと、大喜びするの話してまして。


>10月8日の自民党の憲法改正推進本部の役員会で、起草委員会で具体的な改正案条文をまとめる作業が開始されることになった。同じ時期に、日本学術会議の会員候補6名が任命拒絶される事件が話題を集めた。全く別の出来事のようでいて、結びついている。

>事件を大きく取り上げたメディアが、任命拒絶された6名全員が2015年安保法制に反対していた、と報じたことを発端に、6名の一人である憲法学者を含む法学者たちは、自ら政権を批判する言説を表明した。それを見て2015年当時の構図そのままに政府批判を始めた多くの人々も、あたかも安保法制成立の際の喧騒の場外延長戦が起こったと考えて、事件を見たわけである。

>今回の事件をめぐっては、3年前に日本学術会議が軍事研究禁止の声明を出していたことも改めて注目を集めた。声明をけん引したのは、同会議「安全保障と学術に関する検討委員会」だが、その中心には特定傾向を持つ法学者や政治学者がいた。会員任命について官邸との事前折衝を忌避した結果、任命拒否を引き起こした同会議前会長・京都大前総長は、わざわざ自らこの委員会の委員を務めてもいた。その意味で、日本学術会議問題の背景には安保法制をめぐる党派的分断があり、それは根深く憲法問題に関わっているのである。

>任命拒否をめぐり「少数派を排除するな」という声も上がったが、その叫びは、そのまま多数派の意見だけで憲法を改正するな、という主張につながる。安倍政権時代の自民党は、「少数派」の野党に改憲に向けた協議に加わってもらうことを重視しすぎて、改憲に着手できなかった。菅政権は、それをどう克服するのか、妥協するのか。今から二年弱の間に、自民党総裁選挙と衆参両院の選挙が行われる。世論の支持を狙った党派的な駆け引きは、今後も続いていくだろう。

>私としては、こうした時にこそ、あらためて9条改憲の意味を整理する重要性を強調したい。まじめな憲法論を、消し去ってはいけない。

<以下、割愛><有料記事>

<参考=「憲法学者たちの横暴―「学術会議」問題の核心 篠田英朗」(産経ニュース)>
<消滅・24/04/15>


【閻魔大王】 2020/10/16 (Fri) 09:14

副題=菅首相、学術会議会長と会談へ/16日にも<!>

オッとの、結構なると。
本日<16日>にも、会談ですて。

これを、早くにすれば、ここまでの、大騒動には、成らんです。


まあねえ。
世間に、「日本学術会議」の存在をば、知らしめたのダケでも、大成果<!>


>日本学術会議の任命問題をめぐって、菅総理は16日にも、日本学術会議会長で東京大学の梶田隆章教授と会談する意向を固めました。6人の任命見送りの理由を説明する見通しです。

>菅総理は先週のインタビューで、「任命手続きは終了した」として、学術会議が推薦した6人を改めて会員として任命する考えのないことを示したうえで、梶田会長との会談について、「お会いさせていただく用意は持っている」と答えていました。関係者によれば、菅総理は近く、梶田会長と会う方針を固め、早ければ16日にも実現する見通しです。

>これまで、菅総理は任命について、“総合的、俯瞰的に判断した”と繰り返し説明していますが、6人がなぜ任命に至らなかったのか詳細な説明はなされておらず、会談でその点について菅総理がどう言及するかが大きなポイントです。

<参考=「菅首相、学術会議会長と会談へ」(TBS NEWS)>
<消滅・20/10/25>


【閻魔大王】 2020/10/16 (Fri) 18:37

副題=菅首相vs梶田会長の会談で、何が、どなった<?>

梶田=
学術会議の発信力強化など改革に取り組む意向を伝えた。
未志向で、学術会議が社会や国に対し、どういうふうに貢献していくかということについて話をした

菅=
しっかり(社会に)貢献できるようにやってほしい。

梶田=
任命が見送られた新会員候補6人の任命を求める学術会議の要望書も手渡した。

結果的には、
6人の件、話出ず。
まあねえ、元々が、コレと、公開出来るの理由ありませんですが。
非公開なら、沢山、あるですが。


「首相は井上信治科学技術政策担当相と官邸で面会した。井上氏が学術会議の役割について検証し、必要があれば見直しも行う考えを伝えたのに対し、首相は「しっかりやってくれ」と指示した。」

この流れからは、
井上信治科学技術政策担当相に、バトン・タッチ<?>


>菅義偉(すが・よしひで)首相は16日、日本学術会議の梶田隆章会長と官邸で面会した。梶田氏は学術会議の発信力強化など改革に取り組む意向を伝え、首相は「しっかり(社会に)貢献できるようにやってほしい」と応じた。梶田氏は任命が見送られた新会員候補6人の任命を求める学術会議の要望書も手渡した。

>会談は梶田氏の要望で実現した。6人の任命見送りが明らかになってから2人が会談するのは初めて。梶田氏は記者団に「未志向で、学術会議が社会や国に対し、どういうふうに貢献していくかということについて話をした」と説明。また、「学術会議としても発信力が今まで弱かった点は、具体的に早い段階からしっかりと改革をしていきたいと申し上げた」と語った。

>6人の任命に関しては要望書を手渡しただけで、具体的なやり取りはなかったという。今後の対応について、梶田氏は「学術会議でしっかりと検討していきたい」と述べた。

>これに先立ち、首相は井上信治科学技術政策担当相と官邸で面会した。井上氏が学術会議の役割について検証し、必要があれば見直しも行う考えを伝えたのに対し、首相は「しっかりやってくれ」と指示した。

>面会後、井上氏は記者団に対し、行政改革の観点から学術会議事務局の見直しを行う河野太郎行革担当相と連携しつつ、自民党のプロジェクトチームによる検証も踏まえて作業を進める考えを示した。

<参考=「学術会議改革で一致 首相と梶田会長が初会談 6人任命要望書も提出」(産経ニュース)>


【閻魔大王】 2020/10/16 (Fri) 22:13

副題=内閣支持率は<?>

立憲民主党が、26日招集の国会にて、「日本技術会議」の任命拒否の件をば、徹底追及するの方針ですて。
そやから、アホと。

どちにしろ、立憲民主党は消え失せよ<!>
兎に角、提案せず、何を勘違いか、報道と一緒になって、上げ足ばかりをとりまして。
他に仕事は無いの怪の、この税金泥棒めが。

イヤ、
当世の報道なんか、報道で無く、局の方針なり、MCの個人的見解の偏向してるの、意志に沿った、コメンのテーターが集められ。
話簡単、局と、MCえの、忖度の塊の面々が、何をえらそに、今だ、忖度が、忖度がと、アホばっかり。


それにしても、
社民党、れいわ新選組、NHKから国民を守る党も、まだ、存在か<?>
税金の浪費故、議員定数減らせ<!>

<図1>
内閣支持率の推移



<図2>
政党支持率の推移




>時事通信が9~12日に実施した菅内閣発足後初めての10月の世論調査によると、内閣支持率は51.2%だった。不支持率は15.6%。単純比較はできないが、発足時支持率としては第2次安倍内閣発足時の54.0%を下回り、池田内閣以降で歴代7番目。最高は小泉内閣の72.8%。以下、細川内閣62.9%、鳩山内閣60.6%の順。

>携帯料金引き下げなど菅義偉首相が打ち出した「国民目線」の政策が一定の評価を受けたとみられる。ただ、野党は26日召集の臨時国会で、日本学術会議会員の任命拒否問題などを徹底追及する方針。国会対応が首相にとって最初のハードルとなる。

>首相が安倍晋三前首相の路線を継承することについて尋ねたところ、「評価する」(43.4%)が「評価しない」(28.4%)を上回った。菅内閣の閣僚人事と自民党役員人事についても、「評価する」(35.3%)が「評価しない」(25.6%)より多かった。
>内閣を支持する理由(複数回答)は「他に適当な人がいない」が最多の18.0%で、「首相を信頼する」16.2%、「印象が良い」15.0%と続いた。支持しない理由(同)は「期待が持てない」7.1%、「首相を信頼できない」6.0%、「政策が駄目」5.0%の順。

>政党支持率は自民党が26.4%、立憲民主党が3.8%。以下、公明党3.0%、共産党1.9%、日本維新の会1.0%、国民民主党0.5%、社民党0.3%、れいわ新選組0.3%、NHKから国民を守る党0.1%で、「支持政党なし」は59.2%だった。

>調査は、全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は62.5%。

<参考=「菅内閣支持51.2% 携帯引き下げなど一定評価―時事世論調査」(時事通信)>
<消滅・21/10/26>


【閻魔大王】 2020/10/16 (Fri) 22:39

<補注>

>社民党、れいわ新選組、NHKから国民を守る党も、まだ、存在か<?>

はっきりと、
所謂の変人、奇人で、世の常識から、ズレてるの政党が、公党怪<?>
日本人は寛容に過ぎるです。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/10/16 (Fri) 22:42

 閻魔大王様、こんばんは。


 現状の野党に問題は多かれど、野党は必要と思うです。
 一党独裁になれば、どんな党でも、腐敗するからです。正確には現況は一党ではなく連立ですが。
 政権を委ねる訳にはいきませんが共産党などよく勉強してて良いことも言うので、自民党議員も票集めに執心せず少しは勉強せいと思うことが多いです。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/10/16 (Fri) 22:51

 閻魔大王様、こんばんは。


> 日本人は寛容に過ぎるです。

 間接民主主義をとる以上、変なのが少しは紛れ込むのは避けがたいことです。
 紛れ込んでも政治の大局に影響は殆ど及ぼさぬゆえ、「寛容」でよいかと。

 其れより、以前はいろんな意見の人が集まっていて(内部対立もあったものの)バランスが取れてたのが自民党でしたが、今は前へ倣えで、党内議論が少なくなってることを危惧するです。


【閻魔大王】 2020/10/16 (Fri) 22:53

磯津千由紀さん、こんばんわ。

野党は不必要。
とは、思てませんです。

一党独裁、中国の如くは、動きは速いですが。
独善的に過ぎるです。

隣国、特には、大陸、半島の面々が拍手喝采する日本の一部政党なり、議員は、変ですねえ。


【閻魔大王】 2020/10/16 (Fri) 23:27

副題=菅vs梶田会談詳報

一連の報道から、
10分、15分程度の会談で、細々なるの、話は出来ませんですが。記者君の質問も、同じ事の繰り返し<!>

チとは、記者君らしく、従前の記事には、事前に眼を通しておけ<!>


>日本学術会議の梶田隆章会長は16日、首相官邸で菅義偉首相と初めて会談し、学術会議が推薦した新会員候補6人の任命を首相が見送った理由の説明と速やかな任命を求める要望書を渡した。会談後の梶田氏と記者団のやり取りの詳報は次の通り。

>「ただいま総理と話をさせていただきました。今日ここにうかがった主な理由は、まず一つはですね、3年に一遍の新会員の就任に際しては、10月1日に総理と会う機会があるんですけども、今年はコロナで会えなかったということで、まずは会長就任のあいさつをさせていただきました。それから、皆さんご存じの通り6人の方が任命されていないということについて、学術会議総会としての決議がありまして、それについて直接まだお渡ししておりませんでしたので、その決議の分について総理にお渡ししました」

>「その後で学術会議の今後のあり方につきまして、総理と意見交換をいろいろとさせていただきました。そういうことで、今後の学術会議の発展と言っていいのかと思うんですけど、そういうことについて、いろいろとやらせていただきたいということでお話をさせていただきました」

>--総理からは6人の任命拒否の件について、明確かつ具体的な説明はあったか

>「今日は、そこの点について特にご回答を求めるというそういう趣旨ではないので、特にそこについて明確なことが、どうこうっていうことはないです」

>--お聞きにはならなかったのか。梶田氏から

>「一応お渡しはしましたけども、それよりも未来志向で学術会議が今後しっかりと、例えば学術に基づいて社会や国に対してどういうふうに貢献していくかと、そういうようなことについて主にお話をいたしました」

>--6人の任命拒否が明らかになってから初めてお会いになったと思うが、具体的にどういったやりとりをされたか。その問題について

>「え、6人の件? これについては本当に、今日の主要な目的と思って来ては…、もちろんそれは重要なんですけども、それとともにこういう機会なんで、むしろ学術会議のあり方等について意見交換をさせていただきました」

>--今日、総理とは2人で会われたのか。面会時間は

>「2人だけで、面会時間は多分15分ぐらいだと思います」

>--未来志向ということだが、梶田氏からどのような提案をされ、総理からどのようなお話があったか

>「私の方からはですね、学術会議が作られた頃に比べると、今の科学技術がはるかに発展したこの現代においては、学術が社会に極めて近くなっている、あるいは国の政策決定にあっても重要になってきてるということで、学術会議の役割っていうのが、昔に比べてはるかに重要になっている。それから、世界の学術アカデミーなどとの連携ということも、研究に限らずですけど、グローバル化してるので、重要になっていると。そういうことで学術会議が今までにも増して重要になってるっていうような、そういう話をして、総理の方からもですね、ご理解をいただいていると思います」

>--総理から実際にどのような言葉があったか

>「しっかりやってくださいというような、そのような旨、ありました。あともう一つ、やっぱり、そうは言いながらもわれわれ学術会議としても、発信力がいままで弱かったということについて、こちらとしても、そういう点は具体的に早い段階からしっかりと改革をしていきたいということを申し上げました」

>--会員からの一番の疑問は、なぜ6人が任命されなかったのかということだと思うが、なぜそれを聞かれなかったのか

>「もちろんお渡ししましたけど、それについてはお答えがなかったということです」

>--今回除外された6人について改めて任命するよう総理には求めなかったということでよろしいか

>「本日はそこまで踏み込んでお願いということはしておりません」

>--欠員の6人については、総理から改めて新しい6人を推薦するように求めたりはしなかったのか

>「そういうことについて、今後どうするかについてはですね、今後しっかりと考えていきたいと思います」

>--今日はなかった?

>「今日はまだありません」

>--総理からは先ほどしっかりやってくださいという発言があったということだが、会議のあり方の見直しなどについてしっかりやってほしいという趣旨だったのか

>「あり方というか、学術会議としてしっかりと社会の役に立つようにやってほしいという、そういう意味だと思います」

>--引き続き6人の任命を学術会議として求めていくということでよろしいか

>「これは総会の決議ですので、それについては変更はないです」

>--学術会議が行革の対象になっていることについて、どのように受け止めておられるか

>「そこらへんはですね、今日まだ話して、全然話しておりませんので、総理とはともかく、学術会議はしっかり貢献できるようにやってほしいという、そういうことでございました」

>--今回の会談は会長からの申し出か

>「そうです。総理の方で、こちらが会いたいというのであれば、会うという発言をいただいたので、こちらから申し込みました」

>--今後6人の任命拒否問題については、どのように対応していくか

>「それについてはですね、学術会議の方でしっかりと検討していきたいと思います」

>--直近は考えていないか

>「ないです、ないです。具体的にないです」

>--決議文の中身について、総理からは何も話はなかった?

>「ええ。特にございませんでした」

>--渡しただけで何も返事はなかった

>「はい」

<参考=「任命拒否問題よりも「未来志向で首相と話した」 学術会議会長のコメント詳報」(産経ニュース)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/10/16 (Fri) 23:38

 閻魔大王様、こんばんは。


 諸外国の所謂「科学アカデミー」では、政府は金は出すが口は出さぬというのが原則です。
 私は、日本もその方向に向くべきと思っています。

 政府に助言する「黒子」の存在だった故、一般国民にあまり知られてなかったのは、あったりまえでせう。


【閻魔大王】 2020/10/16 (Fri) 23:59

磯津千由紀さん、こんばんわ。

基本的、科学技術等々、国民、又、人類にとって、何立つものでなければと。
国家が、その逆を目差すなら、国民にとって、悲劇です。

「黒子」の件、「日本技術会議」がその内容の全容公開の必要性はありませんです。
その上で、此度、騒いでるのは、報道と、野党君かと。
それに、輪を掛けて、前会長<?>

結果、あったりまえが、あったりまえに成らずの、余計な方向にと。
それが、閻魔大王的見解です。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/10/20 (Tue) 18:02

副題=#排除する政治~学術会議問題を考える 「反対する人が中にいる方が健全」 有馬朗人元東大学長・元文相(毎日新聞、10月18日)

 こんにちは。


 仰ること、一々、御尤もでして。
 「思想的に右の人も左の人も中立な人もみんなの意見を反映しながら公平に運営することが大事だ。」
 「学術会議は独立独歩だよ。もちろん政治と無関係じゃないよ。だけど、国の政策とは食い違うことがあってもよろしい。反対の進言をすることもあり得る。」
 「日本ほど教育に金を出さない国はないんだから。」
 「科学技術政策に対しても、もっと声を上げるべきだね。科学技術庁がなくなり、文部科学省がその役割を担う形になっているけれど、文科省は教育だけで手いっぱいだ。」
 「昔、通産省(通商産業省)にあった工業技術院のような、新技術に密着した研究ができる機関もほしい。」
 「自由意思で研究をしたら、たまたま軍事に応用できることだってある。その人が軍事に転用できる研究をやりたくないのならやらなければいいし、軍事関係の研究費ももらわなければいい。そういう所から研究費をもらっても、研究成果を公表すればいいよね。世界中の人がそれを見て「これは使える」「使えない」と判断する。それこそ学問の自由だ。」


> 菅義偉首相が日本学術会議の新会員候補6人を任命しなかった問題を巡り、学者側からは反対や抗議の声が上がっている。しかし、菅首相が任命拒否の理由を明確に説明しないまま、政権は学術会議の組織改革に論点を移そうとしている。元東京大学長で文相も務めた有馬朗人さん(90)は学問と政治の双方をよく知る一人だ。現状をどう見ているのだろうか。【金志尚/統合デジタル取材センター】


> 学術会議は独立独歩でいてほしい

> ――任命拒否をどう考えますか。

> ◆残念だね。菅首相は理由をちゃんと明らかにしたらいい。今回候補だった人がかつて、いくつかの法律などに反対したことが原因ではないかと言われているけれど、反対することはあり得るよね。賛成派も必要だし、批判する人も必要。多少反対派がいたってよろしい。というか、むしろ健全だよね。そうしないと本当の意味で研究者の意見が学術会議の中に入らないと思うよ。思想的に右の人も左の人も中立な人もみんなの意見を反映しながら公平に運営することが大事だ。だから、そのことを少し、総理大臣もお考えになっていただけませんかね、というのが私の要望だね。今は黙っている人だって、政府の言う通りの人ばかりだと思わない方がいいよ。堂々と政府に反対した人たちにも加わってもらって、学術会議として公平に議論できるようにしてあげてほしい。

> ――学術会議と国の関係はどうあるべきですか。

> ◆離れないといけない。政権交代したら政府の考えも変わる。学術会議は独立独歩だよ。もちろん政治と無関係じゃないよ。だけど、国の政策とは食い違うことがあってもよろしい。反対の進言をすることもあり得る。菅さんはよくやっていると思うけど、もうちょっとその辺をお考えになって、ある程度の自由度を与えたらどうかな。


> 会員の選び方を見直すことは考えていい

> ――有馬さんは1985~94年の通算3期、学術会議の会員を務めました。学術会議の役割と現状をどう見ていますか。

> ◆東大物性研究所(57年設立)など、学術会議の提案で設置された全国共同利用研究施設も多く、日本の科学技術の発展にずいぶん貢献してきた。私は会員時代に何度か学術会議の代表として国際会議に参加した。(自身が所属する)物理学会も海外の学会とつながることはできたけれど、学術会議は国を代表する重みがあるね。

> でも、最近は力が弱くなったように思う。例えば2004年に国立大が法人化してから、各大学への運営費交付金が減らされたけれど、どうして何も言ってくれなかったのか。私は今でも財務省の役人や政治家に会うたびに「大学に金を出せ」と言っているんだけど、法人化から15年以上がすぎても事態は変わらない。学術会議にはこうした問題に声を上げてほしいのに、ちっとも言わないんだ。不満だよ。日本ほど教育に金を出さない国はないんだから。

> 科学技術政策に対しても、もっと声を上げるべきだね。科学技術庁がなくなり、文部科学省がその役割を担う形になっているけれど、文科省は教育だけで手いっぱいだ。とてもじゃないがiPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究をどう育てていくか、といったことに手が回らない。量子力学の理論を用いた計算機なんかの開発も、研究者個人と企業がやっているだけだ。

> 昔、通産省(通商産業省)にあった工業技術院のような、新技術に密着した研究ができる機関もほしい。AI(人工知能)などの分野を伸ばすためにはそういうところが必要だ。工業技術院が再編された産業技術総合研究所は、基礎研究が多くて理化学研究所との差があまりないように見える。

> 学術会議には、今言ったようなことを国に進言したり、提案したりしてもらいたい。そのために活性化させないといけない。若手ももっと入れるようにして、会員の選び方を見直すことを考えてもいい。今のような推薦制だと、いわゆるインブリーディング(自分の考えに近い人を選ぶ)が起こりうるんだ。政府もそこを気にしたんだとは思う。学術会議自体が多様性を失っていないか、よく考える必要があるね。


> 一般研究と軍事研究の線引きは曖昧

> ――学問の自由をどう考えますか。

> ◆自分がやりたい研究をできることだね。ただし、倫理にもとるようなことはだめだよ。人殺しに結びつくようなことはやっちゃいけない。

> ――学術会議は17年に軍事目的に転用可能な研究に慎重姿勢を示す声明を出しています。

> ◆それは研究者の自由だよ。自由意思で研究をしたら、たまたま軍事に応用できることだってある。その人が軍事に転用できる研究をやりたくないのならやらなければいいし、軍事関係の研究費ももらわなければいい。そういう所から研究費をもらっても、研究成果を公表すればいいよね。世界中の人がそれを見て「これは使える」「使えない」と判断する。それこそ学問の自由だ。

> 私は学術会議の声明を誤りだと考えているわけではないよ。ただ、例えば、すごい情報量を処理できるAIを発明したとする。それが軍事目的に使われることは明らかだよ。つまり、一般の研究と軍事研究の線引きは曖昧なんだ。(軍事に転用するのかどうかは)最後は国民が考えることだから、国民が平和主義になるのが一番いい。

> ――学術会議が中国の研究に協力しているという批判も起こりました。

> ◆本来、科学技術は人類全体の役に立つようにしないといけない。日本の秘密が漏れるとか、ケチなことは言いなさんな。私も中国人研究者と一緒にたくさん論文を書いてきた。アメリカで研究していた時も、向こうにいた中国人研究者の研究や成果はアメリカのためになっていた。純粋な研究は協力すべきだよ。そこに国の違いなんてないんだから。


> ありま・あきと
> 1930年、大阪府生まれ。理学博士、物理学者。俳人。東京大学長、理化学研究所理事長などを歴任。参院議員時代の98~99年に文相(99年1月から科学技術庁長官兼務)を務めた。現在は武蔵学園長。

<参考=「#排除する政治~学術会議問題を考える 「反対する人が中にいる方が健全」 有馬朗人元東大学長・元文相」(毎日新聞、10月18日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/10/27 (Tue) 01:00

副題=学術会議批判、デマとフェイク蔓延なぜ 不幸の副産物(朝日新聞、10月25日)

 こんばんは。


 一般国民の「目に見える」成果を出さずに税金を使っているという反感が根底にあるのでしょう。
 それにしても、橋下徹氏は、常識的なことに無知すぎます。


> 日本学術会議の任命拒否問題で、ネットが大荒れだ。「学問の自由」への侵害だ、学者に忖度(そんたく)させる恫喝(どうかつ)的な権力だ、政権批判に圧をかけようとしているなど、様々な論点が挙がっている。もちろんそれは非常に大事な論点なのだが、本稿ではネットに論を絞る。学術会議側に不利になるフェイクニュースやデマの蔓延(まんえん)が、特に目立ったのだ。

> たとえば、橋下徹・元大阪府知事は、米国や英国の学者団体には税金が投入されていないとして、「学問の自由や独立を叫ぶ前に、まずは金の面で自立しろ」とツイッターでつぶやいた。公共セクターを民営化してきた彼らしい煽(あお)り方だ。だが、米英のアカデミーも、運営資金のかなりの割合が公的資金であることが判明した。指摘を受け橋下氏は「説明不足だった」と釈明したが、説明不足ではなく、端的に「誤り」である。

> デマを広めるのはたやすく、訂…

≪以下、有料記事のため、欠落≫

<参考=「学術会議批判、デマとフェイク蔓延なぜ 不幸の副産物」(朝日新聞、10月25日)>


【閻魔大王】 2020/10/29 (Thu) 22:09

副題=未来志向の対話を行う上で、任命問題が大きな妨げになっている<?>

これで、
国民が、報道陣が、わかるなら、大天才<!>
任命されないが、何故に大きな妨げ<?>
それを、明確に説明せよ<!>


の以前の、野党諸君、立憲民主党の何たらの、嗚呼、枝野君。
コロナの質問、したの怪<?>

記者会見では、開口一番、この問題で、菅首相、説明出来ねば、辞任すべきと。アホにも、程があるです。

そもそもがの、国民の大半が、説明不足と、報道してるですが。
あのなあと、白黒、どちかと、問われたならばの、これで、説明充分とは、言えずは、確か。
されどの、重要度、問われたならばの、下の下。

要は、何が目的か、報道は、この件ばかり。
国民の大半がの、デマと、までは、申さんの、誇張なら、正しい哉の、宣伝で、兎に角、与党の足引っ張るのネタにしましてね。

さぞかしの、海の向こうの、大陸と、半島の面々、ケラケラの、モと、やれ、ドンドンと、やれやれと、拍手喝采してるです。
おめでとう<!>

野党君と、一部の記者君、おめでとさん。
バカ見てるは、日本国民<!>

>政府による日本学術会議の新会員候補の任命見送りについて、梶田隆章会長は29日午後4時半から、同会議幹事会後に開いた記者会見のあいさつで「学術会議にとって青天の霹靂(へきれき)というべき事態。運営や活動に著しい制約となっている」と述べた。

>梶田会長は、政府と協調して組織改革を進めるにあたり、「未来志向の対話を行う上で、任命問題が大きな妨げになっている」と説明。また、報道などで「十分に活動内容が国民に伝わっていない」「さまざまな誤解に基づいて意見を(国民などから)ちょうだいしている」と語った。

<参考=「梶田会長「青天の霹靂」 学術会議会員任命見送り問題で会見」(産経ニュース)>


【閻魔大王】 2020/10/29 (Thu) 22:22

副題=女性会員の割合がどのこのなんか、どでも結構。

「任命見送りが憲法で定める「学問の自由」を侵害していると」
これは、憲法学者先生様が、じゃんじゃん、やってるです。
報道も、ドンドン、してるです。

憲法、法律の問題なら、学者同士で、やって呉れ<!>

所詮は、文面、文言の、解釈の問題でして。
法律違反、憲法違反は、決まり切ってると、抜かしてるですが。

頭っから、それやから、憲法議論、入り口で、止まってもての、一歩も進まんです。おめでとさんです。
矢張り、大陸と、半島からは、拍手喝采して呉れてるです。モと言え、モと、言えと。

まあなあ。
この件、この調子なら、菅首相が土下座で、悪う御座いました。
枝野君の主張の通り、辞任致します。
とでも、申せば、満足怪。
おめでとさん。

そんな事より、領土問題、北方領土、竹島、尖閣は、どしたら、ええのやろねえ。
ン<?>胸襟開いて、酒でも、飲みかわしならの話合い<?>
いつぞや、どこか、九州の大学生が、安保法案に反対で、言うてたの文言を思い出すです。
おめでとさん。
この時も、大陸、半島からは、にたにたの笑顔と、するのか、あちら様も、断固反対と、言うてたなあと。
再度の、おめでとさんです。


>日本学術会議の新会員候補の任命見送り問題について、梶田隆章会長は29日の同会議幹事会後に行った記者会見で、見送り理由に会員の出身大学や性別など多様性の確保が挙げられていることに対し、「事実がどうなっているのか、まだ整理できていない」と述べた。一方、同席した幹部は女性会員の比率が増えたことなど改善を強調。「正しい情報を発信する」としつつ、認識で足並みがそろっていない一幕もみられた。

>会員の多様性確保については、菅義偉首相が国会答弁で見送りの理由として挙げた。この日、会見に同席した菱田公一副会長は資料を示しながら「男女比は努力した結果、(女性会員の比率は)37・7%まで上がっている」などと説明。報道陣への配布資料でも「これだけ女性の比率が多い政府機関は日本学術会議しかない」としていた。

>ただ、改めて多様性に関する現状認識を梶田会長に問うと、「事実としてどうなっているのか、まだ整理ができていない。大きな問題があれば将来的に考える可能性もある」と述べた。

>任命見送りが憲法で定める「学問の自由」を侵害しているとした一部の見方については、同席した小林傳司(ただし)アドバイザーが「見送った理由が明らかになっていない。それではどういう意味で学問に影響するのか、つまびらかにならない。直接の回答は差し控えたい」と説明。ただ、最後に「(学問の自由の問題と)無関係だとは思わない」とも語った。

>また、会員候補者105人のうち6人の任命が見送られたことで、梶田会長は「会議の活動の著しい制約となっている」と指摘。菱田副会長も「議論をする場ごとに人がいないことは運営上すごく問題」と窮状を訴え、6人の速やかな任命を改めて求めた。

>政府から年内に報告するよう求められた組織の在り方に関する内部の検討案については、平成27年に内閣府の有識者会議で同様の検討が行われ、取りまとめられた提言の内容などを基本にするといい、現在の状況が抜本的に見直されることはないとの見方を示した。

<参考=「日本学術会議会見 足並みそろわない一幕も 任命見送り問題受け」(産経ニュース)>


【閻魔大王】 2020/10/29 (Thu) 23:29

副題=70人の内、6人が任命されずは、1割に達しで、これでは、健全な活動が出来ない<?>

これ、理由、わかる怪<?>
会議なんか、本来なら、余り多いと、意見出すも、超の短時間。

まあねえ。
「日本学術会議」の組織、運営の中身等々、細々を、部外者、外野席が、云々しても、始まらんです。


よて、会長と、担当大臣なり、首相が話をすればと、思うですが。
時既に、遅しの、その大臣と、「日本学術会議」の方々の会談にも、テレビのカメラ、入っててみい。
本音で、丁々発止も、無理かと。
報道陣も、チとは、遠慮したらと、思うですが。

国民の関心事と、ばかりにね。
そら、放送すれば、見るですが、興味なら、あるが故で、ダケで、ワイドなショーが終始しててみい。
アホかと。
アホやと。


>井上信治科学技術政策担当相は29日、日本学術会議(東京都港区)を視察し、会議の在り方をめぐり梶田隆章会長や副会長らと意見交換した。梶田氏は会談で「幹事会を中心に会議の在り方の検討を本格的に始める」と述べ、年末の政府への報告に向けて作業を進める考えを示した。

>また、会談に同席した学術会議の幹部らからは、菅義偉(すが・よしひで)首相による会員候補6人の任命見送りに関して「(学術会議の)第1部は会員70人のうち約1割が欠けた状態。これだけ欠員が出ると健全な活動ができない」などと6人の早期任命を求める意見が相次いだ。

>井上氏は「任命は首相の権能だ。いただいた意見は首相に伝える」と説明。一方で「学術会議側でも問題意識があるとしていた提言機能強化や推薦方式についてもご意見をいただきたい」と促す場面もあった。

>これに対し、学術会議側は「提言」の影響力などについて整理を進めていると説明。推薦方式についても男女比や地域、所属大学など多様性を考慮して推薦していると訴えた。

>政府は学術会議の在り方を検証し、年内に結論を出す方向。井上氏が会議の役割や機能を、河野太郎行政改革担当相が予算や事務局の規模の妥当性などを担当する。井上氏は会談後、「学術会議と政府で未来志向でコミュニケーションを図りながらよりよいやり方を目指そうということで一致できた。意見を受け止めて、今後の作業を進めていきたい」と語った。

<参考=「学術会議改革「幹事会を中心に検討」 梶田会長が井上科学技術相に説明 幹部から人事見直し認める声相次ぐ」(産経ニュース)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/11/02 (Mon) 02:32

副題=#排除する政治~学術会議問題を考える 「独立性が揺らぐ事態 任命拒否はありえない」 吉川弘之・元学術会議会長(毎日新聞、10月30日)>

 こんばんは。


 此れは妥当な考え方かと。
 「学者には二つの役割があります。一つは真理を追究する自らの研究にまい進すること。もう一つは、自らの研究や教育を犠牲にしても、社会のために俯瞰的な視点から助言をすることです。学術会議の会員に求められる役割は後者です」


> 日本学術会議が揺れている。会員候補6人の任命拒否問題から国民の目をそらせるように、菅義偉首相は「組織全体の見直しをしなきゃならない」(26日のNHK番組)と述べるなど、組織の抜本的な改革に向けた議論を進めようとしているからだ。本格的な改革が実施されることになれば、2004年の日本学術会議法改正以来となる。当時の改革議論にもかかわり、1997年から6年間、日本学術会議会長を務めた吉川弘之・東京大名誉教授(87)に、「学者の国会」と呼ばれる学術会議の意義と課題を聞いた。【永山悦子/オピニオングループ】

> 政府と学術会議、かつては信頼関係があった

> ――任命拒否を知ったとき、どう思いましたか。

> ありえないことで、何かの間違いかと思いました。海外でも会員の選考はアカデミーの自由に任されていて、政府や王室がそれを追認する形です。今回は、首相が任命拒否された6人の名前が入っていない名簿しか見ていないとか、事務方と事前に(任命に関する)考え方を共有していたとか、次々と聞いたこともないようなことが出てきて、「これは大変だ」と思いました。日本学術会議は法律で定められているように、「独立に職務を行う」という世界のアカデミーのルールに従っていて、会員選出を会議自身で行うことは重要な要件です。

> ――会長だったとき、だれが会員になるかについて、事前に政府へ説明したり、内容の提示を求められたりしたことはありましたか。

> 一切ありません。推薦した会員を政府が拒否する可能性があるということも、一切考えたことはありませんでした。

> ――政府と学術会議の関係はどうでしたか。

> お互いに十分な信頼関係がありました。行政改革の議論が進んでいたころ、ちょうど海外のアカデミーのトップが日本へ集まる機会があり、彼らと一緒に野中広務・官房長官(当時)を訪ねました。海外の会長からはアカデミーの意義についての説明があり、野中さんは真面目に耳を傾け、理解を示していました。

> 小泉純一郎政権のときは、02年に南アフリカで開かれた「環境・開発サミット」で日本が「持続可能な開発のための教育の10年(ESD)」を提唱し、学術会議会長だった私は応援演説をしました。その後、ESDは国連総会で採択され、世界各国が取り組むことになりました。このように、学術会議は会員の合意による助言をはじめとして、時には協力的に行動し、自由に話せる雰囲気でした。私が会長だったときの首相は、小泉さんをはじめ森喜朗さんも小渕恵三さんもとても友好的でした。

> それが、バブル崩壊後の経済の低迷が長引き、科学的な根拠に基づく政策や科学的な視点からの長期的な社会課題の解決などよりも、目先の問題に対応するしかなかったことによって混乱しているのかもしれません。しかし、失ってはいけない独立性が揺らぐような今回の事態は非常に深刻だと考えます。

> ――国会には、学術会議が17年に出した軍事研究に関する声明(軍事的安全保障研究に関する声明)を問題視する議員が少なくありません。

> 現状を見ると、(任命拒否に)声明が関係あると思われるような状況です。しかし、あの声明は、よく読めば軍事研究を禁止するものではありません。生命科学研究に取り組むときに倫理委員会へ諮問するように、軍事研究にも倫理的な審査を求めたものです。さらに、国内では、軍事研究の倫理的な問題の判断に関する研究を専門とする人がいません。声明では、そのような専門分野の必要性も指摘しており、批判には当たらないのではないでしょうか。よく議論すれば解決できる問題だと思います。


> 会員の「偏り」排除できている

> ――会員の選び方が身内優遇になっている、との指摘があります。

> 日本学術会議が選考に使っている現会員が新会員を推薦する方式「コ・オプテーション」は、海外の約9割のアカデミーが採用しています。この方式は、学術会議側から政府へ提案しました。

> 学術会議は、97年に自己改革委員会を設置し、組織の見直しを検討しました。当時は、各学会の推薦をもとに新会員を選んでいましたが、会員が学会代表になってしまい、科学全体の視点に立った議論が欠けていました。そこで、「俯瞰(ふかん)的」な組織を目指すために、現会員が推薦する「コ・オプテーション」が浮上したのです。

> 当然、現会員が自分の弟子だけを推薦し、派閥ばかりになる恐れがあったため、この方式の弊害をすべて排除することにしました。「自分の身近な人は推薦しない」「学術的業績が最も優れている人を推薦する」「自分の分野にだけこだわり続ける人は推薦しない」などのルールを作りました。さらに推薦された人を何段階もかけて絞り込み、女性や地方の会員を増やすなど、俯瞰的な組織になるような方向で慎重に選考することにしました。

> さらに、社会的な課題について多くの科学分野が俯瞰的な視野に立って助言を作成するには210人の会員だけでは足りないですから連携会員制度を作ること、縦割りを改善するために7部に分けていた組織を横断的な議論を進めやすい3部に減らすことなども合わせて提案しました。学術会議の組織改革を議論していた総合科学技術会議(当時)にこれらを提案し、それが04年の法改正で認められたのです。

> ――「俯瞰的な活動」は菅首相もこだわっている点ですね。しかし、最初は俯瞰的であっても、コ・オプテーションを繰り返すうちに徐々に内輪のメンバーに偏る心配があります。

> 現在のメンバーや活動を見ても、そのような懸念は十分に排除できていると思います。私は改革前の学術会議の報告書にすべて目を通しましたが、9割は「自分の分野の研究所を作れ」など陳情書のようなものでした。改革後は、そのような報告書はなくなりました。会員たちに、他分野の人たちと話し合いながら、政治や社会に役立つ助言をすることをメインに考える姿勢が浸透し、俯瞰的な組織を目指す取り組みとして定着してきたと感じます。


> 民間であってもよいが、国の代表として「唯一」でなければならない

> ――政府機関である学術会議の法人化や民営化を求める声もあがっています。

> 海外のアカデミーの多くは政府機関ではありません。個人的には日本も民間機関が良いのではないかと思います。政府機関では、何があるか分かりません。行革によってつぶされてしまう可能性もあります。ただし、民間機関であっても、国の代表として唯一のもの(national academy)として認定されていなければ国際的には認められませんから、そのような位置づけを確保することは必要です。

> 一方、1660年に設立された英国の王立学会や、1863年にできた全米科学アカデミーのような伝統のあるアカデミーと比べ、日本はスタートしたばかりの組織です。しばらくはこのような形で運営することによって、社会への定着を目指すこともやむを得ないと感じています。私は会長だったときから、学術会議の独り立ちも視野に企業のトップたちに支援を呼び掛けてきました。しかし、「既に税金を納めており、そういうことは国でやってほしい」という意見ばかりでした。現状では、民間からの寄付による運営は現実的ではなく、国の支援がなくなれば、たちまち経済的に成り立たなくなる可能性が高いでしょう。

> ――海外のアカデミーは、組織は民間でも、政府からの資金が提供されています。同じようなやり方はできないのでしょうか。

> それが一番いい形だと思います。海外では、政府から報告書や調査の依頼があり、それに対する費用として資金が提供されています。しかし、日本は学術会議への予算は減らされてきており、年度の後半になると日当が出なかったり、出張の旅費が自腹になったりしています。学術会議の活動や報告をまとめる雑誌「学術の動向」の出版費用も、すべて会員が出し合っている状況です。行革によって国の支出を減らす流れの中、「政府も資金を出して、組織は民間に」とは、なかなかならないのではないでしょうか。

> ――学術会議の役割が分かりにくいとも言われます。

> 私は、政府に対する助言には、役割分担が必要だと考えます。研究者が自らの領域の重要性を主張する政府の「審議会」、国の科学技術政策の大方針を決める司令塔である政府の「総合科学技術・イノベーション会議」、そして、学術会議は現実の学問の立場から社会的課題への助言をします。俯瞰的な立場から、政策の科学的な根拠を提供する仕事を担うのが学術会議です。三つの組織の分業が、より良い政策につながると思います。

> 学術会議の助言が、実際の政策にあまり生かされていないという現実はあります。しかし、新型コロナウイルスの感染が広がってからは、遠隔授業を余儀なくされた大学運営や、未知のウイルスに対する情報発信など、学術会議が目指してきた社会課題のために行動をとる学者が増えたと感じています。生命科学や情報科学など科学の進展が急速になっており、それに対する提言をまとめるには、従来以上のスピードが求められます。さらに、政策への参加意識を高めて、積極的に総合科学技術・イノベーション会議へ助言することも検討すべきでしょう。

> そのためには、もっと体力をつけることが必要です。人数や資金を減らしてもらっては困るのです。ところが、政府の議論は逆の方向へ進んでいるようで心配です。

> ――学術会議の会員になることが、一種の権威づけになっているのではないかとの批判もあります。

> 学者には二つの役割があります。一つは真理を追究する自らの研究にまい進すること。もう一つは、自らの研究や教育を犠牲にしても、社会のために俯瞰的な視点から助言をすることです。学術会議の会員に求められる役割は後者です。財政的にかなり厳しい中、会員たちは手弁当ながら、自らの研究領域に得になるようなことは一切せず、自らの時間をさいて働いています。今の会員たちはそのような覚悟を持って学術会議へ入ってきており、会員になることを権威のように考えている人はいないと思いますし、いたとしてもごく少数の特異な人だと思います。

> ――学術会議のようなアカデミーは、なぜ必要ですか。

> 国際的にも、アカデミーすなわち科学者の知恵は、政治や政策、社会にとって欠かせないものです。先ほど紹介したESDの例だけではなく、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の立案にも多数の日本人科学者が貢献しました。これらの活動は、学術会議が海外のアカデミーと連携し、どのような場面で私たちの知見が求められ、国内にどのような科学者がいるかも分かってきたことによって、広がっていったものです。国際活動を通じて、政府との連携も深まります。

> 1999年にブダペストで開かれた「世界科学会議」では、「科学と科学的知識の利用に関する世界宣言(ブダペスト宣言)」が採択されました。これからの科学者は基礎研究だけではなく、その研究成果を社会で利用する(use)ことまで考えることが求められるとされ、「社会における科学と社会のための科学」という概念も提唱されました。そのような観点からの科学のあり方や社会への貢献を踏まえて助言できるのは、審議会でも総合科学技術・イノベーション会議でもありません。学術会議は、この「第三の助言機関」の意義を社会に伝える努力が求められますし、私たちも発信をしていきたいと考えています。


> よしかわ・ひろゆき
> 1933年生まれ。東京大工学部卒。工学博士。東京大教授、東京大学長、日本学術振興会会長、産業技術総合研究所理事長、科学技術振興機構研究開発戦略センター長、国際科学会議(ICSU)会長などを歴任。97~2003年に日本学術会議会長を務めた。

<参考=「#排除する政治~学術会議問題を考える 「独立性が揺らぐ事態 任命拒否はありえない」 吉川弘之・元学術会議会長」(毎日新聞、10月30日)>


閻魔大王】 2020/11/05 (Thu) 14:27

副題=この件、記事の通り、平成29年<2017年>の事

イヤ、
その当時かに、テレビで放映してたです。
これ以外にも、自衛隊からの要請受けて、多くの研究機関で、研究してた項目あるですが。悉くの、中止に追い込まれたと。
理由、自衛隊からの要請であるが故と。

その殆どは、民間でも、応用出来ると。研究してたですが、「学術会議」からの圧力で、研究中止に追い込まれたと。
まあ、つまり、「学問の自由」を阻害してるは、「学術会議」の方であると。

>北海道大学の奈良林直(ただし)名誉教授が産経新聞のインタビューに応じ、平成28~30年度の防衛省の安全保障技術研究推進制度に採択された同大の研究に関し、北大が30年3月に防衛省からの資金提供を辞退した経緯を説明した。日本学術会議が29年3月に出した「軍事的安全保障研究に関する声明」が辞退に影響したとし、「学問の自由を侵しているのは学術会議の方だ」と強調した。

>奈良林氏によると、採択されたのは船底を微細な泡で覆うことで水中の摩擦抵抗を減らす同僚の教授の研究で、実現すれば自衛隊の護衛艦や潜水艦の燃費向上と高速化が期待できる。

>この技術は民間船にも応用できるデュアルユース(軍民両用)のため、奈良林氏は「民間船の燃費が向上すれば、二酸化炭素の排出量が減る。地球温暖化対策が叫ばれる時代の中で、優先すべき研究テーマだ」と語った。

>北大は1年の期間を残し防衛省に辞退を申し入れたが、奈良林氏は学術会議の声明に伴い研究継続への圧力があったと指摘する。

>同氏によると、28年9月に設立された軍事研究に反対する団体や学者らでつくる「軍学共同反対連絡会」は北大総長に対する面会要求や公開質問状の送付を繰り返した。同連絡会のホームページには「(北大が)私たちの運動と世論、学術会議声明を無視し得なくなったからで、画期的だ」との記載もある。

>北大では推進制度への応募を模索した別の研究もあったが、こうした経緯を踏まえて応募は見送られたといい、奈良林氏は「学術会議の声明が錦の御旗になってしまった」と話した。

<参考=「「学問の自由、侵害は学術会議」北大・奈良林名誉教授 声明…錦の御旗に」(産経ニュース)>


<参考=NO.185 <続2><国会・日本技術会議>何のための国会怪/野党君の三文芝居の具


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/11/18 (Wed) 20:18

参考=#排除する政治~学術会議問題を考える 「イエスマンの集まりになったら国は滅びる」 中島秀人・東工大教授(毎日新聞、11月15日)

 こんばんは。


 国営にしろ民営にしろ、政府は金を出すが口は出さないというのは、諸外国に学ぶべきかと。
 投入されてる税金も、少なすぎるかと。期末が近づくと資金が底をついて交通費も自腹になるとか。


> 日本学術会議の新会員任命拒否は、226に上る人文・社会学系の学会や協会が共同声明を出すなど、学術界から問題視する声がやまない。科学史が専門の中島秀人・東京工業大教授は「イエスマンの集まりになったら国は滅びる。日本の未来が左右される問題だ」と、意に沿わない人材を排除するかのような政府の姿勢に危機感を抱く。【五味香織/統合デジタル取材センター】


> 任命拒否、組織「改革」に「ここまできたか」

> ――一連の問題を、どのように見ていますか。

> ◆政府は、日本学術会議が成立して10年もたたない1950年ごろから、その批判機能を少しずつ奪ってきました。次は組織を潰す話になるのではないかと思っていたら、行政改革の対象にするという話になりました。予想通りというか、ここまできたかという思いです。

> ――批判機能を奪ってきたとは。

> ◆当初の学術会議は、学術政策や予算の分配に強い影響力を持っていました。当時は権威がある組織だったので、代わりの団体を作る方策が取られました。59年に科学技術会議(現総合科学技術・イノベーション会議)、67年に学術審議会(現科学技術・学術審議会)が作られたのです。政策決定は科学技術会議が、予算配分は学術審議会が担うようになり、学術会議は権限を奪われていきました。学術会議には、提言、報告、政府の諮問に対する答申などの機能もありますが、これらを含め70年代から、社会的な発信力や影響力がほとんどなくなってきたと思います。

> ――今、さらなる「改革」の対象になっています。

> ◆自滅の方向に踏み出したのではないでしょうか。ここで学術会議を変な形で改組するようなことがあったら、世界中の笑いものになりますよ。

> 2003年に学術会議が海外のアカデミーについてまとめた調査報告書には、「アカデミーの活動水準は、その国の文化の尺度を反映している」などと書かれています。レベルの高い社会は、それなりにきちんとしたアカデミーを持っているということです。現存する歴史あるアカデミーは、例えば1660年に創設されたイギリスの王立協会で、ニュートンなども活躍した組織です。フランスのアカデミーも1666年に王立として始まりました。

> 多くのアカデミーは終身制で、日本のように任期はありません。また、海外との大きな違いは、日本は予算が年間約10億円と著しく少ないことです。そのうち事務局経費だけで何億円もかかっています。

> 王立協会は予算規模が小さい方ですが、それでも89億円で、うち半分は国費です。米国に至っては215億円あり、大半が連邦政府の補助金。人口比で考えても、日本政府は米国の3分の1の70億円ぐらい出しても当然でしょう。まして10億円を巡って多いかどうかなどと議論するのは、日本の恥さらしです。実際は、会議を開くにもお金がなく、集まるにも半年分ぐらいしか経費がないのです。


> 「学者の政府」なくしていいのか

> ――そもそもアカデミーは必要な組織だと思いますか。

> ◆もし消えるとしたら、学者の政府がなくなるようなものです。国を代表する人がいないと、海外と話し合いができないでしょう。国家間の話し合いは政府同士で行うのと同じで、学者の政府がないと、学術的な関わりがうまくいきません。国際的な学会も、学術会議の名の下で開催すると海外からの見られ方が違います。学者個人としても、アカデミーの会員であれば一目置かれます。

> 対外的な意味だけでなく、国内でも一定の権威を持った、政府などに助言をする機関が必要です。今、「権威」というものは敬遠されがちですが、それが存在しないと社会は混乱に陥ります。

> 例えば新型コロナウイルス対策でも、感染症そのものへの対策は医学の専門家に任せればいいけれど、社会的な問題は学術会議が前面に立って対応すればよかったと思います。医療の専門家が困っていたのは、自分たちの発言が専門外である社会に大きな影響を与えてしまうという状況です。学術会議であれば、さまざまな分野の専門家が知恵を出すことができたでしょう。

> ――学術会議は戦後に発足しました。

> ◆連合国軍総司令部(GHQ)は、帝国学士院、学術研究会議、日本学術振興会という旧学術3団体を民主化しようとしました。軍事研究からの切り離しも並行して行われ、大学でも軍事研究にかかわった人が追放されたりしました。1949年、新たな組織として日本学術会議が発足します。一方で一時、学術会議の傘下に置かれた学士院は結局存続し、学術振興会は後に、科学研究費補助金(科研費)を分配したりする特殊法人として復活します。

> ――会員の選出方法は変化してきました。

> ◆2回変わりました。最初は選挙制、次に学会からの推薦制。現在は現会員が推薦した人の中から新しい会員候補を選ぶ形です。選挙制は、当時としては民主的で合理性もありました。戦後は学者の人数も少なく、大学の数も限られた。それぞれの分野で、誰が優れた研究者なのか、よく見えたのです。ただ、次第に学術界全体の規模が大きくなり、選挙も動員合戦になってしまった経緯があります。

> ――かつては学術会議自体の存在感も大きかったのでしょうか。

> ◆そうですね。1954年、原子力の研究と利用について「公開、自主、民主」という3原則を提唱しましたが、これは原子力基本法にも反映されました。存在感は大きかったでしょう。まだ戦後民主主義の力が強く、高度経済成長期の前という時期でした。

> ――学術会議は元々、「政府寄り」の団体ではなかったのですね。

> ◆むしろ、御用学者団体にならないように、GHQが指導したとも言えます。原水爆禁止のアピールなど、政府がお気に召さないであろう発信もしていました。政府には、この組織を何とかしたいという思いがあったのでしょう。ただ、当時は権威がある組織だったので、先に述べたような代わりの団体を作ったのです。

> ――ずっと政府と対立してきたのでしょうか。

> ◆80年代までは経済成長に伴って予算が潤沢になり、今より幅広く配分もされていたので、学術会議としてもそれほど反発は感じなかったのだと思います。90年代に入って予算が増えなくなり、大学の安全設備が不十分なことで爆発事故が起きたりもしました。95年に科学技術基本法ができて再び投資が増えますが、2000年代になると政府の「選択と集中」という方針で競争的資金が中心になり、基礎研究の予算が付きにくくなりました。大学は結果が出やすい研究を求められるようになり、疲弊しています。とはいえ、17年に(軍事研究に否定的な)「軍事的安全保障研究に関する声明」を出すまでは、学術会議はのんびりしていたように感じます。


> 「金を出しているから言うことを聞け」は最悪の政治

> ――政府の動きに、学問の自由が脅かされるという危機感はありますか。

> ◆憲法23条に「学問の自由は、これを保障する」とあります。背景には、いずれも京都大学(当時は京都帝国大学)で起きた1913年の沢柳事件や33年の滝川事件といった、大学の自治や思想の自由を巡る問題があります。今回の任命拒否も人事の問題です。裁判に訴えたら、憲法23条の議論になるのではないでしょうか。とうとうここまで来たか、という思いです。

> 任命拒否された6人は全員、文科系の学者です。理工系は予算のケタも大きいので、政府にとってどちらかというと操りやすいけれど、文科系は違います。今回は、言うことを聞かない文科系に対する見せしめだと言えます。

> ――学術会議は今後、どうあるべきだと思いますか。

> ◆存続すべきですが、組織を変えていくため、人数を減らし、いわゆるエリート集団にする方法があると思います。今は政府に推薦する人をどう決めているのか、選考過程が見えにくくなっています。学術会議には210人の会員の他に、2000人の連携会員がいます。この区分を廃止したほうがいいでしょう。その上で、新しい会員を選ぶ時は、会員が推薦した人を対象にした選挙制にするのです。会員が選ぶので、組織票を作るのは難しいでしょう。他国のアカデミーでも導入している方法です。会員の終身制も検討に値します。


> 政治と学術の距離感

> ――学術会議を「改革」しようとする政府は、科学技術政策をどう考えているのでしょうか。

> ◆近年の文部科学相などの言動から、トップが学術政策の問題点を理解していないと感じます。そういう人たちが権限を持っているのは怖いことです。菅義偉首相も、実務家だとは感じますが、理想主義者だとは思えません。どういう社会を実現したいのかが見えないのです。

> 私はつい最近まで、学術会議の連携会員の一人でした。その前には、「御用学者」をやっていました。文科省の科学官という非常勤公務員です。全国の大学・研究所から20人の学者が文科省から選任されるもので、かつては重職でした。研究機関と文科省を仲介することが任務で、学者と官僚が協力して学術政策や予算について議論していました。文科省の中に科学官室というのがあり、科学官や学者、官僚がたむろしていたようです。今は科学官室もなくなり、科学官会議も1年に1、2回程度という有り様です。

> 学術会議が弱体化したあとも、科学官のような政府と学界を比較的ダイレクトにつなぐ仕掛けは存在しました。しかし、それすらも今は失われ、トップダウンで政策が決まるようになったのです。現場の声が十分届かないから、場当たり的な政策が増える。真に日本の科学技術を発展させるには、基礎的研究経費と競争的資金の適切な割合での配分が重要ですが、ご承知のように、いまは競争的資金が肥大しています。

> ――そもそも学術と政治はぶつかり合うものでしょうか。

> ◆政治と学術は、一定の距離感がないといけないと思います。よく言われることですが、自分をきちんと批判してくれる人を身近に置いておくことは、リーダーにとって大事です。取り巻きがイエスマンの集まりだったら国が滅びます。

> 日本の未来が左右されることです。金を出しているから言うことを聞けというのは最悪の政治ですよね。


> なかじま・ひでと
> 1956年生まれ。専門は科学史、科学技術社会論。東大先端科学技術研究センター助手などを経て2010年から現職。著書「日本の科学/技術はどこへいくのか」でサントリー学芸賞。

<参考=「#排除する政治~学術会議問題を考える 「イエスマンの集まりになったら国は滅びる」 中島秀人・東工大教授」(毎日新聞、11月15日)>


【閻魔大王】 2020/11/18 (Wed) 22:33

当記事では、
余程に、現「日本技術会議」に不満あるよです。

そもそもがの、金出して、口出さずが当然の。
その金さえ、世界からは、極めて少ないのに、日本政府はえらそに抜かすな。世界の笑い物ぞと。

とは、
既に、大方の事、記者会見で、申されてまして、世界の笑いモノになってるかもです。

おそらくは、理想とされるの、諸外国の、「学術会議」なるは、戦争のための、又、利用されるかもの、には、一切の荷担されずの方針で、活動されてると、信じるです。

での、
GHQの話出て来まして。
御用学者にならぬよにと、指導されたですか。

ン<?>
一寸、理屈が合わんです。GHQが君臨の時代の米軍占領下の、無力な日本政府の、御用学者<?>

ま、どちでもの、
金僅少、口だけ出すの日本政府を懲らしめ、反省促すため、「日本学術会議」の皆様、総辞職が最適ですねえ。