話題<NO.255>

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表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
話題NO.256
1861 <早期肺がん=粒子線1回照射で治療完了>6月から保険適用 シバケン 24/06/08
1860 <歯が生える薬>死ぬまで自分の歯で食べられる時代がやってくる。 シバケン 24/06/07
1859 <今更ですが>竹島は日本国固有の領土です。 通りすがり
でもないMr.X
24/06/07
1858 <韓国>日本海<韓国の領海>に最大140億バレルの石油・ガス埋蔵の可能性 通りすがり
でもないMr.X
24/06/05
1857 <自動車メーカー、一斉に不正白状<?>>奇妙な、話。 シバケン 24/06/03
1856 <中国・2000年前の国王の墓>当時の王族は何を食べていたか<?> シバケン 24/06/02
話題NO.254

NO.1856 <中国・2000年前の国王の墓>当時の王族は何を食べていたか<?><起稿 シバケン>(24/06/02)


【シバケン】 2024/06/02 (Sun) 23:38

<写真>
「武王墩墓」から出土した動植物の一部で、ラベルの文字は「子豚」、「梅」、「生姜」、「瓢箪の種」、「雉」(2024年5月20日撮影)。((c)CNS/張強)



>最近、中国考古学の一大プロジェクト・「武王墩墓(Wuwang Dunmu)」の発掘調査で重要な進展があった。

>中国の中東部・安徽省(Anhui)淮南市(Huainan)にある「武王墩墓」は、戦国時代後期の当時の「楚」の国の格式が高い大型古墳だ。楚の葬送儀礼の最高峰である「九室式楚墓」(主墓の周りに八つの側室がある構造)が明確に整っている墳墓は、今のところ中国初である。

>楚は周王朝の属国であり、春秋戦国時代に最も勢力を誇った地方政権の一つだった。

>墳墓の規模や構造、発掘された文字資料、史料などの総合的な分析によると、「武王墩墓」の主は中国最初の歴史書『史記』の第40巻『楚世家』に記録がある楚の考烈王(Kaoliewang)だという説が有力だ。

>この王はかつて当時の強国「秦」の人質で、秦王の娘婿子だったが、後に楚の貴族「春申君・黄歇(Chunshenjun・Huangxie)」の助けを借りて楚に逃げ帰り、第39代楚王となった。

>「毛遂自薦(Maosui zijian)」という中国の故事成語(趙国の貴族・平原君に養われていた客人の毛遂が楚の王と会見し趙国の危機を救った故事)で趙救援の派兵を行った楚の王とは考烈王のことだ。

>今回の発掘調査で、「武王墩墓」は現在、主墓(1号墓)、墓園、車馬坑、殉葬墓、祭祀坑などの重要な遺跡の保存状態が確認された。墓地全体の面積は2100ムー(約140ヘクタール)を超す。

>考古学者たちは主墓(1号墳)の発掘に焦点を当て、それが大きな「甲」字型の竪穴式墳墓であることを確認した。竪穴はほぼ正方形で、一辺の長さは約50メートル、竪穴の東側には長さ42メートルの傾斜した入口通路がある。

>「武王墩墓」は2020年の発掘調査の開始から、数多くの貴重な文物を発掘、保存してきた。現在、この墳墓から3000点(ユニット)以上の様々な文物が発掘され、大量の動植物も出土している。

>9室の中の東の1室から出土したのは主に青銅器だった。現在すでに150点(ユニット)余りの青銅器が掘り出され、調理器、食器、酒器、水の容器など、これまで見たこともないさまざまな形状の青銅器が含まれている。そのほか、まな板、箱型の容器、長椅子など漆塗りの木製の器物が百点余りあり、楚王の厨房と食堂に相当する場所のように見える。

>東の1室の現場の傍らには、低酸素滅菌室、紡績品保護室、無機質文物保護室などを含む臨時の考古学実験室が設けられている。ここで、研究者たちは科学技術的手法を用いて、当時の楚の王族の飲食物の解析を行っている。

>「中国国家文物局考古研究センター」の研究員で「武王墩墓」プロジェクトの責任者・張治国氏の話によると、出土した動物骨格から、黄牛(アカウシ)、豚、犬など10種類以上の動物が確認され、植物遺物からは、瓢箪、マクワウリ、梅、栗など瓜類や木の実、粟、キビ、水稲などの農作物、花椒(カショウ)の実、ゼニアオイなどの香辛料、中国の伝統的薬用植物の呉茱萸(ゴシュユ)などが発見されたという。

>張氏は「古代中国には『死んでもなお生き続ける』という死生観があり、これらの遺骨は墓の持ち主の生前の食生活の嗜好を反映しており、また当時の楚の食文化も表している」と話す。

>古代中国では、鼎(かなえ)は一般に煮炊き用の器として使われ、簋(キ)、簠(ホ)、敦(トン)は穀物などの盛り付け用の器である。

>張氏は「出土した動植物の遺物の中には、大量のナツメ、梅、マクワウリの種が大量にありました。また一部の鼎の中には大量の動物の骨が入っており、これはある献立の料理だったのではないかと思われます。これまでに発見された献立には、牛ステーキ肉の煮込み、肉と野菜を添えた栗焼肉などがあります」と説明する。

>張氏は青銅の鼎の一つを指差して「調査の結果、ここに入っていたのは、瓢箪やキジなどの食材を生姜や梅などの調味食材といっしょに煮込んだ料理です」と紹介した。

>発掘実験室の出土品対外展示室には、珍しい「折りたたみ式」の青銅の甑(こしき)がある。それは高さ3フィートで、細長く、甑のひざの部分が折りたたみ式で、90度まで折りたたむことができる。専門家は、この青銅器は持ち運び用の甑(食材を蒸す容器)だったのではないかと推測している。また、この甑のスタイルは他の甑とは大きく異なっており、国外の貴族から送られたものだった可能性もあるとしている。

>調査チームの方玲(Fang Ling)リーダーの話では、甗は鼎とは違い、青銅の台座と底が空洞になり口が開いた形の青銅器の組合せになっているという。方氏は「この墓から三つの青銅製の甑が発見されました。現在私たちが日常で使っている蒸し鍋は、実は長い歴史の中で変化発達してきたものだったことが分かりました」と話す。

>今回の発掘調査では、琴、瑟(しつ、琴に似た弦楽器)、笙(しょう)、鼓(つづみ)などの楽器や舞踊の姿の俑(よう、埋葬用の人形)も出土している。なかでも、2組23点の編鐘(へんしょう、各音階の一連の釣り鐘を枠から吊り下げた楽器)は、科学的な測定の結果、その音程の組合せは完全で、土中に埋もれていたにも関わらず、二千年以上の歳月を経ても、その音質はまだ爽やかで幽玄であった。(c)CNS/JCM/AFPBB News

>※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。

<参考=「中国・2000年前の国王の墓、当時の王族は何を食べていたか」(Yahoo!ニュース・CNS)>
(24/06/02)


NO.1857 <自動車メーカー、一斉に不正白状<?>>奇妙な、話。<起稿 シバケン>(24/06/03)


【シバケン】 2024/06/03 (Mon) 21:04

副題=トヨタ豊田章男会長「認証の根底揺るがす行為」 不正巡り自動車認証不正(日本経済新聞)

<参考=NO.1814 続2<ダイハツ>認証の不正で、全車種出荷停止/製造再開
(24/02/10)
<注>板修正。<24/06/04>

そもそもが、上記<参考>の段階で、その手、部署の面々、よっく、わかってるの話。
加えての、ダイハツにしたって、社長たる、トヨタからの、天下り<!>
要は、トヨタの考え方が方々に蔓延したダケの話。

モっと、申せば、トヨタの看板方式ねえ。
トヨタの工場では、在庫は持たんですて。結果的、そのしわ寄せなるは、部品納入業者が、負担してるになるです。

それを、多くの、経済評論家、その手、効率化を標榜の、似非専門家筋等が、立派であると、凄い効率的と、大いに、宣伝してたです。

とりあえず、下請け、納入業者泣かせの親会社、大会社が、立派<?>ですて。


オッとの、対して、本題の、不正。
これ、国際規格でも、何でもないです。日本国の、国土交通省が考案の、検査規格。
そもそもが、実用的、意味あるの、検査項目で、規格怪<?>
そこの、検証からして、いるのでは。

尚、
当方的、守るべきの品質は、守るべき。
されどの、過剰品質を求めると、半導体がしかりで、世界に遅れ、売価で、負けるです。
同様にして、車の分野で、過剰品質やってましたら、世界に負けるです。半導体が、負け、更に、自動車で、負けてたら、日本国に、何が残る<?>

お役人様も、その辺り、重々に承知と、思うですが。
日本国には、それを、言うの、有識者<?>が居てません。

<写真>
記者会見するトヨタ自動車の豊田会長(3日、東京都千代田区)



>トヨタ自動車の豊田章男会長は3日、「ヤリスクロス」や「クラウン」など計7車種の認証試験で不適切な行為が見つかったことを受けて都内で記者会見した。豊田会長は「トヨタグループの責任者としてお客様、車ファン、全てのステークホルダーの皆様に心よりおわび申し上げる」と陳謝した。

>国土交通省が関連メーカーに求めた内部調査で3日判明した。現在も生産中の「カローラフィールダー」など3車種では歩行者・乗員保護試験でデータの不備が見つかり一時出荷・販売を停止する。豊田会長は「トヨタとトヨタ東日本の2社にまたがる問題だ」との認識を示した。

>発覚した認証不正は主に6種に分類される。「クラウン」や「アイシス」では、エアバッグがタイマーで作動するよう不正に加工していた。また「シエンタ」では、規定と異なる重量で衝突試験を実施していた。レクサス「RX」では、エンジン出力試験において、狙った出力が得られるようにデータを改ざんしていたという。

>不正が起きる要因について、豊田会長は「短い納期で何度もやり直しをする。最後の方で大きな負担がかかってしまったのではないか。長いリードタイムで多くの人がかかわり、1つの理由ではない」と説明した。

>トヨタの生産台数は世界で年1000万台を超える。豊田会長は「1000万台の神がいると感じる」と話し、世界で様々な顧客層に車を提供している中で品質を担保する難しさがあると説明した。

>トヨタのカスタマーファースト推進本部長の宮本眞志氏は「規模を理由にはできないが、プロセスは複雑怪奇になっている。課題はあると認識している」と述べた。

>こうした不正が起きる構造について豊田会長は「どうして滞留が発生しているのか、今の段階では各工程ですべき作業などを標準化し、整理した段階だ。年末くらいまでかかる」と話した。認証プロセスにおいて異常を感知できる仕組みの構築を進めており、12月までに開発する。

>また、認証で不正が起こる理由について、豊田会長は認証に至るまでの手続きの長さや全工程を把握する担当者がいないことを挙げた。「(トヨタは)完璧な会社ではない。間違いも起こる。問題が起こったらとにかく事実を確認して直す。それを繰り返すことが必要だ」との認識を示した。

>豊田会長は今回不適切な行為が指摘された車種について「法規に定められた基準はクリアしている」としながらも「こうした行為は認証制度の根底を揺るがす行為で、自動車メーカーとしては絶対にやってはいけない」と述べた。

>不正発覚に伴い、トヨタ自動車東日本の宮城大衡工場(宮城県大衡村)と岩手工場(岩手県金ケ崎町)の計2ラインを当面停止する。年間13万台を生産しており、調査は6月末までかかるという。

>仕入れ先1000社以上に影響が出る可能性があり、個別に補償交渉を進める。豊田会長は「当局に全面協力しながら、いち早く生産開始することに全力を尽くしたい」と強調した。

>仕入れ先などに対しては「納期でご迷惑をかけている」とした上で、「トヨタだけの判断で納期が決められないので仕入れ先にはご理解頂きたい」話した。

<参考=「トヨタ豊田章男会長「認証の根底揺るがす行為」 不正巡り自動車認証不正」(日本経済新聞)>
(24/06/03)


【シバケン】 2024/06/04 (Tue) 00:08

副題=ホンダ、22車種で不適切試験 N-BOXやアコードなど(日本経済新聞)


<写真>
車両重量を法規より厳しい条件に設定していた



>ホンダは3日、生産を終えた22車種で騒音試験に不適切な行為があったと発表した。車両重量を法規より厳しい条件に設定していた。2009年2月〜17年10月の期間で、軽自動車「N-BOX」やセダン型「アコード」などが対象となる。法規に関わる完成車性能への影響はない。販売中の四輪車などでは不適切な検査はないとした。

>ホンダは騒音試験法規で法規で定めた試験車両の重量設定を超えた重量で試験を実施した。これを受けた試験成績書には、実際に試験を行った車両重量とは異なる規定範囲内の数値を記載した。国土交通省が同日、不適切行為として認定した。

>車両の試験実施後、設計変更などで車両重量が変わると再試験となる可能性がある。車両重量を法規より厳しい条件で試験すれば、騒音性能は広く保証できる。このため「再試験の工数を増やさずにすむと考えてしまった」(ホンダ)という。

>ガソリン車の定格出力試験でも不適切行為があった。13年5月〜15年6月にかけ試験結果の出力値、トルク値を書き換えて記載した。一般に仕様や性能を示す諸元値に至らなかった場合、追加解析が必要になる。その誤差がわずかの場合は「ばらつきの範囲内であると考え、すでに認証を取得する機種の値に書き換えた」という。

>ガソリン車を巡っては、法規で定める発電機を動かした状態の試験を実施しなかったことも判明した。13年4月〜15年1月の試験で、別の同じ装置で得られた補正値を用いて数値を算出していた。いずれも工程を減らす目的だった。

>すでに社内で技術検証や実車試験などを終えており、法規に関わる完成車性能への影響はないとした。対象車種を使っている利用者については「当事案に関してご対応をいただく必要はない」(同社)と引き続き利用できるとしている。

>ホンダは「今回の事象を重く受け止める」としたうえで、「コンプライアンスとガバナンス強化の観点をふまえた再発防止に全社をあげて取り組む」とコメントした。

<参考=「ホンダ、22車種で不適切試験 N-BOXやアコードなど」(日本経済新聞)>
(24/06/03)


【シバケン】 2024/06/04 (Tue) 07:52

副題=マツダ、5車種で認証不正 マツダ2など販売実績15万台(日本経済新聞)

<写真>
マツダは計5車種の認証試験で不適切な行為が見つかった



>マツダは3日、「マツダ2」や「アクセラ」など5車種の認証試験で不適切な行為が見つかったと発表した。対象車種の生産実績は15万台に上る。出力試験時のエンジン制御ソフトの書き換えなどが見つかった。現行生産の「マツダ2」や「ロードスターRF」の一部モデルについては5月30日から出荷停止した。

>同日、都内で記者会見した毛籠勝弘社長は「マツダ車をお使いの皆様にご心配をおかけし、大変心苦しく思っている」と謝罪した。「アテンザ」や「アクセラ」の一部モデルなど衝突試験による過去の不正が見つかった3車種は技術検証を社内でおこない「安全性の問題はない」とした。再発防止を徹底し信頼回復に努めるとした。

>国土交通省はダイハツ工業などの不正事案を受け、内部調査を求めていた。不正行為が見つかったのはマツダのほか、トヨタ自動車、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの各メーカー。

<参考=「マツダ、5車種で認証不正 マツダ2など販売実績15万台」(日本経済新聞)>
(24/06/03)


【シバケン】 2024/06/04 (Tue) 09:54

副題=スズキ、軽商用「アルト」型式申請で不正 書類書き換え(日本経済新聞)

<写真>
スズキは、軽商用アルトのブレーキに関する試験で不正が見つかった



スズキは3日、国土交通省の要請に基づく型式試験に関する実態調査で、不正行為が見つかったと発表した。2014年に型式申請した軽商用車「アルト」のブレーキを繰り返しかけたときの停止距離を測る試験で、停止距離を実際の結果よりも短く書き換えて申請していた。

5月に試験をやり直した結果、法規要件は満たしていることを確認できたとして、リコール(回収・無償修理)はしないという。軽商用のアルトは14年12月に量産を開始し、17年12月に販売を終了するまでに2万5999台を売った。

スズキによると、軽商用アルトの社内試験において、ブレーキをかけてから実際に停止するまでの距離が、法規で定める距離を満たしていたものの余裕がなかった。試験の担当者が意図的に結果を書き換えたとみられるという。

14年以降の全ての開発車種の試験結果と成績書を照合した結果、不正が見つかったのは、軽商用アルトのみだったという。


<参考=「スズキ、軽商用「アルト」型式申請で不正 書類書き換え」(日本経済新聞)>
(24/06/03)


【シバケン】 2024/06/04 (Tue) 11:04

副題=トヨタなど5社、認証不正で立ち入りへ 6車種出荷停止 自動車認証不正(日本経済新聞)

>自動車などの量産に必要な認証「型式指定」を巡り、トヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの5社の計38車種に不正行為が見つかった。国土交通省が関連メーカーに求めた内部調査で3日判明し、同省は道路運送車両法に基づき4日にトヨタへ立ち入り検査を実施する。ほか4社にも順次、立ち入り検査に入る。

>国交省はトヨタ、マツダ、ヤマハ発動機の現行生産6車種について、安全性が基準に適合しているか確認できるまで出荷停止を指示した。生産終了分を含めた不正の規模は5社で計500万台超となる。ダイハツ工業や豊田自動織機で発覚した認証不正問題は国内主要メーカーに拡大した。

<表1>
5社38車種で認証不正が判明



>国交省は「不正行為はユーザーの信頼を損ない、自動車認証制度の根幹を揺るがす行為で極めて遺憾だ」と強調。車の安全性を左右するものも含め主要メーカーで不正が相次ぐ事態を重くみて、出荷停止や立ち入り検査といった厳格な対応が必要と判断した。各社は不正行為があった車両の安全性に問題はないとしている。

>経済産業省は不正を報告した5社に対し、顧客や取引先への適切な情報提供を求めた。生産停止に伴うサプライヤーへの影響を調査し必要な対策を検討する。


>トヨタは7車種で不正、一部出荷停止
>国交省によると計38車種について、衝突試験車両の加工や安全・環境基準に関わる書類の改ざんが確認された。トヨタは生産中の「ヤリスクロス」など3車種の歩行者保護試験に関し虚偽のデータを提出した。3車種は2023年度に計約12万台販売された。

>「クラウン」といった過去生産車でも衝突試験の際に試験車両を加工するなどトヨタの不正は6つの手法が確認された。豊田章男会長は3日に開いた記者会見で「お客様、車ファン、全てのステークホルダーの皆様に心よりおわび申し上げる」と謝罪した。


>マツダは5車種、ヤマハは3車種
>マツダは「ロードスターRF」など現行生産2車種を巡り出力試験におけるエンジン制御ソフトの書き換えが判明。ヤマハ発動機は生産中の二輪車について不適正な条件で騒音試験を実施していた。

>国交省が不正の有無に関する内部調査を求めた計85社のうち、5月末時点で68社が調査を終えた。トヨタを含む残りの17社は調査を継続している。

<表2>
今回発覚した5社の不正行為



>今後の焦点は出荷停止がいつまで続くかだ。国交省は立ち入り検査と並行し、生産中の6車種について安全性や環境性能の基準に適合しているかを独自に確認する。問題ないと判断された場合は出荷停止を順次解除する。

>過去には立ち入り検査で不正行為の悪質性が高いと判断され、型式指定を取り消されたケースもあった。型式の認証が失われると車を量産できなくなり、生産や出荷を再開するためには型式指定の再取得が必要になる。

>ダイハツは23年12月に立ち入り検査を受け、生産・開発していた全28車種の出荷を停止した。国による検証を経て出荷停止指示が全て解除されたのは約4カ月後だった。3車種については型式指定が取り消され、サプライヤーも含め大きな影響が出た。

>国交省は一連の認証不正問題を受け、有識者検討会で再発防止策を議論している。審査や監査の強化、不正の早期発見の仕組みなどを検討し、今夏の取りまとめを目指す。


>▼型式指定 自動車や二輪の量産に必要な認証。メーカーが新車を生産する際に国へ申請し、安全基準に適合しているか審査を受ける。道路運送車両法は安全基準に適合しない場合や不正な手段によって指定を受けた場合などに型式指定を取り消せると規定。指定が取り消されると再取得するまで事実上、生産ができなくなる。

>型式指定の認証で不正があった車種
▽トヨタ自動車(現行生産車)カローラフィールダー、カローラアクシオ、ヤリスクロス(過去生産車)クラウン、アイシス、シエンタ、レクサスRX

▽ホンダ(過去生産車)インスパイア、フィット、CR-Z、アクティ、バモス・バモスホビオ、ステップワゴン・ステップワゴンスパーダ、レジェンド、アコード・アコードツアラー・アコードハイブリッド、フィットシャトル、インサイトエクスクルーシブ、CR-V、フリード・フリード+(プラス)・フリードスパイク、N-BOX・N-BOXカスタム、N-ONE、オデッセイ、N-WGN・N-WGNカスタム、ヴェゼル、グレイス、S660、シャトル、NSX、ジェイド

▽マツダ(現行生産車)ロードスターRF、マツダ2(過去生産車)アテンザ、アテンザ
(マツダ6)、アクセラ

▽ヤマハ発動機(現行生産車)YZF-R1(過去生産車)YZF-R3、TMAX

▽スズキ(過去生産車)アルト〔共同〕


<参考=「トヨタなど5社、認証不正で立ち入りへ 6車種出荷停止 自動車認証不正」(日本経済新聞)>
(24/06/03)


【シバケン】 2024/06/04 (Tue) 21:34

<注>前回、投稿記事<日本経済新聞>の、Webページに掲載されてる。

>中西孝樹
>ナカニシ自動車産業リサーチ 代表アナリスト
>ひとこと解説
トヨタ「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」「ヤリスクロス」の3車種で歩行者乗員保護試験で虚偽データの提出、「クラウン」「アイシス」「シエンタ」「RX」の過去生産の4車種で衝突試験における試験車両の不正加工があったようです。まだ調査中の途中報告となっています。トヨタは開発を手掛ける「執行」と認証を担当する品質保証部の「監査」を分離することで、認証不正が起きづらい仕組みをとってきただけに、それでも不適切事例が生まれることに驚きが隠せません。5時から記者会見があるので、根本原因をしっかりと見極めることが大切です。
<24/06/03)


「中西孝樹」氏の言、
「トヨタは開発を手掛ける「執行」と認証を担当する品質保証部の「監査」を分離することで、認証不正が起きづらい仕組みをとってきただけに、」

ン<?>
トヨタが、アホウな組織にしてたです。
この手の、イロハを、組織構築の、経営陣が、知らなさ、過ぎるです。

分離しただけで、解決出来るでありませんでして。当然にして、開発部門は、一寸の事なら、通せ、通せ<!>で、当たり前。
であると、認識しておくのべき。

とりあえず、経営陣が、不正はダメであると、口先で、言うてても、仕方がないです。
指示徹底重要。

イヤ、話簡単の、そのままでして。経営陣は口先だけで、徹底されておらずの結果が、不正発生。

加えての、この、コメントの方、現場がわかってるの怪<?>


【シバケン】 2024/06/05 (Wed) 00:30

<注>前回、投稿記事<日本経済新聞>の、Webページに掲載されてる。

>山本真義
>名古屋大学未来材料・システム研究所、名古屋大学大学院工学研究科電気工学専攻 教授
>ひとこと解説
まずは本記事に記載された各車両の販売メーカーの公式発表をしっかりと確認していただければと思います。

トヨタ車については、既にトヨタ公式HPにて下記のアナウンスがありました。
現状では発表のあった対象車種に乗られている皆様は不安になられず日常的に乗り続けられて問題ないと考えております。

「対象となる車両は、すでに生産を終了しているものも含め、社内での徹底的な検証において法規に定められている性能に問題無いことを確認しております。従いまして対象車両にお乗りのお客様はただちに使用をお控えいただく必要はありません。」
(24/06/03)


この話、
要は、不正のあったの車種について、乗り続けて、問題ない。

理由、
「社内での徹底的な検証において法規に定められている性能に問題無いことを確認しております。」

ならば、何が問題か<?>
同様の事が、前回の、ダイハツでも言われたです。

その辺りを明確にさせねばと。
確かに、不正で、問題なら、リコール<!>
がしかし、リコールされてません。つまり、不正があったですが、法規に定められている性能には問題がない。

社内規格では、法規に定められてる規格よりも、厳しく設定しているの意<?>

この辺り、明確にし、さての、社内で、どのよに扱うかを、社内で、検討して頂戴の世界<?>

それなら、国土交通省が、監査しよが、何しよが、正々堂々の、ビビるの事、ありませんが、何故に、ビビってる<?>

の、上で、社内的、規格厳しくは、ある意味、それだけ、実力あるを意味してるですが。不合格になるなら、実力がなく。
当方的、申すは、社内規格の問題なら、そっちを、見直すべき。それを、余裕あるの水準には、社内で、目標値設定で、品質改善して頂戴の世界。

国土交通省の、試験項目なりに、実用的、実際論的、問題あるなら、別途、調整を。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2024/06/09 (Sun) 00:54

副題=クルマ最新事情 愛車の「トヨタ」乗って大丈夫?国交省に聞いてみた(毎日新聞、6月6日)

 こんばんは。


 規則は規則、でしょうか。


> トヨタやホンダなどの認証不正を考える(1)

> 「数万におよぶ調査の結果、六つの事案が明らかになった。いずれも法規に定められた基準はクリアしており、安全にお使いいただけることを確認している。しかし、こうした行為は認証制度の根幹を揺るがすもので、自動車メーカーとして絶対やってはいけないことだと考えている」

> トヨタ自動車、ホンダ、マツダなど大手自動車メーカー5社が2024年6月3日、自動車の型式指定をめぐり認証不正があったと発表した。冒頭の発言はトヨタの豊田章男会長が記者会見で何度も強調した内容だ。「絶対やってはいけない」が「基準をクリアし安全に使える」とは、どういうことなのか。本当に乗って大丈夫なのか、国土交通省に聞いてみた。


> 北米基準をパスしても法令違反

> 今回の不正でユーザーの関心を集めたのは、トヨタが発表した「六つの事案」のひとつ、「後面衝突試験」だろう。これはクルマの追突事故を想定し、クルマの後面に評価用の台車を衝突させ、燃料漏れがないか確認する試験だ。

> 問題となったのは、トヨタが14~15年にクラウンとシエンタの開発で行った後面衝突試験だ。国内の法規基準では重さ1100キロの台車を衝突させるルールになっていたが、トヨタはさらに重い1800キロの台車を用いて衝突させ、そのデータを国交省に提出していた。

> 当然、小型車に相当する1100キロよりも大型の普通車に相当する1800キロの台車が衝突した方が衝撃が大きい。それで燃料漏れが起きなければ、ルール違反かもしれないが、その方がより安全といえるのではないか。そんな疑問がわく。

> トヨタによると、1800キロは北米の基準という。トヨタは「法規より大きな衝撃で評価をしたが、本来であれば法規で定められた1100キロの台車を用いて認証試験を行い、そのデータを提出する必要があった」と説明する。

> この点について、豊田会長は「北米基準だと1800キロの重さを後ろからぶつけなさいだが、日本の基準だと1100キロだ。この場合、どう考えるべきか。今の私が言うべきではないが、日本のメーカーはグローバルにやっている。日本で認可されたクルマが『世界で一番厳しい基準を通り、大丈夫ですよ』となった方がシンプルだと思う。日本自動車工業会や当局と議論するきっかけになればよい」と語った。

> メーカーが安全だと主張しても、これは法令違反に当たるのか。国交省に尋ねると「後面衝突試験を1100キロより重い台車でやっているから安全だと言っても、ルールを無視してよいことにはならない。今回のトヨタは明らかに法令違反だ」(物流・自動車局審査・リコール課)との答えが返ってきた。

> 国交省によると、日本の型式認証試験は国連の基準で作られており、欧州やアジア諸国と調和した安全基準になっている。これに対して米国は独自の基準という。「トヨタが1800キロの試験の方が安全だからと基準を変えたいのであれば、国交省か世界の自動車工業会を通じて、国連に基準を変更するよう要望し、各国の合意を得なくてはならない」という。


> 国交省は立ち入り検査と確認試験

> もちろん、今回トヨタが発表した認証不正は後面衝突試験だけではない。過去に生産していたクラウンやアイシスでは、本来は衝突させてエアバッグが作動するか確認する必要があるのに、タイマーで自動的に作動させていた。このほか、歩行者頭部や脚部の保護試験、エンジンの出力試験などでも不正があった。

<参考=「クルマ最新事情 愛車の「トヨタ」乗って大丈夫?国交省に聞いてみた」(毎日新聞、6月6日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@NucBox3(Sailormoon33)】 2024/06/09 (Sun) 02:39

 追伸です。


 上の投稿は、シバケン様の「国土交通省の、試験項目なりに、実用的、実際論的、問題あるなら、別途、調整を。」を受けて、ポストしたものです。

 この際、国土交通省も、上の例で言えば、「1100キロ」を「1100キロ以上」に改正する等、検討するのもありかと思うです。


NO.1858 <韓国>日本海<韓国の領海>に最大140億バレルの石油・ガス埋蔵の可能性<起稿 通りすがりでもないMr.X>(24/06/05)


【通りすがりでもないMr.X】 2024/06/05 (Wed) 17:34

>韓国産業通商資源部の安徳根(アン・ドクグン)長官は3日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が探査ボーリング計画を承認した浦項(ポハン)迎日湾(ヨンイルマン)沖の石油・ガスの価値がサムスン電子の時価総額の5倍水準だと説明した。

>安長官はこの日、尹大統領の国政ブリーフィングに同席して「140億バレルほどの莫大な量が埋蔵されていると推定され、そのうちガスが4分の3、石油が4分の1と推定される」とし「140億バレルを現在の価値で換算するとサムスン電子の時価総額の5倍程度に相当する」と明らかにした。この日基準、サムスン電子の時価総額は454兆ウォン(約52兆円)水準であることを勘案すると、2270兆ウォンに達する金額だ。

>これに関連し、産業通商資源部の高位関係者は「探査船を通じて物理探査した結果、迎日湾ガス田の推定埋蔵量は35億~140億バレル規模」とし「現在まで世界で確認された最大規模の深海ガス田である南米ガイアナ(110億バレル)を上回る可能性がある」と話した。この関係者は「ただし、実際にボーリング作業に入って正確な量を確認してみなければならない」と付け加えた。

>安長官はこの日「物理探査は客観的水準ですべて進めて検証まで受けた状況で、実際に探査ボーリングに入ってどの程度の規模が埋蔵されているのか確認しなければならない」と説明した。あわせて「2027年や2028年ごろに工事に着手すれば2035年ごろに商業的な開発を始めることができるだろう」と展望した。

>安長官はこれまで韓国石油公社が東海・西海(ソヘ、黄海)、南海(ナムへ)で石油・ガスをボーリングしてきて、最近東海浦項の迎日湾沖の深海で石油・ガスが埋蔵されている可能性があるという高い水準の確率を確認したと伝えた。

>「先週確定した結果を大統領室と緊密に疎通し、昨日直接大統領に探査結果を報告した」とし「大統領が大きな予算が要する事業ではあるものの十分な価値があるとし、探査計画を承認してくださった。近く後続計画を準備する」と明らかにした。

>安長官は「相当な経験とノウハウを持つ世界的エネルギー開発企業が今回の開発に参加する意向を明らかにするほど可能性が相当高い水準」と強調した。

<参考=「韓国産業通商資源部長官「迎日湾ガス田、南米よりも規模大きく世界最大の可能性」」(中央日報)>


NO.1859 <今更ですが>竹島は日本国固有の領土です。<起稿 通りすがりでもないMr.X>(24/06/07)


【通りすがりでもないMr.X】 2024/06/07 (Fri) 16:59

韓国が竹島近海の日本の排他的経済水域で日本に無断で海洋調査は問題ですが。
そもそも論の竹島の件から交渉必要。

日本国の外交力、交渉力を強化しなくてはなりません。

>外務省は6日深夜、韓国の調査船が島根県の竹島南方の日本の排他的経済水域(EEZ)で海洋調査を無断で行ったことを確認し、韓国に抗議したと発表した。

>発表によると、韓国の調査船「海洋2000」が同日、ワイヤのようなものなどを海中に投入しているのを確認した。韓国から事前の同意申請はなかったとしている。

>外務省の鯰博行アジア大洋州局長は同日夜、在日韓国大使館の 金壮●キムジャンヒョン 次席公使を同省に呼び、「調査は受け入れられず、即時に中止すべきだ」と強く抗議した。
(●は火へんに玄)

<参考=「韓国船が竹島南方の日本のEEZで海洋調査、事前の同意申請なし…外務省は韓国に抗議」(読売新聞)>


NO.1860 <歯が生える薬>死ぬまで自分の歯で食べられる時代がやってくる。<起稿 シバケン>(24/06/07)


【シバケン】 2024/06/07 (Fri) 20:39

歯は乳歯から、永久歯へと、再生可能な、臓器である<!>

又、
入れ歯、インプラント。
そして、注射<?>で、歯が生える薬<!>

>人生100年時代といわれるが、実は人間の歯の耐久年数はその半分のおよそ50年。80歳になるまでに8本以上の歯を失うと、咀嚼能力が著しく低下する。できれば人生の最後まで自分の歯で食事を楽しみたい……。そんな人類の夢をかなえるべく、歯が生える薬が開発中であり、今秋から臨床実験がはじまるという。

>この研究を長年、牽引している北野病院歯科口腔外科主任部長の高橋克氏に話を聞いた。


>歯はそもそも「増える」特性を持っていた

>――そもそも歯を生やすという発想のきっかけは何だったんですか?

>高橋克(以下同) 実は1990年代に、歯は1つの遺伝子の変異で数が増えたり、減ったりすることがわかっていました。そのことを勉強しようと、歯科医師として働きながら、京都大学の大学院に進み分子生物学を、その後アメリカに留学して発生生物学を学びました。歯を新たに生やすというのは歯科医師としての夢です。


>――その夢に向かって研究を続けるうちに、どんなことがわかってきましたか?

>歯は生える数が決まっていて、全部で32本(親知らずを含む)あります。しかし、もともと数が足りない先天性無歯症という患者さんがいて、その割合は全体のおよそ1%くらいなんです。また、逆に歯が32本より多くあるのを過剰歯といって、やはり1%くらいいます。歯の数は決まっているはずなのに、増えたり、減ったりといった揺らぎ(余地)があるんです。

>※先天性無歯症:生まれつき一部の歯が生えない症状

>また、歯は分類でいうと心臓や肺、膵臓とかと同じく、「臓器」なんです。噛むという機能だけでなく、体調に影響を及ぼします。例えば、肺は2つありますが、先天的に1つしかない人は1%もいません。逆に、3つある人も1%もいないんです。つまり、歯は増えたり、減ったりする可能性が高い臓器といえるのです。加えて、歯は成長の過程で、乳歯から永久歯に生え変わります。つまりリニューアルできるシステムを持っているわけです。

>先ほど言いましたが、1つの遺伝子の変異で歯が1つ増えるということがわかっていたので、少なくとも歯が生えることに関しては、可能性があるんじゃないかと思ったんです。


>――歯生え薬は、どのようにして歯を生やすのでしょうか?

>私たちの歯は永久歯が抜けると生えてきません。これは、USAG-1というたんぱく質が歯の成長を抑制しているからなんです。

>歯は芽さえあれば生えてきます。だから、このたんぱく質の機能をなくせば歯が生えてくるということになります。そこでこのたんぱく質をターゲットにして、歯を増やすということを思いついたのです。

>がんの治療で、がん遺伝子によって発生するタンパク質を標的にして増殖しにくくする、分子標的治療というのがありますが、歯を生やすのも同じようにターゲットを絞ります。


>マウスを使っての実験では、100%の成功率!

>――これまでの実験ではどんな結果が出ていますか?

>マウスを使って実験をしました。中和抗体を打ったら歯が生えてきたんですよ。しかも条件さえ整えば、100%生えるという結果を得られたのです。

>マウスは、乳歯がない動物なので、先天性無歯症の子を妊娠している母親に抗体を打ちます。すると歯が生えてきたので、腰を抜かすほどビックリしました。また歯がない犬にも投与したら生えてきたのです。

>でも犬の場合、残念ながらマウスとは違って100%成功にはなりませんでした。今のところ、動物実験では副作用は出ていません。ゆくゆくは、注射で直接人間に薬を打って、歯が生えてくるようになると思います。この薬が合う人、合わない人がいるかどうかもいずれわかってくるでしょう。

<写真1>
先天性無歯症モデルマウス(EDAKO)の先天欠如歯の回復



<写真2>
野生型マウスに歯を生やす抗体



<写真3>
フェレットにおける第3生歯の誘導



>それぞれの実験結果


>歯がなくなっても明るい未来が待っている

>――ちなみにお値段はどのくらいになるのでしょうか?

>費用は今のところインプラント3本分を想定していますが、全然決まっていません。ただ使用する抗体製剤はけっこう高価なので、当然費用も高くなってくるでしょう。

>※インプラントは1本で、30~40万円程度かかる

>――どんな患者に有効ですか?

>無歯症の専門外来をやっているのですが、お子さん(先天性無歯症の患者)を連れたお母さんたちはいつも泣いています。子どもに歯がないことに対して、申し訳ないことをしたと自分を責めています。

>歯が少ないことは子どもの成長、発達に影響が出ます。食事を摂る効率も悪くなります。また歯が少ないということで、すきっ歯になったり、見た目が悪くなります。子どもにとってはデリケートな問題なので、治験が始まって、どんどん薬を活用できるようになると、親子の悩みを解決する突破口になり得ます。

>――大人の生活は大きく変わるでしょうか?

>もちろんです。大人には28本の歯(親知らずをのぞく)があり、歯がその半数以下になると、ごはんのようなやわらかい食べ物も噛めなくなります。そうなることで口腔機能が衰えてしまい、結果、認知症になりやすく、転倒が増えることが研究からわかってきています。

>このような疾患を防ぐために、入れ歯や新しい自歯で失った歯を補うことが大切です。抜けても新しい自歯の登場で、歯科治療の幅が格段に広がりますし、生涯自分の歯でモノを食べることができるようになります。それはとても爽快なことなはずです。

>歯が改善されれば、自然と健康寿命も延びます。まずは2030年を目処に、先天性無歯症の患者さんに薬を届けたいと思います。

>取材・文/集英社オンライン編集部

<参考=「世界初! 日本で「歯が生える薬」が実現間近! 入れ歯、インプラントに次ぐ第3の選択肢の実態…死ぬまで自分の歯で食べられる時代がやってくる?」(集英社)>
(24/03/22)


NO.1861 <早期肺がん=粒子線1回照射で治療完了>6月から保険適用<起稿 シバケン>(24/06/08)


【シバケン】 2024/06/08 (Sat) 22:49

早期肺がんなら、の話ですが。日帰り<!>

但し、その装置がある医療機関で、治療せねば、なりません。

>1年に肺がんと診断される人の数は喫煙率の低下などで減っているものの、全国がん登録罹患データによると2020年は約12万人。いまなお全体の2位です。その死亡数は約7万7000人でトップ。多くの人を苦しめています。そんな肺がんの治療において、有望なニュースがあります。

>今年6月から早期肺がんへの陽子線と重粒子線の治療が新たに保険適用となったのです。早期とはステージⅠ~ⅡAで、なおかつ手術不可のものが対象になりました。

>この2つの粒子線治療は、放射線治療のひとつで、がんによりピンポイントに照射できるのが特徴です。従来の放射線は、周りの正常な組織にもダメージを与えてしまいますが、粒子線には「止まる」性質があり、その奥にはほとんど影響しないため、「止まる深さ」をコントロールすることでがんに集中して照射できるのです。

>早期肺がんを従来の定位放射線で治療すると、東大病院の場合、照射回数は4回ですが、重粒子線装置があるQST病院(旧放医研病院)ではわずか1回で治療が完了。もちろん日帰りです。

>これだけでも粒子線治療のすごさが分かるでしょう。しかし、より粒子線治療が効果を発揮するのは間質性肺炎を合併する治療です。

>肺がんは、早期でも間質性肺炎を合併することがあり、そんな人に従来の放射線で治療すると、間質性肺炎への悪影響から治療後に肺炎が悪化して呼吸不全になるリスクがあります。そのため、間質性肺炎を合併した肺がんでは手術が基本。それでも、放射線で治療する場合は、高齢者など手術が難しいケースです。放射線の呼吸不全リスクは5~7%で、手術に比べて3倍。

>そこでQST病院が従来のX線による1回照射の研究を踏まえて、重粒子線による1回照射を40人に行った結果、呼吸不全は2人で、治療後2年の局所制御率は65.4%。良好な成績が得られ、従来の放射線では難しい間質性肺炎合併例の治療も可能な場合があることが示されています。

>粒子線施設は全国で30ほどと少ないですが、早期肺がんの人は検討の余地があるでしょう。

>保険適用前の粒子線治療にかかる費用は、300万円前後。装置の設置に数十億から100億円の費用がかかり、高い医療費がネックでした。それが保険適用になったことで、医療費の負担額を抑える高額療養費制度を使うことができます。その負担額は、収入と年齢によって異なりますが、標準年収の現役世代なら20万円前後。低所得なら数万円になります。区分によっては、医療費負担が元の金額の1%程度で済むわけです。

>陽子線の場合、保険適用は小児がんから始まり、前立腺がんや頭頚部がん、骨軟部腫瘍、肝臓がん、肝内胆管がん、すい臓がん、大腸がんに拡大。そのほとんどが進行がんで、今回は切除不能という条件付きながら早期の肺がんが適用になったのは大きな進歩で、今後は食道がんなどにも拡大されるとみられますから注目してよいでしょう。

>中川恵一
東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授
1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

<参考=「早期肺がんは粒子線なら1回照射で治療完了…6月から保険適用」(日刊ゲンダイ・ヘルスケア)>
(24/06/08)
<表示せず・24/06/30>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2024/06/08 (Sat) 23:26

 シバケン様、こんばんは。


 重粒子線治療は昔からありました。只、治療費が高額のため、施術を受けられる人は限られてました。

 今回、保険適用となったため、数万円~数十万円の自己負担になったことが、新しいのです。


【シバケン】 2024/06/08 (Sat) 23:45

磯津千由紀さん

仰るの通り、
記事に、費用の件、記載されてるです。

にしてもの、日帰りなら、結構なるです。