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雑談<NO.263>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.264
2466 PayPay、中小事業者の手数料有料化、業界最安とのこと 磯津千由紀 21/08/19
2465 <コロナ対策>次世代ワクチンの開発/鼻に噴霧・経口・安価 シバケン 21/08/17
2464 <文春>電車の中づり広告を終了<!> シバケン 21/08/17
2463 <コロナ考>緒方洪庵、与謝野晶子…感染症と向き合った文化人たち シバケン 21/08/16
2462 <バンクシーの新作か<?>>イングランド東海岸にグラフィティ出現<!> シバケン 21/08/14
雑談NO.262

NO.2462 <バンクシーの新作か<?>>イングランド東海岸にグラフィティ出現<!><起稿 シバケン>(21/08/14)


【シバケン】 2021/08/14 (Sat) 11:04

もお、
ボチボチの、出現の頃かと、思てましたら、案の定<!>

<写真1>
英イングランドのグレートヤーマスに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。AFPBB News



<写真2>
英イングランドのグレートヤーマスに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真3>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真4>
【8月9日 AFP】英イングランドの東海岸にこのほど、覆面アーティストのバンクシー(Banksy)の作品を思わせるグラフィティが出現した。



<写真5>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真6>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真7>
英イングランドのゴーレストンオンシーに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真8>
英イングランドのゴーレストンオンシーに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真9>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真10>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真11>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真12>
英イングランドのグレートヤーマスに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真13>
英イングランドのグレートヤーマスに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真14>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真15>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真16>
英イングランドのグレートヤーマスに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真17>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真18>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



<写真19>
英イングランドのローストフトに出現した、覆面アーティストのバンクシーが描いたとみられるグラフィティ(2021年8月8日撮影)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP



>作品は、カクテルを飲むネズミや砂を掘る子ども、アコーディオンの演奏で踊るカップルやクレーンゲーム、カモメなど数点が確認されている。

>これらの作品について、バンクシーからの公式発表は出ていない。(c)AFP

<参考=「バンクシー新作か イングランド東海岸にグラフィティ出現」(AFP)>
(21/08/09)


【シバケン】 2021/08/14 (Sat) 11:41

副題=続報=バンクシーが公表


>正体不明の路上芸術家バンクシーは13日、公式インスタグラムに投稿した動画の中で九つの新作を公表した。動画には、バンクシーとみられる男性がキャンピングカーで移動しながら、英国の夏休みを表現した作品をスプレーなどで次々と描いていく様子が収められている。

>英メディアによると、いずれも英南東部の海岸沿いで最近確認され、バンクシー作品ではないかと話題を呼んでいた。

>一連の作品の題名は「ア・グレート・ブリティッシュ・スプレーケーション」。近場で休暇を過ごす「ステイケーション」とスプレーを掛け合わせた造語とみられ、新型コロナウイルスの影響で多くの英国人が国内旅行を楽しんでいることをユーモアたっぷりに描写した。

>この中には、ビーチチェアに座ってカクテルを飲むネズミや、屋根の上でダンスを踊る男女とアコーディオンを弾く男性を壁に描いた作品などが含まれている。

<参考=「バンクシー、一気に9作発表 英国の夏休み表現」(時事通信)>
(21/08/14)
<消滅・22/08/22>


【シバケン】 2021/08/14 (Sat) 13:39

副題=テーマ=コロナ禍は近場で休暇を<?>

>正体不明の芸術家バンクシーは13日、写真共有アプリ「インスタグラム」で英東部の海辺や街中をキャンピングカーで移動しながら複数の新作を描く映像を公表した。新型コロナウイルス感染症の流行で海外旅行を控える人が多い中、近場で休暇を楽しむことへの賛同を示す狙いがありそうだ。

>英国ではコロナ禍で、滞在を意味する「ステイ」と休暇の「バケーション」を組み合わせた造語「ステイケーション」が広く浸透。スプレー塗料を使い絵を描くことで知られるバンクシーは、この造語をもじり「英国の偉大なスプレーケーション」と題した動画をまとめた。

>新作のひとつは、沈みかけの舟の上で水をかき出す少年と、それを手伝わない子どもらを描き「運命共同体」とのメッセージを添えた。カクテルを片手に砂浜でくつろぐネズミや、屋根付きのバス停留所の上で踊る男女なども描いた。(共同)

<参考=「コロナ禍は近場で休暇を?、バンクシーが英で新作続々」(産経新聞)>


【シバケン】 2021/08/14 (Sat) 13:53

<参考=COVID-19><NO.420>で追加。


NO.2463 <コロナ考>緒方洪庵、与謝野晶子…感染症と向き合った文化人たち<起稿 シバケン>(21/08/16)


【シバケン】 2021/08/16 (Mon) 14:44

先人から学べ<!>


<写真1>
緒方洪庵が開いた適塾では大村益次郎や福沢諭吉らが学び、大阪大学の原点となった(大阪市)



<写真2>
与謝野晶子



<写真3>
聖武天皇は仏法による天下の安寧を願った(奈良市の東大寺)



<写真4>
除痘館が発行した種痘を勧める広告用の引き札に描かれた錦絵(中村教材資料文庫所蔵)



<写真5>
洪庵が開いた適塾。大村益次郎、福沢諭吉らが学んだ(大阪市)=大阪大学適塾記念センター提供



<写真6>
緒方洪庵




>牛痘苗をワクチンに使う天然痘の予防法をいち早く取り入れ、スピード感をもって普及に努めた蘭学者の緒方洪庵。スペイン風邪が猛威を振るうなか、政府の感染予防対策が不足していると批判した与謝野晶子。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、ウイルスへの理解を深め社会に正確な情報の発信を続けた文化人の功績を記事で振り返ります。

<参考=「緒方洪庵、与謝野晶子…感染症と向き合った文化人たち」(日本経済新聞)>


副題=大坂救った発信力 洪庵、感染症と闘った不屈の医師

>幕末の大坂。医師で蘭学者の緒方洪庵もまた感染症と闘っていた。当時まん延したのは天然痘。発症すると高熱が出て化膿(かのう)性発疹が起こり、致死率も高い。洪庵は英国のジェンナーが開発した牛痘苗をワクチンに使う予防法をいち早く取り入れ、正確な情報を発信しつつスピード感をもって普及に努めた。新型コロナウイルスに苦しむ日本が、洪庵の闘いから学ぶことは多い。

>大阪市中央区今橋のオフィス街にある7階建て「緒方ビル」。薄緑色のタイルの外壁が温かい雰囲気を醸す。テナントの大半は「クリニック」「医院」といった医療機関だ。「妊婦の方々は新型コロナに不安を募らせている。正しい情報を伝え『大丈夫ですよ』とお声がけしています」と話すのは、3階で産婦人科を営む6代目の子孫、緒方高志院長だ。「洪庵は予防医学の礎を築いた人。現場を知る開業医でもあり、一人でも多くの患者さんを助けたい一心だったはず」という。

>「接種で牛になる」

>約170年前の1849年(嘉永2年)。洪庵は天然痘予防のため、牛の感染症である牛痘の膿(うみ)を種痘に使う安全性の高い予防接種の普及に奔走していた。古手町(現中央区道修町)に除痘館を開設し、子供の腕から腕へと牛痘苗の植え継ぎを行った。それまでの予防法は、人の天然痘のカサブタを粉にして鼻腔(びくう)に吹き込む危険なものだったという。

>ところが最初は困難の連続。「種痘をすると牛になる」「小児の身体に害がある」といった風評が広まり、最初の数年はまったく信用されず子供が集まらない。漢方医からの妨害もあり、一部の同志も洪庵から離れていった。だが洪庵はくじけない。粘り強く正しい情報の発信を続けた。

>大阪大学適塾記念センターの松永和浩准教授は「多くの蘭医書を読み、正しい知識を基に正しいことをしている信念があった。営利を目的とせず、貧しい人からお金をとらない。『医は仁術』を実践し、門下生の福沢諭吉は『温厚篤実』な人と評した」と解説する。


>商人が資金援助

>こうした洪庵の人柄もあって除痘館の事業は徐々に軌道に乗り、創設から9年後の58年には幕府の公認を意味する官許を得る。江戸の施設の官許より2年も早く、全国に先駆けたものだった。60年には事業拡大のため、現在の「緒方ビル」のある今橋に移転する。

>「大坂で除痘館が成功した要因には大坂商人の資金援助がある。特に世話方の薬種商、大和屋喜兵衛がスポンサーとして惜しみない支援をした」と指摘するのは緒方洪庵記念財団専務理事で学芸員の川上潤氏だ。洪庵は除痘館と同時に西日本を中心にワクチンを分与する分苗所を作るが、これにも喜兵衛が協力した。

>分苗所の数は49年11月からたった5カ月で近畿など西日本を中心に64カ所に達した。「迅速に展開することができた背景には適塾の塾生のネットワークもあった」(川上氏)という。

>洪庵の活躍は58年にコレラが流行した時も目覚ましい。複数の蘭医書を参考にたった5~6日で「虎狼痢治準(ころりちじゅん)」を著し医師約100人に無料配布した。治療薬のキニーネは感染初期に使うべきだという具体的な記述もある。ここでも正しい情報の発信とスピード感のある対応に徹している。

>きょう14日は「種痘記念日」。ジェンナーが牛痘種痘の接種に成功した日にちなむ。ワクチンという言葉もラテン語の雌牛(vacca)が由来だ。新型コロナのワクチンについては海外勢だけでなく、適塾の流れをくむ大阪大学や阪大発創薬ベンチャーなどが開発に動き出した。洪庵に思いを馳(は)せつつ、早期の開発に期待したい。(浜部貴司)

>緒方洪庵(おがたこうあん)
1810年(文化7年)備中国足守(現岡山市北部)の藩士、佐伯惟因(これより)の三男として生まれる。8歳の時に天然痘にかかる。26年、大坂で中天游(なかてんゆう)の私塾に入門。31年、江戸で坪井信道らに師事。36年、長崎に遊学。蘭人医師から医学を学ぶ。38年、大坂に蘭学塾・適塾を開く。49年に除痘館を設立。62年幕府に召され奥医師兼西洋医学所頭取となるが、翌63年喀血(かっけつ)し急死。享年54歳。

<参考=「大坂救った発信力 洪庵、感染症と闘った不屈の医師」(日本経済新聞)>


【シバケン】 2021/08/16 (Mon) 18:09

副題=「思想家・与謝野晶子」に光 スペイン風邪対策を批判

>堺市出身の与謝野晶子といえば歌集「みだれ髪」などで知られ、「情熱的歌人」というイメージが強い。だが今、100年前の評論で政府の感染症対策を厳しく批判していたことから、思想家としての側面が注目されている。文学的表現力と論理的思考力を兼ね備えた作品に魅了される人も多い。


>「なぜ休業命じぬ」

>スペイン風邪が猛威を振るった1918年、晶子は「感冒の床から」と題した評論でこう書いた。「米騒動の時にはおもだった都市で五人以上集まって歩くことを禁じました。(中略)政府はなぜ(スペイン風邪の感染拡大防止のため)多くの人間の密集する場所の一時的休業を命じなかったのでしょうか」

>密集する場所として学校や工場などを挙げており、新型コロナウイルスが流行している現在と重なる。前段で米騒動時の暴動を鎮静する策に触れたことで、政府への痛烈な皮肉になった。堺市の文化施設「さかい利晶の杜(もり)」の学芸員、矢内一磨氏は「治安対策はできても感染症対策はできない矛盾をついた」と指摘する。同施設は堺出身の千利休と晶子の業績や足跡を展示している。

>米騒動を取りあげた評論「食糧騒動について」では政府が物価高騰を放置し、対策が後手に回ったと批判した。「寺内(正毅)内閣が天下の器で無いことは……余りに明(ら)かになりました」と言い切る。

>政府から弾圧されないか心配になるほどの鋭さだ。天理大学の太田登名誉教授は「攻めに徹する姿勢が晶子の評論の特徴」と話す。攻撃力の源が私憤でなく、国民の思いをくんだ公憤だから読者に響くという。太田氏は晶子の研究者や愛読者が集う堺市の「与謝野晶子倶楽部」の会長を務めている。

>スペイン風邪の第2波に見舞われた20年の作品「死の恐怖」では、政府批判が影を潜めて内省的、哲学的になる。自分の死より、その後の子供の不幸を想像して恐ろしいと書き、最善を尽くして生きる決意を宣言する。「予防と治療とに人為の可能を用いないで流行感冒に暗殺的の死を強制されてはなりません」。人事を尽くして死ぬなら運命だと諦めがつくという。

>いまも新型コロナから確実に身を守る方法はない。この文章を読むと、心の持ちようを教わった気がして少し落ち着く。利晶の杜は7月、評論などを検索できるコーナーにスペイン風邪に関する作品を加えた。


>渡欧が原動力に

>情熱的歌人としてデビューした晶子を評論活動に向かわせたものは何だったのか。立命館大学の田口道昭教授は「夫の与謝野寛を追って12年に渡欧したときの見聞や経験が原動力になった」と解説する。渡欧経験が世界に目を向け、男女平等を追求する大きな契機になったようだ。

>19年に「婦人も参政権を要求す」を発表し、男女の別なく25歳以上に選挙権を持たせよと主張した。日本で婦人参政権が認められたのは第2次世界大戦後。太田氏は「晶子の魅力や偉大さは時代を見通す先見性と国際性にある」と話す。

>平塚雷鳥らとの論争では、国家による母性保護を批判して女性の自立を主張した。田口氏は「多くの子供を抱えながら生活を維持した晶子自身のリアリズムと理想主義があってのこと」と指摘する。シベリア出兵を批判した18年の「何故の出兵か」でも、戦争反対という理想を掲げつつ、世界的な軍備撤廃が実現するまで「ある程度の軍備保存はやむを得ない」と冷徹に現実を見据えている。

>晶子は小説や童話も書いたほか、源氏物語の現代語訳も手がけるなど「多様性に富んでいた」(矢内氏)。元小学校長で晶子倶楽部の運営委員を務める阿部恵子さんは「堺の人に『世界の晶子』をもっと知ってほしい」と語り継ぐ活動を続けている。

>(塩田宏之)

<参考=「思想家・与謝野晶子」に光 スペイン風邪対策を批判」(日本経済新聞)>


NO.2464 <文春>電車の中づり広告を終了<!><起稿 シバケン>(21/08/17)


【シバケン】 2021/08/17 (Tue) 12:08

イヤ、
当方的、ここン十年、電車、バスに、乗るの機会、僅少ですが。
乗れば、必ず、目を通してるです。暇でして。

かつては、その中ずりに釣られて、週刊誌購入した事もあったですが。
実際には、業務なりで、出張の時で、中づりには無関係に、買おてる事、多々あるですが。
大体は、好みの週刊誌なり、新聞なるは、決まってるです。

ここ、ン十年、週刊誌なるを、買うは無く。確かに、Web記事で、充分かと。

文春が、止めれば、他社も追随<?>

<図>
週刊文春の8月12日・19日合併号の中づり広告。右トップで五輪閉会式の「計画」をめぐる特報を、左トップで有名俳優をめぐる記事を告知している



>「週刊文春」が8月26日発売号を最後に電車の中づり広告を終了する。同誌は約51万7千部(日本雑誌協会調べ)と業界トップ。首都圏を中心に通勤時の風景として定着した「中づり」はなくなってしまうのか。

>同誌の加藤晃彦編集長は「中づりは雑誌の象徴というべき『ブランド広告』でもあり、一つの文化だった」と話す。

>地下鉄・東京メトロの広告会社・メトロアドエージェンシーの営業担当者によると、「雑誌の中づり広告は近年減っている」という。同誌の撤退で、減少傾向に拍車がかかる可能性がある。

>中づりは、通勤時に興味を持った会社員らが駅の売店で雑誌を購入するという「すぐれたビジネスモデル」(加藤氏)だった。

>だが、ニュースの鮮度が短期間で下がりやすいネット時代には合わなくなりつつある。中づりには雑誌編集の自由を縛る「足かせ」の面があるからだ。

>■誌面校了よりも1日早いという苦しみ

>中づり広告は、右側(右トップ)には政治家の汚職など硬いニュースを置き、左側(左トップ)には芸能や医療・健康などの軟らかいニュースを置く。その間に他の記事の見出しを並べる。誌面の骨格を中づりを作成する段階で定める必要がある。

>週刊文春の誌面の校了は火曜夜だが、中づりは日曜にほぼ完成させ、月曜夜に校了する必要がある。そのため火曜の時点で、重大な事件が発生したり、スクープをつかんだりした場合、誌面に入れられても中づりには間に合わない。

>一方、特報や速報を途中から割り込ませるために中づりで予告した記事を誌面から外せば、読者や書店からクレームを受ける恐れがある。

>■コスト削減し 電子版強化に資本投下

>また、同誌は今年3月に電子版を開始した。記事の完成から読者に届けるまでの時間を少しでも短くしようと、木曜以降に全国で発売される雑誌本体に掲載のスクープ記事すべてを、水曜午後4時に配信している。

>9月には電子版を宣伝するためのキャンペーンを展開する方針で、中づり広告終了で浮いた費用を電子版の宣伝費などに充てる。

>同誌は現在、中づり広告を東京メトロの丸ノ内線、日比谷線など5路線で計1700枚、大阪メトロで計約1500枚掲示している。メトロアドエージェンシーによると、5路線で2~3日間掲示の正規料金は、128万6千円。割引などがあるため、実際の額は不明だが、年間で数千万円以上のコスト削減効果がありそうだ。

>「デジタル時代は、その媒体でしか読めないコンテンツでないと、お金を払ってもらえない。スクープとデジタルの相性はよく、中づり広告終了を攻めの一手とし、電子版にさらに力を入れていきたい」と加藤氏は話している。(赤田康和)

<参考=「週刊文春、中づり広告を終了へ 「一つの文化だった」」(朝日新聞)>


NO.2465 <コロナ対策>次世代ワクチンの開発/鼻に噴霧・経口・安価<起稿 シバケン>(21/08/17)


【シバケン】 2021/08/17 (Tue) 23:18

鼻噴霧
英オックスフォード大学、印度バーラト・バイオテック、米メイッサ・ワクチン、三重大学、バイオコモ(三重県菰野町)

食べるワクチン
=米バクサート社

インフルエンザ&コロナ同時接種
=米ノババックスは


<写真1>
米国ではインフルエンザの鼻ワクチンが承認されている=米CDC提供



<図2>
鼻ワクチンのしくみ



<図3>
フェリチンを使った万能型ワクチンは変異したコロナウィルスにも対応できる可能性がある



<表4>
新型コロナ向けの次世代ワクチン開発は活発だ



>新型コロナウイルス感染症の流行の長期化を見据え、国内外でより使いやすい次世代ワクチンの開発が急ピッチで進む。鼻に噴霧したり食べたりして注射不要のワクチンや、簡単に製造でき安定供給しやすいなどの新タイプのワクチンの臨床試験(治験)が始まった。世界的なワクチン不足の解消やワクチン忌避の減少などにつながる可能性もある。

>英オックスフォード大学は、鼻に噴霧するワクチンの第1段階の治験を3月から始めた。英アストラゼネカ製のワクチンと同じものを鼻に噴霧し、安全性などを確かめる予定だ。動物実験では鼻のぬぐい液や気道のウイルス量が減る効果が確認された。インドのバーラト・バイオテックや米メイッサ・ワクチンも開発。第1段階の治験を実施中だ。

>国内勢では、三重大学や創薬ベンチャーのバイオコモ(三重県菰野町)が開発中だ。新型コロナの遺伝情報を運ぶ別のウイルス表面に、さらに高い効果を狙うために新型コロナのたんぱく質をつけた。動物実験では高い効果を示しており、早期に治験を始めたいとしている。

>鼻から投与する鼻ワクチンの開発が相次ぐ理由は2つある。一つは、注射不要で痛くない点だ。

>直接、鼻に噴霧するため扱いやすい。注射は緊張感からめまいや失神などの「血管迷走神経反射」を起こすことがあるなど、ワクチン忌避の一因となっている。

>もう一つは、より高い感染予防効果が期待できることだ。現在のワクチンの多くは、遺伝情報を運ぶウイルスやメッセンジャーRNA(mRNA)などを筋肉注射して抗体などを作り、全身に行き渡らせて発症や重症化を防ぐ。一方、鼻ワクチンを噴霧すると鼻やのど、気管の表面の粘膜中に抗体が多くできる。粘膜から体内に侵入するウイルスをブロックし、感染防御できる可能性が高い。

>口から入れる手法もある。米バクサート社は、食べるコロナワクチンを開発中だ。室温で保管できる錠剤型ワクチンで、飲み込むだけでいい。第1段階の治験はすでに完了した。初期のデータでは、粘膜に抗体が作られ、ウイルスに感染した細胞を攻撃する免疫細胞も活性化された。

>定期接種になることを見据え、インフルエンザとコロナの両方同時に効果があるワクチンを開発する動きもある。米ノババックスは5月、インフルとコロナの両方に対して強い免疫反応が起こることを動物実験で確認した。今年末までに治験を始める予定だ。

>感染力が強いインド型(デルタ型)の出現で、現在のワクチンが効きにくくなる懸念が出ている。次世代ワクチンに期待されるのは次々と起こるウイルスの変異にも対応しやすい「万能型」だ。

>米ウォルター・リード陸軍研究所は「フェリチン」というナノ粒子を使った新しい仕組みのワクチンを開発し、4月から第1段階の治験を開始した。フェリチンは体の中で鉄分輸送などをするたんぱく質で、集合しやすい性質を持つ。コロナウイルスの一部のたんぱく質を組み込んだ。この粒子がコロナウイルスと似ているので高い免疫反応を起こすと期待される。動物実験では、ウイルスを急速に排除できたと査読前論文で報告した。

>同タイプのワクチンは米デューク大学なども開発し、英科学誌ネイチャーに報告している。

>ワクチンの偏在・供給不足が世界的に深刻になる中で、製造しやすく低価格なワクチンの開発も活発だ。

>米テキサス大学オースティン校などが開発した「NDV-HXP-S」は、インフルエンザワクチンと同様に鶏卵で量産できる新型コロナワクチンだ。既存のインフルワクチンの製造工場を使えるため、発展途上国や低・中所得の国々でもワクチンが手に入りやすくなる。ベトナムやタイなど数カ国で治験を実施中だ。

>国内では、体内で自ら増える新しいタイプのRNAワクチンの治験も実施中だ。藤田医科大学では5月から米医薬品開発のエリクサジェン・セラピューティックス(メリーランド州)製のワクチンの治験を開始。米新興ワクチンメーカー、VLPセラピューティクス(同)は大分大学医学部付属病院で数十人を対象に、9月から治験を開始する予定だ。22年にも承認申請を行う方針だ。

>新しいタイプのRNAワクチンは、自己増殖するため、mRNAの量は米ファイザー製などと比べて少量でも効果があるとされ、低コスト化できる可能性が高い。

>東京大学の河岡義裕特任教授は「(新型コロナの流行が収まっても)新たな新興感染症は現れるし、パンデミックは今後も必ず起きる」と指摘する。コロナワクチンで浮き彫りになった接種や供給の難しさを克服する次世代ワクチン開発の成功の有無が、感染症との闘いの行方を左右するカギとなりそうだ。

>「次の脅威」への切り札に
>新型コロナの脅威を軽減したのが、mRNAワクチンをはじめとする実用化済みのワクチンだ。ウイルスの確認から1年足らずで実用化し、重症化や死亡リスクを大幅に下げた。ただ感染を完全に防ぐのは難しい他、供給を巡り世界的な格差が生まれている。

>米疾病対策センター(CDC)は7月、ワクチン接種者にも屋内でのマスク着用を勧告した。ワクチンを接種した人も感染すると非接種者並みにウイルスを出すことがあるとわかったためだ。

>8月に入り、世界保健機関(WHO)は現行ワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)を9月末まで中止すべきだとの見解を示した。発展途上国などのワクチン不足が加速しかねないからだ。

>次世代ワクチンは現行型の課題を解決する使命を負う。重症者が減っても感染が続けばワクチン接種者の免疫を回避する新しい変異型が生まれる懸念もある。鼻ワクチンを開発する三重大学の野阪哲哉教授は「感染そのものを防ぐワクチンが必要だ」と話す。

>効果の高いmRNAワクチンは一般的なワクチンの数倍以上の製造コストがかかり、大幅な増産は難しい。鶏卵で量産したり、体内で増える自己増殖型が普及したりすれば供給不安の解消に役立つ。

>もう一つ重要なのは医療従事者の負担軽減だ。鼻ワクチンや食べるワクチンは、医師などがいなくても自分で接種できるようになる可能性がある。ワクチンの供給があれば接種を安定的に進められる。

>近年はコロナウイルスだけでも約10年ごとに病原性の高いタイプの流行が発生、感染症への備えは重要性を増している。野阪教授は「従来型にとどまらず新しい仕組みのワクチンを開発していくことが大事だ」と強調する。

>(藤井寛子、尾崎達也)

<参考=「鼻に噴霧・経口・安価…コロナ次世代ワクチン治験入り」(日本経済新聞)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/18 (Wed) 02:14

 シバケン様、こんばんは。


 図3で、「コロナ(南アフリカ型)」という表記があるですが、南アフリカ型(ベータ株)はさしたる脅威になってないので、インド型(デルタ株)か南米型(ラムダ株)の書き間違いの可能性がありますね。


【シバケン】 2021/08/18 (Wed) 09:29

磯津千由紀さん、おはようございます。

>図3で、「コロナ(南アフリカ型)」という表記があるですが、南アフリカ型(ベータ株)はさしたる脅威になってないので、インド型(デルタ株)か南米型(ラムダ株)の書き間違いの可能性がありますね。

そですか。
一寸、確認してみるです。


【シバケン】 2021/08/18 (Wed) 12:21

副題=南アフリカ株はファイザー製ワクチンの免疫すり抜ける恐れ

古い記事ですが、脅威のよです。
尚、記事内容、引用しませんです。

<参考=「南ア変異株、ファイザー製ワクチンの免疫すり抜ける恐れも=調査」(REUTERS)>
(21/04/12)
<削除・23/12/10>


【シバケン】 2021/09/29 (Wed) 10:14

副題=塩野義製薬、鼻に噴霧するワクチン 22年度に治験入り

次世代ワクチンが、来年には、治験入り<!>

>塩野義製薬は28日、鼻の中に噴霧する新型コロナウイルスのワクチンについて、2022年度から臨床試験(治験)を始めると発表した。ウイルスが侵入する鼻や喉の粘膜に免疫をつけて感染を予防する。注射技術を持つ人材がいなくても投与できるため、医療環境が整っていない地域や新興国でも使いやすい利点がある。

>鼻に噴霧するタイプのワクチンについては7月、東京大学発の創薬スタートアップのHanaVax(ハナバックス、東京・中央)とライセンス契約を結んだと発表している。薬の有効成分を多糖類を使って粘膜に届けるハナバックスの技術を活用して独占的にワクチンを開発し、全世界で販売する権利などを取得した。

>塩野義は28日、開発中の筋肉注射で投与する新型コロナワクチンについて、国内外でワクチン接種者への追加接種(ブースター接種)の治験を検討していることも明らかにした。最終段階の治験を21年内にも始め、22年3月末までの実用化を目指す。

>開発中の新型コロナの飲み薬について、国内で最終段階の治験を始めた。対象は軽症や無症状の感染者で、ホテルなどの宿泊療養者も含む。投与しやすい飲み薬のニーズは大きい。今回の治験で有効性と安全性を確かめ、早期の承認申請をめざす。

>塩野義の飲み薬は、ウイルスの増殖に必要な酵素の働きを妨げる。感染初期に服用し、重症化の防止と発熱やせきなどの症状改善を狙う。1日1回の服用を5日間続ける。7月に始めた第1段階の治験では、国内の20歳以上55歳以下の健康な成人75人を対象に投与した。安全性に大きな問題は認められなかったという。

>今月27日に始めた最終段階の第2~3段階の治験では、軽症者の症状回復までの時間や無症状者の発症割合などを見て有効性を評価する。医師や看護師を派遣して、宿泊療養者も対象とする。開発と並行して生産拠点の整備も進めており、年内に国内で100万人分の生産体制を確保する。

<参考=「塩野義製薬、鼻に噴霧するワクチン 22年度に治験入り」(産経新聞)>


NO.2466 PayPay、中小事業者の手数料有料化、業界最安とのこと<起稿 磯津千由紀>(21/08/19)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/19 (Thu) 17:35

 こんにちは。


 中小事業者の手数料無料でシェアを伸ばしたスマートフォン決済のPayPayが、手数料の有料化に踏み切ります。


> スマートフォン決済大手PayPay(ペイペイ)が10月から加盟店向けの決済手数料の全面有料化に踏み切る。利用者を一気に獲得しようと赤字覚悟で広げてきた「バラマキ路線」を封印する。体力勝負で利用者への還元サービスを競い合ってきたQRコード決済業界は転機を迎える。


> ペイペイは19日、年商10億円以下の中小店舗向けに2つの手数料体系を設けると正式発表した。QRコード決済に加え、クーポンの発行など関連機能を月額1980円で提供するプランでは1.6%、決済機能のみの場合は1.98%とする。中山一郎社長は記者会見で「健全で透明性が高い、新しい手数料率を設けた」と強調した。

> 「100億円あげちゃう」「第2弾100億円」――。2018年10月の参入以降、大規模なポイント還元策で利用者を増やし、取扱高で7割弱のシェアを誇るまでに成長したPayPay。今後はこうした派手なキャンペーンは鳴りを潜めることになるかもしれない。

> PayPayは21年9月末まで加盟店となる中小店舗から徴収する手数料を無料にすると宣言し、スタートした。加盟店は340万カ所まで急増し、QRコード決済の登録者数も4100万人を突破した。

> 当初の目標を達成したその力の源泉は、出資するソフトバンクグループ(SBG)、通信子会社のソフトバンク、Zホールディングス(HD)傘下ヤフーの総力戦だ。21年3月期のPayPayの営業損益は726億円の赤字を計上したが、裏返すと大胆な営業費用を投じたからだ。

> ソフトバンクの強さの源泉はこうした大胆な営業戦略にある。実績はPayPayだけではない。

> 今から20年前。01年、ソフトバンクはブロードバンド通信事業に参入したとき、街頭でモデムを無料配布した。今回のPayPay参入のとき、動員されたのが当時の営業員だった。当初は10人程度の人員だったが、PayPayサービス開始前には500~600人まで拡大。現在は外部も含め全国で3000人規模にのぼる。

> 国内全域を区分けし、営業員がローラー作戦で店舗をくまなく回る。取扱高の大きい大手加盟店の開拓と並行して、日常遣いを促すため消費者の生活圏に近い中小店舗の手数料は3年間無料にして顧客網も広げた。「シェアを埋められる場所から徹底的に攻め込むソフトバンクの動き方がいきている」(PayPay幹部)

> 営業力と手数料ゼロが両輪となり、テレビCMなどを通じて知名度を獲得。爆発的に普及したのはソフトバンクの成功方程式をPayPayに当てはめたからだ。

> とはいえ、いつまでも無料サービスに頼っているわけにはいかない。どうすれば事業化の道を開くことができるのか。20年3月期と21年3月期の営業赤字合計額は約1548億円。潮時と考えたが、それでも「格安」の看板を続けなければ、加盟店が離れかねない。加盟店が背を向ければ、利用者へのリーチが届きにくくなり、サービス活性化の意欲もそがれる。

> 悩んだ末に守った一線は「業界最低水準」。

> ライバルNTTドコモなど通信系競合各社も手数料を低く抑えている。クレジットカード会社が取り込めきれていない小規模店舗を獲得するためだ。カード会社の手数料の半値を目安にしつつも、競合各社をしのぐ水準が1.6%だった。価格破壊を武器にする路線はなお続く。

> 10月から切り替える有料化路線は転機を迎える公算が大きい。すでに大手加盟店の手数料は有料だが、約340万カ所の半分を占めるとみられる中小店舗が少なからず離脱する可能性があるためだ。ただ、これまでなかった中小店舗からの手数料収入を見込め、新たな原資を手に入れることもできる。加盟店と利用者のバランスをどう考え、採算を確保できるビジネスモデルを構築することが今後の課題だ。

> 決済は「薄利多売」のビジネスで、各社は加盟店から得る数%の手数料からポイントやシステム費用などを捻出する。先行する中国アリババ集団系のスマホ決済「アリペイ」の手数料は1%を下回る水準だが、収益性の高い融資が収益を押し上げてきた。PayPayも今後、店舗向けローンなど金融サービスの裾野を広げる必要に迫られる。

> 加盟店をつなぎ留める努力がなければ、こうしたネットワークビジネスは収益構造をつくりにくいことも事実だ。そもそも日本では「キャッシュレス導入のメリットを感じにくい」という加盟店が多いのが実情だ。慣れない端末操作で作業が増え、複数の決済手段への対応を手間に感じる店舗も少なくない。

> 中小店が独自のクーポンを発行できる機能を設けるほか、店舗業務を効率化するデジタル機能も今後拡充する。加盟店向けのサービス開発が次の収益モデルをつくる鍵ともいえ、エンジニア力が武器のZHDと緊密に連携できるかがポイントだ。

> 顧客還元よりもサービス開発投資へ資金を振り向けることができるかが次の成長をうかがう土台となる。今は独走状態のPayPayだが、SBGにはスマホ決済で苦い経験もある。

> 今から9年前の12年。米決済大手ペイパルと組み、実店舗向けスマホ決済「PayPal Here(ペイパル・ヒヤー)」を始めた。当時はQRコード決済ではなく、スマホに専用端末を付けてクレジットカードを読み取る仕組みだった。

> 「日本の決済市場を変える。法人営業部隊で(決済端末を)配りまくって、100万、200万と一気に店舗数を増やす」

> ソフトバンクの孫正義社長(当時)は記者会見で、端末費用や手数料率の高さが日本のキャッシュレス化の阻害要因だと指摘した。1000円程度の端末を実質無償で配布し、当初5%の手数料を3.24%に引き下げたが、利用は広がらずわずか3年あまりでサービスを終了した。安さだけでは日本の「脱現金」が広がらないことを印象づけた。

> 「サービスが悪ければいずれ廃れてしまう」(PayPay幹部)。決済はあくまで商品購入などの手段で、利用者が利点を感じられる体験が欠かせない。先進国の中でも治安が良く、ATMが普及する日本はただでさえ現金以外の決済手段を使う必然性が低い。加盟店向けのサービスで稼ぎつつ、消費者へ「お得感」を還元する好循環を描けるか。10月以降の動きは日本のキャッシュレス化が根付くかどうかの試金石となる。

> (駿河翼)

<参考=「PayPay「100億円還元」転機 採算確保へ手数料有料化 体力勝負のバラマキ路線を封印」(日本經濟新聞有料記事、8月19日)>