みんながパソコン大王
雑談<NO.264>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.265
2475 ≪新型コロナ≫何がほかと違うのか 変異の詳細で見えたデルタ株「最強」の理由 磯津千由紀 21/08/23
2474 <今更ですが>韓国ソウルの養殖協会が日本産の魚を地面に叩きつけた! 通りすがり
でもないMr.X
21/08/22
2473 ≪新型コロナ≫≪医療崩壊≫自宅療養者急増 滞る支援 食料「1000人待ち」届かず 磯津千由紀 21/08/21
2472 <コロナ対策>新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書デルタ株編 シバケン 21/08/21
2471 ≪新型コロナ≫大阪、「東京と同じ状況に」忽那賢志教授 磯津千由紀 21/08/21
2470 <巨人>日本ハム中田翔<32歳>内野手を獲得。 シバケン 21/08/20
2469 笑福亭仁鶴さん死去 84歳 タレント落語家の草分け 磯津千由紀 21/08/20
2468 俳優の千葉真一さん死去 82歳 新型コロナウイルスによる肺炎 磯津千由紀 21/08/20
2467 <コロナ対策>大阪府報告=ワクチン接種2回、2週間経過では、重症、死亡例ゼロ<!> シバケン 21/08/19
雑談NO.263

NO.2467 <コロナ対策>大阪府報告=ワクチン接種2回、2週間経過では、重症、死亡例ゼロ<!><起稿 シバケン>(21/08/19)


【シバケン】 2021/08/19 (Thu) 21:14

<母数=新規感染者数85千人>

ワクチン接種2回で、2週間経過
感染者=317人
重症、死亡=ゼロ<!>


<表>
ワクチン2回接種で、重症、死亡例なし(3月1日~8月15日)
(大阪府の資料に基ずく)



>大阪府は18日に開いた新型コロナウイルス対策本部会議で、3月以降に確認された新規感染者計約8万5千人のうち、ワクチンを接種した人は全体の2・5%の2118人だったとの分析結果を公表した。2回目のワクチン接種後、免疫を獲得するとされる2週間以上が経過して発症した人は317人(0・4%)で、重症者や死亡者はいなかった。府はワクチン接種が感染や重症化の予防に効果があるとみて、データ収集と分析を続ける。

>府によると、感染「第4波」の起点とする3月1日から8月15日までに判明した感染者8万5325人の中で、1回以上接種して感染した人は2118人(2・5%)。このうち、1801人は1回接種したか、2回接種後2週間たたないうちに発症した人らで、15日までのデータに基づく重症化率は1・7%、死亡率は1・0%だった。未接種などの8万3207人では重症化率は2・4%、死亡率は1・9%。

>府は接種歴をもとに、年代別に人口10万人あたりの新規感染者数を算出。65歳以上は未接種が108・3人、2回接種後2週間以上経過したのは5・5人▽40~64歳は未接種256・1人、2回接種10・4人▽30歳以下(年齢不明含む)は未接種352・8人、2回接種34・9人-と、いずれも顕著な差がみられた。

>府によると、15日までに府内で2回接種を完了した人の割合(接種率)は65歳以上が81・0%、60~64歳が45・7%、40~50代が15・9%。6月21日からの感染「第5波」で8月17日までに確認された重症者は294人に上り、40~50代が53・1%を占めた。

>吉村洋文知事は対策本部会議後の記者会見で、「ワクチンを2回打って14日たてば発症自体を抑え、重症化や死亡リスクを下げる効果が非常に高い」と述べ、接種を呼びかけた。

<参考=「コロナワクチン2回接種で発症0.4% 重症・死亡なし 大阪府分析」(産経新聞)>


NO.2468 俳優の千葉真一さん死去 82歳 新型コロナウイルスによる肺炎<起稿 磯津千由紀>(21/08/20)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/20 (Fri) 01:42

 こんばんは。


 千葉真一氏が19日に新型コロナウイルスによる肺炎のため死去。


> テレビドラマ「キイハンター」などに出演し、アクションスターとして人気を博した俳優の千葉真一(ちば・しんいち、本名・前田禎穂=まえだ・さだほ)さんが19日、新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した。82歳。千葉さんは8日から千葉県内の病院に入院、酸素吸入を続けていたが悪化したという。

> 福岡市生まれ。東映第6期ニューフェイスに合格。日体大を中退し、映画「警視庁物語」で本格デビュー。映画「風来坊探偵」シリーズや「ファンキーハットの快男児」シリーズ、「仁義なき戦い 広島死闘篇」などに出演した。空手や柔道、合気道や剣道など得意なアクションを生かして、「組織暴力」「ドーベルマン刑事」などに出演し、肉体を生かした独自の俳優としての地位を確立。テレビでも「影の軍団」や「柳生あばれ旅」といった作品で存在感を示した。

> 1969年からはJAC(ジャパン・アクション・クラブ)を主宰し、アクション俳優の育成に注力、真田広之さんや志穂美悦子さん、堤真一さんらを輩出した。「エイセス・大空の誓い」でハリウッド映画にも進出し、JJ・サニー・チバの名で米国でも活動した。

> 元妻は俳優の故野際陽子さん、俳優の真瀬樹里さんは長女。再婚後に生まれた息子の新田真剣佑さん、真栄田郷敦さんも俳優。


<参考=「俳優の千葉真一さん死去 82歳 新型コロナ感染で入院中」(毎日新聞、8月19日)>


NO.2469 笑福亭仁鶴さん死去 84歳 タレント落語家の草分け<起稿 磯津千由紀>(21/08/20)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/20 (Fri) 18:33

 こんばんは。


 笑福亭仁鶴氏が死去。新型コロナ関連死ではない模様。


> 上方落語界の重鎮で、タレント落語家の草分けとしても活躍した笑福亭仁鶴(しょうふくてい・にかく、本名・岡本武士=おかもと・たけし)さんが17日、骨髄異形成症候群のため死去した。84歳。葬儀は近親者で営んだ。


> 1937年、大阪市生まれ。初代桂春団治のレコードを聴いたのをきっかけに落語に魅了され、62年、六代目笑福亭松鶴に入門。63年に吉本興業入りし、京都花月で初高座を踏んだ。

> 速いテンポで畳みかけるように爆笑を取る落語は、後進に大きな影響を与えた。十八番の「初天神」「向(むこ)う付け」などでは、消えつつあった大阪の下町の風情を現代に伝えた。84年には師匠・松鶴と13日連続の親子会を開催。2006~11年まで、なんばグランド花月(NGK)で独演会を開き、70歳を過ぎても新たなネタを手がけるなど精力的に活動した。

> 数多くのテレビやラジオに出演した。66年にスタートした深夜ラジオ「オーサカ・オールナイト 夜明けまでご一緒に」で一躍、若者の人気者に。多い時には週15本のレギュラー番組を持ち、関西のタレントとしては当時珍しかった全国区での活躍だった。その後、喉の酷使が原因でポリープの手術を繰り返すようになり、75年ごろからはメディア出演を控えたが、86年からNHK「バラエティー生活笑百科」の司会を務め、「四角い仁鶴がま~るく、おさめまっせ!」のフレーズは広く知られた。読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」には80歳を過ぎても出演した。

> 功績の大きさから、05年には所属の芸人として初めて吉本興業の特別顧問に就任。17年6月に、おしどり夫婦で知られた妻隆子さんを亡くしてから体調を崩し、同年夏ごろから舞台やレギュラー番組を休むようになっていた。


<参考=「笑福亭仁鶴さん死去 84歳 タレント落語家の草分け」(毎日新聞、8月20日)>


【シバケン】 2021/08/21 (Sat) 11:26

副題=仁鶴、鶴瓶、共に、余り、落後は聞いてませんです。


現在、活躍の落後家ねえ。
余り、沢山は知らんです。殆ど、知らんが正確かと。

わざわざの、現物、金出して、見に、聞きに、行ったは、桂米朝<故人>のみ。
ン十年の昔なれどの、京都会館に。
桂一門の方々、多数出てたですが、全くの知らんの面々ばかりで、語りも下手で、ねえ。
流石に、人間国宝のは、良かったです。

<参考=「単なる雑談NO.232」NO.2581 久しぶりの、記憶してるの夢見の話(2) オール阪神・巨人が出たの話


での、仁鶴ねえ。
当然の、承知してるですが、顔と、名一致してるの数少ないの、落語家。
最近、見てないなあと、思てたの矢先の訃報。

での、笑福亭ねえ。
そ、言えば、その弟子、鶴瓶<69歳>なら、知ってるです。テレビ出演多いがあって。

での、仁鶴ねえ。
苦労人と、聞いてるです。定時制高校でして。

対して、鶴瓶ねえ。
大阪出身で、京都産業大学故、少なくともの、実家、小金持ち。
オッとの、四軒長屋のと、とは、してはいるですが。増改築の事、話あったが故、所謂の、借家では無いなあと。

オッとの、仁鶴ねえ。
鶴瓶も、含めて、余り、落後は聞いてませんです。


<写真>
笑福亭仁鶴さん=平成17年8月、大阪市中央区・なんばグランド花月



>84歳で亡くなった落語家の三代目笑福亭仁鶴さん。上方落語界を支え続けた人生だった。

>「答えんでよろしい。あの人はどこの社?」

>記者時代の平成28年春、相談室長を長年務めたNHK「バラエティー生活笑百科」のリニューアル会見の席だった。新たに室長補佐として加わった桂南光さんが、ゴシップを絡めた質問の答えに苦慮していると、横にいた仁鶴さんはそう言い放ち、質問した記者をにらみつけた。

>元タレントの隆子夫人が25年に初のエッセーを出版したときも、記者会見で声を弾ませる夫人に「そんなんまで言わんでええ」と一喝したのを覚えている。

>「昔は『エロ仁鶴』と呼ばれ、ざっくばらんな印象でしたが、実は品行方正。物事をじっくり考えて結論を出す。年功序列を守る。いたって保守的な人」とは筆頭弟子で上方落語協会会長、笑福亭仁智さんの言葉だ。

>テレビ・ラジオでの印象が強いが、落語界の功績も計り知れない。憧れだった初代桂春団治の「爆笑落語」を継承し、それらは〝素人演芸番組荒らし〟の仲間だった故桂枝雀さんに受け継がれ、戦後上方落語史の一ページを大きく飾った。

>人気絶頂期の、速射砲のようにまくし立てる口調は、声帯を痛めたため軌道修正を余儀なくされた。だが、声を抑え、つぶやくような語り口は味わいへと深化した。

>「初天神」でのやんちゃな寅ちゃんに手を焼く父親のつぶやき、「池田の猪(しし)買い」のマクラで聞かせる、すき焼きの肉を家族で奪い合った少年時代の逸話は忘れられない。

>「今は世の中も取っつきやすい方へ流れている。芸人は寄席で鍛えられてから枝葉を伸ばすべき」。晩年、最近の演芸界について尋ねるとそう戒めた。

>筆者が上方落語協会へ転籍したときにはすでに、仁鶴さんは体調不良で、高座から離れられたのが残念でならない。「上方四天王」に次ぐ大看板を失った。(上方落語協会職員、元産経新聞文化部編集委員 豊田昌継)

<参考=「仁鶴さん死去 四天王に次ぐ大看板失った」(産経新聞)>


NO.2470 <巨人>日本ハム中田翔<32歳>内野手を獲得。<起稿 シバケン>(21/08/20)


【シバケン】 2021/08/20 (Fri) 19:42

日本ハム監督栗山英樹<60歳>が、巨人監督原辰徳<63歳>に、直接の電話で、話をした。
と、されてるです。


>巨人は20日、日本ハムで同僚選手に暴力行為を働き、出場停止処分を受けていた中田翔内野手(32)をトレードで獲得したと発表した。

>中田は2008年、大阪桐蔭高から高校生ドラフト1巡目で入団。昨季は自己最多の31本塁打を放って108打点をマークし、自身3度目の打点王を獲得した。今季は腰痛の影響などもあり、39試合の出場で4本塁打、13打点にとどまっている。

>中田は4日のエキシビションマッチ(非公式試合)の開始前、会話の際に腹を立てチームメートの1人に暴力を振るい、11日に野球協約に基づいて出場停止選手として公示されていた。

<参考=「巨人、日ハムの中田翔をトレードで獲得」(読売新聞)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/20 (Fri) 23:20

副題=巨人・原監督「しっかりと戦いざま見せて」 中田翔獲得に思い(毎日新聞有料記事、8月20日)

 こんばんは。


 移籍すれば処分が取り消しになるって、甘すぎませんか。


> プロ野球の巨人は20日、チームメートへの暴力行為で出場停止処分を受けた日本ハムの中田翔内野手(32)を無償トレードで獲得したと発表した。

> 20日のDeNA戦(東京ドーム)を前に取材に応じた巨人の原監督は、「中田翔の全てを共有して、進んでいこうと、結論に至った」と経緯を説明した。

> 原監督によると、日本ハムの栗山監督からは数日前に電話があったという。内容の詳細は明かさなかったが、原監督は「栗山監督が彼のことを、ひとりの人間として、ひとりの野球人として大事にしていた、ということは伝えられている」と、思いを受け止めた。

> 中田は11日に日本ハムから1、2軍の全試合で無期限の出場停止処分を受けたが、巨人移籍に伴い20日に処分は解除された。こうした経緯を踏まえて、ファンの受け止め方はさまざまで、SNS(ネット交流サービス)上では「復帰までの期間が早すぎるのでは」「もう(巨人の)練習に参加していて、気持ちのやり場がない」と厳しい声もある。獲得に迷いがなかったかを問われた原監督は「決断をしたということ。共有しようと思った」と強調した。


> 20日の試合前練習からチームに合流した中田は黒髪でひげをそり、背番号「10」のユニホームを着用して汗を流した。原監督は「しっかりと戦いざまを見せてもらいたい。私自身もそれに対しサポートして、ベストを尽くすだけ」と述べた。【角田直哉】

<参考=「巨人・原監督「しっかりと戦いざま見せて」 中田翔獲得に思い」(毎日新聞有料記事、8月20日)>


NO.2471 ≪新型コロナ≫大阪、「東京と同じ状況に」忽那賢志教授<起稿 磯津千由紀>(21/08/21)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/21 (Sat) 20:34

 こんばんは。


 デルタ株の蔓延で、大阪も深刻な状況になったといいます。


> 国内有数の医療拠点「国立国際医療研究センター」(東京都)の感染症医として新型コロナウイルス対策に取り組み、7月に大阪大大学院教授に就任した忽那賢志(くつな・さとし)氏(42)が毎日新聞のインタビューにオンラインで応じた。コロナ対策で大阪府にも助言を行う立場から、感染拡大が止まらない現状を「かなり危険なところに来ている」と厳しい見方を示した。感染を収束につなげるための方策について踏み込んだ見解も示した。(後段でインタビュー内容を詳報)

> 府内では20日、4日連続で過去最多を更新する2586人の新規感染者が確認され、収束の気配が見えない。

> 忽那氏は「ワクチンの効果もあって高齢者の感染者が減り、重症化するケースも少なくなっている。感染者の中心は20~30代になり、高齢者に代わって40~50代が多く入院し、重症化するようになっている」とし、高齢者が感染の中心となった第4波との違いを指摘。全府民885万人のうち、2回のワクチン接種を済ませたのは19日時点で32・3%(286万人)にとどまり、「20~30代の若い世代にまで接種が進まなければ、根本的に流行は抑えられないだろう」とみる。

> 第4波の反省を踏まえた府の現在の対応については「重症病床のさらなる確保が進むなど医療提供体制はある程度強化された」と歓迎。コロナから回復した患者を別の一般病床に移し、コロナ病床の効率的な利用を進める仕組みづくりも評価した。

> ただ、4回目となる緊急事態宣言には「慣れてしまい、府民の心にあまり響かなくなっている。特に若い世代にいかにメッセージを届けるかについては私も悩んでいる」と効果の薄れを懸念した。


> ロックダウンの法制化も選択肢

> 収束に向けた次の一手をどう考えるのか。「宣言を続けるだけで感染者が減っていくとは考えにくい。少なくとも大型商業施設に休業要請をするなど、できる限り人流抑制策をとった方がいい」とした。その上で「(政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の)尾身茂会長も指摘するように、ロックダウン(都市封鎖)の法制化も選択肢として考えるべきだ」と主張した。


> 爆発的な感染が続く東京都の現状に触れ、「災害級の被害が出ている。大阪でも感染者がこのまま減らなければ同じことが起こると予想され、かなり危険なところに来ている」とした。

> 20日時点で軽症・中等症病床(2547床)の使用率は72・2%。また、宿泊療養施設(5270室)は50%で、消毒・清掃期間を考慮した稼働の上限値とされる7割に近づいている。「健康観察をして適切なタイミングで治療を行い重症化を防ぐことが重要だが、爆発的感染が続けばそれすらままならなくなる」と、医療崩壊の再来に警鐘を鳴らした。「ワクチンにはデルタ株に対しても6~8割程度は発症を防ぐ効果があると言われる」とし、「3密」回避とともに、接種を受けるよう呼び掛けた。【石川将来】


<参考=「大阪のコロナ「東京と同じ状況に」忽那賢志教授 収束への一手とは」(毎日新聞有料記事、8月21日)>


磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/26 (Thu) 23:08

副題=療養施設を「病院化」 吉村・大阪知事が次の一手 第5波しのげるか(毎日新聞有料記事、8月26日)

 こんばんは。


 宿泊療養施設の一部の、所謂野戦病院化(抗体カクテル療法実施)とでも言いましょうか。医療従事者の確保が鍵でしょう。
 また、短期入院型医療機関に一泊入院(抗体カクテル療法実施)した後に宿泊療養施設に移って貰うことも考えてる由。


> 新型コロナウイルスの感染拡大で、医療体制が再び逼迫(ひっぱく)している大阪府は宿泊療養施設の「病院化」に乗り出した。入院患者を対象に始まった重症化予防の「抗体カクテル療法」を、26日から宿泊療養者にも拡充。病院で行われている治療を宿泊療養施設でも実施し、病床の負担を分散させる狙いだ。医療崩壊に陥った第4波の教訓を踏まえた吉村洋文知事の新たな一手で、第5波の大波はしのげるか――。


> 患者が急増、軽症中等症病床が逼迫

> 「宿泊療養施設は、今後は軽症者用の病院という考えで整備を進めたい」。吉村知事は13日、ホテルを転用した宿泊療養施設の体制強化を表明した。

> 府内ではワクチンが行き届いていない50代以下を中心に患者が急増し、軽症中等症病床が逼迫している。25日時点で府が確保している2567床の使用率は75・2%。1カ月前と比べて45ポイント近く悪化した。


> カクテル療法はウイルスの増殖を抑える効果のある点滴薬を投与する療法だ。海外の臨床試験では入院や死亡リスクを7割減らしたという報告もあり、治療を受けた患者は「点滴を打って体が軽くなった」と語る。厚生労働省が7月19日に新型コロナの治療薬として特例承認した。吉村知事も「早期に投与して重症化を防げれば病床逼迫の改善にもつながる」と期待する。

> 府は、宿泊療養施設21カ所のうち1カ所を「医療型宿泊療養施設」に指定し、入所者に26日からカクテル療法を試験的に開始。ホテル内に専用フロアを設け、1日20人程度に投与する。約1時間、経過観察して異常がなければそのまま自室に戻ってもらう。

> カクテル療法は発症から7日目までの投与が推奨されており、投与が早いほど効果が高いとされる。しかし、ある保健所職員は「感染者の急増で8月中旬は療養施設に入れるまで数日かかるケースもあった」と明かす。感染拡大が長引けば保健所業務の逼迫により患者の入所手続きがさらに滞り、治療の遅れにつながることが懸念される。

> 医療スタッフの確保も課題だ。カクテル療法を行うには医師、看護師、薬剤師によるチームが必要だが、医師らはワクチン接種にも人手を割かれている。府はコロナ患者を受け入れている医療機関に医師らの派遣を要請しているが、府幹部は「医療型宿泊療養施設を速やかに増やすのは難しい」と打ち明ける。


> 知事「入退院のサイクルを円滑に」

> 府は、病院でカクテル療法を受けた患者が回復に努める場所としても宿泊療養施設を活用する。府内で12カ所指定した「短期入院型医療機関」に1泊2日で入院してもらい、投与を実施。症状が安定していれば宿泊療養施設に移ってもらう。

> また、今月から軽症中等症の入院患者について、症状が安定すれば医師の判断で宿泊療養に切り替える運用を始めた。病床の回転率を上げるため入院期間を必要最小限にとどめる代わりに、回復期を過ごす宿泊療養施設の機能を強化。各施設には看護師を常駐させ、酸素を投与する専用室も確保して入所者の容体急変に備えている。吉村知事は24日、「医療資源が限られる中、入退院のサイクルを円滑にしないといけない。同じ治療を必要とする人が他にもいる」と述べ、宿泊療養施設をフル活用した療養方針に理解を求めた。

> 25日時点で宿泊療養施設は府内21カ所の5999室に2897人が入所し、使用率は48・3%。府は9月中旬までに31カ所・8400室に増やす方針だ。

> 第4波では、医療崩壊により比較的症状の軽い患者が入院できずに自宅などで症状を悪化させ、かえって病床が埋まるという悪循環に陥った。府幹部は「同じ事態を防ぐためにも早期治療が重要だ。患者の受け入れ先として宿泊療養施設の強化が鍵を握っている」と力を込める。【石川将来、矢追健介、村松洋、近藤諭】

<参考=「療養施設を「病院化」 吉村・大阪知事が次の一手 第5波しのげるか」(毎日新聞有料記事、8月26日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/02 (Thu) 13:42

副題=大阪の感染者3倍 宣言効果なし 吉村知事「ピーク見えず」(毎日新聞有料記事、9月2日)

 こんにちは。


 大阪も、感染者の激増が止まりません。


> 大阪府は1日、新型コロナウイルスの新規感染者が初めて3000人を超え、3004人確認されたと発表した。府内に4回目となる緊急事態宣言が発令されて2日で1カ月。「第5波」では、なぜ宣言の効果は見られず、感染がかつてないほど広がっているのか。今春の第4波の宣言1カ月間で見られた変化とは全く異なる感染状況や医療提供体制の厳しい様相とは。

> 「(感染者が倍になる)倍加速度は収まっても、感染のピークが見えない」。吉村洋文知事は感染者が最多を更新した1日、感染対策の徹底を重ねて求めた。

> 府内では、宣言発令段階の8月上旬には1日当たりの新規感染者数は1000人前後だったが、同月18日以降は人数が比較的少ない月曜を除き、連日2000人以上が確認されている。

> 4回目となる宣言発令に当たって、府は従来とは異なり、政府に発令を要請しなかった。吉村知事は7月28日、「緊急事態宣言を出しても、そもそもの信用が下がってきている。出ても『関係ないやんか』となることを危惧する」と述べ、社会全体の祝祭ムードが高まる五輪期間中であることも考慮し、懐疑的な見方を示していた。

> 懸念されたように効果は第5波で低下している。ソフトバンクの子会社「アグープ」によると、第4波では、大阪・梅田の人出は3回目の宣言発令(4月25日)前の4月19日で比べると、同じ月曜日の5月24日は午後3時台で27%減、同9時台で33%減だった。一方、8月30日はそれぞれ4%減、2%減にとどまっている。

> 不要不急の外出や都道府県境をまたぐ帰省・旅行の自粛を求めた政府要請に応じたかどうかも、人によってさまざまだったようだ。

 3歳と0歳の子どもを育てる大阪府摂津市の女性会社員(34)は、お盆期間中に愛知県の実家に帰省するのを自粛した。「自宅にずっといると、子どもたちもストレスがたまってしまう」と悩む。暑さを避けるため自宅近くのショッピングモールに出かけたこともあったが、「平日でもすごく人が多くて感染しないか不安になった。オリンピックが開催された影響もあって緊急事態という雰囲気ではなかった」と振り返る。

> 大阪市北区で1人暮らしをしている女性会社員(23)も帰省や旅行を諦め、自宅近くのカフェなどで夏休みを過ごした。しかし、スマートフォンでSNS(ネット交流サービス)をのぞくと、友達が旅行先で撮影した写真が次々と投稿されている。「友人と気軽に外食に行くことができない状況が続くのはつらい。周囲の人の気の緩みは確かに感じる」と語った。


> 感染者のほぼ全てがデルタ株

> 第4波では宣言発令から1カ月間で感染状況や医療提供体制は改善したのに対し、第5波では逆に悪化している。人口10万人当たりの新規感染者数(直近1週間)は第4波では65%減少したが、第5波では3・1倍に。自宅療養者も第4波では43%減ったが、第5波では5・1倍になった。

> 府は、感染力が強いデルタ株が背景にあるとみている。国立感染症研究所によると、デルタ株は7月下旬には府内の感染者のうち3割弱だったが、8月10日時点で約8割に拡大。同月下旬にはほぼ全てがデルタ株に置き換わったとみられている。

> 医療提供体制にも負荷がかかる。重症病床は府が増床を進めたことが奏功し、使用率は9月1日現在で39・0%とまだ余裕はある。一方、軽症中等症病床は8月2日の45・4%から9月1日に76・2%にはね上がり、ワクチンが行き届いていない50代以下の患者で急速に埋まっている。

> 吉村知事は重症病床を「最後のとりで」と位置付け、使用率が50%に達すれば大型商業施設の休業要請に踏み切る考えだ。府幹部も「このまま感染が収まらなければ、さらなる強い措置を取らざるを得ないかもしれない」と危機感を強めている。【鶴見泰寿、柳楽未来、村松洋】

<参考=「大阪の感染者3倍 宣言効果なし 吉村知事「ピーク見えず」」(毎日新聞有料記事、9月2日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/06 (Mon) 03:02

副題=コロナ「野戦病院」計画、なぜ大阪で急浮上? 狙いと課題を探る(毎日新聞有料記事、9月3日)

 こんばんは。


 大阪府に「野戦病院」(戦争経験者からの声によりこの言葉は使わず「大阪コロナ大規模医療センター」と呼ぶそうです)を作るという話が急浮上しています。
 私は、遅すぎた話だと思っていますが、他の自治体へも波及して呉れればとも思います。


> 新型コロナウイルスの感染拡大が繰り返される中、大規模な臨時医療施設の開設を求める声が上がっている。大阪府では知事と経済団体が歩調を合わせ、9月中の設置を目指す。「野戦病院」とも呼ばれ、関心を集める同施設。その狙いと課題を探った。

> 「大阪で大規模な『野戦病院』を作る。どこまでできるか分からないが、できる限りやってみる」

> 吉村洋文知事は8月27日夜、自身のツイッターにこう書き込んだ。翌日には民放番組で大阪市住之江区の大規模展示施設「インテックス大阪」に1000床規模の臨時医療施設を開設する考えを表明。知事の投稿を引用する形で、大阪大大学院の忽那(くつな)賢志教授(感染制御学)も自身のツイッターで、指揮役を務める方針を明らかにした。忽那教授は国立国際医療研究センター(東京都)から7月に着任したばかりの感染症の専門家。あっという間に流れができた。


> 強い後押しの存在

> 知事の積極的な発言の背景には、経済界の後押しがあった。吉村知事によると、8月27日夜、関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)と阪大病院を訪れ、臨時医療施設の設置に協力する合意を得た。知事がツイッターで「野戦病院」設置を宣言したのは、その直後のことだ。関経連は18日、感染者の初期治療が可能な大規模施設を早急に設置するよう求める提言をまとめていた。

> そもそも「野戦病院」とは戦場の後方で負傷者を治療する医療施設のこと。今回は法に基づく臨時医療施設であり、「野戦病院」との呼称はメッセージ性を意識したキャッチフレーズとの印象が否めないが、実は吉村知事は当初、設置には消極的だった。宿泊療養施設を「住環境が整った『野戦病院』」と評価して重視し、9月中旬には約6000室から約8400室に増やして患者の受け皿にする考えだった。

> ただ、感染は容赦なく広がり、自宅療養者は25日には今春の第4波のピーク(1万5031人)を超えた。このままではいずれ受け皿は逼迫(ひっぱく)し、自宅で感染者が次々と命を落とした第4波の再来を招きかねない――。こうした危機感が、背中を押したようだ。

> 一方、吉村知事は9月3日、記者団に、今後は「野戦病院」との表現は使わない考えを示した。「戦争経験者から『使わないでもらいたい』との声が届いたので、尊重したい」と理由を述べ、名称を「大阪コロナ大規模医療センター」とする方針。宿泊施設や病院に入る基準に該当しない軽症患者や若い層の利用を想定し、人材の確保状況を見ながら徐々に運用病床数を増やしていく。一部のベッドでは中等症化した患者を入院させるまでの間、酸素投与できる機能も持たせる考えだ。


> 機能、利用度、人材確保に課題

> 大阪府の計画について、専門家は施設の設置には理解を示しつつ、機能や利用度、人材確保について課題を指摘する。

> 知事は中等症対応にも言及するが、入所時の対象はあくまで軽症や無症状患者だ。りんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市)の倭(やまと)正也医師は「患者が自宅で亡くなることを防ぐ効果はある」としつつ「中等症病床の穴埋めを期待したが(機能的に)難しそうだ」と限界を指摘。「体調悪化時にすぐに対応できるメリットはあるが、(対象の)若年軽症者には実はあまりできることはない。どれだけ患者が入ってくれるのか……」と利用度にも懐疑的だ。

> 上久保誠人・立命館大教授(政治学)は「第5波以降を見据えた対応としては、臨時医療施設しかないと思う」と評価する一方、入所対象者の絞り込みが課題になると指摘。さらに「既存の医療体制から人手を絞り出すと、ほころびが出かねない。自衛隊の派遣を検討すべきだ」とし、「ただでさえ足りない人材資源が無駄遣いにならないようにしてほしい」と慎重な運用を求めている。


> 福井では県と医療界が「共闘」

> 一方、地元医療界と時間をかけて関係を深め、準備してきたのが福井県だ。福井市内の体育館(場所は非公表)を、100床の軽症者向け臨時医療施設として使う。看護師が常駐し、医師も詰めるが夜間などの時間帯は電話などで対応する。仕切り板で区切られた1人当たり約5平方メートルのスペースに、血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターなどを置いた机を配置する。9月1日には実際に20床を並べ、動線や機材に問題がないか最終確認した。

> 臨時施設は6月県議会で補正予算が成立し、8月上旬に空調設備などの取り付けが完了した。素早い整備の背景には、県と医療関係者が築いてきた「共闘関係」がある。感染が拡大した2020年3月ごろから、県医師会などの医療従事者と県職員が毎週会議を開催。県幹部が「ペーぺーの県職員から医師会長まで同等」と表現するこの会議ではさまざまな意見が飛び交い、臨時施設案もここで具体化された。県医師会の池端幸彦会長は「会議メンバーの信頼関係があったため、迅速に危機感を共有しアイデアを形にすることができた」とし、県幹部は「県だけでは感染爆発を現実の問題として捉えられず、後手に回った可能性もある」と振り返る。

> 9月2日時点の県内の病床使用率(臨時施設除く)は約6割に上るが、軽症者や無症状者向け宿泊療養施設にはまだ余裕があり「最後の砦(とりで)」の運用開始時期は未定だ。杉本達治知事はこの日の定例記者会見で「臨時施設は宿泊療養施設と病院の間に位置する重要な場所。もともと医療資源が潤沢にあるわけではない福井で、どのようにして自宅療養を避けていくのかを考えた結果」と述べた。【矢追健介、村松洋、松本光樹、横見知佳、岩間理紀】

<参考=「コロナ「野戦病院」計画、なぜ大阪で急浮上? 狙いと課題を探る」(毎日新聞有料記事、9月3日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/07 (Tue) 23:42

副題=大阪の自宅療養者数、なお高水準 支援強化しても対応追いつかず(毎日新聞有料記事、9月7日)

 こんばんは。


 大阪の自宅療養者に支援が届きかねているといいます。


> 新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養を続ける患者数が大阪府内で第4波のピークを超える高い水準で推移している。府は訪問看護や医師による往診など支援を強化するが、保健所の初期対応に遅れが生じ、患者からは不安の声も漏れる。第5波に備えて強化したはずの自宅療養者への対応は、なぜ滞っているのか。

> 府内では自宅療養者が8月25日に1万6003人となり、今春の第4波のピークの1万5031人(5月11日)を突破。9月2日に最多の1万8107人を記録し、その後、減少傾向にあるが、6日時点で1万6471人に達する。

> 府は感染拡大に伴い、8月中旬から9月初旬まで、宿泊療養施設への入所を「40歳以上」か「重症化リスクのある人」に限定した。約3週間ではあったが、入所基準から外れた感染者は自宅療養を原則とする運用に切り替わったことで、自宅療養者の増加に拍車がかかったとみられる。


> 保健所からの連絡、感染判明から4日後

> 8月23日に感染が確認された大阪市の女性会社員(36)は自宅療養を続け、夫と小学生の長男への感染を防ぐため自室にこもった。熱は39・2度まで上がり、せきや関節痛の症状も出て、下痢や味覚の変化にも苦しんだ。「解熱剤を飲むタイミングを知りたくて、ネットでコロナ患者の相談窓口の電話番号を探したが、見つけることができなかった」と言う。

> 市保健所から初めて連絡があったのは同27日で、感染判明から4日後だった。この時初めて、コロナ対応窓口の連絡先を知らされたという。ホテルでの宿泊療養を希望したが、実現しなかった。体調管理の基本となる血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターが届いたのは、さらに3日たった同30日。体調はすでに回復し始めていた。女性は「症状がより悪化するのではないかという懸念が常にあった。保健所から連絡がなかなか来ず、状況にあった医療が受けられるのか不安だった。最初に窓口の連絡先だけでも知りたかった」と訴える。

> 府は8月上旬から府内全域で、訪問看護師が患者宅に出向き、健康観察や入院の要否の判断をする取り組みを導入。同20日には自宅療養者が治療を受けられる「新型コロナ外来診療病院」を約50カ所指定し、順次診察が始まっている。9月からは府医師会と連携し、開業医らによる往診も府内全域でスタートした。ただ、女性のケースを見る限り、こうした医療的支援が現時点で一人一人に行き渡っているわけではないようだ。


> 保健所業務は飽和状態

> 背景には、個々の患者の初期対応を担う保健所業務の飽和状態がある。大阪市保健所は第4波で感染者への連絡が大幅に遅れた反省を踏まえ、第5波では、感染状況に合わせて段階的に要員を増やす仕組みを整えた。感染者に最初の連絡をする職員らは7月1日には56人体制だったが、現在は約200人に拡充。それでも、8月下旬には市内の1日当たりの新規感染者が第4波の倍近い1000人以上に達し、感染判明時から最初の連絡まで3~5日かかった。保健所の担当者は「これ以上、要員を増やすのは難しい。感染状況が改善しないと、連絡がさらに遅れてしまう」と危機感を強めている。

> 吉村洋文知事は3日、記者団に「市保健所の業務は逼迫(ひっぱく)しているが、連携しながら進めている」と説明。松井一郎市長は同日、市保健所の体制について、「業務量から見てパンデミック(感染爆発)になると十分な状況とは言えない」と認め、「人材も無尽蔵にあるわけではない。協力してもらった派遣会社にさらに人材の拡充を求めていく」と語った。【石川将来、田畠広景、鶴見泰寿】

<参考=「大阪の自宅療養者数、なお高水準 支援強化しても対応追いつかず」(毎日新聞有料記事、9月7日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/09 (Thu) 00:35

副題=大阪府は2012人感染 2000人台は4日ぶり 新型コロナ(毎日新聞、9月8日)

 こんばんは。


 東京の後を追うように新規感染者数は減少中ですが、病床逼迫などは依然として厳しい状況です。


> 大阪府は8日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2012人確認されたと発表した。1日あたりの新規感染者数が2000人台になるのは4日ぶり。前週水曜(1日)の3004人から992人減った。新たに判明した死者は9人。【村松洋】

<参考=「大阪府は2012人感染 2000人台は4日ぶり 新型コロナ」(毎日新聞、9月8日)>


NO.2472 <コロナ対策>新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書デルタ株編<起稿 シバケン>(21/08/21)


【シバケン】 2021/08/21 (Sat) 20:57

長野県茅野市にある諏訪中央病院総合診療科の医師、玉井道裕さんが作成のイラスト。

当記事では、サンプル画像4点のみですが、記事に記載のURLで、全イラスト閲覧なり、出来るです。


<図1>
「新型コロウイルス感染をのりこえるための説明書 デルタ株編」作成:玉井道裕医師



<図2>
イラストを多く使い分かりやすさを工夫 作成:玉井道裕医師



<図3>
感染した際の症状をイメージ図にした「あみだくじ」 作成:玉井道裕医師



<図4>
最後に玉井医師の思い 作成:玉井道裕医師



>新型コロナウイルスのデルタ株への正しい理解を広めようと、長野県の医師がイラストを交え、手書きで作成した説明書が「分かりやすい」とSNSで話題になっています。


>■デルタ株 現役医師が作った説明書

>「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書デルタ株編」
<https://www.city.chino.lg.jp/site/korona/corona-setsumei.html>
は、長野県茅野市にある諏訪中央病院総合診療科の医師、玉井道裕さんが作成しました。説明書では冒頭に「状況は刻一刻と変わる」としたうえで、猛威をふるうデルタ株がどのようなウイルスで、どういった感染対策が必要なのかなど、25ページにわたって解説しています。


>■手書きイラストで分かりやすさを追求

>特徴的なのが、どこか憎めないキャラクターが登場する手書きのイラスト。例えば、「デルタはどうして感染しやすいの?」との項目では、体内にあるウイルス量をイラストにすることで、一目見て感染力の強さが分かるように工夫されています。


>■「あみだくじ」で感染時の症状をイメージ

>また、「感染するということは…」との項目では、感染者から得られた科学的データの分析結果をもとに、感染してからどのような症状になるのかを「あみだくじ」をイメージ図にして説明しています。「年齢と重症化リスク、ワクチンであみだくじが違う」とし、誰もが重症化する可能性があることを視覚的に示しました。


>■コロナ診療の合間に自らイラストも

>作成した玉井医師が勤務する諏訪中央病院に取材しました。玉井医師は分かりやすくしようという思いからイラストを入れて作るようになり、コロナ診療などで忙しい合間をぬって、自ら描いているということです。


>■変えなければいけないのは“心構え”

>説明書の最後に、玉井医師は次のように呼びかけます。

>「ウイルスは日に日に進化しています。では私たちはどうでしょうか?感染しない方法はみんな知っています。あとはどれだけしっかり行えるかです。これまでの感染対策を変える必要はありません。変えなければいけないのは1人1人の感染に対する心構えです」


>■SNS「めちゃめちゃ分かりやすい」相次ぐ声

>8月10日に諏訪中央病院のHPで公開されると、SNSでたちまち話題となりました。「めちゃくちゃ分かりやすいから、マジで全国民に見てほしい」「コロナの知識整理に最適だ」「手書きの絵がはまる。なんか可愛い」など称賛の声が相次いでいます。


>■感染症専門医・忽那教授「より多くの人に伝わる」

>説明書にはコロナの最新データを分析し、積極的に情報発信を続ける感染症専門医で大阪大学の忽那賢志教授のデータもイラスト化されていました。忽那教授に聞いてみました。

>忽那賢志教授(大阪大学)「私のように文字で書いているのとは別の方法で情報を伝えることで、コロナの感染対策の大事なポイントがより多くの人に伝わると思いますので素晴らしい活動だと思います」「デルタ株はこれまでのとは別物というくらい強い感染力を持っています。取るべき基本的な感染対策は変わりませんが、これまで以上に徹底する必要があります。また、ワクチンが有効であることは変わりませんので、機会があればぜひワクチン接種をご検討ください」

<参考=「コロナ・デルタ株 医師のイラスト解説が「ポップで分かりやすい 」と話題」(日テレNEWS24)>
<消滅・22/02/10>


NO.2473 ≪新型コロナ≫≪医療崩壊≫自宅療養者急増 滞る支援 食料「1000人待ち」届かず<起稿 磯津千由紀>(21/08/21)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/21 (Sat) 23:04

 こんばんは。


 大都会では、現実に医療崩壊が起きてます。
 素人考えでは表題の「食糧支援」なら民間に委託すればとも思いますが、民間委託は既に行なわれてるとのこと。膨大な数の自宅療養者がいて、委託された民間窓口や保健所や医師などからの連絡が、梨の飛礫状態といいます。


> 首都圏では新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、自宅療養者への支援が滞りがちになっている。自治体側から健康確認の連絡がほぼなく、自宅療養が解除されないまま放置されたり、食料を届けるのに「1週間はかかる」と言われたりした感染者も。自治体による自宅療養者への支援が機能不全に陥っている。

> 厚生労働省は、自宅療養者には少なくとも1日1回は健康観察のため感染者と連絡を取るよう自治体に求めている。埼玉県は「宿泊・自宅療養者支援センター」を設置。業務を民間に委託し、軽症者は人工知能(AI)を使った自動電話などで、体調が悪い人には看護師が直接電話で健康かどうか確かめているという。

> 埼玉県の20代女性は8月上旬、同居の夫が感染したのを機に検査を受け、陽性が判明したため自宅療養を始めた。健康観察の連絡や、食料など支援物資が届かないことに疑問を持ち、センターに何度も電話をしたがつながらず。発症から10日ほどたち、ようやく保健所から連絡があったという。その後も連絡はしばらくなく、結局、女性に「自宅療養解除」の連絡が入ったのは、本来解除されるはずの日から5日も遅れてからだった。

> 女性は軽症で済んだものの、「体調が悪い時はつらく、連絡がないだけで不安になった。自宅療養をいつ終えていいのか困っていたのに、まさか療養が終わっていたなんて。不信感しかない」と話す。県は「業務が逼迫(ひっぱく)しているとはいえ、あってはならないことだ。二度とないよう改善したい」と話す。

> 厚労省によると、全国の自宅療養者数は18日午前0時時点で9万6709人。感染急増の東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏1都3県だけで5万8378人で、前週から1万200人も増えている。

> 千葉県の40代女性もその一人。今月中旬に発症し、自宅療養に入った。自治体に食料など支援物資を希望したが、「1000人待ちで、届くのに1週間程度かかる」と言われたという。支援物資は結局届かないまま、自宅療養の期間が過ぎた。


> 同県によると、7月中旬の感染拡大以降、多い時には1日200~300件もの要請があり、支援物資の発送が滞っていた。繰り返さないよう支援体制を強化したという。女性は「食料などがなくて困っている人は少なくないはず。ほしい人にはきちんと届くようにしてほしい」と訴える。【村田拓也】


<参考=「自宅療養者急増 滞る支援 食料「1000人待ち」届かず」(毎日新聞、8月21日)>


磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/25 (Wed) 02:29

副題=東京で自宅療養患者1160人が救急搬送されず 16~22日(毎日新聞、8月24日)

 こんばんは。


 こちらに書くか、国と都が異例の医療機関に要請のスレッドに書くか迷いましたが、取り敢えずこちらに。
 医療崩壊が止まりません。


> 新型コロナウイルスに感染して自宅療養中などに症状が悪化し、16~22日の1週間に救急搬送を要請した東京消防庁管内の患者1983人のうち1160人が搬送されなかったことが24日、同庁への取材で分かった。保健所の判断で自宅療養を継続することになったケースが多いという。

> 同庁によると、搬送された823人のうち、要請から医療機関到着まで5時間以上かかったのは103人、3時間以上5時間未満は147人に上った。

> 同庁は7月から1週間ごとのコロナ患者の搬送者数などを集計。搬送されなかった患者は最初の61人から前週の1414人まで増加を続けていたが、今回初めて減少した。(共同)

<参考=「東京で自宅療養患者1160人が救急搬送されず 16~22日」(毎日新聞、8月24日)>
<消滅・21/08/31>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/26 (Thu) 00:32

副題=「中等症Ⅱ」 症状訴えた自宅療養の73歳、容体急変し死亡(毎日新聞有料記事、8月25日)

 こんばんは。


 どんどん、医療崩壊が、進んでいます。


> 新型コロナウイルスの感染拡大で全国の自宅療養者数は9万6857人(18日時点)と10万人に迫る中、療養中に死亡するケースが相次いでいる。首都圏1都3県では8月に少なくとも21人が死亡し、前月(4人)の5倍超。さいたま市では8月中旬に自宅療養中の西里昌徳さん(73)の容体が急変し、死亡した。西里さんの長女優子さん(26)が取材に応じ、「生死をさまよう人を政府は見逃さないでほしい」と語った。

> 13日午後7時半ごろ、西里さんの隣の市に住む優子さんの携帯電話が鳴った。「お父さん(の様子)がおかしくなった」。母親(56)は切迫した口調で訴えた。母と西里さんはさいたま市内のマンションで夫婦2人暮らし。電話越しに「ぬー、ぬー」という喉の奥から絞り出すようなうめき声が近くで聞こえた。

> 母の近くにいたとみられる西里さん本人の携帯電話を改めて鳴らした。普段はすぐに電話に出る父だが、すでに容体が急変しているためか、何度かけても電話はつながらなかった。20分後、母から電話があり、「お父さんが亡くなった」と告げられた。

> すぐに車で実家へ駆けつけた。毛布にくるまれた父を救急隊が運び出そうとしていた。毛布からはみ出た足首をとっさにつかんだ。真っ白で冷たかった。「お願いだから死なないで。生きて」。そう願ったが、搬送先の病院で死亡が確認された。

> 最初の経緯はこうだ。8月4日、まず母の陽性が検査で判明。8日には西里さんも陽性と判定された。家庭内感染とみられる。西里さんは高血圧の基礎疾患があった。3年前に大動脈解離となり、ICU(集中治療室)で治療を受けたこともあった。かかりつけ医で7月中旬にワクチンの接種を受ける予約を取ったが、体調がすぐれず接種を見送った。その後、接種の予約を再度入れていたタイミングで感染した。

> 「入院させてほしい」。夫婦の陽性が判明して以降、母は保健所に複数回にわたり、西里さんを先に病院に入院させるよう電話で要請した。関係者によると、8日の時点で西里さんの入院は見送られ、自宅療養が必要と判断された。9日には血中の酸素濃度を測定するパルスオキシメーターが配布された。10日以降は埼玉県が設置する「宿泊・自宅療養者支援センター」が日々の健康確認をしていた。当初、血中酸素濃度は98%だった。

> 厚生労働省の「診療の手引き」では、コロナ患者を症状別に4段階に分類している。最も軽い軽症は「呼吸器症状なし」または「せきのみで呼吸困難なし」。中等症は呼吸不全の有無で二つに分かれる。中等症Ⅰは呼吸困難で肺炎の所見がある状態で、中等症Ⅱはさらに血中酸素濃度が93%以下に悪化し、呼吸不全となる状態だ。長引くと臓器の機能が悪化するため、酸素投与が必要とされる。

> 心配した優子さんは毎日のように電話。その度にひどくせき込んでいたが、気丈に平静を装っていた。13日午後5時ごろ保健所が西里さんに電話をした際には、体温は36・6度。血中酸素濃度は93%に悪化したが、保健所は自宅療養を続けるよう伝えた。西里さんの容体が急変したのは、それから間もなくのことだった。


> 「自分の親が死なないと気付かないのか」

> 「入院はできなかった」。13日夕、保健所から連絡を受ける30分ほど前、西里昌徳さんは長女優子さんと電話でやりとりした際、こうつぶやいた。同じ電話で「食欲がない。ゼリー飲料を(送ってくれるよう)頼んでほしい」と伝えた。優子さんは「頼んでおくよ。明日届くね」と応じた。それが、親子の最後の会話となった。

> 優子さんは今も、この時点で西里さんは酸素投与や入院が必要な状態だったと考えている。死亡後、優子さんの夫(32)が保健所に「なぜこうなったのか」と尋ねたが、「申し訳ないが、その時は大丈夫ということだった」と答えたという。さいたま市保健所は取材に対して「本人からは『息苦しさはない』と言われた。やるだけのことはやった」と話した。

> 新型コロナウイルス感染の「第5波」は、感染力が強いとされる変異株が主流となった。対応可能な病床は埋まり、政府は自宅療養へとかじを切った。8月に入り、重症化リスクの低い中等症患者らを念頭にいったん入院を制限しようとしたが、与野党の反発を招き、「原則入院」へ軌道修正を余儀なくされた。

> しかし自宅療養者は増加を続け、「原則入院」の現場は厳しさを増す。厚生労働省によると、埼玉県の自宅療養者は18日時点で1万5354人。東京都(2万2210人)に次いで多く、首都圏の1都3県の自宅療養者だけで全国の約6割を占め、減る兆しは見えない。首都圏の自治体によると、自宅療養中の死亡者も判明分で東京都は7月に少なくとも1人だったのが、8月は24日時点で12人と急増。千葉、神奈川、埼玉の3県の死亡者もいずれも前月より増えた。

> 菅義偉首相は24日の自民党役員会で、「自宅で療養していても必ず連絡がつく態勢づくりを迅速に進める」と述べ、万全を期す考えを強調。しかし、西里さんのような新型コロナ特有の1~2時間単位での病状の急変ぶりには、自宅療養での対応の限界も垣間見える。

> 10代で家を出て自立した優子さんはかつて西里さんと事あるごとに衝突。しかし、優子さんが1人暮らしをする時にはお金の工面をするよう母親に伝えるなど陰で支えてくれた。離れてからお互いの大切さに気付くようになり、月に1回は会っていた。今年結婚した優子さんにはよく「孫の顔が見たい」と話していた。

> 緊急事態宣言地域は27日以降、拡大されるが、感染の主流を占める若年層の人流(人の流れ)抑制は進まない。優子さんは、今もSNS上に自分と同年代の若者がバーベキューをしたり、旅行をしたりする写真が多く投稿される状況を懸念する。

> 優子さんは「緊急事態宣言が出ていても、守らない人は守らない。政策自体を変えないと行動は変わらず、自分の親が死なないと気付かないのか、と思う。もう二度とこんな思いをする人を出してほしくない」と語った。【村田拓也、中川友希】


> 経過表(市や遺族への取材による)

≫ 8月

≫ 4日 優子さんの母親(56)の新型コロナウイルス陽性を確認

≫ 8日 優子さんの父、西里昌徳さん(73)も陽性を確認

≫ 9日 自宅にパルスオキシメーターが届く

≫ 10日 この日から埼玉県が設置する「宿泊・自宅療養者支援センター」が健康確認を実施

≫ 13日

≫  正午ごろ   症状が悪化し、母が「2人で入院したい」と保健所に掛け合ったが「それくらいの症状なら大丈夫」と言われる

≫  午後4時半  西里さんが優子さんに電話でゼリー飲料を購入し送るよう依頼。優子さんに「入院できなかった」と伝える。

≫  午後5時   保健所から電話。体温36.6度、酸素飽和度93%で、自宅療養を継続するよう言われる

≫  午後7時半  「お父さんがおかしくなった」と母から電話

≫  午後7時50分 母から「お父さんが亡くなった」と連絡

≫  午後8時半  救急車が到着

≫  午後9時   搬送先の病院で死亡確認

<参考=「「中等症Ⅱ」 症状訴えた自宅療養の73歳、容体急変し死亡」(毎日新聞有料記事、8月25日)>


NO.2474 <今更ですが>韓国ソウルの養殖協会が日本産の魚を地面に叩きつけた!<起稿 通りすがりでもないMr.X>(21/08/22)


【通りすがりでもないMr.X】 2021/08/22 (Sun) 19:34

日本産魚の輸入で韓国産の価格暴落?
反日なら何でも許され、支持されると勘違い?
珍しく、送検されました。

>地面に叩きつけられる、生きたブリやマダイ。呼吸ができず、路上で苦しそうに口をパクつかせる。すべて日本産の魚だ――。


>8月17日、韓国ソウルの永登浦(ヨンドゥンポ)警察は、動物保護法違反の容疑で『慶尚南道漁類養殖協会』(以下『養殖協会』)会長A氏を送検したと発表した。問題の行動が起きたのは昨年11月。『養殖協会』の会員たちがソウル市内でデモを行い、日本産の魚を地面に投げつけたのだ。

>「『養殖協会』は、政府の漁業政策に反発したんです。日本産の魚を大量に輸入しているため、韓国産の魚の価格が暴落していると。協会スタッフは『日本産はいらない!』と叫びながら、ブリやマダイを叩きつけました。一方で通りかかった人たちには、韓国産の魚を無料で配布。自国の魚を守るよう訴えたんです」(韓国紙記者)

>『養殖協会』の行動は、大きな波紋を呼ぶ。問題視したのは、動物愛護を提唱する市民団体『動物解放の波』だ。『動物解放の波』は「『養殖協会』は生きている生物を虐待した」と主張。「犬や猫だけでなく魚類も痛みを感じる脊椎動物だから保護されるべき」と、昨年12月に『養殖協会』を告発したのである。

>◆反日感情を利用

>「告発の報道を受け、『養殖協会』には『生き物に対する敬意がない』と抗議が殺到。警察も生き物を食用以外に利用するのは動物保護法違反と、会長A氏の送検に踏み切ったんです。動物の法律上の定義は、痛みを感じる神経体系が発達しているかどうか。魚類のほか、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類が含まれます」(同前)

>生物を政治的に利用しては、さすがに当局も看過できなかったのだろう。『コリア・リポート』編集長の辺真一氏が呆れる。

>「19年7月に日本が韓国への輸出規制を強化すると発表した際、文在寅大統領は『貿易紛争に必ず勝つ』という意思を鮮明にしました。韓国各地で反日感情が高まり、日本製の商品がボイコットされた。東京五輪では大韓体育会が『選手村で提供される食事に(原発事故が起きた)福島県産の食材が使用されていることを懸念する』という名目で、独自の給食センターを設置したほどです。

>『養殖協会』としては、納得いかなかったのでしょう。ここまで徹底し『メイドインジャパン』を排除しているのに、海産物は日本から輸入するのはおかしいのではないかと。政策が矛盾していると。

>ただ、生きた魚を叩きつける行動は噴飯モノです。韓国産魚類の品質の高さをアピールするならまだしも、ライバルである日本の魚を殺して自分たちの利権を守ろうとしたのですから。食べ物を粗末にするにもほどがある。韓国で出る残飯は、年間およそ540万トンほどです。これは北朝鮮の1年間の食糧需要量に匹敵します。飽食の時代が長くなり、生物や食べ物に対する感謝の気持ちが失われているように感じます」

>『養殖協会』は、日本産の魚を利用すれば反日感情が強まる国民の支持を得られると考えたのかもしれない。だが生命を軽視するのは言語道断。殺到する批判や市民団体の告発は、自業自得の結果だろう。

<参考=「日本産ブリやマダイを叩きつけて…韓国水産業者「噴飯デモ」で炎上」(FRIDAY)>


NO.2475 ≪新型コロナ≫何がほかと違うのか 変異の詳細で見えたデルタ株「最強」の理由<起稿 磯津千由紀>(21/08/23)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/23 (Mon) 22:06

 こんばんは。


 ちょっと固い記事ではありますが。


> 感染者や重症者が過去最多を更新するなど、爆発的な感染拡大が続く新型コロナウイルス。インドで確認された変異株「デルタ株」は、国内の感染者の9割以上を占めると推定されている。従来株よりも感染力が強く、重症化しやすいとされるが、これまでのウイルスと何が違うのか。変異の詳細から「最強」たるゆえんが見えてきた。【岩崎歩、渡辺諒】


> 感染力、水ぼうそうに匹敵

> 「これまで知られた中で、最も感染力の強いウイルスの一つだ」。米疾病対策センター(CDC)のワレンスキ所長は米CNNのインタビューで、デルタ株は新型コロナ以外のウイルスと比較しても、かつてない強い感染力を持つとして危機感をあらわにした。

> 米紙ワシントン・ポストが報じたCDCの内部文書によると、デルタ株は1人の感染者が平均何人に感染させるかを示す「基本再生産数」が平均5~9・5人程度と試算され、重症急性呼吸器症候群(SARS)や季節性インフルエンザなどより感染力が大幅に強いとされる。ワレンスキ氏も、水痘(水ぼうそう)に匹敵するとの見方を示した。

> 国内では、1日あたりの新規感染者は8月13日に初めて2万人を超えた。1万人を超えた7月29日から1カ月足らずで倍増し、急増傾向が続いている。過去最多の感染者数や重症者数は、世界規模で置き換わりが急速に進んでいるデルタ株が要因の一つになっている可能性が高い。

> デルタ株はなぜそれほど感染力が強いのか。多くの専門家が着目するのが「L452R」という変異だ。感染する際に、人の細胞表面の受容体に取り付く突起状の「スパイクたんぱく質」にこの変異が生じたことで、細胞への結合力が強まったとみられる。

> L452R変異とは、スパイクたんぱく質の452番目のアミノ酸が、ロイシン(L)からアルギニン(R)に置き換わったことを示す。理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」を使いスパイクたんぱく質を解析している神戸大の田中成典教授(量子生命科学)は「感染力を強化する、かなり危険な変異だ」と指摘する。Rは正の電気を帯びており、細胞の受容体には負の電気を帯びたアミノ酸が多いため、電気的な引力による結合を増強することが予想されるという。

> 米国の研究チームが6月に国際専門誌で発表した論文によると、L452R変異があるスパイクたんぱく質と受容体との結合力を実験で確認したところ、「受容体との親和性が従来の2倍に高まる可能性がある」との結果が出たという。

> デルタ株は、重症化リスクも高めている可能性がある。日本でも、以前は重症化しづらかった40代や50代の入院患者が目立つようになった。

> デルタ株のスパイクたんぱく質には、L452R以外にも複数の変異がある。

> 東京大医科学研究所などの研究チームはそのうちの一つ、681番目のアミノ酸がプロリン(P)からアルギニン(R)に変異した「P681R」に注目。この変異に特化して人工的に作製した変異株を培養細胞に感染させ、広がり方を調べた結果、感染した細胞は周囲の正常な細胞と結合し損傷させやすくなり、損傷した細胞の範囲は従来株の平均の2・7倍に広がった。また、このウイルスをハムスターに感染させたところ、従来株よりも体重が減少し、肺機能が低下することも判明したという。

> チームの佐藤佳・東大医科研准教授は「変異によって細胞膜と融合する能力が上がったため、感染細胞が周りの細胞とくっつきやすくなった。ウイルスが体内に広がりやすく、重症化につながっていると考えられる」と話す。

> 実際、中国の研究グループは7月、患者の体内のウイルス量をPCR検査で調べた結果、デルタ株の感染者の体内のウイルス量が従来のウイルスに比べ平均1000倍以上で、増殖スピードも速かったとする研究論文を公表した。この論文は査読前の段階のためさらなる検証が必要だが、日本の厚生労働省も、デルタ株はアルファ株よりも熱やせきなどの症状が出やすいと分析している。体内のウイルス量の増加が重症化と関係している可能性もある。


> デルタ株も変異繰り返し

> デルタ株自体も変異を繰り返し、新たな「系統株」が次々と生まれている。それらの中には、ワクチンで獲得した抗体から逃れやすくなったり、ウイルスが増殖しやすくなったりする可能性が指摘されるものもあり、専門家は変異の推移を注視する。

> ウイルスの全ゲノム解析によって調べた遺伝子の配列の違いなどから、デルタ株は細かく分類されており、系統株は、変異株から派生してさらに変異が加わったものを指す。系統株や変異株のうち、世界保健機関(WHO)が感染の広がり状況などを勘案し、注目すべき変異株(VOI)や懸念される変異株(VOC)と分類されると、アルファやデルタなどギリシャ文字を使った名称が付く。例えば、国内で数十件見つかっている「デルタプラス」もデルタ株の系統株の一種で、スパイクたんぱく質に、抗体から逃れやすい可能性が指摘されている「K417N」変異がある。

> これとは別に、東京医科歯科大病院に今年6~7月ごろに入院していた患者3人から、国内初の市中感染事例となる系統株が確認された。同大によると、患者にはいずれも海外渡航歴はなかった。この系統株は、スパイクたんぱく質にデルタ株と共通する変異があるのに加え、細胞内に侵入したウイルスが自らの子孫ウイルスを作り出す際に重要な役割を果たすたんぱく質に、従来のデルタ株では見られなかった変異が加わっていることが分かった。

> 武内寛明・同大准教授(ウイルス学)は「現時点でこの系統株が感染拡大に寄与するかどうかの判断は難しい」と慎重な見方を示す一方で、「ウイルスにとって都合の良い変異であれば、より高効率に体内でウイルスを増やせるように変わる可能性がある」と指摘する。細胞に結合しやすくなった変異を併せ持つため、「ウイルスの総合的な能力が上昇するとも考えられ、感染力が強まってくることも否定できない」という。

> 国際的なウイルスデータベース「GISAID」によると、この系統株の感染事例は、世界では18日時点で17万件に迫っており、徐々に拡大しつつある。今後細かい解析を進めていくことで、国内でもさらに見つかる可能性がある。

> 水谷哲也・東京農工大教授(ウイルス学)は「系統株も含めデルタ株の感染拡大を食い止めなければ、ウイルスに都合の良い変異が次々に生まれてしまう。ウイルスのゲノム解析を進め、警戒すべき変異なのかどうかを見極めていく必要がある」と話す。

> 感染者が多ければ、ウイルスが変異する機会は増え、新たな変異株も出現しやすくなることに注意が必要だ。ワクチンによって免疫を獲得する人が増える中では、その免疫をかいくぐるウイルスがはびこりやすくもなる。現在接種が進むワクチンはデルタ株に対応したものではないが、デルタ株で感染予防効果はどの程度下がるのか。現時点でははっきりしない。

> 米国立アレルギー感染症研究所などは12日、米科学誌サイエンスで、米モデルナ社製ワクチンは接種から半年後でもデルタ株などに効果があったと発表した。2回接種者24人の血液を使い、人工的に作製したウイルスを使って効果を調べた結果、デルタ株で96%の血液で人工ウイルスの感染力を失わせる効果が確認されたとしている。一方、米CDCによると、米マサチューセッツ州で7月に発生したクラスター(感染者集団)では、感染者の74%がワクチン接種完了者だったという。ただ入院率は1・2%にとどまり、重症化は防止できたという。

> 大橋順・東京大教授(集団遺伝学)は「変異に合わせたワクチンの改良は技術的に難しくないが、変異するスピードに配給が追いつかなくなり、感染を抑え込めないという悪循環に陥る恐れがある」と指摘。2回目のワクチン接種を済ませた人の免疫を持続させるために米欧などで3回目接種をする動きが拡大していることについては「2回接種を受けても、時間の経過に伴い体内で作られる抗体が少なくなってきた人には効果がある。接種を受けるなら変異株に対応したワクチンが望ましいが、供給が間に合わないなら既存のワクチンを使うしかない」と話す。

> 今後、新たな変異によるリスクを下げるためにはどうしたらよいのか。

> 中川草・東海大医学部講師(ゲノム科学)は「これだけ広い地域にデルタ株が広がると、この株をベースにした変異に注意する必要がある。ワクチン接種が進んだ国など、特定の地域で特徴的な変異が広がっていないか注視する必要がある。感染力や免疫からの逃避に関わる部分のアミノ酸に変化がないか調べることが大切だ」と強調する。また南米を中心に流行している「ラムダ株」の感染者が7月に国内で初確認されるなど、デルタ株とは異なる新たな変異株が登場する可能性も十分にあり「ウイルスのゲノム解析をできるだけ多く実施するなど、新たな変異株を早期に見つけて防疫体制を構築するなどの対策が欠かせない」と話した。


<参考=「何がほかと違うのか 変異の詳細で見えたデルタ株「最強」の理由」(毎日新聞有料記事、8月23日)>