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雑談<NO.265>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.266
2482 ≪新型コロナ≫あの岩手県でも累計2780名の感染者が 磯津千由紀 21/08/26
2481 ≪新型コロナ≫ロックダウン「現在の法律ではなかなか難しい」 菅首相 磯津千由紀 21/08/26
2480 ≪新型コロナ≫菅首相「明かりは見え始めている」 ワクチン「デルタ株にも効果」 磯津千由紀 21/08/26
2479 <コロナ考>コロナウィルスの学術論文数、2020年の日本は、14位。 シバケン 21/08/25
2478 工藤会トップ死刑判決に市民「組員暴れないか不安」「一区切り」 磯津千由紀 21/08/25
2477 ≪新型コロナ≫ワクチンを接種してても感染する「ブレークスルー感染」の件 磯津千由紀 21/08/25
2476 ≪新型コロナ≫ようやく国・都が歩調あわせ、病床確保を要請 磯津千由紀 21/08/23
雑談NO.264

NO.2476 ≪新型コロナ≫ようやく国・都が歩調あわせ、病床確保を要請<起稿 磯津千由紀>(21/08/23)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/23 (Mon) 23:15

 こんばんは。


 初めて国が、民間病院に病床確保を要請しました。


> 国が初めて、医療機関に対して新型コロナウイルス患者の病床確保を要請した。「総力戦で臨む」(小池百合子東京都知事)と、一般医療の制限を都内の全医療機関に求めるほどの対策が必要となった背景には、感染爆発で患者が急増し、入院を待つ自宅療養者が増えていることがある。

> これまで大阪府や奈良県など府県や政令市が単独で要請を出していたが、厚労省との連名は初めて。厚労省と都は水面下で交渉し、厚労省幹部は「東京は感染者が一番多く、全国に波及しやすい。国が出ることで病床確保が進むなら一緒にやる」と要請に前向きな姿勢をみせてきた。

> 都の医療提供体制は、数値よりも実態は厳しい。都の病床使用率は68%(23日現在)とまだ受け入れの余裕があるようにみえる。一方で自宅療養や入院調整中などの人は3万6635人(同)に上り、療養中に死亡する患者も目立ち始めた。

> この数字上のギャップは、インドで確認された感染力が強い変異株「デルタ株」による「患者層の変化」が影響している。これまで入院対象となっていた主に60代以上はワクチン接種によって減り、変わってワクチン接種が進んでいない40~50代の重症患者が増えてきた。

> 60代以上の患者は入院が長期化する傾向にあったが、40~50代は1週間程度で回復することもある。ただ、入院期間が短い場合も、厚労省幹部は「40~50代は延命の見込みが高く、治療に時間をかけたり、検査の頻度も高くなったりする。その分、人手がかかり、医療従事者の消耗も激しい」と指摘する。重症者や中等症の患者を受け入れる都内の病院関係者は「退院でベッドが空いたからといってすぐに次の患者が使えるわけではなく、受け入れの準備が必要だ。入院期間が短いと、一つのベッドにかかる手間が増える上に、同じ日に『1人入院、1人退院』した場合、数字の上では患者は1人だが、実際に使っているベッドは二つだ」と明かす。

> さらに、都が確保した病床の中には、軽症者の受け入れを想定した人員配置をしている病床も多く含まれているとみられ、中等症や重症者に対応できない可能性が高い。都内の医療提供体制に詳しい専門家は「東京都が確保している約6000病床のうち、中等症患者を診られない病床は1000床ぐらいある」と指摘する。

> これは厚労省が今春に病床確保計画を「第3波の2倍の感染者」を想定して見直すよう求めたことが影響している可能性がある。厚労省幹部も「とにかく病床を確保してもらった。全国で事情は同じだが、東京は結果的にそういうケースが多いかもしれない」と話す。

> 東京都には医療機関が多く集まるにもかかわらず、病床確保が思うように進まない一因として、厚労省幹部は「政策医療は大学病院や都立病院が中心で、これまで都と民間病院が連携したことはあまりなかった。民間病院も多く、競争が激しく協調関係が成り立ちにくかった」と明かす。さらなる病床上積みは「一般診療をさらに止めない限りは難しいかもしれない」と話す。【神足俊輔、金秀蓮、阿部亮介】


<参考=「デルタ株感染爆発で自宅療養増 ようやく国・都が歩調あわせ要請」(毎日新聞有料記事、8月23日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/24 (Tue) 02:23

副題=病床確保へ「総力戦」 国と東京都が医療機関に協力要請(毎日新聞、8月23日)

 こんばんは。


 上の記事と微妙に違います(食い違ってはいない、言及事項の違い)ので。
 上の投稿で私は「病床確保を要請」「民間病院に要請」と書きましたが、訂正いたします。実際には、要請は診療所や医療従事者養成機関等にまで及ぶもので、まさに総力戦です。


> 厚生労働省と東京都は23日、改正感染症法に基づき、都内の医療機関に対して新型コロナウイルス患者の受け入れや病床確保、宿泊療養施設への人材の派遣などを要請した。感染拡大に伴い逼迫(ひっぱく)する医療体制への対応で、国が要請したのは初めて。

> 要請は同日昼に田村憲久厚労相と小池百合子都知事が会談し、正式に決まった。会談後、報道陣の取材に応じた小池氏は「デルタ株という猛威に総力戦で臨む必要がある。都内のすべての病院、診療所、医療従事者に要請する」と述べた。田村氏は「厳しい状況を乗り切るためにも更なるお力添えをいただきたい」と求めた。

> 要請では「不急の入院・手術の延期」など、一般医療の制限をした上での協力を求めた。新型コロナ患者を受け入れている入院重点医療機関などには「最大限の入院患者の受け入れや更なる病床確保」を依頼。それ以外の病院には「医療機関や宿泊療養施設の運営、人材派遣」のうち少なくとも一つ、診療所には「人材派遣、コロナ患者の在宅医療、ワクチン接種」のうち少なくとも一つの協力を求めた。また大学医学部、看護学校など養成機関にも、人材派遣やワクチン接種への協力を要請した。

> これまで大阪や奈良、静岡、茨城の4府県と札幌市が単独で病床確保を要請した例があるが、国が要請したのは初めて。厚労省幹部は「国が要請に名前を連ねたのは、『この局面は総力戦だ』というメッセージもある」と話す。

> 都のコロナ病床は将来の使用を見込む確保病床を合わせ6406床あり、利用可能な病床(5967床)に対する入院患者は4034人(使用率68%、23日現在)。都は「1床でも多くの病床の確保」を目指すものの、都内の医療機関は「ギリギリの努力」(都幹部)でベッドや人材をコロナ病床に充ててきたといい、上積みができるかどうかは見通せない。

> 同法では医療機関が国や知事の要請に正当な理由なく応じなければ、より強制力のある「勧告」に切り替えることができ、それでも従わない場合は病院名を公表できる。【神足俊輔、金秀蓮】

<参考=「病床確保へ「総力戦」 国と東京都が医療機関に協力要請」(毎日新聞、8月23日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/25 (Wed) 04:12

<参考>


<参考=雑談NO.2473 ≪新型コロナ≫≪医療崩壊≫自宅療養者急増 滞る支援 食料「1000人待ち」届かず>(起稿21/08/21)
2021/08/25 (Wed) 02:29<副題=東京で自宅療養患者1160人が救急搬送されず 16~22日(毎日新聞、8月24日)>
寄稿磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64) 2021/08/25 (Wed) 02:29


NO.2477 ≪新型コロナ≫ワクチンを接種してても感染する「ブレークスルー感染」の件<起稿 磯津千由紀>(21/08/25)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/25 (Wed) 00:02

 こんばんは。


 「ブレークスルー感染」を理由にワクチンを忌避する動きがあります。
 確かに、ワクチンを接種しても抗体値が上がらなかった人がいるのは事実です。
 しかし、ファイザーやモデルナのワクチンの有効率は95%前後と言われており、5%前後の人には効かないことがあるものの残りの人たちには効果があるのです。また、ワクチン接種の副反応にはフェータルなものは殆ど報告されていません(ワクチン接種後に死亡した人がいるのは事実ですがワクチンのせいではないものが殆ど全てだと考えられています)。
 即ち、ワクチンを打つことの、リスクよりもベネフィットのほうが、遥かに大きいのです。
 下記の週刊誌記事の前半などで扇情されてワクチンを忌避する人が多いのは、困りものです。「嘘」は吐いてないですが明らかに読者を「ミスリード」するものです。


> 新型コロナウイルス感染症に対する唯一の対抗手段として期待されてきたワクチンへの信頼が揺らいできた。

> イスラエルや英米仏といったワクチン先進国で感染者が再び拡大し、2度のワクチン接種で抗体が完成したはずの人もその防御が突破され感染する「ブレークスルー感染」が世界中で報告されているからだ。しかも、少なくないワクチンの副反応も報告されている。ワクチン接種は本当に必要なのか?

> ワクチンについて専門家が発言の軌道修正を始めている。

> 米国の新型コロナ対策の責任者で米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長は12日の会見で「免疫が低い人以外は追加接種の必要はない」というそれまでの発言を翻し、「2度では不十分でいずれ全員が3度目のワクチン接種が必要となる」との認識を示した。

> 理由は感染力の強い変異ウイルス・デルタ株の存在だ。従来株よりもワクチン効果が低いことが明らかになったからだ。その結果、ワクチンを接種したにもかかわらず陽性反応が出る「ブレークスルー感染」が増加している。

> 米国疾病対策センター(CDC)は5月以降、ワクチン接種を完了した人については入院または死亡した感染例に絞って調査しているが、7月26日までに6587件のブレークスルー感染を報告している。このうち入院した患者は6239人、死者は1263人だった。米国内では同日までに、1億6300万人がワクチン接種を済ませていた。

> ちなみにブレークスルー感染の約74%は65歳以上のグループで起きていたという。

> また、世界最速のワクチン接種により1日の新規感染者数が1桁までに減少したイスラエルではデルタ株の出現で8000人を超える新規感染者が出ている。そのため2回目接種から5カ月以上経過した人への3回目接種を始めている。

> 日本でも、国立感染症研究所が6月末までの3カ月間に67人確認されたことを報告している。

> 70%の人がワクチン接種をすれば残り30%の人がワクチン接種できなくても守られる、とする集団免疫について、政府のコロナ分科会の尾身茂会長は8月11日のNHKの番組で「希望者全員がワクチン接種を済ませても集団免疫を獲得するのは難しい」と発言している。

> 政府のワクチン接種スケジュールによると、8月9日時点で65歳以上の高齢者の81.6%が2回目接種を終えており、12~64歳に対しても11月半ばまでには希望者全員が接種を終えることになっている。

> つまりは日本で集団免疫が完成するであろう時期になって「集団免疫は難しい」というのだ。これでは、ワクチンに不信感を持つ人が出てきても不思議はないのではないか。


> ■自分で考え、自分の責任で接種

> しかも、ワクチン接種後の死亡報告事例が1000件に迫りながら、因果関係が明らかになったのはゼロ。その他の副反応も多数報告されながらもハッキリした因果関係はわかっていない。弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長がいう。

≫ 「結論を言えば、ワクチンを打つメリットは依然としてあると考えています。そもそもワクチンの本来の目的は感染しても重症化しないですむことにあります。仮にデルタ株に対するワクチン効果が90%台から60%台に下がったとしても、効果を否定するものではありません。現時点ではワクチンには効果があり、新型コロナから身を守る有効な手段だと考えています」

> ワクチンの効果は東京都のワクチン接種者と新規感染者、入院者の年代別の割合を示した資料を見ると明らかだ。

> 例えば、8月1日現在で65歳以上のワクチン接種者は84%(うち2回完了者は75%)。

> 一方、新規感染者のうち65歳以上の割合はワクチンクーポンが高齢者に配られ始めた4月20~26日の11.4%を境に右肩下がりになり、7月27日~8月2日では2.7%に低下している。入院患者の中の60歳以上の割合は今年2月の70%が、7月28日に22%となっている。

≫ 「ただし、ワクチン接種は自分がうつらない・うつさないために行うものです。自身の判断・責任で接種を決めることが大切です。副反応については件数に関係なく現実に起きている以上、注意が必要です。どのような人に副反応が出やすいのか、接種後はどのように過ごすのか、どのくらいの期間安静にしておくべきか。十分に情報を集め、体調によっては接種を延期する慎重さが必要だと思います」(林院長)


<参考=「ブレークスルー感染が世界で増加中 ワクチン接種は本当に必要なのか?」(Yahoo!ニュース・日刊ゲンダイDIGITAL、8月20日)>
<消滅・21/09/27>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/25 (Wed) 00:18

 追伸です。


 TBSニュースです。ちょっと古いですが。


<参考=「【解説】ワクチン効果ない?「ブレイクスルー感染」拡大も抑制できない?[新型コロナ]【Nスタ】」(YouTube・TBS、8月9日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/25 (Wed) 03:29

副題=但し、新型コロナのワクチンのリスク(致死率)は他の一般的なワクチンよりも一桁は高いことは事実

 こんばんは。


 少し古い記事で、探すのに手間取りました。

 「611万人余りの接種者に対し、死亡者が85人ということは、100万人あたり約14人が死亡していることになります。これは日本で定期接種に分類されている他のどのワクチンよりもはるかに高い数字です。通常、ワクチンは100万人に1人に重篤な副反応が出ると説明されます。」
 「もちろん死亡者のなかには、ワクチンとは関係なく、つまり先述の米国の研究が示すような、ワクチンに無関係の『寿命』であった人もいるかもしれません。しかし、それならば、死亡者の報告数は、他のワクチンと同等の数字になるはずです。他のワクチンでこれほど多くの死亡が報告されず、コロナワクチンのみ大勢が死ぬことには理由があるはずです。」

 「ただし『100万人に14人でもまだ少ない』という考えもないわけではありません。行政や公衆衛生学者の視点からは、ワクチンを認可せずに大勢の国民がコロナで死亡するよりも、ワクチン接種後に“ある程度の”死亡者が出たとしても、ワクチンで助かる人が多ければ、そちらの方がいいわけです。つまりある程度の死亡は“許容範囲”とみなされるのです。彼(彼女)らは、あなた個人のことではなく、国民全体のことを考えているのです。」
 「コロナ禍の今、『理解』しなければならない事実のひとつは『非常事態が続いている』ことです。非常事態が続いているからこそ、十分な治験期間を経ていない、開発されて間もないワクチンが、長期的な安全性には目をつぶり、世界中の大勢の市民に接種されているわけです。ですから、新型コロナのワクチンは他のワクチンよりもリスクが高くて当然、つまり『リスクが高いことを前提としたワクチン』なのです。」

 此れらを理解したうえで、私はリスクよりもベネフィットが遥かに上回ると判断して、接種しました。


> 私が院長を務める太融寺町谷口医院の患者さんのみならず、医療プレミアの読者の方々からも「新型コロナウイルスのワクチンは打つべきでしょうか」という質問がたくさん寄せられています。この連載で何度もお伝えしているように、ワクチンの基本は「理解してから接種する」です。これは裏を返せば「理解した上で接種しない」という選択肢もあるということです。では、新型コロナウイルスに対するワクチンではどう考えればいいのでしょうか。

> 2月18日に毎日新聞大阪本社で開催した私の講演では、てんびんのイラストを示し、リスクとベネフィット(利益)のどちらが重いかを検討すべし、という話をしました。講演した当時は、新型コロナワクチンの副作用(副反応)についてはよく分かっていませんでしたが、その後いろんなことが明らかになりました。今回は、現時点で分かっているワクチンのリスク及び有効性を確認した上で、改めてワクチンの原則「理解してから接種する」ということを考えてみたいと思います。


> 接種後の死者55人は「評価不能」

> リスクからみていきましょう。厚生労働省が5月26日に公表した資料によると、5月21日までにファイザー社製のワクチンを接種した611万人余りのうち、25歳から102歳の男女85人の死亡が確認されています。このうち5月16日までに報告があった55人について、同省は専門家に評価を依頼しました。そして55人全員について「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できない」との結論を受け取っています。

> この「評価できない」は、平たくいえば「死亡が副反応であるのかないのか分からない」という意味です。リンク先の資料には、他に考えられる評価結果として「ワクチンと症状名との因果関係が否定できない」(副反応だろう、ということ)と、「ワクチンと症状名との因果関係が認められない」(副反応ではない、ということ)が挙げられています。「評価不能」は、このどちらでもないのです。※編集部注。

> そして、この専門家の評価を受け、政府(厚労省)は「ワクチンの接種体制に影響するような重大な懸念は認められない」としています。

> この連載の読者の方にはお分かりいただけると思いますが、私はこれまでコロナに関する行政の発表や方針を否定的に論じたことはほぼありません。「後で間違いであることが分かったとしても、そのときにはそう判断せざるをえない理由があったと考えるべきで、非常事態には政府を応援すべきだ」という意見を繰り返し述べてきました。


> 「100万人に14人」の死者は多いか少ないか

> しかし、今回ばかりは政府の見解に納得できません。611万人余りの接種者に対し、死亡者が85人ということは、100万人あたり約14人が死亡していることになります。これは日本で定期接種に分類されている他のどのワクチンよりもはるかに高い数字です。通常、ワクチンは100万人に1人に重篤な副反応が出ると説明されます。つまり、この時点でコロナワクチンは他の一般的なワクチンに比べて桁違いに「安全でない」と言えるわけです。

> ただし「100万人に14人でもまだ少ない」という考えもないわけではありません。行政や公衆衛生学者の視点からは、ワクチンを認可せずに大勢の国民がコロナで死亡するよりも、ワクチン接種後に“ある程度の”死亡者が出たとしても、ワクチンで助かる人が多ければ、そちらの方がいいわけです。つまりある程度の死亡は“許容範囲”とみなされるのです。彼(彼女)らは、あなた個人のことではなく、国民全体のことを考えているのです。

> それから、この手の議論になると必ず出てくる理屈に「ワクチンを打っても打たなくても死ぬ人は死ぬ」というものがあります。たしかに、ワクチン接種にかかわらず日本では毎日4000人弱の人が他界しているのですから、そういう“運命”の人が、たまたま寿命が尽きる直前にワクチンを打っていたということもありえます(ただし、厚労省が「副反応の疑い」として報告を求めているのは、アナフィラキシー以外の場合、「医師が予防接種との関連性が高いと認める症状<死亡も含む>」なので、明らかにワクチンと関係ない死亡は、本来なら報告されないはずです)。


> 死者が問題視されない場合

> この“運命”を示した研究もあります。医学誌「American Journal of Preventive Medicine」の2013年7月1日号に掲載された論文「ワクチン接種を受けた集団における死亡率と死因のパターン(Mortality Rates and Cause-of-Death Patterns in a Vaccinated Population)」によると、75歳から84歳までの10万人の米国人のうち、23人が予防接種後1週間のうちにさまざまな要因で(つまりワクチンとは関係なく)死亡していました。

> もう一つ、このことを示した興味深い事例を紹介しましょう。2020年に韓国でインフルエンザワクチンを接種した直後に30人以上が死亡したことが報道されました。同時に、ワクチンの管理が一部でずさんだったことが分かり、一部のワクチンが回収され、またシンガポールは韓国製ワクチンの使用を一時的に取りやめました。しかし「韓国製のワクチンは危険」という声は、比較的短期間でおさまりました。おそらく行政や公衆衛生学者がきちんと説明し、亡くなった30人の死因はワクチンに関係なかったことを説明したからでしょう。

> では、今現在日本で起こっているコロナワクチン接種後の死亡はどう考えればいいのでしょうか。

> 先述の厚労省のデータによると、専門家が評価済みの55人の死亡例のうち、3人は「老衰」が原因とされています。考えてみてください。あなたの大切な家族が新型コロナのワクチンを接種して数日後に突然死し、それを「老衰」と言われて納得できるでしょうか。もう少ししっかりと死因を調べるべきではないでしょうか。なお、納得できるような状態だったとすれば、大勢の医療者がまだ打てていない貴重なワクチンを、老衰で亡くなるのが間近の高齢者が打つべきなのか、という話につながるかもしれません(もっとも、老衰の中にはまったく予期せず突然……というものも多数あるのは事実ですが)。

> ちなみに、ワクチンが原因で死亡すれば、遺族は4420万円の補償を受け取れますが、老衰ではもちろんゼロです。


> 納得できない事例

> もう一つ、私が厚労省の見解に納得できない事例を挙げましょう。厚労省の資料の18ページで「事例2」として26歳の女性の死亡が報告されています。資料によると、この女性は基礎疾患なし。死後の検査で、死因は「小脳出血」と「くも膜下出血」と判明しました。週刊誌の報道などによると、女性は看護師で、出勤するはずの日に自宅で食事をとりながら突然死したとみられます。

> この女性看護師の死が「ワクチンとの因果関係があるとは言えない」のは事実でしょう。ワクチンがどのようなメカニズムで脳内に出血をもたらしたかについて100%の確証をもって説明できる学者はいないからです。ですが「ワクチンとの因果関係はない」と断言することもできないはずです。

> もちろん死亡者のなかには、ワクチンとは関係なく、つまり先述の米国の研究が示すような、ワクチンに無関係の「寿命」であった人もいるかもしれません。しかし、それならば、死亡者の報告数は、他のワクチンと同等の数字になるはずです。他のワクチンでこれほど多くの死亡が報告されず、コロナワクチンのみ大勢が死ぬことには理由があるはずです。

> では、結局のところワクチンは打つべきなのでしょうか、控えるべきなのでしょうか。私の考えは、以前から言い続けているように「理解してから接種する」です。


> 今は非常事態

> コロナ禍の今、「理解」しなければならない事実のひとつは「非常事態が続いている」ことです。非常事態が続いているからこそ、十分な治験期間を経ていない、開発されて間もないワクチンが、長期的な安全性には目をつぶり、世界中の大勢の市民に接種されているわけです。ですから、新型コロナのワクチンは他のワクチンよりもリスクが高くて当然、つまり「リスクが高いことを前提としたワクチン」なのです。

> 新型コロナのワクチンを接種するということは、そのリスクがまだ分からない、つまり安全性が担保されていない物質を体内に注入することを意味します。もちろん、一方では高い有効性が報告されています。米食品医薬品局(FDA)が20年12月に発表した報告では有効率が94.5%とされ、この数字が極めて高いのは事実です。

> これだけ強い感染力を有し、若者でさえも重症化し得る新型コロナウイルスのワクチンを接種しないということは「大きなリスク」と言えるでしょう。一方、他のワクチンよりも死亡する確率が桁違いに高く、安全性が担保されていないワクチンを打つのもまた「大きなリスク」と言えます。打つのもリスク、打たないのもリスク、なのです。それが非常事態下でのワクチン対策です。

> ではどうすればいいのか。まずはあなた自身がリスクとベネフィットをてんびんにかけてよく考え、そして大切な人と話し合ってみてください。


> ※編集部注 編集部は、この「情報不足で評価できない」について、厚労省に確認しました。同省によると、この55人については積極的に情報を集めたが、それでもなお「情報不足」になったそうです。ですから今後、情報が増えて「副反応だろう」や「副反応ではない」と新たな結論が出る可能性は薄い、ということでした。


<参考=「新型コロナ ワクチン接種はよく考えて 谷口恭・太融寺町谷口医院院長」(毎日新聞、6月7日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/31 (Tue) 00:47

副題=ワクチン接種後にクラスター 10人中6人が2回済み 旭川の病院(毎日新聞、8月30日)

 こんばんは。


 デルタ株に対してはワクチンの感染予防効果はあるものの効きは悪いといわれています。
 しかし、ワクチンを接種していれば感染しても軽く済むともいわれています。


> 北海道旭川市は30日、脳卒中を患った人などのリハビリテーションを中心に患者のケアをする市内の「森山メモリアル病院」(中島進院長)で、患者と職員計10人が新型コロナウイルスに感染するクラスター(感染者集団)が起きたと発表した。このうち6人は、米ファイザー社製ワクチンの2回の接種を終えていた。接種完了後の「ブレークスルー感染」によるクラスターは珍しいという。

> 同院によると、建物は4階建て。クラスターは回復期のリハビリテーション病棟として54床がある3階で起きた。3階で勤務する職員1人の陽性が28日に判明し、3階の患者53人と職員48人をPCR検査した結果、高齢の患者5人と職員5人の陽性が判明した。

> 同病院では職員の9割、患者の7割のワクチン接種が完了しているという。【土屋信明】

<参考=「ワクチン接種後にクラスター 10人中6人が2回済み 旭川の病院」(毎日新聞、8月30日)>


磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/01 (Wed) 18:49

副題=ワクチン2回接種後に「まさか」 増える「ブレークスルー感染」(毎日新聞有料記事、9月1日)

 こんばんは。


 増えてるそうです。


> 新型コロナウイルスのワクチン接種が進むにつれ、ワクチンを2回接種しながらコロナに感染する「ブレークスルー感染」の報告例が増えている。8月に感染し、宿泊療養施設に一時入所した福岡市の男性が毎日新聞の取材に応じ「2回接種後も気をつけていた。まさか自分が感染するとは思わなかった」と語った。

> 福岡市の50代の自営業男性が体調に異変を感じたのは8月下旬。せきが出て「夏風邪かな」と思ったが、翌日になって熱を測ると37・8度だった。念のため病院を受診しPCR検査を受けた結果、新型コロナの陽性が判明した。

> 男性はファイザー社製のワクチンを接種し、7月下旬に2回目を終えていた。2回目の接種から2週間以内で体内に抗体が十分にできるとされるが、男性は発症時点で3週間余りたっていた。この間、福岡県内では8月2日にまん延防止等重点措置が適用され、20日には緊急事態宣言も発令された。感染が急拡大する中、男性は2回接種後も事務所と自宅を車で往復する日々を送り、家族以外とは会食もしていなかった。「感染経路はまったく思い当たらない」と振り返る。

> 感染後、持病がある男性は保健所の指示で宿泊療養施設に入所。発熱は1日だけでその後は平熱に戻り、血中の酸素濃度も正常だったため発症から10日後に退所した。現在は軽いせきが残る程度だという。ただ、濃厚接触者だった妻と2人の子供のうち、ワクチン未接種の子供1人の陽性が確認された。男性は「注意していたつもりでもどこかでワクチンを打ち終わったという油断があったのかもしれない」と悔やむ。

> 国によると、2回目のワクチン接種が終わった人は8月31日現在、全人口の45・1%の約5737万人に達する。一方、8月18~20日の人口10万人当たりの新規感染者数は、ワクチン未接種が88・8人、1回接種が25・2人、2回接種が5・4人。また、この間の新規感染者6万9926人の内訳は、未接種5万7783人(82・6%)▽1回接種3351人(4・8%)▽2回接種2625人(3・8%)▽接種歴不明6167人(8・8%)――だった。

> ワクチン接種を重ねることで感染リスクは大幅に減るものの、「ブレークスルー(英語で「突破する」の意味)感染」の可能性は一定程度残る。北海道旭川市の病院では8月、2回目の接種を終えた職員や患者の間でクラスター(感染者集団)が発生した。福岡市では2回接種後に感染した高齢者が死亡したほか、重い基礎疾患を持つ人が重症化した例もある。

> 久留米大の溝口充志(あつし)教授(免疫学)は「ワクチンの感染防止効果は非常に大きい。ただ疲れなどで免疫機能が落ちたときに、従来株よりウイルス量が多いデルタ株の感染者と接触し、ウイルスに暴露すれば感染するリスクはある。ワクチン未接種の人にうつす危険性も十分にあり、症状が軽いからといって油断してはいけない」と強調する。

> また、ワクチン接種後から時間の経過とともに抗体の量が減少することも指摘されており、政府は免疫を持続させるための3回目の「ブースター(英語で「押し上げる」の意味)接種」の検討も進める。溝口教授は「接種後、時間がたてば感染しやすくなるのは仕方ないが、重症化防止効果はある程度持続する。ただ、高齢者や基礎疾患がある人はもともと免疫力が弱っていることもある。そうした人が今後、感染して重症化しないよう、3回目の接種も必要になるだろう」と話す。【吉住遊】

<参考=「ワクチン2回接種後に「まさか」 増える「ブレークスルー感染」」(毎日新聞有料記事、9月1日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/13 (Mon) 17:39

<ロシアから世界を見る コロナワクチンを2回接種したのに感染 それでも感じた効果とは 前谷宏・モスクワ支局長(毎日新聞、7月18日)>

 こんにちは。


 少し古い記事ですけど。


> 私はこの夏、ロシアで新型コロナウイルスに感染した。5月17日付の当コラム<ロシア製ワクチン「スプートニクV」を打ってみた>で報告したように、私はロシアの新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の接種を3月に2回受けていた。それだけに信じられない気持ちも強かったが、ワクチンを接種しても感染する事例は世界各地で起こっており、珍しいわけではない。

> 一方で、後述するように症状は軽く、命を守るというワクチンの基本的な効果も実感した。新型コロナとの闘いが長期化する中、ワクチン接種を受けるかどうかを判断する参考になればと思い、自分の経験を記しておきたい。


> 信じがたい「陽性」の結果

> 最初に体調の異変を感じたのは6月30日の朝だった。目覚めてしばらくたった後も妙に体が重い。最初は「疲れがたまっているのだろう」と思った。その前の数週間、多くの原稿を抱えていて、週末もずっとパソコンとにらめっこする日々が続いていた。前日の夜には「気分転換のため」と9キロほど自宅のそばをジョギングし、その後にはビールやワインも飲んだ。「疲れているときに無理をしてはいけないな」。そんなことを考えながら、モスクワ支局に出社し、倦怠(けんたい)感の中で仕事を続けた。午後になると、軽い寒けも覚えたが、体温はまだ36度台後半だった。念のために日本から持ってきた市販の風邪薬を飲んで、この日は早めに床に就いた。

> だが、翌日も体調は戻らない。昼過ぎには体温が37度を超え、仕事をやめてベッドに横になった。「もしかして、新型コロナウイルスに感染したのではないだろうか」。そんな不安に襲われた。しかしワクチン接種を2度受けてから既に3カ月以上経過している。「風邪だろう」と自分に言い聞かせた。

> しかしその後、体温が上がったり下がったりを繰り返した。どうも普通の風邪とは違うようだとも感じ始めた。その次の日も熱は引かず、昼前に体温が38度近くまで上がった。

> ここで支局の助手に連絡し、近くでPCR検査を受けられる場所を探してもらった。ただ、ロシアでコロナの感染拡大が続く中、どこの検査機関も保健当局の指示で発熱などの症状を抱える患者の来院を断っていた。自宅への出張検査も予約が詰まっており、どこの機関も「いつ検査員を派遣できるか分からない」と言う。

> とりあえず一番早く来てもらえそうな検査機関に予約を入れた。じりじりする思いでベッドに寝ていると、自分で感染の有無を調べることができるという抗原検査キットを助手が薬局で買ってきてくれた。綿棒を鼻孔の奥に入れて粘膜を採取し、溶液に混ぜた後、試薬が塗られた部分に垂らすだけ。線が2本出れば陽性、1本だけなら陰性という仕組みだという。早速試してみると、無情にもすぐに赤い2本の線が浮かび上がってきた。「何かの間違いかもしれない」。この段階でもそう思う気持ちがあった。翌日にはようやく検査員が自宅に来てくれ、検体を採取していったが、結果はやはり「陽性」だった。「ワクチンを打ったのに、まさか自分が」。そんなやるせない思いがこみあげてきた。


> 拍子抜けした症状の軽さ

> 昨秋から冬にかけて感染拡大の第2波が襲ったロシアでは、春以降、感染者数が低下傾向にあった。だが、6月に入ってから首都モスクワなど大都市部を中心に感染者数が再び急上昇を始め、7月4日には1日の感染者が2万5000人に達した。主な原因は、感染力の強いインド由来の変異株「デルタ株」の流行だ。モスクワでは感染者の約9割からデルタ株が検出されているという。

> 私は3月にスプートニクVの2度目の接種を終えた。4月半ばには抗体検査も受けて、自分の体内に免疫が形成されていることも確認していた。だが、どのワクチンも感染予防効果は100%ではない。スプートニクVも臨床試験で、一部で接種後に感染する事例が報告されている。

> このため私は、ワクチン接種後も外出時はなるべくマスクをつけるなどの感染予防策は続けていた。特にデルタ株の流行が始まってからは、ワクチンを接種したのに感染したという事例が周囲でも相次いでいた。最近は公共交通機関を使わず、取材もできるだけオンラインで行うなど、特に警戒を強めていたつもりだった。

> 私は、抗原検査キットで陽性反応が出て感染の可能性があると分かった段階で、まずは直近の2週間に対面で会話した人たちに注意喚起の意味も込めてメールを送った。発症時まで同じ支局で働いていた2人の助手にはすぐに検査を受けるよう指示を出した。しかし、2人とも検査の結果は陰性だった。最近会った人たちも皆、体調に異変はないという。「いったいどこで感染したのか」。そんな疑問が頭に浮かんできた。

> 改めてクレジットカードの使用履歴などで自分の行動を振り返ってみた。不要不急の外出は控えているつもりだったが、仕事の忙しい日に何度か近所の飲食店で外食をしている。なるべくオープンテラスの席を選んでいるつもりだったが、食事の際はマスクを外していた。週に何度か続けているジョギングの際は、苦しいのでマスクをつけていなかった。思い返すと、自分の行動にいくつか「穴」があったことに気づく。冒頭に書いたように、発症の直前には疲れもたまっており、自分の体の免疫力が弱まっていたのかもしれないとも思った。ロシアでは残念ながら、今もマスクをつけるのを嫌がる人が多く、周囲の感染対策も万全とは言えない。「もっと慎重になるべきだった」と自分を責めた。

> 一方で、心配していた新型コロナの症状については、発熱から4日目に体温が平熱の36度台前半まで戻り、せきや鼻水はほとんどなかった。その後、数日間にわたり腹痛や下痢が続き、ベッドで横になる時間も多かったが、1人で耐えられないレベルではない。PCR検査で陽性の結果が出た2日後には、地元の保健当局から派遣された医師が自宅まで来てくれた。血中酸素濃度に問題はなく、聴診でも肺に異常は無かった。「入院の必要はない。次の検査で陰性の結果が出るまでは自宅から出ないように」。医師は私に自宅で2週間隔離を続けるという誓約書に署名させ、ロシア製の抗ウイルス薬を1箱残して帰って行った。

> 発症から1週間がたつ頃には机に座ってパソコンで原稿が書けるくらいにまで回復した。疲れやすさや軽い倦怠感は残っていたものの、自宅から出られないこと以外は日常生活に支障はない。7月14日に受けた再検査では無事に陰性との結果も出た。

> それまでに新型コロナに感染して肺炎になった人や、後遺症が残った人たちの苦しい体験談を読んだり聞いたりしてきただけに、拍子抜けする気持ちすら感じた。


> 重症化を防ぐ効果を実感

> ワクチンは感染を完全に予防できなくても重症化は防ぐことができる――。これは過去にインフルエンザのワクチンなどについて何度も聞いてきたことであり、今回の新型コロナのワクチンについても多くの記事の中で読んできた内容だ。実際にコロナに感染し、軽症で済んだことで、改めてワクチンのおかげで重症化を防ぐことができたのではないかという思いが強くなった。

> 「3月にロシアのワクチンを接種しましたが、このたびコロナに感染してしまい、しばらく寝込んでいました。ただ、今のところ軽症で済んでおり、やはり接種可能な人はワクチンを打っておいた方が良いと考えています」

> 7月9日にツイッター上でそう報告すると、4600件を超える「いいね」がついた。「ワクチンは、重症化させない性能が一番大切」。そんな反応が多数返ってきた。だが、中には「(ワクチンを)打ってもかかるんだったら、打つ必要はない」「軽症だったのはワクチンのおかげ、となぜ分かるのだろう」とワクチンの効果に疑問を投げかける声もあった。

> 確かに私一人の体験ではワクチンの効果について証明するには不十分だと思う。ここでいくつかデータを挙げておきたい。ワクチンの1度目の接種を終えた人が人口の7割近くに達している英国では、デルタ株の流行により7月に入ってから1日の感染者数が3万人を超えているが、死者数は多くても1日50人程度にとどまっている。ワクチンの接種が進む前の今年1月に英国由来のアルファ株が流行した際には、死者数が最大で1日1800人を超えていた。ワクチンの接種が進んだことにより、感染力がより強いデルタ株の流行下でも、死に至るような重症化をかなりの程度で防ぐことができているのが分かる。

> 米国の新型コロナ対策を主導したファウチ国立アレルギー感染症研究所長も7月4日、米メディアのインタビューで、6月に米国で新型コロナによって死亡した人の99.2%がワクチン未接種者だったことを明かしている。ファウチ氏は「どのワクチンも完全ではない。だが、入院や死亡について語るなら、その大部分は(ワクチン接種によって)避けたり防いだりすることができる」と強調している。


> 重症化率や死亡率は接種で低下

> ファウチ氏が語るようにワクチンは完全ではない。特にデルタ株の流行が世界的に広がる中、ワクチンの感染予防効果が低下しているという報告も出ている。ワクチン接種の「先進国」の一つ、イスラエルの当局は、デルタ株の流行が始まった6月以降、米ファイザー社製の新型コロナワクチンの有効性が従来の95%から64%に低下したと発表した。

> 一方で、ワクチンによる重症化を防ぐ効果はデルタ株の流行後も変わっていない。イスラエルでは接種を受けた人の重症化を防ぐ効果は従来と同じ93%のままで、変わらなかったという。ロシアでも、スプートニクVを開発した国立研究所の研究者は、変異株によってワクチンの感染予防効果が下がることを認めているが、スプートニクVの接種を受けた人が重症化する割合は、未接種者の14分の1程度だと指摘している。

> ロシアではデルタ株の流行後、従来のワクチン2回接種では抗体の効果が不十分な場合があるとして、接種完了から半年後を目安に3度目の接種を受けることも推奨されている。ロイター通信によると、米ファイザー社も7月8日、半年ほどで「抗体が弱まり、再感染のリスクがある」として3回目の追加接種(ブースター接種)の許可を米当局に求める方針を明らかにした。このブースター接種については、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長がワクチン未接種者への接種を優先すべきだという考えを明らかにするなど、否定的な意見も広がっている。ウイルスの変異が続く中、限られたワクチンをどう活用するかという議論はこれからも続くだろう。

> 一方で、これまでも繰り返してきた通り、従来通りのワクチンの接種回数でも、死に至るような重症化をかなりの確率で防ぐことができることは、世界で蓄積されてきたデータが示していると思う。重症化を防ぐことで、自分の命を救うだけでなく、病床の占有率を減らし、ほかの重症患者が十分な治療を受けることにもつながるかもしれない。ワクチンには一定の感染予防効果もあるため、周囲の人にウイルスをうつすことを防ぐことにもつながる。

> 新たに開発されたばかりの新型コロナワクチンの効果を疑問視する声が出るのも分からないではない。私のように接種後に感染してしまうこともある。接種によってまれに血栓症や心筋症などの重い副反応が起こることもある。因果関係が不明なことが多いが、接種を受けた人が時間をおかずして死亡する例も報告されている。最終的には、こうしたリスクも踏まえて個々人が判断することだ。

> だが、一度肺炎を起こすまで重症化してしまえば、長い入院治療が必要になるし、長期にわたって後遺症に苦しめられる人もいる。多くの専門家も、接種による副反応のリスクと発症や重症化を防ぐメリットを比べれば、メリットの方が大きいという立場を取っている。健康に大きな問題がないなら、受けておいた方が自分や周囲の命を守ることにつながるのではないか。それがワクチン接種後に感染してしまったが、すぐに回復できた私の率直な思いである。

<参考=「ロシアから世界を見る コロナワクチンを2回接種したのに感染 それでも感じた効果とは 前谷宏・モスクワ支局長」(毎日新聞、7月18日)>


NO.2478 工藤会トップ死刑判決に市民「組員暴れないか不安」「一区切り」<起稿 磯津千由紀>(21/08/25)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/25 (Wed) 02:07

 こんばんは。


 暴力団のトップに死刑判決が下されました。画期的です。


> 市民を何度も恐怖に陥れてきた特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)のトップ2人に厳しい刑が言い渡された。市民襲撃4事件で2人に死刑と無期懲役が言い渡された24日の福岡地裁判決。工藤会壊滅を目指した「頂上作戦」の着手から7年となる前の大きな節目に、市民、捜査関係者は暴力団排除に向けた決意を新たにした。


> 負のイメージに苦しむ街、消えぬ恐怖

> 「工藤会」が活動拠点を置き、一般人への襲撃が繰り返されるなど数々の事件が起きた北九州市。「首謀者」と認定されたトップの極刑判決を、街の人々は特別な思いで受け止めた。

> 2003年に系列組員が小倉北区のクラブ「ぼおるど」に手投げ弾を投げ込み、従業員ら十数人が重軽傷を負った事件。被害に遭った女性の一人は「許すことはできない」と話した。判決については「不安が一つ取り除かれた半面、(判決を不服とした野村被告らの言動を知った)組員が暴れたりしないか不安だ」と率直な心情を明かした。

> 事件は女性がフロアで接客中の03年8月18日午後8時ごろに起きた。店は暴力団追放運動に取り組んでいた男性が経営しており、投げ込まれた手投げ弾で一生背負う傷を負った同僚もいる。当時の恐怖は今も消えていないが、女性は「みんなで立ち上がって『ノー』を言い続けるしかないと思う」と声を振り絞った。

> 12年8月には、暴力団組員の立ち入りを禁じる標章を掲げた飲食店が入る小倉北区のビル2棟でエレベーターが放火され、15年に系列の組幹部ら8人が起訴された。被害者の70代男性は「工藤会がいたために、事件が起き、その結果、企業も北九州への進出を避けて街は寂れてきた」と語る。

> 工藤会による相次ぐ事件で街は「負のイメージ」に苦しんだ。だが、14年9月の両被告の逮捕で始まった「頂上作戦」など警察の徹底した捜査や本部事務所の撤去を経て、「治安が良い」と感じる市民は20年に9割近くに。男性は「裁判が何年かかるか分からないので気は緩められないが、一つの区切りとして安心できる」と判決を評価した。

> 北九州市の北橋健治市長は「昨年の本部事務所の撤去に続き、市の暴力団追放運動の大きな節目となる」とのコメントを出した。


> 頂上作戦へ追い風、県警「通過点」

> 工藤会トップへの死刑判決を受け、福岡県警の野村護本部長は「判決はあくまでも通過点で、いささかも手を緩めることなく総力を挙げた対策を徹底する」とのコメントを出した。2014年9月、トップの野村悟被告らの逮捕で始まった県警の「頂上作戦」は壊滅という宿願に向け、大きな追い風を得た形だ。

> 工藤会はピーク時、1210人(08年)の勢力を誇る組織で、市民も含めて見境なく襲撃する凶悪さから12年に全国唯一の特定危険指定暴力団に指定された。弱体化を狙う県警は、幹部の摘発を進める一方、資金源を断つ対策なども強化。10年には利益供与した事業者への罰則を全国で初めて盛り込んだ県暴力団排除条例が施行され、資金獲得に行き詰まった組員の離脱が進んだ。さらに壊滅を狙って頂上作戦に着手した。

> こうした対策の結果、20年末の勢力は往時の3分の1に近い430人にまで減った。若手の加入もなく、平均年齢は52・9歳と高齢化が続いている。地元の恐怖心も和らぎつつあり、北九州地区で暴力団の立ち入りを禁じる標章を掲げる店も近年は増加傾向にある。

> 野村本部長はコメントで組員らに「勇気を持って会と決別し、更生の道を歩んでほしい」と離脱を呼びかけた。頂上作戦の着手を指揮した当時の樋口真人本部長もこだわった更生実現の意欲を改めて強調し、頂上作戦は一つの節目から新たなスタートを切った。


> 判決直後に「生涯後悔するぞ」

> 「極刑の選択はやむを得ない」。午後4時過ぎ、福岡地裁の101号法廷。足立勉裁判長に促され、証言台に立った工藤会の総裁でトップの野村悟被告(74)は、極刑を言い渡されても微動だにしなかった。

> 指定暴力団トップに死刑が求刑された異例の公判が判決を迎えたこの日。地裁には午前8時半ごろから、一般傍聴席23席を求めて475人の長い列ができた。法廷前で私服警察官が警備に当たる物々しい雰囲気の中、注目の判決公判が午前10時に開廷した。

> 午前10時すぎ、足立裁判長は冒頭で主文後回しを告げ、市民襲撃4事件の実行役と、野村被告とナンバー2で会長の田上不美夫(たのうえ・ふみお)被告(65)との共謀を早々に認定。無罪主張が早くも退けられたが、白髪交じりで補聴器を付けた黒いスーツ姿の野村被告はいすに腰掛けたまま淡々とした様子で判決理由に耳を傾けた。

> 表情が曇り始めたのは、休廷を挟んで再開した午後1時過ぎ。野村、田上両被告は公判で自身を「権限がない飾り」と主張し、実権がないと訴えてきたが、判決は「対外的にも組織内でも野村被告が最上位」と言及し、検察側が立証しようとしてきた「上意下達の組織」を追認した時だった。2人は首をかしげながら、ため息をついて天井を見上げる仕草を見せた。

> 検察側の主張を容認する形で読み上げは進み「組織的犯罪としての重大性・悪質性は顕著」と指弾。野村被告に死刑、田上被告に無期懲役が言い渡され、閉廷が告げられるや、野村被告は足立裁判長に向かって「公正な判断をお願いしたんだけどねえ。東京の裁判官になったんだって?」と言い、田上被告が「ひどいなあんた、足立さん」と続ける場面があった。そして最後に野村被告が「生涯後悔するぞ」と言った。

> この日の判決で最後に見せた2人の顔は、市民を恐怖に陥れた工藤会の顔そのものだった。


> 「組織犯罪摘発の壁破った」

> 元日弁連民事介入暴力対策委員会委員長の疋田淳(ひきた・きよし)弁護士(大阪弁護士会)の話 従来は幹部の関与を認定するのに実行犯の具体的な自白が重要とされてきたが、判決は間接証拠の積み上げにより認定している。組織犯罪摘発の壁を破った画期的な判決だ。これまで民事訴訟では暴力団幹部の使用者責任が問える場面はあったが、刑事裁判でのトップ関与の立証は困難だった。今回の判決で捜査当局も積極的に立件しやすくなる可能性がある。暴力団排除の段階がまた一つ上がったと感じる。


> 「共謀判断、今後の運用に注視」

> 園田寿・甲南大名誉教授(刑法)の話 暴力団の共謀を巡る判例では、組長のボディーガード役による拳銃所持で組長の共謀が問えるかどうかが争われた通称「スワット事件」がある。この事件で最高裁(2003年)は上位下達の特殊な集団という前提などを基に共謀を認めており、今回はそれをさらに進めた判決と言える。直ちに企業犯罪に応用されることはないだろうが、強固な組織性を持つ政治集団などへ適用できる考え方でもある。冤罪(えんざい)を生まないためにも、今後の捜査当局の運用法は注視していく必要がある。


> 特定危険指定暴力団

> 2012年10月施行の改正暴力団対策法で新設された。各都道府県公安委員会が企業や一般市民に対し銃撃などを繰り返す指定暴力団を指定する。あらかじめ定められた区域で、みかじめ料(用心棒代)などの不当な要求をした場合、指定暴力団であればまず中止命令を出し、従わない場合にしか逮捕できないが、特定危険指定暴力団はすぐ逮捕できる。さらに事務所が多数の組員の集合場所として使用される場合、事務所使用も制限できる。指定期間は1年で、必要に応じて延長が可能。


<参考=「工藤会トップ死刑判決に市民「組員暴れないか不安」「一区切り」」(毎日新聞、8月24日>
<消滅・21/09/15>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/18 (Sat) 02:41

副題=喫茶店で応酬1時間 工藤会総裁が刑事に語った「真意」(朝日新聞有料記事、3月29日)>(有料記事のため、前半のみ)

 こんばんは。


 トップに死刑判決が下りた後になって、半年前の記事ですけど。
 任侠映画とは全く異なる暴力団の非道さを示したかったので、後半が切れてる状態で投稿しました。


> 北九州市小倉北区のクラブ「ぼおるど」に手榴弾(しゅりゅうだん)が投げ込まれ、従業員ら12人が大けがをした事件から今夏で18年。福岡県警や警察庁で約16年にわたって暴力団対策を担い、現在は県暴力追放運動推進センター専務理事の藪正孝さん(65)に暴力団を壊滅に追い込めない理由や、工藤会の今後を聞いた。


> 未解決の「ぼおるど事件」、現場では

> ――事件発生直後の「ぼおるど」の様子は

> 福岡県警捜査4課の北九州地区管理官だった。夜9時すぎ、帰宅直後に捜査員から連絡を受けた。ソファがひっくり返り、トイレの便器が粉々になっていた。女性従業員の中には顔や手足にひどいやけどを負ったり足首付近が裂けたりした人もいた。手榴弾は「不完全爆発」だった。完全爆発していたら多くの死者が出ただろう。

> ――一昨年末、一緒に現場へ行った際、「(容疑者の男は)犯行をためらったのではないか」と。なぜ

> 防犯カメラ映像だ。男は店に入ったがすぐに出て周辺をぐるっと回り、二度目に入った直後に爆発した。約20人の女性従業員がいたので「やりたくない」と思ったのではないか。

> ――組織の指示は

> 店は組員の立ち入りを拒んでいた。事件の前には工藤会系組員らが店内で汚物をばらまいたり、支配人が何者かに刺されたりする事件が起きていた。絶対服従の組織で命令された可能性があるが、容疑者の死亡で上層部関与の有無などの解明ができなくなった。ぼおるど事件は工藤会壊滅を本気で志すきっかけとなった。

> ――昨年5月に出した著書に事件が頻繁に出てくる。執筆の動機は


> ヤクザがヒーロー、とんでもない

> いまも暴力団に親近感を持つ人が多くいる。「任俠(にんきょう)」や「ヤクザ」を題材にした映画や漫画でヒロイックに描く作品の影響だろうが、全く違う。真の実態を一人でも多くの人に知ってほしいと思った。取り締まる警察に戦える武器を与えてほしいとの願いも込めた。

> ――真実の暴力団とは

> 社会に寄生して犯罪を繰り返す暴力的持続的犯罪組織だ。もめ事解決や災害時の物資支援をとらえて「必要悪」との声もあるが、とんでもない。その原資は犯罪で得たお金でしょ。ましなヤクザはいても、いいヤクザなどいない。

> ――警察は数十年間にわたって「壊滅」を唱えているのに実現しない

> 存在を容認、利用する人が依然としているからだ。トラブル解決のために「みかじめ料」を支払ったり、工事金額の一部を提供したりする人たちがいる。暴力団を必要としている層がなくならない。暴力団をつぶすにはここを徹底的にたたかないといけない。

> ――具体的には

> 資金提供している人や会社の違法行為を捜査で明らかにし、既存法を使って摘発する。敵本体を支える土壌をたたく「間接的アプローチ」という手法だ。

> ――警察の捜査に問題はないのか。暴力団側からの情報収集力低下を感じる

> 内部事情を知っている組員から直接聞くのが王道。組員も人間。直接会って話をすれば有用な情報を得られる。ルールに従うことが大事だが、私が現役時代は捜査員に「時には組員と酒を飲むことも必要」と言っていた。その費用は捜査費で支払う。

> ――2001年発覚のカジノ汚職で摘発された県警の警察官は、指定暴力団首脳からも賄賂を受け取り、捜査情報を漏らしていた。不祥事を嫌う一部の警察幹部が組員との「接触制限指示」をするのはこうした事例があるからだ

> 警察の内部規定に基づき、接触の事実を上司に報告し、得られた情報をきちんと管理したうえで組織として共有、活用することが大事だ。カジノ汚職調査に監察官室の一員としてかかわり、それを痛感した。

> ――工藤会トップで総裁の野村悟被告(74)=殺人罪などで公判中=が20年8月4日の公判で、あなたのことを「まじめな警察官」と述べた。会ったことは?


> ■工藤会トップと一時間

> ある。前任トップの溝下秀男氏(2008年死去)とも会った。意外なことを聞いた。

> 04年5月、私が福岡県警捜査4課管理官の時だ。指定された喫茶店で初めて会った。1時間ほどの雑談で相手は警察批判、こちらは市民襲撃を非難した。最後に「工藤会をここまでにしたが達成感はない。ヤクザにはなりたくなかった」と。真意は分からなかった。

> ――お茶代は?

> 払おうとしたがすでに向こう…


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<参考=「喫茶店で応酬1時間 工藤会総裁が刑事に語った「真意」」(朝日新聞有料記事、3月29日)>(有料記事のため、前半のみ)


NO.2479 <コロナ考>コロナウィルスの学術論文数、2020年の日本は、14位。<起稿 シバケン>(21/08/25)


【シバケン】 2021/08/25 (Wed) 23:52

まあねえ。
これだけ、厚生労働省に足引っ張られての、14位なら、大したモンです。

での、
現在唯今なら、日本国の累積感染者数133万人<!>


<表>
新型コロナウィルス関連論文の国別発表数



>新型コロナウイルスに関する国別の学術論文数で、世界的流行の初年となった2020年の日本の順位は14位だったことが、文部科学省科学技術・学術政策研究所の調査で分かった。新型コロナ対策をめぐっては、国産ワクチンの開発・実用化の遅れが指摘されているが、関連論文発表でも諸外国にリードされていることが浮き彫りになった。

>同研究所が毎年発表している「科学研究のベンチマーキング」の最新版で、2020年に科学誌に掲載された新型コロナに関する論文数(暫定値)を各国別に抽出。論文は国をまたいだ複数の研究者による国際共著が多いため、国ごとの論文への貢献度に対応して数値を補正している。

>それによると、米国(2552本)、中国(2116本)、イタリア(1313本)がトップ3。以下インド、ドイツなどと続き、日本は181本で14位だった。研究開発費の多さから同研究所が科学研究に関する主要国と位置づける7カ国(日本、米国、英国、ドイツ、フランス、中国、韓国)ではワースト2位。

>同研究所によると、新型コロナ関連の論文では、主要国以外でも感染者が多く報告されている国や地域が上位に入っている。自然科学の論文数全体では例年、日本がトップ5以内を維持しているが、全体では日本より下位にいるブラジルなどが新型コロナ関連で上回った。

>各国ごとの新型コロナの感染者数と論文数の詳しい相関関係は不明だが、ほかの感染症に関する各国の論文数を分析してもテーマとなった感染症が拡大している国や地域で発表が多い傾向にある。同研究所は、「感染拡大が論文数増加の何らかの要因になっている可能性がある」とみている。また、デルタ株の流行など今年に入り新型コロナを取り巻く状況が変化し続けていることから、今年末の論文数では順位が入れ替わる可能性もあるという。

<参考=「日本のコロナ論文数は世界で14位、諸外国にリード許す」(産経新聞)>


NO.2480 ≪新型コロナ≫菅首相「明かりは見え始めている」 ワクチン「デルタ株にも効果」<起稿 磯津千由紀>(21/08/26)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/26 (Thu) 01:07

 こんばんは。


 医療崩壊が止まらない中、首相は、楽観的な見方(希望的観測)をしています。


> 菅義偉首相は25日夜の記者会見で、新型コロナウイルス対策について「ワクチンの接種がデルタ株に対しても明らかな効果があり、新たな治療薬で重症化を防ぐことも可能だ。明かりははっきりと見え始めている」と述べた。


<参考=「菅首相「明かりは見え始めている」 ワクチン「デルタ株にも効果」」(毎日新聞、8月25日)>


NO.2481 ≪新型コロナ≫ロックダウン「現在の法律ではなかなか難しい」 菅首相<起稿 磯津千由紀>(21/08/26)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/26 (Thu) 01:14

 こんばんは。


 野党からは国民の人権を制限する法改正をしろと言われてるようですが。


> 菅義偉首相は25日夜の記者会見で、新型コロナウイルス対策として、これまでロックダウン(都市封鎖)について「日本にはなじまない」と発言してきた根拠を問われ「憲法上の問題をクリアしなきゃなかなか難しい。現在の法律ではなかなか難しいという思いで申し上げた」と説明した。


<参考=「ロックダウン「現在の法律ではなかなか難しい」 菅首相」(毎日新聞、8月25日)>


NO.2482 ≪新型コロナ≫あの岩手県でも累計2780名の感染者が<起稿 磯津千由紀>(21/08/26)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/26 (Thu) 02:02

 こんばんは。


 米ジョンズホプキンズ大学大学院で公衆衛生学を修了した達増拓也知事がいる岩手県でも累計2780名の感染者が出てます。
 4月には感染者ゼロでした。第5波のデルタ株は、恐ろしいのです。

 因みに東京の累計感染者数は32万人、全国では133万人です。