みんながパソコン大王
雑談<NO.266>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.267
2490 <ワクチン3回目接種>運び屋、河野太郎大臣の言<29日・フジテレビ> シバケン 21/08/29
2489 <コロナ・ワクチン><過ぎた話>東京、渋谷/予約不要の謳い文句で、長蛇の列。 シバケン 21/08/29
2488 ≪新型コロナ≫沖縄の医師「地獄見ないと元に戻れない」 危機感薄れる世間 磯津千由紀 21/08/29
2487 ≪新型コロナ≫「ワクチンのみでは安心できない」ウイルス学者が警鐘鳴らす理由 磯津千由紀 21/08/29
2486 「ウルトラマン」イデ隊員役の二瓶正也氏が死去…80歳 磯津千由紀 21/08/28
2485 <硫酸男>東京メトロ白金高輪駅で、硫酸をかけられるの事件発生 シバケン 21/08/28
2484 ≪新型コロナ≫ピーク見えない第5波 身近に「感染源」 生活レベルで対策を 磯津千由紀 21/08/28
2483 ≪新型コロナ≫ウレタン、布はエアロゾルに無力 専門家ら声明 磯津千由紀 21/08/28
雑談NO.265

NO.2483 ≪新型コロナ≫ウレタン、布はエアロゾルに無力 専門家ら声明<起稿 磯津千由紀>(21/08/28)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/28 (Sat) 00:14

 こんばんは。


 不織布マスクの使用や適切な換気方法を科学者たちが啓蒙。


> 国内の感染症や物理学の専門家ら科学者約40人が共同で、新型コロナウイルス対策として政府や自治体に対し、感染予防効果の高い不織布マスクの着用を国民に促すことや、適切な換気方法を周知することを求める声明を発表した。代表者の本堂毅・東北大准教授(臨床環境医学)は27日、記者会見を開き「自粛や行動変容だけが感染対策ではない。専門家の知見が十分活用されていないのに、政府や自治体が『万策尽きた』と言うのは違和感がある」と訴えた。

> 声明は、空気中に漂う微粒子のエアロゾルが新型コロナの主要な感染経路だと最新の研究から明らかになっていることを指摘する一方、「ウレタン製や布製マスクでは、エアロゾルの吸入阻止に無力だ」と主張。海外ではウレタン製マスクが禁止されている国があることを挙げ、日本でも国や自治体が法的制度を整えたりすることで、不織布製のように高い感染予防効果のあるマスクの着用を国民に促すよう求めた。

> 屋内ではエアロゾルが長時間、空気中に滞留するが、1時間に2回程度の短時間の窓開けでは十分な換気ができないことや、冷暖房の効果を保つために窓開けすらされていない店舗があることも指摘。人が集まる狭い密閉空間では、空気清浄機や、室温を保ったまま換気できる熱交換換気を活用して、適切に換気をするよう国民に促すことを、国や自治体に求めた。

> その上で、声明は「人と人の交わりの場で実効性のある対策がとられれば、必ずしも感染は広がらない」として、人の動きの抑制やロックダウン(都市封鎖)の議論をする前に「効果の明らかな基本(の対策)が徹底されるための措置を速やかに実施すべきだ」と主張した。27日の会見に同席した、医師で法学者の米村滋人・東京大教授は「日本では科学的に合理的な感染症対策が行われているのだろうか」と疑問を投げかけた。【小川祐希】


<参考=「政府の「万策尽きた」に違和感 感染症の専門家らが共同声明」(毎日新聞、8月27日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/06 (Mon) 21:22

副題=ポリウレタンマスク感染予防効果、ほぼ「ない」

 こんばんは。


 繰り返しになりますが、ウレタンマスクや、重ねてない布マスクでは、予防効果は無いそうです。


> 「すれ違っただけでも(新型コロナウイルスに)感染するって本当ですか?」「マスクをしていても友達に会えないって本当ですか?」などなど、誰が言い出したか分かりませんが、このような怪しげな“情報”が独り歩きして社会が混乱しています。大阪では、7月下旬から8月にかけて「阪急阪神百貨店」傘下の2店舗、つまり阪神梅田本店(大阪市北区)と、すぐ近くの阪急うめだ本店(同)で、いずれも地下の食品売り場を中心に集団感染が起こりました。お客も従業員も全員がマスクをしていたはずなのに、です。

> 現在日本を含めた世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の感染力が従来のタイプよりも強いのは事実です。最新の見解では、デルタ株の感染力はアルファ株に比べて1.6倍、変異前の新型コロナウイルスと比べるとおよそ2倍の感染力を有するであろうと言われています(例えばロイター通信の記事Delta cases show 300 times higher viral load - S.Korea study )。

> さらに、ワクチン接種を受け終えた人が感染する「ブレークスルー感染」も思いの外多いことが分かってきています。そして、前々回述べたように期待の新薬ロナプリーブは、現在の規則ではたとえ濃厚接触があったとしても予防投与は認められていません。では、この感染力の強いデルタ株に対して、ワクチン接種を受ける以外に我々にできることはないのでしょうか。


> デルタ株対策として「できること」

> 答えは「できることはある」です。サージカルマスク(医療用マスクや市販の不織布マスク)を着け、そして後述するように着用時にちょっとした工夫をすれば、かなりの高確率で感染を防ぐことができるのです。しかし、それを詳しく述べる前に、阪神と阪急の両店でなぜ大規模集団感染が起こったのかについて私見を述べたいと思います。

> 私が感染者の聞き取りや調査をしたわけではなく、この私見にはエビデンス(医学的証拠)があるわけではありません。しかし、私自身、新型コロナが流行しだした2020年2月以降、阪神・阪急両店に何十回も足を運んで現場を見ています。というのも、どちらの百貨店も太融寺町谷口医院から徒歩10分程度の距離にありますから、百貨店自体に用事がなかったとしても、入り口の前を通ることが月に何度もあるのです。その時に人の動きを観察しています。入り口には係員が立っていて、お客全員に手指消毒を促し、体温測定も実施しています。もちろん、マスクを着用していなければ入店が認められません(マスクなしだと係員に制止されるでしょう)。

> しかし両店とも、マスクの種類まではチェックしていないのです。私の印象で言えば、お客全体の2~3割くらいは、ポリウレタンマスクもしくは布マスクを着けています。

> 私自身も“実験”してみました。両百貨店にネックゲートルだけを着用した状態で入れるかどうかを試してみたのです。結果は、なんといずれの百貨店にも、何もとがめられずに入れてしまいました。入店させてもらってから言うのも失礼ですが、これは非常に大きな問題だと思います。


> サージカルマスクは有効だが

> 今回はポリウレタンマスクや(重ねていない)布マスクがいかに脆弱(ぜいじゃく)かということを示したいのですが、その前にサージカルマスクの有効性について確認しておきましょう。過去のコラム「新型コロナ 感染は『サージカルマスク』で防げる」で、香港大学で実施されたマスクとウイルスの実験を紹介しました。インフルエンザウイルスやライノウイルスはマスクをしていてもウイルスが呼気に漏出するのに対して、コロナウイルスの場合はサージカルマスクをしていれば、呼気の中の飛沫(ひまつ、直径1000分の5mm以上)はもちろん、エアロゾル(直径1000分の5mm以下)にもウイルスがまったく含まれていなかったのです。

> これはものすごく大きな意味があります。この研究のおかげで「コロナはマスクをしていれば感染させない」ことが分かったのです。ただ、この研究には「限界」があります。その最大の理由は、実験に参加した人数が少ないことです。実験を繰り返していけばそのうちに、呼気に排出されるウイルスが検出されることもあるでしょう。そして、わずかでもウイルスがマスクの外に飛び出した場合、デルタ株のように感染力が極めて強いタイプであれば他人に感染させる可能性が出てきます。また、そもそもすべての人がマスクを“適切に”装着しているわけではありません。

> とはいえ、サージカルマスクをきちんと着用すれば、他人に感染させる可能性が極めて低いのは事実です。デルタ株といえども同じコロナウイルスですから、ウイルスの大きさが変わるわけではないのです。

> では、他の種類のマスクをみてみましょう。「東洋経済ONLINE」の2月3日の記事「実験で新事実『ウレタンマスク』の本当のヤバさ」は、国立病院機構仙台医療センターの西村秀一医師の研究結果を掲載しています。各マスクがどれくらい小さな粒子を除去できるかが調べられており、このグラフをみれば一目瞭然です。1000分の0.3~0.5mmの粒子を除去できる割合は、N95マスクとサージカルマスクが9割以上なのに対し、布マスクは2割弱、そしてポリウレタンマスクはなんとほぼゼロです!

> つまり、ポリウレタンマスクの感染予防効果はほぼ「ない」のです。

> では、全員がサージカルマスクを常に着用しなければならないのでしょうか。また、本当にサージカルマスクだけで感染をほぼゼロにできるのでしょうか。

> まずは常に着用すべきかについて考えていきましょう。私自身は過去のコラム「新型コロナ 快適な布マスク 効果を増す工夫は」でも述べたように、常にサージカルマスクを着用しているわけではありません。そのコラムの写真で紹介したようにランニング時にはネックゲートルだけですし、人通りの少ない外を歩くときにもネックゲートルだけにしていることがほとんどです。ただし、電車に乗るときや地下街を歩くときはサージカルマスクに交換します。ネックゲートルでは感染予防の効果が期待できないからです。


> 「ダブルマスク法」と「ノット&タック法」

> そして、スーパーや百貨店など屋内に入るときはサージカルマスクの上からネックゲートルを着用します。こうすることにより、サージカルマスクと皮膚の隙間(すきま)がぐっと狭くなるのです。この方法、つまりサージカルマスクの上からもう1枚マスクを着用する方法を「ダブルマスク法」と呼ぶことにしましょう(写真参照)。

> マスクを複数用意するのは面倒くさいと考える人もいるでしょう。そのような方には別の方法をお伝えしたいと思います。そして、それは私が診察時に行っている方法でもあります。その名前は「ノット&タック法」。ノットは英語で結び目のこと、タックはズボンのタック(ひだ)と同じタックです。マスクのひもを根本でぐっと結んで、マスクの両端を細くまとめてしまう方法(写真参照)です。こちらも同様に、マスクと皮膚の隙間が大きく減少します。

> では、ダブルマスク法、ノット&タック法は本当に有効なのでしょうか。実は、これらが非常に有効であることは米疾病対策センター(CDC)がすでに実験で証明しています。CDCによれば、お互いがサージカルマスクを着用し、さらにダブルマスク法、もしくはノット&タック法を併用すれば、1.8m離れた距離で、相手から自分に届く、大きさ1000分の0.1mm~7mmの粒子の約96%をカットできるのです。

> CDCのこの実験によれば、お互いがサージカルマスクを通常の使用方法で着用しているだけでも84.3%もの粒子をカットできます。これだけでもかなり高いと言っていいのではないでしょうか。そして、ダブルマスク法かノット&タック法を取り入れればそれが96%まで上昇するのです。

> 繰り返しますが、感染力の強いデルタ株であろうとウイルスのサイズが変わるわけではありません。ただし、感染力が強いということは、ウイルスを含んだエアロゾルが長時間にわたり長距離を浮遊していることが予想されます。ならば、他人がいる屋内では、各自がダブルマスク法かノット&タック法を取り入れたサージカルマスクの着用を徹底すれば、感染リスクは大きく減少するというわけです。


<参考=「新型コロナ デルタ株対策にマスクの効果増強を」(毎日新聞、9月6日)>

磯津注:「ネックゲートル」の写真は、著作権法の規定上、「転載」できませんでした


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/06 (Mon) 21:38

副題=新型コロナ 感染は「サージカルマスク」で防げる(毎日新聞、2020年6月3日)

 こんばんは。


 上の記事で言及された「サージカルマスク」について。


> もはや「新型コロナウイルス感染はただの風邪」と言う人はほとんどいませんが、3月中旬ごろまでは、医療者の中にもこういう考えがあって、登校制限のみならず、緊急事態宣言を疑問視する声さえありました。その後、海外では日ごろは健康な比較的若い人たちが相次いで死亡し、日本でも有名人が亡くなり、ついに20代で他界した人も報告されて、もはや「ただの風邪」と言う人はいなくなりました。新型コロナは肺だけでなく全身の臓器が侵され、短期間で若い人の命を奪うこともある重大な感染症であることが周知されたと言っていいと思います。

> ですが、ただ恐れるだけでは我々は前進できません。人類が新型コロナにひれ伏すわけにはいかず克服しなければなりません。そのために最も強力な武器は有効で安全な治療薬とワクチンですが、これらが登場するまでにはまだしばらく待たねばなりません。そこで、世界の多くの地域で取られた対策が、緊急事態宣言、外出禁止令、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保などですが、これらをいつまでも続けるわけにはいきません。


> サージカルマスクは「最強の武器」

> ではどうすればいいのか。最強の答えは身近なところにあります。「マスク」です。今さらマスクかよ、という声が聞こえてきそうですし、マスクについてはここ2~3カ月でさんざん聞かされた、という人も多いでしょう。しかし、最近の研究で分かってきたことを鑑みると、新型コロナ対策においてマスクが現時点での最強の武器のひとつであることは間違いありません。この点は他の呼吸器感染症と異なりとても重要です。今回は、そのように考えられる根拠になる研究を紹介し、今後のマスク使用について考えてみたいと思います。

> 私自身も含めて、我々医師はこれまでマスクを過小評価してきました。(言い訳になりますが)これは我々の経験則から導かれる考えで、マスクは少なくとも自分の風邪の予防ツールとしては役に立たないことは間違いありません。マスクをしていたのに患者さんから風邪をうつされたという経験が何度もあるからです(だから過去に何度も述べたように私は鼻うがいで風邪を予防しています)。「他人に感染させないように」という意味においては、自分にせきやくしゃみがあるときはマスクをしますが、これは医学的にというよりは社会的に、つまりせきエチケットとして着用するものだと考えていました。今となっては大いに反省していますが、新型コロナがすでに日本で流行していた2月の時点でも、私は診察室でさえマスクを着けていませんでした。

> 私自身が常時マスクを着用しだしたのは3月になってからです。新型コロナは「無症状者から感染することがもはや確実である」と複数の調査から分かったからです。そして4月になって、私にとってはコペルニクス的転回とも言えるくらいの大きな衝撃となった論文「呼気に含まれるウイルスとマスクの有効性」を香港大の研究者たちが発表しました。

> 実は、この論文については過去のコラム「鼻にいるコロナは喉の1万倍 対策は『うがい』」ですでに紹介しています。そのコラムでは、タイトルが示すように「コロナウイルスはインフルエンザやライノウイルスに比べて、喉よりも鼻腔(びくう)に存在している」ことを強調したかったので、マスクについてはあまり触れませんでした。この論文は(少なくとも私にとっては)、「ウイルスは喉でなく鼻にいる」「マスクが予想に反して有効」という驚きの事実を二つも教えてくれたことになります。


> 驚きの研究結果

> では、そのコペルニクス的転回ともいえる衝撃の事実を述べましょう。それは、「サージカルマスクを着用すれば、マスクを通して吐いた息からはコロナウイルスが(ほぼ)100%排出されない」ということです。

> なお「サージカルマスク」とは医療用のマスクのことです。市販の「不織布マスク」もサージカルマスクの一種です。一方、後で説明するように「布マスク」は別物です。

> 研究では3種類の感染症に罹患(りかん)した人に協力してもらっています。30分間特殊な器械に顔を入れて呼吸をしてもらい、サージカルマスクを装着した場合としない場合で、どの程度呼気に含まれるウイルス量が変わるのかが調べられています。結果は以下の表に示した通り、驚くべきものです。

> まず、表に出てくる言葉を整理しましょう。新型コロナで一躍有名になった「エアロゾル」という言葉は少々難しいかもしれませんが、要するに唾液や鼻水の小さな粒子と考えて差し支えありません。この粒子が大きければ飛沫(ひまつ、droplet)、小さければエアロゾルと呼ばれるのです。次に、インフルエンザはいいとして、ライノウイルスという病原体になじみがない人がいるかもしれません。これは風邪をもたらす病原体で最も多いものです。風邪で最多のウイルスなのに今一つ有名でないのは、感染しても重症化することが(ほとんど)ないからだと思われます。このウイルスは非常に小さく、直径はコロナウイルスの5分の1程度しかありません。


> サージカルマスクから出てきたコロナは0

> さて、言葉の意味が分かったところで、内容にご注目ください。私は論文での元の表を初めて見たとき、興奮して胸の高鳴りを抑えるのに苦労したほどです。なにしろ、コロナウイルスでは、マスクをしていた11人全員で、呼気からウイルスが検出されなかったというのですから。この実験は風邪のコロナウイルスを使って行われましたが、新型コロナウイルスも大きさなどの特徴は同じですから、同様の結果が期待できます。

> 一方、インフルエンザの場合は、マスクをすると、飛沫からウイルスが検出される割合は大きく減少しますが、エアロゾルでは効果はあまりありません。ライノウイルスに限って言えば、マスクをつけることで少しましになるかもしれないという程度です。

> この結果は、先述した我々の「経験則」と一致します。風邪の病原体で最多のライノウイルスは、相手にマスクをしてもらっていても自分に感染するのです。

> この研究の結果は非常に重要です。コロナウイルスの場合、目の前の人が感染していたとしても、マスクをしてもらっていれば飛沫感染を(ほぼ)完全に防げることが分かったわけですから。ただし、接触感染もありますから、陽性者と接した場合は、その人が触れた可能性のあるもの(ドアノブ、手すり、コインやお札など)はすべて消毒しなければなりません。しかしながら、接触感染はあなたが「もの」に触れなければ感染しませんし、触れたとしてもその後手洗いをするか、あるいは手洗いができなかったとしてもその手で顔を触らなければ感染することはありません。一方、飛沫感染はほんの一瞬の油断で成立します。

> マスクをしてさえいればほぼ完全に他人への飛沫感染を防げ、そして、マスクをしている人からは(飛沫では)自分にうつされない。この「知識」を持つだけで前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。太融寺町谷口医院には連日、新型コロナの不安におびえる人からの相談メールが届きます。先日は、「怖くて電車に乗れない」という30代女性からの相談がありました。私が返信した回答は、「最近の研究で、サージカルマスクをしている人からうつる可能性はほぼないことが分かっています。もしもマスクをしていない乗客を見つけたら遠く離れるようにしてください」というものです。


> 布マスクは話が別

> ただし、この回答は実は不完全で、ひとつ大きな疑問点が残ります。それは、紹介した研究で使われたマスクは「サージカルマスク」であって、布マスクではないということです。布マスクでも他人への感染を完全に防ぐことはできるのでしょうか。残念ながら答えは「否」でしょう。

> これも一度過去に紹介したことがある論文は、「布マスクは医療用マスクに比べて劣っている」と結論づけています。具体的には粒子を通す率は医療用マスクが44%なのに対し、布マスクは97%(つまりほとんど通してしまう)とされています。ということは、「目の前の人が着用しているマスクがサージカルマスクでなく、布マスクならばコロナをうつされるかもしれない」ということになります。

> では、やはり我々は全員がサージカルマスクを着用しなければならないのでしょうか。布マスクで対処する方法はないのでしょうか。また、サージカルマスクには欠点もあります。次回はこれらについて考察したいと思います。

<参考=「新型コロナ 感染は「サージカルマスク」で防げる」(毎日新聞、2020年6月3日)>


NO.2484 ≪新型コロナ≫ピーク見えない第5波 身近に「感染源」 生活レベルで対策を<起稿 磯津千由紀>(21/08/28)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/28 (Sat) 00:49

 こんばんは。


 記事は愛知県の話ですが、第5波は此れまでの新型コロナとは別物の遥かに怖い感染症だと認識すべきかと。
 そして「感染者は地域全体に拡散して定着し、幼い子どもを含め身近な生活の中のどこにでも『感染源』があるという」とのことです。


> 愛知県が27日発表した新型コロナウイルスの新規感染者数は2347人と4日連続で過去最多を更新、7月21日からの「第5波」の累計が2万5000人を超え、「第4波」(3月31日~7月20日)を上回った。ピークが見えない急拡大を続ける第5波の大きな特徴は若年層の感染者が多く、都市部に限らず広い範囲で多発していることだ。

> 感染力の強いデルタ株が席巻する中、専門家は従来の3密対策などに加え、もっと身近な生活レベルでの防御へと意識を変えることが必要だと指摘する。

> この日初めて4桁の1139人を確認した名古屋市をはじめ、豊橋、岡崎など中核市でも連日のように新規感染者数が過去最多を更新。26日の県の対策本部員会議では、名古屋市の担当者が「10万人あたり130人の感染者が出ている」と窮状を述べると、豊田市が「うちは150人に迫っている」と報告するなど、郊外の市町でもほぼ全地区で名古屋同様の感染状況にある実態が浮かび上がった。

> 「『感染は名古屋の繁華街から』という意識を捨てた方がいい」と愛知県立大の清水宣明教授(感染制御学)。感染者は地域全体に拡散して定着し、幼い子どもを含め身近な生活の中のどこにでも「感染源」があるという。「飲食店や百貨店といったホットスポット対策から、個々の日常生活レベルの対策に目を向けるべきだ」と注意喚起する。

> 会議では国立病院機構名古屋医療センターの長谷川好規院長が「ワクチン接種後に感染し、症状がないまま周囲に広げる新たな危機」に言及。PCR検査や抗原検査を増やし、感染者を先取りして把握するよう求めた。

> 10代以下の感染者が増加する中、間もなく2学期が始まる。学校再開の影響について、清水教授は「子どもたちが決まった行動パターンになる」と感染抑制に働くことを期待する一方、「対策が手薄な部活動や子どもの外出自体の増加は不安要素だ」と指摘。「どちらに転ぶかわからない。学校で感染症に対するきちんとした教育を進めることが大事だ」と話す。【太田敦子】


<参考=「ピーク見えない第5波 身近に「感染源」 生活レベルで対策を」(毎日新聞、8月27日)>


NO.2485 <硫酸男>東京メトロ白金高輪駅で、硫酸をかけられるの事件発生<起稿 シバケン>(21/08/28)


【シバケン】 2021/08/28 (Sat) 16:52

実は、
硫酸男、本日<28日>、沖縄で、捕まったです。

事件は、24日。
被害者22歳男性と、偶々の、近くに居た、女性が巻き添え喰たですが。
被害者は、6箇月の重症で、両眼に、硫酸が<!>
角膜がやられてるのらしく、基本、移植になるですが。

そもそもが、硫酸を、持ち歩き、余所様の、顔目掛けて、かけるは、余程の恨みかと。


<写真>
逃走した男の姿が写った防犯カメラの画像(警視庁提供)



>東京メトロ南北線白金高輪駅(東京都港区)で24日夜、男性会社員(22)ら2人が男に硫酸とみられる液体をかけられるなどして負傷した事件で、逃走した男が男性の後をつける様子が防犯カメラに写っていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。何らかの理由で狙いを定めた可能性もある。警視庁捜査1課は男の画像を公開するなどし、傷害容疑で行方を追っている。

>事件は24日午後9時10分ごろ発生。捜査関係者によると、駅の防犯カメラには、男が男性と同じ改札を出て、一定の距離を保って後をつける様子が記録されていた。犯行直前には何人かを追い抜いて一気に距離を詰め、地下1階のエスカレーターを降りた踊り場で、すれ違いざまに至近距離からガラス瓶に入れていた液体を顔にかける様子も確認された。

>発生時、男性は携帯を見ていたという。液体は簡易鑑定で硫酸と判明。男性は顔や肩などにやけどを負い全治6カ月の重傷。また男性の後ろにいた女性会社員(34)が踊り場にこぼれた液体に足をとられて転倒した。その際、液体が付着し、足に軽いやけどを負ったという。

>男は犯行直前、準備していた手袋を装着した上で、ショルダーバッグから瓶を取り出した。自らに液体が付着しないように入念に準備していたとみられる。男は30~50代で身長約175センチの小太り。上下黒っぽい服に野球帽、マスク姿だった。犯行後、出口から同区の古川橋方向に逃走した。

>情報提供は高輪署(電話03・3440・0110)まで。

<参考=「駅で硫酸かけた男、意図的に男性狙う? 手袋も入念準備」(産経新聞)>
<消滅・21/12/01>


【シバケン】 2021/08/28 (Sat) 17:49

副題=言うまでもないです。硫酸は恐いです。

当方、
諸般、ローム時代には、硫酸、塩酸、硝酸なり、使てたです。
半導体の、不良解析なりで、樹脂なり、溶かすがためです。

所謂の、防御服着て、眼鏡掛けて、手袋も、ゴム手袋、その手、防御用の厚手の手袋等々。
だけでは、蒸れるが故、綿の手袋の上に、です。

の、上で、しかるべくの、装置、ドラフト・チャンバーと、称するですが、の中で、扱うです。
要は、チャンバー内の蒸気は、排気させ、廃液も、別途にと。

それを、加熱して、樹脂溶かすですが。加熱で、煮沸故、余計に恐く。手抜き、適当、なりは、出来ませんです。

の、以前の、こんな薬品、犯人なるは、原液使ってると、推測するですが。
「特定化学物質」でして。希硫酸なら、ですが、原液なるは、一般的買えず。

まあねえ。
当方的、大昔故、資格も無く、使用してたですが、資格がいると、成りの、取得したです。
まあねえ、簡単なる講習会あって、即の試験で、落ちる事、無いですが。

余計なるの話の、資格取得で、所属が替わりまして。以来、この手、薬品使わず。

オッとの、
何を言うてるかと、なればの、硫酸の入手ルートは<?>
記事では、琉球大学のサークルで、被害者と、一緒になりの、加害者なら、現在別の大学に所属と、されてるです故、その大学で<?>


<写真>
花森弘卓容疑者(警視庁提供)



>東京メトロ南北線白金高輪駅(東京都港区)で24日夜、男性会社員(22)らが硫酸とみられる液体をかけられるなどして負傷した事件で、沖縄県内で身柄を確保され傷害容疑で逮捕された花森弘卓(はなもり・ひろたか)容疑者(25)が、琉球大学出身で宜野湾市内の友人宅に潜伏していたとみられることが28日、捜査関係者への取材で分かった。「今は話したくない」などと認否を留保。警視庁捜査1課は友人からも事情を聴いている。

>捜査1課などによると、防犯カメラのリレー捜査で、花森容疑者が宜野湾市内に潜伏していることが判明。28日朝、同県内の路上で沖縄県警の捜査員が確保した。名前を確認すると「スナガワです」と偽名を名乗ったが、その後、本人だと認めたという。両腕や胸、まぶたにはやけどの痕があった。現在、那覇市内の病院で治療やPCR検査を受けており、陰性が確認され次第、身柄を警視庁に移送する。

>花森容疑者は24日の犯行後、当日中に新幹線で静岡に戻り、いったん帰宅。25日以降に電車で名古屋方面まで移動するなどして、27日昼に中部国際空港から那覇空港に飛んだ。到着後、バスを使って移動し、宜野湾市内の友人宅に潜伏していたとみられる。

>花森容疑者は琉球大学出身で被害男性と同じサークルに所属していたが、男性にはトラブルの心当たりはないという。花森容疑者は現在、別の大学に在籍している。

>事件は24日午後9時すぎに発生。白金高輪駅で、男性に硫酸のような液体を至近距離からかけた。男性は両目の角膜を損傷するなどの重傷。男性の後ろにいた女性会社員(34)も液体に触れて足に軽いやけどを負った。捜査1課は花森容疑者宅の捜索を実施し、傷害容疑で指名手配。顔写真も公開して行方を追っていた。

>犯行時には、全身黒の服に身を包み、黒の帽子や手袋を着用。男性の会社付近から後をつける姿も確認されており、計画的に犯行に及んだ可能性もあるとみて、捜査1課が動機や逃走経路などについて詳しく調べている。

<参考=「硫酸男、沖縄の友人宅に潜伏か 自身もやけど」(産経新聞)>
<消滅・21/12/01>


【シバケン】 2021/08/28 (Sat) 20:02

副題=その手薬品で、火傷なり、したのを、複数人、承知してるです。

所謂の、この手、薬品は恐いです。

その飛沫でもが、目にかかれば、失明。
皮膚にかかれば、当然にして、火傷。
液体故、衣服を浸透するです。

会社で、下半身に、薬品附着で、火傷。まあ、無事に治ったと、聞いてるですが。
目の場合、角膜がやられ、移植になるです。薬品の場合、上手く、馴染まずで、何度も、手術してるです。

それでも、見えるよに、なれば、宜しいですが。
被害者の場合、両眼。22歳の若さでねえ。軽症であればと。


<写真>
ドラフト・チャンバー。上部に排気の、ダクトがあるです。


【シバケン】 2021/08/29 (Sun) 00:35

副題=硫酸男の状況

テレビの報道では、結構、立派な家に、1人暮らし。
「住民らによると、花森容疑者は1人暮らし。以前は医療関係者だった両親と3人で暮らしていたが、母親は数年前、父親は10年ほど前に、いずれも病気で亡くなったという。」

とりあえずは、ええ人と。
がしかし、濃硫酸を顔面に故、基本、目を狙たです。
充分に、その結果は理解の上也と。


>東京メトロ南北線白金高輪駅(東京都港区)で男性会社員(22)らが硫酸とみられる液体をかけられるなどして負傷した事件で、傷害容疑で28日、警視庁捜査1課に逮捕された花森弘卓(はなもり・ひろたか)容疑者は、犯行現場から直線距離で140キロ以上離れた静岡市内の一軒家で暮らしていた。近隣住民らは花森容疑者について「悪いことをするような子には見えなかった」と口をそろえる。

>住民らによると、花森容疑者は1人暮らし。以前は医療関係者だった両親と3人で暮らしていたが、母親は数年前、父親は10年ほど前に、いずれも病気で亡くなったという。

>花森容疑者と母親が一緒に自転車などで出かける姿をよく見かけていたという近所の女性(65)は、「体格は小太りでおとなしい人。ただ、全然悪い子という印象はなかった」と話す。1週間ほど前に土産品をもらったという親類の女性も「特に変わった様子はなかった」と振り返る。

>近所の男性(74)は「いつも1人で行動していた」と明かす。花森容疑者は現在、静岡県内の大学に在籍しているとみられるが、友人らと一緒に行動するような様子はなかったという。「週に1度くらいしか家に帰ってきていなかった。でも、顔を見たらいつも『おはようございます』とあいさつを返してくれる」と語る。

>犯行当日の24日朝、自宅の駐車場を掃除している花森容疑者の姿をみかけたという近くに住む女性(84)は「こんなことをする子だとは思わなかった」と声を落とした。

<参考=「硫酸男、両親亡くし一軒家で…「いつも1人で行動」」(産経新聞)>
<消滅・21/12/01>


【シバケン】 2021/08/29 (Sun) 23:02

副題=被害者が恨み買ったは、ため口<?>

これは、捜査関係者に、被害者男性の話をした内容。
「捜査関係者によると、男性は(大学のサークルで)「数人で一緒にいる時に(花森容疑者に)ため口を使ったところ、『年齢が上なのにため口はおかしい』と怒られた」と話しているという。」

年長者に、ため口なるは、相当の以前より、あるですが。

>東京都港区の東京メトロ南北線白金高輪駅で硫酸をかけたとして、大学生の花森弘卓(ひろたか)容疑者(25)=静岡市=が傷害容疑で逮捕された事件で、重傷を負った都内に住む会社員の男性(22)が警視庁に対し「大学時代に(花森容疑者に)ため口を使ってトラブルになった」と話していることが捜査関係者への取材で判明した。

>花森容疑者は以前、沖縄県内の大学に通っており、男性は同じサークルの後輩だった。同庁捜査1課は花森容疑者が後輩に対等の話し方をされたことで恨みを募らせ、男性を狙った可能性があるとみて調べる。

>捜査関係者によると、男性は「数人で一緒にいる時に(花森容疑者に)ため口を使ったところ、『年齢が上なのにため口はおかしい』と怒られた」と話しているという。

>花森容疑者は24日に事件を起こし、28日に沖縄県内で逮捕された。全国に指名手配された同容疑者は25日から同県内の友人男性宅に滞在し、逮捕時には約56万円を所持していた。この友人男性は「指名手配されているのは知らなかった」と話しているという。【最上和喜、鈴木拓也、木原真希】

<参考=「白金高輪駅の硫酸事件 被害者「学生時代にため口でトラブルに」」(毎日新聞)>
<消滅・21/09/27>


【シバケン】 2021/08/30 (Mon) 17:00

副題=1箇月前、路上で、ばったり、「バカにしていただろう」。

まあねえ。
余程に執念深いかと。
要は、路上でばったりは、偶然で無く。

で、
この加害者、別途記事では、琉球大学農学部であったのらしく。その後、静岡の大学にと、されてるですが。
少なくともの、農学部なら、化学薬品に触れるの機会あったかと。


>東京都港区の東京メトロ白金高輪駅で男性が薬品をかけられて重傷を負った事件で、静岡市の大学生の男(25)が事件の約1か月前に被害男性と会った際、「バカにしていただろう」と恨みを口にしていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は30日、男を傷害容疑で東京地検に送検し、詳しい動機を調べている。

>警視庁幹部によると、鑑定の結果、薬品は硫酸と確認された。警視庁が入手経路を調べている。

>捜査関係者によると、被害者の会社員男性(22)は琉球大(沖縄県)在学時に男と同じ映画サークルに所属。男が昨春に静岡大に編入した後、接点はなかったが、今年7月下旬に港区六本木の路上で会っていた。男が男性の所在を調べ、声をかけた可能性がある。

>この際、男は男性に「(学生時代に)バカにしていただろう」などと言い、電車で白金高輪駅までついてきたという。

>男性は事件後、警視庁に「学生時代に名前を呼び捨てにして注意されたことはあるが、トラブルに発展するような心当たりはない」と説明。警視庁は、男が一方的に恨みを募らせていたとみている。

<参考=「硫酸かけた男、被害男性に「バカにしていただろう」…1か月前に六本木の路上で」(読売新聞)>


NO.2486 「ウルトラマン」イデ隊員役の二瓶正也氏が死去…80歳<起稿 磯津千由紀>(21/08/28)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/28 (Sat) 23:11

 こんばんは。


 50年以上前になるんですねぇ。


> 俳優の二瓶正也(にへい・まさなり、本名・正典=まさのり)氏が21日、誤えん性肺炎で死去した。80歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は妻で、写真家・俳人の福島晶子さん。

> 東京出身。1966~67年に放送されたTBSの特撮番組「ウルトラマン」で、科学特捜隊のイデ隊員役を演じて人気者になった。その後もテレビや映画、CMなどで活躍した。


<参考=「「ウルトラマン」イデ隊員役の二瓶正也氏が死去…80歳」(讀賣新聞、8月24日)>


NO.2487 ≪新型コロナ≫「ワクチンのみでは安心できない」ウイルス学者が警鐘鳴らす理由<起稿 磯津千由紀>(21/08/29)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/29 (Sun) 01:31

 こんばんは。


 ワクチンはデルタ株には効きは劣るものの有効と言われていますが、此れまでの人口の7割が接種すれば集団免疫が出来るほどには効かないといいます。
 ワクチンだけでは「切り札」になり得ないというのです。
 本当の「緊急事態」が到来しているということです。


> 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、インドで確認された感染力が強い変異株「デルタ株」が世界的に感染の主流となっている。ワクチン接種が比較的進んでいる欧米では、感染の再拡大傾向も見られるが、コロナ対策の「切り札」とされてきたワクチンだけでは感染を抑え込むことは難しいのか。ワクチンに詳しい中山哲夫・北里大特任教授(臨床ウイルス学)に、感染拡大の要因や変異の動向も含めて聞いた。【岩崎歩】


> ――国内各地で1日あたりの新規感染者が過去最多を更新する状況が続いています。

> デルタ株の拡大が続いていることが大きな要因でしょう。また、緊急事態宣言が発令されているにもかかわらず、人の流れを抑制できていません。感染拡大の最中に東京オリンピック・パラリンピックが開催され、人々に気の緩みをもたらすことは容易に想像できたはずです。現状のままでは、感染者数を減らしていくことは難しいと感じています。


> 接種進む欧米で感染が再拡大

> ――日本よりワクチン接種が進む米国や欧州では感染が再拡大しており、接種後に感染する事例も報告されています。なぜでしょうか。

> ワクチンは決して完全ではありません。感染症では一般的に、ワクチン接種や自然感染で免疫を獲得しても、時間の経過とともに低下していきます。さらに、デルタ株などの変異株は、ワクチンの感染予防効果を低下させるとの報告もあります。そのため、接種後に感染する人が一定数出てきても不思議ではありません。ただ、現状では重症化を予防する効果は十分に保たれており、再感染した人のほとんどが軽症であることは注目すべきです。

> ワクチン接種が進んできた欧米では人々の気が緩み、「3密」(密閉、密集、密接)を避けたりマスクをつけたりといった基本的な感染対策がおろそかになっていることも、拡大の一因として考えられます。ある程度、接種が進んできた国でさえ、新型コロナをコントロールできていないのが現状です。


> ――一方、インドではワクチン接種が十分に進んでいませんが、一時期よりは感染者が大幅に減少しています。

> ロックダウン(都市封鎖)した影響もあると思いますが、要因はそれだけではないでしょう。ピーク時は1日あたり30万~40万人の感染者が出ており、気がつかないうちに感染した人もかなりの数に上ると考えられます。人口の一定程度が免疫をつけたことで感染拡大が収束していく「集団免疫」の獲得に、近づいている可能性も考えられます。ただ、仮に集団免疫に頼ろうとすれば、インドのように多大な犠牲を払うことを忘れてはいけません。

> また、自然感染で獲得した免疫がどれだけ持続するのかもわかっていません。再感染の恐れもあるほか、一度獲得した免疫を逃れるような変異株が出てくれば、再拡大につながりかねません。ウイルスが残っている現状では決して安心できません。


> 世界で接種の足並みをそろえる必要

> ――新型コロナに対する集団免疫は当初、人口の60~70%のワクチン接種率で獲得できるのではないかと試算されていました。

> まず、集団免疫は人口の中でどれだけの人が病原体に対する免疫を持っているかです。必要な割合は、免疫を持たない集団で1人の感染者が何人に感染させるかを表す「基本再生産数」をもとに算出されるほか、ワクチン接種によって大幅に発症や感染を予防できることが前提です。集団免疫を得られるかどうかは、獲得した免疫がどれだけ続くかにも大きく依存します。

> 従来株よりも感染力の強いデルタ株への置き換わりが進む現状では、人口の7割程度のワクチン接種率で集団免疫を得るのは難しいと思います。なぜなら、接種後に徐々に免疫が低下していくことに加え、デルタ株に対するワクチンの感染予防効果が減少しているためです。こうしたことからも、ワクチンだけで危機を切り抜けるのは難しいです。

> また強調すべきことは、世界でワクチン接種の足並みをそろえなければ、終息には向かっていかないということです。途上国など接種が進まない地域では流行が収まらず、新たな変異株も生まれやすくなります。ウイルスは国境を越えますので、厄介な変異株が持ち込まれれば、たとえ一時的に流行が収まった地域でも再拡大につながる恐れがあります。


> 接種を終えてもマスクと3密回避継続を

> ――海外の状況を踏まえ、日本はどう向き合っていけばいいのでしょうか

> 一部の先進国では、免疫を高めるために、ワクチンを3回接種する動きが出ていますが、これまで述べてきたような要素を考えれば、国内でもいずれかの時期に追加接種が必要になると思います。ただ、国内はまだワクチンを2回接種した人がようやく40%を超えたところで、若年層を中心に十分に行き渡っていません。希望者に対して確実に2回接種を広げていくことが必要です。現在、子どもの感染が増えていますが、周囲の大人がワクチンを接種することで子どもたちを守っていくことが重要なのです。

> また、感染症対策にワクチンが果たす役割は大きいですが、ワクチンを打てば安心だという人々の誤解を解いていくことが必要です。接種を終えても、これまでのように手洗いやマスク、3密回避など基本的な感染対策を続けていかなければいけません。


> ――今後も、デルタ株のように感染力が強い新たな変異株が出てこないか心配です。

> 現在の世界の感染状況を踏まえれば、まだまだ新たな変異株は出てくるでしょう。新型コロナは現在もヒトからヒトに感染していく中で変異を蓄積しています。実は感染者1人の体内でも複数の変異ウイルスが生まれています。その中で、増えやすいウイルスが生き残り、感染が広がっていっているのです。

> 各国で流行が続く現状ではどのような変異株が出てくるかはわかりませんが、ワクチン接種が進めば、免疫を逃れるような変異株が流行の中心になっていく可能性があります。感染の標的である宿主を殺してしまうと、ウイルスも生き残ることができません。こうしたウイルスの性質を考えれば、より感染力を増しながら、病原性は弱まる方向に変異していく可能性が高いです。ただし、感染者数が多ければ、一定数の重症者が出て医療が逼迫(ひっぱく)していきます。ウイルスのゲノム解析などを通じ、変異の動向を注視していくべきです。


> なかやま・てつお

> 1950年、高知県生まれ。慶応大医学部卒。小児科医を長く務めた後、42歳でウイルスの基礎研究に転身。北里大生命科学研究所長などを経て、2014年から現職。日本ワクチン学会理事。20年に外科医で漫画家の長女と「感染症とワクチンについて専門家の父に聞いてみた」を出版。


<参考=「「ワクチンのみでは安心できない」ウイルス学者が警鐘鳴らす理由」(毎日新聞有料記事、8月28日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/31 (Tue) 01:36

<参考>

<参考=雑談NO.2477 ≪新型コロナ≫ワクチンを接種してても感染する「ブレークスルー感染」の件>(起稿21/08/25)


NO.2488 ≪新型コロナ≫沖縄の医師「地獄見ないと元に戻れない」 危機感薄れる世間<起稿 磯津千由紀>(21/08/29)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/29 (Sun) 02:20

 こんばんは。


 本当の「緊急事態」が到来してるのに、危機感のない市民が多く居るといいます。
 因みに当地では、商店街も掛川城(観光地)も殆ど人通りがないそうですがスーパーマーケットとコンビニエンスストアは混んでいます。


> 新型コロナウイルスの感染爆発が続く沖縄県の医療提供体制が危機に直面している。国の緊急事態宣言が発令されて3カ月がたつが、人口当たりの新規感染者数は7月末以降、全国最悪の状態が続き、県内の医療関係者からは「医療崩壊が既に起きている」「救える命の選択を迫られる時期が来ている」との声も上がる。最前線で対応に当たるある病院の一日を追った。


> 病床満室に頭悩ませ

> 23日午後5時12分、沖縄本島南部の豊見城(とみぐすく)市の民間病院「友愛医療センター」に人工呼吸器につながれた70代の重症患者が、30キロ以上離れた本島中部の病院から救急搬送されてきた。防護服を着たスタッフが新型コロナの重症者用病床のある高度治療室(HCU)に運び込む。

> 友愛医療センターに他の病院から重症患者が運び込まれたのは、この時が初めてだった。センターは従来、主に軽症と中等症の患者を受け入れ、重症化すれば重症治療に特化した別の病院に移送していた。しかし、県内の医療体制の逼迫(ひっぱく)に伴い、8月上旬からは重症患者も入院することになった。さらにこの日は、本島中部の重症病床に空きがなかったため、他院からの受け入れまで県から求められた。

> 70代の患者が搬送されてきた時点でコロナ患者専用病床は残り一つになったが、15分後の午後5時27分には新たに60代の患者が運ばれてきた。開業医から県を通さずに連絡があった、いわゆる「飛び込み」の患者。救急科医長の山内素直(すなお)医師(39)は「夜間の急患対応のために専用病床を空けておきたい」と悩んだが、患者には中等症相当の症状があり、「受け入れざるをえない」と判断した。

> 23日時点でセンターが確保していたコロナ病床は中等症用24床と重症用のHCU4床。この日、3人が退院したが、新たに4人が入り、結局満床となった。「夜に患者が来れば、ICU(集中治療室)を使うか、初療室で一夜明かしてもらって専用病床の空きを待つか、診療後に県の入院待機ステーションに移すか……」。山内医師は毎日頭を悩ませる。


> 病床の外に広がる「意識の差」

> 人口約146万人の沖縄県で、8月の新規感染者は28日までに1万6573人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は27日までで306・75人に上り、東京都の約1・5倍だ。県の基準で「重症」とする人工呼吸器や人工心肺装置「ECMO(エクモ)」が必要な患者は1日時点で5人だったが、27日には最多の39人に増え、28日も37人。重症者用の病床使用率は84・1%に達している。各医療機関が病床を増やして対応するが、沖縄本島内では一時的に重症病床が全て埋まる事態も起きている。

> 友愛医療センターのICU部長、玉城(たましろ)正弘医師(56)は「重症者が増え、人工呼吸器の運用も綱渡り。ECMOは4台あるが、コロナ患者に使えば心臓疾患の患者に回せなくなり、救える命も救えなくなる可能性がある」と訴える。一方で、重症患者が人工呼吸器につながれた病床の窓の向こうには南国の青空とブルーの海が広がり、周辺では観光客らが乗ったレンタカーも走っている。「意識の差をすごく感じます」

> 最前線で闘う医師らの目には、市民の危機感も高まっているようには見えない。21日には友人ら約10人と朝までバーで酒を飲んだ末、泥酔して階段から落ちた20代のけが人が救急搬送されてきた。無症状だったが、PCR検査の結果、新型コロナに感染していた。この患者の職場では感染者が相次いでいたという。

> 救急科医長の山内医師は「けがをしなければ感染に気付かず、ウイルスをばらまき続けていた」と嘆く。感染が疑われる患者の処置には細心の注意が必要で、通常の倍以上の人手や設備も必要だ。別の医師は「こういう患者を見ると、士気が下がる」と漏らす。入院患者の多くは40~60代で、20代もいる。同僚約20人とキャバクラに行き、重症化した若い患者もいた。

> 昨年は懸命の治療のかいなく重症患者が亡くなったケースもあったが、8月に診た重症患者に死者は出ていない。この間、センターの医師らは救命率を高めるために最新の治療法を学んできた。「命を救えず、無力感があった。死亡率が低くなったのは、医療従事者が経験を積んで頑張っているからだ」と山内医師は語気を強める。


> 「一部が頑張ってももう無理」

> 友愛医療センターは社会医療法人「友愛会」が昨年8月、豊見城市内の別の病院の機能を移転させ開設した病院で、当初は小児科病棟を設ける予定だった。しかし、新型コロナの感染拡大で、小児科病棟はオープンしないままコロナ患者用に転用されている。病棟の一角に設けられ、子供の姿がないプレールームの存在がもの悲しい。

> この病棟で働く古謝(こじゃ)裕子看護師長は、患者から会食などでの感染を後悔する言葉を聞いてきた。「皆が自覚して、できることをやってくれないと、一部の人だけが頑張っても、もう無理。自然災害のように命を守る行動をしてください」と言葉を振り絞る。

> 沖縄では旧暦の盆に親族らで集まって先祖を供養する習慣がある。今年は8月20~22日で、県は集まりを控えるよう呼び掛けたが、既にこの間に広がったとみられる感染例も出ており、今後、さらなる感染拡大や重症者の増加が危惧される。山内医師は言う。「崩壊しかけている医療がさらに崩壊して死者が増えていく。急病やけがにも対応できなくなる。地獄を見ないともう元には戻らないだろう」【竹内望】


<参考=「沖縄の医師「地獄見ないと元に戻れない」 危機感薄れる世間」(毎日新聞有料記事、8月27日)>


NO.2489 <コロナ・ワクチン><過ぎた話>東京、渋谷/予約不要の謳い文句で、長蛇の列。<起稿 シバケン>(21/08/29)


【シバケン】 2021/08/29 (Sun) 17:05

前提、
この手、試みされるの背景、重々の理解するです。
一寸でも、沢山の方にと。且つは、気楽にと。


元々は、27日の予定で、予約不要で、沢山の方が、接種出来るの、なら、ですが。
200乃至300回分。

そこに、数千名が並びましての、予定の人数、即の終了。

よて、整理券で、抽選方式にしたですが、2226名が、並んで、接種可能300名程でして。抽選券もらうだけでも、大変<!>
実際には、当選354人。

いやねえ。
この手、不手際と、するのか、やり方が、益々の、不信を生むです。

何よりも、この暑いのに、延々の、並ばんならんの辛さ。
当方的、可哀想にと。

イヤ、
再度の、よかれと、思いのされた事ですが。
結果的、並ばされ、高倍率の、抽選<!>

これでは、予約してると、一緒。それも、延々の並んで。


<写真1>
新型コロナワクチン接種の抽選券を求め並ぶ若者ら=28日午前、東京・渋



>東京都は28日、JR渋谷駅近くの予約不要な新型コロナウイルスの若者向けワクチン接種会場で、300人を抽選で選ぶ方式での運営を始めた。会場の渋谷区立勤労福祉会館には長蛇の列ができ、2226人に抽選券を配布。都は午前9時に予定していた抽選券の配布開始を40分ほど前倒ししたほか、周辺に希望者が殺到して抽選開始が遅れるなど、大きく混乱した。

>先着順とした初日の27日も希望者が多く集まって混乱し、方式を急きょ改めていた。抽選結果は無料通信アプリLINE(ライン)かツイッターで通知。354人が当選した。

>午前8時50分ごろに着いた東京都武蔵野市の会社員野口鮎子さん(32)は「こんなに並ぶと思わず、油断していた。夫が出張の多い仕事で心配だったので、早く受けたかった」。抽選券を受け取った豊島区の会社員でネパール国籍のグルン・アルナさん(25)は「昨日も接種できず、今日は午前6時に着いた。予約しなくていいと言われたのでここで打ちたいと思った」と話した。

<参考=「抽選制でも希望者殺到 東京・渋谷の若者向け接種」(産経新聞)>
(21/08/28)


【シバケン】 2021/08/29 (Sun) 17:44

副題=同じ話です。報道社が違うダケ。

いやね。
そもそもが、予約を取るが難しく。

当方にしても、受付開始の初日では、全くの、電話掛からず。
二日目も、諦め出したの頃、掛かったですが。

いやねえ。
何回線で、何名の方が受付されてるかは、知らんですが。
モ、一寸、何とか、成らぬかと。
回線増やし、受付の方、増やすとか。臨時の、応援で、結構でして。

同様にして、
並ぶも、整理券だけなら、NET予約でと。対象が若手で、抽選結果も、LINEと、twitterでして。


<写真>
新型コロナワクチン接種のための抽選券を求めて列に並ぶ大勢の若者ら(28日午前8時43分、東京都渋谷区で)=大原一郎撮影



>東京都が渋谷駅近くに開設した若年層向けの新型コロナウイルスワクチン大規模接種会場では28日、若者が早朝から訪れて列を作った。

>都は、予約なしで接種が受けられる施設を渋谷区立勤労福祉会館に27日に開設したが、未明から希望者が並ぶなどして混乱。そのため、28日からは先着順を取りやめて抽選に切り替えた。

>この日は初の週末となり、抽選券を求める人の列は約1キロ離れた原宿駅近くにまで達した。約300人の接種枠に対し、午前10時半までに並んだ人たちに抽選券が配られた。江戸川区の会社員の女性(30)は「少しでも早く打てればありがたい」と話した。

>接種の対象は都内に住んでいるか、通勤・通学している16~39歳。接種券の持参が必要で、1日に300人程度を上限に接種を行う。

<参考=「渋谷から原宿まで、抽選券求め1キロの列…若年層向け接種会場」(読売新聞)>
(21/08/28)


【シバケン】 2021/08/30 (Mon) 18:58

副題=まさかの、この手、一部報道機関の、誘導に影響された<?>、でも、無いと、思うですが。

そもそもが、
当初より、日本人のワクチン・アレルギー的、報道あったです。

要は、打ちたがらない。
本当か<?>と。

一部、無責任なるの、デマ情報あるですが。このデマ流すの目的、不可解なれどの、天下の報道機関が、数字的、嘘では無いにしろ、奇妙なるの方向に誘導してるです。
これも、報道機関故、不可解。


<写真>
渋谷の新型コロナウイルスワクチンの接種会場前で長蛇の列をつくる若者たち(時事通信)



>『ワクチン、若年層の2割弱「接種しない」 都が調査結果』朝日新聞が8月26日に報じたこのニュースに対し、一部で批判の声が上がっている。大阪大学特任教授で新型コロナ対策の政府分科会メンバーでもある大竹文雄さんはTwittterで、「この見出しのつけ方が、若者のワクチン接種率に大きな影響を与える可能性について報道機関は真剣に考えるべきだと思います」と指摘した。ワクチン接種を多くの人が望む中で、報道が抱える課題とは何か。

>「接種しない」と答えた若者に焦点

>問題が指摘されている朝日新聞の報道は、8月26日に東京都のモニタリング会議で発表された都民へのアンケート結果を伝えるものだ。

>アンケート調査は東京iCDC(感染症対策センター)専門家ボードによるもので、都内在住の20~70代の男女1000人を対象に、2021年7月16日~17日にかけて行われた。

>《若年層では2割弱が「接種しない」と回答した。「おそらく接種しない」と「絶対に接種しない」を合わせた割合は、20代男女でそれぞれ19・0%、18・8%。30代男女は16・7%と19・1%。50代男性(12・1%)や40代女性(10・5%)など、40代以上の年代と比べてワクチンに否定的な傾向が見られた。

>接種しない理由としては、20代男性の「感染しても重症化しないと思うから」や、30代女性の「副反応が心配」などが多かった。ほかに「感染しないと思う」「効果に疑問がある」「ワクチンは有害」といった回答もあった》

>記事ではアンケート結果にこのように言及し、「接種しない」という意向を示す若者に焦点を当てている。

>批判の声が上がっているのは、こうした報じ方についてだ。

>アンケート結果を見てみると…

>「あなたは、新型コロナワクチンの接種を受けようと思いますか。あてはまるものをひとつ選んでください」

>このような質問に対し、20代、30代の人はどのように回答しているのか。

>結果を参照すると、20代男性の60.8%、20代女性の66.4%、30代男性の73.4%、30代女性の64%が「接種した」あるいは「必ず接種する」「おそらく接種する」と回答。

>一方、20代男性の19%、20代女性の18.8%、30代男性の16.7%、30代女性の19.1%が「おそらく接種しない」「絶対に接種しない」とした。

>また、20代男性の20.3%、20代女性の15%、30代男性の10%、30代女性の16.9%が「わからない」とも回答している。

>このように結果を精査すると、浮かび上がるのは多数派は接種済み、もしくは接種を希望しているという現実だ。

>なお、「接種しない」と答えた人の割合は40代男性の15.3%、40代女性の10.5%、50代男性の12.1%、50代女性の8.7%と比較すると20代・30代ではより多く見られる。

>東京iCDCも20代・30代では男女ともに、他年代と比べると「接種しない」「わからない」とする回答が多いとしながらも、「接種経験と接種意欲のある人々が60~75%程度いる」とまとめている。

>専門家「『接種しない』という人の比率を強調することは逆効果」

>見出しのつけ方について問題提起した大阪大学の大竹文雄さんはBuzzFeed Newsの取材に対し、次のように語る。

>「若者の2割弱が『接種しない』と回答したこと自体は事実です。しかし、一方で、『接種しない』とはっきり回答しなかった人は『わからない』という人を含めて8割強いますし、『接種する』と回答した人も6割強います。少しでも接種率を上げる必要があるという状況で、2割弱が接種を希望していないということを問題視する記事であるという趣旨については理解しています。しかし、接種率を上げるためには『接種しない』という人の比率を強調することは逆効果です」

>「私たちの意思決定や行動は社会規範にかなり左右される。我々の研究でも、自分と同世代で接種を希望する人が多数であるということを知ると、接種を希望する人が増えるということがわかっています。一方で、『接種しない』と答えている人が2割もいると強調することは、自分も不安だから接種はやめておこうという意思決定を強化する方向に力がはたらく可能性があります」

>「接種しない」と回答している人の間にもグラデーションが存在する。何が何でも接種しないという意思を固めている人も存在するが、「多くはそれほど強い拒否反応を持っているわけではない」と大竹さんは言う。

>また、「わからない」と答え、接種について決めかねている人も2割弱いる。

>こうした態度を決めかねている人々の意思決定に、「若年層の2割弱は接種しない回答した」という情報は大きな影響を与えかねない。

>「接種をしたくないと考えている人々が一定数存在する、という指摘をしたい、という問題意識についてはよくわかります。ですが、一般の人に伝える際にはその表現が人々の社会規範にどのような影響を与えるのかまで考える必要があるのではないでしょうか」

>単純な意見の並列が広げる誤解

>朝日新聞は、20代男性の「感染しても重症化しないと思うから」、30代女性の「副反応が心配」といった声と並列で「感染しないと思う」「効果に疑問がある」「ワクチンは有害」といった声を紹介している。

>しかし、「感染しないと思う」と答えたのは全体の4.1%、「ワクチンは有害だから」と答えたのは全体の7.4%に止まっている。

>大竹さんは「記事を中立の立場で書くということは大事なことかもしれないが、接種を希望する多数派の意見と接種を望まない少数派の声を単純に並べて書くことは否定的な声を過大に強調してしまう可能性がある」と指摘。

>あくまで、多数派は接種を希望していることを数字と共にしっかりと伝える必要があるとした。

>「接種をしたくないと考える少数派の気持ちを汲み取りたい、寄り添いたいといった気持ちもよくわかります。ですが、今回のアンケート結果では、多数派の若者は、副反応があったとしても、自分が感染しないため、他の誰かに感染させないために接種を希望していることを強調すべきだと思います」

>気持ちに寄り添うつもりが、「多数派の人の気持ちを踏みにじる」

>今回の報道と同様に、大竹さんは休業の要請に応じずに営業を続ける店舗の声ばかりを報じることや、お盆休みに帰省をする人々の声を多く報じることの課題も指摘する。

>「全体で見れば、休業要請に応じていただいている店舗が多数派です。また、新型コロナの感染拡大で多くの人は帰省や旅行を我慢している。しかし、営業している店舗の声や移動をする人々など一部の声ばかりを報じることは、みんなも要請に応じていないから、自分も守らなくても問題ないといった方向へと後押ししてしまいます」

>「休業要請や自粛要請に応じていただいている方たちよりも、応じていない方たちへ取材することの方が簡単です。ですが、簡単だからと言って、そちら側の声ばかりを伝えてしまうことは人々の意思決定にマイナスの影響を与えます」

>政府分科会が人流の5割減少を提言し、政府も外出の機会を減らすよう呼びかける中で、人流が36%減少したことがわかっている。

>たしかに人流の5割削減という目標値には到達していない。しかし、要請をするだけで、目標の7割まで達成できたということも事実だ。

>大竹さんは、「人流の5割削減は達成できていない、という伝え方ではなく、目標の7割まで達成できたと伝えることでさらに多くの人から協力を得られるはずだ」と強調する。

>「情報が与える効果は皆さんが思っている以上に大きなものです。何かひとつの情報が意思決定を大きく変えてしまうこともある。少数派の思いに寄り添いたいと思って書いた記事が、もしかすると多数派の人の気持ちを踏みにじることになるかもしれません。メディアは報じ方が社会規範へと与える影響を十分に考慮していただきたいです」

>BuzzFeed Newsは朝日新聞社に対し、今回の報道に対する批判への見解を問い合わせた。回答は以下の通りだ。

>「今回の記事は、都の調査結果で、20代、30代の若年層が、他の世代と比べてワクチン接種に消極的な回答が多かったことを伝えるとともに、若い世代にもワクチン接種について理解を深めてもらうにはどうすればよいかを問いかける趣旨でした」

>「末尾の専門家のコメントを含めて記事全体を読んでいただけば、 ご理解いただけるのではないかと考えています。記事や見出しに対するご意見については真摯に受け止め、今後の報道に生かして参ります」

>千葉雄登

<参考=「ワクチン、若者の6割「接種したい」 なのに、なぜネガティブな声だけ強調?専門家は「逆効果」と批判」(BuzzFeed)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/01 (Wed) 00:17

副題=渋谷の若者向けワクチン会場 東京都がオンライン抽選に変更(毎日新聞、8月31日)

 こんばんは。


 抽選がオンラインに変更されます。若者の大半はスマートフォン等を所持していますが、持ってないIT弱者には不公平ではありますけど。

 しかし、倍率が高いのは相変わらずでしょう。東京都の試みは評価できますが、やってみたら希望殺到でした。
 私は、現在の接種ペースなら、1回目接種の予約がすんなり取れるようになるのにあと2か月と見込んでいます。


> 東京都がJR渋谷駅近くに設けた新型コロナウイルスワクチンの若者向け接種会場について、都は現地で抽選券を配布する方式をやめ、オンラインで希望者を募集し、抽選する方針を明らかにした。9月上旬にも運用を始める予定で、詳細は決まり次第公表する。会場に来なくても抽選への参加を可能にすることで、抽選券を求めて早朝から行列ができるのを防ぎたい考え。

> 都が8月27日に渋谷区立勤労福祉会館に設置した会場では、予約なしで16~39歳の若者が接種できることから希望者が殺到。先着順だった開設初日は予定より約4時間早い午前8時ごろに受け付けが終了になり、28日は整理券を配ったが希望者が約1キロにわたって行列を作った。【黒川晋史】

<参考=「渋谷の若者向けワクチン会場 東京都がオンライン抽選に変更」(毎日新聞、8月31日)>


<参考>

<参考=NO.276 <閻魔大王の言いたい放題>自民党総裁選/スガ君不出馬で、混沌<?>


NO.2490 <ワクチン3回目接種>運び屋、河野太郎大臣の言<29日・フジテレビ><起稿 シバケン>(21/08/29)


【シバケン】 2021/08/29 (Sun) 23:45

3回目接種は、医療従事者について、10月から12月のファイザー製1000万回分で。

尚、
異なる種類のワクチンを打つ「異種混合接種」についての可否を厚生労働省に検討指示している。

又、
「東京都が開設した若者向けの接種会場で希望者が殺到し混乱が生じたことにも触れた。「予約なしは無謀だ。予約を取るか抽選でも良いと思う。無駄が起きないような形でやっていただきたい」と苦言を呈した。」
モ一歩、踏み込み、抽選なら、Netで、応募の手段もあるですが。
とりあえず、暑い中、並ばせては、可哀想な事をと、当方的、考えるです。


オッとの、
その3回目接種が、10から12月なら、全体には、その辺りに、一巡<?>


>河野太郎規制改革相は29日のフジテレビ番組で、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)について「一番早ければ10月終わりから11月になる」との見通しを示した。

>米ファイザー社から10~12月に供給を受ける1000万回分で「医療従事者の3回目を打つことはできる」と述べた。

>米国は2回目の接種を終えて8カ月後の人を対象に3回目接種を始める方針だ。日本は2月に医療従事者の接種を開始した。米国に倣って8カ月後とする場合、医療従事者の3回目接種は10月以降になると河野氏は指摘した。

>異なる種類のワクチンを打つ「異種混合接種」についても言及した。1回目に英アストラゼネカ社製のワクチンを接種し、2回目にファイザー製か米モデルナ社製を使うことの可否について厚労省に検討を指示していると明らかにした。

>アストラ製の1回目と2回目の接種間隔は8週間が推奨されている。ファイザー製の3週間、モデルナ製の4週間よりも長い。「交差(混合)接種を8週間よりも短い期間でできれば加速化につながる」と説明した。

>モデルナ製のワクチンに異物の混入が見つかった問題を巡っては「大至急調べてもらっているところだ」と同社に原因究明を求めていると強調した。

>異物が混入した可能性が否定できないとして使用を停止している別のロットのワクチンを接種した人の死亡事例については「因果関係は分からない。厚労省の報告を待ちたい」と語った。

>東京都が開設した若者向けの接種会場で希望者が殺到し混乱が生じたことにも触れた。「予約なしは無謀だ。予約を取るか抽選でも良いと思う。無駄が起きないような形でやっていただきたい」と苦言を呈した。

>9月に実施する自民党総裁選への自らの出馬には「今は閣僚として自分の仕事をしっかりやりたい」と述べるにとどめた。

>菅義偉首相に関しては「リーダーシップで進んだことが評価されず非常に残念だ。われわれも発信を強化しなければならない」と話した。

<参考=「3回目接種「一番早ければ10~11月から」河野氏 混合接種、厚労省に検討指示」(日本経済新聞)>


<参考>

<参考=NO.2489 <コロナ・ワクチン><過ぎた話>東京、渋谷/予約不要の謳い文句で、長蛇の列。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/30 (Mon) 00:20

<参考>

<参考=話題NO.1451 ファイザーワクチン1億2000万回分追加契約へ 3回目接種に向け>(起稿21/08/17)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/08/30 (Mon) 00:40

 シバケン様、こんばんは。


> 「一番早ければ10月終わりから11月になる」との見通しを示した。

 28日(土)のテレビ報道(確か池上彰のだった気がするが不確か)で、順調に行けば10月末には対象者の8割に1回目を打ち終わる見込みと言ってましたので、其処まで一般接種が進んだら医療従事者へのブースタ接種を開始する予定だということではないかと。
 要は、対象者の誰もが待たずに接種できるようになったら、ということでは。


【シバケン】 2021/08/30 (Mon) 02:01

磯津千由紀さん、こんばんわ。

>要は、対象者の誰もが待たずに接種できるようになったら、ということでは。

であれば、結構ですが。
兎に角、若手諸君が可哀想と。


磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/09 (Thu) 21:20

副題=「3回目のワクチン接種検討 専門家から政府に提案」尾身会長(NHK、9月9日)

 こんばんは。


 尾身氏が3回目を提案。


> 新型コロナウイルス対策で、専門家でつくる「基本的対処方針分科会」の尾身茂会長は、会合のあと報道陣の取材に応じ、緊急事態宣言などに関する政府の方針を了承したと述べたうえで、専門家から政府に対して提案を行ったことを明らかにしました。


> “行動制限の緩和は緊急事態宣言解除が前提”

> 提案の内容について尾身会長は「ワクチン接種をさらに進め、ブースター接種、3回目の接種を行うことを検討してもらうと同時に、今後、感染が下火になればかならず感染拡大が起きる場所が出てくるので、集中的にワクチンを供給することを考えてもらいたい。また、これから医療のひっ迫を抑えるために中等症と重症の患者を減らすことを対策の焦点にすべきだということで、体調不良を感じた人にすぐに検査を行ってもらうだけでなく、感染が確認されれば速やかに抗体カクテル療法など重症化を防ぐための治療を行うなど、特に高齢者や基礎疾患のある人を対象に検査を治療に結びつける取り組みを進めてもらいたい」と述べました。

> また、行動制限の緩和について「一部ではすぐにいろいろな制限を緩めるべきだという風潮があるが、無条件に緩和できるということではない。他の人に感染させるリスクが低いことを示す仕組み『ワクチン・検査パッケージ』を導入できる11月ごろに備えて、国民的な議論などしっかりと準備を進めておく必要がある。行動制限の緩和は緊急事態宣言が解除されることが前提だ。宣言が出ている中で人々の行動を緩めることはすべきではない。間違ったメッセージになるからやめましょうと国にも伝え、そういうことはないということを何度も確認した」と述べました。

<参考=「「3回目のワクチン接種検討 専門家から政府に提案」尾身会長」(NHK、9月9日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/17 (Fri) 23:51

<参考=話題NO.1483 ≪新型コロナ≫3回目のワクチン接種 厚労省分科会が了承 年内開始目指す>(起稿21/09/17)