みんながパソコン大王
雑談<NO.275>

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NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.276
2568 令和3年9~10月の台風16号 磯津千由紀 21/09/27
2567 今ならもっと売れたかも? RVブームに登場したコンパクトカー6選【懐かしのカーカタログ】 磯津千由紀 21/09/27
2566 ≪自民総裁選≫高市支持急伸の意味=山田孝男 磯津千由紀 21/09/27
2565 「科学の祭典」ノーベル賞をもっと楽しむ方法 磯津千由紀 21/09/26
2564 「ジャンプは選ばれる側」漫画家と変わる関係 磯津千由紀 21/09/26
雑談NO.274

NO.2564 「ジャンプは選ばれる側」漫画家と変わる関係<起稿 磯津千由紀>(21/09/26)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/26 (Sun) 16:33

 こんにちは。


 以前は週刊少年ジャンプ編集部の権力は絶大だったと聞いていました。編集者の言うことは絶対、読者アンケートが悪いとスッパリ打ち切り、等々。
 今は新人漫画家が『漫画家になろう』等のWebサイトからデビューしている時代です。


> この夏、漫画愛好家の間で話題となった異色の漫画賞があった。集英社の漫画誌アプリ「少年ジャンプ+(プラス)」の漫画家発掘オーディション「MILLION TAG(ミリオンタッグ)」。審査対象の作品作りや選考の過程を、ドキュメンタリー形式の番組にして動画配信した。6組の新人漫画家とともに映し出されたのは、タッグを組んだ編集者それぞれのリアルな姿。仕掛け人の「少年ジャンプ+」細野修平編集長に聞くと、激動の漫画業界で生き残るための狙いが見えてきた。【松倉佑輔/デジタル報道センター】


> ユーチューブで話題の異色番組

≫ <個人的に漫画家だけでなく編集者さんにも焦点を当ててくれてるのが嬉(うれ)しい>

≫ <編集者さんがどんな仕事してるとか漫画家さんとどんな話してるとか知らないことだらけ!>

≫ <編集者さんも漫画家さんもそれぞれ強い個性があって凄(すご)く面白い!>

> これらは7月2日~8月20日に、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」の「ジャンプチャンネル」で配信された「MILLION TAG」に寄せられた視聴者のコメントだ。優勝者決定までの配信番組は全8話で、再生回数が30万回を超える回もあるなど、特に業界や漫画愛好家の間で注目された。

> 「MILLION TAG」は、「少年ジャンプ+」が新しく開催した新人漫画賞の企画だ。約200作品の応募から選抜された新人漫画家6組が集英社の編集者とそれぞれタッグを組み、3カ月間超にわたり四つの課題に挑んで優勝を目指す、“バトルロワイヤル”式の漫画賞である。

> 視聴者が注目したのは、優勝者に贈られる賞金500万円、米動画配信大手「Netflix(ネットフリックス)」によるアニメ化などの副賞の豪華さの他、視聴者が注目したのは漫画家に伴走する編集者のリアルな仕事ぶりが描かれていたことだ。普段は「黒衣」に徹している編集者をクローズアップする異例の試み。企画にはどのような狙いがあったのか。仕掛け人を直撃した。


> 漫画家と編集者の衝突もリアルに配信

> 「企画の目的はブランディングです。編集者の力を前面に出すことで、集英社や『少年ジャンプ+』の価値や強みを見せられるんじゃないかと思い、それには漫画家さんとの打ち合わせなどをリアルに見せることが必要だと考えたんです」

> こう語るのは、企画を進めた「少年ジャンプ+」の細野編集長だ。細野氏は「週刊少年ジャンプ」編集部などを経て、2014年に「少年ジャンプ+」の立ち上げに参加、17年に編集長に就任した。集英社のデジタル戦略を担うキーマンだ。今回の企画は19年秋から構想が始まった。

> 細野氏が語った「編集者の力を前面に」という狙い。例えば配信番組の第5話では、次のような緊迫したやりとりがあった。

> 登場人物が特殊能力で技を使うバトル漫画を描くという課題に対し、その技に名前を付けるどうかで、あるタッグの意見がぶつかった。

> 漫画家「技名、嫌なんですよ」

> 編集者「バトル漫画と、能力バトル漫画を分ける最大のポイントって名前があるかどうか」

> 漫画家「ポップに見えて世界観を壊す」「技名、全部消しますね」

> 編集者「あっていいと思いますけど。僕は何一つそこに違和感を感じないので」

> 何度か打ち合わせを経て両者が納得しない状態が続いた後、最終的には編集者が折れる。

> 編集者「分かりました。能力名を捨てますか。その代わり、技を出すときの絵面(えづら、漫画の構図のこと)だけこだわってください」

> 編集者は番組内で、漫画家に折れた理由を「世界観との整合性が付かないんだったら僕は外しましょう(と思った)。作家さんができることしか漫画の画面には反映されないので」と説明した。

> 企画番組とはいえど、参加する新人漫画家にとっては今後の人生を左右する真剣勝負。それに編集者も真剣に応える。良いものを作るために編集者として妥協しない中にも、漫画家の個性も尊重するという、リアルな制作現場の雰囲気が伝わった。

> 企画に参加した6人の編集者はさまざまなスタイルを持つ。「少年ジャンプ+」で連載中の人気作「SPY×FAMILY」の担当編集者で業界で知名度の高い林士平氏など、ヒットメーカーから若手まで、それぞれ仕事のやり方や方針は異なり編集者の個性が際立つ。

> 細野氏も「編集部で電話などをしている様子は知っていますが、実際に漫画家とどのようなやりとりをしているのか、具体的に見る機会は同僚でもありません。みんなの仕事ぶりのもっと深いところが見えました」と話す。

> 視聴者から好意的に受け止められた今回の企画。一方で、細野氏には別の狙いもあった。


> 「ジャンプ」のブランド力でも危機感

> 「今回に限らず、漫画賞はたくさん開催しています。新人の漫画家さんを集めるためです。編集者の力を見せることで、新人漫画家さんからパートナーに選んでもらえるように、集英社のジャンプグループや漫画グループの価値を伝えたいという思いがありました」

> 新人漫画家に作品を発表する場として、集英社やジャンプという媒体を選んでもらうことも狙いの一つだったという。ただ、ここで疑問も湧いた。大手出版社の集英社や、「DRAGON BALL(ドラゴンボール)」「ONE PIECE(ワンピース)」など大ヒット作を生んできた「週刊少年ジャンプ」のブランドは、新人漫画家にとって既に憧れの対象ではないのか。

> 「今まではそうだったかもしれませんが、今後もずっと継続するかというとそうとも言い切れません。出版社と漫画家さんとの関係はもうちょっとフラット(平等)になってきていると思います」。細野氏は続ける。

> 「十数年前だと漫画を載せる媒体って紙の雑誌しかなかったですよね。今だと出版社がデジタル媒体も出しているし、個人でもデジタル媒体を持つことができる時代です」

> 実際に漫画のデジタルシフトは進んでいる。出版業界の調査・研究機関「出版科学研究所」によると、19年の漫画雑誌・単行本の販売額は1995年の半分程度になる一方で、電子書籍や漫画アプリを含む電子コミック市場は急成長して、初めて紙を上回った。20年も電子コミック市場は前年比31・9%増だ。

> デジタルで漫画作品を読むことに抵抗がなくなる中で、漫画家側の選択肢は増えている。20年には、主人公のワニの日常をカウントダウン形式で、個人のツイッターを更新する形で発表された「100日後に死ぬワニ」が話題になり、単行本化や映画化もされた。大手出版社もあぐらをかいていられる時代ではない。

> 「どの媒体に載せるかは、漫画家さんが自分で選ぶ時代になっています。ツイッターで発表してもいいし、個人が自由にウェブ上の媒体で発表してもいい。漫画家さんからすると『出版社の雑誌媒体に載ってあげてもいい』くらいの感じになってきていると思います。僕らは選んでもらう方。今回の企画は選んでいただく材料になるための取り組みでもありました」(細野氏)


> ネットフリックスの協力の狙いは?

> デジタル隆盛でコンテンツがあふれる時代。漫画を発行する出版社のライバルは同業他社だけではないという。

> 「動画など他のエンターテインメントも含めてライバルと思います。そことも戦っていくためには、今までと同じような感覚で戦うのは危険です。競争しているのは漫画だけではありません」(細野氏)

> 今回の企画はユーチューブを使って動画という形で番組化した。また、8月に優勝が決まった作品はネットフリックスによってアニメ化され、全世界に配信される予定だ。

> 細野氏は「ユーチューブの番組で動画として配信することで、より多くの人に届けたかったんです。また、ネットフリックスさんと組ませていただくことで、世界中の人に届きます」と語る。

> ネットフリックス側も企画を聞いて、積極的に協業することを決めた。

> 同社のアニメプロデューサーで企画に協力した小原康平氏は「ネットフリックスとしても、若い人材や才能を育てることに力を入れています。多くの映像作品の源泉に漫画はあります。ネットフリックスのサービスでアニメを見ている割合は非常に多いです。出版社との協業は重要で、今後もいろいろな形でのパートナーシップを模索したいと思います」と話す。


> 看板雑誌か、スター編集者か

> 編集者の力を強調した今回の企画。実際に「特定の編集者を指名して連絡がくることが増えたというのはあった」(少年ジャンプ+編集部)といい、漫画家にも注目されたようだ。今後はこうした“スター編集者”が個人の名前で活躍して、業界をけん引していくのだろうか。

> 「そこは面白いポイントです。まだどうなっていくのか全然読めません」。細野氏はこう答えた上で「ただ、編集者の名前だけが先行すると怖いところもあります。僕は『少年ジャンプ+』という媒体を基本にブランディングを進める方が良いと思う」と続けた。

> なぜか。キーワードに挙げたのが「多様性」だ。

> 「例えば100種類の才能が来たときに、個人で判断したら、好みに合わないからと30を切り捨てるかもしれない。でも(デジタルも含めた)雑誌のような媒体であれば、100あれば、99はすくい取れるかもしれない。結果としてそれが多くの才能を世の中に出すことにつながっていくんじゃないかと思っています」(細野氏)

> 集英社の看板雑誌である「週刊少年ジャンプ」は、シビアな雑誌同士の競争の中で、読者アンケート方式に代表される手法で、さまざまな名作を生んできた。細野氏はデジタルの世界でもこうした伝統を継いでいきたいという。

> 「MILLION TAG」の続編について「まだ具体的に決まっていません」としながらも、今後も同様の取り組みはしていきたいという。

> 「ヒット作を継続して世に出していけるような仕組みを作っていきたい。それは紙の『週刊少年ジャンプ』が強く持っていた仕組みだし、デジタルでもやりたい。たくさんの新人漫画家を集めて作家を成長させ、連載作品をヒットにつなげる。そのサイクルをいかに作るか。『少年ジャンプ+』の中で切磋琢磨(せっさたくま)できる仕組みを加速することができるか。デジタルだから得られる膨大なデータも活用したいです」と語った。


> デジタルが変える漫画の現場

> 「MILLION TAG」の配信番組の最終回には、600件を超える視聴者のコメントが付いた。ほとんどが好意的なものだった。

> 細野さんは「この企画は(手塚治虫や石ノ森章太郎ら、漫画家を輩出した東京都豊島区のアパート)『トキワ荘』によく例えられました」と話す。「どの漫画家も作家性があふれていて個性的で、新人賞としての収穫はありました。集英社の編集者は漫画家に真面目に向き合っていると思ってもらうことこそが、企画の価値でした。そういう意味であえて制作過程を丁寧に見せる必要があり、一定の信頼感を得られ、編集者の力を見せることもできました」

> デジタルがメディアの在り方を変えている時代。漫画作りの現場は進化を求めて、試行錯誤を続けている。


<参考=「「少年ジャンプ+」漫画家発掘オーディションを番組に その狙い」(毎日新聞有料記事、9月26日)>


NO.2565 「科学の祭典」ノーベル賞をもっと楽しむ方法<起稿 磯津千由紀>(21/09/26)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/26 (Sun) 18:59

 こんばんは。


 ノーベル賞(の自然科学部門)は、知れば「楽しい」ものだといいます。
 引用記事は、前後編のうちの前編。


> 今年もノーベル賞の季節がやって来ました。自然科学部門では、10月4日に医学生理学賞、5日に物理学賞、6日に化学賞の発表があります。年に1度の「科学の祭典」をもっと楽しむには? 東京都江東区の科学館「日本科学未来館」で科学技術を分かりやすく紹介している科学コミュニケーターの3人に語り合ってもらいました。【科学環境部/三股智子】


> 「身近なモノの奥にすごい研究」

> 記者 国際的な科学賞の中でも、ノーベル賞は特に注目が集まります。その意義や魅力とは何でしょうか?

> 太田努さん(担当=物理学賞) ノーベル賞の場合、普段科学ニュースを追いかけていない人も関心を持つ機会になるところが一番大きな魅力だと思います。研究者にスポットが当たり、子どもたちも「ノーベル賞を取りたい!」と憧れるかもしれません。

> 昨年は「ブラックホールに関する発見」が受賞しましたが、理論的に証明された当時はそもそもブラックホールの存在が信じられていませんでした。それでも証明し、観測しようとする。そのストーリーがすごいなと思います。未来館でも子ども向けに話をしましたが、ブラックホールが人気なこともあって、とても楽しそうに関心を持って聞いてくれました。

> 竹腰麻由さん(担当=化学賞) 化学賞は、特に最近は日常で使われるモノや技術に関連した研究が受賞することが多いです。2019年に吉野彰先生(旭化成名誉フェロー)らが受賞した「リチウムイオン電池」は、携帯電話や電気自動車などに使われ、私たちが手に取れるものですね。20年に受賞した「ゲノム編集」は多くの研究者に活用され、日本でもその技術を利用して品種改良されたトマトの一般販売が始まりました。普段身近にあるモノの奥に、実はすごい研究があったとか、その研究のおかげで今便利に生活できているんだ、と触れられるのは化学賞の魅力だと思います。

> 竹下あすかさん(担当=医学生理学賞) ノーベル賞は「人類の幸福に貢献した人に贈られる」とされていて、私が魅力を実感するのは過去の受賞者一覧です。今では常識になっているような研究が過去にたくさん受賞しています。私たちの生活を変えるような大きな発見があり、治らなかった病気が治療・予防できるようになりました。ノーベル賞は、科学と私たちのつながりを改めて感じられる良い機会だと思います。

> 昨年は「C型肝炎」に関する研究で、3人の研究者が受賞しました。病原体の発見までなら2人の功績で十分で、多くの予想もその2人の名前のみを挙げていました。実際は、病原体の発見と治療の間をつなぐ重要な研究をした1人も受賞しました。新型コロナウイルスの流行収束が見通せない年だからこその、ノーベル賞のメッセージを感じました。人類と感染症の闘いは今までに何度も起きています。中でもC型肝炎は、抗ウイルス薬の登場によって、ウイルスに対して人類が有利な状況です。「新型コロナでも厳しい闘いが続いているけれど、諦めなければ道が開かれる」というメッセージが込められているんじゃないかなと思っています。

> 記者 未来館では毎年、オンライン中継でノーベル賞発表の瞬間を見守ったり、発表の直後に受賞研究を解説したりしていますね。どんな準備をしていますか?

> 竹腰さん 毎年8月ごろからリサーチを始め、研究者に取材することもあります。昨年はリチウムイオン電池の研究に絡めて、充電・放電を繰り返して使える2次電池を紹介したいと最先端の研究所を取材しました。吉野彰先生にもインタビューしたんですよ。

> 竹下さん 昨年はノーベル賞と私たちの関係を紹介しようと「遺伝子」というテーマに着目して過去の受賞研究を調べました。今年はより広い視野を持つべく、いわゆる「選考指標」とされる賞を調べました。イスラエルの「ウルフ賞」やカナダの「ガードナー国際賞」など、ノーベル賞の登竜門といわれる賞がいくつかあります。どんな研究者が取っているのか。面白そうな研究や、個人的に気になる研究はないか。チームで協力して調べています。

> 太田さん 発表当日に受賞研究を解説するので、事前に物理の勉強に時間をかけます。物理学賞は「物性」分野と「宇宙」分野が交互に受賞することが多いと言われていますが、一昨年、昨年と続けて宇宙分野が受賞し、驚かされました。

> 私自身は「物理化学」という化学の中で最も物理に近い分野が専門で、これまでは化学の見方で分子のふるまいや分子の中の電子のふるまいなどに着目してきました。しかし、科学コミュニケーターとして物理学賞の解説を担当することになり、物理学の見方で素粒子(物質を構成する最小単位)や光のふるまいなどに着目するようになりました。同じものでも見方を変えると違った色が見えてすごく楽しいです。


> 「『分からない』も楽しんで」

> 記者 科学に興味がなかったり、理科に苦手意識を持っていたりする人もいると思います。そんな人でも楽しめるポイントはありますか?

> 竹腰さん 受賞研究の多くは、現在の最先端ではなくて、昔に手掛けられたものです。リチウムイオン電池も、もちろん今も研究開発が進められていますが、さらに発展して次世代の電池の研究も進んでいます。受賞内容がよく分からなくても、その先を調べてみたり、研究者を応援しようと思ったりしてもらえるとうれしいです。身近な研究や技術に感謝するきっかけになるかもしれません。

> 太田さん 物理学賞は、もう本当に訳の分からないような難しい研究がたくさん受賞しています。むしろ「この世は分からないことだらけなんだ」ということを楽しめたらいいなと思います。毎年、世界観が変わるような研究が受賞しています。ということは、今年で120年のノーベル賞ですから、私たちはその都度、世界観を変えられたことになる。分からないことがどんどん出てくる楽しさがいいですね。

> あと、物理学賞では近年、女性の受賞者が増えています。100年以上の歴史で、「キュリー夫人」として有名なマリー・キュリー(放射線の研究で1903年に物理学賞、1911年に化学賞を受賞)を含めて長く2人だったのが、2018年と20年に1人ずつ選ばれました。女性研究者の活躍や社会の変化が読み取れ、今年も女性受賞者が出るか注目です。

> 竹下さん 研究者たち自身が面白いという点は、科学に詳しくない人も楽しめるポイントではないでしょうか。未来館でも、日本人を中心に多くの研究者にインタビューしてきました。ブログなどで紹介しているんですが、とても面白いんです。研究って天才的な発想でやるものばかりではなく、すごく地味で結果が出るかどうかすら分からないものを地道にやっていく作業でもあります。どういう気持ちで取り組んでいるのか。そもそもなぜ研究を始めたのか。研究にかける「思い」は専門知識の有無を問わずに楽しめたり共感できたりすると思います。

> 例えば、12年に医学生理学賞を受賞したiPS細胞研究の山中伸弥先生(京都大iPS細胞研究所長)は医者でもあったけれど、臨床があまり得意ではなくて「ジャマナカ」と呼ばれていたというのは有名な話です。それでも研究へシフトしたら素晴らしい功績を上げた。完璧な人じゃないと知っただけでも親近感が持てます。研究者の成功談だけではなく、ドジってしまった話なども聞くと、むしろ魅力に感じます。(つづく)

> 後編では引き続き3人に、印象に残る過去のノーベル賞受賞研究や、今年注目している分野についてうかがいます(後編は27日に掲載予定です)。


<参考=「身近なモノに、実はすごい研究 未来館流ノーベル賞の楽しみ方/上」(毎日新聞有料記事、9月26日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/27 (Mon) 16:24

副題=「そろそろ取って…」今年のノーベル賞、注目は

 こんにちは。


 「ノーベル賞の楽しみ方」後編です。


> 「日本科学未来館」(東京都江東区)の科学コミュニケーター3人が語り合う「ノーベル賞の楽しみ方」。後編は、近年の受賞分野の傾向や、印象に残った過去の研究について熱弁を振るっていただきました。未来館は2018年を最後に好評だった「受賞予想」をやめていますが、3人に今年の注目を尋ねると、あの研究も――。【科学環境部/三股智子】


> 「役に立つ研究」も「不思議に迫る研究」も

> 記者 数多くの科学研究がある中で、ノーベル賞にはどんな研究が選ばれるのでしょうか。近年の潮流はありますか?

> 竹下あすかさん(担当=医学生理学賞) 医学生理学賞は、医学と生理学の二つの名前が付いているだけあって、多くの命を救う治療や有益な薬の開発に役立つ発見と、みんなの体の中に備わっているけれど知られていなかった仕組みや生命の不思議に迫る研究が多いと思います。「線虫という小さな虫で発見された仕組みと同じものをヒトも持っていた」というような、生命全てに関わるスケールの大きさがあります。

> 竹腰麻由さん(担当=化学賞) ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベル(1833~96年)の遺言に基づいてできた賞です。遺言で化学賞は「最も重要な化学の発見、または改良をした人」と明記されています。「改良をした」という定義は他の部門になく、化学賞だけの特徴です。なぜだろうと考えると、当時から、化学で開発した手法が他分野の研究者にも広く使われる技術になり、他分野に良い影響を与える可能性があったからではないでしょうか。

> 太田努さん(担当=物理学賞) 物理学賞では、新しい世界を見せてくれた研究が受賞していると思います。昨年受賞した「ブラックホールに関する発見」では、新たにブラックホールがある世界を見せてくれたし、見るための装置や手法の開発にも触れています。

> また、基礎科学が多いように見えて、2014年には「青色発光ダイオードの開発」も受賞しています。基礎と応用の分け隔てなく「この研究があったからこそ、その先の研究も花開いた」と言えるような、「ブレークスルー」となった研究が選ばれると思います。

> 記者 個人的に、過去の受賞研究で印象深いものはありますか?

> 太田さん 1986年に物理学賞を受賞した「走査型トンネル電子顕微鏡の開発」です。分子や原子を可視化して、一つ一つ見ることができる顕微鏡です。私が学生時代に慣れ親しんだ技術で、当時から「すごいブレークスルーだな」と感じていました。ノーベル物理学賞担当の科学コミュニケーターになって過去の受賞研究を調べたところ、やはり受賞していたと知ってうれしくなりました。

> 竹腰さん 私は有機化学が専門で、光る分子を作る研究をしていた時、2010年に化学賞を受賞した「クロスカップリング」の技術を用いていました。

> また、私は担当外ですが、医学生理学分野は人間が関係するのですごく身近に感じられていいですね。自分の体なのに知らないことがいっぱいあって面白い。

> 竹下さん 今、新型コロナウイルスの検査でたくさん使われているPCR検査も、1993年に化学賞を受賞した「PCR法の開発」が基礎になっていますよね。研究者だけでなく、一般の人にとってもすごく身近なものがノーベル賞には多いなと思います。

> 私にとって印象深いのは、2012年の「成熟細胞を初期化できることの発見」の受賞です。日本では00年代にiPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製に成功した山中伸弥先生(京都大iPS細胞研究所長)がよく取り上げられますが、共同受賞した英国のジョン・ガードン博士は1960年代、腸の上皮細胞になった細胞はそれ以前に戻れないと考えられていた常識を覆し、実はどの細胞にもなれる状態に変化させられることを発見しました。ガードン博士の研究は私自身、高校時代に生物の教科書で読みましたし、大学入試にも出てくるような内容。何十年もの月日を越えて、この2人が一緒にノーベル賞を受賞するというのがすごくいいなと思いました。


> 有機EL、光遺伝学、mRNA……今年の注目は

> 記者 最後に、今年のノーベル賞について、注目している研究を教えてください。

> 竹腰さん 私は光る分子の研究をしてきた背景から、有機物に電圧をかけると光る現象「有機EL」に注目しています。最近は電器店でも有機ELテレビが並んでいて、一般的になってきたのではないでしょうか。スマートフォンやテレビのディスプレーに当たり前のように使われていますが、その技術が最初に花開いたのは80年代です。最初は全然明るく光らなかったので、どうしたら明るく光るか、どうすればいろんな色を出せるか、研究が進められてきました。化学や分子の研究が関わり、材料が開発されました。有機発光ダイオードの実用化への道を開いた中国のチン・ワン・タン博士に注目です。

> 太田さん 個人的に取ってほしい研究と、今年は取らないかもしれないけれど個人的にすごく気になっている研究があります。

> まず、そろそろ取ってほしい研究として、炭素原子がナノ(10億分の1)メートルサイズのチューブ状に並んだ構造体「カーボンナノチューブ(CNT)」です。飯島澄男先生(名城大終身教授)が91年に発見しました。CNTそのものの物理も面白いし、幅広く応用する研究が広がっていて、偉大な発見だったと思います。実は未来館に属する研究室では、CNTを使った最先端の太陽電池を作る研究をしているんですよ。

> 一方、今年の受賞はまだだろうけれど個人的に注目しているのは、量子力学の原理を応用した「量子コンピューター」の研究です。量子科学と計算機科学という全く別の分野をつなげる発想自体が非常に斬新です。それが面白いと気づいた学者たちが増えて研究が広がり、今盛んに行われています。原形を考えたのは英国のデービッド・ドイチュ博士。これを使うとすごいブレークスルーがあると発見したのは米国のピーター・ショア博士です。日本でも中村泰信先生(東京大教授)ら多くの研究者が開発に当たっています。

> 竹下さん 私が注目しているのは、光遺伝学とも言われる「オプトジェネティクス」という技術です。それを確立した米国のカール・ダイセロス博士に注目です。生き物は神経が働くことで何らかの体の反応を示しますが、その神経細胞をスイッチのオン・オフのように光の操作によって切り替えられるようにします。操作した動物が光をつけたときに示した反応から、個別の行動と神経の直接的な関係を見ることができるようになりました。この技術の登場で、特に精神疾患のメカニズムの多くが分かるようになりました。また、細胞の中に光に反応するたんぱく質を埋め込んだり、遺伝子的に発現させたりする技術なので、視覚障害のある方の視神経に光に反応する物質を入れて視力回復を図るといった臨床にもつながっています。

> 記者 新型コロナウイルスの流行で初めて実用化された新しいタイプのワクチン「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」にも注目が集まりました。この研究についてはいかがですか。

> 竹下さん ウイルスの遺伝情報の一部、mRNAを用いたワクチン開発につながる発見は、私も注目しています。有効性の高いワクチンが得られたことももちろん素晴らしいですが、mRNAの不思議な性質が興味深いです。mRNAを人工的に合成して人間の体に入れると、そのままではすぐに分解されてしまったり、炎症反応が起きたりし、医薬品としては使えないとして、しばらく研究や実証は行われていませんでした。そこで、ハンガリー出身のカタリン・カリコ博士と米国のドリュー・ワイズマン博士が2005年と08年に発見した技術によって、mRNAの性質を克服して医薬品として使えるようになりました。ワクチンとして新型コロナに効いているからすごいというだけでなく、mRNAの一つのよく分かっていなかった性質を解き明かした研究でもあるところに、ぜひ注目してほしいと思っています。


> ※今回ご登場いただいた科学コミュニケーター3人は、ノーベル賞自然科学3部門の発表当日、インターネット動画配信サイト「ニコニコ生放送」の番組「科学コミュニケーターと発表の瞬間を迎えよう! ノーベル○○賞」に出演します。視聴者と一緒にスウェーデンの受賞発表記者会見の模様を見守り、発表後は受賞研究をいち早く紹介する予定です。くわしくは日本科学未来館のホームページ(https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202110062125.html)で。


<参考=「有機EL、mRNA…今年の注目は 未来館流ノーベル賞の楽しみ方/下」(毎日新聞有料記事、9月27日)>


NO.2566 ≪自民総裁選≫高市支持急伸の意味=山田孝男<起稿 磯津千由紀>(21/09/27)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/27 (Mon) 09:34

 おはようございます。


 高市女史が、予想外に健闘してるそうです。「怪情報」が乱れ飛んでるようです。


> 自民党総裁選、大詰めの主役は高市早苗である。大方の予想を裏切る高市支持の急拡大である。

> 野田聖子参戦で誰も過半数に届かず、河野太郎、岸田文雄の2強による決選投票――とささやかれているが、高市が決選に絡む可能性はないのか? これが週末の話題だった。

>     ◇

> 政治部の前線記者によれば、24日昼、永田町に「高市支持拡大は河野陣営の高等戦術」説が流れ、確認に追われたという。

> 決選投票は議員票の比重が大きい。河野と岸田が争えば、議員の支持が厚い岸田が勝つ――といわれている。だが、決選投票の相手が高市なら河野の勝機が増す。初回投票で優位とみられる河野陣営が、余力で高市を支援――とささやかれるゆえんである。

> 河野は「河野陣営が支援」説を否定。激戦の総裁選の終盤は、しばしば怪情報が駆けめぐる。

>     ◇

> 当初、泡沫(ほうまつ)候補扱いだった高市の注目度が跳ね上がったのは17日。出陣式に自民党の全国会議員の4分の1近い93人(代理出席、オンライン参加を含む)が集まったことによる。

> 「誰に総裁になってほしいか」を聞いた毎日新聞と社会調査研究センターの世論調査(18日)で、高市は河野の43%に次ぎ、15%で2位。13%の岸田を上回った。党員・党友に「総裁にふさわしい人」を聞いた共同通信調査(17、18日)の回答は(1)河野(2)岸田(3)高市の順だが、15・7%で3位の高市は18・5%で2位の岸田を脅かす。

> ある官僚OBに「自民党の右傾化が進んでるんですかね」と聞かれ、「右傾化の意味によるでしょう」と私は答えた。

> 高市の主張とは何か。

> 出馬表明記者会見の冒頭で、「国の究極の使命は国民の生命、財産、領土・領海・領空、資源、そして国家の主権と名誉を守り抜くこと」だと強調。そのうえで「災害、感染症、サイバー攻撃、食糧安保、経済安保、国防のリスクを最小化する」と述べ、「財政再建棚上げによる大胆な財政出動」「女系天皇否定」「首相として靖国神社参拝」を打ち出している。

> 以上のうち、財政、皇位継承、靖国参拝には賛否両論があるが、<国際環境激変に伴う自衛意識高揚>という基本的な主張への異論は少ない。他の候補も自衛を訴えるが、この点は高市が最も明快である。

> それに、少なくとも高市の発信に関する限り、排外主義、不寛容、攻撃性、差別、挑発――など、警戒すべき右傾化の毒は認められない。この抑制も高市急伸の秘密だろう。

>     ◇

> 安倍晋三前首相は高市支持を公言し、細田派を中心に支持を呼びかけているという。威圧による組織的な高市支持なのか? 高市の出陣式で「がんばろう」コールの音頭を取った小林鷹之衆院議員(46)=当選3回、二階派、元財務官僚=に聞くと、こう答えた。

> 「私は誰の指示も誘いも受けていません。選挙の顔とか、勝ち馬とか考えたこともない。内外情勢は非常に厳しく、きれい事ではしのげない。高市さんの主張と私の考えが重なるので自分で決め、幹事長にもご了解いただきました」

> 批判も多いが、高市の明快な切り込みが政策論戦を活性化させた面はある。この挑戦が総裁選の流れをどう変えるか、日本政治の未来に何をもたらすか、まだ分からない。(敬称略)(特別編集委員)=毎週月曜日に掲載


<参考=「風知草 高市支持急伸の意味=山田孝男」(毎日新聞有料記事、9月27日)>


NO.2567 今ならもっと売れたかも? RVブームに登場したコンパクトカー6選【懐かしのカーカタログ】<起稿 磯津千由紀>(21/09/27)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/27 (Mon) 10:17

 おはようございます。


 私の車も、コンパクト・カーではありません(5ナンバー枠いっぱいのボディサイズに3ナンバーのエンジン)が、レガシィをベースに最低地上高を200mmに上げた「レガシィ・ランカスター」です。(厳密には、エンジンが6気筒の「レガシィ・ランカスター6」ですけど)
 歴史は古く、RVブームの前、30年以上前の初代レガシィがベースの「レガシィ・グランドワゴン」に遡ります。


> RVブームの頃に登場したあんなモデル、こんなモデル。今回はコンパクト・クラスを中心に6車種を集めてみた。


> スズキ X−90(1995年)

> ショーモデルをベースに市販化されたモデル。Tバールーフ式のガラスルーフをもつ2シーターで、独立したトランクのユニークなスタイリングが印象的だった。個性的ゆえに決して台数を稼いではいなかったが、それでも3年強のモデルライフを全う。1.6リットルのオールアルミエンジンを搭載し、駆動方式にはトランスファー機構付きの4WDを採用。2H/4H/4Lの切り替えが可能に。ドアミラーはNAロードスターのそれ。


> 日産ラシーン・フォルザ(1998年)

> 当時の『サニー』系のプラットフォームをベースに仕立てられた『ラシーン』は、なかばパイクカーのようなシンプルだが個性的なクルマだった。その『ラシーン』に2リットルエンジンを搭載し、アテーサ4WDを組み合わせたのがこの“フォルザ”。外観では丸型4灯のC.S.R(コンプレックス・サーフェス・リフレクター)ハロゲンヘッドランプ、背面スペアタイヤキャリア(一部は装着タイヤと同一サイズ)などを装着。やや傾斜したバックドアウインドゥもフォルザの特徴。


> トヨタ・ヴォルツ(2002年)

> トヨタとGMが共同で企画、デザイン、トヨタが設計、評価を担当し、生産は北米の合弁会社NUMMIで行なうという、ユニークな成り立ちで生まれたのがこのクルマ。兄弟車にポンティアック・ヴァイブがあった。大径タイヤ、フェンダーアーチモール、ルーフレール等、RV風の出で立ちで、バックドアはガラスハッチのみの開閉も可能。2種の1.8リットルエンジンを設定し、4WDとFFも揃えた。ネッツ店向けの若々しいカタログが用意されるも、残念ながら2年弱で姿を消した。


> スズキ SX4(2006年)

> スズキとフィアットの共同開発車。兄弟車に『フィアット・セディチ』があり、スタイリングはイタルデザイン(G・ジウジアーロ)だった。『スイフト』をベースに仕立てられ、ルーフレール、フェンダーアーチモールを装着したRV仕立てのグレード(とベースグレード)は最低地上高が175mmに設定されていた。ラインアップの全グレードにFFとパートタイム4WDを設定。後席には背もたれを倒し座面をハネ上げるタンブルフォールディング式を採用。前席シートヒーターなど装備も充実していた。


> ルノー・セニックRX4(1998年=日本導入)

> ルノー『メガーヌ』のモノスペース版だった『セニック』。そのボディをベースに走破性を高めた4WDシステムを組み合わせたのが、この希少車だった“RX4”。185mmの最低地上高をもち、リヤサスペンションはサブフレームにマウントされた専用設計。4WDシステムは、通常は100%全輪に駆動力を配分するビスカスカップリング方式だった。バックドアはガラスハッチと横開きのドアの組み合わせ、3脚独立の後席は、中央を外して2脚に並べ直して使うこともできた。


> VW クロスゴルフ(2007年)

> 5世代当時の『ゴルフ』をベースに、車高を85mm上げ、2列シートながら居住スペースを拡大したのがこの『ゴルフプラス』。最低地高は155mmだから、雰囲気重視ながら、ルーフレール、スポーツバンパー、サイドプロテクションモール、ホイールハウスモール、サイドシルエクステンションを装着。アクティブなイメージを訴求していた。搭載エンジンは当時の1.4 リットルTSIで、これに6速DSGの組み合わせ。


<参考=「今ならもっと売れたかも? RVブームに登場したコンパクトカー6選【懐かしのカーカタログ】」(Response、9月26日)>


NO.2568 令和3年9~10月の台風16号<起稿 磯津千由紀>(21/09/27)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/27 (Mon) 11:51

 こんにちは。


 台風16号が26日未明に「猛烈」に勢力を拡大したそうです。10月1日ごろに東海・関東に接近の見込み。


> 猛烈な台風16号は10月1日にかけて東海や関東に最接近する恐れが出てきた。北上につれて勢力は衰えるものの、それでも「非常に強い」勢力を保ち、接近時の最大瞬間風速は60メートルに達する可能性がある。今後の進路に注意し、早めの対策が必要になりそうだ。

> 気象庁によると、26日午後6時現在、風速25メートル以上の暴風域を伴いながら沖ノ鳥島近海でほとんど停滞している。中心気圧は920ヘクトパスカル、最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートル。今後は進路を次第に北東に変えながら日本に近づく見通し。

> 16号は26日午後3時、勢力が「非常に強い」から「猛烈」に強まった。(共同)


<参考=「台風16号「猛烈」な勢力に 10月1日にかけて関東接近の恐れ」(毎日新聞、9月26日)>
<消滅・22/09/30>

 画像は、27日9時の台風経路図、気象庁より。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/28 (Tue) 19:15

 こんばんは。


 台風16号の予想進路は少し東に変わりました。
 静岡県へは、10月1日(金)ごろに最接近の見込みです。
 画像は、28日18時の時点の台風経路図、気象庁より。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/29 (Wed) 10:53

 おはようございます。


 「猛烈」だった台風16号は「非常に強い」に弱まりはしましたが、依然として「大型」です。
 西寄りの進路を取ると、10月1日(金)ごろに静岡県に接近する見込みです。


> 大型で非常に強い台風16号は29日、日本の南を北上した。気象庁によると、30日以降に進路を北東へ変え、10月1日には強い勢力のまま伊豆諸島にかなり接近し、大荒れとなるおそれがある。3日までに温帯低気圧に変わる見込み。

> 台風16号は29日午前9時現在、日本の南を時速15キロで北上。中心気圧は935ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風域となっている。

> 台風の影響で太平洋側では2日ごろにかけて大しけとなる見込み。30日までに予想される波の高さは伊豆諸島、小笠原諸島8メートル▽沖縄7メートル▽奄美、近畿、東海6メートル。1日は伊豆諸島で9メートルを超え、近畿、東海、小笠原諸島、関東、東北で6~8メートル。

> 1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は伊豆諸島30~40メートル(40~60メートル)、東海、関東25~29メートル(35~45メートル)。

> 伊豆諸島では30日から雨が強まり、1日は太平洋側で大雨の可能性がある。1日午前6時までの24時間の予想雨量は伊豆諸島で200~300ミリ。その後、大雨の地域は広がる見通し。同庁は土砂災害や河川の氾濫に警戒を呼びかけている。【遠藤大志】

<参考=「大型の台風16号北上 太平洋側では10月2日にかけて大しけ」(毎日新聞、9月29日10時31分)>


 画像は、29日9時の台風経路図、気象庁より。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/09/30 (Thu) 14:00

 こんにちは。


 大型で非常に強い台風16号の進路は、昨日よりも絞られて、ごく近くまでは静岡県に接近しない見込みです。
 明日10月1日(金)の昼間に静岡県に最接近する見込みです。


> 大型で非常に強い台風16号は30日、日本の南の海上を北寄りに進んだ。強い勢力のまま10月1日明け方から昼過ぎに、伊豆諸島に最接近する見込み。東日本や東北の太平洋側を中心に大しけや暴風雨となる恐れがある。

> 気象庁によると、1日に予想される波の高さは、伊豆諸島11メートル▽関東・小笠原諸島8メートル▽東海7メートル▽近畿・東北6メートル。最大風速(最大瞬間風速)は伊豆諸島35メートル(50メートル)▽関東・東海25メートル(35メートル)▽東北20メートル(30メートル)。2日午前6時までの24時間に予想される雨量は伊豆諸島100~200ミリ▽関東100~150ミリ▽東海・東北50~100ミリ。【松浦吉剛】


<参考=「台風16号 東日本や東北であす暴風雨恐れ」(毎日新聞、9月30日11:42)>


 画像は、30日正午の台風経路図、気象庁より。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/10/01 (Fri) 01:28

 こんばんは。


 大型で非常に強い台風16号は、沖を通るのでさして静岡県に接近しない見込みですが、強風には留意してください。最接近は今日1日(金)の昼間の見込み。


> 大型で非常に強い台風16号は30日、日本の南の海上を北寄りに進んだ。10月1日明け方から昼過ぎにかけ、非常に強い勢力を維持したまま伊豆諸島に接近する見込みだ。東日本から東北の太平洋側を中心に大雨や暴風、大しけの恐れがあり、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。

> 1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、伊豆諸島35メートル(50メートル)▽関東28メートル(40メートル)▽東海25メートル(35メートル)▽東北20メートル(30メートル)。波の高さは、伊豆諸島11メートル▽関東9メートル▽小笠原諸島8メートル▽東海7メートル▽近畿、東北6メートル。1日午後6時までの24時間に予想される雨量は、伊豆諸島300ミリ▽関東150ミリ▽東海100ミリ▽東北60ミリ。

> 伊豆諸島では電柱の倒壊、建物の広範囲な飛散につながる猛烈な風が吹く恐れがある。気象庁は不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなどの警戒を呼びかける。低い土地の浸水や河川の増水、氾濫にも警戒が必要という。

> JR東日本は1日午前から、千葉、茨城両県の一部路線を運休すると発表した。久留里線は全線で午前8時ごろから、総武線、内房線、外房線、成田線、鹿島線の一部区間でも順次、運転を取りやめる。

> 気象庁によると、台風16号は30日午後9時現在、時速25キロで北北東に進んだ。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から半径280キロ以内は風速25メートル以上の暴風域だ。2日夜までに温帯低気圧に変わる見通し。【斎川瞳、木下翔太郎】


<参考=「伊豆諸島で猛烈な風 JR東は一部運休 台風16号、厳重警戒を」(毎日新聞、9月30日21:13)>

 画像は、1日0時の台風経路図、気象庁より。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/10/01 (Fri) 06:59

 おはようございます。


 大型で非常に強い台風16号は、沖を通過中。静岡県は、今は「嵐の前の静けさ」ですが、今後、風が強くなるかもしれません。

 画像は、1日6時の台風経路図、気象庁より。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/10/01 (Fri) 13:32

 こんにちは。


 大型で非常に強い台風16号は、静岡県に最接近してますが、掛川市は平穏です。

 画像は、1日12時の台風経路図、気象庁より。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/10/01 (Fri) 22:52

 こんばんは。


 台風16号は、静岡県から去りました。千葉県では被害が出ましたが、此処静岡県掛川市では、雨は降ったものの風は大したことはなく、16時過ぎには太陽が顔を出しました
 思い起こせば2年前の今日10月1日は、台風24号で掛川市は大停電し、ポンプが停まって断水した地区も多く、市内の7割のお宅が10月1日のうちには停電が復旧しませんでした。其の教訓から、今年は備えをしていたお宅も多かったようですが、予想が良い方向に外れました。

 画像は、1日18時の台風経路図、気象庁より。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/10/03 (Sun) 02:52

 こんばんは。


> 思い起こせば2年前の

 正しくは3年前でした。