みんながパソコン大王
雑談<NO.294>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.295
2716 <詐欺<!>>「5億円もらえる」の連絡がきた!「当選」のSMSに電話をかけてみると。 シバケン 22/01/09
2715 <コロナ対策・オミクロン>感染急拡大/予防策は従来と一緒<!> シバケン 22/01/09
2714 <犯罪最前線>マッチングアプリで美人局 プチぼったくり暗躍(産経新聞) シバケン 22/01/09
2713 <新説>約130年の昔に流行った「ロシア風邪」は、「コロナ」<?> シバケン 22/01/08
2712 ≪新型コロナ≫ワクチン 国内で1回接種79% 2回目78%に (1月4日) 磯津千由紀 22/01/05
2711 元白バイ隊員はナニを語った? 暴走族と旧車會の違いとは シバケン 22/01/04
2710 世界「10大リスク」/1位は中国の「ゼロコロナ政策」失敗(読売新聞) シバケン 22/01/04
雑談NO.293

NO.2710 世界「10大リスク」/1位は中国の「ゼロコロナ政策」失敗(読売新聞)<起稿 シバケン>(22/01/04)


【シバケン】 2022/01/04 (Tue) 11:14

あくまでもの、予測<!>
されどの、可能性充分<!>

1位=中国=「ゼロコロナ政策」失敗
2位=国家や政府の力が及ばない「巨大IT企業の影響が強まる世界」のリスク
3位=米中間選挙=民主党と共和党のどちらが勝っても、「不正選挙だ」との批判合戦となり、混乱や暴動が起こる恐れがある。
4位=中国内政=習近平総書記(国家主席)異例の3期目政権。
5位=ロシア=ウクライナ情勢
6位=イラン=核問題
7位=脱炭素政策とエネルギー政策の衝突
8位=世界の力の空白地帯
9位=価値観の衝突に敗れる多国籍企業
10位=トルコ<?>

>国際情勢のリスク分析を手がける米コンサルタント会社「ユーラシア・グループ」は3日、2022年の世界の「10大リスク」に関する年次報告書を発表した。1位には、中国が新型コロナの感染封じ込めを目指す「ゼロコロナ政策」に失敗し、世界経済や各国の政情が不安定化する事態を挙げた。

>報告書は、「先進国ではワクチン接種の推進などによってパンデミック(大流行)の終息が近付いている」とした一方、「ほとんどの国はより困難な時期を迎えることになる」と指摘した。

>中国国内の消費の落ち込みやサプライチェーン(供給網)の混乱といった影響は世界に波及し、経済不安やインフレの加速、格差拡大などに対する不満が、各地で政情不安を引き起こす恐れがあると警告した。これを「ノー・ゼロコロナ」と表現した。

>2位としたのは、国家や政府の力が及ばない「巨大IT企業の影響が強まる世界」のリスクだ。デジタル空間では一握りの巨大IT企業が主役となり、個人の思考にも影響を与えると指摘。米国では11月の中間選挙を前に、デジタル空間に誤情報がさらに広がり民主主義への信頼が損なわれると予測。デジタル分野において米中の緊張が高まるだろうとの懸念を示した。

>3位には「米中間選挙」を挙げ、トランプ前大統領の2024年米大統領選への出馬を左右するだけでなく、「歴史的な転換点となる」とした。民主党のバイデン大統領の支持率が低下する中、野党共和党が議会上下両院の多数派となる可能性があると分析した。そして民主党と共和党のどちらが勝っても、「不正選挙だ」との批判合戦となり、混乱や暴動が起こる恐れがあるとした。

>4位には「中国内政」を挙げた。今年後半の共産党大会で 習近平シージンピン 総書記(国家主席)が異例の3期目政権に踏み出すことが確実視されており、習政権に対するチェック機能がほとんどないと指摘した。

>5位は「ロシア」で、ウクライナ情勢を巡るプーチン大統領の次の一手に注目し、米露関係は極めて危険な緊張状態にあるとした。6位には、核合意の立て直しを巡り、対外強硬姿勢を崩さない「イラン」を選んだ。

>7位には「脱炭素政策とエネルギー政策の衝突」、8位には「世界の力の空白地帯」、9位には「価値観の衝突に敗れる多国籍企業」、10位には「トルコ」を挙げた。

>ユーラシア・グループは、国際政治学者イアン・ブレマー氏が社長を務め、戦争や政情不安が起きる危険性など、地政学的リスクの分析に定評がある。

<参考=「世界「10大リスク」1位は中国の「ゼロコロナ政策」失敗…各国の政情不安定化も」(読売新聞)>
(22/01/04)


【シバケン】 2022/01/04 (Tue) 22:21

<表>
ユーラシア・グループが予測する今年の10大リスク<産経新聞>


NO.2711 元白バイ隊員はナニを語った? 暴走族と旧車會の違いとは<起稿 シバケン>(22/01/04)


【シバケン】 2022/01/04 (Tue) 18:47

こんな記事があったですが。
当方的、「旧車會」とは、何ぞやと。
と、その以前の、高速道路で、蛇行運転してまして。要は、暴走族かと。

只、年齢が、一寸、違うですが。

>高速道路で、蛇行運転していたバイクに乗り、転倒した女性が、後続の車にひかれ、意識不明の重体。

>30日午前1時ごろ、圏央道の高尾山トンネルで、2人乗りで蛇行運転をしていたバイクが転倒し、後続の車が20代の女性をひいた。

>この事故により、女性が意識不明の重体、バイクを運転していた50代の男が骨盤骨折の重傷。

>2人乗りのバイクと後続の車を運転していた男(20代)が、過失運転致傷で現行犯逮捕された。

>警察によると、3人は「旧車會」と呼ばれる暴走族グループで、ネットなどを通じて集まっていた。

>警察は、年末年始の危険運転に注意するよう、呼びかけている。

<参考=「バイク転倒 後続車にひかれ “旧車會”20代女性重体」(FNN)>
(21/12/30)
<消滅・22/01/06>


【シバケン】 2022/01/04 (Tue) 18:58

副題=本題、元白バイ隊員はナニを語った? 暴走族と旧車會の違いとは

<写真1>
元白バイ隊員はナニを語った? 暴走族と旧車會の違いとは



<写真2>
元白バイ隊員が激白! 取締りの変化と現状とは(過去の様子を撮影:加藤ヒロト)(くるまのニュース)



>集団行動や上下関係は嫌! 暴走族のグループ未加入者は約8割
>令和3年版(2021年)の交通安全白書によると、令和2年末(2020年末)の暴走族のグループ数は131、人員は5714名ということがわかりました。
 
>昨今では、暴走族以外に旧車會という言葉を耳にします。
 
>今回は、元白バイ隊員に暴走族と旧車會の違いや、取締りの変化と現状などを伺ってみました。

>暴走族のグループ数は昭和48年末(1973年末)に600を超えていましたが、わずか1年後に865まで急増。100人以上のグループも70近くあったことがわかっています。

>その後、昭和の終わりに掛けて暴走族は減少していきましたがバブル華やかな頃に再び増加。

>平成4年(1992年)にはグループ数としては昭和50年代とほぼ同じ847グループを数えるに至りました。

>その後は年々、減少しており、平成28年(2016年)に208グループ、そして最新データとなる令和2年には131まで減少しています。

>構成員数としては昭和57年(1982年)の4万2,510人が最多でしたが令和2年には史上最低の5714人となっています。

>いっぽう、暴走族と名がつくグループは激減しているものの、旧車會と呼ばれる新たな集団の数は今や暴走族を大幅に超えており、令和2年の旧車會グループ数は510、5583人がメンバーとなっています。

>ただ、実際は暴走族におけるグループ未加入者は約8割と多く、暴走族も旧車會も1グループあたりの構成員数はそれほど変わらないともいえます。

>集団行動を嫌う若者たちの傾向を反映しているようで、小グループ化がすすんでいるようです。

>旧車會はそれぞれのチームにもよりますが、暴走族に比べると概してマナーが良く、純粋にバイク好きな人たちが集まっているという見方もあります。

>以前、筆者(加藤久美子)が取材をおこなった関東地方の旧車會の上層部は、暴走族ほど上下関係が厳しくなく、10名以下の少人数でツーリングすることも多いため、10代、20代の若い構成員も暴走族を経ず、直接、旧車會に入ってくるケースが増えていると話していました。

>時代の変化? 昨今は「暴走族」から「暴走グループへ」がトレンド?
>激減している暴走族ですが取締りの現場にいる警察官はどのような思いで取締りにあたっているのでしょうか。

>白バイ隊員として関東地方の警察署で約10年間勤務し、うち8年間を白バイ隊員として数多くの暴走族を取り締まって来た「パオパオ係長@paopaopoliceさん」に話を伺いました。

>パオパオさんは現在、SNSで交通安全や警察に関する情報を発信しています。

>――パオパオさんが感じていらっしゃる暴走族の変化にはどのようなことがありますか?

>暴走族の全盛期といわれ、活動がもっとも盛り上がっていた今から40年ほど前は今とは比較できないほど構成員が多く、ベテランの白バイ隊員の上司からはおおやけにできない暴走族を追いかけ回した話や初日の出暴走での大規模取締りの話をよく聞かされました。

>私が警察官になった10年前はすでにそこまでの大規模な暴走行為は少なくなっていましたが1年に何度か、ゴールデンウィークなどの大型連休や成人式、ハロウィンのイベント時期に暴走行為の事前情報があると、本部のマル走対策班(交通捜査課)が企画して取締りの体制を確保していました。

>しかし、実際には100台レベルが集結し走行するような暴走行為は見たことありません。

>多くても10台程度ですね。10台も集まれば多いと感じます。

>白バイで取締り中に何十台もの暴走族に出くわすこともごくたまにありましたが、実際に1人で出くわしても、下手に手を出せません(苦笑)

>――やはり取締りの現場からみても暴走族の数は減っているのですね?

>はい。減っているというより、昔と比べると絶滅危惧種といった感じです。暴走族の定義が変わっていると感じますね。

>以前の暴走族といえば全国各地に地元の暴走族グループがあってヤンチャしている中学生が加入していました。

>加入すると暴走族のルールに従い上納金や決まった集会に参加しないといけない、抗争には参加しないといけない、などさまざまな決まり事がありました。

>その一方で「暴走族メンバー」になることは彼らのなかではステータスでもあり、またある程度は身の安心が約束されていた一面もあったと思います。

>暴走族に加入せず一人で単車に乗り目立っていると、目をつけられることがあったので、半分は強制のように加入している子も多くいました。

>必然とヤンキーは暴走族に入るような流れもあり人数は膨れ上がりました。

>――現在の暴走族はどんな感じですか?

>現在は大人数で集まってつるむことも無くなっています。

>一人で気楽に走ったり、仲の良いい少人数で走ったりしています。

>私のイメージでは,「暴走族」というより「暴走グループ」に変わっていきました。
平均すると5~6人位のイメージです。

>――暴走族はどんな地域に多いですか?

>首都圏であっても田舎の人が圧倒的に多いです。同じ都県内でも圧倒的に110番通報が多いのは田舎エリアからでした。

>なので、個人的なイメージでいうと関東であれば群馬・栃木:茨城のほうが都内に近い千葉・埼玉・神奈川よりも多いということですね。

>――旧車會と暴走族は警察から見てどれくらい違うのでしょうか?

>旧車會は今や暴走族より多いかもしれませんね。旧車會は白バイで取締りをしても、大人しくマナーの良い人が多いのでまともな会話ができます。

>年齢も20代後半から40代くらいまでが中心で落ち着いている人が多いので荒れる現場はあまりないです。

>しかし、すべての旧車會が交通安全や法令遵守の意識が高いわけではありませんし、なかには悪質な旧車會もいます。

>実際に私も手を焼いたことがありました。大人数で走行するのは、暴走族より旧車會のほうが多いですね。

>――実際、暴走族に入っている若者ってどんな感じなんでしょうか?

>集団で集まると調子に乗っちゃう、個人個人は素直な子が多いです。

>今は昔の漫画のように気合の入った強気のタイプは少ないです。

>もともとバイク好きの子が多いので、白バイの話やバイクの話から話が盛り上がることもあり、いがみ合う子はそこまでいませんでした。

>ただ、集団で集まると悪い方にいってしまう。困ったものですね…。


>――白バイ隊員時代に思い出に残っているエピソードはありますか?

>暴走族のリーダーを捕まえたとき、最初は分かり合えない関係でしたが、話している内に打ち解けて、最終的には、「パオパオさんには迷惑は掛けたくないから、パオパオさんの管内では走らない」と約束してくれました。

>最初は冗談と思っていましが、その後、私の管内でそのグループはまったく走らないことがありました。

>リーダーだけあって、仲間にも「パオパオの管内で面倒は起こすなよ!」といってくれていたことがありました。(隣の管内ではよく110番が入っていましたが…笑) 

>意外と人情があるタイプもいるんだなぁと思いました。


>激減している暴走族ですが、前述の通り警視庁では2021年も年末年始に大規模な取り締まりをおこなうことを発表しています。

>とくに12月31日は、渋谷駅周辺で大規模な検問を実施し取締りを強化

>ここで注意すべきは検問の対象となるのはいわゆる暴走族だけではなく、不正改造車も対象になるということです。

>車検不適合のマフラーやタイヤのはみだし、フロントガラスのステッカー類など貼っているクルマは注意したほうがよさそうです。

>加藤久美子

<参考=「元白バイ隊員が激白! 暴走族と旧車會ナニが違う? 取締りの変化と現状とは」(くるまのニュース)>
(22/01/04)


NO.2712 ≪新型コロナ≫ワクチン 国内で1回接種79% 2回目78%に (1月4日)<起稿 磯津千由紀>(22/01/05)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/01/05 (Wed) 22:36

 こんばんは。


 全人口の約8割の人が接種を完了しましたが、今日1月5日の英国からの報告では残念ながらmRNAワクチン接種から20週が過ぎるとオミクロン株に対する感染予防効果は殆どなくなるとのことです。(重症化予防効果は残留してるかもといいます)


> 国内で新型コロナウイルスワクチンを少なくとも1回接種した人は全人口の79%余り、2回目の接種を終えた人は78%余りとなりました。
> 3回目の接種を受けた人は、63万人余りで全人口の0.5%となっています。

> 政府が4日に公表した最新の状況によりますと、国内で少なくとも1回、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人は合わせて1億119万9695人で、全人口の79.9%となっています。

> 2回目を終えた人は9942万3525人で、全人口の78.5%です。

> 全人口には、ワクチン接種の対象年齢に満たない子どもも含みます。

> 年代別に見てみると、65歳以上の高齢者で、
≫ ▽少なくとも1回、接種した人は3348万9900人で、高齢者全体の93.6%、
≫ ▽2回目を終えた高齢者は3329万6752人で、93.1%となっています。

> また、先月から始まった3回目の接種を受けた人は、全国で63万6242人で全人口の0.5%となっています。

> 実際は、これ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。


<参考=「新型コロナワクチン 国内で1回接種79% 2回目78%に (1月4日)」(NHK、1月4日)>


NO.2713 <新説>約130年の昔に流行った「ロシア風邪」は、「コロナ」<?><起稿 シバケン>(22/01/08)


【シバケン】 2022/01/08 (Sat) 23:45

<写真1>
日本では「お染風邪」と呼ばれ、庶民の間でおまじないも流行した=深川江戸資料館提供



<絵2>
フランスの雑誌に1890年に載ったロシア風邪の風刺画ではフランス語でインフルエンザとの表記が残る(英ウエルカム財団のウエルカムコレクションより)



<表3>
ロシア風邪と新型コロナの共通点



<表4>
19世紀後半以降に流行した呼吸器系の主な感染症



>約130年前に世界で猛威を振るったロシア風邪の原因がコロナウイルスだったのではないかとの説が浮上している。約6年間で100万人の犠牲者を出した大流行はこれまで、インフルエンザとされていた。ところが新型コロナウイルスに注目する科学者らがロシア風邪の症状と似ていると気づき、教訓を得ようと史実の検証に動き出した。


>東京都江東区の深川江戸資料館には、ロシア風邪が明治時代の日本でも流行した際に庶民の間で広まったおまじないの展示がある。米屋の入り口に「久松るす」の墨書。当時は、えたいの知れないこの感染症を「お染風邪」と呼んだ。江戸時代前期に心中事件を起こした「お染と久松」が題材の人気歌舞伎が由来だ。「久松るす」には「恋仲の久松はいないからお染風邪は我が家には来ないで」との思いが込められた。

>ロシア風邪は1889年にロシア帝国のブハラ(現ウズベキスタンの都市)で最初に確認された。90年にかけて世界で流行し、95年ごろまで流行を繰り返した。約15億人の世界人口のうち、100万人が亡くなったとされている。

>ウイルスの正体さえ分からず、ワクチンもない時代だったが、集団免疫とウイルスの変異で感染は落ち着いた。

>当時、ドイツの研究者によって、「菌」が検出されて、「インフルエンザ菌」と名付けられた。しかし、その後、「インフルエンザ菌」はロシア風邪の原因ではないことが分かった。

>1930年代になってインフルエンザウイルスが確認できるようになった。18~20年に流行して少なくとも5000万人が犠牲になったとされるスペイン風邪は、残った検体から後にインフルエンザウイルスが原因と特定された。一方、ロシア風邪も症状などからインフルエンザウイルスが原因であると思われてきた。

>ベルギーのルーベンカトリック大学の研究チームは2021年夏、「ロシア風邪の英国とドイツでの医療報告は新型コロナと多くの特徴を共有している」と論文で報告した。肺や気管支、胃腸の症状のほか、味覚や嗅覚の喪失などを含む神経への影響だ。新型コロナでは「ロング・コビッド」と呼ぶ後遺症も似ていた。

>昭和大学の二木芳人客員教授は「インフルエンザウイルスが原因のスペイン風邪より感染力が強い点などもロシア風邪は新型コロナに似ている」と指摘する。


>ルーベンカトリック大学は05年にもロシア風邪のコロナウイルス原因説を論文で発表している。現在の風邪を引き起こすヒトコロナウイルス「OC43」について分子時計分析という手法で遺伝子の変化を過去に遡った。

>分子時計は時計の針がリズムを刻むように遺伝子の塩基配列やアミノ酸に一定の速度で突然変異が起こると仮定し、変異の時期を逆算する。変異の違いから共通の祖先もわかる。1960年代に提唱された。

>OC43について分子時計分析の手法で調べると1890年前後にウシのコロナウイルスから分岐した可能性が分かった。ロシア風邪が流行した頃だ。


>ここから次のような仮説が浮かび上がる。

>まずウシからヒトにうつるようになったコロナウイルスが感染症に無防備だった社会にロシア風邪を広げた。そのうち人々は集団免疫を獲得した。ウイルス自身も変異を重ね、ほとんどの人が軽い症状で済む現在のOC43に至ったとする考えだ。

>新型コロナも同じ道をたどるのか。二木客員教授は「いずれウイルス自身が弱毒化する可能性はあるが、楽観的に捉えない方がよい」と戒める。

>世界の人口は当時の5倍に達し、地球は「密」だ。現代はワクチンや治療薬という武器も手にしたが、ウイルスの変異がどう対応してくるのか分からない。

>日本でも感染者が増えている新型コロナの変異型「オミクロン型」は重症化率が低いとされるが、感染者数が増えれば医療現場に負担がかかる。ロシア風邪のコロナは風邪のウイルスになったかもしれないが、ウイルスの気まぐれはあてにならない。私たちはワクチン接種や感染対策、医療体制の拡充などを進める努力をする以外に道はない。

>(福岡幸太郎、藤井寛子)

<参考=「ロシア風邪はコロナだった? 「インフル原因」覆す新説」(日本経済新聞)>


NO.2714 <犯罪最前線>マッチングアプリで美人局 プチぼったくり暗躍(産経新聞)<起稿 シバケン>(22/01/09)


【シバケン】2022/01/09 (Sun) 11:42:07

当方的には、酒飲みませんのでね。
又、この手、繁華街に足向けるもありませんのでね。

この手の話、なるは、酒が少々飲めて、少々、金回りも良くて。
の面々が、騙され易い<?>

モ、一発<!>
基本的、マッチングアプリなるは、この程度であるの、認識を<!>

<絵>
マッチングアプリを利用した「プチぼったくり」が確認された



>繁華街の飲食店で昔からあるトラブルといえば、高額な料金を不当に請求する「ぼったくり」だ。このぼったくりにマッチングアプリを悪用した新たな手口の被害が相次いでいる。ぼったくり店の女性従業員が無関係の一般女性を装いマッチングアプリで出会った男性を言葉巧みに店に誘導。請求額を10万円以下に抑えた「プチぼったくり」で通報されにくくするなど摘発逃れも巧妙化している。警視庁は同様の店が都内に20店ほどあるとみて警戒を強めている。


>マッチングのはずが…
>「気になっているバーがあるから行ってみようよ」

>20代の男性会社員はマッチングアプリで知り合った女性(18)に誘われるがまま東京・歌舞伎町のバーに向かった。

>3階にある一見すると普通のバー。だが、メニュー表の端には小さく《チャージ料金2千円》《サービス料20%》などの表記が。女性は次々と高額なお酒を注文し続けた。

>少し飲んでから会計を頼むと、女性はクレジットカードで支払う素振りを見せたが、すかさず経営者の男が「カードは使えない」とすごんだ。現金を持っていないという女性の代わりに男性に提示された料金は約4万円。

>「ぼったくられた」

>男性は瞬時にそう思ったが、こわもての経営者の男のすごみのせいか、4万円という値段のせいか、悔しさを感じながらも支払いを済ませて店を後にした。

>実はこの女性は店の従業員。そしてマッチングアプリで女性のふりをしてやりとりをしていたのは経営者の男らだった。マッチングアプリを悪用して自然な出会いを装いながら巧みに店に誘導する手口だったのだ。

>さらに、請求額を10万円以下にして払えないほど高額とはいえない「プチぼったくり」にとどめたのも、通報や相談をしにくくするのも手口だった。


>苦情30件以上
>マッチングアプリとぼったくりを組み合わせた手口で経営者の男は昨年9月以降、約4500万円を荒稼ぎしていた。店の実態は女性従業員が接待をするキャバクラだったにも関わらず無許可で営業。警視庁は、風営法違反の疑いで昨年11月、東京都新宿区歌舞伎町でこの「ぼったくり」バーを経営する男(23)と、10代を含む従業員の男女2人を逮捕した。

>マッチングアプリの性質上、男性は女性に好意的な感情を抱いて会うケースが多い。捜査関係者は「女性に頼まれたら断りづらいという男性心理を巧みに利用していたのではないか」と指摘する。

>この店については、令和2年9月以降「高額の請求をされた」などの苦情が新宿署に約30件も寄せられていた。被害者の中には、「ぼったくりだと気づいていなかった人もいるようだ」(捜査関係者)といい、実際の被害はより大きかったとみられる。

>警視庁はマッチングアプリを悪用したぼったくり店は都内に20店ほど確認しており、同様の手口が今後増える可能性もあるとして、警戒を強めている。


>利用は慎重に
>手軽に異性との出合いの機会が得られることから、マッチングアプリの利用者は増えている。一方で、トラブルも増加している。

>調査会社のMMD研究所が昨年実施したアンケートによると、マッチングアプリの利用経験がある男女500人のうち、何らかのトラブルに巻き込まれたことがあると答えた人は223人で、4割以上にも上る。

>実際に犯罪へ発展しているケースもあり、昨年11月にはマッチングした男性を暗号資産投資へ誘い、ビットコインを詐取した男女6人が大阪府警などに逮捕されている。

>安全にマッチングアプリを利用するための注意点として、SNSや情報リテラシーに詳しい成蹊大の高橋暁子客員教授は「有料だったり、身分証による本人確認が必須だったりするアプリを選ぶことが効果的」と助言する。

>マッチングアプリには運営がずさんなものも多く、中でも無料のものや、本人確認が不要なものは詐欺や性的な目的などで利用する人が多くなる傾向にあるという。高橋氏は「やり取りを監視したり、報告機能を有しているなど、悪用への対策を行っているアプリを選ぶべきだ」と推奨する。

>異性とマッチングした後、簡単に相手を信用しないことも重要だ。しばらくはアプリ内でのやりとりにとどめたり、会う前にオンライン通話をしたりすることでも、犯罪に巻き込まれる危険性を下げられるという。

>高橋氏は「直接会う場合は昼間にしたり、人が多い場所を指定したりするのも手」とし、各利用者が慎重に行動することが大切だと話している。(根本和哉)

<参考=「犯罪最前線 マッチングアプリで美人局 プチぼったくり暗躍」(産経新聞)>
<消滅・22/04/17>


NO.2715 <コロナ対策・オミクロン>感染急拡大/予防策は従来と一緒<!><起稿 シバケン>(22/01/09)


【シバケン】 2022/01/09 (Sun) 18:02

但し、
「鼻から喉までの気道上部でウイルスが増殖し、くしゃみなどで広範囲に広がり、短期間で発症するので、爆発的に感染する可能性がある。「デルタ株の約6倍の感染力を持つ」と指摘する論文もある。」


○マスク着用や手洗い、換気などの徹底

○飲食時のマスクを外しての会話は控える

○体調が少しでも悪ければ医療機関を受信

○大人数での食事などをしたら検査を受ける

○外出をできるだけ減らす


<写真1>
「オミクロン株」の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)



<図2>
県が県民に求める感染予防策



>変異株「オミクロン株」が広がり、感染が急拡大している。予防策など注意点は何か。広島大の坂口剛正教授(ウイルス学)に聞いた。

>急拡大の背景には、オミクロン株の特徴がある。鼻から喉までの気道上部でウイルスが増殖し、くしゃみなどで広範囲に広がり、短期間で発症するので、爆発的に感染する可能性がある。「デルタ株の約6倍の感染力を持つ」と指摘する論文もある。

>医療従事者が、マスクなど対策をしながら感染した事例もある。会食などでマスクを外した場合は、ほぼ全員が感染してしまう。

>一方、肺の奥で増えるウイルスは少なく、重症化しにくい。ハムスターを使った実験でも、肺炎が起きにくいことが確認されている。

>ワクチンの効果について、英国の研究が報告されている。2回目接種の5か月後だと、オミクロン株の感染を防ぐ効果は5%を切るが、3回目接種の直後なら8割に高まる。入院率も9割近く下がるデータが出ており、重症化を防ぐ効果もある。

>予防策は従来と変わらず、会食などを控え、マスク着用や手洗いを励行することだ。過度に恐れたり、混乱したりせず、冷静に日頃の対策を徹底し、積極的にワクチン接種を受けてほしい。

<参考=「オミクロン株「会食でマスク外せば、ほぼ全員感染」…予防策は従来と変わらず」(読売新聞)>


NO.2716 <詐欺<!>>「5億円もらえる」の連絡がきた!「当選」のSMSに電話をかけてみると。<起稿 シバケン>(22/01/09)


【シバケン】 2022/01/09 (Sun) 21:28

電話したは、当記事の筆者<!>


で、
この手、詐欺なるは、以前より、あるです。基本、相手せずで正解也。

当方の場合、「みんながパソコン大魔神」掲示板に、SPAM投稿として、やられたです。
時期は、2013年。
それよりも、更なるの以前より、流行ってるです。


<参考=NO.121 <臨時増刊・まいつたなあ>迷惑投稿拒否設定の穴<!>
(13/06/18)

<参考=NO.122 続<臨時増刊・まいつたなあ>自動投稿vs来訪投稿の対策差違
(13/06/19)


<画像1>
情報提供のあった、怪しいSMS(筆者キャプチャ)



>昨年12月末に「怪しいショートメッセージ(SMS)が届きました」との連絡を受けました。

>その内容をみると「【ご当選確認お願い致します】新生活の味方に応援懸賞キャンペーン開催中<音符>」とあります。


>ネットで、このSMSを調べてみると、多くの人のところに届いていることがわかりました。そこには「詐欺につながる」といった注意喚起はあります。しかし具体的にこの先にどのような危険が待ち受けているのか、それに関する記述は見受けられません。

>さらに調べると、文面は若干違いますが、1年以上前から同じような「新生活の応援」を謳うSMSは届いているようです。

>当選メッセージの行きつく先を、調べてみる必要がありそうです。

>というのも、このところ「当選しました」のメール、メッセージを受けってからの高額な被害が出ているからです。

>2021年10月、山口県に住む50代男性はスマホに届いた「3億円を送金する」のメールが届いたことをきっかけに、約400万円の電子マネーを騙しし取られています。

>また、北海道に住む50代男性も「55億円を支援します」というメールをきっかけに、21年12月に被害に気づくまで、2年間にわたり、約350回も電子マネーを購入して1600万円の被害に遭っています。

>なぜ、騙されるのだろうか?そう思われる方もいるかもしれません。

>この辺りの事情を解明する必要がありそうです。

>SMSの番号に、電話をかけてみると…
届いたSMS「【ご当選確認お願い致します】」の下には「今すぐプレゼント内容の当選確認」とあり、「090********」から始まる電話番号載っています。

<画像2>
情報提供のあった、怪しいSMS(筆者修正)



>この番号に電話をかけるように促していますので、さっそくかけてみます。

>女性の声で「確認が完了しました。ご登録ありがとうございました」という自動音声ガイダンスが流れます。

>そこで「もしもし、もしもし」と筆者は話しかけますが、返答はありません。

>ほどなくして、一方的に電話が切れてしまいました。

>どうやら、こちらの電話番号を把握することが目的のようです。

>さて、どのような連絡がくるのでしょうか。
>机の上にスマホを置いて、じっと待っていましたが、1時間、2時間たっても「当選した」という電話連絡はありません。

>何度もSMSを確認しましたが、何も届きません。こちらの電話番号を取得して、後に悪用する。それだけが目的だったのでしょうか。

>翌日の大晦日、朝早く起きて受信ボックスを見ると、メッセージが届いています。

>「***********様でお間違いありませんか?」

>11桁の私の電話番号が載っています。

>その差出人をみると「V**B**」なる人物からです。

<画像3>
筆者のもとに届いたSMS(筆者修正)



>その下には、URLが載っていますので、タップしてみました。

>すると「吉沢」なる人物からの「大切なお知らせです」が表示されました。

>「政府機関の調査にて、医療、年金、金融機関等の情報提供からあなた様【***********】が救済対象として選ばれました。生活福祉金として5億円の無料振込を行わせて頂きます」

>なんと「5億円がもらえる」というのです。生活福祉金とは何なのか?説明文がありました。

>要約すると「国民の皆様を救済することを目的として、内閣府特命担当大臣を筆頭に厚生労働省を交え、数年前から実施された国民救済制度」だそうで、「全国民の皆様を一同に救済することはできませんが、毎月、数名~十数名の方々を順々に政府機関の規定規約に則り選出し、生活福祉金をお振込させて頂いている」とのことです。

>どうやら、その5億円の生活福祉金を受け取れる救済制度の対象に、筆者が選ばれたようです。

<画像4>
筆者修正・URLをタップして出てきた5億円の画面



>そこには、お金を受け取った人たちの喜びのメッセージもあります。

>ある男性は「私の幸せを分けてあげたいと思って、お話します。生活福祉金は本当に受け取れます」といい、別な女性は「5億円の無料振込、吉沢さんが叶えてくれました。生活福祉金が振込されて毎日が全然違う日々に変わりました。本当にありがとうございます」と書き込んでいます。

>このお金を受け取るためには、「【5億円振込実行】のボタンを押して下さい」とありますので、押してみます。

<画像5>
筆者がタップした振り込みボタンのキャプチャ



>すると、応募フォームのような画面が出てきたので、「よろしくお願いします」との文章を記載して、「メールを送信する」のボタンを押しました。

>まもなくして、吉沢なる人物から「下記より進んでご対応下さい」とのSMSが届きましたので、URLをタップします。

>すると、5億円の受け取り方法が載っています。

>「銀行法施行令の規定に基づき、無料振込を行う為に口座登録を行う事が必要ですので、一度のみ口座登録費用として【3,000】円をコチラからチャージして下さい」

<画像6>
筆者がアクセスした、登録費用を求める画面キャプチャ


>支払い方法をみると、クレジットカードか、コンビニで3,000円分の電子マネー買い、そのカードの裏に載るプリペイド番号をサイトに入力するように指示されています。

>ここで、当選メッセージの目的がはっきりしました。

>電話でお金の支払いを迫るのではなく、SMSのやり取りを通じて、口座登録費用の名目で、お金を騙し取ろうとするのが目的だったのです。

>もし3,000円を払っても、5億円を受け取れることはありません。繰り返し手数料を要求されて、被害金額が大きく膨らむようになっています。

>というのも、この手口は出会い系サイト、サクラサイト詐欺といういわれるものです。

>過去には、芸能人を騙り、有料のメールのやりとりを数多くさせて、多額のお金を取る被害が出ました。そして今も、有名女優や男性アイドルを騙り、メールのやりとりをさせてお金を騙し取る被害は絶えません。

>このサクラサイト詐欺では、芸能人ではなく、国の機関を装った人物と、メールのやり取りをさせながら、手数料名目に電子マネーでお金をだまし取る手口でした。

>そして、私がやりとりしたサイトを調べると、「V**B**」の名称で、ベトナムに住所を置く業者でした。つまり、SMSの差出し先はこのサクラサイトの業者名だったわけです。

>これは、コロナ禍で生活に困り、世の中も給付金が支給されるなどしている状況に付けこんだ手口といえます。

>生活福祉金に似た名称の「生活福祉資金貸付制度」は、厚生労働省にて行っているもので、また「銀行法施行令」も実際にある法律です。

>こうした名称をうまく使いながら、騙そうとしていることがよくわかります。

>だいぶ、「当選」のSMSの手口は見えてきましたが、根本問題はまだ解決していません。

>なぜ、この手法で50代以降の中高年が、繰り返しお金を払ってしまうのか?という点です。

>それについては、SMS(下)にて、さらに届けられるSMSのURLをタップして進み、その理由を解き明かします。

>そこからは「期待」と「不安」を煽る手口で騙す手法が見えています。

>【(下)へと、続きます】

>多田文明
詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト
2001年~02年まで、悪質商法に誘われたらついていく雑誌連載を担当。これまでのキャッチセールスなど勧誘先への潜入数は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通している。連載をまとめた「ついていったらこうなった」(彩図社)はフジテレビで番組化し、2011年までゴールデン枠の特番で第8弾まで放送。その他、情報・バラエティー、報道など多数の番組に出演し、被害防止の為のた講演、講座も数多く行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に「だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本」(方丈社)がある。

<参考=「「5億円もらえる」の連絡がきた!「当選」のSMSに電話をかけてみると…どんな詐欺が待っている?(上)」(Yahoo!ニュース)>
(22/01/03)


【シバケン】 2022/01/10 (Mon) 09:12

副題=送信者不明のSMS

「お金を受け取る前に、お金を払わせようとする、サクラサイト詐欺の手口」

<画像1>
筆者に届いたSMSからアクセスしたサイト画面



>前回「ご当選確認お願い致します」のSMS(ショートメッセージ)をきっかけにした「5億円を振り込む」という詐欺の手口を明らかにしました。

>「5億円もらえる」の連絡がきた!「当選」のSMSに電話をかけてみると…どんな詐欺が待っている?(上)

>しかし、なぜこの手口で50代以降の中高年の人たちが、数百万、1千万円を超えるようなお金を繰り返し払ってしまっているのか?という疑問にまでは、答えがいたりませんでした。

>そこで、さらに調査を進めることにします。


>業者をとっちめようにも、それができないわけ 電話番号が…

>筆者が一番、困ったのは、「当選」のSMSに載る番号に電話をかけてからというもの、次々に業者からのメッセージが届くようになったことです。

>何とか、止められないものでしょうか。

>スマホを通じて、迷惑メールの申告をすればいいのではないか?そう思われる方もいるかもしれませんが、事態はそう簡単ではないのです。

>そこで、近くの携帯ショップに行き、筆者に送られてきたSMSを店員に見せながら「この迷惑なSMSを来ないようにする方法はありませんか?」と尋ねると、スタッフは首をひねります。

>そして驚くような答えを返してきました。

>「こうしたケースは初めてなので、わかりません。これでは迷惑メールの申告をしても止めるのは難しいかもしれませんね」

>「えっ、どうすれば……」と聞き返しますが「なぜ、宛先がこうなっているのか。逆に、こちらが教えてほしいくらいです」と話します。

>携帯ショップの店員をも悩ませるほどのSMSだったのです。

>というのも、業者が送ってくるSMSには、電話番号がないのです。

>私の電話番号に送ってきているので、本来、相手の電話番号があってしかるべきなのですが、それがありません。

>宛先はどれも「V**B**」などの名称があるだけ。そのため、この宛先に返信ができないどころか、差出人である業者に電話をかけて、筆者がとっちめることもできない状況なのです。

>業者は受信者に、自分たちの身元を知られないようにするために、電話番号を隠して詐欺につながるSMSを送ってきているのです。

<画像2>
筆者のもとに次々に届いた、電話番号のないSMS(一部、筆者加工)



>特殊詐欺対策班のサイトに誘導される

>数多く届く迷惑メールのなかに「不正登録の可能性がございます」というSMSがありました。

>これだけの迷惑なメッセージが次々に来ているのですから、どこかの詐欺サイトに勝手に登録されていることは間違いありません。そこで、このメッセージに載るURLをタップしてみました。

>すると、真っ赤な画面背景に【***********】と11桁の私の携帯番号が書かれた「悪質なサイトに登録されてしまっております」の表示が出てきました。

>しかも驚くことに「特殊詐欺対策班」を名乗っています。

<画像3>
筆者がSMSからアクセスしたサイト画面(一部筆者加工)



>ご存じのように、今、日本国内では、オレオレ詐欺、架空請求詐欺など組織的な詐欺グループによる被害が多発しており、これらを総称して「特殊詐欺」と呼んでいます。各警察では、徹底した被害防止のための特殊詐欺対策を行っています。

>ここでは、違法サイトを撲滅している警察関係者を装ってきています。

>さらにここには「これらの事案は、すべて今すぐ解決することが可能です」との安心させる言葉も続きます。

>「不正登録がされている」と不安を煽っておきながら、次に「あなたを助けます」という言葉も併記して、相手の心を揺さぶる流れになっています。

>もしかすると、迷惑なSMSに困っている人のなかには、ここが本当の警察関係のサイトと思い、連絡をとってしまう方もいるかもしれません。

>そうした人たちを誘うように、青い文字で「今すぐ解決」のボタンがあります。

>ここを押せば「①すぐに迷惑メールが無くなります。②正式に損害賠償金を受け取れる。③損害賠償など、不当請求の無効化。 ④電話番号、アドレスのクリーン化 の4点を今すぐ解決することができる」ということです。

<画像4>
筆者がアクセスした「今すぐ解決」の画面



>「今すぐ解決」のボタンを押してみます。

>すると、すぐに日本生活安全センターの特殊詐欺対策班の渡辺なる人物から「ご連絡ありがとうございます」のSMSが届きましたので、URLをタップしました。

>次に出てきたのは「損害賠償金のご用意ができております」です。その金額は「720万円」です。

<画像5>
筆者がアクセスした損害賠償画面



>またもや「お金をくれる」という話になりました。

>前回の手口の流れからすれば、ここで手数料が必要となるはずです。しかしここには、そうした記述はなく、お金を振り込むための口座の登録が必要と記載されています。

<画像6>
筆者がアクセスしたサイト画面



>とりあえず、何も書かずに「振込先口座情報」のボタンをそのまま押してみます。

>すると、「送信完了」の画面になりました。

>無事に送れたようです。

<画像7>
筆者送信後の画面(一部、筆者修正)



>画面の上部には大きなハートマークとともに、「D*-a****」という文字が出ています。

>どうやら、ここが特殊詐欺対策班を装ったサクラサイトの本体のようなので、ここの運営業者の所在地を見てみます。すると前回「生活福祉金5億円がもらえる」といってきたサイトとほぼ同じベトナムの住所になっていました。

>迷惑SMSを送ってきた二つのサイトはつながっていると見て間違いないでしょう。

>まもなくして、SMSが届きます。URLをタップすると、720万円の受け取り方が出てきました。

>「送金規定上、0.14%の送金規定手数料のみどうしてもかかってしまいますので、損害賠償金720万円の送金規定手数料、15000円のみご負担ください」

>手数料の支払い方は、クレジットカードか、コンビニで電子マネーを購入するようになっています。

>ここにきてようやく、お金を受け取る前に、お金を払わせようとする、サクラサイト詐欺の手口であることがわかりました。

>個人情報の記載はさらなる危険につながっていく

>前回の「5億円もらえる」のSMSよりも巧妙になっています。それは、本人の銀行口座などの個人情報を伝えさせてから、手数料の請求をしているところです。

>筆者は、相手が詐欺業者と思っていますので、銀行口座番号などは書かずに送りましたが、正直に書いて送った人は、その情報を悪用されて脅されるだろうことは目に見えています。

>実際に、筆者がその後「15000円の支払い」を無視していると、特殊詐欺対策班の渡辺からは「口座情報をいただいた時点で契約が成立していることを忘れないでください」というSMSが届けられています。

>これまで詐欺の取材をしてきてわかりますが、最初はジャブ程度の軽い脅し文句で支払いを迫ります。しかしそのうちに、高額なお金を支払わせるために「あなたは逮捕される」などの強い脅し文句に切り替えてきます。この詐欺のストーリーの中に巻き込まれてしまうと、底なし沼にはまってしまうことになります。

>今回のやり取りを通じて、なぜ、50代以降の中高年の人たちが、高額なお金を払ってしまうのかの理由が、少しづつ見えてきました。

>「期待」と「不安」の両面から私たちを騙そうとする

>ここで使われているのは「期待」と「不安」という騙しの手法です。

>最初は「当選」「5億円がもらえる」というSMSを送り、「期待」「希望」を抱かせながら、数千円の少額を払わせます。その後も何かと理由をつけて、手数料を要求してきます。しかし幾ら払ったところで、5億円は受け取れないようになっています。

>そこへ「あなたの電話番号が洩れて、不正登録されている」というSMSを忍び込ませます。そして受信者が連絡を取ると、今度は「特殊詐欺対策班」を装った人物が出てきて「あなたは詐欺に騙されて、被害に遭っている」と「不安」を煽ります。そこへ「しかし、今の状況は解決できる」と救いの手を差し伸べながら、手数料を再び騙し取ろうとします。

>これが延々と繰り返されて、底なし沼の詐欺に引きずられてしまいます。

>サイトの作りも実に巧妙で、「不正登録」などの不安を煽る時には「赤」の背景を使い、安心させる時には「青」の文字などで誘導します。


>騙されないために

>被害に遭わないためには、「何か、おかしい」と思った時点で、すぐに周りの誰かに相談することです。その疑問をいち早く抱くためにも、この当選を謳うSMS詐欺の手口をぜひとも知っておいて下さい。

>もしかすると、今も身近な誰かが、この底なしのサクラサイト詐欺にはまり、こっそりとお金を払いに、コンビニに行こうとしているかもしれません。

>もし中高年の人たちから、これまで口にしたことがないような「電子マネー」「プリペイドカード」の言葉が出てきたら「何に使うの?」と、ぜひ聞いてみてください。もし、その質問に口をつぐむようでしたら、詐欺のサインと思ってください。


>【追記:サクラサイトの見抜き方】

>最後に、SMSから誘導された先からでは、見えないサクラサイトの裏の世界をご紹介します。

>おそらく、SMSで誘導された方は、URLをタップさせられて、冷静さを失った状況下で表の文言だけを見させられて、お金を払わされてしまいます。

>しかしサイト内の様々な部分を見ることで、警察関係のサイトではないことがよくわかります。たとえば、サイト内の「受信メール」をタップすると、下記の画像が出てきます。

<画像8>
筆者がタップした先の受信メール(筆者加工)



>さらに「プロフィールを見る」とタップすると、次のような画面が出てきます。

<画像9>
筆者がタップしたプロフィール画面(筆者加工)



>警察関係のサイトに「好きなタイプ」とか「年収」「秘密」などの記載があるはずがありません。これは、典型的な出会い系サイトのフォーマットを使っています。

>誘導された先だけではなく、慌てずに、そのサイトの中身をみることで、詐欺行為に気づくことができます。

>もし周りで騙されているような方がいれば、サイト内の様々な部分をタップして、「お金を払う必要がない」ことを認識させてあげることも一つの手になります。

>多田文明
詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト
2001年~02年まで、悪質商法に誘われたらついていく雑誌連載を担当。これまでのキャッチセールスなど勧誘先への潜入数は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通している。連載をまとめた「ついていったらこうなった」(彩図社)はフジテレビで番組化し、2011年までゴールデン枠の特番で第8弾まで放送。その他、情報・バラエティー、報道など多数の番組に出演し、被害防止の為のた講演、講座も数多く行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に「だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本」(方丈社)がある。

<参考=「「5億円もらえる」当選SMSの次は「特殊詐欺対策班」から!手口全公開…どんな詐欺が待っている?(下)」(Yahoo!ニュース)>