みんながパソコン大王
雑談<NO.354>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.355
3132 <その検査、本当に必要<?>>日本の医療の中には不要のものが多い<?> シバケン 23/03/24
3131 <健康診断結果で、一喜一憂はバカらしい>70歳をすぎたら健康診断は不要<?> シバケン 23/03/24
3130 <WBC決勝戦・日本vs米国戦>大谷「3番DH」/先発オーダー準決勝と同じ シバケン 23/03/22
3129 <WBC準決戦・日本vsメキシコ戦>3番大谷翔平・4番吉田正尚/先発佐々木朗希 シバケン 23/03/21
雑談NO.353

NO.3129 <WBC準決戦・日本vsメキシコ戦>3番大谷翔平・4番吉田正尚/先発佐々木朗希<起稿 シバケン>(23/03/21)


【シバケン】 2023/03/21 (Tue) 08:54

<参考=NO.3128 <WBC準々決戦・日本vsイタリア戦>村上宗隆が4番外れ、大谷翔平が二刀流先発
(23/03/16)


<写真>
前日練習で投げ込む佐々木(19日、米フロリダ州マイアミで)=東直哉撮影



>野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)は20日(日本時間21日)、日本代表「侍ジャパン」が準決勝で、メキシコ代表と対戦する。球場は米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク。スターティングメンバーが発表され、先発投手は佐々木朗希(ロッテ)。大谷翔平(エンゼルス)は3番指名打者、4番左翼に吉田正尚(レッドソックス)が入った。試合開始は日本時間21日午前8時。侍ジャパンは勝てば3大会ぶりの決勝進出となり、日本時間22日の午前8時からアメリカと対戦する。

>侍ジャパンのスタメンは以下の通り。

1番中堅・ラーズ・ヌートバー(カージナルス)
2番右翼・近藤健介(ソフトバンク)
3番指名打者・大谷翔平(エンゼルス)
4番左翼・吉田正尚(レッドソックス)
5番三塁・村上宗隆(ヤクルト)
6番一塁・岡本和真(巨人)
7番二塁・山田哲人(ヤクルト)
8番遊撃・源田壮亮(西武)
9番捕手・中村悠平(ヤクルト)
投手・佐々木朗希(ロッテ)

<参考=「WBC侍ジャパン準決勝メキシコ戦、3番大谷翔平・4番吉田正尚…先発は佐々木朗希」(読売新聞)>
(23/03/21)


【シバケン】 2023/03/21 (Tue) 10:01

副題=侍ジャパン、メキシコ戦は山本由伸が救援で待機…3大会ぶりの決勝へ栗山監督「崩れないことが絶対条件」(読売新聞)

その山本投手が、5回表から、出て来たです。

メキシコ対日本=3対0
<注=6回表終時点>

<表>
今大会の両チーム成績



>野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)に出場中の日本代表「侍ジャパン」は20日午後7時(日本時間21日午前8時)から、メキシコ代表との準決勝に臨む。日本は2009年以来、3大会ぶりの決勝進出をかけ、昨季史上最年少で完全試合を達成した佐々木朗希(21)(千葉ロッテマリーンズ)が先発する。

>「すごくいい表情をしている」
>決戦の地に日本代表が足を踏み入れた。準決勝と決勝が行われるローンデポ・パークでの初練習。最終調整する選手たちを見守った栗山監督は「素晴らしい環境の中で、選手たちは緊張感のある、すごくいい表情をしている」と頼もしそうに語った。

>宮崎でのキャンプインから約1か月。若手との意思疎通を熱心に深めてきたダルビッシュ(パドレス)ら選手の自主性を重んじてきた。一体感とともに力強さを増したチームは本番が始まると、大谷(エンゼルス)ら上位打線が引っ張り、点を取られてもすぐに取り返す。準々決勝では不振だった村上(ヤクルト)に快音が戻り、投手陣は5試合で計11失点に抑えてきた。

>「アウェー」の雰囲気、「乗り越えてくれる」
>大リーガーを多く擁するメキシコは、1次ラウンドで前回王者の米国に打ち勝って首位で突破。準々決勝ではプエルトリコに逆転勝ちして勢いに乗る。さらに、ほとんどの日本選手にプレー経験がない試合会場は、多くの観客がメキシコを応援する「アウェー」の雰囲気も予想される。

>それでも、指揮官の信頼は揺るがない。栗山監督は「環境が違っても、言い訳にしかならない。それもひっくるめて今の選手たちだったら乗り越えてくれる」と言葉に力を込める。

>勝つための策は柔軟かつ大胆だ。イタリアとの準々決勝ではダルビッシュを4番手で投入した。準決勝では佐々木を先発させ、山本(オリックス)を救援で待機させる構えだ。栗山監督は「できることをしっかりやりきって、こっちから崩れないことが絶対条件。我慢できれば、(勝つ)可能性は必ず出てくる」と言う。過去2大会ははね返されてきた準決勝。乗り越える力は備わっている。(田中誠之)

<参考=「侍ジャパン、メキシコ戦は山本由伸が救援で待機…3大会ぶりの決勝へ栗山監督「崩れないことが絶対条件」」(読売新聞)>
(23/03/21)


【シバケン】 2023/03/21 (Tue) 16:35

副題=WBC侍ジャパン準決勝【結果】村上の逆転サヨナラ打で3大会ぶり決勝進出…アメリカと対戦へ(読売新聞)

いやまあ、
9回の表までは、1点差で、さての、日本は、追いつき、追い越すが出来るかと。

結果、5番村上選手の、サヨナラ安打で、決勝進出出来たです。

<写真1>
七回、吉田が同点3ランを放つ



<写真2>
九回、先頭打者の大谷が右中間を破り、ヘルメットを脱ぎ捨てて二塁に激走



<写真3>
九回裏、村上が劇的な逆転サヨナラタイムリー



<写真4>
メキシコを破り、殊勲の村上を中心に喜ぶ侍ジャパン



>野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は20日(日本時間21日)、アメリカ・マイアミで日本代表「侍ジャパン」-メキシコ代表の準決勝が行われ、日本が九回に村上宗隆(ヤクルト)の左中間2点二塁打で6-5とメキシコに逆転サヨナラ勝ち。1点を追う最終回の日本は大谷翔平(エンゼルス)の二塁打と四球で無死一、二塁から村上の左中間フェンス直撃のタイムリーで劇的な幕切れとなった。21日(日本時間22日朝)の決勝で、3大会ぶりの優勝をかけて前回優勝のアメリカと対戦する。

>日本は先発の佐々木朗希(ロッテ)が四回に3ランを打たれて先制されたが、七回に吉田正尚(米レッドソックス)が同点3ラン。八回に2点勝ち越されたがその後小刻みに反撃した。第1回大会(2006年)で投手コーチを務めた鹿取義隆さん(元巨人、西武)のライブ解説とともに試合を振り返る。
<一部のみ転載>

>鹿取さんの総括
「九回は相手投手が制球に苦しんでおり、村上は狙い球を絞りやすかったと思う。4打席凡退した後だったにもかかわらず、しっかりと自分の仕事ができていた。七回の吉田の3ランは安打と四球で、八回も打者がつないだうえでの得点。守りでも八回に1点を取られた後の2点目は防ぎ、つなぎの野球ができていた。日本らしい試合運びがサヨナラ勝ちにつながった。ベンチも、九回に周東を代走に送るなど打つ手をしっかり講じていた。明日の先発は誰になるか分からないが、投げられる投手全員でアメリカに立ち向かってほしい」

>【九回】日本は4人目の大勢(巨人)がマウンドに、捕手も大城となり、巨人バッテリーだ。大勢は死球を出したが無難に切り抜け、その裏の日本の攻撃に期待。

>メキシコのマウンドには大リーグを代表するセットアッパーのガジェゴス(カージナルス)。先頭の大谷が初球をたたく右中間二塁打で出塁し、二塁ベース上でほえる。吉田の四球で無死一、二塁。一塁走者は代走の周東佑京(ソフトバンク)。ここで村上が左中間フェンス直撃の二塁打で2者がかえり、劇的な逆転サヨナラ勝ち。

>鹿取さん 「メキシコのリリーバーはストライクを取るのに苦しんでいたので、できれば同点までいきたかった。日本は、3人目の捕手を起用することになっても代打に山川を使い、総力戦を仕掛けている」

>【七回】メキシコは一死一塁から二盗を試みたトレホが リプレー検証で判定が覆って アウトとなり、三振ゲッツーで無得点。山本は3イニングを2四球無安打の好投。その裏の日本は二死から近藤のヒットと大谷の四球でチャンスを作り、3番手左腕のロメロから吉田が、右翼ポール際に起死回生の同点3ランを放り込んだ。

>始球式は第1回、第2回大会で計6勝を挙げたWBC最多勝投手の松坂大輔さんらが務めた。

<参考=「WBC侍ジャパン準決勝【結果】村上の逆転サヨナラ打で3大会ぶり決勝進出…アメリカと対戦へ」(読売新聞)>
(23/03/21)


<参考=NO.3130 <WBC決勝戦・日本vs米国戦>大谷「3番DH」/先発オーダー準決勝と同じ
(23/03/22)


NO.3130 <WBC決勝戦・日本vs米国戦>大谷「3番DH」/先発オーダー準決勝と同じ<起稿 シバケン>(23/03/22)


【シバケン】 2023/03/22 (Wed) 08:58

<参考=NO.3129 <WBC準決戦・日本vsメキシコ戦>3番大谷翔平・4番吉田正尚/先発佐々木朗希
(23/03/21)


>野球の国・地域別対抗戦の第5回「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)は21日(日本時間22日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで決勝戦が行われ、日本代表は3大会ぶりの優勝をかけて米国代表と対戦する。試合に先立ち、先発オーダーが主催者側から発表された。日本代表の先発オーダーは以下の通り。

1番 中堅 ヌートバー(カージナルス)
2番 右翼 近藤 (ソフトバンク)
3番 DH 大谷 (エンゼルス)
4番 左翼 吉田 (レッドソックス)
5番 三塁 村上 (ヤクルト)
6番 一塁 岡本 (巨人)
7番 二塁 山田 (ヤクルト)
8番 遊撃 源田 (西武)
9番 捕手 中村 (ヤクルト)
投手・今永昇太(DeNA)

<参考=「WBC 決勝戦、大谷は「3番・指名打者」 先発オーダーは準決勝と同じ」(産経新聞)>
(23/03/22)


【シバケン】 2023/03/22 (Wed) 16:46

副題=日本がWBC優勝 3大会ぶり3度目、大谷翔平がMVP(日本経済新聞)

終わってみれば、日本対米国=3対2で、勝利。
なれどの、中身的、矢張り、米国は強かった<!>と、言えるです。

それに、勝利の、日本チームなるは、ある意味、運も味方したです。
微妙なるの判定の、多くが、日本有利に、判定されて。
これが、異なれば、状況、がらりと替わってるです。

要は、紙一重の<金>。
されどの、<金>は、<金>で、世界一<!>

<写真1>
第5回WBCで優勝し喜ぶ日本ナイン。中央は大谷=共同



<図2>
決勝(21日・マイアミ)



<写真3>
二回、村上が右中間に同点ソロを放つ=共同



<写真4>
四回、岡本和が左中間に本塁打を放つ=共同



<表5>
決戦の打撃成績



<表6>
決戦の投手成績



>野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日、米マイアミで決勝が行われ、日本が3-2で前回王者の米国を下し、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。

>日本は二回、先発の今永昇太(DeNA)がターナー(フィリーズ)に先制ソロを浴びたが、その裏に村上宗隆(ヤクルト)が右中間にソロを放って同点に追い付き、さらに好機でラーズ・ヌートバー(カージナルス)の内野ゴロの間に勝ち越し点を挙げた。四回は岡本和真(巨人)のソロで加点した。

>今永は2回1失点。三回から戸郷翔征(巨人)、高橋宏斗(中日)、伊藤大海(日本ハム)、大勢(巨人)、ダルビッシュ有(パドレス)と継投し、九回は「3番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平がマウンドに上がり、2死無走者からエンゼルスで同僚のトラウトを三振に仕留めて無失点で締めた。大会の最優秀選手(MVP)には大谷が選ばれた。

<参考=「日本がWBC優勝 3大会ぶり3度目、大谷翔平がMVP」(日本経済新聞)>
(23/03/22)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2023/03/22 (Wed) 17:01

 こんにちは。


 神様仏様村上様!。

 其れにしても、強者同士の対決、最後まで、ヒヤヒヤして心臓に悪かったです。
 日本のオールスター戦でも到底お目に掛かれない、豪勢なメンバでしたよね。


【シバケン】 2023/03/22 (Wed) 17:37

磯津千由紀さん

終わってみれば、日本チーム<金>。

ですが、準決戦のメキシコとの対戦が一番に、危ぶまれたです。
むしろ、9回の表まで、1点差で、負けるかと。

この試合では、吉田選手の起死回生の3ラン・ホームランで、一気、同点にしたのが、大きかったと、思てるです。
それと、最終的、総力戦に成ったです。結構なると。

での、村上選手ねえ。
持ってる選手ですねえ。
その危なかったのメキシコ戦で、サヨナラ・ヒットですし、決戦では、1点先行されて、その直後に、同点ホーム・ランで、行ける<!>と。


【シバケン】 2023/03/22 (Wed) 20:57

副題=WBCベストナインに侍ジャパンから大谷翔平、吉田正尚が選出される(読売新聞)


>野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)は21日(日本時間22日)、決勝が行われ、日本が前回覇者の米国を3―2で破り、2連覇を果たした2009年大会以来3大会ぶり3度目の優勝を飾った。1次ラウンドから7戦全勝だった。

>WBCの主催者は、今大会のポジション別優秀選手(ベストナイン)を発表した。

>日本からは大会MVPに輝いた大谷が投手と指名打者で、大会史上最多の13打点をマークした吉田が外野で選ばれた。

他の受賞者は次の通り。
▽捕手 S・ペレス(ベネズエラ)
▽一塁 張育成(台湾)
▽二塁 バエス(プエルトリコ)
▽三塁 モンカダ(キューバ)
▽遊撃 ターナー(米)
▽外野 吉田(日本)、アロサレナ(メキシコ)、トラウト(米)
▽投手 大谷(日本)、ロメロ(キューバ)、サンドバル(メキシコ)
▽DH 大谷(日本)

<参考=「WBCベストナインに侍ジャパンから大谷翔平、吉田正尚が選出される」(読売新聞)>
(23/03/22)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2023/03/22 (Wed) 22:46

 シバケン様、こんばんは。


> 神様仏様村上様!。
> 其れにしても、強者同士の対決、最後まで、ヒヤヒヤして心臓に悪かったです。

 言葉足らずでしたが、此のコメントは、昨日今日を総合して書いたものです。

 アメリカ野球はバンバン打つけど大味(おおあじ)だという先入観を持ってましたが、けっこう繊細なフィールディングと攻撃でしたね。


【シバケン】 2023/03/23 (Thu) 10:32

副題=【WBC】侍ジャパン次期監督の人選へ イチロー氏、古田敦也氏ら後任打診も 栗山監督勇退(日刊スポーツ)

早くも、次期監督の話。

イヤ、
栗山英樹監督<61歳>は、優勝を決め、祝勝の、シャンパン・ファイトの時、引退すると、明言したです。

この辺り、諸般の、報道記事で、色んな候補者の名、出てるです。
ここでは、イチロー氏<49歳>、古田敦也氏<57歳>。

以外には、侍ジャパンの、現投手コーチ吉井 理人氏<57歳>。
がしかし、今期より、ロッテの監督に決まってるです故、果たしての、ど哉と。尚、今期、侍ジャパンでは、兼務。

以外にも、高橋由伸君<47歳>等々。
<参考=「NO.1435 <2020・東京五輪>野球」寄稿シバケン 2021/08/08 (Sun) 11:59
<副題=「金」メダル早々に、侍JAPAN稲葉篤紀<49歳>監督、引退表明<!>/後任に、高橋由伸<46歳>指命<?>>

<写真1>
日本対米国 優勝し大谷(右)ら選手たちから胴上げされる栗山監督(撮影・垰建太)



<表2>
<栗山監督の日本代表成績>



<表3>
主要国際大会の日本代表監督



>侍ジャパンは栗山英樹監督(61)が任期満了となる今大会で勇退し、新たな後任監督の選定に入ることが22日、分かった。


>その候補として、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(49)が挙がる可能性があることが判明した。侍ジャパン強化委員会は、速やかに26年春に開催予定の第6回WBCへ向けた次期監督の選考に入る。球界関係者の話を総合すると、新指揮官として、イチロー氏に侍ジャパンからの打診が届くことは十分にある。

>同氏は第1回、第2回WBCの中心選手として連覇に貢献。06年の第1回大会では王監督の下、活躍。ベストナインに選ばれた。09年の第2回大会では一転、苦しんだ。だが、原監督の下、1番右翼を任され、ついに決勝の韓国戦で4安打と爆発。延長10回に林昌勇から決勝の2点適時打を放ち、日本を連覇に導いた。

>その瞬間を目に焼き付けた当時の野球少年たちが、今回の侍ジャパンのメンバーには多くいた。イチロー氏は19年に現役を退いた後、マリナーズで若手の育成役を務める。20年2月には学生野球資格を回復。オフに帰国すると全国の高校を巡り指導。女子野球にも積極的に携わっている。

>次期監督に求められる資質として、世界の野球に通じていることが挙がる。イチロー氏以外にも、元ヤクルト監督の古田敦也氏(57)も候補の1人となりそうだ。選手・指導者として実績は申し分なく、ソウル五輪では銀メダルを手にした。今春にはダイヤモンドバックス臨時コーチを務め、世界の野球に触れている。

>11月に東京ドームで開催される第2回アジアプロ野球チャンピオンシップが新体制の初陣となる。世界と渡り合う指揮官を選び抜く。

>◆栗山英樹(くりやま・ひでき)1961年(昭36)4月26日、東京都生まれ。創価高-東京学芸大。83年ドラフト外でヤクルト入団。プロ1年目秋に両打ち転向、3年目に打率3割1厘。89年に外野手でゴールデングラブ賞。通算494試合、7本塁打、67打点、打率2割7分9厘。90年に引退後はスポーツキャスター、大学教授などを務め、12年から日本ハム監督。12年リーグ優勝、16年日本一。21年11月、日本代表監督就任。現役時は174センチ、72キロ。右投げ両打ち。

<参考=「【WBC】侍ジャパン次期監督の人選へ イチロー氏、古田敦也氏ら後任打診も 栗山監督勇退」(日刊スポーツ)>
(23/03/23)


<参考=NO.3170 <侍ジャパン・次期監督>栗山英樹監督が辞任の意向で、選定候補は<?>
(23/05/31)


NO.3131 <健康診断結果で、一喜一憂はバカらしい>70歳をすぎたら健康診断は不要<?><起稿 シバケン>(23/03/24)


【シバケン】 2023/03/24 (Fri) 13:39

「コレステロール、血圧、血糖値はちょっと高いくらいがいい」

まるきりの、当方に言われてるのみたいでねえ。嬉しくなるです。

での、
コレステロール=「男性ホルモンをつくる大事な材料なのです。それをわざわざ薬で減らせば、元気がなくなるのは当然です。免疫細胞の材料でもありますから、免疫機能の低下も招いてしまい、がんになりやすくなる可能性もあります。」


血圧=「昔は、最高血圧の基準値は「年齢+90」と言われていました。私は、これは当たっていると思います。昔の人の知恵は侮れません。」

当方的、概ねの、150から、130程度故、「年齢+90」では、やや、低めに成るですが。
検診からは、当然の、高い、高いと、言われてるです。

言われてるだけで、薬は、拒否してるですが<汗>

「ただ、ずっと200を超えるようならば、ほかの病気が生じる危険がありますから、病院へ行く必要があります。」

そらねえ。
200突破は怖いなと。

そして、
「ただ、仮に血圧が180で、頭痛や吐き気、めまいなどがあるなら、その人にとっては高いということです。そのときは、血圧を下げる薬を出してもらいましょう。」

<本>
和田秀樹『90代になっても輝いている人がやっているトシヨリ手引き』(毎日新聞出版)



>健康に長生きをするにはどうすればいいのか。医師の和田秀樹さんは「健康診断で『異常』と判断されただけで薬を飲み続けるのはおかしい。健康を守るためには、70歳をすぎたら健康診断を受けないほうがいい」という――。


>「いい医者」と「悪い医者」の違いはどこにあるのか
>多くのおトシヨリはもう、なにかしらの薬を定期的に飲んでいるでしょう。

>特別な持病がない人は、血圧の薬やコレステロール値を抑える薬などだと思います。処方されるままに1カ月飲んで、なくなればまた病院へ行きます。看護師さんに呼ばれて診察室に入り、丸いすに座り血圧を測られます。

「調子はどうですか」
「いえ、べつに変わりはないです」
「そうですか。薬が効いていますね」
「それでは、いつものように1カ月出しておきます」

>医師はパソコンの画面を見たままで、「お大事に」と言われて診察が終了。こういった医師ばかりではないと思いますが、日本では多くの患者を診なくてはいけません。医師に話しかけようと思っても遠慮してしまった、という人もいるのではないでしょうか。

>同じ医師に「ちょっとお腹が重くて……」と言えば、「それでは胃薬も出しましょう」となります。薬の追加です。

>詳しく検査してほしいと言えば、「大きな病院の消化器内科で診てもらってください」と、別の病院を紹介されてしまいます。そういうものだと思っている人は、おおぜいいらっしゃると思います。

>しかし、これは大きな医療界の問題なのです。

>それは日本の医師のほとんどは、自分が学んだことがある臓器の専門家にすぎないということです。ほかの臓器のことになると、言葉は悪いのですが無頓着です。


>患者が薬漬けになってしまうワケ
>医師が「体にいい薬ですから」という意味は、医師が専門にしている臓器にとっていい薬です、という意味なのです。体全体にとっていいという意味ではありません。

>心不全、糖尿病、高血圧、そして高脂血症をもつ私が病院へ行くと、まず高脂血症は内分泌代謝内科に行って薬を3種類出される。高血圧も同じく循環器内科で3種類出される。糖尿病もこれまた3種類出される。これに心不全でも薬を出されたら、あっという間に10種類を超えてしまうわけです。

>薬を毎日10種類も飲むというのは、結構なストレスになります。また、複数の薬を併用し、服薬すると、効果が強く出すぎてしまったり、好ましくない症状が出やすくなったりする可能性がありますので、飲み合わせには注意が必要です。


>おトシヨリに必要なのは、体全体を診て「これでは薬が多すぎるから、必要なものから5種類選んであげるね」と言ってくれる診療です。これを「総合診療」といいます。

>残念ながら、総合診療をするドクターが未だに日本に根づいていません。増えていってほしいのですが、今の大学病院の体質では恐ろしいくらい時間がかかりそうです。

>ですから、もらった薬を言われるままに飲んでいたら、寿命を延ばすどころか、縮めてしまうかもしれません。自分の体の調子をいちばんわかっているのは、あなたです。薬を飲んでおかしいと思ったら、しっかりと話を聞いてくれる医師を見つける必要があります。


>「薬が合わない」「薬を減らしたい」と相談すればわかる
>それでは、患者の話を聞いてくれる「良い医師」を見つけるには、どうすればいいのでしょうか。まずは、薬について医師と話をしてみることです。高齢者診療の基本は、個人に見合った診療をすることです。70歳を超えたおトシヨリには、とくに必要です。

>年をとるほど、体の状態や機能は、個人差がとても大きくなります。たとえば同じ薬を飲んでも、効く人がいるいっぽうで、だるさやふらつき、眠気などの症状が出る人もいます。

>おトシヨリの個人差が大きいことを知らない医師や、患者を観察していない医師にとっては、「正常値」に戻すことが正解だと考えるわけです。こういう医師から処方された薬を飲み続ければ、明らかに体がダメージを受けてしまいます。

>そもそも薬とは、「体調を良くするためのもの」です。飲んで具合が悪くなるのであれば、薬ではなく、それは毒です。薬をもらって、だるさやめまいなどの症状があったら、遠慮などせず医師に伝えましょう。

>「変えてもらった薬ですが、飲むと頭がぼんやりして、だるくなるんです」と言ってみる。

>「薬が合わなかったようですね」「量を減らしてみましょうか」「違った薬に変えてみましょう」と対応してくれるのであれば、良い医師です。「かかりつけ医」として長く付き合っていけます。

>反対に、「この薬はよく効くはずだから、がまんして飲み続けてください」と患者の訴えに取り合わない医師だったら?

>さっさと医師を代えましょう。おトシヨリを診察する基本をわかってないヤブ医者です。付き合えば付き合うほど、あなたの健康が蝕むしばまれていくことになります。


>病院との相性は、待合室でわかる
>医師の技量も大事ですが、相性も大事です。

>おトシヨリになれば、病院や医師はとても身近な存在です。月に1回は通院し、医師と顔を合わせると思います。診察のたびに暗い気持ちにさせられ、気疲れするような医師なら付き合わないほうがいいでしょう。

>患者に嫌な思いをさせて気がつかないというのは、観察力がないとも言えます。患者は顧客でもありますから、お金を払ってまで嫌な思いをする必要はありません。病院は、具合が悪いから行く場所です。真剣に病状を聞いてくれて、気持ちよく話せる医師のほうがいいに決まっています。

>病院との相性は、待合室に入った瞬間にもわかるものです。待っている患者さんが明るかったら、医師が患者さんとちゃんと向き合っているということです。心理的なケアもしっかりできているから、患者さんが明るいのでしょう。

>反対に、患者さんがどんよりと暗かったら、医師が血圧や血糖値を下げる薬を「正常値信仰」で出しているということです。だから、患者さんがヘロヘロになっている。こういう病院は避けたほうがいい。病院の待合室に入ったときに感じる、あなたの直感を信じていいのではないでしょうか。


>健康診断が長生きを邪魔している
>毎年1回、会社の健康診断を受けていた人が多いと思います。受けないとやいのやいのと催促される。退職しても、その慣習が体に残っていますから、年中行事のように、年に1回は健康診断を受けている人もいるでしょう。

>ここに、不可解な数字があります。日本人の平均寿命が統計上初めて50歳を超えたのは、1947(昭和22)年でした。そのころの男女の平均寿命の差は4歳ほどでしたが、今は6歳に広がっています。

>なぜ女性の平均寿命が大きく延びたのと同じだけ、男性はそれほど延びなかったのでしょうか。変だと思いませんか?

>原因のひとつに「健康診断」があると私は思っています。法律で事業者に義務化されましたから、会社に勤務する人は、強制的に健康診断を受けていました。一昔前まで健康診断を受けていたのは、圧倒的に男性が多かった。その当時、女性は専業主婦になるのが一般的でした。働くとしてもパートタイマーなので健康診断は受けません。

>もし健康診断が長生きに役立つなら、男女の寿命は逆転していたはずです。ところが、寿命の年齢差が広がってしまった。健康診断がその要因になっているのではないかと思います。


>健康な100人のうち5人は「異常」と判断される
>健康診断の結果は、すべて基準値をもとにしています。健康診断の基準値の決め方は1000人、1万人という健康な人を集めて検査します。そして検査数値の平均値を挟んで95%の人を「正常」とし、そこから高すぎたり、低すぎたりして外れた5%を「異常」とした統計値です。つまり最大で、健康な100人のうち5人が「異常」となるわけです。

>しかし、もともと健康な人を集めた検査です。「異常」でも病気ではありません。しかも、基準値のつくり方を見てわかるとおり、年齢を無視してつくられています。健康診断の数値に一喜一憂するのは、バカらしいと思いませんか。


>ただ、数ある検査の数値のなかでも、血圧や血糖値、コレステロール値、赤血球数などは、病気との因果関係が認められます。「血圧を下げましょう」という指導が行われるのは、このためです。

>しかし、どのぐらい下げるかは曖昧です。かつては血圧150くらいでも血管が破れることがありましたが、それは日本人の栄養状態がとても悪かったころの話です。現代では、動脈瘤がない限り血圧が200でも破れることはありません。


>今のおトシヨリは、脱脂粉乳を飲んで育ってきましたし、その後も十分なたんぱく質をとっているので、血管は丈夫です。ただ、仮に血圧が180で、頭痛や吐き気、めまいなどがあるなら、その人にとっては高いということです。そのときは、血圧を下げる薬を出してもらいましょう。

>異変がなく体調になんの問題もないのに、数値だけで「異常」と判断され、薬を飲み続けるというのはおかしいのです。自分の体の状態に耳を傾けて、変だと思ったら薬を飲む。それが基本なのです。

>血圧、コレステロール値、血糖値は、ちょっと高めがいい
>健康診断で「異常」「再検査」と指摘される数値は、コレステロール、血圧、血糖値が多いと思います。そのためこれらの薬を飲んでいるおトシヨリも多いことでしょう。薬を服用して血圧や血糖値を下げたりするのは、心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中のリスクを減らすためです。

>実際に、健康診断の基準値どおりに血圧や血糖値を下げてしまうと、頭がボーッとしてしまうことがよくあります。やる気も出ません。考えるのもめんどうになってきます。このように、薬には副作用があることを忘れてはいけません。

>こんな話を聞いたことがあります。80歳の男性は、毎月病院に行き、血圧やコレステロールの薬を処方されていました。あるとき、娘さんが男性の家を片づけていると、押し入れに手をつけていない大量の薬を見つけたそうです。その男性は、薬を飲んでいませんでした。

>でも、娘に注意されるので、病院には律儀に通っていたのです。娘さんが理由を聞くと、「薬を飲むと体がだるくなって、畑仕事ができなくなるから飲まなかった」と答えました。薬を飲まなくても、血圧も血糖値もちょっと高めでも、元気に生活しているのですから、男性の判断は正しかったように思います。


>無理して薬を飲む必要はない
>私は、この男性のように体に違和感を覚えて自分で調整している人が、少なからずいると思っています。処方された薬を飲み続けることで、なんらかの不調を感じるのであれば、それをはっきり医師に伝えなければいけません。

>「薬を飲むと調子が悪くなるので減らしたい」「飲みたくない」と申し出ましょう。伝えない限り、医師は薬を出し続けますから、無用な薬にお金を払うことにもなり、無駄になってしまうからです。

>じつは、血圧の薬を飲んだから長生きできるというデータが、日本にはないのです。どの国でも、薬が効くかどうかを確かめるために、数万人単位の比較調査をします。

>血圧なら、血圧をコントロールしたグループと、放置したグループのその後を何年もかけて、違いが出るかどうかを調査します。しかし、日本人を対象にした調査は一度も行われていません。データがありませんから、証明もできないわけです。

>逆に、血圧を下げすぎている人のほうが、死亡率が高いというデータがあります。血圧は、年齢を重ねるほど上がってきます。年をとると、血管のなかが動脈硬化で狭くなってきます。狭くなると血液の流れが悪くなり、血圧が高くないと脳に十分な量の血液を送ることができないからです。

>昔は、最高血圧の基準値は「年齢+90」と言われていました。私は、これは当たっていると思います。昔の人の知恵は侮れません。

>血圧は一日のなかで大きく変動します。ですから、高かった、低かったと一喜一憂する必要はありません。ただ、ずっと200を超えるようならば、ほかの病気が生じる危険がありますから、病院へ行く必要があります。

>70歳をすぎたら健康診断を受ける必要はない
>同様に、コレステロール値の基準も、世界基準より低い設定のために、日本では健康診断で「異常」とされる人が多くいます。じつは、血圧と同じで、コレステロール値が高めの人のほうが長生きするというデータがあります。

>なぜなら、コレステロールは、男性ホルモンをつくる大事な材料なのです。それをわざわざ薬で減らせば、元気がなくなるのは当然です。免疫細胞の材料でもありますから、免疫機能の低下も招いてしまい、がんになりやすくなる可能性もあります。

>このように、健康診断の数値は健康を守ることから大きくズレているのです。私は、70歳をすぎたら、もう健康診断を受ける必要はないと考えています。

>和田秀樹 精神科医

<参考=「健康診断の数値に一喜一憂するのはバカらしい…現役医師が「70歳をすぎたら健康診断は不要」と訴えるワケ コレステロール、血圧、血糖値はちょっと高いくらいがいい」(PRESIDENT)>
(23/03/23)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2023/03/24 (Fri) 20:48

 こんばんは。


> 70歳をすぎたら健康診断を受ける必要はない

 此れは極論ですね。
 隠れてる病気が見付かる可能性があるので、年1回千円ちょっと(自治体によって違う)の負担で済む健診は有用と思うです。
 少し費用が掛かりますが、癌検診やPSA検査も受けておきたいところです。
 高額な人間ドックに関しては、各自の考えということで。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/03/24 (Fri) 21:26

<参考=「在宅医療のエキスパートが教える 年をとったら食べなさい 単行本 2021/12/7 佐々木淳 (著)」(アマゾンジャパン)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/03/24 (Fri) 22:10

 追伸です。


 上の書籍の紹介記事が見つかりました。
 途中から「介護」の話になりますが、興味深いので、其処も引用します。


副題=「年をとったらハンバーガー!」老後も介護も常識を疑え 在宅医療の専門家と語る「親不孝介護」(1)(日経Gooday、3月9日)


> 今回からのゲストは、在宅医療の専門家である佐々木淳先生。

> 著書『在宅医療のエキスパートが教える 年をとったら食べなさい』(飛鳥新社)は、世の中の「年寄りの食事の常識」をことごとくひっくり返すものです。「血圧や血糖を気にするより、とにかく食べなさい!」(本書パート2タイトル)と断じ、高齢者にお薦めのメニューとして「1. ハンバーガー」「2. 牛丼」「3. 宅配ピザ」「4. フライドチキン」「5. 餃子」を挙げる、という具合。

> 佐々木先生は「高齢者にとって、健康のためにいちばん大切なのは『体重を減らさないこと』」だと主張します。「小食・衰弱」こそが高齢者の健康リスクだ、と。なぜか。在宅高齢者が救急車で運ばれて緊急入院する理由の第1位は「肺炎」、第2位は「骨折」。食事量の不足や低栄養(カロリー、タンパク質が足りない)が、喉や脚の筋肉不足につながり、誤嚥(ごえん)性肺炎(気道に食べ物が入ってしまうことが原因)や転倒が起きやすくなる、というのです。

> 生活習慣病の予防のための食事量や糖質の制限などは「若年・中高年世代向けの健康習慣」としては正しい。けれど、高齢者になったら、高齢者向けの健康習慣に「ギアチェンジ」せよ、というのが佐々木先生の主張なのです。「衰えが気になり始めた高齢者は、動脈硬化よりも痩せてしまうことを心配すべきだ」というわけです。

> 「不摂生は高齢者の特権」とまで、佐々木先生は言い切っています。
> ある意味、こんなに元気が出る本も珍しい(笑)。

> 中高年までの健康の常識と、老いを受け止める時期に入ってからの常識は正反対、という佐々木先生の主張と、「親孝行」も親が元気な頃と介護が必要になってからでは正反対、という川内潤さんの『親不孝介護』の主張には、つながるものがあるように感じました。もちろん、在宅医療の専門家である佐々木先生は、介護の専門家である川内さんと、同じ“お客さん”(高齢者とその家族)に接しているので、問題意識もつながっているはず。お二人をかみ合わせたら、高齢者の医療・介護について、世間の常識を揺さぶるお話が聞けるのではと考えて、対談をセッティングしました。頭を柔らかくしてお楽しみください(日経ビジネス編集部 担当編集Y)


> 年をとったらハンバーガーを食べよう!

> NPO法人となりのかいご代表 川内 潤さん(以下、川内):ご多忙のところ、ありがとうございます。

> 医療法人社団悠翔会理事長・診療部長 佐々木 淳さん(以下、佐々木):いえいえ、よろしくお願いいたします。

> 進行の編集Yです。よろしくお願いいたします。佐々木先生の『年をとったら食べなさい』、衝撃でした。今まで自分が信じていた常識とは正反対のことばかりです。おじいちゃんになったらハンバーガー食べていいよ、カップラーメンも卵を落とせば悪くないよ、って、こんな痛快な本はないと思いましたが、読んだ方から「そんなわけないだろう」みたいなことを言われたりしないんですか。

> 佐々木:いや、医者からいっぱいクレームが来るかなと思ったけど来ませんね(笑)。

> 川内:そうですか(笑)。

> 佐々木:だってこれ、Evidence-Based(エビデンスベースド)で書いている本ですからね。「文句があるならエビデンスで示してください」と言おうかなと思っていたんですけど、今のところお医者さんからクレームはなくて。

> ないんですか。

> 佐々木:ただ、「若い糖尿病の人は慎重に」と書いているのに、そういう人が異常に反応していて(笑)。あなたの場合はまだ高齢者じゃないでしょう、ちょっと早いです、と。

> でも「年をとったら何食べてもいいんだぜ」と思ったら、下り坂の人生と思っていたけれど、それだけでもかなり楽しく生きられそうですよね。

> 佐々木:ありがとうございます。『親不孝介護』も、すごくいいなと思いました。特に、説明の仕方がビジネス本のメソッドを使っているので、ビジネスパーソンが読んで理解しやすいと思うんですよ。


> 会社員の価値観のままだと介護はつらい

> 川内:Yさんの実体験と、それを私と2人で振り返ってレビューして、最後にまとめ、という。

> 私のような会社員のための本ですから、なによりとにかく気楽に、最後まで読めるように作りました。

> 佐々木:自分的には、特にこの第7章(「『親の介護』は自分の生き方を考えるチャンスかも?」)が面白いなと思いましたね。会社員の価値観を持ったまま「親孝行をしよう」という意識で始めたら、親の介護はつらい。その通りだと思います。

≫ 川内:組織の価値観を自分のものにしてしまうと、定年後は大変ですよね。介護もそうなんですよ。会社のものの考え方と相性が悪いから。

≫ というと?

≫ 川内:会社の評価軸は、「努力と行動を重ねていけば、成果が出て評価される」じゃないですか。もちろん理屈に合わないことは度々起こりますが、まあ、「運が悪かったね」で、気持ちを収めることはできる範囲ですよね、たいていは。失敗は自分の努力不足で、成功は自分がかいた汗の結晶、みたいな。

≫ だいたい、そうですよね。

≫ 川内:ところが介護は「なんで、うちの親が認知症に?」とかの、まったく納得できないところから始まり、医者に連れて行っても、リハビリをさせても、症状の進行が止まらない。立派だった親の言動が意味不明になり、それこそ、突然警察を呼んだり、介護で苦労している自分が、他でもない親から「泥棒」呼ばわりされることもある。

≫ 努力→成果、失敗→自己責任、の、仕事なら当然の考え方でやっていたら、あまりの整合性のなさにへとへとになってしまいます。

≫ 努力と結果が一致しないことが普通なわけだから、気持ちがキツくなるんだ。こうしてみると親の介護って、自分が会社に殉じて身につけてきた「成果主義」「自己責任」といった価値観から、引き剥がされる体験なのかもしれませんね。誰のせいでもないのに、逃げ場のない理不尽なトラブルに突然巻き込まれて抜け出せない、みたいな。

≫ 川内:そういうことですね。会社で介護相談をしていてつくづく思うのが「これって組織で合理的に生きてきた人たちが、介護に向き合うために価値転換をしているということなんだな」です。

≫ (『親不孝介護』第7章より)


> 川内:ありがとうございます。とにかく、「親孝行」というような曖昧模糊(もこ)な言葉に乗せられて、皆さんの人生を棒に振ってほしくないんですよ。

> 佐々木:やっぱり親を不幸にするんですよね、介護での「親孝行」ってね。

> 川内:そうなんですよ、いや、佐々木先生にそう言ってもらえてすごくうれしい。親が最期を迎えたときに、この人はいったいどう生きていったんだろう、それは自分の中に今、どんなふうに生きているんだろう、そんなことを感じることができたら、人はすごく力強くなれるんじゃないかなと思うんです。でも、それを自ら手放すためのキラーワードが「親孝行」じゃないでしょうか。「安全・安心に親を管理する」ことが介護であり、親を守る親孝行だ、みたいな意識を持ってしまって、親子どちらも不幸になっていく。

> 佐々木:そう、余計なちょっかいを出さないのが、一番の、本当の親孝行ですよ。

> 川内:そうですよね。

> 佐々木:あまり言うと、今、親の介護をしているご家族から怒られるかもしれませんけれど。もちろん、上手に介護している人はいるんですよ。いるんだけれど、たいてい実のお子さんよりも、他の家から来た人、お嫁さんとかのほうがうまくいく。これは『親不孝介護』にもある通り、「距離を取るから」なんですよ。適度な距離感があるんですよ、子どもじゃない人のほうが。

> 自分の親は奥さんに介護させろ、と言っているのではもちろんありません。家族介護の現場を自分が見ていると、お嫁さんが介護されているときは結構うまくいっていたのに、息子さんが関わるとぐちゃぐちゃになったりすることは、よくあるんです。

> 川内:佐々木先生は在宅医療がご専門なので、要介護の親御さんのご家族とお話しすることが多いですよね。自分もそうなのですが、一つ伺ってもいいでしょうか。

> 佐々木:どうぞ。

> 川内:自分はかなりずけずけとものを言うほうなので、ご家族にも「あなたは親孝行と思って介護をしているかもしれないけど、お父さん、お母さんは実際には望んでないんじゃないですか」みたいなことを言っちゃうんです。佐々木先生はどうでしょうか。


> 家族と本人の気持ちの食い違い

> 佐々木:そうですね。結構ありますよ。「うちのばあちゃん、大変で」とご家族が言うので「ばあちゃんが大変なんじゃなくて、あなたが大変にしているんでしょう」と言っちゃうくらいのことは(笑)。

> 川内:やっぱり、家族の考えと親の気持ちが食い違うことは。

> 佐々木:結構ある。そう思うケースはたくさんあります。

> 川内:ありますよね。そのとき、言い方はいろあるじゃないですか。どういうふうに伝えれば、うまく伝わるでしょうか。

> 佐々木:結論から言いますと、伝えてもうまくいかないんですよ、なかなか。

> 川内:そうですよね……。

> 佐々木:お子さんの「いや、やっぱり俺が親のことは見なきゃいかん」という気持ちとか、「子どもである自分たちが面倒を見ているのが、親にとって一番いいのだ」という確信とか、これらは確固たるものですから、我々から忠告をしても、「あ、そういう意見もあるんだね」くらいに受け止める人が多いです。

> 川内:ですね。

> 佐々木:「ばあちゃん(母親)のことは、俺が一番分かっているから」と言う息子さんに、「おばあちゃんが今こういうふうな行動をしているのは理由があって、その理由はおそらくこうこうこういうところで、その関わりの中から逃げ出したいともしかしたら思っているのかもしれない」みたいな話をすると、さっきの理由で、お嫁さんはメタ認知できるんですね。「あ、やっぱり」と反応してくる。でも、息子さんはなかなか難しい。そして、ご家族の頑張りはきちんと前向きに受け止めなきゃいけない、ということもあります。

> 川内:はい。

> 佐々木:在宅医療は、支援の対象としてご本人だけじゃなくて、家族も含めた環境も見ていかなくてはいけません。ですのでご家族には、「どういう在り方がご本人にとって最適なのかというのをまず考えましょう」とお話ししますね。遠回りのようですが。

> その中で「家族として関わらねばならないところと、家族が関わらなくてもいいところと、家族が関わらないほうがいいところがあるんですよ」と、少しずつ伝えるようにはしています。

> 川内:当たり前かもしれませんが、介護と同じですね。

> 佐々木:はい、最近はケアマネジャーさんや訪問看護師さんから、ご家族にあらかじめそういう話が入っていることが多くてたいへん助かります。


> 在宅医療は介護の最終段階

> 今さらですみません、「介護」と「在宅医療」の、違いというか、位置関係はどう理解すればいいでしょうか。

> 佐々木:在宅医療は、介護のラストステージです。介護が始まって、医療的なものが必要になったときに看護が入って、さらに状況が難しくなってきたら、お医者さんに来てもらってと。

> それが在宅医療。

> 佐々木:そうです。

> 川内:その人の看取りまでに付き添うお医者さんですよね。

> 在宅医療はどういうふうに始まるんでしょうか。

> 佐々木:最近は、僕らが入った段階でちゃんと介護・看護の体制が整っていることが多いんですけれど、誰も(介護スタッフが)入っていなくて状況がぐちゃぐちゃで「まずは行ってみてください」みたいに包括(地域包括支援センター)から言われて行く、というケースもあります。

> 川内:おありでしょうね。

> どういう状況がそんなケースにつながるんでしょうか。

> 佐々木:そういう場合、ご家族が「私たちは正しいことをしているのにお母さんはどうしても言うことを聞いてくれない」という姿勢でいることが結構あります。『親不孝介護』にも書かれていましたけど、家族は無意識のうちに、「あるべき親の姿」を要介護状態になっている親に求めていたりする。

≫ 川内:「お母さんは年を取って認知症の症状が出て、だらしなくなった」という場合、自然体がむしろそっちだった、だらしないのが本性だった、ということもあるんです。お母さんとして立派にしていようと頑張っていて、息子さんは、その面だけを見ていたと。

≫ なるほど(笑)。

≫ 川内:でも実は、一人の女性としての本当のお母さんって、そういう人じゃなかった。それが認知症で演技ができなくなって見えてきた、ということもある。

≫ そうですよね。

≫ 川内:そこはやっぱり柔らかく受け止めていただけたらと。何があっても、その人の人生はその人だけのものだし。「親は親、自分は自分だ」という線は絶対に持ち続けながら、心に負担が出ない範囲でサポートをする。それが周りから「親不孝」と見られても、一切気にしない。というのでいいかなと思います。

≫ これは気持ちが楽になります。

≫ 川内:親の介護に関わると、子どもはどうしても、ああすればよかった、こうすればよかった、何でこうできなかったんだろう、みたいな思いが多々生まれるんです。「3月からあとに油断した」と嘆くYさんもそうでしたよね(笑)。大事な親御さんのことなので当然ですし、いろいろじたばたはすると思うんですけれども、でも皆さん、十分いい対応をされているんですよ、ご家族もケアマネさんも他の方々も、ほとんどの場合は。

≫ なので、どうかご自分に辛い点を付けずに、「親不孝介護」でいいんだ、と考えて、自分と親の、いい面、よくやった面だけを見るようにしていただけたら、と思うんです。

≫ (『親不孝介護』第4章「突然の大ピンチ。母が日本語を話せなくなった?!」より)


> 佐々木:川内さんもおっしゃっていますけれど、やっぱり家族だからこそ、子どもたちが思っている一番輝いていた時点の親が印象として大きくて、そことのギャップに打ちのめされて、「この失われた部分をどうすれば埋められるのか」というところに介護のアウトカムを求めてしまう。でも、それをやればやるほど溝は深まっていく。それで親も子も双方、くたくたになってしまう。


> 親子関係に介護関係者が割り込んでいいのだろうか

> 川内:(深くうなずいてから)ただ、今、年600件ぐらい介護相談を受けていても、やっぱり「私はいったい何をしているんだろう」と思う瞬間があるんですね。相談を通して、人の親子関係にずけずけものを言う場面がどうしても多いんです。でも、それってやっていいんだっけ、と。

> 佐々木:というと?

> 川内:一応、こう見えても専門職として、(介護される)本人支援というところに価値を置いてやっているつもりなんですけれど、でももう1つ思うのは、親子は介護をするために存在するわけじゃない。だから、どんな関係性でも究極的には許されてもいいのではないか。親子の関係は自分が口を出すことではないのかもしれない、と思ってしまう。

> 余計なお節介じゃないか、と?

> 川内:はい。佐々木先生はそんな感覚って持ったりすることあります?

> 佐々木:僕は、家族の関係を良好に保つためにも、お節介かもしれないけれど、やっぱり一定の距離を取るのが大事だと伝えるべきだろうと思いますね。

> すごく特殊なケースはあると思いますよ。例えば「母1人、子1人でずっとやってきた。母はあらゆることを私にやってくれたから、私も今ここで応えなければ私の人生は成り立たない、というか、締まらない」というような。

> 川内:非常に関係性が緊密なケースですね。

> 佐々木:他に本当に身寄りもないお二人が1対1でケアをする中で、「ヘルパーさんに任せると何が起こるか分からない」とか、「看護師がよく分からないことを言う」などの理由で、お子さんがどんどん介護の仕事を抱え込んでしまう。そういうケースはありますね。ただ、そのまま最後までいくと、お母さんの死を子どもがいつまでも受け入れられなくなってしまう。そういう方がたまにいます。

> 川内:どうされるんですか。

> 「親の死」をおだやかに受け入れるために
佐々木:お母さんを大切に思う気持ちはもちろん理解をした上で、じゃあ、お母さんは何を望んでいるかなということを一緒に考えるようにしていきます。介護だけに忙殺されて社会と縁を切って孤立していくあなたの姿をお母さんはどう思っているかな、ということに、自分で気付いてもらう。これがすごく大事ですね。

> 「お母さんのためにも介護をしない時間をちょっとつくろうよ」「介護以外にもあなたがやるべきことはあるはず。それをやっているあなたの姿がきっとお母さんを喜ばせるよ」「そのためにちょっとチャレンジしてみようよ」と。時間はかかりますが、そこを軟着陸させていかないと、結局、最後の最後まで、どうしてお母さん、死んじゃったのかしら、私のあのときのあれが悪かったのかしら、と、ずっと心の中で自分を責め続けてしまうんですよね。

> 川内:そう、そうなんですよ。

> それが「お母さんの死を受け入れられない」ということなんですね。

> 佐々木:ですので、ちょっと冷たいように感じられるかもしれませんけれど、親と自分の関係を客観的に見る、ちょっと視座を上げる機会をつくってあげること。それから、専門職、プロフェッショナルの力量と優秀さを成功体験の中で理解してもらって、信頼関係を培うこと。これが大事なんだろうなと思います。

> 川内:勝手に励まされた気分になってきました(笑)。

> 佐々木:川内さんが言う、「余計なお節介」をしている感じはもちろん、する側もされる側にもあると思いますよ。でも、それは良好な親子関係を守り、親御さんを見送った後にご本人たちに納得感を生み、自責の念を減らすことにつながるんですよね。

> (つづきます)


≫ やっぱり、子どもとしては親の顔はある程度見に行かないと。まして、介護が必要な状態になったら。

≫ 川内:これも不思議なんですけれど、皆さん、それまで疎遠にしていても、支援や介護が必要だとなったら、とたんに親元に行く頻度を上げようとしますよね。病気や入院なら分かります。異常事態を元に戻すためのプロセスですから、励ましたり、励まされたくなる。

≫ でも、介護は異常事態ではなく日常であって、本人がゆるやかに衰えていくのを支えていくプロセスです。普段から会いに行っているなら別ですが、長いこと会っていないのに急に頻度を増やしたら、親の衰えにショックを受ける回数が増えて、動揺して怒る。そんな子どもに親も傷ついて、お互いにストレスだと思います。

≫ ええっと。

≫ 川内:いや、親のことが心配なのは分かります。関わろうとする姿勢もまったくもって正しい。衰えていく親から目をそらすだけでは、それはそれで亡くなったあとにつらくなったりするのかもしれません。

≫ ただ、ここでやってはいけないのは、「親のそばで暮らして“自分で”介護しよう」とすることです。

≫ 介護のために親との距離を近くする。そうすると、イヤでも衰えた姿が、振る舞いが目に入る。そうなると、不安、怒りを我慢できなくなる。

≫ 川内:「親孝行」どころか、自分にも親にも大変なストレスをかけてしまい、ヘタをすれば介護離職や、子どもを巻き込んだヤングケアラーの発生などにもつながるルートです。

≫ 親の介護は、自分は「マネジメント」に極力徹して、たとえばおむつ交換などの「オペレーション」には関わらない。これが基本です。

≫ (『親不孝介護』第2章「平気でウソをつくなんて! 母さん、そんな人だっけ?」)


> 川内潤(かわうち じゅん)さん
> NPO法人「となりのかいご」代表
> 川内潤(かわうち じゅん)さん1980年生まれ。老人ホーム紹介事業、外資系コンサル会社、在宅・施設介護職員を経て、2008年に市民団体「となりのかいご」設立。2014年に「となりのかいご」をNPO法人化、代表理事に就任。ミッションは「家族を大切に思い一生懸命介護するからこそ虐待してしまうプロセスを断ち切る」こと。誰もが自然に家族の介護に向かうことができる社会の実現を目指し、日々奮闘中。著書に『もし明日、親が倒れても仕事を辞めずにすむ方法』(ポプラ社)。


> この記事は、日経ビジネス(2022年11月11日掲載)からの転載です。情報は掲載時点のものです。

<参考=「「年をとったらハンバーガー!」老後も介護も常識を疑え 在宅医療の専門家と語る「親不孝介護」(1)」(日経Gooday、3月9日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2023/04/08 (Sat) 23:02

 こんばんは。


 書籍、買いました。
 新品同様の古本が送料込みで909円でした。
 写真は故障DMC-LF1で撮影。


NO.3132 <その検査、本当に必要<?>>日本の医療の中には不要のものが多い<?><起稿 シバケン>(23/03/24)


【シバケン】 2023/03/24 (Fri) 17:59

当方的には、
健康診断等々、やる方が良いと、思てるです。

の、上で、個々人として、何を重視するか<?>かと。


ここでは、PSAは、前立腺癌を検出するの指標と、してるです。
それは、事実ですが、癌程では、無いですが、前立腺肥大でも、数値は、高くなるです。
つまり、前立腺に異常あれば、PSAが高くなる。

で、
「PSAは前立腺で発生するタンパク質で、PSA量が増えるとがんを疑われます。アメリカ家庭医学会が「もしがんになっても害は少ないが、治療による副作用は非常に大きい。医師は患者に十分に説明をしたうえでPSA検査の同意を得なければならない」と注意するほど。前立腺がんの手術となれば30万円の負担、精密検査だけでも10万円ほど。手術後に性機能が損なわれてしまうおそれもあります。」
てな、記述があるですが、PSAが高いだけで、癌とは、判断されませんです。「生検」の上で、癌か、否かと。
そらねえ、癌でも無いのに、癌としての、手術<前立腺全摘>なんか致しませんです。

<図1>
放射線に弱い臓器はこの5つ



<表2>
WHOが発表した「発がん性のあるもの」



<図3>
がん生存率は年々あがっている!



<図4>
週1筋トレでがん患者の死亡率が33%低下



<表5>
発がんリスクの高い食べ物



>病院で必要と伝えられた検査や、医師に言われて飲んでいる薬。私たちが当たり前のように受け入れている医療の中に、実はムダなものが多くあることをご存じだろうか。


>余計な医療費を払っている場合が
>「検査や処方薬、そして治療に至るまで、日本の医療の中には不要なものが多く、ムダな医療を受けながら費用を余計に払わされているのです」

>と警告するのは医療経済ジャーナリストの室井一辰さんだ。

>「例えば人間ドックで受けることができる全身のがんの存在を検出するPET検査。健康な人でがんが見つかるのは1%前後と極端に低いため、無症状の人には必要ないといわれています。無意味な安心を得るために約10万円の検査を受けていることになります。

>また、『高齢の女性は骨粗鬆症になりやすい』と不安をあおられ、年に1回など定期的にエックス線検査を受けている人はいないでしょうか。骨密度は短期間では変化しないので、約4万円を払って繰り返しチェックするのはムダです」(室井さん、以下同)

>ではなぜ受けているのか。実はアメリカと比べると事情がわかりやすいという。

>アメリカは「糖尿病ならいくら」、「盲腸の手術ならいくら」と病気ごとにかかる医療費がおおよそ決まっているのに対して、日本の多くは実施した検査や手術ごとに支払いが生じる。そのため、日本は医療行為をすればするほど儲かるシステムになっているのだ。

>さらに、患者からの訴訟やクレームを避けるために、必要以上に検査や薬の処方をすることもある。

>「さまざまな診療科で念のため、と治療が行われていますが、本来ならやらなくていい検査をしている場合も多いです」と室井さん。治療をするほど儲かる医療側の利益追求と、万が一に備えてという過剰なリスク回避によって、患者は余計に医療費を払っているケースがあるのだ。


>医者がムダ医療をリストアップ
>アメリカでは、医療者側がムダな医療を追放しようという動きが。

>アメリカの人口は日本の2・6倍にもかかわらず、医療費は8倍近い300兆円。そのため、膨大な医療費を削減するための制度改革が進みつつあるのだ。

>「アメリカの医学会がムダな医療を公表する計画が2011年から始動しています。『チュージング・ワイズリー(賢く選ぼう)』と名づけられた動きで、現在は550項目もの行為を不必要と認定しています」

>これ以上、医療費が増大すると国家的な問題になる─必要な医療だけを施そう。そういった考えがアメリカの医学界で進んでいるのだ。

>そこで、アメリカの「チュージング・ワイズリー」で取り上げられた内容から、日本にも活かせる項目を一部抜き出して室井さんに解説していただいた(次ページ参照)。あなたの身近にあるムダな医療をぜひ確認してほしい。


>日本は入院費にも要注意!
>室井さんは「日本ではムダな『入院』が増えている」と言う。

>「先ほどご紹介したように、アメリカは病気ごとに支払う料金がだいたい決まっているのに対し、日本は患者の入院期間が延びると、その分、医療機関が請求できる金額が増える仕組みです。入院日数が延びるほど儲かるので、これもムダ医療の温床です。例えば、日帰りでもできる白内障の手術でわざわざ入院させたり、積極的な医療をしないにもかかわらず、糖尿病の人の生活を改善させる『教育入院』を1か月させたりといったケースも多いのです」

>同じ手術でも病院によって入院期間の差が大きい。入院期間を延長して経営費用を捻出している医療機関も多いので、事前に入院期間を問い合わせておくことも得策だ。

>「入院期間が延びたからといって、その分、私たちが健康になるわけではないというデータもあります」

>医療側の経済的利益の追求。そして、「念のため」「万が一のため」と不必要に検査を重ねる過剰診断や過剰治療。それらが積み重なって、日本にムダな医療がはびこるようになってしまったのだ。本当に必要なのかという視点を持った患者となり、余計なお金をむしり取られないようにしたい。


>医療経済ジャーナリスト・室井さんが米国の「ムダ医療リスト」を基に解説

>定期的に大腸がんの内視鏡検査
>便潜血が判明したら精密検査としておしりから内視鏡を入れて調べます。内視鏡を使った検査でがんを発見できなかった場合は、がんになるリスクはその後10年間にわたって低いとわかっているので定期的に受ける必要はありません。ムダな検査のたびに1万5000円ほどかかっています。


>子宮頸がんが心配だから念のためコルポスコピー
>子宮頸がんは子宮の入り口部分にできるがんです。コルポスコピーはチューブ状のカメラを挿入して拡大鏡で観察する検査ですが、目で見て異常がない場合はカメラで見ても変わりないといわれています。実施内容次第で5000~1万円ほど。特に高額ではありませんが、意味がないならば受けたくないですよね。


>閉経後はDEXA法による定期的な骨密度チェック
>DEXA(デキサ)法は骨密度の低下をエックス線で定期的に測定するもので、閉経後の骨粗鬆症予防として頻繁に行われがちです。骨密度は短期間で変化するものではないため、実は高齢女性でも健康であれば10年以内に繰り返し検査する必要はないと報告されています。日本だと約4万円かかります。


>人間ドックのPET検査でがんを早期発見
>PET検査は細胞の動きを見ることにより全身の病気を診断できる。しかし、アメリカ核医学会は、「PET検査は健康な人のがん検診に使ってはならない」と断言。ムダな放射線被ばくが起こるうえに、がんでないのに陽性となることもあり、意味のない治療につながる場合もあるのです。無症状なのに「もしかして」という不安で約10万円もする検査を受けていないでしょうか。


>前立腺がんを見つけるためにPSA検査
>PSAは前立腺で発生するタンパク質で、PSA量が増えるとがんを疑われます。アメリカ家庭医学会が「もしがんになっても害は少ないが、治療による副作用は非常に大きい。医師は患者に十分に説明をしたうえでPSA検査の同意を得なければならない」と注意するほど。前立腺がんの手術となれば30万円の負担、精密検査だけでも10万円ほど。手術後に性機能が損なわれてしまうおそれもあります。


>軽い頭部外傷でCT検査
>頭を打った程度ではほとんどがCT検査で診断する必要がありません。ムダに放射線にさらされるのはむしろ危険で、将来的にがんになる可能性を高めるおそれが。特に子どもは放射線に対する感受性が高いと指摘されています。日本でCT検査を実施するとおよそ3万円、3割負担でも1万円になります。


>超高齢者に悪玉コレステロールを下げる薬
>悪玉コレステロールを下げるための薬剤を服用すると、認知、神経疾患、筋肉障害といったリスクが増えます。85歳以上ではメリットよりも副作用によるデメリットのほうが高まるといわれています。薬剤費は年間3万円ほどなので10年となれば30万円、ちりも積もれば大きいですよね。


>爪水虫なら菌を殺す飲み薬を
>水虫の原因は白癬菌ですが、実は爪に症状があるおよそ半分の人は白癬菌による感染ではないとのこと。そもそも真菌がいないとなれば、3~6か月といった長期にわたって薬を服用するのはむなしいもの。知らずに飲み続けた薬剤費用は5万円ほどに。

>医療経済ジャーナリスト。東京大学農学部獣医学課程卒。著書に『絶対に受けたくない無駄な医療』(日経BP社)など。

><取材・文/難波安衣子>

<参考=「その検査、本当に必要?「日本の医療の中には不要のものが多い」医療経済ジャーナリストが解説」(週刊女性)>
(23/02/18)