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NO.3273 <人生100年時代のひざ>痛みが消えてずっと歩ける/すり減った軟骨は蘇る<?><起稿 シバケン>(23/10/03)


【シバケン】 2023/10/03 (Tue) 22:34

副題=「ひざの不調」70代女性の7割が悩む病気の正体 変形性膝関節症の原因と対策を専門医が徹底解説(東洋経済)

「ひざは正しく使っていれば108年はもつ構造体」

>人生100年時代を迎え、多くの人がひざの痛みや歩行のトラブルを抱えています。60代から急に増える「変形性膝関節症」という病気が、長くなった「老後」という〝ご褒美時間〞の生活の質を低下させてしまう大きな原因の一つとなっています。

>この病気はなぜ起こってしまうのでしょうか? そのメカニズムを知ることが、抜本的な治療や予防につながります。ひざ関節を専門とする整形外科医の巽一郎氏の著書『痛みが消えてずっと歩ける 100年ひざ』から一部抜粋、再構成してお届けします。

<本1>
ひざ関節を専門とする整形外科医の巽一郎氏の著書『100年ひざ』



>70代女性の7割が変形性膝関節症
>変形性膝関節症はとても身近な病気で、病院にかかるなどはしていない人も含め、「70代女性の約7割が変形性膝関節症である」という調査結果もあるほど。とくに女性が要介護状態になる原因は、この病気と腰痛、それから認知症がとても多いです。

>患者さんにとっては、つらい痛みや、生活のしづらさを経験することになる病気です。しかし、この病気をきっかけに、原因を考え、生活を改善し以前にも増して充実した人生を送る"ターニングポイント"にすることもできます。僕はそのお手伝いをしたくて、まずは変形性膝関節症を正しく知っていただくところから、いつも説明を始めています。

>変形性膝関節症は、その9割でひざ関節の内側の軟骨や骨に「変形」が生じるものです。多くの場合、足がO脚に変形し、はじめは立ち上がるときにひざに痛みを感じます。徐々にひざの曲げ伸ばしに不自由さを感じるようになり、やがて歩き出しに限らず、動作中も痛みが出て、歩行が困難になっていきます。

>初期のひざの「変形」は、「軟骨の損傷」、俗に「軟骨がすり減った」といわれている状態から始まります。まもなく滑膜(かつまく)の炎症で関節に腫れが生じます。軟骨がすり減って、関節の隙間が狭くなってくると、間に入っていた半月板の損傷も生じてきます。

<画像2>
膝の構造



>ひざの痛みや歩きづらさを感じて病院にかかると、多くの場合、レントゲンを撮った後、「歳だから軟骨が減ってきましたね」と言われます。薬物治療(痛み止め)やひざ装具、湿布などを使いながら「様子を見ましょう」「ひざの負担を軽くするため、体重を減らしましょう」「運動をして太ももの筋肉をつけましょう」といった指導を受けるでしょう。

>「体重減」と「筋力アップ」は大事な視点です。でもこれだけでは、そもそもの原因である「軟骨が減ったこと」は補えません。また痛み止めを飲んでも軟骨が増えることはありません。逆に痛み止めを多用して動き回ると、さらに軟骨がすり減ることになります。

>やがて症状が悪化し、大腿骨と脛骨(けいこつ)が直接当たるようになると、人工関節に入れ換える「手術」などが提案されます。僕たちの人工関節センターを受診に来られる患者さんたちの、9割がこの状況の人たちです。「前の先生からは手術と言われたのですが、本当に手術しなくても治るのでしょうか?」と半信半疑の顔です。

>けれど本来、ひざは正しく使っていれば108年はもつ構造体です。

>「老化」とは別に、軟骨が減る原因があるはず。それを突き止めなくてはなりません。

>108歳まで元気に歩ける人もいれば70歳で車イスが必要な人もいる。僕は患者さんと一緒に「老化以外の原因」を考え続けてきました。

>そして見つけた答えはシンプルなものでした。

>簡単にいえば、ひざの負担を大きくしている生活習慣があり、軟骨のメンテナンスも不十分。そこに老化が加わることで、軟骨が加速度をつけてなくなってしまうケースがほとんど――ということです。


>軟骨が減ると痛いのは「微小骨折」が繰り返されるから!
>ひざの痛みは、軟骨の有無が大きく関係していると説明しました。

>みなさんが1歩踏み出すそのとき、ひざにどれくらいの負担がかかると思いますか?

>その負担は「平地を歩くときは体重の5倍」「階段を降りるときには体重の8倍」の力にもなると報告されています。自分の体重を思い浮かべて、ちょっと計算してみましょう。

>体重50kgの人が平地に踏み出したら、250kg!

>体重60kgの人が階段を降りるときには、480kg!

>軟骨というクッションのおかげで、この力が直接大腿骨と脛骨にかかることはありません。このクッション構造こそが、ひざの関節が体重の数倍もの衝撃をもろともせず、歩行や活動を可能にしているものです。

>僕はよく患者さんにこんなたとえ話で説明しています。硬い組織である骨を「陶器でできたお茶碗」にたとえます。もし、2つのお茶碗を直接ガチャンと重ねたら? ひび割れてしまいますね。しかし、お茶碗とお茶碗の間に濡れた布巾をはさんでおいたらどうでしょうか? きっと割れにくい。この布巾と同じはたらきをしてくれるのが軟骨なのです。

>そんな軟骨がなくなって骨どうしが当たると〝小さな骨折〞が起こります。それは骨がボキッと折れたのではなく、骨の表面に髪の毛くらいのひびが入った状態です。そんな小さなひびでも、骨の表面には知覚神経がたくさん分布しているので痛いのです。「微小骨折」と呼ぶ症状です。

>この微小骨折は安静にして寝ていると1日でカルシウムが沈着して治ることがあります。翌朝起きたら、「あれ? 昨日ほど痛くないわ」と思ってまた畑へ行けます。それは髪の毛くらいのひびにカルシウムが運ばれて修繕が行われたから。ひざの痛みに波があるのはこのためなのです。

>変形性膝関節症は、男性860万人、女性1670万人と推定され、女性は男性の2倍近くいることがわかっています。その原因は、「女性ホルモンの減少」。エストロゲンの分泌量が急激に減る閉経後は、微小骨折や骨欠損が起こりやすくなるといえます。

>西洋では、変形性膝関節症の一番の原因は、急な体重増加ですが、日本でも最近は食事の欧米化により、急に標準体重を超える人が増えてきています。

>それでも日本でもっとも多い原因は、「姿勢」によるもの。頭が前に先に出て歩く〝ニワトリ歩き〞が元凶といっていいでしょう。この「ニワトリ歩き」と「太りすぎ」という2つの原因に、およそ8割の人が該当します。

<画像3>
「ニワトリ歩き」になってない?



>はじめは、歩くときにただ頭が前に出ているだけですが、それが次第に、「頭が前に出ないと歩けなくなる」という、タチの悪い生活習慣です。この姿勢のせいで軟骨にかかる負担が偏っていきます。


>生活習慣以外でひざの負担が大きくなる関節症
>歩き方と、過体重という2つの理由の次に、変形性膝関節症の原因の3つめに多いのは、自己免疫障害から生じる関節リウマチがあります。

>これは自分を守るべき抗体が、何を間違えたか自分の軟骨を食べるために生じます。また、炎症性疾患という、バイ菌や結晶がひざ関節内に入ることで生じる2次性の関節症もあります。これは原因を取り除けば早々に治ります。

>ひざ近くの骨を骨折し、それが治った後に、ひざにかかる力が変わって生じる骨折後2次性関節症というものもあります。股関節が悪くなり、左右の足の長さが変わったために生じる症状もこの2次性の関節症のひとつですが、これらは全体の1割程度であり、変形性膝関節症の原因の8〜9割はニワトリ歩きと標準体重オーバーです。

>僕らのからだは本当によくできていて、たいていのトラブルを自然に修復する機能を備えています。これらいずれの関節症も、自分で治す自己修復機能がはたらきます。

>ただし、「歩き方」は別です。誰かから指摘され、自分で気がついて戻さないと、手遅れになることがあります。

<参考=「「ひざの不調」70代女性の7割が悩む病気の正体 変形性膝関節症の原因と対策を専門医が徹底解説」(東洋経済)>
(23/08/04)


【シバケン】 2023/10/04 (Wed) 08:08

副題=ひざ「痛み止め」に頼る人がわかっていない真実 体が自然に治る仕組みを知り原因に向き合おう(東洋経済)

出来る限り、対処療法でなく、自然治癒に委ねよう。

オッとの、そ、言えば、当方、左胸乳首が、衣類に触れて、痛い事、多々あるですが。
これ、当方のは、「痛み止め」ではありませんでして。

中身、
「ヒルドイドクリーム0.3%(1g)80g」と、「白色ワセリン(10g)20g」の混合塗り薬

がしかし、基本、可能な範囲、塗布せずの方がと。
がしかし、痛いのを、我慢する事も、ないと、思うですが。



オッとの、右膝であります。経験してるです。
「違和感」ありまして。整形外科医院に行けば、「軟骨」のすり減りで、治りませんと、処方されたは、「ロキソニンゲル1%」軟膏。

これでは、ド素人の当方でも、治癒出来ずはわかるです。
尚、現在唯今、見掛け、治ってるです。
痛くないよに、膝、足を動かす事。
くれぐれもの、当方の場合でして。幸いにして、それで、治ってるです。


>からだが自然に治るしくみ
>からだが傷んだときに、自分で治す能力が自然治癒力です。自然治癒力、という言葉は なじみの多い人も多いことでしょう。このしくみを正しく知っておくと、その恩恵をきちんと受け取ることができます。からだが自然に治るシステムは、どんなときも同じなので、簡単な例から説明していきましょう。

>キャベツの千切りをしていて指を切ってしまったことはありますか?

>指から血が出た。さぁ、どうしましょう。まずは、バイ菌が入らないように、よく水で洗ってから反対の手で押さえて止血します。数分で止まればOKですね。

>でもすぐにまた血が出てきたらどうしますか? もう一度洗って、よく拭いてから絆創膏(ばんそうこう)で止めますね。数時間で止まればOK(もしも、押さえていても血が止まらないくらいに傷が深い場合は、動脈が切れているので、病院へ行ってくださいね)。

>このとき何が起こっているのか。それが自然治癒のシステムすべてをものがたります。

>① まず指を切ったら「痛い!」と、知覚神経が脳に、指が切れたことを知らせます。

>②脳は、知らせを受け取ると、切れた場所へ血液を送ります。これが炎症の始まりです。

>炎症にはケルテスの4徴候といって発赤・疼痛(とうつう)・発熱・腫脹(しゅちょう)があります。またガレノスの5兆候というのは発赤・疼痛・発熱・腫脹と機能障害です。それぞれに意味があって、疼痛は痛いと感じること。指が切れたことと、その場所を脳に知らせる伝達です。発赤と腫脹・発熱は、切れた場所に血液が集まることで起こります。機能障害は治癒が完成するまで動きにくくして、患部の安静を保つために起こります。

>③切れた場所(患部)に血が集まると、まず血液の中の血小板が切れた部分に接着因子として張り付いて塞ぎます。

>血小板は線維質のように切れた部分を覆って、血液を漏らさないようにします。同時に切れた皮膚も線維でふさいでくれます。切ったあとの指は盛り上がって治りますが、それが線維(ファイバー)です。

>④その次に血液の中の白血球が盛り上がった線維(ファイバー・肉芽組織・フィブリン凝固物)を食べると、その近くの組織が再生されます。皮膚ならば皮膚組織が再生、血管内皮細胞なら血管内皮が再生されるのです。

>⑤指が切れてから1〜2日間は、患部は盛り上がって、肉芽組織で血が止まっています。 7日たてば盛り上がった肉芽組織もなくなり、何もなかったかのように指が元に戻ります。


>「痛み」があるから、「治癒」が始まる
>修復が終了するまでは痛みが継続します。それはまだ血液を患部へ送ってほしいからです。でも7日ほどで修復が完了すると、痛みもなくなります。

>じつは、からだの修復メカニズムは、骨でも臓器の細胞でもこの経過で治ります。からだじゅうの自然治癒の手順は、みな同じ。骨が折れた場合も、これとまったく同じシステムです。

>①骨が折れたら、骨膜にある知覚神経が、「痛い!」と脳に報告する。

>② 脳は、「了解!」と血液を患部へ送る。炎症が始まる。

>③ 骨の場合は絆創膏ではなく、まず患部を引っ張り、折れた場所がまっすぐ(整復)になるようにして、副木(そえぎ)で固定。副木でグラつく場合はギプスで固定。ギプスでも固定が不十分なら、メスで開きプレートとネジで固定(手術)。

>④痛みが継続(折れてるよのサインが脳へ)している間、骨折部に血液が送られる(炎症)。血液中の血小板が患部に接着因子として張り付いて固定。

>⑤骨が折れてから2〜3週による肉芽組織の固定は完成。集まった白血球(マクロファージ)が、盛り上がった肉芽組織を食べると、隣と同じ骨組織が再生される。骨折から4〜6週すると、硬い骨でつながる。

>いかがでしょう。私たちのからだの修復機能、なんて素晴らしいのでしょうね。


>ひざが痛くて歩けないとき、痛み止めを飲んでひざの痛みを止めたらどうなりますか?>いくつかの例で説明したので、もうおわかりですね。

>痛み止めで痛みを止めるということは、あくまでも対症療法にすぎません。安静にせず歩いたり階段を降りたりすると、軟骨が減り続けるだけ。

>痛み止めでは軟骨が増えず、痛み止めの消炎効果によって、脳にお知らせすることで始 まるからだの自然治癒システムの最初のスイッチが、押されないことになってしまいます。


>本当は「怖い」痛み止め
>「痛み止めを常用したらあかん!」これは常々僕がお伝えしていることで、もう少しだけ、痛み止めの話を続けますね。

>痛み止めについて、ここでぜひ覚えておいてほしいことがあります。

>痛み止めの薬には3つのタイプがあります。これらはどれも痛みを止める薬であり、もちろん軟骨を増やす作用はまったくありません。

>3種類の痛み止めは、それぞれ「どこで痛みを止めるか」によって違いがあります。ご自身が飲んでいる痛み止めがどれか、すぐに答えられますか?

>① 消炎鎮痛剤(NSAID)(商品名:ロキソニン・セレコックス・ボルタレン)

>物理的な障害が起こったとき、痛みで脳に知らせます。その後炎症が起こり、障害の修復システムが始まります。治るまでの間、痛みが持続しますが、その痛みを持続させるのが「痛み物質」です。「痛み物質」は打撲に限らず、頭痛や生理痛でも共通して出てきます。

>「痛み物質」にはプロスタグランジン(PG)があり、知覚神経に痛みを伝えます。脳内でプロスタグランジン(PG)が放出されると発熱を起こします。炎症や痛み、発熱はこのプロスタグランジンと呼ばれる物質によって、知覚神経に伝えられることで始まります。

>このプロスタグランジン(PG)の作用を抑える薬が消炎鎮痛剤です。

>この薬を飲むと炎症が抑えられ、痛みがなくなります。しかし血液を呼ぶ作用も落ちる ため、腎臓や粘膜組織が障害されます。消炎鎮痛剤を毎日朝夕2〜3年も飲み続ける人は、腎臓が働かなくなって透析が必要になることがあります。

>胃や腸の粘膜組織も血液が減ると死んでしまい痛みが生じます。そのためこの消炎鎮痛剤は胃薬と一緒に処方されることが多いです。

>②末梢神経抑制剤(商品名:リリカ・プレガバリン)

>ずっと①の消炎鎮痛剤を飲み続けていると、からだはそれを分解する回路が速くなり、薬が効かなくなります。そうすると別の経路で痛みを止める必要が出てきます。とくに腰痛などの慢性痛をブロックするために使われる薬がこれです。痛み刺激を知覚神経が脊髄の後根から伝達し、脳へと向かいますが、この後根の入り口で痛みを止めるのがこの末梢神経抑制剤です。

>脊髄後根には痛みだけではなく、足の裏の位置感覚などの情報も入ってきますが、この薬により、それも止められてしまいます。ずっと飲み続けると、副作用として平衡感覚が失われてふらつくことがあります。


>飲めば痛みは止まるが、それで治療なの?
>③中枢神経抑制剤(商品名:モルヒネ、脳に作用する麻薬)

>痛み刺激が神経を通して脊髄を上がって脳に向かいますが、中枢神経抑制剤は、脳で痛みを止めるお薬です。副作用としては、便秘や依存症などがあります。

>①から③まで、いずれの痛み止めも、それぞれからだで起こった事故を脳へ伝える経路のどこかで、その信号を止めているものです。

>痛みはつらいので、飲んだらいけないとは言いません。頓服として飲むようにしましょう。

<画像4>
痛みの伝達経路を止める痛み止め



>どの薬も軟骨は増やさないので、一番の原因は治りません。しかし痛みがスッキリ止まるために、治ったと感じる人が多いのです。これを治療というのは、おかしいと思いませんか? 痛み止めは必要なものですが、対症療法であることを理解して使いましょう。

>痛みはつらいけれど、からだにとって必要があるから出ているもの。痛みはむしろ自分のからだを守ってくれている警察官だと思ってください。むやみに止めると大事なことを見失います。からだは間違ったことをしないのです。

>なぜ痛みが出ているのか、原因を改善して痛みが出ないようにするのが「根本治療」。痛み(症状)だけをなくすのが「対症療法」で、それは症状を悪化させる原因になることもあると覚えておきましょう。

<参考=「ひざ「痛み止め」に頼る人がわかっていない真実 体が自然に治る仕組みを知り原因に向き合おう」(東洋経済)>
(23/08/11)


【シバケン】 2023/10/04 (Wed) 09:39

副題=ひざが痛くなって歩けなくなる人と治る人の大差 メカニズムを理解せず痛みだけを止めるのは禁物(東洋経済)

イヤ、
よっく、わかるです。
当掲示板に登場の、打悪法師さんも、的なるを言うてるです。

当方の場合、「O」脚。
意図的に、それを是正するの方向での歩行をと。
とか、言うても、それ程の極端「O」でもありませんですが。

>「ひざの痛み」に対症療法を続けるとどうなる?
>ひざ痛の原因を突き止めることなく、痛み止めという対症療法を続けるとどうなるか、変形性膝関節症の約9割を占める「内側の軟骨」がなくなる例で見ていきましょう。

>大腿骨と脛骨の間の隙間がひざ関節です。ここに関節軟骨と半月板があります。

>レントゲン写真では、腓骨に近いほうの隙間が「外側ひざ関節」、腓骨から遠いほうが「内側ひざ関節」です。健康な人のひざをレントゲン写真で見ると、外側ひざ関節と内側ひざ関節の隙間は均等で、約10㎜くらいです。

<画像5>
膝の構造



>軟骨の成分は7〜8割が水分なので、レントゲン写真には映りません。僕たち医師も、初診ではひざに体重がかかった状態(立位)でレントゲン写真を撮り、大腿骨と脛骨の間の隙間の量を軟骨の量と考え、診察の参考にします。

>内側変形性膝関節症の初期の人の場合、ひざのレントゲン写真では内側ひざ関節の隙間がやや狭くなり、内側の軟骨が減ってきているとわかります。これが脚変形の始まりです。

<画像6>
変形性膝関節症の初期



>歩行時に、体重は軟骨が減ってきている内側ひざ関節にかかってきます。しかしまだ軟骨は残っていますから、歩いてもあまり痛みはありません。ただし、軟骨に挟まれた半月板は、居場所が狭くなっているので傷つきやすくなっています。このため、初期のひざ痛は内側ひざ関節の「半月板損傷」によることが多いです。

>変形性膝関節症の初期から、歩き方を変えることなく、そのままの日常を送ると、軟骨はどんどん削られ、変形性膝関節症は進行してしまいます。

>変形性膝関節症の中期の人のレントゲンでは、関節の隙間がなくなっていて、荷重がかかると、大腿骨と脛骨がぶつかってしまうことがわかります。ひざ関節は外側に飛び出て、足はО脚変形となります。

>ひざの内側軟骨がなくなるО脚変形は、両ひざがどんどん離れていくので、安定感があります。ひどくО脚の状態になられた奥様をお連れになった男性が「妻はひざが離れているので、お股の間から向こうの景色がよく見えます」と冗談を言われます。


>X脚→ハサミ歩きになる人も
>約9割がひざの内側の軟骨がなくなると書きましたが、ひざの外側の軟骨がなくなるのが全体の約1割。ひざの外側の軟骨がなくなると、ひざ関節は内側に入ってきて、足はX脚変形となります。両ひざがX脚変形になると歩きにくく、はたから見るとハサミ歩きと言われます。

>О脚もX脚も、どちらの変形も中期になって、内側もしくは外側の軟骨がすべてなくなると、骨どうしがくっつきます。ちょうどぶつかる部分の骨はひときわ白く「石灰化」しているのがわかりますが、それは微小骨折が起こったり、治ったりを繰り返してきた歴史です。折れたところが治るとき、他の部分より多くカルシウムがつくので、石灰が沈着して強度を増すのです。手術でそこを開いたら、大理石のように硬い骨になっています。

>微小骨折はカルシウムが沈着することで補修されると、痛みが取れます。 しかし、痛みが軽くなったと思って活動すれば、軟骨はないために、治ったすぐ近くに再び微小骨折が起き、痛みが出る。そんな繰り返しなので、変形性膝関節症の痛みには波があるように感じる人もいます。

<画像7>
変形性膝関節症の中期



>痛みの波は一日の間でもありますし、一年の間にもあります。朝はとっても痛かったけれど、昼前には楽になったわ、とか、2月から4月までは痛くて外出できなかったけれど 5月からラクです――など、さまざまですが、それは微小骨折の起きる量と場所、修復がすんだ量と場所とで変わってくるからです。

>中期になると、低いイスから立ち上がるときなどに〝ゴリゴリ〞と骨どうしが当たる音がするようになります。「微小骨折」が起き、激痛を伴うため、歩くのが嫌になる人が増えます。またО脚変形が進むので、一歩体重がかかるごとにひざ関節は外側に押され内側の軟骨が減る速度が加速されます。半月板は居場所がまったくなくなってしまい、内側に脱臼しています。脚変形が進んだら、そのまま歩いていてはダメなのです。

>X脚変形の方も同様に、中期になると、骨どうしがゴリゴリと当たります。X脚の人の場合は、ひざ外側の軟骨が先になくなり、当たっているのは外側の骨どうしです。体重が乗ると、ひざは内側へ移動して、外側ひざ関節はどんどんすり減っていきます。


>「微小骨折」が痛い理由
>「微小骨折」は骨がガシャンと割れて離れたものではなく、髪の毛くらいのひびが入った だけ、ひざの表面を覆う骨皮質が傷ついただけです。骨皮質には骨膜という薄い組織があり、そこに痛みを感じる知覚神経があるので、たいへん痛いわけです。でも骨は離れていってないので、痛みさえ抑えることができれば歩けます。

>この段階で、痛み止めを使って歩くか、骨皮質のひびを治してから歩くかで、その先の状況は大きく変わります。仕事に出ることも大切ですが、私は拙著『痛みが消えてずっと歩ける 100年ひざ』でも詳しく解説している、たつみ式・保存療法をお勧めしています。

>たつみ式・保存療法とは、主には次の4つです。

>①朝起きてトイレに行く前に足放り体操/暇があれば足放り体操
>②体重を標準へ/戻し方は週一回絶食を提案
>③歩き方/O脚の人は内もも歩き/X脚の人は一直線歩き/治るまでは杖をつく
>④筋トレ/大腿四頭筋を鍛える/腹筋と骨盤底筋群も

>変形性膝関節症の中期――ひざ関節の内側か外側の軟骨がすべてなくなり、骨どうしが当たった状態――になると、整形外科の教科書には手術しかないとあります。僕も20年ほど前には、中期の患者さんには痛み止めが効かなければ「もう手術しかありません」と答えていました。

>しかし、中期以降の患者さんでも、痛みなく歩けるようになることを知った今では、この段階ではまだ手術の話はしません。本当のところは、中期以降に痛み止めを常用することで、ひざの状態を悪化させているのだとわかったからです。

>痛みだけ止めて、これまでと同じ活動していると、軟骨の修復メカニズムは追いつかず、末期にまで進んでしまう。ここでの痛み止めの使用はひどいときだけに留めて、軟骨再生の体操を行い、治癒していく間、軟骨を守ることができれば、手術を避けて痛みなく歩けるようになります。

>この中期が、ひざの運命の分かれ道というわけですね。


>「骨欠損」まで進んでしまうと末期状態
>変形性膝関節症の末期になると、レントゲン写真では、脛骨がすり減って大腿骨がめり込んでいるのがわかります。「骨欠損」と呼ばれる状態です。

>ここまで変形が進むと、ひざの中にある4つの靭帯のバランスも悪くなるため、歩行が不安定になります。

>軟骨には知覚神経がないので、完全になくなるのは簡単なことですが、普通は骨が欠損する状況までにはいたりません。それは骨の膜には知覚神経が分布し、守っているからです。

>骨が欠損するくらいの衝撃は、本当は痛くて痛くて、一歩も歩けないほど。しかし、優秀な痛み止めを常用してしまっていると、痛みが発生しないために、こんな骨欠損の状態まで進行してしまうのです。

>また中期以降は内側の軟骨がなくなり、ひざの位置はからだの外側へと移動してしまうため、体重はひざの関節からかなり離れた内側にかかることになります。それを支えようとして、大腿骨はねじれ、脛骨と腓骨は倒れてますますO脚に。歩くときに毎度体重の5倍の力が内側にかかることで、この病気の原因となった内側の大腿骨と脛骨は加速度を増して傷んでいきます。

>末期になってしまうと、手術などで治せても、術後の経過がかんばしくないこともあります。それは相当に進んだ骨欠損のためです。

<参考=「ひざが痛くなって歩けなくなる人と治る人の大差 メカニズムを理解せず痛みだけを止めるのは禁物」(東洋経済)>
(23/08/18)


【シバケン】 2023/10/04 (Wed) 14:07

副題=ひざ痛の治療が糖尿病も治してしまう納得の理由 患者が向き合わなければならない「本当の原因」(東洋経済)

ひざ痛の改善が、糖尿病の改善にも<!>

成る程の、体重が関係<!>

>ひざ痛の保存療法が他の病気も治してしまう
>変形性膝関節症はとても身近な病気で、病院にかかるなどはしていない人も含め、「70代女性の約7割が変形性膝関節症である」という調査結果もあるほど。とくに女性が要介護状態になる原因は、この病気と腰痛、それから認知症がとても多いです。

>8月4日に配信した「『ひざの不調』70代女性の7割が悩む病気の正体」でも詳しく解説したように、この病気の原因を簡単にいえば、ひざの負担を大きくしている生活習慣があり、軟骨のメンテナンスも不十分。そこに老化が加わることで、ひざの軟骨が加速度をつけてなくなってしまうケースがほとんど――ということです。

>一方、僕はひざの軟骨が全てなくなった患者さんでも「復活」する現実を見てきています。必要があれば最善の手術をしますが、拙著『100年ひざ』でも詳しく解説している、たつみ式・保存療法をお勧めしています。

>たつみ式・保存療法とは、主には次の4つです。

>①朝起きてトイレに行く前に足放り体操/暇があれば足放り体操

>②体重を標準へ/戻し方は週一回絶食を提案

>③歩き方/O脚の人は内もも歩き/X脚の人は一直線歩き/治るまでは杖をつく

>④筋トレ/大腿四頭筋を鍛える/腹筋と骨盤底筋群も

>こうした変形性膝関節症の保存療法に取り組んだ結果、ひざの痛みを解消したと同時に、糖尿病が治った人がたくさんいることに気づきました。

>その人たちは「食べすぎ」をやめて、適正体重になった。血糖値が正常化し、糖尿病治療も卒業したのです。

>変形性膝関節症の患者さんの約3分の1に「食べすぎによる体重超過→ひざの悪化」がみられます(西洋では7割くらいの患者さんが、体重過多が原因でした)。そしてそのさらに約半分の方は糖尿病の診断を受け、薬で治療をされています。

>でも、保存療法によって体重が減ると、ほとんどの人が、ひざ痛と糖尿病の両方とも治ります。湘南鎌倉総合病院にいた15年間で、僕の患者さんで糖尿病が治り、薬がいらなくなった人は117人いました。この117名はなんと全員「糖尿病は治らない」と思って薬を飲み続けていた方々です。

>ひざ痛と糖尿病は原因が共通(食べすぎ・急な体重増加)しているので、原因に対処する「保存療法」の末の、理にかなった結果です。しかし、ひざ痛がなかったら、おそらく糖尿病は治せていなかったでしょう。というのも、糖尿病の薬物治療は「対症療法」だからです。


>経口血糖降下剤で糖尿病は治らない
>糖尿病にはⅠ型とⅡ型があります。Ⅰ型糖尿病はインスリンをつくる遺伝子がもともとない人たちか、免疫異常によってインスリンをつくる膵臓β細胞が攻撃され、インスリンが分泌できない人です。

>このⅠ型糖尿病は若くして発症しますが、全体の1〜2%です。残り98%はⅡ型糖尿病です。その原因は食べすぎで、インスリンをつくるのに疲れたり、インスリンがいつも出すぎて、それを受け取る細胞がインスリンを感受できなくなって起こります。

>つまり原因は、β細胞が疲れてインスリンがつくれないか、たくさんつくり過ぎて飽和して機能していない状態です。この急激に増えている「Ⅱ型糖尿病」は、食べすぎによって起こっています。そのため糖尿病は「生活習慣病」のひとつとされます。

>インスリンは血液中のブドウ糖を細胞内に取り込む仕事をしています。このはたらきがなくなると、血液中にブドウ糖はあふれているのに、細胞はそれを使えません。細胞はエネルギー源のブドウ糖が入ってこないため、エネルギー不足になります。

>細胞内にはブドウ糖がなくて、細胞外の血液中にはブドウ糖が多い状態が続くと、浸透圧により細胞の中の水が血管へ引き寄せられ、おしっこが多くなります(多尿)。細胞は水がなくなり脱水が起こります。脱水症状とは、のどの渇き、口の渇き、乾燥した皮膚、倦怠感、頭痛、めまいなどです。重度の脱水症状では、意識混濁や低血圧といった深刻な症状へと進みます。

>糖尿病の治療指針(ガイドライン)では、このⅡ型糖尿病に対して、飲むと血糖値が下がる「経口血糖降下剤」という薬を処方します。原因の食べすぎについて、なぜもっとアドバイスしないのでしょうか? せっかく「生活習慣病」というわかりやすいジャンルに入っているのに……。

>原因の食べすぎを治さないで、治療指針(ガイドライン)に従って薬(経口血糖降下剤)を飲んでいると、どうなるか。この薬は5種類ほど作用が異なるものがありますが、どれも飲むと血糖値が下がります。どうやって下げるか?

>腸からブドウ糖の吸収を減らしたり、肝臓で新たにつくられるブドウ糖の量を減らしたり、インスリンの分泌を刺激したり、インスリンの感受性を上げたり、炭水化物の消化と吸収を遅らせたりして、血糖値を下げるのです。


>薬で血糖値が下がったら、からだはどう反応する?
>もうこの先の説明の予想がつく読者もいらっしゃると思いますが、薬で血糖値が下がると、からだはその変化に対応して、元に戻そうとはたらき始めます。それは生命を安全に保とうとするはたらき(恒常性)であり、自然な反応です。

糖尿病と診断され、「血糖降下剤」を服用する

薬の作用で血糖値が下がる

脳が血糖値低下を認識。脳が死ぬ危険を感じ、血糖値を上げようとする

食欲が湧いてしまい食べる。出せないインスリンを出す

インスリン枯渇、インスリン効かず、血糖値が上がる

>糖尿病になった最初の原因は「食べすぎ」なのに、その薬は「食べすぎ」を招き、悪循環へ入る可能性があるわけです。薬で一時的に血糖値が下がっても、また上がる負の連鎖を起こす。「生活習慣病」としながら、「おかしいやん!」と突っ込みたくなりますね。

>Ⅱ型糖尿病になったら、完治はしないので、「血糖降下剤」で血糖値をコントロールし、合併症にならないようにしていく。負の連鎖に気がついたお医者さんは、このように自分を納得させています。

>いまのところ、この「対症療法」が標準的な治療で、薬を飲み続けるということは、自然界にない化学物質(異物)を摂り続けることですから、肝臓や腎臓にも負担をかけます。

>そうです、向き合わなくてはならないのは、本当の原因の「食べすぎ」なのです。


>お薬より「からだが自分で治る力」を信じよう
>糖尿病を抱えながらも、ひざ保存療法の実践で「週一断食」に取り組んだ人がいます。

>その方は、その日は経口血糖降下剤を飲まず、低血糖発作を避けるため緊急用に飴も用意して水だけを飲む一日をがんばりました。最初の感想は、「やってみたら、無理と思っていた絶食も大したことないやん。水がおいしく感じました」とのこと。他の日も食べる量が減ってきて、食べすぎが自然におさまり、ダイエットに成功。

>血糖値も正常に戻った患者さんは、「原因を治す」体験をしたのです。意識がそこにとどまれば糖尿病の再発はないでしょう。もちろんからだに悪い副作用は何もありません。一方、糖尿病の薬を3年以上も飲み続けた方は、5年以上飲んでいた人で断食を行った方の成功談を聞いて、慎重にトライされました。お水をゆっくり、多めに飲んで、緊張せずにゆったりした気持ちで断食を行うことがポイントです。

>似たような対症療法の薬物治療の例はいくつもあります。

>薬を処方されたら、どんな作用をもたらす薬かよく理解し、必要に応じて服用するのが自分のためです。

>僕は、薬学部を卒業した後に、医学部に入り直して医者になりました。その専門知識をもとにしても、人が本来もっている「治る力」を化学物質でコントロールするのは、あくまでも一時的、最低限にとどめたほうがいい、と考えています。

>またそれは薬だけでなく、手術などの医療行為においても同じです。

>もちろん必要な手術もあります。僕も日々、最善の手術を行うために準備をしているし、自分が交通事故にあったときにも、必要な手術でいのちをながらえました。しかし、対症療法にすぎないものもあることを知っておきましょう。

<参考=「ひざ痛の治療が糖尿病も治してしまう納得の理由 患者が向き合わなければならない「本当の原因」」(東洋経済)>
(23/10/01)


NO.3274 <巨人・原辰徳監督退任>阿部慎之助新監督が最有力(スポーツ報知)<起稿 シバケン>(23/10/04)


【シバケン】 2023/10/04 (Wed) 16:07

当方的には、残念。

イヤ、
腹の立つノリ君は、好まんです。
次期の、阿部慎之助君も、好まんです。

出来れば、高橋由伸君をと、希望してたですが。ざーん念。
残念は、その意味でして。

さての、阿部の慎之助君の次期監督ねえ。
読売系スポーツ紙での報道故、確かやろと。

慎之助ねえ。
やってみな、わからんですが。この君、基本、腹の立つノリ君と、同様の、自身が目立ちたがり屋<!>

で、
当方的、巨人ファンをどするやと。まだ、わからんです。阿部君采配次第かと。

<写真>
3日の中日戦で国歌演奏に臨む(左から)原辰徳監督、阿部慎之助ヘッドコーチ(カメラ・宮崎 亮太)



>巨人の原辰徳監督(65)が退任することが3日、分かった。球団史上最長の監督通算17年目となった今季は若手を積極的に起用したが、3年連続でリーグ優勝を逃し、2年連続4位でCS進出に届かず。球団史上初の同一監督で2年連続Bクラスという惨敗を喫した。後任には、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(44)が最有力候補に浮上していることも明らかになった。チームは4日のDeNA戦(東京D)が今季最終戦となる。

>原監督が巨人のユニホームを脱ぐ。すでに2年連続4位が確定。同一監督での2年連続Bクラスは球団初という屈辱を味わい、3年契約の2年目ながら退任することになった。

>今季の巨人は開幕から苦戦。4月14日に開幕13試合目で4勝9敗の借金「5」となり、5年ぶりに単独最下位に転落した。それでも原監督は若手を我慢しながら起用し、交流戦は最後まで優勝争いに加わって11勝7敗。一時貯金を今季最大の「5」まで伸ばした。だが、それ以降は上昇できず、ここまで70勝70敗2分けの勝率5割。一度も首位に立てず、シーズン通して優勝争いに加われなかった。

>昨年は05、06年に続いて球団史上2度目の2年連続シーズン負け越し。指揮官は「昨年の大惨敗の反省、教訓を生かして今季に臨む。あんな年はあってはいけない。今年が(球団創設)89年目。89年の中で一番強かったと、そういうチームになるべく戦っていく。必ず優勝」と大逆襲を掲げてスタートしたが、阪神戦に6勝18敗1分け、広島戦に8勝17敗と大きく負け越したことが響き、3年ぶりのリーグ優勝は果たせなかった。

>9月29日、オーナー会議後に取材に応じた山口オーナーは原監督の続投について聞かれ「来季のことは真剣に考えないといけない」と去就を明言しなかった。今季が3年契約2年目だが「契約についてどう考えるかということも含めて真剣に考える必要があるという考え」とコメントしていた。

>原監督は巨人で15年間プレーし、監督として第1~3次政権の計17年間、合わせて32年間、ジャイアンツ一筋で戦ってきた。監督としては通算2406試合、1290勝1025敗91分け、勝率5割5分7厘で、リーグ優勝9度、日本一3度を成し遂げた。22年から新たに3年契約を結んでいたが、今季限りで退任することになった。

>後任監督の最有力候補に浮上した阿部ヘッドコーチは19年限りで現役引退し、翌20年から2軍監督に就任して2年間ファームを指揮した。昨年は1軍作戦兼ディフェンスチーフコーチに配置転換。今年はヘッド兼バッテリーコーチを務め、ベンチでは原監督の近くで帝王学を学んだ。

>現役時代は長年、正捕手としてチームを支え、リーグ優勝8回、日本一3回を経験した。通算2132安打、406本塁打、1285打点と打てる捕手として絶大な存在感を発揮し、07年から14年までの8年間は主将を務めた。そのリーダーシップに期待がかかる。球団創設90周年の来季、新体制で4年ぶりのリーグ優勝、12年ぶりの日本一奪回に挑む。

>◆原 辰徳(はら・たつのり)1958年7月22日、福岡県大牟田市生まれ。65歳。東海大相模高、東海大を経て、80年ドラフト1位で巨人入団。81年に新人王、83年は103打点で打点王とMVP。95年に現役引退。通算1697試合、1675安打、382本塁打、1093打点、打率2割7分9厘。2002年に初の監督就任。09年の第2回WBCで日本代表監督を務めて世界一。18年に野球殿堂入り。02~03年、06~15年に巨人監督を務め、19年に3度目の就任。180センチ、86キロ。右投右打。

>◆阿部 慎之助(あべ・しんのすけ)1979年3月20日、千葉県生まれ。44歳。東京・安田学園高で通算38本塁打をマーク。中大に進学後、2000年のドラフト1位で巨人入り。タイトルは首位打者、打点王、最高出塁率(いずれも12年)。180センチ、97キロ。右投左打。

<参考=「【巨人】原辰徳監督退任、阿部慎之助新監督が最有力」(スポーツ報知)>
(23/10/04)


【シバケン】 2023/10/05 (Thu) 15:36

副題=原監督“解任”で他球団が警戒…新生・阿部巨人“いの一番”補強ターゲットに定める「3選手の名前」(日刊ゲンダイ)

補強候補の選手。
当方的、よく、知りませんですが。
只、筒香選手ねえ。
蓋開けてみな、わからんですが、この選手、最初だけ活躍するですが。以降、音無しの構え<?>的、印象。

<写真>
新監督でどうしても勝ちたい巨人、補強は…(左から)楽天松井、オリックス山崎福、米3A筒香(C)日刊ゲンダイ



>「これから個人的な話をさせていただきます」

>巨人の原辰徳監督(65)が4日、東京ドームでの最終戦後のセレモニーでこう切り出すと、2年連続Bクラスが確定した後に山口寿一オーナーと会談したことを明かした。「2つのことを約束しました。1つは辞任。もう1つは若い新しいリーダー、阿部慎之助くんにチームを託そうと、そういう決断をしました」とファンに退任を報告した。

>監督通算17年目の今季は2年連続で4位。同一監督の2年連続Bクラスは球団史上初という現実を突きつけられた。2021年オフに新たに3年契約を結んでいたが、山口オーナーは「来季のことは真剣に考えないといけない」と話していた。最終年の来季を待たずしての事実上の“解任”である。新監督は阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(44)の内部昇格が決定したが、球団には苦い思い出がある。現役引退後にいきなり就任した高橋由伸前監督は、2位、4位、3位でリーグ優勝に届かなかった。

>■由伸前監督時代の教訓

>さるチーム関係者がこう言った。

>「由伸政権1年目は大した補強もしてもらえなかった。やっと2年目の17年に日本ハムから陽岱鋼、ソフトバンクから森福允彦、DeNAから山口俊をFAでトリプル補強したものの、機能しなかった。原監督が3度目の就任を果たした18年オフには、広島でMVPを獲得した丸を5年総額35億円という破格の条件でFA補強。丸の活躍もあってリーグ連覇を果たしただけに、球団には補強次第という考えが根強い。由伸政権の二の舞いは避けなければいけないし、阿部新監督に恥をかかせるわけにはいかないでしょう」

>ましてや来年は球団創設90周年の節目の年でもある。封印するとしていたFA補強を解禁するともっぱらだ。

>セ球団の編成担当者によると、国内組は松井裕樹(27=楽天)、加藤貴之(31=日本ハム)、山崎福也(31=オリックス)の3投手、海外組は元DeNAで現SFジャイアンツ傘下3Aの筒香嘉智(31)の人気が高いという。

>「巨人は昨オフ、FA補強を封印したというが、実際は西武から宣言した森友哉(オリックス)の獲得に動いています。2年連続Bクラスで原監督が退任。90周年の来季は優勝が至上命令になる。阿部監督になっても若手育成が課題なのは間違いないが、新監督でどうしても勝ちたい巨人は背に腹は代えられない。補強は松井、筒香、山崎福の3人にターゲットを絞っているようです」(セ球団編成担当)


>リリーフ陣整備は急務
>今季の巨人はリリーフ陣が崩壊した。中でも抑えの大勢は27試合で3勝14セーブ、防御率4.50とパッとせず、夏場は故障で二軍暮らしが続いた。

>「若手投手の成長度を考慮しても、来季の巻き返しには、計算が立つリリーフ投手の補強が急務。オフのFA市場で唯一、これに当てはまる投手が松井です。松井にはメジャー志向があり、年俸2億5000万円プラス出来高のAランクで人的補償も必要ですが、松井が国内他球団への移籍を検討すれば、巨人はイの一番に手を挙げるでしょう。山崎福は年俸6000万円のCランクで、複数球団が関心を示しています。ただ、関東出身で在京志向があり、父の章弘さんは巨人OBで20年から2年間、巡回打撃コーチを務めた縁がある。巨人に有利な条件が揃っています」(前出の編成担当者)


>巨人は筒香の動向も注視しているという。

>「筒香は2月、レンジャーズとマイナー契約を結んだ際に、日本の複数球団からオファーが届いたと明かしましたが、その一つが巨人です。巨人は筒香が8月に米独立リーグ球団と契約した時にも調査をしています。筒香はメジャー昇格を目指して来季も米球界でプレーする可能性はありますが、巨人は再び動くはずです」(巨人OB)

>原監督のラストゲームを勝利で締めた巨人は、71勝70敗2分けの4位でシーズンを終えた。新生阿部巨人のあくなき補強が、いよいよ始まる。

<参考=「原監督“解任”で他球団が警戒…新生・阿部巨人“いの一番”補強ターゲットに定める「3選手の名前」」(日刊ゲンダイ)>
(23/10/05)


【シバケン】 2023/10/07 (Sat) 17:29

副題=「原さんがGMなら監督はやらない」という声も…巨人が原辰徳前監督(65)の影響力を抑えにかかった“深刻な理由”とは(文春)

「「原さんが監督を辞めた後は、ゼネラルマネジャー(GM)として球団に残るとも言われていました。しかし次期監督の候補にも挙がっていた高橋由伸が『原さんがGMなら監督はやらない』と言ったとも聞いています。いずれ由伸が監督に復帰することは既定路線なので、本社としては原氏をGMに就任させるわけにはいかなかった」(前出の球団関係者)」

本当<?>

当方的、由伸ファン故、うれしいですが。
確かに、原GMでは、何してるの事かと。単に、ええ格好しいでして。


<写真1>
高橋由伸に2度目の監督就任のチャンスは回ってくるか ©文藝春秋



<写真2>
栗山英樹監督が優勝したことで、WBC監督のハードルは上がっている



<写真3>
文化勲章を受章した長嶋茂雄氏



>プロ野球巨人の原辰徳監督(65)が4日、東京ドームで行われたDeNAとの今季最終戦のセレモニーで辞任を表明した。後任に阿部慎之助ヘッドコーチ(44)を指名しつつ、17年に及んだ巨人での監督生活にピリオドを打った。

>通算1291勝は、すでに長嶋茂雄監督の1034勝や川上哲治監督の1066勝を超えて巨人史上1位。2009年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも世界一に輝いた。しかしそんな球史に残る名将がキャリアの曲がり角を迎えている。原氏の「夢の続き」はどこにたどりつくのだろうか。


>原氏の監督辞任プロセスがスタートしたのは今年の夏だった。

>読売本社が原氏に対し、3年後のWBCに向けて侍ジャパンの監督就任を打診したのだ。この時点で巨人は優勝戦線から遠ざかり、原氏も同一監督として球団史上初の2年連続Bクラスが迫っていた。WBC監督の打診は、横滑りさせることで解任色を出さず、勇退の印象を残してソフトランディングさせる本社の配慮だったという。


>後継者が阿部なのは「原さんへの気遣い」
>原氏に近い関係者はこう証言する。

>「原さんは2022年の時点で、優勝すれば身を引くつもりでいたと思います。3度目の巨人監督に就任してからは、ふさわしい引き際を探っていたようでした。勝って終わりたい気持ちが強いぶん、侍ジャパンの監督就任には乗れなかったんでしょう。まだAクラスに入って日本一になる可能性も残っていましたから」

>しかし、巨人の成績は一向に浮上しなかった。そして9月29日に山口寿一オーナーの「契約についてどう考えるかも含めて、真剣に考える必要があるだろうという考えですね」という発言に至ったのだ。


>直後にチームのBクラスが確定し、終戦を迎えた。

>3度目の原政権が始まったのは、高橋由伸監督が3年連続で優勝を逃した後の2018年オフのこと。低迷していたチームの再建を託された原氏は、山口オーナーに「好きなようにやらせてほしい」という要望を容認させ、編成権を含めた全権を得た。

>「いわゆる『三顧の礼』で就任してもらったので、原さんに最大限の気遣いをする必要があった。だからこそ代表監督を用意したわけです。後継者が慎之助になったのも、原さんの意思を反映しています」(球団関係者)

>代表監督という“花道”を用意したことで球団側は原氏に誠意を尽くしたという「アリバイ」を手に入れたことになる。つまり、結果を残さない限り身を引くしかない状況が出来上がり、Bクラスが確定した時に原氏は辞意を固める結果になった。


> 高橋由伸「原さんがGMなら監督はやらない」
>しかし、原氏と巨人の関係は監督退任では終わらない。「原氏の影響力を抑える」という目的があるというのだ。

>「原さんが監督を辞めた後は、ゼネラルマネジャー(GM)として球団に残るとも言われていました。しかし次期監督の候補にも挙がっていた高橋由伸が『原さんがGMなら監督はやらない』と言ったとも聞いています。いずれ由伸が監督に復帰することは既定路線なので、本社としては原氏をGMに就任させるわけにはいかなかった」(前出の球団関係者)


>球団と原氏の綱引きの結果が、名誉職的な「オーナー付特別顧問」への就任だった。山口オーナーは「ジャイアンツの伝統、ジャイアンツの魂を今後に伝えていく役割」と表現したが、今後のコーチ陣の人選について「新監督の考えも十分に聞いて最終的には私が自分で決めること」とも話した。編成と現場指揮を切り離したいという意志は明らかだ。

>そしてどうやら、原氏にとってもGMではなくオーナー付特別顧問への就任は希望に合致していたという。

>「原さんは侍ジャパンの監督を視野に入れていると思います。来年の今頃は今回、監督を断った人たちも引き受けられるように状況が変化しているかもしれない。新たな候補者が出てこないとも限らない。それでも、私は原さんが現時点で最有力の候補だとみている。適任者がいなければ読売は原さんを担ごうとするだろうし、原さんも今度は断る理由がないのではないか」(WBC日本代表の元コーチ)


>巨人退任時に原氏が発表した「明日のことも考えずに、ゆったりと床につくというのがいい。そのうち、1年くらいで飽きる。そしたら何かむくむくと湧いてくるでしょう」というコメントも、1年後の代表監督就任を暗示しているようにも聞こえた。


>「原さんの頭にあるのはミスターの後釜ですよ」
>そしてWBC監督の先には「最終的な目的地」もあるという。前出の近しい関係者が語る。


>「原さんの頭にあるのはミスターの後釜ですよ」

>原氏は2003年に監督退任後、横浜(現DeNA)から監督就任を打診されている。現場出身者で初のコミッショナー就任を目指していると囁かれたこともあったが……。

>「本人としては生涯、『巨人の原』として活動していくことを決めています。チームの勝敗の責任を負うGMなどではなく、巨人の顔のような存在になりたいようです」(同)

>長嶋氏が後継者として原氏を指名したように、原氏も阿部ヘッドコーチを後継者に指名した。さらに26年WBC監督になれば、退任後に04年アテネ五輪代表監督に就任した長嶋氏と同じルートになる。


>原氏は退任会見で監督復帰を問われ、こう応じた。

>「少し自分のことも考えながら、ゆったり生きられたらいいな」

>「夢」の終着点の答えが垣間見えた。

<参考=「「原さんがGMなら監督はやらない」という声も…巨人が原辰徳前監督(65)の影響力を抑えにかかった“深刻な理由”とは」(文春)>
(23/10/07)


【シバケン】 2023/10/16 (Mon) 20:34

副題=巨人の投手コーチに内海哲也氏、ヘッド兼打撃コーチは二岡智宏氏…来季コーチ陣決まる(読売新聞)


<写真>
一軍投手コーチに就任する内海哲也氏(左)と阿部慎之助監督(2022年11月6日撮影)



>巨人の来季の一軍、ファームのコーチングスタッフが決まった。巨人OBで今季は西武でファーム投手コーチを務めた内海哲也氏(41)が一軍投手コーチに就任し、二軍監督だった二岡智宏氏(47)が一軍ヘッド兼打撃コーチを務める。

>通算142勝の杉内俊哉三軍投手チーフコーチ(42)は一軍投手チーフコーチに、一軍ブルペンコーチの村田善則氏(49)は一軍総合コーチ、一軍総合コーチの川相昌弘氏(59)は一軍内野守備コーチ、一軍打撃コーチの亀井義行氏(41)は外野守備走塁コーチにそれぞれ就任する。

>二岡智宏氏
>ファーム総監督の桑田真澄氏(55)が二軍監督を務める。

<参考=「巨人の投手コーチに内海哲也氏、ヘッド兼打撃コーチは二岡智宏氏…来季コーチ陣決まる」(読売新聞)>
(23/10/16)


【シバケン】 2023/10/16 (Mon) 23:03

副題=【巨人】阿部慎之助監督の新体制、1~3軍コーチ全陣容発表(スポーツ報知)

当方的、
来期、巨人を応援するかは、不明。

尚、内海哲也君<41歳>、京都府城陽市出身。

>巨人の来季コーチングスタッフが16日、固まった。阿部慎之助新監督を筆頭に新たな“阿部内閣”で来季のV奪回を目指す。

>1軍ヘッド兼打撃コーチに二岡智宏2軍監督が配置転換となり、2軍監督には桑田真澄ファーム総監督が就任。1~3軍の全スタッフは以下の通り。※名前の後ろの数字は背番号

【1軍】

監督 阿部慎之助 83
ヘッド兼打撃チーフ 二岡智宏 76
総合 村田善則 74
打撃 公表時期調整中
投手チーフ 杉内俊哉 81
投手 内海哲也 77
バッテリー 実松一成 88
内野守備 川相昌弘 78
外野守備兼走塁 亀井善行 79


【2軍】

監督 桑田真澄 73
ヘッド 安藤強 75
打撃 橋本到 87
投手チーフ 山口鉄也 71
投手 大竹寛 72
バッテリー 加藤健 89
内野守備兼走塁 脇谷亮太 85
外野守備兼走塁 鈴木尚広 82


【3軍】

監督 駒田徳広 70
打撃 古城茂幸 101
投手チーフ 三澤興一 100
投手 野上亮磨 104
バッテリー 市川友也 102
内野守備 吉川大幾 105
外野守備兼走塁 金城龍彦 103

巡回
巡回投手 久保康生 84
巡回打撃 ゼラス・ウィーラー 86

<参考=「【巨人】阿部慎之助監督の新体制、1~3軍コーチ全陣容発表」(スポーツ報知)>
(23/10/16)