雑談<NO.379>

みんながパソコン大王
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表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.380
3279 <高齢者のスポーツは要注意>「早死+寝たきり」のリスクが高まる<!?> シバケン 23/10/13
3278 <認知症かも?>と思ったら確認すべきこと シバケン 23/10/11
3277 <やせる<?>>コーヒーを「食前」に飲むとやせる その理由は? シバケン 23/10/08
3276 NHK「フェイク・バスターズ“ウィズフェイク”時代をどう生きるか」 磯津千由紀 23/10/05
3275 <糖尿病>前兆とは/サインを把握し早めに対応を シバケン 23/10/05
雑談NO.378

NO.3275 <糖尿病>前兆とは/サインを把握し早めに対応を<起稿 シバケン>(23/10/05)


【シバケン】 2023/10/05 (Thu) 18:19

健康診断では、
当方的、治療を要するの、段階と、言われてるです。

がしかし、
ここに、記載されてるの、前兆ねえ。
・尿の量が増え、頻尿になる
=元々が頻尿でして。尿の量ねえ。左程に替わらんと、思てるです。

・喉が乾きやすく、水を飲む量が増える
=これは、夏場なら、仕方がないです。秋口になって、水気摂取が極端に、少なくなったです。

・太ったり、逆に理由もないのに体重が減少したりする
=明らかに、太ったです。ですが、これ、喫煙止めて、2年でして。その影響と、思てるです。

その他
●目のかすみや足の痺れはどうか
=特に、なし。

●爪の病気も糖尿病のサイン?
=特に、なし。

>健康診断で糖尿病に気を付けるように言われて、「そもそも糖尿病かもしれないって自分で気づけるものなの?」と疑問に思ったあなた。

>本記事では糖尿病の前兆とは何かを、わかりやすく解説していきます。


>そもそも糖尿病は自覚症状が現れにくい病気
>糖尿病は自覚症状が現れにくく、自分が糖尿病だと気づかない人もたくさんいます。
自覚症状が現れにくい理由は、血糖値がかなり高くならないと出ない症状が多いからです。

>また2型糖尿病の場合は、1型糖尿病と比べて症状の進み方がゆっくりなので、糖尿病になってもしばらく症状が現れない多く、なかなか気づかないのです。


>糖尿病の前兆?境界型糖尿病とは
>糖尿病の診断を行う方法の1つに、75g経口ブドウ糖負荷試験という検査があります。これは、ブドウ糖を飲んで何回か採血を行い、血糖値の変化を調べる検査です。

>なお75g経口ブドウ糖負荷試験の2時間後の血糖値は、3つの型に分けることができます。

>血糖値が200mg/dLの時は糖尿病型、血糖値が140mg/dLの時は正常型、そして血糖値が140mg/dL以上200mg/dL以下の時が境界型です。

>つまり境界型糖尿病は、糖尿病ではないけれど正常でもない、「糖尿病になる危険性が高い糖尿病の前兆」ということになります。

>ですので境界型糖尿病と診断されたら、生活習慣を改善して糖尿病にならないように予防することが大切です。


>●隠れ糖尿病も糖尿病の前兆

>食後高血糖は、隠れ糖尿病といわれています。これは、空腹時の血糖値は正常なのに、食後の血糖値が高くて正常な血糖値に戻るのに時間がかかってしまう状態です。

>そして食後高血糖は、2型糖尿病の初めの頃に起きる症状として知られています。

>75g経口ブドウ糖負荷試験を行うと見つけることができますが、健康診断などは空腹時の血糖値しか確認しないため発見することが難しくなります。そのため、隠れ糖尿病と呼ばれるのです。


>どのような症状が出たら糖尿病のサインなのか

>糖尿病は無症状のことが多いので、家族に糖尿病の人がいる場合や、今までの健康診断の結果を比べた時に血糖値やHbA1cの値(※健康診断によってはないこともあります)が上がってきている場合は、「糖尿病の前兆かも…」と思って注意する必要があります。

>それ以外の症状や糖尿病のサインについてもいくつかお伝えしますね。


>●特徴的な初期症状とは

>糖尿病で初期に起こる自覚症状は高血糖によるものが多いです。

>症状の一例を挙げると、

・尿の量が増え、頻尿になる

・喉が乾きやすく、水を飲む量が増える

・太ったり、逆に理由もないのに体重が減少したりする


>などがあります。

>ただし、このように自覚できる症状が起きる頃には、ある程度糖尿病が進んでいる場合があります。

>だからこそ健康診断などを活用して、自覚症状が出る前に糖尿病を発見することが大切です。


>●目のかすみや足の痺れはどうか

>「目がかすむ」「何かを見ていると黒い虫のようなものが動いているように見える」といった目の自覚症状や、足がしびれるなど神経に関する自覚症状がある場合は、糖尿病の合併症が起こっている可能性があります。

>糖尿病の合併症は、すでに糖尿病が進行している状態です。

>そこで上記のような症状が見られる場合には、1日も早く治療を始めることが大切です。

>まずは近くのクリニックでもよいので、できるだけ早く受診をするようにしてください。


>●爪の病気も糖尿病のサイン?

>糖尿病になると、血液が糖分でドロドロになり体の隅の方である爪にまで栄養が行き届かなくなることがあります。

>そのため、爪にも糖尿病のサインが現れることがあるのです。

>では以下、症状の一例をご紹介します。

・爪が厚くなった

・爪の周りが皮膚に食い込んだり、巻き爪になったりしている

・爪が変形している

・爪が白く濁ったり白い線が入っているような気がする

>しかしこのような症状が起こることが、必ずしも糖尿病であるとは言い切れません。

>爪のトラブルは他の病気が原因で起こることもありますし、何かの病気が原因ではなく起こることもあるからです。

>ただし、このような爪の症状が続くようであれば一度医師に診てもらう方が安心できると思います。


>糖尿病の早期発見には早めの受診が大切

>糖尿病は早期発見・早期治療が大切です。でも、繰り返しになりますが糖尿病はなかなか自覚症状が現れません。

>だからこそ、健康診断の結果をきちんと確認すること、生活習慣を見直すことが必要です。

>そして、少しでも糖尿病かも…と感じたら早めに受診をすることが大切です。

>なお、どこを受診すれば良いのかわからないあなた。まずはお近くの内科クリニックを受診すると、採血検査をしてくれたり、適切な病院を紹介してくれたりすると思いますよ。


>まとめ
>それでは本日のまとめです。

・糖尿病は自覚症状が現れにくい

・前兆として、境界型糖尿病と隠れ糖尿病には注意

・糖尿病が心配になったら、早めの受診が大切

>以上です。

>本記事が、糖尿病の前兆に気づくきっかけになると嬉しいです。


>■教えてくれたのは・・・

>シンクヘルスブログ編集部

>糖尿病に強みを持つ健康管理アプリを展開するシンクヘルス社のオウンドメディア。ダイエット、糖尿病の食事、マインドフルネスなど幅広い健康情報について、管理栄養士や臨床心理士、運動指導士などの専門家陣が確かな根拠をもとに執筆している。


<参考=「糖尿病の前兆とは~サインを把握し早めに対応を~」(サンキュ!)>
(23/10/04)


【パソコン大魔神】 2023/10/05 (Thu) 18:39

シバケン会長へ

 何か、最近「みんながパソコン大王」の方向性が変わってないか?


【シバケン】 2023/10/05 (Thu) 19:43

パソコン大魔神

何を以て<?>

モ少し、具体的に<!>


もしかして、当板、
健康・医療問題の起稿を言うてるなら、ですが。

<参考=Thema別<起稿一覧>

ここの、
<参考=医療<起稿一覧>

NO.1=10/09/10


そして、高齢者に関してなら、

<参考=高齢<起稿一覧>

NO.1=12/11/14


要は、昨日、今日のテーマではありませんです。
10年以上経過のテーマです。

最近、増えてるは事実で、当然の事です。
健康の件、高齢者の件、意図的発信してるとして、過言でないです。

当然にして、これも、又、当方の方向性の一つでもありの、今後、益々増えるなら、他に類見ずの、結構なると。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@PC-DA370CAB(無理矢理Win11)】 2023/10/06 (Fri) 01:17

 シバケン様、こんばんは。


 不確実であてにならない「前兆」云々より、血液検査です。(検尿も補助的に)
 特定健診は、後期高齢者なら、自治体によって違いますが、千円程度で受けられるです。但し、年に一回。


【HEI八ROU】 2023/10/06 (Fri) 09:18

 シバケンさん、毎度どうも、HEI八ROUです、

 私の場合、甘いもん、酒、太り過ぎが続いて、まず狭心症、その血液検査で糖尿病も判明です、

 「すぐに」改善しましたが、自堕落、意志薄弱で、また血糖値上昇、これを繰り返したんです、

 その後、聖路加の日野原先生の本を読んでから、早食いダメ、出されたもの残さないのもだめ、年齢相応にしろ、これで今のところもってます、残すのはいかんから、最初から量を少しにしてもらう、

 あと運動は、早歩き、これやってます、

 だけど、ドカ食い、がぶ飲み、やっちゃいます、朝寝坊して早歩きさぼっちゃう、こういう時は自分の健康はまったく考えていないんですなあ、とにかくやっちゃって、そして後で反省、後の祭り、

 喜劇王エノケンは酒が好きだった、足の切断、大相撲の力士は、大勢が糖尿病らしい、だから若いうちに亡くなる、人間五十年だなあ、いさぎよいんだなあ、以上


【シバケン】 2023/10/06 (Fri) 10:12

HEI八ROUさん

似たよな、ですねえ<笑>

当方的、酒は、下戸でして。
精々が、中生ジョッキで、1杯ですねえ。
これを、2杯は、少々、多く。下手に、全部飲みますと、危険信号。

太り過ぎねえ。
煙草中断で、2年。多分、これが、原因と、思うですが。太り出してるです。

早食いダメねえ。
諸般、何やら、自分の事、言われてるのみたいです。当方も、結構、早く<汗>。


「あと運動は、早歩き、これやってます、」

これねえ。
以前には、出来てたですが。残念乍らの、早歩き出来んよになったです。
イヤ、表現難しいですが。するなら、出来るは、出来るですが。即の、くたばるですねえ。要は続きません。

最近、この10月から、歩きに出だしたですが、自身で、無理すな、自分のペースでと、言い効かせてるです。
要は、「継続」が、肝要と。


「ドカ食い、がぶ飲み、」

そもそもが、ドカ喰いは、以前より、出来ませんでして。すぐにも、満腹。
がぶ飲みは、下戸ですのでねえ。或る意味、飲めるの方、うらやましいです。


「人間五十年だなあ、いさぎよいんだなあ」

これ、微妙なるの話ですねえ。
とりあえず、寿命そのものは、考えてません。
と、申せば、ウソですねえ。

がしかし、長寿は望んでおらずですが、さりとて、短命も、考えておらずの、自然のままにしか、仕方がないですねえ。

オッとの、その昔<半世紀昔>なら、大方の、爺様、70台には、到達出来ずに、あの世の印象。
当方的になら、その年齢には、達してまして。後、3年と、3箇月ですかねえ。80台ですねえ。
とかの、数字だけで、自身、へえと、感心してるです。


で、
健康問題なるは、厄介ですねえ。
当然ですが、無茶して、不摂生して、不自由になったり、命尽きるは、不本意。
さりとての、どこまで、気にして、養生せねばが、わかりませんです。

オッとの、
その上で、結構なるの歳して、自力で、動けて、呆けても、おらずで、諸般、感謝、感謝と。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@PC-DA370CAB(無理矢理Win11)】 2023/10/06 (Fri) 17:57

 HEI八ROU様、こんにちは。


 普段に我慢しすぎると反動で『ドカ食い、がぶ飲み』をしがちです。
 HEI八ROU様は、HbA1cが6.9と糖尿病は軽度ですので、普段あまり我慢しすぎないことを、お勧めします。
 HbA1cが7.5前後の私が、偶の外食でビフテキなどを摂ってるように、時々は、おおらかに。(事前に、かかりつけ医に、相談のうえで)


【シバケン】 2023/10/06 (Fri) 18:22

磯津千由紀さん

<寄稿磯津千由紀(寫眞機廢人)@PC-DA370CAB(無理矢理Win11) 2023/10/06 (Fri) 01:17>

「不確実であてにならない「前兆」云々より、血液検査です。(検尿も補助的に)」

数値的な方がと、するは、誰しも、承知です。
前兆は、知っておれば、自己診断出来るかと。但し、出た時には、の、話あるですが。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@PC-DA370CAB(無理矢理Win11)】 2023/10/06 (Fri) 18:48

 シバケン様、こんばんは。


 後期高齢者なら血液検査は安い、と言いたかったのです。
 健診も安いですが、例えば私が10月3日に樋口内科・消化器科に行った際、通常の診察と2箇月ぶんの処方と血液検査(項目が多め)を合わせても、1090円でした。結果を訊きにもう一回行く必要があるので、更に数百円、かかりますけど。


【シバケン】 2023/10/06 (Fri) 20:09

磯津千由紀さん

その手、制度は、自治体により、異なるです。

亀岡の場合、期間限定ですが、<2023年度の場合=6月1日~10月20日>。

基本項目【身体計測・血圧測定・血液検査・尿検査・診察】=1000円
眼底検査=200円

これが、70歳以上の場合、無料です。


人間ドックには人気がありまして。
<参考=「後期高齢者医療制度 人間ドック費用の一部助成のお知らせ」(亀岡市)>
(URL省略)

費用27000円~40000円(婦人科検査含)
助成11000円で、他は個人負担。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/10/06 (Fri) 20:49

 シバケン様、こんばんは。


 亀岡市は、財政が豊かなんですね。
 当方、7月末ごろに後期高齢者特定健診を受けましたが、千円見当だった記憶が。尚、以前(2~3年前)国保特定検診は腹回りの測定などもあり千二百円でした。
 人間ドックの助成は当地にもあり、確か一万五千円程度だったと思います。特定健診と背反。


【HEI八ROU】 2023/10/11 (Wed) 11:05

 磯津さん、HEI八ROUです、毎度どうも、

 ご投稿から一週間も開け過ぎ、すんません、

「普段に我慢しすぎるとドカ食い、がぶ飲み」、

 そのものずばり、どっきりです、程度が大事でした、以上。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/10/11 (Wed) 22:39

 HEI八ROU様、こんばんは。


 因みに私は、医師に、「週に一回程度のビフテキ、週に一回程度の饅頭、なら大丈夫でしょう、我慢をし過ぎると続きませんから」、と言われております。


NO.3276 NHK「フェイク・バスターズ“ウィズフェイク”時代をどう生きるか」<起稿 磯津千由紀>(23/10/05)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/10/05 (Thu) 22:19

 こんばんは。


 9/30(土) 午後11:00-午後11:50、NHK総合テレビで、フェイク動画やフェイクSNS情報などを信じる人の多さが、取り上げられました。
 陰謀論や癌治療法などのフェイクYouTube動画やフェイクSNS情報や、アマゾンジャパンのレビューへの生成AIでの投稿、云々。

> 文章・画像・動画・音声まで…、生成AIを使えば誰でも簡単に精巧なフェイクが作れるようになり、偽の商品レビューや災害、さらには世論工作や詐欺事件が横行している。しかしタイパ重視の倍速視聴やフィルターバブル現象で、私たちはフェイク情報や陰謀論に対し加速度的にぜい弱化。そこにつけ込むビジネスも現れ、家族の絆が引き裂かれ、命に関わるケースも起きている。“ウィズフェイク”時代をどう生きるか、専門家と考える。

 NHK+で、10/7(土) 午後11:49 まで見られます。


NO.3277 <やせる<?>>コーヒーを「食前」に飲むとやせる その理由は?<起稿 シバケン>(23/10/08)


【シバケン】 2023/10/08 (Sun) 09:14

コーヒーを食前に飲むと、食事が出来るのか<?>
の、問題あるですが。

<本>
最強血糖コントロール
”血糖値”を制して脂肪を落とす!



>2023年7月27日に発売された『"血糖値"を制して脂肪を落とす!』(Gakken)は、SNSで人気の糖尿病専門医で、「血糖おじさん」としても知られる薗田憲司さん初の著書で、肥満や糖尿病改善の要となる"血糖値"に着目したダイエット法を提案するもの。今回はその中から、やせやすいコーヒーの飲み方について紹介しよう。


>「血糖値スパイク」を回避する
>薗田さんによれば、コーヒーを飲むなら、ランチ後より「食前」の方がいいという。第一に、コーヒーにつきもののカフェインが、交感神経を活性化して脂肪を燃やしやすくし、かつ食欲の抑制効果も持っているから。第二に、コーヒーに含まれるポリフェノールの一つ、クロロゲン酸が食後の血糖値の上昇をゆるやかにし、「血糖値スパイク」を回避させてくれるからだ。

>「血糖値スパイク」とは、血液中に流れるブドウ糖の濃度(血糖値)が、短時間で急上昇・急降下することを指す。血糖値が急激に上がると、インスリンホルモンの働きにより脂肪がつきやすくなり、急激に下がると空腹を感じて余計な間食が増えてしまい、肥満や病気を招く大きな原因になるとされる。

>「食事をとった1時間後くらいに猛烈に眠くなる」「昼食をしっかり食べたのに、夕食前にむしょうにおなかが空いておやつに手が伸びる」などに心当たりのある人は、血糖値スパイクを起こしているかもしれないという。食前にコーヒーを飲むと、これらの症状を多少なりとも抑えられるかもしれない。

>効果を得るには、カフェインとクロロゲン酸が入っていればいいので、必ずしも甘いコーヒーを飲む必要はない。ブラックコーヒー、 または無調整豆乳のソイラテでも良いとされる。本書ではこのほか、ちょっとした工夫でできる「血糖コントロール」ダイエットが多数紹介されている。ダイエットや糖尿病で悩む人にオススメの1冊だ。

>■薗田憲司さんプロフィール
そのだ・けんじ/日本内科学会 内科認定医。日本糖尿病学会 糖尿病専門医。日本医科大学卒業後、東京臨海病院初期勤務、東京都済生会中央病院勤務を経て、現在は開業準備中。高校時代、糖尿病になり苦しんでいる父親を救いたいという思いから、糖尿病専門医を志す。外来診療で伝えきれないダイエットや血糖値改善のための食事や運動の方法を、親しみやすい医師「血糖おじさん」としてYouTubeやInstagramで発信。チャンネル登録者数、フォロワー数は計27万人を超える(2023年6月現在)。

<参考=「コーヒーを「食前」に飲むとやせる その理由は?」(BOOKウォッチ)>
(23/07/29)


NO.3278 <認知症かも?>と思ったら確認すべきこと<起稿 シバケン>(23/10/11)


【シバケン】 2023/10/11 (Wed) 18:44

自身で、認知症かもと、危惧出来てるなら、大丈夫<?>

<図1>
もしかして認知症?
「認知症かも?」と思ったら確認すべきこと【151人の名医・介護プロが教える認知症大全】
© SHOGAKUKAN Inc.



>認知症とは脳の病気、障害などさまざまな原因で認知機能が低下し、日常生活をする上で支障が出ている状態(およそ6か月以上)のこと。研究が進むとともに、ケアの方法はもちろん家族の心構えやサポート体制など、認知症の常識は今、大きく変わりつつあります。実際、30年前に比べるとその進行スピードは3分の1にまで緩やかになっているそうです。

>「女性セブン」で4年間長期連載していた人気記事をまとめた『151人の名医・介護プロが教える認知症大全』は、「もしかして?」と思ったときから最期の「看取り」まですべてを網羅している一冊です。東京慈恵会医科大学教授で、認知症専門医・日本認知症ケア学会理事長の繁田雅弘さんは「“何もわからなくなって人生終わり”というのは大誤解です」と言います。


>今回は繁田さんへの取材をもとにした、「もしかして?」と思った時のチェック項目や、家族の心構えなどをご紹介します。
5人に1人が認知症になると言われる時代。もはや他人事ではありません。自分らしい人生を生きるための認知症との新たな向き合い方を知ることから、始めてみませんか。

>取材・文/斉藤直子


>家族は“症状”に翻弄されることなかれ
>身近に暮らしている、また離れて暮らしていてしばらくぶりに会った老親に、下記のリストのような行動がありませんか? もしかしたら認知症かもしれません。これらは認知症の人によく見られる症状で、周囲が気づく目安にもなります。そして気づいた家族はとたんに不安になるでしょう。


>こんな行動が現れたら「もしかして認知症?」
認知症になると現れやすい言動です。1個でも気になれば要チェック!

□ 同じことを何度も聞く

□ いつも探しものをしている

□ 冷蔵庫などに同じ品物が不必要に大量に入っている

□ 長年やっている料理の手順、段取りがわからなくなる

□ 調理中の火を消し忘れる

□ 薬を飲み忘れる 

□慣れた道がわからなくなり迷子になる

□ 約束した日時や場所を間違える

□ 複数人での会話の流れについていけない

□ 会話する中で適切な言葉が出にくい

□ 遥か昔のことを今の出来事のように話す

□ 外出時、持ち物を何度も確かめる

□ 「頭が変になった」と訴える

□ 身だしなみにかまわなくなる

□ 財布や大切なものを盗まれたと人を疑う

□ 以前より怒りっぽくなった

□ 一人を怖がったり寂しがったりする

□ テレビ番組の内容が理解できない

□ 好きなテレビ番組や趣味に興味を示さなくなった

□ ふさぎ込んで億劫がるようになった

□ 急に泣き出したり笑い出したりする

□ 幻視が見えると言う

□ 足がこわばって歩きにくくなったり手が震えたりする

□ 睡眠中に大声を出したり暴れたりする

□ 同じ時間に同じ行動をすることにこだわる

□ 万引きや信号無視など理性や社会性を無視した行動をする


>「認知症の困りごと」は異常行動ではなく自然な反応
>少し前まで当たり前にできていたことができなくなる。親が老いる切なさもさることながら、どうも行動が不可解……というかおかしい。時には人が変わったように激しい感情を向けてきて、何となく意思の疎通もできない?……と不信感でいっぱいに。とにかくおかしな言動を正さなければと焦ってしまいます。

>でもここで家族が不可解でおかしな行動を正そうと必死になれば、逆に事態は悪くなります。これまでの認知症に対する大きな誤解を解き、向き合い方を変えるべきなのです。

>家族にとって不可解な行動はすべて認知症の症状だと恐れ、簡単なことを失敗したり意思疎通がままならなかったりするだけで「何もかもわからなくなった」と思い込みがちですが、それは大きな間違いです。

>認知症はそれ自体が病気ではなく、アルツハイマー病などの影響により日常生活に支障が出てくる状態のこと。病気の影響で認知機能が低下し、もの忘れをしたり慣れた家事ができなくなったりするのは確かです。家族にはできないことばかり目について不安になりますが、できなくなったことにいちばん戸惑っているのは本人なのです。身近な家族に失敗を責められたり、できないことを無理強いされたり、何もできないだろうと行動を制限されたりして大混乱です。さらに認知症の症状の一つでもある“言葉でうまく伝えられない”もどかしさも募り、まれに暴言や暴力などの形で現れることもあります。これらはよく家族が「認知症の困りごと」として挙げることでもありますが、異常な「症状」ではなく、むしろ人として自然な「反応」。決して人が変わってしまったわけではありません。

>本人をよく知る家族には一見、大きな変化があるように見える認知症のその奥で、元々の性格や人間性、嬉しさ・楽しさ・不快・悲しさを感じる心も、何も変わりません。家族こそ、症状に翻弄されずに本人の苦しさ、悲しさ、惨めさを理解してほしいのです。

>脳の中で起こることは、理解するのも受け入れるのも難しいことですが、冷静になって、病気でできなくなってきたことを受け止め、外からはわかりにくい本人の不安に目を向けて寄り添うことが、家族の大切な役割なのです。


>認知症の原因疾患の種類は100超
>アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症は「四大認知症」と呼ばれる。原因疾患の種類は100を超えるといわれ、複数の病気が合併する場合もある。

<絵2>
認知症の原因疾患の種類は100超
出典:厚生労働省「都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応」より
© SHOGAKUKAN Inc.



>認知機能とは…
>認知とは外からの刺激を理解、判断する知的機能。加齢により低下するため、75歳以上の自動車運転免許証更新では認知機能検査が義務付けられている。

>認知症予防とは…
>国の認知症施策推進大綱では「予防とは、認知症にならないという意味ではなく、発症遅延、進行を穏やかにすること」とされる。運動習慣や社会参加などで発症リスクを低減。早期発見・早期対応。対応の工夫でBPSD(行動心理症状)を抑え重症化を防ぐなど、段階的な予防策がある。

<本3>
「認知症かも?」と思ったら確認すべきこと【151人の名医・介護プロが教える認知症大全】
© SHOGAKUKAN Inc.
『151人の名医・介護プロが教える認知症大全』
監/繁田雅弘 監/服部万里子 監/鈴木みずえ 文/斉藤直子
小学館 2200円(税込)



<参考=「「認知症かも?」と思ったら確認すべきこと【151人の名医・介護プロが教える認知症大全】」(サライ)
(23/10/07)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2023/10/11 (Wed) 22:31

 シバケン様、こんばんは。


> 自身で、認知症かもと、危惧出来てるなら、大丈夫<?>

 仰る通りです。
 私も母に、毎回同様の返事をしてます。


NO.3279 <高齢者のスポーツは要注意>「早死+寝たきり」のリスクが高まる<!?><起稿 シバケン>(23/10/13)


【シバケン】 2023/10/13 (Fri) 16:18

「「運動すれば健康的になる」という常識は、「軽い運動をすれば健康的になる」という程度に解釈して、汗だくになって息があがるほどのハードな運動はやめておいたほうがいいと思うのです。」

「運動をしてはいけないというのではなく、人間の体は、高齢になっても若い時と同じようにハードな運動ができるようにはできていないことを知っておいてください。」

「「老化を遅らせる練習」は、「生涯現役が理想! という幻想を捨てること」」

要は、自身の年齢認識せよ<!>
の上で、運動を<!>


>うつや認知症を招く老化を遅らせるにはどうすればいいか。浜松医科大学名誉教授の高田明和さんは「65歳以降、いわゆる老化に伴い多くなる孤立状態になると、うつの症状が出てくる。また、うつになると認知症を引き起こしやすくなる。これらの負の連鎖を避けるためには、生涯現役が理想という幻想を捨て、日々のちょっとした生きがいを持つといい」という――。


>「不安」 「孤独感」 「うつ」 の相関関係
>肉体の衰えと孤独感には、非常に深い関係があります。

>やはりちょうど肉体の耐用年数を超えた65歳くらいから、心を病む人が非常に増えてきます。

>私の周りで多いのは、うつ病になるケースで、不眠の症状が出る人が増えています。社会的地位を失ったことや、人間関係を損なってしまっただとか、自分が陥った状況についてくよくよと思い悩んでいるうちに、寝つけなくなってしまうのでしょう。

>それから、妻に先立たれて一人になった夫は、認知症になってしまうケースが多くあります。孤独感を忘れよう、亡くなった妻のことは考えないようにしようとするせいか、思考停止の状態が、だんだんと認知機能を衰えさせるのでしょう。

>「不安」と「孤独感」と「うつ」は、いずれも脳の扁桃体と帯状回という部分が関連しています。

>人が孤立状態に置かれると、脳の帯状回がだんだんと正常に機能しなくなり、その影響で、不安障害の傾向が出てきて、やがて、やる気や食欲も低下し、うつの症状が出てきます。

>さらには、うつになると、「アミロイドβ」と呼ばれる、脳内に生じるゴミのようなタンパク質が脳から排除されなくなります。これがどんどん蓄積していくと、脳細胞が壊れ、アルツハイマー型認知症が引き起こされます。


>老化を遅らせる練習
>ここから逆算して考えれば、年を取ったら、うつを引き起こす原因となる状態を避けることで、認知症になるリスクをかなり減らせることになります。

>そのために重要なことの1つめが、本書で詳しく述べている「腸内環境を整えること」です。食事を改善することが、腸内環境を整え、認知症の対策にもなることが、最近の研究でわかってきました。

>2つめは、「生きがいを持つこと」。生きがいを持っている人であれば、こうした「孤立→不安→うつ」の悪循環に陥りにくいことはすでにわかっています。

>のんびりお茶でも飲もうかと思ったら、仕事の依頼の電話がくる――そんな忙しい人であれば、不安になっている暇なんてないでしょう。

>こう書くと「仕事がない人はどうするんだ?」と思うでしょうが、たとえば、これまで専業主婦として会社勤めの経験がない女性でも、孤立からうつになる人は、男性よりもずっと少ないことが判明しています。

>それは、たとえ誰とも会わなくても、食事を作ったり掃除をしたり、家事のさまざまな「やるべきこと」があるせいで、十分に生きがいのある忙しい毎日を過ごしているからです。

>「生きがい」とは、時が経つのを忘れるほど夢中になれる"特別なもの"ばかりを指すのではないのです。スーパーの特売日に目的のものを特価で買うこと、植木に花を咲かせること、道のごみを拾うことなど、どんな小さなことでも十分に当てはまるのです。

>孤立感から、認知症などの病気になる人とならない人の違いは、年を取ってからのライフスタイルや考え方に大きく左右されるということです。

>ほかにどんなライフスタイルや考え方が孤独感を招くのか、どんどん明かしていきましょう。


>孤独な寝たきりになる高齢者の共通点
>肉体が衰えて病気になると、ときには死へと誘導するような致命的な孤独感が生じます。だとすれば、私たちにできる「老化を遅らせる練習」の3つめは、「体を酷使しないこと」です。

>高齢者に対しては、「日々、足腰を鍛えなさい」と、運動を推奨する風潮があります。でも私は、そんなに無理をする必要などない、と考えます。

>今88歳の私がしている「運動」といえば、スーパーまで歩いて買い物に行くことと、都心にある出版社に電車に乗って出向くことくらいです。

>ただ、マンションの外に出るときは、エレベーターは目的の1階手前の階で降りるようにしています。そして1階分12段の階段を自分の足で上ったり下りたりしています。このようにして一日4往復くらいすれば、十分体力を維持できます。

>また、このくらいの軽い運動をすれば、自分の体力がまだまだ衰えていないことを確認できますし、何かのスポーツをするよりずっと簡単で、確たる自信にもなります。

>この程度でまったく構わないのではないか、と思っているのです。

>ウォーキングはおろか、少しの散歩すら、本当は必要ないのではないでしょうか。

>足腰の関節などの耐用年数からいっても、世の中の筋トレブームにつられて無理に「運動しよう」なんて考える必要は、まったくないと思っています。

>もちろん、苦もなく楽しく動けるならば、それに越したことはありません。山登りもいいし、マラソンだっていい。若いころにしていたスポーツを、年寄り仲間と楽しむことは否定しません。

>ただ、私の周りで、高齢になってまでスポーツをやっていた人は、どういうわけか皆、早くに亡くなっているのです。あるいは、寝たきりになっています。

>そういう事実ともあいまって、「運動すれば健康的になる」という常識は、「軽い運動をすれば健康的になる」という程度に解釈して、汗だくになって息があがるほどのハードな運動はやめておいたほうがいいと思うのです。

>苦痛に顔をゆがめてまで健康になろうとする必要はないし、日々練習をして「大会で優勝しよう」なんて気張る必要もないでしょう。

<図表-1>
ヒトは何歳まで生きられる? 寿命の神秘
出所=『65歳からの孤独を楽しむ練習 いつもハツラツな人』



>運動不足以上に気をつけるべきリスク
>こう書くと、ゴルフとかテニス、マラソンなど、あらゆるスポーツを生きがいとしている人たちから批判されるかもしれません。

>楽しんでやっている分には構わないし、私はそういう方に対して「やめなさい」とまで言うつもりはありません。

>しかし、高齢になっても続けている以上は、「それができなくなったとき」のことを想定しておいてほしいとは思います。

>というのも、体力もあって積極的にスポーツを楽しんでいた方が、身体機能の衰えや足腰を痛めたことをきっかけに、思うように運動ができなくなり、孤独感を増してしまうケースがとても多いからです。

>特にチームスポーツをやっていた人は、元気に運動を続けている仲間の姿と自分を比較して、チームに迷惑をかける心配も含め、まるで自分が脱落してしまったかのような疎外感を覚えてしまいがちです。そこから、うつになってしまう方が多くいます。

>だから運動を楽しむのであれば、あまり「競い合うこと」や「チームプレー」に熱心にならないこと。

>ゴルフのスコアも、マラソンのタイムも、一日に歩く歩数も、年を取ったら下がるのが当たり前なのです。ただ、その下がり具合を誰かと競い合っても意味がありません。

>運動をしてはいけないというのではなく、人間の体は、高齢になっても若い時と同じようにハードな運動ができるようにはできていないことを知っておいてください。

>運動不足で老いてしまうこと以上に、「無理な運動をしたせいで足腰を痛めて動けなくなり、それがきっかけで、あっという間に老いてしまうリスク」のほうを、心配するべきでしょう。

>「生涯現役」という幻想も、孤独感を招く
年を取ってから執着してはいけないのは、運動の強度だけでなく、仕事や社会的な役割についても同じかもしれません。

>もちろん、経済的な事情から「仕事をして収入を得なくてはいけない」人はいるでしょう。でも、そうではないのに、何歳になっても「仕事をするべきだ」ということはないですし、いつまでも現役でいる人が偉いわけでも、幸せなわけでもありません。

>医学の分野にはいつまでも現役の人が多いのですが、早期に引退したからといって悪いわけではないし、仕事を辞めたって人生を大いに楽しんでいる人は大勢います。

>世の中は、「高齢でも、仕事をしている人が素晴らしい」と、むやみやたらに崇め奉るのですが、そんな幻想に惑わされてはいけません。

>すでに述べたように、私たちの肉体は70歳や80歳を超えたら、正常に使えるようにはできていません。したがって仕事年齢だって、本来は70歳以上を想定してはいないわけです。だから一般的には65歳くらいで定年になっています。

>しかし、人生が長くなった結果、私たちは想定外の努力をしなければならなくなりました。

>たとえばあるマンションで、高校の校長先生だった方が、管理人の仕事を引き受けていたとしましょう。そうやって仕事をしていることは賞賛されるべきことですし、管理人よりも校長先生のほうが偉いということもありません。時間に余裕があるし、本人が楽しんでやっているならば、何も問題はないことです。

>しかし、もし、「なんで校長だった私が、この仕事をしなければいけないんだ」とか、「校長までやった人間に世の中は冷たい」などと感じるようであれば、そこからたちまち疎外感や孤独感が、広がっていきます。

>それに、家でのんびりしている状態とくらべれば、やはり体に負担がかかるのは事実です。なんだかんだいって管理人さんの仕事は忙しいものですから、それなりに体をケアしながら、無理をせずに仕事をしていく必要があるでしょう。

>というわけで、「老化を遅らせる練習」の4つめは、「生涯現役が理想! という幻想を捨てること」です。


>元部下との関係性の変化は当然
>引退後も仕事を続けることは、生きがいにもなるし、人間関係を維持したり新しく築いたりするきっかけにもなりますから推奨すべきことです。私も執筆の仕事をしているおかげで、心身ともに健康な生活ができているのは確かです。

>ただ、多くの場合、現役のころよりも権限は少なくなるし、言い分も通らなくなります。現役時代にそれなりの地位にいて部下たちから丁重に扱われていたのに、引退して顧問のような立場になったとたん、部下が持ち上げてくれなくなり、言うことを聞いてくれなくなることは、よくあります。

>現役時代は上下関係が厳格だったので、部下もそれなりに気をつかわなければならなかったのが、そうした関係性がなくなれば、元部下も自分の仕事があるから、いちいちあなたに構ってばかりもいられません。

>ときには元部下に、これみよがしに邪険にされることがあるかもしれませんが、それは現役時代にあなたが相手に辛く当たっていたからでしょう。多くの場合は親子関係と同じで、必ずしも元部下がリスペクトの気持ちを忘れたわけではないのです。ただ、関係性が変化しただけです。

>こうした変化を素直に受け入れられるならば、年を取って仕事をしても問題はありません。けれども、「現役と同じように自分は大切に扱われるべきだ」と心のどこかで思っていれば、そうならない現状を淋しく感じ、自信を喪失していくことは多くなります。


>90歳で元気な人が認知症になった理由
>私の知人に、100歳近くまで現役で、非常に健康だったある大学の名誉教授の方がいました。

>ところがキャリアの最後で、大きなミスを犯してしまったのです。人間関係における判断を間違えたのです。

>偉くなると、周りにあれこれいろいろな企みや思惑、嫉妬を抱えた人たちが近づいてきます。そうした人たちに、あることないこと吹き込まれ、自分が一番信頼していた部下を、自らの手で排除するように唆されてしまったのです。

>その後、彼は自分の過ちに気づいたのですが、もはやあとの祭りです。野に下った部下を、呼び戻すことはかないませんでした。

>すると突然、彼は認知症になり、施設に入って2年ほどで亡くなってしまいました。

>90歳を超えてもあれほど頭の切れた人が、まさか認知症になるとは、私は考えもしませんでした。てっきり、仕事中にポックリ逝くのだろうと思っていたくらいです。

>そのときは、年を取ることの怖さを感じたものです。


>高齢になったら執着は捨てる
>アルツハイマー病による認知症(アルツハイマー型認知症)は、一般的には加齢とともに脳内にアミロイドβというタンパク質が蓄積していき、それが脳細胞に影響を与えるために起こるとされていますが、若年でかかる人もおり、なぜ、アミロイドβが蓄積するのか正確な原因はわかっていません。

>ちなみに、「認知症」というのは病名ではなく、表面に現れた症状のことを指します。そして、認知症を引き起こす原因は1つではありません。

>頭部の外傷で起こることもあるし、糖尿病などの生活習慣病やアルツハイマー病が原因であることもあるし、レビー小体の蓄積や遺伝性の場合もあります。

>すでに述べたように、アルツハイマー型認知症には、うつが大きくかかわっています。孤独感や自信喪失、挫折感などで、耐えられないほどの精神的な苦しみがある人は、アルツハイマー型認知症になりやすいわけです。

>実際に、アルツハイマー型認知症になった人を見れば、「人生をかけて、自分が立ててきた学説がダメになった」とか、「今までの自分の功績が否定された」など、何か取り返しのつかない大きな失敗をしたと思い込んでいる場合が多くあります。もちろん、伴侶を失ったことに対する喪失感が、認知症の発症を促すこともあるでしょう。

>だからアルツハイマー型認知症を避けるために大切なのは、高齢になったら、もう執着は捨てることです。

>世の中は変化していくのですから、仕事で成し遂げたことも日々どんどん更新されるし、下の人間が上の人間をどんどん追い越していくのも当然だ――そのように認識を改めましょう。そうした変化は、人類にとってむしろ喜ばしい進化発展であり、自分が否定されているわけでは決してないのです。

>というわけで、「老化を遅らせる練習」の5つめは、「過去の実績に執着しない」ということです。

>それでも、どうしても執着が捨てられないのなら、いっそ自分が属していた世界から完全に離れることです。

>いつまでも「尊敬されていたい」とか、「下の人間に優越感を持ちたい」と考えているかぎり、現実とのギャップに打ちのめされるだけ。

>だから、そうした苦しい思いをしないですむように、その世界から離れるのです。引退者は引退者として、まったく違った人生を楽しむほうが、きっと心穏やかでいられ、楽しくもあるはずです。


>本当に「脳に効くトレーニング」の中身
>最近は、認知症を予防するために、パズルや間違い探し、クイズや計算ドリルを解くといった、いわゆる「脳トレーニング(脳トレ)」が流行っています。ただ、これが実際に予防に効果あるかといえば、大いに疑問です。

>というのも、脳の一部分を酷使したところで認知症対策にならないことは、すでに医学的に証明されているからです。それは、コンピューターのように優秀で明晰な頭脳を日々鍛えている囲碁や将棋の名人でさえも、認知症になることからも明らかです。

>逆に、無理に好きでもない脳トレをして、それ自体がストレスになるのであれば、うつの原因になってしまうことすらあるでしょう。

>それよりも、積極的に新しい知識を吸収したり、今、あなたがしているように本を読んだり、文章を書いたり絵を描いたりといった活動をするほうが、よほど脳の海馬の細胞は増えていきます。

>そんなふうに好奇心や創作欲を満たしていくことこそ、本当の意味での「脳トレーニング」ではないでしょうか。

>というわけで、「老化を遅らせる練習」の6つめは、「好奇心や創作意欲を満たしていく」です。

>ちなみに、認知症の原因の中でも上位を占めるアルツハイマー病は、脳神経が変性し、脳細胞が萎縮していく病です。

>最近になり、アルツハイマー型認知症は薬で進行を遅くすることができるようになりました。でも高額なわりに、遅らせる程度は20~25%のみ。たとえば85歳くらいで始まる認知症が、88歳くらいで始まるようにする効果しか、今のところありません。

>しかも、認知症を引き起こす病気は、ほかにいくつもあるわけです。ですから、「アルツハイマー型認知症だけの発症を延ばしたところでリスクは変わらない」とする考え方もあります。

>でも、「3年も遅らせることができるなら、朗報だ」と考えることもできます。そのご家族にしてみれば、3年間の介護負担があるかないかの差は大きいからです。

>ところで、今、世界は、アルツハイマー病と腸内細菌との関係に注目しています(残念ながら日本での研究は遅れています)。

>アルツハイマー病を発生させる要因が解明されれば、将来はかなりの割合で認知症を抑えることができるでしょう。


<本2>
65歳からの孤独を楽しむ練習
いつもハツラツな人



>高田明和(たかだ・あきかず)
浜松医科大学名誉教授 医学博士
1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了。米国ロズウェルパーク記念研究所、ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大学名誉教授。専門は生理学、血液学、脳科学。また、禅の分野にも造詣が深い。主な著書に『HSPと家族関係 「一人にして!」と叫ぶ心、「一人にしないで!」と叫ぶ心』(廣済堂出版)、『魂をゆさぶる禅の名言』(双葉社)、『自己肯定感をとりもどす!』『敏感すぎて苦しい・HSPがたちまち解決』(ともに三笠書房≪知的生きかた文庫≫)など多数ある。

<参考=「高齢者のスポーツは「早死+寝たきり」のリスクが高まる!? 医大名誉教授「運動不足以上に気をつけたいこと」」(Newsweek)>
(23/10/07)