みんながパソコン大王
雑談<NO.76>
みんながパソコン大王 |
総 合 | 目 録 | 趣意書 |
表題一覧表 |
NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
雑談NO.77 | |||
1023 | 対談「ローム×安川電機 ロボット技術とデバイス活用」(日経テクノロジー) | 磯津千由紀 | 14/12/18 |
1022 | iPhone 6の分解で再認識した和製電子部品のすごさ(日経テクノロジー) | 磯津千由紀 | 14/12/18 |
1021 | 【新産業】仕事が楽しい人は、読む必要ありません(日経テクノロジー) | 磯津千由紀 | 14/12/18 |
1020 | 日航機尻もち:副操縦士は減速で逆噴射、機長が再離陸中(毎日新聞) | 磯津千由紀 | 14/12/18 |
1019 | 高浜原発基準適合:田中委員長「イコール事故ゼロでない」(毎日新聞) | 磯津千由紀 | 14/12/17 |
1018 | 菅原文太「遺言」 命は取り戻せない 有機農業、反戦、脱原発 根は同じ(毎日新聞) | 磯津千由紀 | 14/12/17 |
1017 | たまにはダメダメ娘も悪くない(毎日新聞) | 磯津千由紀 | 14/12/17 |
1016 | 天気:沿岸部は全国的に大しけ 北日本と北陸は特に警戒を(毎日新聞) | 磯津千由紀 | 14/12/17 |
1015 | 米で続く警官暴力、なぜ起訴難しいの?(毎日新聞) | 磯津千由紀 | 14/12/17 |
1014 | 人体の美:ミクロの目で見た細胞、網膜…写真図鑑が人気(毎日新聞) | 磯津千由紀 | 14/12/16 |
雑談NO.75 |
NO.1014 人体の美:ミクロの目で見た細胞、網膜…写真図鑑が人気(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/12/16)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/16 (Tue) 15:28
こんにちは。
一般の人も、生物学を含む科学には興味があるようで、分かり易かったり美しかったりすれば本も売れるんですね。
> 人体の細胞や血管、臓器などの微細な構造をとらえた写真図鑑「美しい人体図鑑」(ポプラ社、3456円)が出版社の予想を上回る人気を集めている。科学的な研究の際に顕微鏡などで撮影された写真の数々は、普段は目にすることができないミクロの世界。「人体の神秘を感じた」「人間ってすごい」など子どもからも多くの感想が寄せられているという。
> 英国で出版された写真図鑑の日本語版で、国内では先月発売された。高性能の光学顕微鏡や電子顕微鏡などで撮影された写真は、英国の医学研究支援団体「ウェルカム財団」が収集したもの。脳の神経細胞、動脈の断面、網膜、胆石の結晶など人体の組織や、インフルエンザウイルスやエボラウイルスなどの病原体、医薬品の結晶など152点を掲載する。
> 人の細胞の多くは無色透明だが、成分や構造を見分けるために薬品で染色されたり、コンピューター処理で着色されたりしたカラフルな写真が並ぶ。
> 児童書を中心に出版するポプラ社は「子どもたちが体や科学について考えるきっかけになってほしい」と、中学生や高校生にも分かりやすい解説文を付けた。中学生からは「授業で習ったことが載っていて面白かった。ウイルスの形が怖かったけど、人間のすごさを感じた」、50代の男性からは「自分の命を支えているものだと思うと読まずにはいられない」などの反響があった。
> 同社の担当者は「予約注文が多く、発売前に増刷した。専門的な本なので、ここまで売れるとは思わなかった。うれしい驚き」と話している。【下桐実雅子】
<参考=「人体の美:ミクロの目で見た細胞、網膜…写真図鑑が人気」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/01/29>
【?】 2014/12/16 (Tue) 16:36
Google Chromeなど最新バージョンをインストール
<参考=BODY>
<https://www.zygotebody.com/>
<表示せず・18/10/15>
NO.1015 米で続く警官暴力、なぜ起訴難しいの?(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/12/17)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/17 (Wed) 20:25
こんばんは。
陪審制も、良し悪しですね。
> ◇武器・腕力使用、現場に裁量
> なるほドリ 米国各地で警察への抗議行動が続いているね。
> 記者 中西部ミズーリ州や東部ニューヨーク市で黒人男性が白人警官に射殺されたり、首を絞められ死亡したりした事件について、先月以降の「大陪審(だいばいしん)」でいずれも警官を裁判にかけない「不起訴(ふきそ)」が決まりました。このため、警察の人種差別や暴力に不満を抱く黒人中心の人々が怒りを爆発させたのです。ニューヨークの事件では警官が首を絞める映像も残っていただけに、不起訴とした大陪審への不信感も高まりました。
> Q 大陪審って何?
> A 犯罪の疑いをかけられた「容疑者」について、裁判にかけるための手続き「起訴」を行うかどうか、選挙権を持つ人の中から選ばれた市民が事実関係を調べる場です。ニューヨーク州の場合、16人以上が参加する大陪審で12人以上が賛成すれば起訴になります。12人で構成されるミズーリ州の大陪審では、起訴には9人以上の賛成が必要です。
> Q なぜ不起訴になったの。
> A 「起訴する理由がない」とのことですが、大陪審でのやりとりは非公開のため分かりません。大陪審に証拠を示す検察(けんさつ)と警察は近い関係にあるため、検察が警察をかばったのではないかと疑う人もいます。
> Q 警官の起訴は難しいんだね。
> A 連邦最高裁(れんぽうさいこうさい)は1989年、警官による武器や腕力の使用が道理にかなっているかどうかは、「現場の警官の視点」に立って判断する必要があるとの考え方を示しました。多くの州法も武器の使用について、警官が自分で判断し、行動できる範囲を広く認めています。一般市民が銃を持てる米国では、警官の仕事は危険だと考えられているからです。
> Q でも、今のままで黒人たちの不満は収まらないよね。
> A ニューヨーク州の議員などからは、警官が武器を持たない市民を死なせた場合、検察官ではなく、州司法長官や、知事が任命する特別検察官に捜査させるべきだとの意見が出ています。オバマ大統領は小型カメラ約5万台を地方の警察に配り、警察活動の中身を見えやすくしようとしています。でも、警察に対する黒人らの不信感を取り除くには長い時間がかかりそうです。(ニューヨーク支局)
<参考=「質問なるほドリ:米で続く警官暴力、なぜ起訴難しいの?=回答・草野和彦」(毎日新聞)>
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<消滅・削除・15/12/21>
NO.1016 天気:沿岸部は全国的に大しけ 北日本と北陸は特に警戒を(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/12/17)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/17 (Wed) 20:41
こんばんは。
今日は、寒かった(BS700によれば、温暖な静岡県掛川市でも、氷点下を記録し、外出直前の14:30時点でも2.4℃だった)ですし、東海道本線が止まるほどの強風でした。
明日は、更に荒れるとのことです。
> 日本列島は17日、低気圧が急速に発達して強い冬型の気圧配置となり、北海道で猛吹雪となるなど、全国的に大荒れの天気となった。18日にかけて、北日本から西日本まで全国的に沿岸部を中心に大しけとなるという。特に北日本と北陸地方は猛烈なしけとなる。気象庁は引き続き、暴風や暴風雪、高波、大雪、高潮への厳重な警戒を呼び掛けている。
> 18日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、北海道地方=30メートル(45メートル)▽東北・北陸・関東甲信・東海地方=25メートル(35メートル)▽近畿・四国地方=23メートル(35メートル)▽中国・九州北部地方=20メートル(30メートル)。
> また、18日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで、▽北陸地方=120センチ▽関東甲信地方=90センチ▽北海道=80センチ▽東北・東海・近畿北部・中国地方=60〜70センチ▽近畿中南部・四国・九州北部地方=20〜30センチ−−としている。【デジタル報道センター】
<参考=「天気:沿岸部は全国的に大しけ 北日本と北陸は特に警戒を」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/01/29>
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/17 (Wed) 23:50
<副題=暴風雪:新潟・津南町で積雪202センチ 続く荒天(毎日新聞)>
こんばんは。
大雪が積もり、更なる大雪が予想されています。
> 急速に発達した前線を伴う低気圧の影響で冬型の気圧配置が強まり、17日は非常に強い風が沿岸部を中心に全国的に吹いた。北海道や本州の日本海側では雪も強く降り、北海道根室市で高潮のため市街地が浸水するなど被害が相次ぎ、交通機関も大きく乱れた。荒天は18日まで続く見通し。
> 気象庁によると17日午後3時現在、上空に強い寒気が流れ込むなか、北海道の東海上で二つの低気圧が一つになり、ゆっくりと東進。中心気圧は952ヘクトパスカルだった。
> 最大瞬間風速は、北海道根室市で12月の観測史上1位となる39・9メートルを観測したほか、山形県酒田市33.9メートル▽北海道釧路市33.7メートル▽静岡県南伊豆町32.6メートル▽東京都三宅村32.5メートル▽青森県八戸市27.0メートル。日本海側は広い範囲で大しけが続く見通しだ。
> 一方、積雪は午後5時までに新潟県津南町で202センチを記録。24時間降雪量は北海道帯広市、新潟県上越市、福島県南会津町で74センチを観測した。18日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で北陸120センチ▽関東甲信90センチ▽北海道80センチ▽東北、東海、近畿、中国60〜70センチ。【狩野智彦】
<参考=「暴風雪:新潟・津南町で積雪202センチ 続く荒天」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/01/29>
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/18 (Thu) 21:11
<副題=天気:風吹き荒れる列島 名古屋で9年ぶり23センチ大雪(毎日新聞)>
こんばんは。
大荒れの一日でした。
明日の明け方まで続く見込みだそうです。
> 発達した低気圧の影響で強い冬型の気圧配置は18日午前も続き、全国的に風が吹き荒れた。北海道や東北、北陸では大雪となり、交通機関にも乱れが出ている。気象庁は、こうした状態が同日夜まで続くとして警戒を呼びかけている。
> 気象庁によると、上空に強い寒気が流れ込む中、低気圧は北海道の東海上をゆっくりと南東へ進んでいる。沿岸部を中心に非常に風が強く、最大瞬間風速は、山形県酒田市で32.6メートル▽東京都三宅村31メートル▽新潟県佐渡市30.5メートル▽北海道稚内市28.2メートル−−をそれぞれ観測した。
> 一方、北海道や東北、北陸の山沿いを中心に大雪となり、18日午前9時までの主な24時間降雪量は、北海道上川町82センチ▽福島県南会津町71センチ▽群馬県みなかみ町64センチ▽新潟県湯沢町57センチ−−など。
> このうち、北海道では太平洋側やオホーツク海側を中心に暴風雪が続き、午前8時現在、遠軽(えんがる)町で48人、美幌(びほろ)町で33人など東部を中心に計238人が公共施設に避難している。北海道電力によると、停電は延べ2万64戸。JR北海道は18日、札幌と網走、稚内を結ぶ特急10本など計142本の運休を決めた。
> また、太平洋側でも雪雲が流れ込んで雪が積もり、名古屋市では9年ぶりの20センチ超えとなる23センチを観測。19日午前6時までの24時間に北陸や関東甲信で80センチ、東北、北海道、東海で40〜60センチの降雪量が見込まれる。
> 航空各社は北海道や東北などを発着する国内線の一部を欠航。全日空は計62便、日本航空は計37便で、計約6000人に影響が出ている。
> JRでは、大雪のため山形新幹線が18日午前の運転を見合わせ上下線計12本が運休したほか、秋田、長野、東海道新幹線の一部に運休や遅れが生じた。【狩野智彦、山下智恵】
<参考=「天気:風吹き荒れる列島 名古屋で9年ぶり23センチ大雪」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/01/29>
NO.1017 たまにはダメダメ娘も悪くない(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/12/17)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/17 (Wed) 21:06
こんばんは。
歳は取っても母は母なんですね。
> 「鼻水が出てるよ」と母。「わかってる」と私。
> 「鼻ふいたら? おかしいよ」「食べ終わったらふく」と言い返す私。
> 実家でお昼を食べていた時のことだ。すぐに鼻をふこうとしない私に「じゃあお母さんの鼻水が出てたらどう?」と聞いてくる。「それは、いやだよ!」と即座に返答。「それじゃあ、すぐにふきなさい!」。母、完全勝利。私は、ティッシュで鼻をふき、また昼ご飯を食べた。
> まるで小学生の親子のような会話だが、母は83歳、私は52歳。現在別居している母のところに、時々手伝いに来ている。2年前には、転んで大腿(だいたい)骨を骨折し手術となったが、ゆっくり歩けるまでに回復した。
> しかし、だんだんとできないことも増え、物忘れも多くなってきた。以前のしっかり者の母とは、かなり変わってきた感じだが、子どもの世話となったら母は強い。
> 最近は、もっぱら私がやってあげる人で、母はやってもらう人だった。しかし、今日は逆転。言うことを聞かない子どもに、見事に言うことを聞かせた。ごはんの後には「これを塗っておくといいんだから」と私の鼻の下に軟こうまで塗ってくれた。
> 別れ際には「気をつけて帰ってよ!」と、力強い見送りの言葉をかけてもらい、「じゃあ、また来るね」と母と握手をして別れた。
> 帰りの電車で、たまにはこういうのも悪くないなあ、時々は実家にいたときのダメダメ娘でいよう、と思ったのだった。
<参考=「女の気持ち:ダメダメ娘 横浜市金沢区・川本淳子(主婦・52歳)」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/12/21>
NO.1018 菅原文太「遺言」 命は取り戻せない 有機農業、反戦、脱原発 根は同じ(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/12/17)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/17 (Wed) 21:26
こんばんは。
菅原文太さんの「遺言」です。選挙期間中だったために殆ど報道されなかったと言います。
> 「仁義なき戦い」では一本気なアウトロー、「トラック野郎」では人間味あふれる純情者……。そんな銀幕のスターが先月末、81歳で逝った。晩年、菅原文太さんが私たちに伝えようとした「遺言」とは何だったのか。【小国綾子】
> 「選挙中とはいえまるで言論統制だ」。同じ東北出身で親交のあった評論家、佐高信さんは切り出した。菅原さんの訃報が伝えられたのは衆院選公示の直前。多くのメディアは集団的自衛権行使容認や原発再稼働を進める安倍政権に配慮し、菅原さんが反戦や脱原発を訴えてきた事実を十分に報じなかったのではないか、と言うのだ。
> 確かにテレビの追悼番組では晩年の政治的な発言に触れず、映画スターとしての功績だけを追うものが目立った。無農薬有機農業を広めることと、再び戦争をしないよう声を上げることの二つの「種」を世にまいた、とつづった妻文子さんのコメントを、肝心の農業や不戦に触れた部分を削除して報じたテレビもあった。ネット上では「菅原さんの反戦の思いを封殺した」と批判の声が上がった。
> 佐高さんには忘れられない思い出がある。菅原さんに「文化勲章をもらうことになったらどうする」と冗談交じりに尋ねたら、菅原さんは「きっと『非国民』栄誉賞だな」と笑った。「彼には『非国民』と呼ばれようと、この国の未来のためには一歩も引かない覚悟があった。政治色がついたら俳優もタレントも干されるこの国で、そこを突破した最初の大スターではないか」
> 菅原さんが大切にしていた仕事に月刊「本の窓」(小学館)の対談連載がある。2010年に始まり、全部で43回。対談相手の35人はすべて自分で選んだ。俳人の金子兜太さん、元沖縄県知事の大田昌秀さん、著書「タネが危ない」で知られる種苗店経営者、野口勲さん、第五福竜丸元乗組員の大石又七さん。顔ぶれに菅原さんの大事にした憲法9条や沖縄、脱原発、農業などのテーマが見て取れる。
> 編集長の岡靖司さんが「出版社の地味で小さなPR誌ですが……」と恐縮しつつ連載を依頼した時、菅原さんは逆に「とても気の利いたいい話だ」と喜んだ。目立つことがすきではなかったうえ、週刊誌のような大きなメディアでは言いたいことが言えないこともあるだろう、と。
> 実際、菅原さんの連載は率直で、時に政権も批判した。
> <拳を振り上げ、憲法改正を煽(あお)りたてる人たちは、いざとなったとき戦場には行かない人たちじゃないですか。(略)出て行くのは無辜(むこ)の民衆だけ>(13年6月号)
> <安倍(晋三)首相が「日本人は中国で何も悪いことをしていない」というようなことを言ってるんだから。(中略)上がそうだから、若い連中まで「虐殺はなかった」なんて言っている>(13年7月号)
> 連載を書籍「ほとんど人力」(編・菅原文太と免許皆伝の達人たち)にまとめた岡さんは語る。「菅原さんはこの対談を、在野の精神を持ち続けるアウトサイダーたちの語り合う場にしたいと考えていた。日本社会は『はみ出し者』を排除し『無菌状態』を作ろうとしていると強い危機感を抱いていたから」
> 東日本大震災後、進まぬ復興や原発問題に憤った菅原さんは「役者引退」を宣言し、12年暮れ、身近な仲間と「いのちの党」を結成した。被災地沿岸に計画されていたコンクリートの防潮堤に対し、宮脇昭・横浜国立大名誉教授が提唱する「緑の防潮堤」を応援する講演会を開いたり、ミツバチの大量死とネオニコチノイド系農薬の関係についての勉強会を開いたりした。
> 菅原さんを「おやじ」と慕う同党メンバー、「夜回り先生」こと作家、水谷修さんは「おやじにとって無農薬有機農業も反戦平和も脱原発も根っこは同じ。『ひとたび命が失われたら取り戻せない』という思い。だから『いのちの党』と名付けたんです」。
> 銀幕のスターから社会派へいつ、なぜ転身したのか。30年来の知人、NPO法人「ふるさと回帰支援センター」代表理事、高橋公さんはしかし、「転身ではない」と否定する。「彼は昔から社会問題に深い関心を持っていた。読書家で、俳優時代には父親がしっかりしようと『雷おやじの会』も結成した」
> 当時、NHKの大河ドラマ「獅子の時代」(1980年)で会津藩下級武士で自由民権運動の闘士を演じた菅原さん。高橋さんが自治労に勤めていた縁で、自治労の自治研究集会で自由民権運動について講演したことも。「ノーギャラでやってくれた。自由民権運動への関心は、それを演じた一役者という立場を超えるほどに深いものでした」と高橋さんは振り返る。
> 菅原さんの父親は宮城県の元河北新報記者。自身も仙台一高の出版部(新聞部)に所属し、当時、部の後輩には作家の井上ひさしさんがいた。実は元々、社会派なのだ。
> ただ、菅原さんの人生観を大きく変えた出来事はあった。01年、長男薫さん(享年31)が踏切事故で夭折(ようせつ)したのだ。高橋さんは「菅原さんと知り合ったきっかけは30年前、合気道などを教える私たちの道場に『ぜんそく気味の息子の体を鍛えたい』と訪ねてきてくれたこと。菅原さんは本当に息子さんをかわいがっていたから、息子さんの死は大きかったろう」と口ごもる。
> 菅原さんは我が子の死から2年後、女性誌に「その後の心境はひと様に話すことはできない」「『大事なことで、男はモノを言うな』と、自分に言い聞かせている」と述べている。岡さんは「本の窓」連載の打ち合わせで、菅原さんが「俺は教育については語れない。息子のこともあるし」と漏らしたのを覚えている。菅原さんが岡さんに息子の話をしたのは後にも先にもこの時だけだ。
> 「菅原さんは『政治の言葉』ではない言葉で政治を語れる、けうな人だった」と佐高さんは言う。11月1日の沖縄県知事選の翁長雄志氏(現知事)の決起集会での応援演説がそうだ。1万数千人の聴衆を前に菅原さんはマイクを握り、力強く言った。
> 「映画(「仁義なき戦い」)の最後で、裏切り者に『山守さん、弾はまだ一発残っとるがよ』というセリフをぶつけた。その伝でいくと『(対立候補の)仲井真(弘多)さん、弾はまだ一発残っとるがよ』とぶつけてやりたい」と。
> しかしあの日、菅原さんの体は既に悲鳴を上げていたのだろう。スタッフに支えられながら壇上に立った。
> 「アメリカにも良心あつい人々はいます。中国にもいる。韓国にもいる。その良心ある人々は、国が違えど、同じ人間だ。みな手を結び合おうよ。今日来ている皆さんもそのことを肝に銘じて実行してください」。演説をこう締めくくると、最後は明るく「はなはだ短いけど、終わり!」。
> スクリーンの中でも現実でも、菅原さんは一本気に信念を貫き、行動を止めなかった。数々の「遺言」を残して。
<参考=「特集ワイド:菅原文太さんの「遺言」 失われたら、命は取り戻せない 有機農業、反戦、脱原発 根っこは同じ」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/12/21>
NO.1019 高浜原発基準適合:田中委員長「イコール事故ゼロでない」(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀>(14/12/17)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/17 (Wed) 23:44
こんばんは。
川内原発で「安全とは私は申し上げない」という発言で物議を醸した田中委員長の発言です。
> 関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の審査書案を了承したことを受け、原子力規制委員会の田中俊一委員長は17日の定例記者会見で「稼働への条件を満たしているか審査した。イコール事故ゼロかというと、そんなことはない」と述べた。
> 田中委員長は1例目の九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)の審査書案を了承した今年7月にも「安全とは私は申し上げない」と述べ、政府の「規制委が安全性を確認した原発については再稼働を進めていく」という方針と異なるため物議を醸した経緯がある。
> 高浜原発の審査書案了承までは約1年5カ月かかった。当初は半年程度とされていた審査が長期化したことについて、田中委員長は「(関電は)従来の安全対策で十分という意識から抜けきれず、時間を取ってしまった」と指摘した。【鳥井真平】
<参考=「高浜原発基準適合:田中委員長「イコール事故ゼロでない」」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/01/29>
NO.1020 日航機尻もち:副操縦士は減速で逆噴射、機長が再離陸中(毎日新聞)<起稿 磯津千由紀><14/12/18)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/18 (Thu) 15:35
こんにちは。
日本航空とは思えない、お粗末なミス。
パイロットの技量が低下してるのでしょうか。因みに知人は、日本航空を見限ってスカイマークに行き、今はエアドゥで飛んでいます。
> 羽田空港で2012年3月、中国・上海発の日本航空ボーイング777(乗員乗客308人)が機体後部を滑走路に接触させた事故で、運輸安全委員会は18日、着陸時に副操縦士が減速のための逆噴射をする一方で、機長が再離陸を試みたことが原因とする報告書を公表した。事故の背景に意思疎通の欠如があったことが明らかになった。
> 同機は12年3月31日、羽田空港に着陸直後にやり直しを決め、機首を上げたが、直前に着陸操作を行っていたため減速。機体後部が約7秒間滑走路に接触した後、再び離陸し、約25分後に同空港に着陸した。
> 報告書によると、同機は副操縦士が操縦を担当していたが、着陸直前から機長が操縦を補助していた。着陸直後、副操縦士が減速のためにエンジンを逆噴射。一方、機体がバウンドしていると錯覚した機長はこの操作に気付かず、再離陸を指示した。
> 通常、逆噴射後は再離陸せず、着陸を継続すべきだったが、機長は逆噴射に気付いた後も、操縦の引き継ぎを副操縦士に告げないまま、自ら離陸作業を実施した。しかし、エンジンの出力増加まで時間がかかったため、低速で機首を上げた形となり、機体後部が滑走路に接触した。
> 日航は事故後、機長と副操縦士間の操縦引き継ぎの手順や操縦中のアドバイスの方法を見直し、運航ガイドラインを改正した。【佐藤賢二郎】
<参考=「日航機尻もち:副操縦士は減速で逆噴射、機長が再離陸中」(毎日新聞)>
<消滅・削除・15/01/29>
【?】 2014/12/18 (Thu) 16:03
懲りない?
<参考=「日本航空350便墜落事故」(wikipedia)>
NO.1021 【新産業】仕事が楽しい人は、読む必要ありません(日経テクノロジー)<起稿 磯津千由紀>(14/12/18)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/18 (Thu) 16:18
こんにちは。
一生のうちで仕事に費やされる時間は相当なものです。その時間を「楽しく」過ごせたら幸せですね。
> 無事宇宙へと旅立った「はやぶさ2」を抑え、「新産業」サイトのアクセスランキングの1、2位を独占したのは、田子學、田子裕子、橋口寛の3氏が「デザインマネジメント」という方法論を確立するに至った経緯を紹介していくコラム「デザインマネジメントで実現する“楽しい開発”」の記事でした。
> 第1回の「社内で空気を読み合い、新しいことができなくなった日本のメーカー」は新規プロジェクトが途中で失速していくメカニズムについて、第2回の「『お前の意見は聞いていない』と言う上司は、何を殺しているのか」は人がプロジェクトに興味を失っていく/抱いていくメカニズムについて、3氏が実際に関わってきた事例に基づいて指摘しています。これらの記事を読んで、「あるある、こういうこと」「うちの会社のことではないか」などと思った方も少なくないのではないでしょうか。
> 今、多くの会社が将来の柱となる新事業を模索しています。しかし、そういったプロジェクトが思うように進まないという悩みもよく聞きます。だからこそ、このコラムがここまで読まれたのでしょう。逆にいえば、プロジェクトがうまくいっている人はこの記事のタイトルを見ても全く気にならないはずですから。
> 筆者自身、「リアル開発会議」という場で実際の開発プロジェクトに携わり、あらためて気付かされたことがあります。それは、プロジェクトがうまくいくかどうかは、結局のところ“人”にかかっているということです。プロジェクトを“自分ごと”として主導する人はいるか、メンバーが“楽しく”やっているか、といったことがプロジェクトの成否を左右するのです。そもそも「共感」が重要といわれる時代に、当事者が楽しくやっていないプロダクトやサービスが受け入れられるとは思えません。それは、BtoCだけではなく、BtoBの分野にもいえるかもしれません。価格競争のものづくりから脱却したければ、まず“楽しく”やることから始めてみてはどうでしょうか。例えば、「発電服の試作に向けて動き出す、そして加わった新たな仲間」(7位)で発電する服を開発しているみなさんは、毎回本当に楽しそうに開発していますよ。
<参考=「【新産業】仕事が楽しい人は、読む必要ありません」(日経テクノロジー)>
NO.1022 iPhone 6の分解で再認識した和製電子部品のすごさ(日経テクノロジー)<起稿 磯津千由紀>(14/12/18)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/18 (Thu) 16:32
こんにちは。
部品メーカの競争力は高いものの...。
> デバイス関連記事の2014年アクセスランキングでは、電子機器を分解した記事や、青色LEDのノーベル賞受賞に関係した記事が上位に並んだ。日経テクノロジーオンラインのデバイス系テーマサイト(半導体デバイス、半導体製造、EDA・ソフトウエア、アナログ、電子部品)に投稿された記事のうち、2014年4月1日~11月30日にアクセス数が多かった記事を右表にまとめた。
> 最もアクセス数が多かったのは、iPhone 6を分解・分析した記事で、そのタイトルは「ニッポン企業健在ナリ! iPhone 6に見る日本モノづくりの実力」である。この記事のアクセス数は2位の記事の1.7倍で、圧倒的に多くの方にアクセスいただいた。日本製の電子部品が世界市場で高く評価されていることは周知のことだが、iPhone
6を分解・分析して改めてそのすごさが分かった。
> 半数以上が日本メーカー製 分解・分析をし、この記事の著者でもある柏尾 南壮氏(フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ ディレクター)によれば、iPhone
6には約1300点の電子部品が搭載されている。数量ベースではそのうちおよそ700点が日本メーカー製で、全体の半分を超える。
> このうち約400点は村田製作所製と思われる0402サイズ(0.4mm×0.2mm)の超小型MLCC(積層セラミックコンデンサー)だ。iPhone
5sと比較すると、このサイズの部品だけでも約200個増加している。恐らく対応周波数が増えたためノイズ対策用として員数が増えたのだろう。また、今夏の展示会に出展されていたTDKの新型受動部品と似た外観のものが多数搭載されていた。この受動部品は1個で従来のMLCC6個分の役割を果たすというものだ。
> このほか、さまざまな部分で日本企業は健在である。例えば、カメラ用CMOSイメージセンサーはソニー、カメラモジュールはミツミ電機とアルプス電気、バッテリーはTDKとソニー、放熱シートはカネカ、水晶部品はセイコーエプソンと日本電波工業、タッチセンサー内蔵の「インセル対応液晶」はジャパンディスプレイなど。記事中に列挙できなかった日本製の部品も多いとのこと。「日本企業健在!これが2014年の新型iPhone調査の最大の収穫であった」(柏尾氏)。
> 次は高出力半導体レーザー
> 日経テクノロジーオンラインで分解関連記事の人気は常に高いが、2014年ならではの人気記事が、青色LEDのノーベル物理学賞受賞に関連した記事である。今回のランキングでは、受賞者の1人である中村修二氏(米University
of California Santa Barbara校 教授)に受賞後にインタビューした記事が3位に入った。そのタイトルは、「もうすぐ、レーザーでも大きな変革が起きる」である。
> ノーベル賞は通過点に過ぎないという同氏が、現在、力を入れて研究しているのが高出力半導体レーザーである。周囲があっと驚くようなすごいレーザーを作製中だという。「近いうちに、この分野で大きな変革が起きることになるでしょう」(同氏)。
> そのレーザーの応用先としてまず見込めるのが、レーザープロジェクターである。これを使えば、床や天井など、あらゆる場所に映像を投影できるようになる。高出力レーザーができれば、明るい部屋でも映像が見られるようになる。しかも、安価に大画面を実現できる。「レーザープロジェクターなら、100インチを30万~50万円で実現できる。液晶テレビであれば200万~300万円くらいするのではないでしょうか」(同氏)。
<参考=「【記事アクセスランキング2014◆デバイス】iPhone 6の分解で再認識した和製電子部品のすごさ」(日経テクノロジー)>
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/18 (Thu) 16:53
<副題=ニッポン企業健在ナリ! iPhone 6に見る日本モノづくりの実力(日経テクノロジー)>
こんにちは。
具体的には...。
> 「ミシっ!」……、不気味な音とともにディスプレーに蜘蛛の巣状のヒビが入る。昨今のスマートフォン分解の悩みの一つだ。薄型化が進むスマートフォンでは両面テープなどの使用が増え、破損させずにディスプレーを筐体から綺麗に分離するのに一苦労する。最近のディスプレーはタッチパネルと接着されてさらに薄くなっており、ちょっと手元が狂っただけで液晶パネルまで一緒にお陀仏になることも。
> iPhoneはこの点、筆者のような分解屋にとっては非常にありがたい存在だ。構造は超複雑で約50本のネジが使われているが、これらのネジを外しさえすれば、部品を損傷させずに分離することができる。両面テープも一部で使用されているが、ガッチリ固定しているわけではなく、無理に引っぺがす必要もない。
> ディスプレーは、充電時などに使用するLightningコネクタの両脇にある特殊規格のネジ2本を外すだけで簡単に外れる。あとはひたすらネジを外し、内部の部品を取り出していく。分解屋の友iPhone!しかしiPhoneが分解屋に優しいのはここまでだ。
> バッテリーが筐体内に占める割合はさらに増えた
> iPhone 6ではディスプレーが大きくなり、バッテリーが筐体内に占める割合はさらに増えた。基板は相変わらず。SIMカードスロットの幅で、筐体の片側にギッシリと部品を詰め込んでいる。
> 部品の機能特定が難しい超過密実装
> 部品の機能を特定する手順はこうだ。まず機能が明らかになっている部品を特定し、それに基づいて周辺部品の機能を特定していく。例えば、通信ICの近くにあるものはパワーアンプ、アンテナの近くにあるものはアンテナスイッチと推定したりする。そんなことを繰り返して、分解情報を作成している。
> しかしiPhoneの部品実装は超過密で、例えば通信ICの近くには部品が密集しすぎており、個々の機能までは特定が難しい。何かいい方法はないかと専門家に相談したこともあるが、「ICを溶かして中身を調べないと判明しないかもしれません」と、やはり難しそうだ。
> 特注品の塊はApple社の魅力の証
> 分解屋泣かせのもう一つのポイントは、どこを探しても資料が見つからない特注品の割合が高い点だ。通信機の部品は元々が特注品が多い傾向にあるが、それでも時間の経過とともに分解例が蓄積され、ある程度はその機能を知ることができるようになる。
> だが、iPhoneの場合は「A8」プロセッサーなど、Apple社専用に作られた部品が多い。これらの部品は他メーカーの製品には搭載されない。Apple社は価格面での要求が厳しいと言われるが、それでも多くの特注品がApple製品に搭載されているということは、それだけの生産量でも採算面で見合ったビジネスになるということなのだろう。
> NFCのためにディスプレーの設計を変更
> 日本で普及している電子決済対応の携帯電話やスマートフォンは、電話機の底部にNFCアンテナが実装されており、読み取り機にかざして決済する。iPhone
6/iPhone 6 PlusはNFCアンテナの下側が金属製の筐体で覆われており、残された通信方向はディスプレー面となる。このため、iPhone
6/iPhone 6 PlusではNFC通信が可能になるよう、ディスプレーに何らかの設計変更が加えられおり、ディスプレー側をNFCの読み取り機に向けて(あるいは読み取り機にかざして)通信できるようになっていると思われる。決済時にホームボタン上の指紋認証デバイスで本人確認する使い方を考えると、親指を自然に使える姿勢が必要であり、読み取り機の下にかざす方式になると推定される。
> 次のプロセッサーはどこに生産委託する?
> iPhone 6が搭載するA8プロセッサーは台湾のTSMCがその多くを生産し、韓国Samsung Electronicsが生産する割合は減っている。だが、次のA9プロセッサーではSamsung
Electronicsに再び全量を生産委託するという未確認情報もある。特許訴訟などのゴタゴタはあっても、やはりお付き合いが長いメーカーの方が仕事をしやすいということなのだろうか。
> 日本メーカーは健在だった
> 前回ご紹介したiPhone 6 Plus、そして今週のiPhone 6には約1300点の電子部品が搭載されている。数量ベースではそのうちおよそ700点が日本製で、全体の半分を超える。
> このうち約400点は村田製作所製と思われる0402サイズ(0.4mm×0.2mm)の超小型MLCC(積層セラミックコンデンサ)だ。iPhone
5sと比較すると、このサイズの部品だけでも約200個増加している。恐らく対応周波数が増えたためノイズ対策用として員数が増えたのだろう。また、今夏の展示会に出展されていたTDKの新型受動部品と似た外観のものが多数搭載されていた。この受動部品は1個で従来のMLCC6個分の役割を果たすというものだ。
> このほか、様々な場所で日本企業は健在である。例えば、カメラ用CMOSイメージセンサーはソニー、カメラモジュールはミツミ電機とアルプス電気、バッテリーはTDKとソニー、放熱シートはカネカ、水晶部品はセイコーエプソンと日本電波工業、タッチセンサー内蔵の「インセル対応液晶」はジャパンディスプレイなど。ここに列挙できなかった日本製の部品も多い。
> 日本企業健在!これが2014年の新型iPhone調査最大の収穫であった。
> ブロックダイアグラムとスペック表
> 柏尾 南壮(かしお みなたけ)
> フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ ディレクター
> 1974年タイ・バンコク生まれ。1994年10月にフォーマルハウト・テクノ・ソリューションズを設立。顧客の多くは海外企業。文系から理工系まで業務の守備範囲は広い。文系の代表作は1999年までに制作された劇場版「ルパン三世」各作品の英訳。主力の理工系では、情報通信機器からエアコンまで多種多様な製品の分解調査や分析、原価計算を行う。移動体通信を利用したビジネスモデルの研究に携わり、モバイル広告関連技術である日本特許第4729666号の発明者。
> 著書は「iPhoneのすごい中身(日本実業出版)」「スマートフォン部品・材料の技術と市場 (共著・シーエムシー出版)」。日経エレクトロニクス誌への寄稿のほか、日経BP社主催セミナーでの講師も行う。
<参考=「ニッポン企業健在ナリ! iPhone 6に見る日本モノづくりの実力」(日経テクノロジー)>
NO.1023 対談「ローム×安川電機 ロボット技術とデバイス活用」(日経テクノロジー)<起稿 磯津千由紀>(14/12/18)
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/18 (Thu) 19:56
こんばんは。
ロームが綺麗事を言っております。
> 次世代パワー半導体を積極的に展開するローム 東 克己氏とロボット技術、メカトロニクスで少子高齢化問題やエネルギー問題の解決に取り組む安川電機
野田 幸之輔氏が持続可能社会を語る
> 消費を抑えた持続可能な社会へ高効率化や小型化の技術で革新
> ローム 東克己氏(取締役 ディスクリート・モジュール 生産本部 本部長)
> ×
> 安川電気 野田幸之輔氏(執行役員 技術開発本部 開発研究所 所長)
> 消費を抑えると同時に、あらゆるプロセスで高効率化を追求することで、持続可能な社会を実現すること。世界が直面する大きな課題の一つだ。こうした課題の解決に、電子デバイスや、これを応用したメカトロニクスの技術が、どのように貢献できるのか。次世代パワー半導体を積極的に展開するロームでディスクリート・モジュール生産本部
本部長を務める東克己氏と、メカトロニクスおよび電力変換技術で少子高齢化問題やエネルギー問題の解決に取り組む安川電機 開発研究所 所長の野田幸之輔氏が対談した。
> 野田氏 安川電機は、創立100周年に当たる2015年に向けた事業の方向性を示した「2015年ビジョン」を2000年から掲げています。この中で、先進国の少子高齢化や環境エネルギー問題など、いま浮上している地球規模の社会課題の解決に取り組む考えを打ち出しました。具体的には、「ロボティクスヒューマンアシスト」と「環境エネルギー」といった二つの新たな分野に事業領域を広げ、それらの領域で当社のコア技術を活かしながら社会課題の解決に取り組む考えです。
> 東氏 ロームは、1958年の創業から一貫して社会に貢献することを強く意識しながら事業に取り組んできました。創業より掲げる「企業目的」では、つねに品質を第一とし、良い商品を永続かつ大量に供給することで、文化の進歩向上に貢献することをうたっています。
ロームの場合、創業当初の主力製品は抵抗器でしたが、いまでは「パワーデバイス戦略」「オプティカルデバイス戦略」「LSIシナジー戦略」「センサネットワーク戦略」を4つの成長エンジンとして、次世代製品の開発や新事業の推進など、さまざまな新しいチャレンジを進めています。社会に貢献するために省エネルギー、小型化、安全、快適などをキーワードにする製品を生み出し、市場に供給し続けることが、私たちの大きなミッションと言うことができます。
> コア技術で社会に貢献
> 東氏 先ほど、紹介していただいた安川電機の新事業領域について教えていただけますか。
> 野田氏 ロボティクスヒューマンアシスト事業領域では、産業用ロボットの技術をベースに、人と共存し、人の身近で働き、人をアシストするロボットを開発。これによって人に近い分野のロボット市場を創出することを狙っています。目下のところは、リハビリ・介護を中心としたアシストロボットやバイオメディカル分野向けロボットの事業に力を入れているところです(図1)。
> 環境エネルギー事業領域では、省エネや、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの有効利用を進めるための電力変換装置を開発。省エネルギーと創エネルギーの両面から事業を推進しています。これに加えて、環境問題の解決手段のひとつとして、これからの普及が期待されているEV(電気自動車)の駆動システムの開発にも取り組んでいるところです。
> これら二つの新事業領域を支えるコア技術となるのは、産業機器の分野で長年培ってきた、サーボ、コントローラ、インバータの技術です。
> 東氏 半導体製品を提供しているロームは、機器メーカーの皆様のニーズを先取りした製品を、いち早く提供することで、様々な分野における省エネや小型化、省資源の推進に貢献しています。
> 例えば、電子機器の小型化に欠かせない製品の開発に積極的に取り組んでいます。ローム独自の新工法を用いて小型化を実現し、驚異的な寸法精度を誇る世界最小部品シリーズをRASMID®(ラスミッド)と名付け、チップサイズ0.4mm×0.2mmのショットキーバリアダイオードや0.3mm×0.15mmのチップ抵抗器などの世界最小サイズを業界でいち早く製品化しています。こうした部品を採用していただき電子機器を小型化することで、消費者の皆様の利便性を高めると共に電子機器全体で使用する材料を減らすことができます。
> SiC(シリコン・カーバイド)という次世代材料を使ったパワー半導体でも、MOSFETやフルSiCパワーモジュールを世界に先駆けて量産するなど業界をリードしています(図2)。SiCは、Si(シリコン)を使った従来のパワー半導体に比べて、デバイス動作時に発生する電力損失が小さいのが特長です。言い換えれば、電子機器の動作時に発生する消費電力を劇的に抑えられるわけです。また、SiCは耐熱性にも優れているため、放熱部品の搭載を省けるので機器設計のシンプル化にも貢献します。
> 先進技術の普及を加速
> 野田氏 小型軽量化は、アシストロボットにおいても重要です。小型軽量化によって用途が広がるうえに、使用する材料を減らすことで省資源化にも役立つからです。
> 省資源や省エネは、いまや一般的に認識されている社会課題です。特に東日本大震災以降、これらの問題を重視する機運は、従来よりもずっと高くなりました。もう一つの新規事業領域である環境エネルギーに関する技術開発においても重要な課題になっています。ここでは、モーター・ドライバーの開発で培ってきた高効率化の技術やノウハウを活かすつもりです。
> 東氏 高効率化については、今後もやるべきことは多いと思っています。例えば、照明などで省エネに役立っているLEDの発光効率は、まだ高めることができます。発光効率を高めることができれば一段と省エネを進めることができます。
> DC/DCコンバータなどの電源は用途に合わせて様々な仕様の製品がありますが、その中の一部は、すでに変換効率が90数%にまで達しています。ところがその一方で、それほど高い変換効率に及んでいないものが少なくありません。このような電源の特性を改善することができれば、社会全体で消費電力を大幅に削減することが可能です。ここで、私たちが積極的に開発しているSiCを使った次世代パワー半導体が役立ちます。
> 現状では、次世代材料を使ったパワー半導体を搭載する機器は、Siを使った従来のパワー半導体に比べて高価なことから、まだ一部に留まっています。しかし、低価格化が進むとともに用途が広がることは間違いありません。ロームでも素材となるウェハの大口径化など、次世代パワー半導体の生産効率を高めるための技術開発や研究を進めています。近い将来に、次世代パワー半導体が一気に普及すると見ています。
> 野田氏 新しい技術を導入した当初に、価格が高くなるのは避けられません。ただし、その技術がなくてはならない用途を見つけることができれば、多少高価でもユーザーは購入します。こうした用途を見つけることで、早期に市場を立ち上げることができるかもしれません。
> 実際に安川電機は、そのような経験をしています。当社は電動式の製品で産業用ロボットの市場に参入しましたが、その当時の市場では油圧式のロボットが主流でした。油圧式の装置は、複雑な配管が必要です。しかも、油を使うことから装置周辺がどうしても汚れます。こうした心配がない電動式の方が、油圧式よりも有利なのは明白です。ところが、当時はまだ制御精度の点で不利だったことや、高額だったことなどから、なかなか電動式のユーザーが増えませんでした。
この状況を変えたのが、自動車部品の溶接に使うアーク溶接ロボットです。ここでは、まず電動式ロボットの採用が始まりました。この工程では、電動式の方が絶対に有利な点が、いくつかあったからです。ここから電動式ロボットの市場が一気に広がりました。
ユーザーとの連携が普及を加速 東氏
確かに次世代パワー半導体でも同じことが起きるかもしれません。次世代パワー半導体が優れた特長を備えていることは、すでに多くの技術者が知っています。高価でも次世代パワー半導体にしかできない用途が見つかれば、そこから市場が広がるはずです。需要が増えて生産量が伸びれば、量産効果により製品の価格が下がるでしょう。それによって、ますます需要が広がるという、よいサイクルに入ることが期待できます。
> 野田氏 あくまでユーザーの立場ですが、SiCやGaNを使った次世代パワー半導体の研究には安川電機も取り組んでいます。例えば環境エネルギー領域では、モーター・ドライブ・システムや、再生可能エネルギーを使った発電システムに使うパワー・コンディショナーの高効率化。EVに搭載する高効率の駆動システムの開発に取り組んでいますが、それらを実現するためのキーデバイスとして次世代パワー半導体を位置付けています。2011年には、業界に先駆けてSiCを採用した電気自動車用高効率モーター・ドライブ・システム「SiC-QMET」を開発しています。
> 最先端のデバイスの特長を最大限に引き出し、いち早く使いこなすためには、デバイス・サプライヤの皆さんから一方的に情報をいただくだけでなく、サプライヤと私たちユーザーの両者で課題を共有し、その解決に一緒に取り組むことが重要だと思っています。このため、デバイスそのものに関する技術やノウハウに関するレベルアップにも自ら取り組んでいます。
> 東氏 ロームでは研究開発部門を中心に、パワー半導体の高効率化や小型化など、デバイスの優れた性能を追求しています。一方で、製品化を担当する部門では、社会課題の解決に貢献する先進的な半導体デバイスを、いち早くお客様に活用していただけるようさまざまなことに取り組んでいます。例えば、ものづくりのプロセス全体で、無駄を省き、極力シンプルにする工夫を続けているのもその一つです。
> 最近では研究開発、LSI商品開発、パワー半導体を担当していた部門のそれぞれからメンバーを集めて、IPM(インテリジェント・パワー・モジュール)の開発を担当する新部門を立ち上げました。パワー半導体とドライバLSIをモジュール化することで、お客様が新しいデバイスを使った回路を効率良く設計できるようになります。こうした新しい取り組みが生み出す半導体デバイスによって、社会課題の解決に役立つ機会を増やしたいと思っています。
<参考=「ソーシャル・デバイス対談2「ローム×安川電機 ロボット技術とデバイス活用」」(日経テクノロジー)>
<消滅・17/02/07>
【シバケン】 2014/12/18 (Thu) 20:55
<参考=NO.1013 技術のブレークスルーでLED照明は新展開へ(日経テックオン)>
上記<参考>に出て来る、「ローム Lighting製造部 統括部長の四方秀明」は、承知してるです。
私が、DIODE製造部在籍当時の入社でして。DIODEで一緒でしたですが。彼が入社、1年、2年で、こっちが、センサーに移動したです。
よって、概ね、20歳程度の後輩ですねえ。
彼は、開発担当のため、一緒に仕事した事、ありませんですが。
こっちに、登場の、「ローム 取締役 ディスクリート・モジュール 生産本部 本部長東克己」は、全然の、知りませんです。
東が、四方より、後輩と、云う意味では無いです。
この当時には、本社だけで、2000名程度でして。部署違えば、分かりませんです。
での、
東の発言内容は、綺麗事云々では無く、極の一般論です。
多分なら、その事を、綺麗事と、評されてるの哉と。
イヤ、
>「企業目的」では、つねに品質を第一とし、良い商品を永続かつ大量に供給することで、文化の進歩向上に貢献することをうたっています。
これは、そのままの、企業目的でして。
少々、文言、異なるですが。抜けがあるですが<笑>
取締役なら、正確に、チャンと、覚えとけ<!>
それは、別としまして<笑>
小型化は、私共も、抵抗器、DIODEで、その昔、入社当時より、取り組んでたです。
現在では、チップ部品になってるです。
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/18 (Thu) 22:29
シバケン様、こんばんは。
「綺麗事」は語弊があったようですね、「建前論」と言い直します。
上っ面の一般論を述べてるだけで、踏み込んでいないなぁと。
記者の突っ込んだ質問に答える記事ではなく、和気藹々の対談の宣伝記事ですから、当然ともいえますが。
ホント、みんな表面実装用のチップ部品になりましたね。そして、チップ部品も小型化しました。
私が前勤務先にいたころは確か2.0mm×0.8mmが最小でしたが、今は0.4mm×0.2mmが普通に使われているようで。
【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2014/12/18 (Thu) 23:04
こんばんは。
> 確か2.0mm×0.8mmが最小でしたが
若しかすると2.0mm×1.25mmだったかもしれません。
其の辺、最早、記憶曖昧でして。