閻魔大王<NO.156>

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閻魔大王NO.157
376 続21<ロシアのウクライナ侵攻>膠着/ウクライナは持ちこたえるか<?>/正念場<?> 閻魔大王 22/06/22
閻魔大王NO.155

NO.376 続21<ロシアのウクライナ侵攻>膠着/ウクライナは持ちこたえるか<?>/正念場<?><起稿 閻魔大王>(22/06/22)


【閻魔大王】 2022/06/22 (Wed) 20:44

<参考=NO.374 続20<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナは持ちこたえるか<?>/正念場<?>
(22/06/17)


副題=消耗戦、双方で士気低下=ウクライナにも脱走兵(時事通信)

そらまあ、戦争長引いて、仲間が、どんどんと、戦死、負傷で、武器弾薬、兵器不足では、当然の事<!>

>ロシア軍のウクライナ侵攻は東部ドンバス地方を中心に多数の死傷者を伴う消耗戦となり、双方の軍で士気が低下している。ロシア軍は指揮や補給の混乱などを背景に、侵攻開始当初からの戦意低迷が続く。ウクライナ側も「武器」だった高い士気に疲弊が生じ、兵士の任務放棄、脱走が伝えられている。


>英国防省の19日の報告によると、ロシア軍の士気低下はとりわけ深刻だ。部隊の兵士全員が指揮官の命令を拒否したり、将校と兵士とが互いに武器を向けて対立したりするケースが継続的に起きている。

>国防省は、乏しいリーダーシップや戦闘任務の交代不足、戦闘のストレスなどが原因と分析。「多くのロシア兵は階級を問わず、戦争の目的について混乱したままのようだ」とも述べた。ロシアが侵攻を「戦争」ではなく「特別軍事作戦」と位置付けていることも、兵士の任務放棄などを法的に抑えにくくしているようだ。

>ウクライナ軍への影響も目立ち始めた。ポドリャク大統領府顧問は最近、英BBC放送に、1日の兵士の死者が最大200人に上ると指摘した。

>英紙インディペンデントは既に今月上旬、ウクライナと西側情報当局がまとめた報告として、ドンバス地方での戦況悪化がウクライナ軍に深刻な士気の低下を招き、「兵士の任務放棄、脱走が週を追って増えている」と報じていた。疲弊はとりわけ、ウクライナ正規軍と異なり戦闘経験に乏しい抵抗組織の「領土防衛隊」に目立つとされる。

>報道によれば、ウクライナ最高会議(議会)に5月、命令に背いた兵士に対する懲罰強化の権限を現地司令官に与えるための法案が提出されたが、否決されている。

<参考=「消耗戦、双方で士気低下=ウクライナにも脱走兵」(時事通信)>
(22/06/22)
<消滅・23/06/26>


【閻魔大王】 2022/06/22 (Wed) 23:32

副題=黒海要衝の島巡り攻防激化 空挺部隊で奪還試みる(産経新聞)

<参考=「NO.369 続16<ロシアのウクライナ侵攻>米欧武器、戦地に<!>/ウクライナ反転攻勢<?>」寄稿閻魔大王 2022/06/02 (Thu) 19:29

<写真1>
黒海に浮かぶズメイヌイ島の衛星画像=17日(Satellite image@2022 Maxar Technologies提供・AP=共同)



<写真2-1>
21日撮影された黒海に浮かぶズメイヌイ島の衛星画像。17日の写真と比べると、右下にある塔が折れているように見える(Satellite image@2022 Maxar Technologies提供・AP)



<写真2-2>
21日撮影された黒海に浮かぶズメイヌイ島の衛星画像。17日の写真と比べると、右下にある塔が折れているように見える(Satellite image@2022 Maxar Technologies提供・AP)



>ウクライナ軍は21日、ロシア軍が2月の侵攻開始直後に制圧した黒海西部に浮かぶ要衝ズメイヌイ島を集中攻撃し、甚大な打撃を与えたと発表した。ロシアは黒海封鎖を続ける中、戦略上の重要拠点である同島を要塞化したとの見方があり、島の奪還を図るウクライナ側との間で攻防が激化している。

>ロシア国防省は21日、ウクライナが空挺部隊で島に上陸を試みたが、阻止したと発表した。同省報道官によると、ウクライナ軍は20日朝、南部の港湾都市オデッサの西方などから島に向けて弾道ミサイルを発射し、攻撃用無人機の支援で空挺部隊が上陸を試みた。ロシア側の対空砲火などによりミサイルは届かず、上陸も阻んだとしている。


>ウクライナ軍によると、さまざまな手段で攻撃を加えたとしているが、作戦は継続中として詳細を明らかにしていない。(共同)

<参考=「黒海要衝の島巡り攻防激化 空挺部隊で奪還試みる」(産経新聞)>
(22/06/22)


【閻魔大王】 2022/06/23 (Thu) 11:54

副題=「蛇島」奪還目指すウクライナ軍、黒海沿岸でロシア軍との攻防激化…穀物輸出にも影響(読売新聞)

当記事、読んでも、で、どなってるか、さっぱりのわからんです。

要は、ウクライナ軍が、「蛇島」攻めるも、奪還出来ておらず、ロシア軍の支配下にあると。


>ウクライナに侵攻しているロシア軍の艦艇が封鎖を続ける黒海沿岸で、露軍とウクライナ軍の攻防が激しくなっている。ウクライナ軍は22日、露軍が占拠している黒海西部のズミイヌイ(蛇)島の奪還に向け攻撃を続けていることを明らかにした。攻防の行方は、黒海の封鎖でウクライナの穀物輸出が停滞している問題にも影響しそうだ。


>ズミイヌイ島は穀物の一大輸出拠点であるオデーサ沖にある。露海軍黒海艦隊の防空網の要だった旗艦「モスクワ」が4月中旬に沈没後、露軍の兵器が搬送され、重要拠点として整備された。22日のウクライナ国営通信によると、ウクライナ軍の攻撃で同島にある露軍の防空ミサイルやレーダーなどが破壊された。露国防省は21日、ウクライナ軍が20日朝、オデーサなどから弾道ミサイルなどを発射し、空挺くうてい部隊が上陸も試みたが、撃退したと発表した。

>20日には、ロシアが2014年に併合した南部クリミア付近の洋上にある石油掘削施設がミサイル攻撃で炎上した。露国防省によると露軍は21日、ウクライナへの報復としてオデーサの軍用飛行場にミサイルを撃ち込んだという。

>露国防省は22日、穀物輸出の停滞問題で仲介役を務めるトルコの代表団と21日にモスクワで協議したと発表した。タス通信によると、両国とウクライナ、国連の4者協議が来週にもトルコ・イスタンブールで開催される可能性があるという。

<参考=「「蛇島」奪還目指すウクライナ軍、黒海沿岸でロシア軍との攻防激化…穀物輸出にも影響」(読売新聞)>
(22/06/22)


【閻魔大王】 2022/06/23 (Thu) 13:22

副題=東部要衝、ウクライナ軍が抵抗兵力増強か ロシアも予備軍投入(産経新聞)


>ロシアが制圧地を広げるウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクで抵抗しているウクライナ軍が、兵力を増強したとみられることが22日、分かった。従軍しているフリーカメラマンの話としてロイター通信が伝えた。同州の知事はロシア軍も予備部隊を投入していると指摘。両軍ともに東部戦線で増援し、激戦を続けているもようだ。

>ロイターによると、ウクライナ軍は戦車で攻撃。ロシア軍と近距離で撃ち合うことはなく、砲撃が戦闘の中心になっている。セベロドネツクの市長は、民間人7千~8千人が残っており、軍が医薬品を届けていると説明した。

>カメラマンはオレクサンドル・ラトゥシュニャク氏。セベロドネツクにつながるドネツ川の橋はロシア軍に破壊されたため、ウクライナの援軍と共に空気注入式のいかだで川を渡った。(共同)

<参考=「東部要衝、ウクライナ軍が抵抗兵力増強か ロシアも予備軍投入」(産経新聞)>
(22/06/23)


【閻魔大王】 2022/06/23 (Thu) 23:04

副題=ドイツ製自走砲を配備 欧米の武器続々、実戦へ(産経新聞)

やっとで、ドイツ製兵器が実戦配備え<!>

<写真>
演習に参加するドイツ製の自走式155ミリりゅう弾砲=5月、ドイツ・ミュンスター(ロイター=共同)



>ウクライナのレズニコフ国防相は21日、ソーシャルメディアで、ドイツ製の自走式155ミリりゅう弾砲が配備されたと明らかにした。英国防省は21日の分析で、ウクライナ軍が欧米供与の対艦ミサイル「ハープーン」により攻撃を初めて成功させたと発表。ウクライナの要求に応じて提供された欧米製の武器が続々と実戦投入され、今後の戦況に影響を与えそうだ。

>レズニコフ氏は供与に謝意を表明し「十分な知識とともに100%効果的に使う」と実戦使用に自信を示した。ドイツは当初、供与に慎重だったが、その後7両の供与を表明していた。

>英国防省によると、ウクライナ軍は17日、ハープーンを使用し、黒海のロシア海軍のタグボートを攻撃した。

>ボートは、ロシア軍が2月の侵攻直後に制圧し戦略的拠点としている黒海西部のズメイヌイ島に人員や武器を輸送していた。ウクライナは奪還を図っており、攻防が続いている。(共同)

<参考=「ドイツ製自走砲を配備 欧米の武器続々、実戦へ」(産経新聞)>
(22/06/22)


閻魔大王】 2022/06/23 (Thu) 23:33

副題=デフォルト回避へ大統領令 ロシア、ルーブルで支払い(産経新聞)

債務不履行は決定では<?>

<参考=「NO.369 続16<ロシアのウクライナ侵攻>米欧武器、戦地に<!>/ウクライナ反転攻勢<?>」寄稿閻魔大王 2022/06/02 (Thu) 12:44
<副題=ロシア国債、利払い「不履行」認定 国際金融団体(日本経済新聞)>

要は、
自国通貨以外での、借り入れは出来ない<?>
がしかし、ロシアの場合、ルーブル建てのなら、債務可能<?>
但し、貸し手が了解しての話。

>ロシアのプーチン大統領が、ロシア国債のデフォルト(債務不履行)回避に向けて新たな大統領令に署名したことが22日、分かった。ドルなど外貨建て国債について自国通貨ルーブルで支払った場合でも、債務を履行したと見なすとしている。ロイター通信などが報じた。

>ロシアは23、24日に次の国債の利払い期日を迎える。欧米の金融制裁の影響で外国に保有する外貨を動かすことが困難になっており、全面的なデフォルトの可能性が高まっている。大統領令はこうした状況に対応する狙いとみられるが、国債保有者がルーブルでの支払いを受け入れるかどうかは未知数で、デフォルトの回避につながるかどうかは不透明だ。

>ロシアはこれまでに国債について支払う意向も資金もあると繰り返し主張し、西側がロシアをデフォルトに追い込もうとしていると非難してきた。(共同)

<参考=「デフォルト回避へ大統領令 ロシア、ルーブルで支払い」(産経新聞)>
(22/06/23)


【閻魔大王】 2022/06/24 (Fri) 09:42

副題=ウクライナ東部の親ロシア派、兵力の半分失う=英国防省(BBC)

>イギリス国防省は22日、激しい戦闘が続くウクライナ東部ドネツク州にいるロシア軍と親ロシア派部隊について、多数の死傷者が出ているとの見方を示した。一方的に独立を宣言した親ロシア派地域、自称「ドネツク人民共和国」(DNR)の民兵だけだと、開戦当初の兵力の55%を失っていると推定している。

>ロシアは侵攻開始後、自国の犠牲者の詳細を伏せてきた。DNRの人権オンブズマン、ダリア・モロゾワ氏は先週、ロシア兵2128人が死亡し、8897人が負傷したと発表した。また、民間人654人が犠牲になったとした。

>親ロシア派部隊をめぐってはこの数カ月間、民間人が民兵に強制的に徴兵され、士気が下がっているとの報告があがっている。数十年前に使われなくなったライフルなど質の悪い武器を携行しているとの情報もある。

>ウクライナ保安庁(SBU)は先月、民兵らが自らの置かれた状況を奴隷になぞらえ、脱走の準備を整えているとしていた。

>DNRは今週、外国人の傭兵と1年契約を結び、自軍に参加させる計画を示した。


>予備部隊配備の可能性「非常に高い」
>英国防省は、ロシア軍がドネツク州とルハンスク州からなるウクライナ東部ドンバス地方に大量の予備部隊を配備しようとしている可能性が非常に高いと指摘した。

>ウクライナ側は、ロシア軍がドネツク州に隣接するルハンスク州全域を掌握し、同州リシチャンスク市を包囲することに注力しているとしている。

>ルハンスク州のセルヒィ・ハイダイ知事は、リシチャンスク市で「とてつもない破壊行為」が起きていると述べた。

>また、近隣のセヴェロドネツク市の状況は「地獄」だとした。いまも7000~8000人の市民が残されていると、市長は話しているという。

>ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は毎晩定例の動画演説で、ルハンスクが現在最も厳しい状況に置かれているとしつつ、ロシア側は「ドネツク方面にも深刻な圧力をかけている」と述べた。

>ウクライナ南部ミコライウ州のヴィタリー・キム知事は、ロシア軍がミコライウ市に向けて7発のミサイルを発射したと発表した。死傷者の詳細は明かさなかった。

>こうした中、ロシア・モスクワ市議会は22日、在ロシア・アメリカ大使館の住所を、「ボリショイ・デビャチンスキー通り」から「ドネツク人民共和国広場1」に変更したと発表した。

>(英語記事 Half Russian separatist force dead or wounded - UK )

<参考=「ウクライナ東部の親ロシア派、兵力の半分失う=英国防省」(BBC)>
(22/06/23)


【閻魔大王】 2022/06/24 (Fri) 22:18

副題=ロシア軍はウクライナ東部で優勢、初期の失敗に学ぶ 米当局者(CNN)


>(CNN) ロシア軍は現在、ウクライナ東部で優位に立っている。同国への侵攻の初期段階に犯した失敗から学び、空襲と地上攻撃のより高度な連携を実現。兵站(へいたん)並びに補給線も改善したことが要因となっている。米国の諜報(ちょうほう)の評価について直接知る当局者2人がCNNに明らかにした。

>米国は、最近ウクライナ軍に供与された新たな兵器システムが即座に戦況を変えるとは見ていない。これには高機動ロケット砲システム(HIMARS)も含まれる。理由の一つとして、こうしたシステムはこれまでのところ、ロシア領内に撃ち込まないように射程にもロケットの数にも制限があるからだ。加えてロシア軍は、155ミリ榴弾(りゅうだん)砲「М777」など、新たな西側供与の兵器を狙いすました攻撃によって破壊することができる。

>米国の評価は、長く過酷な戦いがウクライナ東部で繰り広げられるとの見通しを一段と強めている。描かれる将来像は陰鬱(いんうつ)で、人員や装備の損失が両軍で増えるとみられる。米当局者は、ロシア軍が重砲やミサイル攻撃を中心とした東部での猛攻を維持すると考えている。徐々にウクライナ軍を消耗させ、北大西洋条約機構(NATO)の決意を削(そ)ぐのが狙いだ。

>ロシア側の進展が顕著に表れたのはこの数日、ウクライナによるリシチャンスクの防衛がますます危うくなって以降だ。同市はルハンスク州でウクライナ側が維持する最後の都市。ロシア軍はこの2、3日で、ウクライナ軍の砲撃による被害を受けながらも、同市南郊の複数の村に進軍した。

>今後数週間のうちに、ウクライナのゼレンスキー大統領は主要7カ国首脳会議(G7サミット)とNATO首脳会議でビデオ演説を行うだろうと、複数の米政権高官は指摘する。参加する首脳らは西側諸国によるウクライナへの支援強化を図る考えだという。G7サミットでは、バイデン米大統領が他の首脳とともにロシアへの圧力を強化する措置を明らかにする予定だ。

>NATO首脳会議でも、米国は欧州の安全保障の強化などを念頭に置いた複数の施策を発表するだろうと、当局者の1人は語った。

>ウクライナ議会の議員らが米国の議員らに告げたところによると、ロシア軍は西側の同盟国がどのくらいの弾薬をウクライナ軍向けに備蓄しているかを計算している。ウクライナ軍の保有する大砲はほとんどがロシア製だ。ウクライナの部隊への補給がやがて尽きるのを待つ計画だという。

>米議会下院情報委員会のメンバーでイリノイ州選出のマイク・キグリー議員(民主党)はCNNの取材に答え、ロシアのプーチン大統領について、現状で侵攻を阻まれてはおらず、今後も阻まれることはないと思うと述べた。

>「この戦争は数年続く可能性がある」(同議員)

>一方、米国とNATOの提携国は、特定の高性能兵器に関して供給力が限界に来ているとの見方を示しつつある。肩に担いで発射する対空ミサイルや対戦車ミサイル「ジャベリン」を含むこうした兵器は、それ自体が複雑な供給線を持ち、ウクライナ軍へ供与した数千基を埋め合わせるには数年かかることも想定される。

>また米国防総省の監察総監は22日、自前の弾薬や装備の備蓄を補充する同省の計画の評価に着手したと発表。これらの弾薬並びに装備は依然として相当量がウクライナ向けに供与されているという。

>監察総監は声明で「この評価の目的は、ウクライナに供与された装備や弾薬について、国防総省がどの程度補充する計画を立てているのか確定することにある」と述べた。

<参考=「ロシア軍はウクライナ東部で優勢、初期の失敗に学ぶ 米当局者」(CNN)>
(22/06/24)


【閻魔大王】 2022/06/24 (Fri) 22:28

副題=セベロドネツクの戦いは「地獄」 ウクライナ高官(AFP)

>ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州の知事は22日、ロシア軍が制圧を目指す要衝セベロドネツク(Severodonetsk)の攻防について、「地獄」の様相を呈していると述べた。

>セルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)州知事はソーシャルメディアへの投稿で、「過去4か月間、われわれの拠点すべてがありとあらゆる攻撃を受けてきた。ロシア軍は保有するすべての兵器を投入していることを強調したい」と訴えた。

>ハイダイ氏は、数週間にわたり激しい砲撃を受けているセベロドネツクについて、「あそこはまさに地獄だ」と述べ、「兵士は拠点を守っており、必要なだけ守り続ける」と付け加えた。

>ロシア軍はここ数日、セベロドネツクの南部を制圧し、ドネツ(Donets)川を挟んで隣接するリシチャンスク(Lysychansk)にも迫っている。ハイダイ氏は、ロシア軍はリシチャンスクの「包囲を試みている」ものの、依然としてウクライナ軍が同市を掌握していると話した。

>セベロドネツクでは、激しい戦闘が続いているため、アゾト(Azot)化学工場に逃げ込んだ民間人数百人が退避できない状態に置かれている。(c)AFP

<参考=「セベロドネツクの戦いは「地獄」 ウクライナ高官」(AFP)>
(22/06/22)


【閻魔大王】 2022/06/24 (Fri) 22:34

副題=ウクライナ軍、セベロドネツクから撤退 州知事(AFP)

オッとの、ウクライナ軍、撤退<!>

>ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は24日、ロシア軍との激戦が続いていた要衝セベロドネツク(Severodonetsk)から、ウクライナ軍がやむを得ず撤退すると明らかにした。

>ハイダイ氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に「ウクライナ軍はセベロドネツクからの撤退命令を受けた」と投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News

<参考=「ウクライナ軍、セベロドネツクから撤退 州知事」(AFP)>
(22/06/24)


【閻魔大王】 2022/06/24 (Fri) 23:49

副題=EU、ウクライナ・モルドバを「加盟候補国」と承認(日本経済新聞)

<写真>
23日始まったEU首脳会議(ブリュッセル)=ロイター



>欧州連合(EU)は23日開いた首脳会議で、ウクライナとモルドバに加盟候補国の地位を付与することを承認した。EU加盟に向けて具体的な交渉に入ることになる。ロシアの侵攻を受けて、EUがウクライナ側に立つ姿勢を鮮明にした格好だ。

>EUのミシェル大統領は23日夜の記者会見で「歴史的な瞬間だ」と称賛した。フォンデアライエン欧州委員長は「あなた方は我々欧州の家族の一員だ」と歓迎した。フランスのマクロン大統領は「我々はウクライナ、モルドバ、欧州のために新たな一歩を踏み出した」と表明した。


>ウクライナのゼレンスキー大統領はツイッターに「ウクライナの将来はEUにある」と書き込んだ。モルドバのサンドゥ大統領は「(加盟に向けて)改革を進めていく」とツイートした。

>EUの執行機関である欧州委員会が17日、両国を加盟候補国として認めるよう加盟国に勧告していた。承認には全27加盟国の同意が必要だった。

>深刻な汚職や経済発展の度合いを懸念して、ウクライナの候補国入りに慎重な加盟国も少なくなかったが、EUとしてウクライナに寄り添う姿勢を示した。ロシアの侵攻が続くウクライナに、将来のEU加盟という希望が保たれた。

>ウクライナとほぼ同じタイミングで加盟申請したジョージアについては、欧州委が指摘した問題点が改善された時点で候補国にする方針を示した。

>ただウクライナなどとEUとの加盟交渉が始まっても、すんなりと実現するわけではない。法や自由、金融サービス、税制など35分野でEU基準に合わせるなどの改革が必要なためだ。実際の加盟には10年前後かかるとの見方もある。


<参考=「EU、ウクライナ・モルドバを「加盟候補国」と承認」(日本経済新聞)>
(22/06/24)


【閻魔大王】 2022/06/25 (Sat) 13:02

副題=米高官、ウクライナ軍撤退認める 「ロシア軍は小さな成果に大損失」(朝日新聞)

撤退したは、事実。

>ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、米国防総省高官は24日、ウクライナ軍が東部ルハンスク州の要衝セベロドネツクから撤退を始めたことを認め、「ウクライナ軍は、より自分たちを防衛できる場所へと移動している」との見方を示した。ロシア軍が戦闘で大きな犠牲を払ったとも強調した。

>高官は、セベロドネツクでの激しい攻防でロシア軍の兵士の犠牲や装備の損失が大きかったとして、「(ロシア軍が)とても小さな成果に払った代償をみることが重要だ」と述べた。

>東部でのロシア軍の侵攻を、高官は「1インチずつ進展している」と表現。ウクライナ軍の撤退については、「プロフェッショナルで戦術的な撤退をしている」と評価し、「ロシア軍をとても長い間、非常に限られた地域にとどめている」とも述べた。

<参考=「米高官、ウクライナ軍撤退認める 「ロシア軍は小さな成果に大損失」」(朝日新聞)>
(22/06/25)


【閻魔大王】 2022/06/25 (Sat) 13:54

副題=ロシア国防省、最後の拠点都市封鎖と発表(産経新聞)

>ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は24日、ウクライナ東部ルガンスク州で同国側部隊の最後の拠点となっている同州リシチャンスク市の南方にロシア側部隊が到達、市を封鎖したと発表した。ウクライナ国防省報道官も記者会見で、市近郊でロシア軍がウクライナ軍の「包囲を試みている」と述べた。同州では要衝セベロドネツクが事実上陥落。隣接するリシチャンスクに激しい戦闘の中心が移りつつある。

>東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)の制圧を急ぐロシア側はルガンスク州全域の掌握に向け攻勢を強めるとみられる。

>ウクライナ軍参謀本部も24日の戦況分析で複数回リシチャンスクに言及。南郊でロシア軍を「撃退した」と主張した。(共同)

<参考=「ロシア国防省、最後の拠点都市封鎖と発表」(産経新聞)>
(22/06/25)


【閻魔大王】 2022/06/26 (Sun) 07:59

副題=ウクライナ東部要衝、市長「ロシアが完全に占領」(日本経済新聞)


<写真>
ウクライナ東部セベロドネツクの破壊された建物(23日)=タス共同



>ウクライナ東部ルガンスク州の要衝であるセベロドネツクの市長は25日、「ロシア軍に市を完全に占領された」と国営テレビに対して述べた。ウクライナ軍は既に撤退を進めていた。隣接するリシチャンスクも掌握すれば、ルガンスク州全域がロシア側の支配下になる。

>市長によると、ロシア軍は「司令官」を任命し、市の掌握を進めているもようだ。市内にある化学工場のシェルターにはなお取り残された人がいるが、脱出にはロシアの占領地域を通過する必要があるという。

>ロシア国営通信は25日、国防省の話としてロシア軍と親ロシア派の部隊がリシチャンスク南部の防衛線を突破したと報じた。ロイター通信は同日、ウクライナ軍高官の話として、ウクライナ軍は戦術的優位を確保するため、セベロドネツクからリシチャンスクの高台へと部隊を再構成していると報じた。

>また、ウクライナ軍は25日、ロシア軍によるミサイル攻撃がウクライナ全土にわたって確認されていることを明らかにした。ウクライナの政府関係者は50発近い攻撃があったとしている。

>ロイター通信によると、ロシア軍は北部ジトーミル州で30発近くのミサイルを軍事施設に向けて発射した。西部リビウ州や南部ミコライウ州でも攻撃があった。ウクライナ国防省によると、一部のミサイル攻撃はロシア軍機がベラルーシ領内から行ったという。

>一方、英国防省は25日、ロシアの侵攻作戦を統括するドボルニコフ総司令官が更迭された可能性が高いことを明らかにした。同氏は4月に任命が報じられていた。

<参考=「ウクライナ東部要衝、市長「ロシアが完全に占領」」(日本経済新聞)>
(22/06/25)


【閻魔大王】 2022/06/26 (Sun) 09:19

副題=「パルチザン」化する対ロシア抵抗活動 親ロ派ら狙い活発化(朝日TV)


>東部でウクライナ軍が苦戦するなか、南部では市民によるロシア軍への抵抗とみられる動きが出てきています。

>ロシアによるウクライナ侵攻が始まって4カ月。激戦が続く東部の前線では、州知事が要衝のセベロドネツクからウクライナ軍が撤退すると表明。

>その一方で、南部の地域ではウクライナ軍がロシアから奪還しようとする動きを見せています。

>焼け焦げた車…。タス通信によりますと、24日朝、ロシア軍が占領しているウクライナ南部のヘルソンで親ロシア派の幹部が車に乗り込んでいたところ爆発が発生したといいます。

>車の他にも4階建ての家の窓ガラスが粉々に割れたと伝えられています。

>この日、プーチン大統領直轄の治安組織「国家親衛隊」のビクトル・ゾロトフ総司令官がヘルソンを視察していました。

>死亡したのは親ロシア派で家族・青少年・スポーツ部門責任者のサブルチェンコ氏で、親ロシア派勢力は「テロによって殺された」と非難しています。

>一方、ヘルソン州知事の顧問はウクライナ軍の指示を受けた「パルチザン」が暗殺を実行したと述べています。

>ヘルソンのパルチザン:「ヘルソンのパルチザンはロシア軍と協力者の狩りを続けます。ウクライナの皆さん、少し我慢して下さい。ヘルソンはウクライナです。ウクライナに栄光あれ」

>パルチザンとは軍人ではなく占領下で抵抗を続ける一般市民のことで、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は18日、パルチザンの活動はロシア軍の占領政策の実施を困難にしていくと予測しています。

>現在、ロシア軍に占領されている南部・ザポリージャ州のメリトポリ周辺でもパルチザンによる抵抗が活発化しています。

>ウクライナメディアによりますと、先月30日にメリトポリの中央広場付近で爆発が起き、負傷者が救急搬送されました。

>この爆発を巡り、ロシア側が一方的に任命していた親ロシア派の“市長”は「自分が狙われた」と話しています。

>今後のウクライナの戦況を左右する重要な役割になると言われているパルチザン。ロシア軍が軍事力で占領したとしても抵抗は続きます。

<参考=「「パルチザン」化する対ロシア抵抗活動 親ロ派ら狙い活発化」(朝日TV)>
(22/06/25)
<消滅・22/07/31>


【閻魔大王】 2022/06/27 (Mon) 17:39

副題=ロシア国債「デフォルト」 利払い期限終了、米報道 1世紀ぶり(産経新聞)

寄稿閻魔大王 2022/06/23 (Thu) 23:33

本物の、債務不履行は、イツ<?>

>米ブルームバーグ通信は26日、ロシアの外貨建て国債の利払い猶予期間が終わり、デフォルト(債務不履行)に陥ったと報じた。ロシアの対外債務不履行はロシア革命直後の1918年以来、約1世紀ぶり。

>この国債は5月27日に計約1億ドル(約135億円)の支払期限を迎えた。ロシアは利息を支払ったと発表したが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて欧米が科した経済制裁の影響で猶予期間が終わる6月26日夜までに国債保有者に届かず、債務不履行と見なされた。

>今回の債務不履行は、経済制裁の象徴的な意味合いが大きい。ロシアの金融システムは制裁によって既に世界から切り離されており、実体経済に与える影響は限られる。(共同)

<参考=「ロシア国債「デフォルト」 利払い期限終了、米報道 1世紀ぶり」(産経新聞)>
(22/06/27)


閻魔大王】 2022/06/27 (Mon) 21:59

副題=ロシア「デフォルト」受け入れず 大統領報道官、外貨建て国債で(共同)

意味なるは、ロシアとしては、利払いしてると。
債権者に届いて無いは、当該国、金融機関の問題也と。

>インタファクス通信などによると、ロシアのペスコフ大統領報道官は27日、ロシアの外貨建て国債がデフォルト(債務不履行)に陥ったとの複数の欧米メディアの報道に関し「同意できない」と述べ、受け入れない姿勢を示した。

>ペスコフ氏は記者団に、ロシア側による支払いは5月に完了していると強調。債権者に届いていないのは「こちら側の問題ではない」と述べ、デフォルトと認定する根拠はないと主張した。(共同)

<参考=「ロシア「デフォルト」受け入れず 大統領報道官、外貨建て国債で」(共同)>
(22/06/27)
<消滅・23/07/03>


【閻魔大王】 2022/06/28 (Tue) 08:09

副題=ロシア、セベロドネツク「制圧」 首都にはミサイル攻撃(日本経済新聞)


>ロシア国防省は25日、ウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクを完全制圧したと宣言した。ロシア軍は州内最後の拠点リシチャンスクへの攻勢を強めるとともに、ウクライナ各地にミサイル攻撃を仕掛ける。26日未明には首都キーウ(キエフ)で複数のミサイル攻撃があり1人が死亡した。

>ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は25日の声明で、「セベロドネツクと周辺集落を完全に解放した」と宣言した。ウクライナ軍はすでに最後の部隊に撤退命令を出しており、ロシア側の支配が確立した。

>リシチャンスクではロシア軍が市南部へ進軍し包囲を進める。西方のバフムートとつなぐ幹線道路を封鎖し、ウクライナ軍の補給ルートの寸断も試みている。

>一方、キーウ中心部のシェフチェンキフスキー地区では26日未明、複数の爆発が起こり、9階建ての集合住宅など少なくとも2棟で火災が発生した。キーウ市長が通信アプリ「テレグラム」で明らかにした。

>数人が病院に搬送され、生き埋めになった住民の捜索も続く。現地メディアは少なくとも男性1人が死亡、5人が負傷したと伝えた。キーウへのミサイル攻撃は郊外の鉄道修理工場が被弾した5日以来となる。

>ロイター通信によると、26日未明にかけキーウのほか、北部ジトーミルや西部リビウなどウクライナ全土で50発近いミサイル攻撃があった。北東部ハリコフ州にある原子力研究施設も被弾したとみられる。核燃料の保管施設での被害は伝えられていない。

>ウクライナのゼレンスキー大統領は25日のビデオ演説で「セベロドネツクを含め、ロシアに奪われたすべての都市を取り戻す」と語った。ウクライナ全土で24時間に45発のミサイル攻撃があったとし「国民の精神を破壊しようとする冷笑的な試みだ」と強く非難した。

<参考=「ロシア、セベロドネツク「制圧」 首都にはミサイル攻撃」(日本経済新聞)>
(22/06/26)


【閻魔大王】 2022/06/28 (Tue) 13:23

副題=ロシア国債、不履行の見解 米格付け大手が表明 欧米制裁、利息払えず(産経新聞)

ロシア当局の言は、下記<寄稿>
寄稿閻魔大王 2022/06/27 (Mon) 21:59

に対し、
米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、元々が、5月に支払い期日を迎え、1箇月間の猶予を与えたが、尚、利払い出来ずが故、債務不履行に当たると、反論したです。

>米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは27日、5月に支払期日を迎えた外貨建てロシア国債がデフォルト(債務不履行)に当たるとの見解を示した。ウクライナ侵攻後に欧米が制裁を科し、利息の支払い手段がなくなったのが理由。ロシアは返済の能力も意思もあると訴え、反発している。ロイター通信が報じた。

>この国債はドル建てとユーロ建てで計1億ドル(約135億円)相当の利払いをすることになっており、5月27日に期限を迎えた。ロシアは支払ったと発表したが、経済制裁の影響で今月26日の猶予期限までに国債保有者に届かず、債務不履行と見なされた。(共同)

<参考=「ロシア国債、不履行の見解 米格付け大手が表明 欧米制裁、利息払えず」(産経新聞)>
(22/06/28)


【閻魔大王】 2022/06/28 (Tue) 20:34

副題=待望の重火器配備 対ロシア掃討体制整う(Wedge)

いよいよの、
反転攻勢に出られるの体制<?>

>ウクライナ情勢をめぐって、現地で情報収集などにあたっている松田邦紀大使は、ゼレンスキー大統領らが各国に強く供与を要請していた重火器の前線配備が、先週末までに完了したことを明らかにした。戦局挽回に不可欠ともいうべき強力な〝援軍〟であり、これらの投入によって攻勢にさらされている東部での反撃態勢が整ってきた。

>供与されたのは、米国から高機動ロケット砲システム(HIMARS)、ドイツ提供の155ミリ自走榴弾(りゅうだん)砲など。より長距離の攻撃が可能となるが、松田大使によると、ウクライナ軍高官は、これら火砲が力を発揮、すでに効果をあげ始めたと説明している。

>ゼレンスキー大統領らウクライナ側は、重火器の数、規模においてロシアより著しく劣勢を強いられているとして、米国はじめ西側に矢の催促、供与の遅れに焦りと不満を隠していなかった。重火器配備と時期を同じくして、東部ルハンスク州の要衝、セベロドネツクをロシア側が制圧したと伝えられたが、大使は、次の作戦を行うためにウクライナ軍が「組織的、戦術的」退却した可能性があるとの米国側の見方を紹介した。


>経済制裁は精密兵器製造に打撃か

>ウクライナが、今後、徹底抗戦を貫き、持ちこたえられるかどうかについて松田大使は、「各国による強力な対露制裁の維持・強化、ウクライナへの軍事、財政支援の継続がカギになる」と指摘。欧州連合(EU)が「加盟候補国」の地位を与えたことの意義、重要性に言及した。

>一方、西側による対露制裁は確実に効果をあげ、その結果、ロシアにおけるミサイルなど精密兵器に加え、半導体、先端技術製品、部品などの生産に打撃が出ているという。ロシアの経済専門家も悲観的な見通しを隠さず、最大手銀行ズベルバンクの総裁はロシア経済が2021年レベルに回復するまで10年以上がかかると予測している。


>和平交渉「ウクライナの意志を無視するな」
>中断している和平交渉再開の見通しは立っていないが、今後の戦局次第では夏の終わりごろまでには、ウクライナに有利な立場で再開にこぎつける可能性もあるという。ロシアに強硬姿勢をやわらげる姿勢がみられないと前置きしながら、大使は「国際社会がウクライナの意志を無視して、その将来を決めるようなことをすべきではない」と強調した。

>この発言は、欧州の一部がウクライナに不利な和平構想で停戦を急ごうとしていることを念頭に、〝大国の論理〟によってウクライナを見殺しにすることがあってはならないとの警告とみられる。和平実現を待たずにウクライナ復興に向けた動きも始まっているが、第2次大戦後の自らの再建、イラクなど各国紛争後の支援などで日本がもつノウハウへの期待が高く、ウクライナ政府が発足させた「復興評議会」には、すでに日本人専門家も参加しているという。


>岸田首相らにキーウ訪問の計画なし
>戦闘の最中にも各国首脳が相次いでキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領らとの会談で全面支援を表明しているが、岸田文雄首相ら日本政府首脳らの訪問計画はないという。

>各国が、閉鎖していたキーウの大使館を相次いで再開しているなか、日本大使館も条件が整い次第、再開する方針であることを明らかにした。キーウの日本大使館は3月初めに一時閉鎖、現在は隣国ポーランドのジェシュフに開設した臨時事務所で業務に当たっている。


>松田大使インタビューの主な内容(後半)は次の通り。

>――ウクライナが持ちこたえられるかどうかのカギは何か。 
>大使 「国際社会の結束強化、強力なロシア制裁の実施、そして、人道・財政・軍事協力など、物心両面でのさまざまな支援につきる」

>「各国による武器供給や軍事訓練は確実に継続されている。6月中旬の北大西洋条約機構(NATO)国防相会合では、重火器や長距離システムの追加供与を改めて発表した」 


>――それら重火器はすでに搬入されているのか。
>大使 「6月21日、ウクライナのレズニコフ国防相は、ドイツ供与の155ミリ自走榴弾砲がすでに前線に配備されていると明らかにした。25日にはザルジニー軍総司令官も米国から提供された高機動ロケット砲システム(HIMARS)がやはり前線に投入され、ロシアに対する攻撃で成果をあげていると説明している」


>――激戦が続いていたドンバス地方のルハンスク州セベロドネツクが陥落したと報じられたが。
>大使 「米国防総省スポークスマンは、組織的、戦術的退却であり、次の作戦を効率的に遂行するための体勢強化だと、むしろ評価した。重火器の戦線投入で戦局がどう展開するのか、注目される」


>――軍事以外での支援はどうか。
>大使 「6月23日、ブリュッセルで開かれたEU首脳会議で、ウクライナに『加盟候補国』のステータスが正式付与されたのは重要な外交上の動きだ。ウクライナ政府は、高く評価、歓迎しており、国民も大きく勇気づけられている」


>――事態収拾をめぐって西側に考え方の違いがあるようだ。独仏などは停戦を急ぐべきと主張、英、ポーランドのようにロシアの脅威を徹底的に除去すべきだと訴える国もある。
>大使 「5月にイタリアが4段階の和平プランを国連に提出、国連事務総長に加えいくつかの国も仲介努力を行っているが、ロシア側は自らの強硬な立場を和らげて歩み寄ろうとする姿勢をまったく見せていない」


>――各国の和平案に対するウクライナ側の姿勢は。
>大使「6月6日にゼレンスキー大統領がいかなる和平案での交渉も行われていないと公に言明した。このような不協和音が伝えられる中で、6月16日、独仏伊3カ国首脳がそろってキーウでゼレンスキー大統領と会談した」


>――3カ国首脳が、ウクライナに譲歩を迫ったりしたことはなかったのか。
>大使 「ウクライナのクレバ外相によると、3カ国首脳は、『無理強いや説得、または圧力をかけることはなかった』と説明している。とりあえず団結と連帯は維持されたとみていい」


>――「大国の論理」による解決を押し付けることは許されないと思うが。
>大使 「ウクライナが懸命に祖国を守る努力を続けている時に、国際社会がウクライナの意思を無視して、その将来を決めるようなことはすべきではない」


>――双方による直接の和平交渉が再開される見通しは。
>大使 「和平交渉は侵略直後の2月下旬から始まり、オンライン形式も含めて継続されたが、5月中旬から中断している。交渉再開を予測するのは難しい」

>「6月18日、ウクライナの交渉団長で、与党『国民の奉仕者党』のトップも勤めるアラハミア氏が、いくつかの戦線でウクライナ軍が反転攻勢に出て、8月末には優位な立場で再開できると示唆したことは注目すべきだ」


>各国大使館の再開状況は?

>――ロシアに対する経済制裁は効果をあげているのか。
>大使 「明らかだ。6月16日にサンクトペテルブルで開催された国際経済フォーラムで、ロシア中央銀行の総裁は、国内生産の15%が影響を受けて対外経済の条件が変化、経済の迅速な回復の可能性について悲観的な見通しを述べた。翌日、ロシア最大の銀行、ズベルバンクの総裁も経済が21年レベルにまで回復するには10年以上かかると悲観論を示した」


>――軍事部門での影響は。 
>大使 「欧米の軍事専門家の間では、半導体、先端技術、部品等の調達が困難になって軍需産業、とくにミサイルなど精密兵器の生産に大きな支障が出ているという分析もなされている」


>――プーチン大統領の重病説がある。クーデターの可能性とあわせて何らかの情報をもっているか。
>大使 「いろいろと報道されているが、それ以上の情報は持ち合わせていない」 


>――日本はこれまで、対露制裁でG7と足並みをそろえて外交官追放など健闘してきた。各国首脳らのキーウ訪問が相次いでいるが、日本の首相らの訪問の可能性は。
>大使 「現時点では計画はない」


>――キーウの大使館を再開する国が増えているが、日本は。
>大使 「開戦前、キーウには78の大使館及び国際機関代表部が置かれていた。(一時隣国などに移動した後)6月中旬になって、51がキーウに戻り、業務を再開している。わが国としても、現地の情勢などを注視しながら、総合的に検討している」


>ウクライナ政府はすでに復興計画を検討

>――戦後のウクライナ復興で日本が果たすことのできる役割は。
>大使 「復興には長い期間と膨大な資金が必要。ウクライナは、第2次世界大戦後の再建、カンボジア、イラク、アフガニスタンの紛争後の支援、相次ぐ国内の自然災害からの復興を通じて、多くの経験とノウハウ、人材を持つ日本の役割に強く期待している」

>「政府・自治体・民間のオールジャパンで協力すれば、道路、鉄道、空港、橋、学校等の公共インフラ、製鉄所や化学工場等の産業施設の復旧・復興において大きな役割が果たすことができるだろう」


>――ウクライナ政府はすでに復興計画を持っているのか
>大使 「大統領のもとに設置された『国家復興評議会』の作業部会(WG)にはウクライナのほか日本人を含む外国人専門家が多数参加している。欧州統合、金融システム改革、戦争被害の評価、復員軍人補償、スポーツ、文化再建など、幅広い分野を網羅、検討している」

>「単なる戦後復興ではなくて、『Build Back Better』(よりよく作り直す)を標榜して再建を目指しているようだ」


>――計画の具体的な進め方は
>大使 「『後見制度』というアイディアを打ち出している。姉妹都市や経済関係を土台に、各国がウクライナの特定の州や産業セクターの復興を『後見する』という構想。英国がキーウ州及びキーウ市、デンマークがミコライフ州を後押ししたいと表明している」

>「日本からは、京都市とキーウ市、横浜市とオデーサ市が姉妹都市関係にある。横浜からはオデーサに、緊急時に10万人分の飲料水を供給できる移動式浄水器33台が寄贈された」

>『Wedge』2022年6月号で「プーチンによる戦争に世界は決して屈しない」を特集しております。
>ロシアのウクライナ侵攻は長期戦の様相を呈し始め、ロシア軍による市民の虐殺も明らかになった。日本を含めた世界はロシアとの対峙を覚悟し、経済制裁をいっそう強めつつある。もはや「戦前」には戻れない。安全保障、エネルギー、経済……不可逆の変化と向き合わねばならない。これ以上、戦火を広げないために、世界は、そして日本は何をすべきなのか。
>特集はWedge Online Premiumにてご購入することができます。
>樫山幸夫

<参考=「待望の重火器配備 対ロシア掃討体制整う」(Wedge)>
(22/06/28)


【閻魔大王】 2022/06/30 (Thu) 22:09

副題=ロシア軍が「空洞化」と英国防省 退役者で将校補充か ウクライナ、戦いつつ撤退も(時事通信)

<表>
戦力比較



>英国防省は28日、ロシア軍がウクライナ侵攻作戦で急速に戦力を消耗していると分析し、軍の「空洞化」が進んでいるとの見方を示した。


>ロシア軍は死傷するなどして戦線を離脱した幹部の不足を補うため、退役将校や予備役を登用。東部ドンバス地方などでは戦闘能力が低下したまま消耗戦を展開しているが、「長期的には持続不可能」とみられている。

>ウクライナ軍によると、ロシア軍は24~28日に巡航ミサイル130発以上を発射した。27日には中部クレメンチュクの商業施設に旧ソ連製の長距離対艦ミサイルが着弾し、市民約20人が死亡。報道によれば、29日にも南部ミコライウで集合住宅が攻撃され、少なくとも3人が死亡した。

>東部の要衝セベロドネツクを制圧したロシア軍は、隣接するリシチャンスクの攻撃に移行している。米シンクタンク「戦争研究所」は報告書で、ウクライナ軍が「戦いながらの撤退」を行っている可能性が高いと分析。近くリシチャンスクを放棄し、西方のセベルスクやスラビャンスク、クラマトルスクを拠点として態勢を立て直すことも視野に入れていると指摘した。

>同研究所は、ロシアが国民総動員をかけずに消耗した戦力を補充する方策を模索しているとも分析した。米国防総省高官の話として、特に深刻化している将校の不足を補うため、退役者や予備役に依存しつつあるとの見方を示した。

>一方、タス通信は29日、ロシア占領下にあるウクライナ南部ヘルソン州当局がロシアとの併合の是非を問う住民投票実施に向け、準備を始めたと報じた。ロシア当局は28日、協力を拒んだとして、州都ヘルソンのコリハエフ市長を拘束した。

<参考=「ロシア軍が「空洞化」と英国防省 退役者で将校補充か ウクライナ、戦いつつ撤退も」(時事通信)>
(22/06/30)
<消滅・23/06/26>


【閻魔大王】 2022/06/30 (Thu) 22:29

<以前に公開のデーターとの比較>

<参考=「NO.332 <ロシアvsウクライナ>侵攻の影響考。」寄稿閻魔大王 2022/03/01 (Tue) 23:55

<図>
兵力比較


<参考=NO.377 続22<ロシアのウクライナ侵攻>膠着/ウクライナは持ちこたえられるのか<?>
(22/07/03)