閻魔大王<NO.177>

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閻魔大王NO.178
402 続36<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍領土奪還本格化/冬場に進めるか<?> 閻魔大王 22/12/03
閻魔大王NO.176

NO.402 続36<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍領土奪還本格化/冬場に進めるか<?><起稿 閻魔大王>(22/12/03)


【閻魔大王】 2022/12/03 (Sat) 09:11

<参考=NO.398 続35<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍領土奪還本格化/されどの道半ば<!>
(22/11/23)


副題=苦境に陥ったロシア軍、「頼みの綱」の作戦も不発に終わるか…ロシア・ウクライナ戦争の今後(現代ビジネス)

冬場の凍結が、どちらの軍に、味方するか<?>
その間に、ロシア軍が体勢を立て直せるか<?>と、されてるですが。元々の士気低く。
その辺り、ウクライナ軍は高く。

又、欧米諸国が、ウクライナえの支援継続を言うてるです。

>本年2月のロシア・ウクライナ戦争開始以降、ロシア軍の侵攻は失敗が続き、ロシア軍は苦境に陥っている。ロシア軍の弾薬の一部はすでに底をついているとの指摘があり、9月にはウクライナ軍が大規模な反撃に成功した。そして11月にウクライナはヘルソン市周辺の奪回に成功した。こうした状況において懸念されているのは、ロシアによる「冬の認知戦」である。


>ロシア軍の2度の侵攻失敗
>2022年2月24日、ロシア軍はウクライナの北部、東部、南部の3方向から同時に侵攻を開始した。これに併せて、ロシア軍はウクライナの主要都市に対して、精密誘導ミサイルなどによる攻撃を行った。しかし、ウクライナ軍の強い抵抗により、ロシア軍の侵攻は失敗し、3月下旬にウクライナ北部から撤退した。

>ロシア軍の精密誘導ミサイルなどのハイテク兵器は、その多くが侵攻の初期段階に撃ち尽くされたと言われている。ロシアは戦前、世界第2位の武器輸出大国であったが、ハイテク兵器製造のための半導体を自前で作る能力はない。そして、ウクライナ侵攻後、経済制裁により半導体の輸入が断たれた。このため、ロシアは冷蔵庫や食器洗い機用の半導体を兵器に転用せざるを得ないという、苦しい状況に陥っている 。

>こうした状況を受け、5月以降、ロシア軍は作戦を大きく修正し、ウクライナ東部に戦力を集中した。ここで活躍したのは、榴弾砲という従来型の兵器である。榴弾砲は大砲の一種であり、19世紀末から陸軍の主力兵器となり、第1次、第2次世界大戦などの20世紀の戦争において最も活躍した兵器の一つである。一般的な有効射程は20~30km程度と比較的短いが、その威力は極めて大きく、21世紀の現代においても陸上部隊の主力兵器である。

>5月以降、ロシア軍は、強力な威力を持つ榴弾砲をウクライナ東部の狭い範囲に集中し、大量の弾薬をウクライナ軍に対して射撃した 。5月から6月の戦闘においてロシア軍が射撃した砲弾の数は、1日あたり約50,000発 、あるいは70,000発 とも言われている。ウクライナ軍が射撃した砲弾は、その約10分の1でしかなく、ロシア軍はウクライナ軍を圧倒した 。そしてウクライナ軍には1日あたり数百人の死傷者が発生し 、ウクライナは東部の自国領土を徐々に失っていった。

>この当時、米国の主要紙においては、ロシア軍の優勢とウクライナ軍の苦境を伝える論稿がほとんどを占めた。こうした中、6月17日にウクライナ外務大臣のドミトロ・クレーバが『フォーリン・アフェアーズ』誌に寄稿し、「ウクライナが最も緊急で必要しているのは、何百もの多連装ロケットシステムと榴弾砲」と、ウクライナへの支援を訴えた 。

>こうした状況を受け、米国はウクライナに対する兵器の供与を続けてきた。米国は、7月初め時点で155mm榴弾砲126門、ハイマース(High Mobility Artillery Rocket Systems:高機動ロケット砲システム)12基などの支援を発表し 、それらの兵器は逐次ウクライナに引き渡された 。また、ウクライナ軍がハイマースを操作できるように、訓練の支援も行った。ハイマースは、榴弾砲よりも射程が長く、前線から離れたロシア軍の司令部や弾薬庫を攻撃することができる。

>ハイマースを供与されたウクライナ軍は反撃を開始し、7月下旬までに約50箇所のロシア軍司令部と弾薬庫を破壊した 。こうした攻撃により、ロシア軍は後方支援能力を削がれ、戦闘能力が低下していった 。ロシア軍が備蓄していた百万発以上の榴弾砲弾薬は、5月から8月までにほとんどが消耗したと見られる。その結果ロシア軍は自壊し、ウクライナの反撃に対し、多くの占領地からの退却を余儀なくされたのである。


>欧米諸国によるウクライナへの軍事情報の提供
>こうしたウクライナ軍による反撃の成功は、欧米諸国による軍事情報の提供によるところも大きい。数十キロ離れた攻撃目標を射撃するためには、ロシア軍の部隊、弾薬庫などの位置に関する正確な情報が必要である。こうした情報は、欧米諸国の有人・無人の情報収集機、軍用偵察衛星が収集し、ウクライナに提供されている。また、商業用衛星、電磁波情報、ソーシャルメディアなど、これまでの戦争にはない新しい手法が用いられている。

>ロシア軍の侵攻の数日後、ゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍に高解像度の画像をリアルタイムで提供するよう、欧米の大手民間通信会社に訴えた。商業衛星画像は、ウクライナ軍の作戦にとって必要不可欠な情報となり、またロシアが発信する偽情報に対抗するのにも役立っている 。

>例えば、ロシアが侵攻開始直前の2月中旬、部隊をウクライナ国境から引き揚げ始めたと発表すると、NATO事務総長は商業衛星画像を引用し、それを強く否定した。また、ロシア軍のブチャにおける残虐行為に関し、欧米の報道各社は商業衛星画像を分析し、ロシア軍の撤退前に人体が路上にあり、集団墓地が存在していたことを立証した 。

>ロシア軍の情報を収集するにあたり、ウクライナと欧米諸国は電磁波情報を有効に活用している。ロシア軍は、最新の暗号通信機に不具合が発生し 、通信を民間の携帯電話に依存していた 。このため、ロシア軍の通信内容は米国の諜報機関に傍受され、ロシア軍部隊の動きや位置、作戦計画の内容などが米国を経由してウクライナ軍に提供された。米国は、こうした情報を得てから30分から1時間以内にウクライナ軍に提供しているという 。

>さらにウクライナ政府は、政府の公式アプリを用いてウクライナ国民が政府に情報提供する仕組みを作り上げた 。ウクライナ国民は、このアプリを使ってロシア軍の動きや不法行為の証拠を政府に提供してきた。ウクライナ政府は、この情報をウクライナ軍の作戦に使うとともに、ロシア軍の残虐行為の証拠をホームページに公表するなど、効果的に用いている。

>このように、ロシア・ウクライナ戦争においては、商業衛星画像、電磁波情報、ソーシャルメディアなど、戦争史上前例のない方法でロシア軍の活動やその正確な位置が明らかになったと言われている 。


>今後のロシアによる「冬の認知戦」
>このようにロシアによる攻撃は手詰まりとなっているが、それを挽回するため、ロシアが今後「冬の認知戦」を行うことが懸念されている 。「認知戦」とは、人間の脳の「認知」に影響を与え、相手の「意志」に影響を及ぼすことにより、戦略的に有利な環境を作り、あるいは戦うことなく相手を屈服させるような戦い方を指す。
これまでのウクライナ軍による反撃の成功は、欧米諸国によるハイマースなどの兵器の供与、軍事情報の提供など、様々な支援によるところが大きい。ロシアは、こうした欧米諸国の支援を、この冬のエネルギー価格の上昇を利用して崩そうとしているのである。

>6月5日、米国に本社を置くサイバーセキュリティ企業が、ロシア連邦保安局のメモを傍受した 。そのメモは、欧州諸国の一般市民をターゲットにした「認知戦」を提案するものだった。具体的な手法は、欧州諸国における生活水準悪化の原因をウクライナへの支援と結び付け、ウクライナ支援に対する一般市民の支持を低下させるというものである。そのメモは、「欧州の納税者の負担でウクライナを武装している」といったナラティブ(物語)を広め、一般市民にウクライナ支援に対する疑念を抱かせるという具体的手法を提案していた。


>アフリカ諸国において成功
>こうしたロシアの計画が、この冬を前にして現実になろうとしている。ロシア産天然ガスの供給が断たれた欧州諸国はエネルギー価格が高騰しており、この冬がどれだけ寒くなるかによって政治、経済、社会的状況が大きく変わると言われている 。ロシアは、こうした状況を利用し、ロシア政府の支援を受けたメディアによるキャンペーンなどを行い、ウクライナに対する欧米諸国の軍事支援、経済援助を崩そうとしているのである 。

>こうしたロシアの「認知戦」は、すでにアフリカ諸国において成功を収めている。戦争初期、ウクライナに留学していたアフリカ人留学生の苦境を伝えるニュースが話題となり、ツイッターでは#AfricansInUkraineというハッシュタグがトレンド入りした。ロシアはこうした状況を利用して偽の情報を流し、アフリカ諸国におけるウクライナに対する評判を悪化させた。

>例えば、実際はロシア軍の包囲によりアフリカ人留学生が避難できなくなったにもかかわらず、ロシア外務省のツイッターアカウントが「ウクライナがアフリカ人学生を人質にしている」という誤った情報を流した。また、ロシアは「アフリカに小麦が届かず食糧危機に直面しているのはウクライナのせいである」という誤った情報をアフリカ諸国に浸透させた。

>このような偽の情報により、アフリカ諸国の世論においては、ロシアを支持しウクライナを非難する意見が多いという。また、多くのアフリカ諸国が国連においてロシアを非難する決議案に反対又は棄権したが、その背景にはロシアの「認知戦」の影響もあったという分析もある 。

>ただし、欧州諸国はアフリカ諸国とは異なり、こうしたロシアの「認知戦」に影響される可能性は少なく、この冬も結束してウクライナを支援することができるという見方もある 。ロシアの「冬の認知戦」は、ロシアが流す偽の情報と、欧米諸国の結束との戦いとなることが予想されている。

>ウクライナ国民の「認知」を標的とした「上からのテロリズム」
各種の弾薬が枯渇して苦境に陥ったロシアは、北朝鮮からの弾薬の購入を開始したとされ、ホワイトハウスは、北朝鮮がかなりの数の砲弾をロシアに密かに供給していると非難している。ホワイトハウスのジョン・カービー国家安全保障報道官は11月2日、「我々の情報では、北朝鮮は、中東や北アフリカの国々を経由してロシアに弾薬を供給することにより、供給方法を曖昧にしようとしている」と非難した。しかし、ロシア軍の戦力は大きく低下しており、こうした砲弾の供給が行われたとしても、今後の戦局を大きく変えることはないという見方が一般的である 。

>ロシアは、こうした苦境を脱するため、イランからドローンやミサイルを購入し、新たな航空攻撃を開始した 。10月、ロシア軍はウクライナ全土の都市と電気インフラに対するミサイル、ドローンによる攻撃を実施した。この攻撃により、ウクライナの発電能力の約40%が停止した 。さらに、送電・変電施設も被害を受けており、周辺国からの電力の輸入も困難となっている 。このため、ウクライナ国民はこれから迎える冬の寒さの中、厳しい生活を余儀なくされる。

>このような航空攻撃は、歴史的に「上からのテロリズム」と呼ばれている。これは、テロリストが市民を標的として攻撃を行う「下からのテロリズム」と同様に、空を経由して行われるテロリズムの一種である。テロリズムの本質は「恐怖」であり、物理的な効果ではなく、相手に心理的なダメージを与えることが目的である。ロシアは、ウクライナ国民の心理面を標的とし、ウクライナにとって不利な和平合意に追い込もうとしているのである 。

>このような市民を標的とした航空攻撃には、100年の歴史がある。1903年のライト兄弟の初飛行以降、航空機の軍事利用に注目が集まった。1920年代には、航空機により敵国市民を爆撃すれば、恐怖に駆られた市民が降伏を主張し、容易に戦争に勝利できるという理論に注目が集まった。

>しかし、市民を標的とした爆撃には効果がなく、むしろ逆効果であることは、歴史が証明している。第二次世界大戦において、ドイツ軍の爆撃機がロンドンなどのイギリスの都市を爆撃した。しかし当時のイギリス国民は、降伏を主張するどころか、チャーチル首相のもとに結束しドイツに対する反撃を決意した。

>米軍は朝鮮戦争で北朝鮮の発電所の90%を破壊し、ベトナム戦争で北ベトナムの発電所のほぼ全てを破壊し、湾岸戦争ではイラクの発電所の90%を破壊したが、こうした爆撃は戦争終結に大きな影響を与えなかったと言われている 。

>このように、市民を標的とした航空攻撃は、「上からのテロリズム」と呼ばれ、非道かつ非倫理的である上に、軍事的にも効果がないことが歴史上証明されているのである。

>ロシア軍によるウクライナに対する攻撃は、2度にわたり失敗に終わっている。5月から6月頃、ロシア軍の榴弾砲の集中射撃による攻撃が成功し、ウクライナ軍の苦境が伝えられた。しかし、ウクライナ軍は、欧米から供与されたハイマースなどの兵器と軍事情報を活用し、反撃に成功した。

>苦境に陥ったロシア軍が頼みの綱としているのは「冬の認知戦」である。ロシアは、エネルギー価格が高騰している欧州諸国を標的とし、ウクライナに対する支援を崩すために様々な偽の情報を流そうとしている。また、ウクライナの発電施設を攻撃し、ウクライナ国民の「認知」を標的とした「上からのテロリズム」を行っている。

>しかし、このような「テロリズム」によって戦争に勝利できないことは、歴史が証明している。また、欧州諸国の政府と市民は、ロシアの「認知戦」よる影響を簡単には受けないであろう。この冬のロシア・ウクライナ戦争は、ウクライナとウクライナを支援する国際社会の結束にかかっているのである。

>(本稿は、筆者個人の見解であり、筆者の所属する組織の見解を示すものではない。)

<参考=「苦境に陥ったロシア軍、「頼みの綱」の作戦も不発に終わるか…ロシア・ウクライナ戦争の今後」(現代ビジネス)>
(22/11/27)


【閻魔大王】 2022/12/03 (Sat) 19:42

副題=ロシア、ザポロジエ原発から撤退の兆し=ウクライナ原発企業(Reuters)

撤退も、原子力発電所の器具、装置等々、持ち出してるらしく。
持ち出しなる表現、大人しくの、事実上の奪略してるです。

>ウクライナの国営原子力会社の責任者は日曜日、ロシア軍が侵略直後の3月に押収した広大なザポリージャ原子力発電所から撤退する準備をしている兆候があると述べた。

>そのような動きは、最前線が何ヶ月もほとんど移動していない部分的に占領された南東ザポリージャ地域での大きな戦場の変化になるでしょう。原発周辺で繰り返される砲撃は、核の大惨事の恐れに拍車をかけています。

>「ここ数週間、(原発)から立ち去る準備をしている可能性があるという兆候が現れたという情報を効果的に受け取っています」と、エネルゴアトムの責任者であるペトロ・コティンは全国テレビで語った。

>「第一に、ロシアのメディアには、(原発を)明け渡す価値があり、(国際原子力機関(IAEA)に(その)管理権を渡す価値があるという非常に多くの報道があります」と彼は国連の核監視機関に言及して述べた。「彼らはバッグを詰めて、できる限りすべてを盗んでいるという印象を受けます。」

>1986年にチェルノブイリで世界最悪の原子力事故が発生したロシアとウクライナは、もはやエネルギーを生成していないザポリージャ原子炉複合施設を砲撃したとして、何ヶ月も繰り返し非難してきました。

>ロシア軍が工場を去ることについて話すのは時期尚早かどうか尋ねられて、コティンはテレビで言った:「それは時期尚早です。今は見られませんが、彼らは(去る)準備をしています。」

>「すべての(ウクライナの)職員は、検問所を通過してウクライナの(支配する)領土に旅行することを禁じられています。」

>IAEA長官は11月23日にイスタンブールでロシアの代表団と会い、原子力災害を防ぐためにヨーロッパ最大の原発周辺に防護地帯を設定することについて話し合った。ザポリージャはかつてウクライナの電力の約5分の1を供給していました。

>ロシアのRIA通信は、会議の翌日、セルゲイ・リャブコフ外務副大臣が、保護区域に関する決定は「かなり迅速に」行われるべきであると述べたと引用した。

>ウクライナは今月、南部の都市ヘルソンと、ザポリージャ州の東にあるヘルソン地域のドニプロ川の右岸にある土地の一部を奪還しました。

>金曜日、国連の核監視機関は、ロシアのミサイル弾幕が40年ぶりに閉鎖を余儀なくされた2日後、政府支配地域にあるウクライナの3つの原子力発電所がグリッドに再接続されたと述べた。

<参考=「ロシア、ザポロジエ原発から撤退の兆し=ウクライナ原発企業」(Reuters)>
(22/11/28)
<削除・23/12/10>


【閻魔大王】 2022/12/04 (Sun) 18:59

副題=ロシア「10日で制圧」失敗 ウクライナにも誤認―英報告書(時事通信)

振り返れば、ロシアは、ウクライナを甘く見た。
又、侵攻の24時間前に、発令がため、徹底出来なかった<?>

ウクライナは、ロシアの攻撃地点を見誤っていた。

どちにしろ、ロシアは、ウクライナに進軍で、歓迎されると。

>英王立防衛安全保障研究所(RUSI)は、ロシアによるウクライナ侵攻について「(2月下旬の開始から)10日間で作戦を終えて占領し、8月までに全土を併合する計画だった」とする報告書をまとめた。方面によってはロシア軍の戦力が最大12倍だったにもかかわらず、首都キーウ(キエフ)制圧に失敗した要因を詳述している。

>RUSIがウクライナ軍から聞き取りを行った上で報告書を作成し、11月末に公表した。侵攻初期にロシア軍の進撃を許したウクライナ側の問題点も指摘しているのが特徴だ。

>それによると、ロシア軍参謀本部は奇襲による「電撃作戦」の効果を高めるべく、秘密保持を徹底。演習名目で国境付近に集結していた部隊への命令は、侵攻開始のわずか24時間前だった。これがあだとなり「弾薬、燃料、食料、そして作戦への理解」が不足する結果になったという。

>一方、報告書はウクライナ軍の「判断ミス」も列挙している。2014年からロシアと事実上の紛争状態にあったことで軍事力は強化されていたものの、情報機関は侵攻開始の数日前まで、東部ドンバス地方を主戦場と予想。戦力の半分をそこに振り向けたことで、キーウ周辺の防衛が手薄になっていた。

>また、北の隣国ベラルーシにロシア軍が演習名目で集結していたことを巡り、北部にあるキーウ侵攻につながる恐れがあると西側諸国が事前に警告していたにもかかわらず、ウクライナはこれを軽視。戦力を引き付けるための「おとり」と誤認していた。侵攻を察知し部隊の配置転換を命じたのは、攻撃が始まる7時間前だったという。

<参考=「ロシア「10日で制圧」失敗 ウクライナにも誤認―英報告書」(時事通信)>
(22/12/04)
<消滅・23/11/27>


【閻魔大王】 2022/12/05 (Mon) 22:53

副題=犯罪人まで動員する露軍 大阪大名誉教授 加地伸行(産経新聞)

そりゃまあねえ。
戦争で負けた国等々のを最前線に。
などは、当然の事かと。

>本紙(11月7日付)に「兵員不足で窮余の策 露、重罪受刑者らの動員合法化」という見出しの記事があった。

>読んでみると、こう説明していた。「殺人、強盗など重罪を犯した人の軍への動員を合法化する法改正が…発効した。軍事作戦が8カ月以上続き、戦況悪化に直面するロシア軍の兵員不足を補う窮余の策といえそうだ」と。なるほど。

>しかしこれは、中国史上では珍しいことではなく、ごく当たり前のことであった。

>例えば、秦(しん)の始皇帝が強権をもって中国の全国統一に成功したが、没する。その後継者である二世帝即位から2(西暦前208)年、反乱軍が都に迫ってきたのである。

>そこで軍議を開いたとき、章邯(しょうかん)という人物がこう建議した。「酈山(りざん)〔あたり〕に徒(と)(重罪人)多し。請う、之(これ)を赦(ゆる)し、兵(武器)を授け、以(もっ)て之(反乱軍)を撃たしめよ」と。

>この案が通り、「二世(皇帝)乃(すなわ)ち天下に大赦(たいしゃ)し、章邯を将(総指揮官)たらしめ」反乱軍を撃破したのであった。

>このあたりのこと、司馬遷(しばせん)の『史記』秦始皇本紀に詳述されている。

>この後、長い中国史において歴代皇帝に依(よ)る「大赦」の記録は膨大である。その恩政の名を借りながらも、重罪人を兵卒として使ったであろうことは想像に難くない。

>因(ちな)みに督軍(とくぐん)について一筆。元重罪人の兵は信用がおけない。戦闘中、生命惜しさに戦線から離脱して逃亡しようとしたりするからだ。

>そこで、戦線離脱者を戦線へ追い返す軍があった。これを督軍という。この督軍は、精強で、逃亡者を戦線へ追い返すが、拒否する者は殺してよい権限を持っていた。

>さて、話を現在に戻すと、ロシア軍は法改正まで行って、重罪(殺人や強盗など)を犯した者も、これから兵卒として動員するとのこと。

>そういう連中は、重罪を犯したのであるから、<国家のため>などという心構えなど、あろうはずがない。

>考えていることは、容易に想像できる。本気で戦闘行為など行ったりしない。適当に狡賢(ずるがしこ)く生き延びること第一。

>後は、軍服を着て、正規軍の顔をしながら、ウクライナ人の空き家で家捜しするなどして、盗めるだけ盗み、少しでも多くの財物を略奪する日々を送るのであろう。

>なるほどこの策によって、ロシア軍は員数だけはそろえられる。<わが軍1千>というよりも、<わが軍1万>というほうが頼もしい。

>しかし、そんな軍勢で行う戦争とは何なのであろうか。

>犯罪人までかき集めての雑軍。「ロシア軍によるウクライナ侵略」という元々、<大義>がなかった戦いに加えて、ますます、<大義>など見えなくなるであろう。犯罪人の動員は、かえって害をもたらす火のようなものだ。

>『春秋左氏伝』隠公(いんこう)4年に曰(いわ)く、兵は猶(な)お火のごとし、と。 (かじ のぶゆき)

<参考=「犯罪人まで動員する露軍 大阪大名誉教授 加地伸行」(産経新聞)>
(22/12/04)


【閻魔大王】 2022/12/06 (Tue) 10:40

副題=ヘルソン対岸に橋頭堡確保か 東部では激戦続く―ウクライナ(時事通信)

ヘルソン対岸に、ウクライナ国旗を掲揚した<!>

>ウクライナ軍特殊部隊は3日、11月に奪還した南部ヘルソン市の対岸に橋頭堡(きょうとうほ)を確保したと明らかにした。ドニエプル川東岸にあるとされる塔にウクライナの国旗を掲げた映像を公開した。一方、ゼレンスキー大統領は、東部戦線で激しい戦闘が続いていると語った。

>ウクライナ軍特殊部隊は通信アプリ「テレグラム」で「長い間、慎重にこの任務の準備を進めてきた」と説明。「ここが東岸地域を奪還するための跳躍台になる」と強調した。

>ドニエプル川西岸にあるヘルソン市から撤退したロシア軍は、東岸に強固な防衛線を敷き、態勢立て直しを図っていた。米シンクタンクの戦争研究所は「事実であれば、ウクライナ軍の東岸での軍事作戦に道を開くことになる」と分析した。

>東部情勢については、ゼレンスキー氏が3日のビデオ演説で、ドネツク州バフムトとソレダルで「最も激しく、最も苦痛を伴う」戦いが続いていると指摘した。ロシア軍の猛攻にもかかわらず、ウクライナ軍は戦線を維持しているという。

<参考=「ヘルソン対岸に橋頭堡確保か 東部では激戦続く―ウクライナ」(時事通信)>
(22/12/04)
<消滅・23/11/27>


【閻魔大王】 2022/12/06 (Tue) 18:22

副題=自ら運転、クリミア橋走行 プーチン氏、修復アピール(産経新聞)

クリミア橋が、早くも、修復された<!>

<写真1>
クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋を自ら運転する車で走行するプーチン大統領(ロシア大統領府提供・タス=共同)



<写真2>
ロシア本土と結ぶクリミア橋。一部が崩落し、貨物列車の燃料タンクが炎上している(タス=共同)



>ロシアのプーチン大統領は5日、2014年に併合したクリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋を自ら運転する車で走行し、今年10月の爆発で一部が崩落した橋の修復をアピールした。国営テレビなどが報じた。

>フスヌリン副首相と橋を訪れたプーチン氏は復旧に携わった建設作業員らと会い「クリミアとの陸路による通行手段を確保する必要がある」と述べ、今後もクリミアをロシアの一部として発展させる姿勢を強調した。フスヌリン氏は、来年夏ごろまでに全ての修復工事が終わるとの見通しを示した。

>ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー政権はクリミア奪回を目指すと強調している。

>10月に橋を走行中の自動車が爆発し、車道と鉄道の一部が破損した。プーチン氏はウクライナによる民間インフラを狙ったテロだと非難。ゼレンスキー大統領は関与を否定した。(共同)

<参考=「自ら運転、クリミア橋走行 プーチン氏、修復アピール」(産経新聞)>
(22/12/06)


【閻魔大王】 2022/12/06 (Tue) 18:54

副題=予備役10万人死傷いとわず 反攻までの「時間稼ぎ」―ロシア(時事通信)

既に、10万人が、戦死とされてるです。
更に、10万人は、本当か<?>

但し、世界大戦の戦死者数と、比較では、少ないですが。
そもそもが、ロシアでは、戦況は知らされておらず。

>ロシアのプーチン政権が、ウクライナでの戦闘長期化を視野に、兵士の犠牲をいとわず態勢の立て直しを進めているとの見方が浮上している。独立系メディアは、劣勢のロシア軍が春の反攻に向けた「時間稼ぎ」のため、この冬に予備役30万人の多くを危険な前線近くに投入する見通しだと報道。うち3分の1の「約10万人」が来年夏までに戦死傷者として失われることも、政権は覚悟しているという。


>ウクライナ侵攻開始後、戦死傷者などロシア軍の人的損害は「10万人超」(米軍)と推計されている。報道は、これが2倍になるというプーチン政権の見込みを示すものだ。戦闘が長期化すれば、民間人を含むウクライナ側の犠牲者もさらに膨らむ恐れがある。

>独立系メディア「バージニエ・イストーリー」は25日、ロシア軍や治安機関の内部情報を基に「前線での敗北や人的損害にもかかわらず、プーチン大統領は首都キーウ(キエフ)制圧計画を放棄していない」と報じた。目標達成のため、数年に及ぶ作戦も辞さない構えだという。

>連邦保安局(FSB)関係者の話として伝えられたところでは「今は時間を稼ぎ、動員兵(予備役)を投入して前線を安定させる。春になったら(攻撃を)再開する」のが政権の計画。十分な訓練を受けていない予備役に多大な戦死傷者が出るのは承知の上で、欠けた分は「(兵役義務がある18~27歳の)徴集兵で埋める」方針だという。

>11月1日に始まった秋の徴兵期間の対象者は約12万人。新兵を巻き込むことに世論の反発は強く、ショイグ国防相は「特別軍事作戦の地域には派遣しない」と約束した。ただ、どこがその「地域」に当たるかは明確でなく、米シンクタンクの戦争研究所も、新兵が春に6カ月間の訓練を終えた後、「ウクライナに送られる公算が大きい」と分析している。そうなれば、ロシア軍の戦死傷者はさらに増えることになりそうだ。

<参考=「予備役10万人死傷いとわず 反攻までの「時間稼ぎ」―ロシア」(時事通信)>
(22/11/30)
<消滅・23/11/27>


【閻魔大王】 2022/12/06 (Tue) 22:42

副題=ウクライナ全土に新たなミサイル攻撃 氷点下5度のキーウ州4割停電(産経新聞)

ロシア軍の、ウクライナ全土えの連日のミサイル攻撃で、大規模停電。

>ウクライナ各地で5日、ロシア軍による新たなミサイル攻撃があり、大規模な停電が発生している。南東部ザポロジエ州では住宅にミサイルが撃ち込まれ、少なくとも2人が死亡、子どもを含む3人が負傷したという。

>ロシアのミサイル攻撃はこのところ途絶えていたが、再び起きた大規模攻撃に市民からは気温が下がるのを待っていたのではと疑う声も聞かれた。(映像 ロイター)

<参考=「ウクライナ全土に新たなミサイル攻撃 氷点下5度のキーウ州4割停電」(産経新聞)>
(22/12/06)


【閻魔大王】 2022/12/06 (Tue) 22:54

副題=ウクライナ、無人機でロシア深部攻撃か 原油価格は上限超え取引(REUTERS)

ロシアからは、ミサイル攻撃で、大規模停電。

ウクライナからは、ロシア本土の空軍基地にドローン攻撃。
尚、ウクライナから、数百キロ離れた基地でもある。

どちにしろ、ウクライナ軍から、したら、当然の攻撃である。従前より、奇妙な、戦争であると。
ロシアからは、ウクライナに攻撃で、戦地、ウクライナ。
ウクライナから、ロシア本土えの攻撃は、許さんと。何を以て、許さんかと、なれば、ロシアとして、より、強力な攻撃をすると。意味は、核兵器の使用を、意味するのか<?>

>ウクライナ各地で5日、ロシア軍による新たなミサイル攻撃があり、大規模な停電が発生した。一方ロシアは、戦線から数百キロメートル離れた空軍基地2カ所でウクライナのドローン攻撃があったと発表した。

>ウクライナに対する新たなミサイル攻撃は数日前から予想されていたものの、これまでに受けたインフラ被害が修復され緊急停電が終了する予定の矢先の出来事だった。この攻撃により、一部地域では気温が氷点下になる中で停電に見舞われた。

>ゼレンスキー大統領はこの日、ロシアのミサイル攻撃で少なくとも4人が死亡したと述べた。ウクライナ軍によると、ロシア軍が5日に発射したミサイル70発超のうち60発超を撃ち落とした。

>エネルギー業界の関係者は、すでに電力供給の復旧作業に取り掛かっていることを明らかにした。

>一方ロシア国防省は5日、中南部リャザン州とサラトフ州の空軍基地2カ所にウクライナのドローン攻撃があり、軍事要員3人が死亡したと発表した。その他4人が負傷したほか、航空機2機が軽い損傷を受けたという。

>ロシア国防省は、低空を飛行していた無人機を迎撃し撃墜したと述べた上で、長距離飛行の妨害を目的としたテロ行為だと批判した。

>この攻撃はウクライナによるものとは直接的には確認されていないが、もしそうであれば、2月24日にロシアがウクライナに侵攻して以来、ロシア深奥部に最も近い攻撃となる。

>サラトフ州のエンゲルス基地はモスクワの南東約730キロに位置し、ロシアの空輸核戦力を収容する2つの戦略爆撃機基地の1つ。

>ウクライナ軍は同国南部・東部に及ぶ1100キロメートルの前線をはるかに超えるロシアの戦略的標的を攻撃する能力を高めていることを実証している。

>サラトフは最も近いウクライナ国境から少なくとも600キロメートル離れている。ロシア側からは、ウクライナがロシア国内をそこまで深く攻撃できるなら、モスクワを攻撃することも可能との見方が出ている。

>これまでに起きた原因不明の爆発は、ウクライナに近いロシア国内の武器庫や燃料庫のほか、2014年にロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島で少なくとも7機の戦闘機が撃墜されるなどだった。

>プーチン大統領はこの日、クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋を車で走行した。物流の動脈かつウクライナ南部のロシア軍への補給経路とされていたこの橋でも、10月に爆発があった。

>ウクライナはいずれの爆発についても自軍の攻撃によるものとは確認しておらず、ロシアの「因果応報」とだけ述べている。

>ウクライナ大統領府のポドリャク顧問はツイッターへの投稿で「もし他国の空域に何かが発射されたら、未確認の飛行物体は遅かれ早かれ出発点に戻るだろう」と皮肉った。

<ミサイルの破片がモルドバに落下>

>ロシアは複数の戦線で撤退を余儀なくされた10月初旬以来、ほぼ毎週のようにウクライナのエネルギーインフラを攻撃する方針に転換している。

>ウクライナと国境を接するモルドバの警察は5日、ウクライナとの国境付近でミサイルの破片を発見したと発表した。

>この日は南東部ザポロジエ州で住宅にミサイルが撃ち込まれ、少なくとも2人が死亡、子どもを含む3人が負傷した。

>北部キーウ州や南部オデーサ州などでもエネルギー施設にミサイルが命中。キーウ州のクレバ知事によると、攻撃によって同州の40%で電力がストップしている。

<ロシア産原油価格上限が発効>

>主要7カ国(G7)と欧州連合(EU)はこの日から、ロシア産原油の価格に1バレル=60ドルの上限を適用した。

>ロシア側は減産を余儀なくされてもこの措置には従わないと表明。ウクライナのゼレンスキー大統領は、この措置は不十分で戦争抑止にはほとんど役立たないと批判している。

>リフィニティブのデータと業界筋の推計によると、5日のアジア市場で、東シベリア太平洋(ESPO)パイプラインでロシア極東のコズミノに輸送されるESPOブレンド原油は1バレル=約79ドルと、G7やEUが課した60ドルの価格上限を約3割上回って取引されたことが分かった。

<参考=「ウクライナ、無人機でロシア深部攻撃か 原油価格は上限超え取引」(REUTERS)>
(22/12/06)
<削除・23/12/10>


【閻魔大王】 2022/12/07 (Wed) 00:42

副題=ロシアの2空軍基地にドローン攻撃、爆撃機損傷の報道も(日本経済新聞)

そらねえ。
ウクライナからしたら、ミサイル発射地点をば、攻撃して、当然<!>


>ロシア国防省は5日、モスクワ近郊のリャザン州と西部サラトフ州にある計2カ所の空軍基地がウクライナのドローン(無人機)による攻撃を受けたと発表した。ミサイルを搭載する戦略爆撃機「TU95」が損傷したとの報道もある。ウクライナでは同日、ロシアによる大規模なミサイル攻撃があった。

>ロシアの独立系メディアは、サラトフ州のエンゲルス空軍基地で「TU95」2機が損傷したと報じた。国防省によると、2空軍基地を狙ったウクライナのドローンを撃ち落としたが、破片が落下してロシア兵3人が死亡した。いずれもウクライナ国境から400~500キロ程度離れており、攻撃がどのように実行されたのかは不明だ。

>2つの空軍基地はいずれも、ウクライナを攻撃する爆撃機の基地とされる。ウクライナ側は公式な見解を示していないが、ポドリャク大統領府長官顧問はツイッターで「他国の空域に何かを発射したら、いずれ発射地点に正体不明の飛行物体が戻ってくるものだ」とコメントした。

>ウクライナ高官によると、同国南東部ザポロジエで5日、ロシアのミサイル攻撃が建物に着弾し、少なくとも2人が死亡した。ウクライナ軍によると、全土に約70発以上のミサイル攻撃があり、うち約60発を迎撃した。ミサイル攻撃は11月下旬以降、減っていたが、ウクライナ側は大規模な再攻撃が近いとみて警戒していた。

>ロイター通信によると、モルドバのウクライナ国境近くでも5日、ミサイルの破片が見つかった。ウクライナを狙ったロシアのミサイルが迎撃されるなどして国境を越えた可能性がある。ウクライナ外務省の報道官は「ロシアのミサイルの脅威がウクライナだけでなく、隣国にも及ぶことが再び示された」と述べた。

<参考=「ロシアの2空軍基地にドローン攻撃、爆撃機損傷の報道も」(日本経済新聞)>
(22/12/05)


【閻魔大王】 2022/12/07 (Wed) 07:59

副題=ロシアに2日連続ドローン攻撃 燃料炎上、新たな局面に―ウクライナ(時事通信)

この奇妙なるの戦争も、新たな局面に。
つまり、ここまでは、ロシアから、ウクライナに攻められっ放しであったのが、ここまらは、ウクライナから、ロシア本土えの、攻撃もあるゾと。

そらねえ。
ロシアもやり過ぎ。
かと、申しの、戦争ですが。

再度の、イザとなれば、核兵器、生物兵器も辞さずと、とは、明言せずともの、諸般、脅されてたら、やり難かったは事実。

>ウクライナと国境を接するロシア中部クルスク州で6日、ドローン攻撃があり、飛行場の燃料タンクが炎上して黒煙が上がった。スタロボイト知事が通信アプリで明らかにした。迎撃戦闘機が駐留していたもようだが、負傷者はいないという。独立系メディアによると、隣接するブリャンスク州にもドローンが飛来し、燃料タンク近くで爆発が起きた。

>ドローン攻撃は2日連続。ロシア中部では5日、長距離爆撃機の拠点2カ所を狙ったウクライナによるドローン攻撃があり、3人が死亡したばかりで、本土の空軍基地に大きな被害をもたらした初のケースとみられている。

>プーチン大統領は6日、国内の状況に関する安全保障会議を開いた。政権系メディアは通信アプリで、5日にドローンが内陸の奥深くまで500キロ以上も侵入した点や、核兵器搭載可能な爆撃機が標的となった点で「従来の攻撃と大きく異なる」と指摘。ウクライナ侵攻が新たな局面に入ったという認識を示した。

>5日のドローン攻撃について、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、ウクライナ高官の話として「ドローンはウクライナ領内から発射され、少なくとも1機は基地近くで特殊部隊が誘導に協力した」と伝えた。

>一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は5日の演説で、「ロシアから70発のミサイルが発射され、その多くが撃墜された」と語った。首都周辺のキーウ(キエフ)州や南部の港湾都市オデッサなどが攻撃され、少なくとも4人が死亡、各地で再び停電や断水が起きているという。ミサイル発射はロシア国防省も発表しており、ドローン攻撃に報復したもようだ。

<参考=「ロシアに2日連続ドローン攻撃 燃料炎上、新たな局面に―ウクライナ」(時事通信)>
(22/12/06)
<消滅・23/11/27>


【閻魔大王】 2022/12/07 (Wed) 20:22

副題=ロシアますます〝大劣勢〟 ウクライナ軍が国産長距離ドローンで攻撃か 「長距離ミサイルが枯渇状態…仕返しをしようとしてもできない」専門家指摘(夕刊フジ)

ロシアが長距離ドローンで、攻撃に対し、報復するにも、ミサイル枯渇で、出来ない<?>
それは、どこからの情報か<?>

言われて、久しいですが、ロシア軍のミサイル攻撃は、止んでおらず。よって、ウクライナ軍が攻撃してるです。

>ウクライナ侵攻を続けるロシアは、さらに追い込まれたのか。前線から数百キロ離れたロシアのエンゲリス空軍基地などで5日以降に起きた爆発が、ウクライナ軍による無人機(ドローン)を使った攻撃だとの見方が強まっている。専門家は、ウクライナによる攻撃だとすれば、ロシアには反撃能力が乏しく劣勢に立たされていると指摘する。

>爆発のあった2基地は、核兵器搭載可能なツポレフ160やツポレフ95などロシアの主力長距離戦略爆撃機の出撃拠点で、ロシア国防省は5日、「ウクライナ軍による攻撃だ」と主張した。

>米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)も同日、消息筋の話としてウクライナ軍の攻撃と指摘。また、ウクライナ国営軍需企業の広報担当者が地元テレビで4日、開発中の射程1000キロの新型軍用ドローンについて「実戦テストしたいと考えている」と述べていたとも伝えた。

>ウクライナはこれまで、米欧諸国が供与兵器の射程を制限していることなどを背景に、ロシア内陸部への長距離攻撃は行ってこなかった。だが、ロシア軍はウクライナ全土のインフラ施設にミサイル攻撃を続けており、ウクライナが供与兵器ではなく自国開発のドローンで攻撃した可能性もある。

>元陸上自衛隊東部方面総監の渡部悦和氏は「事実として、ウクライナが航続距離1000キロの無人機を持ったということを重視すべきだ。この攻撃がウクライナによるものだとすれば、事態がエスカレーションすることはないと思う。ロシアがエスカレーションさせたいと思ったとしても、長距離のミサイルが枯渇状態になっているとみられ、仕返しをしようとしてもできないのではないか」と指摘する。

>欧米など各国にはウクライナへの「支援疲れ」から、停戦を模索する動きもあるとされるが、ウクライナ側はクリミア奪還を目指すなど徹底抗戦の構えだ。侵攻全体への影響はどうなるのか。

>渡部氏は「今回攻撃された基地は、ミサイル攻撃をしようとした戦略爆撃機があるところだ。ウクライナ領内に対するミサイル攻撃を防いだことになり、軍事的意義は大きい。戦争全般を見たら、明らかにロシアが劣勢で、ウクライナが攻勢的な状況になっているとみるべきだ」と語った。

<参考=「ロシアますます〝大劣勢〟 ウクライナ軍が国産長距離ドローンで攻撃か 「長距離ミサイルが枯渇状態…仕返しをしようとしてもできない」専門家指摘」(夕刊フジ)>
(22/12/07)


【閻魔大王】 2022/12/08 (Thu) 01:01

副題=ロシア空軍基地への攻撃は心理的打撃に=西側当局者(Reuters)

ロシアは、無差別攻撃。最近では、インフラ狙い<!>
ウクライナは、軍事基地えの、ピンポイント攻撃。

>西側諸国の高官は6日、ロシアの空軍基地への攻撃はロシアが長距離爆撃機の安全確保をより慎重に考えなければならないことを意味し、強力な心理的打撃になったと述べた。

>ロシア国防省は5日、モスクワ南東リャザニ州と南部サラトフ州の空軍基地2カ所がウクライナのドローン(無人機)に攻撃され、3人が死亡したと発表した。ウクライナは関与を直接認めていない。

>西側諸国の高官は匿名で、今回の攻撃は2月24日のウクライナ侵攻以来、ロシア国内の最深部への攻撃だと指摘。攻撃がウクライナ軍によるものであれば、ウクライナ軍がロシア国内で自由に活動できることが示され、ロシア人の深刻な懸念につながるとし、「心理的な打撃になる」とした。

>また、ロシアが戦略的長距離爆撃機を保管しているのはサラトフ州のエンゲリス空軍基地と確信しているが、ロシアは今後、爆撃機の移動を考えなければならないと言及。爆撃機の保管先を分散させる効果があり、安全な保管先への確信を低下させるとした。

<参考=「ロシア空軍基地への攻撃は心理的打撃に=西側当局者」(Reuters)>
(22/12/07)
<削除・23/12/10>


【閻魔大王】 2022/12/08 (Thu) 08:28

副題=ソ連製ドローン転用か ウクライナ軍、ロシア防空網突破(時事通信)

ドローンであれ、何故に、ロシア内部、奥深くに侵入出来たか<?>
元々が、ロシア設計ドローンで、ウクライナ工場で、製造。

>ウクライナ軍によるとみられるロシア本土の空軍基地へのドローン攻撃では、ソ連時代に開発された無人偵察機の改良型が使用されたという見方が出ている。防空網を突破し、内陸の奥深くまで500キロ以上も飛行しており、ウクライナ軍が運用中のトルコ製の攻撃ドローン「バイラクタルTB2」(航続距離150キロ)では不可能なためだ。


>「ソ連製のドローンで攻撃された」。ロシア国防省は発生当日の5日、ウクライナ軍の攻撃とすぐさま発表した。迎撃したと主張するが、死者が出たことは認めており、核兵器搭載可能な爆撃機の拠点2カ所が狙われたのを深刻に受け止めているもようだ。

>ロシアの政権系メディアによれば、TU141無人偵察機が転用されたとみられている。ウクライナのメディアによると、TU141はソ連時代、ウクライナ北東部ハリコフの工場で生産され、1979年から運用。もともと航続距離400キロだったが、2014年のロシアによる軍事介入後、改良・再投入が決まり、同1000キロまで延びたとされる。

>ウクライナの国営防衛企業ウクロボロンプロムは10月、航続距離1000キロの攻撃ドローンの開発が最終段階にあると明らかにした上で「年末までにウクライナ人も敵(ロシア)も驚かせる」と宣言していた。理論上はモスクワに優に届くことになるが、首都の防空網は厳重な可能性がある。

<参考=「ソ連製ドローン転用か ウクライナ軍、ロシア防空網突破」(時事通信)>
(22/12/08)
<消滅・23/11/27>


【閻魔大王】 2022/12/09 (Fri) 23:43

副題=また判明したロシア軍のグダグダ ロシア本土攻撃に使われたウクライナ軍“特製ドローン”の正体(デイリー新潮)

ドローン戦争<?>


<写真>
Tu-141ストリーシュ(Bernhard Gröhl, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)



>ウクライナ軍に本土を攻撃され、ロシア軍は真っ青──読売新聞オンラインは12月7日、「ウクライナ無人機攻撃で露本土被害、プーチン政権に衝撃…『防空網に不備』批判も」の記事を配信、YAHOO! ニュースのトピックスにも転載された。担当記者が言う。

>「ロシア国防省が5日、モスクワ南東のリャザン州にあるジャギレボ空軍基地と、南部サラトフ州のエンゲリス空軍基地が、ウクライナ軍のドローンによって攻撃を受けたと発表しました。さらに翌6日にはクルスク州の知事が、『州内にあるクルスク・ボストーチヌイ飛行場もドローンによって攻撃された』とSNSに投稿したのです」

>5日の発表で、ロシア国防省は以下のように説明した(註1)。

【1】ドローン2機を迎撃した
【2】迎撃の際に落下した破片で、航空機2機がわずかに損傷した
【3】ロシア軍の3人が死亡し、4人が負傷した

>ウクライナは公式なコメントを出していない。だが、ポドリャク大統領府長官顧問がTwitterに、「他国の空域に何かを発射したら、いずれ発射地点に正体不明の飛行物体が戻ってくるものだ」と意味深な投稿を行った(註2)。

>最近のロシア軍は、ウクライナのエネルギー網を狙ってミサイル攻撃を繰り返している。BBCの報道によると、《ウクライナで数百万人が電力や暖房を使用できない状況に陥っている》という(註3)。

>大統領府長官顧問のツイートは、ロシア軍のミサイル攻撃に対する“報復”をほのめかしたと受け止められているようだ。


>モスクワの近くに攻撃
>アメリカのシンクタンク「戦争研究所」も5日の攻撃について、「ウクライナ軍による攻撃だった可能性が高い」との見方を示した。

>「ロシアが真っ青になるのも当然でしょう。ここで問題となるのが“距離”です。重要な問題として、第1点はウクライナからかなり離れた基地が攻撃されたという事実です。何しろ2つの基地は、ウクライナ国境から600キロ以上も離れているのです」(同・記者)

>第2点は、モスクワとの距離だ。攻撃を受けたジャギレボ空軍基地は、モスクワからわずか約200キロしか離れていない。

>「東京から200キロの自治体といえば、静岡県藤枝市や福島県矢吹町、新潟県湯沢町などになります。これらの自治体に北朝鮮から発射されたミサイルの破片が落下したら、日本人すべてがパニック状態に陥るでしょう。それ以上の衝撃をロシアは受けたと考えられます」(同・記者)

>ウクライナはロシアに「わが国から数百キロの距離なら、どこでも攻撃できるぞ」と威嚇したと言えるわけだ。


>バイラクタルTB2
>ロシア・ウクライナ戦争では、緒戦からウクライナ軍がドローンを有効活用したことも注目を集めていた。軍事ジャーナリストが言う。

>「特に話題になったのが、トルコ製の『バイラクタルTB2』です。ウクライナは2019年に12機を購入し、少なくとも20~30機がこの戦争に投入されていると見られています。ロシア軍の戦車や装甲車などを攻撃し、ウクライナ側は数百両を破壊したと発表しました。この大戦果にウクライナ軍は『バイラクタル』という歌を作り、国民の多くが愛唱したのです」

>このバイラクタルTB2がロシアの飛行場を攻撃したのではないか、と分析する関係者もいたようだ。

>だが、バイラクタルTB2は27時間の連続飛行が可能ではあるが、基本的に今回のような自爆攻撃には使用しないという。

>時事通信は7日、「ソ連製ドローン転用か ウクライナ軍、ロシア防空網突破」の記事を配信。飛行場を攻撃したドローンは、ソ連時代に開発された無人偵察機「Tu-141」をウクライナが改造したものだというのだ。

>Tu-141とは?
>「Tu-141はソ連時代の1974年、初飛行に成功しました。はっきり言えば“骨董品”の兵器です。全長14メートルほどでセスナ機の全長より長く、航続距離は1000キロ。バイラクタルTB2の最高速度は時速220キロくらいですが、Tu-141は最高時速1100キロで飛びます。ちなみにマッハ1が時速1200キロですから、戦闘機並みのスピードで飛ぶわけです」(同・軍事ジャーナリスト)

>Tu-141は偵察用の無人機として開発された。ソ連時代はフィルムカメラや赤外線画像装置を機内に搭載。敵軍の奥、数百キロ先の状況を把握するのが主な任務だったようだ。

>「ウクライナとTu-141は浅からぬ縁があります。そもそもソ連時代、Tu-141を製造していたのはウクライナ国内の軍事工場でした。そのため2014年からロシアとウクライナの間で始まったドンバス戦争でも、ウクライナ軍はTu-141を使ってロシア軍を偵察していました」(同・軍事ジャーナリスト)

>このTu-141をウクライナの国営軍事産業が、いわゆる“カミカゼドローン”に改造したと見られている。

>「第二次世界大戦中、ドイツ軍はV1ミサイルを開発し、イギリスを攻撃しました。Tu-141も同じ発想で改造されたと見ていいでしょう。攻撃対象となった飛行場のうち少なくとも2箇所に、戦略爆撃機ツポレフ95が配備されています。巡航ミサイルを空中で発射し、ウクライナのエネルギー網を攻撃した爆撃機です。ウクライナの目的が報復だったことは、この点からも明らかです」(同・ジャーナリスト)


>オンボロ“ゲパルト”の大活躍
>ロシア軍が発表した内容よりも、実際はもっと大きな被害が出た可能性もあるという。

>「ロシア軍の報道官が『軽微な被害』と言っていましたが、いわゆる“大本営発表”の可能性があります。なぜなら、ツポレフ95は初飛行が1952年という古い機体です。そのため補修部品が枯渇しているかもしれません。ちょっと被弾しただけでも、簡単に修理できないのだとしたら、たちまち爆撃機の運用に支障を来すでしょう」(同・軍事ジャーナリスト)

>さらに深刻なのが、「ウクライナのドローンがロシアの領空を数百キロにわたって飛んだ」という事実だ。ロシア軍は真っ青になってもおかしくないという。

>「ドイツはウクライナに『ゲパルト自走対空砲』を供与しています。西ドイツ時代の1973年に配備が開始されたという、まさに”老兵”といった兵器です。ところがこのゲパルトは、ロシアが放ったイラン製の自爆ドローンを次々に撃墜しているのです。ウクライナ政府が動画を公開しています」(同・軍事ジャーナリスト)

>ロシアの攻撃により、ウクライナの国土と国民は甚大な被害を受けている。それでもウクライナ軍は、ロシア軍の自爆ドローンを迎撃している。


>軍律の崩壊
>ところがロシア軍は、少なくとも国内では被害が出ていないにもかかわらず、ウクライナ軍のドローンを迎撃することができなかった──。

>「ロシア軍の面子は丸潰れです。何しろソ連時代から防空ミサイルシステムの整備に力を注いできたはずなのです。昔からソ連空軍ではアメリカ空軍に勝てないことは明らかでした。もし戦争になれば、NATO(北大西洋条約機構)軍に航空優勢を確保されないよう、ミサイルでアメリカ空軍機を撃墜するドクトリン(基本原則)だったのです。ところが今回、かなり大きなドローンが領空に侵入しても発見や迎撃ができず、あろうことか万全の防空体制を敷いているはずの航空基地への攻撃を許すという大失態を犯してしまいました」(同・軍事ジャーナリスト)

>ウクライナの最前線で、ロシア軍の軍律は崩壊しているとも言われている。だがひょっとすると、国内でも似た状況かもしれない。

>「ロシア軍の厭戦気分が深刻なレベルに達しているのかもしれません。そう考えないと、説明がつかないほどの大失態なのです。いずれにしても、戦果を知ったウクライナ人は鼓舞されたでしょう。ゼレンスキー大統領は、国内に厭戦気分が蔓延することだけは絶対に避けたいはずです。その点だけでも、ドローンによる飛行場攻撃は意味があったと考えられます」(同・軍事ジャーナリスト)


>“ドローン戦争”
>イギリス国防省は11月23日、「ロシアがウクライナ攻撃に使うイラン製のドローンをほぼ使い切ったとみられる」とする分析を発表した(註4)。

>ウクライナにとっては朗報だが、同国防省は《ロシアが追加供給を模索している》可能性も指摘している。

>いずれにしても、ウクライナとロシアによる“ドローン戦争”の趨勢を、世界中の軍事関係者が注視しているのは間違いない。

>註1:ウクライナがロシア領内の空軍2基地にドローン攻撃か 3人死亡とロシア国防省(BBC NEWS JAPAN:12月6日)

>註2:ウクライナ、ロシア爆撃機基地を攻撃か 越冬戦激化へ(日本経済新聞電子版:12月7日)

>註3:ロシア軍がウクライナ全土にミサイル攻撃、8週間で8度目 60発を撃墜とウクライナ(BBC NEWS JAPAN:12月6日)

>註4:ロシア、イラン製ドローンをほぼ使い切った可能性 英国防省が分析(朝日新聞デジタル:11月23日)

>デイリー新潮編集部 新潮社

<参考=「また判明したロシア軍のグダグダ ロシア本土攻撃に使われたウクライナ軍“特製ドローン”の正体」(デイリー新潮)>
(22/12/09)


<参考=NO.405 続37<ロシアのウクライナ侵攻>ウクライナ軍領土奪還本格化/冬場に進めるか<?>
(22/12/21)