みんながパソコン大王
雑談<NO.234>

みんながパソコン大王
総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.235
2239 とあるソーシャルディスタンス? 壱老 20/12/26
2238 GRヤリスに怪物エンジン、実は造り方がすごくてほぼ試作レス 磯津千由紀 20/12/26
2237 キメハラ(鬼滅の刃ハラスメント)とは……。 磯津千由紀 20/12/25
2236 <コロナ考・対策>最新免疫学から分かってきた新型コロナウイルスの正体―宮坂昌之・大阪大学名誉教授 シバケン 20/12/25
2235 メディアの不思議,現在進行形? 壱老 20/12/25
2234 今更気がついたので! 壱老 20/12/25
2233 一寸夢の有る話? 壱老 20/12/25
2232 <バンクシー作品集>クリスマスを題材にした作品 シバケン 20/12/24
雑談NO.233

NO.2232 <バンクシー作品集>クリスマスを題材にした作品<起稿 シバケン>(20/12/24)


【シバケン】 2020/12/24 (Thu) 08:49

<注>「新作」と記載されてるですが、2019年12月10日の話

<写真>
正体不明の路上芸術家バンクシーのクリスマスを題材にした新作(バンクシーの公式インスタグラムより)=撮影日不明【時事通信社】



正体不明の路上芸術家バンクシーは9日、クリスマスを題材にした新作を発表した。英中部バーミンガムの壁に描いた絵で、路上生活者が横たわるベンチをそりに模し、2頭の壁画のトナカイが引く構図。路上生活者をサンタクロースになぞらえた、ファンへの粋なクリスマス・プレゼントとなった。(2019年12月10日)


【シバケン】 2020/12/24 (Thu) 10:08

副題=この方がわかり易い<!>

<参考=The Art of BANKSY

<写真1>



<写真2>



<写真3>


NO.2233 一寸夢の有る話?<起稿 壱老>(20/12/25)


【壱老】 2020/12/25 (Fri) 12:53

<参考=「JAXA、はやぶさ2のサンプルキャッチャーC室内に5mm超の小石を確認」(マイナビニュース)>
(回収容器での観察では、C室内に人工物のような金属片の存在)


想定内の結論でほぼ解決の様ですが、
勝手に、少しロマンが?

何か此処にコロポックル的UMAが存在、小惑星内部に地下都市が有る?

一寸脳内お遊戯してしまいました。

個人的には、
前回ミッションはハードの故障が有りましたが、 其れも乗り越えられた、想定力、対応力に、 勝手に大いに感心してしまった口です。

今回のハヤブサ2は、先日地球にタッチ!
次のミッションに!、このシナリオは、知り得て無かったのですが、 其れも実現すれば、此のハヤブサ2のMTBF値は如何ほどの物か!
其れを構成する、各部品の、MTBF値はどれ程物か!

何か遠く昔の、東通工の一部の謳い文句?
永久保証を思い出しました!
東通工の永久保証は、消費者的にはかなりいい加減な保証で、
現在であれば、公正取引委員会案件的ですが。

前回、今回共に、MTBF値の限界に挑戦!
と勝手な感慨を、持ち、つつも有ります。
国産、ガンバ!!

アベベ的先達が矢張りいて

<参考=「太陽圏を離れた探査機「ヴォイジャー」、その終わりなき旅路:今週の宇宙ギャラリー」(WIRED)>

個人的には二位で良いのです!!!
  円谷ガンバ!!


NO.2234 今更気がついたので!<起稿 壱老>(20/12/25)


【壱老】 2020/12/25 (Fri) 15:39

<参考=「「Microsoft Defender」が「CCleaner」を“望ましくない可能性のあるアプリ(PUA)”として検出」(窓の杜)>

ネット記事のリンク先で、今更ながら気がついたので、

此方は、かなり前から、常用、
さすが起動時に実行はチェックを、外していますので、思い立ったときに、実行ですが

十数回/Day位の頻度で起動、
現行大した事もPC上で行っていないので、今まで起因問題も実感無く経時。

此方的には、
プラウザにパスワード保存は、チェックを入れていないのに、サイトにより勝手にログイン出来ることに、勝手な不信感?を持っています。

多分此関連?

<参考=「ユーザーを特定する「ブラウザーフィンガープリント」技術とは」(XTREND)>

以前は、クリーナー系ソフトを使用で、上々記の勝手なログインは防いで居ましたが、

ごく最近不能に、

此を不要と想われる方には、此方の勝手なあがきと想われと思いますが。

勝手な自己解釈として、ネット上の各種妨害から、自己保身の初めの一歩と!

WIN7時代には、Cドライブの肥大化に、

良く話題にして居た友人も、10に成ってからは、話題からも欠落ですので、OSに改善が観られるの勝手な検証とも思いますが。

此方の環境での、勝手なログイン、
CCクリーナー
有償版なら、解決かと?
偶に来信する、アップグレードへのお勧め、一寸少ない後ろ髪を引かれて居ます。

此のMS対応記事リンクのリンク先、英語版には、今少し詳しく解説は、確認のしようも有りませんが、

きちんと、MSが此の判断の,根拠的詳細説明が有るのか?

それますが、現在標準装備のデフラグ、此も2000以前は装備して居らず、

95からサードパーティの物を、実装ですので、其れが実現するまでは、此の様なアナウンスが必須な事は

現状MS沽券に関わる事を取りあえずディスる?

MSに関わらず、自分たちに不利は、ユーザーのためにの、上位に有るは規定事項?

クロームのシェアもこの所少し低下し何かエッジが盛り返しているとか?

プラウザでも覇権を掌握したいが、が、
提供者としては自然な成り行きでしょうが、

少し棹さしたいと思って居ます。


【シバケン】 2020/12/25 (Fri) 17:23

<補足>


「CCleaner」について、下記<参考>でも、触れられてるですねえ。

<参考=「NO.911 Windows 全般の話題 その2」寄稿Plamo方面名倉 at Windows 10 2020/12/24 (Thu) 10:32


【壱老】 2020/12/25 (Fri) 20:29

今更漸く気がついた!!

自己企載、記入の”CCクリーナー”

一寸徘徊したら、此、Cクリーナーと!

ホントに今更気がつきました!

CCレモン的誤解?此処に行き着くまで、幾星霜!

Cクリーナーと由と、勝手に拡大解釈すると、
Cドライブクリーナー?
現在は、ディレクトリーに繋がっていれば、各ドライブ、くまなく、掃除してくれますが。

とのそれも、間違いで、
システムクリーナーの略とのこと、今回疑問にも思って居なかった事が幾つか、修正されました。


【シバケン】 2020/12/25 (Fri) 22:03

確かに、
「CCクリーナー」と記載されてるですねえ。

本来なら、「C-Cleaner」<!>
システム・クリーナーとか、レジストリ・クリーナーとか、別名様々。

それを、敢えて、「CCleaner」は、「CCクリーナー」と勘違いさせるが為<?>


【壱老】 2020/12/26 (Sat) 11:38

此のMSの指摘C、クリーナーをピンポイントでは無い?

他にも当然多数有り、此方も他も常用しています。

Cクリーナーが一番多用して居ますが、先日のVer,upで、起動速く、大分軽快に成りました、
此方は欠け櫛的Ver,upの為、
その想いが強いのかもしれません、
其れで前にあった、仕込みウイルス騒ぎも結果の回避。

MSの今回の指摘
此方の少ない経験、技量から、勝手に推測するに此の様な

<参考=「Windows 10の“おせっかい機能”はマネタイズのため?」(ITmedia・PCUSER_)>

とか、プラウズ時勝手に、
ブックマーク的処理をする事とか、サービス提供側の不誠実な真実の隠蔽を、暴かれては不味い?
此方も、此の手物お掃除ソフト、
使用初期には、慌てたことも、多く、自然に其の対処の仕方も、学習し、現在に、

何よりWIN2000位までは、インスコ後
毎日毎日僕らは鉄板の~
では有りませんが、現在と比べれば日を追うごとに、動作が緩慢にの!経験を積まされていて、

当時はかなりこの手のソフトで解消されました、
体感的に!

Cクリーナーでは、此方最新Verでは当然有りませんが、
MSに対しては、一応な配慮?標準設定ではエッジに対して、MS推奨方向に沿った?
掃除可能な項目全てにチェックは入れていない!

一応お殿様に忖度?


【壱老】 2020/12/28 (Mon) 17:41

此のCクリーナー

使用中のものは現行バージョンに、かなり近いのですが、

先日、他スレで気が付かされた、セーフモード!

WIN8のセーフモード時、Cクリーナーが実行できない!!
10では未だ未実効ですが。

7バージョンでは、出来まして
通常起動時より、ファイル数多く消去で、勝手に多用しても居ました。

7以降も随時使用で、此方環境ではOS領域に悪さをされた経験は、皆無です。

此の起動せずは、CC側の配慮なのか?

ダースベーダー帝国が隠す、不都合な真実かは解りようも有りませんが?

何か不都合な真実に、先手を打った化のような印象を。

勝手に!


【壱老】 2021/01/12 (Tue) 11:37

今更気がついた、
ネット環境の普遍化!

何やら状況変化が有るのを感じ、
大分久しぶりに、登録済み某課金?サイトに接続しました、

其処に最後に接続したのは、WIN前後、
接続は今と同様、各プラウザで出来ましたが、

正常表示には、当時はIE一辺倒、

其れも、此方の環境故か、

今も希に有る漫画週刊誌の、乱丁?頁の隅の印刷カスレ的表示でしたが。

OSの進化故か、サイト提供側の完成度の進捗故かは?

若しくは両方?
以前は表示さえ出来なかったプラウザでも、

完全表示!
又自分が知らなかった、時代の進化を実感させられた、次第です。

其れと、クッキーを拒絶した設定でも、ログイン出来ること、

此が既述の通り、一寸疑義を感じて居るのですが。

サイト内での此方の対応も、ある種必須なのですが、さてどうした物か?

ポワロ的灰色の脳細胞では勿論有りませんが、
年寄りには大分程よく過ぎる刺激が!
其れを甘受するすべきおも体感

取りあえず2/22を目指す!


【壱老】 2021/01/14 (Thu) 20:34

 何か宵闇が迫り来るのが遅れてきた、

精気が大いにあった時は、単なる自然現象と、

冬来たりなば云々、漸く分かり来る事数多く。

 大分嬉しい!

今年は移動体の、車検!、車検開けに、
遠乗り、試運転を兼ねてとかの、勝手な目論見が、叶うことを願って止みません。


【壱老】 2021/01/14 (Thu) 22:22

 何の因果も有りようが有りませんが、

上々段の自レス。

”ポワロ的灰色の脳細胞では勿論有りませんが、
 年寄りには大分程よく過ぎる刺激が!
 其れを甘受するすべきおも体感 ”

  寄稿日が此!

<参考=「アガサ・クリスティ」(wikipedia)>

イヤハヤ!
勿論狙っていたわけでは、有りません。


【壱老】 2021/01/30 (Sat) 15:00:

有る条件下では、HDMI接続はリソースを消費?

現在PC環境を更改中、色色接続を更改中ですが、
現2コアPCの4KHDMIデスプレーを外すと、TV録画PCのCPU負荷率が以上に低い、
TV録画は正常に行っており、HDMIデスプレーを接続していると、
負荷率は、70~100%、其れが10~20%

此方の設定に問題が有るは十二分考えられますが、此の怪奇現象?

其処で何時も遣る、BGM的使用を!
此が、音声が出ない、
結論は、此のシステムの良く有る、オーディオ関連の、バグ?による機能不全、
何時もの再起動で、復帰ですが、HDMI接続時と再起動後のCPU負荷率は、従前低い時の状態と余り代わらず、

今後再現させるには何らかの強制設定?
一時的に、オーディオドライバーを削除?

更改後のPCには、殆どHDMI付加的、負荷率の変動は見られませんが、

低スペックに関して何らかの裏技的手法が?

 一寸模索を?


NO.2235 メディアの不思議,現在進行形?<起稿 壱老>(20/12/25)


【壱老】 2020/12/25 (Fri) 18:04

<参考=「中国で大停電してるのに、日本で報道がないのはなぜなの?」(twitter)>
<消滅・21/11/11>

此処数日前からネットでは話題に成っていますが。
既成メディアでなんら報道が無いのは、此方的にも不思議に思っています。

何の、どんな忖度が、一律にが、気に成ります。

ネットの風評、事実は、ほかにあるのでしょうか?

すべてがフェイク?なら大いに笑いますが!


【壱老】 2020/12/25 (Fri) 22:25

一寸さかのぼれば

<参考=「真冬の中国で恐怖の大停電、市民によぎる暗黒の記憶」(Yahoo!ニュース・JBpress)>
<消滅・21/01/24>

此がTVで見かけない、此方では
?????


【壱老】 2020/12/27 (Sun) 12:18

報道も一部では為れていた様で、

<参考=「中国で停電相次ぐ そのワケは?」(Yahoo!ニュース・TBS NEWS)>
<消滅・21/01/03>

国王の虚言癖に寛容な我が国、
何か大きな屈曲点に差し掛かっているかの様な
気配が?


NO.2236 <コロナ考・対策>最新免疫学から分かってきた新型コロナウイルスの正体―宮坂昌之・大阪大学名誉教授<起稿 シバケン>(20/12/25)


【シバケン】 2020/12/25 (Fri) 22:39

<写真1>
宮坂昌之・大阪大学名誉教授



>「サイエンスアゴラ2020」のシンポジウム「研究者と語ろう~新型コロナウイルス(COVID-19)免疫学的視点×ウイルス学的視点~」(2020年11月21日開催)から―

>新型コロナウイルスが私たちの体にどういう反応を起こすか、特に免疫反応についてまず説明します。


>この病気の一番大きな特徴は、感染してもあまり症状がないので気づかないことです。従って知らずに人にうつしてしまいます。約9割の人が軽症で済むけれども、約1割が重症化して1~3%ぐらいが亡くなります。急激に患者さんが増えると、病院のベッドが一杯になって重症者も普通の病気も治療できなくなり、医療崩壊といわれる現象が起きかねません。子供も大人も感染しますが、年齢が高くなるほど病気が重くなる傾向があるので、高齢者施設で集団感染が起こると、多数のお年寄りが亡くなります。

>この新型コロナウイルスは、直径が0.1マイクロメートルと非常に小さく、ウイルス粒子の内部には遺伝子であるRNAが折りたたまれたように入っています。ウイルスの表面にはSタンパク質あるいはスパイクタンパク質と呼ばれる釘のような構造が、1つのウイルスから100本ぐらい突き出ています。このスパイクタンパク質が人の細胞の上にあるACE2というタンパク質と結合します。

>このACE2は肺の上皮細胞に多量に存在します。個人差はありますが、口の中、鼻の中の粘膜にも上皮細胞にも存在しますし、血管の内側を包む細胞や脂肪細胞にも存在します。肺の上皮細胞にこのウイルスが取り付くことが一番多いため、主に肺炎を起こすことが分かっています。ウイルスが細胞の中に入るための時間はわずか10分ぐらいで、細胞内でウイルスが増殖するには10時間ほどかかります。1個のウイルスが細胞の中に入ると1000個ほどに増えるので、もし1000個の細胞が感染したとすると、1000×1000で100万個のウイルスが10時間後に出てくることになります。

<図2>
新型コロナウイルス上のスパイクタンパク質が細胞上のACE2タンパク質に結合する仕組み(宮坂昌之氏提供)


<クリックで拡大図>

>私たちの体は自然免疫と獲得免疫の2段構えで守られている
>私たちの体は2段構えの防御システムを持っています。それが自然免疫と獲得免疫です。病原体が体の外から中に侵入しようとすると、少なくとも大きな3つの障壁、バリアがあります。最初の2つの障壁は自然免疫と呼ばれるもので、まず皮膚や粘膜に存在する殺菌物質が病原体の体内への侵入を防ごうとします。物理的、科学的バリアと呼ばれるものです。

>しかしそのバリアに穴が開いていますと、ウイルスはさらにその内側の層に入ってきます。そこでは白血球の一部である食細胞が病原体を待っていて、病原体を食べる、あるいは殺菌物質を作って殺す――これが自然免疫です。反応は早いのですが、免疫記憶は持っていません。もし、この自然免疫だけでウイルスを防げないと、ウイルスはさらに中に入ってきます。そうすると、自然免疫を突破した病原体に対して、白血球の中の2種類のリンパ球、B細胞とT細胞が主体となって抗体などを作る。そしてウイルスを排除する――これが獲得免疫です。

<図3>
ウイルスなどの病原体を防ぐメカニズム(宮坂昌之氏提供)


<クリックで拡大図>

>自然免疫は反応が早くても、一度出会ったものを覚えていません。獲得免疫は反応が遅いものの、一度出会ったものを覚えているので、再び同じウイルスが入ってくると強く働いて排除します。自然免疫は生まれた時から誰もが持っている機構、獲得免疫は生後発達する機構で、我々はこの2つのメカニズムを持っているためにウイルスと出会っても容易には感染しません。恐らくウイルスは100個、200個ぐらい来ても、私たちはこのような免疫の仕組みを使って、撃退することができるのです。

>ワクチンについて話します。ウイルス感染を模した形でワクチンを接種します。そうすると、最初に刺激を受けるのが自然免疫。これが活性化すると、次に獲得免疫が働きます。必ずこういう順番です。自然免疫が活性化されると、食細胞がウイルスを殺します。獲得免疫が働くと、少なくとも3種類のリンパ球が働きます。一番大事なのがヘルパーT細胞という獲得免疫の司令塔で、この細胞が例えばB細胞に指令を出すと、B細胞がコロナウイルスに対する抗体を作ってウイルスを殺します。あるいはヘルパーT細胞が自分の兄弟であるキラーT細胞に指令を出すと、キラーT細胞がコロナに感染した細胞を殺します。これらの4つの細胞が、順番に働くとウイルスが完全に体から排除されます。


>最初の段階の自然免疫だけでもウイルスを殺すことができます。しかし自然免疫だけで感染を防げなかった場合は、獲得免疫の出番です。これまで分かっていることは、先天的に抗体を作れない人でもこの病気から回復しています。ということは、抗体は大事だけれども、抗体だけで我々はウイルスを排除しているのではなく、免疫の全てのメカニズムがウイルスの排除に効いているということになります。獲得免疫で考えますと、私は抗体よりも、むしろ2種類のT細胞の方が大事なのかもしれないと考えています。大事なことは、体の抵抗力、免疫力というのは、自然免疫と獲得免疫の両方を合わせたものであるということです。

<図4>
ウイルス感染やワクチン接種に対する免疫反応の仕組み(宮坂昌之氏提供


<クリックで拡大図>

>抗体といっても善玉、悪玉、役なしの3種類ある

>次に抗体について説明します。皆さんワクチンを打つと抗体ができ、抗体ができるとこの病気が治るとお考えのようですが、抗体には実は、善玉、悪玉、役なしの3種類があります。まず善玉抗体というのはウイルスを殺す、ウイルスの働きを止める抗体。医学用語では中和抗体と言います。一方、悪玉というのは、ウイルスの感染を促進してしまう、病気を悪くする抗体のことを言います。役なし、というのはどちらも持っていない抗体のことです。抗体というのは善玉、悪玉、役なしの3種類がそろったものをいいます。

>ほとんどのウイルス、例えばインフルエンザがそうですが、多くのウイルスによる感染症の場合、善玉抗体が主にできるために病気が治ります。しかしエイズでは感染後に抗体はたくさん作られますが、ほとんどは役なし抗体ですのでウイルスを殺せません。猫もコロナウイルスに感染するのですが、ウイルスのワクチンを作って猫に接種したところ、病気はむしろ悪くなりました。調べてみると、抗体はたくさんできているものの、多くは悪玉抗体だったのです。善玉抗体だけができるとは限りません。

>どのくらい抗体ができているとか、多いとか少ないとかいう話がよく出ますが、抗体の量だけを測ってもあまり意味がありません。善玉がどれくらいできたのか、ということをきちんと計らないといけないのですが、善玉抗体の測定は残念ながら民間の機関ではできず、高度の設備を持つ研究室しかできません。

>新型コロナウイルス感染症の場合、軽症の人ほど作る抗体が少なく、重症の人ほど作る抗体の量が多いことが分かっています。もし作られる抗体が善玉であったなら重症者にはなりません。抗体量が多ければ、軽症者になるはずなのに逆の状況になっています。


>一方、新型コロナから治った人をみると、善玉抗体ができているのは間違いありません。

>重症者は抗体量が多いと言いましたが、おそらく善玉抗体以外の、例えば役なしの、あるいは悪玉の抗体もたくさん作られています。それらのバランスがうまくいかないので重症になると考えられます。知りたいのは、何が善玉、役なし、悪玉の抗体をそれぞれ作るかということです。非常に大きな個人差があるようですが、どのような人がどのような抗体をどの比率で作るかは、残念ながらまだ分かっていません。

<図5>
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(NIAID提供)



>先ほど免疫が働くためにはB細胞だけではく、T細胞も大事という話をしました。では、この新型コロナウイルスに関してT細胞は何をしているのかについて最近分かってきたことがあります。世界7カ国で同様の知見が得られていますが、ウイルスに感染していない人の2~3割にウイルスに反応できるT細胞が存在するというのです。これは免疫学者にとって驚きです。普通は感染していない病気に対しては、その原因ウイルスに反応するT細胞はほとんど検出できないのですが、新型コロナの場合は感染していない正常人の2~3割に、既に新型コロナに対するT細胞がいるということなのです。

>現在分かっていることは、このコロナウイルス反応性のT細胞は別の種類のコロナウイルスに反応してできたようで、こういう免疫を交差免疫と言います。Aというウイルスに感染したらBというウイルスに対して交差免疫ができた、という言い方をします。どうもそういうことであるらしい。現在、風邪を起こす4種類のコロナウイルスが知られていますが、そういったウイルスにかかると新型ウイルスに対する交差免疫ができるのではないかと考えられています。


>新型コロナウイルスと数年は付き合う必要-生活リズムは大事
>ここで誰でも思うことは、何らかのコロナウイルスに感染したことがあると新型コロナウイルスにもかからないのですね、ということになるのです。しかし残念ながら、そこのところはよく分かっていません。リンパ球は無数のクローンからなる細胞で、1つの細胞は1種類の抗原の受容体を持っています。例えば細胞に、あるコロナウイルスが結合するとこのクローンだけがどんどん増えていく。新型コロナにかかったことがない人もこのような細胞ができていることがあります。

>しかし、問題はこの細胞が我々の体にとって良いことをしてくれるのか、悪いことをするのか。つまりコロナウイルス反応性の抗体を持っている人が新型コロナになりにくいのか、それともなりやすいのかということは残念ながら分かっていません。

>なぜ分からないのかというと、新型コロナウイルス感染症の発症率が低く、感染のひどい国でも1000人に数人程度しか感染しないからです。こういう研究はこれまで百人単位でしか行われていないので、百人単位で見ているとコロナ感染症は出てきません。よほど感染のひどい国でも数万から数十万人以上の人を調べないと、こういうコロナ反応性のT細胞を持っている人がコロナにかかりにくいのに重症化しやすいのか、コロナにかかりやすくて重症化しやすいのか、は分かっていない状況にあります。

>おそらく私たちの何割かはコロナウイルスに対する免疫をある程度持っているが、それが良いように働くのか悪いように働くかはまだ分からない。従って私たちはこのウイルスに対して注意深く付き合わないといけない――と私は思います。この新型ウイルスに対して集団免疫は簡単にはできないと考えられるので、おそらくこのウイルスとは数年は付き合っていかなければならないでしょう。

>では我々はどうしたらいいのでしょうか。コロナウイルスを避けるために必要な基本的なことをしっかりした上で、体の免疫力を維持することが大事です。そのために最も大事なことは生活リズムを崩さないこと。体内時計がうまく刻むようになると、食欲が出て、夜もよく眠れ、同時に免疫力も維持できます。もう1つ、体を動かすことも非常に大事です。体を動かすと骨や筋肉を使います。実はこの免疫力の維持に大事な免疫調整物質は筋肉と骨からたくさん作られています。しかも運動をすることによってそれら多く作られることが分かっています。

>最後にもう一つ、コロナに関して正しい知識を得ること。それが「怖がらずに恐れる」ということになります。筋道を立てて考える習慣をつけることが、このウイルスに対しては最も大事なことです。それができると、自分自身に「アラート」を出せ、自分の身は自分で守ることにつながると思います。当面は我々自身が然るべき努力をすることによって、ウイルスと付き合っていく――ここが一番大事だと考えています。

>(内城喜貴/サイエンスポータル編集部)

>宮坂昌之氏プロフィール
長野県上田市出身。京都大学医学部卒業。オーストラリア国立大学ジョン・カーティン医学研究所PhD。スイス・バーゼル免疫学研究所で研究生活を送った後、東京都臨床医学総総合研究所・免疫研究部長。1994年大阪大学医学部バイオメディカル教育研究センター教授、99年大阪大学大学院医学研究科教授。現在、大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授、大阪大学名誉教授。著書多数で近著は「新型コロナ7つの謎-最新免疫学からわかった病原体の正体」(「ブルーバックス」・講談社刊)

<参考=「最新免疫学から分かってきた新型コロナウイルスの正体―宮坂昌之・大阪大学名誉教授」(SciencePortal)>


NO.2237 キメハラ(鬼滅の刃ハラスメント)とは……。<起稿 磯津千由紀>(20/12/25)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/12/25 (Fri) 23:25

 こんばんは。


 世間では「鬼滅の刃」が流行っているようですが、私は「3話切り」(最初から第3話まで見て、以降は見るのをやめること)しました。


> 本ノ猪
> 11月3日

> 「キメハラ(鬼滅の刃ハラスメント)」とは……。
> 「「鬼滅まだ見てないの?」「見ようよ」と押し付けてくる行為
>  「鬼滅がダメな人っているんだ」と好みを否定する行為
>  「鬼滅がつまらない、興味ない」と他人に言えない雰囲気」


<参考=「キメハラ(鬼滅の刃ハラスメント)とは……。」(1分で感動)>


【シバケン】 2020/12/25 (Fri) 23:59

「鬼滅の刃」

当方的、流行ってるは重々の承知してるです。

映画の興行収入も、膨大<!>


オッとの、投稿もしてるです。

<参考=NO.2113 <鬼滅の刃>「日輪刀」に酷似の日本刀が実在<!>
(20/09/28)


ですが、
本、映画は当然の、テレビの放映でも、見てませんねえ。

>「鬼滅がつまらない、興味ない」と他人に言えない雰囲気」

つまらない、興味無い。
と、までは、申しませんですが、見た事無いなあと。
とは、言うに何の抵抗もありませんねえ。

今や、マスクにまで、鬼滅を入れてるのが出てるですねえ。
当方的、すっきやなあと<笑>
とは、大人に対しては、思うですが。子ども達なら、さもありなんと。
この手、漫画ですし、流行には、敏感でして。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/12/26 (Sat) 01:40

 シバケン様、こんばんは。


 キメハラが横行してるのは、若い世代間ですね。

 一部のラノベ(ライトノベル)同様、一般常識的予備知識が不要で、視聴者が考える余地がなく、詳しく説明して呉れるストーリーで、一億総白痴化という言葉を思い出しました。

# Windows 10標準IMEで【白痴】が出ないけど、差別用語(?)。

 テレビのクイズ番組の多くで、小学校で習った筈の問題を皆で難問だと言い合ってる姿を見るにつけ、猶更そう思います。
 そういえば、巷の噂ですが、少しでも国民の教養を底上げしようと、政府がテレビ局に学習的クイズ番組を増やして呉れと要請してるとか。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/12/26 (Sat) 02:20

副題=#全集中!「鬼滅の刃」考:「子どもに見せて大丈夫?」 悩む親たちに説く、鬼滅ブームとの向き合い方(毎日新聞、11月18日)

 こんばんは。


 少子化で子供向けの漫画やアニメは儲からないから青年層に向けたものが増えてるといいます。


> 「鬼滅の刃(やいば)」の熱狂が続く。親子で楽しむ家庭もある一方で、残虐なシーンについて、ひそかに「子どもに見せていいの?」と戸惑っている親もいるようだ。実は2児の親である記者もその一人。親子関係や子どもを取り巻く環境の変化に詳しい大妻女子大の小谷敏教授(現代文化論)に、ブームの背景と、作品とどう向き合うべきか、掘り下げてもらった。【山内真弓/統合デジタル取材センター】


> 魅力あふれるキャラとストーリー でも子どもには…?

> ――まず、鬼滅の刃の感想はいかがですか?

> ◆アニメと映画の双方を見たのですが、首が斬られたり、列車の下敷きになったり……。残酷な場面が多いことに驚きましたね。

> ただ、人気があるのは分かります。イノシシのかぶり物をした嘴平(はしびら)伊之助、不思議なキャラクターの我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)……。キャラクターがかわいいですよね。ストーリーには、(「鬼滅」を連載した)「週刊少年ジャンプ」の3大原則とされる「友情・努力・勝利」が随所に織り込まれています。そういう意味では「正統派のジャンプアニメ」だと言えます。

> 教えている大学生に聞いてみたら、(TOKYO MXの)深夜アニメでハマったという人が多かった。アン・アリスンというアメリカの文化人類学者が書いた「菊とポケモン」という本には、日本アニメのポケモンがアメリカで人気を誇った背景が描かれています。アメコミ(アメリカの漫画作品)は単純な勧善懲悪が多いが、日本のアニメは、主人公の弱さが描かれる一方、敵もさまざまな背景を抱えており、人間的に同情・尊敬すべき点がある。最後はたいてい主人公が勝つが、主人公が敵に同情したり、戦いのむなしさを語ったり……。ポケモンは、そういうアメコミにはない「深さ」がある。学生も、「鬼滅」に対して、似たようなことを言うんですよね。

> 敵役であり、人を食う「鬼」も物語を多く持っている。鬼の人間時代の記憶がたくさん語られていて、共感できる、と。アニメの中で、人間時代に物をたくさん書いていた鬼がいましたね。それを散々けなされて鬼になったエピソードは、私も身につまされるところがあります。

> また、「鬼殺隊」の剣士たちもそれぞれ「アナザーストーリー」があります。魅力的なキャラクターが「オタク」たちの(同人誌などへの)2次創作欲求をくすぐる、中毒性の高いアニメとも言えます。本編で描ききれない部分を妄想して楽しんでいる部分もあるようです。

> ――残酷なシーンといえば、私(山内)の子どもが通う学童保育にも「鬼滅」のコミックスが置いてあるそうですが、高学年以外は先生の許可がないと読めないと聞きました。魅力的な作品であることも分かりますが、親としては「子どもが見るのにあそこまで残酷なシーンを入れる必要があったのか」と思ってしまいます。

> ◆私もそう思います。もちろんこれまでも少年ジャンプには1980年代に流行した「北斗の拳」など、残酷な場面が出てくる漫画はありました。ただ、昔の漫画は今より絵が荒く描かれていることもあり、殺す場面もある種「記号化」されていたように思います。そのため、一般にそこまで怖く感じにくかったのかもしれません。一方、「鬼滅」の映像は描写が精密で、大人の私が見ても怖く、気持ち悪いシーンもあり、子どもに見せられない、と思いました。


> 「スクールカースト」連想も

> ――しかし「鬼滅」は小学生の間でも大人気ですね。映画館でも、小さい子ども連れの家族を見かけます。なぜなのでしょう。

> ◆一つは、視聴環境の変化があると思います。これまで、親が「子どもには見せたくない」と思う大人向けの表現があるアニメは、(子どもが寝ている)深夜、放映されることが多かった。時間帯を分けることが防波堤の役割を果たしていたわけです。実際、「鬼滅」も最初は深夜アニメでした。しかし今は動画サイトで見逃し配信をしていて、子どもも気軽に見られる環境です。

> 新型コロナウイルスの流行も大きいでしょう。家に閉じ込められた我が子をかわいそうに思った親が、これまで見せてこなかった「鬼滅」を、子どもに「見てもいいよ」と許したケースもあるでしょう。学生も「コロナでやることがなくて、ネットで『鬼滅』のアニメを見ているうちに、沼に落ちる要素が多く、ハマった」と言っていました。

> ――ストーリーにも子どもが引きつけられる要素があるのでしょうか。

> ◆「鬼滅」は、いまの日本の子どもの内面ともうまくマッチしているように思います。最近の子どもたちは、殴り合うような暴力的なケンカとは無縁な感じがしますが、精神的な暴力、つまり陰湿ないじめは多い。大学で若い学生に交じって授業を受けていた60代の女性が、「みんな感じの良い子たちだけど、腹の探り合いばかりしている」と言っていました。うかつに本音を言うと、袋だたきにあう。精神的に立ち直れないくらいのダメージを受けるいじめにあって、うつ病になる。そういったことが低年齢でも起きている。学生に聞くと、小中高時代にいじめを受けて、学校に行けなくなった経験を持つ人がびっくりするほど多いんです。つまり精神的な暴力が子どもの世界にはびこっているのが、今の日本社会です。この結果、日本の子どもたちは、他の先進諸国に比べ、幸福度が低いとされています。

> 「鬼滅」は、こうした「不幸」な子どもの内面を、うまく描き出している印象的な場面が多い。映画の中で、鬼に手なずけられた人が、炭治郎らの内面世界(無意識領域)に入り、「精神の核」を破壊しようとするシーンがありましたね。お互いの心の内面を破壊し合うような悲劇がはびこる子どもの現実世界とシンクロし、リアルに表現していると思いました。

> 下弦の鬼が、頑張って努力しても上弦の鬼になれなかった、と嘆く場面もあります。ここは、現実の学校にもある「スクールカースト」をほうふつさせます。上弦の鬼を1軍、下弦の鬼が2軍……。身につまされた子どもも多かったのではないでしょうか。


> 「大人もハマる」が商業的ヒットの条件に

> ――子どもたちを引きつけるのと同時に、非常に質の高いアニメーションと深いストーリーで、親や大人たちもハマっている。これだけのヒットになるのも納得がいきますね。

> ◆そこが現代の潮流だと思います。かつてアニメや特撮ヒーローものは基本的に子ども向けで、内容も子どもの発達を考慮して作られていました。しかし少子化によって、子どものためだけに作られた作品は、商売にならない状況が20年ほど前から続いています。作品そのものも、本来の「子どもの読みたいもの」から、大人の「思い」がベースになっている印象を受けます。そうした商業的な要求に、制作側がなかなかあらがうことができない。

> 例を挙げます。昭和の仮面ライダーは、怪人が現れて、「世界征服だ」と言いながら幼稚園バスを襲うような、ファンタジーの世界でした。しかし2000年の仮面ライダーから新シリーズが始まり、その第1作の「仮面ライダークウガ」から、明らかに流れが変わりました。

> 子ども以上に「オタク第1世代」などと言われた当時30代の母親たちがこの番組に熱狂したのです。「イケメン」俳優の起用が話題になりましたが、ストーリーを大人の鑑賞に堪えうるものにしたことも大きな理由です。

> その結果、刺激の強いシーンも多かった。例えば、クラスメートが名簿順に殺されていき、次は自分だ、と高校生が発狂する、といったものすごく怖い場面がありました。当時年少だった息子が震えながらテレビを見ていて、見せたことを後悔したのを覚えています。

> 「クウガ」以降、仮面ライダーは変質していきます。大人が見ることを意識して作るため、刺激は強くなり、それに子どもも巻き込まれていく。「鬼滅」もそれと同じパターンのように思います。「親が世界観にハマって、それに子どもも道連れにする」という流れは、そのころからあるのです。

> ――「友達親子」と言われるように、大人と子どもの関係が近くなったとよく言われますね。コンテンツの消費の上でも、境界がなくなってきているということでしょうか。

> ◆そう思います。昭和の仮面ライダーが始まったのは、私が中学3年生のときでした。民放が夕方放映していて、学校から帰宅後に見るのを楽しみにしていたら、親に「おまえは来年から高校生なのに、何を見ているんだ」と怒られた記憶があります。僕らのころは、親と子の文化的な断絶が大きかった。今は、親子の文化が地続きになっていて、アニメに限らずK―POPも、ジャニーズも、ディズニーも、一緒に楽しむ世代です。「鬼滅」のブームは、親の趣味の世界に子どもを巻き込む現象が大きくなった一つの表れと言えるのではないでしょうか。ただ、「鬼滅」のような暴力的な場面を子どもに無制限に見せる流れになるのは、心配です。

> ――そういえば、私の子どもも、仮面ライダーのキャラクターは好きなようですが、ストーリーは見たがらないことが多い。「鬼滅」も、「はやっているから」と見てみたところ、とても怖がったお子さんもいるようです。私も、映画に登場する自殺のシーンは衝撃で、今も目に焼き付いています。

> ◆WHO(世界保健機関)の自殺報道ガイドラインでは、著名人の自殺を報道する際には、手段や場所を詳細に説明しないことや、不確かな情報に基づいて原因を推測しないことなど、特別な配慮を求めています。それにもかかわらず、日本の大人気アニメで自殺の場面がたびたび描かれるのは、問題ではないでしょうか。

> 「鬼滅」の映画は、映倫の「PG12」(12歳未満の者の観覧には保護者の助言・指導が必要。刺激的で小学生の観覧には不適切な内容も一部含まれている)指定です。でも、映画館で上映中、横から保護者が助言や指導できますか? 現実離れしています。子どもが見ることを前提にして作られた作品であれば、「この場面は控えた方がいい」といった具体的な指導も必要かと思います。ビジネス的な判断もあるのかもしれませんが、せめて「R15+」(15歳以上は観覧できる)にしてもよかったのでは、と思います。

> 「鬼滅」に限らず、日本のアニメや漫画は、子どもも目にする作品に残虐で暴力的な描写が目立ちます。ただちに暴力事件に結び付くわけではありませんが、だからといって「残虐シーンを子どもに見せても問題ない」というわけではないのです。


> 家庭、教育現場は十分配慮を

> ――とはいえ、これだけ話題になると子どもは「鬼滅」に関心を持ちますし、見ないと学校で会話についていけないといった声もあります。親や大人はブームにどう向き合うべきでしょうか。

> ◆今の世の中は、鬼滅を批判することもはばかられるほど、「褒める」意見一色です。ある意味、「鬼滅ファシズム」ともいえる。私もこの取材を受けるにあたり、過激なことを言いすぎて炎上しないかと妻に心配されましたから(笑い)。

> 今の日本は、「売れているものが偉い」という風潮です。批判すると、負け犬のひがみのようにとられかねない。ただ、「鬼滅」は冷静に分析すると、ヒットすることを狙ってヒットした、定番のジャンプアニメとも言えるのです。

> 何で売れているかというと、ヒットしている、と言われているからヒットするんです。バスに乗り遅れたくない。本当は怖いけど、話題についていけなくなるから見る。親も残虐シーンを子どもに見せたくなくても、見せる……。このブームの背景には、同調圧力があり、それは好ましくないと思います。

> ただ、これだけ流行しているのに、親が頑固に見せないと、子どもが学校で孤立したりする心配もある。80年代に(任天堂の携帯型ゲーム機)ゲームボーイがはやったとき、子どもに一切ゲームをさせない家庭は親子関係が悪くなる傾向がある、という調査結果も出ました。「鬼滅」がブームになっている今、何も見せないのも難しい。刺激の少ないコミックスのみ見せる、残虐シーンは避けるなど、親も子どもの年代や性格に応じて工夫が必要です。

> ――小谷さんは著書「子どもたちは変わったか」の中で、「子どもの世界は、商品を媒介としてしか遊びが成り立たなくなるほどにやせ衰えている」と指摘されていますね。

> ◆純粋に子どものためだけに作られた作品は、商売になりにくい世の中になってしまいました。アニメは「文化」というより、(関連商品などを続々と発売することによって)親に「お金を使わせる装置」になっている側面がある。そこから子どもを完全に引き離すのは無理ですが、状況に応じて過激すぎる表現の世界から距離を置かせる工夫も必要でしょう。

> ある教育現場で、「よくできました」などのハンコを、炭治郎や禰豆子の絵が描かれているものを使っている先生がいると聞いたことがあります。子どもたちを喜ばせたい先生方の気持ちもわかりますが、学校の運営は、商業的なものから距離を置く。そういう気概が必要だと思います。


> こたに・さとし
> 1956年鳥取県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。鹿児島経済大学(現・鹿児島国際大学)教授を経て、大妻女子大学人間関係学部教授。著書に「子どもたちは変わったか」「ジェラシーが支配する国」「怠ける権利!」など。

<参考=「#全集中!「鬼滅の刃」考:「子どもに見せて大丈夫?」 悩む親たちに説く、鬼滅ブームとの向き合い方」(毎日新聞、11月18日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/12/26 (Sat) 23:47

 追伸です。


> 教えている大学生に聞いてみたら

 この教授が教えているのは女子大ですから、サンプルは女子学生のみと思われます。


NO.2238 GRヤリスに怪物エンジン、実は造り方がすごくてほぼ試作レス<起稿 磯津千由紀>(20/12/26)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2020/12/26 (Sat) 02:57

 こんばんは。


 トヨタのミニモンスター自動車GRヤリスのエンジン、コンピュータ上でのモデリングとシミュレーションが多用されて、試作はごく少なかったといいます。
 ところで四輪駆動の湿式多板クラッチによる駆動力可変配分技術は、たぶん、傘下のスバルからのものでしょう。そういえば、スバルは、トヨタ傘下になってからWRCより撤退しましたね。


> 将来の新型エンジン開発の噂が聞こえてこないトヨタ自動車だが、とてつもない市販ガソリンエンジンを開発した。2020年9月発売のスポーツ小型車「GRヤリス」に搭載した「G16E-GTS」である。独BMWとの共同開発車である「GRスープラ」に続く豊田章男社長肝いりのスポーツカーで、公道を疾走できるGRシリーズ専用に初めて設計された内製エンジンだ。

> 市販車からモータースポーツカーにチューンアップするのではなく、GRヤリスのためだけに、「WRC(世界ラリー選手権)」などで培われた技術を基に生み出したエンジンである。プロドライバーが求める動力性能と真摯に向き合い、さらにモデルベース開発(MBD)をフル活用して、最適なエンジンを設計している。今までのトヨタの試作を繰り返す開発プロセスを考えると、とっても“スマート”だ。


> トヨタがMBDをここまで使いこなした

> 怪物エンジンの排気量は1.6Lで3気筒、筒内と吸気ポートの2系統(デュアル)燃料噴射過給ガソリンエンジンである。1.6Lにもかかわらず、最高出力200kW/6500rpm、最大トルク370N・m/3000~4700rpmと、とんでもない数値をたたき出す。自然吸気の3.5Lガソリンエンジン並みだ。スポーツブランドの「GR」とはいえ、ヤリスには有り余るパワートレーンではないか。なお圧縮比は10.5:1と過給エンジンとしては平均的な値、燃料仕様はハイオクである。

> 1.6Lという排気量は、WRC「グループR5」のレギュレーションから決定。3気筒にしたのはダウンサイジングのためではなく、エンジン性能を最大化するためだ。エンジン技術者には当たり前だが、3気筒にすると各気筒の排気干渉が小さくなり、排気時の背圧を低くできる。残留ガスの掃気性が高まり、吸入空気の体積効率が向上する。

> もちろん排出ガス流量も大きくなる。タービン径の大きなターボチャージャーを採用して、出力を高めながらも応答性と両立しやすくなる。おまけに、残留ガスが少ないとノッキング(異常燃焼)耐性が高くなる。3気筒化による掃気性の向上効果をさらに高めるため、吸排気バルブに油圧制御の可変バルブタイミング機構(VVT)を採用している。具体的には吸排気バルブのオーバーラップをエンジン回転に合わせて、掃気効率と吸入空気量を最大化している。

> 気筒のボア(内径)×ストローク(行程)は、87.5×89.7mmとほぼ同じにした「スクエア」で、モータースポーツ用エンジンとしては常道だ。若干ロングストロークにしたのは、燃費を多少意識したのだろう。

> 新エンジンの設計で特筆したいのは、ほとんどMBDだけを用いて、多くの設計諸元の最適解を導き出したことだ。試作レスと言える水準のよう。従来はMBDを活用するものの、試作が残っていた。

> 例えば、吸気ポート形状とバルブ径は、耐ノッキング性の向上と、出力向上に寄与する吸気流量の増大を両立するため、数値流体力学(CFD)の解析で決めたという。具体的にはタンブル流の強度と吸排気バルブ径の最適値を見い出し、燃焼速度を上げた。

> その結果は興味深いもので、やはりと言うべきか、トヨタの一般車用の最新4気筒エンジンの吸気ポートと似た形になった。この新型エンジンはスポーツ車用で目的は異なるが、最適な形状というのは近くなるものなのだ。シリンダーヘッド側のペントルーフ燃焼室に、できる限り真っすぐにつながるポート角度にした。また吸気流量を向上するために、吸気ポートのサイアミーズの分岐部を短くする細かい配慮も施してある。

> タンブル比は2.8、流量係数が0.52とそれなりの水準。だがボア×ストロークをスクエアにすると、ピストン速度を上げられず、圧縮行程後半の実タンブル比や乱流強度をあまり高くできない。燃焼速度は十分と言えるほど高くなっておらず、まだノッキングが厳しいようだ。燃焼室周辺をしっかりと冷却するために、ウオータージャケットなどいくつかの工夫を凝らしているという。

> 少し驚いたのは、タンブル強度に大きく影響する吸気バルブシートに、偏心圧入バルブシートリングを採用したことだ。トヨタの最新世代エンジンでは、タンブル強度を最大化するためにバルブシートリングを使わないレーザクラッドシートを採用している。これを使わないというのだ。理由はメンテナンス性の考慮ということだが、納得しにくい。確かにエンジンを改造するユーザーはいるとは思うが、バルブシートまで配慮する必要があるのか。メンテというよりは、モータースポーツの厳しいエンジン環境にはレーザークラッドではもの足りないのかと勘ぐりたくなる。

> 燃料噴射系はデンソー製で、「D4-ST」と呼ばれる過給エンジン用にポート噴射と筒内直噴の2つのインジェクターを併用したデュアル噴射構成としている。2005年発売のレクサス車に搭載した「2GR-FSE」エンジンに世界で初めて採用された技術だ。燃料噴射圧はそれぞれ0.5MPa、20MPaと一般的だが、このうち直噴インジェクターのマルチホールの噴孔形状を最適化することにより、タンブル(縦渦)強度をさらに高めるために気流をアシストすることにも活用しているようだ。また、混合気のミキシング向上などのために、主に低回転では筒内直噴でマルチ噴射制御も採用しているという。


> 工夫いっぱいのエキマニ一体シングルターボ

> 応答性と出力の向上のために最も工夫したのが、エキゾーストマニホールド一体型のシングルスクロールターボだ。トヨタ市販車として初めての技術を複数採用し、かなりこだわっている。

> 3気筒化でタービン容量を大きくできるが、低速ではインペラーによる過給に時間がかかってしまう。応答性の悪化を防ぐため、ウエイスト・ゲート・バルブ(以下、WGV)にモータースポーツで開発された駆動制御を採用した。加速前からWGVを閉じてタービン回転数を上げておき、ターボラグを短縮する。市販車への採用はトヨタで初めて。この制御と適合は大変複雑だと思うが、MBDをフル活用して実現した。15%とかなり大きな応答性の向上を実現したという。

> ターボで他に目を引くのが、トヨタ市販車としては念願と言えるボールベアリングやアブレイダブルシール†の採用だ。摩擦低減と効率向上を実現する。結果としてターボ総合効率を5ポイントほど高めたという。そのベースを明かしてくれなかったが、一般的には58%前後だから63%は超えているのだろう。筆者の推定通りならば、このターボのエンジン性能への貢献度は大きい。

≫ †アブレイダブルシール=吸気を押し込むコンプレッサーハウジングの内壁に、樹脂を厚めにコーティングした後に、インペラーの回転によって切削し、最小のクリアランスを実現する手法。

> ただし!! 誠に残念なことに今回のターボは内製ではなくIHI製なのだ。トヨタはかねてターボを内製している。今回も内製化にこだわってほしかった。

> この他に、MBDを駆使して、軽量化にもしっかりと取り組んでいる。同出力のエンジン群で最軽量を実現したという。詳細は割愛するが、エンジンブロックのウオータージャケットの底を浅くしたこと、シリンダーヘッドに2階建てカムキャップ構造を採用したこと、カムシャフトを中空にしたことなど地道な工夫を凝らす。


> もっといい内製エンジンを

> 駆動系は、「GR-FOUR」と呼ばれるフルタイム4WD(4輪駆動)である。パワートレーンは車両の前に配置し、一部の駆動力を後輪に伝えるオンデマンド方式。駆動力の前後配分を走り方に合わせて3種類のモードを用意する。ノーマルモードで60:40、スポーツモードで30:70、トラックモードで50:50となる。

> ITCC(Intelligent Torque Controlled Coupling)と呼ばれる12枚の電子制御多板クラッチカップリングで前後の動力配分を制御する。ダイレクト感やリニア感などドライバーの意のままの走りを実現するという。加えて、車両全体の重量配分を最適化するために鉛蓄電池は後ろに搭載している。

> とにかく素晴らしいことは、新型エンジンで完全な新技術や飛び道具をほとんど使わずに、MBDを駆使してスマートに設計していることである。言い換えれば、究極の高性能に近いエンジンは、「素」のエンジンの改良でできることを証明したわけだ。

> ほとんどのエンジンを共通化しているトヨタの開発で、なぜこんなエンジンを造れたのか不思議でならない。モータースポーツへのこだわりだろうか。G16E-GTSの開発者には敬意を表するほかにない。今後もMBDを駆使して、一般の乗用車用にも「もっといい内製エンジン」のスマートな開発を継続してほしいものだと切に願う。


> 古野 志健男
> SOKENエグゼクティブフェロー
> ふるの・しげお。1957年生まれ。滋賀県出身。78年福井高専卒、82年豊橋技科大電気電子工学専攻修了。同年トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)入社、東富士研究所先行エンジン技術部。2000年エンジン制御システム開発部主査、05年第2パワートレーン開発部部長。12年、日本自動車部品総合研究所(現・SOKEN)常務、13年同社専務、20年同社エグゼクティブフェロー。14年~19年3月まで内閣府SIP革新的燃焼技術サブプログラムディレクター。日本自動車部品工業会技術顧問。


<参考=「GRヤリスに怪物エンジン、実は造り方がすごくてほぼ試作レス」(日経クロステック、11月25日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/01/25 (Mon) 20:09

副題=COPEN GR SPORT


 COPENはダイハツのスポーティー軽自動車ですが、トヨタがCOPEN GR SPORTを販売しています。


<参考=「COPEN GR SPORT」(TOYOTA GAZOO Racing)>
<消滅・22/11/30>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/01/27 (Wed) 00:46

副題=PRIUS PHV GR SPORT

 こんばんは。


 プリウスPHVにもGR SPORTが出ました。

<参考=「PRIUS PHV GR SPORT」(TOYOTA GAZOO Racing)>
<消滅・22/11/30>


NO.2239 とあるソーシャルディスタンス?<起稿 壱老>(20/12/26)


【壱老】 2020/12/26 (Sat) 18:34

 何故か少し和みました。

<参考=「#1 サンタクロースマネキンドッキリin沖縄」(YouTube)>