みんながパソコン大王
雑談<NO.255>

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総 合 目 録 趣意書

表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.256
2411 天才・萩尾望都の恐ろしさを思い知らされる『一度きりの大泉の話』 磯津千由紀 21/06/17
2410 <嵐電(らんでん)>京都市内を走る路面電車 シバケン 21/06/17
2409 セガが社内勉強会の資料を無償公開 ~数学は不要? 断じて否、ゲーム開発ではバリバリ使うぜ! 磯津千由紀 21/06/17
2408 リチウムイオンバッテリーが劣化するメカニズムが解明される 磯津千由紀 21/06/17
2407 <京都市財政危機<!?>>市営地下鉄東西線/市職員の高賃金/手厚い敬老パス シバケン 21/06/16
2406 コミナティ筋注(ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン、COMIRNATY intramuscular injection) 磯津千由紀 21/06/13
2405 <東京五輪>そもそも、日本には、国際試合についての人材不足<?>。 シバケン 21/06/13
2404 オリンピック禍 21/06/11
雑談NO.254

NO.2404 オリンピック禍<起稿 ?>(21/06/11)


【?】 2021/06/11 (Fri) 20:31

コロナ禍の終息は見えないが、オリンピック禍は間もなくに終わる。過ごせば良い。それでもし自民党が、社会党や民主党の様に衰退してくれたなら儲けだ。戦後が終わるかも知れない。
飲食店や酒場やパチンコ屋やクルーズ船が好きなら、行けば良い。それらに通勤電車ほどの不安はない。しかし、与党議員や政府関係者の家族が、オリンピックの競技会場に行くかね。東京都のパブリックビューイング会場でもだ。


【シバケン】 2021/06/11 (Fri) 23:26

【?】さん、こんばんわ。

議員殿や、政府関係者の家族が、その手、競技に興味あるなら、ですが。
且つ、近くなら、競技会場なり、パブリックビューイングを見に行くかもです。
どんな哉と。

ワクチン接種状況もあるですが。


NO.2405 <東京五輪>そもそも、日本には、国際試合についての人材不足<?>。<起稿 シバケン>(21/06/13)


【シバケン】 2021/06/13 (Sun) 17:33

五輪招致では、只々、日本にと。
勝ち取り、万歳三唱してたですが。関係者は。
中身、わかっておらず<?>。

又、
その当時の、主たるの面々も、消えてまして。
主催者、東京都の知事、石原慎太郎。
これが、猪瀬直樹、舛添要一で、小池百合子。

組織委員会なら、森喜朗から、橋本聖子。
JOCは、竹田恆和から、山下泰裕。

首相ねえ。
招致活動開始時<2011年>には、何と、まの、民主党の、野田佳彦。
前回のブラジル、リオ大会の閉会式では、安倍晋三が、マリオを演じまして。
それも、現在、菅義偉。

大会運営のプロの話どころか、主たるの面々まで、総替え<!>


<図1>
各国が開催した国際スポーツイベント




<図2>
スポーツの国際統括団体の国別役員数



<写真3>
開催目前の東京五輪・パラリンピックだが、今も開催の是非を巡る議論が続く=共同



>本番目前でも開催可否が取り沙汰される東京五輪・パラリンピック。国際オリンピック委員会(IOC)との契約で日本側に中止権限がないことも批判を呼んだ。国際団体との綱引き、費用の膨張、非合理な組織体制などの課題は過去に日本で開いた国際大会と共通する。長期戦略を欠き、運営のプロを育てず、教訓を引き継がない悪弊が五輪で再び露呈した。


>「もしコロナ禍と重なっても、日本は開催すると言い続けるしかなかった」。東京五輪関係者の言葉ではない。発言の主は2019年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の組織委関係者。ワールドラグビー(WR)との契約で日本側の事情では中止できない規定があった。開催するもしないもWR次第だ。

>実際、開催取り消しの危機があった。15年、主会場に予定していた国立競技場の完成が半年遅れ、使えなくなった。客席数の減少などに伴う収入減は90億円と見込まれた。投資回収に不安を覚えたWRは開催国を他に移す可能性を通告した。

>当時の組織委幹部は「組織委への公的補助金を増やしてもらい何とか自国開催を守った」と明かす。

>組織委幹部の人事権も握られていた。主要人事はWRの承認が必要と契約で定められ、「外圧」で更迭された幹部がいた。「日本のスポーツ界は信用されていない」。当時の幹部は悲憤まじりに語る。

>国際団体との関係で日本は常に後手に回ってきた。五輪の中止権限をIOCだけが持つ契約は過去の五輪も同様とはいえ、「契約の際、まともな交渉はなかった」と東京都の関係者。大会ごとに翻弄される最大の要因は人材不足だ。

>現役アスリートを除き、国際スポーツ界で存在感を持つ日本人は少ない。東京五輪で行う33競技の国際競技連盟役員の出身国は日本はアジアで中国と首位タイの6人だが、フランスの12人、米国の11人などと比べると見劣りする。

>国際大会の運営ノウハウも乏しい。02年のサッカーW杯日韓大会後、冬の時代が続いた。03~19年に開いた大規模大会は07年陸上世界選手権とラグビーW杯だけ。米国は11、オーストラリアは8、中国は8の大会を開いた。招致が国策のカタールは4大会を催した。

>欧米などでは人材が国際大会を「はしご」して経験を重ねる。筆頭が12年ロンドン五輪の組織委会長を務めたセバスチャン・コー氏だ。18年サッカーW杯のイングランド招致活動に携わった後、現在は世界陸上連盟会長を務める。

>足りないノウハウを継承する意識が乏しい。東京五輪の組織委幹部は「1998年の長野五輪の運営に携わった人は数えるほどしかおらず、当時のことはよく分からない」と話す。資料も散逸する。ラグビーW杯組織委はサッカーW杯日韓大会の詳細な資料を探したが、ほとんど残っていなかった。

>人材や知見の不足をカバーするため、日本の大会は「官」に頼ってきた。組織委の実務を取り仕切る事務総長の顔ぶれが象徴的。五輪やサッカー、ラグビーのW杯ではこの重職を全て省庁のOBが務めてきた。64年の前回東京五輪以来続く「日本型組織委員会」だ。

>役所から出向者や補助金を出してもらうには有利に働く。東京五輪組織委の職員4000人超のうち、省庁や自治体からの出向者は4割。弊害として組織が縦割りとなり、コスト意識は乏しくなる。

>「建築部門の予算が膨らみ、ボランティアの待機所も住宅のように立派」と幹部。組織委などが整備する仮設設備の経費は当初の約5倍の3890億円まで増えた。

>また関連企業からの出向者が多い。ラグビーW杯の時は、出向者が出身企業に利益誘導するような形で受発注するケースが発生。「様々な規則をつくったが、完全に防げず費用増につながった」と当時の組織委幹部は話す。

>ハードも見劣りする。現在、サッカーW杯の決勝には収容8万人の競技場が必要。条件を満たすスポーツ施設は米国の22カ所は別格だが、中国の3、英国や豪州の各2に対し、日本はゼロだ。

>施設の仕様は国際基準からほど遠い。ラグビーW杯の決勝の舞台となった日産スタジアム。仮設のVIP用スペースに約10億円を掛けた。全12会場への予備電源には25億円、予備の光ファイバーには15億円。巨費を投じたインフラは大会後に撤去された。15年のW杯イングランド大会では競技場にもともと機能が備わっていた。

>ソフト・ハード両面の問題で東京五輪とラグビーW杯の開催費は大会史上最高額に膨らんだ。それでも祭りが終わればまた元通り。次の大会はまた更地から始まる。この悪循環を止めない限り、スポーツ界の真の国際化は望めない。


>継承ノウハウ、最大の遺産
ゴルフの松山英樹、野球の大谷翔平、バスケットボールの八村塁……。日本アスリートが次々と未到の頂を踏んでいる。優秀な選手の育成では、スポーツ界は長足の進歩を遂げてきた。国際大会の運営能力が追いつけていない。

>日本のスポーツ界に長期的な戦略が乏しかったからではないか。競技団体は内向きで、世界の「スポーツ貴族」と渡り合える人材を育ててこられなかった。競技場を建てる国や自治体にも国際的な視点やビジョンが足りなかった。五輪後のあり方が定まらない国立競技場はその象徴だろう。

>「国全体で国際大会の招致、運営をサポートする専門の組織をつくるべきだ」。電通出身で、サッカーとラグビーのW杯で組織委幹部を務めた鶴田友晴氏は提言する。競技の垣根を越え、大会の招致計画を共有。運営ノウハウや一部の財源、人材を蓄積しておき、各大会の組織委を支援する。「国際基準にあったスタジアムの整備もスポーツ庁中心に戦略的に進めた方がいい」と鶴田氏は話す。

>地道な努力は始まっている。ラグビーW杯の組織委が残した報告書は、国際統括団体との衝突や出向者の弊害などに踏み込んだ内容になっている。貴重な経験を後世に伝えるためだ。東京五輪にもそうした視点が必要だろう。「人材をスポーツ界に残し、ノウハウを継承していくことが最大のレガシーになる」。組織委の幹部は訴えている。

>(スポーツビジネスエディター 谷口誠、渡辺岳史、木村祐太)


>国際スポーツ大会の運営
>大規模な国際大会の招致や運営は、各競技団体や自治体、民間企業の出向者らで構成された組織委員会が担う。東京五輪・パラリンピックの組織委員会は約4200人が在籍する。招致の際には、主催者となる国際統括団体のスポンサーや放送局に自国企業が就いていると有利に働く。アマチュアの祭典のはずのギリシャの古代五輪の時代からプロのトレーナーやスポーツ用品産業があったといわれる。歴史的にもビジネスと切り離せない。
近年は大会の肥大化により、五輪を招致する都市が減った。冬季五輪は温暖化の影響も受ける。過去の開催都市のうち、2080年代に大会を開けるのは札幌など6都市に減るとの研究がある。

<参考=「「祭典のプロ」不在、五輪でも 教訓引き継がぬ悪弊」(日本経済新聞)>


NO.2406 コミナティ筋注(ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン、COMIRNATY intramuscular injection)<起稿 磯津千由紀>(21/06/13)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/06/13 (Sun) 22:57

 こんばんは。


 下記参照されたし。


<参考=「医療用医薬品 : コミナティ」(京都遺伝子ゲノム百科事典)>

<参考=「コミナティ筋注 最新の添付文書を参照のこと」(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)>(PDF)
<消滅・22/04/17>

<参考=「コミナティ筋注 適正使用に関するお願い」(ファイザー株式会社)>(PDF)


NO.2407 <京都市財政危機<!?>>市営地下鉄東西線/市職員の高賃金/手厚い敬老パス<起稿 シバケン>(21/06/16)


【シバケン】 2021/06/16 (Wed) 17:13

敬老パス=70歳以上の市民対象/市バス、市営地下鉄乗り放題。

詳細については、下記<参考>。
<参考=「敬老乗車証制度に関する手続等についてのご案内」(京都市情報館)>

基本、
京都市内在住なら、車所有反って、不便。
市内の駐車料金、バカ高く。

市職員の給料高いは、昔っから、有名。
諸般の問題あって。
の、中身、ここでは、記載出来ず。
平たく、無難には、労働組合のチカラが強く。

>京都市は25日、企業の破産にあたる「財政再生団体」に2028年度にも転落する恐れがあるとして、21~25年度の5年間で計約1600億円の収支改善に取り組む行財政改革案を公表した。将来の借金(市債)返済のために積み立てた基金で赤字を穴埋めする会計手法が限界に陥り、財政運営の抜本的見直しを迫られることになった。

>改革案の内訳は、全職員対象の給与カット(最大6%)や職員数削減(550人)で215億円、事業や補助金の見直しなどで721億円、土地売却117億円など。対象の事業や補助金は今夏までに詰める。

>門川大作市長は取材に、「国基準や他都市の水準を上回っているものは、聖域なく見直したい」と述べた。

>「将来負担の重さ」ワースト1位<図1>

<図1>
主な政令市の借金に関する指標



>市の財政は危機的だ。

>将来見込まれる借金などの負担の重さを示す「将来負担比率」は191・1%(19年度決算)と、全20政令指定都市の中でワースト1位。収入規模に対する借金割合の「実質公債費比率」もワースト4位の10・4%(同)だ。市債残高は1兆3424億円(同)で市民1人当たりの負担額は、2番目に大きい。

>借金増大の要因の一つは、1997年に開業した市営地下鉄東西線にある。

>工費が高騰したバブル期に建設を続け、事業費が当初想定の1・4倍(5461億円)に増加する一方、利用客は当初見込んだ1日約18万4000人に一度も達したことはない。

>地下鉄事業は営業収入を支出にあてる特別会計で営むのが原則だが、京都市では、営業収入だけでは収支が成り立たず、2004~17年度に計967億円を一般会計から補填ほてんした。

>手厚い市民サービス・高水準の職員人件費

>公共事業の支出が財政を圧迫する中、手厚い市民サービスは維持した。

>70歳以上の市民が無料か低料金で市バス・地下鉄を使える「敬老乗車証(敬老パス)」は、1973年度の約3億円から2019年度は対象者の増加で50億円まで膨張。市民1人当たりの公費負担(3392円)は同様の制度のある13政令市中、2番目に高い。

>ほかにも、小学生の虫歯治療費の全額助成事業を1961年から、保育士の独自加配を66年から継続。職員人件費の給与水準(ラスパイレス指数)は政令市で4位タイの高水準だ。

>古都の特性

>京都市の場合、都市の特性もハンデになっている。学生が多く、納税義務者の割合は43・1%と政令市(平均47・2%)で最も低い。景観保全の高さ規制で高層ビルが少なく、非課税の寺社が多いため、主要税源の固定資産税の市民1人当たりの税収は政令市平均より約3000円低い。

>自治体は通常、財源が不足すると、貯金の「財政調整基金」を取り崩すが、京都市では2000年度にほぼ枯渇。次に手を出したのが「減債基金」だった。<図2>

<図2>
京都市の減債基金残高と取り崩しの推移



>これは各自治体が将来の借金返済のために条例で設ける基金で、取り崩すことは違法ではないが、財源不足の穴埋めに使うことは将来世代に負担を押しつけることになるため、自治体財政の「禁じ手」とされる。

>市は05年度から減債基金を取り崩し、21年度は新型コロナウイルスによる観光客の激減などで200億円超の財源不足に陥り、基金から過去最大の181億円を取り崩す方針だ。

>この状態が続くと26年度に基金は枯渇し、28年度に赤字割合が地方自治体財政健全化法上の財政再生団体の基準に達するため、市は大幅な行財政改革に踏み切ることにした。

>◆財政再生団体=地方自治体財政健全化法に基づき、国の関与のもとで抜本的な財政再建が進められる。これまでの例は北海道夕張市のみ。市民サービスの大幅な低下は避けられず、京都市では、国民健康保険料は3割(年約2万7000円)の値上げ、保育料は4割(月約3800円)の値上げを想定している。

<参考=「京都市「財政破綻」の危機…高い職員給与・手厚い敬老パス・バブル期に地下鉄建設」(読売新聞)>
(21/05/26)


【シバケン】 2021/06/16 (Wed) 18:08

京都市の、敬老パスについては、羨ましくて。
これなら、呆けて来たら、免許返納出来るなと。
まあねえ、京都市でも、場所に寄るですが。結構、充実してるです。

<参考=NO.1053 高齢者専用の運転免許創設<?>安全機能付き車に限定<?>


真性、純正、呆けてもたら、市バス、地下鉄に乗ったら、どこえ行くか、わからんですが。


【シバケン】 2021/06/16 (Wed) 22:34

副題=四条通りの道幅を2年も掛けて、車道の幅、狭くして。

<参考=「NO.1693 京都:白タク天国、観光地横行 韓国業者も参入(毎日新聞、5月27日)」寄稿シバケン 2018/05/28 (Mon) 09:47
<副題=観光都市京都の問題・白タクだけではありません。>

>ではあっても、市の税収は増えてると、思うですが。
>増えても、ゴミの収集等で、消えてるのではと。

>イヤ、京都市在住の知人申すに、税収増えて、市民税でもが、若干なりとも、減額ならなれど、替わらずで、四条通りの、烏丸から、河原町までの車道が、観光客のためと、車道の道幅狭くされたり。

>昔には、気楽に買い物に行けた、錦市場は、観光客で、ゴタ返しで、値も高くなり。
試食の食べ物も、ゴソリと、取られるが故、無くなってもたりで、生活に不便になって来てると。
さもありなんと。


大体が、観光客優先に過ぎたです。
で、何の効果が<?>

民泊が、どんどん増えまして。中身、外国人資本。
主たる、中国、韓国。
土地代高騰させて、町内崩壊。コロナ禍で、さての、どするの哉と。


【シバケン】 2022/02/17 (Thu) 19:30

副題=その昔より、京都市内に住むは、大変でしたです。

地価が高過ぎまして。
出来る事なら、当方的、京都市内に戻りたいですが。とても、とてもの、無理難題。

大体が、資産家が、別荘<?>として、所有してまして。
京都市も、財政難で、その辺りに切り込むのかと。多いにやって頂戴なと。

それでも、地下は下がりませんです。

<図1>
京都市内と府下のマンション
平均価格(平方メートル単価)の推移



<図2>
非居住住宅利活用促進税(別荘・空き家税)の概要



>京都市は17日、別荘や空き家などの居住実態のない住宅の所有者に対し、新たに「非居住住宅利活用促進税(別荘・空き家税)」を課す条例案を2月市議会に提案した。慢性的な財政難への対応に加え、富裕層によるセカンドハウスとしてのマンション購入増加で不動産価格が高騰し、子育て世代が市外へ流出するのを防ぐ狙い。導入は早くても令和8年以降で、初年度に8億6千万円(1万3千件)、翌年度以降は9億5千万円(1万5千件)の税収を見込む。

>国内では、静岡県熱海市が昭和51年にリゾートマンションなどに「別荘等所有税」を導入したが、都市部で空き家も含めた幅広い住宅の所有者を対象とした税は全国初という。

>課税対象者は生活拠点が別にあり、空き家や別荘、セカンドハウスなど普段は住んでいない住宅の所有者。市条例で保全対象となる京町家や景観重要建造物、賃貸・売却を予定する住宅などを除く。

>課税額は、固定資産評価額の0・7%に、立地や広さを考慮した「立地床面積割」を加えて算出。試算では、別荘目的で市中心部の高層分譲マンションの一室(床面積100平方メートル)を所有した場合の税額は年間約94万円、京都駅近くのワンルームマンション(同30平方メートル)では同約3万円となる。

>居住実態の有無は個人市民税や固定資産税のデータのほか、現地調査を踏まえて判断する。

>高度経済成長期の狭小住宅など価値が低く、売買や賃借しづらい建物の所有者に配慮し、新税導入から5年間は100万円未満の建物を課税対象外とした。5年経過後も、家屋の固定資産評価額が20万円未満の建物は対象外とする。条例施行から5年ごとに課税条件などの検証を行うという。

>家族向けマンション 相場は6千万円
>「分譲はもちろん、賃貸でも手が出ない」。京都市内のホテルに勤務する男性(29)は嘆く。3年前に結婚した際、2千万~3千万円の予算で市内の物件を探したが、相場は2~3倍のため、断念した。現在は大阪府境近くの阪急京都線沿線の賃貸マンションで、会社員の妻(32)と長女(1)と暮らす。男性は「職場が近い方が理想的なので市内に住みたい」といい、市の新税の影響を見て、今後について決めたいとしている。

>市内では、同様の理由で子育て世代の市外流出が顕著だ。市の担当者は「これ以上流出が続くと、地域力の地盤沈下が進む悪循環に陥る」と懸念する。

>不動産経済研究所(大阪市)によると、京都市内で令和3年に分譲されたマンション1平方メートル当たりの価格は前年比9・4万円(12・6%)増の84・1万円。10年間で約1・6倍に跳ね上がった。主に家族向けの需要が高い70平方メートルの相場は約6千万円。四条烏丸など市中心部では7千万~1億円の物件も多い。

>背景には、京都は国内外の富裕層に加え、企業が所有して接待に使う物件としての人気も高く、新型コロナウイルス禍でも影響を受けていないという事情があるという。

>都市政策に詳しい京都府立大京都地域未来創造センター長の川勝健志教授は「新税導入で不動産が動き出し、若い世代が住めるような状況を生みだすことが期待される。地域力の回復にもつながるのではないか」と話している。(田中幸美)

<参考=「「京都に住めない…」富裕層人気で不動産価格高騰 別荘・空き家税を市議会に提案」(産経新聞)>


NO.2408 リチウムイオンバッテリーが劣化するメカニズムが解明される<起稿 磯津千由紀>(21/06/17)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/06/17 (Thu) 01:14

 こんばんは。


 「若し本当なら」劣化の少ないリチウムイオンバッテリーの開発に繋がって、EV等が劇的進化するかも。


> スマートフォンや電気自動車などの電源として用いられているリチウムイオンバッテリーは、使い続けると容量が低下していくことが知られています。そんなバッテリーの劣化メカニズムが、スタンフォード大学の研究チームによって解明されました。

> 研究チームによると、リチウムイオンバッテリーの劣化は、リチウムイオンバッテリーに含まれる酸素が漏れ出すことで起こるとのこと。しかし、500回の充電サイクルで漏れ出す酸素の量は全体の6%で、1回の充電サイクルごとに漏れ出す酸素の量が少なすぎることから、そのメカニズムは観察されてきませんでした。そこで今回の研究では、酸素の損失によって変化する周囲の粒子の化学的性質や構造を観察することで、酸素が漏れ出すメカニズムを間接的に観察しました。

> 研究チームは、さまざまな回数の充電サイクルをこなしたリチウムイオンバッテリーを分解し、ローレンス・バークレー国立研究所の特殊なX線顕微鏡を用いて、10億分の1メートルのスケールでリチウムイオンバッテリーを構成するナノ粒子の構造を観察しました。

> 研究チームによると、これまで、リチウムイオンバッテリーの酸素は、ナノ粒子の表面から漏れ出すと考えられていたとのこと。しかし、今回の観察の結果、酸素は最初にナノ粒子の表面から漏れ出した後、ナノ粒子の内側からも漏れ出すことが判明しました。加えて、ナノ粒子同士が塊を形成している場合、酸素が漏れ出す量が少なくなることも明らかになりました。

> さらに、研究チームは「酸素を失ったナノ粒子は、最密構造を形成するために内側へ崩壊する」と予想し、酸素を失った後のナノ粒子の構造変化をコンピューターシミュレーションで解析しました。その結果、予想に反して「ナノ粒子を構成する金属イオンは移動するものの、ナノ粒子の構造は変化しない」ということが判明しました。

> 研究チームの一員であるウィル・チュエ氏は、「この金属イオンの再配列は、酸素の不足によって引き起こされ、時間の経過とともにバッテリーの電圧と効率を低下させます。私たちはこの現象の概要を以前から知っていましたが、メカニズムは不明でした」と、今回の発見に喜びを示しています。

> また、チュエ氏は「今回の研究による科学的な理解は、酸素損失とその損傷効果を軽減する新しい方法の開発につながる可能性があります」と、リチウムイオンバッテリーの劣化を軽減する研究への意欲を語っています。


<参考=「リチウムイオンバッテリーが劣化するメカニズムが解明される」(Gigazine、6月15日)>


NO.2409 セガが社内勉強会の資料を無償公開 ~数学は不要? 断じて否、ゲーム開発ではバリバリ使うぜ!<起稿 磯津千由紀>(21/06/17)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/06/17 (Thu) 02:44

 こんばんは。


 大学の数学(テンソル?、多元空間?、空間の曲率?...)ではなく、高校までの数学(実用的な数学)のようですね。


> PDFドキュメントで150ページ超の大分量。ラスボス概念「クォータニオン」に挑め!


> 有名なゲーム会社・セガの社内勉強会で使われているという数学のテキストが無償で公開され、話題になっています。内容は「線形代数」で、ゲームではおもに3DCGの技術的基礎として応用されているのだそうです。モノを空間に配置して、回転させるという処理は3Dゲームでは頻出しますが、そのベースとなる知識をまとめて得ることができます。


> セガ公式アカウント

≫ サインコサインタンジェント、虚数i…いつ使うんだと思ったあなた。実は数学は、ゲーム業界を根から支える重要な役割を担っているんです。

≫ 今日は、セガ社内勉強会用の数学資料150頁超(!)を無料公開。


> 今回公開された資料「基礎線形代数講座:線形代数 回転の表現」は全部で8講からなり、本文は140ページにも及びます。有志での社内勉強会に用いられているとのことで、質に関しても問題はないでしょう。

≫ 第1講 イントロダクション
≫ 第2講 初等関数
≫ 第3講 ベクトル
≫ 第4講 行列 I:連立一次方程式
≫ 第5講 行列 II:線形変換
≫ 第6講 行列 III:固有値・対角化
≫ 第7講 回転の表現 I
≫ 第8講 回転の表現 II

> 筆者は高校で文系を選択したこともあり、複素数とベクトルあたりまでしか習っていません。なので、ゲームプログラムの話題になると「若い頃に行列ぐらい学んでおけば、理解が早かっただろうになぁ」と思うことはよくあります。最近流行りのAIなどでも、数学は大事ですしね。

> なので、こうした教材が一般に公開されるのは大変ありがたいですね。今度チャレンジしてみようと思います(今度っていつになるんだろう!)。「クォータニオン」(四元数)かぁ……。「勉強会の中では最後に出てくるラスボス」クラスの難しい数学概念らしいですが、マジでボスキャラみたいな名前ですね。瞬殺されないように頑張りたいです。

> 資料は現在、スライドの共有サイト「SlideShare」で閲覧できます。「LinkedIn」のアカウントがあれば、PDFファイルをローカルにダウンロードすることも可能です。


<参考=「セガが社内勉強会の資料を無償公開 ~数学は不要? 断じて否、ゲーム開発ではバリバリ使うぜ!」(窓の杜、6月16日)>


NO.2410 <嵐電(らんでん)>京都市内を走る路面電車<起稿 シバケン>(21/06/17)


【シバケン】 2021/06/17 (Thu) 13:53

「京都の人は親しみを込めて、この電車を「嵐電(らんでん)」と呼ぶ。」
と、されてるですが。

当方的には、単に「嵐山行き電車」を略して、「嵐電」と、思てたですが。

いやね。
同じの、「京福電気鉄道」で、出町柳からの、「叡山行き電車」。
略して、「叡電(えいでん)」も、やってたですが。昭和61年<1986年>に「叡電」として、独立しまして。

要は、四条大宮からの、嵐山行きが、「嵐電」。
出町柳からの、比叡山行きが、「叡電」でしたです。

そんな意味では、「京福電気鉄道」の、「京福」に馴染み薄く。
イヤ、「京都」「福井」の意なれど。「福井」では、「福井」で、バス等、運営してるのらしく。


<写真1>
新緑の三条通を行く路面電車。通勤ラッシュなど多客時には二両連結で運行する=京都市右京区



<写真2>
通勤ラッシュ後に駅で行われる連結電車の切り離し。ダイヤが乱れやすい路面電車では、短時間で正確な作業が求められるという



<写真3>
京都・太秦の街を縫うように走る嵐電=京都市右京区(本社ヘリから、永田直也撮影)



<写真4>
アジサイと嵐電の紫の共演が見られた=京都市右京区



>色違いの車両をつなげ、京福電気鉄道の路面電車が新緑の京都の街を行く。嵐山を背景にした街区を走るためか、京都の人は親しみを込めて、この電車を「嵐電(らんでん)」と呼ぶ。

>路面電車の連結運転は珍しい。嵐電も朝の通勤通学時と土日の乗客の多いときだけだが、紫や茶一色、緑とクリームのツートンなど色が違う車両が連結されて走る姿は、なかなか楽しい。

>京都市は昭和40年代まで市営と2私鉄の3社の路面車が街中を行き交っていたが、利用客の減少などでまず昭和53年に京都市電が全廃。平成9年に京阪の路面電車区間が地下鉄に置き換わり、全路線の4分の1(約3キロ)が路面電車の嵐電は、最後の生き残りだ。

>市中心部の四条大宮が始発駅だ。ホームに向かうと「遠山の金さん」が描かれた太秦(うずまさ)映画村のヘッドマークを付けた紫の電車が乗客を待っていた。観光スポットの映画村や美術館、寺社仏閣が沿線に多く、乗ったとたん観光気分に心が浮きたつ。始発駅から5分ほど西へ走ると、車と並走する路面電車区間に入った。鳥居や寺院の甍(いらか)が視界に入ってくるのは、いかにも京都らしい。

>新型コロナの感染拡大前は、乗客の3割が外国からの観光客だったという。今は利用客が減っているが、運輸係長の宮本和義さん(56)は「一番の願いは沿線の方に長く乗ってもらうこと」と話してくれた。

>京都で唯一の路面電車となった嵐電。街や地域を行き交う人の足として走り続けている。
(写真報道局 永田直也)

<参考=「街行く路面電車 京都の街を行く嵐電」(産経新聞)>


【シバケン】 2021/06/17 (Thu) 14:29

副題=嵐電ねえ。そら、当方的、馴染みあるです。

四条大宮の始発の駅なるは、我が母校、郁文中学校の横手でして。当時の我が家からなら、徒歩7分で、中学校。
横手は大袈裟の、100mも、あるのかと。

かと、言うて、嵐電に乗ったは、何回哉の、10回に、満つのか、満たず哉の程度。

イヤ、
嵐山には、数え切れぬ程に、行ってるです。

昔っから、観光地には、間違い無いですが。その昔には、まあ、言うたら、観光も、日本人だけ。
その、更なるの昔なら、観光も、京都の人だけかと。
まあ、言うたら、一寸、ぶらりの程度でしたです。


NO.2411 天才・萩尾望都の恐ろしさを思い知らされる『一度きりの大泉の話』<起稿 磯津千由紀>(21/06/17)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/06/17 (Thu) 18:24

 こんばんは。


 会員記事なのに、何故か後ろ半分が読めません。

 昭和40年代からモーさまとおケイさまの作品を読んでましたが、おケイさまは男性作家が描く少女漫画に近い作品が多いのに対し、モーさまは底が知れぬ感じでした。モーさまの作品は「怪奇ロマン」などと呼ばれ、一般受けはしてなかったですね。
 大泉サロンといえば、24年組より若いですが、若くして亡くなった花郁悠紀子が好きでした。
 其の後大泉サロンは解体し、おケイ様は上井草(私のアパートから近かった)に大邸宅を建てましたが大学教授に招聘されて京都に移住し、モーさまはずっと飯能にお住いのようですね。


> 青木るえか エッセイスト


> 「私に竹宮惠子さんのことを訊かれても言いたくありません、そのことをわかってください、わかってもらうためにはしょうがないから1回だけ、その理由を書きます、ということで、もう一切何も言いませんよ。いいですね」

> 萩尾望都の『一度きりの大泉の話』(河出書房新社)、この、美しいエドガー(『ポーの一族』の主人公の吸血鬼の美少年)のカバーの分厚い本は、一種の「回状」だ。

> そういえば、それまでだって萩尾望都は竹宮惠子のことは話題にしない人だったが、竹宮さんの自伝『少年の名はジルベール』(小学館)が出てから「“伝説の”大泉サロン」についてドラマ化したいとかドキュメンタリー番組にしたいとか、いろんな企画がワッと持ち上がり、萩尾さんのところにもそういうオファーやらインタビュー申し込みやらが来た。断っても断ってもいつまでもそれが続くのですっかり疲れ果てて「皆さん、これ読んでください、これ読めば私が、竹宮さんにまつわることに口を閉ざす理由もわかるでしょう」と知ってもらうために書いたのである、『一度きりの大泉の話』は。ほんとに、それだけ。
> 『11人いる!』を読んだ時も「すげえな」と思ったがこれを読んだあとはもっと「すげえな……」と思った。やはり萩尾望都は常人ではない。竹宮さんを含む「ふつうの人」とはちがうのだ。天才の所業である。

> 私がこの本を読んで最初に思ったのは、「天才は恐ろしい」だった。


> 萩尾望都のものすごい破壊力

> 今、手元にある『一度きりの~』をパラパラとめくっただけで、「天才ゆえの恐ろしい発言」が出てくる。たとえば、竹宮惠子とまだ接触があった頃の思い出話で、竹宮惠子のマンガを読んだとき、
> 「私も楽しく読ませてもらいましたが、主人公が急に友人の首を絞めて殺そうとするシーンがあり、そこがよくわかりませんでした」(p.60)

> という。萩尾さんには殺人に見えるのに、竹宮さんに「これが愛なのよ」と説明されて、

> 「う~ん? 私にはわからないけど、深遠なものがあるのだなあ、やっぱり私には複雑すぎて無理だなあ、と思いました」(同)

> こうですよ。

> もし私が竹宮惠子なら「この人、ホントにわかんないの? もしかしてバカ?」と一瞬勝ち誇ったあと、「え、もしかしたら私のことをバカにしてるのか」と思い、次には「この人はほんとうにそう思っているのだ……そんな人があんなマンガを描けるのだ……」ということに気づき、打ちのめされてしまうだろう。

> 自分を恃(たの)む気持ちがあればあるほど、萩尾望都の存在はものすごい破壊力なのだ。

> 自分で磨きぬいた鎧と剣を身につけて、颯爽と立っているつもりでいるところに、ふだん着にサンダルつっかけてヒョコヒョコやってきた友人が、ただニコニコしているだけで、たくさんの人民がひれ伏していく……そういう状態である。

> 「私は「ごめんね。やっぱり、男の子同士のなにがいいのか、わからない」と言って謝りました」(p.58)

> こう書いてしまう人が、『トーマの心臓』や『ポーの一族』を描くわけですよ。

> そりゃ竹宮惠子としては、「私のものを見て盗まないで」という気持ちにもなるだろう。いや、そんなこと以上に、

> ・・・ログインして読む
> (残り:約1746文字/本文:約3223文字)


<参考=「天才・萩尾望都の恐ろしさを思い知らされる『一度きりの大泉の話』」(朝日新聞会員記事、6月15日)>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2021/06/17 (Thu) 19:05

副題=萩尾望都『一度きりの大泉の話』が書きたかったのは竹宮惠子のことではなく(朝日新聞会員記事、6月14日)

 こんばんは。


 順序が前後してしまいましたが、上の記事の前編です。
 矢張り、前半のみです。


> 青木るえか エッセイスト


> 『一度きりの大泉の話』(河出書房新社)が出てからというもの少女マンガ界隈ではいまだに蜂の巣をつついたような大騒ぎ状態である(多少大ゲサに言ってますが)。

> 読んでショックを受けた、読んで泣いてしまった、腹がたった、混乱した、胸が痛んだ……等々、すごかった。出版されてから2カ月近く経った今、当初の騒ぎは収まり、別の混沌となり、熟成されて、最初の頃とはちょっと違った感じになっている。

> 「いったい、誰がいけなかったのか」

> どうも、話はそっちの方向に進んでいるような……。

> 5ちゃんねるの少女漫画板でも、前から「萩尾望都スレ(ッド)」はあったが、この本が出版されると「大泉スレ」がたち、それも、

> 「【萩尾望都】大泉スレ【竹宮惠子】」

> 「【萩尾望都寄りスレ】大泉本を読んで【竹宮惠子批判OK】」

> 「【竹宮惠子寄りスレ】大泉本を読んで【萩尾望都批判OK】」

> と三つもある。タイトルがすでに不穏すぎる。この三つのスレが、着々と更新を続けている。

> それほどたいへんなことだったのだ、『一度きりの大泉の話』が出たことは。


> マンガの世界で、萩尾望都は特別な人だ。

> 私がはじめて読んだのが『11人いる!』だ。中学の夏休みに田舎にいって従姉妹の読んでた『別冊少女コミック』を借りて読んだ。

> 『マーガレット』派で萩尾望都を知らなかった私は、「なんなんだこれは」と衝撃を受けた。「こんなマンガ読んだことねえ……!」

> 絵は魅力的だし、SFなんだけど今まで読んでたマンガや物語とはまるで違う世界で適度なワケのわからなさもあり、「すごいもん読んだ」と思った。

> 好みであろうがなかろうが、「この人はマンガ家として、他の人とはちがう」ということぐらいは、マンガを読んでたら誰でもわかる。それが萩尾望都。

> その萩尾望都の、文字の本。美しいエドガー(『ポーの一族』の主人公の吸血鬼の美少年)と青いバラの、それはそれは美しいカバー。

> それが、竹宮惠子とのゴタゴタを書いた本らしいのだ! えええーっ。


> 萩尾望都は古くならない。竹宮惠子は……

> 直ちに買いこみましたよ私。というのも、私はずっと、萩尾望都と竹宮惠子というマンガ家ふたりについて、いろいろ思うことがあったからだ。

> 高校時代、漫研の部員(恥)でやおいマンガ好き(大恥)だった私は、『風と木の詩』や、竹宮惠子が表紙やマンガを描いていた『COMIC JUN(後のJUNE)』を読んで、ずっと思っていたことがある。

> あくまで私の感じたこと、と断ってから書くと、「萩尾望都と竹宮惠子って、なんか二人並び称されてたりするけど、並ぶ人ではないのでは……」ということだった。

> この二人は、マンガ家になりたての頃、練馬区大泉のアパートで同居していた。それでこのアパートが「大泉サロン」とか言われて(それが『一度きりの大泉の話』のタイトルの由来にもなっている)、その意味で二人の名前がよく出るのはわかるとしても、この二人の並び称され方って、私には「ちがう」としか思えなかった。

> 萩尾望都のマンガは古びないが、竹宮惠子のマンガは古くなってしまう。

> これは竹宮惠子を貶めているのではなく、萩尾望都がすごいという話で、ほとんどすべてのマンガ家のマンガが年月を経ると古くさくなってしまうので竹宮惠子がダメというわけじゃなく「ごくふつう」のことなのだ。
> (他に「古びないマンガ家」の例を挙げれば、長谷川町子がそうだろう)

> ただ、いつもなんとなく「萩尾望都と竹宮惠子」と並べられてたから、いったいこのことについて竹宮惠子はどう思ってるんだろう、というのが疑問だった。

> メディアに出てくる竹宮さんて人は、自分の能力やセンスに自信満々で、漫画教室とかやって人に指導したりするし、自己評価がすごい高い人っぽく見えるので、自分と萩尾望都が少女マンガ界の両雄である、という意識があったりするのでは。あれだけのマンガ家だし自信あって当然とは思うが、それにしても……。

> などという私の勝手で失礼な思い込みは、竹宮さんの書いた『少年の名はジルベール』(2016年、小学館)という、自伝のような本を読んだ時に崩れた。

> この本を読んで、私は

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> (残り:約1285文字/本文:約3163文字)

<参考=「萩尾望都『一度きりの大泉の話』が書きたかったのは竹宮惠子のことではなく」(朝日新聞会員記事、6月14日)>