シバケンの天国
パソコン大魔神

奥の院NO.9

奥の院NO.7 奥の院NO.8
奥の院NO.4 奥の院NO.5 奥の院NO.6
奥の院NO.1 奥の院NO.2 奥の院NO.3

パソコン大魔神の雑談<NO.6>


奥の院NO.10

NO.120 (緊急)発達障害の問題(3)

NO.119 (緊急)発達障害の問題(2)

NO.118 (緊急)発達障害の問題(1)

NO.117 地球温暖化問題のウソ(まとめ)

NO.116 地球温暖化問題のウソ(15)

NO.115 地球温暖化問題のウソ(14)

NO.114 地球温暖化問題のウソ(13)

NO.113 日本企業の生き血を吸う「吸血コウモリ」(緊急)

NO.112 地球温暖化問題のウソ(12)

NO.111 地球温暖化問題のウソ(11)

NO.110 核融合のウソ(終わり)

NO.109 核融合のウソ(4)

NO.108 核融合のウソ(3)

NO.107 核融合のウソ(2)

NO.106 核融合のウソ(1)

NO.105 地球温暖化問題のウソ(10)

NO.104 地球温暖化問題のウソ(9)

NO.103 地球温暖化問題のウソ(8)

NO.102 地球温暖化問題のウソ(7)

NO.101 地球温暖化問題のウソ(6)

奥の院NO.8


NO.101 地球温暖化問題のウソ(6)


頭のリハビリ(86)-世界的認知度が低い「フェーン現象」-

 日本列島は世界的に見ても非常に珍しい地形で、大陸を形成していた”花崗岩”のプレートが引き離されて火山が至る所で噴火し、東西南北に連なる標高2,000mを超える山脈を形成している。例えば、北アルプスを見ると”花崗岩”が露出した非火山性の山の中に活火山が混じっている。剣岳は火山では無いが、南の立山は活火山だ。その南の薬師岳は火山では無い。その南の黒部五郎岳、三俣蓮華岳、槍ヶ岳、穂高岳(北穂・唐沢・奥穂・西穂)は活火山では無いが地質は火山性だ。その南の焼岳は活火山、その南に活火山の乗鞍岳、更にその南が2014年に噴火して58人が死亡、5人が行方不明者を出した御嶽山が連なっている。このような、活火山と非火山が混じり合って山脈を形成している場所は世界中を探しても無い。ヨーロッパ・アルプス山脈もヒマラヤ山脈も北米のロッキー山脈も南米のアンデス山脈も活火山は少ない。日本の本州には志賀高原を起点として北海道の利尻島まで活火山が一直線に連なった大山脈も有る。北アルプスの南東側には非火山性(ただし、花崗岩質)の南アルプスが連なり、紀伊半島には古い火山で形成された紀伊山地と鈴鹿山系が有る。その北の北陸地方の白山連山は火山が連なっている。近畿・中国地方でも大山から氷ノ山などの火山と六甲山に至る非火山性の山岳地帯が有る。

 もともと、日本列島はサハリンやカリフォルニア半島と同じように一直線の形でユーラシア大陸から離れた。この時、京都のオオサンショウウオも大陸から離されてしまった。更に、北朝鮮の白頭山や韓国の済州島が大噴火して、その影響で糸魚川から諏訪を通り静岡に抜ける”糸静構造線”で真っ二つ割れて折れ曲がり、そこに八ヶ岳連山と富士山が噴火して地続きになった。関東の秩父地域には伊豆諸島から移動してきたサンゴ礁がめり込み石灰岩地帯を作った、現在は伊豆半島が本州に衝突して箱根が噴火している。日本列島は今でも活発な地殻変動をしているメチャクチャな場所だ。そのため、日本列島では風が吹けば「フェーン現象」が起き、突然に集中豪雨が発生したり、40℃前後の熱波が至る所で起きる。もし、日本列島に山脈が無く真っ平だったらカリフォルニア半島のような乾燥地帯だった筈だ。

 今年、世界中で起きた森林火災や洪水や熱波は、すべて「フェーン現象」で説明できるが、どの報道を見ても「地球温暖化が原因だ」としている。日本人なら誰でも知っている「フェーン現象」だが、アホな事に世界中の気象学者達が判っていない。例えばスペインやフランスで発生した山火事は、モロッコ沖のカナリア諸島ラパルマ島のクンブレビエハ火山で起きている50年振りの大噴火で発生した大量の水蒸気が偏西風に乗ってポルトガルとスペインの国境の山脈越えスペインで熱波と山火事が発生させた。更にスペインとフランスの国境のピレネー山脈を越えてフランス南西部のボルドー近郊で熱波と大規模な森林火災になった。
 2021年にドイツやベルギーで発生した大洪水は、偏西風が蛇行してアルプス山脈の北部に衝突し、ライン川の支流のアール川の上流部に大量の雨を降らせた結果起きた事で「地球温暖化」が原因では無い。しかし、ドイツの環境保護団体は「地球温暖化が原因」だと決めつけて騒いでいる。
 2019年7月から2020年2月の間にオーストラリア南部と東部で発生した森林火災は、ポルトガルの国土より広い面積を焼き、カリフォルニア州で起きた過去最大の山火事の被害と比べて50倍の規模になったが、シドニーやメルボルンで発生した水蒸気がサウス・ウェールズ山脈を越える時に大規模な「フェーン現象」を起こした結果だ。
 北米カリフォルニア州北部で毎年発生している大規模な森林火災もサンフランシスコやサン・ノゼやサクラメントで発生した水蒸気が偏西風によってロッキー山脈を越える時に「フェーン現象」を起こしデス・バレーやヨセミテ公園に熱波をもたらし、北部では大規模な森林火災を起こしている。それも「地球温暖化が原因」とされている。
 今年インドで起きた熱波は偏西風が蛇行してヒマラヤ山脈をネパール側からインド側に吹き下ろしたもので、その西のカシミール山脈に衝突した偏西風はパキスタンで大洪水となった。この時ヒマラヤ山脈北部で降った雨によってメコン川が氾濫しタイとカンボジアで大洪水となった。すべて大気中の水蒸気の増加による「フェーン現象」が原因だ。

 真鍋叔郎氏のデタラメな理論のために世界中が狂ってしまった。いい加減”正気”に戻らないと世界中が大変な事になるだろう。それにしても「ノーベル財団」の罪は計り知れない。湯川秀樹の「素粒子」とか、アインシュタインの「相対性理論」とか、小柴昌俊氏の「ニュートリノ」などはデタラメで有っても人畜無害だが、「温室効果ガスによる地球温暖化」のデタラメな理論は社会への影響力が多き過ぎた。

-続く-
(22/12/10)


NO.102 地球温暖化問題のウソ(7)


頭のリハビリ(86)-洪水と氷河縮小と熱波と山火事はワンセット-

 ”理科系登山者”の悪いクセで、普通の人が「綺麗な景色」だと思っている横で、何故か数値計算をしている。”綺麗”な理由まで数値化しようと考えてしまう。例えば”虹”を見て空気中の水滴の量と太陽の角度と”虹”の色から大気中の湿度を計算してしまう。上空の飛行機が飛んだ後に残る”飛行機雲”の消え方を見て上空10,000m付近の湿度と風向きで天候の変化を計算してしまう。3,000m級の山を登るには”雲”を読めないと命に関わるので、ウェザーニュースが無かった時代はラジオのNHK第二放送を聞いて、自分で天気図を書いて行動を決めていたので、そのクセがなかなか抜けない。3,000m級の山の場合「ヤバイ!」と思ったら逃げるしか無い。寒冷前線が通過すると判っていたら山小屋に篭もるか、下山しないと必ず遭難する。

 日本の山は飛騨山脈と南アルプス山脈の3,000m級の大山脈を除けば、大半が2,000m級の山脈が多い。この2,000mと言うのが微妙な数字で、移動性高気圧や温帯低気圧などの微妙な気圧差でも山脈を風が乗り越えることが出来る。これがヨーロッパ・アルプスのような4,000m級とかヒマラヤのような6,000~8,000m級の大山脈になると地球規模の”偏西風”くらいの巨大なエネルギーを持つ気流で無ければ乗り越えることは出来ない。2,000mの標高差は12℃という絶妙な気温差になるので、平地の湿度が30%以下であれば”霧”の状態で山脈を乗り越えられる。しかし、平地の湿度が50%を超えると”霧”が”雨”になってしまい「フェーン現象」を引き起こす。”霧”が流れて山脈を超える時に消えてしまう場合は「フェーン現象」が起きている証拠だ。その時、凝固熱を放出するので7~10℃気温が上昇している。それが、そのまま2,000m下った平地に降りるので気温40℃という”熱波”になってしまう。

 同じ事はヒマラヤ山脈でも起きていて、平地の湿度がモンスーンなどで高い時期は標高2,000~3,000mのあたりで大雨を降らせて洪水を引き起こす。しかし、偏西風は地球規模の大きな気流なのでヒマラヤ山脈を越えてしまう。麓(ふもと)の森林地帯で大雨を降らせ、乾燥した偏西風は6,000m級の山脈の越える時でも氷点下にならないので、氷河を溶かしてしまう。その乾燥した偏西風は6,000m下れば35~50℃の熱波になり、更に湿度も10%以下になって大規模な森林火災の原因になる。「温室効果ガス」などと言う馬鹿げた事を考えなくても、現在アジア地域で起きている気象現象はすべて説明できる。ヒマラヤ山脈の氷河が減少しているのは「地球温暖化」が直接の原因ではない。

 次に”海面上昇”について考えて見よう。地球の水の量は果たして一定なのかという疑問から始まる。”海面上昇”の話になると、必ず南極やグリーンランドの大陸氷河が解けて海面が上昇するという話になる。かつて、氷河期には大陸氷床が増加して海面が現在より100mほど低かったと言われているが、それを実際に見た人類は誰も居ない。人類(ホモサピエンス)が登場する遥か昔の話だからだ。そもそも、地球上の水の量が一定なのだろうか?。何億年という地球の長いサイクルで考えると、地球上の水の量は増えている可能性も考えられる。何故なら、水(H₂O)は非常に安定した化合物で、電気分解以外に水素と酸素を分離する方法が無い。1,000℃以上に加熱しても高温の水蒸気になるだけで、水素と酸素の結合が切れる事は無い。逆に水を作るのは簡単だ。水素と酸素を混ぜて、火を着ければ一瞬で化合して水蒸気になり、冷えれば”水”になる。

 誰でも知っている事だが、アルコールは燃える。灯油やガソリンも燃える。ガスも燃える。紙やポリ袋や木材も燃える。”燃える”というのはどういう事なのか考えれば、地球上の”水”は増えている事が判る。

-続く-
(22/12/11)


NO.103 地球温暖化問題のウソ(8)


頭のリハビリ(87)- 海の起源 -

 今回は、3,000m級の日本アルプスを離れて、更に高い宇宙空間から地球という惑星を考えて見よう。我々が生活している”水の惑星:地球”は偶然の産物に過ぎない。

 地球の一つ内側の軌道を回る”金星”は地球より僅かに小さいが、自転周期は112日と長くゆっくり回転している。大気の主成分は二酸化炭素で僅かに窒素を含んでいる。地表の大気圧は92気圧と非常に高く、気温も460℃という想像を絶する世界だ。地球と大きく異なるのは高度45kmから70kmに硫酸(H₂SO₄)の雲が存在するため、地表に太陽光が届かない。
 地球の一つ外側の軌道を回る”火星”は地球の半分ほどの直径で、自転周期は地球に近い24時間40分だ。火星の大気は僅かに窒素を含む二酸化炭素で、地表の気圧は地球の100分の1にも満たない。気温は平均値で-55℃、極地で-140℃赤道付近でも昼間27℃になるが寒い惑星だ。

 もともと、水星・金星・地球・火星は、火星と木星の間に分布している”小惑星帯”とほぼ同じような状態だった。恐らくはそれ以前に存在していた”赤色巨星”が最後に重力崩壊を起こして”超新星爆発”した残骸が広い宇宙空間に銀河系の一部としてほぼ均等に分布していたと考えられる。その中にたまたま密度の高い部分が集まって”太陽”が誕生し、超新星の残骸が太陽に落ちて行く過程で水星・金星・地球・火星が誕生した。(木星・土星・天王星・海王星は生成過程が異なる。冥王星は他所から飛んで来た)太陽は銀河系を中心に高速で移動しているため、水星から火星の4つの岩石型惑星は太陽の引力に引かれて落ちているのだが、太陽に逃げられて円軌道を回り続けることになってしまった。そうこうしている内に4つの惑星のそれぞれの周辺に有った小惑星を引き寄せて現在の姿になった。
 その時、たまたま地球に低い角度でカスめるように衝突した小惑星が地球の一部を宇宙空間に放り出して”月”となった。月は地球の一部なので、成分は同じ筈だ。この時期の地球は大気は存在していたもののドロドロに溶けた状態だったので”海”は存在していない。

 これら水星から火星の4つの内惑星はほぼ同じ成分だが、太陽から距離の違いと大きさの違いで大きな差になってしまった。地球はたまたま”水”が液体で存在できる微妙な位置を公転することになったために”水の惑星”となった。現在は灼熱地獄の金星だが、仮に地球と同じ公転軌道を回るとしたら、地球と全く同じ”水の惑星”になっていた筈だ。火星はサイズが小さいので重力が遥かに少ないため、地球と同じ公転軌道を回っても同じようにはならないだろう。

 地球の”海”の起源を考える時、何とここから考えないと結論は出ない。異なるアプローチで考えると、彗星から来たとか小惑星から来たというようなデタラメな話になってしまう。例えば、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が行っている「はやぶさ・はやぶさ2」の小惑星探査は余り意味が無い。結果は「地球と同じ成分だ」となる事は判り切っている。太陽系の岩石型惑星の主成分は、安山岩と玄武岩で、鉄を含む酸化ケイ素と炭酸カルシウムだ。つまり、4つの惑星が生成される段階で大量の”酸素”と”二酸化炭素”は宇宙空間に大量に存在していた事になる。金星は地表の気温が460℃と高温なため、水は水蒸気となってしまい、そこに金星内部から噴出した硫化水素が解けて硫酸の雲を作っている。逆に火星は地表の気温が0℃以下なので氷結してしまっている。ただし、火星内部では地熱によって液体の水が大量の存在しているが、地表は赤茶けた砂に覆われているので、地底湖のような状態になっていると考えられる。(火星の内部に”海”が存在しているか?………という謎は謎では無い。理論上は必ず存在する。そこに深海魚のような何らかの生命が存在する可能性は高い。)

 そこで、本題の”地球の海”だが、もともと大気中に大量に存在していた酸素に地球内部で発生した水素が混ざり、そこに落雷などによる燃焼や爆発が起きて”液体の水”となった。地中から大量に発生する水素とは、溶岩に含まれるウランやトリウムが自然崩壊する時に大量に発生するもので「福島第一原子力発電所」の事故でメルトダウンした原子炉から大量に水素が発生して水素爆発した事でも判るように、無制御な核分裂反応では大量に水素が発生する。それらの水素と大気中の酸素が燃焼という化学反応で水となり、それが”海”となった。その水が地球では一部が氷となって山岳氷河や大陸氷床を作り、一部が水蒸気となって雲を作り、大半が”海”となって地表の大部分を覆っている。その水は地球の重力圏から出ることが出来ないので、僅かづつでは有るが確実に増えている。現在、地球の平均水深は5,000mだが、何万年という単位で考えれば理論的には海面上昇する筈だ。

-続く-
(22/12/12)


NO.104 地球温暖化問題のウソ(9)


頭のリハビリ(88)- 花崗岩の主成分”酸化ケイ素”の話 -

 3,000m級の山に登って”花崗岩”の断崖絶壁に登って転落しないようにザイルで確保しながら、満天の星を眺めて銀河系や太陽系の成り立ちを考えるのは”理科系登山者”にとっては至福の時だ。「真似をしろ!」とは言わないが、自然科学を志す人は、是非研究室から離れ、更に地表からも離れた場所で考えて欲しいものだ。天の川が天空を横切り、星座も識別できない位のプラネタリウムより多くの星が輝く満天の星空を眺めていると「宇宙空間を飛んでいる」ような錯覚に陥る。しかし、考えて見れば錯覚では無く、実際に宇宙空間を飛んでいる。我々は宇宙に生きる”宇宙人”なのだ。それなのに、何故危険を冒して”月”や”火星”に行こうと考えるのか?。人類が宇宙空間で生きて行くためには、昆虫のような体の構造に進化しなければならない。そんなものは何億年か先の話だろう。”月”なんぞロケットを飛ばして行く程のものでは無い。何故なら、元々地球の一部だったからだ。

 ところで、私達の周囲に有る物は、殆どが”酸化物”か”炭酸化物”だ。金属が単体で存在するのは稀で、鉄や銅や銀などの金属も、チタン・ニッケル・亜鉛・鉛・錫(すず)なども全て人工的に酸化物から還元反応を利用して工業的に得られたものだ。自然界で金属が単体で存在できるのは金とプラチナ以外には殆ど無い。その中で、金属の分離が非常に困難なのが花崗岩の主成分”酸化ケイ素”と”炭酸カルシウム”だ。逆に考えれば「非常に安定した物質」だと言える。”水”も金属では無いが、水素の酸化物で電気分解以外で酸素と水素を分離することが出来ない「非常に安定した物質」だと言える。

 そこで”理科系登山者”から本職の”半導体エンジニア”に戻って”ケイ素(シリコン)”の分離方法について話をしよう。花崗岩の主成分”酸化ケイ素”は一般には”ガラス”の原料で、単結晶は”水晶(クリスタル)”だ。余りにも普通に有る物質なので一般の人は絶対に考えないと思うが、ここから”ケイ素”を分離して単結晶にし、”シリコン・ウエハ”として半導体材料にするまでに「大変な努力と危険が有る」という話をしよう。まず、”硅石”という石英が固まった真っ白な石を砕いて”るつぼ”に入れて1,400℃以上に加熱し溶かす。これに高純度の水素ガスを流すと、理論上は還元反応で金属ケイ素(シリコン)が得られるが、こんな事を実際に行うと大爆発を起こす。そこで、一旦不燃性の塩化水素ガス(塩酸ガス)を流して塩化物にする。そこに高純度の水素ガスを反応させて”SiH₄(モノシラン・ガス)”にする。こうする事で大爆発を回避できる。そのモノシラン・ガスと高純度の酸素を低い温度で電極に噴霧して反応させ高純度のシリコンを析出させる。それを砕いて溶かし、型で固めたものが”多結晶シリコン”として太陽光パネルの材料になる。そのシリコンの溶融液に種となる単結晶シリコンを浸け、ゆっくりと引き上げて大根のような円筒形のシリコン単結晶を成長させる。それを輪切りにして鏡のように磨いたものが半導体の原料の”シリコン・ウエハ”となる。我々が半導体の生産を始めた頃は直径が5㎝ほどだったが、現在では30㎝という昔のLPレコードのような大きなシリコン・ウエハを使っている。何も知らない一般の人は、簡単に「半導体、半導体…」と言うが、全工程がいつ大爆発しても可笑しくない危険な生産工程だ。

次に、花崗岩を構成するもう一つの安定物質”炭酸カルシウム”の話をしよう。このカルシウムの話は非常に奥が深いので一度や二度では終わらない。

-続く-
(22/12/13)


NO.105 地球温暖化問題のウソ(10)


頭のリハビリ(89)- もう一つの主役”炭酸カルシウム”の話 -

 花崗岩で知られるのは神戸の六甲山で全体が花崗岩の巨大な塊だ。その下から有馬温泉が地下深いマントル層から噴出している。この温泉には大量の二酸化炭素と酸化鉄が含まれている。六甲山周辺の湧き水には大量の二酸化炭素が溶け込んでいて「ウィルキンソン炭酸」として商品化されている。花崗岩は約4割が石英(SiO₂)で6割が”長石”と呼ばれる金属酸化物だ。主な成分はカリ長石(KAlSi₃O₈)と曹長石(NaAlSi₃O₈)だ。基本となる石英のケイ素の一部にカリウムやナトリウム、アルミニウムなどが化合したものなので、石英の兄弟のようなものと考えていい。六甲山の花崗岩は「御影石(みかげいし)」と呼ばれ、お城の石垣や京都市電の敷石として使われた。
 この六甲山は、元々は中国の黄山地帯に有って、その一部がオオサンショウウオを連れて離れて来たもので、その巨大な花崗岩の塊は京都の比叡山から三重県の御在所岳、北アルプスの燕岳(つばくろだけ)、南アルプスの白峯三山(しらねさんざん)、山梨の昇仙峡、茨城県の筑波山まで広く分布している。

 かつて地球がドロドロに溶けた状態だった時に、小惑星の軽い成分だけが表面を覆っていたもので、重い成分はその下に玄武岩として存在していた。玄武岩も5割が長石で、曹長石(NaAlSi₃O₈)と灰長石(CaAl₂Si₂O₈)で、残りは酸化アルミニウム(Al₂O₃)、酸化鉄(FeO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化カルシウム(CaO)という金属酸化物で占める。花崗岩に比べると重いので、”玄武岩の山”というのは滅多に無い。その滅多に無い山が「富士山」だ。山全体が赤茶けているのは鉄分を多く含むためで、麓の”青木ヶ原”は鉄分の多い玄武岩質溶岩なので磁石が効かない。そのため方角を見失い遭難する。
 小笠原諸島は殆どが玄武岩質の海底火山で現在活発に噴火活動をしている西之島も地中の深いマントル層から溶岩が噴出している。ハワイ島マウナロアの火山噴火やアイスランドのメラダリール渓谷にあるファグラダルスフィヤル火山の噴火やカナリア諸島のラパルマ島の噴火も地下のマントル層から玄武岩質の溶岩が噴出している。

 ”月”は地表近くの花崗岩層と一部の玄武岩層が剥ぎ取られる形で地球から宇宙空間に飛び出して固まったもので、重い玄武岩が地球の引力に引かれて地球の方に偏っている。表面の”海”と言われる黒い部分が玄武岩で、月の裏側には”海”と呼ばれる部分は無い。”月”の重心は地球側に偏っているために、常に地球の方向を向いているのは「起き上がりこぼし」と同じ原理だ。アメリカ合衆国政府が出資する有人宇宙飛行計画「アルテミス計画」では、2024年までに再び月面に人類を着陸させることを目標としているが「また行った!」というだけの事だ。”月”は地球の”飛び地”のようなものなので、新たな発見など有ろう筈は無い。幾ら頑張って探しても”水”は無い。有るのは地球と同じ成分の花崗岩が風化した砂だけだ。ただ、地球の磁気圏の外側に有るため、宇宙の研究拠点としての値打ちは有るだろう。その程度の事だ。

 さて、話は地球に戻って玄武岩が噴出した火山島に戻る。これらの火山島はプレートの動きに連動して一定の速度で移動している。現在噴火している西之島も何れは日本列島に衝突して日本の国土の一部になるだろう。そうなるまでに西之島の周辺にはサンゴ礁が形成され、やがて石灰岩となって陸地に上がり、石灰質の山のなる。その主成分が”炭酸カルシウム”だ。サンゴの骨格や貝殻が長い時間と圧力で変性して”石灰岩”となる。それが地中の熱で更に変性したものが”大理石”となる。地球の海の中にはサンゴ虫や貝のような生物が海中の”炭酸カルシウム”を骨格として生息している。魚や動物性プランクトンは海中の”燐酸カルシウム”を骨格として大量に生息している。われわれ人類も元々は海の生物だったため、骨格は魚と同じ”燐酸カルシウム”で作られている。地上の植物も、元々は海藻が地上に上がったものなので細胞膜に”燐酸カルシウム”を含んでいる。

 この”カルシウム”という金属は意外にも余り知られていない。実は今盛んに問題視されている”二酸化炭素”は「邪魔者」では無く地球を構成する上でも、生物を育むためにも重要な物質で、その鍵となる金属元素が玄武岩に多く含まれている”カルシウム”だ。

-続く-
(22/12/15)


NO.106 核融合のウソ(1)


頭のリハビリ(90)- 太陽は核融合炉では無い -

 突如、アメリカで「核融合に成功した!」という”お馬鹿”な話が降って湧いたので、「核融合のウソ」シリーズを割り込ませる。

 現在の物理学は、ニュートン力学を除いて殆どがデタラメだ。何故こんな事になってしまったのか不思議なのだが、恐らくデタラメな理論を潰すだけの人が居なかったからだと思う。例えば”アインシュタインの相対性理論”は余りにもデタラメな理論なので、潰す人が居なかった。ちなみに「宇宙は150億年前のビッグバンから始まって、宇宙全体が膨張している」なんて馬鹿げた話が物理学会の常識になっている。膨張しているなら、何故銀河同士が衝突しているのか?。考えなくても判る話だ。更に「宇宙は何も無いところから始まった」などという呆れた理論にノーベル物理学賞が授与されている。その延長線上に「核融合」の話が有る。

 そもそも、誰が言い出したのか判らないが「太陽は核融合のエネルギーで輝いている」という大ウソが、この世界でまかり通っている。太陽の重力圏は冥王星の遥か遠くにまで及んでいて、水星から冥王星までの惑星と多くの小天体を従えている。その質量を計算すると太陽の質量は半端な量では無い。強力な磁場が存在する事でも判るように太陽の主成分は”鉄”で、表面温度は6,000℃も有る。地球を構成する物質を見ても判るように、太陽は金属の酸化物を生産して燃えている。一部は核分裂反応を起こしてエネルギーを供給しているが、主なエネルギーは金属物質の酸化反応、つまり”燃えている”だけの事だ。間違っても”核融合”では無い。水素の核融合がエネルギー供給源とすると、質量の計算が合わない。

 そもそも、現在の物理学は”物質”の概念が間違っている。つまり「全ての物質は陽子・中性子・電子で作られている」という所からして間違っている。”電子”などという物は存在しない。”電気エネルギー”というのは間違いなく存在するが、運動エネルギー・磁気エネルギー・熱エネルギーと同様に”物質”では無い。従って”電流”は「電子の流れ」では無い。その証拠に「大型のリチウム・イオン電池を満充電にすると重くなる」なんて馬鹿な話は聞いた事が無い。従って、半導体の動作原理の説明も全て間違っている。”電子工学”自体、根本から考え直さなければならない。

 同様に”原子物理学”もデタラメだ。原子力発電で使用するウラン燃料は通常のウラン238に4%程度の不安定なウラン235を混合したもので、原子爆弾は100%ウラン235を使う。核分裂の原理は、この不安定は同位体ウラン235に中性子を当てると原子核が分裂してエネルギーを放出という説明だが、そもそも中性子などと言う物は誰も見た事が無い。仮に”有る”としても中性子如きがウラン原子を真っ二つ割るなんて「仁丹の粒でスイカを真っ二つに割る」ような工学部の人間では考えられない荒唐無稽な話だ。実際に起きている核分裂は”茹でタマゴの殻を剥ぐ”ように水素が剥がれて行くもので、地球上ではウラン238が自然崩壊してウラン235→ウラン234→ウラン232となって最終的に鉛206まで自然崩壊して安定する。地中のマントルに多く含まれるトリウム232はウラン232と同じもので、鉛に自然崩壊する過程の中間物質だ。ウランの崩壊の過程でエネルギーが放出されて地球の内部に熱を供給し続けているが、同時に大量の水素を放出している。深海に有る”熱水鉱床”から300℃の硫化水素が放出されているのはトリウムの崩壊による水素が硫黄と化合したものだ。この硫化水素が石炭層に浸み出すと”油田”になり、炭酸ガス層に浸み出すと”天然ガス”になる。そのまま地表に噴出したのが那須高原の”殺生石”だ。その地球内部で起きている事が現在「福島第一原子力発電所」で起きている。こんなモノ、人間の手で何とかなるモノでは無い。

 とにかく”理学部”系の人間は、”工学部”系の人間から見ると”お馬鹿”が多過ぎる。「マトモな奴はオランのか!」と思う事が多い。考える事が余りにも現実離れしている。

-続く-
(22/12/15)


NO.107 核融合のウソ(2)


頭のリハビリ(91)- 太陽を自動制御理論で考える(1) -

 太陽の年齢は46億年と言われているが、本当かどうかは判らない。何故なら、銀河系の年齢が136億年だとされ、結局は150億年前のビッグバンから宇宙が始まったという”逸話”が大前提になっているからだ。銀河系の複雑な形は少なくとも数個の単純な渦巻き銀河が合体したものと考えられるので、136億年という数値は単なる”こじつけ”だろう。太陽の年齢が46億年というのは地球の年齢45億年から推測したと考えられる。地球の年齢は隕石の放射年代測定から得られたデータに基づいているので、銀河の年齢に比べれば遥かに信憑性は高い(正しいとは限らない)。仮に、太陽の年齢を46億年として考えると、この間安定して核融合が継続したとは考えられない。

 太陽が成長過程で吸着した水素は火星の距離までが限界でそれ程多くは無い。その外側の水素は木星から海王星までの惑星が吸着した結果、水星から火星までの岩石惑星と木星から海王星までの巨大なガス惑星になった。ガス惑星も内部の核になる部分は地球と同じ安山岩質の岩石惑星だと考えられる。それぞれの惑星は太陽の公転軌道から質量が計算できるので、直径が地球の11倍という巨大な惑星だが、質量はそれほど多くない。平たく言うと地球のような溶けた岩石を岩が覆っているのでは無く、スカスカの惑星という事だ。木星は悲しい衛星で、大気の大半は水素とヘリウムだと言われているが、水素やヘリウムは余程の強い引力が無ければ大気にならないので、実際は酸素と窒素だろう。太陽のように燃えなかったのは、核になる岩石部分が小さく、酸化反応(燃焼)による発熱量が少なかったためで、同じことは土星や天王星・海王星にも言える。木星のような”太陽の出来損ない”惑星は広い宇宙に沢山有るだろう。しかし、自ら発光しないので存在すら判らない。

 太陽の話に戻るが、46億年安定して燃焼するには完璧な「自動制御」が行われている筈だ。その間、一度として消えた事が無い。こういう考え方は工学部系の人間の発想で、”お馬鹿”な理学部系の人間は見事に欠如している。例えば、原子爆弾の場合不安定極まりない高濃縮ウラン235の塊を火薬を使って衝突させ、一瞬で核分裂をさせ大爆発させている。何ら制御がされていない核分裂は一瞬で崩壊し、周辺に放射性物質をまき散らして終わる。大量破壊兵器なので目的は達成されるが、工学部的には”大失敗”だ。この核分裂によるエネルギーを熱源として安定して取り出そうと考えれば「自動制御」を行って核分裂の暴走を阻止しなければならない。現行の発電用原子炉には核分裂を制限する仕組みが無い。それなのに”臨界”として安定して核分裂が起きているのか?。”お馬鹿”な原子物理学者達は一切考えていない。制御棒がクソの役にも立っていない事は、過去の「チェルノービリ原発事故」でも「福島第一原発事故」でも実証されている。一旦、無制御状態に陥った原子炉は制御棒では制御出来ない。ただ、完璧に制御されている状態では間違い無く機能はしている。制御棒を挿入する事で原子炉を停止させる事が出来ている。問題は、一次冷却水が減少して制御不能となった場合の処置だ。そのために、緊急炉心冷却装置が有るのだが「福島第一原発事故」では、一度も訓練で使用していなかったために、所長の判断で止めていまう”大ドジ”を踏んだ。その結果があのザマだ。その”お馬鹿”な決断をした吉田昌郎元所長(東京工業大学大学院理工学研究科;原子核工学専攻修士課程修了)は、すでに亡くなっている。また。当時の原子力安全委員会委員長であった班目春樹氏(東京大学大学院工学系研究科修士課程修了)もつい先日亡くなった。もちろん、今更この二人の責任を追及しても仕方が無い事だが、このような”お馬鹿”な人間を二度と生まないためにも徹底した検証は必要だ。

 そこで、東京大学卒も東京工業大学卒も頼りにならないので、千葉工業大学精密機械工学科卒(現実は体育会自動車部卒)で「ローム株式会社」の半導体エンジニアだったウ~サンが考える事にする。完璧に専門外だが”専門家”と称する連中が”お馬鹿”ばかりなので仕方が無い。そもそも「原子力発電」と言っても原子炉はタダの”湯沸器”なので、半導体製品に比べればアホみたいな話だ。

-続く-
(22/12/16)


NO.108 核融合のウソ(3)


頭のリハビリ(92)- 太陽を自動制御理論で考える(2) -

 山に登って夜になり、寒さを感じると”焚火”をしたくなる。岩壁の上では”焚火”は出来ないので、大抵は「ホエブス」などのホワイト・ガソリンを燃料とするバーナーで暖を取る。一般的には着火が簡単なLPガスのバーナーを使うが、寒冷地や標高が高い場所では燃焼が安定しない場合が有る。ここは、サスガに軍用の「ホエブス」に軍配が上がる。標高が低い森林地帯では燃料が大量に有るが、そこで”焚火”をすると最悪山火事になる。河原などの草木が無い場所を選んで枯れ枝などを集め、消火用に水を汲んでおいてやれば、まだ安全だが、基本は”焚火”をしてはいけない。常に、バーナーを持参して暖を取ったり炊事をしたりになければならない。何らかの非常事態で”焚火”をしなければならない場合は、燃料とする枯れ枝や枯れ葉を集め、消火用に水を準備して着火する。火の勢いを一定にするには燃料の供給量を加減し、最後に消火するため水をかけて消火冷却する。”焚火”は燃料の供給量と水で制御する。

 ”超巨大な焚火”太陽の場合は、水素の核融合で燃えているとされているが、46億年もの間、太陽はどうやって燃焼の制御をしていたのか?………と、誰も考えた事が無い。それが説明出来なければ「核融合で燃えている」というのはウソだと言う事になる。3,000m級の山の上で見る満天の星空は、プラネタリウムの星空よりも遥かに多くの星が見えるが、全てがほぼ同じ色で輝いている。例外としては、やや青みがかったシリウスや赤みがかったさそり座のアンタレスを除いては、全て白く輝いている。これらの星々がすべて核融合というのは、普通に考えても信じられない。肉眼で見える億単位の数の星が太陽と同じ6,000℃で燃えているとすると可能性が一つだけ有る。

 6,000℃という温度は金属化合物で最も高い”沸点”の「炭化タングステン」の温度と一致する。従って、金属化合物は6,000℃を超える事が出来ない。「タングステン」という金属は電球のフィラメントや電子顕微鏡のビーム源として使われる金属で、意外に身近に存在する物質だ。元素記号は「W」で融点が 3,422℃で沸点が5,555℃で、中国・ロシア・カナダ・オーストリアなどで産出されるが希少金属の一つだ。「炭化タングステン」は一般に「超硬合金」と言われ、工作機械の旋盤で使うバイトやフライス盤で使われるエンドミルが一般的だが、電車のパンタグラフに取り付けられて架線から電力を受け取る「摩擦板」が全て”タングステン・カーバイド”だ。製法は炭化タングステンの粉末を陶器のように焼いて固める。京都の山科に有る「日本粉末合金(株)」が世界中の電車の摩擦板を生産して供給している。この「炭化タングステン」の融点が2870で沸点が6,000℃だ。これ以上に沸点が高い金属はこの世に存在しない。太陽の表面温度6,000℃と見事に一致する。

 それでは、先に結論を述べよう。太陽は核融合で燃焼しているのでは無く、金属の化学反応で燃焼している。内部ではウランなどの重金属が核分裂をおこして熱を供給しているが、水素から炭素に至る核融合でエネルギーを吸収して自動制御されている。ここで重要なのは、核分裂でエネルギーを放出し、核融合はエネルギーを吸収するという事だ。その核融合で作られた酸素・窒素・炭素と鉄などの金属が燃焼しているのが”太陽”だという事だ。現在の「原子物理学」は根本から間違っている。

 次回は”核融合”だとされている「水素爆弾」は、実は大ウソで「リチウム爆弾」の核分裂だったという話をする。

-続く-
(22/12/17)


NO.109 核融合のウソ(4)


頭のリハビリ(93)-太陽を自動制御理論で考える(3)-

 一般の人で金属を溶かす経験を持っている人は、それ程多くは無いと思う。一番身近なのは”ハンダ着け”で錫と鉛の合金である”ハンダ”は錫が63%の”共晶はんだ”で融点は184℃で液状化する。中には、”銀ロウ着け”や”溶接”を経験した人も居るかと思うが、国民全体からすると僅かな人数だと思う。増して金属を蒸発させる経験をした人は、ごく僅かだと思うが、半導体の生産工程では”金”や”アルミ二ウム”などの金属をガンガン蒸発させ飛ばしまくっている。ただ、最近の半導体生産プロセスでは「スパッタリング」というプラズマ状態を利用方法で金属を飛ばしているので実感は無いと思うが、我々の時代は「真空蒸着」という乱暴な方法で金属を飛ばしまくって来た。自慢では無いが、下は「ベリリウム」から「チタン」や「金」「白金」など、値段など一切気にせずにガンガン飛ばしまくって来た。ただ、唯一ブッ飛ばすことが出来なかったのが「タングステン」だった。高価な「金」のペレットをタングステン製のトレイに乗せ、高電流をトレイに流して「金」を溶かし、それが沸騰して蒸発してシリコンウエハに蒸着される状況を覗き窓からつぶさに眺めていられた時代だった。現在使われているのスパッタリング方式では金属が溶けて蒸発するサマは見る事が出来ないので残念だ。

 さて、予告した「水素爆弾のウソ」の話になるが、ウラン235の核分裂で広島型とプルトニウム239の核分裂で長崎型の「原子爆弾」を作り、それを日本に投下して当時のソビエト連邦をビビらせることに成功して調子に乗ったアメリカが、次に考えたのが「水素爆弾」だった。原理は「水素の核融合エネルギー」を兵器として使うという”お馬鹿”な発想だったが、その水素として「三重水素」を「原子爆弾」で起爆するという、訳が判らない発想だった。本当に核融合を狙うなら「三重水素」で無く、普通の何処のでも有る水素で構わない筈だが、何故か「三重水素」を大量の海水から濃縮して原子爆弾の容器に起爆用原子爆弾の隣に置いて爆発させた。1954年にビキニ環礁で行なわれた実験では予想外の爆発力になり、日本の第五福竜丸を含む漁船数百隻が被曝した騒ぎになった。その時のアメリカ政府の言訳が「水素爆弾が成功した!」という大ウソだった。そもそも「三重水素」というのは「リチウム元素」だ。ウラン235とリチウムの核分裂が足されたものを「水素の核融合だ!」と言いたいが為に「三重水素」などと言うヤヤコシい名前に拘った。アメリカが「水素爆弾の実験に成功した」という話の後、当時のソビエト連邦も「三重水素」の代わりに「リチウム」を使って核実験を行って成功している。これも「リチウム爆弾」と言わずに「水素爆弾」と公表した。”嘘も方便”とはまさにこの事で、本来「大失敗」だった実験が「大成功」になってしまった。その方便が今でもマカリ通っているのが原子物理学のイカレた世界だ。逆に「福島第一原子力発電所」で毎日大量のタンクに貯まり続けている「トリチウム水」は、実は「リチウム水」で、精製すればリチウム電池の材料として使える。無駄に海に捨てる事は無い、蒸留して加熱すれば「酸化リチウム」として資源となる。ただ、「福島産リチウム」で売れるかどうかは微妙だ。

 チョット脱線して「リチウム」元素の話をすると、リチウムイオン電池の材料の「酸化リチウム」は南米の”ウユニ塩湖”などのかつての海が干上がった塩湖の底の部分から採掘されている。日本にはこのような塩湖が存在しないので、ワザワザ南米まで行って採掘している。この「リチウム」も地下のマントル層から浸み出した”水素”が地下で核融合して「リチウム」になったもので、もしそうで無ければ塩(塩化ナトリウム)より軽い「酸化リチウム」は”ウユニ塩湖”の表面に出て来る筈だ。それが塩の層の下に有るという事は、塩湖が生成された後で「酸化リチウム」が作られた事になる。

 最後に「核融合」の話をする。現在世界中の大学や研究施設で行われている「核融合」の研究は「ローソン条件」という”お馬鹿”な理論を実現しようと無駄な努力をしている。実際「核融合」は地球内部や恒星内部では日常的に行われている現象で、発電用の原子炉でも核燃料棒の中で普通に起きている。その証拠に、原子炉の中では本来は無い筈の”ウランより重い元素”が生成されている。その典型が「プルトニウム239」だ。核分裂のエネルギーで”お湯”を沸かせている原子炉で、何故燃料のウランより重い元素が作られるのかを考えれば判る話だが、それが何故か物理学者には判らない。現在日本には”使用済み核燃料”の中に大量のプルトニウム239が溜まって処分に困っている。そんなモノ、核燃料を少なめにした原子炉で使えば勝手に崩壊する。現在の発電用原子炉は効率を上げる為に多くの燃料棒を使っている。そんな事をするからプルトニウムなどのウランより重い超ウラン元素が生成されてしまう。「原子炉が臨界状態になる」というのは、オーバーロードして核融合を起こしていると言う事だ。臨界状態にならないギリギリの線で運転すればプルトニウム239のような超ウラン元素が生成されずに済む。何故そんな簡単な事が判らないのか?。我々半導体エンジニアの世界から見ると原子物理学者達はアホとしか思えない。そもそも、制御棒が抜かれた状態で「臨界状態になって安定する」というのが何を意味するのか考える迄も無い。

-続く-
(22/12/18)


NO.110 核融合のウソ(終わり)


頭のリハビリ(94)- 太陽は超巨大溶鉱炉 -

 花崗岩の大岩壁に上に座って、満天の星空を眺めながら、足元の花崗岩の身の上話に耳を傾ける。やがて東の空が黒から紺色に変り、星々が消えて行く。紺色は徐々に紫色に変り、徐々に明るさを増して来る。日の出までにはまだ1時間以上有るが、満天の星空は見る見る内に消えて行く。すると、岩壁の下に雲が現れて、それが徐々に広がって行く。風は無いが、メチャクチャ寒い、気温は10℃前後。勿論、季節は真夏、これが冬ならマイナス20℃以下になって凍死している。気が付けば岩壁の下は一面の雲海が広がっている。やがて、雲海の向こうに一筋の光が走る。これは上空の水蒸気が増えている証拠で、午後から天気が崩れる兆候だ。好天が続く場合は光の線は見えない。その光の線が徐々に広がり、その根元の当たりの赤みが増して来る。背後の大岩壁も真っ暗闇から徐々に顔を出す。それでも日の出まではまだまだ時間が掛かる。空を見上げると、もう天の川は見えないが、幾つかの明るい星が残っている。この状態になると星座が識別出来るが、さそり座は南西の空に消えている。その代わりに東の空にオリオン座が微かに見える。その星座も見る見る内に消えて行き、東の空が赤く染まる。一般に日の出の事を”ご来光”と言うが、実際は地球が回転している。地球を構成している物質は、これから昇る太陽で作られたものでは無く、その前のすでに爆発した先代の太陽が作ったものだ。………と、岩壁の花崗岩が教えてくれた。花崗岩の石英や長石は今から100億年以上前に造られたもので、たまたま現在の太陽に呑み込まれずに地球の一部になったそうだ。さあ、次に太陽の話を聞こう。

 太陽の表面は溶けた”炭化タングステン”薄い層で囲われている。その下には酸化マグネシウム(沸点3,600℃)酸化鉄(沸点3,414℃)酸化アルミニウム(沸点2,977℃)酸化カルシウム(沸点2,850℃)などの酸化物を中心に金属の炭化物や窒化物などの金属化合物の煮えたぎった層が有る。内部温度は6,000℃を越えているが、超高圧なので沸点を越えても気化する事は無い。表面の”炭化タングステン”層は比較的薄いので、一部が破れて内部の金属酸化物が宇宙空間に吹き出す。この現象が”プロミネンス”で、大量の金属化合物を宇宙空間に放出するが、太陽の強力な磁力に引かれて大半は引き戻されてしまう。その一部は荷電粒子となって宇宙空間に放出されプラズマ化して”太陽コロナ”となる。この”太陽コロナ”は100万℃~300万℃と言われているが、実際はもっと低い。半導体製造装置のスパッタリング装置やプラズマ剥離装置(フォトレジストの剥離に使われる)の内部と同じで、金属がプラズマ状態になってイオン化している。その一部が”太陽風”となって地球の磁気圏に吸い込まれ、極地上空で地球の大気と衝突して”オーロラ”となる。太陽は”超巨大な焚火”だが、”超巨大なスパッタリング装置”と”超巨大な真空蒸着装置”でも有る。

 金属化合物の下には膨大な”鉄”(沸点2,862℃)のコア(核)が有り、太陽の質量の大半は、この溶けた”鉄”だ。温度は6,000℃を遥かに超えているが、膨大な圧力のために気化出来ず、液状で対流している。太陽の超強力な磁気圏は、この”鉄のコア”の対流によって作られている。南極大陸の氷河の中で発見される”隕石”は、先代の太陽か、他の恒星系の恒星のコアの部分の残骸と考えて間違い無い。この”鉄のコア”の中心ではウラン238までの重い元素が集まっている。太陽の内部では核分裂とそれを制御する核融合が常に起きていて、核分裂によって発生した水素やヘリウムが核融合で酸素や窒素や炭素になり、それが金属物質と化合(燃焼)して46億年間安定して燃えている。太陽以外の満天の星空を飾る”恒星”も同じメカニズムで輝いている。………と、太陽が教えてくれた。

気が付くと、雲海の先に太陽が顔を出し、徐々に雲海が消えて行く。背後の花崗岩の岩壁が真っ赤に染まっている。さあ、天候が崩れる前に下山しよう。 


- 完 -

<蛇足>

 世の物理学者や研究者や物理を専攻する学生は「ローム株式会社」などの半導体製造会社で半年でも実習をすべきだ。デタラメな理論を学生に教え、その学生が教師になって次の学生にデタラメな事を教えているのが現状の物理学会の実態だ。企業に就職すら出来ない”何ちゃって物理学者”が世界中に何万人もタダ飯を喰っている。この”負の連鎖”を断ち切るには半導体の製造現場を経験するしか解決策は無い。そうでなければ「宗教法人」にすべきだろう。

<蛇足2>

 アルゼンチンもフランスも良く頑張った!。メッシ、おめでとう、アンタは偉い!
(22/12/19)


NO.111 地球温暖化問題のウソ(11)


頭のリハビリ(95)- 二酸化炭素の話に戻る -
  
「核融合のウソ」の追加

 核融合反応の「ローソン条件」とは、
1、プラズマが約1億度以上の温度になること。
2、1㎝³の中に原子核の数が100兆個以上あること。
3、閉込め時間が1秒以上あること。
この根拠不明な条件を達成するために、世界中の”お馬鹿”な物理学者達がしのぎを削っている。一体、何処のアホがこんな事を言い出したのか判らないが、「イスラム原理主義者」みたいなモノだ。


ここから、二酸化炭素の話に戻ろう。

 核融合の”お馬鹿”な話はさて置いて、暇な地球物理学者達に悪者扱いされている「二酸化炭素」の話に戻ろう。それにしても、過去に似たような話が有って「脱フロン」と言う話が世界中に広まって「オゾン層の破壊につながる”フロン・ガス”を使うな!」なんて事が有った。これもウソか本当か判らないデータを根拠に冷蔵庫の冷媒ガスとスプレー缶のガスが目の敵にされた。お陰で、スプレー缶の破裂による火災が頻発、またゴミ収集車の火災が多発している。それでも南極のオゾン層は減り続け、この”お馬鹿”な話は何時の間にか世の中から消えてしまった。今、盛んに叫ばれている「脱炭素」も同じで、地球物理学者や環境学者達の共通の”病気”としか思えない。しかし、コイツ等は世の中を不安に陥れて喰っているので「統一教会」と何ら変わり無い。困ったものだ。

 「NO.99 雑談 地球温暖化問題のウソ(4)」でも述べたように「二酸化炭素」の発生源は地球上の至る所に有る。しかも、人類が”化石燃料”を燃やして排出する量など、桁が何桁も違う量の「二酸化炭素」が排出されている。森林地帯では古木や枯れ葉が分解し地下水に溶け込み、大気中の二酸化炭素は雨と共に地下水に溶け込み、温泉地帯では温泉水と共に川の水に混ざり、石灰岩の層が有れば鍾乳洞を作り、川に流れて海に注いでいる。海の中では植物プランクトンや海藻を育て、海水に溶け込んだカルシウム・イオンと化合してフジツボやサンゴの骨格や貝殻となる。熱帯から亜熱帯の海には広大なサンゴ礁が広がり、玄武岩に含まれる酸化カルシウムが海水でイオン化したカルシウムと、水中に溶け込んだ二酸化炭素がこれらのサンゴ礁を作っている。また、同じカルシウム・イオンが燐酸カルシウムとなって魚類や動物性プランクトンの骨格を形成している。

 地球全体では酸素と二酸化炭素の量は自然の中でバランスを取るようになっていて、仮に二酸化炭素が過剰になっても、海の生態系の中で自動制御されている。人間が石炭や石油を燃やして二酸化炭素を排出しても、地球全体から見れば微々たるものだ。そもそも、地球上に生きる生命体は、殆どが酸素を吸い、二酸化炭素を排出して生きている。増え過ぎた人間を減らす方が先だろう。それは極端な話として、人間より遥かに多く生息している”蟻(あり)”や”蜂”が排出する二酸化炭素の量も半端な量では無い。

- 続く -
(22/12/20)


NO.112 地球温暖化問題のウソ(12)


頭のリハビリ(96)- 驚きの”カルシウム”の話 -

 「カルシウム」と言うと”白い粉”を連想するのが普通だが、実は”鉄”や”アルミ”のような銀色の金属だ。しかし、その金属カルシウムを実際に見た人は殆ど居ないと思う。何故なら”金属カルシウム”は”金属ナトリウム”と同じように活性が非常に高く、空気中の酸素や二酸化炭素と常温で反応して酸化カルシウムや炭酸カルシウムに変化してしまう。水とも激しく反応し、金属ナトリウムと同じように激しく炎を出して燃えてしまう。地球を構成する物質の中で”鉄”ほどでは無いが”アルミニウム”や”マグネシウム”と同じ位多い物質だ。

 聞けば驚くと思うが、地球上に存在する「カルシウム」の大半が”Ca40”という放射性カルシウムで、原子爆弾で使うウランと同じような”放射性物質”だ。カルシウムはCa40からCa48までの同位体が有って、カリウムK39に崩壊する一つ手前の状態の元素だ。野菜などに多く含まれるカリウム39は非常に安定した元素だが、安定しているCa42~Ca44は地球上には殆ど存在しない。我々の骨や歯は、この放射性Ca40で出来ている。人間は広島・長崎の原子爆弾のお陰で「放射能は恐ろしい」と思い込んでいるが、実は人間の骨や歯も放射性物質だ。従って「放射線がガンの原因だ!」というのは”大いなる誤解”だ。地球上の生物の殆どは放射線には強く出来ている。従って「ガンの放射線治療」というのは殆ど意味が無い。ガン細胞も元々は自分の細胞なので放射線には強い。多くの医者は”物理”の苦手な人間が大半なので、この基本的な事が判っていない。

ここで、医者嫌いの大魔神が”医者”の話に脱線する。

 「医師」は理科系では無く弁護士や裁判官と同類の”文科系”で、理論より”記憶力”だけで国家資格を取っている。だから、骨のカルシウムが”放射性物質”だとは夢にも思っていない。ガンの原因は、加齢が殆どで人間60歳を過ぎると必ず何処かにガンが有る。勿論、放っておけば死因になるが、病院に行けば”カモにされる”だけだ。「ガンの早期発見・早期治療」は医者を喰わせるための企みだ。生物を構成する細胞は、細胞分裂の回数が一定数を超えると自滅するように出来ている(アポトーシス)。ガン細胞は、この自滅機能に異常を起こした細胞で、大抵は免疫機能が対処している。従ってガンは”免疫療法”しか効かない。ノーベル医学生理学賞を受賞し「小野薬品」と裁判をしていた本庶さんは、新しい発見でも発明でも何でも無い。世界中の”お馬鹿”な医学界が知らなかっただけだ。
 「食道ガン」や「肝臓ガン」になるのは”酒の飲み過ぎ”「肺ガン」は”タバコか排気ガスの吸い過ぎ”「胃ガン」や「膵臓ガン」は”イライラし過ぎ”「乳ガン」は”猜疑心が強過ぎ”「白血病」は”トレーニングのやり過ぎ”など原因はハッキリしているので外科に行けば手術された上に「抗ガン剤」を盛られて最終的に殺される。ガンを本気で治したければ”精神科”か”心療内科”に行け!。酒とたばこを減らして(ヤメなくてもイイ)自分のアホだった人生を素直に反省して、悟りの境地になればガン細胞は自然に免疫機能が処分してくれる。それでもダメなら、”これまでの行いが余程悪かった”と素直に諦めて観念するしか無い。人間の細胞の遺伝子(DNA)には”コピー・カウンタ”がコンピュータ・データの”パリティ・ビット”のようにDNAの一番端に有ってコピーした回数をカウントしている。特に行いが悪く無く、運も悪く無ければ60歳の還暦までは生きるように設計されている。従って、60歳より若いのにガンを発症するのは、何らかの”所業が悪かった”という事だ。大抵はそこで反省せずにジタバタするため、苦しんで死ぬ。これを「自業自得」と言う。60歳まで無事に生き延びたら、人間としての”合格点”を頂いたと思って隠居しろ!。60歳を過ぎても欲を張る奴は、悲惨な死に方が待っている。
ちなみに、大魔神はコンピュータ業界から足を洗って”猫嫌い”の朝鮮人や同和と戦いながら野良猫の世話をしている。お陰で、野良猫達が守ってくれている。

”カルシウム”の話から大脱線してしまったが強引に戻す。

 血中のカルシウム・イオンが減ると”イライラし易い”とか”注意力が低下する”と言われている。そんな時は薬品の”カルシウム剤”など飲まずに野菜を多く食べるようにするべきだ。野菜には意外に燐酸カルシウムが多く含まれていて、牛や馬や鹿などの草食動物は草だけ食べていてもシッカリ骨も歯も有る。人間は、陸上生活に順応した”魚”なので、できるだけ魚介類を食べるべきで、”四つ足動物”の肉は食べない方が長生きする。焼肉やステーキばかり食べているとアメリカ人のように肥満になり、糖尿病を発症して苦しんで死ぬことになる。同じ白人でも北欧や地中海沿岸の人は魚介類を多く食べているので長生きしている。アジア人など黄色人種は雑食動物に進化して腸が長くなっているので、長生きするようになっているが、問題は「根性の良し悪し」だ。

不幸にしてガンの診断を受けてしまった人は、自分の胸に手を当てて、それ迄の人生を思い返して見よう。きっと思い当たる節が有る筈だ。

- 続く -
(22/12/21)


NO.113 日本企業の生き血を吸う「吸血コウモリ」(緊急)


頭のリハビリ(93)- イカサマ「アベノミクス」の終焉 -

 「ローム株式会社」の株価が1万円を割った。12月21日の終値が9,850円だが、最安値は9,820円まで下がった。11月17日に11,700円の高値を付けた後ジリジリと値下がり、20日の「日銀ショック」から急降下している。さあ、何処まで値下がりするかが見物だ。今年の3月8日につけた7,960円の最安値を下回る事になれば深刻な事態だ。「村田製作所」「京セラ」「日本電産」「ニチコン」など京都の電子業界が軒並み急落している。安定している筈の「島津製作所」「GSユアサ」「日新電機」も下げている。当然大手の「日立製作所」「パナソニックHD」も下がっている。

 1,000兆円もの株式や債券を保有していた”吸血コウモリ”の「日本マスタートラスト信託銀行」「日本カストディ銀行」は莫大な損失を抱えた事になる。逆に金融株は急上昇しているが、これは一時的なモノだと思う。銀行や生保が”吸血コウモリ”達の損失を被るのは明白なので、金融・不動産などは値下がりに転じていて「三井不動産」などは大暴落している。気になるのは「GPIF」で、いよいよ年金が消える日が近づいているのでは無いかと危惧する。

 ”アベノミクス”は一口で言えば「超低金利」政策で銀行預金を減らし、その分の行き場が無い資金を株式市場と債権市場に回すという「株価操作」を行い、見掛けの景気を吊り上げていただけの事だ。しかし、経済の実態は欧米諸国に比べると明らかに長期低落傾向に有った。
 日銀がその深刻度を認識したのは、債券市場が停滞状態になり、発行した”国債”が半分しか買い手が付かずに売れ残ってしまった。そのため、日銀が発行した”国債”を日銀が”自ら”買い取るという異常事態になって、やっと”お馬鹿”加減が判ったという事だ。誰が考えても判る話だが、”円”を買っても上がらないのは見えている。もちろん、日本の銀行に預金をしても1銭も増えない。株価は「アベノミクス」で無理矢理吊り上げているのがバレているので、日本株を買うアホは居ない。そこに「”国債”を買ってクレ!」と言っても誰が買う!。日銀のやっている事は”小学生レベル”以下だ。
 そこで「金利を0.5%迄なら上げてもイイ!」となった。途端に、債券市場は0.5%近くまで金利が上昇して、「円高」傾向になった。しかし、その反動は一気に株価に来たという事だ。現状は特に「不動産関連」の暴落が大きいが、これが「建設」や「金融」や「流通」にまで波及すると、株式市場の”バブル崩壊”が起きる。”吸血コウモリ”の「日本マスタートラスト信託銀行」「日本カストディ銀行」は多額の含み損が発生し、配当収入では賄えない「大赤字」を計上し、最悪は破綻する。

この”吸血コウモリ”が破綻すれば、日本発の「金融恐慌」となり、我々の僅かな年金が消える。考えたく無い”悪夢”だ。
(22/12/22)


NO.114 地球温暖化問題のウソ(13)


頭のリハビリ(98)- 我々の骨と歯の元は”鳥の糞”-

 放射性カルシウムCa40という最も身近な割に知られていない金属元素と、世界中で目の敵にされている「二酸化炭素」の密接な関係と、地球上に生きる生物にとって不可欠な物質だという話をしよう。

 我々人間を含む陸上に生息する”脊椎動物”の骨と歯は「燐酸カルシウム:Ca₃(PO₄)₂」で作られている。同じ脊椎動物でも海で生活している動物や魚類は動物性プランクトンから始まる食物連鎖で骨や歯を作っているが、陸上生物は海から燐酸カルシウムを得る事が出来ない。そこで、草食動物は植物に含まれる燐酸カルシウムから摂取していて、肉食動物は草食動物の骨や肉から摂取している。その植物は、野鳥のフンに含まれる燐酸カルシウムで細胞膜を強化している。植物は骨が無いのにシッカリ自立しているのは細胞膜に燐酸カルシウムが含まれている。特にイネ科の植物は他の種類に比べると多い。農業で使用する肥料が白いのは”燐鉱石”を砕いて粉末にしたもので、かつては離島に積もった渡り鳥のフンが固まったものだったが、近年は微生物の死骸が固まって”燐鉱石”となったものを使用している。渡り鳥や海鳥は魚を餌にしている為、海中の燐酸カルシウムを濃縮して陸上に散布する役割を果たしている。渡り鳥で無い鳥類は、昆虫の燐酸カルシウムを濃縮する役割を果たしている。従って、我々人類の骨と歯は極端な話「鳥のフン」から出来ている。ちなみに、卵の殻は炭酸カルシウムで出来ている。鳥類は貴重な”カルシウム”を濃縮して陸上に散布する働きをしている。

 さあ、困った。パソコン大魔神は「猫の話」と「鳥の話」になると話が大脱線してしまう。そもそも、「半導体製造工程の作業適性」から民俗学と文化人類学の話が飛んでしまった。「猫の話」では中国の歴史と日本文化の起源にまで行ってしまった。「鳥の話」となると、進化論から植物学、更に鳥インフルエンザの話から家畜伝染病予防法の話や学校のイジメ問題にまで話が進んでしまう。世の中は色々な事が複雑に絡み合っていて、問題解決の方法は簡単には見つからないように見えるが、人間を70年もやっていると色々な事が見えて来る。今の所、簡単には死にそうも無いので、シバケンさんには悪いが、ボチボチでも掲載して貰おう。このパソコン大魔神の「雑談シリーズ」はネタが切れる事は当分ない。

 今回は基本”カルシウム”の話なので、「鳥の話」は程々にして置く。日本人は何故か”鳥”が大好きで、文鳥やインコなどの小鳥を飼った経験を持つ人は多いと思う。海外では”鳥”を怖いと思う人達が居て、有名なのはヒッチコック監督の「鳥」という怖い映画が有った。キリスト教の世界では”烏(カラス)”は悪魔の使いとされているが、中国や日本では「吉兆の鳥」として大切にされている。ただし、朝鮮民族はキリスト教徒が多いためかカラスを異常に嫌う傾向が有る。一見、日本人と見えてもカラスを嫌う”隠れ朝鮮人”が多いのが、直ぐバレる。先日のサッカー・ワールドカップの日本代表の旗印は「八咫烏(ヤタガラス)」なのだが、天皇家では烏を”天照大神(アマテラスオオミカミ)の使い”として大切にしている。

 日本人特有の傾向として、やたら「ペンギン好き」という変なところが有る。ペンギンの生息地は南極大陸と南米・オーストラリア・南アフリカという南極に近い寒冷地だが、その次に生息数が多いのが「日本」で、動物園には勿論だが、何故か水族館には必ず「ペンギン」が居る。中には「日本人はペンギンから進化した」という有らぬ疑いまでかけられている。日本人のペンギン好きは、かつての南極探検の記録映画から始まったとする説が有力だが、「日本昔話」にも”鶴”や”雀”や”雉(きじ)”など多くの鳥が登場する。日本人は長い歴史の中で”鳥の重要性”が判っている数少ない民族だ。

街を歩いていて突然に鳩や烏のフンが降って来る事が有るが、間違っても「汚い!」と思ってはいけない。「舐めろ!」とは言わないが、有難いと思わなければならない。

- 続く -
(22/12/23)


NO.115 地球温暖化問題のウソ(14)


頭のリハビリ(99)- 西洋医学は”土木工事”-

 我々は、野菜を食べる事によって間接的に”鳥の糞”に由来する燐酸カルシウムを摂取しているが、それ以外に多くを摂取している方法が”豚骨(とんこつ)ラーメン”だ。ただ、同時に脂分を過剰に摂取してしまうので、毎日食べてはいけない。京都では昔から”鱧(はも)”と”ちりめん山椒”と”嵯峨とうふ”で燐酸カルシウムを摂取して来たので、全国平均に比べると「骨粗鬆症(こつそそうしょう)」が異常に少ない。”鱧”は蛇と同様に小骨が多く、物理的に抜くことが困難なため、”鱧切り包丁”で小骨を切り刻んで食べる。それに”梅肉”か”からし酢味噌”を合わせる事で燐酸カルシウムの吸収を促している。”ちりめん山椒”は白ゴハンに”ふりかけ”のようにかけて毎日必ず食べるものだが、山椒の抗菌・抗ウィルス作用を燐酸カルシウムと同時に摂取することで、免疫力を高める効果が有る。”ちりめん”は”しらす干し”の細かなもので、”京ちらし寿司”には必ず混ぜられている。”酢メシ”と同時に摂取する事で燐酸カルシウムの吸収を高めている。”豆腐”は大豆を石臼で潰して作った”豆乳”に”にがり”というカルシウムを凝固剤として使うので、自然に燐酸カルシウムを効率よく摂取できる。同じ事は”こんにゃく”でも言える。

 体内の”カルシウム・イオン”は血液中に一定量含まれていて、”鉄イオン”が酸素や二酸化炭素を吸着してガス交換を行うように、情報伝達を担っている。免疫細胞の発する信号を”カルシウム・イオン”を含む有機物質が”リンパ節”や”胸腺”に信号を伝達している。また、脳内の情報伝達にも大きく寄与している。従って、血液中の
”カルシウム・イオン”が低下すると、記憶力の低下や判断ミスが増える。また、免疫機能が低下して、日本に土着しているコロナ・ウィルスやインフルエンザ・ウィルスに抵抗できなくなり、”風邪”をひき易くなる。細菌感染への抵抗力が低下して、皮膚疾患や消化不良を起こし易くなる。更に、ガン細胞への免疫力も低下してガンを発症し易くなる。そのため、血液中の”カルシウム・イオン”を一定に保つために骨のカルシウムをイオン化して消費する。それが「骨粗鬆症(こつそそうしょう)」の主な原因だ。

 西洋医学は、この”金属イオン”の効果を余り考えていない(最近やっと判って来たが)ので、病院に行けば必ず殺される。もともと、江戸時代中期にオランダから伝わった”西洋医学”は、戦争での外科医療が中心で、明治政府の有名な”馬鹿医者”「森鴎外」が日本の医療の中心に据えてしまったところから失敗が始まっている。”脚気(かっけ:ビタミン・ミネラルの欠乏症)」を知らずに日本海軍の兵士を大量に殺したのが「森鴎外」だった。日本の医学教育は明治時代の”漢字のお勉強”が中心で、海外の医師や看護師が日本で働けないようにしている。その大間違いを「厚生労働省」も「文部科学省」も充分承知の上で、開業医中心の「日本医師会」の代弁者として未だに続けている。
 その点、中国4千年の歴史を誇る”漢方医学”は免疫系(リンパ系)を重視しているので、確実に効果が有る。漢方の世界では”カルシウム”以外にも”マグネシウム”や”亜鉛”などの金属イオンを充分に考慮している。日本の至る所に残っている「〇〇薬師」という寺は、明治になるまでは「病院」と「療養所」で、坊さんは医師だった。それを「森鴎外」は全てブチ壊してしまった。西洋医学は「切ってナンボ」の土木工事(外科医療)に重点が置かれていて、医者にかかれば係るほど、体調は悪化し、体力低下と免疫力低下を招いて殺される。しかも、現在の日本の法律では、医者は殺人罪に問われないように”免責”されている。
シバケンさんには悪いが「人間ドック」は、発見しなくてもイイものまで”早期発見”して病人に仕立てるもので、無理矢理に病気を作って”脅す”という「統一教会商法」に他ならない。

そこで、又しても大脱線するが、

 日本の医療は不摂生な”朝鮮系日本人”のために多くの国家予算を割いている。ガンや糖尿病患者の大半は”酒飲み””肉食”の朝鮮系が多い。福祉予算の多くも朝鮮系が消費していて、その典型が「生活保護」だ。更に公営住宅も朝鮮系日本人のための住宅でだ。公立病院の「京都市立病院」も別名”京都同和病院”と言われ、普通の人は入院出来ない。困った事だが多くの刑法犯罪も朝鮮系日本人の犯行が多く、最近神奈川県茅ヶ崎市で起きた殺人事件も、被害者・加害者共に朝鮮系の不動産業者(不動産業者は大半が朝鮮系)で、警察の人達も「私等は朝鮮人の為に働いているのか?………と疑問に思う事が多い!」と嘆く。交通事故も窃盗事件も多くが朝鮮系日本人が関わっている。東京オリンピック・パラリンピックの贈収賄事件も朝鮮系日本人の起こした事件だ。
 そもそも、政治家の多くが朝鮮系で、岸信介・森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三に限らず、最近責任を問われて辞任した元閣僚も大半が朝鮮系だ。与党「公明党」と野党「日本維新の会」がモロに朝鮮系、立憲民主党も上層部の多くが朝鮮系だ。日本の政治・経済は確実に「朝鮮化」が進行している。来年の国家予算で大幅に増額される「防衛費」も弱虫の韓国系議員が躍起になっているだけの話だ。高句麗(北朝鮮)は外国に攻め込んだ事は無いが、攻め込まれ続けて2,000年間一度も負けた事が無かった実績は凄い!。最近、弾道ミサイルをヤタラ打ち上げているが、脅しの”花火”に過ぎない。本気で他国に攻め込むだけの戦力は持っていないし、そんな気も無い。

我々のような”縄文人系漢民族”は、ノンビリと温泉(にごり湯の入浴剤で充分)にでも浸かって、みかんでも食べて正月を迎えよう。それにしても韓国系企業のテレビCMは「喧しい!」のが困った事だ。奴等は静かでは居られないのか!。

- 続く -
(22/12/24)

<シバケン>
<1>「人間ドックの話」

パソコン大魔神曰くの通りです。
誰しも、諸般、検査すれば、異常なり、危険性なりが、出て来るです。検出されるです。
それを、どの範囲、程度、注意するか<?>かと。

かと、申しの、長生きしたい。とは、思てませんですが。
かとかと、申しの、不自由な身になっての、生きてたでは、ハタ迷惑。そのハタが構て呉れるのなら、ですが。構いもしてくれずなら、どするも出来ず。
この構うの難しさなら、自身経験してるが故、重々の承知してるです。
<参考=<禁断・奇談> -介護・凡人の憂鬱-


オッとの、肝心の話の、健康寿命なら、大いに延ばすのべきと。
現時点、細かく言い出したら、色々あるですが、幸いにして、諸般、行動なりに、何の制限無く。
あるとしたら、金銭的問題かと。

実は、ここ数年で、中学時代の親友2人が、胃癌で亡くなったです。
申せば、ピロリ菌を検査しといたら、よかったのにと。
当方なら、10年には、成らぬですが、内視鏡検査で、ピロリ菌発見され、駆除したです。
これで、胃癌の可能性は少なくになった、なあと。
<注=此度の人間ドックでの、内視鏡では、ピロリ菌白>

次ぎ、血糖値、血圧、コレステロールの値高く。
こんな機会に、その事、再認識しの、反省してるです。さもなくばの、注意せず。まあねえ、運動せねば、ならぬなと。

これら、神経質には、成ってませんですが。最初の通り、安全のためです。その手、状況、知っておくは、重要と、思てるです。



<2>「京都市立病院」の件

当方、国籍、日本国。
諸般、前立腺肥大で、入院しの、手術してるです。
簡単には、その際、戸籍謄本なり、出せと、言われては無いです。

オッとの、「同和」何たら、とは、その立地の事から、言うてるなあと。
とは、推測出来るですが、出来た時、「市立」で無く、「市民」でしたが、その手の事、全くの知らんです。
むしろ、大病院が出来て、歓迎してたです。幸いにして、当時には、大病院に、用事なかったですが。
まあねえ、当家の場合、近くに、四条堀川病院<現在はありません>がありまして。そのままの、四条堀川の、東南角で、ご縁あったは、祖母骨折での、入院の、1度。
(22/12/24)


NO.116 地球温暖化問題のウソ(15)


頭のリハビリ(100)- 炭酸カルシウムの話 -

炭酸カルシウム(CaCO₃)は貝殻やサンゴの骨格、鶏卵の殻、石灰岩、大理石、鍾乳石、白亜(チョーク)、方解石、霰石(あられ石)の主成分だ。

 「二酸化炭素が地球温暖化の原因」として「脱炭素」を叫ぶ”お馬鹿”な環境保護団体や環境学者・地球物理学者。そこに「炭素税」などと言う”お馬鹿”な仕組みを唱える環境経済学者達に言いたい。「もっと外に出て、自然の姿を見よ!」………と。無理に「3,000m級の山に登れ!」とは言わないが、地上には多くの”石灰岩”が存在するので、せめてその程度は実物を見て考えて欲しい。厚さが何百メートルにもなる分厚い石灰層にどれだけ大量の「二酸化炭素」が固定されているか、実際にその目で見て欲しい。その石灰岩層の形成には地球上の生物が大きく関わっている。そうすれば、現在既成事実のようになっている「温室効果ガス」と「脱炭素」の話が如何に”馬鹿げた”話か理解できる筈だ。

 東京近郊であれば、丹沢から奥多摩さらに秩父に広大な石灰岩地帯が有る。「西武鉄道」は、元々は秩父山地で産出する石灰岩を首都圏に運搬することを目的として敷設された鉄道だ。現在は郊外の住宅地から会社員や学生達を都心部に運ぶ”通勤鉄道”だが、元は石灰岩を運搬する”産業鉄道”だった。京都近郊では一帯が花崗岩質なので石灰岩は少ないが、滋賀県の伊吹山の西側に石灰岩地帯が有る。大阪周辺は石灰岩地帯は少ないが、西日本最大の石灰岩地帯が山口県宇部市と有名な”秋吉台”が有る。また、南西諸島では沖縄本島がすべて石灰岩で出来ている。その他に、東北地方の岩手県北上山地がすべて石灰岩で出来ている。釜石は石灰岩と鉄鉱石を産出する日本有数の鉱山地帯だ。

 海外では、中国四川省の「九寨溝(きゅうさいこう)」や「黄龍」、香港の北の広西チワン族自治区の「桂林」。ベトナム、首都ハノイの東の「ハロン湾」。世界最大の山脈ヒマラヤ山脈は殆どが石灰岩で、ヨーロッパ・アルプス山脈、ピレネー山脈も石灰岩だ。アメリカ大陸でもカナディアン・ロッキーとロッキー山脈で、南米のアンデス山脈も石灰岩だ。世界中の”山脈”と言われている地形は、すべて石灰岩と言ってもいい。地球の「玄武岩」に多く含まれていた酸化カルシウム(CaO)が、海中でイオン化して海水に溶け込んだ二酸化炭素と化合して、浅い海のサンゴ礁を生成し、また貝類の殻となって堆積したものが地殻変動で隆起したものばかりだ。

 現在もオーストラリアの東の「グレート・バリア・リーフ」や北米カリブ海などの巨大なサンゴ礁が有る。海中に大量に溶け込んでいるカルシウム・イオンや海底火山から噴出する玄武岩質の溶岩に含まれるカルシウムが多くの海洋生物によって炭酸カルシウムとなり、固体化している。そのサンゴ礁が、温暖化の影響で”白化”して減少しているというのは、部分的な話で、地球全体としてはサンゴ礁は維持されている。例え、一部のサンゴ礁が死滅しても、それも自然のサイクルなので余計な保護活動などを行う必要は無い。別の場所で必ずサンゴ礁は成長を続けている。

とにかく、学者や研究者は外に出て、自然の姿を観察して欲しい。

- 続く -
(22/12/25)


NO.117 地球温暖化問題のウソ(まとめ)


頭のリハビリ(101)- 結論 -

 現在、地球の大気は間違いなく温暖化している。その原因の一つに「化石燃料の大量使用」が含まれるのは事実だ。化石燃料は地下のマントル層から”トリウムの核崩壊”によって大量に供給される”水素”が石油とメタンガスを生成して、その燃焼によって大気の温度を上昇させている。誤解されているのは”石炭火力”は元々は植物が地中で炭化したものなので、二酸化炭素を増やすことにはならない。同じ事は、石油や天然ガスにも言える。山林火災も植物が固定化して二酸化炭素を分解しているだけなので、差し引きするとプラス/マイナス・ゼロとなる。従って「二酸化炭素の温室効果」というのは大ウソということになる。

 問題は、水素と酸素を燃焼させて発生する「熱エネルギー」と「水蒸気」で、地球の大気に貯まった熱エネルギーが宇宙空間には放出されないために、地球の平均気温が上昇している。大量に熱エネルギーを発生させているのは、人為的なものでは「火力発電所」「原子力発電所」「製鉄所」だが、細かい発生源としては人間の生活で発生する熱(炊事・暖房など)や自動車のエンジンの燃焼で発生する熱、ジェット機のガスタービン・エンジンから発生する熱などを加えると相当な熱エネルギーを放出している。しかし、地上の火山の噴火による熱や海底火山の噴火による海水温の上昇に比べれば、人間の活動による熱エネルギーの放出は少ない(……が、無視は出来ない)。

 近年、社会問題になっている「異常気象」の原因は、大気中の”水蒸気”量の急激な増加で、大気の温暖化が原因の「海面温度の上昇による水蒸気の増加」も含まれる。水蒸気の増加には、冷房用のクーリング・タワーの急激な増加や火力発電所や原子力発電所が大気中に放出している水蒸気が含まれる。クリーンと言われている”水素エンジン”でも水蒸気の発生源になるので、決してクリーンでは無い。それでも、火山の噴火で大気中に放出される水蒸気の方が遥かに多い。

 地球は金星や火星と異なり、常に大量の”水”を燃焼によって発生させて来て、膨大な量の”水”を液体で保持し続けて来た。その”水”は宇宙空間の放出させる事が出来ないために、増え続けて今が有る。今後も地球上の”水”は増える事は有っても、絶対に減らないので、何万年・何億年という単位で考えると「海面上昇」は避けられない。何万年か後には”関東平野”は水没する。もちろん、今日明日の話では無いが、ニューヨークもロンドンも水没するだろう。京都は海抜50mほどの場所に有るので、大阪が水没してもしばらくは大丈夫だ。何度も言うが「温暖化でヒマラヤや南極の氷河が溶けて海面が上昇する」というのは大ウソだ。

 熱エネルギーと水蒸気を発生させない発電方法は、ソーラー発電・風力発電・水力発電・潮力発電だけなので、「原子力発電所の再稼働」の判断は大間違いだ。それよりも、「如何にエネルギーを使わないか」を考えるべきで、最も手軽に出来るのは「縄文時代の生活の戻る」ことだろう。それと、人間を無駄に長生きさせないのも一手だろう。パソコンもスマホもインターネットも辞めて、自然と共にノンビリ暮らそう。勿論、自動車や飛行機なんかトンでも無い。健康の為に歩くか自転車だ。荷物を運ぶなら、馬車か牛車だ。縄文時代の生活は厳しいとしても、せめて平安時代から江戸時代の暮らし振りに戻ろう。


- 完 -
(22/12/26)


NO.118 (緊急)発達障害の問題(1)


頭のリハビリ(102)- また発生してしまった残虐事件 -

 埼玉県飯能市で家族3人が”斧”で殴打されて殺害されるという残虐な事件が起きてしまった。犯人の斎藤淳容疑者(40)は、いわゆる”引き籠もり”で再三の逮捕にも拘わらず”不起訴”処分になって釈放されていることから、”精神障害”の診断書が提出されて”不起訴処分”になったと考えられる。日本中で起きている凶悪事件の大半がこのパターンだ。これまで、法務省が”発達障害”の問題を棚上げして来た結果、このような凶悪事件が減らない。

 内閣府の調査(2018年12月)によりと、いわゆる”引き篭もり”は若年層で約54万人、中高年層(40歳 - 64歳)で約61万人、合わせて約115万人と推計されている。そのすべてが”発達障害”かどうかは判らないが、高い率で精神障害を抱えた結果”引き籠もり”になっている可能性は高い。”発達障害”の多くは遺伝性で、本人とその親も同様の障害を持っている場合が多い。この”発達障害”の問題は、非常に根が深い問題で、いわゆる”精神障害”とは大きく異なる。現在の日本では100人に1人居るとされ、1つのマンションなら1~2人、戸建て住宅なら一つの町内に2~3人は必ず居る。”発達障害”は多くが知的障害を伴わないので区別が難しい。

 具体的な見分け方は、コミュニケーション能力が著しく欠如していて、会話が成り立たない。他人の言う事を理解出来ない上に、自分の考えを表現することが出来ない。誰でも普通に行っている”会話”というのは脳の高い能力が要求される。そのため、いわゆる”お笑い芸人”に頭がイイ人が多いのは、この脳の回転が非常に速いからだ。例えば「北野たけし」氏、「所ジョージ」氏、「明石家さんま」氏の頭の回転の速さは凄い。その逆が”プロ棋士”の世界で、抜群の記憶力を持っているが、会話能力が低い。「藤井聡太」竜王、「渡辺明」名人、「永瀬拓矢」王座、「谷川浩司」十七世名人、「羽生善治」九段、などほぼ全員が”発達障害”だ。芸術家の世界も「岡本太郎」氏、「草間彌生(やよい)」氏などが典型的な”発達障害”で、一芸に秀でた人や”名工”と言われる人に多い。音楽家でもピアニストに多い傾向が有る。有名なのはモーツァルトが典型的な”発達障害”だった。従って、”障害”と言っても人として劣っている訳では無い。ただ、そのバランスが一般の人と異なるだけだ。

 プーチン大統領も非常に頭の回転が速いが、思い込みが激しいので”発達障害”の一種と言えるが、その事を指摘出来る医師が居ないために困った事になっている。特徴は、会話になると”目が座って”表情が無くなる事で”発達障害”の典型的な症状だ。こういう人間が国のトップになると、どうにもならない。ちなみに、シリアのアサド大統領、イスラエルのネタニヤフ元首相など独裁的な政権運営を行う人に多い。

 話は埼玉県飯能市の事件に戻るが、警察が”器物損壊”容疑で逮捕しても、埼玉地検で”不起訴処分”になるという事を繰り返して、今回の惨事となった。これは、日本の刑法の大きな問題で、”精神疾患”者は「責任能力が無い」という事で”罪に問えない”という人権に配慮し過ぎた条項が生きているからだ。少年事件の場合は「医療少年院送致」という方法が有るが、成人になると「刑務所」しか無い。「刑務所」は矯正が目的だが実際は世間から隔離しているだけで、医療的な処置は実行されていない。こういう問題は以前から指摘されていたが、法務行政に関わる人間の多くが”発達障害”者なので何ら改善されていない。

少し長くなるが、”発達障害”者の問題は重大な社会問題なので、取り上げる事とする。

- 続く -
(22/12/28)


NO.119 (緊急)発達障害の問題(2)


頭のリハビリ(103)- 自閉スペクトラム症候群の話 -

 埼玉県飯能市の一家惨殺の被疑者 斎藤淳(40)は、報道で見る限り顔を隠したりしていない。本人は”悪い事をした!”という意識すら無い。恐らく、本人は「悪魔を退治した」とでも思っているのだろう。普通に考えれば無茶苦茶な話なのだが、本人は”違う世界”に居る。従って、警察での取り調べは、事件の調書を作成する目的で尋問されるため、本人は話が出来ない。可能で有れば、心理カウンセラーや精神科の医師を同席させれば供述をする可能性も有るが、とにかく本人は”悪い事をした”という意識すら無い。これが自閉症の典型的なパターンで、警察では打つ手が無い。

 これは、あくまで想像だが、斎藤淳の住んでいる世界は「ドラゴン・クエスト」の世界だと考えられる。恐らく、小学生の頃から任天堂の「ファミコン」を買ってもらい、30年以上「ドラゴン・クエスト」の世界で生きて来た。彼にとっては”ボスを撃破した”という感覚だ。しかし、警察の取り調べで「良くやった!」なんて誰も言ってはくれない。だから、黙ってしまって一切の供述をしない。というパターンになっている。本人の供述が無ければ状況証拠だけで調書を作成しなければならないので、公判を維持できるだけの調書にはならない。警察で満足な調書が作成できず、そのまま埼玉地方検察庁に書類送検と身柄を送致しても、同じ事の繰り返しになる。そこに、弁護人が「心神耗弱状態で、責任能力が無い」と言ってしまえば、”不起訴”となる。これが”お馬鹿”な司法の世界だ。

 しかし、本人にとっても可哀想な話で”発達障害”の親から遺伝した障害なので、本人ではどうにもならない。問題は”発達障害”の親に自覚症状が無いので、適切な家庭教育や進路指導が出来ていない。その誤った結果として、本人が「殺人犯」になってしまった。例えば、「大阪教育大学附属池田小学校事件」の宅間守(死刑執行)は父親から虐待を受けていた。本来、死刑にすべきは父親の方だが、日本の法律では実行犯しか裁けない。「神戸連続殺傷事件」も”少年A”の父親が歯科医で”発達障害”だった。”少年A”は医療少年院に送致され、その後保護観察処分として釈放されたが、本人は”悪い事をした”という意識がまったく無い。本来、処罰すべきは父親の歯科医の方だが、日本の法律ではどうにもならない。考え様によっては、宅間守死刑囚も”少年A”も被害者だと言える。恐らく、今回の被疑者斎藤淳クンも親が見捨ててしまったのが直接の原因と考えられるが、長野で”平謝り”の父親が逮捕される事は絶対に無い。これでは、問題は何ら解決しない。

 これも、あくまで想像だが、家で”引き籠もって”いる間はネット・ゲームかTVゲームに嵌っていると考えられる。現在の世の中は、この様な”変な”環境を提供するようになってしまった。その結果、日本で100万人を超える”社会から隔絶してしまった”人達を作ってしまった。本人にしてみれば、居心地の悪い現実社会より、自分の自由になる”バーチャルな世界”の方が楽しく生きて行ける。物が欲しければアマゾンに注文すれば何でも届く。腹が減ったら「Uber」に頼めば困らない。後は、親のカードで決済すればお金の心配は無い。電気代もガス代も電話代(ネットを含む)も親が払えば”引き籠もり”でも問題なく生きて行ける。

果たして、こんな世の中になって良いのだろうか?。「地球温暖化問題」よりも遥かに深刻な問題だ。

- 続く -
(22/12/29)


NO.120 (緊急)発達障害の問題(3)


頭のリハビリ(104)- ”発達障害”者への対処法(1)-

 ”発達障害”というのは、余りにも範囲が広く研究もされていないので、過去には「自閉症」と言われていた。近年は「自閉スペクトラム症候群」と言われているが、名前が変っただけで、中身は何も変わっていない。何しろ100人に一人という高い割合で居るので、一般的には「変な人」で片付けられている。私の経験からすると「病人」では無い。「個性」の一種だと考えるべきだと思う。ただ、色々なパターンが有るので、最悪のケースは埼玉県飯能市のような凄惨な事件に巻き込まれる危険性も有る。そこで、”発達障害”の分析とか分類とか呑気な事を言って居られないケースが多いので、対処方法の話を先行させる。実際に被害に遭っている人は、是非参考にして頂きたい。

 結論から言うと”発達障害”は病気とか疾患では無いので、絶対に治らない。残念だが「診療内科」を受診させても”鎮静剤”を処方される程度で根本的な治療方法が無い。具体的には、例えば”ストーカー”の被害に遭っている場合の話をしよう。仮に本人を捕まえて「何故、付け回すのか?」と聞いても答えは絶対に返って来ない。基本的に会話能力が劣っているので、説明をする事が出来ない。そこで、警察に相談すると「具体的な被害が無いので対処出来ない」という回答になる。しかし、最近は刑法が一部変って”ストーカー行為”も刑事罰の対象になったので、被害届は受理してくれるようになった。しかし、現実はここまでだ。具体的な”暴行”とか”傷害”事件にならないと逮捕が出来ない。単に”付け回されている”だけでは職務質問をするくらいが限度で、警察署に任意同行して事情聴取をしたり、逮捕や拘留して取り調べることが出来ない。逆に「警察に通報した」として”逆恨み”をされるケースが多く、最悪の場合”ストーカー殺人事件”の被害者になってしまうケースが多々有る。

 勿論、警察に通報するのは正しい方法だが、その分リスクも増えるという事は覚悟しておくべきで、警察に通報した上で親か兄弟か友人に”ボディーガード”を依頼するという対処が必要だ。残念ながら警察は”要人警護”は出来るが、一般市民の警護までは出来ない。”発達障害”者は案外賢いので、法律を勉強してギリギリの線を狙って来る。とにかく”思い込み”が半端で無いため、手の打ち様が無い。最も確実な方法は、居住地を変える事で、引っ越すのが一番いい。こういう事が有ると言う事を想定して、常に住居は変更出来るよう、家やマンションを購入しないようにしておく必要が有る。身の安全を考えると、コスト的に高くつくようでも”借家”で何時でも引っ越せるように準備をしておくべきだ。今回の飯能市の一家惨殺事件のような事に巻き込まれないよう”持ち家”は避けた方が賢い。

 何度も言うが”発達障害”者は意外に身近に必ず居る。同じ町内や同じマンションの住人で”逢っても挨拶をしない”という人は必ず居る。話しかけても返事すら出来ない人は”発達障害”者と見て間違いない。最近は個人情報保護の観点からか町内会名簿とかマンションや団地の居住者名簿というのは配布しないことになっている。そのため、近隣住民の職業が殆ど判らない。実際に商売をやっている人には”発達障害”者は居ないが、意外にも”公務員”や”総務系の会社員”には挨拶すら出来ない人間が多い。そこに小さな子供が同じ小学校に通っていたとして、小・中学生の頃は近所の子供達を遊んでいても、高校に通う頃にガラリと態度が変ってしまう。近所の挨拶さえ出来ない親の子供は”発達障害”の症状が出始める。高校生や大学に行く年齢になって、普段は見掛けなくなったら危ない。「遠くの大学に通っている」とか「就職して家を出た」という事で無ければ”引き籠もり”になっている可能性が高い。そこで、自家用車にイタズラをされたり、野良猫が虐待されたりすると、いよいよ危ない。

 次回は、その対処法を伝授しよう。罠を仕掛けて”焙り出す”方法が幾つか有る。

- 続く -
(22/12/30)